
総合評価
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powered by ブクログ(上下巻まとめての感想です) シリーズ2作目。 この本の中の現実と、本の中に書かれてある推理小説がリンクしていき、一気に双方の問題が解決されていく爽快感が心地よい本でした。 2つの物語が展開されるから登場人物が多くて、時折ページを戻っては、えーっと、誰だっけ?と確認作業が必要でした。カタカナが苦手で物覚えが悪い私側の問題。 それ以外は休憩は許されない感じで、またまた2冊をゴールまで一気読みしました。ダメだダメだと思いながら。おかげで寝不足。 しばらく推理小説はやめておきましょう。
0投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ前作より好きかも知れない。笑 そしてまたもやピュントの登場に嬉しい。前作同様小説の中に小説とは。。気になる...続きが気になって仕方ないです。
1投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログカササギ殺人事件から2年後の話 登場人物が多くて覚えるのが大変だった。 全然予想がつかないので下巻が楽しみ♩
0投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログ名探偵ピュントのシリーズ2作目。 前作は綺麗に上手くまとまっていましたので、この2作目はどのような展開になるのか期待と不安でいっぱいでした。 読んでみると、変にひねった事はしていない正当な続編。 作中作があるので登場人物が異様に多い序盤は大変でしたが、中盤以降は読む手が止まらなくなってきました。
35投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ登場人物が多すぎて誰が誰だかわからなくなるのが難点… だけどどうなっていくのか全然想像ができなくて興味深い。
2投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
詳細な感想は下巻で。 四年近くぶりにこのシリーズを読んだが、ホーソーンシリーズより好きかもしれない。非常に良い。 そして、ここでくるか!というね笑
14投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新刊マーブル館を買ったところで、その前にヨルガオだった、と読み進めているシリーズ2作目。カササギを読んだのが何年も前なので全然思い出せなくて、読み返すか迷い中。多分読まなくても大丈夫。入れ子構造だった記憶は鮮明にあるので、今回もアティカス・ピュントが活躍しかけたところで上巻おわり。続きが気になるのに読書タイムのはずの外出先に下巻を持って出るのを忘れて帰宅までお預け。さてこの先どんな展開になるのやら。アンソニー・ホロヴィッツにハズレなしなので楽しみ♪
3投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ久しぶりのアンソニー・ホロヴィッツ やっぱり世界観にのめり込めるし 涼しくなった秋にぴったりの作品かと。 カササギ殺人事件から2年後のお話。 今回も本の中でアランコンウェイの アティカス・ピュントシリーズが楽しめます。 2度お得なミステリー作品! 感想は下巻にて。
62投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ名探偵アティカス・ピュントのシリーズ第二弾。といってもピュントは作中作である「愚行の代償」に登場して二つの謎を解くという超絶した作品構成となっている。作中作だけでも圧巻の面白さを堪能しつつ、感想は下巻で。
0投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ8年前にとあるホテルで起きた殺人事件と一冊のミステリー小説の事件、この二つの類似性に気づいた女性の失踪事件など、前作から面白さはそのままで新しいアプローチが展開されていて終始続きが気になってしまった。詳しい感想は下巻で。
1投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ前作がよくわからんなぁ、って印象だったのですが、これは今のところぐんぐん読み進めてます。 作中作でベース事件忘れないかが心配笑 2025.10.7 188
3投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ前作「カサザキ殺人事件」からだいぶ経っていたから、人間関係があまり思い出せなかったが、全く問題なくのめり込めた。 一作品で二作の推理小説が読めるとは!こな作者の才能に感服。 作中作品の方が気になる!!
2投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ今回の作中作はアティカス・ピュントシリーズ愚行の代償。その本を読んだ女性が失踪し、探して欲しいとスーザンに依頼が。作中作の愚行の代償が相変わらず雰囲気良くて好き。現代パートとどう繋がるのか?
4投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ前作「カササギ殺人事件」に続く推理小説。前作の続きは作れないだろうと思っていたら、見事に同じような雰囲気の続編が登場していた。前作は古めかしい作中作が前半で、後半が現代劇だったがその順番は今回は逆だった。どちらのパートも面白かったのだが、ただ劇中劇がどこまでうまくいかされているかというと、期待したほどにはいかされていないように思われて、そこはちょっと残念だった。前作の「カササギ殺人事件」のほうが好きかな。
1投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ上質な謎解き犯人あてミステリを二度も味わえるなんとも贅沢な作品。前回の「カササギ~」に劣らず、質の高さはそのままなのがすごい。
0投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログちょこちょこ進まないところもあり。 まあ、前作同様に伏線を張っているところだろうけど。 語り手が出てきすぎね。ヒントもりもり。
0投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ『カササギ殺人事件』続編。過去にホテルで起こった殺人と現代で発生した行方不明事件を、過去に編集を担当した小説をたどりながら解決する
0投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島でホテルを経営する元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。彼らが所有するホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけた──そう連絡してきた直後に娘が失踪したというのだ。その本とは名探偵アティカス・ピュント・シリーズの『愚行の代償』。それは、かつてわたしが編集したミステリだった……。巨匠クリスティへの完璧なオマージュ作品×英国のホテルで起きた殺人事件! 『カササギ殺人事件』の続編にして、至高の犯人当てミステリ! あの事件から2年の月日が流れたのね…大変な目にあったけど、スーザンは幸せにアンドレアスと一緒になってホテルを楽しく経営していると思ったら…まぁ、確かに2人で楽しく経営してるのかもしれないけど、客いりだったり支払いの関係だったり、苦労が絶えないかんじ。ギリシャ人のアンドレアスは、なんとなくのんびりとことを構えているかんじがするよなぁとは思った。スーザン…頑張れと思ってしまった。 そんな大変なことになっているスーザンのもとに、またしてもアラン・コンウェイがらみの事件が…もうずっとついてまわるのかなとか思ったりした。スーザンは世に出したアラン・コンウェイは、本当に素敵な探偵アティカス・ピュントを生み出したけど、前回も今回も本当に「こいつ、最悪な人間だったな」って思い出すことが多かった。 ホテルのオーナーの娘の結婚式の日に起きた殺人事件とその娘の失踪事件。それをただの元編集者だったスーザンが解決することになったの、本当にすごいなって思う。確かに、お金が必要で、借金とか支払いが簡単にできるぐらいのお金をくれるって言われて、さらにホテル経営に少しだけうんざりしていた頃、そんな話があったら少し乗り気になってしまうかもしれない。 でも、私としてはまたアティカス・ピュントに出会えることが嬉しかった。イケおじな探偵のピュント。その事件をもう一度見ることができるなんて!って思った。だけど、スーザンが今回事件に関係しているアラン・コンウェイの本を読まないから、全然私はピュントに出会えない。早く読んでよ、スーザン!!となってしまう。 やっと読んでくれるようになったスーザン。今回のホテルの事件に出てきた関係者が出てくる話。ちょっと、この人はホテルの関係者の誰なんだろうと思いながらも読み、そしてわくわくしてしまった。ようやく、ピュントが小さな田舎の町で起きた事件にか関わってくるところで、今回の上巻はおしまい。もー!またこのパターンなの!ってなるけど、次も楽しみ。 下巻ではどんなことが起きているのか、わくわくしているけど、「カササギ殺人事件」みたいに、知らない世界に飛んできてしまったようなかんじにはならないよね…せっかくピュントに会えたのに、ここでおしまいなんて絶対いやだー!!! 2025.5.20 読了
0投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログカササギ殺人事件の続編で、事件から2年後の話。 クレタ島でホテル経営をして暮らしていた元編集者のスーザンの元へ、ある裕福な老夫婦が訪ねてくる。スーザンが編集に携わった名探偵アティカス・ピュントシリーズの一作「愚行の代償」に8年前に起きた殺人の真相が描かれていると連絡してきた彼らの娘が、そのまま消息を絶ってしまったという… カササギ殺人事件の内容はほとんど覚えてなかったけど面白かった記憶があるので続編を読んでみましたが、前作からの登場人物が主人公なのでカササギ殺人事件の記憶があるうちに読んだ方がよかったかも。 スーザンが事件の関係者一人一人に話を聞いていく場面の合間に恋愛関係のうだうだが挟まって長い…どうでもいいから早く「愚行の代償」を読ませてくれ…という思いで読み進め、やっと320ページから「愚行の代償」の始まり。作中作はワクワクするな。 下巻に続く。
0投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『カササギ事件』から2年。 スーザンはギリシャのクレタ島で家族経営のこじんまりしたホテルを経営しながら48歳に。 ホテルに関わるギリシャ人の性質は、日本人とは対極にありそう。 ちょっと読んだだけでこちらまでドッと疲れが出る感覚を味わえる。嬉しくはないけれど。 前作の時点で、ギリシャでの暮らしもそううまくはいかないだろうなぁ、と匂わせてましたもんね。 母親がイギリス人でバイリンガルだったアンドレアスとは、スタート地点からフェアじゃないと言うか。アンドレアスはイギリスでも殆ど不自由なく生活できたでしょうが、突然異国へ放り込まれ、周りはパートナー以外皆言葉が通じない生活って、閉塞感ありますよね。それで漸く週一でギリシャ語を習い始めたと言うのだから。週一って少ないだろうな。現地で暮らすには。まあ日々生のギリシャ語に触れているから慣れるかもしれないが。 この時点で幸せにできてないからなぁ。 イギリスでバリバリ仕事してた人間からしたら、ありえんことだらけだろう。気にしてなさそうなところも余計に腹立つ。モンスタークレーマーも。 自分で選んだ、やりたかった仕事と、パートナーが勝手に決めてしまった仕事とでは、ネガティヴなことが起きた時の心持ちが違うはず。 1万ポンドって200万くらいですかね? 前回はラブラドールのベラ。今回はゴールデンレトリバーのベア。何か著者に拘りあるのかな。 リサとセシリー、マーティンとジョアンの娘は何か関わりあるのかな? 小説で主人公視点での第一印象は大体意味がそのまま真実なので、好感を持った相手が犯人と言うことは無さそうですが、リサの嫉妬は、セシリーへの愛、もしくはエイデンへの片想いかもなぁとぼんやり。本当はセシリーのことが好きすぎるのかも。 エロイーズはどうしたの。何の怒りなんだろ。 輸血用の血液は安全性を検査されているものと思ったけれど、エイズ感染してしまうこと、あるんですね。その血液がフランク・パリスのものだったのか? そんなこと普通わかるはずないからミスリードかな。 サジット・カーンはこんなに手広くスーザンの関わりある人たちを顧客にしてるんですね。犯人とかでは無いと思いますけど、シリーズ続くなら毎回色んなところに関わってきそう。 セオリーから考えたら一番怪しい者はミスリードだけど、逆にエイダンが怪しく思える。一周回って。ルーマニア出身と言うことはあり得る?? リサは悲しみ担当だろうな。マグナスの双子の妹(実際は姉?)の様な。 セシリーは未登場なわけですが、夫や両親の話す通りの天使みたいな女性ではないのかも……? モンブランの万年筆。最後どこかから出てきそう。それが何かの証拠になるのかな。あのリサイクルショップかしら。 ロック警視正のイメージはスウィートトゥースのビッグマンこと、ノンソー・アノジー。もしくはズートピアのボゴ署長。 ジェイムズは、シリーズが続く中で、いつか被害者にならないかと心配。遺産を派手に使いまくっていると言うのが何とも。 アーモンド入りガレット怪しい。誰かナッツアレルギーかも。 あと、度々登場する数字、12も気になる。 顔を潰されていたのも何かのヒントかも。入れ替わり? 本来は校長を消すはずが別人だったからとか?でも当の校長は無事なんだし、DNA鑑定ですぐバレるか。この校長、ルーマニアの犯罪者育成学校の校長だったりして。 ローレンスのメールにヒント沢山あるんだ。 そうなると、幽霊を見た様な顔をしていたデレクも気になる。 セシリーは一般人の域を出ないと言うことか。 ホテルは立派そうだけど。 やはりヒースハウスの娘二人が気になる。 取り違えか?? クレイグ44歳。4歳下か。普通にあり得る。海外は妻が年上って日本より多そうなイメージ。 ジェイムズは木村了さんとか、エミリア・ジョーンズ系の顔立ちのイメージ。そう言う顔の海外の俳優さんがいた気がするのに、詳細が思い出せず。誰の記憶だろう。 もしくは、昔のアンドレイ・ペジックかな。カーラ・デルヴィーニュとか。 エイダンは金髪碧眼の美形。ジェンセン・アクレス系か、マット・ボマー系か……。ジュード・ロウとか、ビョルン・アンドレセンの可能性もありますが、人当たりいい雰囲気でしょうから、マット・ボマー系かも。金髪じゃないけど。 アティカス・ピュント、ドラマ版ケネス・ブラナーなんだ。設定として。思ったより若い?! と思ったけど、2025年現在64歳だった。頭の中ではまだロック・ハートだった。 盗み癖、エイダンかも知れないよなぁ。リサイクルショップに売ってない?? 一番出番なくて怪しいのはデレクかな。 どうでも良いけど、 ウェスルトンよりウェルストンの方がしっくり来る。 パリスもマーティン&ジョアンも、芝居がかってる。偽の戸籍? 偽家族? 何のための嘘? ライオネル。抑揚のないオーストラリア訛りか。オーストラリアって言ったら、クリヘムとか、ヒュー・ジャックマンとか? どんな訛りだろ。カナダだったら中学のオーラルの先生二人いて、聴き取れなかった記憶があるんだけどな。習って知ってる単語の発音と違ったと言うか。 スーザン、人のいいところを見るようにしているようには思えないが。まあ、一人称に近い小説では仕方ないか。ミステリーだと第一印象とか大事だし。 リサ……こわ。自己肯定感が低くプライドが高いから、女として求められたかったのだろうか? 妹と喧嘩していたのもそう言うこと? マイケルは故ウィリー・ガーソンのイメージ。 アランのインタビューが音声ファイルだけだったのにも意味があるかも。 姿を見ていたら気づけることがあったとか。 今回、前作より『アティカス・ピュント』の作中人物と現実世界の人物の照らし合わせ難しくないですか? 設定結構変わっているので、把握が難解かも。 今のところ魅力的な登場人物がいないので、早く読み終わりたい気持ち。これがどうパリスの事件やセシリーの失踪に繋がるのか……? 今更ながら、前作でチャールズは本当にあんなことする必要あったのか? と思う。本に対する偏愛がさせたのかな。現にあの事実が公になっても本は売れているのだし。犯し損だったとしか思えない。 メリッサ、仕事の件、受けた方が良かったと思うけどなぁ。 当初のキャスティングが変更になって大ヒットした話沢山あるのに。別の大作が決まっていたから断った、そしたら断った作品の方が大ヒットって言う。俳優本人には見えていない部分あるのかも。人気商売だし、スタッフからの人徳はかなり大事だと思う。こんな仕事の断り方をしていたら、悪評が立ってしまうのに。それにここまで“あなたが良い”と言ってくれることもそうそうないだろうし。今が旬の大女優ならまだしも。 『アティカス・ピュント』パートそのものが入子式なのに、更に回想で過去の事件まで。でも、暴力抜きの謎解きと言うのは確かに探偵ものでは新鮮かも。 ジェイムズ加入前の秘書、ミス・ケインにもモデルはいるのでしょうか。元妻? まさかスーザンではないでしょうし。きっと元妻ですよね。 気になるところで終わりました。下巻に続きます!
0投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログカササギ殺人事件の連作小説 引き続き面白い 一気に読み進める 小説の中で小説を読んでいて不思議な感覚 どなたかの感想を読んで食いついたら大正解 この作家さんの本を有るだけ入手中
11投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログカササギ殺人事件の続編。 前作はきれいに終わっていたのでどんな続編になるかと思ったら前作以上に引き込まれた。
0投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログまさか後半から別の小説を読むことになるとは思わなかった。作り込みがすごい‥。 私は謎解きをしつつ読むタイプではないので、登場人物多いし色んな人に聞き込みをするため正直飽きつつ飛ばし飛ばしで読みました。 でも本当にたくさんのトリックが隠されてるので好きな人には刺さる一冊だと思います。
0投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログイギリスの作家アンソニー・ホロヴィッツの長篇ミステリ作品『ヨルガオ殺人事件〈上〉〈下〉(原題:Moonflower Murders)』を読みました。 アンソニー・ホロヴィッツの作品は4年前に読んだ『モリアーティ』以来なので久し振りですね。 -----story------------- *第1位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編 *第1位〈週刊文春〉2021ミステリーベスト10 海外部門 *第1位『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇 *第2位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇 〈上〉 『カササギ殺人事件』から2年。 クレタ島で暮らす元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。 彼らのホテルで8年前に起きた殺人の真相を、ある本で見つけた──そう連絡してきた直後に夫妻の娘が失踪したという。 その本とは、わたしが編集した名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの一冊だった……。 『カササギ殺人事件』の続編にして、至高の犯人当てミステリ! 〈下〉 “すぐ目の前にあって──わたしをまっすぐ見つめかえしていたの”名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残して姿を消した。 その作品の舞台は1953年の英国の村、事件は一世を風靡(ふうび)した女優の殺人。 ピースが次々と組み合わさり、意外な真相が浮かびあがる──そんなミステリの醍醐味を二回も味わえる傑作! 解説/酒井貞道 ----------------------- 『カササギ殺人事件』に続く、スーザン・ライランド・シリーズの第2作……2020年(令和2年)に刊行された作品です。 『カササギ殺人事件』から二年後、編集者を辞めてクレタ島で暮らすスーザン・ライランドのもとに、イギリスからトレハーン夫妻が訪ねてきた……それは彼らが経営する高級ホテル・ブランロウ・ホールで起きた8年前の殺人事件に関することだった、、、 あるとき夫妻の娘セシリーが、事件をモデルにした小説『愚行の代償』を読んだところ、逮捕された男は犯人ではないと気付いたらしい……だがまもなくセシリーは失踪した。 『愚行の代償』とは、アラン・コンウェイによるアティカス・ピュント・シリーズの第3作……またしてもライランドは、かつての担当作家による謎めいた企みに翻弄されていく、、、 自身が編集した『愚行の代償』をいざ再読してみたものの、事件関係者をモデルにしたキャラクターが登場する以外、まるで関係のない物語に思えた……だが、この2つの探偵物語はひそかに共鳴しあい、詳細かつ精査に読み解けば事件の真相に迫ることができるのだった。 前作の『カササギ殺人事件』と同じく、精巧に組み立てられた入れ子構造で大きな箱と中の小さな箱の中身の不思議な関係性が愉しめる作品でした……作中作で1953年のイギリスの村を舞台にした『愚行の代償』だけでも十分謎解きが愉しめるクオリティなのですが、、、 『愚行の代償』の中で描かれた物語の中に本編『ヨルガオ殺人事件』の謎解きに必要なヒントや伏線が巧く織り込まれているんですよねー 表面的には本編に関連しているとは思えないのですが、ある前提条件を知っている人が読めば、真相が隠されていることがわかる……ホントに巧いなー と感じました。 真相がわかってから読み返すと……ヒントがたくさん詰まっているんですよねー 1冊で2つの謎解きが愉しめる、お得な作品でした、、、 アラン・コンウェイによる名探偵アティカス・ピュント・シリーズは全10作あるという設定なので、残8作品と絡めた、スーザン・ライランド・シリーズを描いてほしいですね!
0投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズの続きがあることに気づいたので仕事帰りウキウキで購入。この作中作の形式で続編を出せるなんて、天才としか言いようがない。 カササギ殺人事件同様に作中作が丸ごと組み込まれているけれど、導入はスーザン視点で丁寧に描かれていたので前作よりも簡単に読めた。スーザンは相変わらず沢山の悩みを抱えていて、置かれた環境で必死にもがいている姿を見ると応援したくなる。また、前作にいたジェイムズ・テイラーとの再会も嬉しかった。あけすけな性格で、スーザンが好ましく思うのも理解できる(あけすけすぎるけど笑)。 作中作はピュントシリーズ3作目「愚行の代償」で、元妻のメリッサと同姓同名の女優が殺される展開には笑ってしまった。成る程、メリッサを殺してからジェイムズを出してきたと。アランは本当にいい性格をしている。3作目では助手のジェイムズが未登場のため、秘書のミス・ケインがピュントをサポートしている。少し抜けているジェイムズと優秀なミス・ケイン。この辺りで読み味が変わりそうで良かった。下巻の捜査が楽しみ。
0投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうやら続き物だった模様。でもキャラの関係などをほのめかす描写も多いので、初の人間でも十分…に読めるかなあ。その人の作品スタイルにハマるのに、今回は物凄く時間がかかった。殺人事件、失踪事件、それをお金目当てに追いかける元編集者。今のところ怪しい人たちばっかりで、誰が犯人とか全然分からない。しかも急に作中で新しい小説が始まってびっくりした。海外のって凄いなあ。
0投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ小説の内容と実際の殺人事件が交錯するのは前作のカササギ殺人事件と共通しています。今回の方が、現実と小説がはっきりと分かれているようなので、二つの作品を楽しめます。ただ、共感できる登場人物がいないことと、登場人物が2倍で外国人の名前の覚えづらさも重なるので、読むスピードはあまりあがりません。下巻はどうだろうか。
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ「カササギ殺人事件」の続編。編集者を引退したスーザンは、クレタ島に移住してホテル経営に勤しんでいた。そこへイギリス人夫婦がやって来てある依頼をされる。夫婦の娘が失踪した。8年前に起きた殺人事件の真相に、娘がある本を読んでいて気付いたことが原因だというのだ。その本とはアラン•コンウェイ著"アティカス•ピュント"シリーズ第三段「愚行の代償」。スーザンが編集者として世に送り出した本だった…。 前作に引き続き入子状態の作中作。上巻途中からは「愚行の代償」の表紙から再度物語が始まる感じになる。しかもこちらの人物紹介も22人の大所帯。(本編はもっと多くて28人)なかなか読み出があります。何しろ「愚行の代償」は二つの事件が登場するんだから、一作品で3回謎解きに関われる。すごい。とにかく、連続して下巻を読もう!
30投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ『カササギ殺人事件』の続編。主人公が事件に巻き込まれる理由は小説ならではの突飛なものに感じるけど、実は下巻で必然性が示されるんじゃないかと期待してる。相変わらず作り込まれた構成。
1投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ読者にフェアなミステリーだったので満足です。 素人が探偵行為をすることに対しての、事件関係の対応が現実的だなと思いました。 そう思うと、他のミステリーは素人探偵に対して寛容的過ぎる? 赤の他人がプライベートのことまで立ち入ってくるのに。
1投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ面白かった。 前作カササギ殺人事件もとても面白かったので、続編も読みたくなりました。 前作のその後からスタートするので、先にカササギ事件は読んでおいたほうがいいですね。 前作は先に劇中劇のアティカスピュントの話からスタートでしたが、今回は先に実際の事件が起きてからいざ劇中劇が始まる展開。 相変わらず読みやすくて頭にはいってきやすい。 上巻読んだけどまったくどういう展開になるのかわからないな。早く下巻読みたい
1投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログやっぱり面白いな〜。 今回も『カササギ』同様にホロヴィッツ作品とアラン・コンウェイ作品の2つが楽しめる。(どっちもホロヴィッツだけど^_^;) 今作はホロヴィッツ作品からはじまる。 スーザンがその後どうしているか気になってた。 やっぱりそうなるよね〜と思いながら、前回で登場人物を把握しているのでホロヴィッツ作品も面白い! どいつもこいつも怪しくて、これこれ〜と自分の好きなタイプでニヤニヤしてしまう。 真面目なスーザンの妹まで怪しくて、すごく気になるけど下巻までお預けだ。 やっとスピルバーグ監督が出てこないと思ったら、今度はアラン作品の方で巨匠が出てきた笑 もうここまで毎回有名映画監督が出てくると笑えてくる( ^ω^ ) いつもAudibleは移動中とか家事をしながらの時だけ聴いてるけど、ホロヴィッツ作品は先が気になってずっと聴いてしまう。 そのくらい夢中になれるのはこの作品が大好きな証拠だ。あっという間に上巻は終わってしまった。早く先が知りたい!! Audibleにて。
82投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文庫本2冊分…長かった。 1つのストーリーの中に1冊の本の話が丸ごと載ってるからね…。 スーザンが頼まれた依頼をこなし犯人を見つけたのに、なんだか報われないラストになってしまった。
1投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ上下巻読んでの感想。いろいろな葛藤を抱えながら、殺人事件の真相を探るのは前作と同様。今回は作中作の中に隠されている部分は少なかったかも?でも面白かったです。
0投稿日: 2024.08.01
powered by ブクログミステリー小説の中で起こる事件と、その小説を扱う出版社や関係者が遭遇する事件。 それぞれの話の展開を読ませながら、相互の関連も提示するという、複雑な構成のミステリー小説、『カササギ殺人事件』。 『カササギ殺人事件 上』 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B07GBQ2NF2 久しぶりに読んだ英国ミステリーということもあって、印象に残りました。 その『カササギ殺人事件』の続編もAudibleにラインアップされていると知り、聴くことにしました。 前作では、編集を担当していた小説の、失われた結末部分を探しに行き、自らも事件に巻き込まれてしまった、スーザン。 事件の後は出版関係の仕事を辞めて、恋人とともにギリシャでホテルを経営しています。 そんな彼女のもとに、英国でホテルを経営しているという、年配の夫婦がやってきます。 その夫婦のホテルでは、8年前に殺人事件が起きたとのこと。 そして、「スーザンが以前、担当した小説は、この殺人事件を題材にしている」と二人は主張します。 そのことを指摘していた夫婦の娘が失踪したということで、小説の内容を熟知しているスーザンは、協力を求められます。 8年前の事件についてはすでに、犯人は逮捕されて服役しています。 スーザン自身も、この事件に対する警察や裁判所の判断に間違いはないだろうと、考えていました。 さらに、前作で同様に「探偵の真似ごと」をして危ない目に遭っているスーザンは、恋人からも、今回の事件に関わることを反対されます。 それでも、自らが関わった小説と関連すると言われていること、そして8年も経過した後に、失踪者が出ていることに引っかかりを感じ、事件に関わることにします。 英国に戻り、夫婦の経営するホテルに泊まりながら、ホテルの従業員や、被害者の関係者に話を聞いてまわるスーザン。 話を聞いていけばいくほど、8年前の殺人事件、そして今回の失踪者発生それぞれについて、「怪しい」と感じる人や話が出てきます。 8年前の事件は本当に、服役している人物が起こしたのか。 失踪者は無事なのか、いま、どこにいるのか。 これらの事件に、小説は関係しているのか。 今後の展開が気になるので、下巻も続けて、Audibleで聴いていこうと思います。 .
0投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログ今作もおもろかった〜!けどカササギを読んだ時は下巻でいい意味で全く裏切られたので、そういう意味では上巻の感想なんてあんまり意味ないのかな?いずれにせよ下巻が楽しみすぎる
0投稿日: 2024.06.18
powered by ブクログ「カササギ殺人事件」で、上下巻もので上巻を読み終えた段階での感想にはほぼ意味が無いと身に染みたので、上下巻読み終えたあと下巻の方に感想記入
26投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログ★3.5くらい。 登場人物が多いし分からなくなるので ページを行ったり来たり。。 ストーリーは面白い。 下巻でどう繋がっていくのか楽しみ。
1投稿日: 2024.04.19
powered by ブクログやっと上巻読み終わったー。 ちょろい読者選手権ぶっちぎり優勝の自信しかない私なので、全員怪しく思える! 今の段階では…お姉さんが一番怪しいとみた! 結果は下巻で。
50投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログカササギ殺人事件でそのミステリー小説を書いたベストセラー作家のアラン・コンウエイも殺されておりいない。誰が主人公なのかと思いましたが、意外にも殺されかけたアランの担当の編集者、スーザン・アイランドが主人公。公私共々悩める彼女が、思いもかけないところから殺人事件に関わる羽目になります。 亡霊のように現れたアラン・コンウエイの書いた小説。これが8年前の殺人事件の犯人を示唆しているというのです。犯人は既に服役中ですが、小説の舞台となったヨルガオ館の持ち主の娘がこの小説を読み、真犯人がわかったと言い残して失踪したのです。アランの担当の編集者だったというだけで結果的に犯人探しをする羽目になるスーザン。 “カササギ”の時から意表をついた小説の構成で読者を楽しませるホロヴィッツですが、今回もその通りです。
6投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「カササギ殺人事件」の続編。 前作で職場も、尊敬する上司も、キャリアも失って、 恋人アンドレアスにプロポーズされたものの、 結婚しないままギリシアのホテルを経営しているスー。 エーゲ海に沈み夕日は美しく、心温かい人々に囲まれてはいるが、 仕事は忙しく、利益は出ず、アンドレアスとの仲は煮詰まっていた。 そんな時に、 イギリスから、娘を探してくれと夫婦がやってくる。 スーが編集したミステリー小説を読んで、 実際に起こった事件の犯人が判ったと電話した直後に行方不明になったらしい。 大金を提示され、一度ギリシアを離れたかったこともあり、 イギリスに戻って事件を調べることにする。 (下巻へ続く)
0投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログアティカス・ピュントシリーズの1冊「愚行の代償」を読んでいる途中で上巻は終わり。 下巻はどうなっていくのか、楽しみ。
3投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログ『カササギ殺人事件』続編。また、本の中に本がある。この独特の構成に引き摺り込まれる。 前作から2年経過、クレタ島に隠居しているスーザンの元に、イギリスから訪ねて来たホテル経営の夫婦。失踪した娘は、スーザンが編集したアラン・コンウェイ作『愚行の代償』…こちらはアガサ・クリスティのオマージュ…を読んで8年前の殺人事件に疑問を抱いていたと。 面白い、そして脳はフル回転。 翻訳物の名前と地名が2冊分。でも頑張れる、好奇心の方が勝るので! 下巻へ。
12投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ23/11/1〜11/16 カササギドラマを観ているので、カササギにも出ていた人は俳優さんの顔で読める カササギは電子書籍とaudibleで読んだので、作中作がこんなにちゃんと書籍っぽいレイアウトだと思ってなかった。素敵だな 結局、ギリシャでの生活に不満があるのかな p.207 けっして現実がよく書けているものを探しているわけじゃなくて、むしろ一時でも現実から離れたいんですよ ちゃんと筋の通った世界が描かれ、最後にはまちがいなく真実にたどりつく本を読むのは、疲れた心をいくらかでも癒してもらえるからじゃないんでしょうか
0投稿日: 2023.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の語り口がどこかどんよりした雰囲気で読み味が苦手だったものの事件はおもしろい 恋愛要素に序盤では興味持てなかったけど実際に恋人と合流する頃にはまあまあ受け入れられてよかった 作中作は今回も良くて、ミステリとしておもしろいし作り物めいた演出が逆に読みやすく感じて好きだった
0投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログやはり面白いですこの方の作品。 前作「カササギ殺人事件」の続編ではあるものの、読んでなくても楽しめるけど、読んでた方が理解度が深まる、ってところでこれから入られても大丈夫かと思います。 ギリシャでホテル経営している元編集者の元に、イギリスから老夫婦が尋ねてくる。なんでも元編集者が編集した小説を読み、娘が巻き込まれた事件の真相に気付いたと連絡した直後に失踪したので探してくれないかとの事。 作者は亡くなっているから元編集者しか辿れず、多額の報酬を釣られて現地に行くと関係者はどいつもこいつも怪しい… 今作も前作と同じく作中作がキーという事で途中で作品作が挟まれております。 この作中作が娘が巻き込まれた事件を元にしたものなので、キャラクターやら状況やらが微妙にダブって不思議な感覚が味わえます。 まだ途中ですが全貌がどうなるか楽しみです。
0投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ『カササギ殺人事件』の続編と聞いて、「続編って言っても、アラン・コンウェイは死んじゃったし、どうやって?」と思っていたら、そう来ましたか。 それ自体もクオリティの高い作中作品が、作中世界で展開する事件の手掛かりとなる、というややこしい構造は今回も活きており、しかも巻末解説によると、第3作も構想されているとか。単純に考えても長編推理小説2作分の手間が要るのだから、普通の2倍は売り上げないと採算が取れないコスパの悪いシリーズ――とか、みみっちいことを考えてはイケナイのでしょう。何はともあれ、間一髪の所でスーザンの危機を救った後で彼女への変わらぬ愛をさらりと言える、アンドレアスがひたすら格好いい。
1投稿日: 2023.09.07
powered by ブクログ前作同様、今度は逆で現実世界で起こった 殺人事件が小説の中の事件とリンクして 話は進んで行く。 現実世界の元編集者スーザンが下巻で どう犯人に辿り着くか、とても楽しみ!
0投稿日: 2023.08.27
powered by ブクログ(下巻を読み終わった後の感想) アスティカス・ピュントが活躍する劇中劇は面白いんだけど、、本編がどうにも下品な感じがして苦手。前作でも同じ感想だったので、このシリーズは合わないんだと思う。 途中まではすごく面白くて止まらないんだけど、最後はガッカリしてしまう。
0投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログ#読書記録 2023.8 #ヨルガオ殺人事件(上) #アンソニー・ホロヴィッツ 多くの登場人物、複雑な舞台設定を読み解くため、人物相関図やメモを取りつつ読んでいると、上巻残り3分の1あたりから作中作の「愚行の代償」が開幕。もう1枚メモを作るのか!と心が折れる。 でも、作中作と本編とのつながりを推理しながら読むのは本当に楽しい。下巻に入り頁をめくるスピードがますます上がってるよ。 #読書好きな人と繋がりたい #読了 #このミス #このミステリーがすごい
4投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログ英国ミステリーの王道たる環境構築と筆致,入れ子構造になる物語の中で語られる別の物語.その雰囲気を全く壊すことなく編まれた美しい日本語訳にも目を見張る.上巻は物語の仕込みの役割を担うため,登場人物達の為人が丁寧に描かれ,後半から物語の鍵となる入れ子構造の別物語が始まる.上巻は,その途中で敢えて終わる仕様で,計算通りにウズウズする.作者の掌で弄ばれるこの感覚が至福.
2投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログ続編が出るとは思ってなかったけど、不自然さなく上手くシリーズ化されている点と前作同様、作中作が本編の間に入る点がすごい。個人的には、主人公に魅力を感じないのと前作の方が面白いと感じた。
0投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ悪くはない。 読み始めるとスイスイと読めるのだけれども、1度置いてしまうと、すぐ続けて読もうとはならない不思議な本です。それで、1ヶ月近くかかってしまった。さて、下巻は……。
2投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログアランコンウェイの悪口や嫌な所がクローズアップされ過ぎてたり、スーザンの一人称の独白をひたすら聞かされる、イマイチ世界に入り込めない、我慢して読み進める上巻。 いちいちスーザンの好みや目線で見せられてちょっとウンザリなんだけど、それでもピュントが出てくると彼はすごく素敵な人で愛着がでてくる。 さらに風景の描写はとても美しくて、クレタ島の海や古き良き時代のイギリスの片田舎の田園風景が目の前に想像出来て狭い日本から飛び出さしたくなる。 登場人物が多すぎて、覚えるのが大変です。
2投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『カササギ事件』がおもしろかったのでその続編ということで読み始めた。 2週間近くかかって上巻読了。 続き気になる。相変わらず外国人の感情の機微って難しい…。会えてよかったわ、とか親愛なる、とかめっちゃ愛情表現するくせに、二度とここにくるな!とか急に怒り出したりするから人物像の把握が難しい。 日本人に比べて気持ちがストレートすぎるんか? あとアティカスピュントって、穏やかで優しい探偵役だと思ってたけど、「自分に依頼をするのにわざわざ出向かず電話で済まそうとするなんて!」て考えるような傲慢なひとだったっけ? 作者アランがまあまあクソ野郎だから投影されてるんかな?
3投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログ長い… 確かカササギ殺人事件も上巻はだらだらとしていて下巻で一気に面白くなったので、こちらも下巻に期待。
0投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログ「カササギ殺人事件」が面白かったので、ワクワクと読み始めた続編の「ヨルガオ殺人事件」。上巻を読み終わったところだけど、期待を裏切らない面白さ。 上巻は現代の事件から始まる。主人公のスーザンが手掛かりを集めていくのだが、舞台が英国の田舎にあるお屋敷、裕福な一族、敷地内に住み込みの従業員たちと、クリスティの世界の現代版という感じだ。終盤から作中作「愚行の代償」が始まる。「この作中作の中に事件のカギが隠されているのか?」という視点で読む構成で引き込まれる。
2投稿日: 2023.01.19
powered by ブクログカササギ殺人事件の続編として書かれた作品。 前作で、人生のターニングポイントを迎えていたスーザンが、事件を深掘りしたことから最悪な結幕になり、自分の意思に関係なく選択せざるを得なかった現実の生活に悶々としている状況から始まる。自分の居場所はここじゃない感を抱いていた時にまた、過去の担当作家に関わる事件捜査の依頼。気持ち的にはわかるけど、事件にのめり込む彼女がちょっとイラッとする。ホロビッツでいつも思うことは、上巻の表現がかなりまわりクドくて、少し読みにくい。作中に挿入されるもうひとつの小説は秀逸!
1投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『カササギ殺人事件』の続編。元編集者でクレタ島のホテルを経営するスーザンのもとへ、ある裕福な夫妻から失踪した娘の捜索が依頼される。 スーザンが依頼されたのは、娘が『ホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけた』と言っていたからであり、その本の編集を担当していたのが他ならぬスーザンだったからである。 『カササギ殺人事件』同様、架空の推理小説家であるアラン・コンウェイの作品が作中に登場し、読者はその作品を読むことで本筋の事件の鍵を解いていくという仕組み。 下巻で明かされる真相が楽しみである。
4投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ相変わらずの2重推理もの。本編と、本編中に登場する推理小説の2つがリンクをし、両方の謎解きが楽しめる。上巻では本編中に小説が登場し、その小説の半ばで終わる。どちらも結果が楽しみで下巻をすぐに手に取ることになる。
0投稿日: 2022.11.24
powered by ブクログ主人公は元編集者。 過去に自分が担当したミステリーを読み、犯人が分かったと言って姿を消してしまった娘を見つけてほしいと依頼を受ける。気が進まないまま調査を始めて行きつく先が自分の編集した本。 作品の中にまた作品があり登場人物が2倍に増えるがそれぞれ個性が強い。下巻を読まずにはいられない終わり方だった。
1投稿日: 2022.10.24
powered by ブクログ久しぶりのホロヴィッツ。 スーザンが色々な人に話を聞いていく場面までは、早く次の展開を・・!と思っていたけれど、動き出してからはあれよあれよと読んでしまいました。 特に「愚行の代償」は一気読みでした。 私にはまだ全くなにもわからない。下巻が楽しみです^ ^
0投稿日: 2022.10.23
powered by ブクログひとつひとつの作品が読み応えたっぷりであるのに多作、という有難い作家さんホロヴィッツの、作家と探偵の凸凹コンビではない方の、編集者の女性スーザンが主人公のシリーズ。この作家の素敵なところは、これでもかというほど目くらましや惑わしの伏線や小ネタをちりばめるのだけれど、それらを全力で事細かにほとんど回収してくれるところ。膨大な登場人物たちを見事に描き分け、大変凝った構成の進行を中だるみしたり読者を迷子にしたりせずに書き通す筆力は本当にとんでもない稀有のものだと感心してしまいます。トリックや謎解きよりもその背景の人間ドラマの方に興味が行きがちな自分としては、このスーザンのシリーズはトリックの方に重心がある気がしていて、そのために登場人物は生き生きとしつつも性質がかなりデフォルメされている感じがして感情移入しづらいのが個人的には残念なところで、☆は3つ。
2投稿日: 2022.10.22
powered by ブクログ内容(ブックデータベースより) 『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島でホテルを経営する元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。彼らが所有するホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけた──そう連絡してきた直後に娘が失踪したというのだ。その本とは名探偵アティカス・ピュント・シリーズの『愚行の代償』。それは、かつてわたしが編集したミステリだった……。巨匠クリスティへの完璧なオマージュ作品×英国のホテルで起きた殺人事件! 『カササギ殺人事件』の続編にして、至高の犯人当てミステリ! 令和4年9月23日~29日
0投稿日: 2022.09.30
powered by ブクログカササギ殺人事件とは展開が反対になっていますね。 クレタ島でホテルを経営していたスーザンに依頼があり、再びイギリスへ。 そしてピュントの登場するミステリーを読み始める。 下巻はそのミステリーの途中からだなぁ。 楽しみです。
0投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログ「カササギ殺人事件」続編というか前作ベースの発展編というか(説明が難しい)。 良かった点 前作をベースにしてるので人物把握が前より楽だった。 あと悩めるスーザンにフォーカスした形で、前より親近感が湧く。 作中作「愚行の代償」も、またしてもいいとこで切れて、続きが気になる!って踊らされる。 よくなかった点 特にない。あっちもこっちも怪しくて楽しかった! 強いて言えば雇用継続を盾にしたパワハラというか逆レ持ちかけるのアウトなんじゃ・・・と思ったんだけど、誰も何も言ってないのが大丈夫なん??とは思った。他にも金銭面で不満言ってた従業員いたし、まぁそれが妥当かどうかは別にして、なかなかきれいごとではいかんなーと切なくなったりはした(不満がまた殺意に変わるかもしれないのがまた伏線??)。 総評 「続編ってだいたい前作より評価落ちるんだよな~」という偏見を見事打ち破って、単品でも面白いし、前作読んでからだともっと面白いし、だいたい作中作凝りすぎだろう作者の頭はどうなってるんだ!と唸る。下巻読んでからまた頭に戻って読み直すと「うぅむこんな所で!」「そういやそんなこと言ってたな~」という楽しみがあってやっぱり推理小説はスルメのように楽しいなーと思わせる上巻だった。
0投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログまさかの続編と聞いていましたが 今度は前回と逆に 虚構の事件を解決して犯人を当てなければ 現実の方の犯人の答え合わせもできない構造。 過去に起きた現実の殺人がモデルの作中作があって それを読んだ女性が「真犯人がわかった」と 言い残して失踪したから。 当然、過去の殺人犯が関わってると思うよね。 この虚構のほうの『愚行の代償』がまた楽しい。 安心して謎解きを楽しめる。 聞き込みから村人の人間関係を読み解き ついに犯人に至る王道パターン。 で、それを楽しんだあとから 「え? でも作中作の事件と一致しないよ?」 となり、いったいどこの部分から 彼女は犯人を知り得たのか…がまた謎になる。 虚構の名探偵や警察が善人なのに 現実パートでは(前作で知ってたけど) 名探偵の生みの親も警察も嫌なキャラすぎ( ̄∀ ̄) それも含めてやっぱり下巻一気読みの作品でした。
1投稿日: 2022.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カササギ殺人事件の続編。 前回とは違い、作品が公開された状態であるためより隠された真相を見つけるのが難しくなっている事や、8年前の事件の謎・とある女性の失踪という3つの謎が複雑に絡み合っていて前回からのパワーアップ感があってとても面白かったです。 今回の登場人物達も何か隠しているという感覚でここから何が明かされていくのか、どんな結末が待っているのか今から後編が楽しみです。 後編部分で全ての謎が明かされると思うのでそこで詳しく感想を書いていきたいと思います。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 スーザン・ライランド:日笠陽子 アンドレアス・パタキス:櫻井孝宏 ローレンス・トーハーン:田中秀幸 ポーリーン・トーハーン:小山茉美 エイデン・マクニール:谷山紀章 リサ・トレハーン:佐藤利奈 ジョアン・ウイリアムズ:豊崎愛生 マーティン・ウィリアムズ:安元洋貴 ライオネル・コービー:稲田徹 グレイグ・アンドリューズ:諏訪部順一 マイケル・J・ビーリー:矢尾一樹 サジット・カーン:三宅健太 ケイティ:茅野愛衣 ジェイムズ・テイラー:内田雄馬 リチャード・ロック:堀内賢雄 アティカス・ピュント:大塚明夫 マデレン・ケイン:湯屋敦子
31投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現実に起きた事件の真相が小説の中に隠されているかもしれない。すごく興味を引かれ、ページをめくる手が止まらなかったです。 そしてまた今回もピュントに会えたことがすごく嬉しい。 前作でのピュントは、自分の死期を静かに待つ悲しげな影をまとっている感じだったけれど、今作のピュントは健康的でとても生き生きとしていて常に前を向いている。その対象的なピュントの姿が印象的でした。 これからどんな風に事件を解決に導くのか。現実の世界の事件とはどのように関係していくのか。下巻を読むのが楽しみです
1投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログカササギ殺人事件でも思ったんだけど、現代パートがあまり面白くない。作中作「愚行の代償」が素晴らしすぎるのよ。クリスティーの世界って感じで。 でもでも、最後まで読んでうならされる。面白い。 ただ、現代パート、もう少し読みやすいといいな。
3投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログ推理小説の中に推理小説が入っている…! フィクションの中にもう一つのフィクションがあるなんて、一粒で二度美味しいとはこういうことかな??
0投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログスーザンが主役のまま続くと思ってなくて意外だった アンドレアス、家族ですらいきなり外国にホテル建てたから一緒に経営しようとか言われたら勝手に決めないで!ってなるのに結婚もしていない相手にそれやるのけっこうヤバい人よね しかも命の恩人だから断れないし 作中ちょっと悩んでイケメンにふらっと来たりしていてウーン ピュントの小説はやっぱりおもしろくてわざと書き方を変えてるのか、それまで眠くてしようがなかったのに読み始めたら目が覚めた
0投稿日: 2022.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あらすじ 前作の事件から2年。元編集者スーザンは婚約者の故郷ギリシャで小さなホテルを経営しているが、赤字続きだ。そこへイギリスからある夫妻が訪ねてくる。彼らは裕福なホテル経営者。今は娘二人が経営の中心で、妹は結婚している。8年前、娘の結婚式当日に殺人事件があった。被害者は宿泊客で、犯人はホテル従業員。彼は逮捕歴があった。もともとホテルは積極的に前科のある人を雇用していたのだった。事件が起こった後、今は亡きアラン・コンウェイがホテルに宿泊し、ホテルや関係者をモデルにした小説を、スーザンとともに書き上げた。8年後、妹娘はその小説を読み、犯人は別にいると言い残して行方不明になった。夫妻はスーザンに娘の行方を捜してほしいと依頼する。 調査の過程で、当時ホテルの近く、敷地内には、アランの前妻、メリッサが住んでいていたこともわかる この全編、ラスト3分の1は、アランの作品『愚行の代償』パート。 前作『カササギ殺人事件』の感想は、一人称苦手。作中作だけでよかった。であった。今回は大分慣れたのかな。登場人物がだれかれイライラしている様子や、スーザンの気持ちがよく揺れているところも結構平気。婚約者のもとへ帰るの?就職活動しているけど、またロンドンに戻るの?のところ。 あとは、やっぱりリゾートホテルの様子が楽しい。殺人事件があったけれども、古いお屋敷や、広い庭が想像できて、アガサクリスティー作品のドラマなんかを思い浮かべる。
2投稿日: 2022.07.21
powered by ブクログアディカス・ピュント、シリーズ第2作。今回も額縁小説。「カササギ殺人事件」から2年、元編集者のスーザンは恋人アンドレアとクレタ島でホテル経営をしている。その経営もなんとか息をしている状態。そんな中、イギリスのホテルオーナー夫妻が、娘セシリーが失踪したとやってくる。 実は失踪した娘セシリーは経営するホテルで結婚式をあげたがその日に泊まり客が殺された。犯人は使用人とされ服役中だが、その事件を取材にきたアラン・コンウェイの書いた「愚行の代償」を読んだ娘は、「事件の真相が分かった」と父母に電話をした直後に失踪したというのだ。・・それで編集者だったスーザンに助けを求めに来た。 今回も額縁小説と、現在進行中の事件が、同じような被害者と加害者の形で交錯する。「愚行の代償」という題名が額縁、外枠、両方の内容を物語っている。 額縁小説はちょっと疲れる。「カササギ殺人事件」もだが、外枠の事件より、額縁の小説の方が物語として閉塞していておもしろいと感じた。 2020発表 2021.9.10初版 2021.9.17.再販 図書館
8投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ちゃんと筋の通った世界が描かれ、最後にはまちがいなく真実にたどり着く本を読むのは、疲れた心をいくらかでも癒してもらえるからじゃないんでしょうか」 上巻では、やはり語り手のこの言葉が最も印象的であった。 以下は自分に向けた日記のようになってしまったが…。 毎日仕事に行くだけでへとへとに疲れ切ってしまって、それを家事をしないとか、掃除をしないとか、日記をきちんとつけないとかの言い訳にしているような状況では、例えば海外文学とか、哲学に関する本などを手に取ってみても、どうしても先に進めなかった。 どの本にしようか、次々に手に取ってみては、途中でやめてしまったりを繰り返していたが、ついに、数少ない、夜中まで営業している書店に閉店ぎりぎりで入って、(迷惑だと思うが)購入した本書で、ようやく読むべき本が決まった。 やっぱり自分の一番好きな読書は、ミステリなんだと思った。純文学とか哲学書を読んでいる人の方が、偉いのかもしれないけれど、考えてみれば、やりたくもない仕事に一日のほとんどの時間を取られているのだから、残りの時間は家族と過ごすか、または、好きな本を読んでいるべきである。そして当然、私の家族と、私の好きな本については、誰にも文句をつけることはできないはずだと、思った。 ミステリを読むとき、ハラハラドキドキの展開を楽しんでいるけれど、実のところ、私のような小心者は、安心したいがためにミステリを求めているのではないか。著者の作品はどれも、よく練り上げられていて、文章も巧みだし、読みごたえがある。しかし何より、著者は前作でも、上の引用のように「真実」をキーワードにしていた。ほんとうにそのとおりだと感じてしまった。現実は何が正しいのかわからないし、自分で決めなくてはならない。甘えているようだけど、まさに私個人にとっては、癒しの処方箋のようなミステリだった。
1投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログ超絶★5 面白いレベルを超越した推理小説! 現実と小説の狭間で見え隠れする犯人は? #ヨルガオ殺人事件 かつて小説の編集者をしていた主人公は、今は夫婦で小さなホテルの経営をしていた。ある日、老夫婦が娘が失踪してしまったと相談に来る。失踪してしまった彼女は、かつて主人公が編集として手を貸していたミステリーを読んだ後に消えてしまったというのだ。娘の失踪の原因調査と行方を追ってほしいと依頼されて… はー… 感動しすぎて何も言えない。 これ読んで推理小説が好きにならない人なんて、いるんでしょうか。 まず言いたいのは、こんな小説を考えられる人が世の中にいるということです。 そりゃプロの作家ですから、面白いものを世の中に出すのが仕事なんでしょうけど、あまりにすごすぎて、読み終わった後は只々呆然と紅茶飲み込むことしかできませんでした。 例えば、コンサート会場で聴くジャズピアニストが奏でる力強くも美しい心に突き刺さる演奏。美術館で見る、とてつもなく大きなキャンバスに、魂の叫びを叩きつけるように描かれた絵画。 世界でたった一人しか生み出せない作品。 ヨルガオ殺人事件は、まさにそういった芸術作品と全く同じです。 これを読んでしまうと、僕もミステリー作家を目指してみようかな~、なんて軽い思いは完全に消え去ります。この作品を超えるものなんて書けないし、想像すら全くできません。 さて本作の感想です。上巻では作中作「愚行の代償」のレビュー。 もう作中作、単体だけで既に★5なんですけどね… 見事なストーリー、魅力ある登場人物、独特の犯罪が隠蔽された雰囲気、見え隠れする怪しい人間関係。いつもながら愛憎や奪い合いなど、みにくい争いの描き方がマジでうまいよ。 序盤中盤は謎めいた事件ながらも、少しずつ事実に近づいていく描写が面白く、まさに本格ミステリーを読んでいるというワクワクが止まりません。様々な推理を考えに考えて、ドキドキしながらページをめくり続けます。 そして終盤では、いったい誰が犯人か、登場人物にはどういった背景が隠されていたか、事件の真相が気持ちよく提示されます。 自分の推理は若干当たってはいましたが、全くロジカルには説明できませんでしたね。2つの事件はどちらも難しくはありましたが、納得感に満たされた本格ミステリーでした。素晴らしいっ 作品全体のレビューは下巻にて!
57投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログ相変わらず入れ子構造のミステリーがすごかった。一作目が面白かったからかなり期待値高く読んだけど十分に面白かった。ミステリーは面白いのにとってつけたようなラブロマンス(?)要素は一巻と似ていててここだけなんだか違和感があった。
0投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『カササギ殺人事件』の2年後、編集の仕事を辞し、ギリシャでのホテル経営に頭を悩ませていたスーザンのもとに、英国から裕福な夫婦が訪れる。 彼らの娘が、ある本の中に8年前の殺人事件の真相を見つけたと言い残し、直後に失踪したという。 その本は、アラン・コンウェイのミステリ『愚行の代償』。アランが殺人事件の真犯人を作中で示しているのだとしたら、娘の失踪にも真犯人が関わっているのではないかと考えた夫婦は、当時編集者として関わっていたスーザンに、娘の行方の手がかりを見つけて欲しいと言うのだ。 作中の登場人物と実在の人物、作中の事件と実際の事件をからみあわせ、謎解きに挑むスーザンは… 感想はまとめて下巻で。
4投稿日: 2022.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2021年9月刊(原著は2020年刊)。この筆者の本を読むのは『カササギ殺人事件』上下巻以来、3冊目。本書は、滅法面白かったミステリ『カササギ~』の続編……となれば、読まないという選択肢はないでしょ! 前作でハッピー・エンドを迎えたと思われた、元編集者のスーザン。だが、2年後の彼女は金銭的になかなかシビアな状況に置かれていた。そんな時、老夫婦がスーザンに、ある依頼を持ってくる。夫婦の経営しているホテルで、8年前に起きた殺人事件の真相を、「ある本」を読んだことで突き止めたらしい彼らの娘が、突如、失踪したという。「ある本」とは、スーザンがかつて編集したミステリ《アティカス・ピュント》シリーズの3作目『愚行の代償』だった。スーザンは、老夫婦の娘の発見と、8年前の殺人事件の真相の解明を、大金で依頼され……。 殺人事件の真相をスーザンが追う《現実パート》と、名探偵ピュントが活躍する《作中作パート》が入れ子構造になった構成は、前作『カササギ~』を踏襲。 上巻の本書では、どちらのパートも、状況説明と手がかりのバラまきに終始しているという感じで、犯人の見当がつかない。 《現実パート》だと、良妻賢母のはずのケイト(スーザンの妹)の様子が、どうにもおかしいのが、かなり引っかかる。それだけを根拠に(苦笑)、「ケイトこそ、8年前の殺人事件の真犯人」と私は推理する! 上巻の時点では、ケイトに被害者を殺さねばならない動機らしい動機がないのが、かえって怪しい! たぶん、下巻において、ケイトの意外な動機が明らかとなり、スーザンは実妹が真犯人だったことに悲嘆するのだ、「ああ、自分が探偵まがいのことをしなければ、妹を監獄に送る羽目にならなかったのに……」と。そんな展開を私は予想する! だが、一方でケイトの挙動不審は、あからさまな「レッド・ヘリング」という気もするのですよ! 本当にあまりにも、あからさまだから。 この筆者のことだから、驚愕の真相を用意している気がしてならない。 有名な映画女優が殺される《作中作パート》の方の犯人は、山勘ですが(苦笑)、望まぬ妊娠をしたナンシーじゃないですかね。上巻の時点で、ナンシーには,自分の雇い主である女優を殺さなければならない、明確な動機が全くないのが、かえって怪しい!(苦笑) 以上が、「犯人っぼくない奴が犯人」「表向き、動機がなさそう奴が犯人」という明快な推理メソッドによって、私が導き出した真犯人たちです。……さて早々に下巻を手に取って、答え合わせをしなくては!
1投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カササギ殺人から2年、クレタ島に住むスーザンのところに、夫婦が訪ねてくるところから物語が始まる。 途中から、アティカス・ピュントの「愚行の代償」が始まる。 現在の話と、愚行の代償の話、どちらもが面白い。 1冊の本なのに、2冊の話を楽しむことができる。 さらに、愚行の代償には、アナグラムも隠されており、アナグラムを解くシーンもおもしろい!
0投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実はカササギの結末に良い感情がなかった(中盤まではクリスティ風味ありでとても面白かった)ので、あまり期待しなかった。 が、予想に反してやはりすぐに引き込まれ、作中作も一生懸命に読み過ぎて、本編のストーリーを拾い直すのが大変だった。 あれやこれやをばら撒き、そのばら撒きが面白い。置き去りにせず、回収もきちんと(されていたと思う)。 先を読み進めるのが楽しみな一冊だった。 ただ、動機がなあ。やっぱりそういう方向に行くのかーと思ってしまった。
0投稿日: 2022.05.13
powered by ブクログ❇︎ いつか読もうと思いつつ、 偶然、図書館で見つけた一冊。 他の人の口コミでは、上で終わらず 最後まで読むと面白さがわかるとあったので、 下に出会えるのが楽しみです。
8投稿日: 2022.05.01
powered by ブクログ傑作『カササギ殺人事件』の続編、まずは上巻を読了。続編があることは発表されていたものの、一体どうやるんだろうと思わずにはいられなかった。何せ『カササギ殺人事件』は主な登場人物がすでに○○してて、あんな物語でしたから。で、ドキドキしながら読んでいる途中である。 出だしから、さすがホロヴィッツ! 掴みが抜群にうまい。主人公は前作から引き続き、編集者のスーザン。引退してパートナーとクレタ島でホテルを経営する彼女のもとに、イギリスから訪問客が訪れる。かつて、あなたが担当した本が、自分たちの娘の失踪事件と関わっていると。その本とは、そうアラン・コンウェイ作「名探偵アティカス・ピュント」シリーズである。また、アランに踊らされるのかと思いつつ、失踪事件の調査に乗り出すスーザン。 以下、本作の構成に触れます。ネタバラシではないですが、未読の方はご注意を。 前作同様、アラン・コンウェイの小説が作中作として組み込まれる。前作とは異なり、捜査の流れで、ある程度の情報は得た後での挿入となる。カササギではただ驚いたが、今回は完全に犯人探しの手がかりとして提示される。これがまた、独立した小説としても読めるくらいに完成度が高い。しばしば作中作であること、謎解きの最中であることも忘れて読んでしまう。 さあ、下巻だ! 物語はどう収束するのだろう。
9投稿日: 2022.05.01
powered by ブクログさあアラン・コンウェイだ! まあそうでしょうそうでしょう 前作『カササギ殺人事件』ではアスティカス・ピュントパートからスタートでしたからね 今回は現実(?)のパートからスタートだと思ってました そして今回は上巻の後半からアラン・コンウェイ作『愚行の代償』が始まります これ最初の1文を読んで旋律が走りました 別人じゃん!て アンソニー・ホロヴィッツとアラン・コンウェイ文章の感じが全然違うんです なんかアラン・コンウェイの方がカチっとしてるんですよね (カチっとしてるって自分的には100点の表現なんですが伝わりますかね) これ凄いことです そして自分が読んでるのは邦訳版なわけですから訳者の山田蘭さんの力量も凄いってことですよね 『カササギ殺人事件』のときも感じましたが今作は更にレベルアップしてる気がします 完全に二人の作家がいます いやもう下巻での二人の作家の競演がほんとに楽しみ! いざ!
37投稿日: 2022.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カササギ殺人事件の続編ということで、前作の終わり方からしてどうやって続くのかと思ったら。 主人公は前作と同じスーザンで、彼女が編集者時代に担当した「アティカス・ピュント」シリーズのうちの一冊である「愚行の代償」に、8年前に起きた殺人事件の真相が隠されているという。気が進まないながらも高額報酬につられ、スーザンは裕福な夫婦の依頼に答え、クレタ島からロンドンへ舞い戻り捜査を始めることとなる。 前作同様、どの人物も怪しく、腹の中が読めなくて面白い。 アンドレアスとの不穏な関係や、仲良しの妹の不安定な様子、そしてスーザン自身の今後の身の振り方への揺れる想いなどなど、本筋を取り巻く様々な要素が絡んでるのになぜか前作よりすいすい読めた。 主要な登場人物が頭に入っているからかな。 現実世界の疾走事件を調べるうちに、やっとスーザンが「愚行の代償」を読み始めて、「アティカス・ピュント」の物語が始まる。ピュントが登場して、上巻自体が終わり。 下巻が気になる。
5投稿日: 2022.04.28
powered by ブクログ前作から2年後。クレタ島で色々問題を抱えながらパートナーとホテル経営の日々を送っていたスーザン。ある日英国のホテル経営者夫婦から8年前にホテルで起きた殺人事件と、数日前に起きた娘の失踪事件の調査を依頼される。娘は彼女が編集したアディカス・ピュントシリーズ3作目「愚行の代償」を読んだ直後に過去の事件の真犯人が判ったと仄めかし、その直後に失踪。8年前の事件解決後に作者アラン・コンウェイがホテルを訪れ、真犯人は別にいると言いつつ上梓したのが「愚行の代償」さて繋がりは?スーザンが8年前の事件について関係者に聞き取りをを始めた所どうも皆腹の底が黒そうで楽しい。途中で始まる「愚行の代償」も被害者の女優に恨みを持つ人物がどんどん登場と王道の流れで二度楽しいが上巻は状況の列挙で終わりという所か。アディカス登場でさて下巻。やはり引きが上手い。
24投稿日: 2022.04.24
powered by ブクログ2021ミステリー16冠の本作は「カササギ殺人事件」続編。前作危うい所で助かった元編集者はフィアンセとクレタ島でホテル経営もこの頃不満だらけ。ある日8年前に起きた殺人事件と娘の失踪について担当していた推理小説に何か隠されているのではないかと英国のホテル経営者夫婦が訪ねて真相究明の依頼を高額報酬で受けヨルガオ館へ。前編なかなか読み進むことが出来ず挫折しそうに
0投稿日: 2022.04.22
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〈素晴らしい点〉 ・作中作のクオリティーが高い。アナグラム、ヒント、仕掛けも込みで考えるとすごく手間がかかっているのが分かる ・このシリーズはアナグラムが大事なので、登場人物名に英語ルビが振ってある(前作はなかったような?) ・犯人当て自体は難しくない 〈ほんのちょっと気になる点〉 ・スーザン周りの恋愛話やケイティの件は少し冗長的かも(ただ、チムニーズという単語を出したかっただけな気が) どうでもいい話 スーザンは、〈サマンサ・コリンズ=セシリー・トレハーン〉としたけど、私は素直にナンシー・ミッチェル=セシリー・マクニールだと思ったんだが。妊娠・トレハーンと呼ぶのは周囲の人だけでアランは取材の際「マクニール夫人」と呼んでいるという点で。ここは初読時まじで納得できなかった、、、。
0投稿日: 2022.04.22
powered by ブクログカササギ殺人事件ってどんなだったっけ?と思いながら、再び読むのは面倒なのでそのまま読み進める。作中主人公も語っていたと思うが、ミステリーを再読するのは面白くない。下巻に続く。
0投稿日: 2022.04.16
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翻訳本に慣れていないせいか、登場人物が多いせいか、関係を把握するのに苦労した。途中からはこの小説の中で出版された小説を読むことになり、そこでも同じように登場人物の多さに苦労した。ミステリーを読むのに向いてないんだろうか?笑
0投稿日: 2022.04.01
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2022/03/22 読了。 図書館から。 おお・・・まさかの作中作、まんま中に入ってた。 下巻に続く…。 現代パートも気になりすぎる!
0投稿日: 2022.03.27ピュントシリーズの残り7冊も読みたいな
『カササギ殺人事件』の時にも思ったけど、この作家、作中作の方が面白いな。 本編だけで登場人物が28人もいるのに、新たに22人も加わり、どうなることかと心配したが、まったく杞憂だった。 それまでの一人称から打って変わって、複数の視点が流れるように次々と切り替わり、最後に探偵ピュントが事件の依頼を受け現場に向かうところで上巻が終わるという見事な展開。 しかも冒頭で、<サンデー・タイムズ紙ベストセラー>や数々の賛辞を載せるという、自らハードルを上げまくっての作中作なので、もう何と言っていいか。 こうなったらシリーズ全作読みたいぞ。 考えてみると本編の導入もなかなかに羨ましい。 報酬として一万ポンド支払うので、娘の失踪の謎を解く鍵が隠されていると思われる、ある一冊のベストセラー本を読んでくれないかという依頼を受けて物語は始まる。 主人公は、決して自分では支払えないようなホテルに無料で宿泊し、昼間から庭に面したバルコニーで、手元にクラブハウス・サンドイッチとジン&トニック、そしてタバコに火をつけ、ゆったりとその本を読み始めるという、何これの裏山展開。 前回の『カササギ』もそうだったけど、作中作と本編の切り替わりが、ほんと自然で劇的だ。 上巻の段階で、誰が犯人かを推理するのは困難だけど、これまでのホロヴィッツの作品から、次のことは想像している。 1)用意周到、冷静沈着で狡猾な犯行というより、怒りにまかせた衝動的な犯行で、操作撹乱のための証拠の隠蔽などが稚拙な犯人が多い。 2)動機からというより、犯行が可能かどうかで目星がつけていく。 3)さらに聞き取りの分量によっても目星が付きやすい。 カモフラージュのためのノイズを増やすためか、一見重要参考人とも思われない意外な人物とのやり取りの長さも考慮する。 ただ、作中作が面白すぎて、忘れてしまいそうだけど。
0投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ「カササギ~」の顛末を完全に忘れていることに気づいた(^_^;; 話はちゃんと前作からつながっているけど、忘れていても読めます。(絶妙に記憶を補完しながら語ってくれる。) 作中作が始まったところで一時スピードが落ちたけど、アティカス・ピュントが登場するあたりでおもしろくなってきて下巻へ。
6投稿日: 2022.02.28
powered by ブクログ期待を裏切らない 前回同様に小説の中にまた小説がある構造で、外国人の名前を覚えるのが苦手な私としては普段より読むのに時間がかかってしまうけど、ストーリーはしっかりしているし、ちゃんと意外性もあり、読んで後悔はしないと思う。
0投稿日: 2022.02.24
powered by ブクログアティカス・ピュントシリーズ。 前作カササギ殺人事件が楽しめたので、楽しみにしていたがストーリーの途中で作中作がはじまり、まったく別の話に取り組まなくてはならないので、途中から集中できなくなった。前作のように上官と下巻ではっきり別れるか、もしくは作中作をもう少しコンパクトにすれば良かったのに。また事件以外のスーザン自身のことを作者は書きたくてしかたないのかなと感じた。
1投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログ読み終えるのにずいぶんと時間がかかってしまったけど、 後半「愚行の代償」が始まるや 俄然エンジンがかかり、 1番ワクワクする場面で前編が終了。 後編も楽しみ。
9投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログストーリー展開、情景描写、登場人物の掘り下げ、どれも超一流。日本語訳もスムーズに読める書き方で、とても上手いと思う。
1投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログ謎解きの秀作。王道だと思う。 クリスティの趣向に近い。ヒントはあるのだが全体像までは解き明かせず、最後まで手放せない一作です。
6投稿日: 2022.02.07
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『カササギ殺人事件』で度肝を抜かれ、『メインテーマは殺人』のホーソーンを通じての現代と古き良き英国ミステリの融合を感じさせられたホロヴッツ。 『その裁きは死』は未読ではあったが、意外にも早く図書館での予約順が回ってきたため、今作はどんなもんかと期待しながら読書スタート。 う~ん読み易さの安定感はあるものの、”あれ、何だか前作の中心人物を探偵に据えたありがちな続編?”と思いきや3/4で訪れる大転換。 いや参った。予想していてしかるべき展開ではあるものの、その大胆さに脱帽。 中だるみという言葉の不要な傑作ミステリ。 下巻へ続く。
22投稿日: 2022.02.05
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安定の面白さ。このシリーズは本筋のミステリーに加えて、本の中の小説のミステリーがダブルで楽しめるのがいい。でもその分登場人物が倍になるので誰が誰やらとなることしばしば。また、今回は本筋の犯人が小説内の小説に関連とのことで、誰が誰のモデルなのかを考えながら読んだのでとても頭を使った。 ただ、答えはかなり明示されていたのが盲点。
0投稿日: 2022.02.02
