
総合評価
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powered by ブクログ前に引き続き知らない中国の単語が出てくるんですが、ふりがなも増えたのか慣れたのか前より読みやすく感じた。 面白かったのと先が気になってきました。 烏妃可愛く見えてきた。
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ魚泳のことを、寿雪が知ることはないだろう。 彼がしたことも。 それは高峻の優しさと諦め。 でも彼は救いも知ったから。 互いが救いになるならば、一緒にいたらいいんだよ…
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログお話の流れとしてはなんかに似てるなぁと思ってたけど、全然違う。なんだか不幸な悲しい展開しか予想できない。どうなっていくんだろう。
0投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アニメはこのあたりまでかな? なかなかエグい描写もあるので、後宮なのに血なまぐさい感じが強い。後宮のお話は女の戦い的なのが多いイメージなので。 カラスとフクロウが兄妹で、罪を犯して流されて…そしてカラスは毒でもって封印されてる。 まだまだ謎が多いけど、寿雪と高峻の関係がどうなるのかや、まわりの人々が増えてそれに翻弄される寿雪の様子が楽しくて読むのをやめれません。
2投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログシリーズ第二弾。二巻目までは以前アニメでやっていたところだったので、おさらいがてら読みました。 寿雪への相談が死にまつわることが多いからか、今回も切ない話が多かったです。 『青燕』で温螢が過去を語ったシーンと、『想夫香』で魚泳が隠していた気持ちを語ったシーン、ラストの高峻に少しうるっときました。 宵月が出てきて、謎に包まれていた烏漣娘娘について少しずつ明かされはじめました。 三巻目以降はアニメ化されていない部分なので、読むのが楽しみです。
0投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ烏妃の正体というか根源?根本?がわかりかけたようで、また謎が増えているような… じっくり読み返したくなりますね。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ2作目。 1作目と比べて読みやすくて面白い!寿雪の周りに人も増えて、それに戸惑う寿雪が可愛い。そしてお互いを大切にしたいと想い始める寿雪と高峻の気持ちの揺れが読んでいて心地よい。 1.青燕(あおつばめ) 飛燕宮の燕夫人に懸想したチウルの話。イシハ登場。 2.水の聲 エンリン様に仕えた元侍女の話。 3.仮面の男 琵琶弾きの男の話。 4.想夫香(そうふこう) 死んだ兄を想い、土人形にて生き返らせた鵲妃の話。封ショウゲツ登場にて烏妃の真実が明らかになる重要回。
0投稿日: 2024.09.27
powered by ブクログ「青燕」 謝罪する理由とは。 心のどこかでは気付いていたとしても、やめられなくなってしまっているのを知っているなら止めるべきだろ。 「水の聲」 死しても聞こえる。 何故亡くなったのか頭では理解しているが、心は真実を拒絶しているからこそ幻聴が誘ってくるのではないか。 「仮面の男」 音色に反応する者。 ここまで取り憑かれたように弾き続けていたのであれば、無理矢理取り上げなくとも死は時間の問題だったろ。 「相夫香」 血を求めるものは。 心身的に限界だったからこそ、冷静に考えれば狂っているとしかいいようがないのに普通に暮らしてたのだろ。
0投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログ2024/09/03 1巻で割と烏妃の秘密に触れてたからこんな最初にそんな秘密だしていいんって思ってたけど今回も新たな秘密が明かされた。このシリーズは巻の最後に秘密明かすタイプなんかな。下鴨アンティークは聞いたことある本やったからびっくり。
0投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログ死者を相手にするので悲しい話ばかりだけど、その中に少しほんわかする話があって読んでる方も救われる感じです。烏妃の謎が深ばるばかりで、続きが気になります!
0投稿日: 2024.07.28
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後宮の烏2 白川紺子 ∞-———————∞ 烏妃の秘密がどんどん出てきて面白い。寿雪は強気な感じでいて、頼みはほとんど断れないし、掟を破って周りに仕える宦官や宮女が増えていく。 宵月が出てきた時は、殺されるのでは?と本気で考えたけど、そしたらこの本終わっちゃう。 「青燕」 「水の聲」 「仮面の男」 「想夫香」 2024/04/28 読了(図書館)
3投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログ何故、烏妃として寿雪が後宮に居るのかが少しずつ秘密が明かされていく2巻でした。 主人公たちのやさしさがとても印象的でした。
0投稿日: 2024.04.17
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ずっと前から本屋さんで平積みされていたのが気になっていた。でもシリーズものは当たり外れがあるし、、と思いしばらくは手に取らなかったけれどアニメ化もしたとのことで今更ながら読み始めた。 ここからは完全に個人的な好みになるけれど、かなり好きな雰囲気。寿雪や高峻をはじめとする登場人物達も人間味があっていいなと思えるし、根本の夏の王冬の王の謎も先が気になる。 中華風ファンタジー(というのか?)によく出てくる宦官だけど、私が宦官という言葉やその意味を知ったのが浅田次郎さんの『蒼穹の昴』だった。学生時代初めて読んで物凄く面白くて記憶に残っている。主人公が宦官となるシーンなども割と鮮明に覚えている為、アニメや小説などで宦官が出てくる際にその扱いの軽さに自分の中で捉え方との差があり、登場人物として生きてないというか、実はあまり楽しめなかったりしていた。(『顔はいいのに○無しか〜』みたいな台詞とかあると、なんかそんな感じだっけ、、、?となったり。)勿論その物語において大事な意味を持つわけじゃないからかもしれないけれど、とにかく私は蒼穹の昴をずっと引きずっていたので(笑)だから衣斯哈の処遇を巡った温螢と寿雪の会話シーンがすごく良くって、こうゆう主要に近いキャラクターに奥行きがあるのいいなと感じた。 調べたら7巻完結で全部販売されているので一気読みしたいと思います。
2投稿日: 2024.02.12
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烏妃として生きるとは。 寿雪の元に人が増えてくる。烏妃は侍女も宦官も置いてはいけない。その教えを破ってしまうことに心は騒ぐが——。 アニメで一度観たけど小説で読むのもいいですね。人が人を想う気持ちは、いつも暖かい結果になるとは限らない。それでも人は人に手を伸ばす。寿雪も、高俊も。 皇帝が孤独な立場であることはさまざまな作品でよく言及されているが、烏妃も同様に孤独に生きることを求められている存在。大きな権力を持つ存在にはさまざまな人間が寄ってくる。利用されないために孤独を選ばざるを得ないのか。「人」としての心はどうなるのか。 敵のような存在も登場してますます続きが楽しみ。
1投稿日: 2024.01.04
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最終章で寿雪もこの時初めて高峻のためになにかしようと動いた… お互いがなにか役に立とうと動く姿に心を動かされる… 世界観も好き にしても高峻が寿雪を守ったところかっこよかったなぁ 感情をあらわにしない二人だけど内心では置かれる立場に思い苦しんでいることが文章に表現されている 温蛍無事でよかったぁー
3投稿日: 2023.11.20
powered by ブクログ烏妃と烏蓮娘娘の関係が少しずつ明かされていく。 まだ、ここから本筋が進んでいくんだろうなと思う。 続きが楽しみ。
13投稿日: 2023.08.24
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深まっていく感じがいい 寿雪はらん家の生き残りとして身を隠し、母を殺され、烏妃に選ばれ、自分ではどうしようもないことばかりのなかで、それでも自分の足で立ち、生きのびてゆくしかないのだと、そう思いさだめて生きてきた。自分自身だけは、誰にも踏みこまれない、誰からも奪われない唯一のものだと思っていた。信じるまでもなく、当たり前のこととして、それを芯に寿雪は背を伸ばして立っていた。 いまのわたしは、わたしなのか? わたしは、わたしを温めてくれるものに頼ることで、かろうじて立っている。が、それは、師との約束を違える、過ちなのかもしれない。それでも━━。
1投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログ読了。烏蓮娘娘の謎が深まりつつ、寿雪と高峻との関係や寿雪の周りに人が集まっていくことにほっこり。アニメがたぶんここら辺までだったから、この先が気になる〜(≧∀≦)
2投稿日: 2023.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
無理( 帰ってこない語彙力 ) ただ孤独で居ようとする寿雪の周りがどんどん賑やかになっていくのは嬉しかったです。 あと高峻と少しずつ近づいていくのがとっても可愛らしい。 不穏な空気が怖いなと思いつつ烏漣娘娘( うれんにゃんにゃん )の読み方が可愛くて毎回癒されてます。笑 前作でわりと謎解けたかと思ってましたが、全然そんなこと無かったです。第2、第3の謎。謎が謎を呼ぶのがとっても大好きです! この後どうなっていくのか…知りたいようで最後がどうなるか想像ついてしまうので、知りたくなくてモヤモヤします。笑
1投稿日: 2023.03.16
powered by ブクログアニメではここまで。まだ続きがあるというのが救い。サイゼリヤで読んでいたのにボロボロ泣いてしまった。
1投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログこの巻までアニメ化されましたね。アニメ化のお陰でイメージしやすかったです。登場人物も増えち、変化も入ってきて今後の展開が楽しみです。
1投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログ2作目になりキャラクターが増え、俄然良くなってきた。 中華風乙女ゲーム陰陽師。 衣斯哈登場。 温螢さんが好きになる巻。
1投稿日: 2023.02.17
powered by ブクログ高峻と寿雪の距離が近くなってきて嬉しい。でも近くなったことによる弊害が今後起こるかもしれないと考えると素直に喜びづらい…。梟また出てくるだろうなぁ。 温螢は寿雪と親しくなってるけど、衛青がどれほど寿雪に心許すあなはようになるか今後楽しみ(笑)
1投稿日: 2023.02.02
powered by ブクログアニメを見てから本を読んだけど、アニメの回想シーンで使われた切り絵タッチがすごくよかったから、アニメはアニメで好き。でも小説は人物の心情の描写が細やかで、アニメではわからなかったことがよく理解できてこれまたよかった。 ラストがアニメとちょっと違ってたけど、小説の方が高俊の心理がわかったけど、アニメの方が魚咏の去り方がよかった。。。 これ、ほんとにアニメも小説もどちらもいい味で面白かった。
6投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログ内容はほぼアニメと同じ。でも、登場人物の思考やセリフなど小説の方がより詳しく、やっぱり小説が面白い。
1投稿日: 2022.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どこまで 責任を取れるのか 責任を取るとは どう言うことなのか 何ができるか ちょっとした気の迷いで助けたのかもしれないけど 自分がしてもらったことを 少しでも できることを返す やって良いのか 悪いのか 何ができるのか やったことがあるのかやれるだけではなく 初めてやることに 対する不安に負けない
1投稿日: 2022.12.16
powered by ブクログ皇帝であろうとする高峻と烏妃であろうとする寿雪、それぞれの心の内が少しずつ、少しずつ伝わってくる。 梟とは…?烏妃の秘密も少しづつ明かされていく中、まだまだ謎は多い。周りと関わればかかわるだけ、何かが変わっていく。それはいい方へなのか、悪い方へなのか。
2投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログ西婉琳というより安氏の話がすごく印象に残った。(アニメ未視聴分) ドメスティック安氏…ワオ…。 2巻は全体的に人間の嫉妬とか不満とか負の部分をクローズアップしているような印象でもあり、人間だもんね…。と噛み締めてしまう。 それにしても安氏怖かった。
1投稿日: 2022.12.02
powered by ブクログ辛いけれど、温かな思いが溢れている巻だと 読み終わって感じました。 悪い人だと思っても、元は優しい気持ちからだと 必死な想いだと… 次巻も楽しみです。
1投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログ1巻を読んでから時間が経ってしまったから色々忘れたけど、寿雪の周りはあたたかいな。寿雪が優しいからだろう。孤独だった寿雪が少しずつ周りの人間たちと交流を始めていく様は和む。特にイシハの存在は大きかったし、温螢もいいキャラだ。みんな幸せになれるといいな。
1投稿日: 2022.10.23
powered by ブクログ1巻読み終えて、2巻以降って面白くないんだろうな とか思いつつ、想像越えてきた。 いや、でも中華風魔法少女複雑化してる。 設定盛々にして今後どうなるのか気になる。
1投稿日: 2022.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
王宮内なのに生臭いなぁと 鳥妃の別の面を知る人物2名の登場で、本人が知らないことが浮かび上がってきました。 一名はもう鳥妃を会うこと叶わず残念です。 もう一回ぐらい絡んでほしかったな。 前鳥妃とのストーリーももっと絡めて別のストーリーを紡いでほしかった。 さて星星の正体も若干わかってきました。ただの鳥ではなかったのか・・・役に立つんだとも。 さいご皇帝の心がとぎほぐれるシーン。 心が動き出して出た涙だろうなと。 別の本で読んでいる、東日本大震災の被災者が、震災後時間を経て涙が急にあふれてくる人々を思い出させました。 皇帝もやっと動き出せたのだろうなと。
1投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログはい、面白いー。謎は深まるし、切ない話もある。そういう本を読んだ後はしばらく続巻に手が伸びないのだけどそれ以上に物語を読み進みたくなる魅力がある。というわけで、3巻もマッハで手に取る。
1投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ中華幻想譚である後宮の烏の第2巻 烏姫のライバル(?)も登場して、烏姫の謎に少しばかり迫り物語が進展 とは言え、物語の核心に至るまでは、まだまだ尽きぬ話がありそうな予感 次巻を早く読みたくなる。そんな感想を抱かせてくれる第2巻でした。
1投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログ気持ちを通わせていく高峻と寿雪の様子に心が温まる一方で、烏妃の秘密が次第に明らかになり、不穏な気配が物語を包み始める。 宮廷で起こる不可思議な事件を縦糸に、烏妃寿雪と皇帝高峻の運命を横糸にして、織り上げられる幻想譚。 2巻ですっかり虜に。
1投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログ烏妃の秘密が少しずつわかってくる第二巻。 今後もキーマンになると思われる実体化した 宵月?が、登場。 とりあえず3巻も読もう。
2投稿日: 2022.06.26
powered by ブクログ少しづつ物語が動き出す第2巻。 寿雪の周りに少しづつ人が増えて行く。 何故烏妃が、ひとりでなければならないのか。 分かるけど、それは権力者側の言い分かな。 定めだと言われても、誰とも交わらない一生は悲しい。 麗娘に寿雪がいたように、やはり寿雪にも誰かいて欲しい。 梟登場。 謎が次々出てきて、先が待ち遠しくなってきた。
1投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログ悩みながら徐々に寿雪の周りに人が集まり これでいいのかと悩む寿雪の少しの変化が面白い。 帝との関わりもまた善き。
1投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった。2巻続けて一気読み!! 2巻でこの展開とは…早くもシリーズの沼にどっぷり。 孤独な烏妃は、楽土に行けない幽鬼を救うことの出来る特別な存在。 夜伽をしない烏妃・寿雪と帝・高峻の永遠に秘されるはずだった過去の因縁。次々と明らかになる驚愕の事実に、これからの二人はどうなるの? あー、切ない…。 言葉少なくぶっきらぼうだけど優しい寿雪は、幽鬼を救う過程で関わった人を放っておけず宮に置くことになる。 彼女を慕う侍女の九九も、食いしん坊で甘味の誘惑に弱い寿雪も違ったタイプで可愛い。 烏妃に興味を抱いて足げく通う高峻。 重い責を負う二人には幸せになってほしい。 久しぶりにファンタジーにどっぷり浸り、ドキドキハラハラ、ちょっとゾワゾワ。 策略・命の危機・恋・驚愕の新事実とますます目が離せない展開になりそう!
2投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログシリーズ読み始め、許されざる恋愛とかそういうものを読みたいと思ってたんだけど、「これはバトルものなのでは?」とふと思う。敵が出てくるし仲間も増える。少年漫画の定石みたいな展開も感じられて面白い。
1投稿日: 2022.04.28
powered by ブクログいや、おもしろい。 ハラハラ、どきどき、胸がチリチリと苦しくなったり、背筋がひんやり冷たくなったり。 まだ、2巻か。そうとは思えぬほどの満足感。世界観にも魅了されるし、烏妃を取り巻く人との繋がりにも引き込まれる。 類は友を呼ぶというけど、優しさにほろりとする場面が多い。優しさは連鎖して広がっていく。 氷が溶けていくように、孤独が薄れていく。 それを嬉しいと思う気持ちと、孤独であることを強いられていながら人と交わってしまったことへの後ろめたさと、後戻りできないところに来てしまったような心もとなさとが交じり合って、落ち着いた気持ちでは読めない。 どうか、彼女が進んでいる道の先に絶望がありませんように、と願うしかない。 今回のクライマックスである”梟”との出会い。 次々に謎のベールがはがされていくけれど、まだまだ全貌は見えない。この、一見正しいことをしているようで、まるでわかっていない、言葉が通じる気が全くしない相手、というのが恐ろしい。 続きが気になる!
4投稿日: 2022.04.22
powered by ブクログ寿雪と高峻のやり取りが面白い!って単純に言えなくなってきた いや、ほっこりして面白いんだけど…なんとゆうかお互い闇が深い感じで少し苦しい 知らぬ間に支え合って助け合って、少なからず生きる糧になってる どんどんお互いの存在が大きくなってる 烏妃がこんなに深い設定だと1巻では気づけなかったので、それも興味深い そして寿雪の周りに侍女や宦官が増え、その一人一人がどんどん大きな話になって、繋がっていくところも面白い 最初に思ってたよりこれは長く楽しめそう! 3巻も楽しみっ
2投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
増えていく。そして過去も明らかになり、繋がりが深くなっていく。寿雪の代で烏妃が終わりそうな感じをどんどん出してくるなぁ。先代の烏妃やら烏妃そのものの謎も解けていきそうだけれど、誰かが死にそうな感じもする…
1投稿日: 2022.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不穏な空気というか悪い事が起こりそうな予感というか、そういう雰囲気のまま物語が進んでいきドキドキします。 侍女をおかぬようにという先代烏妃の言いつけを破り、成り行きとはいえ侍女や宦官を置くことになってしまった寿雪。人との交わりを持ってしまったらもう孤独には戻れないと思います。寿雪のためにそれが良いことであればよいのですが…。 そして烏妃にはまだまだ秘密がありそうです。この巻では宵月が寿雪の命を狙います。その宵月を後宮に入れたのが冬官の魚泳でした。先代烏妃は独りだったのに何故寿雪だけが、という身勝手な理由で。後宮を去った魚泳の行く末を正直に寿雪に伝えられない高峻。そして、鵲妃が亡くなりその父に怨みをかったのでは、と心痛の高峻を慮り、鵲妃の父に哀悼の手紙を送った寿雪。お互いを思い合う二人に今後の希望を見た気がしました。
1投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ人気の中華風ファンタジー、2作目。 衣装や言葉などは昔の中国風ですが、国は大きな島で、後宮もそんなに大きくはない様子。 どこか寂しげなしっとりした雰囲気と、昏い背景の中で息づく人々の優しさが魅力です。 後宮の奥深くにある漆黒の館、夜明宮。 妃でありながら皇帝に侍らない、烏妃という存在がいた。 依頼を受けて祈祷や祓いを行うという噂を聞いて、ひそかに頼みごとをしに来る侍女らが後を絶たない。 皇帝の高峻その人も、ある意味ではその一人だった。 孤独を守るよう、先代に厳しく言われて育った寿雪だが、次第に周りに人が増えてきた。 事件を解決するたびに、慕われたり、誰かを引き取ったりしてしまうのだ、 世間を知らず、不器用で不愛想だが、心の柔らかさが垣間見える。人もそこに引き付けられ、こちらもほろっと来ます。 一つ一つの事件は連作短編風ですが、まさしく連なって山場へと。 寿雪の不安と苦しみ。 後宮にやってきた謎の存在「梟」は、寿雪の中に封じられている「烏」を屠りに来たという。神の住む国から罪を犯して流されてきたという「烏」… 寿雪には覚えのあるはずもないことだが、烏とは、烏妃とはそういうものだったのだ。 このあたりは、がっつりファンタジー。 先を期待させる読み応えでした。
23投稿日: 2021.11.12
powered by ブクログ話が動いてきましたね。少しホラー調(といっても怖くはない)のミステリー仕立ての連作短編なのもとても読みやすいです。何より高峻と烏妃の距離感がとてもいいです。どう変わっていくのかも注目したいです。
1投稿日: 2021.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
烏妃は先代より近くに人を置くな、と言われていたが、どんどん増えていく。また、寿雪は後宮内をうろうろし、話しかけるので(調査)、だんだん優しい人だと思われているよう。甘いものが大好き。 寿雪の中には烏がいるらしい。初代烏妃が閉じ込めたらしい。そして、梟が苦手。
1投稿日: 2021.08.21
powered by ブクログ『青燕』の兪依薩の最期の言葉に泣けた。ベタな展開だったんだが…。 そして、温螢の過去の告白に対する寿雪の態度にも。 新たに知らされた過去の歴史。これからの展開はどうなるのか、楽しみだ。
1投稿日: 2021.08.19
powered by ブクログ当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、 侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。 烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとりでいるものだからだ。 そんな彼女のもとに、今夜も「頼み事」のために訪ねてくる人がいる。 ある少年宦官は、自分と同じ年頃の宦官の幽鬼が現れるという。 入水して死んだ、かつて仕えていた妃の幽鬼を弔ってほしいと老宮女はいう。 古い布作面には男の幽鬼が取り憑いている、という気味の悪い話もある。 そしてある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、 寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらすことになる、がーー。 烏妃をしばる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)とは何か? 烏漣娘娘がおそれる「梟」(ふくろう)とは一体誰なのか? また一つ物語が進む。 宮女が寿雪の元に死んだ人間を生き返らせて欲しいと願いに来るが、それは出来ぬことだと寿雪は断る。 読み進めていくと、いくつかの事件を寿雪が解決していくのだが、その宮女の願いは大きな伏線で、この物語の主軸となっていた。 こういうところがとても面白い。 何か起こるのだろうなぁと読み進めると、確実に何かが起こる(笑) その他にも伏線がいくつか。 伏線を回収していくと、寿雪も知らなかった事実が明るみに出てくる。 一巻が面白かった為続きを会社の方からお借りした。なかなか面白い。時間があれば一気読みしたい(*^^*)
22投稿日: 2021.06.19
powered by ブクログあー、好きだなー。不器用でとても優しい二人がひっそり支えあう様がたまらない。この物語の結末が、幸せなものであることを信じてます
1投稿日: 2021.05.24
powered by ブクログ前作に続く2作目。 登場人物が少しずつ増え、世界観も掘り下げられてきました。 前作で帝の敵がいなくなったため、それ以外の人々の思惑渦巻く(悪く言えば)普通の後宮の話にシフトしてきましたが、それを烏妃がいる事で、このお話独特の世界が展開されています。 重要な敵役が出てきたり、謎めいた烏妃の背景も描かれ出し、より作品の世界が魅力的になってきます。 個人的にドキドキさせられる展開もあり、短編の形がとられているのですが、先へ先へと読み進めすぐに読み終わってしまいました。
1投稿日: 2021.01.29
powered by ブクログ世界観が広がり、読み応えが増した。 貪るように夢中で読み進めてしまった。 冒頭のシーンが2巻の最後まで、ガッツリと直結しているとは思わなかった。 烏妃は、この巻でも色々な人の想いを知る。 人間とはかくも愚かで浅ましいものか、と胸が苦しくなる一方、烏妃の周りには信頼の置ける人物が増えていくし、烏妃と帝の因縁も明らかになり、続きがますます楽しみ。
1投稿日: 2021.01.29
powered by ブクログ前作は1話完結な感じだったけど、この巻から続き物っぽい感じになってきた。 烏妃にはまだ秘密がありそうだわ。 本人すら知らない秘密が。
1投稿日: 2020.12.29
powered by ブクログ一巻より断然面白くなってます。文章も読みやすくなってる気がしました。 そろそろ登場人物紹介ページが欲しくなってきました。挿し絵もないし、忘れちゃうんだよね。 少しグロい話が多かったです。でも、衣斯哈を助けるあたりとか、ちゃんと寿雪に共感できるようになってて、ツンデレってか、全く分かってないっていうか、そのへんも楽しみながら読めました。
1投稿日: 2020.11.17
powered by ブクログ鳥妃がなぜ独りでいなければいけないのか、それが分かってきます。特に宦官であるイシハとのエピソードが良かったです。2巻も面白くて一気読みしました!
1投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログ前回の作品よりキャラが生き生きとしており、よかったです。しいていうと、前回と比べて後味の悪い話が多かったかなと思います。一冊としては、とてもよかったと思います。
2投稿日: 2020.10.05
powered by ブクログ烏妃の周りに人が集い 優しくなるのか、弱くなるのか。 畏れと不安と。 梟が緊張感を高める。 紐解かれる始める烏妃の謎。
1投稿日: 2020.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中華風巫女妃ファンタジー(でいいのかな?)第2弾。 前巻は楽土送りがスムーズだったけど今巻は救われないバージョンいろいろ。 後味悪かった編 ・水の聲 「お嬢様のため」じゃなく「この娘を立派に育てた私のため」が生んだ悲劇。 決して生前は認めなかっただろうけど、恨まれてもおかしくないよなぁな毒親感。 同時にお后って己のためじゃなく家族のため一族のための存在なのでそもそもそこから難しいなと思う。 ・想夫香 「定めに従い抜いたあの人が手に入れられなかった幸せを、どうして掟破りのあの子が手に入れようとしているのか」ってやつ。ズルいヒドいって気持ちは分かる。ので自裁までしなくてもよかったんじゃないかなあと思わなくもない。切ないもったいない。
2投稿日: 2020.10.02
powered by ブクログ寿雪の純真なこころに胸打たれます。純真無垢な少女が人のために、損得なく。自分のこころのままにすること、それが人を人の心を動かしていく。その様に心がほんわか、洗われるようです。 これから寿雪には困難があることと想像できるのですが、それにどのように立ち向かっていくのか?気になります。
1投稿日: 2020.09.28面白い
サクサク読める。面白いです。でもそれだけじゃなくてお互いを思いやる気持ちに泣きそうになることがあります。誰かを救おうなんて傲慢なのかもしれない。でも意図しない優しさが意外と誰かを救っているのかもしれませんね。
0投稿日: 2020.09.11
powered by ブクログ少しずつ明かされていく烏妃の秘密。人と接していく中で弱くなることも強くなることもあるよなぁ。寿雪には幸せになって欲しい。続きが気になります。
1投稿日: 2020.09.07
powered by ブクログ神が体内にいるの気持ち悪いな 解放なんてできるんだろーか 生き返らせたい願いはそりゃそうだよね、と思うばかり やりたいよねえ そりゃ 心遣いができるようになった烏姫は、自分が強くなった、と自覚してほしいなあ
2投稿日: 2020.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
烏妃の秘密が少しずつ明らかになっていく。 そして寿雪の心が柔らかくなっていくにつれて、深まる苦悩。 辛い(T ^ T)
3投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログ綺麗で静かな文体が好みすぎて、読んでいるとストレスが浄化されていくような。 謎が少し解けたり更に深まったりと話の規模は大きくなってきたけど、烏妃の行動範囲や関わる相手が限られているのでやっぱり静かに話が進行していく。珍しい描かれ方のように思う。そこもとても好み。 話の先も楽しみ。続巻購入済みです。
2投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログレーベル的にあまり多くを期待してないのでこんなものかなって思って読了。 突然の神話とか。後付けでどのくらい設定を盛ってくるのかなぁ? 12国記世界に比べる(比べたらかわいそうだが)とペラッペラだけどこんなもんじゃなかろうか。 とりあえず続きが出ているので読むと思う。
2投稿日: 2020.01.07
powered by ブクログ烏妃の存在の始まりを知るものが登場。 謎が少しづつ解き明かされていく。 あまり主人公に感情移入が出来なくて、物語についていけなくなってしまった。
2投稿日: 2020.01.01
powered by ブクログひと言で言えば 毎回、後宮の何処かに現れる幽鬼を 烏妃がなんとかするという話なのだが それぞれの事情や立場や感情が絡みあって 飽きがこないし その都度二人が互いを思いやる気持ちが 育まれていくのがいいね 今回は烏と烏妃の関係や因縁など 核心に迫ってきているので またまた今後の展開が楽しみ
3投稿日: 2019.11.15
powered by ブクログやっぱりこの話好きだな。梟は何者だったのかね?これから異世界交流も出てくるってことなのかな?冬官が裏切ってたのが残念です(T_T)結構好きだったのになぁ。死んだことを話さない主上、ほんとに烏妃が好きなんだね(笑)。
2投稿日: 2019.11.08
powered by ブクログこの世にもう身体はないのにあちらの世界にいけない者たちが章ごとに出てくる物語だけど、物語の中心にあるのは主人公の寿雪と彼女をめぐるあれこれかな。 前巻よりも彼女の健気さや周りの人たちの個性が鮮やかに浮かび上がってきてるよう。 まだまだ、読者には謎の部分が多いけど、これから、彼女が運命と感じ縛られているものから、解き放たれていくところが見たいかな。 それから、こういう物語ではお約束だけど、まわりの男性がそれぞれに素敵。
3投稿日: 2019.10.26
powered by ブクログ烏妃の中の化物とは、烏と梟とは。一人で生きる定めの烏妃 寿雪が人に囲まれて感じること、帝との関係。 舞台背景が少しずつ明らかになるが、まだその先の真相がありそうだし、寿雪のこれからの成長と運命も気になる。 19-109
3投稿日: 2019.10.25
powered by ブクログ中華風歴史物語の第2巻。 物語はどんどん複雑化していく。ただ、主人公寿雪は成長していく。特に心が。 本当はひとりでいなければならない習わしなのに、ついつい人と関わってしまう。それは危ういものを感じさせる。 今回もとてもおもしろいお話でした。 購入
2投稿日: 2019.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2日で読了。 皇帝の孤独と烏妃の孤独に涙が出た。 魚泳の想い。 烏妃の周りに人をおくということは、烏を内に留めておけなくなるからこそ「ひとを遠ざけただひとり」と定めたのだろうか。 でも、夏の王と冬の王はこれを打開する展開がありそうな気がする。 単に幽鬼を救うといった短編に収まらない背景、この物語はまだまだ先が続きそうで、とても楽しみ。
2投稿日: 2019.08.22
powered by ブクログ人とのつながりが暖かくて心が休まる。 でもこういうシリーズってだんだん重くなってくるのは避けられないことなんてしゃうかね。
3投稿日: 2019.08.12
powered by ブクログ冬の王,後宮のの烏妃の寿雪のもとに願い事をするために様々な王宮の人間がやってくる。寿雪は夜の宮を出て、その願いを何とか叶えてやろうとする。心優しいのだ。その中で、温蛍という宦官と心通わせ、衣斯哈という宦官を自分の下に置く。寿雪の世界は、確実に広がっていく。寿雪の中にいる烏、烏漣娘娘の兄が現れ、ここからもさらに物語は大きく動き出していきそうである。夏の王、高峻との友情も深まっていき、冬の王、夏の王のかたくなな心は次第に溶け出していく。本当に心優しい物語だと思う。1巻からの物語の進展が好ましい。
13投稿日: 2019.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神々の世界が少し明かされ,物語の厚みが増してきた. 新登場の千里がいい味をだしそう. 魚泳の死を知ったら寿雪は怒るだろうなー(裏切られたと思うかもしれない). 高峻の梟のあざはどうなるのか.3巻が待ち遠しい.
2投稿日: 2019.07.29
powered by ブクログ中華ファンタジーというのかな、作品の雰囲気が好き。名前の漢字が難しいけど、フリガナをずっとふってくれてて有難い。続きが楽しみ。
1投稿日: 2019.07.21
powered by ブクログなんというか、一巻よりさらに良かった。 特にラストの数ページには感動した。 前巻で寿雪と高俊の関係に一つの安定を得て、今巻では話の軸は二人の関係から、新たに登場した烏妃の天敵との対決に移ったように見えた。でも本当は…… 今巻では烏妃のさらなる秘密が明らかになってくるのだけど、運命はどこまでも彼女に優しくないのだな。 後半のじゃく妃の悲惨な事件から梟との対決までのクライマックスには手に汗握った。 でも個人的ハイライトは、ラストで高峻が烏妃の心遣いを知って涙する場面。 二人の仲がさらに深まった瞬間だ。 いいよね、これ。 不穏な影を残しつつ、二人の関係がどうなっていくのか。次巻が待ち遠しい。
4投稿日: 2019.07.18『淡く、あえかな光だ。』せつないなぁ。
高峻の腕に残った傷あとが・・・。 寿雪が寿雪である為には・・・。 寿雪の寿雪を取り巻く環境が果たして・・・。 いるのかいないのか烏と梟が招くものとは・・・。 ひとつひとつのでき事の、 「言葉」がとても暖かくて、簡潔だけど伝わってくる感動が余りある事。 「描写」が血のにおいさえ伝わってくる程の繊細さ、かつ戦いの時などの動きの速さが目まぐるしい。迫力が! この先、謎は深まるばかりですが、これも楽しみ。
0投稿日: 2019.07.01
powered by ブクログライトなミステリーを短編で綴りながら、メインのストーリーが動いていく感じ。変に引っ張らないで、どんどん物語が進んでいくので楽しい。
2投稿日: 2019.06.21
powered by ブクログ今作では、心情描写の掘り下げと世界観の安定感がより増したなという印象。 やさしい読みやすさのまま、前作よりもスッと、グッと、物語に入り込めた。 さらに新たな人物も登場したことで物語は深く、かつ広がりを持ち始めている。 (ひとつひとつの話が短編風でもあるが、全体としてゆるゆると大きく繋がっている) また、今作では高峻をはじめとする、“他者との関わり”が寿雪の気持ちをほぐし、またその周りの者達も寿雪に救われている。 その様子を嬉しく読み進める一方で、“烏妃はなにも望んではならない”という言葉が存在感を持ち始め、この先なにやら不穏な気配、、 面白さが加速!早く続きが読みたい 《補足メモ》 ちょうど意図せず、同時に「下鴨アンティーク」を読んでいた。同じ著者だとは! すこしミステリー風味な摩訶不思議要素は共通しているけれど、こんな作品も書くのかあ、と少しだけ驚いた。
2投稿日: 2019.06.11
powered by ブクログ1巻目に引き続き、「亡くなった人の想いが云々」のエピソードが大半であった。やっと話が大きく動き始める兆しはあるが、うーん。
2投稿日: 2019.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
烏妃にまつわる謎や秘密を解き明かし、寿雪を救うことが、このシリーズの主軸になっていきそうですね。とはいえ、前触れなく出てくる設定が多いので、はてさて、ここからどう話が展開していくのか……? 今巻から登場してきたキャラも含め、寿雪の周りに集う味方の面々が皆、高潔で明るく、好感がもてます。 しかし今回一番胸に響いたのは、他のどの場面より台詞より、終盤の魚泳の悲痛な絶叫だったなぁ……。
2投稿日: 2019.05.31
powered by ブクログ不思議の力を持ち、ただ一人帝の夜伽の相手をしない妃、烏妃の寿雪の物語第二弾。前回は烏妃とは何者か?という立場上の謎が語られ今回は烏妃が恐れる「梟」という存在が出てきて別の謎が明かされる。宦官の幽霊やかつての主人の声に悩む宮女、お面の目の奥に立つ男の話の中で一人でいるべき、と律していた寿雪の周りに優しく人が増えていき、帝との関係もお互い手を取っていい存在なのか悩みながら少し進んでいくのは微笑ましい。しかしそれが枷となり苦しい展開に進みそうな気がしてならない。弱点となるか強みとなるかどちらも示唆あるけどさて?
2投稿日: 2019.05.18
powered by ブクログ面白かった! 烏連娘娘や梟等、更に謎は深まるばかり。 ストーリーだけでなく、花や鳥をはじめ後宮の描き方が綺麗です。 高峻と寿雪の因縁は?悲恋に終わらないといいけど...。
2投稿日: 2019.04.28
powered by ブクログわかりやすい敵である皇太后が、1作目であっさり退場していたので、どうやってシリーズ物としての世界観を広げていくのか気になっていました。それによって、読み続けるかどうかの分岐点となる2作目だったのですが…盛り上がってまいりました!という感じの展開で面白かった! やはりあくまで主人公は烏妃であり寿雪なんだと。まだまだ奥行きを持って広がっていきそうな話運びにウキウキします。続編を期待して待てるシリーズ物があるって幸せですね。 1作目に比べて血生臭さは飛び級(レベルとしては大したことはない)ですが、色恋よりもミステリー感や登場人物のバックグラウンドに比重を置いている雰囲気に好感が持てます。そこは好みだと思いますがね。 ある人物の終着点を読者には明かした上で、あくまで真実を知らない寿雪主観で描かれるラストが実に切ない。 新たな登場人物もキーパーソンとなっていきそう。 次作はいつかなー。
3投稿日: 2019.04.25
powered by ブクログシリーズ第2弾。 本著では烏妃という存在を通して、寿雪と高峻が近づいていく過程を描いていた前作を経て、二人の関係が変わっていくのだと思っていたら、幽鬼やら梟やらと怪しげな雰囲気満載に。 また波乱の展開が続きそうだし、次作が待ち遠しい。
2投稿日: 2019.04.09
powered by ブクログ後宮の烏の続き。2も面白かったが、残念なことに甘味があまり出てこなかった。本作で烏妃がどういうものかおぼろげに見えてはくるが、まだ何故閉じ込められているのかなどという初期設定部分の謎が残っている。これはゆくゆくは初代の烏妃の話を読ませてくれるのを期待する。
2投稿日: 2019.04.05
powered by ブクログまだまだこれからという感じ。どうなっていくのか気になる。幸せになってほしいな、と思う。 2019/4/1
2投稿日: 2019.04.01
powered by ブクログ梟の不気味な存在がだんだんわかってきて,まだまだ謎が多いながら初代烏妃の成した結果がここに至っていることがわかってきた.少しずつ味方が増えていく中で烏妃寿雪の心が生き生きしてくるようで嬉しいです.最後の最後で夏王高峻に梟の影が落ちているのが気になる.
2投稿日: 2019.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作もよかったけど、、さらにさらにおもしろかった。 烏妃と、寿雪の中にいる烏漣娘娘を葬ろうとする梟との関係が少しずつ明かされていくが、まだまだ謎は多い。金鶏の星星も。 一方、寿雪と高峻のお互いを想いあう関係がいい。もろもろのしがらみから解き放たれて幸せになってほしいと思うのだが、そう簡単にはいきそうもない。 気になるのは、高峻の腕にできた縞模様に似た褐色のあざ(まるで梟の羽のような) これからの展開が楽しみだ。 甘いものにつられちゃう寿雪は可愛い。
2投稿日: 2019.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作の幽鬼は悲恋が多かったが、今作は妬みや執着が多かった。幽鬼の幽から鬼になる要素も出てきてそれらしくなってきている。 前作だけでもまとまっているが、続きが出たことで烏妃の秘密や敵らしいものも出てきて世界観が徐々に広がっていくのも面白い。 高峻側の事情も、大きな敵がいなくなって気力を支えていたものがなくなり、柵だけが深くなって孤独感が増していく。 後宮ものではありながら、今のところ高峻の妃たちは権力争いや寵を競う様が出てこない。むしろ他に想う者がいるなど高峻の方を向いていない者ばかりなのが気になるところ。だから余計に孤独に見えるのだろうか。 寿雪と高峻は孤独と痛みで繋がっている。だからこそ魚泳のことは切なかった。 魚泳のその後を知る高峻の優しさ、知らない寿雪の純粋さが際立つ。けれど寿雪は知らせてもらえなかったことにものすごく傷つき怒るだろう。きっと高峻はそのことに気付かない。 魚泳は長年の憤りを変えることは出来なかったのだろう。あちらで麗娘に怒られればいい。凄く喜びそうだけど。そしてあちら側へ渡れているかもわからないが。 新しく冬官になった千里がいいキャラクター。寿雪たちの理解者になってくれるといい。 寿雪と高峻が今後どうなっていくのか、烏妃という存在がどうなっていくのかますます楽しみだ。
5投稿日: 2019.02.23
powered by ブクログ寿雪と高峻の距離が少しずつ近づいていく様がとても好き。 梟と烏の関係も明かされ、寿雪がどんな運命をたどるのか、本当に楽しみ。 願わくば幸せな結末であって欲しいけど…。 早く次巻が出ないかなー!
3投稿日: 2019.02.22美しい
シリーズ二作目。今作もため息が出るくらい美しい。事件の解決の仕方も面白かった。美しい風景などの描写、登場人物の心情表現の細やかさ、アクションシーンの迫力、事件の顛末の描写、本当に素晴らしい。主人公の寿雪と皇帝が益々魅力的になり関係性も深みが増してきた。今回のメインの事件はなかなかおどろおどろしいのだが、寿雪の正体に迫る物だけにワクワクした。すぐにでも続きが読みたい。
0投稿日: 2019.02.16
powered by ブクログ2巻も期待を裏切らない面白さでした。 魚泳も心の見えない人だと思っていたけど、麗娘のことをとても想っていたのだなと思うととても悲しく感じます。 悪い人がただ悪いだけではなく、悲しみを持っていると、そして寿雪はそれが分かるから烏妃なのでしょうね。 人を遠ざけてきた寿雪が、初めて自ら誰かのためにと理解して行動したことも心が温まりました。 また続きが楽しみです。
3投稿日: 2019.02.16
powered by ブクログ後宮の烏の続編。 1作目、ありがちな話だと、 あまり評価していなかったのだが、 続編の方が良かった。 ひっそりと淡々と隠れるように生きようとしてた烏妃が、 次第にしがらみを引き寄せていく。 人と交わらないように、という前の烏妃の教えを守ろうとしていたはずだったのに。 そして受け身ではなく、一歩、帝のために踏み出す。 烏妃の秘密が少しづつ明るみになってくるのも良かったが、 味方かと思っていた冬官が、 烏妃の命を守ろうとしなかったのには驚いた。 しかも、その理由が前の烏妃への想いだったとは。 次のお話が楽しみだ。
2投稿日: 2019.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
楽しみにしていた続編。面白かった。 烏妃と帝の定めは変えることはできないのかもしれず、哀しい結末かもと思いながら、お互いの絆や、鳥妃を取り巻く人々との関わりが悲哀を感じながらも、嬉しい。最近よく思うのだけれど、人は大小に関わらず定めを負っていて、変えられることもできることもあれば、変えられないこともある。でも定めから離れることはできない。「息ができる。それは救いだった。得ることなどかなわないと、あきらめながら求めていた。救いだった」
2投稿日: 2019.02.09
powered by ブクログ今回の梟は器だけが壊れたの?それとも中身ごと?シンシン(鶏)がドアベル以外の仕事するの初めて見たわ。つうか、初披露だよね。んで、高峻の傷跡近くの痣、梟の羽柄っぽいの?それ、やばくない?悪い方に考えると夏と冬の王がひとがたとして後宮にいることになるのでは?
2投稿日: 2019.02.04
powered by ブクログ前作より面白かった。 ただ梟との決着はあの一撃で終わり!?ちょっと肩透かしを食らった。 先代烏妃 麗娘の幸せをただ一心に望んでいた冬官 魚泳の、そうせざるを得なかった心情が辛すぎて…でも愚かだよ。 何も知らずに魚泳を想う寿雪。幸せな嘘で寿雪を守る高峻。不器用ながらお互いを思いやる遣り取りに心が熱くなる。ラスト沁みた。 寿雪ももともと屈託のない少女だったはず。幸せになっていいんだよ!幸せになって欲しいな。
2投稿日: 2019.02.04
powered by ブクログ新たな登場人物追加、かなりのラスボス風でも、言ってみれば、5000年越しの兄妹喧嘩-遠い昔の取り引きが、跳ね返ってきたけど護り手は、以外なところにおり、使う術もあったのは、都合がいいけどまぁお約束。 先代の従者の冬官が、思い出話をしながら、裏で弓を引くが、それも切ない思いの発露、彼の言う「愛と情は、違う」が重い。 寂しいを自覚したあとが、楽しみな夏の王と冬の王ですね。
3投稿日: 2019.02.01
powered by ブクログ2巻も堪能いたしました♪ 1巻を読んだとき、寿雪の背負うものは、なんて重いんだろうと思ったが、2巻ではその重さが更にパワーアップしてしまった。 この先、寿雪の身に及ぶであろう危険に対し、どう対処していくのか....。 そして、次は誰が寿雪の魅力に引き寄せられるのか♪ 早くも3巻が楽しみです!
3投稿日: 2019.01.29
