Reader Store
時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)
時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)
綾辻行人/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

271件)
4.3
114
117
25
2
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館の本115 どんどん人が減っていく中、犯人が絞られてからのどんでん返しに「さすがだな~」と感心。他のシリーズも読んでみたい。

    1
    投稿日: 2025.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズ5作品目、これが一番好きかもと思うくらい面白かった。 外の雨の描写も何かヒントの一つかなと思っていたけれど、まさか時間を操るとは…。古峨倫典の執念を感じた。 永遠ちゃんにとっては受け入れがたいものだったろうし、私が彼女でもあそこで暮らすのは苦痛でしかないだろうな。

    0
    投稿日: 2025.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻に続いて一気読み。時間の進み方が違う点と睡眠薬が使われている点は物語の伏線からなんとなく想像ができた。が、犯人はまさかの人物だった。そしてどこか美しさも感じさせる壮絶なラストシーン。まさに映像化が楽しみな作品。

    0
    投稿日: 2025.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    やるせない 全部読んで、やるせないって思っちゃった 誰の願いも叶わない、勘違いでもない、悪意になりきらないところから始まる地獄 江南が無事に発見されて、鹿谷と再会して、その時にはほとんどの人がいなくなっていた だから犯人はわかったのだけど、何がどうなってるやら、中村青司の仕掛けと主人の思いが強過ぎて静かに恐怖 でもやっぱり、復讐なんてどうにもならいから、だからあの人も塔と一緒に堕ちていってしまったんだろう… 先が気になって読みたくて怖いけど止まらなかったけれど、十角館があったからどこかに抜け道があるんだろう、行き来できる何かがあるんだろうって先入観?が入って読み進めちゃうし、あの初読の時の衝撃を超えることは無いんだろうなって思う…再読すると思うけど。

    0
    投稿日: 2025.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Huluでの実写版公開までにと思って急いで読んでみました。「十角館」で一ジャンルを打ち建てた大家の最高傑作との呼び声のあるだけのことが大いにありすぎました。重厚かつ緻密にして濃厚。著者ならではのフェアな状況提示が最強です!ドアノックにでさえ納得させられるんです!真犯人の目星が叙述的に絞られていってからがスゴいですよ♫

    1
    投稿日: 2025.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おおー…この人だったか! トリックもさすがです! 私はあまり色んなことに気づけないタイプなのも手伝い、この人かー!と思ってスッキリしました。 面白かったです!!! では、次の館を読みたいと思います。

    0
    投稿日: 2025.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    10年ぶりに再読! 上下巻だけど引き込まれて一気読み トリックの壮大さに驚き 謎解きパートのの怒涛の伏線回収が爽快で気持ちいい。

    8
    投稿日: 2025.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズ5作目。 壮大なスケールでまぁまぁ、そうだろうな、と思いながら読み進めることが出来た(私にしては珍しい)笑 鹿谷門実よりやっぱり島田潔の方がいいんだけとなぁ。

    56
    投稿日: 2025.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    衝撃という点においては、『十角館の殺人』に及ばないかもしれませんが、ミステリとしての完成度はシリーズ随一だと思います。 また、物語を構成する様々な要素が、トリックを際立たせているところも秀逸でした。 壮大で美しいクライマックスも圧巻で、質量共に満足できる見事な作品と言えるのではないでしょうか。

    1
    投稿日: 2025.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    引っ掛かってた部分は全部回収できたんだけど、なんだか切ないお話だった。愛が故に...。 トリックは見破れず島田さんの解説にふんふん言ってた。終わり方は美しく感じたな、私は。 これ以上は何も言えない...。

    0
    投稿日: 2025.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    す、凄い…。 二日前に上巻を読み終えた。 先が気になって気になって、すぐさま下巻に突入したが、読む手が止まらなかった…。 (実際は止めざるを得ない状況があるので、やもなく止めたが…) 「時計館…」「時計…」「時…」… あまり書くとネタバレになるのでやめておきますが、凄すぎて自分の目が1.5倍くらい見開いた感じです。 来年放送される、Huluの実写化。 どんな感じになるのか、ホント楽しみ!

    11
    投稿日: 2025.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    切ないなぁ。不幸な幾つかの偶然が積み重なった結果が招いた今回の事件。 今作に関してはそこまでの『悪』は存在しないように思える。 時間を使ったトリックなんだという頭はあったが、凡人には当てられませんでした。 大満足の読了となりました。

    15
    投稿日: 2025.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時計館に相応しいトリック! 十角館の殺人の登場人物は名前覚えてなかったから誰か分からんかった 時計に秒針があるなら早いの気づきそうな気もするけど1.2倍なら分からんものなのだろうか もう1回読みたくなる系ではないけど答え合わせの部分は楽しく読めたので星3

    0
    投稿日: 2025.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズの名作といわれた本作なので期待してたが、残念だがら評価3。自分的には、普通におもしろかった、というもの。犯人や怪しい人物がなんとなく想像できたから驚きはなかった。しかし、本作最大のトリックは、こんな事あるか?という壮大なもの。ネタバレに対して、え!?という驚きはなく、ほうほう、そうなんだね、という落ち着いたものだった。

    0
    投稿日: 2025.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まさに塔の中で事件が起きているすぐ横でまだそれに気が付かない島田潔たちを見ている読者のもどかしさが面白かったです。 全体を読んだ直感で言うと、コナンの映画に出そうな題材だなぁと笑 私としては哀しさと、どこまでも娘を愛したい父親の愛情が狂った先の誰も悪くなかったのではないかと思わせられました。 そしていつも周りを尊重して真実を公にするかを任せてくる名探偵のスタンスがとても好きです。 なんでこれを映画化しないのか… 最初は登場人物の多さにびっくりでしたが、こんなにも一人一人が読み進めていく中でスっと入ってくる文章の上手さと、館シリーズと言われるだけある建物の複雑さが素晴らしいです。

    3
    投稿日: 2025.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時計をテーマにした、残酷な愛の物語。実はこの表紙自体も謎を解く重要なヒントだったりする。 館シリーズのなかで、今のところ一番好きかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズは『シリーズ』というだけあって順番があるようだ。十角館のみの私は、とんで本書を読み終えた。あぁ、なんてことをしていたんだ。他の本に浮気なんぞして(いくつも名作はあったが)。 と、いうわけで、水車館を片手に感想を書いている次第である。

    0
    投稿日: 2025.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時計のトリックについては何となく想像ができてしまった。気付かずに読んでいたら物凄く感動したと思うだけに残念。個人的にはいくつか強引な部分があったように思えるが全体を通してボリュームの割に読みやすく、一気に最後まで読み切れることができた。島田と河南の共闘が描かれるかと思いきや最初と最後だけだったのが少しだけ残念。

    0
    投稿日: 2025.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とくかく後半は、消去法かというぐらいに事件が頻発する。 実行犯の気力、体力に脱帽する。 二転三転する、犯人の影と事件の真相。 こんなミステリー面白くない訳がない。

    0
    投稿日: 2025.08.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    島田&江南コンビが良かったです。 時間のトリックまでは気付けても、どうやって時間をずらしたかまではわからなかった。 なぜ江南の懐中時計まで狂っていたか?そこだけ読後もわかりませんでしたが、「江南が使っていた懐中時計も時計館の物」という解説を読み、スッキリしました。

    0
    投稿日: 2025.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    暗号の謎、過去の事件の謎、今の事件の謎...いくつもの謎が出てきます。部分部分謎解きできた箇所もありますが、全てを自分で解ききることはできず、ラストの種明かしは存分に楽しめました。 どなたかも感想で書いてらっしゃいましたが、雰囲気が金田一少年の事件簿に近く、私からするとミステリーの中ではホラー要素強めなのであまり夜中に読みたくないのですが、一回ストーリーから離れてしまうと物語に戻って来られなくなる気がして結局いつも夜中に一気読みしてしまいます。。。 個人的には、十角館、迷路館に次いで3番目に好きな作品でした。 次の黒猫館も楽しみです!

    6
    投稿日: 2025.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お見事でした!!!何がすごいと言えば、壮大な仕掛け。ネタバレなるのでこれ以上は控えます。強いて言うなら歪んだ愛情、ここまでやるっ?!って感じ。一撃の破壊力ではなく、論理的なトリックに脱帽。

    78
    投稿日: 2025.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    今のところシリーズ2.3番目に好き。トリック途中でわかったけどどうやってずらしてるのかまでは分からなかった。

    0
    投稿日: 2025.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    遂に!!時計館 完!!!! 上下巻からなる壮大なストーリー。だけども、サクッと読めた! 実写化決定してるし、楽しみすぎる。 館シリーズあるあるの二転三転に気をつけて読んでたけど、やっぱり今作も騙された! 二転三転サスペンス。驚愕のラスト。 お見事でした

    9
    投稿日: 2025.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館の仕掛けにびっくり。館シリーズは毎回2重3重の謎があるので期待を裏切らないです。 時計館というタイトルから時間を利用してるとは思ってましたが、そこまでは推理しきれなかった…!

    1
    投稿日: 2025.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ヒントは全て読者に示されている。一部の違和感には気づいたが、全体像には届かずまんまと騙された。この騙される気持ちよさ、恐れ入ったと思わされる感覚は綾辻作品ならでは。 内と外の境界が決壊し、全体像が明らかになる中で、一旦は犯人が判明する。しかし、読者としては腑に落ちない、物足りない決着。 そう思っていると、そこからの最後の謎解きや遥か過去からの意志、そして館の仕掛け、犯人の退場までの伏線回収と疾走感が心地よかった。 江南君と同じで、“島田はこうなることがわかっていたのでは?”という疑問を持った。そして、島田の失言である人物の運命を変えたのでは?という疑念もあるが、島田は正義感より好奇心が勝っていることの表れと理解した。次作以降の活躍も期待したい。楽しみ。

    2
    投稿日: 2025.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズ5作目 オカルト雑誌の取材班として「時計館」に訪れた江南 閉ざされた館内で殺人劇の幕が上がる うわー! これは一度読んだら忘れないトリック! 圧巻の一言!!! 堪能しましたー! 読んでる間も脳内で映像化しやすかったけど、映像化がますます楽しみ!

    4
    投稿日: 2025.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    これぞ本格ミステリーといった感じで、王道を楽しめた。 時計館内部の時間が外とは違っているのだろうとは思っていたが、1.2倍になっているとはわからなかった。元々殺人トリックの為ではなく、古峨倫典が娘を深く狂的に愛するが故に時計館を建てたというのがいい。館に纏わる狂気が殺人事件を引き起こすダークさが今作に顕著であると思う。

    1
    投稿日: 2025.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻まできちゃったらもうイッキ読み!!! 伏線拾いに拾いまくってこれぞ本格ミステリ 『金田一少年の事件簿』に採用されそうなラストだった 映像化楽しみ

    15
    投稿日: 2025.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    旧館の時間がずらされてるんだろうなあと思ってたんだけど、旧館の時間の進みが早かったというのはわからなかった。 巻き添え殺人も多くてかわいそうすぎる!と思ってしまった。 これは最後のシーン映像化するのどうするんだろうなーというのを楽しみにしつつドラマ化を待ちます。

    1
    投稿日: 2025.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻、怒涛の一気読み。 素直にすごいものを読んでしまった…。 閉じ込められた館で次々起こる惨劇。果たして彼らは無事に戻って来られるのか。 犯人の予想はつけやすかったのに、時計館らしい想像を越えたトリックと驚愕のラストに震えというか、もう感動すら覚える。お見事! しばらく余韻に浸ります。

    13
    投稿日: 2025.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったー!!館シリーズのなかでは時計館の人気が高いというのも頷ける、圧巻のトリックだった。全て明かされた上でぱらぱらと読み返してみると、「ここも伏線だったのか!」と気付けてまた楽しい。寝食が億劫になるくらい夢中になり、ほとんど一気読み。

    10
    投稿日: 2025.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    はい、きたー、よいー。 話はとても長いが、面白いのでさらっと読める。 犯人は割と検討ついてしまうが、根幹のトリックはさすが綾辻行人さんやな〜ってなる。

    2
    投稿日: 2025.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    十角館の殺人が大好きでそこから館シリーズをゆっくり追っているので、まさかここでまた江南くん&島田さんコンビが主人公なんてそれだけで嬉しくて飛び跳ねた! 200ページほど読んでなかなか事件が起こらないな…と思ってたら中盤から最後まで怒涛の殺人まつり 笑 今まで読んだミステリーの中で、犯人がひとりで殺した人数は過去一かもしれない。 この作品の肝である時間のトリックについては銅鑼を打ち鳴らすような音を島田福西が聞いた時間と江南たちが扉を破ろうとして大きな音をたてた時間がずれていることから、旧館の時計は現実の時間とずれているんだろうと推理できた。 そうなると自然と、時計をいつも調節している伊波さんが怪しい…となり。 でも話の流れ的に由季弥くんがいちばん犯人の可能性高いな〜って思ってたので伊波さんは協力者かな?とか 色々推理しながら読み進めるのが楽しかった。 非常に上質な王道ミステリーで流石館シリーズ!という感じでございました。

    2
    投稿日: 2025.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時計館の殺人(上)の続き。 十角館の惨劇から三年が経過し、江南孝明はオカルト雑誌の編集者となった。そして鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館に棲まう少女の亡霊を取材することになる。編集部の同僚とオカルト研究部の大学生たち、女霊能者と時計館へ訪れる。交霊会の後消えた霊能者、そして次々と起こる殺人事件…。真相はいかに!というストーリー。 まさに、「時計館」ならではの真相だった…。 時計館「旧館」の中にいる一行の視点と、外にいる鹿谷・福西視点が良いタイミングで切り替えられていて全体の行動や時系列がわかりやすかった。それだけに、「あれ、おかしいぞ…?」と読者に気づかせるような描写や伏線もはっていて読み応えがあった。 最後の場面はどこか幻想的で儚くて好き! 面白かった!!!

    3
    投稿日: 2025.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻の読後、間髪を入れず下巻に進み、これもあっという間に読み終えました。ページ捲る手を止まらせないの、本当すごいな。もちろん、多少の無理やり設定とか、超能力者でも無い限りそれは見破れなくないか?みたいなのはあるんだけど、トリックや真実がわかった時の、「そうだったのかー!」感は痛快で、ミステリとして充分に楽しませてもらえたと思う!他の館シリーズも読んでみたい。

    2
    投稿日: 2025.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前半に続き、犯人が事件を起こすペースがすごい。え、これ、みんないなくなる展開?? 事件が一段落して、ページ数からきっとこれで終わりでは無いはず!と思って読んでいたけどトリックが全く分からず。こんなトリックよく思いつくなぁ。館に娘を住まわせた理由も愛情故の狂気というか…。犯人の犯行に至るまでの気持ちも何ともやりきれない…。 最後の時計塔のシーンは映像化されるのであればぜひ見てみたい。

    1
    投稿日: 2025.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時計館だけに時間を使ったトリックが見事でした。 あまりに沢山の人が殺され、その全ての犯行時のアリバイが新館と旧館と時間経過が違う事によって完璧に証明され、それが島田潔(鹿谷門実)によって見事に崩され伏線回収がすごかった。 犯人は何となくわかっていたけど、伏線がありすぎて頭の中を整理するのが大変。

    1
    投稿日: 2025.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これをHuluで実写でやるのか‥。アニメとかなら良さそうだけど、実写大変そう。 ある程度事件に目鼻立ちがついてもかなりページが余ってるから絶対まだ一どんてんあるんだろうと思ったし、ならあの人が犯人なんじゃとは思ったものの、全くトリックとかわからなかったので、そうだったんだって感じだった。 上下巻で長かったけどあっという間に読めました。

    5
    投稿日: 2025.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み応えたっぷりの解決パートで伏線回収されて視野がクリアになる感じが超気持ちいい! これがあれで、あれがこれで、こっちはこうで…ぐらいの解像度でそれを繋げる最後のピースがわからない。そして解決パートってそれまでに拾った伏線の答え合わせも兼ねてるから面白い。拾えてたら嬉しいし、拾えてなかったら悔しいからどちらにしろ楽しいものです。

    3
    投稿日: 2025.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    そういうことか~!! 盗聴器と睡眠薬までは想像がついたから、時間をずらしてアリバイを作ってるのか?と考えたけど、それだと旧館に入った時点で誰か気づきそうだし、寝ている間に108個の時計の時刻を変えるのは現実的じゃないよななんて思ってた。 1.2倍速か…!確かに睡眠薬と外の光を変えられたら気付かないだろうな。 それにしてもバンバン死ぬね。 上下巻と思えないほどあっという間に読んでしまったな。 ドラマ化も楽しみ!

    1
    投稿日: 2025.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    まさかこんなに殺されるとは!学生は殺されそうだなぁとか呑気に考えていたら、まさか学生以外までほとんど殺されてしまうとは思わなかった。 確かに時系列に違和感を感じる部分はあったから、旧館内と外で流れる時間が違うのはやっぱりなーという感想。全てを知ってから読み返してみると色んなところにヒントが散りばめてあったのに、結局いつも結末が予想通りとはならない。でもミステリーを読む時は騙されたい驚かされたい気分だからこれでいいのかも。 読み応え抜群で満足感が凄かった。次の黒猫館を読みたいところだけど、ちょっと間を開けようかな。 純喫茶Aのパフェ食べたい。

    2
    投稿日: 2025.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズ5作目の下巻。 やっぱりこれまでのシリーズ作品と比べても、より壮大な印象を受けた。謎解きミステリとサスペンス、アクションシーンが融合した展開で、とても読み応えのある作品だった。 館に込められた建主の狂気に近いほどの想い。 その想いがいっぱい詰まった舞台で繰り広げられた悲劇。その狂気のテリトリーに、被害者たちは図らずも足を踏み込んでしまったんだなぁ。。 下巻では旧館内の状況が、なかなか衝撃的(汗)次から次へと…。 タイトルにもある通り、時計に関する歴史や考察が興味深かった。犯人と大まかなトリックは予想の範疇だったけど、その仕掛けだったり館に込められた目的は想像の斜め上でびっくり!ここまでの発想と実行力がエグい。 エピローグは物語を総括させ、しっとりした雰囲気で締めくくっていて好印象。 上下巻通して、手に汗握る映画を1本見終えたような読後感で楽しかった!

    49
    投稿日: 2025.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これこれ!こういうのが読みたかったんだよ!にドストレートに刺さってくる本。上巻からの勢いそのままラストまで一気読みでした!

    3
    投稿日: 2025.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻は容赦なく人が死んでいく なんとなく犯人の予想は出来たけど、トリックは分からず。 驚きのラストと、時計館の秘密に思わずなるほど……! 他の作品も読んでみたくなった

    1
    投稿日: 2025.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下、計算され尽くした綺麗で丁寧な作品だった。 素晴らしい導入とどんどんと引き込まれる展開、そして全てが繋がる最後と美しき最期。 幼き少女の霊が出ると噂の時計館。 ある大学の超常現象研究サークルとオカルト雑誌編集部は、有名な霊媒師の降霊会に参加すべくその館を訪れた。 いつも狂っている大時計。 館内には年代物の様々な時計が無数にある。 そして別の世界を生きる少年。 「沈黙の女神」が再び目覚めるとき何かが起こる。

    0
    投稿日: 2025.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻で旧館の連中がカップ麺食べてる下りで、もしや?とは思ったけど、やはりそういうトリックだったか〜と思ったけれど、犯人の予想は外れてた笑 本格ミステリーに相応しく、読み応えありました。 映像化、これなら出来そうですね。 でもその前の迷路館の下りがないと、鹿谷と島田が同一人物とは繋がらないな。

    1
    投稿日: 2025.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映像化されてほしいドラマチックで画がうかぶ小説。2冊あっと言うま! 犯人は全くわからず、最初名指した犯人のほかにもきっと裏があるんだろなと思ったらやっぱりスッキリ?させてくれるラスト。 今までで1番死んだんじやないかってくらい殺人。犯人の動機は明確だったし、島田とこなんくんの安心感よき。 瓜生くん、たしかに死んでしまうにもったいないキャラクター。 こずえが外に向かってるときに光が、物語で重要な意味を示してた文章だなんてっ!ここすき

    1
    投稿日: 2025.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズあるあるの建物自体の特殊さによる密室破りなどはここまで読んできた読者にとっては当たり前であるが、それを踏まえでも想像の上をゆくトリックだった。探偵としても鹿谷門実は素晴らしく推察と論述だった。 建物の謎であった女神の叫びの真相は驚嘆物であった。やはり館シリーズは外せない素晴らしいミステリー小説であると再確認出来た。

    1
    投稿日: 2025.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    めっちゃ面白かった! 事件の鍵を握る時計についての絡繰が単に犯人が仕掛けたものではなく過去の悲劇の副産物であることに綺麗につながって良かった。 この悲劇も中村青司の館だから訪れたのかな?

    1
    投稿日: 2025.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館に閉じ込められた江南(かわみなみ)たちを襲う、仮面の殺人者の恐怖。館内で惨劇が続く一方、館外では推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)が、時計館主人の遺した「沈黙の女神」の詩の謎を追う。悪夢の三日間の後、生き残るのは誰か? 凄絶な連続殺人の果てに待ち受ける、驚愕と感動の最終章! 第45回日本推理作家協会賞に輝く名作。 ---------------- 館シリーズ初上下巻です。 長いかなって思って読み始めたけれど、 とにかく次から次へと、人が殺されていくし、退屈と思うヒマなく 一気に読了。 このシリーズ、発売順番で読むべきだったと、シリーズ読み始めた最初の頃に 思ったのだけれど、(ネタばれはないけれど、どういう事件だったかとか、語られる事もあるので) この「時計館」も、その後に書かれた「館シリーズ」を先に読んでしまったので、 かなりの連続殺人が起こる、主人公・江南もとても危険な目に遭う・・・とか 知っちゃってるので、それを踏まえて読み始めたのだけれど。 ・・・思ってた以上に人が死にました(苦笑) そりゃもう容赦ないかったです(苦笑) しかも新館には鹿谷がいるのも関わらず、 その真横の別館で、それが行われている・・・という何ともつらい展開。 でもたぶん犯人はこの人だろうと思ってた人だったので、 一旦事件が解決したけれど、きっとまだ何かあるという私の直感が、今回、当たりました。 だけれど、殺害動機とかそういうのは全然解けないけれど(笑) 本当のラストに向けて、この事件の真相、動機、殺人方法などの謎解きは 人が入り混じりすぎ、時間の経過の流れ調整で、頭の中の整理が大変でした(笑) でも伏線、見事に回収です。 上下巻、読み応えありました。 面白かった! ここまできたら、シリーズ全部読みたいので、また図書館に行ってきます!

    1
    投稿日: 2025.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃ面白かった。 綾辻行人さんの館シリーズの5作目 雑誌の企画で幽霊が出ると噂の時計館に行くことになった江南達。そこで次々と殺人が起こっていくという話。 江南達のいる旧館と鹿谷達がいる新館の2つの話が交互に進んでいく構成。 館シリーズでは初めての上下巻になっていてボリューミーで読み応えがあった。 江南達のいる旧館では次々と不可解な殺人が起こっていく。そこではやはり隠し通路が使われていてこれぞ館シリーズといった感じ。 一方新館では鹿谷が伊波に依頼された倫典の遺言の謎を追っていく。 それもあって今回は鹿谷は事件に関わらないから探偵役が江南になるのかなぁと思ってたけどそこは流石鹿谷。 事件が終わって犯人が由季弥で確定かと思った後にどんでん返し。 今回のトリックはこれまでの館シリーズの中でもぶっ飛んでて面白かった。まさかの時計館の中での時間の進みが現実世界よりも早くなっていた。SFじゃないのに2つの時間軸で物語が進んでいたっていうのが斬新で面白い。それによって完璧なアリバイがあった伊波さんが犯人だと分かった時はマジでびっくりした。 伏線も見事で、伊波さんの補聴器、銅鑼のような音、レコードのジャケットが手書きなことなど色々な伏線があって面白かった。 1番すっきりしたのは新見こずえが隠し通路から出た時にめっちゃビックリしてたのが、夜だと思って外に出たら昼だったっていうのが分かってそういう事だったのかってなった。 館シリーズの中では過去一面白かった。 最高。

    2
    投稿日: 2025.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズ、5館目。 超常現象の取材のため、『CHAOS』取材班の一行が3日間籠ることになった館、時計館。108個もの時計があるこの館で次々と殺人事件が起こり、またもやあの男が現れる。 プロローグから思わずニヤリとしてしまうやり取りがあり、読み始めからワクワクした。 108個もの時計がある時計館。 私、時計の秒針の音が苦手で…。 きっと私は時計館に入っても長くは居られないだろうな。 十角館を思わせる描き方で、十角館が好きな私としてはテンションが上がったし、迫り来る殺人鬼の影にハラハラしながら、ページを捲る手が止まらなかった。 シリーズをここまで読んできた読者だからこそ、予想できるトリックがあったり、犯人は誰なのかと思考を巡らせながら読んだりと、楽しめた。 けれど、この作品の醍醐味はきっと犯人探しではなく、ハウなのだと思った。 いやー、これはすごい! 米澤穂信さんの解説がとても興味深かった。 次の館も楽しみ。 《シリーズ好きな順》 ①十角館 ②時計館 ③迷路館 ④水車館 ⑤人形館 ✎︎____________ どんな人間でも、どこかに狂気のポテンシャリティを持っているはずだってことです。(中略)いつどこで、どんな形の狂気に陥ってしまうか分らない。たとえそうなってしまったとしても、果たしてそれが他人の目に"狂った”と映るかどうかも分らない(pp.83~84) 僕らが日ごろ揺るぎのないものと信じている"現実”が、実のところどれほど脆く危ういバランスの上に成立しているのかってこと。そして、そのことをまるで理解していない人間たちが、どれだけたくさん僕らのまわりにはいるか。特に今のこの日本という国においては、そいつが顕著なんだなあ(p.92) "現実”は決して強固な実体じゃない。極論すればそれは、社会というシステムが人々に見せている一つの巨大な幻想にすぎない(p.92)

    38
    投稿日: 2025.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻に続き下巻も、一気に読み進められるほど面白く、あっという間に読み終えてしまいました。 犯人が最後の最後までわからず、ハラハラドキドキしっぱなしでした。 島田潔こと鹿谷門実とこなんくんの活躍を、この後の作品でもみたいです。

    0
    投稿日: 2025.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    個人的ミステリ小説で一番だと思ってます。十角館が大勢の人に評価されている中、この作品はあまり話題に上がらないのが寂しいです。 十角館は今の時代では王道のトリックになってしまってますが、この作品は古典ミステリだけどこの先色褪せないトリックです。 まだ読んでいない方はぜひ

    1
    投稿日: 2025.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    散りばめられた伏線が最後に回収されていくのが気持ちいい!小さな疑問も見逃せない。時計のトリックには舌を巻いた 怖いので夜中には読めない作品

    1
    投稿日: 2025.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    1991年。再読(旧版)。館シリーズ5巻目の下巻。 旧館では連続殺人続く~ 皆殺し~ 新館では謎解き。 犯人の自殺により解決したように見せて、まだ半分。あっと驚く真相。なるほどーと思ってしまった('_') なので星4つ。

    0
    投稿日: 2025.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書室。 途中集中力を欠いてしまったこともあったけれど、全体としては壮大なスケールで読むことができた。 時計、確かにいつも気にして生きているなあ。一日くらい、時計無しで生活してみたいなあ。

    1
    投稿日: 2025.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    怖い怖い怖い〜!!(泣) 仮面の殺人鬼は怖すぎるのよ…そして嵐… 最後の結末も金田一少年の事件簿を思い出しました。 トリックとかよく思いつくなぁ…。凄いなぁ…。 やはり島田さんと江南のコンビ好きです!

    2
    投稿日: 2025.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    十角館で衝撃を受けて以来の館シリーズ読了。知らなかったですがシリーズものだったんですね。 なんとなくの違和感と推理しながら読み進めましたが、そうきたか!!!という驚きがあり、他のシリーズも全部読まねばと決意しました。

    0
    投稿日: 2025.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人気の理由がよくわかった気がします。トリックの状況整理をするのがかなり大変でしたが、わかりやすく書かれていたので助かりました。

    1
    投稿日: 2025.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    『米澤屋書店』がきっかけ。「あからさまに手掛かりがちりばめられている」との解説を頭に入れながら読んでいましたが、やはり1読目にはさっぱりでした。えっ?という驚きは1作目の方が大きかったですが、こちらは次元が違う驚き、でしょうか。 館シリーズ、間を飛ばしているので、他にも手を出そう

    1
    投稿日: 2025.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻読了。 うーん、個人的にはこれまで読んだ館シリーズの中では最下位に入るかもしれない… 次々に人が亡くなる点においては十角館と同じなのだけれど、あまりに簡単に殺されすぎているし、動機も正直何だそりゃ… そして犯人の意外性もない。生き残っている人物が少なすぎるので、すぐに検討がついた。トリックもすぐにわかってしまった。 シリーズものすべてを面白く、読者を驚かせる方が難しいのは重々承知しているので、次作に期待している。

    1
    投稿日: 2025.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    綾辻先生の作品がこんなに簡単に解決…? そんなはず、ない!!!! ということで、最終的には 真犯人…そして多くの謎が 次々にはっきりと解明されていく。 まさかの真相なのに、改めて考えると なるほど多くの伏線に納得させられる。 〈旧館〉と〈新館〉…こんなに近くにいるのに…ッッ ともどかしくなりながらも、 無事に江南&鹿谷が生きて事件を解決できて ホッとするのであった…! 私は、この物語を江南&鹿谷を主軸にみていたので、 解説での古蛾視点の考え方も面白いなぁと思った。 他の館シリーズも読むのが楽しみである♬

    1
    投稿日: 2025.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻はなんだか少し間延びした感じだったけど、下巻は「ちょっと待て!」と言いたくなるような怒涛の解決編でした。 犯人は、予想通りのあの人。 殺人の動機は半分は予想通り、でも真の動機は言われなきゃ分からないよなー。 トリックについては作中での登場人物の解説が結構いい線いってます。でも、肝心なところはやっぱり探偵役の解説が必要かも。 個人的には、時計館も面白かったけど十角館の殺人がやっぱり凄かったんだなぁ、と、再確認する読書体験でした。 登場人物も事件の数も多くてトリックも動機も一応全部解説されたけど、話を構成する要素が多すぎて煩い感じ。落とし穴のくだりとか、何回も何回も出てきて食傷気味ですし。 しかし、田所さん、あの年で職をなくしてこれからどうするんや… ゆきやくんの母、これからめっちゃ大変だな… 残された人たちが幸せでありますように。

    1
    投稿日: 2025.01.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったけど上がったハードルほどではなかった。 メインのトリックは、時計館の中と外で流れる時間が違うというアリバイトリックだった。さらに時計感が崩れる時の文章の綺麗さがすごかった。米澤穂信の解説も良かったです

    1
    投稿日: 2025.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズ第5弾(下) 次々と殺人が起こる悲劇。狂気ともいえる娘への愛。壮大な時計館の仕掛け。沈黙の女神の正体。 これは映像で堪能したい。 このトリックを実行しきったことに驚愕。自分が犯人なら、絶対に頭がこんがらがって微妙なタイミングで動いてしまい、えっ!?あれっ!?なんて言いながらオタオタするのが目に見える。

    72
    投稿日: 2025.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    (上と同じ感想) 十角館→水車館→迷路館ときて、本作でした。 人形館、あまり手が進まず本作も本棚に眠っていましたが、不意に読みたくなり人形館をとばしました。 108個の時計がひしめき合い飾られる時計館。家主亡き後訪れたミステリー研究会と江南含むオカルト雑誌編集部たちを襲う事件が描かれます。あまりにも被害者が多いので犯人はおおよそ見当がつきます(挙動も随所で怪しい)。また、その犯人のアリバイ崩しを考えると、時計館というからにはカラクリがすぐにわかります。しかし、最後の伏線回収と時計館が作られた背景等の描写が美しく気持ちの良い一冊でした。 順番を崩して読んだ本作。この後の館シリーズはどのように読もうか、楽しみです。

    3
    投稿日: 2024.12.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一つ目の解釈は、読みながらそうだったらつまらないなと思っていたものだったし、それでは収まらない伏線にも気づいていたのだが、真相には驚きと感動があった。 まあ、私は内側から開けられないような建物に絶対入らんけどね。

    0
    投稿日: 2024.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    コアとなるトリックには驚いた。なるほど時計館だ。 予想通り、バタバタと死んでいくので、どう収束するのかと思いながら読んだ。犯人を予想したが、外れた。 面白かったが、過去一では無かったと思う。

    16
    投稿日: 2024.10.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼ 鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。 角島(つのじま)十角館の惨劇を知る江南孝明(かわみなみたかあき)は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる! 不朽の名作。「針のない時計塔」は何を語る? 百八個の時計が恐怖を刻むシリーズ代表作! ✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼ 館シリーズも5作目 日本推理作家協会賞受賞作品全集68 で読んだので上下合わせたもの 前作の人形館ではなかったカラクリや 島田氏の活躍もあって楽しめた 時計館だけあってそうきたかー にしても故人が9人?に被害者が何人だ そんな殺さなくてもってくらい 犯人残忍過ぎる 最後のシーンは実際目にしたら 恐ろしいだろな

    1
    投稿日: 2024.10.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズマイベストを更新しました。面白いしアイディアやエピソード盛りだくさんだしこういうの考えつくの頭良すぎだし………すごい………たくさんの出来事が起こるし人数も多いしいろんな情報が提示されるけど読みづらくはないんだよな。何重にも仕込まれたアイディアやそれをきちんとチラつかせるフェアさ、それでも初見の人間による面白みが全然損なわれなくて、すごい。

    0
    投稿日: 2024.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み応え抜群でめちゃくちゃおもしろかったです。 え、これで解決?とモヤモヤしていたところで島田さん(鹿谷)が真相を明らかにしてくれるのでスッキリ! 映像化求む!

    0
    投稿日: 2024.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズの中では自分的に1番しんどい話だったのであまり読み返していなかったのですが久しぶりに再読。ここあやしいな?ってわかる箇所はあるのにトリックや伏線が多すぎて全容はまったくわからない。全てが複雑に合体してスッキリとした答えになるというこれぞミステリー。上下巻だけどちょうど良い塩梅です。しんどさの理由は殺され時(なんだそりゃ)の描写かな…。いや思い返せば1番しんどいのは十角館か。河南くんに幸あれ。なにはともはれ館シリーズ好きには満足の一冊でした。

    3
    投稿日: 2024.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    館シリーズ第5作品目。 これぞ新本格ミステリーといった内容でした。 上下巻あり、ボリュームはこれまでの館シリーズと比べてもかなりの量。 ミステリー小説は長くなればなるほどトリックや伏線が見破られやすくて書くのは難しいのでは?と思っていましたが、読み終わってみて全くそんなことはないなと思わせてくれました。 振り返ってみると、あそこも伏線だったのか…と見破れなかった自分に落胆すると共にこの作品の面白さを痛感しました。 日本推理作家協会賞を受賞しているのも納得の作品です。 ミステリー小説が好きな方は是非読んでみてください。

    7
    投稿日: 2024.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    楽しかった。登場人物の反応から一緒に推理する楽しさ、あのときのあのこと、引っかかるし、どういうことだったかトリックの全容までは分からず。 最後は鹿谷さんが解決してくれて、すっきり。はー、本格ミステリの醍醐味を存分に味わえた。

    0
    投稿日: 2024.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これまでの館シリーズと比べてとてもインパクトのある作品であった。また今作は時計館というタイトルにふさわしいカラクリがあり、完成度が高いなと感心しました。今作はとにかく登場が多く、被害に遭う人物の数も多いので、ハラハラする場面が多々あり、とても良かったです。

    0
    投稿日: 2024.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下合わせてとても面白かった。 これぞ館シリーズだ!という感じで、風変わりな館で大勢が次々と・・・ この人が犯人だ!と思ったが・・・ これぞ綾辻先生の作品!という感じで終始わくわく出来て楽しかった。

    0
    投稿日: 2024.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    壮大ながら静かな終焉を迎えた時計館。 思いも寄らない大掛かり、かつ緻密なトリックは、読み進める中では全く解けない! 悲しい結末ではあるが、読む者の気持ちを掴んで離さないスピード感と緻密さを併せ持つ作品であると感じる。

    6
    投稿日: 2024.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    トリックの要とその背景及び真犯人は予想がついたが、動機だけ掴めず。悔しい。 綾辻作品はある程度ミステリの勘所が分かってから手を出して欲しい。丁寧に読み進めれば読者が探偵になれように見事に書かれている。

    0
    投稿日: 2024.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時計館の主人・古峨倫典の描く時計館の幻想が破られた時から歯車が狂い出した。時計館の〈旧館〉に閉じ込められた江南たちを次々と襲う殺人者。〈旧館〉で惨劇が起こっている一方で、〈新館〉の鹿谷門実は古峨倫典が遺した「沈黙の女神」の詩の真相を追っていた。〈旧館〉と〈新館〉が繋がった時、明らかとなる時計館に隠された真相とは。 人の持つ時間はうつろい、変貌し、消滅する。ミステリにおける「死」と出来事や変化を認識するための基礎的な概念である「時」を合わせた新本格ミステリーの傑作だと感じました。

    5
    投稿日: 2024.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    また夜更かしして一気に200ページほど読んでしまった。 そして読み終えてしまった。 まだまだ始まったばかりの読書人生において、上・下巻併せて600ページ超なんていうボリュームのミステリーは今まで読んだことはなかったが、 最後まで楽しむことができた。 犯人は何となく途中から目星を付けていたけど、 トリックは流石。もうめちゃくちゃ流石。 濃密で捨てるところのないミステリーを、ありがとうございます。 衝撃度で言えばやっぱり未だ"十角館"が首位に君臨しているけど、 本作"時計館"は、「よく出来てるなぁ〜」というまた別種の感動を得られた。 実際に読み終えてみると、楽しかった!って気軽に言えるんだが、 やっぱりこれぐらいのボリュームになると 「まだこんな残ってるのか」と、ふと残ページ数を気にしてしまうシーンが何度か… 今から"暗黒館"なる超大作が恐ろしい。 でも楽しみ。

    13
    投稿日: 2024.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時計塔のデザインというか建築面というか、勉強不足ゆえにイマイチイメージできなくて星マイナス1。 ミステリーとしては言わずもがな素晴らしい。 ミステリーとしても、ストーリーとしても! 今回は初の上下巻ということで、今までのシリーズで一際気合いが入りました。…もちろん完敗でしたが。笑 面白かったな…面白かった! 特に今回は江南くんと再会できたのが、館シリーズを順に読んでる者として一番嬉しかったかもしれません。笑 また会えますように!

    3
    投稿日: 2024.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    十角館に次ぐどんでん返しの気持ちよさ。トリックはなんとなく当たりがつくのに犯人と犯行背景は全く予想外。また上巻から読み直したい。

    1
    投稿日: 2024.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「十角館の殺人」のドラマを見てから館シリーズを順番に読んでいるけど、これは十角館の次に好き。島田さんと河南くんのコンビが好きだったのでまた会えて嬉しかった。

    10
    投稿日: 2024.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何かあっという間に読み終わってしまった……。 館シリーズは「これ長そうだなぁ」と思ってもどんどん先が気になって読めてしまうのがいいですよね。 という訳で「何だこれ!いい所で終わっちゃったじゃん!」と前回の感想で言っていた時計館の殺人の後編ですね。 いやー今回は凄かった!流石に最後の最後に用意されていたあのトリックまでは気付きませんでした!ていうかあれ気付いたら凄いでしょレベル。 あのどんでん返しは流石に気付かないわ……その前に色々伏線張ってるなーまでは分かってもあれには辿り着けない……最初からこんなにもヒントが出ていたというのに……。 それにしても今回の犯人、犯人というより最早お前はジェイソンか?と思ってしまう雰囲気だった……とりあえず体力オバケすぎるでしょ……。 しかもやってる仕事量が多すぎて頭の中で某金田一の犯人の有名なセリフがずっと聞こえてたよ。やることが多すぎるよ、何かもうそこまで頑張らなくても良くない?とりあえず一回寝よう?ってなっちゃうやつなんだよ。 そしてシンプルに暴力で物事解決していくから凄い。 なんだろうなーこの話何か節々から既視感を感じるんだよなーと思ってたんだけどあれですね、十角館ですよね!あれも犯人頑張りすぎだもんね! 何かあれに似たものを感じるんですよね。 ちなみに前半の感想で生き残って欲しいと願った人物は生き残れませんでした。 分かっていたけど悲しいよね、うん……。

    13
    投稿日: 2024.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーは面白かった! が、結局外部犯なの、、って感じ。 面白さ ★★★★★ 意外性 ★★☆☆☆

    0
    投稿日: 2024.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    館シリーズの中でもかなり好き! 犯人はこの人かなぁと思ってたけど、動機とか証拠とかはわからなかった。 時計館というくらいだから時間関係のトリックだろうなぁとは思っていて、 旧館の時間がずらされているんじゃないか? でもそれならどうやって108個もある時計の時間ずらしたんだ?とかいろいろ考えてたけど、まさか時間の進み方が1.2倍になっているとは…!! 綾辻さん、矛盾がないように考えるの頭使っただろうなぁ〜 人死にすぎだろ!このまま全員いなくなるんじゃないか!?とは思ったけど、トリックやクライマックスのシーンなどとても良くて、面白かった。

    1
    投稿日: 2024.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルでなんとなく「時」が重要なんだろうな。もしかして旧館にある時計すべて時間がずれてるとか?と思ったのに、江南くんがポッケに忍ばせた時計で時間を確認してるから違うのか…とすぐ諦めてしまった(笑) シリーズ順番に読んでいるので、時計の所が隠し通路だろう。犯人は由季弥じゃないんじゃないかー?などピンとくる所はあったけど。 怒涛の真相解明にはあっぱれ。

    5
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    いくつかの符合から島田犯人説を真面目に検討していたのだけど(忙しくて館行けないとか不自然じゃない?偶然光明寺の隣に住んでたの怪しくない?永遠と折り紙好き繋がりって実はなんか関係あるんじゃない?今までも偽島田とかあったしそろそろ島田犯人回あっても良くない?)大ハズレだった。 時計の仕掛けについても、通常より遅れてるんだろうとばかり思っていた(16歳になる期限を遠ざけるため)ので読み違えていた(ただし、本当の16歳になる前に本人が16歳になったと思い込むことでなにか解決になるのかというとそれもやや釈然としないが)。 犯行現場が全然クローズドじゃなくて外部の犯人がアリバイ工作のために利用していたという点で『十角館の殺人』のセルフオマージュ的な側面はかなり強くて、過去の自分の論文を踏まえた上で論を展開しようとする研究者みたいで良かった。 大胆なトリックの代償として至るところで綻びが生じ破綻しかける強度ゼロな犯行計画を完遂するため、その都度その都度別に恨みもなんにもない目撃者を殺害し罪を重ねていく犯人のクレイジーっぷりは如何にも新本格的な粗雑さ(本来殺したかった5人以外にさらに5人も殺してる!さすがにそうはならんやろ!)で私はそういうところが結構好きだなと思ってしまう。ただそれもあって「実は一見無関係な人も実はなんかの恨みがあるんじゃないの?」と変に勘ぐってしまうところもあった。

    0
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この題材ならこういう系だろと期待をしていたものがほぼそのままだったし、犯人にも正直意外性はなかった。しかしその大掛かりなトリックのために長めに下地を作り伏線を敷いてあるから非常に丁寧で綺麗で味わい深くなってる。 あれはそういうことだったのか!という面白さが何回も続くし無理矢理感もない。これまでの館シリーズの中だと十角館に次ぐ完成度だと思う。

    0
    投稿日: 2024.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    館シリーズ5作品目。初めての上下巻(実際に手に取ったのは1冊にまとまった分厚いもの)にワクワク。登場人物を見た瞬間、人多っ!となり期待膨らみまくり。更に見覚えのある名前も出てきてソワソワしながらページ捲ったら館の平面図みて驚愕。これもう十角館じゃん、、、人形館で少し雰囲気変わった?からのこの展開と分量には、作者の気合いを感じずにはいられませんでした。 (なんかここまでラーメン屋のレビューみたいw) 読みおわった後の自分の好みの気づき。 今作は犯人がおおよそ目星つきながら話が進んでいったが、そのことが緊迫感を損ねてしまっているなと感じた(だからこそ真犯人の種明かしがあった際にはオォッとなったが) 徐々に人が減っていく様は当然スリル満点で面白くて期待通り。時計館の不気味な雰囲気、密室の臨場感はこれまでで1番感じられた。時計が一斉に鳴り出す怪しさや脱出できない焦燥感にひきまれた。 一方で犯人この人なんだろうな、、?の考えが常にあったから、犯人探しというより逃亡劇(むしろタイムリミットが決まってる分、殺され待ち)って感じが緊迫感を薄める理由だったのかなぁと振り返り。 結果、分量が多いのもあって正直途中で読み進めるペースが遅くなってしまった(それでも面白かったけど) それと、メイントリックが直感的に理解し辛かったとも正直思った。スケジュール表を何度も出してくれて、絶対大事なんだろうな、、、と思いつつ細かすぎて意識できず。且つメイントリック種明かしでも、理解はできるけど驚愕!って程の叙述トリックは味わえなかったと思った(十角館、水車館が大胆で明確に分かったからこそのギャップも感じた) 壮大なトリックだけに、残念。 とはいいつつも、総合的に面白かった。 ラストのネタバラシパートでの怒涛の謎回収は読んでいてなるほどぉと止まらなかったし、犯行動機や詩の謎も、上下巻なだけはある重厚さで読み応えがあった。 特にラストの塔が崩れる一連のシーンは狂気と悲哀を感じられる、名シーンだったな。 光差すところがありありと想像できて美しかった。 島田も「不謹慎ながらあの七色の光と女神の歌声を素晴らしかった」なんて思ってるんじゃないかしらw(言葉には出さないけど心の中で思ってそうなタイプ) あと気づいたけど館シリーズの物語の締め方いつも好きだな。一連の事件が終わって、一息つきながらまだ事件の余韻は残りつつ、少しずつ現実に帰っていくようなフェードアウト具合というんだろうか。 映画館で終演後にちょっとずつ明るくなってしばらく無言で自分の中で感想を噛み締める感じ。 好きです。

    0
    投稿日: 2024.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これぞ、新本格ミステリィですな。ピタッピタッ!と何もかもが配置され、最後は・・ ミステリィの構築美が存分に愉しめる作品。まさにミステリィ界の"アーネスト・ホースト"でした! (※わからない方は彼の異名を調べてね笑)

    5
    投稿日: 2024.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    館シリーズ5作目、お見事な作品でございました。 時計館なので、時計を使ったトリックなんだろうな、とほぼ全員の読者が考えるのを見越して、予想を超える大仕掛けとゾッとする真実が用意されており、終盤のページを捲る手が止まりませんでした。 犯人もなんとなく下巻に入って予想はしてましたが、肝心のどうやってるかは分からず、最後の種明かしで「なるほどーー!」と思ってしまうフェアさが流石館シリーズだなと。 館シリーズはまだ5作品残ってるのでまだまだ楽しみたいと思います!

    13
    投稿日: 2024.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時計館は上下巻だけど少しも長さを感じなかった。 トリックが壮大でかなり緻密で、これを考えて読者にわかりやすく書くのはさぞかし大変だっただろうなと思った。 島田さんの安心感はすごい。 ラストは映画を観ているような情景が浮かんできて終わりも良かった。 早く先を知りたいんだけど、読んだら終わってしまう寂しさ。 残りのページが少なくなると「ここで読むのを止めればずっと館の中にいられる」と館シリーズを読む時はいつも終盤に思ってしまう。 結局気になってすぐに読んでしまうけど。 最後の米澤穂信さんの解説もとても良かった。 館シリーズが好きな理由を代弁してくれているような、思っていることが全く同じで嬉しくなった。 米澤さんの本も今度読みたい。

    45
    投稿日: 2024.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻を一年ほど前に買ってちょっと読んで放置していたが、十角館のドラマを見て同タイトルを再読、その勢いでリトライ とにかく面白い!!1日で上巻を読み、帰路で下巻を買って2日で読み切った 遮断された旧館と新館 百八の時計 ロマンあるからくり 朧げなあの夏の記憶 予想もしなかったトリックでひっかかった謎の描写に納得した 漠然と真犯人この人では?→あれ違った→ん…?やっぱりこの人だった!! 今作日数の短さと亡くなる人の数一番? 絢辻さん容赦ない 何度も出てくる描写&中盤の説明は、後々これが重要なキーになるんだろうなというあたりはついたけどそこから先はお手上げだった 時計館建てた理由 側から見たら歪だけどあの人なりの愛 ロマンチストだったんだなと思った  ↑ここも好きなポイント ラストシーンは是非映像で見たい こちらもドラマ化してほしい

    0
    投稿日: 2024.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時計を早めておくというトリックを誰かの別の作品で読んだことがある気がして、途中でトリックも犯人もわかってしまった… でももともとの動機が永遠のための復讐ではないということにゾクゾクしました! 読み終わって納得できない部分がいくつかあるのですが、わかる方いらっしゃいますか? 1.上巻で由季弥が「お姉さんをいじめる人間はぼくが殺してやる」と言った時、「大丈夫なんだ、ぼくは」と言ったのはなぜ? 2.「福西涼太」の名前を聞いて、由季弥が狼狽えたのはなぜ?

    0
    投稿日: 2024.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    十角館の江南さんが主人公!アツい! かなり長編でしたが、惹き込まれてスラスラ読めてしまった〜さすがです 素晴らしいミステリでした。 美しく纏まった芸術的なトリック! まさか時計の進むスピードが違うとは...! まんまとミスリードにひっかかってしまいました。 犯人はアリバイ作りめちゃくちゃ大変だっただろうな(笑) 楽しかったです。

    5
    投稿日: 2024.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    長編だったが上巻の最後から下巻は一気に読み進めてしまうほど没入した。 旧館で人死に過ぎててまさか江南くんまで、、とひやひやした。 途中でん?って気になってたところを最後に島田さんが全部回収してくれるのが爽快。 犯人さんやること多過ぎて大忙しだし女性なのにやってること体力おばけじゃないと無理すぎて、金田一みたいにぜひ犯人側の視点で大変さ語ってほしい。絶対おもろい。

    3
    投稿日: 2024.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    時計館の名に相応しい、時間を使ったトリックは素晴らしかった。犯人はとても優秀だったし、入念に計画して頭を巡らせていたけど、アリバイ作りに「やることが…やることが多い!」状態になっていたと思う。 そこを洞察力の高い島田さんに見破られた感じかな。 それにしても最後の大がかりな仕掛けには驚かされた。真に作品が完成するのは最後の時とは。そして犯人のあっけない最後はまさに因果応報。 そして犯人だけでなく関わったみんなにも責任があってなんだか悲しい結末だったな。小さな出来事からどんどん歪んでしまったんだな。 十角館で登場した江南さんの活躍が今回はとても重要だった! 島田さんポジションといっても過言ではない。 前回バディだった片割れが活躍する話って、なんでこうワクワクさせらるんだろう。 二人が合流した時の安心感は半端ない。 読み終えてからお疲れ様と言いたくなった。 この友情続いてくれ~!

    34
    投稿日: 2024.03.17