
総合評価
(32件)| 3 | ||
| 9 | ||
| 7 | ||
| 6 | ||
| 2 |
powered by ブクログ生体毒の怖さで脳をいっぱいにしておいて、一応どうぞ……くらいのノリで解決される密室の謎がおもしろかった。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ汀(みぎわ)こるものさん著『パラダイス・クローズド』の概要と感想になります。THANATOS(タナトス)シリーズ1作目にしてメフィスト賞受賞作。 概要です。 双子の高校生美少年、美樹と真樹は死神と名探偵。異様な二人と共に孤島へ同行する高槻刑事。孤島に降り立った死神と名探偵、警察と愉快なミステリ作家たちという顔触れなら、密室殺人事件は起こり得るものだろう。 感想です。 賛否は分かれるかもしれない作風ですが、個性的な双子の美少年は青崎有吾さんの裏染天馬に匹敵するほどのヲタクですね。ただ知識のひけらかしが多すぎて、密室殺人事件のトリック解明の場面が頭に入ってこない始末。何を読んでいるのか分からなくなってくる序盤と終盤でしたが、シリーズ作とあらば続編をいつか手に取るかもです♪
56投稿日: 2024.07.03
powered by ブクログ一卵性双生児の美樹と真樹。個人的にこんな賢い若者は大好きだ。でも、難しい。セリフが全部、論文かと思うくらい。それでも、又この双子に会いたくて次のシリーズも読んでみたい。
2投稿日: 2016.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文章が軽くてサクサク読めるのに反して、内容はがっつり本格派ミステリ、という印象。 設定なのか、それとも軽さゆえなのか、どことなく今まで読んできたミステリーとは雰囲気がだいぶ違ってびっくりしたけれど、新鮮で面白かった。 魚とかあんまり詳しくないんですけど読んでて興味出てきますね。 この双子すごく気になります。 二人にしかわからない領域があるんですかね?これからの話で明かされていくのかと思うと楽しみです。 それにしても美樹の覚醒モードは本当に怖かった。
0投稿日: 2016.02.02ちょっと期待外れ
小笠原の孤島に建てられた館で起こる密室殺人事件。館の主人と招かれた客人はミステリー作家の面々、それと死を呼び寄せる死神体質のニートの美樹と現役高校生探偵の真樹の双子とお守り役の刑事高槻。 双子のキャラ設定にはとても興味を覚えたし、刑事高槻との掛け合いも楽しめた。 犯人は誰なのか?一体何のために?とワクワクしながら読み進めたが、犯人が捕まってみるとなんだか釈然としないモヤモヤ感が残った。 何故被害者達が殺されなければならなかったのか、再読してもわからない…。 そもそもどうやって犯人が凶器を持ち込んだのか、最初からこの事件を計画してたとしたらなんで?という疑問が解消されずに不完全燃焼。 期待しすぎちゃったかな…。
0投稿日: 2015.09.11
powered by ブクログTHANATOSシリーズ1作目。第37回メフィスト賞受賞作。 個人的印象は、さすがメフィスト賞、という感じ。 海洋生物への愛に溢れている、溢れ過ぎている。 本格ミステリーのようで、アンチミステリーのような。 人によって合う、合わないがはっきり別れそう。
0投稿日: 2015.06.16キャラクター色の強い「変格」ミステリ
双子の兄弟とお守り役の刑事が活躍するキャラクターミステリ。全体的にパロディネタが多く(章タイトル「孤島の鬼」とか、ナウシカの台詞の引用とか)、ときにはミステリのお約束までもがネタにされます。本格ならぬ、変格ミステリといった感じでしょうか。そもそも双子兄の「他人の死を招き寄せる体質」という設定からして規格外ですが……。 密室も連続殺人もクローズドサークル(舞台は小笠原の孤島)もあるけれど、なによりインパクトが強かったのは水棲生物マニアな「死神」美樹のキャラ。彼が語りまくる蘊蓄といったら、もう事件の細部なんか吹き飛ばしそうな勢いです。「高校生探偵」真樹も美樹とはまた違った方向にキャラが立っていて、生き生きと物語を動かしてくれます。二人に翻弄されっぱなしの高槻刑事がまたいい。 ミステリとしては変わり種ですが、ジャンルの枠を壊すのではなく、その中で最大限に遊んでいるといった作風で好感が持てました。
6投稿日: 2015.05.08
powered by ブクログ最初はやたらめったら出てくる蘊蓄が鼻につき、キャラを立たせる為に、度を越えて人命を軽んじるような言動を双子に放たせているように思えて、不快に感じたりもしたのだけれど、最後まで読み終えて、(ミステリを、というよりかは、双子に何があったのか、というミーハーな?好奇心から)続きも読んでみたいという気持ちが湧いてきたのでした。
0投稿日: 2014.08.31
powered by ブクログ『ヴァン・ダインの二十則』や『ノックスの十戒』など、ミステリーのあらゆる『決まり事』をぶち壊した推理部分は驚愕ものでしたが、根本的に本格ミステリーをおちょくっている感じで癪に障りました。 また、密室や双子トリックはアンフェア気味。魚や自然に関する蘊蓄は本筋にはあまり関係がなく、苦読する値打ちがありませんでした。 何だか著者が楽しんで書いたという感じのイタイ作品でした。
0投稿日: 2014.06.16
powered by ブクログメフィスト賞受賞作だそうだ。 当時の書評で「本格ミステリーを真っ向からぶっつぶすミステリー」みたいな評価をされたそうだが(文面のとおりではない)そんな感じ。 本編と関係ないうんちく(まったく関係なくはないけど)部分が長い小説が苦手な人はあんまり好きではないんではないかな~と感じる。
0投稿日: 2014.01.27
powered by ブクログメフィスト賞受賞作だそうだ。 当時の書評で「本格ミステリーを真っ向からぶっつぶすミステリー」みたいな評価をされたそうだが(文面のとおりではない)そんな感じ。 本編と関係ないうんちく(まったく関係なくはないけど)部分が長い小説が苦手な人はあんまり好きではないんではないかな〜と感じる。
0投稿日: 2014.01.27
powered by ブクログまた騙された…いつも双子もの読んで騙されているのに… 密室トリックも生物云々も(私にとって)難しかったが全体としては面白かった。こるもの作品は初めて。 次も読もうか、検討中。
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「完全犯罪研究部」を読んでからのこちら。 先に読んでいたらあっちにはまた違う楽しみ方があったのだろうと思わせる(十分面白かったけども) やっぱりいろいろぶっ飛んでるという印象ですが、やっぱり嫌いじゃない。 以前は、「登場人物に共感が持てないと面白くない」という考えがあったんですが、その概念は覆されました。面白いものは面白いんだなぁ。 双子のキャラも好きですが、高槻も極めちゃってる感じが好きです。シリーズ楽しみ。
0投稿日: 2013.09.04
powered by ブクログ3- ただ“美少年”と書けばそれだけで美少年になってしまう。 小説って不思議。 本格を否定しているように見せかけておいて実は何も否定していない。物語内ルールに則ってあくまで論理的に出来事を説明していっているにすぎない。見せかけの否定と根本的な肯定がまるで循環しているかのような構造こそが本作の狙いなのではないかと感じる。まるでモナコ水槽である。いやむしろウロボロスかもしれない。 ただその説明がくどい。地の文は語り部である刑事の一人称視点で、終始つっこみを入れながら説明する形を取る。まるで知人のブログを読むような気恥ずかしさがある。もう少し緩急があると良いのだが。終盤になると断定型を取らなくてもよいところでもひたすら断定型で言い切るので、胡散臭さが増し、詭弁と取られかねない。故に説得力が下がる。そんな説明を終盤繰り返すものだから余計にくどく感じる。この繰り返しは強調というよりも、単に著者の自信のなさの表れだ。 ちょいちょい差し込まれるサブカルネタはさむいし、満を持して開陳されるDSネタもバレバレだ。そもそも双子の立花兄弟といえば政夫と和夫だ。 ただまあお魚蘊蓄は結構面白かったが。
0投稿日: 2013.07.19
powered by ブクログ面白かったです。キャラクターや設定は、さすがメフィスト賞作品という気がしました。 ミステリなんだろうけど、悪く言ってしまえばキャラ萌え小説の感は否めない。双子と刑事さんのキャラクターが受け入れられない人は駄目だろうな、と思う。 私はわりと気に入りました。 ただ、主人公側の人たちはいいのだが、容疑者側というかミステリ作家陣の個性が薄くて誰が誰だかわからないという感じがしました。だから誰が犯人でも意外性がないというか…。そこがちょっとミステリとしては残念でした。 とりあえず続きは読んでいきたいと思います。
0投稿日: 2013.06.26
powered by ブクログ愉快痛快唖然茫然。 “本格”をぶっ壊せ!! してやられたなぁ。 ガツンッときた。 長々とした薀蓄にはちょっと辟易もしたけど、そこから哲学に繋げたのはなかなか興味深かった。 第37回メフィスト賞受賞作。 これまたぶっ飛んだミステリーだった。
0投稿日: 2013.03.04
powered by ブクログ面白い。主人公たちのキャラがぶっ飛んでていい。本格ミステリとしては破綻してるんだろうけどこれはこれでアリなんじゃないかって思わせてくれる。高槻さんが死なない事を祈ろう(笑)次の作品も読んでみようっと。
0投稿日: 2012.10.28
powered by ブクログ孤島にミステリー作家に密室、 揃いも揃ったミステリ要素を、バッキバキにぶち壊しています。嫌いじゃない。 死神と探偵の兄弟もいいキャラクターしてる。 薀蓄がちょっとしんどいけど、このシリーズはハマれば面白い。
0投稿日: 2012.10.11
powered by ブクログ孤島もの、館もの。面白かった。ミステリとしてはルール違反的なとこがあるらしいが、自分は特に気にならなかった。作中でちょいちょい漫画のパロ?オマージュ?が出てくる。そして美少年双子がCLAMPの漫画に出てきそうな印象だった。アクアリウムのうんちくもだが、モナコ水槽の前での美樹の話が好き。
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もっと早く読めば良かったと思うくらい面白かった…! ミキちゃんの魚への愛情(…かな?)と、最後に裏切った人が勝つというゲーム理論が、読んでいて「うおおおおお…!!!」と思った。 魚蘊蓄のところは正直あとから辞書とPC使って調べながら読まないと全然わからないwけど面白い! 真樹と美樹の身長差の3センチを靴の高さでフォローするところにちょっと小賢しさを感じた。頭いい人はこういう基本的なところもきちんと攻めていくのねw これから続編読むつもりだけど、気になってすごくワクワクする
0投稿日: 2012.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アクアリウム?とか、遺伝子の話は壮大で面白かった。 本格ミステリは苦手かもしれない 探偵役が意識的にその役割を放棄することはわりとある気がするけど、 意趣返しのような今回のパターンははじめて でもやっぱり生態系の雑学が一番面白かったから、 次は買わなくてもいいや
0投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログノベルズも持ってるけど。 死に神と名探偵。双子はもちろん好きなんだが、ふたりの関係性が微妙すぎる。冒頭のはしゃぎっぷりでいか…れてもそれはそれで微妙か。
0投稿日: 2011.06.17
powered by ブクログ内容及び雰囲気を含めて駄目な部類に入る。ミステリや推理小説としても中途半端。どこの部分に作品としての魅力を置いたか理解できなかった。 事件・トリックと水生生物の関わりは大いにあるが、ここまで水生生物の説明は必要かな? でしたらもう少し登場人物の心理的な部分をきちんと描写して欲しい。登場人物に引き込まれる事も無く、トリックも、あっそ。ぐらいで読了。
1投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログ「楽園とは居心地のいい牢獄」 ”探偵”と”死神”面白い。けど、その”探偵”が、謎解きしないんだもん。反則だよ。 面白かったけど、前半の薀蓄を読むのに、挫けそうになった。
0投稿日: 2011.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーリーはそんなに悪くはなかったと思ったけれど、双子兄君の魚講義が専門的過ぎて少し苦痛だった。それに、後々の台詞を理解するのにも苦労したから、全体的に微妙な印象だった。 それから、理屈では危ないと分かっていても、十センチのタコっていうのはそれほど恐怖を感じるものなのかと疑問に思う。たとえ実際の状況で怖いのだとしても、文章では共感しにくかった。 ある意味で、どこか独特の雰囲気をもつ作品だと思う。
0投稿日: 2011.04.11
powered by ブクログ死神体質の兄と、天才少年探偵の弟、そして彼らのお守りの刑事が遭遇した密室殺人ミステリー。 作者の諧謔でもあるのだろうけど、ミステリーとしてのトリックは古典的だし、探偵は解決を放棄したりするし、「ニンテンドーDSの無線通信を使うなど、推理小説として言語道断みたいなこと言わせるし」 どうも描きたいのは事件云々よりも双子の間の複雑な感情なのだろうと思われます。お金持ちで親にほっとかれて、近くにいる人はみんな亡くなって、ニート化したアクアリストにはそれなりに深く入り組んだ感情があるのだろうと思うけれど、クローズドサークルで描くべきは、そこにいる人間の感情や関係性なんだろうと思ったりもします。
0投稿日: 2011.04.03
powered by ブクログ普通の推理ものの小説とは一線を画した作品。普通の作品に飽きた時に読むといいかも。しかし、脱線部分の話が難しいのに長いのが少し辛かった。
0投稿日: 2011.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
双子の少年、一方は探偵、一方は死神、とか美味しい設定なのに中身のミステリーが蔑ろにされた感が否めない。水槽とか魚とかミトコンドリアとか嫌気性細菌とかそっちの話ばっかりだった気がする。最終兵器ショウモンダコだしね。
0投稿日: 2011.03.25
powered by ブクログ2008年にノベルスで刊行されたものの文庫版です。 ノベルス版のインパクトのある表紙が気に入っていたこともあり少し残念ですが帯がかっこいいです。 あと変わったことといえば見取り図がついたこと。 それから文章も大幅に変わっています。多いところだとほぼ1章まるっと直しており、ノベルス版では出ていなかった人物も。 死神と探偵、双子の兄弟。こいつらが憎たらしくもかわいすぎる!! ミステリですがキャラ物としても強いので気軽に読めそうです。 そして、その一言で終わらせてしまうのかというwww お魚に関する薀蓄がかなり多いですが、読んでいるうちにだんだんクセになってきます。
0投稿日: 2011.03.20
powered by ブクログ趣向は悪くない(『マルタの鷹』で提示された問題をさらに捻ったものと思われる)が、ミステリ部分は興味を全く惹かない。つまり普通に面白くない。 この点では『名探偵に薔薇を』より落ちる。おまけして3。
0投稿日: 2011.02.28
powered by ブクログ本格好きにも、そうでない人にも楽しめる作品だが、本格好きな人にとっての方がより面白いように思う。 本格の匂いを思いっきり煽り立てておいての、この幕切れは、ある意味爽快で、小気味良さを感じる。 「刑事」と「探偵」と「死神」の今後が気になって、とても楽しみなシリーズになりそう。
0投稿日: 2011.02.27
powered by ブクログ---------------------------------- 012冊目 購入にて熟読。 ----------------------------------
0投稿日: 2011.02.22
