
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「カフネ」と「金環日蝕」が面白かったので読みました。 夏に公開されるアニメ映画化っぽい…と思いました(七緒のCVはきっと花澤香菜)。 七緒とたまきの対決シーンが印象的でした。 「そんなの、好きって言わない」はちょっと言葉が強いのでは、と思いましたが 「自分のしたことに好きって言葉をつけ足して、まるで仕方なかったことみたいに話すのはやめて」って台詞は正論すぎてぐうの音も出ない…。ハッとしました。 主義主張がはっきりしててカッコいいです。 良い教師になっただろうなあと思います。 序盤から登場していた十六代校長が七緒だったとは。ミステリ要素が入ってくるのが楽しい作家さんだなと思います。 最後は2人は別々の時代を生きることになりましたが、私は好きなラストでした。 「あなたが笑っていてくれたら、もう、ほかに望むものはない」 亡くなっていたのは残念でしたが、七緒のほとんど最期のメッセージは、あなたをずっと大切に思う私がいるよ、応援してるよ、という和希へのエールになるだろうなあと思います。 手紙が和希に届いてよかったです。 細かい描写や伏線が丁寧に回収され、疑問の残らないきれいな畳み方だったと思います。 仁科先生と高津、幹也と和希、ヨシキとたまきの話はまだまだ膨らませられると思うので、続編に期待です。
4投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ離島にあるちょっと有名な高校とその周辺で起こる青春、ファンタジー、友情、ミステリー、恋愛。 主人公たち含め登場人物みな魅力的。ストーリーも面白いし、映像化良さそうだよなぁ。情景の綺麗さ(自然豊かな島、海はもちろん学校や高津家も映えると思う)が話を引き立ててくれそう。主人公イケメンですし。 関係者の皆様、映像化ご検討ください。
12投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ好きなタイプのタイムリープ青春ラブストーリー、"時かけ"や"君名は"に通ずるところはあるが、現代的な社会問題をしっかり盛り込んで考えさせられたりキュンキュンさせられたり、笑わせる言葉があったりと盛りだくざん。最後はちゃんと伏線回収してなを爽やかにエンドロール。"あの"昭和の音楽の教科書にも載っていたフォークソングが今聞くとタイムリープストーリーにピタリとハマるからやられたって感じがした。遠い昔の幼い恋心まで思い出させてくれる素敵な作品でした。阿部暁子にはまってます。
11投稿日: 2025.11.02
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人間は醜い でも、いいやつばかりじゃないけど、 悪いやつばかりでもない 悪いやつに会うと、悪いやつの言葉が全てに思えてしまう 以下、心に残った言葉(ネタバレ) 七緒からの手紙 あなたは優しい それはどんなに傷を負っても人の心に輝くものを見失わずに生きていく力 人間は醜い この世は冷たい どうか、あなたの方舟があなたを洪水の中に取り残して去っていく悲しいものでなく 信じあえる人たちと未来へあなたを運ぶものに変わることを祈ってます。 最後に 大好きでした ありがとう あなたが笑っていてくれたら、他に望むものはない
0投稿日: 2025.10.25
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離島・采岐島高校に進学した和希。彼は知り合いがいない環境を選んでやって来たのには、自分にしか言えない事情がありました。高校生活を寮で始め、クラスメイトとの交流や島ならではの雰囲気に少しずつ慣れていきます。 初夏、島の“神隠しの入り江”と呼ばれる入り江のほとりで、和希は倒れている少女・七緒を発見します。黒髪の少女が波打ち際に倒れ、意識を取り戻すと「1974年」とつぶやきます。七緒は身元も記憶もはっきりせず、自分がなぜそこにいたのか、どうして倒れていたのかを語ることができません。和希は彼女を気にかけることになります。島での生活や寮生活、クラスメイトとのやりとりを通じて、七緒との距離を縮めていきます。 七緒の“1974年”という言葉、彼女の抱える秘密。和希自身も、島に来る前に抱えていた秘密があり、それが徐々に明らかになっていきます。そんな2人のボーイ・ミーツ・ストーリー。 すごい爽やかそうな話してなんですが、2人の抱える過去の秘密は現代的な黒い闇の部分なんですよね。タイムスリップものでありながら、華やいだラブストーリーではなくて、ちょっと暗い影を落とすところもあり。 残念なのは、七緒が良い子すぎて、少しどんな子なのか内面が全然見えないところでした。 キャラクターの輪郭がちょっと曖昧な感じがします。
2投稿日: 2025.10.20
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読み終わった後、思わず、はあ〜と感嘆してしまった。とても切ないけれど、感動的なラストでした。七緒の正体が、まさか16代校長先生だったなんて全く予想もできなかった。(勝手に男性だと思い込んでいた笑) 七緒が生涯をかけて、自分の人生を犠牲にしてまてシマ高の再建に取り組み、未来に来たことで、七緒が夢見た活気あるシマ高を目の当たりにすることが出来て、本当に良かった。読み終わってからは、文化祭を和希と過ごしてほしかった思えてならなかった。 タイトルのどこよりも遠い場所というのは過去だということ、だけど七緒が残してくれた同じ場所で生きていく和希、確かに過去から未来へと繋がっていたんだなあと感動しました。 タイムカプセルを通じて時空を超えてのラブレターは最高にロマンチックで、切なくて泣けました。
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ1日で一気に読み終えた。どんどん引き込まれて伏線が全て回収される終盤は胸熱だった。とてもよく出来た青春ストーリー。読後感良し!
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログカフネで知った阿部暁子さん。彼女の紡ぐお話を読んでみたくなり手に取った一冊。 オブラートに包まれた過去が次第に明らかになっていく様と七緒と和希の心模様は丁寧に描かれていて苦しかった。登場人生たちの絡みも伏線回収なようでいて最後まで目が離せなかった。 そして続編というか、「天国へ続く道」。これを読むことで悲しいけれど物語が完結するようで。七緒の深い想いがつまっていて感動した。webスペシャル短編とは思えないほどに切ない。
13投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ阿部暁子さんの優しい文体で描かれる切なく優しい青春ファンタジー!全ての伏線が回収されてタイトルの意味が解った時ミョーに切なくなりました…
16投稿日: 2025.09.07
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そこまでここが動かされる作品ではありませんでした。 シマ高を再建した校長とナナオが同一人物というのがポイントかなと思いましたが、そこのタイムトラベルが上手くストーリーに組み込まれていたかというとそうでもなく、主人公と寮の仲間たちのストーリーと主人公とナナオたちのストーリー、主人公自身のストーリーがそこまで交差しているわけではないので、別々の物語を並行して眺めているような気分になりました。 ただ全体的に綺麗な作品だと思いました。
0投稿日: 2025.09.02
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阿部さんはいいねえ。多くの若者たちに読んでほしい物語です。 タイムスリップという設定ながら、人物の心情をきめ細やかに描いていて、登場人物たちにエールを送りたくなります。 まあ、できればまだSNSがなかったころとの対比をもう少し描いてほしかったところですが、ラストの種明かしも納得できるものでした。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ「カフネ」で一躍有名になった阿部さんの本。 集英社オレンジ文庫から出版されているので、読む対象は中高生が多いかも知れませんが、大人が読んでもめちゃ感動できるお話でした。 読み進めていくうちにどこよりも遠い場所の意味がわかります。 主人公の和希の友達や先生の会話が面白いし、先が気になって引き込まれました。 良い作品に出会えてよかった。
66投稿日: 2025.08.15
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面白かった どこよりも遠い場所というのが 過去というのがすごくしっくりきた 本を読んでいる時はあまり考えていなかったが 不思議な数ヶ月過ごしたことを何十年も過ごしていくと自分は気のせいかもと思ってしまう。
2投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ表紙からシンプルなほのぼのラブストーリーかと思っていました。しかし、後半からはミステリー要素もあり、シリアスな展開もありといった、予想していたものとは違う物語でした。しかし、最後は爽やかな独語感とじんわりと伝わる感動があり、楽しめました!
2投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログAmazonの紹介より ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。 采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。病院で意識をとり戻した少女の名は七緒、16歳。そして、身元不明。入り江で七緒がつぶやいた「1974年」という言葉は? 感動のボーイ・ミーツ・ガール! 今年本屋大賞を受賞した阿部さんの初期の作品だそうで、ラノベっぽい内容でしたが、ファンタジーの入り混じったビターでヒヤッとする青春物語で、それぞれが抱える過去の過ちと向き合いながら、成長していく姿に胸を打たれました。 少女が発する「1974年」、そして「神隠し」というワードから、なんとなく少女の秘密がわかるかと思いますが、それにしても冷静に考えると、恐い話だなと思いました。 舞台となるのは、離島の采岐島。そこに「留学生」として入学した和希。なぜここに来たのかは後に明らかになっていくのですが、これが一番個人的には衝撃的でした。 まぁとにかく壮絶な過去を持っていて、少女の秘密よりも衝撃が大きかったです。 その他にも、和希の他にかつての同級生も一緒に来るのですが、その人にも秘密を抱えていたり、とにかくみんな何かしらの秘密を抱えています。さらに様々な人の秘密は、伏線回収となって、最後は話がまとまっていくので、爽快で驚きで感動的でした。 秘密を探っていくよりかは、離島での高校生活を主軸に青春が描かれていて、それぞれの高校生達の苦悩に心を打たれました。 阿部さんの話というと、心の叫びといいましょうか、心に溜まっていた不満を叫ぶシーンが印象的だったのですが、この作品でも、大きく叫ぶというわけではありませんが、告白という形で、相手に伝えるシーンには胸が張り裂けそうでした。 それぞれこういう悩みを抱えていたんだという意外な発見・驚きがありつつ、上手い具合に色んな要素がまとまっていく展開になっているので、話の作り方が上手いなと思いました。 ファンタジーという不思議な空間でありながらも、最後の手紙のシーンには感動させられました。 こういう繋がりがあったんだという驚きもあって、和希の今後が気になるところでした。
12投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログ全然気付かなかったんだけど更新されてた❗ 七緒のその後か描かれたスペシャル短編‼️ もうひとつのエピローグ『天国へ続く橋』 これで全ての伏線が回収されます。 七緒の想いに胸が熱くなります。 是非読んでいない方は読んで欲しい! タイトルと表紙の絵から切ない感じの物語 かなというのは想像できたのですが 想像を越えてトリハダがたちました。 もし自分がタイムスリップしたら? と想像すると、とても怖いと思いませんか? 周りには家族や知人もいない、下手すれば言葉も通じない、文化や価値観も違う、 想像しただけでもゾッとします。 本書は主人公和希が神隠しの入江で七緒という少女を助けたところから物語は始まります。 和希がなぜ神隠しの入江にいたのか? 学校での和希が何となく無気力で他者と一歩身を引いた感じは何故なんだろう? これは何かあるな!と思わされます。 この和希の行動の理由と七緒の謎を知りたくなりついついページをめくらずにはいられなくなります。 ルームメイトがまた良い友人ばかりで男子校のようなノリも高校生時代を懐かしく感じさせられます。 ひとりひとりのキャラも良い味が出ていて、 特に幹也と高津! 幹也なんか最初BLなの?なんて思ってしまった。(笑) 高津のぶっきらぼうで一見冷たいけど面倒見が良くて優しいところと芸術家ぽくないギャップが面白い。 あと、委員長のたまきはかなりやばいですね。 好きな子に意地悪して困らせたくなる、 こじらせ女子。怖い怖い! 後半の伏線の回収は凄かった。 和希の過去にも驚きだし、七緒の行動には何で?と思ったけど、ラストの七緒のラブレターにその答えはあり涙涙でした。 タイトルの『どこよりも遠い場所にいる君へ』 二人は遠い場所にいるけど過去と現在が繋がっているように二人の心はきっと繋がっているのだろう! おじさんの心にも刺さるとても良い作品でした。
35投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ『また君と出会う未来のために』の前日譚。父親の事件で心に傷を負った和希さんが采岐島で過去から来た少女と出会うお話。タイムパラドックスの解決に矛盾がないスッキリした結末で良かった。ここからまた『また君と~』に繋がるんだなと思うと温かい気持ちになる。高津さんや仁科先生、幹也など和希さんの周りにいる人達がとにかく素敵。
6投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ切なくて、微笑ましくて、登場人物の優しさを感じるお話でした。 学生向きなのかもしれないけれど、最後はジーンとしました。読んで良かったです。 後半の展開はそうなるのか、そうだったのかと次々にいろいろなことが分かっていき、つながって行きます。 終盤の手紙には感動しました。どこよりも遠い場所、確かにそうだなと思いました。
34投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
月ヶ瀬和希 校則の厳しい私立中学に通っていたが、知り合いのいない環境を求めて離島の采岐島高校に進学。クラスで王子」と呼ばれている。出入りが禁止される入り江で倒れた七緒を発見。 尾崎幹也 和希のルームメイト。和希の世話をやき、「乳母」と呼ばれる。飄々として世渡りがうまい。和希とは横浜のK大付属に通っていた。 相葉修治 和希のルームメイト。温厚で少し恥ずかしがり。平和を愛してやさしい。 高津椿 和希と共に七緒の救助を行った。七緒を生き別れの妹として保護。 顕光 和希のルームメイト。常にきっぱりはっきり潔い。 秋鹿七緒 入り江で倒れていた少女。今を一九七四年だと思っていた。 耕平 和希の前の席。両親が『アジアイタリアン田上』という店を営んでいる。 須加ヨシキ 耕平の前の席。寮で暮らす島外生。愛知出身。 三島たまき 一年一組の学級委員。 仁科葵 一年一組の担任。英語担当。三十歳の独身男性。采岐島育ちのシマ高卒業生。 シノ 高津のお手伝い。仁科の母。 キクチ
0投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログどこよりも遠い場所とはどこなのか。 最後に全ての伏線が回収され話が繋がっていくにつれ、とても切なくなった。 青春の友達同士のストーリー、島の風景、古くからの言い伝えなど 世界観がとても好きで 風景も登場人物も頭に浮かび 彼らは別世界に存在し、生きていて、私は時々それを覗きにいくようなそんな感覚だった。 今も続いてるんだろうなと思う。
12投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ伏線がいろんなところに、そして最後には綺麗に回収されててスッキリするのとほっこりする小説でしたo(^-^)o
2投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ新海誠さんの映画になりそうな青春ファンタジー。 離島の高校生が主人公。島の美しい自然が新海誠さんのアニメーションのように目の前に広がった。 いくつもの伏線が散りばめられていて最後は大きく繋がる。続編もあるようでいつか読んでみたい。
2投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログ阿部暁子さんの作品をもっと読みたい!! と、ひま師匠やまきさん、本とコさんが手にされてるのを見て借りてきました!! もう図書館にはなかなか阿部さんの作品が置いてなくて、取り寄せてもらっています 取り寄せありがたいですー(๑˃̵ᴗ˂̵) YA?ライトノベル?なんでしょうか。 とても読みやすい一冊でした! でもきちんと全然薄っぺらくなく、 奥行きがあり楽しめました(^^) 事情を抱えた和希は離島の高校へ進学。 そこで少女が倒れているのを見つける。 和希が抱えている事情とは? 少女は一体何者なのか?? という物語。 出てくるキャラもいい! 高津ファンは絶対いるはず!! 阿部さん、素敵なキャラを生み出すのがお上手やわ、、、(〃ω〃) 環境もいいですね 私もこの高校行きたいー!!! そして高校生、、、、いいなあ╰(*´︶`*)╯♡ もうキラキラしてる〜! ココロはあの時のままなんだけどなぁ。゚(゚´ω`゚)゚。 ラストの展開もとても良く、 切ないけど気持ちよく読了できました╰(*´︶`*)╯♡ まだつづきがあるんですって、、、♡ さて読むとしますか!!
84投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ「パラ・スター」を読んで以来のこの作者さん。最近、皆さんのレビューでよく見かけ、なかなかに高評価なので手にしてみた。 知り合いのいない環境を求め離島の高校に進学した和希が、「神隠しの入り江」と呼ばれる場所で少女が倒れているのを見つけるところから始まるお話。 皆さんのレビューを読んでタイムスリップ物と分かっているので、その内に知れる少女・七緒の事情には驚かないが、学校や寮生活の描写とともに薄っすら示唆される和希の事情は何なのだろうと、二人の事情がどう繋がっていくのだろうと、思いながら読む。 前半は、タイムスリップを離れて学園物として読んでも、学校生活、文化祭の準備や寮での生活の様子、島の人たちとの交流などとても微笑ましく読める。 この年頃らしい同級生との友情やいざこざ、異性への思いなども程良くまぶされていい感じ。 後半、和希の事情が明らかにされたところからは怒涛の展開。 「タイムスリップ物と分かっている」と書いてしまったが、いやいや軽々しく言ってしまってごめんなさいという感じで、予想を遥かに超えて組み立てられていた物語に胸を打たれた。 ラストの手紙の内容は物語の収束に相応しかったとともに、物語を離れても仕事にささくれ立つ心に刺さった。
76投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ私は日本人作家さんの書いた長編小説が好きですが、この本は作者の阿部暁子さんには大変失礼ですが、もう少し短く出来たのでは? 最終的には素敵な物語だったので、そんな気がしました。
17投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログすごく良かった! 過去があって現在がある、すべて繋がってるんだなって思えたし、自分を大切に思ってくれる人を大切にしたいと思った。
2投稿日: 2024.11.14
powered by ブクログなめてもらっては困る(ハマーン様) というわけで、意地でも抜かせません 大人気ないですか?知るかオラァ(╯°□°)╯︵ ┻━┻ はい、タイムリープのボーイミーツガールの阿部暁子さんです もうこの時点で100点 読まなくても面白いの分かります でもまぁせっかくなので一応読みます いやもうわかるやん タイムリープのボーイミーツガールだもん 話の流れなんて1個しかないやんそんなん 細部を詰めるしかないのよね この設定を選んだ時点で あとどこをどう繋げてどう種明かしするかよ えがった〜。゚(゚´Д`゚)゚。
63投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログ集英社オレンジ文庫って、ライトノベルと呼ばれるものなのかしら? ちょうどこの本を購入した時、ひま師匠が阿部暁子さんを読んでおられたので、3冊まとめて購入してみました。作家買いしても失敗なさそうだなと思いまして(^^) 阿部暁子さんはまだほんの少ししか読んでないですが、めっちゃ読ませますよね。 この本は中高生向けなのかなぁ?と思いましたが、私の幼い頭にはピッタリ、しっくりきました! 先ずは本当に文章がお上手で、情景がぶわっと頭の中に広がってくるのです。 タイムトラベルみたいな話なのに、全然古臭く無くて、面白かったです。 本書に出てくるキャラクターたちも、みんな素敵な人ばかり。 ラスト直前で、あー、なるほどそう来るのねー!ってちょっとした感動があったり。 私の中では◎な作品でした♪
134投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログおじさんにはちょっと恥ずかしい表紙でした! いかにもYA系キラキラ胸キュンのライト文芸丸出し! でも、勇気を出して買いました。だって、阿部暁子さんですもん。110円だったんですもん。 阿部暁子さんと言えば、ここ数年の話題作はもちろんvery goodですが、目立たないけれど『パラ・スター』もよかったですよ。車椅子メカサイドと選手サイド(2人は親友女子)の物語。 ちょうど、パリパラで車椅子テニスシングルス男女アベック金メダル!小田凱人選手・上地結衣選手おめでとうございます! ということで、未読の方はいかがでしょう? ん、出版社の回し者? さて、本作です。はい、青春でした。主人公は、事情を抱え離島の采岐島高校で寮生活を送る和希。和希は島の入江で、波打際で倒れている少女・七緒と出会います。彼が抱える秘密とは?そして彼女は何者なのか? 少しずつ心を通わせていく2人の姿は、爽やかで初々しく、おじさんには眩しい限りです。思いがけない点と点がつながり、驚きとともに伏線が回収されていきます。 YAであっても、2人を中心にした薄っぺらな甘いだけの物語ではなく、登場人物の個性の書き分けが素晴らしいです。寮のメンバーとの友情や確執、過去の描写も繊細で、奥行きが感じられます。 海を越え、時空を超える2人の物語は、ミステリーとファンタジーの要素を併せ持ち、多少設定上の細かな矛盾点もありますが、その点に刺さるのは野暮というものでしょう。切なくも未来への希望をもたせ、優しく読み手を包み込んでくれるような物語は、阿部暁子さんのその後の秀作連発の予兆とも受け取れました。 本作の4年後を描いた続編があるとか、Webコバルトで本作のスピンオフ短編掲載中とか、また困る情報が飛び込んできて‥、悩む〜(*´Д`)=3ハァ・・・
79投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ阿部暁子さんの本は、もう4冊目。 本当に大好きな作家さん❗ 今回のお話は、青春ファンタジーミステリーですかね… 後半の伏線回収心奪われました~。七緒の手紙涙が止まらなかった。切ないけれど、美しい読後感でした。 文化祭で行われた模擬裁判、見てみたいな~って思いました。
16投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログこっそり仕込んだ手紙に。 偶然が重なった結果とはいえ、加害者になってしまったら状況がどうであり理解されないだろうな。 何十年も壊れることなく問題なくあり、目の前で発動することなんて放置され過ぎている場所ではないか。
1投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ表紙の印象とは全く異なる話だった。自分で選んでおいてこんなこというのもなんだが安っぽい恋愛小説かと思ってた。時代を超えてタイムカプセルでまた想いを伝えられた素敵な恋心、一緒に島に渡って作られた友情、人間模様、葛藤色々な要素があって面白かった。 犯罪者の家族も一生罪を背負って生きていかなければならないのか?もし、私の友達の家族が犯罪者になっても私はずっと友達でいたい。その子はその子だから。
6投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最終的に主人公たちが結ばれることはない悲しい結末ではあるけど、この本は2人が出会ったことは無駄なんかではなくて2人にとって大切な瞬間になっていて素敵だった。2回めだけどしっかり泣いた。 とにかく和希のお父さんがいい人すぎて涙が止まらなかったし、ノアの方舟の話がそこで伏線回収されるのかとびっくりした。2人は結局再開できなかったけど、それでよかったと思える結末だった。 和希の人の良さが、みんなをいいように変えていて青春だと思った。
3投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログ恋愛ものかと思って読んでいたので、意外と主人公の家庭事情や友達周りの話が多く、イメージと違った。ラストの展開には、すごく感動させられた。
1投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログ時を超えて繰り広げられるラブストーリー。青春の甘酸っぱい記憶がよみがえる。1974年から2017年にタイムワープしてしまう入り江での運命的な出会い。人はそれぞれ辛い過去を持ちながらも人を愛することで救われていく。
14投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログ未成年がそんな長い期間居候していたら、警察が来るのでは、、?という疑問はあったけど、話はとてもロマンチックだったー!!お父さんが犯した罪、友人の秘密、何も知らないマスコミ。和樹に起きた悲しい過去だけで一冊別の物語書けそう。 委員長はのキャラは好みどストライクで良き。外伝でで欲しいな笑
3投稿日: 2024.03.13
powered by ブクログ情景描写が美しい言葉で表現されている部分が多く、島の美しい景色や、音楽が頭の中で流れてくるようで、読んでいて心が綺麗に洗われるようだった。
4投稿日: 2023.11.18
powered by ブクログ小さな島の采歧島には、神隠しの入り江と呼ばれる場所がある。その入り江に少女が倒れていた。少女は1974年に生まれたと言う。古くて、今は誰もいなくなった住所を言う少女と発見した和希とのひと夏の物語が始まる。 タイムトラベルものとしても、青春ストーリーとしても、感動する良い小説です。
3投稿日: 2023.10.19
powered by ブクログ阿部暁子さんは本作が初読みでした。 自然豊かな離島である采岐島の描写が丁寧で美しく、前半は島で寮生活をする主人公 和希の生活が穏やかで楽しく進んで行く… 一方、島に古くから伝わるという 『神隠し』と『マレビト』 和希も島の入江で救助した少女 七緒との出会いを通じて、徐々にその不思議な世界へと足を踏み入れていく… 後半からは一気に物語が進み、和希の抱えている秘密も明らかになって… 扱っているテーマがなかなかヘビー級だったが、それを感じさせない筆力でテンポ感が素晴らしく、登場人物の個性が随所に光っていた。 また文庫の装画と挿絵の美しさも印象的だった。 青春ものでもあり、恋愛も友情も家族愛もあり、時空を超えたファンタジーでもあり、ミステリー要素もあり、全てが繋がるラストが圧巻!! 読後は何とも爽快な気持ちになる作品だった。 十六代校長!昭和パワー笑 なかなかやり手ですなぁ。
8投稿日: 2023.07.17
powered by ブクログ良かった〜!! ブク友様のレビューから出会えた1冊。 読むのが楽しみで、でも読んだら終わっちゃうのが寂しくて温めておいた1冊…!良かった…! 島の描写も素敵だし、ストーリーも最高。 登場人物のそれぞれのキャラもGood☆ 主人公和希の毒づきも良い!笑 ほっこりかと思いきや和希の秘密は重くて悲しいものだったり、終盤にかけて明かされる秘密はもう一気読み。 ミステリーもファンタジーも青春も楽しめた1冊!最高でした☆ こちらの作品と出会わせてくださったブク友様に感謝\( ´ω` )/
22投稿日: 2023.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【購入本】とても読みやすい作品だった。入り江で倒れていた謎の少女、“七緒”。“神隠し”と“マレビト”の関係。和希の過去。300ページの中にこれだけの情報が入っている。言葉のひとつひとつが丁寧で、美しい。「やさしいということは強いのです。それは敵を打ち負かす強さとは違う、どんなに傷を負っても人の心にかがやくものを見失わずに生きていける力のことです。」/「あなたは、私の希望です。」こう言われただけで、不思議と元気になれる。力が湧いてくる。つくづく、「言葉って不思議だなぁ。」と思わされるものである。
3投稿日: 2023.07.03
powered by ブクログあなたは、『神隠し』に遭ったことがあるでしょうか? いやいや、そんな質問はないでしょう。そもそも、”はい!”と答える人がいたら質問した人が固まってしまいます。しかし、そう単純に切って捨てることもできません。なぜなら、『神隠し』とは、”人間がある日忽然と消え失せる現象”として、この国の各地で古の時代から伝えられてきたものでもあるからです。 “天狗の仕業”、”妖怪の仕業”、そして”山の神のお怒り”など、その原因がさまざまに伝承されてもいる『神隠し』。とはいえ、科学技術が発達した21世紀の現代社会にあって、『神隠し』は”眉唾物”という言葉と背中合わせに語られてもしまいます。しかし一方で、この世にはまだまだ科学技術の力をもってしても解き明かされていない事ごとが多数あります。もしかすると、科学技術が進めば進むほどに、古の伝承は、それ自体が原因含めて事実だとされる未来が訪れることもあるかもしれません。 さて、ここに古の時代より『神隠し』の言い伝えがある島を舞台にした物語があります。『滝野サヤカ: 昭和十六年に失踪 当時十歳 四年間行方不明』といった過去の具体的な記録が存在するという『中国地方の日本海』に浮かぶ『采岐(とき)島』。そんな島の高等学校に入学した主人公のひと夏の奇跡が描かれていくこの作品。そんな主人公に隠された真実が読者を震撼させるこの作品。そしてそれは、そんな主人公が『過ぎ去った時間のなかで誰かが紡いでくれたもの』の存在をしみじみと感じる物語です。 『入り江の水面に白い顔を浮かべ、黒い髪をゆらめかせる少女を目にして』『波打ちぎわ』へと走り『大丈夫ですかっ?』と声をかけるのは主人公の月ヶ瀬和希。『ひと気はまったくな』いその場所は『神隠しに遭う』と言われ『集落と入り江をつなぐ雑木林の入り口には』『「入るべからず」と厳かな声が聞こえるような年代物の注連縄が渡してあ』りました。『もう十回はそれを乗りこえてこの入り江に来ていた』という和希は『少女を、水の来ないところまで何とか引っ張り上げ』呼びかけますが反応はありません。『一一九番をしようにも携帯端末は持ってない』中、『救急車を』呼ぼうと『雑木林に足を踏み入れようとした時』、『誰だ?おまえ』と『何となくガラの悪そうな』男に声をかけられます。『人が倒れてるんです』と説明する和希に、男は浜辺へ駆け出し状況を確認すると救急車を呼びました。救急車を呼ぶときに男が高津という名前であることを知った和希。一方でそんな中に『少女の睫毛が小さく震え、ゆっくりとまぶたが上が』りました。『おまえはここでこいつの様子を見てろ』と歩き出そうとした男はふいに動きを止め少女を見下ろすと『おまえ、今の西暦はわかるか』と声をかけます。それに、『せん、きゅうひゃく…ななじゅうよねん…』と『透きとおったきれいな声』で答える少女。『一九七四年?』、『とっさに暗算』する和希は、『今が二〇一七年だから…四十三年前?』と気づきます。『ふざけているとも思え』ず、『朦朧とした少女がそんな遊び心を発揮すると』も思えない和希。高津が去った後、『あの、寝ていいよ。もう大丈夫だから』と声をかける和希に、少女は『シマ高の人?』と訊きます。『うん』と答える和希に少女は『…して…』とかすれた声を発します。『少女が完全に意識を手放したあと』、『どうして、まだ生きてるの』と言った気がする和希は、一方で『どうしておまえはまだ生きているのだと、自分に言われたような気がし』ます。場面は変わり、『昨日、人命救助したんだって?やるな~』とクラスメイトから訊かれる和希。『助けたのって女の子?かわいかった?』と盛り上がる面々。『中国地方の日本海、本土から約五十キロメートルの地点に浮かぶ』『采岐(とき)島高校、通称「シマ高」』の男子寮に暮らす和希は、親元を離れ自ら望んでこの島に渡りました。そんな『シマ高』で『夏休み明け八月下旬の土日に』開催される『文化祭』へ向けた準備が進んでいく中に、和希が助けた謎の少女とのかけがえのない時間を過ごしていく和希の青春の物語が描かれていきます。 “ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。 采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。病院で意識をとり戻した少女の名は七緒、16歳。そして、身元不明。入り江で七緒がつぶやいた「1974年」という言葉は?”と、少し長い引用になりましたがこの物語の背景を絶妙に説明する内容紹介に読後ものすごく納得してしまったこの作品。最初から最後まで一貫して主人公の月ヶ瀬和希視点で描かれる四つの章+終章から構成されたファンタジー作品です。しかし、単純にファンタジーというよりは、”学園モノ”、”ミステリー”、そして”恋愛モノ”とさまざまな魅力を見せてくれる作品だとも思います。このそれぞれの側面を順に見ていきたいと思います。 まずは、前半二章を色濃く彩っていく”学園モノ”としての魅力を見てみましょう。 シマ高の男子寮の『二段ベッドの上段』を生活の拠点とする和希。そんな部屋はこんな設定がされています。 ・『寮の四人部屋は奥行きのある十二畳。ドアから見て左手の壁ぞいに細い本棚を衝立がわりにした四人分の机が並び、反対側の壁際には人数分のロッカーと二段ベッドが二台配置されている』。 まさにイメージ通りの学生寮は、食事も提供されます。 ・『今朝の献立はアジフライ(朝から?)と温泉卵、海藻サラダ、そしてご飯と切り干し大根の味噌汁』 『港から徒歩十分という立地にあるので食事にはよく新鮮な魚介類が出る』と美味しそうな食事の光景が思い浮かびます。そんな離島の学校に島外から学生がやってくるのには理由がありました。『子供たちとこの島の未来のために!』と立ち上がった『第十六代校長』の取り組みによって『島の小さい学校なのにおもしろい授業たくさんやってて、海外交流とかもあるし、進学率も高くて、すごい』と特集番組が放送されるなど全国から注目されるようになった『シマ高』。物語は、『シマ高の文化祭にかける情熱はものすごい』と言われ『夏休み明け八月下旬の土日に』開催される『文化祭』の準備から本番へと向かって盛り上がっていく様がその背景に描かれていきます。『一クラスを「調理班」と「展示班」に分けて、模擬店とクラス展示の両方を行う』というその本番へ向け『人数が少ない分みんなでいっぱい働く』生徒たちの姿が描かれていくのはいかにも”学園モノ”の醍醐味です。そんな学校生活を送る和希は何かを隠していることが節々に匂わされてもいきます。これこそがこの作品の”ミステリー”の側面です。 ・『どうしておまえはまだ生きているのだと、自分に言われたような気がした』 ・『楽しいなんて、もう、感じることはないのではないかと思っていた』 ・『こんな平穏な毎日が、いつまでも自分にゆるされるはずはない』 なんとも思わせぶりな表現が物語のあちこちに散りばめられていく物語は、一方で前半二章ではそんな謎解きが前に進むことはありません。ファンタジー要素も”ミステリー”の一部となって全ての登場人物が何かしらの謎を抱えていることが匂わされる物語前半の展開は、我慢のしどころ、ひたすらに耐えるしかありません。前半二章は”学園モノ”を楽しみつつ”ミステリー”の伏線を垣間見る、そして後半三章で、怒涛の伏線回収を満喫する、それがこの作品の楽しみ方だと思いました。 そんな作品では、架空の島とはいえ、『中国地方の日本海』に浮かぶ『采岐島』の美しい自然の描写も印象的です。そんな描写も見ておきたいと思います。 この作品の舞台となる『采岐島』は、『時代の流れとともに過疎化が進み、島で唯一の高校であるシマ高も入学者が三十人を割りこむようになった』という設定です。そんな離島だからこその自然の美しさをこの島は秘めていますが、物語の主要舞台となる『入り江』は『誰かが自分のためだけに海を切りとってきて隠したような美しい場所』として特別感をもってこんな風に描かれていきます。 『入り江の波は、外の海岸よりも穏やかだ… 青空にクリームを絞ったような雲が浮かび、翼を広げて風をつかまえた鳥が高く尾をひいて鳴く』。 なんとも魅力たっぷりに描かれる島の風景が行ってみたいという思いを掻き立てます。そして、そんな『入り江』のある島の特別感をこんな感覚で綴ります。 『この島にいると、世界はきれいで穏やかなものだけで出来ていて、誰もが傷つけることも傷つけられることもなく生きているのではないかという気がしてくる』。 この表現が登場するのは物語冒頭です。入り江に見ず知らずの少女を見つけた和希という場面の描写ですが、物語に緊迫感は全く感じられない中に、美しくのどかな島の印象だけが強く打ち出される場面です。まるで天国のようなこの描写が物語が進むにつれて効いてきます。物語の後半、冒頭のこののどかさが嘘のような緊迫感にあふれた物語展開が待っているからです。静と動の見事な対比という意味でもとても効果的な演出だと思いました。 そして、物語の舞台となる『采岐島』には、『神隠し』と『マレビト』という言い伝えがあります。 ・『神隠し』: 人が突然『行方不明にな』り、『島の人みんなで』捜すも見つからず『どうしようって言ってたら何カ月もしていきなり戻って』くる。 ・『マレビト』: 『島の人じゃない、どこから来たのかもわからない人が、ある日突然』現れる。『ときどき未来を予言することもあ』り、『大事にしてもてなし』てきた。 そんな不思議な言い伝えが起こる場所が、冒頭に和希が少女を見つけた場所であり『神隠しの入り江』とも呼ばれている場所です。 『おまえ、今の西暦はわかるか』 という高津の質問自体、意識を取り戻したばかりの見ず知らずの少女に向ける質問としては違和感があります。そして、そんな質問に、 『せん、きゅうひゃく…ななじゅうよねん…』 と答える少女。それが何を意味するかはおおよそお分かりいただけるかと思いますが、ファンタジーにはネタバレは禁物ですので、種明かしはもちろん避け、この位にしておきたいと思います。一点補足させていただくとすれば、この冒頭の不思議な会話に隠されたファンタジー要素が結末に怒涛の如く物語を盛り上げていきます。絶妙な年代設定と、その結末への伏線が極めて巧みに織り込まれてもいることに驚くその結末。ファンタジーものには慣れているはずの私ですが、その鳥肌モノの涙を誘う鮮やかな展開にはとても魅了されました。この側面だけでもこの作品は読むに値するものだと思います。そこに上記したようなさまざまな要素がプラスされている贅沢さがこの作品の他に変えがたい魅力だとも思いました。 そんなこの作品はもう一つ、”恋愛物語”としての要素も持ち合わせています。表紙に描かれた制服姿の二人、そこに記される書名は「どこよりも遠い場所にいる君へ」です。”10代の夏の痛みと輝きを描きたいと思いました”とおっしゃる阿部暁子さん。そんな阿部さんが描く10代の夏を共に過ごした和希と謎の少女・七緒。二人はそれぞれにとても重いものを背負って今を生きていました。物語前半には全く想像だに出来ない重量級の過去を抱えた和希と七緒。 『どうして、まだ生きているの』と呟く七緒 それに、 『どうしておまえはまだ生きているのだと、自分に言われたような気がした』という和希 そんな二人が運命の夏を過ごしていく物語は、二人それぞれの心の中に相手のことが強く刻まれる瞬間だったのだと思います。一方でそんな二人の時間の描写は儚さと背中合わせです。この作品はいわゆる”恋愛物語”のような”恋愛感情”を前面に押し出すことはしません。でも、だからこそ、この作品の切なさと愛おしさが押し寄せてくる結末の強い説得力が生まれるのだと思います。まさしく”10代の夏の恋愛物語”、ウルッとするその結末に、深い味わいをじっくりと感じる素晴らしい”恋愛物語”だと思いました。 『誰にも気にとめられない影の薄いやつになりたい。そうして何事もなく、ひっそりと、平和に三年間をすごすことを願ってこの島に来たのだ』。 そんな思いの中に『中国地方の日本海』に浮かぶ『采岐島』の『シマ高』へと入学した主人公の和希。この作品ではそんな和希が『神隠し』や『マレビト』の言い伝えのある『入り江』で謎の少女と出会った先の物語が描かれていました。少人数校ならではの『文化祭』への盛り上がりに”学園モノ”の側面を堪能できるこの作品。そんな物語に少しずつ匂わされていく”ミステリー”の要素に息を呑むこの作品。 巧みに張り巡らされた伏線と、ファンタジーとしての感動が読者を包み込む圧倒的なその結末に、ただただ驚きを見る素晴らしい作品でした。
148投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログありがちな恋愛物語にタイムリープをつけ加えた感じだけど、好きな風景とすきな終わり方だった。ずっと話しが面白かった。素直な感情を書く描写が好き。 あー好きになる↩︎このセリフ好き 正直ここの学校にいきたい!あの小説ずっと読んでいたい。少し急すぎたかもしれない部分はあった。でも伏線凄かった。
6投稿日: 2023.04.28
powered by ブクログ以前読んだ「また君と出会う未来のために 」が面白かったので、関連作であるこれも読まねばと思い読みました。期待通りに良い話でした。 どちらもタイムスリップが引き起こす青春恋愛ミステリーって感じです。 切ない話ですが、読み終わった後の爽快感があるノスタルジックな小説で、元気を与えてくれます。
3投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
和希と友人たちのやりとりと、それぞれのキャラクターの描写がとても好きです。 和希と七緒の会話の中で和希が放った「三億倍すごい」と現代の若者が使う誇張した言い回しを、七緒がその後のシーンで「百億倍好き」と使っていたのが少し可愛らしくて好きでした。(シリアスなシーンでしたが...) 時を超えて恋してしまった女の子が、更に時を超えて相手に好きだと伝える、切なくもある素敵な作品でした。 全体的に読みやすかったです。
4投稿日: 2022.10.27
powered by ブクログライトな感じかと思って読み始めたら、そうでもなかった。 時を飛び越えて伝える好きと言う気持ちが感動を与える。 犯罪者の息子だと言う事の偏見も盛り込まれ、さらにその犯罪者になった経緯も、やるせないものだったり、悲しいことが多い感じでした。
53投稿日: 2022.10.16
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時を越えて紡がれる愛に感動しました。 心ない罵声に、傷つくことがある。 この世の人は優しくなく、とても恐ろしい。 でも、運命と呼べるような縁が、救いになることがある。 誰かに対して優しく在ること。それは強さなのだと。 非情な現実に負けない強さ、それが優しさなのだと。 教えてくれる作品でした。
4投稿日: 2022.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作者の阿部暁子さんの文章が『鎌倉香房メモリーズ』を読んだときから大好きです。 言葉に表せないような繊細な人の感情や、文字として表そうとも思わないような何気ない一瞬を的確に文字で表現するし、何よりキャラクター同士の掛け合いがクスッと笑えて面白いです。 予想していなかった展開や事実もいくつもありました。「それも伏線だったんだ!」とびっくりできます。 加害者の家族だからと責められる、しかもそれを全く関係ない人達から言われるところで和希に感情移入してしまって、私まで苦しくなりました。だけどそれ以上にみんなの愛や優しさが胸にしみて、あたたかい気持ちがスっと全身に溶けていきました。 帯などに書いてある「泣ける」という言葉は基本信用していないのですが、今回はちょっとうるっときました。あの長い文章から滲む、そこに込められた深い想いを考えるとキュッと胸が締まるし、締めの文章で一気に感情がゾワゾワっと押し寄せてきました。
4投稿日: 2022.05.09
powered by ブクログ素晴らしい一冊でした。 最後の伏線回収で、涙が溢れてきました。時を通り越した恋愛。胸が熱くなりました。是非是非最後まで読んで頂きたいです!
4投稿日: 2022.03.03
powered by ブクログ今まで読んだ小説の中でトップ3レベルで良かった。 その結末は想像つかず、鳥肌が立った。 高校生の甘酸っぱい青春や情景描写、全て素晴らしかった。
4投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログ内容がとても深いものでした。 恋愛の要素だけでなく、家族との関わり、友との関わり、いろいろなものが詰め込まれてる傑作です。 幹也くんもいろいろ抱えてて、でもそれを受け入れた和希くんに感動しました。 最後にどこよりも遠い場所にいる君へ届くようにピアノを弾いたのかな。
3投稿日: 2022.01.29
powered by ブクログファンタジー要素がありつつ 日常的な流れがありつつ 1人の少年の成長も見えつつ 最後は本当に感動した。 現実にこんな感動味わえないな。
0投稿日: 2021.11.08
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色々な場面の伏線が繋がったときの感動が凄い。 どんどんと世界に引きずり込まれる。 内容、言葉選び含めて、個人的に1番好きな物語。
0投稿日: 2021.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大好きな1冊になった。 長い時を超えて届いた願い。 やさしいということは、強いのです。それは敵を打ち負かす強さとは違う、どんなに傷を負っても人の心にかがやくものを見失わずに生きていける力のことです。 人間は醜い。この世界は冷たい。あたりを見まわせば嘘と悪意ばかりが目について、敵だらけのような生きづらい場所で、ときどき無性に消えてしまいたくなる。 でも同じ人間が肩を貸してくれることもかれば、世界がふいにほほえんでくれることだってある。 それは百回苦しんでやっと一回報われるような、ささやかすぎるものではあるけれど、私たちが生きる場所はそこまで捨てたものじゃない。
6投稿日: 2021.08.31
powered by ブクログーあなたが笑っていてくれてたら、もう、他に望むものはないー 大好き。すごく素直に読める。タイムループものって頭がこんがらがるイメージあるけど、とても分かりやすい内容でスっと頭に入ってくる。ゆっくりと重い時間が流れるイメージ。心地よい。なんとなくヨルシカさんの曲をアコギにアレンジしたものが合いそうなイメージ。 序盤はキャラクターの謎を謎として扱って読み手を楽しませる。キャラクターにどんな過去があるのか読み解こうとしてしまう。中盤にはほのぼのする展開があり、終盤にかけて謎が一気に解き明かされる。でも大量にって感じじゃなく、一つ一つ丁寧に解かれるからくどく感じない。 和希の過去は読んでて辛くなる。これでもかってくらい感情がえぐれる痛さ。変わってあげたいと何度思ったか。 感情をこんなにも持っていかれる作品は久しぶり。切なすぎるよ。 主人公が登場人物たちの声を楽器や合唱のパートで表す描写が好き ー昭和を舐めるなー
0投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログファンタジー要素もあり、サラッと読めておもしろかった。 主人公の過去の描写が可哀想で苦しかったが、あれがリアルでもあるんだろうなぁ。
0投稿日: 2021.07.01
powered by ブクログタイムリープとか好きじゃないし、オレンジ文庫ってティーンエージャー向けなんだけど、おもしろく読めた。途中のネットで人をたたく描写とかはちょっと息苦しい。
0投稿日: 2021.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヒロインの少女は猫に似た特徴のある目をした昭和からタイムスリップした女子高生。 性格を含めちょっと会いたくなるタイプ。 主人公はみんなと群れないクールな男子高校生。 導入や設定はどこか聞いたことのある割とありきたりではあるが、注目すべきは ◆ネットの誹謗中傷の酷さ 父親の過失致死事件を起こしたことに必要以上にギャーギャー騒ぎ立て、ネット上に個人情報を勝手に晒して、しつこく何度も何度も傷をえぐる。挙句の果てには全く関係のない人間までその騒ぎに便乗して、殺人とは関係のない主人公や家族を傷つける。 ネットで好き勝手騒いでいる馬鹿な輩が大嫌いな俺には怒りしかなかった。ぶん殴ってやりたいと思うけど、相手がいない。 相手は手の届かないところから卑劣なパンチを繰り出す卑怯者。 こういうやつが世の中からいなくなってくれればもっと世界は平和なのになぜ存在するのだろう。 面と向かって文句も言えないくせに、正体がバレないとなると途端に態度がでかくなり、非情で残酷になる。卑劣で卑怯な弱者。 だから弱者って大嫌いだ。 と思わせるほど上手に細部を細かく書かれていたと思う。 ◆時を超えて出会い、時に阻まれる恋心 後半は昭和に戻ってしまった少女が何とかもう一度主人公に会いたい。何とか想いを伝えたいと過ごす日々には正直ちょっぴり涙した。 この物語は最高のハッピーエンドじゃない故に心に残る作品だ。 会えないけれど最大限相手のためを思って、何かを残そうとする美しい心を垣間見れた気がする。
4投稿日: 2021.03.08
powered by ブクログ初めてのジャケ買い(爆) まぁ嫌いな話ではないなと思いつつ読み進めていったら、驚きのラストで一気にお気に入りの1冊へと変貌した。
0投稿日: 2021.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幹也が和希のお父さんとキクチさんの事を、3年間もずっとしまい続けていたのはとても辛かったと思い私は胸が痛みました。それを聞いた和希の対応には感動しました
0投稿日: 2021.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自然の豊かな島の高校は、のどかな環境の中でも進学率をあげ、島外からの生徒も受け入れるようになって廃校寸前から復活した。 そしてこの島には神隠しとマレビトの伝説がある。 訳アリそうな島外からの留学生である主人公と突然現れた少女。 寮生活をする高校生のわちゃわちゃとかつて少年だった大人たち。そしておおらかな自然と島の人々。 美しい風景とひと夏の出会いと過ぎ去った日々への切なさが存分に味わえる物語だった。 時間ですれ違う物語が大好物なのでとても好みの作品だった。 公式サイトには七緒のその後のスペシャル短編があった。涙腺崩壊する。 「天国へ続く橋」 https://cobalt.shueisha.co.jp/read/cat196/post-114/
4投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログ時空を超えた極上のボーイ・ミーツ・ガール.登場人物それぞれがみんな素敵.特にピアニストになりたかった主人公の父の生き方に感動しました.
4投稿日: 2020.11.27
powered by ブクログ高津さんと仁科先生の喋り方が好き。 和希がどんどん解れていくのがよくて、周りの人たちが素敵で幸せ者だなと思った。
3投稿日: 2020.11.08
powered by ブクログいわゆるタイム・スリップもの。 なかなか叙情的ではあるが、物足りなさも残る。 せっかくタイム・パラドックスが使えるのだから、主人公の過去の出来事をいろいろドラマティックに絡ませることも出来たんじゃないかなあ。 ヒロインの2017年での存在がちょっと希薄かな。
0投稿日: 2020.11.04
powered by ブクログストーリー自体はありきたりでしたが、 最後の伏線の回収と主人公のパパがいい人過ぎて、、総じて王道に面白い作品でした。
3投稿日: 2020.10.18
powered by ブクログEven if his dad is the culprit, I will treat him as usual.
0投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログ最後、気持ちよく裏切られた。 神隠しの伝説のある入り江で女の子を助けた和希。 島のユニークな学校に、都会から受験してやってきた和希は寮生活を送っている。 友人との学校生活はそこそこ楽しいが、馴染みきることも出来ない。 助けた女の子と関わるうちに、ゆっくりと平穏なだけだった毎日が変わっていく。 クラスメートとの対立、男子の友情、ボーイ・ミーツ・ガール、登場人物の各々持つ隠された過去、島の伝説、サイコホラー、SF、文化祭学園前青春、ミステリー、犯罪と家族、リテラシー…など、盛り沢山でどうなるのかとハラハラしていたら、見事な着地と読者への問題提起でした。 恋愛小説だったのだとも、印象付けられました。 表紙イラスト、今眺めて気付きました!sho5さん、いいお仕事!タイムカプセルみたいでした。
0投稿日: 2020.10.04伝承の不思議さ
自然の描写はすごく気に入りました。もう少し、時間と人の絡み合いがあると面白いと思います。
0投稿日: 2020.08.14
powered by ブクログいろんな悩みを抱えてでもみんなそれぞれ頑張っていて感動的なラブストーリーでした。おもしろい展開で引き込まれとってもいいお話しでした。 ひとつ気になることは高津さんと仁科先生は七緒のこと気づいてたのかな?
6投稿日: 2020.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
忘れない、未来よりも遠い場所にいる君を。 ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、 知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に 進学した。 采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、 夏の初め、和希は神隠しの入り江で 少女が倒れているのを発見する。 病院で意識を取り戻した少女の名は七緒、16歳。 そして、身元不明。 入り江で七緒がつぶやいた「1974年」という言葉は? 感動のボーイ・ミーツ・ガール! -------❁ ❁ ❁------- 阿部暁子さんの作品は初めて読みましたが、 とても好きになりました! お話の作りがとても上手くて、引き込まれるような感じでした。 人間は醜い。この世界は冷たい。 あたりを見回せば嘘と悪意ばかりが目について、 敵だらけのような生きづらい場所で、 ときどき無性に消えてしまいたくなる。 でも同じ人間が肩を貸してくれることもあれば、 世界がふいにほほえんでくれることだってある。 ー私たちが生きる場所はそこまで捨てたものじゃない。
3投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログ秘密を抱えて親元から離れた島の高校に入学し、新生活が始まったころ、神隠しの入り江と呼ばれる場所で出会った過去から来た?女の子と遭遇し、展開していく物語。 少し急なところもあったが、一気に読めた。恋愛要素が薄いところと、爽やかな読後感もいい。 なによりこういう小説にありがちな圧倒的ヤレヤレ系主人公じゃなかったのが幸い。
4投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログこういうのは 本当にせつないもんで 最後は 急展開で 幕を下ろされる 心にキュンとくる 本ですた。
0投稿日: 2020.03.11
powered by ブクログきっと和希と七緒とのことで感動することが正解というか普通なのだと思いますが、わたしが最も心が惹かれたのは幹也の隠された過去でした。 そのままでいればエスカレーター式に何不自由なく生きていけるのに、何故名門校を辞め和希とともに遠く離れた島の高校に進学したのか? 何故いつも和希と一緒にいるのか? 例え疎まれようとも。 幹也の償い方は献身的というか、よくそこまで腹を括ったなというか、普通の人ならしない発想じゃないかなと思います。物語だからこそ思い切れるのかなと思ったり。 また、個人的に高津と仁科先生が大好きです! 青春モノは滅多に読みませんが、あまり響かなくなってきているので、歳をとりすぎたのかもしれません
3投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログ表紙の絵に惹かれて読みました。 この物語の様な次元を超えて!みたいなの大好きです。 最後が感動ものです。
4投稿日: 2019.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「自分のしたことに『好き』っていう言葉をつけ足して、まるで仕方がなかったことみたいに話すのはやめて。」 「自分はおかしいって思いながら、本当の自分じゃない人間のふりしながら、すごく我慢してきたの!」 「だったらすごくすごく我慢してよ!少なくとも和希のことだけは絶対に傷つけないように。」
0投稿日: 2019.08.13
powered by ブクログとても引き込まれる話で時間を忘れて読み進めてしまった。 人間の優しさだけでなく、醜さも細かく書かれていてリアリティがあった。 ネット社会の現代だからこその問題もあり、読んでいて苦しくなる場面も多々あったが、周りの友人や大人たちの優しさにほっこりした。 最後はいろいろなことが繋がっていき、感動した。
5投稿日: 2019.06.10まさかの地母神様
主要キャラクターたちがそれぞれ事情を抱かえているようなのですが、序盤はその事情がわからないので感情移入できず、なかなか作品に入り込めませんでした。 中盤でキャラクターたちの過去がわかってくると、その後の展開が気になり、またそれらを包み込むおおらかな世界が心地よく一気に読んでしまいました。 読みおわって改めてタイトルを見てその壮大さに感激。このタイトルは作品世界を造りあげた地母神様のメッセージなのかも。物語は少年視点なのにね。
0投稿日: 2019.05.20
powered by ブクログとっても悲しいけど あたたかくて、微笑ましいシーンも たくさんのお話。 人を信じることを諦めない 本当の優しさに感動した。
6投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログ秘密を抱えて離島の高校に進学した主人公が、身元不明の女の子と出会って謎を解いていく話。 高校生が主人公の青春ボーイ・ミーツ・ガール小説。登場人物たちが抱えている悩みはやや重めかもしれない。 本屋に平置きされていたものをジャケ買いしました。分かりやすいストーリーやキャラの立った登場人物たちなど、結構面白かったです。 この作者さんの続編(?)で『また君と出会う未来のために』というものもあるようなので、また読みたいです。
4投稿日: 2018.12.13
powered by ブクログ最後の最後に号泣しました。 涙が止まらなかった。 和希の苦しさ、きっとわたしには考えられないほどだったと思う。だから、和希が薄い壁の向こうにいるように見えるのもわかる。 でも、少しずつ変わっていく和希がかっこよかった。 その反面、どんどん自分が露わになっていくたまきに人間味を感じた。 多分、普通の人なんていなくって、みんななにか抱えてる。たまきのように。幹也の苦しさだって、耐えられなかったとおもう。誰にもいえずに、苦しかったとおもう。 わたしの方舟、たくさんの人を乗せたいって 思った。
4投稿日: 2018.11.14
powered by ブクログ表紙の絵とタイトルに惹かれて読みました。 当たりでした! 切なくて泣きそうになりました。 友情も素敵でした。 なんだかんだと説明するより読んでもらいたいです。 この作者さんの他の作品も読みますー(о´∀`о)ノ
3投稿日: 2018.10.22
powered by ブクログ逃げるように離島の高校に進学した少年和希が神隠しの入り江で一九七四年からやって来た少女七緒と出会う。悪意に鈍感な和希に共感し、無数の悪意に晒された過去に寄り添い、慣れた七緒の雄々しさに微笑ましくなる。寮で暮らす和希たちが男子高校生らしからぬ可愛らしさ。真っ直ぐなエールと清らかな根の清涼感が心地好い。
4投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログどっかで読んだことがあるような、知っているような、という、ある意味ちょっと懐かしい感じもするストーリー。 割と真っ直ぐな、というか分かりやすいキャラ設定の人物ばかり出てくるので、なんつーかまぶしすぎてね、口は悪いけど良い人!とか、ともかく相手を思いやるすげー良い先生とか、後は全く逆に猛烈なロクデナシとか、水戸黄門かよ!ってね。 でもたまきちゃんは心に真っ黒なものを抱えていてねじくれてて好き。そんな頃が自分にもあったのよねぇ、という勝手な親近感があるけど、しかし実際に出会ったら全く相手にされないだろうなぁ、と思ってやはりへこむのだった。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログ室町繚乱が好みだったので思い切って購入。 話の雰囲気は全然違うのに、話に引き込まれるのは一緒。作者の力量を感じます。 また未来で会えるのか?とドキドキしていましたが、種明かしされるまでその可能性に気付かなかったのも含めて、予想を上回る作品だと思う。 是非多くの人に勧めたい小説。
3投稿日: 2018.09.06
powered by ブクログ■忘れない、未来よりも遠い場所にいる君を。 ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。病院で意識をとり戻した少女の名は七緒、16歳。そして、身元不明。入り江で七緒がつぶやいた「1974年」という言葉は?感動のボーイ・ミーツ・ガール!
0投稿日: 2018.07.16
powered by ブクログ自身の家庭環境から逃げた高校生、和希は、離島の高校で寮生活を始める。 彼は、そこの入り江でタイムスリップしてきた一人の少女に出会うところから物語は始まる。 様々な人物の背景や、終わりの結末への結びつきはよかった。 しかし、ヒロインの少女が戻る場面だけがなぜだか慌ただしく、また、明確な理由が見つからないところが唯一残念なところでした。 個人的には幹也がよかった。
0投稿日: 2018.07.04
powered by ブクログSFチックな恋愛青春物、と決めつけて読み始めたらびっくり。世間の闇や憎悪にさらされる主人公の心情を、こんなにも深く描ける技量はすごい。作者の体験?と思ってしまう程。暗くなりがちな部分でも、主人公とその友達の掛け合いが和ませてくれるのがいいです。そして胸がじーんとなるラスト。まさかこんな形の感動まで用意されているとは。感服です。
3投稿日: 2018.06.27
powered by ブクログ離島のワケあり男子高校生の青春もの。男子同志のわちゃわちゃした感じや、頭のいい大人と高校生の関係を書くのが上手い、というか好み。旧家に受け継がれる役割とか神隠しとかもわりとツボ。
3投稿日: 2018.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終盤は割と好みの流れだった。帯で煽っているほどではなかったけども。 ってか、未来の情報を安易に過去の人たちに与えてしまっていいんですか、というのが少々気になりました……。
0投稿日: 2018.04.17
powered by ブクログ2/11に一度読み、40ページほどで一度投げだしたものの、 再び読み始め、無事に読了。 青春・タイムスリップものの書籍が苦手な私。 よく最後まで読めました(笑) というのも、青春はさておき、 タイムスリップの未来の知識(自分にはどうしようもできない事柄) を伝えてしまうっていうのが、どうやらすごく駄目みたいです。 ちらりと同時多発テロのことにふれられていて、 (ふれられるといっても、そんなのがあったよね、程度) 丁度その場面を読んでいたのが夜だったのもあり、 怖くて根付けなくなるという……(笑) 終盤、感動ものでした。 作者を「鎌倉香房メモリーズ」で知っていたので、最後まで読めましたが、 多分知らなかったら2/11に心折れたままだっただろうな……
0投稿日: 2018.03.03
