
総合評価
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powered by ブクログ苦手な分野ではあったが何とかインプットしたくて手に取った一冊です。 数年かけて少し読んでは頭から、を繰り返してやっと読み終えました。歴史的・文化的背景を含めてとても勉強になりました。 一方で、これは致し方ないのは承知の上だが、やはり絵画はカラーで見た方が良いだろうと思いました。これはまた別の本を読んだり、実際に美術館に足を運びながら補完して行こうと思います。 長年の戦いに終止符が打たれた記念に感想を書きました。
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログタイトルの通り、教養として美術史を勉強できる本。 世界の歴史背景が美術にどのように影響を受けて変容してきたかを詳しく説明してくれてるので、世界史の勉強にもなります。 画家や絵画の歴史的背景を知った上で絵画を見るとより楽しくなると思うので、時々読み返したいなと思える本でした。
10投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログ歴史で見る美術、とても勉強になりました。 名作と言われた絵画にもその時代の経済状況や宗教の絡みなど、様々な背景が重なってできたものなんだなと思いを馳せました。 特に1800年代のフランス、クールベの登場まで民間の方々を主題に絵画を描けなかったというのは、表現の自由に強烈な制限がかかっていたんだなと感じました。 これから絵画に触れるときは、その作品の歴史的背景も意識したいと思いました。
0投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログ横文字の人名が多いとどうしても混乱しやすいのと、国名が(当たり前だけど)馴染みのないものが出てくるので時代的な流れがつかみにくい。 ただ美術史の大きな流れは分かりやすく書かれており、別の視点から世界史を学んでおくと知識がつながってとてもおもしろいと思った。 ビジネスエリートと書いてあるけど、歴史に興味があるなら読んでおいて損はないと思う。
0投稿日: 2023.12.26
powered by ブクログ美術の知識がない私からすると、あまりお目にかかったことのない作品の解説が多かったのですが、その背景にある歴史が自身の知っている教養と結びついたことで絵の捉え方が変わりました。
0投稿日: 2023.02.25
powered by ブクログ美術史の概要を把握できた。これから美術館や展示に足を運ぶ際、どのように鑑賞すればいいかが少しわかり、一つステップアップした感覚だ。
0投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログ美術の歴史を紀元前から現代まで網羅。美術の背景にはその時の時代・政治・経済・風俗が大きく影響している。
1投稿日: 2022.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・美術を知ることは、その国の歴史や文化、価値観を学ぶことでもあるのです。 ・ギリシャ人にとって人間の姿は、この神から授かったものであり、美しい人間の姿は神々が喜ぶものと考えていました。「美=善」という信念・価値観があった。 ・ギリシャの男性に兵役の義務があった。つまり、体を鍛えることはギリシャ人男性にとって必須であり、その結果、肉体の優秀性を競い合うことになった。 ・古代ギリシャでは主に男性美を追求したギリシャ彫刻が発展する。 ・ペロポネソス戦争以降、粛清が行われるなど恐怖政治がアテネを支配する中で、美術における嗜好はその反動から享楽的なものを求めるようになる。 ・紀元前5世紀の崇高で荘重な様式ではなく、紀元前4世紀のものは優美さを漂わせたものが多くなる。 ・アレクサンドロス3世は、マケドニア・ギリシャ連合軍を率いてペルシャに遠征し、オリエントやエジプトにまたがる大帝国を建設したのち死去します。その遠征の結果、ギリシャの文明が広域に伝わることになる。 ・ヘレニズム時代にギリシャ文化圏が一気に広がったことで、それまで通用していたギリシャ人特有の価値観以外の表現が見られるようになる。大王の後継者たちによって支配らされた地域とギリシャの文化が融合された「ヘレニズム文化」が生まれ、美術の様式も変化していった。 ・ギリシャ的な思想ではなく、より個人的な感覚や、理想主義ではなく個性を重視した写実主義へと変化した。 ・紀元前146年にギリシャを支配したローマ帝国は、建築屋芸術面でギリシャ文明を継承する。 ・ローマ美術の特徴としてスケールの大きい大規模な公共建築があげられる。大規模建築を可能にしたのが、ローマン・コンクリート。セメントと砂利、もしくは粗石を混ぜたローマン・コンクリートは、強度があり柔軟性に富んでいたことに加え、切り石に比べて安価だったことからも、多くの建築の実現に寄与した。 ・ローマ建築にはギリシャでは見られない半円アーチが目立つが、半円アーチ自体はエトルリア人の技術。 ・キリスト教を異教とし弾圧したディオクレティアヌスの死後、キリスト教を帝国統治に利用するため313年にミラノ勅令が発布される。それにより、帝国内で異教徒して弾圧されていたキリスト教はついに公認され、信仰の自由が認められる。 ・392年にキリスト教がローマ帝国で国教化。 ・文明的に後進国だったアルプス以北のヨーロッパにおいて、読み書きができない人々にキリスト教の教えを伝えるために、旧約・新約聖書の物語を絵で表した「目で見る聖書」としての宗教美術が肯定され重要となる。 ・シャルルマーニュの死後、フランク王国は分裂していき、北ヨーロッパは混乱の時代に突入。キリスト教の修道僧たちは街から離れた場所に修道院を建てるようになる。そこで発達したのが、修道院や教会のための様式である「ロマネスク」 ・天井も木造から石造になり、その穹窿の重量を支えるために建物の壁は分厚く造られる。壁が厚いため、ロマネスク様式の聖堂は窓を大きく取ることができない。 ・古代ローマ建築の特徴である半円アーチの場合はローマ風を意味する「ロマネスク」様式と見なされる。 ・ロマネスク様式発展の背景には、人々の「終末」への強い意識もあった。11世紀以降に盛んになったのが巡礼地への旅。巡礼ブームの背景には、11世紀以降、聖地エルサレムやイスラム教諸国への十字軍遠征によって、多くの聖遺物がヨーロッパへもたらされたこともある。
0投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログ西洋美術史の流れがとても分かりやすい。現代アートは好きだが西洋画の知識はほとんどなかったためこの本を選んだ。ギリシャ美術から19世紀までの歴史が書かれている。その時の時代背景、宗教が美術に影響していることがよく分かる。美術を教養として身につけることの重要性が分かったと同時に自国への理解を深めていきたい。現代美術までの歴史も詳しく知りたいと思ったため他の本も読んでみようと思う。この本を読んだことで大体の歴史の知ることができた。名画をいつか自分の目で見てみたいという思いが一層強くなった!
0投稿日: 2022.01.26
powered by ブクログ古代ギリシャの時代から20世紀初頭まで、歴史をたどりながらその様式が広まり、受け入れられるようになったあらましが浅く広く記されている。 前書きの鼻につく感じで若干身構えたが、本編は流れも整理されていて理解しやすかった。 現代美術が扱われていないことと、文中に出てくる作品の一部が収録されているもののモノクロだったのが少し残念。 芸術はやはり歴史、宗教の大きな流れとは切っても切れない関係なのだなぁ。
0投稿日: 2021.10.09
powered by ブクログ美術の潮流を大まかに理解できた。 それぞれの背景や宗教との関係、対立などが大事であると感じた。 また昔は庇護してもらい、それぞれのグループを作っていた。 フランス古典主義と新古典主義 と ヴェネツィア派とロココとロマン主義 の対立 の構図は面白かった。
0投稿日: 2021.09.09
powered by ブクログおおむねタイトル通りのレベル感で,高校の世界史を履修していればほとんどが知っている内容ではないだろうか。
0投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログ出勤前のテレビ東京のモーサテ『リーダーの栞』コーナーで、文明堂の社長が紹介していたのを見て即購入。 ビジネス書ですが堅苦しくなく読みやすい。世界の歴史と西洋絵画との関わりや移り変りが、わかりやすく頭の中も整理されてとても面白かったです。
0投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログ今まで見てきた絵画の意味を俯瞰で捉え直すことができて、ビジネスエリートからは程遠い私にとっても面白かった。 ただ、紀元前からの歴史を扱っているがために、それぞれの時代、絵画に対する説明はあっさりしている。 自分の好きな画家の絵について、もう少し深く知りたいなと思った。 つまり、入門書としてはきっととても良い本なのだと思う。
0投稿日: 2021.07.08
powered by ブクログ西洋美術史の表面をなぞる本。かなり初歩的で易しい内容でした。 ただ、手に取る多くの人にとって既知の事実が多いかと。 個人的にはヘレニズム以前とネーデルランドの美術史に疎かったので勉強になりました。
0投稿日: 2021.04.06
powered by ブクログ美術史入門書。文章は優しくとっつきやすいが、ビジネスエリートがという部分が薄い。 タイトルに期待して手に取った方は期待外れかも。内容的には読みやすかったが、ビジネスへの活かし方がよく分からなかったので、3.5。
0投稿日: 2021.03.25
powered by ブクログ美術は感性で見るものだと思っていましたが、 本書は時代背景や美術の歴史を通じて理性で、 美術を観賞できるように指南してくれます。 https://blog.yhasegawa.biz/archives/2021/01/26/211440/590/
0投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログ西洋美術が体系的に学べて勉強になった。原田マハをきっかけに美術に興味を持ったが、やはり美術は歴史の背景や画家の人間性など学んでから見るとより面白い。元々、印象派がやはり好きだかロココ絵画も面白いなぁと。その他にはロマン主義のドラクロワも見てみたい。印象派はやはりルノアール!でもマネの絵も最高です。とにかく2021は美術館に行こう.!
1投稿日: 2020.12.23
powered by ブクログビジネス的要素がほとんどなく、シンプルに西洋史と美術史を分かりやすくまとめてくれていて、世界史も美術もすごく苦手な自分にはピッタリでした
0投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログ『13歳からのアート思考』に続き、自分の中での美術シリーズ。 歴史的な背景で、なぜそのような美術が発展したのかを説明してくれている。もう少し世界史が頭に入っていないと少々厳しい。 巻頭の美術様式年表はとても簡潔で、初心者にはこれだけでも手元に置いておく価値はある。 そろそろ本物を見に行きたいところ。。
0投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログ美術とは見るものではなく読むもの。それぞれの時代の政治、哲学、風習、価値観などが造形的に形になったもの。 古代ギリシャでは、美しい男性の裸は神も喜ぶとの思想のもと、「美=善」という信念・価値観があった。 そのため、古代ギリシャには男性美を追求した彫刻が多い。 「アルカイック時代」→直立 「クラシック時代」→躍動感のあるポーズ 「ヘレニズム時代」→写実主義、感覚に訴えるものが多い ギリシャをローマが支配した結果、ギリシャ美術がローマ人によって大量に模倣される ローマ人が裸像を作らなかった理由は、ギリシャ人と違って裸で運動をしなかったから。 また、先祖の像を作る習慣があり、写実的な胸像が多い。 ローマの特徴は建築。コロッセオ、テルマエ、神殿など多くの建築があり、そこを飾り立てるために大量の美術品が作られた。これらの建築が、ルネサンス以降に多大な影響を与える。 その後ミラノ勅令により、キリスト教がローマの国教になると、写実主義から抽象主義へと変わっていった。 ゴシック美術は、光=神。 ステンドグラスなど、建築と美術が一体化しているのが特徴。彩り、装飾性が鮮やか。フランスで発展。 フランスはこの後100年戦争で発展が遅れるが、隣国ブルゴーニュ王国とイタリアで、芸術の花が咲き誇る。 →ルネサンスの幕開け ルネサンス…キリスト教が国教化されて以来、ヨーロッパで否定されるようになった「古代ギリシャ・ローマ」の学問と芸術の再生。15世紀。 ルネサンスの特徴は、人間の地位向上。神と宗教時代から、古代ギリシャ・ローマのように人間に重きを置く。 ルネサンス3代巨匠…ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ ラファエロの作品は、西洋における絵画の基礎となっていく。 その後、1517年にドイツで宗教改革が起こり、ローマ劫略により、ローマ教会は大打撃。ルネサンスに終止符が打たれる。 ルネサンス以降は、画家の個性や特有の技法が強調される「マニエリスム」が生まれる。 16世紀後半になると、ネーデルラントの美術が盛んになるが、それはネーデルラントの政治や社会的情勢を反映した作品が多い。 また、このときヴェネツィアでもルネサンス文化が開花する。レオナルドやミケランジェロのフィレンツェ派は「デッサン」、ヴェネツィア派は「色彩」。享楽的な都だったこともあり、享楽的で世俗性に富んだ絵画が多い。 宗教改革後、プロテスタントは宗教美術を否定し、カトリックは肯定した。カトリックは感情・信仰心に訴えることにより、文字が読めない人にも神を信じさせようとした結果、「バロック芸術」が勃興する。 バロック芸術は、それぞれの国の政治や、宗教、経済に応じて個性豊かに育っていった。 バロック芸術の申し子ベルニーニ:建築家、彫刻家 バロック絵画の王:ルーベンス 1648年にオランダがスペインから独立すると、アムステルダムが国際貿易都市になり、市民社会が豊かになる。絵画が市で販売される流通システムができる。このころに、絵画のジャンルのヒエラルキーが出来る。オランダは宗教芸術ではなく、あくまで市民に向けた多種多様なオランダ絵画が発展していく。(風俗画、写実的な風景画) レンブラント、フェルメールなど、光と影を巧みに使った画家を生み出す。 17世紀のバロック芸術全盛期に、フランスは独自に「フランス古典主義」を生み出す。 これはルイ14世の絶対王政の確立がある。→ヴェルサイユ宮殿を建設。貴族を全て住まわせ監視対象に。 当時芸術後進国だったフランスは、先進国イタリアの影響を受け王立絵画彫刻アカデミーを設立。芸術家=知識人という強烈なエリート意識が社会に浸透する 代表的なのはプッサン。知性と理性に訴えかける作風であり、感覚的な色彩=悪とする。フランス古典主義の始まり。 ルイ14世の死後、反動で繊細で華やかな「ロココ文化」が生まれる。プッサン派に対してルーベンス派が台頭。「理性(デッサン)」vs「感性(色彩)」となる。軍配はルーベンス派にあがる。 その後、フランス革命の勃発により、恋愛至上主義的な貴族絵画は悪とされ、新古典主義が復活。 ナポレオン失脚後、再び「理性(新古典派)」vs「感性(ロマン派)」が生まれる。 ロマン主義の代表者:ジェリコーとドラクロワ 観るものに訴え、圧倒する情熱と激情を描く。調和を重んじる新古典派からしてみれば考えられられないような激情的な作品を描いた。 ナポレオン3世による第二帝政時代の後、ヨーロッパは近代化が進む。その結果、写実主義=レアリスムが台頭。アカデミーが至上とする寓意画に対する反逆。歴史と理想ではなく、「現代」と「現実」を描いた。 近代絵画の父、マネ。マネは何を書くのかではなく、どう描くのかを追求した。大胆な筆使いや激しい色彩で、「現代社会」の本質を描いた。 それまで高貴な歴史画でないと描かれなかった裸婦画を、現実のパリにはびこっていた娼婦で描く。→社会的現状をありのままに書いた。(世間からは大批判) 文化的後進国のイギリス。その理由は、宗教改革によって、イングランドで聖像破壊運動が激化し、新たな宗教美術が禁じられ、それまでのものが破壊されたから。 18世紀以降の産業革命でイギリス芸術は花開く。肖像画が代表的に。クロード・ロランの影響を受け、「ピクチャレスク」が盛んに。 また、産業革命によって中産階級を中心とした文化が盛んになると、理想的風景画が多く作られる。 近代市民社会が発達していくにつれ、現実的で世俗的な絵画が好まれるようになる。 落穂拾いで有名なミレーなどのバルビゾン派は、地方の貧しい農民を「英雄化」したミレーの作品は、プロテスタントを中心に高く評価される。 【印象派】 当時のフランスでは、新古典派に対する印象派は全くの反逆児。対象に対して忠実でなく、自分の視覚、自分の印象に対して忠実であろうとしたため、印象派と呼ばれた。代表者はモネ。当時の世間からは下描きの段階とみなされ、印象派の評価は低かったが、先入観の無いアメリカ社会でウケ、高値がつく。 19世紀後半からは、アメリカンマネーがモダンアートを発展させていく。 アメリカンマネーは、アメリカに次々と美術館を建て、美術館文化が根付く。アメリカンアートの成長は、女性が支えた。また、美術そのものを大衆化させたのもアメリカ。企業によるメセナ活動により、かつては貴族と教会が芸術の庇護者であったのが、現代では企業がその役割を担う。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログ最近ビジネス書や自己啓発本を読む事が多く、内容もマンネリ化してきたため、毛色を変えて美術史に目を向けてみた。個人的に世界遺産が好きで資格も持っているが、美術に目を向けた事がなかったので本書を手にした。 [before] 特に美術に関しての知識や教養はなく、有名な人しか知らない上に、作品の背景についての知識も皆無であった。 [要約] 本書は、紀元前から現代までの社会の変化、文化、価値観、市民の変化を美術という観点で辿ってゆく。アルカイック、クラシック、ヘレニズムから始まり、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック、フランス古典主義、ロココ、新古典主義、印象派と言うように各美術史の歴史の変遷を代表的な作品とともに理解する事ができるので純粋に教養が広がる。 一方、表題のビジネスに関する内容は一切ないため、単純な西洋美術史としての読み物である。 [after] 今まで絵画の背景について理解することはなかったが、本書を読んで、作品は見るものなく、読むものであるという言葉が自然と理解できた。階級や、社会、貧富の差など様々な要因が絵画にも浸透している事が容易に理解できた。イタリアから始まり、フランスやオランダ、アメリカまで広がる西洋美術史の深さ、面白さを十分に堪能できた。今後も教養を深め、絵画だけでなく世界の文化にも目を向けたい。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログなぜ読んだ?:バイト先の人が「ビジネスエリートとか書いてあるけど、ビジネス的なところはほとんどなくて、普通に美術史の流れを勉強するのに良い」と言っていたので。その通り、ビジネスに応用みたいな記述は前書き以外に全くと言っていいほど無く、普通の西洋美術史の本だった。 感想総論:掲載されている絵は多くなく、絵の具体例が挙げられないが名前は出る画家もいるので、入門書を読んだ&絵がいっぱい載っている本を見てなんとなくインプットした人(まさしくこれを読む前の自分)が読むのに適していると思った。世界史の教科書と照らし合わせつつ、絵の載っていない画家をググって絵を見つつ読むのが楽しかった。 感想各論:イギリスで肖像画が盛んでポートレートギャラリーがある話、オーストラリアのキャンベラにもポートレートギャラリーがあったのと関連してそう。フランスやドイツやオーストリアで起こった1848年革命の裏で、イギリスでラファエル前派が生まれていたり、アメリカで女性参政権運動が始まっているの面白い。モネは有名な自分の名前を真似してるのでは、とマネが思っていた話面白い。 今後の展望:この流れで日本美術史に興味を持って手を出したい。また、世界史の教科書を、参照する程度ではなくちゃんと読み進めていきたい。何巻もある&絵がいっぱい載っている西洋美術史の本を図書館で借りて、名前は出るけど絵は出なかったマイナーめな画家の絵を見たい。
0投稿日: 2020.06.06
powered by ブクログ古代ギリシャから現代アートに至るまで、各国の潮流をざっと把握できる。定期的にあたって知識として定着させたい
0投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
欧米人にとって美術は感じるものではなく読むもの、というのは自分にとっては新鮮な視座で、発見と気付きの多い一冊でした。 これまで、世界史を勉強しているとちょいちょいコラム的に差し挟まれる文化史としてしか「美術史」を勉強する機会はなかったなぁ。 「美術史」という一教科として日本の教育の中で定着して欲しいと思いました。 (と言う意味で、本のタイトルが、中身に対してあまり適切でないと個人的には感じました…) 以下、印象的だったところ。 ・「日本人は、どうしても美術を見るときに『感性』という言葉を口にしがちですが、美術を知ることは、その国の歴史や文化、価値観を学ぶことでもあるのです。」(p.3) ・プラトンの本名はアリストクレス。プラトンは肩幅が広いというあだ名(p.18) ・キリストを象徴する魚。「『イエス・キリスト、神の子、救世主』の頭文字を組み合わせると魚(ギリシャ語で『イクテュス』)となり、キリスト教が公認されるまでは、魚の図像がキリスト教徒の隠れシンボルとなっていた」(p.49) ・フランク王国で誕生したゴシック様式。「後にルネサンス時代のイタリア人が、軽蔑の意味を込めて『野蛮人(Goth/ゴート族)の様式』と呼んだことで生まれた不名誉な名称」だが、それを抜きに西洋の建築を語ることができないほど重要な形式。支柱、尖頭アーチ、天井の交差リブ穹窿が上昇感覚を高め、ステンドグラスから光が差し込む。「『光=神』という絶対的な価値観」(p.51-53) ・14世紀イタリアで興ったルネサンス。「美術家は、労働者的な職人という社会的地位から、文化人貴族的な地位へと徐々にその地位を向上させていきます。(中略)その人物の精神や知性が反映された作品が、『商品』ではなく『芸術品』と見なされるようになるのです。」(p.66-67) ・「15〜16世紀のネーデルラントは、経済的・政治的、そして文化的にも、美術史だけでなくヨーロッパ史において大変重要な地です。」(p.75) ・1517年ルターの宗教改革、カトリックvsプロテスタント→新たな宗教芸術・バロック美術。17世紀フランドル(南ネーデルラント≒ベルギー)の絵画王ルーベンスについて。「デザイナーがデザイン画を描くように、ルーベンスは油彩下絵(モデッロ)で絵画構想をまとめ、それを手本に助手たちが制作を担い、ルーベンスが最後の仕上げのタッチを加えたものが『ルーベンス作』と見なされたのです。現代におけるデザイナーズブランドの社長のような存在だったのが当時の大画家たち」(p.102-116) ・17世紀オランダの絵画ジャンルのヒエラルキー。歴史画>肖像画>風俗画>風景画>静物画(p.120) ・1789年フランス革命→1804年皇帝ナポレオン→ブルボン家ルイ18世→オルレアン家ルイ=フィリップ→1848年二月革命、1852年ルイ=ナポレオン・ボナパルト。美術界にも社会主義者の画家ギュスターヴ・クールベが登場。クールベは二月革命による第二共和制を支持した共和主義者であり、社会主義思想にも共鳴していた。「『私は天使を描くことはできない。なぜなら、私は天使など見たことがないからだ』と語ったとされる彼は、造形的には古典主義やロマン主義とも距離を置いた写実主義(レアリスム)の推進者でもありました。」(p.176-178) ・「戦後の日本における大衆化した成金的ブルジョワジーのことではありません。今や日本では絶滅寸前と言ってもよい、一部のエスタブリッシュメントに残っている古きよき時代の控えめなエレガントさを湛えたブルジョワジーです。」(p.216)
0投稿日: 2020.04.17
powered by ブクログ「美術は見るものではなく読むもの」 西洋美術の変遷を時代ごとに追いながら その様式の特徴だけではなく時代背景や人物像を 紹介してくれるおかげで多くの学びがある一冊。 芸術好きなら聞いたことのあるアーティストの名前が沢山でてくるが、一人ひとりポイントを抑えて簡潔に説明してくれるおかげで、自分の知識が浅かった部分が可視化される。 "18世期の女性の肖像画で、目尻に描かれている黒い斑点を見つけたら、加齢によるシミではなく「つけぼくろ」だと思ってください"
0投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ【概略】 2,500年の美術の歴史、その背後にある世界史を一気に走り抜ける。「感性」で鑑賞するものと思われてきた絵画を、「教養」でもって鑑賞するための第一歩となる一冊。 2020年02月29日 読了 【所感】 (知識量とその正確さはともかくとして 笑)歴史、好き。そんな歴史と美術がどのような関連があるのか、それを「へーーーー」とつぶやきながら読み進めてしまった。あらためて、その時代と物事や人々の価値観の相関性、強くあるのだなぁと思った。社会学(?)文化人類学(?)への興味、ますます増してきたなぁ。 イッコ、「あれ?」って思ったことが。印象派の箇所からいきなり現代アートにとんじゃっててね。ピカソは?クリムトは?ダリは?ムンクは?シャガールは?・・・って思っちゃった。この辺りは、絵画とその当時の歴史との研究が進んでないのかな?なんか中学校や高校で歴史を授業でやってて、近代史付近になった途端、すっ飛ばされたような感覚に陥った(笑)きっと別の本があるんだろうねぇ。 絵画を鑑賞するには、やっぱり「感性」で楽しむのだとは思う。でもその絵画の向こう側にある色々な人生模様・世相に思いを馳せながら、その絵画を、歴史書の一種として捉えて眺めてみると、また新しい一面を見せてくれそう。楽しみだねぇ。 日本美術史も併せて楽しみたい。
0投稿日: 2020.02.29
powered by ブクログ絵画を「読む」という観点で書かれた本。 当時の出来事、政治、経済、人々の傾向など社会と関連させて絵画作品や画家についての知識が得られる一冊である。 絵画作品は宗教との繋がりもあるため、当時の宗教的な情勢も含めて知識が得られた。 ただ作品について知るのではなく、当時の社会背景も知ることで今後より深く絵画を見ることが出来ると思われる。 個人的にはとてもためになる本だった。
0投稿日: 2020.02.14
powered by ブクログ前書きというかコンセプトはあんまり好きになれないけどためになる本だった。もう少し分厚くて絵もカラーでたくさん入っている本を読んでみたくなる。
0投稿日: 2020.02.06
powered by ブクログ確かに美術とは読むものなんですね。歴史となぞらえると美術の流れが良く理解できます。 昔、歴史の勉強で、文学美術が苦手でしたが、このように歴史とキッチリ結びつけて行けば、楽しく覚えられると思いました。 手元に置いておきたい一冊です。
0投稿日: 2019.08.21
powered by ブクログ今年16冊目。 新婚旅行でイタリアで芸術に触れたこと、天使と悪魔やダ・ヴィンチコードを読んだり、もともと古代ローマやギリシャに興味があったこともあり、 西洋美術史を流れや時代背景とともに理解したいなーと買った1冊。 簡素化されていたけど、思ったより知りたいことが知れて面白かった!
0投稿日: 2019.07.31
powered by ブクログビジネスエリートはあまり関係ない様な気がするが、ざっくりと西洋美術史をまとめてあるのでわかりやすいかな。
0投稿日: 2019.07.07
powered by ブクログ西洋美術は見るだけではなく、読むもの。 歴史的な出来事と美術史の関連が網羅的に記載されていて、文脈を理解するために美術館に行ってみたくなる。 美術館に行って、またこの本を読むとまた理解が深まりそうで、それだけで読む価値がある一冊。
0投稿日: 2019.06.16
powered by ブクログギリシャ美術から印象派やミレーまで、西洋美術がどのような変遷をたどったのかを歴史的背景・宗教的価値観などを踏まえて解説してくれています。美術館でドヤれること間違いなしです。日本人としては、このくらいのレベルで日本の芸術の変遷が語れないといけないんでしょうね。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2019/06/blog-post.html Amazon↓ https://amzn.to/2WDNVpA
0投稿日: 2019.06.01
powered by ブクログこの本の中で古代ギリシャから始まり、中世、近代での美術の立ち位置を感じることが出来た。美術が誰の為に作られ、どのようなものが好まれたか、その時代の宗教(カトリック、プロテスタント)、国の体制に深く関連しているという事がよくわかる。
0投稿日: 2019.05.30
powered by ブクログ目新しいのはタイトルだけで、中身の書きかたはごく普通でした。もっと工夫があるのかと想像していました。 時系列で書かれているのですが、西洋美術史だけだと読むには物足りないかなと思います。例えば同時期の文学に少し触れてあっても良い気もしました。 ブルジョワの説明がいまひとつピンときませんでした。戦後日本に言及しての説明でしたが、読者の年齢層も様々かと思うので、もう少し別の説明があるとよかったです。
0投稿日: 2019.05.03
powered by ブクログ美術は好きで、西洋美術もやはり印象派以降を 中心に関心があります。 美術史にも興味があって、簡単に読めそうなものを 見つけたので読みました。 ちょっと、エリート色が強い内容で、ちょっと鼻につく 感じがします。 もうちょっと違う本で美術史を学びたいと思います。
0投稿日: 2019.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
教養という単語にひかれて購入。 ビジネスエリートってデカデカとかかれると、別にグローバルな仕事をしていないのに意識高い系かと思われそう。 西洋美術はキリスト教と切っても切り離せない。 各国の宗教をめぐる対立や政治的な思惑と絡み合って複雑そう…と尻込みしていたけど、体系立てて書かれているので、理解しやすい。 絵がモノクロなものも多いが、世界でいちばん素敵な西洋美術の教室はフルカラーかつこれも古い時代からの作品から掲載されているので、カラーで絵を見て、これを読んで時代背景を理解するのがわかりやすくてオススメ。 ●古代ギリシャ…アテネを中心とした美=善という考えの文化。ギリシャ神話の神々も美を好むとされ、皺NG。男性は体を鍛えるのが一般的。休戦のために開かれたオリンピックは4年に一度男性のみ参加可能で、裸で競技を行い、優勝者の全身像が作られ神殿に奉納される。(AC394キリスト教の国教化により廃止) アルカイック(BC600~BC480)~エジプトの影響を受けた男性の裸体彫刻クーロス クラシック(BC480~BC323)~西洋美術の規範となる。都市国家アテネが文化・学問の中心に。アテネ対スパルタの対立による緊張の反動か、優美さが際だつ。8頭身やスレンダーな体系が好まれる。感情を出すことは慎むべき論から表情は乏しい。 クラシックの代表作…パルテノン神殿 ヘレイズム(BC323~BC27)~マケドニア・ギリシャ連合軍のペルシャ遠征(BC344)でギリシャ文化圏がオリエント、エジプトまで拡大。多様な表現が増える。 ヘレイズムの代表作:ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ ●古代ローマ…すべての道はローマに通ずといわれる大帝国。公共建築が得意。元々は質実剛健で質素がローマ風だったが、ギリシャを支配下に置いてからはギリシャ文化の影響を大きく受ける。 (ギリシャ神がラテン名を持つ、エリート階級はギリシャ語が共通言語、ギリシャ彫刻の大量コピーなど) エルトリア(BC700~BC600)…トスカーナ地方に存在した独自の風俗、生活様式。死後の世界を信じ、死者のための町(ネクロポリス)として立派な墓を作る。ブロンズなど金属加工に優れる。半円アーチの建築も特徴。 五賢帝時代(AC96~180)時代に勢力図は最大になり、ギリシャとローマが融合した独自の美術誕生。先祖崇拝の習慣から、頭部、胸部の彫刻が流行る。皺は威厳ある老人と見なされた。 代表…コロッセオ(AC80)、テルマエ、凱旋門、パンテオン(AC128) 初期キリスト教美術…AC313にミラノ勅令で信仰の自由を認められるまで、地下の共同墓地(カタコンベ)の葬礼美術がキリスト教美術とされる。 AC392にローマ国教となり布教のために目で見る聖書として宗教美術が肯定化される。 絵が平面化&誇張。偶像崇拝禁止から彫刻が衰退。 バシリカ(4~7世紀)…まだローマっぽい ビザンティン(5世紀)…ドーム型の屋根が特徴 ●ロマネスク(11~13世紀)…北ヨーロッパのフランク王国分裂により修道院や教会は郊外に建てられ、教会様式の建築美術が発達。木造から石造へ、壁が厚く窓が小さい。半円アーチがロマネスクの特徴。 ●ゴシック(12~)…11世紀に行われた十字軍遠征による聖遺物がヨーロッパにもたらされ、12世紀以降、聖遺物崇拝が強くなり、巡礼ブームが起こり、宗教美術が発達。フランスで政治的思惑からゴシック建築(イタリア的にはゴート=野蛮人)を奨める。高さを出し、尖塔アーチが特徴。ステンドグラスで聖書のシーン等を表し布教を分かりやすくする。西が入り口で、祭壇が東の光を取り込める配置が多い。 代表…シャルトル大聖堂(1144)、礼拝堂サント・シャペル(1248) ●国際ゴシック(14世紀)…北の伝統とイタリアの伝統が融合 ゴシックの高さ競争が終息し、神から自然世界へ注目が集まる。貴族達の見栄で装飾が豪華になっていく。 代表作…ベリー公のいとも豪華なる時祷書(ランブール三兄弟) ペスト大流行 イギリス対フランス100年戦争 ●ルネサンス(14~16世紀)…イタリアを中心に古代ギリシャ、ローマの学問や芸術の再生(ルネサンス)が活発に。ラテン語の習得や神話文学の教養の重要化。 代表作…スクロヴェーニ礼拝、ユダの接吻(ジョット・ディ・ボンドーネ) ●北方ルネサンス(14~16世紀)…スペイン領ネーデルラント、フランドルの絵画技術。中世、ゴシック的な神中心の精神世界に写実性の高い室内描写が特徴。シンボリズムが発展する。正面向きは聖なる存在のみなので、一般の肖像画は3/4向き。 代表作…アルノルフィーニ夫婦像(ヤン・ファン・エイク) ヒエロニムス・ボス(1450~1516)…人間社会の風刺、宗教問題を暗示する絵を描く。快楽の園 ピーテル・ブリューゲル(1525~1569)…ブルジョアなのに農民の生活を多く描き農民画家と呼ばれる。バベルの塔、死の勝利、ネーデルラントの諺 ●盛期ルネサンス(15世紀)…イタリアで美術家たちの複数の分野における活躍した芸術家の地位が向上。絵だけだと職人扱い。 代表作… ミケランジェロ・ブオナローティ(1475~1564)…ダヴィデ像、最後の審判、システィーナ礼拝堂の天井画 レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)…モナリザ、最後の晩餐 ラファエロ・サンティ(1483~1520)…ヒワの聖母、システィーナの聖母 サンドロ・ボッティチェリ(1445~1510)…ヴィーナスの誕生、プリマヴェーラ ●ルネサンス衰退(16世紀)…ルターの宗教改革以降、プロテスタント台頭。1527のローマ劫掠で多くのローマ人が殺され、画家達も散り散りに。 ・ローマ:マニエリスム様式…画家の個性や特有技法が強調され、インテリ層メインの知識や教養がないとわからない知的な画が多い。 ジョルジョ・ヴェザーリ…ゲッセマネの祈り ・ヴェネチア:政教分離の国のため、混乱を免れ、安全かつ貿易で豊かな生活。感覚的に訴える色彩豊かな表現&世俗的、官能的、享楽性高め。油絵をカンヴァスに描く技法発見。 ジョルジョーネ…眠れるヴィーナス ティツィアーノ・ヴェチェッリオ…ウルヴィーノのヴィーナス、フローラ ●バロック(16世紀末~18世紀) 聖書主体のプロテスタントに対抗するため、カトリックの教えを分かりやすく広めるために、宗教美術を用いたメディア戦略を取る。 ラファエロ的古典派と、カラヴァッジョ的改新派に分かれる。 ・イタリア カラヴァッジョ(1571~1610)…明暗を用いたコントラストが得意。「聖マタイの召命」「ダビデとゴリアテ」 ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598~1680)…彫刻、建築家。「サン・ピエトロ広場」「聖テレジアの法悦」 ・オランダ、フランドル…1633~1637チューリップ・バブル。1648スペインから独立。宗教要素薄く、市民たちがお金を出しあった集団肖像画が流行る。 ピーテル・ハウス・ルーベンス(1577~1640)…宮廷画家。王達の画家にして画家達の王の異名をとる。工房を持ち、沢山の依頼をこなす。フランダースの犬のネロが憧れた人。 レンブラント・ファン・レイン(1606~1669)…浪費癖ある光と影の魔術師。「夜警」←集団肖像なのに少人数が目立つため怒られたらしい。そして昼の話らしい ヨハネス・フェルメール(1632~1675)…市民の日常生活を描く。そのため貧乏だった。残っている作品が少ない。光を表現するためにカメラを用いた。「真珠の耳飾りの少女」「牛乳を注ぐ女」 ・フランス…バロックは流行らず、ルイ14世の絶対王政の元に、ヴェルサイユ宮殿で貴族も生活する。政治と美術が中央集権化し、王権とフランスの威光を高める様式が増える。1648パリにそのためのアカデミーも設立。 ニコラ・プッサン(1594~1665)…フランス美術を確立した人物。均整のとれた構図や調和の取れた絵を重んじる。重んじ過ぎてたまに人体の構造が矛盾することも。「アルカディアの牧人」「ソロモンの審判」 ●ロココ(18世紀)…フランス内で発生した優美で女性的、色彩豊かな美術。髭剃り文化、男性の趣味も女性的に。絶対王政の反動か、不倫跋扈する享楽性高い貴族社会が多く描かれる。 フランス市民革命(1789) ナポレオン台頭(1804即位) ●新古典主義(19世紀) ポンペイの遺跡発掘もあり、再び古代ローマにスポットが当たる。ナポレオンが皇帝を名乗り、ローマをイメージした凱旋門を作るなど帝国を意識した建築や美術でイメージ戦略を取る。 ジャック・ルイ・ダヴィッド…ナポレオンお抱え画家。「ホラティウス兄弟の誓い」「アルプスを越えるナポレオン」「皇帝ナポレオンの聖別式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠式」 ●ロマン派(19世紀)…新古典派がデッサン重視なのに対し、人間の本質的な内面を自由に表す。中世の歴史物語(ロマンス)に由来。シェイクスピアの作品やアーサー王の伝説等が好まれる。また、一般市民の事件を歴史事件として扱い、センセーションを起こす。 テオドール・ジュリコー(1797~1824)…一般市民の事件を描く。「メデュース号の筏」 ウジェーヌ・ドラクロワ(1798~1863)…「民衆を導く自由の女神」「キオス島の虐殺」 フランシスコ・ゴヤ…スペインのロマン派。「サバーサ・ガルシア」「1808年5月3日」 ●写実主義(19世紀半ば)…アカデミーの伝統に背き、ひたすら現実的な人々や日常を描く。アカデミーに背いているため当時は評価されずらかった。 ギュスターヴ・クールベ(1819~1877)…個展を初めて開催し、初めて女性の性器のどアップを描く。「世界の起源」「石を割る人」 エドヴァール・マネ(1832~1883)…近代画家の父。2次元を強調。浮世絵のコレクター。何を描くのかからどう描くのか、へ。「鉄道」「オリンピア」「笛を吹く少年」「フォリーベルジュール劇場のバー」 ジャン・フランソワ・ミレー…生活の為にヌード画を描いていたが、農民を描いて評価一転。「落ち穂拾い」「種をまく人」「晩鐘」 ●印象派(19~20世紀頭) フランスのアカデミーの古典的な規範のみを良しとする芸術方針に嫌気が指している人達で、美の反逆児と呼ばれる。マネにかなりの支援を受けていたが、マネは個展に出展せず印象派ではないらしい。自分の視覚に忠実に瞬時性を記憶し、表現する。光の表現に筆触分割法を用いる。 エドガー・ドガ(1834~1917)…マネの友人で生粋のパリジャン。踊り子シリーズと呼ばれるバレエの絵を良く描く←近代化の裏で売春や踊り子が男達の「商品陳列扱い」されているパリの闇もかいま見えるが、何も知らないアメリカで大ヒット。「エトワール」「アイロンをかける女たち」「アブシンラを飲む人」 クロード・モネ(1840~1926)…原田マハのジヴェルニーの食卓で彼の娘から見たモネの姿がわかる。子沢山。ジヴェルニーの町に家を買い睡蓮や藤を植えるなど日本好き。「印象・日の出」「睡蓮」「ルーアン大聖堂」「ラ・ジャポネーズ」 ピエール・オーギュスト・ルノアール()…女性画が多い。ふくよかな女性を多く描くが、個人の好みらしい。「ムーラン・ド・ギャレット」「水浴」「舟遊びする人々の昼食」 ●ポスト印象派(1880~)…印象派内での内部対立が目立つようになる。それぞれの影響を受けて、独自の造形性を発展していく。 フィンセント・ファン・ゴッホ…「ひまわり」「タンギー爺さん」 ポール・ゴーギャン(1848~1903)…「タヒチの女」 ポール・セザンヌ(1839~1906)…「大水浴」「サント・ヴィクトワール山」 後に ピカソ クリムト
1投稿日: 2019.04.13
powered by ブクログこの本の東洋バージョンって無いんだっけ。見かけたような気がするけど今調べてみたら見つからない。見間違いですか? 知識にはなった。読んで良かった。政治や社会情勢と切っても切れない関係にあるのが美術なんですね。 筆者は「絵は感じるものではなく読むものである」とひたすら主張。それに関しては納得。読めたら楽しいだろうな。絵が描かれた時代背景や宗教をちゃんと理解して、「これは誰々でこのモチーフは何を表しているからこの絵に込められたメッセージは…」なんて解釈できるって絶対楽しいよね。そういう知識を身につけた人になりたいわ(これは内容に関係ない余談ですね) でも何の知識もない私としてはやはり現状、そういったメッセージ性の比較的軽い、本書で言う「親しみやすい」絵のほうが、正直見てて面白い。風景画とか静物画とか。絵を読めなくても、感じるだけで面白い作品も当然あると思うのです。ただ、美術の世界はもっと奥深いんですよってことですよね。 そういえば先日、西洋画と日本画の違いについて議論を聞いていた。この本で言われるような読み解かれるものとしての絵って、日本画にも同じようにあるのだろうか。私の勘では日本画の方が西洋画よりそういう絵は少ない気がする。 メモ 1 ギリシャの彫刻の話からはじまる。ここが西洋美術の源流ってことかな。 アルカイック時代=直立したポーズ クラシック時代=優美 古典・規範 ヘレニズム文化=写実主義 感覚に訴えるものが多い ローマ帝国がギリシャを政治的に征服したが、ローマはギリシャの芸術を取り入れて優美に発展させた @イタリア半島 エトルリア人の文化もローマ美術の源流へ取り込まれる キリスト教国教化、徐々にローマ美術から初期キリスト教美術へ 「目で見る聖書」として宗教美術が肯定される ロマネスク様式誕生 都市の発展によりゴシック様式誕生 2 フランス王カペー朝が、統治する地域以外の都市にも威信を知らしめようと考えられたのがゴシック様式 ↓ 一旦衰退 ↓ ルネサンス 人間性の表現 ↓ 宗教改革により終焉 ネーデルラントでのルネサンス現実重視 ブリューゲル 社会風刺 ヴェネツィア派 デッサンに対して色彩 自由と享楽の都
0投稿日: 2019.02.20
powered by ブクログ中学校での歴史の授業から機会なく生きてきた人間には、大変素晴らしい世界美術史の教科書になった。 著者のあとがきの通り、この知識だけでもある時と無い時では、551の蓬莱並みに、世界で出会う美術館の見方と理解が違う。 20年前に読んでいたらと悔やまれるが、これから頑張ろう。
0投稿日: 2019.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
西洋美術に関する歴史が簡潔にまとめられている。今まで、何となく美術展で見てきたものが、時代の流れに位置付けられて整理された感じ。これからは多少違った見方ができるような気がする。 カラバッジョやクールベが意外と重要な位置にいるのだと知った。
0投稿日: 2018.12.15
powered by ブクログ絵画の「見方」ではなくその背景の歴史、価値観、勢いのあった階級、経済状況、評価がよくまとまっていて手っ取り早いように感じた。世界史の記憶…
0投稿日: 2018.11.06
powered by ブクログ西洋美術入門書として勧められた一冊。 時代背景の流れが丁寧に描かれており、様々な流派が生まれた背景がすっと入ってくる。 個人的には、絵画は絵画を買う人、いわばその時代に力を持っている人やコトの影響を強く受けていることを歴史的事実踏まえて再認識できたことがおもしろかった。 改めて世界史や芸術を勉強したいと思った。
0投稿日: 2018.10.15
powered by ブクログベストセラーの裏側『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』 木村泰司著 しぶとい「あこがれ」の図式 2018/10/6付日本経済新聞 朝刊 昨年10月刊行の本書は美術史を「欧米人にとって必須の教養」と唱え、日本人が「世界のエリート」とビジネスする際の重要な「コミュニケーション・ツール」と位置付けた。西洋美術史家の著者、木村泰司氏が古代ギリシャ・ローマ彫刻、ルネサンス、印象派など西洋美術史の要点をかいつまんで解説。「アートがビジネスに役立つ」という切り口の新しさが注目され、初版6千部から8刷5万2千部まで発行部数を伸ばしている。 編集担当の畑下裕貴氏が「素人の自分でも分かりやすい美術史の解説本があれば」と考えたのが刊行のきっかけだ。ビジネス書の版元としてのイメージを生かし「ビジネス書コーナーに置いてもらえる本作りを心がけた。普段は美術書の棚に行かない読者層にもアピールできる」(畑下氏)。結果、美術入門書としては異例の体裁になった。表紙は文字のみ。本文も「読み物としての性格を強調する」ため、わざとモノクロにした。 著者の木村氏も本文で「美術は『感性』で見るものではなく、『理性』で読むものである」と強調する。美術品の背景にある歴史や文化の知識を得られる概説本として、都心のビジネス街で受け入れられた。東京では丸の内や日本橋地区の売り上げが上位を占める。 ただ、本書の内容がビジネスの現場で役に立っているかどうかははっきりしない。「世界のエリート」といっても実際には欧米よりアジアの人々と付き合う機会のほうが多いだろうし、相手が欧米人だとしても、日本美術の魅力を解説したほうがむしろ好印象かもしれない。だが、残念なことに「東洋や日本の美術史をビジネスと結びつけた本を作っても、西洋ほど売れない」(畑下氏)という。「西洋=世界」「西洋=あこがれ」という図式は、しぶとく残っている。 (郷原信之) (ダイヤモンド社・1600円) ▼著者は企業向けセミナーも手掛ける。続編『名画の読み方』を刊行予定。
0投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
美術館に行っても絵画や彫刻を眺めて「すごいなー」と思うだけだったので、きちんとその作品のバックグラウンドを学びたいと思っていたところ、ちょうど良いと思い手に取った。 正直なところ、この一冊を読んだだけで、各作品の背景を理解することが出来るわけではないが、美術史の大きな流れを理解できただけでも有益であった。 ギリシャから始まり、ギリシャを模倣したローマ帝国、中世のイタリアで発生したルネサンス(古典への回帰)、そしてルネサンスが波及してフランス(古典から印象派へ)、イギリス(肖像画)へと伝わり、最後にはアメリカでヨーロッパ美術が収集されて多くの美術館がノブレス・オブリージュとして設立された流れを理解できた。 また宗教革命によるプロテスタントの出現により多くの美術品が破壊されてしまったという悲劇もあった。 「おわりに」で著者が書かれているとおり、これからは「美術は感性で見るのではなく、「理性」で読む」ようになりたいと思った。 そのためにはより美術史だけでなく世界史と合わせて造詣を深める必要性を感じた。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログ教養として身に着けておくべき美術史ということで、美術ではなく、美術史になる。絵画の解説ではなく、歴史を学ぶ本。 ギリシアでは美しさが善とされ、裸でオリンピックがおこなわれる。 美術と歴史が結びついていることはわかる。
1投稿日: 2018.10.02
powered by ブクログ美術がわかると世界史が理解できてくる。 特にヨーロッパ大陸の歴史はわかりやすくなると思う。 権力への抵抗など知れば知るほど面白い分野だ。
0投稿日: 2018.09.18
powered by ブクログ西洋美術の歴史が古代ギリシャ・ローマから近代の印象派に至るまでの背景とともに描かれている。 絵画は自分の好きなように感性でみればいいと言われたりするように、たしかに、誰がみてもこれはすごいといった作品は存在する。 しかし、どんな絵にもそれを描くに至った経緯があり、それを知ることで絵画はより一層意味のあるものとなり、楽しめるようになる。 西洋美術史の流れを一度に知ることは難しいが、こういった本を少しずつ読み上げて、実際に美術館に足を運んで自分の目で絵画に触れることで、過去から現代につながる歴史に触れていきたい。 西洋美術史の大枠を捉えるにはとても良い一冊。これを読んだら絵の見方、楽しみ方がちょっと変わりそう。
0投稿日: 2018.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ギリシャ彫刻を鑑賞する際に忘れてはならないのは、オリジナルが失われてしまったギリシャ彫刻をローマ人が模刻(コピー)したおかげで後世の私たちはその美を知ることができるという点です。(p.23) 15世紀、イタリア人が愛着を込めてクァトロチェントと呼ぶ時代に、フィレンツェを中心として新たな建築、彫刻、絵画における芸術的な動きが興ります。ここで起きたのは、画家や彫刻家といった「美術家」の地位の昇華です。美術家は、労働者的あ職人という社会的地位から、文化人貴族的な地位へと徐々にその地位を向上させていきます。 そして、絵や彫刻が上手なだけなのは職人であり、神のように万能の人となって初めて芸術家とみなされるようになります。 (中略)つまり、その人物の精神や知性が反映された作品が、「商品」ではなく「芸術品」とみなされるようになるのです。16世紀以降、イタリアでの芸術修行が必須となるようになって以来、この概念が徐々にイタリア以外のヨーロッパ諸国でも広がっていきました。(pp.66-67) ナポレオン自身は美術愛好家というよりも、美術品が持つ「力」を強く認識した人物でした。対外戦争の戦利品として美術品を貪欲に持ち帰り、それらをルーヴル宮の自身の名を冠した「ナポレオン美術館」で公開し、その威光を誇示したように、美術品そのものよりもその総合的な力を認識していた人物だったのです。(例. 「ボナパルトのアルプス越え」)(p.162) ドラクロワの代表作「民衆を導く自由の女神」でも、実際の出来事を題材としています。これは、王政復古後のブルボン朝で起きた、シャルル10世(在位:1824~30年)による言論の自由への規制、選挙権の縮小などの政策に対し、パリ市民たちが立ち上がった「七月革命」をテーマに描いたものです。 自由の寓意像は革命の象徴であり、七月革命後に国旗となる三色旗を掲げて民衆を導いています。革命の犠牲者たちを乗り越え進むその勇姿は、いつの時代も観るものを圧倒しその感情を鼓舞させます。(p.170) マネは、近代都市の風俗だけではなく、そこにおける人間の孤独や堕落、そして人間さえも簡単に商品かしてしまう近代社会の闇と人生の断片を描き出しました。娯楽と享楽が渦巻く都市・パリの陰には、売春婦の数を増加させた現実があったのです。そうした近代社会の華やかさの裏にある側面を、真似はパリジャンらしく枠にさらりと捉え、はかない浮世の一瞬を永遠に造形化したのでした。(フォリー=ベルジュール劇場のバー)(p.188) ラファエロ前派兄弟団(英):美術アカデミーが是とする古典主義から離れ、産業革命が進み、中産階級が台頭していった時代に相応しい美を目指した前衛的な芸術運動でした。彼らは歴史主義が支配する古典主義的な芸術ではなく、また通俗的で感傷性の強い中産階級的な作風も否定し、ただ純粋に視覚的な喜びをもたらす審美性を追求していったのです。(中略)その結果、盛期ルネサンス以降、ヨーロッパでは芸術家が創造する芸術品と比べ、格下に見られていた職人が作る工芸品の地位が向上していきます。世紀末にはこの装飾芸術運動が、イギリスからヨーロッパ中に広がっていき、日本でもその影響を受けた「民芸運動」が波及していったのでした。(ジョン・エヴァレット・ミレー:オリーフィア)(pp.204-205)
0投稿日: 2018.08.06
powered by ブクログふーんとただ感心だけして、流してきた美術館や、その展示の画 感性なんて偉そうなものもありません・・・ そのときいいと思ったかどうか・・。 美術史、なんてたしかに勉強することもなく、それぞれの画、時代も断片的に語れるか・・・いやひとの話にそんな時代だろうなぁ・・・と相槌を打つ程度だったでしょう。 本書をひと通り読んで、どれだけのことが、頭ん中に残るかわからなうのだけれど、これからいろいろなところで、絵画に出あうにしても、ちょっとちがう変化を与えてくれたような気がします。 途中でてきた、絵画ジャンルのヒエラルキーも興味深かったです。 話がそれちゃいますが、本書に出てきたオランダの アントウェルペン という街に行ってみたくなりました。
1投稿日: 2018.08.02
powered by ブクログまあ本当に入門書。なのでこんなものでしょう。 確かに日本人も馬鹿のひとつ覚えみたいに英語学習ばかりやってないで、日本の美術や文学など文化的教養を身に付けないと「エコノミックアニマル」の評価を覆すことができないでしょう。まさに戦後の日本的なもの全否定教育のツケですな。 「西洋美術史」ではなく、まずは「日本美術史」を教養として血肉にすべき。
0投稿日: 2018.07.13
powered by ブクログ西洋史は塩野七生さんの『ローマ人の物語』、現代美術は原田マハさんが知識源という自分にとっては、大きく抜け落ちてる中世ヨーロッパあたりの歴史&美術史が多くてよかった。 これをきっかけにヨーロッパの歴史にも興味を持ちましたし、それと呼応した美術史や音楽史、思想史なども関連付けて行けば、より深く作品を楽しめそう!そんなきっかけになるような本としてよかったと思います。 この前行ったターナーも流れの中で把握できたし、秋にあるルーベンス展も楽しみになってきました!
0投稿日: 2018.07.13
powered by ブクログギリシヤからローマ時代、中世を経てルネッサンス、オランダ、フランス、ナポレオン、イギリス、アメリカの現代美術まで、西洋の歴史と美術をまとめて学べる一冊です。西洋エリートにとって美術は感性で感じるもなではなく読むもの、とのこと。エリートの世界に足を踏み入れるかどうかは別にして、日本でも開催される美術館展などをより楽しむことができそうです。まあ、繰り返し読むか、他の類似書を読んで覚えて行かないとなかなか難しそうですが。写真が全てカラーだとなお良し。
1投稿日: 2018.06.08
powered by ブクログ大学入試の世界史では、煩わしい思い出しかない美術の知識が体系化され、ヨーロッパの美術館や歴史遺産を鑑賞する時には、読みやすく必須の教科書。 仮に、ガイド付きツアーであったとしても、ヨーロッパ旅行の帰国後に本書を読んでしまうと、読んでなかった事を後悔しますと断言できる!出発前にどうぞ!
0投稿日: 2018.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数ある作品・芸術家からこれだけを選ぶ苦労は大変なものだったかと。例示した作品の解説はもうちょっとしてほしかったのでした。 でも、この程度は学校教育でやってもいいのでは?と感じました。
0投稿日: 2018.04.23
powered by ブクログ借りたもの。 西洋美術史をヨーロッパ社会の世界情勢とそれに伴う大衆の価値観の変化から解読してゆく。 私も西洋美術史を学んだ身だが、忘れていた“視点”を思い出させてくれた。 それまで「画家が時代を反映してどういう作品を遺したか」という“画家中心”の視点から、「画家たちを支えたパトロンやひいてはその需要を生み出した社会」という”社会から見た美術”という視点だ。 今まで読んでいた本との視点の違いを強く意識させたので、☆5。 古代ローマの市民――それは大衆ではなく奴隷ではない自由人――の美の追求から始まった“アート”は、キリスト教の台頭から宗教対立、王制が斃され市民が政治に関わるようになってから、その役割と表現方法が、それらを反映して変容してゆく…… そして「何を描くか」から「どう描くか」の印象派が生まれてゆく。 最後は現代アートの話よりもアメリカン・マネーによるコレクションの構築、個人コレクションを美術館に寄贈すると受けれる控除制度など社会的要因によって高い質の美術館コレクションが構築されたことを解説。 美術史の全てではないが、要点をしっかり押さえている。 アートを見る審美眼よりも、そこから見えてくるのは西洋の歴史であり、その価値観の変容こそが今に通じる価値観のベースである。 その価値観を知っているか否かで、西洋の人々との会話が弾むか、理解が変わってくる。
4投稿日: 2018.04.15
powered by ブクログ「リベラルアーツ」なんて言葉を最近、書店でもよく目にしますね。 日本語で「一般教養」なんて言葉に訳されることが多いですが、ようは「ビジネス」だけじゃなくて「教養」もないとこれからはダメですよ!ってことだと思うのですが、こんなことを言っても興味ない人は興味ない。。。笑 僕の場合は「教養」というよりも「興味」が先行して、「知りたい」をちょっと踏み込んだら、どんどん調べ出しちゃう感じですね。なので、興味を持った分野があったら同じ分野で著者や視点が違いそうな本を5冊以上読みます。(一冊で判断すると相当偏るので!?) で、昨年から携わっている仕事の関係で「芸術」とか「美術」関連の書籍を見つけたらなるべく手にするようにしています。 こちらも「世界のビジネスエリートが身につける教養」なんて副題がついてますが、美術史をさかのぼると「宗教」との関連性が強くなります。特に「西洋美術」は「キリスト教」の発展と衰退とともにトレンドが変わってきています。 そうなると西洋人(=キリスト教圏)の人と付き合うなら、最低限このくらいは知っておこうよ!ということでしょうね。 意外かもしれませんが「歴史嫌い」の僕としては、こうやって体系立ててくれる本はすごくわかりやすく、ためになります。(茶道をやっていると歴史好きと思われるのですが、実は一番苦手で嫌いな科目でした。特に「世界史」!笑) 自分の興味力が増すと、嫌いなことも好きになっちゃうから不思議ですね。ということで、改めて「世界史」や「美術史」を知りたいなという方は是非手に取ってみてください! ちなみに僕が興味を持ったは一番最後の「現代アート」部分。だって、わかりやすいんだもん。笑
1投稿日: 2018.04.04
powered by ブクログ美術館で絵画や彫刻を鑑賞する際に、作品の背景を知らずにもやもやすることが多い。特に神話や宗教などを題材にしたものはほとんどお手上げ状態。ただ単に好きか嫌いかで判断するだけで、とても鑑賞しているとは言い難い。そこで手に取ったのがこの本。西洋美術史の流れを平易な語り口で解説している。取り上げている作品ひとつひとつに言及するのではなく、古代ギリシャから現代アートまでの変遷をわかりやすく語っている。この本をとっかかりにして、さらに詳しく学んでみたくなった。
1投稿日: 2018.03.29
powered by ブクログ2500年分の西洋史と美術史が上手くまとめられていて ごちゃごちゃしてた歴史が少し整理された気がする。 感性だけではなく理性で美術をみると 一枚の絵がより意味を持って深く理解できるというのも納得。 少しずつでも知識を増やしていくと 点と点が線になりやがて面となり その面が際限がなくひろがっていく。 それは人生をより豊かにする。 そういうと事を改めて確認させてくれた本
0投稿日: 2018.03.29
powered by ブクログ3/25 朝日新聞 瀧本哲史 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」 - 木村 泰司 【内容紹介】から引用 西洋美術史家・木村泰司氏がビジネスエリート必須の教養「西洋美術史」をわかりやすく解説。 これ1冊で約2500年分の美術、そして関連する世界史の知識が身につく! 100点近くの絵画・美術品を掲載! 日本人は絵画を「感性」で観るものととらえがちだが、 美術の背景には、各時代の歴史や価値観、文化、そして経済状況が表れている。 こうした美術の裏側に隠された歴史的な背景を知ることで、 これまで以上に美術が楽しめる。 これ1冊で、あなたもグローバルスタンダードの教養を身につけられる。 【目次】 第1部 「神」中心の価値観はどのように生まれたのか? ・なぜ、古代の彫像は「裸」だったのか? ≪ギリシャ美術≫ ・ローマ帝国の繁栄と帝国らしい美術の発達≪ローマ美術≫ ・キリスト教社会がやってきた≪宗教美術・ロマネスク≫ ・フランス王家の思惑と新たな「神の家」≪ゴシック美術≫ 第2部 絵画に表れるヨーロッパ都市経済の発展 ・西洋絵画の古典となった3人の巨匠≪ルネサンス≫ ・自由の都で咲き誇ったもうひとつのルネサンス≪ヴェネツィア派≫ ・カトリックVSプロテスタントが生み出した新たな宗教美術とは?≪バロック≫ ・オランダ独立と市民に広がった日常の絵画≪オランダ絵画≫ 第3部 フランスが美術大国になれた理由 ・絶対王政とルイ14世≪フランス古典主義≫ ・革命前夜のひとときの享楽≪ロココ≫ ・皇帝ナポレオンによるイメージ戦略≪新古典主義・ロマン主義≫ 第4部 近代社会は、どう文化を変えたのか? ・「格差」と「現実」を描く決意≪リアリズム≫ ・産業革命と文化的後進国イギリスの反撃≪イギリス美術≫ ・産業革命の時代に「田舎」の風景が流行った理由≪バルビゾン派≫ ・なぜ印象派は、受け入れられなかったのか?≪印象派≫ ・アメリカン・マネーで開かれた「現代アート」の世界≪現代アート≫ 【感想】 世界史と絵画がつながった感じ。 年表を見ながら・・・。 しかし、自分が好きなところは、本当の最後の最後だった。 山川の世界史をもう一度読みたい 【リンク】 この記事は、カラーてわかりやすい。 https://taitokatsumata.com/archives/2373 コメント
0投稿日: 2018.03.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
圧倒的な簡潔さとわかりやすさ。歴史的・社会的背景がその時々の西洋美術にどのように影響してきたかがすんなり理解できる良本。個人的には美術そのものの社会的意義を捉えなおす良い機会になった。「世界のビジネスエリート」云々の副題が少々イヤラシイが、中身にはスノビッシュなところは皆無なのでご安心を。 以下読書メモ 第1部 「神」中心の世界観はどのように生まれたのか? -ギリシャ神話とキリスト教 なぜ、古代の彫像は「裸」だったのか? 【ギリシャ美術】 * 理想としての男性美(古代オリンピックは裸で競技)を追及する古代ギリシャ思想を反映した「クラシック様式」 * アレクサンドロス3世の遠征による版図拡大による被支配地域との文化融合「ヘレニズム文化」。理想主義から個性を重視した写実主義へ * ローマによるギリシャ征服(B.C.146)。クラシック様式の美術品が多く摸刻され現在に残る * ギリシャ文化のローマに対する先進性。ギリシャ美術の「美の規範」化 ローマ帝国の繁栄と、帝国特有の美術の発達 【ローマ美術】 * 「パックス・ロマーナ」による経済的繁栄 * ローマ人の伝統としての肖像彫刻…ヘレニズム期の写実主義の影響。皺は老成の象徴(古代ギリシャでは老醜) * コロッセオやテルマエ等の大規模建築物を可能としたローマン・コンクリート。「パンテオン」は西洋建築の源流 * コンスタンティヌス1世「ミラノ勅令(313)」によるキリスト教公認…キリスト教美術の幕開け キリスト教社会がやってきた 【宗教美術・ロマネスク】 * 5世紀以降のフランク王国との結びつきによるキリスト教布教促進…「宗教美術」=文化的後進圏への布教のための「目で読む聖書」 * 「ロマネスク」=修道院や教会のための美術 * 終末思想に基づく「巡礼」ブーム…巡礼路における宿泊施設としての修道院の整備⇒「都市」の誕生 * 聖遺物崇拝⇒聖堂への巡礼ブーム フランス王家の思惑と新しい「神の家」 【ゴシック美術】 * 「ゴシック様式」…フランス王家臣支配下地域の建築の特徴を統合、被支配地域に対する威信の誇示 * ゴシックの特徴…視覚的宗教的高揚感を高めるための「神の光」…ステンドグラス * イタリア伝統様式との統合⇒「国際ゴシック様式」…神の世界から現世へ、ルネッサンスの息吹 第2部 絵画に現れるヨーロッパ都市経済の発展 ールネッサンスの始まり、そして絵画の時代へ 西洋絵画の古典となった3人の巨匠 【ルネサンス】 * 14世紀イタリア知識層のラテン文化のルーツ探求から発した、キリスト教のローマ国教化以降軽視されてきた「古代ローマ・ギリシャ芸術・学問の再興」 * 神と宗教が中心であった中世から、「人間」が中心の時代へ…より人間味ある宗教画登場人物の描出 * 多芸な職人から貴族文化人としての「美術家」へ…ダヴィンチ・ラファエロ・ミケランジェロ ←メディチ家の支援 * 西洋美術におけるラファエロ様式の古典化…のちの「古典主義」の源流 * マルティン・ルターによる宗教改革(1517)、スペイン王カール5世によるローマ劫掠(1527)⇒カトリック・ローマの影響力低下 * ルネサンス三大巨匠の模倣から、画家独自の個性や技法が強調された「マニエリスム」へ…「トレント公会議(1545~63)」での古典的な宗教美術への回帰、ルネッサンス終焉 都市経済の発展がもたらした芸術のイノベーション【北方ルネッサンス】 * フランス王国支配下のブルゴーニュ公国ネーデルラント地方の港町ブルッヘを中心とした貿易経済の発展、裕福な市民階級の登場…現実(写実)主義、象徴主義、自意識の目覚め * ボス、ビーデルらの作品の社会的メッセージ性…当時の世相の反映 自由の都で咲き誇ったもう一つのルネッサンス【ヴェネツィア派】 * コンスタンティノープル陥落(1453)によるオスマン帝国の勃興…貿易大国「ヴェネツィア共和国」が衰退するなか、政教分離・法治主義によるリベラルな空気下で美術が興隆 * 大家ティッツァーノにみられる官能性・享楽性 * 18世紀にヴェネツィア絵画の再復興…自由主義、享楽主義が多くの修学旅行者を引き付ける(グランド・ツアー) カトリックVSプロテスタントが生み出した新たな宗教美術【バロック】 * サン・ピエトロ大聖堂改築資金調達のため「贖宥状」の販売⇒マルティン・ルターによる宗教改革(1517)、プロテスタントの誕生。宗教美術の否定…聖像破壊活動(イコノクラスム) * カトリックによる対抗宗教改革開始。「イエズス会」認可、世界規模の布教活動開始。「わかりやすさ」「高尚さ」を重視した布教ツールとしての宗教美術(バロック美術)の誕生 * バロックの二つのアプローチ…①ラファエロ源流の古典派、②カラヴァッジョによる革新派…聖俗の混在 * フランス古典主義=アカデミズムの確立、イタリア「ボローニャ派」の台頭 * ベルニーニのバロック建築を中心としたカトリック・ローマ美化運動 * ローマ外でのバロック絵画の興隆…ネーデルラント・フランドル地方…ルーベンス、スペイン…ベラスケス オランダ独立と市民に広がった日常の絵画【オランダ絵画】 * オランダ独立(1648)、アムステルダムの経済発展。カルヴァン主義による宗教美術否定…肖像画・風俗画・風景画の発達 ⇒「ジャンルのヒエラルキー」確立 * レンブラント、フェルメール…王侯貴族ではなく、市場をパトロンとした肖像画の傑作群 第3部 フランスが美術大国になれた理由 ー”偉大なるフランス”誕生の裏側 絶対王政とルイ14世【フランス古典主義】 * ヴェルサイユ宮殿に象徴される太陽王ルイ14世による中央集権化…美術を国威発揚に利用、公的な様式の要求 * 王立絵画彫刻アカデミー(美術アカデミー)設立(1648)。イタリアに対する後進性の原因となった縁故主義による作品の質低下を防ぐため設立。美術家のエリート意識醸成 * プッサンの美術理論に基礎を置くフランス古典主義…知性と理性に訴えるフォルムと、秩序に基づく安定的な構図。反大衆、教養主義的 * 古典主義以前のフランス様式…ルーヴル美術館:フランソワ1世その他の王によるコレクション。代表作品「モナ・リザ」 革命前夜のひとときの享楽【ロココ】 * ロココ文化…ルイ14世絶対王政下の厳格な文化への反動。貴族的・女性的文化の隆盛。恋愛至上主義 * 「ルーベンス派」…フランス古典主義「プッサン派」への反動。理性に訴える「デッサン」ではなく、感性に訴える「色彩」を重視 * フランス革命によりロココ絵画は貴族文化の象徴であるとされ衰退。ただし産業革命後はブルジョワジーからの羨望の対象に 皇帝ナポレオンによるイメージ戦略【新古典主義・ロマン主義】 * フランス革命(1789)によるブルボン王朝崩壊、共和制確立。 * 新古典主義…貴族主義的なロココ絵画への反動。ナポレオンによる古代ローマの理想視と同調。美術の力を定位と帝国のイメージ戦略に活用。アングル「グランド・オダリスク」 * ロマン主義…色彩と感性、人間の本質的内面を重視。ロマンス語による中世の歴史物語に由来。ジェリコー「メデュース号の筏」、ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」…一般市民が絵画の題材に * 「公的な美」新古典主義と「人文主義」ロマン主義の間で揺れるフランス美術界 第4部 近代社会はどう文化を変えたのか? ー産業革命と近代美術の発展 「格差」と「現実」を描く決意【レアリスム】 * ナポレオン3世統治下での経済発展により、フランス社会のブルジョワ化・都市化が進展…労働者階級による社会主義運動の広がり * 社会主義的画家クールベによる「レアリスム(写実主義)」…「石割人夫」。フランス古典主義やロマン主義の「理想化=あるべき姿≠あるがままの姿」への反動、「主題の近代化」 * マネ「鉄道」…三次元からの脱却、何を描くのかではなく「どう描くのか」、現代社会の本質に迫る。「沐浴」「オランピア」現実的過ぎる裸体 産業革命と文化的後進国イギリスの反撃【イギリス美術】 * 英国美術の後進性…エリザベス1世英国国教会(1534)の改革(1559)による聖像破壊活動、宗教美術の禁止。純国産芸家の不在 * 英国独自の発展を遂げた肖像画…王侯貴族社会ゆえのニーズ、亡命フランドル人の影響。「グランド・マナー」…肖像画の対象を神話的に演出。 * 産業革命による中産階級の出現…国力増に伴う田園風景の理想化。ロマン主義の影響。クロード「理想的風景画」 産業革命の時代に「田舎」の風景が流行った理由【バルビゾン派】 * 産業革命による都市部ブルジョワジーの台頭…個性や感性を重視、歴史画より親しみ易い風俗画・風景画・静物画を好む。わかりやすさを好むオランダ美術との相似性 * 「バルビゾン派」…経済成長の反動としての田園の景への郷愁・安らぎ。ミレー「落穂拾い」。アメリカにおける受容⇒印象派の斥候的役割 * 美術アカデミー下の「サロン」の影響力…新古典主義(=アカデミズム)の絶対的優位、美術近代化の足枷 なぜ、印象派は受け入れられなかったのか?【印象派】 * 印象派…対象にではなく、自分の視覚に対し忠実な「色彩分割(筆触分割)法」を用いる。「貴族的」な美術アカデミーに対峙するる「ブルジョワ的」価値観 * 印象派のリーダー的存在マネのもとに集まる画家たち…ドガ、モネ、ルノワール。サロン中心の美術界に受け入れられず独自の「グループ展」設立。当初酷評も認知広がる。「ポスト印象派」への広がり…セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン * アメリカによる新進性の許容…すでに経済大国となっていたアメリカでのモネの成功が本国フランスでの名声確立へ アメリカン・マネーで開かれた「現代アート」の世界【現代アート】 * アメリカ人のヨーロッパ、特にフランスへの文化的コンプレックス⇒幅広く美術品を収集、財を未来へ投資するプロテスタント精神・資本主義・愛国心・寄付文化⇒美術館文化の情勢 * 建国以来の純粋なブルジョア社会、大富豪による収集…モルガン、ロックフェラー、アスター、リーマン家。学歴社会ゆえの権威主義 * アートの大衆化(17世紀オランダとの相似性)。ノブレス・オブリージュ(高貴ゆえの義務)・企業によるメセナ活動による芸術活動への経済的支援
0投稿日: 2018.03.19
powered by ブクログ教養としての西洋美術史が書かれていると感じた。 作品の背景となる歴史・経済状況・人々の価値観がよくわかった。大きな西洋美術史の流れを掴みたい人は読んでみるとよく分かる。
0投稿日: 2018.03.17美術初心者が学ぶには最適な本
ギリシャ、ローマ時代から始まる美術の歴史は、欧米の知識人にとっては必要不可欠な教養とされる。 本著は美術品や建造物のモードの変遷が時系列通りに淡々と語られる。 ギリシャ時代、ローマ時代、ルネッサンスなど切り取って語られることの多い美術史ですが、こうやって紀元前から現代までを怒涛のように語られると、全てが繋がっていることを改めて知らしめられ感動的でさえあります。 前後があやふやだった知識が並び替えられ、頭の中に収まる感じが心地よいです。 見てきた、聞いてきたことの整理にもこの本は良いと思います。 美術初心者が学ぶには最適な本だと思います。
0投稿日: 2018.03.14
powered by ブクログ美術が政治や社会情勢と強く結びついたものだということが分かるし、教養として芸術の知識を身に着けておくことが重要になる。「印象派」という言葉も、「ビッグバン」という言葉と同じようにネガティブな意味から逆に広がってしまったということで、攻撃したりするにしても、下手にキャッチーな言葉を使ってしまうよりも、黙っていたほうが良さそうだ。
0投稿日: 2018.03.11
powered by ブクログこれで世界のエリートと伍することができるとは思えないけど。ある程度の知識は付くかしらん。歴史的要素に偏っているので、もう少し技法的なことを知りたいと思った。また現代アートについては全く触れられていない。
0投稿日: 2018.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに上野の西洋美術館にいきたくなった。 宗教との関係やヨーロッパでの絵画の位置付けなど歴史を織り混ぜて解説されてて分かりやすい。
0投稿日: 2018.03.02
powered by ブクログ美術は歴史的背景含めた教養である点は大賛成なのだが、「ビジネスエリートは自国の美術にも造詣が深い」と冒頭で謳うなら筆者はまず日本美術を語るべきじゃないかと思うのと、内容が著者の知識自慢に寄っており体系立っているようで体系立っていない、要は読み難さがある。 上記の気になる点はあったが、美術好きには興味深い内容であった。特に新古典主義や印象派の当時の扱いや、文化後進国であったフランスがある種の文化先進国(過激派?)に至るまでの歩みは面白い。 小中学生で美術の授業があり当時は作品意図などまるで興味が湧かなかったが、歴史や文化に明るくなったいまだからこそ改めて美術を学びたい気になった。
0投稿日: 2018.02.28
powered by ブクログ美術も社会や経済などの仕組みに寄り添うものだってことが、過去からわかりやすく認識できる。作品的にはエドゥアール・マネの「フォリー=ベルジュール劇場のバー」か印象に残った。しかし、ビジネスエリートが身につけるべきってタイトルが、電車の中で読んでると、いけすかない感、もしくはお前ビジネスエリートちゃうやろ感を醸し出してんじゃないかと、ヒヤヒヤしてしまった。
2投稿日: 2018.02.03
powered by ブクログ教養として西洋美術史を知っておくことの意義を感じた。古代ギリシア美術から現代アートまで、時代背景も理解しながらの美術史の旅はとても楽しいですよ。
2投稿日: 2017.12.30
powered by ブクログ・美術史とは、世界のエリートの、共通言語である ・美術を知ることは、その国の歴史や文化、価値観を学ぶことでもある ・それぞれの時代の政治、宗教、哲学、風習、価値観などが造形的に形になったものが美術品であり建築 ・美術は感性で見るものではなく理性で読むもの 初心者にもとても読みやすい本です。 丁寧にわかりやすく、興味深い話題を交えて西洋美術史について順を追ってまとめてあります。
0投稿日: 2017.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
週刊ダイヤモンド2017/11月号あたりの広告。 内容紹介 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「美術史を知らずして、世界とは戦えない」 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 西洋美術史家・木村泰司氏がビジネスエリート必須の教養「西洋美術史」をわかりやすく解説。 これ1冊で約2500年分の美術、そして関連する世界史の知識が身につく! 日本人は絵画を「感性」で観るものととらえがちです。 しかし、美術の背景には、各時代の歴史や価値観、文化、そして経済状況が表れています。 つまり、美術を知ることは、世界的な教養を学ぶことでもあるのです。 たとえば、古代の彫像がすべて裸だったのは、その時代の価値観が反映されているからです。 また、有名な建築様式「ゴシック建築」には、当時のフランスの政治的なメッセージが隠されています。 さらに、ルイ14世は絵画を絶対王政の象徴として、 またナポレオンは自身のイメージ戦略にそれを利用しました。 こうした美術の裏側に隠された歴史的な背景を知ることで、 これまで以上に美術が楽しめることはもちろん、 当時の欧米の歴史や価値観、文化など、 グローバルスタンダードの教養も知ることができるのです。 本書では、これら美術の裏側にある歴史的背景について、 約2500年分を1冊に凝縮して解説していきます。 これ1冊で、あなたもグローバルスタンダードの教養を身につけられるはずです。 【もくじ】 はじめに 美術史とは、世界のエリートの「共通言語」である 第1部 「神」中心の価値観はどのように生まれたのか? なぜ、古代の彫像は「裸」だったのか?/ローマ帝国の繁栄と帝国らしい美術の発達/キリスト教社会がやってきた/フランス王家の思惑と新たな「神の家」 第2部 絵画に表れるヨーロッパ都市経済の発展 西洋絵画の古典となった3人の巨匠/都市経済の発展がもたらした芸術のイノベーション/自由の都で咲き誇ったもうひとつのルネサンス/カトリックVSプロテスタントが生み出した新たな宗教美術とは?/オランダ独立と市民に広がった日常の絵画 第3部 フランスが美術大国になれた理由 絶対王政とルイ14世/革命前夜のひとときの享楽/皇帝ナポレオンによるイメージ戦略 第4部 近代社会は、どう文化を変えたのか? 「格差」と「現実」を描く決意/産業革命と文化的後進国イギリスの反撃/産業革命の時代に「田舎」の風景が流行った理由/なぜ印象派は、受け入れられなかったのか?/アメリカン・マネーで開かれた「現代アート」の世界
1投稿日: 2017.11.12
