
総合評価
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powered by ブクログ本当に面白くない。倒叙ミステリーというのは最後にガツンとくるものがあるからいいのではないか。何も無くずっと平坦。そしてすぐ性に頼る所もいけ好かない。コナンのアニメでやっていたら見るかも。私の扉は閉ざされました。
0投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯人が最初から分かっている倒叙ミステリー。 犯人が誰か、どういうトリックなのかという謎は楽しめない代わりに、犯人と探偵役の息詰まる攻防を楽しむ作品です。 伏見亮輔は冷静だし頭も良い。そして碓氷優佳も観察眼鋭く、賢い。二人は同類だと仲間内には思われているが、当の二人には決定的な違いが分かっていて ―― 。 犯人の視点で語られているのでどうしても犯人側に肩入れしてしまいます。だからピンチになるとドキドキします。 扉が閉ざされていることにどんな意味があるのか、本格推理の名に恥じない作品でした。面白かったです。
1投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ面白かった〜〜〜〜!! 最初から犯人のやった事が全部わかった上で、その密室を開けられないようみんなを誘導するお話。 ずっと探偵役の人に確信をつかれそうになって、のらりくらりとかわして、ってやってるから、すごいヒヤヒヤする。 主人公が犯人だから、そっちに感情移入しちゃって、何か言われる度にドキッとしてた。 天才VS天才ってことで、私がその場にいても何も気が付かなさそう。 続編?があるからそっちも読みたい。 文庫化に際して付けられた前日談?的なのも動機が動悸たり得る所以なのかなと思ったから、是非文庫で読んでは欲しい。 動悸が薄いとか言われてる?ぽいけど、個人的には、そんなことないと思う。自分と仲のいい後輩だからこそ、自分の信じてた仲間だからこそ、共通だと思ってた正義に反してのうのうと生きていこうとしていた被害者が許せなかったのかなあと思う。 あと、解説も読みやすかった。結構すきなのでこの人の作品も読みたい。
1投稿日: 2025.09.27
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犯人と探偵役の掛け合いがハラハラドキドキ、こんなに犯人になんとかがんばれ、と思うことあるだろうかと思うほど、探偵役の観察眼が鋭くて犯人の気持ちになってなんとか平静を装おうとしてしまう。なんとなく動悸が弱い気もするが、おもしろかった! ウイスキーは途中であっと思ったけど、メガネは気づけなかったなぁ。
0投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ所謂、倒叙ミステリーなのだが、犯行現場である部屋の扉を口八丁で開けないようにする犯人となんとか開けようとする探偵の会話劇のみで構成されている本。犯人視点で描かれるので非常にドキドキハラハラする。流れが非常に自然で自分もその場にいたらそうするし、そう思うよな〜って。扉を開けるか開けないかだけでここまで面白く書けるのは凄い。
3投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ殺人の動機が薄いかなと思った。 あと、優佳が人を殺した人を好きになるサイコパスさが怖かった。 でも、犯人と優佳の言い合いが考えられすぎてて面白かった。
0投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ倒叙ミステリ。 主人公(犯人)と探偵の女性の両方が切れ者で、 ノンストレスで一気読みできる。 密室殺人であるということを 主人公が1推理する人間として あの手この手で肯定しようとする姿が印象的。
0投稿日: 2025.06.08
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よくあるミステリの、どうして密室を作ったのかではなく、どうやって密室を維持するか、という面白いテーマで作られた作品。動機がなかなか明かされないまま、いかにして犯人が密室の中を暴かないようにする攻防戦が面白かった。でも探偵役の子が頭良すぎでは!?ってちょっと思ったけど、これくらいは普通に考えられるのかな。ドナー問題という物凄く繊細なテーマが動機に絡んでいるのにもびっくりした。序盤からたくさんその伏線が散りばめられていて、ああこういうことか、ってなった。面白かった。
0投稿日: 2025.05.26
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主人公である伏見と、探偵役である碓氷の掛け合いが緊張感があった。読者視点からすると、やはり伏見側に立って読んでしまうためジリジリと追い詰められる感じがとてもゾクゾクさせられた。 物語終盤まで、動機やなぜ扉を閉ざしておきたいのか、といった謎が残ったまま進行していき、最後には理由も語られた。 個人的には動機に納得しづらい部分が多かったが、解説の光原百合さんが色々ツッコミ(いちゃもん)をつけてくれたおかげで、ある意味スッキリと腑に落ちた。 とにかく最後まで楽しめた作品だったので、是非周りにもオススメしていきたいと思う。
4投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログ文庫化に際し、最後の章「前夜」が加筆されたとのこと。個人的にはすでに明かされた内容であったので蛇足に感じましたがあとがきによるとその辺り読み取れなかったとの意見が多かったようです。 加害者が正しいとも思わないけれど被害者に対しては全く同情できなかったですね。
0投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ初めに犯行シーンから描かれる倒叙ミステリ。 犯人を追い詰める探偵役との熱戦! 展開が早く、その攻防が面白い。 元々倒叙ミステリが好きなので最高の作品だった。 犯人が追い詰められてドキドキ 論理で攻める鋭い推理にワクワク 自分は犯人と探偵、どちらを応援しているのか分からなくなった。 また、探偵役以外のメンバーも個性豊かで たまに推理にも関わってくるところが良い。 犯人は初めから分かっているが その動機など分からない部分は他にもある。 そこを推理しながら読み進めるのは楽しかった。 しかし、最終的に納得の部分とやや入り込みきれない部分も。 犯人と探偵。 この2人の関係性は新しい。 続作にも期待。
1投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログほんタメで絶賛されていたミステリ『扉は閉ざされたまま』。ほぼ一気読み! 大学時代のサークルの同窓会、約半日、高級宿で起こる、ある意味クローズドサークル。 部屋から出てこない友人をめぐり、ただ寝てるだけ?それとも事故?などなど、お話は犯人の思惑の範疇ですすむ、倒叙ミステリ! 天才犯人VS天才探偵の会話劇。警察も登場しません。 なぜって、事件が起きていること自体みんな気づいていないから。なので犯人、探偵も本人達しか気づいていない!ヒリヒリする! 理系の天才設定ではないので、読者が理解できるのが◎。 確かに、扉を壊して部屋に入るって、実際難しいよね。常識をしっかり落とし込んでいる点と正義感が入り組んだストーリー(ボヤっとしてて、すみません、ぜひ読んで)。 6人と登場人物の個性がしっかり出ていて読みやすい作品です。不思議な読後感、犯人より探偵役の優佳の方が怖っ!て感じちゃいました。 個人的には城塚翡翠ちゃんみたい!容姿も美人で、ちょいちょい色気を出すとこなんかね。 テヘペロ!
22投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログ扉を如何にして開けさせないか、その理由に得心した。素晴らしい作品。論理的に追い詰める探偵役に緻密に計算された犯罪が綻ばされていく展開は明快で面白い。心理戦や色恋における駆け引きも◎。
67投稿日: 2025.05.05
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面白かった! 倒叙もので会話劇。 実際の現場も遺体も不明なまま、会話と状況だけで犯人を解明していく。薄皮を剥がすように、些細な不合理を一枚一枚嘘を剥がして真相に近づかれてしまう面白さ。 ただ動機がなぁ。
2投稿日: 2025.05.02
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ほぼ初めて石持氏の作品を読了。 限られた環境の中での倒叙ミステリーで、発見を遅らせたかった理由や殺害動機など、明らかになった内容はしっかり伏線が効かされていて良かったと思う。 他のレビューでもあったが探偵役:碓氷優佳の魅力があまり伝わってこなかった。一方で最後に真犯人と交わしたやりとりなどから彼女の人間性が続編ではどう語られ、繋がっているのか興味を引く終わり方であった。
4投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログるほどな。だから時間を気にしてたんだ。 完全に冷徹になれない主人公なのかな。 愛する人が殺人の犯人でもいいのかとも思ったけど、このキャラクター設定ならきっとそれもあり。 最後ちゃんと手袋を外したのか。それだけ気になったけど, きっと平気なんだろう。 ずっとハラハラしていた。 殺人をしたんだから早く見つけてみんな!という気持ちと 無意識に主人公を応援するというか,見つかってしまう!という気持ちが 混在していてあっという間に読めた。
1投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ碓氷優佳シリーズ一作目。 倒叙トリック作品で、犯行描写から物語が始まります。 読み進めながら、小さな疑問や違和感はあったものの 動機には一切、気づくことができず悔しい反面 面白かった!と思える作品でした。 探偵役の碓氷優佳と犯人の会話はハラハラしながら読みました。 賢い二人の心理戦はかなり楽しめます。 動機は一見、そんな理由で…とは思いましたが そういうことが殺人動機になるほど正義感の強い犯人だった、 と思える描写がたくさんあったので納得です。
1投稿日: 2025.04.08
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星3.4 犯人主観で進む推理ミステリ。 犯人が徐々に追い詰められていくというより、ほぼ完全犯罪が完成するところまでいってからの、一気に解決編へ続く構成。 終盤、一気に追い詰められていく対話劇がとても面白かった。 また登場人物たちが魅力的。 犯行動機が弱く(というか、そんなことで殺人までしてしまうか?と)感じられたが、そこも計算通りなのか、エピローグの章で動機に納得させられた。 強い説得力と、哀しさが相まったエピローグが読後感を心地よくさせてくれた。
1投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログ豪華な洋館で起こる密室殺人、理系で頭脳明晰な犯人と探偵という好みの設定だったが、倒叙物ということでながーい解決編を犯人視点でみているようで息苦しかった。揚げ足取りが続くようで会話が好みではないかもと思いながら読み始めたが、結局一気読みして続きの作品まで読みたくなった。
1投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログサクサク読める 解説まで読んで、動機に腹落ちする とはいえ、優佳の態度がどっちなのかわからずわからんといったところ。シリーズがあるとのことなので、読んでいくうちに人間性がわかってくるのかしら。
1投稿日: 2025.03.23
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動機だけが分からないまま進むミステリー。 推理を終えた優佳の方が伏見の動機よりも断然怖い。 読み終わって振り返ると いろんな伏線が張られていたと気づくのに 読んでいる最中は全然気づけなかった。 天才vs天才のミステリー小説として 紹介されているのを見て買ったけど 果たして天才は本当に二人いたのか… いつバレるか、どうバレるか、どんな結末か、 いろいろ考えながら読み進めるのは楽しかった。
1投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログややっ!! 石持浅海さんは初読みの作家さんですが、たいへんおもしろくてびっくり。倒叙ミステリ、心理戦がたまらなかった!解説を読むと、動機に関しての「いちゃもん」があるようですが、全然問題ない。不自然で辻褄合わせのような苦しい展開もなくあっちゅうまに読んじゃった。
8投稿日: 2025.03.02
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おもしろかった! 犯人目線の物語はドキドキハラハラするから正直好きじゃない(なんでそんな人間がミステリー好きでよく読んでるのかというのは置いておいて)。 だって物語であるからには謎解きのターンが絶対にあるはず。ということは犯人は追い詰められるというわけで…主人公がそんな立場に追いやられるの見てられへんと思ってた。 けど! これはほんまにおもしろかった。 もちろん私が考えてた通り犯人である主人公の伏見の犯罪は学生時代に惹かれあった、超絶頭のキレる女性、優佳によって暴かれることになる。けど終わり方がまさかの。なんなら優佳が伏見を助けるという…かと言ってそれがお互いにとって幸せな結末なのかどうかは分からんけど。いや、優佳にとっては幸せなのかも。そうまでして手に入れたかった伏見を一生離さないような状況になれたわけで。こんなことでも無ければ多分一生ふたりは恋愛という意味で混じり合わんかったと思うから。 動機についてそんなことで?と思う読者も結構いるみたいやけど私にとってはドナーとして臓器提供させたくなかったという理由はそれほど受け入れ難いことではなかったかな。 もちろん共感はせえへん、私ならそんなことで人を殺すほどの考えには至らんから。 けどおそろしく頭のキレる伏見にとって事故に見せかけて殺すということは実現不可能ではなく。そして彼が冷静やけど熱い人間であり。なおかつドナー登録しているだけでなくたまたま実際ドナーになった。その経験ってしてみないと分からないことで、そこで己の価値観が大きく変わるということは有り得ると思う。 実際私も全くベクトルは違うけど妊娠出産子育てとか、出産で初めて自分が物理的に死ぬかもと思ったこととかとにかく色んな初めての経験でやってみないと分からないことがあることを実感したばかりなので。 とにかく優佳の推理が鮮やかで見事やった。 殺人を犯したあとの伏見と仲間たちとの和やかな時間はもうただただこちらまでハラハラさせられた。おもしろかった。
2投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
倒叙ミステリで動機と遺体発見を引き延ばす理由がわからないまま進み、その2つが判明していく部分と、行動や会話で場をコントロールしようとする伏見と違和感を繋ぎ合わせて推理していく優佳のやり取りが良かった。 犯人視点なので、優佳の行動にそわそわしながら読みました。 動機は“冷静で熱い“という伏見の設定があるからこそ腑に落ちませんでした。 検査をすり抜けて悪影響が出る可能性はどのくらいあるんだろう、患者が臓器提供を切望してるって実感したのに可能性を潰してしまうのかと思いました。 優佳が伏見に執着してることも理解できませんでしたが、こっちは理解できない感じも、探偵役側が倫理観壊れてるのも面白いかなと思いました。 今回の作品では優佳の性格が掴みきれなかったのでシリーズの次の作品も読んでみたいです。
1投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ倒叙ミステリー。犯人の『伏見亮輔』と探偵役である『碓氷優佳』の攻防戦がおもしろかった。伏見はなぜ殺人を犯したのか・・・そして、部屋を開けさせないようにしたのはなぜか。優佳の推理からその理由がわかり、すっきりした気持ちにはなれなかった。そして、この二人は今後どうなっていくのだろうと続編も読みたいと思った。
8投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ犯人目線で語られる物語。 私的にはホントに面白かった。 部屋を密室にするものの死体を隠すわけでもなく、ただただ死体の発見を遅らせようとする理由がわからず、ページをめくる手が止まらなかった。 ただ理由が分かった時、犯人の殺人にまで至る理由があまり納得いかなかったかな…。 殺人を事故死に見せかけるための完全犯罪を目論む犯人と、それを少しずつ追い詰めて行く優佳。 そのやりとりの過程が面白くて一気読み! この作者は初めてでしたが、他の作品も絶対読みたいと思った!
2投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログちょっと主人公たちのキャラがキザっぽいところや、無理がある部分も感じたが、良くまとまってるしスルスル読めた。
1投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログうーん、、人間の言動なんて突発的なものや理由づけできない無意味なものが混在して然るべきだと思うんだけど、全ての事象が論理的に説明づけできてしまうことに違和感があった。 家族でも他者の心情なんて全てわかるわけではないのに、この人ならこの場面でこういう言動をするはずといった決めつけで押し進んでいく感じがちょっと強引に感じた。 それに、理性的なはずの犯人の動機に共感性が薄くて、理詰めでたどり着く結末としては少々強引さを感じましたね。 今まで読んだことないタイプのミステリーで話の展開はまあまあおもしろかったんだけど、友人間の何気ない会話や行動全てを深読みして考察する探偵役の女がどうしても好きになれなかったし、違和感の残る作品でした。
3投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログあの少ない材料から導き出せる頭脳に完敗。同じシリーズもあるということでみてみたいなあ、大きな動きはないのに読みやすい作品だった。
1投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ圧倒された。倒叙ミステリの面白さは先の読めない展開にどう持っていくか? だがそれが全て詰まっている。 ペンション、同窓会の旧友七人、殺人者。これだけでもうワクワクするのだが、そこから一歩踏み込んで迎える犯人と優佳の対決には痺れたし、カタルシスをぐっと抑えた演出も素晴らしかった。面白い。
3投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ犯人視点から物語が語っている為 普段のミステリーとはまた別の緊張感が 探偵役が次々と事件を言い当てる所が ハラハラドキドキが止まりません! この探偵役はもしかしたら全ミステリー小説に 出てくる探偵役の中でも1番賢いかもです。 会話のみで犯人に辿り着くのは賢過ぎます! 全体的に凄く面白かったですが、犯人の動機が意味わからないです。 ただ言えることは私は石持浅海先生の大ファンです。
1投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログ犯人視点で描写される倒叙ミステリーで、犯人や殺人の行程は序盤で明かされるけどホワイダニットや「探偵役がどの場面で違和感に気づいたか」を推理するのが楽しかった。だけど犯行動機がなぁ…心情は分からなくもないけど「殺人を犯してまでなのか?」というのが強すぎて…
5投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
動機が気になったからグイグイと。 だけど、そんなら説得して臓器提供カード破棄させらよくないか? 普通にそれなら破棄するんじゃないか? ということが気になりすぎた。 そんなに用意周到に殺人するくらいなら、その頭脳明晰さと殺人への熱意でなんとか説得する方がよほど簡単ではなかろうか。 と、どうしても思ってしまうし、人として自然にそっちに行くっしょ、とどうやっても思ってしまうので、わたしはこの物語を読む人失格だった。笑 買春する人の臓器提供のリスクを話した上で買春したいなら臓器提供やめたらいいだけのこと。 全世界にそれを宣言してるわけじゃあるまいし、それをやめたところでなんのデメリットもないと思うし、なんなら隠しておけばいい。 ゆかちゃん頭良すぎでわたし的にこの物語は、完全犯罪になって欲しかったからイラッとした。笑 でもあなた、冷たい人間だからって、殺人犯が彼氏でいいんか。笑 しかもそんな脅しで繋がってる人と、人生で1番親密な人間関係築いていいんか。笑 しかも動機よ…。その頭脳で説得しろよってならんのかーい。 冷たい人間だから?? 頭良すぎて同レベルの男が伏見しかいないから? んなわけあるかーい。 頭いいイケメンなら他にもいるわーい。 ただ、最後に伏見がゆかちゃんのおかげでメガネ移動させることに気付いて遂行できたのは、よかったねと思った。 一応表向きは完全犯罪になったんだろうから。 わたし的にこの話は完全犯罪であって欲しかったのでそこは満足。 でもやっぱ最初の最初に、臓器提供カードを破棄させなさい。に尽きてしまう。 最後の感じだと、多分できなかったんだろうけど。(そうしないと話が成り立たない訳で…感想の最初に戻る♾️)
2投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログうーん、期待値が高すぎたのもあるけど… 解説の通りですね。殺人方法も解決の仕方も全部違和感なく納得出来る形で進んでいましたが、どうしても殺人動機だけはしっくりこなかった。しかも終わり方もモヤッとした。 ただ、このあと2人がどうなるかは気になるので、また続きはいつか読みたいとは思う。
4投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の伏見が後輩をペンションの部屋で溺死させるシーンから始まる倒叙ミステリー。大学時代の同窓会のメンバーを、後輩の死が睡眠薬による風呂場での溺死事故であると誘導していく。しかし、メンバーの1人である優佳は観察眼が鋭く、真相を見破ろうとしてくる。事故死に誘導できるか、真相を見破られるか、伏見vs優佳の天才対決。 メタ的に最後は優佳にすべて見破られるとは思っていたが、2人だけの秘密にして表向きには事故死で片付けたのが個人的に好み。メガネを風呂場に置いていないことや、ウィスキーを窓のそばに置いたミスは途中で気付けた。伏見がやたら死んでからの時間を気にするとは思っていたが、臓器提供と結び付けるまではいかず。解説やレビューでも触れられていたが、動機が薄いのは少し引っかかった。 優佳のシリーズは続くみたいなので、2人の関係はどうなっていくのか楽しみ。
2投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ一般的には多くの人はこう考えるだろうという論理的思考は頭が良ければ可能です。でも自分を深く知っている人にはさらに裏を読まれる可能性があります。身近な人物ほど最大の敵かも知れませんよ。
1投稿日: 2024.09.02
powered by ブクログ星4はつけすぎかなと思ったけど、やっぱり面白くて一気読みしちゃったので。 倒叙ものミステリー。主人公の伏見が泊まりの同窓会で後輩を殺害するところから始まる。 明らかに計画的に殺人をする伏見。そして、死体の発見を遅らせるために部屋のドアに鍵をつける。 主人公の伏見と探偵役の碓氷優佳による会話劇。何か違和感に気付いてドアを開けようとする碓氷と、ドアを開けさせたくない伏見との攻防にはらはらする。 そして、なぜ伏見はドアを開けさせたくないのか。(死体を見つけさせたくない、とかではなくあくまで遅らせたい) 動機については、まぁ自分が殺したと悟られないならする人はいそうだな〜もっとくだらない理由で人を殺す人はいっぱいいるだろうし……と思った。でもその部分が賛否分かれるところなのかもり
1投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログ滅多に読まない推理小説を読んでみた。最初に犯人と犯行方法がわかって、徐々に綻びが見えてきて捕まっちゃうタイプの話。 動機に疑問。あるかなぁ。 ちょっと理解できなかった。
17投稿日: 2024.08.26
powered by ブクログ解説にもあるように、本当にこんなことで人を殺すのか?そしていくら頭脳明晰だからってこんなにも完璧に推理ができるのか? 理路整然とそうあるべきという感じでぐいぐい先を読みたい感覚に陥られせるのは本当に大した能力。だからこそ逆に、殺害動機と素人がこんなにも理路整然と、ストーリー上は(いや、それも作者の意図だったかもしれない、) あっさりと淀みなく解決してみせたことに対する違和感が大きく、読み耽った後に来たモヤモヤ感…
1投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログこの所ミステリ好いています。 今回は、YouTubeチャンネル「ほんタメ」で知った「扉は閉ざされたまま」を。 天才vs天才の倒叙ミステリなんて面白そう、と印象に残っていました。 かつて大学の軽音サークルに所属していた六人(とその妹)の同窓会。 会場となった成城にあるペンションの一室で、密室殺人が起こる。 しかし、扉は閉ざされたままなので、部屋で実際に何が起きているのかは、参加者のほとんどは分からない。 犯人の伏見亮輔と探偵役の碓氷優佳を除いては。 二人の頭脳戦の行方は如何に!? 犯人につい肩入れして、ハラハラし通しでした(倒叙ミステリあるある)。 探偵側に出しゃばらないでよ〜〜と理不尽にもイライラしたりして。 総じてとても面白かったです。 解説にて、犯人の動機について、不自然云々一部で批判があったと知りました。 個人的には、伏見が密室を作りたかった理由がそこにあったのか、と、単純に驚きを持って受け止めちゃいました。 伏見と碓氷はその後一体どうなったのか。 本編では明確には描かれていませんが、何と続編があるということで(びっくり)。 これは気になってしまうなぁ。
1投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3.9 倒叙ミステリってほんとに読みやすい。 これもそのうちの一つ。 ただ犯人はわかっても、その動機と、なぜ扉を閉ざされたままにしたいのか?が明かされず、大きなキーになっている。 その2つの謎のがまさかの同じ要因によるものだったとわかったときはすげえええって思った。 ぼくも新山と同じくらい目が悪い。でもホテルに泊まるときにメガネをかけずに風呂に入りにいくこともある。 だからどうってわけでもないけど。ドヤ顔で優佳にそう言ってみたかった。
1投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログ面白い! とにかく探偵が冴えすぎてて圧倒。 犯人がわかってるからこその楽しみ方がある。 完璧に見える密室もよく考えるとミスが多く 自分が責められているかのようなハラハラ感がある。
34投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログ2006年このミス第二位。 倒叙ミステリー。開かない扉を巡っての犯人と探偵役の頭脳戦と心理戦が楽しい! 石持さんのミステリというか作品はやっぱりお洒落だから好き。洒落てるの定義は読み手の感覚というか好みなので何とも言えませんが私はツボです。
3投稿日: 2024.06.21
powered by ブクログ会話だけで推理が展開していく、これぞ小説の醍醐味。よーく考えながら読めば、自分にも同じ推理ができたのかな? あー!あの時のあの人のセリフ読み飛ばしてたー!と、参加者として楽しめる本だった。 そんなことが動機になるのかなとも思うけど、でも身体を大事にしよう、という尊さも味わった。
2投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログ今年読んだ中で1番面白かったです。個人的に倒錯ミステリー史上トップかもしれない。 最高にシリアスな天才達の心理戦が味わえます。 主人公と探偵のキャラが非常に魅力的な点も高評価です。(理系や院生の方なら尚更感情移入できるかと!) この探偵シリーズ読んでみようと思います。 余談ですが、この本を読んだあと人を◯してしてしまった悪夢を何日も見てしまいました。
7投稿日: 2024.06.17
powered by ブクログ好き!!! 初めから犯人分かっていてある意味安心して読めるところもあるけれど、天才同士の攻防って感じがとても良かった、、 確かに動機は弱いのかもだけど、当人にとっては真っ当な動機に違いないだろうし、こんな綺麗に展開する、、? 文を読んでて淡々と進んでるような気がするのに私が犯人の気持ちになって心臓バクバク。 同じレベルの天才同士だからジャンルは違えどここまでの攻防戦が続いたんだろうな。 続きも読もうと思います!!
2投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
碓氷優佳シリーズ始めの物語。 大学の同窓会旅行。メンバーの一人が部屋から出てこない。応答もない。寝ているのか、あるいは… 犯人が目論んだ密室殺人。目的は? 姉に同行してきた碓氷優佳が見つけていくいくつかのカケラ。そこから導き出される推理。 「事件」を解決しない探偵登場。
3投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログ犯人もトリックも先にわかっていての、犯人と探偵の心理戦。ホワイダニットに属すると思うのだけれど動機が少し弱かったな。扉を開けさせるための攻防が面白かった。
1投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログ2人の天才が出てくるよ でも女の方がすごすぎて男の方の天才さがあまり際立ってない感じはする、おもろいけどね
1投稿日: 2024.04.22
powered by ブクログ2005年発売の昔の倒叙ミステリー。このミス2位、など高い評価の本作。伏見亮輔と碓氷優佳の知力と心理戦が良かった。天才優佳の勝利…碓氷優佳が登場するらしい倒叙3部作の2作目「君の望む死に方」も読みたいと思った。
5投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログ天才✖️天才頭脳戦ミステリー3選 https://youtu.be/gjcnGNBYEjs?si=3mjDGKOB5eNz9NFB ほんタメでヨビノリたくみさんが紹介していた本
1投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログ動機は最後でというのは、この手の作品ではよくある。謎解き自体にはそこはそんな重要ではないという見方もできそうだけど、今回のは動機の根本が、犯人が手口やそのプロセスにこだわらなければならない理由ともなっているところに重要な意味があって、それがちゃんと伏線となり、謎解きのやり取りになっていく。練られたストーリーじゃなかろうか。 そしてこれは倒叙モノだからよかったのかなとも思う。逆に通常のミステリーだったらどうなったかなぁと想像したときに、誰がミスリードしてるかわからない状況なわけで、そうなると探偵役の大学院生が「犯人」に対して、好意とは別の特別な疑惑を持つことへの違和感が読者に生まれてしまうんじゃないだろうか。そもそも誰が探偵役かも実は決めかねるわけだし。 おもしろい作品だったと思う。
10投稿日: 2024.03.14
powered by ブクログ読みました。 読み応えたっぷりな倒叙ミステリーで、かなり良い作品でした。 犯人目線で描かれる息詰まる頭脳戦は、非常に素晴らしかったです。
2投稿日: 2024.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気読みしてしまった。 いわゆる倒叙ミステリで、犯人もトリックも読者は分かっていながら物語は進んでいく。 頭が切れる犯人・伏見と探偵役・優佳の頭脳戦。ある理由で死体の発見時刻を遅らせたい伏見だが、違和感を汲み取って捜査を進めようとする優佳。ドアを開けるか開けないか、2人の扉1枚を隔てた攻防がたまらない。扉は閉ざされた「まま」なんだよなぁ。 動機に疑問を持つ理由もわかるが、読書初心者の私からすれば許容範囲であり、むしろうまく回収してるなぁと思ってしまうほどだった。人はある程度、自分の正義のためなら行動できる側面もあるというのもわかる。
4投稿日: 2024.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
10年振りくらいに再読。サクサク読めた。 ハッピーエンド(?)なのは、よかった。 ただ、そんなに鍵閉めたことに引っかかるかなぁ。 なんとなく、ドアストッパーかけることあると思うけど。 非合理なことあると、そこを執拗に疑うという点にどうしても違和感を感じてしまう。 ミステリーものはしょうがないんだけどね…
2投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログ久しぶりに読んだ本だったと思う。 犯人はわかってるのに、トリックもわかってるのに、 犯人の狙いだけがわからない そんな不思議を抱えながら読み進められる本でした
4投稿日: 2024.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自身は医療学生として知識があるためか、結末に対して興味深かった。 今回新山の行為、そして検査キットから事が始まっている。でも伏見がみんなに送った検査キットも実は偽陰性で、感染症を患っている人もいたかもしれない。また、検査キットを送った後に他の人も性感染症を患っていたかもしれない。性感染症ではなく、送られた検査キットで可能性がある疾患以外の疾患を患っていたかもしれない。色々な疑問は、読んでる最中に思ったがこれももしかしたら伏見は犯行を行う前に考えていたと思うのかな。 でも答えはきっと分からないからその疑問は、伏見の中では省いてしまったのだろうね。 伏見のその考えは素晴らしいと思ったが、 じゃぁアル中分科会というまで普段アルコール多く摂取している伏見はどうなんだ?と思う。 伏見はアルコールを多く摂取する、新山もアルコールを多く摂取する。この条件はお互い一致しているからいいの?と。 それは普段アルコールを摂取しない人としては、伏見も臓器移植してはいけないと思ってしまう。 煙草も以前吸っていたからといって、その本数にもよるがそれも臓器に良くないのではないか?とかも。 もし仮に伏見が、性行為に積極的だったら新山に対する思いは少し変わったのであろうか。自分も性感染症を患う危険性があるから同じだねって。 この臓器移植のテーマは、献血でも同じような意味をしている。臓器移植意思表示カードを作ってはいないが、献血を普段している人にとっては少しドキッとしてしまう内容ではあるかも。輸血も命に関わることなので。 終盤の最初は新山に対する思いに正義感を感じてしまったが、伏見の表現を冷静で熱い人と描いているのは伏見が思って行ったことは正しいことではなかったという表れのようにも感じる。 でも最初から読んでいるとやはり伏見に気持ちが寄ってしまい、名探偵である碓氷を敵対視してしまう。犯人に加担するのは良くないのかもしれないが、頑張って!って思うほど応援してしまう。 伏見はずっと平然と装っていたつもりだが、きっと優佳は最初から勘づいていたのではないかと思った。平然を作り上げているつもりだが、伏見はずっとその自分の顔を見ていたわけではない(犯行したときは見ていたが)。優佳は最初から伏見に元気なさそうと言っていたため、話し合いをしていたあのときの伏見の表情から、優佳には伏見は何か隠していると分かっていたかもしれない。 優佳からしたら、いつも冷静で熱い人が時間内に来ない新山にどうしてそんなに遠ざけるような言葉を言うのかと思い、最初から伏見に近づいてはいたものの警戒姿勢を取っていたんだろう。伏見の性格を知っているからこそ。
1投稿日: 2024.02.17
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終盤までは、被害者である新山の状況をみんなで考えながら、「まだ無理やり扉を開けるほどではない」という結論を繰り返すだけで少し退屈だったが、終盤での優佳との対峙のシーンが怒涛の展開で面白かった。 なぜ主人公が発見を遅らせたかったのか、死体の状態が悪くなることで犯人特定させないため?と思い込んでいたが、明確な理由があったことに驚いた。 さりげない伏線も読み返して納得。 最後の優佳の強かさも感嘆した。彼女には勝てないと痛感した。(天才すぎるなという違和感はある) 推理小説では死体が見つかるときにドアを蹴破るシーンなどあるが、現実ではこれぐらい慎重になるよね、というリアル感が面白かった。
4投稿日: 2024.02.14
powered by ブクログ倒叙ミステリーの傑作。 主人公が行った完璧とも思われる犯行を、探偵役が見事に解き明かしていく。探偵役の推理は実に腑に落ちるもので、これぞ本格派といえる作品であった。 また、犯人が扉を閉ざし続けた理由が分かった瞬間、モヤモヤしていたものが一気に晴れる感覚を味わえた。 風呂敷の畳み方が綺麗な良作であった。
3投稿日: 2024.01.24
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タイトルにある通り殺した友人がいる扉は閉ざされたまま、殺人を起こしたことをバレないようにする伏見と、会話の中の少しの異変に気づいて扉を開けようとする優花との間での静かな推理思考攻防戦。最終的にどうなったのか気になるところで終わりますが、推理のやり取り過程を楽しめた。
2投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ通常のミステリーだと、犯罪が起きてから推理が行われる。本作は、密室のまま、犯罪が起きているか不確定で推理を始めてしまうのが特徴だ。通常のミステリーとは異なる展開に衝撃を受けた。
2投稿日: 2024.01.07
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本タメのたくみさんのオススメから読んだ。会話劇だけで1冊を終えるという設定は好きだった。もう少し凝った動機と頭脳戦であればより楽しめたかなあ。
2投稿日: 2024.01.02
powered by ブクログ大学の同窓会でペンションに集まった男女7人。伏見はその晩後輩の新山を彼の部屋で殺害し、扉を閉ざした。緻密な完全犯罪のはずだったが・・・。 犯人は最初からわかっている倒叙スタイルの本格ミステリ。探偵と犯人との論理合戦が醍醐味。言葉尻やささいな会話を読み逃してると、置いてけぼりを食らってしまう。薄い本の割には読み進めるのに時間がかかった。動機はありえないが、終わり方はあざやか。 週刊文春ミステリーベスト10 5位 このミステリーがすごい! 2位 本格ミステリ・ベスト10 2位 SRの会ミステリーベスト10 1位 《碓氷優佳シリーズ》 1.扉は閉ざされたまま 2.君の望む死に方 3.彼女が追ってくる 4.わたしたちが少女と呼ばれていた頃 5.賛美せよ、と成功は言った 6.君が護りたい人は
12投稿日: 2023.10.30
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もうちょい高度な頭脳戦が見たかった。 探偵は天才なのだが、犯人は秀才止まりなので、攻防戦というより防戦一方という印象だった。 犯人には焦りがあるが、探偵は余裕さえ感じる。 扉は閉ざされたまま、にする理由が分からないまま話が進んでいくのだが、それが少しモヤっとする。 読み進めていくと、理由=オチだと気づくのだが、その理由が納得、又は衝撃的な事なら結果的に腑に落ちたんだろうが、その理由が少し弱い。 悪くないんだけど、なんか弱い。 理由自体は意外性あるものなんだけれど。 タイトルは秀逸。
3投稿日: 2023.10.06
powered by ブクログ閉ざされた扉の前で繰り広げられる頭脳戦がスピード感に溢れてて、一気読みしました。 自分の目の前で二人がやり合っているかのような感覚で、この後どうなるのか固唾を飲んで見届けた気持ちになりました。 最初から若干匂わせてた主人公の感情面が、最後こんなカタチで締めくくられるとは予想外でした。
2投稿日: 2023.09.27
powered by ブクログ頭脳明晰な探偵役との心理戦が繰り広げられていきます。 犯人視点で物語が進みますが、少しずつ追い詰められていくとハラハラしてしまいます。 なかなか楽しめました。
2投稿日: 2023.09.09
powered by ブクログオーディオブックだったけれど、登場人物はそれほど多くないし部屋割り複雑じゃないし、聴くのに特に問題がなかったので良かった。 大学の卒業以来、初めて開かれた同窓会で事件が起こるのだけれど、倒叙ミステリなので、探偵役は誰なのか、どのように明かされて行くのか、そもそもどう着地するのか、一体なぜこんなことをしたのか…など、先が気になって一気に進みたくなってしまう内容でした。 シリーズものの一作目なのは読み終えてから知りました。倒叙3部作の1作目でもあるらしい。 これは他のもの読まねばですね。
23投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログ古畑任三郎でおなじみの倒叙ミステリで冒頭で犯行の様子が描写され犯人視点で物語が進んでいきます。 犯人である伏見vsかつて伏見が本気で愛した女性優佳の頭脳戦はドキドキハラハラでとっても面白かったです。 基本的に会話劇で進んでいくのでとても読みやすかったです。
3投稿日: 2023.08.31
powered by ブクログ臓器提供をする人間としての責務は果たしているのか。提供する側は選べる側の人間でもあるが、果してそれは正しいのか。
1投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログ倒叙ミステリーの最高傑作と何かで読んだので探し求めて購読。 確かに面白いし、ドキドキハラハラもするのだが、どちらかというと心理戦で崩され暴かれ追い込まれといったような畳み込まれるような窮屈さが全開になるほどではなかった。 その心理戦も倫理というテーマが主にあり、その倫理観を崩すか崩さないかの駆け引きがメインで、犯罪そのもの罪そのものはあって無いような軽さを感じてしまった。動機に至っても倫理観からくるものであり、伏見本人が頑なで厳格な様を貫く為の比較対象としての犯行だと感じる。ある意味では自慰行為に近い。 もっと深層的なものを探してしまっていたため深みを感じられなかった。
42投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ動機が不明瞭なまま進む倒叙ミステリー なんでこの行動を起こしたか? 扉を開けさせないよう仕向ける意図は? 推理は理詰めでやり取りがスマート 面白い! 日常生活なら、応答がなかってもドアを破壊してまで開けようとしないわな?修理費かかるし 最近ミステリー脳になってきたので、目からうろこ 暴かれる動機で犯人を憎めなくなる …が人を殺めるのはよくないです
55投稿日: 2023.07.14
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めちゃくちゃおもしろかったので、休日に一気読み。 伏線回収系の中でも、かなり緻密な伏線が散りばめられていておもしろかった。最後にまとめて回収するのも好きだけど、途中途中で拾っていく展開も飽きなくて良いなと思った。 優佳と伏見の攻防戦が見事だった。 最後まで読むと、優佳がなかなかトドメを刺ささずに伏見を泳がせておいたのに少し違和感があるが、それを楽しむくらいの冷淡さを持つ人物だと思うと納得できる。 最後に伏見の不完全な犯罪を優佳が完成させるというストーリーも感服だった。
9投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログふと思ったのは○○はダメで○○は良いの? と。 でも○○ならあれだけど○○ならそれ以外は○○だもんね。 後、そういう時にそういう論議はするのだろうか。 そんな事言ってたら、ミステリーは書けなくなるよね。 私はそれに関して何も考えてないなぁ。 ○○出来る○○にしとかないとな。
2投稿日: 2023.06.29
powered by ブクログ途中から推理者側に主人公が移るかと思っていたが最後まで犯人が主人公だった。犯人側に感情移入してしまい、推理を展開されている時は犯人と一緒にドキドキしてしまい面白かった。 もう少し続きを読みたいと思いった。
3投稿日: 2023.06.28
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久々に集まった大学時代の仲間達との同窓会で起こった事件。 伏見や、他のなかまたちの言葉、態度から伏見を着々と追い込んでいく優佳は鋭い。 しかし…。 ドアが高価だから打ち破れない、とか窓から入ると警報が鳴り響いて近所迷惑だ、とかいう理由で、人の命が関わってるんだからそうは言ってられないのでは?などという細かい部分が気になってしまった(最終的には、窓をぶち破って中に入るのだけれど)。
6投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログ友人が本当に大変な状況と心配するなら、あれこれ議論なんかせず、どんなことをしてでも部屋に入るかなぁ頭で考えるより行動するのが普通かな? それより冷静装ってよう話すなぁ~伏見 このミステリーがすごいというか、、、理屈くさっ
10投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ犯人の視点で物語が進むのが斬新でした。 実際に扉の向こう側では何が起きてるのか分からない状況で、犯人は犯行時刻の発覚を遅らせようとして、探偵はどうにか扉を開けようと試行錯誤していく駆け引きが非常に面白かったです。 個人的には全体的に少し物足りなく感じましたが、活字慣れしてない友人などに「お勧めの本は?」と聞かれたら、この本を教えてあげようかなーって思うくらい読みやすいです。 続編もあるみたいなので気が向いたら読んでみようと思います。
5投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログ密室殺人を行った犯人が主人公。 扉を開けさせまいとする主人公と、違和感を感じ扉を開けようとする女性と、その他の友人達。 普通の会話の水面下で行われる攻防は読んでてすごく面白かった、あとヒロイン?への恐れと魅力がすごい。
5投稿日: 2023.04.15
powered by ブクログ綺麗すぎるとは思いつつも、ドアストッパーの件など理詰めですとんと腑に落ちる感じが、やはり美しい。 理知的な議論なのに、置いていかれることなく一緒に進んでいけるのは、何故なんだろう。 殺人が起きているし、動機も許されるものではありませんが、非常に美しいと思った作品でした。
5投稿日: 2023.04.09
powered by ブクログ石持浅海の連作ミステリ作品『扉は閉ざされたまま(英題:THE DOOR IS STILL CLOSED)』を読みました。 刑事コロンボ・シリーズ、福家警部補シリーズに続き、倒叙形式のミステリ作品です… 石持浅海の作品は、10年以上前に読んだ『月の扉』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。 “あそこなら完璧な密室をつくることができる…” 伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。 自殺説も浮上し、犯行は成功したかにみえた。 しかし、碓氷優佳だけは疑問を抱く。 開かない扉を前に、息詰まる頭脳戦が始まった…。 ----------------------- 2005年(平成17年)に刊行された碓氷優佳を探偵役とする碓氷優佳シリーズの第1作です… 石持浅海の「倒叙三部作」の1作目にもあたる作品、、、 2008年(平成20年)に黒木メイサと中村俊介の主演でWOWOWでテレビドラマ化されているようですね。 ■序章 扉は閉ざされたまま ■第一章 同窓会 ■第二章 談笑 ■第三章 不審 ■第四章 対話 ■終章 扉は開かれた ■前夜 ■解説 語りたい、論じたいミステリ 光原百合 大学時代、軽音楽部に所属していた酒好きの仲間が作った有志「アル中分科会」の同窓会… 成城の高級ペンションに7人の旧友が集まった、、、 「あそこなら完璧な密室をつくることができる―」 当日、伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山和宏を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした… 何かの事故か? 部屋の外で安否を気遣う友人たち。 自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた… しかし、参加者のひとり碓氷優佳だけは疑問を抱く、、、 緻密な偽装工作の齟齬をひとつひとつ解いていく優佳… 開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった……。 2006年版の本格ミステリ大賞で最終候補作に残り、このミステリーがすごい!及び本格ミステリベスト10ではともに第2位に、週刊文春ミステリーベスト10では第5位にランクインした作品だそうですが… その評価通りの面白い作品でした、、、 伏見亮輔が新山和宏を殺害し、彼はある理由から遺体発見を遅らせるために、ごく自然な理由を並べ立て、扉を開けさせまいとすのですが、同宿した仲間のうち碓氷優佳だけが部屋の様子を不審に思い、鋭利な推理で伏見を徐々に追い詰めていく… 二人の息詰まる頭脳戦が繰り広げられる展開が愉しめましたね。 終盤になって明らかになる、殺害の動機や遺体発見を遅らせたかった理由が意外なことも印象的でした… 伏見と優佳は、これからどうなるのかな? 続篇では、その辺りも扱われるのかな? 気になります、、、 碓氷優佳シリーズの続篇、ぜひぜひ読みたいですね。 以下、主な登場人物です。 碓氷 優佳(うすい ゆか) アル中分科会に入っていた姉に連れられ、皆とも親しくなった。 勘が鋭く、状況を俯瞰し、先を読むことに長けている。 大学院生(博士課程)で、火山学を研究している。 初めはアイドル的存在だったが、頭脳明晰なことが判明し、対等な友人として扱われるようになった。 伏見 亮輔(ふしみ りょうすけ) 医療ベンチャー企業に勤めている。 計画していた新山の殺害を実行し、事故死に見せかける。 過去には優佳に告白されたこともあり、想い合っていたが、恋人関係には発展しなかった。 大倉 礼子(おおくら れいこ) 優佳の姉。旧姓・碓氷。 伏見の一級後輩。 酒が好きというより、酒肴が好きで、学生時代は皆のリクエストに答えて腕を振るった。 石丸 孝平(いしまる こうへい) 伏見の二級後輩。 福岡の大学院へ進み、そのまま研究室の助手になった。 グループ内では最年少。酒には詳しくないが強い。 安東 章吾(あんどう しょうご) 伏見の同級生。人の良さそうな丸顔。今回の同窓会の発起人。 資産家の祖父が遺した成城の一軒家を兄がペンションに改築したが、 体調不良で休業したため、同窓会の場所として提供した。 上田 五月(うえだ さつき) 伏見の一級先輩。グループ内では最年長。 細い顎に細い目、メガネをかけている。 つくばで研究員として働いている。うわばみ。 新山 和宏(にいやま かずひろ) 伏見の一級後輩。礼子と同級生。ウイスキーを愛好する。愛煙家。 故郷・北海道で公務員になった。強度の近視。
1投稿日: 2023.03.18
powered by ブクログ78点:「夜這いに来たんです」 「またそのネタか」 「半分は本気です」 天才vs天才の頭脳戦!という触れ込みだが、最終盤はクレイジーvsクレイジーの頭脳戦!となる。映像化で誰を配役すべきか考えるのが楽しいね!
3投稿日: 2023.02.03
powered by ブクログいわゆるクローズドサークルである。 頭の良い人と頭の回転が良い人の頭脳戦となる。 犯人も犯行もわかっている、コロンボや古畑方式になっている。 文庫で最後に追加された箇所で動機がハッキリするが、微妙。 探偵役がああいう性格で、個人的にはうらやましいと思う。また頭脳戦も理解の範疇なので楽しめました。 内容 久しぶりに開かれる大学の同窓会。成城の高級ペンションに七人の旧友が集まった。(あそこなら完璧な密室をつくることができる―)当日、伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。何かの事故か?部屋の外で安否を気遣う友人たち。自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。しかし、参加者のひとり碓氷優佳だけは疑問を抱く。緻密な偽装工作の齟齬をひとつひとつ解いていく優佳。開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった…。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 石持/浅海 1966年、愛媛県生まれ。光文社の新人発掘企画「カッパ・ワン」への応募作『アイルランドの薔薇』で02年に長編デビュー。03年の長編第二作『月の扉』は「このミステリーがすごい!」をはじめ、様々なミステリー・ランキングで上位に選ばれ、日本推理作家協会賞の候補にもなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
5投稿日: 2023.01.11
powered by ブクログ伏見と優佳2つの天才の頭脳バトル。相手の表情、一つ一つの発言、行動の矛盾のつき方ほんと天才です!そして扉は閉ざされたまま。
3投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ倒叙ミステリーって面白い!新たな発見でした。 同窓会で集まった個性豊かな登場人物たちのやりとり、お酒や食事を楽しむシーンが印象的でした。 伏見と優佳の頭脳戦が見どころで、特に、しばらく黙り込んだ優佳が発言し始めるときは、一体何を言い出すのだろうとドキドキでした。
21投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
言われて気付きました。たしかになぜここまで死体を発見されたくないのか。。。 優佳vs伏見、当時付き合っていたら変わっていたかもしれない関係性(きっと伏見さんは私が好きなイケメンのはずっ!笑)動機もてっきり優佳がらみかと思ってました(反省)
5投稿日: 2022.10.29
powered by ブクログおそらく初倒叙ミステリ。 犯人がわかっている状態で読むミステリも悪くない! 主人公に感情移入してしまうタイプなので、犯人がだんだんおいつめられていく感を楽しめました。 動機だけが最後までわからないのですが、何も殺すことはないんじゃないかな〜というのが正直な感想です笑
4投稿日: 2022.10.17
powered by ブクログ死体の発見を遅らせたいという犯人側の目的のためにラストまで、犯人vs天才の掛け合いが繰り広げられるが、なぜ発見を遅らせたいのかクライマックスまで明かされないので、目的の見えない展開の連続が苦痛だった。 論理に無理やり感のある展開が後ろにいくにつれて増え、本作の天才キャラに対しても疑問がでてきたし、せっかく明かされた犯人の動機がかなり納得しづらく次作を読む気になれなかった。
6投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思いもかけず、半日程度で読み終えてしまった。 久々の倒叙ミステリー。 じりじりする犯人目線での追い込まれて行く感じ、詰んだ時の崩れ落ちるかの様な脱力感。 探偵との頭脳戦、存分に楽しめました。(この探偵は怖過ぎですが・・・) 続編も有るみたいですので、また本屋さんへ行かねば、ですね。
23投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログ完璧だと思われたトリック、しかし仲間の中に1人の天才が潜んでいた。 主人公の犯人目線で犯行の描写や状況が語られ、完全犯罪へのシナリオを着々と進める中、探偵役のヒロインが立ちはだかり、ジワジワと主人公を追い詰めていく。 探偵役の目線でなく、犯人側の視点から事件が語られるところが面白い。後半、主人公が追い詰められながら諦めの境地に至るまでの心理描写が秀逸。
5投稿日: 2022.08.18
powered by ブクログ倒叙ミステリー 題名の通り、いかにして殺害現場である部屋への侵入を先へ先へ延ばすことが出来るかというちょっと一風変わった推理小説 ページ数も300頁と割りとサクッと読める 推理解決編は少々こじつけに近い部分もあるが内容全体は面白い また死体発見を先延ばしにさせる理由もしっかり言及されており、なるほどなと納得させられた 殺害動機を分かるとあー...というやるせない感じ 人それぞれの正義があるんだなぁと 扉が開いたあとの描写もあればなお面白かったのだろうけど、あえてあそこでバスっと終わるっていうのもオツだなと感じた
3投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログメルカリで他に読みたい本と一緒になっていたので購入し、読みました☺︎←こんな本が多い中でも、帯の「同窓会で出会ったら殺したい人はいますか?」という見出しに吸い寄せられました 犯人目線のバレるか否かのドキドキ感が楽しかったです!…ちょっと心臓に悪かったですが
3投稿日: 2022.06.21
powered by ブクログ2022年5月27日読了。 ・ 大学時代、サークルで仲の良かった伏見亮輔・石丸孝平・新山和宏・安東章吾・上田五月・碓氷礼子の6人は卒業以来はじめての同窓会を開く事になり、当時から交流のあった礼子の妹・優佳を含めた7人が集まった。 安東の兄が、祖父から譲り受けた大豪邸を改造して経営しているペンションに集まり、久々の再会で盛り上がる面々。 そこで伏見は新山を殺害する。 緻密に練られた計画で完璧な密室を作り上げ、誰にもバレず犯行は速やかに行われた…はずだった。 密室に仕上げられた部屋の扉は開かれる事なく、ずっと出てこない新山は疲れて眠っているのだろうと皆は疑いもしていなかった。 ある1人を除いては。 昔から冷静で優れた洞察力を持ち合わせていた碓氷優佳だけが違和感を感じ、探偵然とした態度で謎を解き明かそうとする。 伏見と優佳。 知と知の対決が繰り広げられる。 ・ ・ 初の石持浅海氏の作品。 長いこと積読の山に眠らせてしまっていた。 冒頭でいきなり犯人による殺人の描写が描かれ、犯人目線で物語は進んでいく。 所謂、『倒叙ミステリ』 犯人の分かっている状態で、探偵によって犯行が露見していく過程を楽しめる。 この作風の作品は過去にも何冊か読んできたはずだけど、改めて倒叙ミステリの面白さを気づかせてくれた。 碓氷優佳シリーズをこのまま追いかけて行く予定。 伏見と優佳のその後の関係性はどうなっているのか? 優佳の推理は今後も冴えわたるのか。 次作も楽しみ。
4投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログいやー、倒叙ミステリーおもしろいです。 同窓生との色恋沙汰や、豪邸でお酒を楽しむ雰囲気、それになんといっても伏見と優佳の関係生がおもしろい。優佳が優秀な名探偵役すぎて、犯人と名探偵の掛け合いにハラハラ、ワクワク。そして動機。なぜ扉を開けさせたくないのかの推理については作中でしっかり明言されていたので予測できましたが、ではなぜそれをさせたくないのか?は全く想像もつかない動機でした。この動機がまた…なんともいえない世界観を創り出してくれました。 つい最近見た動画にアンチサイコパスの特徴というのがあり、その特徴というのが・正義のためなら手段を選ばない・自分の行動に後悔しない・常に他人のために行動する(敏感に他人の欲望に反応)と他にもありましたが、まさしくこの犯人だなぁと(全然関係ありませんが)これも一種のサイコパスなのかと興味深かったです。 あとがきにもありましたが、自分の正義(美学)を押し付けられて殺されるなんてたまったもんじゃないです。
33投稿日: 2022.05.21
powered by ブクログ読み終わった後は犯人の動機に対して物足りなさを感じていたが、そもそもこの作品の趣旨を考えると齟齬はなく、むしろ必然的に導き出されるものであった。犯人目線で話を追うためか、徐々に合理的な探偵と対峙する犯人を思わず応援したくなるものの、探偵の鋭い指摘や理詰めが完璧なためお手上げって感じ。「倒叙モノ」は帰納的に事実を積み上げていく(ように見えるので)かなり好きかもしれない。
3投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログ伏見が主人公かと思ったが、優香が主人公であることに驚いた。所謂、倒叙ミステリー。 伏見と優香の2人だけの世界に一縷の憧れを抱く一方で、優香の側で計画を実行した伏見にもどかしさを感じた。久しぶりの再開とはいえ、優香のことを理解しているであろう伏見であれば、彼女に犯行を見破られることも充分想定できていたと思う。 ドナー提供者としての矜持を踏み躙られた直後であったため、彼は自分が思う以上に冷静ではなかったと思うが、、、。いつもの伏見ならばと色々考えさせられる物語だった。
2投稿日: 2022.05.02
powered by ブクログ心理戦にヒリヒリさせられ、謎解きもスッキリできたけど、最後の最後、扉が開いたあとの展開を示唆するラスト1ページで一気にイヤミスになった(笑)
3投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログ天才vs天才 こういうの大好きです。 犯人目線で進むストーリー。その犯人がめちゃくちゃ天才で完璧に犯行を成し遂げるんですね。でもそこに居合わせる別の天才。少しの矛盾点も見逃さない。このハラハラはたまりません。ミステリー好きは読むべき。
2投稿日: 2022.04.04
powered by ブクログ豪邸、密室、密会 マダミスにありそうな設定 犯人視点ていうのもマダミスの登場人物になったような気にさせる 全て綺麗に回収されてすっきり! 犯人と探偵の関係も自分好み
0投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログホンタメで紹介されてるのを見て購入 犯人側の目線でどのように対処し、どのように見破られるかのやり取りが面白い 最初から引っかかっていたなぜそうしたのかということに関してもきちんと回答を出してくれており、きれいにまとまっていた
2投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログ最初に犯人がわかった状態で進む密室殺人の話 面白かった〜 ネタバレになりそうで書けないけど、犯人の意図もなるほどそういうことか!っていう伏線回収。 小さいことまでひとつひとつ回収されて気持ちよかった。 こういうの読んでると密室殺人って現実に成り立つんじゃないの!?っていうくらい完璧なやり方だった!…と思った笑
21投稿日: 2022.03.18
