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鹿の王 1
鹿の王 1
上橋菜穂子/KADOKAWA
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総合評価

232件)
4.0
61
108
42
4
1
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    やっぱり、上橋さんの話は面白い! 長いお話なので、敬遠していたが、ついに読み始めた。 想像力を働かせながら世界をイメージして丁寧に読んだつもりだけど、思ったより早く読み終えて残念。この先どうなるかわくわくする。

    0
    投稿日: 2021.11.11
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    映画化すると聞いて文庫版を一気に買ったものの ずっと読むタイミング逃し続け…やっと読めた。 ら、映画公開延期してて間に合った! 上橋さんのお話は本当に…凄すぎる… 毎回、壮大すぎる世界観。 漢字の当て字系の地名や人名が、実は覚えられない、速読タイプの人間なので、何度も読んだ守り人シリーズでさえ、名前が怪しいんだけども…今回もなかなか、難しかったけど… やっぱ最高だった 獣の奏者も昔、図書館で借りて読んだやつを、文庫版で一気買いしたの読み返せてないし、しばらくは上橋ワールドに浸っていたい。 映画もすごい楽しみ

    0
    投稿日: 2021.11.01
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    面白くなるのは2巻から!まずは頑張って読み切るべし! 強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角(どつかく)”。 妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。 ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。 同時に、医療に携わるホッサルが謎の病を解明する動きを始める…。 登場人物が多いのと、当て字が多いから、読んでいると複雑で頭を使う。 眠いときに読んだら確実に寝れる。 でも、後半からどんどん引き込まれるように面白くなっていく。 特にこのコロナ禍にぴったりと当てはまるような背景があり、ファンタジーであり、ミステリーであり、ドキュメンタリーでも見ているかのような作品。

    0
    投稿日: 2021.10.14
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    国の名前など独特な読みで最初は読むペースが遅かった。それでも読み進めるとファンタジーならではの風景を想像できてさらに読みたいという気になった。感染症の解明が気になるところである。ヴァンがユナを亡き息子に重ね合わせている部分が心に残った。 再度読んで次巻も読みたい。

    0
    投稿日: 2021.10.02
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    ごりごりのファンタジーかと思いきや細菌や感染症の話を織り混ぜたファンタジーだった。 細菌、衛生、感染症の知識を持ってる人の方が楽しめる小説だと思います。

    1
    投稿日: 2021.09.28
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    物語は始まったばかりでこの先の展開がまだまだ読めない 初めて上橋菜穂子さんの作品読んだけど、描写が好きだった 4章の最初だけ一巻目はずるい!笑

    0
    投稿日: 2021.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろいんだろうなぁ、と思いつつ。国の名前とか、人の名前。覚えるのが大変なのだが。東乎瑠(ツオル)帝国にとらわれう、岩塩鉱で奴隷になってたヴァン。疫病がはやり、彼以外死んだことにより、なんとか脱出する。もう一人の生き残りの赤ちゃんを連れて。 天才医術師ホッサル。その疫病を治す方法を見つけるため、ヴァンを探し出す。

    0
    投稿日: 2021.09.13
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    文庫4冊中の1冊だからまだ序盤だろうしファンタジーだから世界観を知るまで読みすすめるのに時間がかかった、僕ファンタジーそんなに得意ではないかも? とはいえ物語の世界の描写が丁寧で頭の中に映像が入ってきやすいなと思うところも多いし続きも気になるしすでに主人公が好きになってるしこれは早いうちに全部読むことになりそう

    0
    投稿日: 2021.09.09
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    あらすじ この物語は2人の男を中心としてストーリーが展開されていく。 一人は、飛鹿(ピユイカ)と呼ばれる鹿を操り、故郷を守るために戦った独角(どっかく)という集団の頭だった、ヴァン。しかし戦いに敗れ、地下のアカファ岩塩鉱で働かされていたのだが、ある晩、謎の獣が岩塩鉱を襲撃、獣は人々を次々と噛んでいった。その後、岩塩鉱で謎の病が流行しヴァンだけが生き残った。ヴァンは地上で侵入した家の竃の中からもう一人の生き残った幼児(女の子)を見つけ、ユナと名づけて一緒に生きることになる。 そして、もう一人の主人公は東乎瑠(ツオル)帝国の医術師ホッサル。ホッサルは病の原因究明のため岩塩鉱に行く。そこで脱走防止の足枷がひとつ外れているのが見つかりヴァンの脱走が発覚。同時に噛まれても病にかからない人もいる事がわかった。この一件でホッサルの従者であるマコウカンは生き延びたヴァンを捜索することになる。また、この病がかつてオタワル王国を滅ぼした黒狼熱(ミッツァル)ではないかとホッサルは疑いはじめる。 病に関する多くの謎を秘めたまま下巻へと続く。 何者かにユナを連れ去られその跡を追うヴァン。その先には〈火馬の民〉(アフアル・オマ)の族長のオーファンが待っていた。彼もまたヴァンと同じく故郷を追われた身であり、もう一度故郷を取り戻すためにとヴァンに協力を求める。 同じ頃、ホッサルの一行は王幡領の山地氏族に捕らえられていた。山地氏族は自分達には無害と思われていた黒狼熱が自分にだけ牙を剥くと知り、ホッサルに特効薬の製作を依頼するために連れ去ったのであった。 探していたユナは山地氏族の元にいたため、ユナを通じてホッサルとヴァンは出会う。 黒狼熱をめぐる陰謀、故郷を取り戻すために暴走しだした〈火馬の民〉、帝国に支配される前の国同士の関係性がヴァンやホッサルたちに絡みつく。 感想 長編小説、謎の獣、読んでて少し疲れてかな。

    0
    投稿日: 2021.09.03
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    久々にファンタジー小説を堪能する。ヴァンとユナのその後は? ホッサルとの邂逅はあるのか? サエのその後は? どんだけ物語に引き込むの? 流石、本屋大賞受賞作。明日、仕事をズル休みして読みたい気分...。はい、2に突入します!

    8
    投稿日: 2021.08.26
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    大学で生物学を専攻していたこともあり楽しく読めました。 現世でも某ウイルスが蔓延しているので今の時期読むとより一層面白いかも。

    0
    投稿日: 2021.08.17
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    岩塩鉱で奴隷労働を強いられてきたヴァン。 元は騎士団の体調を務めた人物だ。 その岩塩鉱を、山犬が襲う。 かまれた人々は皆、高熱と発疹が顕れ、死に至る。 ヴァンは九死に一生を得て、同じく生き残った奴隷女性の幼女を連れて逃避行をする。 一方、二百年以上前に滅びたオタワル王国の末裔にして天才医師のホッサル。 岩塩鉱での病は各地に広がり、その原因究明に乗り出す。 岩塩鉱でただ一人生き残ったヴァンが、そのカギを握ると睨んでいる。 子どもを連れて逃げる武人。 あっ、いつもの上橋ワールド、と思いつつも、結局引き込まれる。 この作品はもうじきアニメ映画として公開されるとか。 2015年よりも、今の方が多くの人に切実に理解されるに違いない。

    0
    投稿日: 2021.08.16
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    1巻目ということで、まだ序章という感じ。 重厚なファンタジーで、世界観がしっかりしているから想像しやすく没入できる。 ただ、特殊な読み方の単語が多いから、ルビを覚えるのが大変だった。 これからどんな物語が展開されるのか… 次の巻から色々と起こりそうなので期待!

    16
    投稿日: 2021.08.15
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    映画化するとのことで読み始めました。 国とか人物の名前がなかなか覚えられない…笑 けど読みやすくて良い作品だと感じました。 続きが気になる終わり方でした…!

    0
    投稿日: 2021.08.07
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    ずっと前に、途中で放棄しちゃった小説。 でもなぜかずっと頭の中にあって、いつかまた読みたいなと思って久々に読んでみた。 自然の描写が最高に上手で、本当に作品の中に自分が居るみたい。こういう描写が出来るのは、作者のバックグラウンドがしっかりしていないと描けないんだろうなぁ、、、 良いところで舞台が切り替わるから、良い具合に先が気になります。 あと3冊。楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.07.29
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    2021/09/11映画化!! 上橋菜穂子さんの作品が好きでずっと追いかけている。この作品はCOVID-19の蔓延にさらされている今を見ているようだ。作者の医療への知識もしっかりしていて安心して読める。力強く心温かいヴァンの世界とイケメン(だといいな)ホッサルの世界が交互に描写され最後融合する。 映画化されるのを今日知ったので思わずの投稿になりました。 とにかく上橋作品好きすぎて困る

    1
    投稿日: 2021.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナウシカ、もののけ姫の世界観を感じた。この一冊ではなにも完結しないので評価のしようがないので星3つ。しかし、これからの展開が気になるのは確かです。 登場人物が多く関係性も複雑なので理解しにくいが、そこさえクリアすれば話にのめり込んでしまいます。

    1
    投稿日: 2021.07.16
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    1〜4巻 面白かった 上橋さんの作品では1、2を争うくらい好き ちなみにもうひとつは『狐笛のかなた』

    3
    投稿日: 2021.07.11
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    ドラマになると古本屋で見つけて初めて知ったけど、面白い^_^ 著書も初めて知って違うシリーズのものも読みたくなりました。続きが気になり一気見で鹿の王2読み始めます^_^

    0
    投稿日: 2021.07.06
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    ぼちぼちでしたね。なかなか人物の名前と国の名前も覚えられず、キモチ的に忙しいのもあってか、入り込むことができずに読み終わりました。2巻も読むつもりです。

    0
    投稿日: 2021.07.03
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    「精霊の守り人」の上橋菜穂子さんの本屋大賞作品。正直、ファンタジー?と思いつつ、読ん、で、あー、スゴイ! 仮想のような現実のような、なんとも不思議な世界へ引き込まれました。 復習のような闇や、医療関連はまさに現代的でスリル感ありますね。

    3
    投稿日: 2021.06.27
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    2015年本屋大賞受賞作。 発売当初はファンタジーと言うこともあり、普段本を読まない人にまで薦められても、読まなかったが、疫病がテーマと言うことで、このコロナ禍で再度注目を集めているので、今更ながら読むことに。 感想は4巻全て読み終わってから…

    5
    投稿日: 2021.06.22
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    映画化されるということで履修開始。これはすごいやあ。 まだ四分の一だけど、えっ、どうなっちゃうの?という展開もあり全然先は読めないし早く続きを読まなきゃの気持ちでいっぱい。 大自然の描写が素敵すぎて。それに共生していく人々のくらし、異なる人種や文化…単なるファンタジーで片付けられないリアリティーがあって、見てきたかのよう。すべてが素晴らしいですね。

    1
    投稿日: 2021.06.06
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    以前『守り人』シリーズをいくつか読みましたが、今回は今年アニメ映画化する聞いたので『鹿の王』を読み始めました。 ホッサルはきっとイケメンだろうな~。ヴァンはどんな顔なんだろう~と想像を巡らせて読んでます(笑)

    0
    投稿日: 2021.05.18
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     2015年第12回本屋大賞受賞作。文庫では全4巻に分かれている。  第1巻なので、まだはっきりとしたストーリーが見えず、今後の展開がどうなるのかが気になるところではある。そんな余韻を残して第2巻に繋がっていく。  はっきりしているのは2人の主人公がいて、それぞれの視点で物語が進んでいくということ。一人はヴァンという中年と思われる男性。奴隷に身を落とし岩塩鉱で働いていたが、ある日そこを襲った犬の群れにより奇病が発生。なぜか生き延びてしまい脱出に成功し、逃亡生活を送る。もう一人はホッサルという若き天才医師。岩塩鉱で起きた奇病についての見識あり。  この2人を中心に物語は進んでいくのだが、民族間の争いやしきたり、見識の違いなど様々な要素が絡み合って物語が奥深いものになっており、面白い。ただ、登場人物も多く、中国的な名前のため慣れないと多少混乱する。

    0
    投稿日: 2021.05.03
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    ヴァンがこれからどうなるのか気になる。物語の出だしとしてはいい感じ。それぞれの国を実在の国に置き換えてみるのはちょっとオツな読み方かもしれない。

    2
    投稿日: 2021.04.28
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    感染症がテーマの一つなので今の時代に寄り添う感じ。医療や民族間の問題、家畜についてなど本当に多岐に渡る物語で架空の国が舞台なのにリアル。作者の頭の中はどうなってるんやと感嘆してしまう。

    0
    投稿日: 2021.04.19
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    人気作品で映画化も決まってる作品。のんびりオーディオブックで聴いています。 うわぁ、ここで終わる?!という第1巻。続きが楽しみです。

    0
    投稿日: 2021.04.15
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    再読。久しぶりだったけれど、読んでいるとすぐにその世界に戻って来られる。今だからこそ考えることもある。 2021/3/31

    0
    投稿日: 2021.03.31
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    今とは違う別の世界のファンタジー小説。物語は強国相手に戦ったが敗れ、今は奴隷となっているヴァンから始まる。ファンタジーであるのだが、人々の生活の様子や鹿の生態などが詳細に描かれていて、リアリティがあって面白い。続編がすぐに読みたくなる。

    3
    投稿日: 2021.03.27
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    描写がとにかく断念に描かれていて 細かい情景がよくわかった! 第三人称の為  起こる事態にどこか冷めた印象を感じる 緻密な文化背景など文章に説得力がある

    1
    投稿日: 2021.03.11
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    精霊の守り人もそうだったが、上橋氏の作品は読者をその世界にすっと入り込ませる。架空のファンタジー作品なのに、どこか私達の世界観に近い設定がそうさせるのかもしれない。ヴァンとホッサル、両主人公双方の視点から黒狼熱という疫病の謎を追っていく。岩塩鉱から逃亡したヴァンのトマと出会ったあとの日常生活がとても心安らぐし、亡国の医術師ホッサルも謎が多くて魅力的。しかし章の途中で二巻へ続くとかもうちょっとどうにかならなかったのかな(文庫も上下巻でいけたのでは…)

    1
    投稿日: 2021.03.01
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    読み終えました! すごいところで終わって、2巻が早く読みたい!! 主人公が2人いるので、視点がくるくる変わるのが読み飽きなかっです(個人的には!!)。 どのように完結するのか今から気になります。

    1
    投稿日: 2021.02.24
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    面白くて続きが気になる。…これ以上他の感想が要るでしょうか笑 流れるような文章、緻密な描写。映像がイメージしやすく、どんどん引き込まれていきました。早く2巻を手に取りたいです。

    0
    投稿日: 2021.02.17
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    最初から最後までずっとおもしろい小説。 情景描写がすごく良い。自然の雄大さと人の温かさ、病の恐ろしさが文面から伝わってくる。 最後はいいところで終わってしまった。先が気になる。 2巻も買っておけば良かった…

    0
    投稿日: 2021.02.06
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    何年か前に憲剛さんが推薦していたファンタジー。2015年の本屋大賞をこのジャンルで初めて受賞したそう。 まだ4冊あるうちの1冊めですが、ふたりの主人公の魅力がじわじわときて、さあこれからが面白そうという感じ。

    1
    投稿日: 2021.01.29
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    飛鹿、大鹿、トナカイとシカ科の生き物がたくさん出てくる。架空の生き物である飛鹿の生態もしっかり考えられていて、王が何なのかこれから楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.01.02
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    読書記録を始めてから、初のファンタジー作品に触れてみた。小さい頃見たNHK『獣の奏者』の原作者ということで、紡ぎ出す世界観みたいなのはイメージ通りだった。また、景色描写や心中を表す描写が秀逸で、頭の中にイメージがはっきりとできて読みやすかった。ただ、登場人物がこんなに複雑で多いのは初めてで、巻頭にある人物説明欄を見ながら理解していた。 内容は、ちょうど良いところで切り上げられ、興味がそそる盛り上げ方が本当に上手だと思った。

    1
    投稿日: 2020.12.05
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    未知のウイルスとの戦い…って、今の時代と既視感がある。医療現場の方々に思いを馳せつつ読みました。 飛鹿や風景の描写がいきいきとして美しく、上橋さんの作品をたっぷり味わうことができました。 絶妙なところで切ってあって、今後の展開が楽しみです。

    3
    投稿日: 2020.12.02
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    二読目。荒涼とした炭鉱、山や植物の美しい風景、毛並みや表情など生き生きとした動物の描写が素敵ですんなりと物語の世界に入っていける。 一読めでは気が付かなかったが、いや舞台設定が緻密かつ巧でどっぷりとこのファンタジーの世界に没入させてくれる。第1巻でした。

    0
    投稿日: 2020.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上橋菜穂子さん独特の世界観が私の想像力を豊かにしてくれる。どの小説を読んでも、情景が浮かんでくるので、毎回楽しみに読んでいます。 この話は、いま世界で新型コロナウイルスが問題になっているように、物語の中では黒狼熱(今のところまだはっきり決まってないけど。)によって全滅してしまった集落の話から始まる。 生き残ったヴァンとユナが流れ着いた先の家族がとても温かくて、ほっこりできた。飛鹿も実際にいるものじゃないのに、何となく想像できて出会ってみたいとまで思えた。 最後の解説にもあったように、いい所でシーンが変わっていくので、読みたい欲を引き出すカメラワークが素晴らしいなと感じた。 ヴァンを探しに行って、山犬に襲われ谷底に落ちていったサエがどうなったのかすごく気になる。

    0
    投稿日: 2020.11.20
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    良い、良いぞ! 『精霊の守り人』が好印象で、上橋菜穂子氏の作品を読みたいと思っていたので、読書の皆さんから高評価の本作を手に取った。 追うもの、追われるもの。 其々が描かれ、世界の勢力図に加えて、民族の違い等、世界に生きる人々の営みが活き活きと魅せる生活が魅力的だ。 ここから大きな物語が始まるであろう予感に心が躍る。 人の繋がりが魅せる暖かさと、国や民族が生み出した現実がミックスされ、読者として喜ばしい世界観を演出している。 期待せずにはいられない展開。 強いて言うならば、建物や村、町の描写がもっと細やかならば、個人的にはありがたいと感じた。 読了。2巻へ。 ※以下ネタバレ かつてツオル帝国と戦った戦士、ヴァン。 『独角』の頭として帝国に捉えられ、奴隷として生かされていた。 奴隷として労働させられていた岩塩鉱に、ある日突然、黒い犬の群れが襲いかかった。 人々は噛まれたことにより病に倒れ、帝国の岩塩鉱はヴァンと女に抱かれた幼子を残して全滅。 帝国の人間も、囚われた奴隷も皆死んだのだ。 逃れた先で出会った家族たちと、鹿を育てる事に従事し心休まる生活をしていたヴァン。ユナと名付けた幼子を我が子のように愛し暮らしている。 一方、謎の病で全滅したはずの、岩塩鉱から一人の奴隷がいなくなったことを知った帝国側はヴァンを追う。 聡明な医者であるホッサル。病の治療薬を作ることをヨタルという帝国の王子に任される。 ヴァンを追うのに抜擢された女性、サエ。 旅路で黒い犬に襲われ谷に落ち行方不明に。 帝国で開催された鷹狩の御前祭にて、突如として黒い犬が現れたところで1巻は終わる。

    23
    投稿日: 2020.11.02
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    獣の奏者を書かれた方で 友人からの勧めもあり読んでみました。 ワクワクさせる要素がたくさんあり、 どの小説よりも描写が細かくリアルで 頭の中で空間を再現できるほどに上手でした。

    0
    投稿日: 2020.10.05
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    死に場所を求めて戦った男が捕らえられて奴隷となった岩塩鉱を疫病が襲う。 生き残ったのは男と竈に隠されていた幼い少女だけ。 病の恐ろしさと理不尽さを縦軸に、押し寄せてきた大国と飲み込まれた人々たちの歴史が織り込まれた架空歴史ファンタジー。 大国からは狂戦士と恐れらた主人公の悲しみを背負った姿と、もう一つの柱である、医術師の病に立ち向かう過程に引き込まれる。 そしてやはり出てくる食べ物が美味しそう。

    0
    投稿日: 2020.10.04
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    ファンタジーを活字で読んだのは初めて、想像力が鍛えられたような気がします笑 私だったら、ただの「空」って言うところを色んな表現で色んな表情の「空」を思い浮かばせてくれる。。。小説家ってカッコ良いなあ、なんで思った作品でした。(「空」に限らずね)

    0
    投稿日: 2020.09.28
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    以前から読みたいと思っていましたが、やっとよみはじめました。ひとまず第1巻、読了です。 ファンタジックな架空世界ですが、細部までしっかり世界が構築されていて、リアリティがありますね。 自然や社会、文化の描写も細かくて、ストーリーのみならず、この世界観を感じるだけでもたのしめます。 コロナ禍の中、偶然にもこの物語が、疫病とそれに立ち向かう医師が登場している点も、今読むにあたり考えさせられるところかもしれません。 ともあれ、第2巻以降も楽しみに読んで行きたいと思います。

    3
    投稿日: 2020.09.18
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    複数の登場人物の視点で物語が進んでいく。ヴァン、マコウカン、それぞれも世の中を見る視点も立場も違うから、彼らぞれぞれの主観で描くことで、鹿の王の世界観や暮らしや政治の複雑さを読者も苦労なく根付かせてくれる構成で書かれている。 複数の伏線が読み進めれば、繋がるのだろう。とても物語に引き込まれる。すぐに二巻に手を伸ばした。

    2
    投稿日: 2020.09.06
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    上橋菜穂子先生の書かれる世界が好き。獣の奏者で上橋先生の虜になり、鹿の王を読んでみた。獣の奏者と似ており、国や人と動物の関りが書かれている。また、物語の切り方が丁度よい「え、どうなるの」と興味をそそられるような切り方で読むのが止まらなかった。

    0
    投稿日: 2020.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文化人類学者でもある上橋菜穂子さんの作品。2021年に映画化もされる予定。 読む前はもっと明るい話だと思っていたがまさかの最初から奴隷状態の描写からでびっくり。世界観も音がアイヌ語ぽい感じでなかなか頭に入りきらないが、ライトノベルのように読みやすい文体ではある。 飛鹿・大鹿とトナカイが同時に記述されており、自分のしらない鹿がいるのか?と思ってしまったり。 ヴァン、ホッサル、サエ、トゥーリムなど魅力的なキャラクターもたくさんいて、おもしろい。 戦争による国の融合、民族の融合って当事者としてはこのように感じるのかな、と思うところもあり日本にずっといると考えないようなところも考えさせられる。 この巻は序章だけに感じていて、大きく物語が動く感じはしないので次の巻を早く読んでみたい。

    0
    投稿日: 2020.08.23
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    2020/08/18-8/21 全く情報がない中で読み始めた。序章だなと感じる1巻。1章目は結構ワクワク。そのあと個人的には少しスローな進み方になった。しかしながらこれは2巻以降に続くための丁寧な描写であったと思いたい。 これってファンタジーなんだぁと思いつつ、漢字の読み方に慣れないままに1巻が終わってしまった。2巻以降に期待。

    0
    投稿日: 2020.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    妻からの推薦本(ずーっと読むのを拒否)。「ファンタジーだよ!」と聞いていたので、私の趣向とは異なるが、渋々読み始める。奴隷のヴァン(+ユマ)の逃亡、ヴァンの追跡、黒狼病の蔓延、色々な仕掛けが出てきました。案の定、登場人物と地理的関係性が極めて難解で、相当な警戒心をもって読み終えました。現段階では少しだけ希望が見えていますが、読み終える自己効力感はないかな。でも今後、ヴァンの活躍、黒狼病の謎、人物関係の発展性は楽しみにしています。この低空飛行の状態は「間」を開けてはいけないような気がしています。

    10
    投稿日: 2020.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物の名前が多すぎて、敵が味方かわからなくなる。少し絞っても内容としては十分いけると思う。楽しいファンタジー小説だか、その辺も上手くするともっと楽しめたはずだ。特に、AまたはBという対立軸ではなく、AまたはBまたはCまたはDぐらいのグループに分かれた内容だから尚更だ。この辺が上手いのは、高橋克彦や北方謙三だと思う。 読み返さなくてはならないのは、小説のスピード感に欠けるので、そこはマイナスポイント。 全四巻

    0
    投稿日: 2020.07.18
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    東乎瑠帝国、アカファ、ムコニア王国の人々をめぐるファンタジー小説。かなり異なった境遇の人物が出会っていき関係性を結ぶ描写も面白いが、背景にある国同士の歴史や思惑が垣間見える部分も多く、いろんな側面から楽しむことができる作品だと感じた。 黒い獣の正体が気になる…次巻荒れそうな模様で早く読みたい。

    0
    投稿日: 2020.07.12
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    新刊が出たので読み直し中。コロナに思いを馳せてしまう。 それにしても、ミラルの言葉がいちいち好き。 そして、この巻の解説、書店員さんなんだけど、最後の〆の文章がとても素敵。

    0
    投稿日: 2020.07.11
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    今だからこそ読みたいと思った一冊。購入した甲斐があった。ヴァンの近くにいるユナの笑顔が、彼を勇気づけてくれているのだと思った。

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    投稿日: 2020.07.07
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    自然の描写が巧みで情景が目に浮かぶようでした。物語は二人の視点で交互に展開していく。伝染病が広がり対応に奔走する様子は、現在のコロナに通じるものを感じました。ラストでえーっ!となりました。

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    投稿日: 2020.06.27
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    上橋菜穂子の「鹿の王」をこのほど読み終えました。 小学校の読書感想文の宿題と同じでどうもうまくゆきません。 ええ~っと、まず感染病の話からゆきましょうか。 このファンタジー小説では今のコロナウィルスように空気感染ではなく、 犬等に噛まれたとかダニによる感染が主ですが、 その病原菌が旧アカフェという国で異常発生します。 この国は東の国に侵略され、東の国の移住者も侵入しているという微妙は情勢下にあるのです。 そのような中、特に東の国の移住者を中心にある種の犬狼に噛まれてバタバタと倒れてゆくのです。 それを防ぐためにいろいろな立場の人々が様々な方策をこうじてゆきます。 支配者側の王侯一族、征服された元王侯者達、更に大昔この国を支配していた旧王族、 それにこの国に元から住みついていたいろいろな少数種族の人々がそれぞれの立場から 様々な争いを起こし、また水面下でいろいろと工作してゆくといったお話です。 しかし、この物語では、真の悪人はおりません、 その立場、立場で自分が正しいと思ったことを実行しているのです。 作者がこの物語を書くきっかけとなった事の一つに、 自分の体の外で起きているいろいろなことは見聞き出来るけれども 体の内部の事はほとんどわからず、 様々な医療器具を通してでしか知ることが出来ない といった事にある種の不思議さを感じたからだとあとがきで話しておられます。 「ビックリするほどのたくさんの小さな命がこの身体にいて、私たちを生かしながら 自分も生きてている」 調べますと例えば人間の腸内には約3万種100-1000兆もの細菌が住みつき、 その重さは1.5から2キロのも達するそうです。 CMで言っている善玉菌、悪玉菌などもその一つでしょう。 つまり人間の体は様々な生命の共存体なのです。 そこに見知らぬ細菌が侵入してくると大変な騒動になります。 私はこの小説はアルカフェという国全体が一つ人間で、 そこに見知らぬ細菌が侵入してきた姿を描いた物ではないか想えてくるのです。 この本の中で医師が免疫体を探し出すため様々な苦労をしている姿を描いています。 現実の戻って、同じように新型コロナウィルスに対して、 今現在、世界中の医療関係者が治療薬の開発など必死の努力をされています。 私はこうした方々の努力、成果を大いに期待するとともに、 現場で病原菌と戦っている方々への支援、 そして医療器具のさらなる充実を願い、 一日も早い平静を折り戻すことを願いつつ筆を置きます。

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    投稿日: 2020.06.10
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    内容的には一般書かなという感触がありましたが、 文体的には児童書の体となっていて、このアンバランスさがとても読みづらく感じました。 幼いユナの存在を置くことで、読者の対象年齢を下げようとしたのかもしれませんが これが裏目に出て、ユナのしゃべり方や行動が作品から浮いているように感じました。 この違和感を気にしないで読み進められればよかったのですが、 ちょっと難しそうなので、また機会があれば続きを読みます。

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    投稿日: 2020.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020年3月24日読了。 ファンタジー物に手を伸ばす事はあまりないのだが、少し前に海外ドラマのGOTにハマりその原作を読もうかと思っていた矢先、以前から題名が気になっていたこの本を調べたところ、日本人作家による傑作ファンタジーという事で食指が動いてしまい4巻まとめ買い。 飛鹿に跨り、故郷のために戦った《独角》の頭だったヴァン 。 古オタワル王国の末裔で、天才的な医術師であるホッサル。 この二人の主人公のストーリーが交互に進んでいく。 ファンタジー特有の聞き慣れない人物名・地名・固有ワードに翻弄されて読むのに苦労するかと思っていたが、中盤辺りまで読み進めた頃にはあらかた慣れてそこまで悩まされることも無かった。 1巻ではまだまだストーリーはこれからという所。 謎の病で大量の奴隷たちが死んでいった中、なぜヴァンとユナだけが助かる事が出来たのか。 病に侵されたヴァンの身体に起こっている変化が何なのか。 その病が伝説の病・黒狼熱《ミッツァル》だと考えるホッサルが、治す方法を見つけるため逃亡したヴァンを探し出す事が出来るのか。 マコウカンと共にヴァンを追っていたサエの行方。 ユナのこれからの成長。 気になる所は山盛り。 1巻の終わり方もとても先の気になる終わり方なのですぐに続けて2巻へと進もうと思う。

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    投稿日: 2020.03.25
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    なんていい所で終わるんだろう…!! 解説の方も書いていたが、二人の主人公の視点で、各章が交代で書かれていて、一番気になる所で切り替わってしまうので、ものすごく焦らされる。 もう、読むのが止められない! 読む際には、全巻揃えてから読み始めるのをオススメします。

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    投稿日: 2020.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登録漏れです。 感想をパソコンのメモ帳に書いていたのに、登録する前に2の感想を上書きしてしまいました。 なんてことだ! 岩塩鉱が山犬に襲われ、謎の感染症で人々が死に絶える。 元反政府ゲリラの頭で、今は囚われ人として労働していたヴァンと、いたいけな赤子だけを残して。 なぜ、感染しても助かるものと助からないものがいるのか。 助かる条件とは何か。 それを、医師の立場から追うのがホッサル。 もう一人の主人公と言える。 そこに征服民と被征服民。 狩猟民と農耕民。 馬とトナカイと飛鹿。 それぞれの違いを克明に描写し、この世界の歴史も今も明確に記す。 それはもう、現実の国の出来事のように。 ものすごく気になるところで巻は終わったので、覚書き程度のメモを残して続きを読んじゃったのが敗因でした。

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    投稿日: 2020.02.09
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    物語世界もさることながら、キャラクターに惹きつけられる。そしてなによりも、それらを表現し得る筆力は私の知る限り指折りで、何度も目を閉じ、風景を、空気を、営みを味わうことができた。続きが楽しみ。

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    投稿日: 2020.01.26
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    ずっと気になってた作品。 物語は始まったばかりで、先が気になる。 キャラがいっぱいで、ふとこの人誰だっけ?ってなる。

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    投稿日: 2020.01.20
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    独特な専門用語が多くて読みにくいかなと思っていたのですが、そんな事は無かったです(*'ω'*) 世界観にどっぷりとはまってしまい気付けば一気に読み終わってました。 続きが早く読みたくなるほどで、正直自分でビックリしてしまいました❗️

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    投稿日: 2019.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【独角】のヴァン。【医術師】のホッサル。頁を捲ったら、木が、山が、森が、川が、空が、息づいていた。え、まだ1巻?まだまだこの物語の世界で楽しめる。しあわせだ。

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    投稿日: 2019.11.06
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    これぞファンタジー。 独特の世界観を掴むのに苦労するかと思いきや、人々の営みは突拍子もない感じもないので比較的すんなりと受け入れられた。 名称や地形、細々した独特のものは、物語が興味深く進む内に自然と馴染めた。 同時平行で進む二つの物語が違和感無く展開していくことも、世界観に早く馴染めた理由の一つ。 一巻の終わり方で、より次の巻が気になる。 早速次の巻に進もう。

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    投稿日: 2019.10.17
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    ちょっと眠気が凄いので、感想は適当。 この流れだとゆくゆくはヴァンの血液から抗体作るのかな? 折角新天地でユナと二人何とか村のくらしに溶け込み始めたのに、最悪のタイミングでホッサル達が来ちゃいそう。 マザイはオリムを庇って亡くなってしまうんじゃなかろうか。 それにしてもサエの行方が気になる。

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    投稿日: 2019.08.25
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    【いちぶん】 「他者を生かすことで、自分も生きる。他者を幸せにすることで、自分も幸せになる」 それは、祈りのように聞こえた。 (p.288)

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    投稿日: 2019.08.03
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    だんだん引き込まれていく作品。2人の主人公がそれぞれにいい味を出していてどっちも好きになった。どちらの主人公のストーリーも十分に楽しめるので、常にお互いの先が気になる作品でした。

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    投稿日: 2019.06.06
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    続編を読まずにはいられないような形で終わらしているのがさすが。 随所にヴァンの心の葛藤が描かれていて、徐々に人間らしい厚みがでてきている。

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    投稿日: 2019.06.04
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    決して現実的な世界の物語ではなく、それでいて私たちの住む場所から遠くない舞台。時代背景もかなり遡った過去のようであり、現代社会が崩れ去ったあとの遠い未来の話のようにも思える。遊牧民や山岳族、それら一帯を統治する帝国などを見る限り、中国を想像するが、ところどころズレている。 「パラレルワールド」もしかしたら存在する、した、するかもしれない自分では決して行き来することが出来ない世界に脚を踏み入れたような錯覚。その世界には文化も文明も戦も階級も種族も存在する。 二人の主人公の内の一人は「塩」を掘り出す奴隷として、登場する。もう一人は天才的な医者。疫病が蔓延していくこの世界で、二人がどのように交錯して行くか。 タイトルである「鹿の王」はその意味さえもプロローグとしても描かれきれていない(鹿はたくさん出てきます)。 ストーリー自体にあまり起伏はないものの、細かな描写によって、大人も夢中になれるファンタジー小説。文庫本一巻は(良い意味で)二巻へと続いていく。ともすれば週刊少年ジャンプ的な終わり方で、早く次を読みたい!…ということでさっそく第二巻を読みたいと思います。

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    投稿日: 2019.04.09
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    物語の始まりは、暗くて、つらくて、いやな感じだったけど… 主人公のヴァンとホッサル。 二人が出会うときはやってくるのか? そしてその時は複雑な事情の二人の関係がどうなるのか? 続きを読むのが楽しみです♪

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    投稿日: 2019.03.08
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    本屋大賞ということと表紙に惹かれ読んでみた。 ファンタジーを普段読まないが、情景が浮かびやすく良かった。 予想とは異なり病気の話だった。 面白いとは言い難いが面白くなりそうなので続きを読む。

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    投稿日: 2019.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    村のために戦ってきた男が捕まっていた炭鉱で黒い犬にかまれて瀕死の状況になるも生還。 同じ場所にいた赤ん坊を連れてその場を後に。 かまれたせいか、不思議な力が備わってしまい、今後彼がどういう道を進むのか気になるところです。 ともかく懐いたりお転婆な飛鹿が可愛い。 ホッサルとマコウカンのやりとりが面白いです。

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    投稿日: 2019.03.03
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    ファンタジー小説。 なぜ私は上橋氏の書いたものを読むのか、考えた。一つはとても難しい概念を、具体的に、誰でもわかるように、あっさりと、描き出す手腕に惹かれるからだと思う。 例えば「他民族に征服される」とはどういうことか。 それは、たとえば、 ・ヤギの乳を飲まない男が隣にいることであり…… ・いつも市場で買っていた、あの食材を見なくなることであり…… ・友ともいうべき家畜が、不本意な形で飼われるのを見ることであり…… 一つずつの場面を重ねながら、「征服」という概念の内実を描いていく。決して概念自体を語ることがない。この手腕、誰にも真似できないのものに思える。 1巻で最も突き刺さったのは「オタワル人気質」。 オタワル王国の最期は夢のように鮮やかで尭舜の世などを思わせる。オタワルびとは支配される、支配する、にこだわることなく、今そこにある社会の活力であることだけを望む。「ナショナリズム」などといった「こっちの世界」の厄介者とは無縁のひとびとだ。 ☆の数は少なめだが、4巻読み通した後になれば、この評価も変わるかもしれない。

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    投稿日: 2019.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2018.8.2読了。冒頭の登場人物一覧を見てあー今回も随分多いなぁと思ったのだが読み進めていると不思議と誰が誰だか把握できる。これがストーリー記憶ってやつか!「塩は白い金だ」という言葉が何度か出てきて、商品としても生物に必要な栄養素としても大事なのだが、この物語を読んでいるともしかして殺菌の意味も含んでるのかとかも思う。古オタワル王国の伝えで人知を超えて神に近づいたため神の怒りを云々はまさにイカロス神話だ。転用がうまいなぁ。オタワル人の生き方は本当に強かだ。〈諸国を活かし、自らも生きよ〉かぁ。見習いたい。疫病の探索部分で私が狂犬病がモデルか?と思った瞬間に打ち砕いてくるし、ついでにペストの否定まで丁寧にしてくれる悔しいような嬉しいような。マコウカンがヨタルを自分達にとっては大切にすべき存在だと思っているところで誰につくか?は重要だよなぁとしみじみ思った。岩塩鉱で猫が飼われているのについて奴らのお陰で仕事の辛さが紛れたとあるが猫はネズミを狩ることでありとあらゆるものを守ってきた故に人と暮らすようになったがその癒し効果もあってこそなのかもしれない。オキで狼の事を黒い兄弟と称してる部分があって、黒い悪魔などではなく兄弟とあるところから、あぁ恐れ忌むべき相手ではなく隣人としてここの人達は受け入れているんだなと思ってたら〈兄弟送りの儀式〉などとこの集落独自の考えや文化に基づくものとあってなるほどと思った。飛鹿は一度に二頭も産むのか!蹄のある獣は一回につき一頭と思ってたから素直にびっくりした。ファンタジーとはいえ飛鹿は本当に他の鹿やトナカイとは異なる生物なんだなぁ。人は幸福な記憶があることで芯が強くなる者と脆くなる者がいると思う。前者にとってその記憶は自分には確かに幸せな瞬間があったのだと何度も思い返す事で自分を支える事ができるのだと。ヴァンにとってオキで過ごした日々はこれからの事に対しての生きる糧になるんじゃないかと予感している。しかし解説の導入といい全くネタバレのない魅力の伝え方といいうまいなぁ!流石書店員!表紙は飛鹿に跨るヴァンとユナかな?凄く素敵なイラストそしてタイトルフォントが凄く良い!巻数表記の位置も形も良いわぁ。私には真似できない。どうやらアニメ化の話があるらしい。願わくばデフォルメの少ないキャラデザインになる事を祈る。

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    投稿日: 2018.08.02
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    獣の奏者からファンなので、つづきではないけど同じ世界観のお話が読めて幸せです この話は別として、二十年待っても続きがでない話とかざらで、それはそれで面白いんだけど、だからこそ安定して読める幸せを噛みしめられる まず、とても難しい医学的な話をこんな風にファンタジーで書けるんだ!と驚いた 次に、同時に人間の心に重きを置く宗教とからめることで深みを与えていると思う 私は現代人で無宗教な日本人だから、命が助かるなら医師の言うとおりにすべき!と思っていたのに、 話を読み進めるうちに神を崇めている人たちには、彼らにしかできない魂の救済、安寧があるんだってしみじみ感じられるようになった その過程を丁寧に、しかも沢山の登場人物を交えて描いていく上橋さんの物語は、本当に優しくて好き

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    投稿日: 2018.07.14
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    精霊の守り人もそうだけど、主人公が青少年じゃないファンタジーは珍しい。 勢いだけでなく、積んできた人生経験と仕事で培った知識が自然な感じで発揮されていくので、読んでいて楽しい。 自分が今まで経験したことと少しリンクしたりして、ファンタジーの読み方が変わった気がする。 都内で暮らしていると、遊牧民族の暮らし自体がファンタジーのようだと思う。 でもヴァンとユナの会話とか(男手で赤子連れの旅とかどれだけ大変なんだ!)、トナカイや飛鹿達との生活とか、テレビの中で見た遊牧生活を思い起こさせる。 モンゴルに行ってパオに泊まらせてもらったり、ヤギの乳で作ったチーズとチャイを頂いてお腹を壊した記憶とかかが鮮やかに甦る。(笑) 伝染病に対する宗教観念と医学、病理学など科学の兼ね合いの難しさ。 狼に噛まれてなぜヴァンとユナだけが生き残ったのか?! 隣国とのキナ臭さ。 複数視点で、色々なポイントが散らばっていてあっちもこっちも気になる! 早く続きよもう。

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    投稿日: 2018.05.27
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    好みの男(ホッサル)が登場した辺りから、俄然読むのが楽しくなってきた。ヴァンも魅力的なので困る。物語としてはまだまだ序盤なのかな?とにかく今は早く続きが読みたい。

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    投稿日: 2018.05.20
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    ファンタジー小説初心者ですが、みるみる世界に引きずり込まれてしまいました! 文章はとても読みやすいです。 対照的な2人の主人公がどうなっていくのか、ワクワクしながら読めます。 自然の中で暮らす家族生活の温かさを感じ、また人命を救うという点で科学と宗教の折り合いを考えさせられました。 細かな生活の様式や人物の会話の仕方にとてもリアリティがあります。 最後の章で物語が動き出したので、続きが楽しみです。

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    投稿日: 2018.05.19
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    久々にこのカテゴリの小説を読み始めました。 ふと、恩田陸氏の「上と外」を想起した一冊。続きが楽しみです。

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    投稿日: 2018.05.13
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    またなんとも壮大で緻密な世界を産み出したものだ。 著者の新たなファンタジーの舞台は、またも独自の国家、文化、民族が入り乱れ、それを精緻に描写し、読者の頬に新世界の風を感じさせてくれる。 物語は序盤から風雲急を告げ、疫病とそれを運ぶ獣らが人々を脅かす。病を調べる医師と、懸念する支配者たち。逃亡者と、それを追う者。それぞれの立場から世界は立体的に描かれるが、ストーリーはまだ序盤。素材が整いつつある中で、次を楽しみに読みたい。

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    投稿日: 2018.04.16
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    上橋ワールド。 私がハマり込んだいくつかの上橋さんの作品は、全部1つの世界にあるんではないだろうか?という妄想をしてしまう。 もしそんな世界があるなら行ってみたい。 文明社会ドップリの生活をしているのに、自分も自然の優しさと厳しさに囲まれて生きていけるはず!なんていう大きな勘違いをしてしまうほど、ステキな上橋ワールド。 早くヴァン達のいる上橋ワールドに戻らなくては。

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    投稿日: 2018.03.26
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    謎の病で全滅した岩塩鉱から生き残った ヴァンと、幼子 病の解明に意を燃やす医術師ホッサル 逃亡したヴァンたちを追う跡追い狩人のサエ いずれひとつになるであろう運命たちの序章。 重厚に作り込まれた世界に、あっというまに引き込まれてしまう。 先が気になります

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    投稿日: 2018.03.21
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    あっという間に文庫4巻読了~あ~面白かった~ この世界に、惹きこまれて、ヴァンに魅了される私です。

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    投稿日: 2018.03.03
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    <内容紹介より> 強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団"独角(どっかく)"。妻と子を病で失い絶望の底に合ったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが⁉たったふたりだけ生き残った父と子が、未曽有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる――。 ―――― 話題になったのはずいぶん前だったようにも記憶していますが、ようやく読み始めることができました。 良くも悪くも、「上橋節」が全開の立ち上がりです。 守り人シリーズなどでも後半には顕著だった、「国同士の争いの歴史」が各地に禍根を残している世界の中で、それぞれに「新しい」生活に順応しようともがきながらも懸命に生きる登場人物たち。 逃亡奴隷となったヴァンや、岩塩鉱での病を研究しようとしてヴァンを追おうとする帝国や、その支配下にあるアカファ王国。 山間の集落に身を寄せ、客分の身でありながらも穏やかな生活を送るヴァンの姿に、これからおこるであろう波乱を感じずにはいられません。 恐ろしい病がどのようにして起こっているのか、アカファ王国やツオル帝国の思惑はどのようなものなのか、「オタワル」という失われた国の末裔である医師ホッサルは病の元にたどり着くことはできるのか、そしてヴァンとユナの未来は。 続きも一息に読みたくなる、よい展開の1巻目です。

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    投稿日: 2018.02.15
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    この星のどこかに、いつかの時代に、本当にこんな文明があって、自然と向かい合いながら、他の民族とかかわりながら、生きていた人達がいて・・・と感じさせる背景で紡がれていくファンタジー。 上橋さんならでは、かも知れません。 物語は、まだ序章で、これからどんなふうにころがっていくのかさえ、検討がつきませんが、先がとても楽しみです。

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    投稿日: 2018.01.26
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    2017年の本屋大賞受賞作です。 死を諦観している戦士団「独角」の頭ヴァン、かつて存在したオタワル王国の医術師・ホッサル。 二人の数奇な運命から、やがて訪れる邂逅。 脇を固めるキャラクターも個性的で侮れない。 そしてもう一点、この小説の特徴は、ファンタジーと生物学が融合した、今までに無い世界観であることです。 物語の中核には伝染病が深く関わりますが、この要素が加わる事で、作品に更に奥行きが出ているように感じます。 壮大なスケールの物語に仕上がっています。

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    投稿日: 2018.01.09
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    今年はファンタジーに心躍らせられた1年でした。 年初に「図書館の魔女」に魅了され、年末に「鹿の王」に夢中になった。 文化人類学者でもある著者のグイグイ引き込んでいく筆力には脱帽です。 話は征服する者とされるものに、病と飛鹿、山犬などが複雑にからむものでしたが、ユナとヴァン、そしてサエのやさしい関係が嬉しかった。 近いうちに筆者の別の作品を読んでいる自分が確実に想像できた、満足な読書になりました。

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    投稿日: 2017.11.19
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    医療×冒険ファンタジー。 精霊守人もそうだったけど、ほんとにどこかに実在しそうな辺境の異国の描写、 リアリティのある世界観のつくりこみはスゴイのひとこと。

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    投稿日: 2017.11.13
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    NHKの番組の獣医師との対談を見て、はじめは穏やかな人だなあと思っていたら、番組が進むうち、辺境の地に出向いて文化人類学者のようなことをしていたり、とにかく面白い人なのだという印象に変わった。そんな作者の背景を知りながら読むと、この本はさらに面白いと思った。作者がどれほど好奇心が旺盛で、人間や動物のどんなところを慈しんでいるのかがそのまま現れているような気がする。ブラタモリを見ている時のように、そんな好奇心旺盛な人の傍で楽しそうにしているのを見られるのが、とても楽しい。

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    投稿日: 2017.11.11
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    ようやく積読から開放。 以前単行本で読んだときは、図書館からの借り物だったので駆け足で読んだことと上下巻の間隔が空いていたため、文庫で購入した際は一気読みするぞ!と決めていました。 物語りはまだまだこれから。 谷間の集落で過ごすヴァンの日だまりのような日々がずっと続けばいいのに、と(先を知っていても)願わずにいられない。

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    投稿日: 2017.11.11
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    守り人シリーズのファンでした。 この作品もテーマからして絶対に面白いと思って、文庫本になった瞬間に購入。やはり作り込まれた舞台設定と壮大な世界観がさすが上橋さんといった感じでした。テーマに対しての深い造詣が見られるところが、子どもだましではなく、大人でも楽しめる理由だと思います。 ただ登場人物や地名が多く複雑だからでしょうか、途中から世界史の教科書を読んでるような気分になりました。登場人物への愛着が湧きやすいという意味では守り人シリーズの方が好きでした。

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    投稿日: 2017.10.26
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    一人ひとりの豊かな心情 人・国の立場 生命の神秘 様々な要素が盛り込まれた壮大な世界観に魅了されました。

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    投稿日: 2017.10.23
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    年若の知人の推薦。 ファンタジーに分類されるのだろうか。 架空の聞きなれない国や名前ばかりでてきて、読み進められない感じだったが、せっかく貸してもらったので少し無理して読んでみると、途中からはぐいぐい引き込まれていった。 力ある作家さんだなぁと思った。

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    投稿日: 2017.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オタワルの人たちのように勝ち負けはないと考えている人たちもいるのは印象に残った。 「食われるのであれば、巧く食われればよい。食われた物が、食った者の身体となるのだから」 「他者を生かすことで、自分も生きる。他者を幸せにすることで、自分も幸せになる」 「私は医術師です。病から人を救うために生きるという誓いを立てている者です」

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    投稿日: 2017.09.23
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    新しい仕事にも慣れ、心にも若干の余裕が生まれらので、とうとう手をつけてしまった。 まさに目の前で映像を見せられているかのような描写に、すぐに心が踊ってしまう。まだ、一巻を読み終えたところなので、先が気になって仕方がない。 この先サエは、、、ヴァンとホッサルが出会ったらどんなだろう、ユナにはどんな未来が待っているのか。 上橋先生、サイコーだね。

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    投稿日: 2017.09.14
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     世界観の作り込みと、細かな設定や描写のリアルさに圧倒されつつの第一巻。物語そのものよりも、例えば飛鹿の生態だとか、各土地の人々の生活の仕方だとか、鉱屈の構造や空気だとか、そういった「想像上」の世界が、あたかも作者が実際に取材して見てきたかのように描かれていて、そのどれもが説得力を持っていることが凄い。  相変わらずの固有名詞の覚えにくさに苦戦させられつつ、これから物語がどう展開していくかが楽しみです。あとユナが大変に可愛い(笑)

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    投稿日: 2017.09.10
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    上橋先生の最新作。文庫になるのを待って購入した。 いつもの如くアジアンテイストのハイファンタジーは、うん、安定の面白さだな。 物語世界を確かなものとして描き出すその力量。 手練れの語り口が心地いい。 獣の奏者的な飛鹿との交流もあるね。 今回は、ウィルスによるある意味超人的な変化が重要なカギのよう。 ちょっとバビル2世を思い出した(古過ぎ!爆) でも一巻では物語はまだそのさわりを見せてくれるだけ。 ヴァンの今後や(彼が鹿の王なんだろうけれど)ユナの成長、そして消えたまま行方知らずのサエの消息など、いったいどういう風に物語は進んでいくのか、とても楽しみ。 そうそう、冒頭のあの黒狼は一体何だったのだろう? 人のような知性を持って、何かの目的を持って噛んで行ったのか? だって、噛むだけで直接殺したりしなかったわけだし。 それは狼の意思か、はたまた......? とにもかくにも、この素敵な物語世界ををじっくりと楽しもう。

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    投稿日: 2017.09.08
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    緻密な設定、世界の構築、その描写により、ファンタジー小説であるが、どこかに本当にこのような世界があるかのように感じられる。 そのぶん、登場人物の成長や心情もリアリティをもって感じられ、まんまと物語に引き込まれて読み進めた。 本当にいいところで一巻が終わった。早く二巻を買いに行こう。

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    投稿日: 2017.08.20