
総合評価
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powered by ブクログ借りたもの。 仮名な人から大槻ケンヂなど有名な人物まで、様々なうつ経験者の体験とどう克服(何度もうつトンネルに入る人も含めて)していったかをまとめた一冊。 細川貂々『ツレがうつになりまして』( https://booklog.jp/item/1/4344413024 )よりも、事例が豊富かつ経過が簡潔で読みやすい。 ずっとネガティブ思考なうつとは違い、反動で躁状態になる双極性障害などもあることを紹介。 多様で個別ケースでの対応が必要なうつ。 西洋医学の投薬を否定せず、セカンド・オピニオン的な視点、カウンセリングの重要性、合気道や呼吸法を利用して、自分を取り戻していく方法を提案。 AV監督の話が興味深かった。 AV女優にみられる多重人格の女性たちとの関わりから、結果としてうつの根本原因に気づく。 根っこに近しいものがある。即ち、自身が押し殺した過去の傷――トラウマ――が、うつの引き金になっているということ。 反面教師にするという、傷を引きずる事は人生を豊かにしない。 本当に必要なことは、自分を取り戻すという、“克服”だった。 藤子・F・不二雄のような絵が古臭くながらも斬新な感じ。うつの正体が蒲田のあいつ?
0投稿日: 2018.04.19
powered by ブクログいろんな人のウツ病体験が興味深かった。原因が男性は仕事関係、女性は肉親関係と、女性と男性で異なるところが興味深い。ウツは心のガンっていうのはなるほどなあと納得。
1投稿日: 2018.04.13
powered by ブクログ体験談が漫画で描かれていて、すっと入ってくる。今この本に出会ってよかった!もし自分や家族がうつになったら、また再読したい。ならなくても再読したい。
0投稿日: 2018.03.20
powered by ブクログ確か、何かのマンガ系賞レースに入賞してたから入手。1巻完結だから、すぐに読めちゃうってのもあるし。ただ一方、そういうのってハズレの場合が圧倒的に多く、正直期待はしてませんでした。でもこれは読み甲斐がありました。自分にもその気があるんちゃうか?と思えてしまう今日この頃、ここで描かれた諸々のエピソードには、参考になる部分もちらほら。筆者自身は、ふと手にした専門書が突破口になったと書いてたけど、活字が苦手な人でも手に取りやすいという意味では、この形態は成功だと思う。装丁も普通の漫画本だから、買うときとかも全然気を使わなくて済むし。アイデアも含め、良い本だと思いました。
0投稿日: 2018.03.05
powered by ブクログ小学生男子テイストのふざけたマンガ(ほめ言葉です。念のため)を描く人だと思っていた田中圭一。自分だけでなく、各方面いろいろな人のうつ体験を丁寧に描いていて、ちょっと意外だった。うつになるきっかけも、そこから抜け出す(またはなかなか抜け出せない)道のりも人それぞれ。決めつけない描き方が良かったです。
2投稿日: 2018.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話題の本で、本屋で見るたび気になってたのでついに購入。あっという間に読めた。以前、「ツレがうつになりまして」を読んだことがあり、それに比べると内容的には少し物足りない部分もあったけど、確かにこんなに事例があると、理解しやすい。一筋縄ではいかないなあ…ということが。 この中で、「脳が濁った寒天で包まれたよう」という表現があって、それがすごい思い当たるふしがあり。うつではないけど、多分、脳のスペックオーバーなんだろうな。処理能力の限界というか。楽しみを見つけられなくなることも確かにあって、歳のせいかとも思ったけど、少し色々と緩めた方が良いのかもしれない。
0投稿日: 2018.02.25
powered by ブクログウツになった人たちが、いかにしてウツから脱出したか、どう付き合っていくかをマンガで紹介。 あまり気楽に読める題材ではないですが、色々と参考になる本でした。
1投稿日: 2018.02.20
powered by ブクログそもそも僕は鬱じゃなかったけど 鬱になってから本を読めないかもしれないので。 いまいちハマらなかったけど こういう本が自分の中にあることは重要だと思う
1投稿日: 2018.02.20
powered by ブクログ自身が鬱を経験した(している?)著者の、ドキュメントコミック。 症状を抱えている人はもとより、その周りの方にも理解しやすいんではなかろうか。 ・必要とされること ・逃げてもいい
1投稿日: 2018.02.09
powered by ブクログ著者を始め、うつ病にかかった人たちの体験談をマンガで紹介した本。 超お下劣マンガで名を馳せた著者がうつ病で長いこと苦しんでいたとは、その作品からはみじんも感じられなかったのでびっくり。 とりあえず現在は寛解に至ったようなので良かった。今後も変わらずの超お下劣作品を期待してます。
2投稿日: 2018.02.08
powered by ブクログ「うつ」について語るのはとても難しいけれど、漫画で表現することで健康な方と病気を抱える方の距離を一気に近づけたように感じます。
1投稿日: 2018.01.31
powered by ブクログ「うつ」わかろうとしても、健常者にとっては症状じたいが理解できないこともあり、どうして良いのか迷うことが多かった。ちょっとでも、生の声が分かればと思い手に取った本。 うつになった人、各々の原因と症状が説明されている。 文章だけじゃなく絵でしめされていることで、イメージしやすかった。 「うつは心のガン」であるという。 よく耳にしていた「心の風邪」は、なんと軽い響きでしょう。この本で、少しでも多くの人がうつについて知ってほしい。 中学生あたりの必読書に加えてほしいです。 こんなに自己肯定感は大事なんだと知れば、相手をむやみに否定できまい。
0投稿日: 2018.01.20
powered by ブクログ難病の治療法が確立しない限り、鬱も憑いてくるから、トンネルを抜けれる気がしない。ヽ( ´ー)ノ フッ
0投稿日: 2018.01.12
powered by ブクログ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB2304161X
0投稿日: 2018.01.05
powered by ブクログ漫画なのであっという間に読めてよかった。天気、気候、気圧などにも左右されると知って気をつけようと思いました。
0投稿日: 2017.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うつトンネルを抜けた人たち。 代表が著者である、田中圭一さん。 ほかに17人もの方に取材していろいろな ケースを紹介しています。 ここに登場する人たちは、出版業界からのつながり なのか、芸能関係やマスコミなどの第1線で バリバリやっている印象が強かったです。 自分も、うつとまで言わなくても 脳みそ寒天状態だとか、文字が入ってこないだとか とてもよく分かる。 うつと無縁のカネコさんのつっこみも 理解を深めるのに良いと思います。 やっつけ方は「自分を好きになればいい」 ただそれだけ
0投稿日: 2017.12.18
powered by ブクログうつ病に悩む者の家族として、手に取った作品。 いろんな方の体験談が短い漫画にまとまっていて読みやすく、それぞれがうまい具合にうつと付き合っている姿には、希望が持てる。 うつになっていない人が、うつを知る為には良い本だと思う。 実際うつに悩んでいる人、その家族や友達で、ある程度うつの知識がある人にとっては、物足りなさを感じる作品かとも思う。 悩んで、這い上がって、またずり落ちて、それでもまた立ち上がってと言う、もっとどろどろした、もっと生々しい状態に、今まさに身を置いている者にとっては、一つ一つのエピソードがあまりにも短くて、さらっとし過ぎていて、生き方の参考になる何かを見出すのは、ちょっと難しい。 即効薬はないのだから、うつヌケした先輩方の姿を思い出して、モチベーションアップの為に身近において、大きな期待はせず、何度かパラパラとめくってみるには適している一冊だと思う。
1投稿日: 2017.11.28
powered by ブクログウツとそこからの脱出のリアル体験。ウツの描写がリアルで、身近でありながら体験者以外にはイメージのつきにくいウツのイメージがわいてきた。
0投稿日: 2017.11.19
powered by ブクログ“気分が落ちた時 …それは「人生の自習時間」なんだと考えて 自習時間にふさわしい「やるべきこと」を見つけておくんです”(P.104) “小さな達成感を得られる「なにか」を見つけよう” “ささいなことでもいいので 必要とされている 役に立っていると 実感できる瞬間を持とう‼”(P.160) “人間は基本的に ・自分が好き ・肯定されたい ・必要とされたい これに抗うと心が弱る”(P.161)
0投稿日: 2017.10.12
powered by ブクログうつ関連の本って、評判になったものほど、かなりの数の酷評(徹底的な否定、罵倒)がついていることが多い。本を読むことが救いにならなかった方々の、呪詛にも近いレビューを見るたびに、この病気の難しさを感じる。うつ病の状態になってしまった理由や事情は、一人一人全く違うし、症状も取るべき方法も千差万別だから、そもそも一冊の本にまとめること自体に、つよい批判を引き起こすリスクがあるとも言える。 でも、だからこそ、うつ病のトンネルを経験した一人一人の気持ちに光をあてた作品は、貴重なのだとも思う。いろんな人がいて、いろんな苦しみがあって、血を吐いて泥水を這うような思いをしながら、なんとか生きようとしているということが、多くの人に知られることは、必要だから。 私は本書を読めてよかった。
0投稿日: 2017.10.07
powered by ブクログ自分もたまにカーテン越しに自分を眺めている感覚に陥ることがあるので、頷くところが結構あった。漫画で読むと情報がダイレクトに伝わってきてとてもいい本。
0投稿日: 2017.10.03
powered by ブクログ私もカネコさん同様「うつの気持ちはさっぱり分からん」派でした。が、実際家族がうつ状態になって初めて、うつについていろいろ調べていくうちに、これはトンデモナイものなのでは?と思ったものです。 「心の風邪」どころじゃない。うつは「心のがん」です。 なので、内容はストンときました。 うつの時は風景がくすんで見えるので、やたら派手な色のものを買う、とか、忘れっぽくなる、活字が頭に入らない、音楽に感動できないなど、これ全部当てはまっていた!というようなものばかりでした。(うちのうつ人は信じられないほどカラフルな服ばかり着ている) うつの人を「メンタル弱い」だの「甘えている」「怠けたいからだ」などと言う理解のない人たちにこそ読んでほしいかな。 うつを克服するには、家族はもちろん趣味も大事。 まだ暗いトンネルの中を出たり入ったりしている家族をもつ私にとっては、すごく勇気のもらえた本でした。感謝。
9投稿日: 2017.09.30
powered by ブクログ昔から面白いと思っていたマンガ家さんの絵が、本屋で平置きになっていたので購入。 ウツは誰でもなり得る病気なので気軽に読んでおいた方が参考になり、とても良いと思った。 ただ、ウツの症状や原因、対策は人により千差万別なので症状のある人はきちんとした専門家に診て貰った方が良いと思う。
0投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログうつ病を克服した人、克服している最中のエピソードを漫画で、20程度紹介している。 僕も闘病中なので、わかるわかると思いながら読んだ。病気になっていない人は、なかなかわからない部分だと思うので、まわりにうつの人がいれば、読んでもらえると気持ちは少しはわかってもらえるかなという気がする。 また、一度復職しても、再発するという事例が多いので、完治は難しいのだなと改めて実感した。
0投稿日: 2017.09.21
powered by ブクログうつの時に現れる、黒いスライムの表現はすごいと思った。確かにそのとおり。 うつは薬でも治らないという記述にもなんとなく賛成した。薬は気分を安定させるもので、根本的な治療にはなっていないと思う。時間稼ぎに過ぎないのでは?と感じた。うつ病は脳内のホルモン分泌異常だと何かの本で読んだことがあるが、時間を稼ぐ中で、考え方をかえて脳内を正常に戻していくという意味では薬では治らないと言えるだろう。 私がうつになったきっかけを振り返ると、発狂しそうになる。こんな私でも普段の日常に戻れるのだろうか?
0投稿日: 2017.09.18
powered by ブクログ2017_023【読了メモ】(170912)田中圭一『うつヌケ』/わかるわかると思いながら読んだ。字が頭に入らなくなる、うつは風邪でなくガンである、気圧や天気で変わるし、心と体は影響し合ってる。
0投稿日: 2017.09.13
powered by ブクログ田中圭一さんも、うつ病という禍々しいことをあえて思い出して絵にしているからか、絵の隙間隙間からいわく言いがたい不気味さがにじみ出ていて、コミカルな表面上のタッチとは裏腹に「この絵怖い」と思わせるような、妙なオーラが発せられている。 ひとつ、印象に残ったうつ病から抜け出すコツは、心が空虚だとそこに不安感や悩みが入り込んでくるから、プラモデルでもペットでもなんでもいいから、とにかく何かやることを詰め込んでおくと、うつ病がひどくなりにくい、というもの。「そう!気分が落ちたとき…それは「人生の自習時間」なんだと考えて、自習時間にふさわしい「やるべきこと」をみつけておくんです」という言葉はとても気持ちが楽になった。 著者がうつ病真っ最中のときに、唯一の救いだったのが、咲矢(さくや)スミレという顔も見えないアイドルのポッドキャストの更新だったらしい。自分も昔ひきこもっていた時に、似たような「おっかけ」をしていたので分かるのだけど、他人が元気で過ごしている様子(もう一つの自分の生活)を遠くからウォッチするという行為は、説明しにくい癒し効果がある。そういう心理学の研究とかないのだろうか。
0投稿日: 2017.09.10
powered by ブクログ働きすぎからうつになった人、生い立ちで解消されていない悲しみがあってうつになった人、うつかと思っていたら双極性障害だった人、精神科医の立場からうつを見たら等、幅広く扱っている。 この本は漫画で、うつになるとお化けがたくさん乗っかっている絵が描かれているが、本当のうつもこんな風に目にみえたらいいのにね。
0投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログ一話を一日ずつ読んだ。この病と思われる(確定診断なし)近親者と接するようになり、まずは自分が読んでみようと思った。何かの拍子で本人が読んでくれるのを期待している。うつの人と接するのは本当に難しいことだ。こちらの理解の限度を超える言動に、病がそうさせていると分かっていながらもやりきれない思いを抱いてしまう。色彩が感じられないという症状は確かにあって、我が家の場合も蛍光色に近い緑色の衣服を好んで着ていたことに思い至った。
0投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログ読みやすい。そしてうつ体験者1人1人の異なる背景があるので「うつとはこういうものだ」ではなく「こういうきっかけでなることもあるし、ひどくなることもある」「なおることもある」「こうつきあってる」という事例がたくさんあってなるほど、ってなる。 こういう本が売れて手に取りやすい世の中だといいなぁ。(売れてるけどね! もっとという意味で)
0投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログさすがマンガなので読みやすい。 いろいろな人のいろいろなパターンが描かれているため、自分はこうかも…?と参考になる部分があると思う。 自分を引き算してしまう女性の話に共感。
0投稿日: 2017.08.13
powered by ブクログ話題の本。図書館にて。 タイトルがまずインパクト大。うつヌケ。うつのトンネルを抜けた人たち。 個人的には田中圭一さんのケースをもっと掘り下げた方がよかったんじゃないかと思うけど、一言でうつと言っても様々なケース、要因や背景、そしてパターンがあるので、このようにたくさんの人の実例を載せたのは理解できる。 この漫画を読んでうつの理解が進んだ人が多いのではないか。そして、トンネルを抜けるきっかけを作ることができたらほんとすごい本だと思う。
0投稿日: 2017.08.08
powered by ブクログうつの症状「うつトンネル」を抜けた人たちの体験談コミック。活字がつらい人も読みやすい。 著者もうつ経験者。 私もうつトンネル脱出者。 共感できるところが数多くあった。 誰でもうつになる可能性はあるし、トンネルを抜け出すことができる。 あらゆるうつの症状があるのでいろんな体験談から、自分が共感できるものを見つけることができて、うつトンネル脱出のきっかけになればと願う。 近くにうつ症状の人がいたら、この本をそっと差し出したい。
0投稿日: 2017.08.03
powered by ブクログマンガ。著者自身を含む17人のウツ経験者の体験談。有名人も、普通の人もいる。一人ひとりのエピソードは短くて、もうちょっと詳しく、と思うこともないではないが、逆に数を集めることで見えてくるものもある。我慢をし、無理をすることがウツの原因になるのは確かなようだ。ウツは心身の危険信号だ。侵入してきたウイルスや細菌をやっつけようとして熱が出たり、炎症反応が起きるのに似ている。ウツそのものより、その原因となった環境や状況、心の持ちように問題があるようだ。 例外もあるけれど、多くのケースで仕事がきっかけで発症しているのは考えさせられる。大丈夫なのか日本。海外ではどうなんだろう? メンタル不調の人は会社にも多い。何人かは良くなって(寛解?)今も普通に働いているが、半数以上は会社を辞めてしまった。詳しく聞いたわけではないが、おそらくみなウツだったのだろうと思う。 これだけ多いと、ぼくもいつウツになっても不思議はない。几帳面で真面目な人がなりやすいらしいから、ぼくは大丈夫、と言い切れる自信はない。それなりにぐだぐだ考えて、気に病む方ではあるし。 ウツっぽくなったら、やばくなる前に逃げよう、と思った。
0投稿日: 2017.07.30
powered by ブクログあまり好みの漫画の絵ではなかったが、うつを知りたくて購入。人の目を気にしすぎない!無理をしない事が大事!
0投稿日: 2017.07.27
powered by ブクログ今の自分にヒントになることが書いてあると思って、ずっと読みたかった本でした。正解。まだトンネルは抜けてませんが、外に出したほうが、つまり手を伸ばせば、誰かが気がついて手を差し伸べてくれるとわかった。 のんびりゆっくりやりますわ。
0投稿日: 2017.07.24
powered by ブクログ言葉としては知っている、でも自分がそうなってみるまではイマイチぴんと来ない症状、「うつ」。そもそも、自分がうつ状態なのかどうか、さえ、普通は分からないわけだよね、それが分からないのも症状の一つなわけだから。 ただ、最近個人的に児童心理学とか問題行動の原点を探るとか要は「心と向き合う」行為を調べる必要があって、その過程で「うつ状態っていうのも自分と向き合って乗り越えていく現象の一つだな…」と気づいたので、本書を購入、気持ちとしてはうつ症状について知るための軽い導入くらいの感覚だった。 で、読んでみて、今まで漠然としたイメージしか持っていなかった「うつ」だけど、もう少し形が見えてきたというか、よく形容される「心の風邪」という表現がすごく適当に言い表された言葉だということを実感した。 風邪にもその苦しさや症状に個人差があって、それはうつも全く同じ。普段から気を付けていれば防げる風邪があるように、うつも多少は自分の努力で回避することができる。でも、対処療法ですませずきちんと治したいなら病院へ行く必要がある時もあるし、完治するまでは無理をしないことも大事。ふーむ、そう考えると本当に風邪みたいだな。 ちょっと惜しいのは、たぶんこの作品、何かに掲載されていた連載作品を一冊にまとめたものなので、一回のページ数が限られているのだよね。だから、「え、なにこの話、もっと詳しく知りたい!」と思う回があっても、きっちりそのページ数で終了してしまうので、やや物足りない気持ちが残る。 でも、逆に言うと、それだけ色々な人のうつに関する話を多角的に知ることができるってことでもあるし、「うつについて何にも知らないから少し理解したい」って人とか、「自分がややうつ状態の気がして不安…他の人はどうなんだろう、情報が欲しい」って人にはすごく良くできたライトバイブルになると思う。 印象に残ったのは、うつの発端というのは「自分を好きになれない」ことから始まることが多いということ。今の自分を肯定できない何かがある、現状を受け入れられない、無理をしている自分が嫌い、または、無理をできない自分が情けない、過去に封じ込めた本当の自分がいる…そういうことに対する小さな我慢が重なって、うつに近づいていくのだなぁ。(本当の意味で)自分と向き合うこと、が、うつに対しても有効だということが分かった。
8投稿日: 2017.07.16
powered by ブクログうつのトンネルから抜けた著者とインタビューした17人分の「うつヌケ」体験談が漫画になっているもの いくつかの示唆に富んでいて勉強になる。 ・ウツの原因は、自己嫌悪、自信喪失であることが多い。薬でなおるというものではない。性格改造+休養+薬 でしょうか。 ・体がストップをかけている状態である。 ・何かのきっかけで元に戻る。人からの信頼とか、小さい楽しみとか。 ・突然リターンがある。しかし、それも気圧など理由があることが多い。 ・うつのトリガーの理由、経過、トンネル抜けは十人十鬱である。 ・まずはウツのイメージをブニョ、ブニョにしたのが分かりやすい。これからはこのイメージで浮かぶことだろう。 ・十人十鬱は言え作者は10年。長い。 まとめにはこうある。 なぜ人はうつになるの?自分をきらいになるか。自分も「他人」と同じなの。他人に気を使うのと同じくらい自分にも気を使ってあげて。 うつになってしまったらどうすればいい?ささいなことでもいいので、必要とされている役に立っていると実感できる瞬間を持とう!! 人間は本質的に、自分が好き、肯定されたい、必要とされない これに抗うと心が弱る なぜうつトンネルを抜けたのに時々戻ってしまうの? うつは「なる」ものじゃなくて誰の心の中にも「眠っている」もの。ストレスや気温差・気圧差など、色々な原因で心が弱ると、眠りから目を覚ます。 『うつの入り口は「自分を嫌いになることから」、うつになったらどうする?「自分を否定するものからは遠ざかり自分を肯定してくれるものに近づこう」』
0投稿日: 2017.07.14
powered by ブクログ私達が「うつ」と言われて連想する内容は大うつ病のものだけど、実際に世の中でうつと呼ばれているものは抑うつ状態であり、大うつ病とは限らないどころかそれ以外であることが多い。抑うつ状態そのものはいろんな病気や状況で生じますからね。そういうズレをそのまま本にしたのがこちら。いろんなケースが語られているので、抑うつ状態というのがいかに広汎で生育歴に影響を受け、うつという言葉一つでは一般化し得ないかを知るには参考にはなるかもしれない。 が、自称「うつヌケ」した人達の言葉はそのトンネルの途上の人達には結構破壊的。自分を許すとか好きになるとか、そういうのってどこまでいってもn=1の世界でその人にとっての最適解でしかないのに、それを一般化して「うつヌケ」の方法かのように強弁するのは、控えめに言って疑問。うつを経験した人でさえ、「うつヌケ」しちゃったら現に苦しんでいる人とはこんなにも分かり合えないんだね。自称治った人のキラキラした言葉ってうつの人を苦しめてきた言葉そのものじゃないの?
0投稿日: 2017.07.13
powered by ブクログ本屋で、山積みになってた、 いくつかの事例が載ってるので あてはまる人も多いかも。 上司や同僚のジャブのような ダメだし。 これよくあるパターン。 上司1人が言い出すと 周りも連鎖的に言う。 立場逆転すれば、 こちらのことを思ってとか、 心配してと、と、取れないこともないが それが本人的には苦痛。 反発する部下も、 愛情の強度検査というが やられた方はたまらないよな。 ほんと、あるあるの話だし、いつ自分が うつのトンネルにはいるかもわからないなと。 セルフケア大事。
0投稿日: 2017.07.12
powered by ブクログ今後うつにならないためにも、いま治療中の人にも、色んな人の体験を知ることはいいかもしれませんね。 絵が手塚治虫みたいです。
0投稿日: 2017.07.09
powered by ブクログ色んな人の体験がわかりやすく描かれており、漫画タッチなので、入りやすかったです。一度は読む価値ありと思いました。
0投稿日: 2017.07.07本当に今自信が持てない人は…
確かにためになり、面白いんですが。一つだけ気になります。それは、ここに登場する方はもちろんみんなうつを抜けられてるんですが、うつを抜けた成功者でもあるんですよね。皆有名人で成功者です。きっと世の中になんとか認められたいけど、それも手にできないアンラッキー地獄のトンネル中もいるだろうな。
0投稿日: 2017.07.05
powered by ブクログ著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック! 目次 第1話 田中圭一の場合1 第2話 田中圭一の場合2 第3話 田中圭一の場合3 第4話 照美八角の場合 あの時ボクはうつだった その1 あの時ボクはうつだった その2 第5話 折晴子の場合 第6話 大槻ケンヂの場合 第7話 深海昇の場合 第8話 戸地湖森奈の場合 第9話 岩波力也・姉原涼子の場合 第10話 代々木忠の場合 第11話 宮内悠介の場合 第12話 鴨川良太の場合 第13話 精神科医・ゆうきゆうの話 第14話 ずんずんの場合 第15話 まついなつきの場合 第16話 牛島えっさいの場合 第17話 熊谷達也の場合 第18話 内田樹の場合 第19話 一色伸幸の場合 第20話 総まとめ エピローグ うつヌケこぼれ話 その1 うつヌケこぼれ話 その2 あとがき
0投稿日: 2017.07.03
powered by ブクログ#読書開始 ・2017/6/30 #読了日 ・2017/6/30 #経緯・目的 ・うつ病を疾患し、回復に向けて得られるものがあるかと思い購入。 #達成、感想 ・うつを「抜ける」という発想。これが響いた。 ・何人ものエピソードが描かれているため、「一人じゃない」と思えることができたのが有益。 #オススメ ・うつ病患者、まわりにうつ病患者がいる方に推奨。
0投稿日: 2017.07.03
powered by ブクログ「うつ」を体験した漫画家が自身の体験を振り返り、また「うつ」を体験した人からのインタビューを行い、「うつ」からの回復と再発予防について書かれたもの。漫画なので読みやすく体験した人の気持がよく分かる。自身の体験を周りの人に伝えることで自身も回復が進むという自助体験か。「うつ」も生き方の病であることがよく分かる。
0投稿日: 2017.06.28
powered by ブクログ心のガン「うつ」。この本を読んでこう言う事なのかと知れて良かった(*´∀`*)追い詰められた時、逃げてもいいんだという事。無理しすぎない、ですね!
0投稿日: 2017.06.28
powered by ブクログ話題の本「うつヌケ」を読んでみた。 まず、マンガだと思っていなかったので、開いてみてビックリ!最近このパターン多いけど、コミックエッセイ流行り⁈ 絵が手塚治虫に影響受け過ぎ。 誰にでも起こりうる「うつ」 「うつは心のガン!」 でも、この本読むとうつになりそう。。 今キツイ人はむしろ読まない方がいいと思う。 【うつになった時の対応方法】 ★脳を休ませて身体の声を聞く ★自分を否定するものからは遠ざかり、自分を肯定してくれるものに近づく
0投稿日: 2017.06.14
powered by ブクログやっぱり自分鬱なんじゃないかなと思った。山登り行きたいとか言い出したのも、この本にあるように抜け出したいから言い出したのかも。
0投稿日: 2017.06.14
powered by ブクログ自分は幸いにもうつになったことはないので、この本に出てくる人々の体験を読んで「ふーん、そういうものなのね」と思うことしかできないのだけれど、うつになるキッカケや、そこから抜けるキッカケを知ると、確かに自分が気づかないうちに、その危険水域に達していることはありうるな、と思えた。良書。
0投稿日: 2017.06.07
powered by ブクログ最近感動が薄い。。 楽しいと感じる時もあるし、すごく落ち込むようなわけでもない。 毎日、何かが物足りない。 少し前までは楽しいときはものすごく楽しかった。 こんな時が毎日が続けばいいのに〜〜!!! ハイになるくらいだったのに。 そのぶん落ちるときは、 消えてしまいたい… と心から思うほど落ちていた。 そこを抜けたからだろうか。 ともだちから連絡がきても、返せない。。 そんな時期なんだろうか。 それでともだちがいなくなったらいやだなあ。 わたしはまだトンネルの中なのかなあ〜 あんまりこの本がピンと来てないのは、 あんまり内容が入ってこないからなのかなあ。 理解力が…
0投稿日: 2017.06.06
powered by ブクログ鬱病がどのようなものかがよくわかる。助手さんが最後に自分もいつか鬱病になりそうな気がして…と言っていたけど、気分が落ちてる時と鬱初期の境目てどの辺だろう?と考えた。
0投稿日: 2017.06.05
powered by ブクログ気持ちが楽になった。 マンガだから、気楽に読めるのも良かった。 久しぶりにマンガを読んだ。 マンガというものが、こんなに凄いものだったなんて、今になって気付いた。 なんか本を読もうとなると、なんとなく構えてしまう。 これが文章だけだったら、今の自分には読めなかったかも。 自分は自分でいいんだって思えた。 きっといつか、自分にも、笑える日が来ると思えた。
2投稿日: 2017.05.30
powered by ブクログうつを体験し、寛解してきた体験談集。 精神科医の見解ではなく、体験談集なので、具体的で分かりやすいですね。 それぞれ深く突っ込まないのが良いですね。
0投稿日: 2017.05.28
powered by ブクログうつ病に罹患した著者が自身の経験とほか16人のうつ病罹患者からのインタビューをもとに”うつの病い体験”をマンガにまとめた一冊。17人それぞれの家族背景、職業、発症機転などの相違のなかに共通する認知傾向、発症エピソード、寛解までの経緯やカタルシスが繰り返し見られ、うつ罹患者の視点を理解しやすい構成になっています。再発を恐れる罹患者の心理も学ぶことができました。すごく読みやすくておすすめです。
0投稿日: 2017.05.27
powered by ブクログ著名人も出てきて鬱のきっかけや、回復のエピソードがテンポよく語られる。ただテンポが良すぎて食い足りないというか、単行本の構成もおかしいのだけど、終わったのかどうかはっきりしないまま次のページで別人のエピソードになっているので毎回混乱した。もう少しページを割いてじっくりと読ませてほしかった。
0投稿日: 2017.05.21
powered by ブクログ有名人から一般人まで17人のうつにかかった人がどうやって克服したかを記した一冊。 これまでうつ関連の本をゆうに20冊以上は読んでますが、一番読みやすかった。 有名人の実例もあるけど、何より漫画形式というのがすんなり入ってくる感じ。 自分は幸いうつ病になったことはないが、こういうのがもっと多くの人に知られて、うつ病やパニック障害の人の救いになると同時に、それらに対する社会的偏見(特に職場)がなくなればと感じた。
0投稿日: 2017.05.21
powered by ブクログ今話題の本、なんだろう。朝日新聞の書評(5月7日)でも、雑誌の書評でも取り上げられていた。 鬱は心の風邪なんて言われてきたけど、そうじゃない、心のガンなのだと。だから、何をしてもちゃんと病気と向き合わなければならない・・。 この本が、必要としている一人でも多くの人の手に渡りますように・・・。
0投稿日: 2017.05.15
powered by ブクログ見ていて思ったのは、人から必要とされる・認められるという経験から自信をもつことなのかなと感じた。 ただ、本の中のうつぬけした方は外的要因が多く…そのきっかけを待つのか積極的にならないといけないのか…その気力のでない自分にとってはきっかけとはならなかった本に感じました。 悩み大き人生ですが、いつか心から笑ってられる人生になりたいです
0投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログうつとかうつじゃないとか関係なく、自分の心がどうなってるかを観察するために必読の本 反射的に我慢しようとするのやめたいな 自分に向いてる仕事をしたい
0投稿日: 2017.05.06
powered by ブクログうつトンネルを抜けた自分についての回想や、色々な人への取材を通して、うつを抜ける方法について追求した漫画エッセイ。 1,000円の本書の中に具体的なエピソードが凝縮されていて、うつについて知りたい人にとって、読む価値は大変高い。
0投稿日: 2017.05.03
powered by ブクログうつは誰もがかかるもの、という意味で「うつは心の風邪」と捉えていたけど、うつは人の命を奪うものだから「うつは心のがん」であると述べられている点について強く共感した。過去、僕の同僚にも何人かうつ病になってしまった人がいた。その頃にこの本に書かれていることが頭に入っていれば、つらい思いをしていた同僚にもうまく接することができたのではないかと思う。
2投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログ「うつは心の風邪じゃない、心のガンだ。」という言葉にはっとなりました。 「誰でもなり得る。あなたが悪い訳ではない」という意味合いで使われたんだろうと思いますが、風邪くらいで休むのか、とうつ病を理解出来ない人の一種の言い訳に使われてしまってるのも事実。ガンなら早く休みなさいとなる。
0投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログ鬱を経験した様々な業種の人達にインタビューして漫画化した、田中圭一センセお得意の手法で描かれた本。見事。精神科外来の待合室マストアイテムか。私は内科医なのだが、気候天候と精神症状の関連についての体験談は自分の外来でよく耳にする。心を病んでいる方もそうでない方も一読の価値あり。オススメ! #田中圭一 #うつヌケ
0投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログうつを脱出した人達のエピソードを漫画で紹介しているもの。 全てが共感できるわけではない、というより、むしろ共感できない部分の方が多いかもしれない。うつになった環境も人それぞれだし、それになんといっても、まだうつの最中の人間から見て、うつを脱出したエピソードに共感できるわけはない。脱出のきっかけもパートナーが〜、とか、このような仕事が〜といった外的な要因が絡んでくるものも多く、エピソードを読んで私も脱出できそうなどと軽く思えるものではない。この漫画によれば、脱出のきっかけの共通点は人に必要とされている、ということを実感することで、それを考えれば外的な要因が絡んでくるのは当然といえば当然だ。 でも、読んでいて、心の中に残っていった内容も多く、やはり読んでよかったと思う。 ・朝起きたときに自分を褒める言葉をかける ・心の不調に体も付き合っているときがあって、運動したり深呼吸したり体のリズムを整えることが心にも効くことがある。 ・自分に向いてない仕事をがんばる←うつになる原因あるある
0投稿日: 2017.04.16
powered by ブクログウツウツの可視化。うつは心の風邪なんかじゃない、うつは心の癌なんだと。 なったことない人こそ自分には関係ないと言わずに読んでほしい。 体の健康は気にするのに、心の不調はなぜ気にならない?もっと自分を大切に。
0投稿日: 2017.04.15
powered by ブクログ全20話、様々な境遇な人がうつから抜けた事例を紹介している。 現代社会で、うつから完全に逃れる方法は無いのかもしれない。 しかし、彼らがうつになった状況には、共通点がある。 これを意識しておけば、自分あるいは誰かがうつになる可能性を少しでも少なくできるかもしれない。 このような本が、うつになった人のためだけではなく、 うつにならないための予防の一つとして役立てば良い。 うつは決して軽いテーマではないが、 重くなりすぎないような絵で描かれているため、 もっと多くの人に手にとってほしい。 これは漫画でしかできないことだと思う。
0投稿日: 2017.04.11
powered by ブクログ新聞広告欄から衝動買い。 騙されたと思って一回読め! と言いたくなった本は初めて。 で、そういう感想を持てる場合、きっと鬱の素質があるから要注意である、と自覚を持てた一冊。 特に生真面目な性格で、気づいたら「なんか最近精神的に疲れてるなぁ」って人は、ぜひ。
0投稿日: 2017.03.20
powered by ブクログ鬱は心の風邪…なんかではなく、死に至る病気であることは広く知らしめて欲しい。 早期の気づきと休養を。そして専門医の診断による適切な治療と、なによりも、あなた自身が周りの人たちに愛され必要とされていることに気づいて欲しい。
0投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログ鬱とそれを脱出した経験談をマンガ形式で。どういな人が鬱になりやすいのか、鬱になったらどういう自覚症状があるのかなどが、非常に具体的にわかりやすく書かれている。誰しも鬱になる可能性があり、基本的な知識として知っておいたほうがいい内容だ。脱出方法は人それぞれだが、仕事をやめるのは、わりと共通している様だ。鬱は「心の風邪」ではなく、死に至る病なので仕事どころではない。
0投稿日: 2017.03.18
powered by ブクログ読み終わった一番の感想は、うつの人の家族に読んでほしいなあ、でした。私が家族だったら、きっと助かっていたと思う。当事者としては、父への恐怖が思い当たり過ぎて、泣けました。自分の過去への、邂逅。
0投稿日: 2017.03.10
powered by ブクログ買ってきてちょっと置いといたら、中学生と小学生の娘らがさっさと読み終えていく。うつ病という病気の入門書としては気軽に読めてわかりやすいみたい。(「ツレがうつになりまして。」も当事者&家族のための入門書としてよかったけど、むかし買って読んだのにだれかにあげてしまったのか見当たらず…) 一口にうつ病とその寛解と言っても、その原因や進行過程、対応の仕方、うつヌケのきっかけは十人十色、でもそうしたさまざまな人の事例から自分に似たところや心当たりのある部分を学び、エッセンスをくみとって心構えができるのはとても助けになると思う。
0投稿日: 2017.03.09
powered by ブクログ読了。内田樹先生の話があったので買った。もう自分には関係ないと思っていたが、ジョギング始める数ヶ月前まで、私は軽いうつ状態だったなと思った。現在は、だいぶん精神状態をコントロールできるようになったので、楽に生きている。週一のジョギングであるが、これほど効果があると思わなかった。天気によってブリ返すこともあるが気をつけようと考える。鬱がしんどいのはなんとなくわかる気がする。
0投稿日: 2017.03.08
powered by ブクログ著者も含め、色々な人たちの「うつヌケ」体験集。 うつに入るきっかけも抜けるきっかけもシンプルですが、ここに到達するまで相当苦しんだんだろうな… 治すのではなくて「トンネルを抜ける」という表現がピッタリでした。 「健康的なナルシシズム」、「うつは心の風邪ではなくガンである」などなど、わかりやすい名言満載。
0投稿日: 2017.03.04
powered by ブクログ自分の症状がどうやって起こったか、端的に簡単に解り易く描かれている導入部。私は鬱を自覚する手前、「死にたい」と思う一歩手前で留まっていたんだなぁ、って解った。自分を甘やかす事がどれだけ大切かを実感している日々。
0投稿日: 2017.03.04
powered by ブクログうつ病経験者のうつ脱出エピソードをまとめた漫画。うつを決して軽視してはならず、かといって深刻に考えすぎない、といったような示唆が得られたように思う。「うつ」というキーワードが気になるならば一読の価値あり。
0投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログ話題になってたので読んでみた。学校に通ってた頃って、その数十歩手前にいたのかもしれないと思えるくらいプレッシャーにとらわれてた。もっと解放していよう、見えてるもの聞こえてくるものが全てじゃない。カフェの蔵書へ。
0投稿日: 2017.02.26“うつは心のガン”
“うつ”については一度、ちゃんと読んでおこうと思っていて そのまま読まずにきてしまっていたので「読みやすそうだな」と思った本書を。 “うつ”は、目に見えるケガやなどとは違い、判断が難しいところ。 それをどう判断するか、というよりも 「どう対応していったらよくなったか」というのが体験談で描かれてるので そこからわかってくることもあります。 自分が“うつ”かどうかということによって読み方も変わってくるかもしれませんが (とはいえ、体験者の「うつヌケ」は辛いときにこう考えればいいのか!という参考にもなります)、身近な人の“うつ”への対応や、それに悩む人にもヒントになるかと思います。 “うつ”は最近、よく見かける言葉になり、かえってそれが軽く扱われているような場面もありますが本書にある“うつは心のガン”ということを、もっと多くの人が意識できると “うつヌケ”できる人が多くなるのかもしれない……そんな考えが頭をよぎりました。 ライトなタッチで描かれていますが、 とても親切で理解しやすく、そして真摯な本です。 できるだけ多くの人に読んでほしいなと思います。
7投稿日: 2017.02.24うつだと思ってない人にも読んでほしい
最近書店やニュースで話題の本。 田中圭一と言えば、手塚治虫のひどいパロディをするギャグ漫画家というイメージだったので きっと破天荒な人生を送っていると思っていたら まさかご本人がうつで悩まれていたとは驚きです。 うつになるとやる気が出ず薬や時間に頼らざるを得ないと思っていたんですが 田中先生はグラフ化して自分なりにうつを分析するなど、かなり冷静にうつに向き合っています。 きっと症状は人それぞれで、田中先生も大変苦しまれながらのことだったと思いますが。 ご本人以外にもうつを経験した人のインタビューが満載ですが 作家や芸能人など、有名な方もちらほら。 あまり世に知られてなかったけど、悩まれていたんですね…。 自分はうつだと思っていない人でも、症状に当てはまるところがあったり 身近に同じような症状の人がいるかもしれない。 そういう時にどうして回避すればいいか、どう接すればいいのか ヒントになるかもしれません。
6投稿日: 2017.02.23
powered by ブクログ小・中学生にも是非読んでもらいたい。 1クラスに一冊、学級文庫に必ず置いて欲しい。図書室の目立つところに数冊置いて欲しい。 イジメで自殺の手前に追い詰められてる人も救われそうな気がします。(逃げてみようかな、と思えるかも。) 取り越し苦労が多い方や心配性の方にもぜひ読んでもらいたいです。
0投稿日: 2017.02.15
powered by ブクログパロディマンガの巨星がマジに描いた、明日は我が身のうつ病脱出コミック! 著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!
2投稿日: 2017.02.11
powered by ブクログAmazonレビューも高評価だったし、紙の本は一時品切れだった。 内容は・・・すごく良かった。 田中さんの経験されたこと、田中さんの言葉で、時間をかけて出てきた答えがそこにあって。 ご自身の鬱体験をこんなふうに作品として、それもこんな、多くの人の役に立つような作品に仕上げるなんて、やっぱりすごい、作り手さんだな。 絵がめちゃくちゃ上手いだけじゃないんだな(笑) たくさん売れて多くの人の手に渡りますように。 私は紙の本にお得感を感じるタイプだが、電子だと1話100円から購入可能だった。 色んな買い方が出来るってさすがだなーと変なところでも感心した。
2投稿日: 2017.02.10
powered by ブクログうつ病を、暗いトンネルやねばりつくモンスターに例え、コミカルに描かれている。 うつ病が治ることを、単に「投薬治療による寛解」で捉えていた自分としては視野が広がった。例えば、「自分が好きになる」「他者に必要とされる」「劣悪な環境から逃げて気分が晴れる」ことを病気が緩和した状態と描写されている。 ただ、作者が病を治す大きなきっかけとして、「薬を使わず自らうつを治した精神科医」宮地賢也の本を挙げているが、あくまで参考程度に留めておく方がよいだろう。薬を使った治療はメインストリームとして行われているからだ。
2投稿日: 2017.02.09
powered by ブクログ押し付けがましくなく、うつについて広い視野で、多くを知ることのできる本。今は違うけど、将来そうなった場合に、この本に書かれたことを知っているだけで、対処しやすくなると思う。日頃の思考のクセがうつに結びつかないか、自問自答することで、予防にも効きそう。
2投稿日: 2017.02.09
powered by ブクログ環境が違えば自分もうつになる可能性があるし、全然他人事じゃない。一つ一つのエピソードは短く、漫画なので軽く読める。辛さが理解できるわけじゃないけれど、うつについて考えるきっかとしては十分。誰でも心の病はあり得るし、例えうつになってしまっても、安心してうつになっていられる世の中であって欲しいと思う。
0投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログ田中圭一のイラストで、うつの克服の過程が描かれている。 うつは風邪ではなくてがん。 宮島先生やっぱ素敵ね。
0投稿日: 2017.02.03
powered by ブクログ色々な人生のほんの一端が読める気がします。 インタビューや構成は大変なのかもしれませんが、もっと多くの人の例を知りたいと感じます。
0投稿日: 2017.02.03
powered by ブクログこれ読むと、私もやっぱり数年前うつになりかけてたかなーと思う。 責任感強い学校の先生の話で、奥さんに「教師やめちゃえば?」と言われて救われた話があったけど、私も全く同じ感じだった。 かとくんに、 「何してもどうなってもちーが好きだから大丈夫だよ」って言われて本当に心が軽くなったことを覚えてる。 だらだら本だけ読んでても、それでも責めないで毎日普通に見守ってくれてありがとう。 朝起きてすぐポジティブなこと考えると1日ポジティブに過ごせるってのは実践してみよう。
0投稿日: 2017.01.22
