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サイコパス
サイコパス
中野信子/文藝春秋
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総合評価

223件)
3.6
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    サイコパスは100人に1人くらいいる 併せて読みたい本 サイコパス 冷淡な脳 サイコパス、インサイド P120 サイコパスは一般人とは異なる。言葉遣いすることに注目している。 →文の構造、語尾の選び方、しゃべる速度、リズムが違うこと。 経験から考えられた16項目 表面的な魅力、不安の欠如、罪悪感の欠如、信頼できないこと、不誠実、自己中心的、親しい関係を継続して作れないこと、罪から学ばないこと、情動の乏しさ、自分の行動が体に及ぼす影響を鑑みることができないこと、将来の計画を立てられないこと 対人関係では「支配的かつ強制的」「傲慢で詐欺的」 感情面では「適切な情動が欠如」「どの情動反応も難しく、一時的」 では「衝動的」「計画的に問題がある」 サイコパス3脚理論 ①眼窩前頭前皮質と側頭葉前部、扁桃体の異常なほどの機能低下 ②いくつかの遺伝子のハイリスクな変異体(MAOA) ③幼少期早期の精神的、身体的、あるいは性的虐待 p149 サイコパスの海馬も、左より右が大きいこと 妊娠中の母がアルコールを大量に摂取すると、右の海馬より左の海馬が大きくなる p171 ムンドゥルク族の社会で、男性が求められる役割は、「雄弁」、「恐れ知らずの勇敢さ」、「戦闘に秀でていること」 →カリスマ性と似ている

    1
    投稿日: 2025.10.20
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    テレビやラジオでお話されている中野先生が好きなので、読んでみた。「なんでこの人こんなにひどい/雑な言動するんだろう」と思うような人について、単にそのシチュエーションにおける対応に慣れていなかったり、配慮がないだけで、慣れや周囲の指摘により多少なりや改善すると思っていたが、ある種脳の反応が違うため、治るとかよくなるとかいう話ではないのだなと、腑に落ちる部分があった(実際彼・彼女らは指摘などがあっても変わらない)。本書の中には、”サイコパス”の例として複数の連続殺人犯の話がでてくるが、脳の働きや反応に関する観点からその特性が抽象化されるように書かれているので、遠い人のエピソードとしてだけでなく、その要素を持ってそうな身近な人を思い浮かべながら読むことができた。書き方や例の多さがあり読みやすかったが、結論にいたる根拠が少ない感じがして、少し物足りなさがあった。そんなにじっくり気張らずに、さらっとサイコパスの特性を知るのによかった。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サイコパスの心理・脳科学的特徴をわかりやすく紹介しており、興味深かった。特に「共感性は低いが他者の心理を読むのが得意」という指摘にはゾッとした。 一方で、隣人や同僚がサイコパスだった場合の具体的な対処法も知りたかった。続編に期待したい一冊。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    中野さんの著書、久しぶりです 私の中でのサイコパス、という人たちを表す範囲(?)が変わった シリアルキラーみたいな人たちばかりではなく、共感力低めのちょっと理解できない思考の人、という理解はそのままで、 もっと身近でその辺にいてもおかしくない人達であるということ 脳の障害というところまではいかないのであろうけれど、そういった人たち共通で特有な特徴を持っている 特徴があるからといって、直ぐにイコールサイコパスではないし、そういった人たち全員が犯罪を犯すわけでもないなら、排除する理由もない なんかもっと物理的に怖い人たちだと思っていたけれど、そうではないということ 犯罪を起こしがちな脳の形質異常の研究の本も以前いくつか読んだけれど、こういうのも研究が進むにつれちょっと恐ろしいと感じる 最初は犯罪を減らすための、犯罪の原因となるものを調べるための研究だったはずが、いつの日か予防や排除につながらないかどうか そしてさらに飛躍して もしかしなくても心配しすぎな自覚はしているけれど、息子氏の事もあって(最近不登校気味)発達障害やら心理的な疾患やら中二病的ななんやらやらいろいろ考えてしまう 思春期で成長期で反抗期は難しい…です

    1
    投稿日: 2025.10.06
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    人間とは、どうしてこうも不思議なのか。自分の引き出しに全くない感情と感覚を持ち合わせている人が存在することを引き出しとしてしっていると、生きやすくなる。わたしたちは「みんな自分と一緒」という前提を無意識にもっていると苦しくなる。「人と自分は違う」と理解しているだけで生きやすくなる。そんな、「違う」種類を広げてくれる本。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    サイコパスとは、人との共感能力が低い人のこと。 特に印象的だった内容。男性を好むサイコパスが男性に性加害を加えては開放していたところ、事件が発覚して捕まった。そのサイコパスの犯人は捕まらないためには、相手を殺せばいい、という発想で殺人者になって犯行を続けた。その行為が社会的にどうなのか、殺される相手の痛み、他者の気持ちに考えが至ることがない、それが序盤に紹介されたサイコパスの一例。いわゆるサイコパスはこのイメージだった。 優秀な経営者にもサイコパスが多いそう。痛みが伴うが合理的な判断を、躊躇いなくできるから経営者としては最適な判断ができる。 サイコパスは成長過程で自分が他人と異なることを理解する。感情を共有するのが得意でないからこそ、相手を観察し、どういうときに何と声をかけるのがいいかを考える。こうして後天的に人心掌握術に長けていくケースもあるそう。 怖いイメージが先行する「サイコパス」ではあるが、一定数そういう性質の人はいる。何も彼らも希望してそうなったわけではない。1つの特徴と捉え、お互いを理解・尊重し、共存していくのが一番。 ※さすがに、犯罪のように他者に危害を加えるケースは除く

    12
    投稿日: 2025.08.10
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    はらわたが煮えくり返った先日の『でっちあげ』読了後、たまたま著者の福田ますみさんと中野信子さんの対談の記事を読んだ。 この世界には、平気で嘘をつき、罪悪感ゼロ、他人の痛みのわからない人間が本当に存在するのだと。しかもそんな人々を擁護する人も少なくないと!キィーーーーッ!! 中野さんの話を聞いてると、『でっちあげ』の、あのクソ親(スミマセン)の行動にピッタリと当てはまる! で、面白いなと思い「サイコパス」読んでみました。 まず、そのまんまなタイトルが好き。  精神医学ではいまだ明確なカテゴリーがなく、誤ったイメージや「反社会性パーソナリティ障害」という診断基準で、ぼんやりとした印象が流布している「サイコパス」。 だけど近年、脳科学の劇的な進歩によって、サイコパスの正体が徐々に明らかになってきた、と。 脳内の器質のうち、前頭葉や扁桃体など他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことがわかってきた。扁桃体といえば、ソン・ウォンピョン著の『アーモンド』のユンジェくんを思い出したのでわかりやすかった。 で、扁桃体や前頭葉の機能だけじゃなく、大脳辺縁系と前頭前皮質の構造の違いによって恐ろしいサイコパスや、統合失調症、うつ病、PTSDなどの様々な精神疾患に繋がったり、サイコパスでも勝ち組サイコパスと負け組サイコパスがあったり、いやもう脳ミソすごすぎーーっ! 遺伝もあればもちろん脳の損傷や環境による後天的なものもあるけど、なんと100人に1人はこのサイコパスがいるってよ。マジかーーーーっ! しかも、サイコパスとは必ずしも冷酷で残虐な犯罪者ばかりではないことも明らかになってきていて大企業のCEO、政治家、弁護士、外科医など、大胆な決断をしなければならない職業の人にサイコパシー傾向の高い人が多いという研究結果も。そればかりか、人類の進化と繁栄にサイコパスが重要な役割をはたしてきた可能性すらあるってーーどゆことー? 歴史的な人物ではヒットラーとか織田信長とかもだし、映画ハンニバルのレクター博士なんかはまさに典型的なサイコパス!! で、中野信子さん。この方恐れを知らない人なのかトランプやプーチンもサイコパスだと言い切ってる。一番驚いたのはマザーテレサ!! 中野さんって、ワイドショーのコメンテーターで見かけるとわりとしどろもどろな話し方するけど、文章はさすが脳科学者!簡潔で分かりやすくとっても面白かった。

    2
    投稿日: 2025.07.17
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     サイコパス――それは、良心や共感性の欠如を特徴とする人格上の特性。人当たりは良いが傲慢で尊大、口が上手くて大ボラ吹き、強い魅力(カリスマ)はあるが人情がない。  なぜ、サイコパスの特性を持つ人間が存在するのか。近年の脳科学の劇的な進歩により明らかになった、一般人とサイコパスの、脳の違いとは――?  脳科学の研究が進むにつれて、脳と心の強い相関性が明らかになってきている。本書はその中でも、いわゆる「サイコパス」をテーマに、彼らの特徴について門外漢でもわかりやすく解説している。  その特性ゆえに、特にフィクションでは、社会から排除すべき悪として描かれがちだが、実際のところ「サイコパス=悪」ではない。社会と適合できなかったサイコパスが悪と認識されるだけで、本書を読めば、社会に溶け込んだり受け入れられたりしている、"無自覚なサイコパス" がいかに多いか、がよくわかる――ただ。  そうだからといって、彼らが "善良なサイコパス" だと認識するのは誤りだ。彼らは、必要とあらばその特性を活用し、状況に応じて相手を利用したり手懐けたり攻撃したりする。もしかしたらあなたの友人や隣人も、内面にサイコパスの特性を隠しているかもしれない。実際、サイコパスの特性を隠し持った主犯が友人を支配して犯罪を起こさせた事件もある――日本の話だ。  サイコパスの概念が解れば、関わってはいけない人間が判るかも? 悪縁を防ぎ、良縁を繋ぎ、良質な人間関係を紡ぐ、本書がその参考になるかもしれない。

    1
    投稿日: 2025.07.05
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    サイコパスさんは、100人に1人の割合でいると… なら、結構、身近にいるって事やん! まぁ、映画とか、小説に登場するような凶悪犯ばっかりやないにしても。 読んでると、  ジョン・F・ケネディ  ビル・クリントン  マザー・テレサ  スティーブン・ジョブズ らも、サイコパスの可能性があるらしい。 サイコパス、すなわち「良心を持たない人たち」は、人口比率でいうと低いけど、常に存在するって事は、個別案件はともかく、人類の種の存続には、必要って事なんかな…知らんけど(^◇^;) 何か脳の仕組みも一般人と違うみたい。 前頭葉のどっかが少ないとか (細かい名称忘れた^^;)。 「勝ち組サイコパス」と「負け組サイコパス」もおるようで、多分、大量殺人犯とかで捕まってるような人が「負け」で、英雄なり、一代で財を築いたような人が「勝ち」なんやろな。 ・脳の機能について、遺伝の影響は大きい。 ・生育環境が引き金となって反社会性が高まる可能性がある。 何か、遺伝に占める割合も多いらしい。それと生まれからの教育も影響すると。 遺伝的要素があって、生まれてから、虐待とかにあったら、サイコパスの能力に目覚めるのか… 生まれてから、そんな事されたら、別にサイコパスやなくてもって気もするけど。 口が達者で、話がコロコロ変わる人要注意らしい。見た目魅力的な人多し!! イケメン、イケジョに騙されるな! ちなみに サイコパスの多い職業トップ 10 1 企業の最高経営責任者 2 弁護士 3マスコミ、報道関係(テレビ/ラジオ) 4セールス 5外科医 6ジャーナリスト 7警官 8聖職者 9シェフ 10 公務員 サイコパスの少ない職業トップ 10 1 介護士 2 看護師 3 療法士 4 技術者、職人 5 美容師、スタイリスト 6 慈善活動家、ボランティア 7 教師 8 アーティスト 9 内科医 10 会計士 サイコパスに多い職業8位… 聖職者って、仏教も入ってる?? やっぱり………(・・;)

    97
    投稿日: 2025.06.29
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    どこの民族、部族にも1-4%くらいの比率で存在するらしい。脳の作りが先天的に違うっぽいとのこと。それじゃあ分かり合えないわな。

    6
    投稿日: 2025.06.03
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    サイコパスは、 刑事物やミステリーで扱われがちだが 身近にいる存在だという。 100人に1人程度はいるらしい。 第1章、第2章で、 サイコパスの心理的身体的な特徴、 脳科学的な見解がまとめられる。 第3章でサイコパス発見の歴史が、 第4章でサイコパスを通して 私たち人間の良心や生存戦略について 語られる。 第5章で現代に見られるサイコパス例、 第6章で治療の可能性などについて 書かれている。 身近にいると迷惑で危険な存在だと 個人レベルだと思ってしまうが、 マクロ的な目線で見た時に 進化の過程で淘汰されずに生き延びた サイコパス遺伝子が必要な 状況や時代があったことを示している。 不安や恐怖を感じにくく 情動を抜きにした冷静な判断ができることが 求められるシーンはどの時代にも 少なからずあったため サイコパスは生き延びてきた。 一方で、成功報酬の判断ばかりが強く 罰への考慮ができない特性から、 罰則による刑罰、治療の難しさも書かれている。 倫理的な側面、 人間は社会的な存在のため 動物実験ができないことなどから 研究は難しさがつきまとう。 排除するのではなく、 どう共存していくのか問われている。 興味深かった記述。 サイコパスが多い地域や社会は、 生活環境が豊かで みんなで協力する必要性が少ないという。 サイコパスが少ない社会や民族は 過酷な生活環境(食糧不足、災害など)で 助け合うことが必要とされる環境だったという。 日本という自分が置かれた環境。 現在という自分が生きる時代。 当たり前と思ってしまっている感覚について より引きで、マクロ的な視点で みるきっかけを与えてくれるのが サイコパスであることを興味深く思った。

    9
    投稿日: 2025.04.21
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    これを読みながらあの人はそうだなと2人くらい思い浮かべたけど、とにかく近づかないしか対処法がない人もいると認識すべき。 前頭葉の結びつきの強さ弱さが原因となるとその当人を責めるのもどうなんだという気もする。 なぜそもそもそういった人がいるかという人類学的な解釈はおもしろかった。

    0
    投稿日: 2024.10.27
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    サイコパスと定義される人たちが、なぜこの世からいなくならないのか。 古代の人たちのなかでは、他人の気持ちを顧みず暴力に訴えて食べるものを勝ち取った者こそが子孫を残し、繁栄できたこと。その場合でいえば、サイコパスである方がより強い遺伝子を末代まで繋げていけたこと。 研究が進み、サイコパスの形成には遺伝が関わっている可能性が高い場合もある。 私にも障がいを持った子供がいるが、その時に遺伝子検査をすることを医師が申し訳なさそうに言ったのを覚えている。むしろちゃんと検査してもらって、これから育つ子がどのようになる可能性があるのかを、親として早い段階からわかっていた方が、適切な療育や周りの関わりが密にできると思う。 遺伝子はデリケートな問題として何かとタブーにされているけれど。 科学で説明できないことこそ、科学で思い切って踏み込む、これまでの研究例を出して言葉にして、当事者に説明する。 これが大事なんではと思いました

    0
    投稿日: 2024.09.24
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    サイコパスというと、推理小説に出でくる冷酷な犯罪者を連想するが、男性では全人口の0.75%がサイコパスだと言う。 サイコパスは脳の機能的には遺伝的要因が大きいが、環境要因により反社会性が高まるとされている。 革命家、独裁者など、歴史上の人物、織田信長、毛沢東、ピョートル大帝、マザーテレサなども、サイコパスと言われています。 リスクを恐れず、普通の神経ではとても出来ないような事をできることは、サイコパスの特徴であり、人類が発展していく上で、必要であるから、遺伝的に一定個数生じる事になったのでしょうか。 神がいるから、悪魔もいて、光があるから、闇もあるという事なのかもしれません。

    0
    投稿日: 2024.08.10
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    前半(90ページあたりまで)を読んだ感想は、「ショッキングな事実を、根拠を示さずに、または、あやふやな根拠で断定し、根拠がある事実は、妙に詳しく書いて、客観性を装うというテクニックを駆使している。」というものだったのだが、後半は、同じ人が書いているのじゃないのでは、と思うほど、根拠がしっかり書かれていて、びっくり。第2章サイコパスの脳、第3章サイコパスはいかにして発見されたか、は、読み応えあり。第6章サイコパスかもしれないあなたへ、は、蛇足。

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    タイトルで惹かれた本 色々と自分や周り環境、過去の人間関係を考えさせられ「あぁ!いた!」、「自分ももしかして?」って気付かされた内容 専門用語多くてなかなか早くは進めなかったけど、もう少し時間経ったらまた必ず読む!

    0
    投稿日: 2024.04.24
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    普段「サイコパス」という言葉をちゃんと理解せずに使っているので読んでみた。一般向けに浅く広く書かれた印象だが、読み物として面白かった。

    0
    投稿日: 2024.03.30
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    著者、中野信子さんの作品、初読みになります。 どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 中野 信子(なかの のぶこ、1975年 - )は、日本の評論家。 東京都出身。東日本国際大学特任教授。京都芸術大学客員教授。株式会社ビッグベン所属。MENSA元会員。旧名は原信子。学位は博士(医学)(東京大学・2008年)。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 とんでもない犯罪を平然と遂行する。ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう…。脳科学の急速な進歩により、そんなサイコパスの脳の謎が徐々に明らかになってきた。私たちの脳と人類の進化に隠されたミステリーに最新科学の目で迫る! ---引用終了 気になった箇所は、 p6~p7 100人に1人くらいの割合でサイコパスがいると言えます。 結構いますねえ。 p112~p115 勝ち組サイコパスとして、数名挙げています。 織田信長(1534~1582) 毛沢東(1893~1976) ピョートル大帝(1672~1725) ジョン・F・ケネディ(1917~1963) ビル・クリントン(1946~) マザー・テレサ(1910~1997) この中では、マザー・テレサが、最も意外ですね。 本書には、次のように書かれています。 ---引用開始 マザー・テレサは、援助した子どもや、彼女の側近たちには冷淡だったという報告が複数なされているからです。たとえばイギリスの作家クリストファー・ヒッチェンスが著書『宣教師の立場』でマザー・テレサが救った子どもたちへの不十分な、残酷とも思える扱いを指摘しています。博愛主義者とは、特定少数の人間に対して深い愛着を築けないサイコパスなのかもしれません。 ---引用終了

    38
    投稿日: 2024.02.24
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    よくある「サイコパスに気をつけろ!」的な本ではなく、サイコパスにも優しい思案なんかも出してくれる面白い一冊だった。 米国や日本の殺人犯はもちろん、サイコパスの多い職種や歴史上のサイコパスなどが挙げられており、また彼らがどのような役割を果たしていたか、という点には目からウロコ。読み応えがあった。

    0
    投稿日: 2024.02.01
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    思考やふるまいを本人の意思や努力で後天的に変えるのが難しくて、 情動レベルでは善悪の区別がつかなくて、 犯罪行為が道徳的に間違いってわからないなら、 脳の形状とか機能の違いまでわかってるなら、 まさにケン・リーヴィの言う通り サイコパスがなんかやらかしても刑事責任問うのおかしくね 基地外が放免されるならサイコも放免されて是 なんでそんな目の敵にされるのか意味不明すぎ

    0
    投稿日: 2024.01.02
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    メディアでおなじみの面白い教授先生という印象だったので、実際読んでみたら思いのほか真面目な内容だった。それでも私たちにもわかりやすいように説いてくれてる……かな(?)。 私たちが一般的に聞く「サイコパス」=「凶悪犯罪者」というのは彼らの一部分であって、それが上手い方向に進めば大企業のCEOなどの人物にもいると聞いて少なからず驚いた。脳科学の分野から分析しているので、脳の機能の部分で特徴があることをはっきり言っている。 ただ、過去の犯罪者などの例を挙げてるのはごくわずかで、どちらかと言うと人間の長い歴史の中で必ず一定数彼らのような者が存在することの意味なども論じていて、否定するだけの内容ではなかった。最終章では「サイコパスかもしれないあなたへ」とあって、精神医学会が作成した診断基準なんかも載っている。サイコパスに多い職業、少ない職業のトップ10まで載ってたのには笑ってしまったけども。

    11
    投稿日: 2023.12.23
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    そういう人間が一定数いると言う事が知れてよかった。100人に1人はなかなかな人数だと思う。 サイコパスが生きていく上で必要とされた時代や場所があることも書いてあったのでよくわかった。 人殺しまではしないけど、正しくサイコパスの人は何人かいるので、悩ましい。対策までは書かれていないというか、諦めるしかないと言うような感じだったので、少しへこみました。 サイコパスに洗脳されているというような感じなので。 洗脳して平気で搾取できる人はサイコパスなんだろうな。 排除したいとは思わないけど危害は加えないでほしい。 経営者などいい方に発揮できてたらいいのに。

    0
    投稿日: 2023.11.05
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    世間一般で言う「サイコパス」と脳科学的な側面からの「サイコパス」の意味合いの違いを、実際のデータから見出すプロセスは見ものです。 また、身近な自分と本書の内容を照らし合わせると、この人とは距離を置くべきなのかと考えることもでき、参考になりました。

    22
    投稿日: 2023.09.23
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    身近にいる『サイコパスをいかに見抜くか』完全に当てはまっている人。 我が夫 その傾向が強そうな我が社の社長(少人数会社) 『また、サイコパスの特徴として、初対面の時とある程度関係性を築いた後では態度が変わり、まるで人格が違って見えることがよくあります。』p36 ああ、まさにまさに。見抜けずハマってしまった自分が情けない。それともそういう人に近づかれやすい資質が私にはあるのか? 家にいても会社にいても、気が休まらない。 どうしたら共存できるのか。 ただ、自分には真似できない行動力や人を惹きつけるある語りは感心する。それこそサイコパスの特徴だったのね。仕事で役立っているのが救い。 精神的に関わるのはキツイ。

    3
    投稿日: 2023.06.28
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    自分の周囲にもいる、そんな感覚が読み終わった直後に湧き出してくる。それと同時に過去の自分の行いや今現在の自分の立ち振る舞いを見たとき、もしかしたら自分もそうなのでは無いかと恐怖する。 サイコパスは漫画やドラマの世界の中の話ではなく、現実世界の自分の周りにもかなりいる。という内容から始まる本書だが、確かに思い当たる節は沢山あるし、読み進める中で、人間の生存や進化の過程に必要な存在であった可能性に気づく。 海外の調査では人口の2%がサイコパスという研究結果もあり、約50人に1人、少なく見積もっても100人に1人は居るとされている。 本書はそうした存在を脳科学を使って解説していく内容だ。筆者の書籍は書店でもベストセラーになっていたりするので、読まれた方も多いかもしれない。脳科学という一見難しそうな内容を丁寧に誰もがわかりやすい記述で解説していく(流石メンサ!)。 まずは海外の大量殺人鬼などを例に挙げ、その犯罪の概要と犯人の生い立ちなどにも触れていく。日本でもかつて神戸の小学生の殺人事件や秋葉原の無差別殺人など、狂気じみた犯罪が発生した。海外のそれらはスケールも桁違いで100人近く殺害するケースもある。そうした犯罪者は勿論、心理学者も精神科医も積極的に研究対象とするから、過去から今までに様々な研究結果が世に出てきた。 近年はそれらを脳の構造からより医学的に科学的に究明する動きが活発な様だ。とは言え、やはり断定的にこうだ、といった結論には達していないらしい。脳の構造で感情を司る部分の影響が大きいというのは理解できるし、それら脳の各機関との相互伝達作用が少ないせいで、通常(サイコパスに対して)の人よりも、社会環境に対する適合性が低く、同時に他人を憐れんだりする能力に欠ける様だ。 確かに息を吐く様に嘘をつく人、大した理由もないのにいきなり平気で他人を殴る人などは、過去の自分の周りにも居た。前歯が折れて血だらけなのに放っといて歩いて行ってしまう人。周りにはそうした危険人物が多かったから、多少はサイコパスの様な人間の存在に気づいていたものの、自分は違うという自信はあった。 本書を読むと歳をとり部下をはじめとして沢山の人間と相対し、日々怒りや悲しい感情に晒されているうちに、その様なものに鈍感になった自分を省みて、その気がないか不安になる。だが、実際のサイコパスは遺伝的要素の方が大きいようである。私の様に周りの環境に影響され形成されていく考え方や思考はむしろ正常、実際のサイコパスは脳科学的には特定機関の容積が小さかったりと、生まれながらにして持った特徴があるようだ。その後、幼い頃から育った環境的要素に影響される事で表面化したり、うちにしまい込んだまま過ごせる人も多く居る。前者は「負け組サイコパス」、後者は「勝ち組サイコパス」だ。元々サイコパスの特徴として、自身の考えを自信ありげに魅力的に人に伝え(嘘であっても)、通常の人が恐る場面へも果敢に飛び込み、新しいことへの探究心も高いから、後者の勝ち組は企業家に多いそうだ。彼らはサイコパスの特徴を持ちながら、犯罪に走らず(上手く隠したかも)、巨額の富を得て一生を終える。 本書で非常に参考になったのは、その様なサイコパス的な人間が一定の割合で存在し、人類の生存競争の中で残り続けた理由についてだ。南アフリカの原住民の例にもある様に、その環境、社会において生き残る理由がそこにはある。彼らサイコパス的な行動が人類に進化や社会性を維持する理由につながったとも言えるし、何より人口の数%で残り続けている事実がそれを裏付ける。だから、我々(自分はそうじゃ無い、違うと信じてる)側から見れば引き続き共存を考えていく事は重要だ。 科学が進歩し分析が今以上のスピードで進むなら、ともすれば遺伝的に発見された状況で排除される様な事があってはならない。それは人類の発展の一要因を失う事でもある。そうした人々が犯罪に走らない様な努力も必要だし、社会として受け入れる準備が無ければ、益々サイコパスにとっては生きづらい世の中、裏を返せば異常犯罪に繋がる恐れもあるからだ。 本書は最後にサイコパス的な人々が向いている職業についても記載している。多様性と呼んで良いかは判らないが、自分の周りには常にそうした人々が居ることを認識し、上手く共存の道を歩めれば良いと考える。 最後に自分のチェックリストの結果は今後の人生にかなりの不安を覚えた…。

    2
    投稿日: 2023.06.25
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    サイコパスとは映画や小説などからシリアルキラーなど異常な凶悪殺人犯をイメージするが、そこまではいかなくても、私達の周りに普通に生息してるみたいである。あの人、ちょっと変わってるな〜⁈はたまた魅力的な人だな〜と、思った人が実はサイコパスだったかもしれない…!!100人に一人の割合なら今まで生きてきた中で何人かは会っているだろう…作者の言うように上手く付き合っていかなければいけない存在かもしれない。

    0
    投稿日: 2023.06.05
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    脳科学から、サイコパスの特徴を説く。 うーん、どうしてもクレッチマーの悪い印象があって、安易には肯首しづらい。データも、どれくらいの有益性があるのかよく分からないところはある。 が、現実として十分以上にあり得る話で、慎重に、かつ、広域に研究は進めてほしいと思う。 サイコパスの気質を、同犯罪に結びつけずに社会に組み込んでいける研究が、最終目的地だろうと思う。 しかし。 サイコパスにとって善良な人々はただのカモ、的な記述があったと思うが、国際社会における、我が国にダブったのは、変かね。

    0
    投稿日: 2023.05.10
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    人類が持っている性質。 それは天が与え給うた という詩的なものでは なく、 種の存続に便利だった からそうなっているに すぎない。 たとえば倫理や道徳は、 集団を形成することを 生存戦略とする人類に 後付けで出現したもの。 つまり、愛情や友情が 美しいのも種の存続に 都合がいいから。 人格は遺伝や生育環境 に由来する脳の形成に 依るもの。 つまり、前頭前皮質と 扁桃体の接続の強弱や、 脳梁の形状や灰白質の 体積など、 いたって物理的な性質 に依るもの。 たしかに認知症や頭の 怪我で人格が変わって しまうと言いますよね。 善悪とは?自分とは? という根源的な問いに、 ここにひとつの明確な 回答が示されています。

    44
    投稿日: 2023.05.01
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    サイコパスについて脳科学寄りの知見が紹介されていて興味深かった。社会環境要因についても言及されている点で安心する。参考文献が二次文献ばかりなのに失望して星1つ減らしましたが、とても面白かったです。

    0
    投稿日: 2023.04.08
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    要するにサイコパスとは脳の一部部位に何らかの欠陥が、(一般の人とは違うという意味で)認められる人の事である。また本文中での記述で脳は判断することを嫌がる、特に年を重ねると傾向は強くなるのところが面白かった。

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    投稿日: 2023.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    珍しく新書なんぞを読んでみた。 なるほど、映画やその他の創作物でしか触れてこなかったサイコパスという存在とはそうゆう者なのね。 でも、犯罪を犯す犯さないは結局のところ育ち? ジョブスをサイコパスと考えているがなぜ彼は犯罪を犯さなかったのか?そこをもう少し掘り下げて欲しいところ。 一歩何か歯車が違ってたら犯罪を犯してたのだろうか? やはり興味はそこなんだよなぁ。 つい先日逮捕されたアイダホでの事件の犯人とされている男もやはりサイコパスなのだろうか?

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    投稿日: 2023.01.07
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    脳科学者である著者による「サイコパスとは何か」について書かれた本。 サイコパスの特徴を列記し、その原因を脳の構造から明らかにしていくという構成になっている。 高度な専門用語などは使われず、非常に読みやすい。その中でも筆者の確かな専門知識と他のサイコパスに関する代表的な研究が多く引用することにより納得感の高い内容になっていると感じた。 「サイコパス」とは、尊大な性格で、自己愛と欺瞞に満ちた対人関係を築き、責任感・共感的な感情が欠落した衝動的で反社会的な存在である。とされる。 ただしサイコパスは必ずしもそのままの形質の人物がいるわけではなく、サイコパシー傾向の高い人がグレーゾーンのように社会に存在している。それでも著しくサイコパシー傾向の高い人は1/100程度現在の社会に存在するとされる。 サイコパスがなぜこのような特徴を有意に持つかというと、彼らの脳の構造が普通の人とは異なっているからだ。 サイコパスは報酬系の一部である、快感や喜び、不安、恐怖といった情動を司る「大脳辺縁系」の中の扁桃体の活動が弱い。そのため彼らは恐怖や不安の学習ができない。 また彼らは物事を長期的な視野に立って計算したり、様々な衝動にブレーキをかける「前頭前皮質」と扁桃体との結びつきが比較的弱い。故に罰や痛みから、罪や恥の意識を覚えることができない。 これがサイコパスがサイコパスたりえる所以を脳の構造という視点から見た場合の見解である。 一方、サイコパスの中でも前頭前皮質が発達した個人は短絡的な反社会行動を起こしにくい。中長期的に自分の損得を冷静に計算して、罰を受けないように反社会的行為を行うことができる。 彼らは短絡的な犯罪を行うことなく、上手く社会に溶け込んでいる。 すべてのサイコパスが犯罪者になるわけではなく、彼らの不安や恐怖に対して怯まないという性質は混乱化のリーダーや起業家に向いている。 恐怖や不安に対しても先陣を切っても革新に導くという点において、彼らは人類に必要な存在でもあるのだ。 「サイコパス」はまだまだ学術的にそのすべての性質が明らかにされたわけではないが、彼らは社会の1/100と、消して少ない存在ではない。故に彼らのことをよく理解し、どう活かすべきかを考えることが重要である。本著はそのための有用な文献であると言える。

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    投稿日: 2022.12.25
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     サイコパス(psychopathy)とは、もともと連続殺人犯などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念であり、日本では「精神病質」と訳されてきた。  著者は脳科学者であり、歴史的事例や経過を丹念に調査し、人格障害や発達障害などの精神疾患に加え、最近の脳科学や画像診断など、神経生理学的知見に基づく裏付けなども示し、サイコパスを検証していく。「平気でウソをつき、罪悪感ゼロ」そんな、サイコパスは100人に1人に割合で社会に存在し、相手の感情を巧みに読み取り、人を支配していく。サイコパスだからと言って必ずしも犯罪者になるわけではないが、社会的地位の高い経営者、弁護士、外科医などにもサイコパスと思える人々がいる。一方で、介護士、看護師、セラピストなど、人をケアする人々にサイコパスは少ないとする。ネット社会に存在するインフルエンサーにもサイコパスがいると指摘するが、昨今の異常な流言流布に警鐘を鳴らす。

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    投稿日: 2022.11.12
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    私はスポーツ観戦に興味ない。集団でザワザワしながら議論している状況に関心をあまり持たない。極端な同情を控える事で、冷たい人間だと見られる事が度々ある。もしかして、自分はサイコパスなのだろうか。本著には、サイコパスの特徴を説明しつつ、そのチェックリストもついている。どうやら、上記は、何らサイコパスの特徴では無いらしい。寧ろ真逆の判定で、これは良かったのだろうか。 アメリカの友人宇宙船アポロ11号乗組員ニール・アームストロングもサイコパスだったという説。スティーブジョブズもサイコパスだったかも知れないらしい。サイコパスの存在は、社会に100人に1人程度。戦場で躊躇わずに敵を殺せたり、企業の経営者として大胆な判断をしたり。決して犯罪者だけでは無い。他の人類が引き受けられない仕事をする事でその役割を果たし、故に一定比率、維持されてきたようだ。 フリーライダーとサンクション。集団生活の中で利己的な振る舞いをするフリーライダー。しかし、それを許さぬ事で秩序を保とうとするサンクション、つまり制裁行動。秩序を保ち、種の存続快楽には、人類助け合い精神が有効だから、本能的な正義感を備えており、逸脱するものには、刑罰、バッシング、無視、悪口などの制裁を課す。フリーライダーがサイコパスと同種かは明言できないが、危機に瀕して生き残るべく戦略的多様性という点からは、同じく必要な異端と言える。 他に、サイコパスの身体的特徴の話も面白い。男性ホルモン、テストステロン濃度が高い程、顔は横に広くなる。かつ、サイコパシー傾向も高いらしい。また、心拍数が低く、これが、上がりにくいとサイコパシー傾向が高い。ちなあ、信号無視者は、心拍数が有意に低い。一方、案外、サイコパスのIQは一般人と変わらない。まばたきの回数が多い人は、不安をコントロールできていない事を示すが、サイコパスは、まばたきが少ない。 自分は当てはまらないが、周りに幾らでもいそうで。防衛のためにも読んで損は無い一冊。

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    投稿日: 2022.10.16
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    ○サイコパスの性格特徴 相手に対して、共感性がない 平気で嘘をつく 恐怖を感じない 自己中心的で傲慢 何事にもめげずに、ある意味魅力的 自己アピールや緊張しないためプレゼン能力が高い 捕まっても反省する事はない ○サイコパスの身体的特徴 テストステロンが多く顔は横に幅がある 心拍数が低い 脳機能障害 ○その他 子供の頃から兆候は有り、治療は難しい 遺伝率が高い 人類はの1%はサイコパスでありCEOなどに多い 織田信長、ケネディー、クリントンなど成功者にも多い 他の本ではプーチンは、サイコパスの典型であると書いてあったし、正に同意見だが、成功者のサイコパス性についてもっと根拠や事例が知りたいと思った。 また、ストーカーも自己中で反省しない点などはサイコパスに似ている部分があると思うが今後追求してみたい。

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    投稿日: 2022.07.16
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    数年前に買って読み、読んだことを忘れ2冊目を購入してしまいましたが、やはり興味深く、面白かった。 読み終えてますが、また読みたくなる1冊。

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    投稿日: 2022.06.06
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    「あの人絶対サイコバスだよ」とか、サイコパスっていう言葉がよく出てくるし、自分でも使ったことがあるけれど、正確な定義とか全く知らなかった。 もともと犯罪者の分析をするために使われ始めた言葉だったそうだ。 サイコパスは扁桃体の機能が低く、恐怖に対する学習効果が低い。だから、人のネガティブ反応に対する共感性が低いから、残虐な行為が行えるのだそう。 その一方で、生存競争に勝ち抜いてきていることを考えると、人類の繁栄に必要だったとも考えられており、新大陸を探しに行くなど、死ぬ危険性の高いことに対して勇猛果敢に挑戦できる人たちは実はサイコパスだったのではないか。 そう思うと、いわゆるファーストペンギンになるような人はサイコパス気質があるのかもしれない。 また、面白かったのが、恐怖などのネガティブ感情を感じないから、罰では行動変容には至らず、インセンティブを上手に与える方だ大事なのだと考えがとても腑に落ちた。 人口の数%、多ければ4%近くいるとされているサイコパス。 会社内にも絶対にいるはずなので、そのことを知っておくだけでも対応が変わるような気がした。

    6
    投稿日: 2022.06.03
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    第1章 サイコパスの心理的・身体的特徴 サイコパス事件簿 ランディ・クラフト ジェーン・トッパン クリストフ・ロカンクール サイコパスの心理的・身体的特徴とは? 第2章 サイコパスの脳 サイコパスの脳の知覚能力、学習能力 「勝ち組サイコパス」と「負け組サイコパス」 第3章 サイコパスはいかにして発見されたか ギリシャ時代のサイコパス ADHDを併発しているサイコパス サイコパスと精神疾患の合併症 第4章 サイコパスと進化 フリーライダーとサンクション サイコパスがもてる理由 第5章 現代に生きるサイコパス プレゼン能力だけ異常に高い人 炎上ブロガー サイコパスと信者の相補関係 第6章 サイコパスかもしれないあなたへ PCLーR DSM5 都会のほうが生きやすい サイコパス向きの仕事

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    投稿日: 2022.05.25
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    共感力が低く冷徹、平気で人を騙し周りの人々をコントロールすることを好むという傾向は、秩序と協力を重んじる現代においては相当異質なものにうつってしまうのだろうけど、 サイコパスの人だけに特有の才能、未知で危険なことにも動じず立ち向かえる、という能力は生かしようによっては社会に大きく貢献できる素晴らしいギフトなのではないかと思った。 サイコパスと聞くと、猟奇的殺人犯というイメージに結びつけがちだけれど、実はサイコパスの人たちが「ふつう」の人には踏み入れられない未知に恐れないことは、人類史の発展には欠かせなかったことかもしれないから、メタ的に見るとサイコパスってめちゃくちゃすごい人達ってことになる。 サイコパスとかメンヘラとかナルシストとかって、悪口とか馬鹿にする時に使うけど、馬鹿にする時ってあくまで人間関係において、あいつ嫌い、常識外の行動をするっていうことだけに着目しているだけで、もっとサイコパスを深堀りして人間関係以外の社会的な視点も含めてみると、サイコパスの人たちだけにしかできない、人の役に立つこと、がある。 「あいつサイコパスだから、おかしい」と言って、その人の全てを否定しちゃうのはだめなんじゃないかと、もちろんサイコパスの人に限らず、 何かの対象が理解できない理由は、多分その人だけのせいじゃなくて、 自分や、社会全体のふところの広さ?が足りてないことも原因なんじゃないかと思う。

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    投稿日: 2022.05.14
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    あの人がサイコパスだったら…。普段何気なく話すのに、考えの端々に違和感を覚えたら…。そう考えると怖いというよりすごく魅力的に映ってしまうのは私だけだろうか。実際、経営者や弁護士など仕事で活躍する人にはサイコパスが多いという報告もある。 身近に溶け込むサイコパスと、犯罪がバレてしまう残念なサイコパスもいることを述べている。残念な人はサイコパスであっても残念だと思う。 サイコパスがどういうものかを知ることができるし、別に知ったところで敬遠したり差別が起こるようなものではない。「この人にはこんな気質があるんだな」くらい。当然、自分に被害が及ぶようなら防御に出るし、逃げるという選択をとるだけの話だと思う。ただ、私は普通に人として接したいかな。 ちなみに私はサイコパスより程遠いみたい。

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    投稿日: 2022.04.29
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    読んでみて自分はサイコパスではないとは思いました サイコパスについていろいろ研究はされてるみたいですね 脳の各部の名称は見聞きしたことがありますが その機能までは頭に入りませんでした 100人に1人・・・近くにいるのかな~?

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    投稿日: 2022.04.21
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    女性より男性の方が多いというのは攻撃性の高さが違うからそりゃそうだろうなと思いつつも 自己愛性パーソナリティなど別の診断をが出されやすいのは納得した。男性と女性で発言や行動が同じでも印象が違ったりするし力も違うから見過ごされやすいんだろう。 基本的に女性に対しては性善説で考える人も多いし。 モラハラと何が違うんだろうと思っていたけどサイコパスの男性はサイコパスの女性を好みやすい(長期的なパートナーの場合)とあって支配下に起きやすい人間より刺激を求めるのかと意外だった。 そこに違いがあるのかな。 昔は今より争いが多かったから問題になることもなく生き残れたとあるけどこれから先も生き残れるだろうと思った。 だってサイコパスの多い職業は高収入だし少ないのは収入が低いのばかり。共感性がなく攻撃的でも生涯のパートナーとして選ばれやすいだろうな。 女性は生理周期によってダメ男を選びやすくなる話は恐ろしかったな。もう繁殖することが本能なんだ。恐ろしいわ…

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    投稿日: 2022.04.21
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     サイコパスと言われる人々について、脳科学的、医学的に説明したもの。もともと脳の構造がサイコパス的な反応の仕方、感情の鈍さがある。その上で環境的な要因が加わると反社会的な行動をとりやすい。  また、サイコパスは上手に世の中を渡っていくと思っていたが、「負け組サイコパス」がいるということも面白い。症状をコントロールしきれない場合に、明るみになったりする。  

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    投稿日: 2022.04.16
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    サイコパスとは何か?またなぜ現代に存在するのか?を論文ベースに考察している本。サイコパスにも様々なタイプがおり、また日常的に潜んでいるので理解を深めるのに勉強になった。

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    投稿日: 2022.04.03
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    人間の持つ愛情とか思いやりの気持ちは他人と協力しないと生き残れないからだという言葉を聞いて、人の優しさは遺伝子レベルで組み込まれたことなんだと思った。

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    投稿日: 2022.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全人口の1% 特徴:人びとが喜ぶ虚構を作り出す、衝動性、短期的集中力、個人的、時流の読み (サイコパスの多い職業トップ10) 1:企業の最高経営者、2:弁護士、3:マスコミ、報道関係社、4:セールス、5:外科医、6:ジャーナリスト、7:警官、8;聖職者、9:シェフ、10:公務員

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    投稿日: 2022.01.27
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    借りたもの。 「サイコパス」入門書。 言葉の定義から、現在どのような研究・分析がなされているかをまとめている。 サイコパスに(まだ?)明確な定義は無く、何となく社会通説のようなものだった。 しかし一定数いる、魅力的だが共感性が欠如し、虚言があり他者を犠牲にすることを厭わない迷惑な存在…… 彼らの不可解な“何故?”を解明しようと、現在、検討されている様々な可能性が列挙されている。 先天的な遺伝学、脳科学から後天的要素と目される環境要因による影響など…… ハンニバル・レクター博士などのフィクションや、凶悪犯罪者のイメージから、反社会的な存在とも思えるサイコパスの生物学的な有用?の可能性まで。 また、最後にはサイコパスを反社会的な存在にしないために、有用な人間とするための効果的なプログラムについての提言も。 少し前に読んだ、宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』( https://booklog.jp/item/1/4106108208 )とも被るのでは?と思うところもある。 その具体的な線引きは見当たらない。知性が高いのか否か…… サイコパス自体、かなり広義な範囲を持っているようにも思う。 それ故に、その本質を探ろうとしてしまう…冒頭でも書かれていたが、‘魅力的な研究対象(p.9)’である。 『実はサイコパスの知能指数は平均より低いことが最近の研究で明らかに(米研究)』(2017/1/28) https://karapaia.com/archives/52233012.html ( 2022/1/18確認 )

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    投稿日: 2022.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    "サイコパス"は精神医学では"反社会性パーソナリティ障害"という診断基準となる。 脳科学による分析とサイコパス研究の歴史、進化心理学を引用した著者の考察。 マザーテレサがサイコパスだったかもしれない、というのは驚いた。 100人に一人とは言え未だ淘汰されない社会性病質ならば、進化心理学的言うと、その必要があって社会に適応せずに遺伝され続けているのでしょうか。 社会規範も制度も、将来どう変化するか分かりませんしね・・・。

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    投稿日: 2022.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中野信子氏による著作。 2016年11月20日第1刷発行。 直球の題名である。 サイコパス。 一定の確率で私達の社会に存在する彼らについての考察。 存在し続ける以上生存上、生物学的にも存在意義が あるのだという。 ただ高度な社会になってきた今、サイコパスの 自己中心性の害悪は昔よりも強くなっている。 私達は会社、役所などの職場で彼らにどう対応するべきか苦労は続くだろうが、知っておく必要がある。 もしくはサイコパスを見抜き遠ざける為にも一定の知識が必要だ。 本書によってその知識を得る事が出来る。 印象に残った部分を紹介していくと、アメリカでは全人口の4%がサイコパス おおよそ100人に1人くらいの割合でサイコパスがいると 言えます。 日本の人口(約1億2700万人)のうち、約120万人はいる計算 サイコパスは尊大で、自己愛と欺瞞に満ちた 対人関係を築き、共感的な感情が欠落し、 衝動的で反社会的な存在です。 また、無責任な生活スタイルを選択するといった傾向があります。 サイコパスは自分に共感性がないことに、薄々気づいてはいます。 そして、他者に共感的なふるまいを全くしないと自分にとって不利になるということを頭で理解しています。 そのため、他の回路を使って対応するのです。 こうしてサイコパスは人の弱みにつけこみ、コントロールする技術を身につけています。 サイコパスにも「妬み」の感情はあります。 ただし、自分の損得と関係ない人のことには無関心です。 自分と直接的な利害関係が生じさえしなければ、集団の中において「あの人だけ得してずるい」といったことが起きても興味を示しません。 サイコパスの脳では、恐怖や不安といった情動よりも 理性・知性が働きやすい。 勝ち組サイコパスは、前頭前皮質、とりわけDLPFCが発達しています。 そのため、短絡的な反社会行動を起こしにくいのです。 「今、この人を殺したら、ゆくゆく自分にとって損になる」と理解し、「生かさず、殺さず、搾取する」という冷たい計算ができるわけです。 集団に迷惑をかけ、罪を犯しても反省をしないような人間が一定数出てくると、秩序が保てなくなります。 「誰も見ていない時に突き落として殺す」のか、収監するのかなど、方法は共同体によって異なりますが、負け組サイコパスはそのようにして排除されてきました。 革命家・独裁者としてのサイコパス (あくまでも著者個人の見解) 織田信長、毛沢東、ピュートル大帝、マザー・テレサ ペリロス(ファラリスの雄牛の作成者) サイコパスは状況がどれだけ混乱していても、周囲が 新しいビジネスモデルに対応できずに拒否反応を起こしていても冷静でいることが可能です。 皆が自信を喪失している状況の中でも、自信満々にふるまいます。 それを評価する人は多いでしょう。 こうしたサイコパスの特性を考えると、面接ばかりを重視した採用試験や大学のAO入試には、問題があると言わざるをえません。 過剰に魅力的で、確信をもって堂々とした話しぶりをするサイコパスばかりが通る試験になりかねないからです。 同様に、司法の素人に判断させる裁判員制度も、弁舌に長けたサイコパスの存在を考えると、危険きわまりない司法制度だと言えます。 ロバート・ヘアが指摘していますが、サイコパスは特に看護や福祉、カウンセリングなどの人を助ける職業に就いている愛情の細やかな人の良心をくすぐり、餌食にしていきます。 困っている人に手を差し伸べることを好む献身的な人間は、サイコパスにとってはつけ込みやすく、利用しやすいのです。 自己犠牲を美徳としている人ほどサイコパスに目をつけられやすいのです。 サイコパスには、他人に批判されても痛みを感じないという強みがあります。 したがって、問題発言やわざと挑発的な言動をしてよく炎上し、しかし全く懲りずに活動を続け、固定ファンを獲得しているブロガーにも、サイコパスが紛れ込んでいる確率は高いと考えられます。 「サークルクラッシャー」とは、サークルの中で複数の男の子と性的関係や精神的依存関係を持ち、それが原因でトラブルを起こし、最終的には集団を崩壊させてしまう女の子のことです。 女性のサイコパスは「弱い女」「涙を流す女」を攻撃できないという社会通念を利用し、批判する人間がまるで極悪人のように見えるアングルを演出することに長けています。 自分が騙されていたことがわかったり、犠牲者の存在が明らかになったりしても信者であり続ける不思議な話だと思いませんか? 実は、人間の脳は、「信じる方が気持ちいい」のです。 これもまた、集団を形成・維持する機能の一つと言えるかもしれません。 人間の脳は、自分で判断を行うことが負担で、それを苦痛に感いるという特徴を持っています。 これは認知負荷と呼ばれるものです。 人間の脳は、齢をとるほど人を疑いにくくなる傾向があるのです。 人間のドーパミンの分泌量は、中高年になると減っていきます。 それによって落ち着きが出てくるという、プラスの面もあります。 一方で、前頭葉を使うことで生じる快楽や、自分で意思決定をすることの喜びが得られにくくなるマイナスの面もあるのです。 他人を疑うことは、認知負荷、つまり脳にかかる負荷が高い行為です。 脳の多くの場所を同時に活動させなければならないため、疲れます。 ドーパミンの分泌が減ると「労多くして益少なし」という状態になりますから脳が疲れる行為を積極的には取らなくなる。 つまり、面倒くさいことを考えるよりも「長いものに巻かれておけ」 という態度になりがちなのです。 もともと女性は自分に近寄ってくる男性を警戒するものですが、男性が自分に近寄ってくる女性を警戒するケースは比較的少ないでしょう。 これは性行為によって得られる帰結が違うからです。 いざとなれば男性は逃げれば済みますが、女性は妊娠・出産という大仕事を背負うことになるため、深い関係になってからでは逃げることが難しいのです。 サイコパス向きの仕事 小説家、スタイリスト、選挙プランナー、公安警察、 情報機関のエージェント、ジャーナリスト、登山家、冒険家、 エクストリームスポーツ、格闘技、モータースポーツ、

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    投稿日: 2022.01.10
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    平気で嘘をつき、罪悪感ゼロ、そんな「あの人」の脳には秘密があった! →およそ100人に1人の割合でサイコパスは存在する →カギは扁桃体と前頭前皮質のコネクテイビティ…サイコパスの脳は熱い共感を持たず、恐怖を感じにくい →相手の目から感情を読み取るのは得意…他人を意のままに操るサイコパス →勝ち組サイコパスと負け組サイコパスの違いは前頭前皮質の灰白質の体積 ↑この帯のキャッチフレーズを書いた人もサイコパスなんじゃないかと思うぐらい、サイコパスについて興味を掻き立てられて、一気に読んだ。 この本を読んだことで、身の回りにいる不可解な行動を平気で取るアイツはサイコパスかもしれないという心構えができたことは大きい。 ただ、サイコパスについて知れば知るほど、「サイコパスとどう付き合うか、どう対峙するか」についての考察もほしいと思った。

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    投稿日: 2022.01.03
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    「サイコパスの真実」が面白かったので、少し前の関連本を読んだ。概ね近いことが書いてあったけど、こちらは読みやすさにシフトしており、「真実」のほうが情報量が多かったような印象。 女性は生理周期によって排卵期前後の3日ほどと生理前の1週間はエストロゲンとセロトニンの濃度が下がる期間は、よりプリミティブな判断に至りやすく、サイコパス傾向の高い「ダメ男」を選んでしまうことが多くなるそうだ。要注意…。

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    投稿日: 2021.12.20
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    サイコパスの理解への分かりやすい入門書になるんだろうなー。自分の会社の大ボスもサイコパスなのかなー、と想像しながら読みました。

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    投稿日: 2021.12.04
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    For a moment I thought it might be a psychopath, but I don't like seeing bullying so I'm not a psychopath.

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    投稿日: 2021.10.28
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    サイコパスが持つ行動や思考の特徴について、様々な研究結果を引用して多角的に説明されていた。恐怖を感じない脳、リスクの見積もりが甘く報酬に敏感と言った彼等の特徴は、仕事上では羨ましい側面もある。

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    投稿日: 2021.10.23
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    100人に1人はサイコパス。小説でサイコパスものを読み、サイコパスについてもっと知りたいと思った。まずは知ることから始めることが必要だと、中野信子さんが別書でおっしゃていた。 本書では、実際のサイコパスが犯した事件の事例や、脳科学的な観点からの行動や性格の分析。社会上のサイコパスの活躍、見分け方、関わり方等が詳しく記されている。 とても参考になり、もしサイコパスに遭遇した場合の対処の仕方が変わると思う(漠然とした、分からないという恐怖よりは次のステップにいけた)。 ただ、どちらかと言えば関わりたくないので、人との共感性の高い仕事に従事している方と、深く関わっていきたいとも思った。

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    投稿日: 2021.09.23
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    サイコパス=殺人鬼ではなく、喪黒福造、サキュバスのようなイメージだと知れた。 だいたいが脳について書かれている。 人間は恐れる者のほうが生存してきたとある。 サイコパスは恐れをあまり感じないが、恐れるフリをするなど、上手く騙す。 ブラック企業の入り口は、普通以上を装い歓迎される。 経歴をよく見せる人、それに騙される人。 写真を盛る。整形。要は自分を良く見せる餌を撒くわけだ…。 あなたの周りにいませんか?

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    投稿日: 2021.08.18
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    周囲に何人かサイコパス的な人がいるので読みました。人間誰しも持っている情動ですが、バランスかと思います。病気だとすれば、関わらないようにするしかないのでは。

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    投稿日: 2021.08.09
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    100人に1人は多いですね。身近にもいそうです。 弁護士に多いというのは意外でした。 治療は出来ないのですね。 「共存していく道の模索」

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    投稿日: 2021.06.03
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    読みやすい本でした。3時間ほどで読了しました。 サイコパスの行動の特徴、脳の特徴、遺伝的要因/生育環境の要因、進化心理学的考察について記載されています。 個人的には、サイコパスというと、「道徳心のない、知能の高い犯罪者」というようなイメージがありました。そのステレオタイプには、正しい面と誤りの面があることがわかりました。特に、実際にはサイコパスの平均IQは非サイコパスと同等だそうです。IQの高いサイコパスの行動が目立ちやすい傾向があるため、知能が高いというイメージが付きやすいようです。 サイコパスとの共生は、他の精神疾患とは違う難しさがありそうです。

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    投稿日: 2021.05.23
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     元々興味があったので読んでみました。サイコパス=罪悪感なしに人を殺す、というイメージでしたが、時代によって重宝されたり、サイコパスを表に出さず淘汰されずに上手く生き残るなど、一概にサイコパスはこう!みたいに言えないんだと思いました。色んな人がいるように、色んなサイコパスがいるのは当然といえば当然ですね。 身近に捕まらないサイコパスっぽい人がいるので、是非読んでもらいたいです。

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    投稿日: 2021.04.29
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    サイコパスについて概要を掴むことができたが、そこから転じて「良心」とは何かを考えるところが興味深かった。良心=「他者にも心がある」と仮定して自分も行動した方が万事うまくいくという適応の過程、というところ。資源や物資に乏しい共同体では協力の必要があり「良心」が重要視されたが、豊富な共同体では利己的なサイコパス的個人の方が生き残りに適している。さて、自分の職場はどちらのタイプだろうか、などと考えてしまった。

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    投稿日: 2021.03.17
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    矛盾するようなデータも丁寧に二つ出してくれて、かなりフェアな書かれ方をしていました。まったくの専門分野外でしたが、図も交えて分かりやすく解説されており、意味が分からない部分がありませんでした。 欲を言うと、反社会的行動をとった割合などの判断基準など実験内容についてもう少し具体的な説明が欲しかったです。

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    投稿日: 2021.03.11
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    これだけ沢山のエヴィデンスが出されているのに、サイコパスの割合が100人に1人というのが、とても信じられないのは私だけでしょうか。 自分も含めて、周囲はサイコパスだらけ…と思える渡る世間は鬼ばかり、ですね。

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    投稿日: 2021.01.06
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    ホンマでっか!?TVにでてる中野先生の本です。 なんて直球なタイトル! 包み隠す気ゼロ! さすがに内容までは、ストレートじゃないやろ。 と思い読んでみた。 https://ameblo.jp/asiseefit0426/entry-12648405424.html

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    投稿日: 2021.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) とんでもない犯罪を平然と遂行する。ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう…。脳科学の急速な進歩により、そんなサイコパスの脳の謎が徐々に明らかになってきた。私たちの脳と人類の進化に隠されたミステリーに最新科学の目で迫る! サイコパスを脳科学方面から整理しかたったもの。 やっぱり魅力的で、共感力の低い人をそう呼ぶのか。 そうするとかかれていたように犯罪者だけでなく大企業のトップの人とかにも当てはまるのよね。 恐ろしいのは共感力のなさなのかもしれない。

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    投稿日: 2020.12.31
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    サイコパスが現代に生き残っているということは、人類がある部分、サイコパスを必要としているということ。 「非常識で大胆な行動が平気で取れる」という特性から、犯罪者にも大物にも多い。 心拍数とかに相関関係があって、むしろ人が興奮し緊張するような場面の方が落ち着く人がいるらしい。自分は逆でHSP気味なので理解できないが 大舞台にやたら強いスポーツ選手とか、引退後も戦いの世界を選び続けるような人が多いのがちょっと理解できた。 生まれ持った体の問題で性格が出来上がる部分も大きいとのことで、(自分も含めて)人の多様性を、今まで以上に認めようとも思った。 読みやすさの点について、内容は無理に素人向けにしていないが、章立てや話の組み立て、構成に素人に興味を持たせるセンスを感じて、平易にいうと「超面白かった」。

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    投稿日: 2020.12.30
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     ロバート・ヘア『診断名サイコパス』は読んだはずなのだが、あらかた忘れている。よい復習になった。  まず「サイコパスは細面でヘビのような外見」という印象が払拭された。本書によれば、顔の縦横比で横の比率が大きい人ほどサイコパシー傾向が高い。  次に「サイコパスは知能犯」というのも単なる思い込みと解った。引用「サイコパスと一般人のIQの平均は、それほど変わりません」  そして、トンデモ科学として切り捨てられていた犯罪人類学者ロンブローゾ、まさかの再評価。  なお、毛沢東にサイコパスの可能性ありという所見は納得だ。

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    投稿日: 2020.12.09
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    読んで良かった。 良かったと思った点 1. レッテル張りとしての「サイコパス」ではなく、犯罪を犯す性質の病気、または障害としてのサイコパスが解説されている。 2. 罰を与えて反省させてもサイコパスの性質は改善しない。一方サイコパスは、他人に罰を与えることを好む。と言う性質の説明。 3. 高い能力がある、と言われることもあるが、  実際の所、高い能力とは、周囲を勘違いさせる能力であり、  組織には不要であることを、著者自らの経験をトリッキーな手法で紹介しつつ説明している。 テレビに出てる人だから、雑に書いた本かも知れぬと警戒しながら読んだが、この人、親切で丁寧な著作を為す人だとわかった。 いろいろ配慮しながら、丁寧に今までの経緯、現時点での研究成果を紹介した一冊です。 著者が標榜する脳科学に対し、従来の心理学を比較しながら、社会学的な対処法への貢献度合いを説明するところは、ライバル心が見え隠れするようで微笑ましかった。

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    投稿日: 2020.11.24
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    嘘をついたり、不正を働いても平然としている反社会的な人格を持った「サイコパス」について、脳科学者の中野信子さんが解説した一冊。サイコパスの心理的・身体的な特徴はもちろん、サイコパス特有の脳の構造だったりが詳細に分析されていている。サイコパスは「勝ち組」と「負け組」に分かれていたり、(サイコパスの)多い職業には有名企業の最高経営責任者や弁護士が多いというのも面白い。サイコパスは100人に1人の割合で存在するらしい…そういえば過去に何人かは、本書にあるサイコパス診断に当てはまっていた人がいたような気がする。

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    投稿日: 2020.11.17
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    なるほどねぇ。こういう人いるよねぇ。 と、かなり納得する事象多数。 反面、そんなサイコパスをちゃんと理解もせずにちょっとカッコいいと思っている人が増えてきてないか? と不安にもなった。

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    投稿日: 2020.11.17
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    人類みんなが同じじゃない。サイコパスと呼ばれる人の感覚や価値観はそうではない人とは違うのである。100人いたら100人違うというように、そういったサイコパスと呼ばれる一般的には普通ではない人のことも分かるようにならないといけない。もちろん犯罪に手を染めてしまうことは絶対に許せることではないが、遺伝的なもの、後天的な何かによってサイコパスとしての人間ができあがってしまう。人類の進化の歴史の中でそういった人が絶滅してこなかったのだから、何かに意義があって生存しているという説が俺にとってはすごく腑に落ちた。

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    投稿日: 2020.10.15
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    2020年10月7日読了。フィクションでは知能犯罪者として、現実世界では揶揄の対象や理解できない存在としてよく口にされる「サイコパス」について脳科学者が古今の症例・研究されてきた知見をもとに解説する本。他人に共感できず平気で嘘をつき叱責されても学ばない、反社会的な特質が20世紀の早くから注目され研究されてきたことは驚き。サイコパスがそうでない大多数の人間たちの中に溶け込むために、他者の感情を読みとりそれを操るすべを学習していく・またはそうせざるを得なかった(学習できなかったサイコパスは反社会行動を繰り返して逮捕されがち)ということには考えさせられる。遺伝的な要素も大きいが後天的な学習で少なくとも反社会性の発現は抑制できる研究も多数あることは救いなのかもしれない。自分はサイコパスではないと思うが、だからこそサイコパスには嫌悪感も持つし、何かしら惹きつけられるような魅力も感じるのだろうか。

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    投稿日: 2020.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「サイコパス」という言葉を投げかけられることがごく稀にあるが、この本を読んだうえで該当しない確率が高いと判断した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・サイコパスには、その実態を指し示す適切な訳語が未だにありません。 ・サイコパスは論理的な思考や計算はできますが、他者への共感性や思いやり、恥の意識、罪の意識がすっぽり欠落しているのです。 ・普通に見える、あるいは普通以上に真面目で「いい人」であるかのように装う能力を持っているのがサイコパスだからです。第一印象がとても良く、礼儀正しく、タレント性があり、人によっては無邪気にすら見えます。 ・(顔の)横幅の比率が大きい男性ほどサイコパシー傾向が高い。顔が細長い男性よりも、横幅があってごつい印象の顔の男性の方がサイコパスである可能性が高い。 ・普通の人は危険を感じて心臓がバクバクいっているのに、元々心拍数が低い人は、心拍数がほとんど変わらない。 ・「怒り」「喜び」「驚き」といった感情については一般人と同程度に読み取れるものの、「恐怖」「悲しみ」を察する能力には欠けている。 ・他人が「悲しんでいる」「苦しんでいる」目つきを見て、サイコパスは自分自身が共感する事はないけれども、他人がそのような心理状況におかれているということを読み取ることは得意。

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    投稿日: 2020.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サイコパスは顔の幅が広い傾向をある、心拍数が低い傾向=いつでも冷静沈着、またあまり興奮しないということは意外であった。 負の側面ばかりでなく、人類の歴史で偉大な開拓者、勇敢な軍人さらには著名な起業家がサイコパスであったということは驚き。 サイコパスを見極め、対処していきたいと思う。

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    投稿日: 2020.05.24
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    実際にこの本に該当する人間に出会ってしまったからこそ目から鱗。 書いてある通りの人間が目の前にいるではないか、と実体験とリンクしたので星5。 サイコの特徴の一部 ○表面上は口達者→モテるし人身操縦に長ける ○利己的 ○結果至上主義 ○両親の欠如(良心あります風は装ってくる) ○刺激を求める(リスクをとって行動する) まじで怖い

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    投稿日: 2020.05.11
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    サイコパスについては未だに分からないことが多い。 本書を読んで「サイコパスとはこういうものだ」ということがはっきりわかるわけではありません。 現時点までに多くの学者が研究して見えてきたサイコパスの性質、サイコパスになる原因、効果があると思われる治療法、サイコパスという存在の社会的な意義。それらが多くの文献を引用して紹介されますが、いずれも決定的に言い切れるものではないようで、これからまだまだ研究課題があるそうです。

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    投稿日: 2020.05.04
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    サイコパスについてまるっと一冊現状で分かっていることを書いてくださってます。 まだ未知のものが多い分野ではありますが、その未開さ故にこれを読んだあとはサイコパスについて誰と話したくなりました!面白かったです。

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    投稿日: 2020.04.03
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    面白かった。 サイコパスは脳に異常がある。道徳的なことがわからないためチームでの作業が苦手。 ただリスクを取る事を恐れないため会社経営者、投資家などの仕事には向いている。 犯罪者にサイコパスが多いのは事実だが、サイコパスでも世間から評価され、カリスマ的な魅力を発揮する人もいる。 自分のまわりを見てみると、サイコパスの特徴と合致する人が数人いる。 そういう人もいるんだっていう認識を持てたことがなによりの収穫。 サイコパスは近くにいる。

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    投稿日: 2020.04.03
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    サイコパスのイメージが変わる本だと思う。 今まではただ残忍で冷徹なイメージだったが、実は恐怖や不安を感じにくい人達、だからこうだ、と理由付けがされた。 本書ではただ悪だと言う記述より、これまでしてきた過去は置いといて、客観的にどういった人、性質なのかと言った事に重きが置かれている印象をうける。 代表的なサイコパスの事例から始まり、脳科学的な説明で終わらず、治療法だったり、おすすめの職種だったり、著者がいたずらに扱わず、真摯に向き合っているのがとても伝わってきた。ただ、専門用語の部分はやはり難しかった。

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    投稿日: 2020.03.26
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    本書を読む前はハンニバル・レクター博士とか漠然とシリアルキラーみたいなイメージだったけれど、読了後は、人類史上淘汰されずに残ってきた、ある一定の割合で身近にもいる存在(殺人鬼とは限らない)なのだということが理解できた。スティーブ・ジョブズがサイコパスだったのだとすると、私がよく読んでいる作家や、身近にもその範疇に入る人が思い浮かぶ。「善」や「悪」などについては『バビロン』とリンク。曲世愛もサイコパスなのかな。巻末の参考文献は読んでみたい。

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    投稿日: 2020.03.07
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    様々な文献や論文、研究をもとにサイコパスについて紐解いていく内容で、時には歴史をかいま見ることが出来るような小ネタもいくつかあり大変面白かった。 手軽にサイコパスについて知りたい、もしくは自分や身近な誰かをサイコパスかもと思った人には読んでみてもらいたい内容だ。

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    投稿日: 2019.12.29
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    前半は、「なるほど、あの人も注意しなくてはいけないかも…」と、思えるキーワードが多数あり引き込まれた。 後半の、脳科学は複雑で理解できなかった。

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    投稿日: 2019.10.13
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    自分の情緒に流されないで、非情な面がサイコパスなのでは…と思い読み始るも、サイコパスの特徴の真っ先に上がってた、魅力的で社交的というのを見て、「あ、自分大丈夫」ってなった(笑) 職場にいたあの人やアイツ、と思いあたる人間がちらほら。 入門書としては、分かりやすく面白かった。

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    投稿日: 2019.10.05
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    「悪の教典」「偽りの隣人」「羊たちの沈黙」などのサイコパスが出てくる映画を立て続けに観て興味を持ったのと、岡田斗司夫が紹介していたので読んだ。実社会にも程度の差こそあれ存在すると聞くと、自分は大丈夫なのかなと心配になる。いろいろな障害やらが細分化された現在において「普通」とは何か?他者に迷惑をかけないサイコパスであれば全く問題がないだろうし、むしろ人類の発展に寄与するだろう。そしてまた、種として生き延びるのに有利だったからサイコパスが存在しているともいえるだろう。 道徳による判断ではなく、「合理的なのだから、それが正しい」と考えることの何が悪いのかと思う。道徳とされることが必ずしも正しいとは限らないのだし。最終的には「美的判断」であろうと思う。何が自分にとって社会にとって美しいのか。

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    投稿日: 2019.09.15
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    脳科学の発達と共に、サイコパスの特性と脳機能の関連性が明らかになっている サイコパス特有の脳機能・脳活動は遺伝の影響を受ける 先天的、後天的、いずれの因子によってもサイコパスの攻撃性が促進されることがある サイコパスは脈拍が一定でドキドキしない。通常の人はドキドキすることで、反社会的と思われる行動に抑制がかかる

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    投稿日: 2019.09.05
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    自分はサイコパスなのかもと思ったので読んだけど、一部しか当てはまらなかった。 サイコパスの特徴や対処法が大量の科学的なデータをもとに述べられている。論文みたい。サラサラとは読めず結構飛ばした。 サイコパスは良心を持たない人。人が本来持つはずの感情が欠落している。そのため殺人や詐欺を犯しても何とも思わない。 究極の自己中人間とも言える。 第一印象がよくプレゼンもうまくて多くの人を魅了できるが、仲間と協力することは苦手なため会社組織には馴染まない。 無責任で虚言癖がある。 他人の物理的・精神的な痛みに対しては冷徹、冷静で同情をしない。 その一方、リストラをしなければならない経営者や戦場の兵士、他者に勝つことに意義があるスポーツ選手などにおいては、そういったサイコパスの特性がプラスに働く。 マイナスに働いた場合はバラバラ殺人などの凄惨な犯罪に発展する。 プラスになるかマイナスになるかは環境の影響が大きい? サイコパスは扱いようによっては偉大な政治家や起業家になる。人類全体の諸刃の剣だと感じた。 彼らの力を活かすためには社会の包容力が必要。常識から外れた人材でも既存の枠組みに無理やりあてはめようとせず個性、能力を尊重することが大事。 またサイコパスは孤独を感じやすいらしいから、友人関係でもサイコパスの許容することが大切

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    投稿日: 2019.08.27
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    MAOA(モノアミン酸化酸素)はセロトニンとノルアドレナリンを分解してバランスを整える役目を担う。 MAOAの活動は男性の方が活発で、女性が幸福感や満足感が長く続きするのは、このMAOAでセロトニンの分解がゆっくりな事から理解ができました。 サイコパスについては、反社会性パーソナリティとして扱われることが多いから誤解しがちだけど、そのような人を指す言葉ではないということ。 弁護士や医師、CEOの中に割合高くサイコパス度が高い人がいて、重圧な決断を迅速に行える人に多い。

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    投稿日: 2019.08.25
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    サイコパスは、他者に対する共感性が低く、情動より理性や知性優先、痛みや不安を感じにくい。犯罪者に多いが、成功者にも多い。社会にとっては、フリーライダーともいえるし、その能力のお陰で進化してきたともいえる。 100人に1人って、少ないようでいて、でも数としてはかなり多いってことですね。社会としては、その資質をうまく生かせるようにするってことですね。

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    投稿日: 2019.08.24
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    とんでもない犯罪を平然と遂行する。 ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう……。脳科学の急速な進歩により、謎が徐々に明らかになってきた。私たちの脳と人類の進化に隠されたミステリーに最新科学の目で迫る! 請求記号:493.76/N39

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    投稿日: 2019.07.29
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    サイコパスである人がいることを理解することが大切だと感じた。 途中専門的用語が入り、難しいところもあったが、面白かった。

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    投稿日: 2019.07.28
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    サイコパスの解説で最もわかりやすいと感じた本。 特に1章と5章のサイコパス具体例。 女性のサイコパスの特徴はわかりにくいそうなのですが、「オタサーの姫」や「サークルクラッシャー」などの例を出してもらうとなるほど、と思えました。「後妻業」の筧千佐子なんかは確かにサイコパスだろうなと。 ところで最も心配しているのは「私はサイコパスなんだろうか?」とか「子どもはサイコパスじゃないだろうか」なのですが、本書の最後に診断基準がついているので、気になる人は参考にできそうです。 そしてありがたかったのが子どものサイコパスは子育ての段階である程度対処の仕様がある子とも書かれていました。ポイントは「接する側のあたたかさ」 子どもは愛情をもって育てないといけないことがよくわかります。

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    投稿日: 2019.07.16
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    立ち読みでほぼ読了。 この本によって、職場にいる、とある人がサイコパスだと分かり、今まで彼女に感じていた違和感への説明がついた。 サイコパスと一緒に仕事せざるを得ない人へのアドバイスも書いてほしかった。

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    投稿日: 2019.07.12
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    サイコパスってしってますかのご紹介って感じ。身近にいる感じがしないくらい凶悪犯罪者を冒頭に強烈に紹介しておいて、それをもとに小難しい脳科学を展開していく。あなたの周りにもとか、あなたもとか、言われてももはやそういう気分で読めない。むしろ人類に必要な存在とか言われても後出し感が凄くて、居たら排除するしかないよなーと薄ーく思いながら読む。なるほどなぁってなるけど、、、ネットスラングとしてのサイコパスしか知らない状態で読むと正しく定義してくれる。

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    投稿日: 2019.07.02
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    前からサイコパスに興味があったので知っていることが大半。参考資料の中にも読んだことがある本が含まれている。 現在のサイコパス研究をコンパクトにまとめた感じなのでそういう意味ではおすすめ。

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    投稿日: 2019.06.28
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    身近にいる職場の人がサイコパスではないかと言う危惧と、もしそうならそれから身を守る術を知りたい、という事から読んだ。最後の方にサイコパスチェックリストがあり、役に立つ。自分も含め、チェックできる。決めつけるのは危険だが、傾向がわかるのはありがたい。 サイコパスの脳には特徴がある。健康診断で皆脳の画像診断を撮るようにしたら、自身の(あくまで自身の)傾向を掴む…そんな事は出来ないか… 会社の経営層にサイコパスが多いのは、考えもの。重責を担い、力を発揮するのは、並大抵の事ではなく、時には狂気でもって牽引していかねばならない、凡人ではなく、サイコパスの得意分野かもしれない、一方でその人にパワハラ受けて立ち直れないような痛みを負った人はどうするのか… 今の会社はこれあるかもしれないなあ…身を守る方法、知りたかったが、的確な助言はないのが残念。 サイコパスという言葉へ今も犯罪者という理解をしている人が多いが、それはしょうがないにして、一般的な共通理解される言葉として広まるのは時間がかかるかもしれない。

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    投稿日: 2019.06.28
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    サイコパスは100人に1人程度存在する、脳機能に特色ある人たち。不安や危険を省みず合理的に行動するので、ある種の社会では必要な存在だが、反社会的側面を持つことが多いため、平和や共存を目指す社会や、家族などの親密な関係は苦手とする。サイコパスの強みを活かして共存することが社会にとってよいだろうと著者はいう。様々な人と互いに共存することの、重要さと難しさを感じた。

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    投稿日: 2019.06.22
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    だいぶ面白い 自閉症傾向とADHD傾向はこの本いわく逆。 うつ病患者はどちらかというと自閉症傾向に近しい部分がある サークラもサイコパスの一種 機能的に違うから、サイコパスの犯罪を定型発達の人といっしょに考えちゃいけないのかも。 サイコパスが残ってきたのは意味があるんだろうけど近寄りたくはないなぁ セロトニンが少ないと幸福感が少ないから不安感が多く目先の幸福には惑わされないからつまりサイコパスじゃなくてよかった!というのはなかなか悔しいところ サイコパスはクールで頭のよい合理主義者!というわけでもないのがまた面白い

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    投稿日: 2019.06.18
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    サイコパスとは何か、曖昧に感じていた存在を 改めて考えることができた。 自分もひょっとしたらサイコパスかも?とか 自己を見つめ直す機会にもなる本。

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    投稿日: 2019.06.15
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    結構がっつり専門的な本。脳科学や精神分析、心理学的な実験結果などから、サイコパスに迫る本。自分はサイコパスではなさそうということはわかったのと、まだまだ発展途上の学問であり、受け止める人によっては、危ない使われ方をしそう…という印象を受けた。ナチスの優生学に通じるところもあるので、サイコパスは遺伝の影響が無視できないという点は慎重に扱う必要があるかもしれない。ここに来て、宇宙しかり、深海しかり、脳しかり新たなサイエンスフロンティアが解明されつつあって非常におもしろい。

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    投稿日: 2019.05.28
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    サイコパスについて非常にわかりやすくまとめられている。構成もよく考えられ各章で何を知ることができるのか理解しやすい。見た目からの判別は厳しく、知能が高いわけではないなど色々知ることができた。

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    投稿日: 2019.05.10