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ヒポクラテスの悲嘆
ヒポクラテスの悲嘆
中山七里/祥伝社
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総合評価

125件)
3.7
20
43
48
5
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    プロローグ 引き籠り32才が無差別殺人事件 妻と娘を殺された男 7040 引き籠り娘が死んでいた。死後二ヶ月 近所で娘の家庭内暴力は有名。刑事が殺人事件と判断。死因は餓死ではない。解剖で胃から繊維発見。家庭内暴力に耐えられず娘をタオルで窒息死させて放置していた 8050 引き籠り息子の家庭内暴力で妻の肋骨が折れた。夫が付き添い病院で3週間入院。家に帰ると引きこもり息子が死んでいた。刑事が殺人事件と判断。息子はクモ恐怖症。クモが引き籠り部屋に集まるように薬を仕掛け、部屋から出れないようにして餓死させた。解剖で発覚 8070 10才年上80才の妻が認知症。70才の夫の楽しみは風俗通い。妻を殺す計画を考える 夫が風呂場で水死。妻は夫の風俗通いに気がつく 自分を殺そうとしている。入浴の時を利用して夫を水死させた。刑事が尋問しても、ボケて夫が死んだことがわからない 9060 92才の老人。介護士が連絡すると電話に出ない 家にいると60才の息子がでた。家を調べると異臭 老人の部屋の床下にミイラ化し死体 息子は無職ひきこもり。動画で老人が自分が死んでも死んだことを隠せば年金で息子が生活できる 殺人事件ではなく死体遺棄。解剖の結果死因は撲殺。息子は父の指示に我慢が出来ず殺して埋めた 6030 キャリア官僚の引き籠り息子 就職氷河期で正社員になれない。派遣社員するがクビになる。社会のせい。無差別殺人を起こし自殺。同僚官僚の息子も引き籠りで、引き籠りのblogに賛同。無差別殺人事件を起こす 行方不明になるが死体が発見。撲殺。証拠から殺したのは官僚の父。解剖の結果、胃の残存から父親と会う前におでんを食べていた。 最初に携帯に連絡したのは妹。引き籠りになり絶縁。玉の輿の予定が兄のせいでなくなる 兄を殺してしまう。父親は娘を守る為に自分が殺したと証拠捏造をはかるが失敗 エピローグ 引き籠り殺人事件の家族が相談した相手は同じ係員だった。その男は引き籠りによる無差別殺人事件で妻と娘を殺されていた。その恨みをはらす為に悪化するように突き放したアドバイスをしていた 刑事が気がつくが逮捕しない。

    0
    投稿日: 2024.04.26
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    大好きシリーズ。嬉しい。 エアコンのきいた部屋でみつかるミイラ化した遺体。なんとも現代的。 あのプロローグからのエピローグはさすがでした。

    0
    投稿日: 2024.04.25
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    シリーズ5作目で初めて手に取ったけど、一話完結で読みやすく前作を知っていなくても十分楽しめた。 実際にありえる事件ばかりで他人事ではないような、被害者に同情してしまうばかりの内容だった。 法医学ってすごいだねぇ、このシリーズは最初から読んでみたい。

    1
    投稿日: 2024.04.25
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    古手川と真琴はともにすっかりたくましく成長した。古手川は渡瀬警部の威光をちらつかせつつも、自身の判断により現場でコトを進めていく。真琴とてしっかりと死人の声を聞き、司法解剖の必要を判ずる。これまでは遺体を光崎教授のもとに届けるまでに相当てこずってた。今回も様々な障害や抵抗はあるものの、二人の協力でその壁を案外あっさりと乗り越えていく。それにしても国木田検視官はこれまでにあれほど検視の見逃しを光崎教授に暴かれながら、懲りずに司法解剖を拒むのはどうしたもんだろう。いずれにせよ、世相を反映した恐ろしいテーマだ。

    1
    投稿日: 2024.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ4作目。 5部構成。 今回のテーマは引きこもり。 若い頃から引きこもりになり社会との関係を一切作らなかった人間がただ歳をとり高齢になる。社会問題。 過去作同様よみやすかった。 最後は引きこもりに家族を殺された人間が市の自立支援団体を立ち上げ、家族崩壊のアドバイスをしていたという結末。 考えただけで背筋凍ります。

    0
    投稿日: 2024.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回のテーマは引きこもりの餓死。 真琴もどんどん古手川の扱いに慣れて来て良いペアですね。古手川の鈍さが玉にきずですが。 流石に9060はキツかったです。 60で引きこもりとか、やるせないです… そして、エピローグまで読むとなぜそこへ導かれたのか驚愕でした。

    5
    投稿日: 2024.04.23
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    浦和医大法医学教室シリーズ。 光崎が主役なのだろうが、今作は真琴と古手川のバディもの。 引きこもりを抱えた5つの家族の物語。 浦和医大法医学教室には、立て続けにミイラ化した遺体が運ばれてきた。 一見餓死のように見えるが、光崎の手にかかれば、そこには別の真実が見えて来る・・・ 30代、40代と年を重ねる引きこもりの子供に60代、70代と老い先短い親は何を思うのか? 光の見えない明日に何を願うのか? 絶望しかない時、人は愛する家族を殺めてしまうのか? すごく考えさせられる内容だったが、テーマが重すぎて、いつもの面白さは半減。 ただ高齢化する引きこもりや、老々介護など他人事ではないので、きちんと向き合う必要がある。 連作短編集と見せかけて、一つの事件であることは、やはり結構手前で気づいてしまう。 最近は「どんでん返し」効果が薄いのと、光崎やキャシーの出番が少なかったので、星は少な目で。

    31
    投稿日: 2024.04.22
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    引き籠り男性による無差別殺人の場面から始まる物語。 そして5本の短編が、老境にある両親の元で引き籠る中年の”子供"に纏わる事件、認知症の妻を介護する夫、引き籠りの60才の息子に苦悩する父親、引き籠り息子が連続殺傷事件を起こした顛末。 いずれも引き籠りを題材にした短編集の最後に、思いがけない人物の存在が古手川刑事の悲嘆を終わらせる事を阻んでいく。 ヒポクラテス・シリーズ次作への期待を膨らませる結末であった。

    2
    投稿日: 2024.04.20
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    今回のヒポクラテスは真琴と古手川の二人のバディものと言っていいだろうう、五つの事件のうち大半が引き籠もりの事案であったが、これを解決しないで移民を考える政府の無責任さにも憤りを感じるし、後半の二つの事件はロスジェネを生んだ日本の経済政策の失敗が原因である、特に金融政策を失敗した日銀白川総裁とバブル後の経済政策を失敗した財務省の政策は酷い、未だに経済政策を実施しようとしないのは財務真理教の信者になってしまったからなのだろうか。これからは福祉も司法も手厚い支援が必要となてくる人員の増員が必至だ。

    1
    投稿日: 2024.04.19
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    久しぶりの中山七里作品。短編が最後に繋がってプロローグの伏線回収と黒幕へ辿り着くはずが、、 早々に黒幕がわかってしまった。個人的には加えて繋がりもやや強引だった気がした。3.3

    1
    投稿日: 2024.04.13
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    「8050」問題などこれからの日本が抱えていく社会問題がテーマの連作。さらに「9060」に至っては以前にも事件になっていたけれど年金の不正受給など闇がどんどん浸透していくと思う。最後の「6030」のロスジェネ世代問題は確かにそこだけが隙間として無きものとされるのなら何とも苦しい。プロローグのことを忘れて読み進めていたので、そこに帰結するのかと思った。やり場のない恨みを晴らす術としてはなんとも。

    1
    投稿日: 2024.04.10
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    好きなシリーズの新刊だったので、あっという間に読了。相変わらずすごい技術の光崎と全く進展しない真琴の恋愛。 黒幕が計画を全部たててた訳じゃないからあの終わり方しかなかったんだよなあ。でも後味が悪い。

    21
    投稿日: 2024.04.10
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    引き篭もり殺人事件が連続して起こる。 後ろで糸を引いている男が最後に登場する。 引き篭もりが連続殺人を起こした事件をベースに話は作られている。

    1
    投稿日: 2024.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ第5弾。 長編かと思ったら基本は短編集で、老々介護、8050問題、など家庭内支援をする老人がかかわる事件でした。 ミステリー的には犯人はわかりやすい設定になっていて、解剖でどうやって犯人を突き止めるのかが焦点です。 特に社会問題への解決策や著者の意見は提示されていないので、ちょっと物足りないのと、事件の原因を復讐心のある支援団体の代表者に収束させようとしているのは強引な感じでした。

    1
    投稿日: 2024.04.06
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    なかなかシビアな内容。いつもの面々は読んでいて楽しいのだけど、生きるって辛い。そして引きこもる子達の難しさ、苦しさよ…。もし我が子が、と思うと素直には楽しめない読書になりました。ママ友さんからも色んな話を実体験として聞くし、ほんとに、もう、子育てが怖くなってしまって少し鬱。

    3
    投稿日: 2024.04.05
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    引きこもりや老々介護など切ない題材が多かったな。古手川刑事と真琴の掛け合いが夫婦のようでなんだか微笑ましい。

    9
    投稿日: 2024.04.04
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    浦和医大法医学教室に、餓死した女性のミイラ化死体が運び込まれた。女性は20年以上引きこもっていたという。解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけて…。 法医学ミステリのヒポクラテスシリーズも第5弾だそうだ。今回は光崎教授のキャラが色濃く出た作品群ではなく、古手川刑事が中心で、老老介護や引きこもり問題と言った現代社会らしいテーマが描かれていた。 (C)

    1
    投稿日: 2024.04.02
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    『死体は嘘を吐かない』でお馴染みのヒポクラテスシリーズ第五弾。 今回は引き籠りや老老介護に焦点を当てた社会派ミステリー。 プロローグ一行目の吸引力、すぐ傍にある未来に嫌な予感しかしない。 40歳の一人娘の引き籠りに悩む夫婦や、50歳の息子の家庭内暴力に苦しむ夫婦、10歳年上の妻を介護する夫など5話に渡って現実に起こりそうな家族の悲劇が描かれる。 些細な躓きで堕ちていく人間の弱さ、それに伴い崩れ行く家族関係にやるせなさが募った。 死者の声に耳を傾け嘘を見破る光崎教授は健在。 エピローグで明かされるキーマンの企みに愕然。

    5
    投稿日: 2024.03.29
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    シリーズ第五弾 シリーズ史上一番、現実世界との隔たりが少ない作品かなと思う。老老介護、成人の引き籠もり。すぐ隣で起きているかもしれない問題の、些細とは呼べない、だけど見逃してしまいそうな真相。 光崎教授が孤高の天才であるのは努力と経験だけでは埋めることができない法医学者としての資質を持ち合わせているからというなら、古手川は刑事としての資質があるんだろうな。まぁ、だから麻生さんも傍において置くんだろう。 前作は真琴先生と古手川刑事、今作は古手川刑事の回でした。

    4
    投稿日: 2024.03.24
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    ミステリ かかった時間 細切れだが2時間半くらいか 中山七里の法医学シリーズ。 テーマは、引きこもりと高齢の親からなる家庭だが、まるでオムニバスのような、というかほぼオムニバスでそれぞれの問題と事件が描かれ、最後に強引に全体を結びつけているが、微妙。古手川と真琴の掛け合いが見たいわけでもないので、8割くらい惰性で読んだ。法律やら解剖手順やらの説明で文章を引き伸ばしているところも、後半の雑な仕上がりも、このシリーズを比較的好きだったために、いっそう残念。ピアニスト岬は完全に蛇足で、ファンサービスにもなっていない。 ただ、そのオムニバスの一つひとつの話は面白かったので、読んで損だったとは思わない。

    2
    投稿日: 2024.03.24
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    ヒポクラテスシリーズもはや5作目。光崎教授・キャシー准教授、渡瀬刑事のキャラがたっていて面白いシリーズだが、今回は少し箸休め的な内容に感じた。プロットもそこまででもない。老老介護や8050問題の種々のケースを開陳してくれてるところは読みどころではある。

    2
    投稿日: 2024.03.21
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    ヒポクラテスシリーズの「いつも通り」と言う安心感。今回は、分かりやすい伏線だったので、私でも分かりました。 いつもの様に驚かされるのもいいですが、伏線が読めた状態で、にやにや読むのも楽しかったです。 次回作も楽しみ。

    2
    投稿日: 2024.03.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2人の距離が縮まるのはいいのだけど、いつのまにか真琴先生がデレてる感じがちょっと気になった。 自立支援の難しさを改めて感じたのと、だからこそ犯人が割とすぐに分かってしまったのが残念。

    2
    投稿日: 2024.03.16
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    社会派サスペンスな1冊 今もそういう趣味ないけど、歳とってもキャバや風俗には行かないようにしようと改めて気を引き締めた。

    1
    投稿日: 2024.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大好きなこのシリーズの第5弾目は「悲嘆」 誓い、憂鬱、試練、悔根、ときて、悲嘆。連作短編として一章ごとにこの言葉の重みを増していって、最後に最大の悲嘆が訪れる。誰のか、とは言わないでおきましょう。 今回のテーマは「引きこもり」と「餓死」。なぜ令和の世の、この現代社会において家族と一緒に暮らしているオトナが餓死するのか。 親子の、夫婦の、外からは見えない複雑な関係と思惑が悲しい事件を生んでいく。 古手川と真琴が持ち込み、光崎教授が開いていくのは死者の身体ではない。死を通して語られる真実そのものだ。

    4
    投稿日: 2024.03.10