
総合評価
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powered by ブクログ小学生ぶりに読み返してみると、当時とはまったく違う印象を受けた。今はオトナ目線で自分を重ねて捉えてしまう。いつか自分の子どもとも、こんなふうにバカやってたいな。 自分が大人になるにつれて、昔のように一緒にバカなことをする友達も、そんな環境も減ってしまった。「社会人」という呪いに囚われている。そこでは「現実を見ろ」という言葉が繰り返され、ワクワクや、ちょっとした心の喜びの芽が摘まれていく。 しかし人生で本当に大切なのは、そうした小さな心の動きにきちんと向き合うことだと思う。「現実」や「常識」という名のものから、自分の心の動きや喜びを守っていきたい。そして、その観点で、自分の好きな人や、いつかの子どもたちとも向き合いたいものである。
0投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ『岳物語』 お久しぶりですっ 椎名誠さん♡ はるな檸檬さんのコミックエッセイ 『れもん、よむもん!』で椎名誠さんの 『岳物語』のことに触れていました。 あぁ…久しぶりに読んでみよっかなと思い 図書館にGO! 1985年に出版って…今から39年前? えっ、そんなに経ってるの…? だって…全然、色褪せてないんだもん✨ 愛息・岳くんとの親子なんだけど…親友のような、兄弟のような日常を描いたお話。 椎名誠さん初の私小説。 なんといっても… ゆる〜く…でも、あつ〜く そして…何よりやさしい文章にやられるの。 岳少年を魅力的に描いている感じも 言葉にはしてないけど… お父さんのやさしい愛情が伝わってくるの もう堪らんのよぉ〜♡ 前に読んだ時と… なんか印象が変わった気がする 前よりも…愛おしい感じ? 胸が熱くなる感じ? 読んでよかったなぁ♡ 年末で、なんだかバタバタ忙しい毎日。 『続・岳物語』も借りてきちゃったから バタバタの合間にホッコリしちゃおっと❤️
44投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
30年ぶりくらいに読みました。子供であった頃と、親になった今読むのでは全く違う印象がありました。当然ながら、この本は男の子の親の目線で書かれた本であり、当時感じることが出来なかった、親としての嬉しさや切なさを今読むと感じることが出来て、自分も変わったんだなぁと感慨深くなりました。
1投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ作家であり旅人でもある椎名誠さんが、息子(岳くん)との出来事を記した、私小説エッセイの短編集。 全体としてとても読みやすく、ほっこりした。しかし息子の名前に"岳"とは、よほど山登りが好きなんだなあ。 父子のまさに"男同士"の関係は読んでいてとても爽やか且つ微笑ましかった。 すごいなと思ったのが、椎名さんの文章。くどくどしてなくて、キレイ。優しくて的確で正直。教科書に載るのも頷ける。それとも作家を職業にしてる人は、みんなこんなふうに完成した文章を書くのだろうか。 特に、終盤のシベリアからの電話でのやりとり、不安定な回線と椎名さんの心理描写は印象的だった。旅行記は苦手だけど、この方が綴った旅行記なら読んでみたい。かもしれない。 本書を読んで教育論のようなものを感じる読者が結構多いらしい。ネットで読み漁った感想やレビューの中には「自分に男の子が産まれたらこう育てたい」とか、逆に「固定観念を押しつけられたような気がした」という感想を見かけた。 椎名さんが岳くんをとても好意的に書いているから、子育て論的なものを感じる人がいるのかもしれない。まず全体を通して「ほら、岳はいい少年だろ!」というのがビシビシ伝わってくる。 そして確かに、「周りはこうだったが私はこうした」「こういう教育の風潮はいかがなものかと思う」って記述はあった。 しかし、だからといって「私の教育でこんなにいい少年が育ちました!男の子はみんなこう育てるのがいいんだよ!」と読むのは乱暴すぎる。 椎名さん自身が幼少期に受けた教育を振り返る場面もあったし、椎名さんが教育について言いたいことはおそらく「それぞれ!」で間違いない。右に倣えの型に嵌めた教育を批判しているのであって、自分が岳くんに与えた教育が全ての子供にとって良いなどとは一言も言っていない。 どんな教育が"良い教育"なのかは、当然ながら、それぞれの親の考え、子供本人の性格、向き不向きなどによるだろう。あとは時代の風潮も多少は影響するかも。(岳物語は1985年に出版された著書) この私小説から学ぶ教育論があるとすれば、『風潮にとらわれず子供の個性に合った教育を!』程度のことじゃなかろうか。 で、この私小説のメインテーマは教育論じゃないとして。 あとがきや解説が言うには「親の想像を超える、少年期の著しい成長」というのがテーマだそうだ。 この物語の中で、保育園児だった岳くんは小学5年生になる。 親が全てである幼少期、子供はずっと親を追いかけるし、何があっても親を頼る。食事、遊び、生活、移動さえ親頼み。親の目が届く範囲で新しいものに触れる。 しかし大きくなるにつれて自分で解決できることも増え、いつの間にか親の知らないところで新しいものに触れ、彼の世界は広がって、親の存在が占める割合はどんどん小さくなっていく。幼児期から少年期への移行。 これを最も象徴してるのが釣りの話。岳くんの世界が親の世界を抜け始めたと確信する話で、頼る頼られるの力関係も完全に逆転している。あとは長旅から帰った椎名さんを出迎える態度が変わったというエピソード。まさに驚くべき速さで、子供は親のいない場所へと世界を広げていく。 一方で椎名さんは、どんどん世界を広げ自立していく子供を無意識に引き止めようとしている。自分の存在が子供の中でどんどん小さなものになっていくのを、認めたくない気持ちがあるような。 これは坊主にするしないの話で強く感じたこと。もちろん子供の成長は嬉しいし見守りたいのが大前提だろうけど、子供の成長を素直に喜べない気持ちが椎名さんの中に、少しだけど絶対にある。 でも嫌そうな顔してるのに坊主に刈り上げちゃ可哀そうだよ椎名さん。子供はいつまでも親の管理下にはいない。親の帰りを喜んでいた小さな子供は、釣りを楽しむひとりの少年になりつつある。 という、幼児期から少年期における親子関係の転換期を描いたお話だった。親子関係って面白い。私が親になったら違う感じ方をするのかも。そしたらまた読もうかな。
1投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログ息子・岳の成長を段階的に描いた私小説。 飾らずに淡々と描いているからこそ、驚くべき早さで成長していく息子への父親としての想いを追体験できるとても貴重な作品。 変わっていく息子には、嬉しさも誇らしさもあり、でもどこか侘しさも感じる。それが父親というものなんだと思うと、何とも言いようのない感情におそわれた。 「そうして『また今度やるときはいい勝負をしようぜ』とは言いながら、果たしてまた今度のときまでまだ私はこいつに捨てられずにいられるだろうか、などとふいにビール三本の酔いの中で考えたりするのだった。」
1投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログ愛情にあふれた作品。 岳はかわいくていい子だ。 その岳見て、ハラハラしたり可愛く感じたりしている親の心が伝わってくる。 いい親子関係だな、と思う。 現代にはない、おおらかな時代背景も感じる。 あれはダメ、これもダメ、なんて言っていたら、人間の強さや逞しさなんか育たない。 そんな風に思った。
0投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログ以前に読んだ時の岳物語は息子さんとのこと、 私的なことが描かれていて、なんとなく新鮮に読めた、という記憶がありました。 でも、今読んでみると印象がかなり変わっていることに気づきました。 今、自分の子供が、この中に書かれている岳少年と大体同じ年だし、 どうしても親の視点で読んでしまうのです。 昔は、たはは、とおかしかっただけのところが、 今読んでみると、 ”おとう、椎名誠”と同じようにハラハラドキドキしたり、不安になったり、 息子に捨てられる心配な気持ちが理解できたりして、 以前よりもかなりのめりこんで読んでしまいました。 最後の方で、岳少年が海に落ちた、と報告するところがあって、 椎名誠は遠く離れた外国でその話を聞いたあと、 バカだなあ、、と彼をいとおしみつつ、笑ってしまうのですが、 そこが父親と母親の違いだなあ、、と感じてしまいました。 母親は笑えないから。。 でも、笑えるチチとショーネンの関係が羨ましく感じました。 (昔のブログでの感想)
13投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ岳さんの成長を見守る気持ちとまわりからいろいろ言われただろうなぁという岳さんに同情する気持ちが同居しています。
0投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログこの本は椎名誠さんとその息子「岳」さんとの話でした。世界を旅された椎名さんの息子「岳」さんとの関わり方が椎名さんの面白い表現で描かれていました。中でも、椎名さんと息子「岳」さんとの会話がとてもほのぼのしていて読んでいてとても楽しかったです。
1投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログ「椎名誠」の私小説『岳物語』を読みました。 「椎名誠」作品は、昨年の6月に読んだ『飛ぶ男、噛む女』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 山登りの好きな両親が山岳から「岳」から名付けた、「シーナ家」の長男「岳」少年。 坊主頭でプロレス技もスルドクきまり、ケンカはめっぽう強い。 自分の小遣いで道具を揃え、身もココロもすっかり釣りに奪われてる元気な小学生。 旅から帰って出会う息子の成長に目をみはり、悲喜こもごもの思いでそれをみつめる「おとう」…。 これはショーネンがまだチチを見棄てていない頃の美しい親子の物語。 著者初の明るい私小説。 ----------------------- 「シーナ家」の長男「岳」少年の成長(幼稚園~小学校高学年)が、以下の九つのエピソードで描かれています。 ■きんもくせい ■アゲハチョウ ■インドのラッパ ■タンポポ ■ムロアジ大作戦 ■鷲と豚 ■三十年 ■ハゼ釣り ■二日間のプレゼント ■あとがき ■解説 斎藤茂太 「シーナさん」と「岳」少年の距離感がイイですよねぇ、、、 (多分)現代の一般家庭には珍しい、ひとつの理想の姿だよなぁ… と感じました。 のびのび育てられた結果なんでしょうが、、、 「岳」少年の腕白な行動や天真爛漫な素直な言動… 現代っ子には失われてしまった子どもらしさ、無邪気さに魅力を感じ、ワクワクしながら愉しく読み進みました。 勉強は苦手なようですが、遊びへの集中力への高さでは卓越した才能を発揮して、カヌーや釣りでは小学生にして「シーナさん」に勝る腕前を披露… 「野田知佑」との交流も大きな影響があったようですが、人間って、得意分野を上手く育ててあげれば、才能が開花するもんなんですよね。 続篇も読みたくなりました。 第一話の『きんもくせい』は、どこかで読んだ記憶があるなぁ… と思っていたのですが、、、 アンソロジー作品『家族の絆』に収録されていたので既読でしたね。
0投稿日: 2022.07.21
powered by ブクログ作家と息子との素敵な親子関係を描いている。岳は興味を持ったことはとことん突き詰める子だ。この本では釣りに興味を持ち普段本を読まないのに釣りの本を読みその知識はすごいと思った。学校の勉強とは何かに興味を持ったときにそれに突き進むための基本的な知識や考え方を学ぶところだと思う。またはそれを見つけるための場所であると思う。岳の両親は何かを押しつけることなくのびのびと育てているのだなと思った。とても良い子で父との会話も微笑ましい。
0投稿日: 2022.03.17
powered by ブクログ山登りが好きな両親がつけた名前、ってだけでソッコー読みたくなった本でしたが、山の話はでてこないです。笑笑 ただ、山登りが好きなお父さんだけど、釣りにハマった息子に釣りに付き合わされるっていう構図で話は進みます。 リアルな実体験、息子とわたしの話なのですが、読んでいて、、、息子の成長、青年期への緩やかな流れが、作者が旅小説を書く人で、年の数ヶ月海外へ行って帰ってきてることもあり、帰るたびに変化してる息子との対面。 家にいて仕事をするため、小さなころは送り迎えはお父さんがしていたので、公園でのコミュニティやら、仲良しのお友達、ママ友などをこんなふうに思った。という冷静な視点でゆったり分析しているのが読んでて、 あーなんかわかるなぁ。 4歳の息子が行きと帰りに手を繋ぎながら、保育園での話、夢みたいなあったらいいなの話、かと思えば、!?っと驚くような大人の発言をしたり。 そんな今、わたしが息子と共に感じてる色々が本を通じてなぞられていて、ホクホクと気持ちが暖かくなるようでした。 きっと息子が大きくなってしまって読んでも、あーそうそううちの息子も!ってなってまた違ったホクホクが訪れそうな一冊でした!!! こんなふうに日常を過ごしたこと、思ったこと綴れたらいいのになぁ。
0投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログ父・椎名誠と息子・岳くんの物語。エッセイ的な。とても読みやすくておもしろかった。切なく楽しく。旅に出ることが多く不在も多い椎名家だからこその少し特殊な関係かもしれない。いやでもそこは家族それぞれいろいろあるか。お互い没頭するものがあって同士の匂いもする。親目線だと岳くんがどんどん成長していく姿が逞しく眩しく頼もしく、でも寂しくもあるなあなんて。息子といえどひとりの男として接している距離感も素敵だなあと思った。続も読もう。
0投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログ4年教科書掲載本。 入試に使われたり、夏休みの読書感想文に勧められたりしているようですが、私には大人向けに思えました。 子どもは子どもの視点で読むのでしょうか。 母親なので父親目線で書かれたものに共感しにくいのかなあと思うものの、母親になる前の学生時代に「太郎物語」読んだときのほうがおもしろいと思えたので、単に好みの問題でしょう。
0投稿日: 2021.04.06
powered by ブクログ2回目かな?大分前に読んで再読。全然内容覚えてなかったな。読みやすくておもしろいけど、切ない、、、またよみます。
0投稿日: 2021.04.04
powered by ブクログ父と子の成長や旅物語。 入試の問題で出て以来、気になっていた作品。 ついに手に取り読んだが、なかなか読み応えのある素敵な子育て本でした。
1投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ親父と息子の関係が心地よい。自分の息子がもう少し大きくなったらどんな関係でつきあえるのか 楽しみにもなったし、良い意味での不安や刺激もありよかった
1投稿日: 2020.11.11
powered by ブクログくせのある親子の話。私小説なのか。タイトルだけみて山登りの話しかと思ったけど、釣りの話しでも楽しめた。
0投稿日: 2020.10.04
powered by ブクログ父親になったらこんな事考えながら子どもに関わっていくのかなぁと思いながら読んだ本。もし結婚して、子どもが生まれたら、いろんな経験ができるようサポートしてあげたいな。いろんな考えがあることを知ってほしい。
1投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログ息子・岳の成長期 岳の力強さに感服 息子に旨いもんをたらふく食わせる、その心意気に父の息子に対する愛を感じた。
0投稿日: 2020.03.22
powered by ブクログ椎名誠は何を書いても骨太な感じがする。父と子,というのはこそばゆいものだが,その感じも含みながら,こどもを愛おしく思っている気持ちが伝わってくる。
0投稿日: 2020.03.15
powered by ブクログ久々に読んだ 中学受験の国語で読んだのが始めてやと思う。 初版が生まれる四年前でわろた 勉強なんて二の次でやりたいことをやる子供時代ってのは俺と全然違くて。そんな話もおもしろいなーて
1投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ国語の教科書とかに出てきそうな、てか授業で読みたい物語だった。 同じ目線で岳と向き合うパパ最高です。
3投稿日: 2020.02.13
powered by ブクログ何十年も前に読んだ、 岳くんの成長物語、感動して何をとは書けないが 心に惹かれ、むさぼり読んだことだけは覚えている。
4投稿日: 2020.02.04
powered by ブクログ岳さんと私は歳が近く、実家も近いこと、我が家にも元気な男の子がいましたので、なんとなくその空気がリアルに感じられた。 ただ、あまりにリアルタイムでの連載だったためご本人はとても嫌だったようですね。 もう少しフィクションの要素がを強くした小説にしてしまえばよかったのかな。読み手としては大変楽しい父子のエピソードなんですけど。 私も子供の自主性を育てる子育てに基本的に賛成です。 しかしながらこの本の時代から30年ほど進んだ現代ではここまでの自由は親子共にないかもしれません。 周りのママ友の意見なども聞くととかく揺れ動きますが、この本を読んで、やっぱり子供を一人の人間として信じて付き合っていきたいと改めて思いました。
5投稿日: 2019.10.01
powered by ブクログ何度読み返しても子どもの成長をあたたかい視点でかいてありほっこりする。こんな親でありたいと思っていたが難しいなぁ
1投稿日: 2019.03.11
powered by ブクログ椎名誠とその息子岳君との成長記。ちょうど息子が岳君と同年代。今しかできない時間の使い方があるんだろうね。優先順位を間違えないようにしないと。
1投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ男親と男の子の成長譚.確かに親と子だけれど,お互いに一人の人として認識した上での関係というのは,決して真似ができない.
2投稿日: 2018.08.28
powered by ブクログ「子育て中のパパには超オススメ」と読書家の友人に勧められた作品。幼少期から小学校高学年に向けて日々成長していく椎名氏の息子「岳」くんとの親子エピソードをまとめた私小説だが、最初から最後まで楽しく爽やかに読み進めることが出来た。自分にも幼い二人の息子がいる。子育て真っ只中ということもあり、椎名氏が作中で抱く様々な感情にとても共感できたし、父と息子という男同士の親子関係ならではの機微な表現にいちいち感情移入してしまった。自分の育児の価値観にポジティブな影響を与えてくれた一冊。
1投稿日: 2018.07.18
powered by ブクログ男の子供ができたら岳少年のような逞しい子になってもらいたいものだ。 子育てに戸惑う椎名さんの様子が他の本にはない姿で新鮮で面白かった。 椎名さんも親やってんだなぁ。
1投稿日: 2018.07.15
powered by ブクログいつも通っている図書館の小学生用の夏休みの読書感想文用?コーナーに棚差ししてあって、それがたまたま目に入り、即購入。 我が息子と同名(たまたま)だし、学生時代SINRA読んだしで、自分としては運命的な出会いと感じた1冊。 岳少年が自分の息子のちょっと大きくなった顔で再生されて、ページをめくる手が止まらなかった。 習い事させようか、保育園から幼稚園に変えようか、なんて微妙に気になる今日この頃、この本を読めて良かったな、と強く感じる。
1投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログ言わずとしれた名作です。20年ぶりくらいに再読しました。岳くんは多分僕と同い年だと思います。今は椎名さんもお孫さんに囲まれてでれでれらしいですが、この頃はいいお父さんしていますね。一緒にいられない時間が多いのでその分ちゃんと時間を作ってカバーしていてとてもとてもうらやましい。うちのどうしようもない父親比べてはいけないけれども。 天真爛漫で傍若無人な岳君はとてもいい青春を送りそうでなんともうらやましい。うらやましいと言えば野田知佑さんと友達なんだから本当にうらやましいうらやましい!!
1投稿日: 2017.03.23
powered by ブクログ息子、岳については綴られた本。片付けは何かを捨てていくこと。これは成長を意味する。これが一番印象を受けたこと
1投稿日: 2016.10.19
powered by ブクログタイトルだけで山登りの話かと思ってたけど、子育て日記みたいなもんですね。 親が息子と接する上でとても良い関係を築いており、とても羨ましい。子供との時間をやりくりして作り出し、キチンと向き合い、尊重する。当たり前だけどなかなか出来ない羨ましいことですね。これから子育てをする人々に読んでほしいです。
1投稿日: 2016.08.21
powered by ブクログずっと山登りの小説だと思ってたので予想外の内容に驚きました。でも、素敵な親子の姿を見れた気がします。後半が釣りの話ばかりで私にはちょっと読みにくかったです。
1投稿日: 2016.08.08
powered by ブクログ『海ちゃん、おはよう』に続いて二冊目の椎名誠作品は、これぞ代表作といえる『岳物語』。 長女、海ちゃん誕生の時にあれほどあたふたしていた椎名(作中では原田)さんだが、岳くんとのやりとりは父親そのもの。 途中、自分たちの育て方が間違っていたのか…?と悩む場面もあるが、そこはまっすぐ育つ岳くんを見て思い直す。実際本人は世間との軋轢などどこ吹く風で親が子どもを信じられなくなっていただけだった。 冒険の入り口としての釣りの魅力がふんだんに描かれている。実際に釣りをするよりもはるかに気持ちが高ぶる。 椎名さんより遥かに釣りに詳しい岳くんと二人で釣りに行くときのギブアンドテイクで対等な関係は親子というより仲間だ。仕事で家を空けることの多い椎名さんと岳くんの気持ちが離れないのは親子であるとともに信頼の置けるパートナーだからだろう。 椎名さんと岳くんだからこそあり得る親子の関係が微笑ましくも羨ましく、自分はどういう親になれるのか子どもはどう育つのか楽しみになった。 親はいずれ子どもに捨てられる時が来るという言葉を忘れずにいたい。
1投稿日: 2016.01.04
powered by ブクログ大学生の頃に読んだ1冊。 20年ぶり位に自分がヒトの親になってから改めて読むと、子育てアルアルは今も昔も変わらないんだなぁと思ってみたり、お父さんならではの視点に驚かされたり。 でも一番びっくりしたのは、はさんであった集英社文庫のしおりに、今で言う錦織君的な さわやかな松岡修造が起用されていたことだー(笑)
1投稿日: 2015.08.09
powered by ブクログ小学生のころ読書感想文用に購入。 「おとう」こと椎名誠と、その息子「岳」の何気ない、そしてかけがえのない日々を綴った物語。 そう、これは「物語」であって、決して「エッセイ」などではない。 きっとこれを読んだ子供をもつ父親母親は「こんなふうに育てたいなぁ」と少なからず思うだろうし、これを読んだ思春期手前の少年少女は「こんなふうな親父がほしかったなぁ」と少なからず思うだろう。 でもこれはきっと虚実取り混ぜた「物語」であって、本当にこういう“理想のチチとムスコ”がいるわけではないのだろう。 家族小説でもあり青春小説でもある本作にどうしてもこういう穿った、斜に構えた見方をしてしまうのは、岳少年の姉(翻訳家・エッセイストの渡辺葉)が「本人の希望により」登場しないとは言え、存在さえないように一家が描写されている、そういうフィクション性による。 ただこれを初めて読んだときには「なんだかすごい親子がいるもんだ」とワクワクしていたので、小中学生くらいに読んでもらう本としては、けっこういいと思う。
1投稿日: 2015.08.01
powered by ブクログ椎名さんは昔講演を聴きに行ったこともあります。 古い本ですが、今でも課題図書になっているみたいですね。びっくり☆ 著者の息子「岳少年」との交流をつづったエッセイです。 もともと私はカヌーイストの野田知佑さんが好きで、野田さんの本に頻繁に岳君が出てくるのでその後の生い立ちもなんとなく知っていました。 今回この本で、こんな風に育てられるとあんな大人になるのね、とちょっと感慨深かったです。 (しかも思いがけず犬ガクの幼少期のことまでちらっと出てきて得した気分♪) 我が子を見守る父のあたたかい視点がとても素敵です。 そして、真っ直ぐ突き進む岳君はとてもかわいい。 くすくす笑いながら読め、ほのぼのした気持ちになりました。。
1投稿日: 2015.06.27
powered by ブクログこういう父子、すなおに羨ましい。筆者である椎名誠先生を何年か前にテレビで拝見しましたが、この本を書かれてからもうずいぶん月日が経っているのだなあ、と実感させられました。同時に、岳さんの成長ぶりも気になったり。
1投稿日: 2015.06.08楽しかった!
岳少年の引き起こすハプニングと椎名さんの物事のとらえ方、ものすごく面白く読ませてくれます。読んでる間、ずっと岳少年と友達になりたいなあ~と、思ってました。次の続編を購入するか、定本岳物語のほうを購入するか、ものすごく悩んでおります。
1投稿日: 2015.06.03
powered by ブクログ椎名誠は結構読んだが、これはあまりに評判良く、しかも売れたため読まなくてもいいか、と放っていた。ヒットから30年経って読むと、これが何故あんなにヒットしたのかよくわからない。 特に面白くないし、文章がいいわけでもない。 こういう親子が当時は珍しかったから? 椎名誠の人気が高まっていて、私生活を知りたい人がたくさんいたから? 今読むと、岳くんの人生にとってこの本はなかった方が良かったんじゃないかと思わずにはいられない。 もちろん、当時の本人に了解をとって書いたのだろうし、日本の純文学はほとんど私小説なんだし、『ママぽよ』みたいな漫画だって子供の本名を書いていたし、と椎名誠を庇ってやりたくはなるが、タイトルが本名というのは、やっぱりどう考えても可哀想だ。 更に、今読むと、共働きなのに、自分は冒険三昧(仕事ではあるが)、日々の家事育児は妻任せの上、自分の仲間を自宅にしょっちゅう連れてくる、夫としてどうなの?と思う。 豪快な面白い人というイメージで売れたから、それをキープするために頑張ったのかもしれないが、それは家族のために良かったのだろうか。 老境に入った椎名誠に、今どう思っているかきいてみたい。
0投稿日: 2015.04.19
powered by ブクログ岳物語は中1の時に教科書で読んだからすごく懐かしかったなぁ。 椎名誠さんの書く文て私たちの感じる心と一緒の感情が文として表されていて、一つ一つに心があったかくなった♡ 岳という名前は素敵ですな。
1投稿日: 2015.04.11親が子を想うということ
世界を股に掛ける作家、椎名誠の自伝的小説となっている本書。 本のタイトルにもなっている”岳”という彼の息子の名前は、山登りが好きな椎名さん夫婦ならではのネーミングです。 はじめは椎名さんにべったりだった岳少年も、読み進めるにつれだんだんと大人に。 「さんをつけるほど偉くない」という理由で椎名さんを「おとう」と呼ぶ姿は、なんだか憎たらしくも愛らしいものです。 椎名さん自身も、近くでアレコレと口を出すのではなく、遠くから温かく見守るように息子と接していく。 素朴な種々のエピソードには、親が子を想う気持ちがギュッと詰まっています。 父と息子という普遍的な関係性から、ちょっとひねくれた奇妙な信頼関係を味わってみてください。
4投稿日: 2014.12.01
powered by ブクログ【本の内容】 <正> 山登りの好きな両親が山岳から岳から名付けた、シーナ家の長男・岳少年。 坊主頭でプロレス技もスルドクきまり、ケンカはめっぽう強い。 自分の小遣いで道具を揃え、身もココロもすっかり釣りに奪われてる元気な小学生。 旅から帰って出会う息子の成長に目をみはり、悲喜こもごもの思いでそれをみつめる「おとう」…。 これはショーネンがまだチチを見棄てていない頃の美しい親子の物語。 著者初の明るい私小説。 <続> プロレスごっこでも、カヌーでも息子には勝てない―。 自立の季節を迎えた岳少年。 ローバイしつつも彼の成長にひとりうなずくシーナおとう。 父と子に新しい友情の時代が始まる。 [ 目次 ] <正> <続> [ POP ] 初めて読んだのは小学生の時だった。 父親となって改めて読み返したい本。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
1投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログいいなあ。いい。 自分に息子ができたらこんな風に育てようと思ってた、 と母が言ってた意味がとてもよく分かった。 シーナさんが、つかず離れずの距離感で岳を見ていて、 でもその中に隠しきれないどうしようもない岳への愛情 (という言葉もしっくりとこないほどの距離感だなぁ) みたいなもっとほっこりとしたあたたかいものが、 本の、ことばの端々にずうっと充満していてとてもしあわせな読書だった。 こんな風に育った岳少年はどんな大人になったんだろう。 子育てのことなんて何にもわからないけど、 適度に子どもを「ほったらかす」ことのできる親が 今はあんまりいないのかもしれないなー。 世が世なので仕方ないのかもしれないけど。 こないだ夏の草のにおいがふっと鼻に香ったとき、 小さい頃に暑い中必死で秘密基地を作っていた 草まみれの夏の情景が頭にふわっと浮かんできて 何とも言えないノスタルジーな気持ちになったんだけど、 今のこどもたちはそんな記憶を持てているのかな、と何となく思いました。
1投稿日: 2014.07.20
powered by ブクログ父の子育ての物語である。 まっすぐに、自分のやりたいこと(趣味)に打ち込んでいる岳の印象があった。親子共通の趣味を持つのはいいことだなと思った。 周りの子供は勉強できることを優先しているが、子育ての中で岳は釣りや、プロレスといった分野を伸ばしているなと感じた。 成長していくにつれ、親子の関係も変わっていっていくのだろうと強く感じた。
1投稿日: 2014.06.02
powered by ブクログ私はひねてて大人の顔色を伺うような子供だったから自由で素直で好きなことにまっすぐな岳少年に憧れるなー。
1投稿日: 2014.05.10
powered by ブクログ親子の物語でした。 岳の成長とそれに伴うお父さんの心理がわかりやすくかかれてました。いつか自分も子供を持って成長するとこんな感じなのかな、と思って見てました。 岳はこのあとどう成長するよか、お父さんはどう思うのか楽しみです。 続きがあるらしいので、ぜひ見たいですを。
1投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログSF以外で初めて読んだ椎名さんの小説。主人公の岳くんがおそらく自分と同世代であることと、母と同い年の椎名さんが少年期を千葉の東京湾岸地区で過ごしていたという点で興味をひかれた。 岳くんのようなガキ大将は、ワタシの子供時代までには確実に存在していたが、今では聞かなくなってしまった。当時も一般的な親子関係は希薄であっただろうけど、椎名さんの仕事が普通のお父さんとは違うということもあり、椎名さんなりのスキンシップを深めてきていたのだろう。当の岳くんが親の見ぬ間に成長して行く様が描かれているが、当人自身はどんな思いで少年期を過ごしていったのだろうか。おそらくもう結婚して社会人としても中堅であると思うのだけど。
1投稿日: 2013.11.26
powered by ブクログ17年ぶりの再読。 こんな風に子供を育てたほうが良かったのだろうか。 普通の育て方しかさせなかったけど、この本再読してまた子育てしてもたぶんこんな風にはできないよなぁ。
1投稿日: 2013.09.01
powered by ブクログ+++ 彼の名は岳(がく)。椎名誠の息子である。椎名誠よりもシーナ的といわれている。これは、ショーネン・岳がまだ父親を見棄てていない頃のウツクシイ父と子の友情物語である。著者初の私小説。 +++ 私小説と聞かなければ、フィクションの少年物語だと思ってしまうくらいである。岳少年の少年らしい無邪気さや一途な興味の向い方、父との関係、母との関係、現れ方は様々だが、きわめて健やかに描かれていて好ましい。気持ちの好い一冊である。
1投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログ(1998.12.22読了)(1998.12.17購入) (「BOOK」データベースより)amazon 山登りの好きな両親が山岳から岳から名付けた、シーナ家の長男・岳少年。坊主頭でプロレス技もスルドクきまり、ケンカはめっぽう強い。自分の小遣いで道具を揃え、身もココロもすっかり釣りに奪われてる元気な小学生。旅から帰って出会う息子の成長に目をみはり、悲喜こもごもの思いでそれをみつめる「おとう」…。これはショーネンがまだチチを見棄てていない頃の美しい親子の物語。著者初の明るい私小説。
1投稿日: 2013.07.30
powered by ブクログhttp://tacbook.hatenablog.com/entry/2013/07/11/232911
0投稿日: 2013.07.17
powered by ブクログ父と息子。ほのぼのとしているけれど、男同士にしかわからないフクザツな感情があるのだろうなー。私には全く理解できない世界です。しかし微笑ましい。
1投稿日: 2013.06.04
powered by ブクログシーナの本はたくさん読んだけど、もう一度読みなおすならコレ! 続編と合わせて、読むべし! 息子を持つ体育会系オヤジのバイブルだな(^^)
1投稿日: 2013.02.28
powered by ブクログこんな子育てしたいなぁ。岳と椎名さんのやりとりがあたたかい。お風呂で男同士の話、ってのがなんか憧れるな。
1投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ男の子を育てるのって、難しそう。 だけど、こうありたい、目指したかった。 また1から子育てできたら・・・
0投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログ会社の先輩オススメの私小説。弊社には、椎名誠ファンが多いな。岳可愛いなぁ。彼の成長っぷりに読んでるこちらまで微笑ましく優しい気持ちになれる本。
0投稿日: 2012.09.06
powered by ブクログいつものように新御茶ノ水で千代田線に乗りかえ、自宅のある綾瀬を目指す。さて、電車は西日暮里駅へ到着した。そして乗り込む三人の男子中学生たち。西日暮里から乗り込む中学生といえば、そう、あの中学校の生徒たちである。まだ、制服も馴染んでおらず、体つきもどこか幼さを残す。おそらく一年生だと思われた。その中学生たちのうち、一人は文庫本に読みふけっており、その友人たちがちょっかいをかける。 「おい、何読んでるんだよー」 強制的にめくられたブックカバーの奥からは、その書名が飛び出してきた。その書名こそ『岳物語』であった。 「今更『岳物語』読んでるのかよ。僕はもう小学生のときに読んじゃってるよ」 なるほど、どうやらあの中学校に通うほどの子になると、小学生のうちに『岳物語』くらいは嗜んでいるらしい。中一で読むのすら「今更」すぎるようなのだ。成人してもなお、『岳物語』を嗜んだことのない僕は、人知れず、己の無教養を恥じていた。そうして、綾瀬駅で下車した後、急いで駅前の書店で『岳物語』を購入するのであった。 本書の中に、決してスリルはない。もちろんサスペンスもない。そこにあるのは、少しの独特さを残した親子の姿である。流行の小説と比べれば「タイクツ」な本なのかもしれない。しかし、そこにあるのは決して無視のできない「大切な何か」なのである。 小学生のうちに本書を読むことと、あの中学校に通えることの因果関係はわからない。だが、本書を小学生のうちから「面白い」と感じる子には、間違いなく、魅力を感じさせる一つの要素があると思う。 【目次】 きんもくせい アゲハチョウ インドのラッパ タンポポ ムロアジ大作戦 鷲と豚 三十年 ハゼ釣り 二日間のプレゼント あとがき 解説 斎藤茂太
1投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログ子供の親離れより親の子離れのほうが切ないみたい。 気張ってないけど芯が通っている子育ての話に「ホッ」とさせられた。 続きが読みたい。
0投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログ父と息子の友情?と絆のお話。 椎名誠が自由に子育てをしているなと感じた。 今の子育てとは、そぐわない部分もあるけれど 男の子はこれくらい逞しい方が良いと思った。
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログ国語の教科書で読んだ後、全部を通して読みたくなって購入。 面白かったけど自分が岳のように父親に小説にされたら嫌だなあW
0投稿日: 2012.07.08
powered by ブクログ岳の成長過程がとても興味深い。 親になったことはないけれど、子どもに置いていかれかけているお父さんの複雑な気持ちが伝わってきた。 釣りに関してだけはもう、お父さんの出る幕はなくて、完全にお荷物状態。 子どもの成長ってすごい。 だけど、いまどきの子の何割が岳のように自分のものを持つことができるんでしょう。 学び取っていくことの可能性を感じる一冊でした。
0投稿日: 2012.05.21
powered by ブクログ「椎名誠」というと、シベリアとか、パタゴニアとか ナマズとか、よく分からないけど、サバイバルな 旅の話の印象が強くて、これも登山エッセイ?と 一瞬思ったけど、とってもよかった~。 子供が生きづらい世の中になる中で、 私は椎名パパというよりは、その友人?の 野田さんのような大人になりたい。 自然を愛する男っていい!
0投稿日: 2012.05.14
powered by ブクログ父と子の私小説。 男の子みたいな父親(椎名誠)と、本当の男の子の息子(岳)の関係がキラキラ眩しい。 岳を取り巻く大人達も素敵で、本当に羨ましくなります。 この本が自分の子育てのベースに、少なからず影響していると思います。 「待ってー」と思ってしまう程、子供ってどんどん成長していくんですよね。 自分の子供にも読ませたい本です。
0投稿日: 2012.05.13
powered by ブクログ親子っていいな。自分の子供の成長は,親にとって一番の楽しみだけど, その反面,子供が離れていくのは少し寂しい気がするなと思ってしまった。 心暖まる物語でした。
0投稿日: 2012.04.11
powered by ブクログ徐々に大人になっていく岳少年との出来事を父親の心情を交えつつ語られている。 子供はあっという間に成長して大人になり巣立っていくんだな、と改めて思った。 岳少年と父親の微笑ましい出来事の数々。 息子が日々成長し、だんだん大人に近付いていることに気付き、なんだか嬉しかったり、なんだかさみしかったり。 読んでいてとても思ったのだが、小学生のときにいろいろなところに釣りをしにいったりカヌーをしたりと、僕の小学生のときでは考えられないようなことをさせてもらっているので岳少年がとても羨ましくてしかたなくなった。 小学生という人生のなかでほんの少ししかない時期にそういったことができたことはとてもいいことだと思うし、できなかった自分はそういうことをやってみたかったと思う。 そうしたら今の僕も少しはかわってたりするのかもと思ったり。 岳少年はいい体験をしたと思うし、父親もいいことをさせてあげたと思う。 僕もそんなことしてやりたいなと思った。 僕が「父親」と呼ばれる存在になったらまた読み返してみたいと思った。
0投稿日: 2012.03.22
powered by ブクログおそらく15年ぶりに読んだ。男子の子供を持つ父親必見。子供が自分の世界を見つけるとあっと言う間に巣立って行くというおはなし
0投稿日: 2012.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
息子とのやりとりがその時々の親の思いを交えて、淡々と語られています。 息子を持つ親全般の子育てに当てはまる内容もありますが、椎名さんだからこそ息子とこういう付き合い方ができたと思う部分も多々あります。 ちょうど自分の息子の子育て中に同期して読み、結構参考になりましたが、いざ自分の子育てに置き換えるとなかなか・・・。
0投稿日: 2012.01.24
powered by ブクログ読んだのはハードカバーで。あの頃は椎名誠とその仲間たちが好きで、サイン会や座談会やツアーによく参加したものだ。懐かしい。
0投稿日: 2011.12.25
powered by ブクログ著書の人柄と、素直に育っている息子というものの可愛らしさ、頼もしさに心を癒されます。著者の狙いにあったかどうかはわかりませんが今の時代にとってとても大事なことが書かれていると感じました。息子をどう育てればいいか迷っている方には読む価値ありです。また単純に肩の力を抜いて楽しめる作品でもあると思います。(2011.11)
0投稿日: 2011.11.13
powered by ブクログかわいらしい岳が、どんどん大人になってゆく。親はさみしいけどそれが自然なことなんだろう。 男子の特定のことにのめり込む集中力にはびっくりする。はて、岳はどんな大人になることやら…。
0投稿日: 2011.10.12
powered by ブクログ高校時代、これを読んで作家も目指した時期もあった。 家庭を持ったら、椎名誠と岳のような親子関係を築きたいな、という具合に影響を受けた作品。
0投稿日: 2011.08.17
powered by ブクログ椎名誠と息子の岳とのぶつからない親子の日々。男同士って基本こうですよね。オヤジが半端じゃないので、子どもも半端じゃない状況がとても魅力的。 新しいカバーにびっくり。これ、山田詩子さんのイラストではないですか。カレル・チャペック紅茶店の絵そのまま!…と思ったら、2009年から集英社文庫のナツイチのミツバチは…山田さんだったんですね。気づくの遅すぎでした…。
0投稿日: 2011.08.09
powered by ブクログ小学生のころに読んだ本を再び読書。 受験で引用されることもしばしばなので、久しぶりに読み返しましたが、思いのほか自分のツボからずれていて、それもまた新鮮でした。 岳君の成長がとてもいきいきと描かれていますが、一緒にいない時間があるからこその成長の感じ方なのかなぁって思いました。
0投稿日: 2011.07.23
powered by ブクログお父さんと子供の関係が 微笑ましくていいなぁと思いながら読んでいました。 のびのびした飾らない文体で書かれる文章が 親子の関係そのままだと思いました。
0投稿日: 2011.07.21
powered by ブクログ息子にステられてしまう前の?、父子の物語。 後半に行くにつれ釣りメインになって、釣りがさっぱりわからない自分にはよくわからない場面も多かった。 しかし、こんな親子関係が気づけたらいいですね。
0投稿日: 2011.06.27
powered by ブクログ「理想の家族」について考えるとき、 学生の頃から椎名家が頭に浮かびます。 著者のエッセイなどでも家族の話が時々書かれており、 みんな好き好きに世界あちこちに飛びまわり、 大きくなった子供たちはどこか素っ気ないような素振りを 見せたりしていても、深い繋がりを感じマス。 全ては父である著者の視点なのだけれども、 家族を見つめる姿がすごく大きく、温かみを感じます。 そんな父親が息子を描いた本作、 とてもいい気持ちになれる作品です。 ちっこい岳くんがとってもかわいらしく、 父親とのやりとりなど、とても心が温まります。
0投稿日: 2011.06.04
powered by ブクログ椎名氏の作品は肩が凝らず、テンポのいい文体で楽しく読めるので大好きでした。 この「岳物語」は 20年以上前にまだ独身の頃初めて読みました。 男っぽくて、繊細な文章が気持ちよくて何度もついつい読み返してしまう作品です。 彼と彼の息子「岳君」との何でもない日常の話から近所や友だち、学校でのエピソードがさらりと書かれています。 そして、男の子の小学校低学年から高学年までの成長の証しがキラキラと散りばめられていて眩しいのです。 現代の子どもの教育は学校で学ぶよりも各家庭で何をどれだけ習わせているか、にかかっているようなものですが、この本が書かれた25年前も既にその時代に入っていたようです。 でも椎名ご夫妻は岳君にはあえて就学前の習い事はやめようと決め まことに自由に子育てをしています。 とにかく遊ぶ 男の子は勉強よりも、まず誰よりも楽しく遊べなくてはいけないのかもしれないなぁ そう思えるような素敵な父と子の関係が生き生きと描かれています。 私にも息子がいますが、何だかもう一度息子を幼稚園くらいに戻してやり直したくなってしまうなぁ....。 今回新しく出版された文庫を購入し、また読み返しました。 久々に読みましたがまた今までとは違った感覚です。 息子は18歳になり来年はひとり暮らしを始めるでしょう、小学校の頃の話が少し遠い思い出になっていきつつあります。 本棚に置いたこの本を息子が朝読書で読むと行って持って行きました。 「おもしろかった」と言ってました。
0投稿日: 2011.06.04
powered by ブクログ父と息子が疎遠になる少し前の、輝かしい時間の記録。 かわいい表紙とは違って、山登りではなく釣りが親子の交流の中心となっている。 釣りに関しては完全に父を追い越した息子と、戸惑いながらもそんな成長を見守る父の姿がほのぼのとほろ苦い。
0投稿日: 2011.04.21
powered by ブクログ久しぶりに読んだ小説でした。 椎名誠といったら、モンゴルあたりの草原で ジーパンを棒にぶっさして走ってるおっちゃんくらいの イメージしかなかったんだけど、なんとなく当たってるようなw いい親父だと思いました。では次は続岳物語でも 読んでみます。しーなさん ヤッホー
0投稿日: 2010.08.23
powered by ブクログ岳少年と 椎名父。 親子の関係が すごく独特で 面白い。 岳少年のように育ったら きっと 大人になっても 子供のようにいられそうな気がする。
0投稿日: 2010.08.01
powered by ブクログ小学生の頃、釣りが好きだったのがきっかけで読み始め、10年以上経った今も常に手元に置いている大切な一冊です。シーナ私小説の代表作。
0投稿日: 2010.06.24
powered by ブクログ畳で横になってごろごろ読む雰囲気。電車の中とか忙しないところは似合わない。 この人はいつでもどんなときでもスケジュールがどうのとか仕事がこうのとか絶対に言わないのだ。おそらく原稿仕事がうんざりあるのだろうけれど、そんなことのヨワリ話を一度として聞いたことがない。
0投稿日: 2010.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
のびやかにまっすぐ育ってゆく岳くんと、それを見守る椎名さん。 ガチガチでない、こんな父と息子の関係に、憧れる人も多いのでは。
0投稿日: 2010.05.17
powered by ブクログ中学の頃、本気ではまった本。 岳少年と父・椎名誠のオモシロイ話盛りだくさん。 なんとも素朴なところが好きです。
1投稿日: 2010.03.17
powered by ブクログ飾らず、対等な友達のような父子関係。 なかなかそういうのってできるものじゃないと思う。 読んでいてとても心地よい。
0投稿日: 2010.02.10
powered by ブクログ小学時代に母親が読んでいた。 高校か大学の頃自分で読んだ。 その時はその親子関係がうらやましいと思った。 結婚し長男が生まれた。 岳少年のような子供になって欲しいと思っている。 自分の理想の親子関係モデル
1投稿日: 2010.02.03
powered by ブクログこの本を読むまで、椎名誠氏の本は、よくわからないSFモノしか読んだことなく、意味不明だったので挫折した記憶しかなかった。たまたま友人が家に置いて行ったので読んでみたら、氏の人柄が大変気に入りました。日本では少し生活しづらかったかもしれないけど、氏の息子さんは自由に育ったんだろうなと思わせる。いいおやじさんだね。
0投稿日: 2010.01.21
powered by ブクログまさしく、椎名さんの子供だ! お父さんの生き方の影響を存分にうけて いきいきしてる岳くんの生活っぷりは楽しい
0投稿日: 2009.12.17
powered by ブクログ椎名誠さんの、実の息子のエッセイ。 あんなカッコイイお父さんに育てられた男の子は、いったいどんなオトナになっているんだろーか。 興味シンシンです。
0投稿日: 2009.11.26
powered by ブクログ著者と息子、岳の保育園~小学校高学年までの関係を描いた私小説。 一話ごとに完結しているが、全体を通して、岳が釣りという趣味に没頭し、その過程で父離れしていく様子を描いている。 つい最近読み返すまで小・中学生向きの本だと思っていたが、30代、40代の子供を持つ男性にもお勧めできる作品。 『岳物語』を読み、改めて自分自身の子供の頃を振り返ってみると、やはり私にも「父離れ」の時期が確かにあった(「母離れ」はまだできていない気がする)。 父にも岳の父親同様寂しい思いをさせたのだろうな、と思ったら、父に対してもう少し優しく接しようという気になった。 普段は母に比べて父は…などと思っているのだけど。笑 それにしても『岳物語』最後の電話のシーンは、まさに父親と「それまでの岳」の別れを象徴しているようで印象的だった。
0投稿日: 2009.11.09
powered by ブクログ椎名誠さんの旅人なところがすき。 それと岳くんとの会話がなんとも言えなくて好き。 1989年の時に小5だから、30歳くらい?! 岳君!?って読んじゃ駄目だね(笑)
0投稿日: 2009.08.20
powered by ブクログ初めて読んだ椎名誠氏の小説。 彼の息子である岳の成長日記のようなもの。 岳は登山好きの両親が付けた名前で岳もアウトドア好きな子供になる。 椎名氏は岳を自由に、でも自分の面倒はきちんと見る、という方針の もと岳を育てた。 結果として彼は自ら趣味の範疇を広げて、好きなことにはなんでも挑 戦し、野球に始まり、釣り、川下りetc 人生を豊かに楽しんでいる。 私は岳に憧れていたが、私は彼のように成長できたのだろうか。
0投稿日: 2009.06.21
powered by ブクログ中学生の時に読んで、それからちゃんと読み返すことこれで3回目。 当時も今も「これ私小説なんだ?」って思ってしまいます。 結構お気に入りです(私はこんなにたくましく生きられないけれど)。
0投稿日: 2009.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読始:2007,9,23 読了:2007,9,23 初めての出会いは小学校の時 武蔵か麻布の入試問題でであった たしか「タンポポ」だったかな 小学校低学年である岳の「好き」の表現がかわいらしい バレンタインデーのお返しにしてはなかなかやるな思ったww 今までも何度も読んでいるが今回はついに購入 椎名誠作品はいいな 小学生の時推理小説意外で好きになった数少ない本のひとつ 続岳物語も買おうと思います
0投稿日: 2009.05.29
powered by ブクログ著者「おとう」と息子「岳」の野性的親子関係を描いた私小説。有名な冒険家で作家の父を持つ少年はこんな風に育つのか。子を弄んでいるように見える父子関係だが、子を思う父親の気持ちがところどころ挿入されていて、ホロリとさせられる。小学生である息子に対して、著者は常に一人の人間として接しているのが気持ちいい。 こんな風に子供と接することができたら、幸せだ。子育てについて、勇気がわいてくる。 ところで、私には双子の娘がいる。当然だが、常に2人いるので、育児の手間も2倍だ。著者のように一人の子にとことん付き合ってやる余裕がないときも多い。この本を読んでいる途中、双子じゃなければ著者のような子育てをしたい、と思うこともあった。が、それは育てる側がラクをしたいという勝手な欲望だ。 娘たちはまだ2歳前。岳物語の「岳」と同じ年齢には達していない。しかし、やがて「岳」と同じように成長し、私と会話したり、一緒に趣味の時間を共有したりするのだろう。果たして、私は娘の名前を入れた「○○物語」を作ることができるのだろうか。できるならば、それぞれ2つの物語を作りたい。
1投稿日: 2009.05.17
powered by ブクログ椎名さんとその息子、岳の日常のエピソードが詰まった一冊。 まだ岳がおとうを見捨てる前の息子とおとうのお話は、女である私でもなんだかうらやましいなと思ってしまう。 岳がまた、まっすぐで素直で、本来子供はこーあるべきだ!!って思うw
0投稿日: 2009.05.09
powered by ブクログなんだか男の子を育てるのは大変そうだなぁ、と思った((笑。 シイナ家は昭和の匂いがするのだけれど、地域的に見るとそうでもなさそうな…。 外で毎日走り回って、泥だらけになって悪戯をして、という岳くんと、 忙しそうに習い事をさせて、ちょっと子供が喧嘩をすると相手の子を怒鳴りつける同級生の親と…、 というこのアンバランスな世界。 勉強なんてする気のない岳くんを、 勉強なんてしなくてもいいさ、とはっきり言い切るご両親の潔さもなかなかのものだと思います。 実際岳君は、自分が好きな釣りのことに関しては、 本を読んで、人に聞いて、ときちんと学習できるのだから、面白いものです。 近頃息子に構ってもらえないお父さんは読んでみるとよろしいかと((笑。 うちの父にも薦めてみよう。
0投稿日: 2009.01.18
