
総合評価
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powered by ブクログなかなかおもしろかった。美鈴の軽薄さには時代を感じるが、珠枝のイメージを典型的なサロンのミューズ像から脱却させていく過程はフェミニズム美術史的にも見るところがあるんじゃないだろか。
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神鳥イビスは、タイトル通り神に近い鳥イビス=朱鷺をめぐる物語です。 古代から神聖視された鳥であり、日本では1981年に純粋な野生種が絶滅した「喪われた鳥」としても象徴的な存在。その意味でもタイトルにふさわしいと感じました。 物語の核となるのは、夭折した明治の女流画家が残した「朱鷺飛来図」。 その絵に魅せられたイラストレーターの女性と、バイオレンス色の強い作家の男性が、絵に秘められた謎に導かれ、幻想の“滅びの村”へ迷い込んでいきます。 一見は吉祥画の体裁をとりながら、実は地獄絵図が仕込まれている―この設定がとても魅力的でした。吉祥と凶事の二面性を持った絵は、所有する者・見た者を破滅へと引きずり込んでいきます。 ストーリー自体は惹き込まれるのですが、主人公コンビのやり取りがどうも落ち着かず、ホラーとしてはややしっくりこなかったのが残念です。
95投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ佐渡島に行くことになって、以前読んだこの本を思い出した。 内容はよく覚えてなかったが、美しくも妖しい朱鷺の飛ぶ姿が心に残っていた。 実際に島で見た朱鷺は美しく愛らしい鳥だったが、この小説の朱鷺は怪奇で恐ろしい。 100年前に夭逝した日本画家珠枝の絵に描かれた「朱鷺飛来図」は恐ろしい絵だった。 珠枝の小説を書こうとする作家と表紙を頼まれたイラストレーター葉子は佐渡から奥多摩へと調査し、恐怖の体験をする。
0投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログイラストレーターの谷口葉子に、小説の表紙の仕事が舞い込んだ。 書き手はバイオレンス小説で人気を博した美鈴慶一郎だが、読者からは少々飽きの傾向が見えていた。 出版社から与えられたテーマは、明治の女流画家だった河野珠枝が自死する直前に描いた大作『朱鷺飛来図』を取りあげたものだった。 絵には凛とした朱鷺と夥しい牡丹が咲き乱れている迫力あるものだが、美しくもあり何故か幻想的な雰囲気の中に恐怖感をも醸し出していた。 この絵が描かれた明治時代は、人間が全国の朱鷺を殺戮し続け、少数の生き残りの朱鷺を佐渡に追い込んだ頃と重なる。 そろそろ創作者として自分自身を納得させる作品を残したい葉子と美鈴の二人は、この絵画に秘められた摩訶不思議な雰囲気に興味を抱き、作者の創作意図を解明しようと珠枝の足跡を辿ることとなる。 葉子と美鈴の二人の取材は、図書館や文芸に詳しい人達の聞き取りから始め、朱鷺の最後の生息地となった佐渡へ渡り、その後に奥多摩の鷹の巣山へと導かれる。 『朱鷺飛来図』の絵が醸し出す不思議な魅力と恐ろしさの真相を、葉子と美鈴は果たして解明できるのだろうか⋯。 篠田節子女史が作家として初期に綴ったホラー・サスペンス『 神鳥 イビス 』は、読者の背筋を見事に凍らせるような世界へ誘ってくれる。
3投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログ読み終わったもの備忘録。 確かに朱鷺って、天然記念物で絶滅したばかりに悲劇の鳥になっているけれど、赤い脚はちょっと迫力あるよね。 というところから、繰り広げられるミステリー。 篠田節っちゃんお得意の怖さ。 今ならCG使って、かなり怖い映画化ができそう(期待) 男性に素直になれない主人公と、ガサツだけど優しい男の展開が少し古臭く感じるけど、そこがまたいい。
0投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログイラストレーターとバイオレンス作家が夭逝した画家の描いた「朱鷺飛来図」の謎を追います。2枚の違った絵に見えるというこの絵の描写が物凄くリアルで本当に怖いのです。彼らは画家の足跡を追い、迷い込み、朱鷺の因縁と怨念に追われるのですが、モノトーンの世界の中にポンと入ってくる朱鷺のピンク色がおどろおどろしく一気に読まされてしまいました。鳥の嘴や爪がトラウマになりそうです。二人のキャラも良かったし、これで何もかも終わったわけではないというラストも悪くないです。ただもう少しこの先も読ませてもらいたかった気はします。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先に女性監督が戻ってきているので、どうせ主人公たちも戻れるんでしょうとあっちの世界での事は怖くなかった。 物語はあそこで終わったけど、では件の女性監督のその後はどうだった?そう考えると怖いのはここからなのかも。
0投稿日: 2018.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
民話的な香り漂う作品。 雰囲気良し、題材良し、恐怖描写良し。 で、満足かと思いきや…。やっぱり男性キャラのアクが強すぎてそこが鼻についた。キャラクター小説ならいざ知らず、恐怖メインならそこはニュートラルであって欲しい。ストーリー展開で恋愛に発展するんだろうなぁ的なのいらないし、最初は反発してた男女が最後には結びつく展開は手垢がつきすぎていてうんざりです。 それを差し引いても「朱鷺飛来図」の謎が明らかになるシーン等ゾクっと要素は好み、楽しめました。
0投稿日: 2018.08.23スピリチュアルから突然、怪奇、妖気小説へ変わる展開が見事!
著者の篠田節子氏が、何にインスパイアてこの小説を書いたかは判りませんが、多分美術好きな人ならば、誰もが若冲を思い浮かべるでしょう。私自身、画集では見てはいたんですが、あの絵を生で見たときの衝撃は、忘れられません。勿論、それは朱鷺ではありませんけれどもね。しばし立ち尽くしてしまった記憶があります。口もあんぐり空いていたかもしれません。 他の様々な画家さんの描く絵も、それが風景画であれ、人物画であれ、はたまた抽象画であれ、各々の情念というか情熱がこもっているのでしょうが、若冲の絵は、うまく言えませんが、何か別のものを感じました。 この小説は、そんな絵に魅せられて、いや取り憑かれて?しまった2人の物語です。考えてみるとなかなか奥が深いものがありました。日本には、滅ぼしてしまった相手を神様として奉るという慣習がありますよね。それは、一人の人間の怨念を鎮めるためなのでしょうが、もし、「種」として滅ぼされてしまった種族に怨念があるとしたら、考えるだけでも恐ろしい、それはそれは、とんでもないものとなるでしょう。 主人公達は、それぞれ仕事や生き方に限界を感じていて、それを打開したいと考えているという設定も加味されています。そして、河野珠枝の描いた絵の謎を追って旅をしますが、奥多摩を訪れたシーンから、物語は怒濤の展開をいたします。読みながら、どうやって収束させるのかが気になって気になって、ページをめくる手が早くなりました。 ことくさんのレビューのとおり、少々ラストは拍子抜けかもしれませんけれど、こういうエンディングしか仕方なかったのかもしれませんね。とは言え、小説の醍醐味を十分味わえる作品だと思います。
6投稿日: 2017.03.31朱鷺は美しいだけじゃない…
読了後、思わず朱鷺の画像をググってしまいました。私の朱鷺についての知識は、確か日本の朱鷺は絶滅したんだっけ…という程度のもの。 そりゃもう美しい写真がたくさん出てきましたけど、この作品を読んだら、綺麗というよりただ、ただ恐ろしい。鋭く尖った嘴、翼を広げたときの威圧感、文章からまざまざと恐怖感がせりあがってきて途中「もうやめて~」と何度思ったことか。 主役の二人、女性イラストレーターと男性バイオレンス作家の掛け合いもたまにクスッと笑わせてくれますが、二人が迷い混んだ異空間での出来事はまさに地獄。もともと鳥が苦手な私(食べるのは好き)はホントに震え上がりました。 ちょっと惜しいと思ったのはラストの駈け足っぷり。 『え?ここで終わり…なの?』少し拍子抜けしてしまったので、★4で!お手頃価格で異色ホラーが楽しめますよ。
6投稿日: 2016.06.12
powered by ブクログ後半おどろおどろしい描写はあって、ひたひたと迫って来る恐怖は感じたけど、そこまで怖くなかったかな? イラストレーターの葉子と、バイオレンスとエロが売り物の流行作家美鈴のコンビが面白かった。 葉子は金髪ヴィクトリア風のイラストが売りなのに、逞しくてクール、一方の美鈴は大きな身体なのにちょっとお調子者で情けなくて、この2人のやり取りがユーモラスだったから、怖さが薄れたのかな。
0投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっとトンデモB級パニックムービーのような話でしたが、鳩より大きい鳥が怖い私には恐ろしすぎた。 そしてあんなに頑張れない、無理無理。 主人公が苦手で読むのに時間かかった…。 美鈴さんのほうが好きだな。 結局二人はとりつかれたままなのか?ヤだな~鳥。
0投稿日: 2015.06.24
powered by ブクログコレこわッ!朱鷺と鶴なら赤江瀑に植えつけられた鶴に軍配なんだけれども、ひたすら怖い。ホラーとは思わず読みすすめて拍子抜けはしていたものの、ぐいぐい引き込まれてあっという間の1時間。折しも雪で断絶された(頑張れば帰れるけれど)集落にいるのである。このリアリティのある怖さが、やっぱりうまいなあと感心。ヘタな人が書いたらスプラッターの出来そこないで、コメディにもなってしまいそうなのだが。どこに着地するか全くわからなかったから、まさか朱鷺が襲ってくるとは。
0投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログこの作家の作品を読んだことが無く、何の予備知識も持たず表紙から歴史小説と思って読んだらホラー小説だった。 結構怖かった・・・
0投稿日: 2014.01.13
powered by ブクログ先日遡行した奥多摩の巳ノ戸谷あたりが舞台だと言うので読んでみた。凄く良くできたホラーで一気に読んだ。主人公2人の掛け合いもテンポ良くなかなか面白く、予感を残しつつ終わるラストも良かった。満足。トキの事少し詳しくなった。
0投稿日: 2013.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
八王子に勤務していたことのある地元作品と言えるかもしれない。 芸術作品から始まる物語。 芸術家が遭遇した事実を追体験する二人。 それまで越せなかった川を、共体験を支えに超える。 それまで斜めに構えてきた人生が前を向く時が来る。
0投稿日: 2013.04.06
powered by ブクログトントン拍子で話は進んでいく。主人公というものはなんて運がいい生き物なのだろうか。 ホラー小説とは思わず現代的な謎解き小説だと思って読み始めたのでいきなりマジカル的で心霊的な要素が出てきてびっくりした。 最後には全部ぴったりはまってウーンなるほどなあと納得 クライマックスの描写もリアルで生々しく少々恐怖を感じ、それなりによかった 一気に読んでしまった 全体的に幻想的で陰気 どれくらい陰気かというと私の性格ぐらい陰気だ 全然関係ないけどつり橋効果でリアルにくっつくカップルはどれくらいいるんだろう。 ☆は3にしておいたけれども実際3.5ぐらい 佐渡島に行ってみたい。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログこの作品と、赤江瀑の「禽獣の門」を続けて読むとちょっとした大型鳥類恐怖症ができあがるのではないかと(笑)
2投稿日: 2012.11.04
powered by ブクログ本の雑誌を読んでいて衝動的に買って読んでみました。絶滅したトキにまつわるホラー小説。少々主人公の男女のキャラが土曜ワイド的なのはご愛嬌ですが、中盤から終盤にかけてはじわじわとホラー度が増してきて心拍数が上昇しました。 小松左京氏の短編にもトキの絶滅をモチーフとしたホラーがありました。ちなみにニッポニアニッポンという学名はこの短編で知りました。 PS:キャラの一人美鈴慶一郎という名前が本の雑誌でよく見る鈴木輝一郎に見えてしまう。
0投稿日: 2012.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
篠田さんの作品って、婚期を逃していると自分で思い込んでいる女性がよく登場しますね・・・。 時代からか、私から見たら「全然OKじゃない?」と思える年齢なのだけれど、時代の流れでしょうか・・。 そしてこの女性の家族もあからさまに結婚してくれることを願っていて、早とちりしてるところが面白かったり。 ホラーなんですが、所々笑えてしまうのが、今まで読んだ篠田作品とは異なるかな・・。 このバイオレンス作家の男、美鈴慶一郎の人間性が面白いです。 バイオレンスとは程遠い、おっとりした感じの冴えない男に見えるんだけど、話が進むうちに駄目な部分まで許せる気分になります。 きっと彼が自分に正直で、そんな自分もさらけ出しているからだと思うんですが・・。 そして主人公の谷口葉子は失恋してから化粧気のないお仕事人間になってしまって、男性を寄せ付けない頑なさがあり、仕事ゆえの熱心さから一番いけ好かないタイプのバイオレンス作家と仕事で組むことになるんですが、この二人のやり取りがまたちょっと笑える。 雪を耳に詰め込み、頭を石で打ちつけて失神し凍死した河野珠枝。河野珠枝の生涯を映画化した女性監督もまた謎の自殺を遂げていた。 河野珠枝の描いた「朱鷺飛来図」には怖ろしいもう一つの絵が隠れていて、それに気がついた二人はますますこの絵に関する情報を集めようとする。 そして踏み込んではならない場所へ入って行き・・・ 異次元空間に迷い込んだ彼らを襲う、神鳥・・・ それは人によって絶滅の道に追いやられた朱鷺の怨念の世界・・ 巨大な鋭い嘴は迷い込んだ二人を狙う。 後半になると、神鳥との戦いや逃避が怖ろしく迫ってきますが、本当の恐怖はその後からなんだな・・と。 精神までも蝕まれそうになる二人がとった方法、それは上手く行くか分からないままに物語は終わります。 気になるラストですが、きっと彼らなら自分たちの問題も含めて、逞しく乗り越えていけるような気がします。 最初は何故河野珠枝が悲惨な死に方をしたのか、映画監督までが何故自殺したのか謎ですが、ラストに近づくと分かってきます。 怖いんだけど、ちょっと面白い場面もありで娯楽性があるのかしらん。 なので、閉塞感はラストまではあまり感じませんでした・・。 きっと良いほうに向くんだろうなと思えるラスト、お互いが支えあえているうちは・・ね。
0投稿日: 2012.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
朱鷺が人を襲う。さしずめヒッチッコックの「鳥」のイメージかな。 この本によると本当に朱鷺は昔日本全国にいたらしい。また、奥多摩には朱鷺を祀る神社があるらしい。 読み進めるうちに調べてみたくなる。 結局、二人が再会して終わるのだが、その後のことは読者に任せるの?って感じ。 まあ、長い命じゃないんだろうけど、最近こういう終わり方の本によくあたる。 あと、気になるのが主人公と行動する男の名前が女っぽく、「美鈴」で、前半はあれっ、一緒にいるのは女だっけ と何回か勘違いした。 それから、この「美鈴」の突飛な図々しさに、思わず噴出しながら読んだ。 こんな風に、図々しいけど憎めないような人に、私はなりたい。
0投稿日: 2012.03.28
powered by ブクログホラーだったのか。こわかった・・・、すごく面白かったけど、ちょっと吐きそうだった。よくも悪くも朱鷺が印象深い鳥になった。そういえば、鳥って顔が怖いよね。くちばしも尖ってるし。普段は大人しいけれど、鳥って怖いな。考えたことなかったけれど、鳥って怖い。鳥は怖いな。読後悪かったらもっとよかった。
0投稿日: 2012.01.17
powered by ブクログタイトルに覚えがあるから読んだはずなのに、しばらく頭の中でイビスという単語がぐるぐるしていた記憶もあるのに、あまり覚えてないなぁ。
0投稿日: 2011.11.10
powered by ブクログ「朱鷺飛来図」が描かれた理由と珠枝の謎の死と 映画監督の不審死の原因を探るために奥多摩に向かう主人公二人。 ここまでなら、よくある好みの展開だったりするが 奥多摩の山中に足を踏み入れた途端に迷い込む魔境。 何かがいる気配ではなく、いない気配。ここで既に怖い。 これは種そのものを絶滅に追いやられた朱鷺の怨念ですよ。 散りばめられた伏線を回収するかのごとく収束に向かい、 謎が解明された時、更なる恐怖が主人公たちを襲う。 ページを捲る手を止められなくて一気に読んだわ。 主人公の1人がヘタレだってことにイラっとしたけど 面白かったからいいでしょう。
0投稿日: 2011.08.13
powered by ブクログ相変わらず篠田節子の作品は面白い。ちょっと強引かと思う展開もあったものの、ぐいぐいと引きこまれていく。朱鷺の生態を含めて無知だったので、合わせて写真を見たり百科事典で調べたりして勉強になった。
0投稿日: 2011.03.23
powered by ブクログ短編集「レクイエム」は面白かったが短編で消化不良ぎみだったので、続けて「イビス」を読む。篠田ワールド炸裂で、「キターッ」という感じ。 ジャンルとしてはホラーなんだろうが、背景描写とプロットがしっかりしているので、多少の無理も気にならない。 こういう世界に引き込んでくれる篠田節子の腕は、さすがだ。
0投稿日: 2010.11.08
powered by ブクログ9月25日読了。謎の突然死を遂げた女流画家。精密な風景画を得意とした彼女が最後に残した不気味な朱鷺の絵の謎を、イラストレーターの葉子とバイオレンス作家の美鈴は追うが・・・。なるほど、恨みを持つものが生者に害をなすならば、種を絶滅させられた朱鷺の恨みと人間への復讐心はそれは強大なものがあるのかもしれない・・・。30を超えてよい作品を産もうと苦悩する二人の妙な掛け合い(美鈴のキャラクター設定がいい)、地道な調査が徐々に謎の核心に近づいてゆく過程から超現実的なクライマックスへの盛り上がりなど、大変楽しめる。映画化はされていないようだが、朱鷺の赤に雪の白などたいへん視覚的な気がする。この作者のミステリは本当に面白い!
0投稿日: 2010.09.25
powered by ブクログこの後、篠田節子はずっとフォローしているけど、この頃の作品から受けた衝撃を超えていないような気がする。自分の感受性の問題もあると思うけど・・・
0投稿日: 2010.08.22
powered by ブクログ彼等が見た物は、本当に現代で起こったことだったんだろうか? 絵が、絵が!としか言えない。ラストは意外でした。
0投稿日: 2010.07.17
powered by ブクログこの著者は『女達のジハード』とやら有名な本を出しているようだが、読んだことはない。 一気に読み上げるほど面白かった。 途中男の言うところの信仰とか。 日本の土着?アニミズム信仰ってそういったものが多いと思った。 「朱鷺飛来図」見てみたいと切に思った。 朱鷺のまぬけな顔や丸い嘴を知っているからあまり怖いと思わなかった・想像できなかったと感想で書いている人がいたが、主人公達もそれを見て想像できないと言っていたのに、あのマヨイガ的空間で種を滅ぼされそうになるまえの攻撃をするあの姿とのギャップを描いた女史はすごいと思う。 寝たら攻撃してくるところはフレディの助力があったのか? いや、ま、その理由もあげられてはいます。作中で
0投稿日: 2010.05.15
powered by ブクログ朱鷺が人を襲う、その発想がまず凄い。 近年の彼女の秀作たちに比べると、正直中身には少々古臭さを感じるし、キャラクター設定や彼らが交わすやりとりの描写なんかはそれほど巧いとは思わないが、それでも読者を捉まえて離さない、抜群の読みやすさを誇る筆致はさすが。 文庫版巻末の解説になっていない解説はちょっとひどかったなあ。
0投稿日: 2009.12.23
powered by ブクログ篠田節子の傑作だと思っています。 朱鷺の美しくも恐ろしい姿が目前に迫る作品です。 鉛色の空、薄紅色の鳥、真っ白な雪を染まる鮮血、牡丹ではなく…地獄絵図。 まさに恐怖を実写化した物語だと思いました。
0投稿日: 2009.04.09
powered by ブクログ若くして亡くなった女流画家の遺作「朱鷺飛来図」の 謎を追って、イラストレーターの女性と落ち目の作家の男性が 新潟や奥多摩へ旅行して、恐ろしい目に遭うホラーです。 朱鷺の描写が綺麗で、そこがまた恐怖を呼びます。 朱鷺飛来図と言う絵画を自分も見てみたいと思うほどでした。 ただ、せっかく美しくて怖いお話で、最近読書にはまっている 中学生の息子に読ませたいのに、作家の 男性の台詞が品が無くて余りお勧めできないなぁ。 男性の下品さだけが玉に瑕でした。
0投稿日: 2008.08.08
powered by ブクログ夭逝した明治の女性画家が死の直前に描いた「朱鷺飛来図」。 この画の妖しい魅力に魅せられたイラストレーターと作家の男女。 この画に隠された謎を探ろうと2人は画家の足跡を追う。 2人が奥多摩の山中で遭遇したのは時空を超えた恐怖の世界。 ヒッチコックを思わせるような鳥をモチーフにしたホラー作品。 画家の謎を追う展開や生きざまには引き付けられるが, 真相とラストが単純なパニックホラーで少し残念。 ただ,迫り来る鳥の描写はうまく,恐怖を演出している。
0投稿日: 2008.07.16
powered by ブクログ朱鷺飛来図に隠された真の意味を探る話。 本来のイメージと大きくかけ離れた描写に恐怖を感じた。 怖さというよりも,気味の悪さを感じさせる本だった。
0投稿日: 2008.07.12
powered by ブクログ明治時代の日本画家、河野珠枝が描いた「朱鷺飛来図」美しく魅力的な絵画だが、その「朱鷺飛来図」には身の毛もよだつような恐ろしい秘密が隠されていた… その絵に魅せられた主人公と共にその謎を探る小説家が隠された謎を探りだそうと珠枝の足跡を追っていくミステリーホラー。 ホラー小説の怖さを期待していたんですがストーリ−に無理がある気がして、どうも感情移入できませんでした。又、登場人物も違和感があり物語を陳腐化しているような…恐怖感を期待すると物足りなさが残る作品でした。
0投稿日: 2007.12.15
powered by ブクログホラーです。 この本を読み終えたらすぐにネットで登場する鳥を探してみました。 その姿を改めてみた時ブルブルと震えがきました。 目が怖い!色も怖い!鳥怖い!あのくちばしでトントンと・・。 しかし、主人公の相棒がどうしても気に食わない。 二人がコンビを組む事になる経緯も不自然。強引過ぎ。 相棒のキャラ設定もうちょっとどうにかしてほしかったです。
0投稿日: 2007.10.10
powered by ブクログ篠田節子さんのベスト一冊です。とにかく怖い。読んでる最中に何度後ろを振り返ったことか(怖すぎて・・・・)。
0投稿日: 2006.12.05
powered by ブクログ篠田節子の作品から1冊選ぶとするとこれ。弥勒とかゴサインタンとか重厚な作品もいいけど、この短い作品に一番引き込まれた。そして怖かった。
0投稿日: 2006.08.25
powered by ブクログとにかく怖い。 本を読んで震えるくらい怖いのはいつぶりかわからないくらい。読み終えた後も恐怖は終わらない。解決してない気もするが、たまにはこういう結末もあって良いのかも。
0投稿日: 2006.07.09
powered by ブクログホラーです。間違いなく鳥が怖くなります。物語の鳥が、絶滅した朱鷺であって本当によかった。これがもっと身近に出会う可能性のある鳥だったら、外を歩くのも嫌になるかもしれない。物語の核となる奥多摩で出来事はホントにぞっとするのですが、昔の女流画家のある傑作の謎、それを追う現代の二人それぞれの制作に対する情熱は本当に逼迫したものがあり、感動させられます。
0投稿日: 2006.03.11
powered by ブクログトキが肉食である、ということをこの本で初めて知りました。朱鷺色、ニッポニア・ニッポンという学名、様々な美しいイメージを見事にぶち壊してくれる本です。ヒッチコックの「鳥」も怖い映画でしたが…これを映画化したら、もっと怖いだろうと思います。互いに限界を感じている女性イラストレーターと流行小説家が迷い込んだ、白昼の悪夢世界。「食えるものは怖くない」というヒロインの呟きは、大したもんです。
0投稿日: 2006.02.10
powered by ブクログ「絶滅した種の怨念」を人間が芸術として表現する・・・。そのためには健全な肉体と正常な精神を犠牲にしてまで。 生きとし生けるもの、すべてには「種の保存」という本能がある。それを他の力で押さえつけられ滅ぼされたとき、すさまじい怨念が残っても不思議はないかもしれない。だとしたら、今の地球上にはどれだけの怨念が渦巻いているんだろう・・・と背筋が寒くなった。
0投稿日: 2005.05.23
