
総合評価
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powered by ブクログライトで読後感の良い3作だったけれど、それぞれ種明かしをされても「 そうか〜」と言う感想しか湧いてこなかった。短編だからしょうがないけどいまいち捻りがなくて物足りなかったかなあ。小川一水作と言うことに期待しすぎたか。
0投稿日: 2021.12.03
powered by ブクログ小川氏ってSF作家だと思っていたら、意外にもミステリーも書くんですね。 しかも、なかなか面白い本格ものだとは、知らぬこととはいえ失礼しましたという感じです。
0投稿日: 2019.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2017/07/26 密室での窒息は対策がなければ自分も死んでしまう。殺す瞬間が曖昧。 平等になるための機構とも言える。 一つの謎と騙し合い。
0投稿日: 2017.07.26着想は凄いんだけど、果たして傑作かと言われると...。
「くばり神」みたいなネタはこんな展開じゃなくて、古い因習の残った地方都市舞台の長編で読みたかった。 「この中に殺してないヤツがいる」という犯人捜しの逆バージョンの表題作も新鮮だけど、短編で登場人物が11人って多すぎないか? ボトルをぶら下げる順番をより複雑化させたいだけのような気がしてならない。 ここまで書いてて、単にこの作者の長編が読んでみたいってことだと気がついた。 最後に、「トネイロ」って何?
0投稿日: 2016.05.12SF系ミステリー短編集
第一話は、作者のホームグランド。ナルホド、現在の日本でSF設定での閉鎖空間という事で月面基地での生活をシュミレートする閉鎖空間訓練中に起きる殺人事件ときましたか。第二話は私生児として育った女子高生がある日莫大な遺産を相続するという話で、とある地方でのみ伝わる「くばり神」の伝説を追って行く事になる。配るという「富の再配分」の話がでてくるのですが、少し前に読んだピケティの「21世紀の資本論」に被っていて笑った。そして最終話のみSF封印でのガチミステリー。と言っても全員が犯人の筈が一人だけ殺人を行っていない(非殺人)のは誰だを見つける話。表題作だけに面白いです。
9投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログ①現実に近いSF風味、完全密室での犯人と手法の謎、 ②死人はいても殺しは無いファンタジー風味謎解き、 ③殺しがあって、短い間にどんでん返しの応酬な、 非犯人と順番を巡る嘘つき、裏切者の謎の三作。 さらっとサクサク読める。 表題作は、落ち着いて考えればブラックな結末だけど、 なぜだか、達成感があって、すがすがしい。 そして『トネイロ』会ねぇ。あの作品だろうとは わかっても意味するところが掴めなかったが。。。 見ていても気づきにくい、書いてみて気づく。 これもどんでん「返し」のひとつかな。
0投稿日: 2015.02.20
powered by ブクログすごく変わった状況で起きた事件なのに、ミステリーなので解決は割とオーソドックスなのが物足りない感じ。一番面白かったのは、「くばり神の紀」の相続をめぐる経済のイフ世界ものみたいな考察。これはスリリングだった。
0投稿日: 2015.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小川一水の珠玉の3篇。自分的には「くばり神の記」が一番かな。泰風会のやり方がいいのか悪いのか考えさせられる。くばり神が広がると本当にそうなくのかは疑問だけど。
0投稿日: 2015.01.23
powered by ブクログ小川一水作品は初めて。SF作家さんなんですね。そのせいか普通のミステリとは毛色が違います。ストーリーの構成にユーモアがあって、「くばり神の紀」みたいな気持ち悪いんだか悪くないんだか分からない話でも、面白く読めました。
0投稿日: 2015.01.18
powered by ブクログああ、私はまだまだミステリを甘く見てたな。ある程度のパターンは読んできたんじゃないの?と驕っていたなあ、と、横っ面を張られて嬉しいドMの境地に、今作を読んで達しました、若輩ミステリスキーです(・ω・)ノこんにちはー← こんな! 斜め上の発想が! まだまだあるのね〜〜〜o(^▽^)o狂喜! 三作品中、間の『くばり神』に関しては、SF?ホラー?なオチだったのが少し拍子抜けだったけど(私好みではなかった、ってだけですが汗)、最初と最後の2作が秀作でございました。 『星風』に関しては、トリックの発想が、なんと言うかもう玄人好み(笑)。あー!そっちー?!って嬉しい雄叫びを上げざるを得ない(笑)。 『トネイロ会』は、『みんなが犯人』『みんなが被害者』のありふれた様式とは一線を画す、まさかの『一人以外、殺人犯』(笑)!!もしかしたらトリックとしては他の作品で既出かもしれませんが、私は初体験だったのですごく面白かった〜o(^▽^)o そして、それだけに留まらず、二転三転する怒濤のストーリー展開。うむ…お腹いっぱいです…。 ◎星風よ、淀みに吹け…宇宙飛行士の訓練が行われている閉鎖施設の中で、メンバー達の反感を買っていた有能な女性学者が殺害された。容疑者は、施設内に留まるメンバー5人。被害者はいかにして『窒息』させられたのか? ◎くばり神の紀…妾の娘である私に、突如転がり込んできた莫大な遺産。生前、私と母を気遣うことがなかった父親が、死ぬ直前に翻意した驚愕の理由とは? ◎トネイロ会の非殺人事件…ある恐喝者を殺すために、一堂に介した10人の男女。ところが、殺害決行後の朝、彼等の中に裏切り者がいることが判明する。果たして、『殺人を犯さなかった裏切り者』は誰なのか?
0投稿日: 2015.01.13
powered by ブクログ一水なのに、レア物、ミステリー有ります。 しかも、「犯人じゃない人」さがしとは?! 読んで損はありませんぜ。
0投稿日: 2015.01.08
powered by ブクログ小川一水初のミステリー。クローズドサークルを閉鎖環境実験施設で作るあたりは、SF作家らしい感じがしました。 表題作のトネイロ会の意味に気づくまでは少し時間がかかりました。元ネタはすぐにわかりましたが、言葉に行き着かなかった。
0投稿日: 2014.12.11
