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powered by ブクログ敗戦の分析理由は、そのまま現代の日本企業に当てはまる部分が多い。ビジネスにおける必読書に位置付けられるわけがよくわかる。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ第2次世界大戦での日本軍の失敗を、現代の組織一般に役立てる視点で日本軍と米軍との戦略・組織特性を比較した書。 6つのケースを個別に分析し、その後横断的に失敗の本質をまとめている。
0投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログ大東亜戦争の失敗事例を組織論の観点から分析している内容だが、現代でも当てはまることが多く学びの多い本。 自分の読解力だと難易度が高かったこともあり、読み終わるのに時間がかかったが面白かった。 失敗の本質は何個か挙げられていたが個人的には特に3つのことが考えさせられた。 ①情報の軽視 会社でも他の部署が何を考え何をやってるかわからないことも。結果組織として一貫性のない仕事となっていることが多い。 ②過去の成功事例に過度に適応しすぎた組織体 これは大企業の方があるのでは?という気がした。適応しすぎて硬直化し、いざ環境が変わっても変化できない。最終的には外圧でしか変われていないというのが悲しい。 ③空気や情緒で判断 人事評価も作戦も論理的な積み上げでの判断ではなく感情で判断してしまっている。これは自分自身にも当てはまるなと自省。 他の原因もあり、失敗から何も学ばない体制になっていたことが最終的な結論と理解した。 じゃあそういう組織の場合どうすれば良いのだろうというのに100%の答えはない気がするが、それでも組織として学べる組織になるために個人の努力だけに頼らない組織体制を作る努力が必要なのかも。 個人としては、インパール作戦時の牟田口のように暴走しないために、 ・自分も必ず間違える ・耳の痛い意見も取り入れる というのは意識するべきだなと感じた。 もし立場が上の人になったらまた読もうと思う。
0投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ大東亜戦争の諸作戦を分析し、日本軍の組織としての失敗を教訓として、現代の組織にどう活かせるかを考察している図書。なぜ無謀な戦争に突入したのか、敗北したのかは分析の対象外となっている。 日本軍の組織としての失敗は、目的の不明確、今後のビジョンが長期的でない、場の空気を重視して議論しない、攻撃すべしという積極論は評価され、多数の被害が出ても責任は追及しないような、結果よりも動機・プロセスを重視する、などがあげられており、興味深かった。組織の学習については、日本軍は特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎており、違った環境、状況に対応するための自己変革能力がなかった、というのがあった。うまくいった知識を捨てるのは、なかなか困難だけど、重要な指摘と思う。
0投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログ名著だというので読んでみましたが、めちゃくちゃよかったです。 まず大東亜戦争の失敗エピソードが興味深く、日本軍の組織構造がそのまま現代の企業や政治組織のまんまだということに、ゾクゾクとした恐怖や危機感を味わいながら読みました。今もし仮に戦争になったら、また多くの犠牲者が出るような失敗をまさに今現代の組織でも行われていると思うと。。。 アメリカ軍の合理的行動と対比させていたのもとてもわかりやすかったです。 失敗エピソードを自身の組織に当てはめて考えてみるのがおすすめです。現場と本部での作戦の目的が共有されていないなど、あるあるですね。 また、私自身も日本独特の「プロセス重視」「人情論」「人間関係融和」「空気感」に溶けこんでいることに危機感を持つことができ、とても為になりました。何回も読んで、日本軍の失敗を頭に叩き込みたいです。
0投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログ太平洋戦争での失敗とされる6つの作戦について、前半でその経緯、後半で論理的な分解と分析が記されている。 ガダルカナル島やインパールで多数の犠牲者が出たということはなんとなく聞いたことがある程度の知識で読み始めたが、書き手の思想を排除して、ひたすら淡々と当時の事実が述べられている前半が特に面白かった。戦後すぐの文献が使われてたりして言葉が難しかったり、史実が気になったりする度にググって確認しながら夢中で読んだ。 前半部を読むだけでも、日本軍という組織の良くないところが分かるんだけど、後半の分析部を読んで前半で自分なりに感じた感想の答え合わせをし、さらに理解が深まるという感じ。 負けると分かっている重大な局面でも現場を立てて曖昧な表現をして作戦中止命令が出来ない日本軍。そして何度も同じ過ちを繰り返す。 こんなしょうもない事で多くの命が犠牲になったのか…と虚しくなることが多数。 「兵站」という言葉と概念を初めて知る。これを軽視している企業、沢山あるよね。 38年前に発行された本作、組織論として(実体験と照らし合わせても)色褪せないと感じたのは、現代もまだ悪しき慣習が残っているってことなんだろうな。 しっかり読み込んでしまった。面白い。
4投稿日: 2022.06.04
powered by ブクログ先の戦争でどうして負けたか。何が原因なのかを追究した本。 ノモンハン事件(事件にしていることからして問題)から日本組織の弱点が露呈している。日本人の兵卒が超人的な忍耐力で極限まで戦っていたのに上官が糞では仕方あるまい。 個人的には以下の3つが失敗の本質だと思う。①都合が悪いと隠す②フワッとした指示で部下に押し付ける③失敗を分析しないでまたやらかす クソみたいな組織だと思ったら壊滅したわけだが日本軍に関わらず日本型組織にみられる特徴として記憶しなくてはならない。というかバブルでまた敗戦を味わうわけだが…。
1投稿日: 2021.04.15
powered by ブクログノモンハン事件から沖縄戦を通して組織論としての旧日本軍の敗北を分析した名著責任の曖昧さや人間関係・情緒中心主義、失敗を顧みない姿勢は今も改善されていないと感じた単なる歴史本ではなく組織マネジメントの内容であった
0投稿日: 2019.09.11
powered by ブクログ本書は歴史の専門家と組織論、社会学の専門家6名がそれぞれの英知を結集し、組織論の側面から数々の無謀とも思える勝算の低い作戦がどのようにして策定、意思決定され、そして実施されていったかを検証したものである。ケーススタディとして、ノモンハン事件、ミッドウェー海戦、ガダルカナル、インパール、沖縄戦 の6つの事例を抽出し、それぞれから導き出される共通性と、その背後にある組織としての普遍的な行動原理をあぶりだし、一般化を試みている。日本国民のみならず周辺各国にあれだけの多大な犠牲を強いた戦争からなにかを学び生かしていくことは、後世に生き、平和を教授しているる我々にとって責務であろう。 情緒的な人間関係が入り込んだ組織であったことにより軍事的合理性を最優先しない作戦立案、意思決定、人事評価、組織的学習の欠如などは、本書によって度々指摘されているものであるが、現代の実社会において日本企業の中でも未だに垣間見ることができる。 環境が変化するに応じて、自身を自立的に変革し適応させていくことが組織には最も求められているものである。本書が最初に発行されたのは1984年でありバブル経済崩壊の前であるが、既に書中において戦後の成長期を経て移行期にある経済環境とそれに適合できていない企業経営について指摘がなされている。20年以上経って今尚、本書が指摘し問題提起した点が繰り返されている。経済は低迷しグローバル化という大きな変革の波に適応できていない企業が大多数存在し、地方自治は中央の補助金頼みであり、年金問題をはじめとした中央官僚が無策である状況を考えると、日本はあれだけの過酷な敗戦体験を生かしていないのではないかとすら思える。すべての日本人は先人の過ちから学び、それを生かしていく責任を有している。そうしなければ、最前線でその意味も知ることもなく命を捧げていった戦死者が報われない。 事例として登場した、参謀本部、大本営、指揮官などの上層部の無能さに怒りが収まらないと同時に、これを反面教師とできない現代の指導者にもその矛先が向かわざるを得ない。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ学術書だった。前半は敗戦した作戦の経緯紹介。 後半は本日の解説。 私には難しすぎた… と思ったら「超入門」がちゃんと発刊されているのね… そちらを読むことにしよう。
1投稿日: 2018.07.02組織を活性化し続ける為に必要な能力とは?
戦争をテーマに「日本軍はなぜ負けたのか?」を社会科学的に分析した本です。 社会科学的な議論をする上で、 日本軍の失敗例として「6つの作戦」について書かれています。 この6つの作戦を題材に「日本敗戦の理由」をただのべるだけではありません。 日本を敗戦に導いた日本軍組織を研究し、 失敗の原因を明らかにした上で、 その失敗から得られる現代への教訓が示されています。 読みながらに、現在の組織においても 一部「日本軍の負の組織特性」を引き継いでる部分もあると感じました。 例えば、人間関係に重きをおいては「忖託」が常態化したコミュニケーション。 「戦闘におけるものの見方(パラダイム)」に関しても、 火力の重要性を理解していたのに関わらず、 第二次世界大戦中、「ものの見方(パラダイム)」を最後まで変える事が出来ず、火力増強せず白兵戦に固執してしまいました。 現代においても、イノベーションを起こすことがなかなか出来ない日本の電機メーカーと重なって見えました。 最後に、筆者は、研究を通して 組織に大切な事として「自己革新能力」に言及します。 結論に至るまでの奥深い考察と筋の通った論法が分かりやすく、 「自己革新能力」の重要さに納得出来ました。 是非、オススメの本です。読んでみて下さい❗
2投稿日: 2017.11.23戦史研究書としては面白い。でも、ビジネス向けとかではないなー
この本、興味があって、また職場の人が薦めていたので読みました。 旧日本軍の作戦のうち、大失敗(大敗)に終わった6つの作戦への緻密で冷徹な分析から、失敗の原因とそれを生み出した旧日本軍の体質にメスを入れ、今を生きる我々にも役立つ教訓をも導き出そうとしています。 ノモンハン事件(「事変」って言わないんだ)やインパール作戦とか、子供の頃からそこそこ戦史好き(というかWWⅡ兵器好き)だった自分には、それぞれが結構とんでもない話(作戦自体が合理性を欠く)だったんだなーと、戦史研究書として興味深く読みました。 ここでも「旧日本軍の精神絶対論+戦う相手を軽視+空気を読む体質」VS「連合軍の徹底的に合理的な作戦立案、連携、実行」という話を”これでもかっ!!”というほど見せつけられます、うーん。でも旧軍の現場の下士官と兵卒達には、連合国軍側も畏怖と畏敬の念を抱いていたとのこと。やっぱ、軍も企業も、TOPと重役達がしっかりやってないとダメなんですね、現場が頑張っていても。 しかし、少々話が長い。私が勝手に「ビジネスにも通じる失敗学本」的な買い方をしてしまったこともあり、面白かったけど、ビジネス用にだったらそういう本の方がいいかと。
0投稿日: 2017.09.24
powered by ブクログ2015年8月再読 大艦巨砲主義に固執しすぎた帝国海軍と、銃剣突撃主義に固執しすぎた帝国陸軍。 彼らは、適応しすぎて特殊化してしまった。これは新しいことを学習しようとしない硬直性を招いてしまった。 結果として、環境変化への対応を鈍らし、自滅してしまった。 つまり、日本軍の失敗の本質は、適応しすぎたことによって自己革新能力を失ってしまったこと。 2011年5月読了 旧日本軍の第二次大戦(大東亜戦争)における6つの局面での敗戦を組織論で分析し、日本の現代大企業のガラパゴス病、現実逃避・妄想癖に通ずるルーツと対策のための回答が示された名著。 紹介される6つの戦局は「ノモンハン事件」「ミッドウェー作戦」「ガダルカナル作戦」「インパール作戦」「レイテ海戦」そして「沖縄戦」。 全280ページのうち、6割以上が1章として上記作戦個別の経過と敗戦の分析にあてられ、のこり3割強が6つの作戦に共通する失敗要因と米軍との対比(2章)、そして失敗の本質に迫りつつ、今日の日本企業への課題の示唆(3章)となっています。 とくにかく衝撃的なのは、多様な参考文献によって裏打ちされた旧日本軍の体たらく。東京の大本営と現地の駐在軍の意思疎通のちぐはぐなこと、大本営の戦略がまったく末端に反映されず、現場の隊員が独自の判断で後手後手の個別対応に明け暮れる、などなど。 我が国はもともと戦略が伝わっていないか、そもそも無い、あったとしてもあいまいであり、何をすれば作戦完了なのか、どこまでやれば終戦なのかという線引きもあいまいで、おまけに精神論を振りかざすことによって無駄な戦死者を連ねてきたというわけです。 そしてこれらの要因(失敗の本質)として挙げられている「日本軍は環境に適応しすぎて失敗した」という考察が非常に興味深い。 過去の成功体験に固執し、組織はその成功体験の再現に向けて死力を尽くす。しかし一方で時代や環境は変るし、相手も対策を練ってきます。そういった変化に気づかぬまま、あるいは軽視したことによって、数々の大敗戦を喫したという分析がなされています。 こういった硬直性や現実を直視しない体質は、日本の現代企業に当てはめてもそのまま筋が通りそうです。 そして、これらの対応策への示唆としては、現実を直視し、組織が継続的に環境に適応していく「自己革新組織」へと変化していかなければならないと述べられています。 まさしく"Change or Die”です。Changeは一度キリではいけないのです。絶えず、Changeしていかなくてはなりません。 古い本ですが、2011年現在でも、いや、現在だからこそ参考にしたい、本当に素晴らしい著書と思います。
0投稿日: 2017.06.19究極の合理性が求められるはずの、軍で起こった組織のもろさ
第二次世界大戦時で起こった、大きな戦場を分析し、日本軍がなぜ負けたのかを組織論の観点から考察している本です。 ポイントは、そもそも軍隊は、究極の合理性を追求した組織であるはず、ということ。 企業ももちろん、生死をかけて争っている部分もありますが、物理的な生命的な危機の近さという点では、軍隊のほうが圧倒的に近いことは、誰しもが否定しないのではないかと思います。 そういった組織であれば、当たり前に、非合理的な選択ではなく、自分の命を守るためにも合理的な選択をするはず。私もそう思っていました。 実際に日本軍がどんな失敗を犯したかに関しては、本書を読んで頂ければと思いますが、 ・ミッションが曖昧であり、組織としての相乗効果が発揮できなかった。 ・意思決定者と現場の距離の遠さ。 ・生死がかかっている判断にもかかわらず、特定の人間の体裁を重視。 ・過去の成功体験への依存。 ・上記に関連して、学習する仕組みが存在していないかった。軽視されていた。 など、今の組織でも起こりうることが多いのではないかと思います。 それが軍隊で起こっていた、というのは正直驚きでした。 特に、個人的には、体裁を重視した意思決定が存在していたことに、心底驚くと同時に、それが理由でなくなった多くの先人達の気持ちを思うとやるせない気持ちになりました。一方、判断した側にも、一定の理由があるので、責める気持ちがあるわけではありませんが。 軍ですら、陥る上記の組織の罠に、一般の組織はより落ちやすいのだと思います。だからこそ、自らを戒めながら、きちんと省みることが大切ですね。
11投稿日: 2017.03.21
powered by ブクログ戦史に興味を持てず前半はすっ飛ばし。後半の部分は、今の日本と変わりないなぁと言う印象。再読しないと、分からない。
0投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログ大東亜戦史上の失敗例としてノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、レイテ、沖縄の戦いを例に解説した本、多くの経営者の支持がある本。 私にとっては、何やら失敗の事例はシュチュエーションや感覚が違いすぎて、身にすることは難しかったが、改めて二次大戦がどのように進んだのかを知らなかったなと自己認識できた本。私にとってはその見方で興味深い一冊。 【学】 ノモンハン 日本陸軍にとって初めての本格的な近代戦となり、かつ初めての大敗北 自軍の優秀さを数字的裏付けも無く、過信。敗北後も部隊長が非難され自決したので、経験が後に生かされない。 ・ミッドウェー海戦 本部は守備的戦争の方針だったが、連合艦隊司令長山本五十六はうってでる方針ミッドウェーに攻撃をかける。
0投稿日: 2017.01.11日本人はなぜ負けたのか
第二次世界大戦で、なぜ日本軍は敗北したのか。物資や技術的な敗因もあるけれど、本書はそれ以上に日本軍の組織構造に問題があると指摘します。組織のあるべき姿とは何か、その言及は現代の組織論にも大きく関係していきます。 例えば、根性論で鍛え上げられる軍人たちの中には神業的な技能を習得する者もいました。しかし、そこに彼らを集団として機能させるマネジメント論はありません。失敗を許さない環境の中では、ミスの原因が共有されることはなく、人間関係の悪化を恐れて一度出来上がった仕組みが変えられることもほとんどありませんでした。 負けざるを得ない状況だったとしても、より良い負け方があったのではないかと説く本書。「失敗」という観点だけでなく、日本人が持つ思想の根本的な弱点を冷静に分析していきます。
5投稿日: 2016.04.27
powered by ブクログ日本軍がなぜ負けたのかについて解説し、その原因が生まれた理由と、現在への反映を試みている。 物量で劣っているという点以外に多くの原因が見つけられている。 陸軍は白兵戦、海軍は戦艦戦を重視し、戦術の進歩についていけなかった。情報の入手と兵糧の軽視。目的のあいまいさと組織の人情主義。奇抜な考えが生まれない制度と雰囲気。 有事の際の官僚制の欠点をついているが、それに対応するにはどうするのかは考えないといけない。
0投稿日: 2014.06.11
powered by ブクログ日本軍といまの企業組織はまるで同じ。あ、これあるわー、と頷く分析がたくさん。察する、空気、人情、どれも日本の文化。最近の積極的平和主義とか危ないにおいがぷんぷんするし、過ちを繰り返さないためにも知識としていれておいたほうがいいと思う。
0投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログ週刊ダイアモンドの記事から知った。 記事のほうがエッセンスが要約されて現代の話にマッチしている。現状の日本の組織が日本軍時代の反省点を全く生かせていないことに驚いた。なんとかしたいが。。。内部からそれを変えることが非常に難しいのも特徴であり、下克上で上に逆らって勝手な判断をすること自体も組織の特性、そしてそういうときにこそ大きな間違いが起きる・・・うーむ。考えさせられます。
0投稿日: 2013.11.30
powered by ブクログ失敗は成功のもとである。そして同時に失敗は、更なるドツボへの始まりにすぎない場合もある。 本著では太平洋戦争で米国に破れた数々の局所戦(レイテ海戦、沖縄、ミッドウェー等)を振り返り、次に組織、戦略における日本軍の失敗について総括する。結局日本は局地戦での失敗を次にフィードバックする事なく、戦いに敗れてしまう。 30年も前の本のようで、パッと見難解そうな印象を与えるが読み物としても面白い。 失敗をとらえ、自己修復する力。組織でも個人でも、この能力の有無は大きい。
0投稿日: 2013.09.11
powered by ブクログ何度も挫折して、やっと読み終えた。 20代の頃は、読み始めても挫折していたが、50代になってなんとか一読出来た。 役所広司主演の山本五十六の映画や白洲二郎のNHKドラマを観て、時代背景などが歳を重ねるとともにわかって来たからであろう。 日本軍の失敗の本質は、特定の戦略原型に徹底的に適応し過ぎて学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった。 まさに、過去の成功体験を忘れられずに変革が出来ないでいる政治や官僚体制、大企業病の失われた20年の今の日本は、まさに第二の敗戦である 来週の選挙で日本を変えよう! 2012-12-9読了
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログ・初版は昭和59年(1983年)。まさかこの後、バブルが起こって、更に弾けて、その後、 日本が20年も停滞するなんて、著者たちもビックリでしょうね。 ・日露戦争で勝利した日本軍はその時の成功法則(大艦巨砲主義と白兵銃剣主義)に縛られ、その後の第2次大戦で大敗してしまう(特定環境に適合し過ぎると、環境が変わった時に脆い。成功者の呪い。) ・日本軍の組織運営は、戦後の日本企業に引き継がれ、それが高度成長の原動力の1つとなったのではないか? だとしたら、成功に浮かれ、環境の変化について行けなくなった時、日本企業に危機が訪れるのでは? という警告の書。 (実際、日本はバブル崩壊後、失われた20年を過ごす訳ですが…) ・変化し続ける組織がだけが成功を維持できる、という論理は「ビジョナリー・カンパニー3」(2010年出版)と同じかも?
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログ太平洋戦争における日本軍という組織の問題点をターニングポイントとなった戦い毎に解析し、問題を振り返るもの。 全般に、ほぼ「組織内融和」、「二重目的」という2つの要因に集約している。 ① 「組織内融和」とは、是非の判断を行う際、人間の感情(特に「面目」や「恥」)を使用して実施する「優先度判定」である、ととらえた。例えば、ある進軍の是非をとらえる際、「あいつは関係が深い後輩だから『無条件に』後押ししてやろう」とか、そういうものであろう。 それが組織を運営する上で問題だったか、というと、「根拠なく後押ししたらいけない」、ということなのだと思う。信頼関係が構築できていれば、後押しすることはよくある。 ② 「二重目的」とは、例えば、ある戦いにおいて「空母を減らす」、「基地を奪還する」のいずれを優先するかを明確にせず、「空母をへらし、基地を奪還する」と併記することである。どちらかは一方を達成するためのプロセスだと思われるが、これも①の「組織内融和」の弊害だと思う。 本の中には、これにより「空母を攻める」武器にするのか、「基地を奪還する」武器にするのか、武器の選択が徹底せず、作成が失敗した、とあった。 「組織内融和」を重視するか否か、これがある組織や団体の方向性を決定すると思われる。「組織内融和」を排除せよ、という訳ではなく、重視する性質をもった組織と、重視してはいけない組織がある、ということなのでしょう。
0投稿日: 2012.08.27
powered by ブクログあまりに難解で、入ってこなかった。。。 文章の書き方が合わないのかな。 山本五十六のイメージが崩れたな。。。 組織運営が、幹部の感情で左右される。 それぞれの幹部のプライドが組織運営を阻害する。 極めて日本的と思えてしまう。 日本の組織の形は、このときからかと思ってしまう。 戒めになる。 まだ貯まっている他の書籍を読み終えたら、もう一度チャレンジしようか。 とりあえず、読むのにつかれた。。。
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ学術的な本なので難しい部分はあったけど、組織論に少しでも関心のある人は読むべきだと思う。組織論のバイブル的な扱いも受けているし、日経でもこの本を解説するコーナーがある。 日本軍がなぜ大東亜戦争(第二次世界大戦)で敗北したのかを組織論的な観点から論じている。読み進めていると、「こりゃあ、酷いな」と日本軍の実態に驚くはずだ。陸軍では奇妙な人情主義がまかり通り、作戦で大失敗した指揮官が「かたき討ちさせてくれ」と懇願すれば、重要な作戦に再び起用する。海軍は日露戦争での日本海海戦の大勝利の経験が忘れられず、古くなってしまった決戦思想に執着する。 単に日本軍を批判する本ではない。日本軍の失敗から、組織のあり方を問い、組織運営の失敗による悲劇を繰り返さないための示唆に富んだ非常に良質な本だと思う。
1投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ旧日本軍の敗戦の原因の分析を今日の企業の経営につなげた経営学の本です。 【鹿児島大学】ペンネーム:library ------------------------------------------------------------ 鹿大図書館に所蔵がある本です。 〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=21186149107 -----------------------------------------------------------
0投稿日: 2011.11.11
powered by ブクログ日本軍がなぜ負けたかを組織論から、明解に解説した名著。 ノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、インパール、レイテ、沖縄戦の戦闘を分析して、①戦略上の要因分析 と ②組織上の要因分析 から分析をしている。 ①戦略上の要因分析では、戦略がなくなんとなくいきあたりばったりの戦略性のなさから、失敗につながったと分析している。 ②組織上の要因分析では、空気が支配しているように、ロジックではなく、その場の雰囲気で組織が進んでいったことが明らかにされている。 日本文化の以心伝心の文化では、言葉に出してロジックで表現することがないために、いろいろな意味で今の日本社会の病理をも的確に言い表していると思う。
0投稿日: 2011.06.28
powered by ブクログ客観的事実が容認されず、トップが絶対であるという組織の論理と精神的なもの(気合とか心構え)が絶対なのだという空気が支配するとき破滅に向かうことになる。
0投稿日: 2011.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古く悲しい印象。 いわば戦争研究からでた日本の敗戦の記録とその考察。 本というよりは論文に近い、それもあいまいな。 昔の事を蒸し返すのだから確かな言及はできなさそう。 日本が負けた原因はおそらく物量だろうけど、それ以外に関してもよくまとまっている章がある。 そして結構今の日本の組織ってこの当時から変わってないんだなって思って悲しくなった。
0投稿日: 2011.01.08
powered by ブクログ太平洋戦争を戦った日本人と現代の国際社会で戦っている日本人の基本的な思考構造はかわっていないことがわかった。 当時から日本人は空気を大事にし、現場の自律対応は得意だが、大局的な戦略目標を持つことが苦手。ダブルループの学習ではなく、シングルループ的な学習等。 先の対戦でもそのような思考では生き残れないということがわかっているので、その教訓を今後活かしていきたい。
0投稿日: 2010.08.18
powered by ブクログ出版社/著者からの内容紹介 敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、組織面の研究に新しい光をあて、日本の企業組織に貴重な示唆を与える一冊。
0投稿日: 2010.02.17
powered by ブクログ本書は歴史の専門家と組織論、社会学の専門家6名がそれぞれの英知を結集し、組織論の側面から数々の無謀とも思える勝算の低い作戦がどのようにして策定、意思決定され、そして実施されていったかを検証したものである。ケーススタディとして、ノモンハン事件、ミッドウェー海戦、ガダルカナル、インパール、沖縄戦 の6つの事例を抽出し、それぞれから導き出される共通性と、その背後にある組織としての普遍的な行動原理をあぶりだし、一般化を試みている。日本国民のみならず周辺各国にあれだけの多大な犠牲を強いた戦争からなにかを学び生かしていくことは、後世に生き、平和を教授しているる我々にとって責務であろう。情緒的な人間関係が入り込んだ組織であったことにより軍事的合理性を最優先しない作戦立案、意思決定、人事評価、組織的学習の欠如などは、本書によって度々指摘されているものであるが、現代の実社会において日本企業の中でも未だに垣間見ることができる。環境が変化するに応じて、自身を自立的に変革し適応させていくことが組織には最も求められているものである。本書が最初に発行されたのは1984年でありバブル経済崩壊の前であるが、既に書中において戦後の成長期を経て移行期にある経済環境とそれに適合できていない企業経営について指摘がなされている。20年以上経って今尚、本書が指摘し問題提起した点が繰り返されている。経済は低迷しグローバル化という大きな変革の波に適応できていない企業が大多数存在し、地方自治は中央の補助金頼みであり、年金問題をはじめとした中央官僚が無策である状況を考えると、日本はあれだけの過酷な敗戦体験を生かしていないのではないかとすら思える。すべての日本人は先人の過ちから学び、それを生かしていく責任を有している。そうしなければ、最前線でその意味も知ることもなく命を捧げていった戦死者が報われない。事例として登場した、参謀本部、大本営、指揮官などの上層部の無能さに怒りが収まらないと同時に、これを反面教師とできない現代の指導者にもその矛先が向かわざるを得ない。
0投稿日: 2009.10.19
powered by ブクログ最初読んだときはどこかで読んだようなお約束の失敗パターンかと思ったがこちらが大元かな。 伝言ゲームも人数いくと質も落ちることも多々あるので基本のこの本に戻って今度は インテリジェンスの観点から探ってみたい。絶対処分しない本。
0投稿日: 2008.10.28
powered by ブクログ本書は第二次世界大戦において、日本軍がなぜ敗北したのかということについて分析した本。 日本軍という組織のbureaucraticな点に焦点を当て分析しており、なぜ組織は同じ失敗を犯してしまうのかということを再認識させてくれる。 ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海 戦、沖縄戦という6つの作戦を具体例として挙げて「失敗の本質」「失敗の教訓」について考察している。 これらの共通点は、情報軽視、補給軽視、参謀の独善、組織の下克上など様々。 「そこいらの経営学の本を読むくらいなら、まずはこれを読めよ」と言いたい、そんな本。 最初に断っておくと即効性は間違いなくない。 しかし、じわじわと自分の人生に浸透してくる素晴らしい遅効性をこの本は持っている。 何度も読んで血肉とすべし。 http://takathy.blogspot.com/2008/07/blog-post.html
0投稿日: 2008.07.06
