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総合評価

161件)
4.3
68
61
20
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    ネフローゼという持病を抱えた少年の将棋とともに歩んだ人生。 彼の痛々しいまでに愚直な純粋さが皆に愛されたのも分かる気がした。 2017/10

    0
    投稿日: 2017.10.09
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    勝負への凄み。 生きることへの凄み。 ゴッホの絵を観た時、 一筆一筆が立体的にうねるように 描き塗られていて、 命を削るように描いてたんだなーと、 狂気じみた凄みを感じた。 こんなことやってたら長生き出来ないよ、と 素直に思った。 僕らは未来はずっと続くと思っている。 すぐ目の前の限られた時間の中で 生きることはない。 その凄みに目が離せなかった。 圧倒された。凄い勢いで燃やし続ける想いに、 圧倒された。 読んで良かった。最高の一冊だった。

    0
    投稿日: 2017.10.06
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    腎ネフローゼという、普段聞きなれない病気を患った名棋士・村山聖の実話。 夢の実現へと進む中、病気が幾度となく苦しめる。 しかし、卑屈にならず、病気に対する恨みも見せずひたむきに将棋に向き合う姿勢に、胸を打たれた。 その熱意があったからこそ、棋士としての成長以外に、森師匠など多くの温かい人々にも恵まれたのだなと感じられた。 「いのち」に関して、また「棋士」としての生と死も勉強させられました。

    0
    投稿日: 2017.09.24
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    結末がわかっていても、やはり悲しくなる。 五体満足でいることの贅沢さ、ありがたさを認識し いまの悩みが小さく感じられた。

    2
    投稿日: 2017.08.08
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    常に努力。 なんて、私が書くのもおかしいなと思うぐらいの生き方。 好きなことだから、夢だから。それが生きる意味だから。 だからこそ、だからこそ、ろくでもない…敢えてそう言う。ろくでもない大人の事情でふいにされた一年がとても重い。 医者の誤診でふいにされた時間がとても重い。 恐ろしいことだと思う。

    0
    投稿日: 2017.07.17
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    今は藤井聡太四段や加藤一二三九段で将棋が注目されている。ここに書かれているのは病気と闘いながら、懸命に自分の信じる道を懸命に生きた若者の短い人生が書かれている。羽生善治や先崎学、藤井四段の師匠の杉本昌隆も登場するなど、今も現役で活躍する棋士が登場する。村山聖が生きていたら、どれほどの活躍をしていたのだろうか。この作品は、道半ばで倒れたり、将棋を諦めなければならなかったりした人たちの挽歌だ。しかし、短くても濃い人生を生きた聖の生き方からは時間の大切さ、損得を度外視して親身にしてくれる人の大事さを改めて実感する。

    1
    投稿日: 2017.07.06
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    凄まじい作品だった。 村山聖という人物が兎にも角にも凄まじい。 もうあと一年、時間を与えてあげられたなら、将棋界の歴史は変わっていたのかもしれないなぁ。 なんというか、作品自体は正直いうと読みにくかった。文章も構成も荒削りで洗練されているとは言い難いんだけど、熱量がすごい。村山聖への愛情はもちろん、森信雄師匠への愛情の深さも感じられる熱い文章が魅力。これはこれで良かったんだと思う。 巻末の棋譜は読めないけど、これって貴重な資料だよなぁ…って思ったり。

    0
    投稿日: 2017.06.10
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    本書は、29歳の若さで死去した村上聖の一生を書いたもので、2016年に松山ケンイチ主演で映画化されました。5歳のときネフローゼと呼ばれる腎臓の難病を患い、努力の果てに将棋で羽生善治と並び称され西の怪童の異名をもった壮絶な人生が書かれています。わたしは、10万人に5人の割合で男児に多く発症するネフローゼという病気を初めて知りまし た。ご両親は、病気の発症に気づかずその後大変苦悩されたそうです。子を持ち親として深く考えさせられました。

    0
    投稿日: 2017.05.10
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    悲劇の結末を迎えるが、夢を追うことの厳しさ、辛さ、苦しさ、ちりちりとした緊張感、それ以上に美しさを感じた。また、実に村上さんが人として魅力的で、本を読み進めて行くうちに彼を好きになってゆく自分がいた。

    0
    投稿日: 2017.05.09
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    将棋のことは全くわかりません。 だけど、ものすごくすごいということはわかる、村山聖。会ってほっぺたをつまんでみたくなりました。無理なんですけど。 彼の手帳、母の日記、戦績など膨大なデータと入念な準備でできあがった作品なんだろうな。フィクションのようなノンフィクション。

    0
    投稿日: 2017.05.05
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    わずか29歳でこの世を去った天才棋士、村山聖の生涯を綴っています。著者は将棋雑誌の編集者だったことから聖とつきあうことになった大崎善生で、映画では筒井道隆が演じていました。 幼い頃にネフローゼを患い、病院と自宅を行ったり来たりの生活だった聖。いちばん走り回りたい子ども時代にそうすることができず、図書館の本も読み尽くした聖に父親が買い与えたのは将棋のセット。以降、取り憑かれたように将棋にのめり込んだ聖は、ひたすら「名人」になることを目指します。 映画では聖役に松山ケンイチ。彼のパンツまで洗ってやる師匠の森をリリー・フランキーが演じていました。原作を読むかぎり、これ以上ないぐらいぴったりです。毎日が人生最後の日かもしれなかった聖の生き方、考え方は純粋というよりほかありません。彼の人柄がまわりを惹きつけたことは確かですが、みんなの温かさも心にしみます。こんな話なのに、ふきだしてしまうほど可笑しいシーンもいくつか。 最後は泣かずにはいられない。将棋はまったくわからないという人もなんら問題ありません。おすすめします。 映画の感想はこちら→http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/948bdbbf2f50a90e7e947871dd43a8d4。

    0
    投稿日: 2017.04.28
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    モラリストの私には村山聖の無精で勝手な振る舞い(そういうエピソードが多かった)あわなかったっす。  逆説的だが、村山聖の話を通じて、あらためて羽生善治もと7冠の異常ぶりが際立つ(あと終生の目標だった谷川浩司永世名人も)。戦績をみると羽生さんとはほぼ互角だったのね意外。  あと森信雄7段は村山聖に捧げたといえる棋士人生だったようですね、才人が才能に惚れるとはこういうかたちなのでしょう

    0
    投稿日: 2017.04.17
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    打ちのめされた。 これほどまでに純粋に、苛烈に運命に挑んだ人間がいたとは。火の玉のように輝き、その短い命数を使い果たして瞬く間に去って行った鮮烈な才能。あまりにも眩しく、あまりにも切ない。 やり切れない思いだが、最後の瞬間まで運命に抗い爪を立て、生きた証を残す彼の姿の中には、大抵の人間が生涯かけても到達し得ない高みにある、意志の輝きと美しさが確かに存在していた。 きっと病気がなければ村山少年と将棋の出会いは全く違った形のものとなっていただろう。そうなれば、天才棋士村山聖の誕生はなかったかもしれない。そういうことを含めて彼は「病気もまた自分の一部」と言ったのだろうか。 いずれにせよ彼がもう5年生きていれば、将棋界は違った歴史を歩んでいただろう。それを見てみたかった。

    2
    投稿日: 2017.04.08
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    追悼の場で羽生善治は「村山さんと同時代でともに戦えたことを私は心から光栄に思います」と言った。 この壮絶な人生を前に何を語れることがあろうか。

    0
    投稿日: 2017.03.28
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    ひたむきに何かを追い求める人の生き様は周りを魅了してやまない。 近くにいた人だからこそ書けたのであろう彼の茶目っ気と子どものような可愛らしさに心を掴まれた。

    0
    投稿日: 2017.03.25
  • 肉丸くんって呼ばれてたんですね。

    みんなに愛されていた人らしいあだ名ですよね。 「東の羽生、西の村山」と称された村山肉丸くん。彼の人生が壮絶すぎるものであったことがこの本からものすごく伝わってきます。 この本を買う切っ掛けとなったのは松山ケンイチさんが主演する映画「聖の青春」のCMをチラリと1回みたことによります。 なんとも言えない雰囲気を醸し出す主人公に興味がわいて思わず映画ではなく小説を買ってみました。 子供の頃から病気を抱え、普通の人の人生を生きることが難しかった。それ故に生きている姿勢が全力です。 その主人公をささえる家族や師匠となる森さんや棋士仲間の温かさが半端じゃなさすぎる。 常に病気と闘いながら棋士として勝負に生きている。何度も病院に運ばれてもそれでも常に上を目指し名人を目指している姿がかっこいいです。 コミックや推理小説に占領された共同トイレのアパートをねぐらにして将棋という特殊な世界で生きる彼の日常が描かれています。 病気を抱えた主人公であるのでどうしても全体のトーンは壮絶な雰囲気ですが心温まる場面がたびたび登場します。 GOOGLE検索で彼の画像を検索すると「肉丸くん」て感じなんだかわかるなぁって写真が出てきて、かなりほっこりします。 人生を全力で生きたことが伝わりとても心を揺さぶられます。良い本です。

    0
    投稿日: 2017.03.24
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    「明確な目標があり、そのための努力があった。」簡単なことだけれど、これが本当に難しい。目指しているものは簡単にあやふやにぼやけてしまう。目指しているところとの距離の開きに、努力を辞めてしまう。努力自体を疑ってしまう。私はまた人間に生まれ変わりたいと思うかな。私の目標も、考えてみればあやふやになっている。もっと具体的に、明確に。そしてそれだけを見てたゆまぬ努力をしなければ。 村山は確かに身体には恵まれてなかったかも知れないが、センスや才能に恵まれていたことも確かだと思う。家族もそうだ。なにを持って生まれるかは選べないけれど、そこからどうするかという選択肢はいつも自分だけのものだ。村山は自身の人生を自身で選び進んでいた。命を削ってでも名人を目指し将棋をし、遊び、酒を飲む。 自分自身の人生の選択を考えさせられる作品だった。

    0
    投稿日: 2017.03.16
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    将棋に全てを懸けた男の壮絶な一生。本当に惜しい人を亡くしたんだなと感じました。 果たして自分の人生で、命を懸けてもいいと思えるものに出逢えるのでしょうか。世界は本当に残酷です。何もない自分が元気に生きているのですから。

    0
    投稿日: 2017.03.11
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    将棋の事は全然知りませんが、後半は涙が止まりませんでした。 太く短い人生でした。 母親の目線でつい見てしまい、苦しかったです。 親は辛かっただろうと思いますが、親の知らない聖の生活を知って安心した事もあると思いました。 もし、病気知らずだったら将棋の世界に入っていなかったのかしら。

    0
    投稿日: 2017.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親子でハマっている「3月のライオン」繋がりで、軽い気持ちで手に取ったら見事にハマった こんなに何度も泣きながら読んだ本は久しぶりかも・・・ マツケン演じる映画も是非観てみたいと思います

    0
    投稿日: 2017.03.01
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    私はこの本を手に取るまで村山聖という人を知りませんでした。最近将棋にはまりだした私は妙にこの本が気になり、内容も分からず買ってみました。 読み終わってまず思ったのは、こんな人が本当に実在したのかということ。そこからネットで検索してみたら画像も出てきたので、あ、本当なのかと驚きました。村山さんの将棋への執念というのかそれにかける思いの強さに圧倒されました。病気と闘いながら名人を目指すといえばカッコいいようにもとれそうですが、実際はそんなものではなく文字通り命がけで将棋を打っていたんだなと思いました。かといえば普段の様子では人懐っこくて人間味あふれる描写があったり感情のままに行動する描写があったりと、裏表がないのが人を引き付ける魅力でもあったのかなとも思いました。 映画化がされていたので話題になっていたようですが、私はおそらく苦しくて映像では見れないと思います。常人にはできない太く短い人生を生き抜いた村山さんを真似することはできませんが、せめて1つのことを必死でやり遂げる力強さを自分も持ちたいと思わせてくれた作品でした。

    1
    投稿日: 2017.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    わずか29歳で亡くなった、天才棋士、村山聖の物語。 幼いころから病気をもっていたから、熱い生き方をせざるを得なかったのか、いやいや、逆境が逆境のまま終わることもあるわけで。 一見、社会的に成功しているような人でも、自分の弱く情けない部分に蓋をして、ダメだった自分を認めずなかったことにして、表面だけはとても素晴らしい……そんな人もいる。 後者のほうが長生きしそうだし、どんな生き方をしようとそれはその人の自由ではあるけれど、「人間くさく」、村山さんみたいに生き切りたい。 自分の人生、ちゃんと物語になるように。

    0
    投稿日: 2017.02.08
  • 壮絶。

    あまりに壮絶。これがフィクションなら、ちょっとやり過ぎでしょ、とツッコミを入れたくなるくらい、残酷な運命。それでも最後まで読み切れたのは、聖を取り巻く人々の、決して哀れみではない愛情と、そしてそれを引き出す聖の力強い生き方に背中を押されたからか。名人村山を見てみたかった。

    3
    投稿日: 2017.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後、読みながらウルウルしたのは久々。 将棋は駒の動かし方が解る程度だが、さすがに谷川さんや羽生さん米長さんは有名人だけに知っている。 協力なライバル、村山聖の存在は全く知らなかった。病気と共に歩んだ29年の将棋人生、壮絶ですね。 好きな事や夢があると、重い病気で苦しんでいても、 充実した前向きな人生を送ることができるのかもしれない。 ・・・人間は常に主観的で、自分自身の痛みでしか他人の痛みを理解できません。ですから体に障害があったり思い病気の人の気持ちを真に理解することはありません。憐れみも同情もありません。常に対等という意識です。 心に残った一言でした。

    1
    投稿日: 2017.01.31
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    映画の上映にあわせ、10年以上ぶりに読みました。村山先生の壮絶な人生を改めて思い出すことができました。 巻末の棋譜。並べてみたいと思います。

    0
    投稿日: 2017.01.22
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    重い病気を患いながらも将棋一筋に生きた村山聖の話。 すごい、すごかった。 そしてすごい泣いた。

    0
    投稿日: 2017.01.21
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    事前知識はゼロ。命を削って将棋を指した青年の物語。凄く頑張ったという意味の比喩ではなく、文字通り命を削って。実話だなんて読んでてツライ。心揺さぶる読書。

    0
    投稿日: 2017.01.13
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    命を削って生きる。盤上にのせられる駒音から「生きたい」と聞こえるようで。すぐれた青春小説として、褪せることはないのだろう。

    0
    投稿日: 2017.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夭逝の棋士・村山聖の実話に基づく小説。 残念ながら映画は観れていません。観たい… 村山聖の父母、兄が一生背負い続けることになった"負い目"は、想像を絶する重さなんだろう。 生きるということは、罪を背負うということなんだろうか。 幼少期から生死の狭間に身を置き、自分や周りの重病児童に課せられたとてつもない理不尽を絶えず身に浴びながら人格形成されたが故に、 青年期になっても、本能のまま泣きじゃくる赤ん坊のように、理不尽に対して全身全霊で拒否反応を示す村山聖。 純潔で、畏怖すべき、人智を越えた自然のような魂に触れたような気がしました。 それにしても、体がどんなに不健康・病弱でも、 不清潔な生活をし、タバコの煙が蔓延するような雀荘で卓を囲み、仲間たちと酒を飲むんだなぁ。 彼の場合、「生きる」ということは、この世に長らえる、ということを意味しない。 話はぶっ飛びますが、映画『グラン・ブルー』で、主人公ジャック・マイヨールがゆっくりと海の底に沈んでいくラストシーンを思い出しました。 そう、「生きる」とは、この世にいる、という意味ではないんだなぁ。

    0
    投稿日: 2017.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    哀哭のノンフィクションというが…私も泣いちゃった~広島の新興住宅地で生まれ育った村山聖は兄を追い掛けて野山を駆けめぐったが、ある日高熱を出して寝込み、暫くしてネフローゼの診断が下り、小学校時代はほぼ病院の生活。そのなかで知った将棋にのめり込み、将棋の本を読んで覚え、誰も相手にならないくらい強くなり、谷川に勝って名人になることが目標となった。退院すると将棋センターに通うようになり、実力が認められて小学生名人戦にもでるようになり、生涯のライバル達と出逢うが、中学になっても入退院を繰り返し、紹介されたプロ棋士森の弟子となって奨励会審査を受けたものの、他の筋から紹介されて審査を先延ばしにした重鎮の怒りを食らって成績はよくても不合格になった。号泣して悔しがる聖を森は大阪に引き取って面倒を見ながら将棋会館に通わせ、1年後に合格、少女マンガと推理小説に囲まれた四畳半のアパートで身動きできずにペットボトルに用を足して、体調不良をやり過ごす。時々不戦敗になるものの、順調に勝ち進み、プロとなっても生活は変わらず、将棋会館・対局・自分のアパートと師匠のアパート・定食屋と雀荘を行き来する。順位戦も順当に勝ち上がり、A級となって名人位に手が届く所まで来て、拠点を東京千駄ヶ谷に移して多くの棋士と親交を結び、慕われた。血尿が出て自分では癌ではないかと疑いを持つが医師は取り合わず、順位戦でA級から陥落する。広島で精密検査を受けると、腎臓一つは機能しておらず、もう一つも万全とは言えず、膀胱にはポリープがあるといわれるが、本当の事を言ってくれと医者に迫る。東京を引き払って、熱心な説明を受けて膀胱摘出手術は成功しても、肝臓にも転移し、対中説不調の中、対局を続けるが、順位戦欠場を決断、竜王戦で羽生に勝つなどの成績を上げたが、痛み止めの処置を受けず、棋譜を呟きつつ平成10年8月8日29歳で聖の心臓は止まった~棋譜を書くなら向いているが、ノンフィクションはイマイチか…でも題材が良かった。読んでも読んでも死ぬか生きるかの勝負という感覚は解らない。やっぱりゲームの世界の話としか思えなくて、世の中にファンが沢山居ることも理解できない

    0
    投稿日: 2017.01.05
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    命をかけて将棋をやりつづけていた人。 子供のころから大人になるまで、将棋との出会いがなんだか悲しい気もしますが、名人にまでなる人ってやはりその集中力が違うのかもしれないですね。

    0
    投稿日: 2016.12.11
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    映画「聖の青春」を将棋好きの先輩と見て、二人して泣いた後、原作を読んだ。 ぼくは棋士村山聖をリアルタイムで知らない。村山さんと言ったらむしろ村山慈明の方だ。 幼少期にネフローゼを患い、病と闘いながらも、名人を目指して棋士として活躍していく。東の天才羽生に対して西の怪童と呼ばれた村山。その活躍は、常に死と隣り合わせだった。高熱を出して家から一歩も出られず、不戦敗となることもしばしば。それでも村山は、将棋も遊びも、全力でやり通し、29年の短い生涯を終える。 仮にぼくが同じ境遇だったとして、村山と同じような生き方はできっこないし、そもそもしない。けれど、矛盾してるようだけど、聖の青春は、羨ましいと思った。

    0
    投稿日: 2016.12.04
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    村山聖棋士の人生を綴ったノンフィクションなんですが村山棋士の魅力はもちろん、親御さんや家族、森さんをはじめとする将棋の世界の人々がとても温かい。…温かいという言葉だとちょっと表現がしきれてないんだけど、真摯に自分に向き合う者同士の人生の重なりはこうも相乗効果を生んで光を指すものなのだなぁと思う。映画を観た後に原作を観て、映画をまた観たくなる…そんな一冊に出会えて嬉しいです。

    2
    投稿日: 2016.12.04
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    タイトルに相応しい内容。限られた人生を将棋を通して一生懸命に生きた村山聖のノンフィクション的な青春小説。死を間近に感じながら、生きるとは何かを問いかけながら懸命に生きる村山聖の生きざまに打たれました。確かに死んだら何も残らないけど、でも、一瞬一瞬を懸命に生きた嘘偽りのないその事実は永遠に存在すると思いました。羽生善治にライバルがいたことは知りませんでした。

    1
    投稿日: 2016.11.27
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    映画の予告を見て興味を持ったため、映画やYouTubeなどを見る前に買って読んでみました。 聖の生きることへの執着心や、将棋の勝ちへこだわる執念が随所に伝わってきて引き込まれていくようであった。 小説を読む限りでは、聖はとても取っ付きづらい人間なのかと思わされていたが、読了後にYouTubeでコメントを見たところ、そこまで変人っぽくはなく、とても好感度ある対応をしていた。 まだ映画を見ていないので、これからその映画を見るのがとても楽しみである。

    0
    投稿日: 2016.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    故・村山聖さんの生涯を綴った作品。幼少期からネフローゼを患いながらも、A級棋士として戦った日々。病期のことを考えると、とても推奨できる生活だったとは言えないけれど、仲間の棋士たちとの交流などを通して謳歌した青春の日々が輝いていた。ご両親・ご家族、そして師匠が森信雄さんだったからこそ、村山さんが棋士として、伸び伸びと生きることができたんだろうと思う。 限られた命の生き方について、考えさせられる一冊だった。 将棋への関心の有無に関係なく、真摯に生き抜いた一人の人生を多くの人に知ってもらいたいと思った一冊。

    1
    投稿日: 2016.11.23
  • 涙で画面が見づらい

    以前小児病院の事務をしてたことがあって、その頃の患者さんと話したことを思い出して涙が止まらなくて。聖(さとし)と師匠の関係がまた痛くて。逃げられない運命に立ち向かう力強さ。容赦無く襲いかかる病魔。これほどまでに残酷な運命が聖をさらに純粋に勝負世界へ誘っていく。ストレスに押し潰されそうになって、暴れることだってある。当たり前だろう。弱いものを助けたいという想いがまた素晴らしい。仲間から愛された様子も素敵に描かれている。コミックの「聖」一巻も読んだけど、どちらも甲乙つけがたい。三月のライオンの二階堂も聖をモデルにしたのでしょうね。松山ケンイチさんの映画も期待しちゃうな。タオル持って見に行かないとダメかな。

    11
    投稿日: 2016.11.23
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    将棋に対しての飽くなき探究心。 命を賭して挑んだ名人への道。 難病ものにありがたな涙頂戴譚ではない。 強くなりたい、名人になりたい、 それを如何に目指したかという村山聖の青春。 愚直に努力する大切さがそこにはある。

    0
    投稿日: 2016.11.20
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    こんなに命をかけて将棋に生きた棋士がいたなんて。短い人生の全てを将棋に勝つことだけに生きる もし病気でなかったら棋士として彼は存在したであろうか 水道の水の落ちる音を聞くことが生きていることを実感するなんて 映画も見て見たい

    0
    投稿日: 2016.11.19
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    映画の前に読了。自分と同世代でこんな生き方をした人がいたなんて、まったく知らなかった。幼少期から病と闘いながらも、決して恨まず卑屈にならず、限られた時間をひたむきに生きた方。また、それを支えたご両親と師匠が素晴らしい。不健康な生活習慣を止めるのではなく、やりたいようにさせるなんて、なかなかできそうにない。でもその見守りのお陰で短くも普通の人と同じ青春を過ごせたんでしょうね…

    0
    投稿日: 2016.11.18
  • 若くして輝く才能

    人は誰でも輝く瞬間があると思います。難病で若くしてその一生を終えた棋士がどのように輝いたのかそれを知りたくて購入しました。

    4
    投稿日: 2016.11.12
  • 将棋が解らないので中途半端なレビューかもしれませんが。

    恥ずかしながら将棋のことは全く知らないので最初は買うのを躊躇っていたのですが、読み始めたら一気に読んでしまいました。 人間は悲しみ、苦しむために生まれた。 それが人間の宿命であり、幸せだ。 僕は死んでも、 もう一度人間に生まれたい。 村山聖氏22才の頃に書いたものらしい。この言葉を20代の若さで書くようになるまで、どんな人生を送って来たのか。大崎氏はどちらかと言えば淡々と書いていて、見たまま、感じたまま、聞いたままに描写している。その抑えた筆致の中に最後の最後まで将棋を打つことを諦めず、生きるために壮絶に闘い抜いた村山聖という人間に対する敬意と普段の生活の人懐こい村山君に対する愛情が感じられる。 師匠との交流が物凄く良い。羽生善治との交流の様子も良い。ご両親の訳もわからず振り回されながら懸命に息子を支える姿も子を思う親の気持ちとして共感できる。勝負師として厳しい面とたくさんの人に愛された村山聖という人間の魅力が本書からたくさん伝わってくる。 多分、将棋が解ったならもっと村山聖氏の凄味がわかるんだろうなぁと思い、ちょっと悔しい気持ちはあるけれど読んで良かった。

    9
    投稿日: 2016.11.05
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    いつか読もうと思いながらも、若くして活躍している人が亡くなる話なので、辛い気がしてなかなか手が出せませんでした。 案の定、最後は辛い気分でいっぱいになってしまいました。

    0
    投稿日: 2016.10.11
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    旧き良き時代が胸を打ち(べつに本当にそのころのほうがいい時代だったと言いたいわけではなくて、この本に出てくる昭和がおそらくそう書かれているということ)、最後は涙なしには読めなかった。映画も見たい。

    0
    投稿日: 2016.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    実在の人物について取材して感動小説風に仕立てあげて、それでノンフィクション??と斜めな気持ちで読みました。 ごめんなさい、大崎さん。こんなにご本人の近くで接していた方だったとは。 村山聖自身の魅力は勿論のこと、森師匠もライバル棋士も、家族の思いも胸にグッとくる。この物語の中の天才が今このときもトップを走り続けている羽生さんだなんて。将棋に疎い私でもその人がすごい人だってことは知ってる。 映画、観なきゃ!配役にちょっと疑問もありますが、でも期待。

    0
    投稿日: 2016.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3月のライオンの二階堂氏のモデルときいて。 賃貸選びの時、ほんのわずかな坂でも駄目だとか そんなにしんどい病気とは知らず。。。 (でも送ってくれるエピソードにほっこり) 残念なことにリアルタイムでの認識は無かった。 が、 震災の21年目に関しての記事で、16歳の少年が亡くなったと花を手向けていた森氏の弟子だと知って驚き。 最近チャリティーについて色々言われたりもするが 健康である事について ちょっと考える。。。

    0
    投稿日: 2016.09.23
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    内容紹介 重い腎臓病を抱えつつ将棋界に入門、名人を目指し最高峰リーグ「A級」で奮闘のさなか生涯を終えた天才棋士、村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の生涯を描く。第13回新潮学芸賞受賞。 内容(「BOOK」データベースより) 純粋さの塊のような生き方と、ありあまる将棋への情熱―重い腎臓病を抱えながら将棋界に入門、名人を目指し最高峰のリーグ「A級」での奮闘のさなか、29年の生涯を終えた天才棋士村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の歩んだ道を、師匠森信雄七段との師弟愛、羽生善治名人らライバルたちとの友情、そして一番近くから彼を支えた家族を通して描く、哀哭のノンフィクション。第13回新潮学芸賞受賞。 著者について ●大崎 善生:1957年、札幌市生まれ。大学卒業後、日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを務める。2000年、『聖の青春』で新潮学芸賞、翌年、『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。さらには、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 大崎/善生 1957年札幌市生まれ。2000年、デビュー・ノンフィクションでもある『聖の青春』で新潮学芸賞を、翌年には第2作『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。また、02年には初の小説作品『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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    投稿日: 2016.09.18
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    将棋は詳しくないので彼の存在を知らなかったが、ネフローゼという病気は妹もこの病気を持っているのでよく知っている。何だか自分で自分の人生を急がせたみたいで、おしい人だったなぁと思う。

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    投稿日: 2016.09.04
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    ノンフィクションの力! 将棋を全然知らないし、なんだか現実とは思えなかったけど、羽生さん出てきてから一気に現実のものになった。 そう思えてからののめりこんでく感じがすごい。 聖が知り合いのようにも、友達のようにも、息子のようにも、近所に住んでるちょっと有名な子供のようにも、いろんな風に感じられた。 とにかく泣けて泣けてしょうがない。 誰に対してもまっすぐで、不器用で、愛にあふれてて、正直で…。 それはご両親の力でもあったでしょう。 素晴らしいです。 そして師弟愛…。 涙涙涙…。 森師匠の「冴えんなぁ」が愛があって大好き。

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    投稿日: 2016.08.17
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    漫画3月のライオンの中に登場する二階堂さんのモデルになった方と聞いて。 また映画化されると知り。 将棋界の厳しさと、棋士のすごさを知りました。

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    投稿日: 2016.08.16
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    オイラの中でこの本は、大阪シンフォニーホール前の公園での聖と森先生のやり取りがすべてだ。血のつながらない二人がまるで犬の親子のようにやり取りをする。親子でも手をさすって体の調子をみたり心配したりはしないだろう。この二人には生まれ変わっても何度でも出会ってほしいと思う。聖は中学校1年生で最短で名人になるために森先生に弟子入りすることを決めた。高校や大学に進学して自分探しをしていたオイラとはそもそも違うんである。20歳まで生きられないかもしれないという不安の中にいた聖にしてみれば、将棋は人生で何かを成し遂げられる唯一のものだったのかも。歳を重ねても聖が「いやじゃ」と言い、森先生が「冴えんなあ」っていう日々がもっと続いていたらなあと思う。8/8、偶然にも今日は聖の命日でした。

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    投稿日: 2016.08.07
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    村山聖氏の存在は、漫画「3月のライオン」の二階堂のモデルとなった人物がいるらしい、という情報で初めて知った。 羽生善治氏の著書をちらりと拝見した際にも、その人となりについて触れられており、どうやらとても個性的で、多くの人々に愛されていた人物、だということをうっすら感じとった。 ある日、松ケン主演で映画化の帯が書店で目につき、手に取ってみると、あの村山聖氏の一生を描いた本ではないか。 著者はあの大崎善生氏。 『こういった作品も書くのかぁ』と、意外に思う。 というのも、お名前は以前から存じ上げていたのだけれど、あらすじだけ読んで、何となく触手が伸びない感じの作品を書く方だなぁと、食わず嫌いで勝手に思い込んでいたからだ(すみません…)。 暫く読み進めていくうちに、大崎氏が将棋雑誌の編集者だったこと、森師匠や村山氏とも交流があったことを知り、なるほど、と思う。 読み終えた感想は、何を書いても薄っぺらになってしまうだろう。 村山氏の人間性、森師匠、仲間たち、そしてご家族との関係の濃密さに圧倒され、鳥肌が立つばかりだった。 (その後、村山氏が亡くなられた直後の、弟子への想いを綴った、森師匠の哀悼文をネットで拝見したのだけれど、これほどまでに深い愛情で結ばれた人たちがいるのだろうかと、「聖の青春」でも印象的に描かれている、冬の夜の光景と相俟って、思わずなみだがこぼれた) もし生きていらしたら、きっと、羽生さんと並び、日本で最も有名な棋士のお一人になられていたことだろう。

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    投稿日: 2016.08.02
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    棋士の生涯を描いた小説というのは初めてだったけど、随所にその苦難の対局が、棋譜という形で紹介されている。盤と駒を持ち出してきては、その対局の中身まで知ることができた。時間はかかるけどじっくり楽しむと奥が深い。

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    投稿日: 2016.07.24
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    人間いつ死ぬか分からない 明日かもしれない。 明日死んでもいいように、 今日を精一杯生きていこう。 そんな気持ちにさせてくれる 1冊。 とある青年が 将棋に目覚め その半生を将棋に捧げ 重い病気を患いながらも 懸命に生きていく。 結構後半は涙ばかりでした。

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    投稿日: 2016.05.05
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    ちょっと・・・簡単に、言葉に出来ないくらい、すごくよかった。 本人の凄さも凄まじいのだけど、師匠の森先生や、両親がこれまた凄い・・・そんなこんなで、凄すぎて、言葉もないくらいなのである。 おススメのミステリーを教えて欲しいなぁ。。。 今度、吉野家の牛丼を食べに行ってみようと思うw ところで、大崎善生さんが将棋雑誌の編集者で、このノンフィクションがデビュー作とは、驚きであったな!

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    投稿日: 2016.04.06
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    ○本気になって戦う、病気と、将棋と。そして人生を全うする。 元気に兄と遊んでいたにもかかわらず、突然熱を出し、ネフローゼにかかってしまうところから、村山少年の物語は始まる。 今まであんなに元気に遊んでいたのに、なんで熱が出ているの?なんで遊ぶことができないの? そんな苛立ちが募り、つい家族にも入院先の看護婦さんにもあたってしまう。 そんなとき、父伸一と一緒に指した将棋が、村山少年の運命を変えることとなる。 何かが乗り移ったように、将棋の本を読みまくる村山少年は、様々な将棋の考え方を吸収していき、将棋道場の生徒を次々と倒すことができた。倒すとまた研究しどんどんレベルがあがり、地元広島ではもう右に出るものがいなくなってしまうほどだった。 大阪でも東京でも名声をあげた村山さんは、とにかく研究熱心に将棋を指し続けたが、一方で病気との闘いの日々であった。 毎日体調が安定するわけではなく、家からはいあがって出られればまだいい方で、布団から出られない日すらあるのだ。 名人戦などの対局を休むということは、相手方に迷惑をかけるだけでなく、それまで会場や中継などを準備してきた事務局やテレビ局などにも迷惑がかかる。だから、もし休んでしまうとそれは、将棋界に戻れなくなってしまうことを意味するということも実に意外だった。(まぁ当然なのかもしれないけれど) 自分の体調が押してしまったときに、いざ休めないとなると、なんとしてでも戦いにでなければならない。そのための健康管理は村山さんは全くといいほど興味がなく、とにかく対局の研究をし、とにかく後輩や先輩たちと酒と論を交わし、そのうえで対局に勝ち続けるという使命を課したのだから、強靭な精神力がなければなるまい。 家族や森師匠は、村山に振り回されながらも、献身的に支えた。なぜか村山は彼らを振り向かせることができる何かがあった。もちろん病気であることもそうかもしれないが、それだけでない、ひたむきさ、まっすぐさ、それが彼らに伝わったのだろうと思う。 そんな一生懸命に生きぬき、目標に対して突っ走る村山の姿は胸打たれるに違いない。 (2016年秋に、松山ケンイチ主演で映画化予定)

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    投稿日: 2016.02.08
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    短くて濃密な聖の人生。文字通り命をすり減らしながら将棋と向き合う姿勢に感動した。実話であることが信じられない。こんな鮮烈で強烈な生き方をされた方がいるのだなぁ、と。自分も頑張ろう、と。そう思った。

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    投稿日: 2015.11.02
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    将棋はまっったくわからずの状態で読んだから、細かい試合の内容とかはさっぱりわからなかったけど、人間関係とか、生き方とか、大事なことがたくさん書いてある本。 頑張ろう!って前向きになる。 聖の生き方は不器用だけどかっこいい!

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    投稿日: 2015.10.11
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    あらすじ(背表紙より) 純粋さの塊のような生き方と、ありあまる将棋への情熱—重い腎臓病を抱えながら将棋界に入門、名人を目指し最高峰のリーグ「A級」での奮闘のさなか、29年の生涯を終えた天才棋士村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の歩んだ道を、師匠森信雄七段との師弟愛、羽生善治名人らライバルたちとの友情、そして一番近くから彼を支えた家族を通して描く、哀哭のノンフィクション。第13回新潮学芸賞受賞。

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    投稿日: 2015.08.13
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    我がままに生きる まっすぐな強さが痛いほどに心に刺さる 谷川が起こした風を受けて高く強く飛ぶ羽生世代の棋士たち ひとりの天才が次の天才をつくるのか 将棋の天才たちは勝負の相手を容赦なく斬り、自分のチカラにしていく この将棋界の戦国時代に、村山聖は重い持病をひきずる自分自身と闘いながら将棋と自分のために、我がままに生きた この時代だったからこそ、村山聖の将棋が在ったのだと思うと鳥肌がたつ 半分は村山聖のご両親がつくられた記録や森師匠をはじめとした親しい人らの談話を基にしたノンフィクションではあるけれど、 半分は日本将棋連盟で編集をしていて村山と親交のあった作者本人のエッセイでもあるのかもしれない 読書家で少女まんがも愛読したという村山の蔵書一覧を見てみたい

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    投稿日: 2015.07.29
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    村山聖は幼少期からの病気ゆえに将棋と出会い、その最高峰まで辿り着く事が出来たのでしょう。 また、その頂きを目指した為に、29歳という若さで、この世を去ったのだなとも思いました。 将棋の道を選んだのか、将棋しか選べなかったかどうかは、村山さん本人しか解らない所ですが、激動に満ち、決してドラマチックとは言えない彼の人生に思い知らされるものがありました。 将棋はルールしか知りませんが、読んで良かったです。

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    投稿日: 2015.07.22