
総合評価
(43件)| 11 | ||
| 20 | ||
| 4 | ||
| 2 | ||
| 1 |
powered by ブクログカタツムリをエスカルゴとダマされて、食べさせられたのは災難だったな。でも、案外おいしかったんじゃないのかな?ジャガ芋を7角形に切るとか、どんだけ難しいんだよ。
8投稿日: 2024.04.23
powered by ブクログ初めてドラマから小説を読みたくなった作品。 ドラマで描かれるよりも篤蔵は賢く、物事を俯瞰していると感じた。あと、僕が好きだった宇佐美さんとの掛け合いは上巻では少なく、「まごころ」の言葉も篤蔵がチラと言っただけで特段取り上げられていない。やっぱりドラマと原作は違うのだなと感じた。 内容は、篤蔵視点で進む料理人への成功譚で、三歩進んで二歩下がる、みたいな話であるが、義理や人情の通し方から、明治の金銭感覚や日本の西洋料理史の雑学も知れる本である。 リアルだったのが、バンザイ軒(篤蔵が東京に出て働く二軒目の店)に来た客の日露戦争の講和条約に対する議論とそれに割って入る篤蔵の話。国民的には民一丸となって掴んだ勝利だが、割譲できたのは南樺太のみで、それに対して小村寿太郎をディスる発言と、いやいや小村寿太郎も諸外国とのパワーバランスを推し量ったんだという発言。 それに対して篤蔵は兵士の兵糧の話や、ギリギリ掴んだ勝利と講和条約、ミクロとマクロの視点から話し、小村寿太郎を悪く言うことも出兵を悪く言うこともなかった。 料理人風情が何を言うかと、発言したことを咎められたが、料理人も一国民じゃいないのか?と逆に圧制し、謝らせた。 日露戦争も大きな戦争で、国民も心配と不安と、困窮の渦中にいたけど、勝利した安堵と、勝った故の傲りも抱いてしまう。 なかなか知れない戦後のリアルだったと思った。
3投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昭和の時代の小説、とういことで、さぞやお硬い文章なんだろうなと思って読んだけど、お坊さんのスタイリッシュさに憧れて出家を目指した主人公が、カミソリが嫌で坊主をやめるといういきなりの冒頭で覆された。 文章も丁寧で、その時代や料理に詳しくなくてもわかりやすく解説されていてありがたかった。 主人公、料理に情熱注いではいるけど、ほかはかなり危なっかしい。まだ十代後半だから仕方ないといえば仕方ないけど。 殴って会社を辞めるとか、今なら絶対許されないな(笑)
1投稿日: 2023.06.23
powered by ブクログ上巻はさしずめ立志編といったところ。 若くして目指すものに必要な事柄を理解して、行動出来る事が一番の才能だったのかも。 当時の時事や風俗もふんだんに描かれていて興味深く読みました。 下巻も楽しみです。
22投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ内容も面白く、少し前の時代の文学的な表現がとても勉強にもなります。この評価は杉森さん作品を読むことができたうれしさもあります。
1投稿日: 2023.03.18
powered by ブクログドラマになってたかな?いつか読みたいなあと思っていた本。想像以上に面白い!昭和の料理人の生活がよくわかる。主人公が無茶苦茶なようで、筋が通っている。ちょこっとだけ描写されるお色気?も程よいスパイス。 後半、お兄さんのこと、嫁さんも気になる。
0投稿日: 2022.09.10
powered by ブクログ野望はあるが、うまく動かなければ台無しになってしまう。上を気にかけながら、世を渡り出世していくことや人生の帰路に立った時の決断など学べることが多い。就活生なんかにおすすめかもしれない
1投稿日: 2022.04.04
powered by ブクログ本作は、1979年に刊行され翌年にはTVドラマ化もされました。最近でも2015年に若手人気俳優を起用しTVドラマ放映されました。 物語は、福井県の庄屋の次男坊が軍隊の宿舎でカツレツを食べ料理に目覚め、明治37年(1904年)に料理の修行の為に東京へ向かった。 東京神田の兄周太郎の下宿に居候していた時に兄の師の紹介で華族会館の料理人の下働きとして働く事となった。兎に角一人前いや日本一のシェフになるのだと堅い決意の篤蔵だった。が、、生来カッとなる性格で坊主の修行も喧嘩で駄目になったが、ここ華族会館でもやはり、上司のシェフに暴力を振るってしまった。理不尽な事に対して我慢出来ないので首を覚悟の事だったが、大きな夢を抱いた二十歳前の青年は、小さなレストランの雑用、その後またもや行き過ぎた言動で無職という散々で日本一の料理人とはかけ離れた生活を送るのだった。 作家は、''天才と狂人の間''で第47回直木賞を受賞した杉森久英です。ストーリーは実話を基にアレンジされてます。
0投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語のリズムが合わずにちょい難儀。 まだ上巻なのでこれからこの感想が変わるか否か? ささ、次巻へ。 うでるって板東英二言葉やなかったのね。
0投稿日: 2021.06.18
powered by ブクログ小さい頃から強情だった篤蔵は、次男故に17歳で婿養子になることになった。 だが、ひょんなことから食べた「カツレツ」の美味さが、彼の人生をガラリと変えることに…。 家出同然で東京に行き(ちなみに妻は何も知らされず置き去りにされるのが酷すぎる)、西洋料理の世界に裸一貫で飛び込んでいく、一人の男の成長と立身出世を描いた物語。 面白いけど、明治、日露戦争などなど時代背景のことがあるからちょいちょい難しい。 今のところ篤蔵は人間的にまだまだ半人前。 コックとしてはそれ以前。 下巻で一気に躍進なるか!?
0投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログテレビドラマを先に見ることになった本です。 ドラマではひたむきに努力するとにかく純粋な主人公という印象でしたが、この作品では良くも悪くも人間臭さが感じられて印象が大きく変わりました。 「好き」なことにただ一直線に向き合っている人は、やっぱり応援したくなります。 天皇の料理番になったからすごいというだけではなく、生涯好きなことをやり続けることそのものに憧れてしまう。 主人公の生長が楽しみな一冊です
0投稿日: 2020.08.30
powered by ブクログ2019年1月19日、読み始め。 以前より読みたかった本。 ようやく手にしたというところ。 かつて、堺正章が主演のテレビドラマ化された、その原作である。たしか。 2019年2月2日、49ページまで読んで、終了。 2019年3月30日、49ページから読み始め。 今度は通読できそう。 2019年4月7日、読了。
1投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログ宮内省大膳職司厨長(料理長)を務めた秋山徳蔵の青年期から主厨長になるまでを描いた作品。フィクションの部分があるため、主人公の名前は実在の方とは違う名前で描かれているらしい。 10歳の時に、坊さんのスタイルに憧れて出家。問題を起こして1年ほどで追い出された後、仕出し料理屋の養子に。その時、得意先の連隊で料理を担当していた軍曹にもらったカツレツに感激。これからは西洋料理の時代が来ると考えて、東京へ出た。まずは紹介されて、華族会館の下積みから始めた。 天性の才能やセンスもあったと思われるが、ものの考え方、取り組み方、時代の流れを見通す力に優れていたと感じた。 明治時代の家長制度、次男以下は養子に出て、相続は長兄のみが行うこと、などの時代背景も興味深い。そして、料理人は地位が低く、西洋料理といえば、やはりフランス料理で、フランスに料理を学びに行っただけ(実際はだけではないのかも知れないが)で、それが唯一だったために大きな顔をできたこと、なども面白い。秋山は二人目のフランス留学だったという。
0投稿日: 2018.12.02
powered by ブクログ主人公に寄りそってすらすら読める。畳間では、タイトルの通りにはなっていない。下巻が楽しみ。自分のやりたいことに、どこまでもまっすぐで、でも視野がせまいわけではなく、まわりを見ながら立ちふるまうことができるのは、生まれ持った才能だと思う。
1投稿日: 2017.11.12
powered by ブクログTVドラマか何かで話題になっていたので、いつか読んでみたいと思っていた一冊。週末に風邪を引きこんで、ずっと布団の中にいたので、その間の暇潰しに読んでみた。 『村上信夫 私の履歴書』も面白かったが、戦前戦後あたりの西洋料理人の話というのは面白いものだ。あの時代にあって、腕一本で勝負する世界に乗り込んでいく男達の気迫が感じられるからかもしれない。
0投稿日: 2017.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テレビドラマをきっかけに興味を抱き読んでみました。 初代主厨長の秋山徳三さんをモデルにしたフィクションで、 篤蔵の人間臭さや時代背景なども相まって 魅力の多い読み応えのある作品です。 秋山さん御本人とはやはり多少印象は変わりますが 仕事に対する考え方や潔さなどが面白く、 天才という人間の紙一重さなどをまざまざと感じます。 食に対しても今一度襟を正せる内容かと思います。
3投稿日: 2017.02.12
powered by ブクログ国際線の飛行機の機内で、往復12時間以上かけてドラマを全部見て、「おもしろい!!」と思い帰国後「たしか原作は小説だったよなあ」と思ってたブクログで検索したら、「読みたい本」に入っていた。忘れすぎ(笑)すぐ買ってすぐ読んだ。面白い!やはりドラマや映画になる小説は、ドラマや映画になるくらいだから面白い。(そのまんまやけど)原作のほうが、篤蔵の天才さが出ている。でもこのスレスレの頭の良さはドラマで表現しづらいだろうから、ドラマでは「どうしようもない男」感を全面に出すのが正解なのかも。実際にあったお店、地名、人物だらけで、明治を知るにも興味深い話。パリに渡り、天皇の料理番となる後編が楽しみ。
0投稿日: 2016.06.19
powered by ブクログ2015年に読んだ本。 ドラマは昔のも見たので、どんなもんかと原作を読んでみたら、今回のドラマの方が意外と原作に忠実な部分もあり・・
0投稿日: 2015.12.19
powered by ブクログ主人公の努力と才覚で成り上がる物語は痛快。 ただ女性に対する扱いは、あまり良いもんじゃない。 時代も価値観も違うので当たり前ですが。 2015 10 24
0投稿日: 2015.10.24
powered by ブクログ直向きに料理に打ち込む姿は素晴らしいと思った。如何に才能のある人間でも努力しなければ開花しないお手本のようなもの。 ただ、妻が可哀相だった。クズ男。
0投稿日: 2015.10.15
powered by ブクログ面白かった。 篤蔵が才能だけでなく、 努力で成り上がっていくのがいい。 今の世の中、 情報過多で未来の予測が立てやすい。 だから、夢を見づらくなってしまったのですが、 ぜひ生徒には大志を抱いて突っ走ってほしい。 もちろん口だけじゃダメ。 努力もできる人であってほしい。 がんばれ、若人。
1投稿日: 2015.10.15
powered by ブクログ201504/ドラマは未見だけど気になって読んでみたら面白かった。ひどい男だなって思う箇所もあったけど、時代も考えると相当の情熱がないとこれだけのことを成し遂げられなかっただろうな。
1投稿日: 2015.10.11
powered by ブクログ努力が報われた物語。 腕一本でのし上がって行く姿がすごい。もちろん順風満帆ではなく、様々な困難を超えて。
1投稿日: 2015.09.27
powered by ブクログドラマがとても面白かったので、原作読んでみました。 ドラマ以上に面白い。 明治の時代の背景とともに裕福な家庭で育った篤蔵がゼロからはじめる料理人の世界。 佐藤健君なら、ただ突っ走るだけのドラマの中の篤蔵では無く 原作の思慮深く野心強い篤蔵の方も上手に演じたと思う。 最近のドラマは三か月で終わらせるから、端折り単純なお話になってしまうけど こういうおはなしをじっくり大河のようにやれば、良いドラマになるのになぁ などと考えながら、下巻にいきます。
1投稿日: 2015.09.02
powered by ブクログ佐藤健が出ていたドラマがすごくおもしろかったので原作を読んでみた。篤蔵の性格がおもしろおかしく書かれていたのはドラマのほうだったが本を読んでみると当時の日本の風景がわかってよかった。妻のおふじが訪ねてきた話、吉原の話がでていて明治で妻がいてもこんな時代だったのかと改めて思った。
1投稿日: 2015.08.31
powered by ブクログドラマ化されてヒラ積みされていたため購入。主人公の歩みが面白いだけでなく、筆者の書き方がとても読みやすくつるっと読める。他の本も読みたい。 主人公がまだ洋食が珍しい時代に、こつこつと仕事をしながらも自分がよりよくなるための修業先、フランス留学と志を形にすべく自分の道を切り開いて、修行していく様子が勇気づけられる。
0投稿日: 2015.07.14
powered by ブクログ退屈しないで読み終えた。でも、面白いかと言うと…? 出来事が淡々と描写された新聞を読んでいる感じ? ※'17/5/1(?)売りに出す
0投稿日: 2015.07.12
powered by ブクログ佐藤健の好演でいいドラマになってるものの原作。まだ東京で経験を積んでいるところまでですが、ドラマは要素を取り出して、話を大きくしてたんですね。確かに原作のままのドラマにしても面白くないかも。結構料理人の歴史的(?)な説明が多い。篤蔵は自己中ではあるけど、ドラマほど極端ではない。
0投稿日: 2015.07.12
powered by ブクログ終始、この人いつ天皇様におつかえするのかしら…と思いながら読んでいたらつかえずに上巻終わってしまった…。まあことはそんな簡単ではないかと。伝記だと思わずに読んだもので、小説だと思っていてんー微妙とか思っていた、すみません。しかし、一つのことに打ち込む大切さがわかるなあ。
0投稿日: 2015.06.12
powered by ブクログドラマで知って、読んでみた。 田舎の村から飛び出して店を2件クビになって、精養軒で働き始まるまで。 修行中の姿勢とそれ以外の姿勢がまるでちがうひとだったみたい。ドラマの方が美化されている。 料理人は今ほど尊敬されておらず端くれ者の吹き溜まりだったことは知らなかった。
0投稿日: 2015.06.11
powered by ブクログ天皇の料理番(厨子長)を務めた秋山徳蔵の伝記小説。 主人公の高森篤蔵の立身出世物語。篤蔵に肩入れして読むと、非常に男の出世欲をくすぐるようなお話。 「負けじ魂」が痛快。 篤蔵が故郷越前武生を出て、華族会館・「バンザイ軒」を経て精養軒で働くまでのお話が前編。 サクサクっと読めてすぐに後編を読みたくなった。
0投稿日: 2015.05.28ドラマ原作
「料理人は、単なる職人ではなく芸術家と同じである」との信念のもと、宮内庁の初代の総料理長になった秋山徳蔵の伝記です。ドラマとはまた違った面白さでした
0投稿日: 2015.05.26
powered by ブクログ☆2015年5月22日 現在ドラマ放映中の原作。 1979年初版発売、翌年、堺正章主演でドラマ化。 そのドラマを、大変印象深く見ていた。 華族会館修業時代の同僚が明石家さんまと加賀丈だったことは完璧に忘れていたけれど、研究熱心で破天荒な料理人の立身出世物語に、子供の私でも夢中になった。 原作は、わりと淡々としている。 修業する人の心得みたいなものが分かりやすく書かれていて、そのへんが特に面白かった。
0投稿日: 2015.05.24明治の話を昭和の文章で平成の時代に読む
原作とドラマの間の細かいストーリーは異なっていますが、中味はどちらも面白い。 特に、篤蔵の心の動きや、その志は、原作の方がリアルな印象を受ける。 ドラマを見た方は、別物として読んでみたら良いのではと思います。 日露戦争前後の時代背景も丁寧に描かれていて、その時代の風俗や、人々の考え 方、丁稚奉公の実態等も非常に興味深い。今で言うと、ブラックな職場の一言なの だろうが...
0投稿日: 2015.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマ化ということで読んでみました。 西洋料理に衝撃を受けて東京に出て料理人を目指す話。篤蔵のまっすぐすぎる性格から多々人とぶつかり、お店を転々と変わるも(ここがドラマでは端折られてる?)、周りの人に助けられ成長していく。上巻ではまだまだ下積み時代といった感じ。下巻でどうなるのか楽しみー。 個人的にはもっとおふじに気をかけて欲しかったんだけど。。。ちょっとかわいそう。
0投稿日: 2015.05.08
powered by ブクログ相手をよく観察して、一歩先を読んで先に準備をしておいて、相手の技術を真似る…… できたら素敵だなぁ、とは思うけど、篤蔵みたいにはできんよなぁ。 篤蔵にはそれができたからこそ天皇の料理番になれたんだろうけども。 料理の発展の様子、街の風俗・習慣が細かく説明されているから想像で補いながら読みやすいです。 吉原で振られる理由が今では考えられない理由でかわいそうだったけど、新しい概念が入ってきたときはみんなそうなるよなぁ、と思ったり。 個人的には田辺軍曹が好き! 今のところ、喧嘩しかしていない篤蔵ですが、どうやって天皇の料理番まで上り詰めるのか……後半も楽しみです。 篤蔵役は佐藤健ではないと思うんだけどなぁ(笑)
0投稿日: 2015.05.07
powered by ブクログ味などの秋山徳蔵さんのエッセイが好きだったこともあり小説も購入。天皇の料理番になる前に、こんな破天荒な青年時代があったことに驚き。明治から昭和にかけての時代の空気感なども伝わってきて興味深い。
0投稿日: 2015.05.06
powered by ブクログTBSの初回2時間スペシャルが面白かったので読んでみました。細かい設定は違うんだけど、篤蔵さんの破天荒ぶりは面白い。当時の日本の西洋料理人の世界が垣間見える。
1投稿日: 2015.05.04一料理人のサクセス・ストーリー
秋山篤蔵という実在の人物の生涯を描いた歴史小説です。 頑固で真摯で朴訥な一料理人のサクセス・ストーリーともいえる内容です。 ノンフィクション小説を得意とする著者の見事な筆力によって、人間味あふれる主人公の悲喜交々が、生き生きと描かれています。 秋山篤蔵という人物を知らず、またノンフィクションであることを知らなくとも、むしろ知らないからこそ、じゅうぶんに楽しめるのではないかと思います。 私は20年以上も前に読み、以来、本棚の一角を所有し続けています。読み終わっても手元に置きたい、何度でも読み返したい、そんな小説の一冊です。 また、過去には幾度かドラマ化されていますね。
3投稿日: 2015.05.03
powered by ブクログドラマ化されるというので読んでみた。福井の田舎の少年が、西洋料理人になろうと東京に出てきて修行しているところまで。血気盛んな少年なので、ぶつかるところもあるけれど、夢に向かって勉強熱心なので上達も早く、先輩やボスの覚えもよいとのこと。家が裕福だけど次男なので、養子の話やらそれに絡んで早くに結婚したけれど、妻を置いて東京に。養家の事情もあって家を出て、妻とは別れる方向になるのはいいけれど、せめて妻に対して少しは「すまない」という気持ちを持ってほしいなぁ、とそれだけがちょっと気になった上巻。
0投稿日: 2015.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
料理と歴史という珍しい組み合わせの歴史小説。 ストーリーは福井県武生出身の少年が生まれて始めて洋食に出会い、西欧料理の世界に入っていく様を描く。 あまり感情移入できず、次を読みたいとは思えなかった。 だから星二つ。 料理人の世界が荒々しいものだったのは以外。
0投稿日: 2015.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書店をウロウロしていたら、平積みされていたのを発見。ドラマCMを観て面白そうと思っていた&作者が同郷という単純な理由で購入。 上巻、あっという間に読破。 主人公は頑固で真っ直ぐで人に取り入るのが上手、素直な面も持ち合わせている(これら、良くも悪くも) 1人前のコックになりたい!その揺るぎない強い情熱を胸にどんな事も吸収するし、勉強するし、チカラを注ぐ。そんなひたむきな部分と熱中できる事があるのは、読んでいて何とも羨ましく感じる。プラス、主人公の人生を変えるキーパーソン達との出逢いも、その情熱が引き寄せたもののように思える。上巻の最後の方には今も老舗として名高い精養軒でも修行する事に。 引き続き、下巻でも主人公がどのようにしてサクセス・ストーリーを歩んで行くかが楽しみ。
1投稿日: 2015.04.17
powered by ブクログ大の贔屓の佐藤健くんが主演でドラマ化されるとか(評判のよいマチャアキ版は残念ながら未見)。放映を待ちきれなくて原作を読み始めたら、これがかなり面白い。やんちゃくれで一途な主人公のキャラは健くんにぴったりだ~! しかし、蒲柳の質の兄役にムキムキ男の鈴木亮平はミスキャストでは?と思って予告動画を見てびっくり、ちゃんと病弱に見える! 頬のこけ方からしてかなり減量したと思われるが、体格まで別人のように見えるのは彼の演技力によるものだろう。 下巻を読むまで内容に対する評価は保留。
2投稿日: 2015.04.09
