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異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女
異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女
谷瑞恵、詩縞つぐこ/集英社
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総合評価

116件)
3.7
20
33
37
7
1
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    もともと昔から絵が好きだったけど、図像学というものはこの本を読んで初めて知った。読んでいるうちに図像の恐ろしさを感じつつ、新たな絵の見方にも気づいたような気がした。 千景と透磨の関係性がこれからも気になるし、キューブの仲間になって私も美術品に関わってみたいなと思った。

    1
    投稿日: 2024.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵画の実物の絵が無いので想像しなければならないのが少し難しかったが、 文章は読みやすく、登場人物も個性的な人が多く、楽しく読めた。 でも展開がゆっくりで、半分過ぎてもゆるゆると話が進んでいく印象。 シリーズ物の初巻なので、2巻以降はもっとさくさく展開していく感じなのかな?と考えたり。 たまに台詞だけで進むときに、これは誰の台詞?となるときがあった。 各キャラクターを忘れない内に、2巻、3巻と読んでいきたい。

    1
    投稿日: 2024.05.17
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    久しぶりに手に取った、谷瑞恵先生の小説。 今回は美術ミステリー。 美術の心得がないので私には少し難しかったけど、心理描写や思考がわかりやすく表現されていたので読みきることができました。 クライマックスからラストの、少し愛情が感じられるふたりの関係性が好き。甘さ控えめだけど、巻数が進むにつれて恋心が芽生えていくといいな。

    1
    投稿日: 2024.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美術のこと、図像学など私には馴染みのないことでしたが、1人でもみたいな千景が今後人と関わって変わった行くのだろうなと思って続きも読むと思います。 京兄さんがあやしい、とずっと思っていました。

    0
    投稿日: 2024.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図像学というのは初めて知ったので勉強になりましたが、話の内容が2時間ドラマっぽくてがっかり。 それに千景の悲劇のヒロインっぷりが個人的には鬱陶しかったです。 (2023/10/8、他の読書管理サイトからお引越し。レビューは読了日に記録。)

    0
    投稿日: 2023.10.08
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    「思い出の時修理します」がとても好きな本なのと、表紙イラストに惹かれて購入。図像術という今まで知らなかった分野に興味が湧いた(ダヴィンチコードみたいなもの?)。ただ、千景が天才だとしても18歳で修士取得済みというのは流石に飛び級させすぎでは?22歳で取得ならなんとなくわかるが、、おばあさんの影響や過去のこともあり言動もとても大人びているので、18歳設定にしなくても…と思う。透真が千景を思う気持ちも説明があったが、それだけで生涯守ると思える?もう少し説明がほしかった。ただ今後の展開も気になるので続編も読んでみようかな

    2
    投稿日: 2023.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図像学という研究分野を初めて知った。興味深いが怖がりな自分には難しい学問かもしれない。 千景の過去の事件。両親のことを愛せない。その分、祖父母はよくしてくれた。日本では変わった子でしかなかった千景。イギリスで飛び級で修士号が取れるくらいの秀才。それでも年上の人に交じって学問を追及する大変さがあったようだ。 今回は盗まれた絵を奪還するお話。何やらその絵には謎の図像があるようで・・図像学者の千景に協力依頼が入る。幼いころ、千景を救ってくれたのは? すごく大人な女性のように話すが、主人公は18歳の設定なんだ。飛び級するだけある。もっと18歳らしく生きれればいいのにね。

    7
    投稿日: 2023.07.27
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    美術のことは何の知識もないわたしが読んでも、ミステリーとしてとても面白い。 図像学というものを初めて知った。 透磨と千景の関係性がよく、今後どうなっていくのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2022.12.05
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    作者買い。昔から大好きな作家さん。 ミステリーですがキャラクターの魅力、ストーリーの魅力は健在。ついつい読み進めてしまう作品。

    0
    投稿日: 2022.08.24
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    本屋さんで特集が組まれていたので試しに買ってみた本。キャラも魅力的で、絵画の隠れた魅力も知ることができて、続きも早速買ってきた。 主人公のツン加減が良いです。 2022.8.13 112

    1
    投稿日: 2022.08.13
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    「呪われた図像と名画」 盗まれた作品は普通の絵画では。 見ただけで相手の心理状態に関係なく良くない方へ操る事が出来るなど、悪用しようと考える者が現れるのも時間の問題なのでは。 「六人目のキューブ」 取引相手を誘い出すために考え。 これだけ緻密に用意したはずの舞台を偶然が簡単に壊してしまっては、どれだけ多くのプランを考えても無意味に終わりそうだな。 「愚者の寓意」 ついに見つけた片方の絵画には。 目立つ取り柄がない変わり者に見えていたが、これだけ大胆なことが出来たらメンバーとしての役割を十分にこなしているのでは。 「誘惑者」 相変わらず間の悪い者の言動は。 いくら作戦を知らないとはいえ、偶然居合わせてタイミングが最悪の時にばかり現れると流石にうんざりしそうだし嫌になるよな。 「五つのシンボル」 探し求めていた問題の絵画には。 どうやって知ったのかは分からないが、絵画の意図を理解し使用しようとしているのであれば悪意がある事だけは明確であるよな。 「愚者の黙示」 半狂乱になり暴かれた罪状とは。 見てしまったものの末路とは言えど心理的に攻撃されるのは、どれだけ屈強な人間であれど耐え切れない時がくるのではないのか。

    0
    投稿日: 2021.11.09
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    元々西洋美術が好きだったけど、この本でアトリビュートのとこを知ってさらに好きになった 読んでいて楽しいし知識も蓄えられる

    0
    投稿日: 2021.04.29
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    ミステリー要素とちょっぴり恋愛要素があるのがよかった!美術がそもそも好きだから絵画ミステリーっていうジャンル面白かったし、難しい描写も西洋美術史の授業取ってたおかげで理解しやすくてとても好きな小説だなーと思った。 図像術が隠された絵を見てしまったらどうしようって怖くなった笑

    0
    投稿日: 2021.01.25
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    絵画を題材にした美術ミステリ。 ダン・ブラウンのロバート・ラングドンシリーズを連想しました。絵画に残されたシンボルを元に謎を解き明かしていく。 ミステリ要素だけでなく、主人公とその幼馴染の両片想いの関係もキュンとして楽しめました。 シリーズもの。

    0
    投稿日: 2020.12.12
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    著者の本は別シリーズを読みかけてるはずなんやけど(「思い出のとき」)こちらも二年前に途中まで読んでいるので、何巻まで読んだのか思い出せない…。 読んだ本メモには残してるはずなので、ちまちまブクログへ整理しつつ、(わたしにとっての)最新刊のメモを探している。笑 と、いうことで、違うシリーズを新たに読んでみることにした。 絵画ミステリって、めっちゃ面白そう。世界的に有名なアレはもちろん読んでへんけど(笑)、果たしてわたしについていけるかしら…、と、思ったら、なかなか難航した。笑 何って、やっぱり絵的に想像が全然できひん! まだこれなら、小説を題材にして読み取っていくビブリアシリーズのほうがわかりやすかった。 つくづく、わたしには絵的な想像力が欠けてるんやなあと思った。 でも、この小説が面白くないというわけではない。むしろめっちゃ面白かった。 絵で想像できないぶんは文字で想像するしかないのだ。視覚から訴えてくる精神に直接響くような恐怖って、どんなんなんやろう。 見たいとは思わないけれど(笑)、そういうものがある、ということは文章として知った。 絵を見て想像することはわたしにもできるのだ。 作中でも書かれていたように、文字が生まれる前から絵は存在していたのだから、絵で情報を理解するというのは本能的なもの、と、いうのも納得できる。 わたしができないのは、そうやって入ってきた情報を(自分の頭の中でさえ)絵をして組み立てることができない。 めっちゃできない。笑 それにしても、千景ちゃんのキャラがめっちゃややこしい…。情緒的にこの子がどうにも馴染みにくくて(それにも理由があるんやろうけど)、あれ、著者ってこんなややこしい人を書くような作風やっけ? と、思った。 その他のキャラはみんな面白い。 キューブの面子で謎解きをしていく過程も、 「どこかで見たことがあるな…」 と、思ったら、怪異といい、それにまつわる人間とそれらの謎を解決していくさまがクトゥルフのシナリオみたい。 情報がぽんぽん出てくるからかな。それはそれで、面白いな~、と、思った。 そうなのよね、情報がぽんぽん出てくる。 作中の会話から、 「え? この話、すでにしてたっけ? 伏線あった?」 て思って戻ってみても、ここで初めて出てる気がする…。それなのに作中のキャラたちは 「すでに知っていること」 と、して扱っているので、なんというか後出し情報が多いな、とも思った。 (別にいい) (リズムもいいし、慣れればスピーディな展開がいい) 千景ちゃんの幼少時代が鍵なのよね~…。 両親の話は重すぎる。こういうネタは刺さる。両親と千景ちゃんの関係がハッピーエンドになることは期待していないけど、なんらかの決着はつけてほしいな。 親子関係で子ども目線で見る一番やるせないことは、「親は結論を出して納得してるけど子どもは置き去り」と、いうパターンやと思うのよね…。 親が思う以上に子どもは理解してるし、自我がある。子どもの意見も聞かねば…(と、いうところが刺さる)。 千景ちゃんの環境は極端としても、親としては子どもによかれと思ってしたこともまったく逆で捉えられるパターンもあるわけやし、ほんま、社会的なルールを逸脱せん限りは子どもにとって納得する結論を出していかなあかんよね。 いや、あかんことはあかんけども…。 あと、この話はなんとなく横浜あたりが舞台なのかと(そのわりには関西の雰囲気も感じなくもない…?)思ってたら、最後に「世界一の吊り橋」が登場したので、えっ神戸なの? と、思った。 架空の場所やろうけど、ある程度モデルにしてる地域はあるのかな、と…。 ■■■■ ■イコン 正教会でキリスト、聖母、聖人などの聖画像にしたもの

    0
    投稿日: 2020.08.14
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    図像には見る人の心を狂わせるものもある。そしてそれはほかの特定の絵を一緒に見ることで打ち消せることもある。イギリスで図像術を学んだ天才少女千景は、帰国すると異人館画廊に住むことになる。そこでは見ると発狂するという絵を探してほしいと言われ…… 千景と透磨、警察官の兄ちゃんの関係性が楽しい。幼き日のあの思い出がクリーンヒット。

    0
    投稿日: 2019.05.20
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    図像術、よくわからない分野なのに楽しく読んでしまった。絵が見える訳でもってないのに、伝わってくるってのが面白いなぁ。 思い出の時とは、ちょっと違う雰囲気。 続編を読もうっと、と思った。

    0
    投稿日: 2019.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森若さんにハマって久々にラノベが読みたくなり、手にとった1冊。 (多分)横浜の奥に佇む異人館画廊、港町、18歳でイギリスの大学の修士をスキップで卒業した天才少女、絵画にこめられたイコン(図像)、西洋美術、美味しい紅茶とケーキ……。 女子の好きなものをこれでもかと詰め込み、しっかりと作り込んで世界観を成立させているのはさすがというか。 主人公と相手役がお互いツンデレ同士で、ムズキュンがやばい!

    0
    投稿日: 2019.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図像学っていうのは今までよく知らなかったからどういうものか知れて面白かった。絵に隠されたものを読み解くところが読んでて面白かった。美術×ミステリーって読んだことなかったからどんな感じなのかなと思ったけど面白くて良かった。 千景と透磨のキャラ自体もいいけど関係も私的に凄くいいなあと思った。どう変わるのか楽しみ。事件の解決としては後味が悪い内容だったけれど、それがまた物語の終わりを感じさせなくて次が読みたくなった。

    0
    投稿日: 2019.02.14
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    図像学というのは初めて知ったが、なかなか興味深かった。 人付き合いの苦手な千景とその幼馴染の透磨。 千景の生い立ちの謎が少しだけ解けて、微妙だった透磨との関係に親展の兆しが見えたラストシーンであったかい気持ちになれたかな。

    0
    投稿日: 2018.10.12
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    英国帰りの千景と図像学を利用した呪いの絵と祖母が経営し仲間たちの集う画廊。ストロベリーやバニラの紅茶や、千景のお守りの銀の小鳥や馬車等のチャームが幾つもついたブレスレットが華やか。画廊を手伝う劇団員の瑠衣のアリス風他の衣装も楽しい。でも物語や親がいない千景が自分を重ね反発する所には寄り添えなかった。

    0
    投稿日: 2018.10.10
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    英国で図像学を学んだ主人公・此花千景と画廊を営む幼馴染の西之宮透磨を中心とする”キャラクター文芸” ―― https://bookmeter.com/reviews/47175901

    0
    投稿日: 2018.06.21
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    谷さんの作品やし、絵も可愛いなって読んでみたけど、うーん。笑 モチーフを読み取るのはすごい面白いけど、なんかぱっとしない感じ?シリーズものやからハマれたら良いなって思ったけど、2作目は無しかな・・・

    0
    投稿日: 2018.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 死を招く絵画に隠された暗号とは!? 美術ミステリー!独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像(イコン)。英国で図像学(イコノグラフィー)を学んだ千景は、祖父の死を機に日本に戻ってきた。祖母が経営する画廊には一風変わった仲間が集っており人付き合いの苦手な千景は戸惑うばかり。そこで千景はある盗難絵画の鑑定を依頼されるが、仲介者が昔から気の合わない幼馴染みの透磨だと知って…!? 呪いの絵をめぐるミステリー!! 【感想】

    0
    投稿日: 2017.08.07
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    評判が良かったため購入。図像学をテーマにしており珍しい。元がコバルト文庫なだけあって少女漫画の文脈になっている。両親から疎まれ幼い頃誘拐され、祖父母に育てられて英国で留学していたヒロインが日本に帰国して……というものだが、約束されたいい人がいるところや、その人が一見いじわるだけど実は優しいところとかがとても少女漫画ちっくだと思った。図像学もそんなに興味を持てず。公になっていないだけあって曖昧な学問なのね。

    0
    投稿日: 2017.03.22
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    一応ミステリー?絵の中にひそむ図像を読み解く女の子と、画廊のオーナーの男の子と、その仲間のお話。ちょっと展開がどうかなというところもあるけれど、美術の話は好き。 2017/2/27

    0
    投稿日: 2017.02.28
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    本書で初めて「図像」という言葉を知りました。図像については、話の中で詳しく説明されていてわかりやすかったです。話はこの図像が使われた呪いの絵画をめぐるミステリ。美術が好きなので、私は好きな内容でした。濃いキャラクターが多いですが、中でもやっぱり千景と透磨の関係性も今後どう変わっていくのか気になります。

    0
    投稿日: 2017.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わりました!やっとです…やっと! 絵をじーっと眺めたり見たりするのが好きなので 文章だと想像することしか出来ないけど 情景を思い浮かべるの楽しかったです☆ 動物とか人や風景。。 どんな姿をしていて どんな風にすごしているのかどうか 絵には色んなモチーフの意味が隠されている…… 私もどんな意味が込められているのか そのモチーフの意味とか興味深かったです! 知りたくなりました。。 呪われた絵って本当にあるのだろうか 物語は緊迫な雰囲気だったけど、 図像のこと勉強になりました! こういう美術に密着!みたいなストーリーを 読んだの初めてかも。。 読書の秋にいいかもしれないですね これで繋がりました。。 (最初、この本が1巻だとは知らずに 先に2巻を途中まで読んでしまったので…気づいて良かった。。) 絵も重要だけど。。 忘れてはいけないのは登場人物! みんな個性的で…どんどん引き込まれました(〃ω〃) こういうチーム素敵です☆ 私も異人館画廊へ行ってみたくなりました☆ 何も考えずにのんびりしたいな。。 千景と透磨の恋模様も見逃せない! 二人の会話がもう絶妙ですね キュンとするところもあって この後どうなるんだろうなと 読んでいる手が止まりませんでした//// 私も。。忘れてはいけない大切な事を忘れてしまって 後悔した経験があるから どうしてあの時、思い出せなかったんだろう… そしたら傷つけるようなこと言わなかったのに。。 千景が幼い頃に誰かと一緒に遊んだ事を 思い出そうとしているシーンは 私みたいに取り返しのつかないことになってなくて 良かったと読んでいてそう感じました。 千景は透磨のこと どう思っているのかな。。

    0
    投稿日: 2017.01.23
  • 学べて、ほっこりして、ハラハラドキドキする

    世の中には見ただけで絶望的になり、見た人を自殺に追い込むような呪われた絵があるという。そんな絵と対になった絵がフランスで盗まれて、日本の裏社会で売りに出された。 そのような呪われた(図像術がつかわれた)絵をイギリスで学んだ18歳の女の子此花千景は幼馴染で画商の透磨とその仲間たちと2枚の絵画の行方を追う。 絵画に関して初心者でもちょっぴり美術について学べて、高飛車な千景とひねくれものの透磨の微妙な関係にほっこりし、呪われた絵が悪事に使われないうちに無事に回収できるかハラハラドキドキするストーリーです。

    1
    投稿日: 2017.01.22
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    シリーズものは途中で飽きてしまうから、敬遠していたがこれだと最後まで読めそう。 物語自体もスパイス程度の謎が含まれており非常に読みやすい。 …透磨と千景の関係が!!!

    0
    投稿日: 2016.12.02
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    以前、深層心理学の授業でのプレゼンテーションの題材に図像学を選んだことがあったので読んでみました。 ちょっとミステリー風なライトノベルという感じで、少女漫画を読んでいるような感覚で読めてしまいます。 ただ、私は少女漫画を読んでも全然ときめかないタイプなので 苦笑 今回もふ~んそういう展開になるのねという感じであまり夢中にはなれませんでした。 どうやら、続編もあるよう。 図像学をテーマに扱い分かりやすく物語に織り込んでいる点は面白いと感じたので、気が向いたら読むかな。

    0
    投稿日: 2016.10.05
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    読了。 図像学という言葉を知らなかったのだけど、例えば、西洋美術を鑑賞する際の決め事のような「ハトは平和」「油壺を持つ女性はマグダラのマリア」などなどそういったことだろうか? 話は他の作品同様、読みやすく物語に引き込まれて一気に読んでしまった。 図像学と推理小説。面白い組み合わせ。登場人物の人間関係もあり、続きが読みたくなる。

    0
    投稿日: 2016.06.16
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    図像学って初めて聞いたので作者が考えたものだと思っていたんですが本当にあると聞いて驚きました!絵のモチーフから意味を見出したり、見た人の意識に訴えかけることが出来るなんてすごいなあと思ったし、図像学についてくわしく知りたくなりました!口は悪いけどやさしさが見える透磨くんがひたすらかっこよかった…

    0
    投稿日: 2016.04.14
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    続くの解ってるから続きが気になる。 二人の関係性はどうなるんだろう。 欲を言えば図像の絵が欲しい。

    0
    投稿日: 2016.04.12
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    図像学という聞きなれない言葉だったが、わかりやすく表していて、加えて絵画ミステリーの面白さがある作品だった。図像学から導きだされる謎が興味をそそられてしまうほどである。美術に詳しい方ではないが、すらすらと読みやすい作品。千景始め、画廊の人々のキャラクターも特徴が表現されていて物語に欠かせない存在感を出しているのが良かった。ツンデレだったり、なんだか頼りないなと感じたりする場面もあったが、一枚の絵から靄がかかって見えないものが見えてきたり、西洋との違いが図像学にも現れているのかなど楽しめる要素があって良い。

    0
    投稿日: 2016.02.29
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    図像学という耳慣れない学問で、絵画に込められたメッセージを読み解いていく美術ミステリー。 美術に疎い私でもサクサク読めた。ただ、18歳で博士号を取得した秀才で、早熟で生意気な少女という主人公・千景のキャラに、なかなか感情移入がしにくかった。それでも、少しずつ仲間に心を開いていくところや、幼い頃に起きた誘拐事件のせいで心に傷を負った千景と透磨の今後の関係には期待。 あと、明記はしてないけど、舞台が神戸みたいなので、街並みや観光名所など、思い浮かべながら読むのも楽しい。 絵画に描いた物によって、見る人の深層心理に働きかけ、自傷行為を誘発するような影響を与える。正直半信半疑なとこはあるけれど、実際にそういう学問があることを初めて知り興味深かった。

    0
    投稿日: 2016.02.12
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    「思いでのとき」シリーズが好きで、同じ作家さんということで読んでみました。 個人的には美術にそれほど興味がなかったからなのか、あまりサクサク進みませんでした。。 でも美術に詳しくなくてもわかりやすく書いてあったので、読みやすくはありました。

    0
    投稿日: 2016.01.24
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    主人公どちらかの一人称で書いた方がよかったのかも?と読み返して思いました。千景ちゃんのキャラが意味不明すぎてまるで入り込めないので・・・。慣れたら面白いと思えるかも。全体の雰囲気自体は少女趣味的で素敵。人物紹介の巻ですね。思い出の~シリーズの方が個人的には合っているようです。

    1
    投稿日: 2016.01.01
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    宗教画を見るときに誰なのかを判別するために持ち物に注意していたけど、図像学という言葉をは、の本で初めて知った。危険な図像があるかどうかはともかく、図像のことや登場人物の過去がストーリーに上手く絡ませてあって読みやすく面白かった。もっと勉強して、作者が絵に込めたものを読み取れるようになりたい。

    1
    投稿日: 2015.12.16
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    図像学という聞きなれない学問を使って、絵画の謎に迫るシリーズ、第一弾。 絵画に仕掛けられた呪いとは、そしてそれを打破するためにはどうしたらいいのか? 過去に謎と傷を持つ天才少女と、その幼馴染、そして怪しげなクラブの面々。 放っておけない魅力を持つ少女に、ぶっきらぼうな幼馴染。 少女漫画の王道ともいえる設定だが、ミステリとしては本格的。 西洋絵画に描かれる持ち物(アトリビュート)は有名なものではりんご、羊、孔雀、車輪など。 文字を読めない人々が大半だった時代には、決まった持ち物を描き入れることで、これが一体誰でどんな意味を持っているのかを伝えていた。 その意味のある物を組み合わせることで、画家はさらにメッセージを伝えた。 有名な画家の有名な主題をあえて使うことで、現実世界で本物を見る楽しみもある。 さて、呪いの絵画とは一体どんなもの? 今回はゴヤの「愚者の船」。 愚者はタロットにも使われており、そのまま愚かなもの、という意味も持つが、実は幅広い意味を持たされている。 手元にある『美術シンボル事典』では「、真実を言っても冗談の形を取る限り罪には問われない者」という表記もある。 この絵が呪いの絵画なのだろうか? だとしたら一体なぜ? 呪いの絵画を見てしまった者は何に怯えているのか? 私たちが美術品やその他いろいろな者から得ている情報は思っているより多く、次第に心の奥底に溜まっていく。 もちろん悪い影響ばかりではない。 自らを助け、導く助けになる物もたくさんあるが、この呪いは自分の中にある黒い感情を呼び起こすのだ。 それが自分自身を追い詰めていく。 悪は自分を削り、蝕むもの。 それを手懐けられるはずもない。 千景はそれをよくわかっているから自分を許せず、他人と関わろうとしない。 でも、もし、自分と向き合えたのならば。 彼女の成長を見守りながら、妖しい魅力を放つ絵画の世界を楽しみたい。

    0
    投稿日: 2015.12.03
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    [内容] 独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像。英国で図像学を学んだ千景は、祖父の死を機に日本に戻ってきた。祖母が経営する画廊には一風変わった仲間たちが集っており人付き合いの苦手な千景は戸惑うばかり。そこで千景はある盗難絵画の鑑定を依頼されるが、仲介者が昔から気の合わない幼馴染みの透磨だと知って…!? --- 嫌いではないけど、それほど好き!ってわけでもなかったかな。千景も可もなく不可もなく…あまり感情移入はできなかった。一冊でお腹いっぱい、次回作はちょっと見送り。

    1
    投稿日: 2015.11.05
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    ■死を招く絵画に隠された暗号とは!?美術ミステリー!! 独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像。英国で図像学を学んだ千景は、祖父の死を機に日本に戻ってきた。祖母が経営する画廊には一風変わった仲間たちが集っており人付き合いの苦手な千景は戸惑うばかり。そこで千景はある盗難絵画の鑑定を依頼されるが、仲介者が昔から気の合わない幼馴染みの透磨だと知って…!?呪いの絵画をめぐる美術ミステリ!!文庫書き下ろし。

    0
    投稿日: 2015.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    谷瑞恵の新作。伯爵と妖精で培ったイギリス文化の知識が絵画というジャンルで再構成されている。 舞台は現代だけど、主人公の千景はリディア並に頑固で、人間関係を苦手としている18才の女の子。7歳時に起こった誘拐事件以前の記憶がなく、両親を憎み、祖父から学んだ絵画に込められる図像学を専門に飛び級して大学に入ったというとびきり変わった経歴を持つ。 そんな中、見ると不幸になるというゴヤの絵が盗まれ、日本にあるという情報が彼女の天敵、西ノ宮透磨にもたらされる。 彼はそういった絵画を収集する集まりキューブを結成していた。 不幸をもたらす絵を放置できないと、自分も調査にのりだすが、対人が苦手な主人公は、絵さえあれば一人でいい、となかなか頑なな態度になってしまう。 周りの人物たちが大人で、早熟で頭の回転が早い割に不安定な情緒の主人公を理解してくれるからうまく回ってるけど、ただの同級生だったら絶対に嫌煙されるか、浮いてたと思う。なまじ美人だから余計に。 こういうワケありな過去を持つ人と付き合う度量ってどうやったら身に付くんだろう。 たぶん平穏を求める人にとって、和を乱す、トラブルを起こすものに対してイライラしてしまうのはしょうがないのかなと思わなくもない。(自分とテンポが合わない人っているし…) そんな両親に疎まれてしまった主人公がどんな風に絵画と、そして透磨と向き合っていくんだろう。

    0
    投稿日: 2015.09.27
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    英国で図像学を学んだ千景は、 祖父の死をきっかけに帰国。 昔から気の合わない透磨をはじめとした キューブの面々と盗難絵画を取り返すため、 絵の鑑定をすることになるが…。

    0
    投稿日: 2015.09.07
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    (27.08.14) 二度の挫折。今回初めから読み直して一気に読了。毎回心には残るが、独特の雰囲気のため、乗らないと進みにくい。丁寧に読むと言葉の深みを感じることができる。 今まで触れたことのない美術についての題材は興味深くて、おもしろい。古風で、洋風で、神秘的な雰囲気が魅力的。 透磨や周りの人たちが千景を大切に思っているのが伝わる。 まだ謎のままのことも多いため、続編が気になる。

    0
    投稿日: 2015.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図像術そのものが、文面だけでは、なかなか伝わってこないのが、少し残念だった。千景と透磨との恋の行方は、予想通りの展開だった。

    1
    投稿日: 2015.08.02
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    絵を読み取る勉強をして海外から戻ってきた少女が、幼馴染の透磨と一緒に事件を追う話。まだシリーズ始まりだからか、イコノグラフィーを読み解くシーンが、最後の最後でやっと出てくるので、途中までただの女の子状態でもう少し早く違う絵でも発揮してほしかったような。なかなかないから仕方ないのかもですが。二人の距離感が少しだけ縮んだようなので、この関係がどうなっていくのか続きは気になります。

    1
    投稿日: 2015.07.29
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    絵画に込められた独自の意味を読み解く“図像術” ものすごーく興味深い! が、話の内容的には分かりやす~い展開。 もっと図像術にフォーカスした内容を期待してたので、ちょっと残念。 少女漫画のような軽さで、サラッと読める。

    1
    投稿日: 2015.06.23
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    いまいち主人公の性格が好みじゃなくて、内容とか設定的には好きだったのに、没頭できず。 利己的なKYは、相手が可哀そうだと思ってしまう…。 著者で惹かれ手に取ってみましたが、残念。

    0
    投稿日: 2015.06.19
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    出だしや設定は好みで、ふと気づけば物語の中に引き込まれている谷瑞恵さんの文章は相変わらず魅力的だったけれど、お話自体の面白さとしては微妙なところ。 主人公にいまいち共感できず、他の登場人物も個性的ではあったが十分に活かしきれていないと感じた。 「そもそも、図像術で本当に人を殺せるのだろうか……?」と引っ掛かりを覚えてしまったあたりで、この作品を純粋に楽しむことが出来なかったのかもしれません。 本作で回収されなかった伏線が気になるので、取り敢えず続刊に期待。

    1
    投稿日: 2015.06.05
  • 異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女

    『思い出の時修理します』という本を読んでから谷さんのファンになりました。 どの作品も独特の世界観が素晴らしいです。 『異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女』は 主人公 千景の過去のトラウマで複雑な人間関係になっていますが、気が強く歳上の幼馴染み?透磨のとの掛け合いがとても面白いです。 絵画が主軸ですが 絵の知識が無い私でもすんなり読めました。 本格的ミステリーでは無いですが とても読みやすいです。 そして最後には ほんわかするして 次巻も楽しみになりました。。

    1
    投稿日: 2015.05.29
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    美術的なことは興味深いけど、まあ、コバルト文庫だなーって感じの軽さ(いい意味でも悪い意味でも)。キャラが強すぎて少女漫画っぽさを感じた。恋愛小説として読めばかわいい。ミステリにしてはちょっと物足りない。

    1
    投稿日: 2015.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★3・5ぐらい。 図像学の専門家である少女が、盗まれた絵画をめぐったトラブルに巻き込まれる。 美術ミステリーを謳っていて、それなりにラストに蘊蓄も出てくるのだが、絵画鑑賞の目が弱いのか、いまいち。それを除けば、中高生向けのライトノベルとしては面白い。大人が読む小説としては片手落ち。 主人公の性格が悪く(幼い頃の事件と家庭環境が原因らしいが)あまり教養がなさそうなのに、十八歳で英国の大学で修士号で、しかも現地で研究職にあった、という設定にかなり無理があったので、前半部は白けてしまう。登場人物も、アニメか漫画のキャラっぽいテンプレ。 こういう教養系ミステリは、売れ筋だと思って編集者が二番煎じで企画したのかもしらんが、作家のその手の素養がかなりないと、うまく題材を料理できない。それが悪く出ている感じ。 そもそも表紙が画廊っぽくなく、ただの絵を飾った英国風喫茶店という感じ。描かれた絵が、ただの模様みたい。こんな画廊あるか! タイトルは「乙女イコノグラフィー」とか、そんな軽いので良かったんじゃないか。表紙と裏の粗筋から、祖父の遺言した相手が誰だか分かってしまうのでおもしろくない。 ミステリのわりに、あまりドキドキはらはらしなかったなあ。

    1
    投稿日: 2015.04.18
  • ケンカするほど仲がいい?

    「死を招く絵画」の謎をめぐり、若き図像学者とSな画商が活躍する絵画ミステリ。絵画がテーマといっても、小難しい解説などはなく、美術の知識がなくても十分楽しめます。 ヒロインの千景(19歳)は天才的な図像学者です。比較的気が強く、画商の透磨とは言い争ってばかりですが、ときどきズレた発言をするのが可愛い(英国暮らしが長かったせい)。対する透磨は千景を手の上で転がして遊んでいるように見えますが……本当は転がされているのは透磨のほうだったりして。二人の仲間である「キューブ」のメンバーも、それぞれの個性で話を彩ってくれます。 なにより面白かったのは、呪いの絵画に使われている図像術(図像学の応用)という技法です。ちょっとオカルトめいてはいますが、そこを含めてとても魅力的に感じました。

    5
    投稿日: 2015.03.29
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201503/article_9.html

    0
    投稿日: 2015.03.27
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    祖父の死をきっかけに英国から帰国した千景は、祖母が画廊を経営する異人館に身を寄せる。 画家であった祖父の影響で図象学を学んできた千景の元に、盗難絵画の鑑定依頼が舞い込む。 仲介者として異人館にやってきたのは、千景が苦手と感じる幼なじみの透磨だった。 2015年3月7日読了。 『思い出のとき修理します』がなかなか面白かったので、気になりました。 連作短編集かと思って読み始めたのですが、長編作品でした。 絵画や宝石、美術品を扱うミステリーは、わりと好きな方です。 この作品は絵の謎で読ませるというよりも、千景の生い立ちや透磨との関係性で読ませる作品だな、という印象でちょっと物足りなさを感じました。 続編が出ているので、そちらを読んでからの判断になりそうです。

    0
    投稿日: 2015.03.07
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    とても読みやすく面白かったです。 この本では「図像学(術?)」というものがキーワードになっており、それが特に心を惹かれました。 私はこの本で初めて知ったのでそういうものが実在するのかはわからないけれど調べてみたいです。

    0
    投稿日: 2015.02.27
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    「図像学」という技術を用いたミステリー。 絵画の奥深さに触れられとても興味深かったです。 ストーリーは少しときめきもあり、ミステリー要素もありという感じで軽く読めるのが良いのかなと思いました。 千景と透磨の不器用な恋愛の行方が気になる。。。 シリーズ化しているということで、今後の2人の関係性に期待。

    0
    投稿日: 2015.02.14
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    独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像。英国で図像学を学んだ千景は、祖父の死を機に日本に戻ってきた。祖母が経営する画廊には一風変わった仲間たちが集っており人付き合いの苦手な千景は戸惑うばかり。そこで千景はある盗難絵画の鑑定を依頼されるが、仲介者が昔から気の合わない幼馴染みの透磨だと知って…!? 呪いの絵画をめぐる美術ミステリ!!文庫書き下ろし。

    0
    投稿日: 2015.02.07
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    イマイチヒロインの性格が受け入れられず・・・。各キャラクターも個性的なのに魅力が発揮できていない。作者は好きなのでもう少し様子見です。

    0
    投稿日: 2015.02.07
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    2015/1/25bookoffで購入。 何とも不思議な本。 千景の記憶も、戻らないままなのに終わりなんて。と思ってたら次が出てました。

    0
    投稿日: 2015.01.25
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    どことなく中途半端な印象。図像にまつわる深いトリックを期待していたが、悪意を打ち消す絵がある程度で、絵である必要を強く感じない。 敵役の笠井のキャラが不明で存在感が余りなく、存在感がありそうな彰も後半はあまり出番がなく寂しい。 もし続編があるのならキューブメンバーによる、属性を活かした難事件解決ストーリーを期待したい。

    0
    投稿日: 2015.01.20
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    表紙のイラストが魅力的だったのと、「伯爵と妖精」シリーズの作家さんだということで手に取りました。恋愛要素が多めなのかな?と想像していましたが、ミステリ色が強めです。恋愛要素少なめでも面白い人物が多いので、楽しんで読めました。活字だけなのに芸術作品を上手に描写してくれているので、架空のものでも頭に思い浮かべることができました。主人公の絵は、一度絵として見てみたくなりました。表紙のふたりの関係が少しだけ進展したところで終わってしまったので、これからの展開が楽しみです。

    0
    投稿日: 2014.12.16
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    谷さんの作品の中でもきゅんきゅんというより、ミステリー要素が強かったです。シリーズ化してほしいです!

    0
    投稿日: 2014.10.27
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    ライトノベルです。 ライトすぎて、果たしてミステリと位置づけしていいのか微妙ですが、軽いのですぐに読み終えます。 美術の中でも、独自の意味を背景や小物に書き込む手法である、図像について詳しく書かれているので、その辺は面白い。 詳しくと言っても論文みたいではないので、わかりやすい。

    0
    投稿日: 2014.10.26
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    絵を読み解くミステリーかと思ったがちょっと思っていたのと違かったが話は面白く読めた。盗まれた二つの絵画をめぐる画商の話と書いてしまうとつまらなく感じるが、派手なファッションのカウンセラー(占い師だがほぼ探偵)など一癖あるが魅力的なキャラクターが多いが一人だけ情報屋としている人物のみが直接は登場しなかったので是非続編があれば登場して欲しい。CUBEの所以も面白い。

    0
    投稿日: 2014.10.09
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    9/26 谷瑞恵さんの伯爵と妖精シリーズが好きだったので、コバルト文庫じゃないところで名前を見つけてびっくり。読んでよかった。続編…出て欲しいなあ。個性のあるキャラクターをもっと奥まで描いて欲しい。

    0
    投稿日: 2014.09.26
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     こちらもタイトルと表紙の配色に惹かれて購入。  ブクログで見つけて、「コバルト文庫かぁ」と思いながらラノベ棚を探し回ったが見つからず、一般書籍の新刊コーナーに平然と平積みされていて、「あ、同じコバルトでもそういう位置づけなのか」と。背表紙も違うし。  最近、こういうレーベル増えましたね。  絵画に特定のモチーフを描き込むことで、鑑賞する者の心理に影響を与える「図像」(イコン)を専門に学んだ帰国子女のヒロイン、千景が、盗まれた図像の謎に迫る筋書き。  協力するのは、毒舌ながらもなにかと千景を気にかける幼馴染の青年と、彼の仲間の個性的な絵画ハンター(?)  この青年、透麿の「お姫様を守る騎士」っぷり。  「異人館」と冠する通り、舞台となるのは実在の場所(地名は出てきません)。  異人館、旧居留地、西之宮、港街に観覧車……わたしも好きな土地で、風景を想像しやすくて楽しめました。  ただ、ヒロインが図像学の推理を発揮するのが、クライマックスの謎解きシーンだけなのが少し物足りないかも(最後の謎解きは圧巻でしたが)。  身に着けているチャームや、過去の遊びを通して「絵を利用した謎かけ」は出てきますが、序盤にでも図像学を説明するような小さな謎解きがあるほうが親切かな、とも。  つまりもっと読みたいということですね。

    0
    投稿日: 2014.09.07
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    祖父の死をきっかけに、日本に戻ってきた主人公。 そこには妙な人達が集っており さらに気が合わない幼馴染までもいて。 絵に書かれているもの事態に意味がある。 そんなものがあるのか、という驚きもありますが 時代背景を考えれば納得です。 ばれないように、悪口をいう頃ですからw そこから読み取って、全体図を想像する。 まるでパズルのような状態にわくわくですが それが出てくるわけ、ではないです。 問題は別の所。 子供の頃の言い聞かせは重要です。 心に何かを背負わせるのも簡単です。 なるほど、という最後の納得と、関係性の納得。 幼馴染との関係性の方が重きをおかれているようで 言い合いに掛け合いに過去の事。 もう後悔はしたくない、という気持ちに 一緒にさせられた気がします。 ものすごく思い込んだら一直線! の『彼』は ある意味救いで、駄目な人。 だからこそ、目覚めた時必要だったのかも? とは思うものの、面白くないでしょうね…これw

    0
    投稿日: 2014.08.21
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    絵画や図像学という私には馴染みのない世界で無知でしたが、時々分からない単語を調べつつも、ストーリーに入っていけました。 そして、透磨と千景の関係も今後どうなるのかが楽しみです。 続編に期待します!

    0
    投稿日: 2014.08.16
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    こういう本、本当にだいすきです! 時計屋さんも好きだけど、こっちの方が好きだな~ 図像学というものにも興味が持てたし 絵を追うストーリーもとても面白くて、引きこまれました!そして、話の本筋に見え隠れする透磨と千景の関係!!続きが楽しみです。 早く続編を出してください!!

    0
    投稿日: 2014.08.05
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    特定の図案によって精神に影響する、という絵が 盗まれてしまい、どのように取り戻すか、という話だった。 いろんなキャラクターが出てきて、それぞれに個性が あったりで面白かったけど、その絵がどういう絵なのか、 文章だけだと分かりづらいのが難点なところかと思った。 まぁ、実際に「これが精神に影響する絵です」というのが バーンと載っていても、それはそれで困るけど。 この話は、これでおしまいになるのか、それとも 続きがでてくるのか、ちょっと気になるところ。

    0
    投稿日: 2014.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美術ミステリーと銘打ってる割にソコはやはり本格ではなく 表紙からも見てわかるとおりの胸キュンモノでした。 たまにはこういったラノベもいいですね。 一応、美術ミステリーだし。

    0
    投稿日: 2014.07.14
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    薔薇や百合がマリアを指す寓意だと知ってからイコノグラフィー&イコノロジーにはまったクチとしては、図像&ミステリーのタッグというのはたまらないものでした。 神戸異人館が放つノスタルジクな雰囲気を、絵画がさらに鮮やかに彩ります。あちこちに図像がちりばめられていて、とても楽しめました。

    0
    投稿日: 2014.07.13
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    絵画の中に込められた図像。 その図像は時に人の精神にも影響を及ぼすらしい。 図像学を修めた18歳の千景、イギリスから日本に帰ってきてある一対の絵画の鑑定を依頼される。 祖母をはじめとするcube(キューブ)との出会い。 過去と現在と未来、複雑に絡み合った話が面白いです。

    0
    投稿日: 2014.06.28
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    紅茶の香り漂う洋館に集うは、風変りな人々。 絵画ミステリという帯に、期待半分怖さ半分で購入。まったく詳しくないけれど、絵画好きなので期待する一方、昔流行ったダ・ヴィンチのあれと同じような唖然とするミステリだったらどうしようという怖さがあった。 しかし、いい意味で期待は裏切られた。互い素直になれない二人の距離を描いた作品として読めば、にやにやしてしまいそうなほど楽しい。これはもちろんシリーズ化するんだよね、と思わせる伏線が随所にあって、続きが気になって仕方ない。続編出たら、間違いなく購入決定。

    0
    投稿日: 2014.06.22
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    美術ミステリーという言葉に惹かれて読みはじめました。この本を読んで初めて図像学という言葉を知り、美術の世界はものすごく奥が深いのだと再認識しました。登場人物それぞれ違う個性を持っていて、読んでいてとても楽しかったです。

    0
    投稿日: 2014.06.11
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    図像学者の主人公・千景と老舗画廊の当主・透磨(犬猿の仲)が、盗難にあった「図像術を使った呪いの絵画」を探す間に互いを意識しあっていく?話。 幼馴染設定が後半になればなるほど意識されて、読んでいて思わずにやにやしてしまった。 まだ二人の恋は始まったばかり、千景の中では始まってすらいないようにも思えるので、続編に期待。 ミステリーとまではいかないにしても事件もの。 さらっと読めるので、電車内で読むのにいいかもしれない。 恋愛要素が強いわけでもないので、男性でも気軽に読めると思います。

    0
    投稿日: 2014.06.10
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    絵画に何か意味を込めて描く手法を「図像(イコン)」というのを初めて知ったのですが、これがなかなかおもしろいです。祖父の死を機に主人公の千景は英国から帰国。祖母が経営する画廊に集う面々と盗難絵画の鑑定依頼されたりします。祖父の遺言がときめきます。透磨のツンツンデレが特にいいです(笑)

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図像を読み取ることができる千景。 日本へ帰ってきたばかりの彼女は、 苦手な幼馴染・透磨とともに絵の取引に関わることになる。 盗まれた絵にあるはずの図像は、 人を死に至らしめるほどの影響力をもつという。 誘拐された過去の傷から、透磨との過去の記憶はない千景と 辛辣な物言いに真意を隠す透磨。 2人のやり取りがじれったいのと、 絵画の行方がどうなるのかが交互に折り重なっていて 読みやすかった。 もう少し、絵画についての割合が多いほうが好み。

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新しいジャンルのおはなしだった。 ミステリー…かどうかは わからないけど、 知識が増えて、読んでて楽しいほんでした!

    0
    投稿日: 2014.06.05
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    図像学のスペシャリストという切り口のミステリー。これはまだどうかよく分からない感じだが、過去に誘拐されたことから記憶に難のある帰国子女の千景と画商の透磨の恋愛模様は続きが読みたい。そして、祖母の鈴子さんが素敵だ。

    0
    投稿日: 2014.05.19
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    甘酸っぱい! この微妙な関係がたまりません。 ミステリー要素も、美術品を取り上げたものだったので、面白かったのですが、もう少しボリュームがあっても読み応えあったかなあと。 でもでも、個人的には大好きです! 特に表紙が好き♪

    0
    投稿日: 2014.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帰国子女のお嬢様然としたヒロインの態度を、どこかの執事とお嬢様的な要素ととらえると、萌え。 多少つっこみどころはありでだが、呪いの絵画をめぐる美術ミステリとしては、とても面白いお話だったので、今後にかなり期待。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3603.html

    0
    投稿日: 2014.05.13
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    絵画に隠された意味を読み解く図像術。なんだか「ダ・ヴィンチ・コード」を思い出したけれど、こちらの方が親しみやすいミステリー(^^)適度のドキドキ、ハラハラ、ラブキュンが心地好い♪千景と透磨のこれから、キューブのメンバーの実力、千景の両親の事など、まだまだ気になる事がたくさんあるので続編が出ると良いなぁ(*´ω`*)

    0
    投稿日: 2014.05.12
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    題材が図像術というのが、斬新で面白かった。 谷さんの文章はどこか温かさがあるし読んでて ほっとするのだけれど、ストーリーは図像術以外、簡単に解けるようなものだったし、続編のための伏線をはりすぎて若干散らかり気味だった感じは否めない。

    1
    投稿日: 2014.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続きが読みたい!! こういうミステリーもの好きだな。 千景のツンデレっぷりが可愛いし、透磨のたまに見せる優しさがツボでした。

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    横浜かな、と思っていたのですが 諏訪山、海峡大橋。 舞台は神戸なのですね。 なんか嬉しい。 ダ・ヴィンチ・コードっぽい図像学のお話。

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    “「そのブレスレット、昔からつけてましたね」 透磨がぽつりと言った。 「おぼえてるの?」 「ええ、まあ」 意外だったのは、千景にとって透磨の記憶が少ないように、彼もそうだと思い込んでいたからだ。しかし考えてみれば、千景が幼かったころ彼はすでに物心もついて、いろいろなことをおぼえているだろう年頃だった。 「ナデシコの花をかたどったチャームはまだありますか?」 さらに、びっくりさせられた。今千景が指先で触れていた銀細工がナデシコだ。チャームの小さな細工のひとつを、彼がおぼえているとしたら、そんなに近くで見せたことがあるのだろうか。 「あるわ。どうして?」 「……いえ、べつに」 意味深な間を置いて、透磨はそう言った。取り繕うように付け足す。 「あれが、開いたナデシコの花みたいだと思って、思い出しただけです」”[P.67] この人の文章は美味しいところがあるって知ってるからそれをわくわくして読んでしまう。 基本敬語をつかってる透磨が京一と話す時にそれをやめたとこ良かった。 透磨が心を奪われた絵ってのが千景が昔に描いた絵だと思い込んでたけれどそんな描写あったっけな? 続きが出そうな感じ。カゲロウさんの正体とか、千景の両親とかとか。 コバルト文庫と番号は地続きだけど背表紙とか違うね。 “「頼るって、どういうことなのかしら」 「うーん、あらためて訊かれると、あたしもよくわかんないや。でも、そうだ、バカのふりをしてみるとかじゃない?」 瑠衣はそう言って笑う。深刻にならないところが彼女らしくて、それが彼女なりの気遣いなのだろうと思えた。 「そういや、昨日はめずらしいものが見られたんだよ」 明るく話題を変える。 「めずらしいもの?」 「透磨くんのうろたえたところ」 「うろたえたの?」 「顔に出さないようにしてたけど、絶対うろたえてたよ」 千景には想像もできなかった。 「屋上、行ってみたら?たぶんそこにいるんじゃないかな。彼、高いところ好きだから」”[P.232]

    0
    投稿日: 2014.05.05
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    好きな作家さんだけど、発売に気付かなかった☆不覚 良かったです! 「図像学で絵画を読み解く」なんて、どんな小難しい物語(笑)になるんだろう?と思ったのですが、 途中で詰まることなく話にのめり込むことが出来ました。 この話、きっと続くよね? 続いて欲しいなぁ *^_^*♪

    1
    投稿日: 2014.05.02
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    図像学を学んだ千景と幼馴染の透磨が織りなす呪いの絵画をめぐる美術ミステリー。 かなり面白かったです。 まず、設定がしっかりしている。 それぞれのキャラの個性がちゃんとストーリーの中で意味を持っていて、よかったです。 千景と透磨だけだときっとあまり面白くなかったのかな、このメンバーだから楽しめるのかな、と。 図像学って知らなかったし、おそらく一般的ではないと思うけど、 あまり知られていないだろう題材をうまく使ってるなぁ…と思いました。 ちゃんと解説めいた箇所もあり、分かりやすく。 そして何より、その題材だからこその話になっているのが良かったです。 続編が出そうな流れ。 ぜひ読みたいです。

    1
    投稿日: 2014.04.30
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    シリーズものになるのかな? 図像学者の千景と、画廊の透磨たちが図像を含んだ絵を追いかける話。 一冊完結で話を読むと、不完全燃焼。 一つの事件ものとして読めば、こんなものでしょうか? もっと心の動きを書いてくれると嬉しいなというのが正直な意見。

    0
    投稿日: 2014.04.22
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    『ダ・ヴィンチ・コード』で有名なダン・ブラウンの ロバート・ラングドンシリーズをもっとライトに、 少女向けに書いた小説とでもいいのかな。 この方の『思い出のとき修理します。』でも感じた、 ステレオタイプな主人公たちに、 今回もちょっと残念な気持ちにも。 もっと、キャラクタに個性があると楽しいのに。 この小説の舞台は神戸か、横浜か。

    1
    投稿日: 2014.04.22
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    コバルト文庫の装丁、少し変わったのでしょうか。それとも、こちらだけが特別? なんにせよ、久しぶりに引き込まれる小説を読めました。 女の子の好きなものって古今東西変わらないというか、普遍的というか。そんなこと言うと、男の子だって同じようなものなのでしょうけれど。 女の子の好きなもの、が随所に散りばめられていて、そのうちのどれかがヒットすると、悶えます。透磨だけでも京一だけでもなんともないのに、二人が揃うと急にきゅん度が高まりますね。そして、京一によって透磨の魅力が増すという連鎖反応が。 そして、谷さんは同性に好かれる女の子を書くのが上手いなあといつも思います。本当は才能に溢れていて嫉妬されるであろう女の子の「普通」の側面を、噓くさくなく書くのがとても上手。おっちょこちょいではなく、おばかさんではなく、理知的な女の子、というのは素敵。 美術知識や聖書の話も、理詰めになる一歩手前できちんと話の一部として機能していて、情報や知識を咀嚼して提示してくれています。私が中学生だったら、この本を読んだ後、図書館でゴヤを調べることでしょう。 多分、シリーズ化するので、次が楽しみです。

    1
    投稿日: 2014.04.16
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    美術の知識がない人にも軽く楽しんで読める。が、読み終わった後どこか物足りなさを感じる。 図像学といった学問をこの本で初めて知り、説明もわかりやすかったためその点は興味深く読み進められたが、逆に言うとその新発見がなかったら特に印象に残ることもない作品であったように思う。

    0
    投稿日: 2014.04.15
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    絵に秘められた図像術という初めて聞く技術と人間模様がうまく絡み合っていて楽しかった。文体も軽いので非常に読みやすい。 主人公の千景と透磨の淡い恋の行方が気になる。甘酸っぱい気持ちにもなれた一冊。 2014.4.8

    0
    投稿日: 2014.04.09
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    決して面白くないわけではないけれど、何か物足りないと感じる本だった。私は、小説とは直接文章として書かれていない、登場人物の思いや、作者の伝えたいことを行間から読み取る、感じることも醍醐味の一つだと思っている。 でもこの小説は、そういった登場人物の気持ちをすべて文章で説明してしまっている。それは読んでいて楽しくない。美術の知識の説明もあり初心者にも分かりやすく、テーマ自体は面白いと感じただけに、残念・・・。

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    投稿日: 2014.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ダヴィンチコードのラングトン教授の宗教象徴学みたいな感じかと思ったら、ちょっと違うのね。 イコノグラフィー(図像学)、イコノロジー(図像解釈学)。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%B3%E5%83%8F%E5%AD%A6 美術ミステリーでもこういう切り口はあまりないので、続巻が楽しみ。 コバルト文庫じゃなくて集英社文庫だよね、これ…?

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    投稿日: 2014.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵画ミステリ。死を招く絵画に隠された暗号を読み取る図像学。 図像学ってものを初めて知りました。 すごく読みやすく、すらすら物語は進んでいくのがすごくいいです! 千景と透磨の行方が気になる所なので、続きが読みたいです。

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    投稿日: 2014.04.07
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    図像学というものを この物語で初めて知った。 美術関連が苦手な私でも、想像をしながら読むことが出来て楽しかった。 絵に込められた複数の意味を考え、作者の思いを汲み取る。 鑑賞というものをどうやるのか、今まで分からなかった。でもこの物語から1つの方法を教わった。  全体的に読みやすかったが、図像自体の挿絵が無かったから、勿体ないな・・・、と。そのため、星を4つ。でも自分で調べてみたいと思わせるために、あえて入れなかったのかも。

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    投稿日: 2014.04.06