
総合評価
(1604件)| 742 | ||
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powered by ブクログ久しぶりに良い本に出会えた。 辞書に携わる人たちを描いた物語。当たり前のように本屋さんにある辞書だが、完成するまでにこれほどの労力、時間、そして熱量が必要なものだとは思ったこともなかった。前半は、辞書作りが進んでいくことにワクワクし、この本おもしろい!と人に進めたくなるほどおもしろい。後半は、登場人物に感情移入し、どこか懐かしさ、寂しさを感じた。 何十年後かにまた成長した自分で読みたい。
0投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログ読み終わって、辞書は今まで学生時代にしか使わなかったが、すごいエネルギーや熱意で出来上がっているとわかって辞書への認識が変わった。また、使用する紙にも使用者のことを考えて開発され採用されていることがわかり、改めて本屋に行って確かめようと思いました。 また、初め西岡さんは、チャライ人間だと思って読んでいたが、西岡さんなりの思いやりや良さがあり、馬締さんに、「おまえさ、もうちょっと自信持っていいよ、まじめぐらい真面目にやってれば、きっとなにもかもうまくいく」「俺も、てきるかぎり協力してやるからさ」と言ったところは、心に沁みった。 人間、適材適所でが頑張り、助け合うことが改めて素晴らしいと思えた。 また、香具矢さんの馬締さんへの思いやりがあればこそ、より一層、馬締さんが頑張れたと思った。
8投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ辞書は学生時代以来暫く触れていないけど、 昔使っていた時に辞書ならではの遠回しな言い回しが面白くて色んな言葉をひいていたことを思い出しました。 想像出来ない位果てしない作業を、人が1つ1つの言葉や意味をを現代に沿うように変えできることを知りただただ驚いてしまいます。 辞書作りをする人は言葉に対する謙虚さが求められるのかも。なんて思ったり。 まじめさんのキャラ、とてもいいですね。 西岡と真逆のキャラだけど、お互いに相手をリスペクトしているところも良かったです。 大渡海という辞書の名前も由来も心から素敵だと思います。ほんとにあったら欲しいかもしれないです。
8投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ素晴らしかったーーー、、 上位ランクイン。✨ 言葉の大切さや素晴らしさを改めて感じることができたし、 “一つの舟で働くこと”について色々考えさせられた。 伝えたいことが伝えることができるのか、 自分はこの仕事向いてないのか、 それぞれ悩みながらも、舟の上で自分ができることを精一杯模索しながら働くという部分が、 これから社会人になる自分にとって、大切なことを教えてもらった気がします。 184ページ こわいけれど、楽しい。やめたくないと思う。真理に迫るために、いつまでだってこの舟に乗りつづけていたい。 自分もこの舟に乗りつづけたい、と思えるような仕事ができるといいな。 個人的には西岡さんのお話が好きです。
1投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ本当にいい本を読んだ。 辞書作りってどのようなお仕事なのだろうと興味津々で読み始め、それぞれの立場から燃えたぎるような情熱で仕事に取り組み十数年かけて何十人、何百人の協力のもと一冊の辞書を作る。 その長い月日に伴い、それぞれの登場人物は心惹かれる人に出逢い、結婚を心に決める瞬間、死別等とライフステージを歩んでいく。 あとは何と言っても言葉の耽美さに驚かされる。 まじめくんのラブレターの内容、西岡の辞書編集部から異動してしまうのが決定するが、最後まで悔いが残らないよう仕事をする様子、松本先生との別れのシーン。今思い返しても目の奥が熱くなる。 私は舟を編むの登場人物のようになにかにこれほどの情熱と覚悟と愛情と崇高な思いを持って取り組めているだろうか。その物事を成し遂げてどうしていきたいかビジョンはあるのか。反省する点は山積みである。
4投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログドラマを先に観ていたので、シーンを思い浮かべながら容易に読み進めました。 途方もない作業を、遣り甲斐に、自分を賭けての辞書つくり。改めて感服です。
17投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログもしかしたらかなり前に読んでたかも・・・ まぁ、二度目でも存分に楽しめた。 登場人物がみんな魅力的^^ まじめさんにみんなが引っ張られてゆく。 良い関係だなって思う。
0投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ▼全体に素敵な小説ですが、西岡さんのエピソードが好きです。きっとそういう人が多いでしょう(分かりませんが)。 ▼アニメをまず見てしまい。そのときに、この本は話題書ベストセラーだったので「あっ、これ、読んだつもりになってたけれど、読んでなかった」ということに気づいて、手に取りました。 (逆のこともたまにあります。読んでないつもりで買ったり借りたりして、読み始めて途中で「おおっ・・・これ、読んだことある・・・」) ▼とある大手出版社の辞書編集部。辞書を作る人々のお話。 大まか、以下の6つのお話というか、要素でできている小説です。 個人的にはこの中の「3」と「6」が胸熱でぐっと来ました。 ただ、他の要素も読みやすくオモシロく書けていて、確かにこれは秀逸な小説だなと脱帽です。 全体にユーモア小説?というくらいのエンタメ精神でも描かれています。辞書を作る話、という題材に溺れないところが良いですね。 ▼1:馬締(マジメ)さんという若手男性社員が辞書編集部にやってきた 2:マジメさんが下宿で一つ屋根の下にいる、女性料理人と恋愛して結ばれる 3:マジメさんの同僚の西岡さんが、マジメさんの変人ぶり&辞書編集者としての天賦の才に複雑な気持ちを持ちながらも友情を結ぶ。が、異動で去る。が、気持ちはずっと応援している。 4:十年以上経過して。岸辺さんという若い女性が編集部に異動でやってきた。初めは戸惑うがやがて仕事にやりがいを。 5:岸辺さんと、辞書の「紙」を担う製紙会社の熱心な男性若手社員が、仕事を通して良い感じになる。 6:うっかりミスのチェックなど紆余曲折を経て無事に完成&好評を迎えるが、ずっと一緒に作って来た国語学者さんは直前に病死してしまう。 ▼そういえば小説でもアニメでも、「西岡さん」が半同棲している女性がいる。その女性とは昔からの長い腐れ縁みたいな関係。気楽に付き合える。そして大まか幸せに結婚することになる。という流れがあるのですが、その「気楽に付き合える腐れ縁」的な要素のなかで、けっこう相手の女性に失礼なことを言ったりするんですね。それは、「気楽に、気を遣わず済む相手」ということの表現であることは明白。なんですけれども、「おいおいそりゃ失礼だろう・・・というかそんな言い方したくなる相手と付き合うってカッコよくないなあ」と思いました。細部は忘れてしまいましたが。。。 無論些事で、全体の素敵さは変りませんが。
12投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
傑作でした。 最初あらすじを読んだ印象では辞書を作る人たちのお仕事ストーリーかなと思っていました。 そしたら読んでいくうちに主人公の恋物語が始まったと思えば、西岡との友情物語、辞書作りに賭けた人々の熱い物語と、色々な角度から本作を盛り上げていて、全く地味なお話にはならなかったのがすごいなと思いました。ずっと面白さが持続していて気づいたら1日で読み終わってしまいました。 登場人物も素晴らしかったです。私の中で主人公のまじめは主人公すぎるというか、創作の中の主人公像そのままだったので、あんまり好きにはなれなかったです。ただ、西岡という男がすごくカッコよかったです。表ではチャラついてるけど、まじめに触発されて辞書作りにアツくなったり、異動が命じられても後継者のために精一杯引き継ぎの段取りをするなど先輩としてお手本のような存在だと思いました。 本作ですごいなと思ったのが「愛」に関する記述の対比のところです。最初まじめが働き始めた頃は、愛について気になっていたが15年経つとそれが気にならなくなり、対照的に新人の岸辺がそれに気づく。このギミックに、読んでいる時は感動してしまいました。岸辺の成長と捉えることもできるし、まじめが退職した後でも岸辺が後釜となって辞書作りを引っ張っていくんだろうなということが想像でき、まさに圧巻の仕掛けだと思いました。 辞書という人々に馴染みのあるようで馴染みのない題材からここまで面白い文章、物語が作れることに脱帽です。三浦しをんさんの別作品も読んでみようと思います。
4投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ辞書造りに人生を捧げる人たちの物語。 これほどまでに莫大な時間と労力をかけて辞書が編纂されているとは思わなかった。 辞書は事実を記載するが確かに「右」や「男」を表現する方法は難しいなと感じた。 また、文字を印刷する紙についても思い返してみると当たり前のように触っていたが、薄く且つ裏にすけない、ぬめり感など携わる職人さんの技術を今になって感じた。 スマホ時代の現代、この本の発売当初からもさらにデジタル化が進み辞書のものとしての存在価値はなお低下していると感じる。売上、利益についてもどう採算がとれるのかよくわからないのが正直な感想です。 しかしながら、我々の扱う「言葉」に魅せられて、後世に不遜のない事実を伝える人たちがいることに感動したし応援したいと思えた。
2投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ主人公の人物像が自分の目指す人格に近く、それを体現する姿にやや嫉妬しながら読んだが楽しく読めた。 一九八四では言葉を奪うことで人の思考やコミュニケーションを制限することが書かれていた。 舟を編むでは他人を理解し、自分の意図を相手に確実に伝えるために言葉が果たす役割や重要性が描かれていた。 方向性は違えど人間の思考や感情、記憶は言葉ベースで作られてるという視点は同じで、意識した事がなかったけど語彙量はそれに直結するように感じる。 自分も会話する時はニュアンスで伝えようとする事が多くなってきているから、適切な言葉で表現できるようになれば良いなぁと思う。
1投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログ本屋大賞受賞の有名本。辞書編纂の物語、なんだけど主人公のラブレターやらキャラクターの独白やらなんやらかんやら甘めの味付け過ぎてちょっと好みでは無かったです。もうおじさんになってしまったからなのか、甘くて軽い文章がどうにも寒くて、ねぇ。
0投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ辞書が、こんなにも地道で果てしない作業と労力の末にできているとは知らなかった。思わず、自宅の辞書を手に取って感慨に耽ってしまいました。登場人物もみんな個性があって魅力的。悩みながらも一生懸命な姿や、ひたすら辞書作りに打ち込む姿に惹かれました。内向的な私にとって、西岡のような人は憧れの存在で、羨ましく感じてしまいます。そんな西岡が、自分には夢中になれるものがないと、馬締と自分を比べて悩んでいるシーンは印象的でした。どんな人でも悩みはあるし、良いところも持っているんだなぁと感じました。
11投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ頼ったり頼られたりすればいい。 自分のものになっていない言葉を、正しく解釈はできない。 こわいけれど、楽しい。やめたくないと思う。真理にせまるために、いつまでたってこの舟に乗りつづけていたい。 お金を稼ぐためだけに働くって、人間の精神構造上、無理なのかもしれない。 言葉の持つ力。傷つけるためではなく、だれかを守り、だれかに伝え、だれかとつながりあうための力。 自分の心を探り、周囲のひとの気持ちや考えを注意深く汲み取ろう。 言葉という新しい武器を、真実の意味で手に入れよう。 言葉は、言葉を生みだす心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なもの。 どんなに少しずつでも進みつづければ、いつか光が見える。
0投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログ仕事にこんなに真剣に向き合っている人たちがいて、そのお陰で言葉は息を続けているのだなと。 こんな仕事に出会いたいなと思わせてくれます
6投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
言葉の在り方を考えさせられる。 辞書を読みたくなる。 そして、何かと真摯に向き合う人達は素敵だなって思う。 そして、松本先生を思い涙が止まらなくなった。
0投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ文句なしに星5つです。 私は"言葉"が好きです。 自分の想いを言葉にすることも好きですが、ブクログでの皆さんの思い思いに綴られた感想や各SNSでの文字によく心を動かされます。 そんな好きを改めて確信することができた作品でした。 言葉にすることは時に勇気が必要であったり、責任も伴います。 それでもやはり自分の想いを言葉にすることをやめたくない、続けていきたいと思いました。 誰かのためではなく、まずは自分のために。 言葉があるから心が通じ合ったり、愛が生まれたりする。 好き なものを命がけで創り上げる全ての登場人物が羨ましくもなりました。 とにかく素晴らしい作品でした。
46投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ今はスマホで何でも調べることができてしまうが、紙の辞書が欲しくなった。あと、登場人物の個性が光っており、素晴らしい!
0投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ岸辺や香具矢が馬締に出会って、言葉の大切さを思い知るが、私もその1人。 辞書なんて学生時代でさえいつ使うんだと思っていたのに... 今はスマホでSNSをパラパラしてる場合じゃない、私も辞書という舟に乗って母国語をもっと楽しみたい!という気持ちになっている。
1投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ辞書がこんなに大変な作業を経て、作られていることに感動した。言葉って、深いなとあらためて、感じる作品でした。
1投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ読後、生まれてはじめて本屋さんの 辞書のコーナーに立ち寄った。 登場人物を応援しながら読んでいた。 仕事や人間関係で疲れた時に効くとおもう。
0投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ映画化、ドラマ化されたこの作品。 辞書の編纂に奮闘する編集者の物語。と、ちょっぴりの恋物語。 私も編集者の端くれなので、とても共感ができた。 辞書編纂ならではの苦悩、苦労。 言葉一つ一つへの執着。 いろいろな人の視点から描かれている点もよい。 三浦しをんさんの言葉の紡ぎ方が気持ちいい。
1投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ辞書作りについて、知らなかったことをたくさん学べた。どれだけの時間と労力がかかっていたのか、改めて辞書を大事にしたいなと思った。恋愛要素もあり、楽しく読めた。
1投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ第九回本屋大賞。辞書編纂に取り組む若者を描いたお仕事小説。言葉の面白さも興味深いしエンタメ感もあり疲れていても読める。よかった。
3投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ第9回本屋大賞受賞ということで読んでみた 貴腐人三浦氏の小説これは腐ってないけど面白い あっという間に読んじゃうね なんだかのぺ〜っとしてて、所々でキラキラしてる感じ、絵画的? 自分的クライマックスはここかな? 近所の猫をすべて従える、トラさんの威厳ある咆哮。月夜だ。(p.121)
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とある出版を舞台に新辞書「大渡海」の出版を目指して編纂に情熱を注ぐ人々の人間模様を描いた作品。構想から完成まで十数年の歳月を経る壮大な作品なのに重くならずゆったりとどこかほのぼのとした雰囲気さえ感じさせる作風で身構えずに読み進めることが出来た。 作品全体を2部っぽく分けているのもスッキリしていて読みやすかったと思いつつ馬締と香具矢の恋愛シーンももっと見たかった。この作品自体はフィクションであるけれど実際に辞書を編纂する時の様子がとてもリアルに感じられた。作中の「辞書は言葉の海を渡る舟だ。」という言葉に首がもげるほど納得。 私自身昔から辞書が好きで特に意味もなくペラペラめくってワザと索引を汚して使い込んだ感を出した学生時代を懐かしく思い出した。辞書独特の紙の「ぬめり」が好きだった。無性に辞書を引きたくなった。これはヤラレタ。香具矢を落とした馬締のラブレターも読めてよかった。カバーデザインもステキ。
0投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ出版社で辞書を作成することに奔走する人々を描いた言うなればお仕事頑張ろう系小説 日本語や辞書作りの雑学的な部分なども興味深く読めたが、登場人物が素直で前向きでなんだかんだ幸せでチョット眩しすぎた
1投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログ「辞書」を作る人たちの永く優しく紡がれる物語。ストーリー展開のテンポが良く、それぞれの登場人物のキャラクターもとても好き。 言葉の魅力を浴びて、辞書をすぐに読みたくなりました。同じ志を持った仲間と何かを夢中になれることって改めて素敵だな。
1投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログとにかく面白い。 辞書が多大な時間をかけ、沢山の人たちの頑張りがあって出来上がってるんだなぁと感心した。 言葉一つ一つの意味を深く考えて生きるって大事。
0投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ辞書編集者荒木と 日本語研究に没する松本先生 が始めた大渡海という類を見ないレベルの 国語辞典編集の壮大な物語 主人公の馬締さんを始め 西岡さん佐々木さん 岸辺さん宮本さんといった 熱意ある編集員の長年の苦労により 出版に至るまでが描かれている。 辞典編集というと 小難しい話になりそうだけど 香具矢さんタケ婆さんトラ など、まじめさんを取り巻く人々との エピソードがコミカルで スムーズに読み進めることができた。
0投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログいい話だった。 恋愛小説かと思って読み始めたが、辞書作りに関する描写が多く初めて触れることばかりで興味深かった。 登場人物が皆魅力的で、それぞれに足りない部分がありながらも目の前のことに懸命に取り組みながら変化していく様子に心うたれた。 人生は必ずしも自分の望むことばかりではないけれど、自分も目の前のことに真摯に取り組んでいこう、そんなふう風に感じるお話だった。
0投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ辞書作りに人生を捧げる人々の熱量が伝わる作品だった。言葉が移ろいゆくものである以上、一度辞書として完成してもその後の改訂に向けた用例採集は続く。人から人へと受け継がれる辞書への想いが魅力的だった。また読みたい。
0投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「仕事に全てを捧げる=素晴らしい」とは限らないけれど 全てを捧げられるくらいのめり込むことを見つけられる人生って素敵だなと思う。 「大渡海」の編集に関わる全ての人が、いつの間にかそれぞれの信念をもって、1冊の辞書を作りあげようとする静かな熱意と 悪意あるトラブルが無かったのが読んでいて心地よかった。 松本先生に完成した「大渡海」を届けられなかったことは、荒木や馬締、他のメンバーにとって悔やまれると思うけれど 最期まで、言葉を集め続けた松本先生は幸せだっただろうし、 その信念はこれからもずっとずっとリレーされていくのだと思う。
0投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 ちょっと変わった主人公の馬締を中心に色々な人が関わりながら辞書を作り上げていく物語。 企画から販売まで15年という非常に長い時間をかける感覚が自分の仕事からするとわからないが、完成後のパーティーでは感極まった。 こんな一大プロジェクトに気の置けない仲間たちと取り組んでみたいなと思わずには居られなくなった。 ■解説より 「『舟を編む』がベストセラーになった理由は、テーマが辞典だからというだけでは、もちろんないだろう。弱く欠点をもった、しかし魅力に満ちた人々が愛情とユーモアをもって 描かれ、読者はその誰かに自らを投影できるのではないか。私自身、うまく気持ちを言葉 にできず人付き合いが苦手な悩みを馬締さんと共有し、また西岡さんと一緒に、器用貧乏 でのめり込めるものがないのに変なプライドはある我が身をかえりみていた。 そしてまた、出版、製紙、料理など仕事と向き合う思いも随所に語られる。自分の天分を活かせる仕事、好きでたまらない仕事に出会えることは、この上ない幸せである。しか しそうでなくても、目の前の仕事に真面目に取り組むことで、誰もがその道の「プロ」となり誇りをもてるのだ、と励まされる。」
2投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ三浦しをんさん 初読み。 まず、表紙が素敵。 それに辞書って作るのホントに大変なんだなって。 言葉一つ、いろんな意味があってそれが時代とともに変わることもある。例えば『大丈夫』って肯定の意味と否定の意味両方あって難しい。 その言葉を説明するためにまた別の言葉を使う、とか辞書の使い方って深いなぁ。 馬締の恋文ウケた(≧▽≦)
57投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログめちゃくちゃ綺麗、読んでいる自分まで上品なんじゃないかと思うくらい素敵な1冊。 読んでいると、今まで知らなかったこと、読まなければ一生知らないままでいそうだったことがたくさん書かれていて、面白かった。 馬締さんと西岡さんの掛け合いがめちゃくちゃ良い。
1投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログとても清々しい作品。辞書の編纂という仕事の難しさ、けしてパーフェクトではないけど魅力的な登場人物たち、笑いもあり、感動もあり、元気ももらえる素敵な作品でした。 タイパ、コスパが悪けりゃ全部ダメ、みたいな今の世の中、人との関わりや仕事は丁寧でありたいと思わせてくれた一冊。
2投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログ素敵な作品でした 言葉を編むとか紡ぐとか こんな表現出来るの日本語だけですよね 言葉をもっと大切にしたい
27投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログお仕事モノの中でも、なかなか珍しい「辞書編纂」の世界を取り扱った小説です。辞書づくりの裏側が覗けますが、辞書といえばその圧倒的なページ数、言葉の数、緻密な構成と、とにかく神経すり減らされるような編集作業の場面が続きます。 それでも重苦しくなりすぎないのは、作業工程のトリビア的なエピソードの数々が面白いのと、天然でユーモラスなやりとりが、ふっと、その場を軽くする登場人物たちのおかげかと思います。 言葉や文章で人間の五感を伝えることは難しいと思うのですが「舟を編む」で何より印象に残ったのは「紙の質感」の表現でした。薄いのに丈夫で、指に吸い付くようで、すべるように離れていくあの一枚一枚が、リアルに感じられる文章表現が巧みです。 「舟を編む」は、なにか大きなプロジェクトをやり遂げたあとに得られるカタルシスを感じさせてくれる小説でした。主人公や仲間たちの絆や情熱も良い味だしていて、読後感も爽やかです。
2投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
変わり者だらけの辞書編集者の話。 言葉のもつ繊細さと奥深さに触れる。 普段、自分が発する言葉にはどれほど多くの情報が詰め込まれているのか。 受け取った相手はどのように解釈するのか。。 考え始めるとキリがないのだけれど、言葉の選び方によって人柄がわかるのは確か。 当たり障りのない耳触りの良い言葉の羅列では心に響かないし、人を動かすパワーに欠ける。 言葉の力で人々を動かすには、どう言葉を選ぶか。 言語という大海の中から、今の自分の気持ちに合う真珠のような言葉をすくいあげるのは、大変に難しい。潜り続けるしかない。 馬締さんと香具矢さんの話にきゅん
2投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログそれぞれの登場人物に個性があって面白い。 物語のなかで自分が使っていた辞書の感触を思い出して懐かしくなった。
1投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログ国語は苦手ですが、それでも「あぁ…ことばっていいなぁ」としみじみ感じ入る作品でした 登場人物もみんな魅力的、日本語の美しさに気付かされた気がします
0投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ2025.1.6再読。 昨年、野田洋次郎さんがドラマで馬締を演じていて、観たい!!と思いつつ、BSだったので観ること叶わず、ずっと「舟を編む」が気になっていて再読しました。 やはりこの本、素晴らしい。 再読してみて、辞書作りだけではなく、それぞれの恋愛や仕事に対する価値観なども描かれていて、毎日夜寝る前に読むのがとても楽しみでした。 私は中でも、宮本さんが情熱を注いでくれた紙のこだわり…確かに辞書の紙ってほんとに極薄ですよねー。しかもめくりやすくて、裏写りしていない。紙一つにもこんなに手間ひまかけてこだわって作っているんだって、辞書の凄さに感嘆しました。 松本先生をはじめ、辞書に人生を賭けてる人たちがこんなにたくさんいるんだなぁって、いや、人生を賭けられる物があるって素晴らしいと思いました。 最後に解説を書いてくださっていた方も、 辞書作りのプロの方だったので、「ほんとにいたー」ってその方にも敬意を覚えました。 その後にあった馬締さんの恋文には笑ってしまいましたが、最後に「大渡海」の装丁が載っていたのにはうるうるきました。 やっとやっとできたんですね…… 三浦しをんさんの作品、ぜひ他にも読んでみたいと思います。素敵な作家さんです。
19投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログ言葉の海を渡る舟、それが辞書の大渡海だ。 その舟を編む者たちのヒューマンストーリー。 刺さるフレーズがいくつもあった。積読していたがようやく読めた。読んでよかった。 国語辞典を購入した。
20投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
辞書作りの話をメインに、控えめながら濃厚な人間模様がうかがえます。登場人物間で交わされる言葉が端的で美しく、相手を慮る(おもんぱかる)姿勢に襟を正せれます。
6投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログ辞書を作るって凄いことだと思った。 大渡海、どんな辞書なんだろう。 みんなが一生懸命作り上げた辞書を手に取ってみたい。
1投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ辞書作りは、想像以上に大変だった。登場人物一人ひとりの気持ちの描写にとてものめり込んでしまい、最後は少し潤んでしまった。辞書は、編集者をはじめたくさんの人の想いが乗っている最高の書物なんだな、と思った。馬締、西岡、荒木、岸辺、そして松本先生の想像を超えた想いが詰まった『大渡海』を、見てみたい。
1投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ何気なく使っている言葉が本当に適切な表現なのか考えさせられた。また、想像以上にヒューマンドラマ的な要素が強く、西岡さんが自分と重なって見え仕事での葛藤に共感した。
3投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ辞書を編纂する人達の信念、デジタル化したこの時代に未だ紙の辞書が存在する理由を知ることができた。 世界的にも日本語は複雑で難解とされるが、だからこそ日本語は奥深いし、そこに言葉の海が生まれる。 そこで辞書が必要となり、辞書で調べることで、その海がもっときらびやかなものになる。 そんなことを感じることができた作品でした。
15投稿日: 2024.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めっちゃ好き。 真面目で不器用なマジメくんが一生懸命辞書を作って、素敵な板前のカグヤさんと結ばれる話。 とても丁寧に言葉が使われていて読んでいて気持ちよくなる。寝る前によんで一日を綺麗に終われる本。
3投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一つの辞書を作るのにどれだけの人達が関わり、努力や時間を惜しみなく使い作成したのか、今まで考えてみた事もありませんでした。 何気なく捲っていた紙にも一つ一つこだわりがある事。一つの言語に対しても、死語がいつまでも使われないようにアップデートしていく必要がある事。辞書を引く人によって語釈の受け取り方が敏感になるから気をつけないといけない事など。 辞書の見方が確実に変わりました。 一つの目標に向かって皆んなが同じ方向に進んでいけるなんて最高の環境だなぁ。 ラストの荒木に遺した松本先生の手紙に感動。
4投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログみんないい人ばっかりで、誠実。 小学生時代、辞典、辞書にはお世話になっていたけど、こんな裏側の世界を考えたりもしたことがなかった。 言葉って、わかりやすく人となりが分かるよな。 性格も価値観も趣味嗜好も。 注意深く言葉を選んでいきたい
3投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログ面白い!!同著「風が強く吹いている」でも感じたが、登場人物の描き方がとても上手く、ちょっと変わっているキャラクターでもつい応援したくなる。特に西岡くんのパートは胸が熱くなった。 これほどまで辞書への熱意溢れるキャラクターが描かれているということは、きっと取材に応じた辞書編集部の方も同じくらい熱い気持ちで辞書作りをされているのだろうなと思う。辞書の編集という、全く知らない世界を知ることができるのも、本作の魅力かと。
4投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログ出版社が 言葉は基本の軸があるけど、すごいスピードでの変化に対して四苦八苦して国語辞書を作る話し。 単語に対してなるほどとは思った。
9投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ高校生の頃読んだことがあって、ものすごく大好きな本として覚えてた。だけど内容は忘れていてふとまた読みたくなった。 最後の方なんか涙なしには読み終えられないくらい感動した 辞書編纂に携わる人たちの話。 何かに打ち込む事のできる人は輝いていて、すごいなとつくづく思う。それ自体が生きる目的というか、生命力であるとすら感じる。 西岡は私だと思ったけど、彼もまたそれを見つけられた。羨ましい。 もう2回読んだけど、必ずまた読む本。
2投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログほっこり温まる読後感。 そうか、言葉ってそういうもんだよなと教えてくれる。毎日なんとなく使っている言葉だけれども、尊い大切なものなんだよな。 辞書って学生の頃に使ったっきりだけだし、今は変換機能やネットで済ましてしまう事が多い。この時代だからこそこの様な作品を多くの人に読んで欲しい。 辞書、注目してみようかな。
7投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログ淡々と物語は続いていく。しかし、舟を編む皆さんの辞書に対する情熱、想いがとても良かった。何より輝いているように感じる。 今は電子辞書もあるが、紙の辞書を手に取りページを捲るあの感触をもう一度味わってみたい。
1投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログ辞書を作っていく話。 映画化されていたので読んでみたが、個人的にはそこまでハマらず。 辞書作りに関わる複数の登場人物たちの目線で話が進むが、みんな熱意があってすごいなぁ。辞書作るのって大変だなぁ。今の時代でも髪の辞書の需要はあるのだろうか?という感想。 何かに一生懸命になれる人はハマるかも。
1投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログ淡々と進んでいく物語とは裏腹に、登場人物たちの心模様や恋模様が、素敵な言葉と共に繊細に描かれていた。 広くて深い言葉の海から、思いが伝わる言葉を掬うために舟を編む。辞書作りに情熱を注ぐ人たちの熱さと想いに自ずと心を攫われた。 言葉が好きな人に読んでほしい1冊。
2投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
言葉の面白さ、何かに取り組む情熱を強く感じた。登場人物それぞれの想いが重なって「大渡海」が出来上がっていく過程が美しかった。 熱意や言葉が心に刺さるとても良い小説だった。
1投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログ登場人物全員が愛おしくて、羨ましい。 仕事に対して情熱をもって取り組んでいる姿がかっこいい。 おもしろかった。 高校で電子辞書を使いはじめてから紙の辞書を引いていない気がする。 紙の辞書を引きたくなった。 紙の触り心地やインクの出方、図の位置などをとくに気にしたことはなかったけど、これからは確実に注目してしまう。 本を読んでいて知らない熟語が出てきたときは、前後のつながりや漢字からなんとなく意味を想像して読み進めていたけれど、「わからないことを曖昧なままにしておかない」でちゃんと調べようと思った。それから、なんとなくわかっているけれど人から聞かれたら説明できない言葉は、自分の言葉で説明できるようにしようと思った。 言葉をいい加減に扱っていたら、言葉のもつ「だれかを守り、だれかに伝え、だれかとつながりあうための力」はきっと発揮できない。
36投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
言葉の持つ力、そして言葉の面白さを知った。 この小説の日本語の使い方がすごく好きです。 立役者は西岡くんな気がする。誰も知らないけど、彼がいなかったら大航海は出来上がっていない。 (そこには気づいていないのに)馬締さんは西岡くんの名前を辞書の後ろに刻んでいる。良い....。 1つの言葉には様々な意味がある。 美しい日本語が死語にならず、私も色々な言葉を知っていけたらいいな〜!
3投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ⭐︎4.5 言葉の海を彷徨い、1つ1つの言葉を紡ぎ、辞書にしていく、そこに携わる人たちの想いに触れることができた気がする。 きっと読み進めると表紙を見返したくなったのは私だけではないはず。 西岡に共感する部分が多く、どこか表現できない心のモヤを西岡が言葉にしてくれたところは、「1人じゃない」と思えて心強かった。 辞書の面白さを他の本で知り、本棚で眠らせていたこの本を手に取った。見慣れない表現に戸惑いつつも、図書館で辞書を引きながら読み進めるのは自分も言葉の海を旅しているようで楽しかった。
8投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ辞書の持つ力(茫漠とした大海原を渡る舟であること、日本においては反権力)や言葉の力(死や時間を乗り越える記憶であること)を学んだ。 荒木→馬締→西岡→岸辺という視点の変え方が大河的で面白く、飽きることなく辞書づくりに夢中になった。 馬締の恋愛はとんでもない気持ちにさせられるし、凡人(と思い込んでいる)・西岡への徹底的な寄り添い方から三浦しをんの変態性が見て取れる。 面白かった。
2投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ3分の2くらい読み進めたところからおもしろくなり、一気に読み進めました。 辞書編纂という長い年月を追うストーリーで、登場人物の成長や心情の変化も細かく描かれ、段々とこの物語およびこの物語に出て来る人が好きになりました。 知らない言葉を調べるツール、と思っていた辞書の概念が少し変わりました。 堅いストーリーかと思いきや、ひょうきんな西岡、不器用な馬締のキャラクターで、笑える場面もある。 辞書作成に関わる人々の情熱を感じ、自分自身もまた仕事を頑張ろうという気持ちになりました。 装丁に工夫があるので、ハードカバーで読むのがおすすめです。
4投稿日: 2024.11.20
powered by ブクログ辞書のお話なので、使われてる言葉が時折難しいなと感じることもありました。ただ、気づいたら最後は涙が出てました。登場人物全員すてきでまじめ。
3投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ読書ノートのために久しぶりに開いたら、荒木が馬締を探す章から始まっていた事を思い出す。最初だけちょっと読み始めたら、クスリと笑える軽快な導入に思わず時間を忘れて再読しそうになった。2024年みどり視点のドラマも面白かった。
1投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ何かと外さない本屋大賞の作品。 三浦しをんさんはお初の作者様。 序盤の『右』の説明で、これ映画の宣伝で見たことあるのを思い出した。 まぁ、宣伝しか観てないから問題なし。 ドラマ化もアニメ化もされているようなので、もはや説明不要かもしれないが、本作は辞書を作るという工程を経て、言葉の大事さや人間関係の素晴らしさ、辞書に全力を捧げた人たちの努力や苦悩、そして喜びを感じる作品。 堅っ苦しいテーマではあるが、内容や文章は柔らかく、登場人物が個性豊かなのも相まって全く読みにくさを感じない。 ぐいぐち進むし、しっかり響く。 辞書を作るのにこんなにも労力がかかり、時間を捧げる人がいるのかと思うと、紙の辞書をめくる機会が減ってしまったのは少し残念な気もする。 小学生のころナンバークロスワードにハマり、辞書片手に解きまくってた頃が懐かしいな。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ この感想文もちゃんとした言葉が使えてるのか、考えさせられる。 ※考えるとは言ってない
8投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログ辞書を作る人達の物語。 辞書を作る時の拘りがこんなにあるとは思いもせず生きてきました! 小学生の頃、辞書をひくのが面倒で。ごめんなさい笑 読後、図書館に行って辞書の紙質を確かめたくなりました。 『大渡海』欲しい!
2投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログ久しぶりの読み直し。やっぱり好きだった。登場人物個々にこれほど愛があり、それぞれに共感できる部分があるってなかなかない気がする。 章が変わると人物の目線が変わってて、あ、こういうこと思ってるんだ、と人間臭さを感じて、さらに愛おしくなる。 中盤以降で年数が経った後の話に変わるところも、読み進めていくと年数が経っていることに気づくが、その表現も粋で、ぐっときた。 今回は文庫本を読んだが、この本はハードカバーに限るんだ、と途中で気がつき後悔したが、文庫についている解説も、とってもよかった。 2回目でも何度も目頭が熱くなった。
2投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログ最初は、少し"硬い"お話のように感じながら読んでいたが、真締の不器用さと誠実さ、真面目さや、西岡のどこか憎めない愛すべき人間臭さに惹かれていき、読み進めるうちに私も辞書編集部の一員になったような錯覚に陥りました。 この小説に出逢わなければ、恐らく知ることもなかったであろう"辞書が完成するまで"の道のり。並々ならぬ情熱や努力、それぞれの思いにただただ尊敬の念と感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。 個人的には、容姿や容量の良さ、コミュ力も羨ましがられるような西岡でさえ、何事にものめり込めない自身の不甲斐なさに苦悩している様子を目にし、"どれだけ完璧で幸せそうに見える人でも、人知れず至らぬ部分に焦りを感じ、どうにかしたいともがく時間もあるのかも知れない"と思えて、少しホッとしました。 素晴らしいお話を編んでくださり、本当にありがとうございました。
1投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログ辞書作りにかける出版社社員の情熱がひしひしと伝わる。馬締さんの不器用さも滑稽で面白い。軽い男・西岡さんもキャラが立っていて憎めない。 松本先生の言葉、「自国語の辞書を、公金ではなく出版社がこつこつと編纂する現状に誇りを持とう。」にハッとした。公権力に口を挟まれることなく、国民の意思で言葉の定義を紡ぎ出せる日本は恵まれているのかもしれない。 一つ一つの言葉選びが丁寧で、特に『大渡海』の装丁の描写は写実的で素敵だった。ぜひ映画版も観てみたい。
1投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ三浦しをんさんの作品を読むのは「風が強く吹いている」に続いて2作目。 一冊の辞書を編纂していくには、本当に長い時間をかけて、たくさんの人の手によって作られているのだと知りました。
1投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログアニメ視聴済み、原作は初読。 普段辞書を使う時に出版社や編纂者のことを考えたことはありませんでした。 しかし、辞書の製作過程を知ると並々ならぬ思いが込められているのだと痛感します。 わからない言葉があった時にすぐにググるのではなく、たまには辞書を引いてみようかな、とそんな考えが頭をよぎるようになりました。
1投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログ出版業界のお仕事小説は数あれど、辞書編集部を舞台にした作品は読んだことがなく楽しみにしていた作品。 題材的にお堅いイメージがあったけれど読んでみると文体もキャラクターも非常にコミカルで読みやすい。 「辞書=言葉という大海原を航海するための舟」という解釈が素敵。
7投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ今まで辞書について、こんなに深く考えたことはなかった。言葉を扱う仕事に就いていながら、言葉の扱い難さを感じていながら、言葉に対しての理解が非常に浅かったと痛感した。もっとひとつひとつの言葉を精査して文章にしなければと心を改めさせてもらった。 辞書編集に関する表現がその道に携わっていたのではないかと思うほどの深さで、相当取材をされたのではと推測する。 業と思える程の何かに出会えたことが羨ましい。 久しぶりに一気読みした本。
1投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログ最高のお仕事小説!言葉の力とは。蕎麦屋での松本先生の会話で涙腺が緩む。何かに没頭する人生って最高だし、カッコいい。西岡さん、岸辺さんの葛藤が好きです。あ~最高です。本屋大賞も納得。
2投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログ三浦しをん の名も、本屋大賞取ったのも知ってしたけど、手が出なかった作品。キャストの野田洋次郎に惹かれて見たドラマにハマった。ドラマ後小説を読む。ドラマの方が好きかな。池田イライザも可愛かった。
1投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログ辞書を作るってすごく大変なんだと思ったしそれを徹底的に取材されたんだろうなと 主人公に才能があってどんどん成長していく 漏れがあった時の協力ぶりがすごい
1投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログドラマから。 期待通りに面白かったです^ ^ 最近、原作ものドラマがいろいろ物議を醸していますが、これはwin-winなのでは。 このドラマにもっと早く出会えていたら、辞書編集を仕事にしてみたかったかも。
1投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夢中になれる仕事があるって羨ましい 主人公の馬締だけでなく周りの人たちの視点で物語が進んでいくので、荒木さんや松本先生の言葉に対する情熱とか西岡の嫉妬心とか岸辺が仕事に夢中になっていく様を感じられて良かったです 『大渡海』を作ることに関する情熱や誇りは全員に共通していると感じました 「辞書は言葉の海を渡る舟だ」 「海を渡るにふさわしい舟を編む」 そんな意味を込めて名付けられた『大渡海』だが、 私には、大渡海の完成という対岸に向かって辞書編纂部という船でみんなで協力しあいながら進んでる光景がイメージできました。 いろんな苦労があったり遠回りしながらも目的地にたどり着く様がキラキラしててかっこよくて、私も情熱を持って働けるような仕事を見つけたいと思いました。 爽やかな恋模様もきゅんきゅんしました。
1投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログあまり読まないジャンルの小説で読む前は懐疑的でしたが、とても良かったです。本屋大賞も納得です。 辞書の編纂の話なだけに文章が、とても美しいです。 人に小説を薦める際に間違いない作品、誰が読んでも楽しめる感動できる小説だと思います。 読む本に悩んでいるのであれば、とりあえず読んで損はありません。
1投稿日: 2024.10.09
powered by ブクログ本屋大賞を取られた頃から読みたいなと思いつつ少し刺激が足りなさそうで、食指が動かず。ミステリが好きなものですみません。 で、読んでみてよかった。登場人物全員に味があり、西岡さんの葛藤に共感しつつ、松本先生に泣かされ。熱い思いはいいですね。
15投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログ辞書を作ることを通して、言葉の大切さ・美しさが感じられる本です。終盤にかけて引き込まれて行く感じでした。
6投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ辞書を作る仕事?なにそれ面白そうと手に取った一冊。純粋に辞書を作る過程に好奇心があったので、ずっとなるほどな〜とさくさく読み進めることができた。言葉って、海。私は読書をする割に語彙力がないのだが、一度手に拾った言葉を何度も海に帰しているのだろうか。きっとそうに違いない。
40投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログ人生において辞書をつくる仕事に焦点を当てることがなかったため興味深かった。何かに一生懸命取り組んでいる人々に感動する。
1投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ舟を編む、というからには最初はすごく難しい本かと思っていましたが読んでみると比較的読みやすいものでした。辞書づくりを通してさまざまな人の立場からの考え、辞書への思いを見る事ができる作品だと思います。 また、何気なく日常で使っている言葉に対して言葉の重要性を再確認できました。言葉があるからこそ人が繋がれる、大切なことを教えてもらいました。
3投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ辞書に対するイメージが変わった。多くの年月が費やされる辞書もまた、作り手の労力や熱がこもった一つの作品。葛藤しながらもひたむきに辞書、言葉と向き合う登場人物たちは輝いて見えた。言葉の意義、持つ力についても考えさせられた。タケおばあさんの「同じように頼ったり頼られたりすればいいと思うよ」がとても暖かかった。
1投稿日: 2024.10.02
powered by ブクログ#89奈良県立図書情報館ビブリオバトル「贈りたい本」で紹介された本です。 2部制で実施の第2部。 1部は通常回で、2部は奈良県内の書店員によるエキシビションでした。 2018.4.21 https://m.facebook.com/events/1211793018923515?view=permalink&id=1413558028747012
0投稿日: 2024.10.02
powered by ブクログあったかい作品。また読みたい。読んで良かった。 辞書をつくるというわたしの人生に関わりのない人達の奮闘。でも、実はわたしも、小学生時代学校指定の国語辞典を読むくらいこっそり辞書が好きだったと思い出した。小学生時代は唯一本が好きでめちゃくちゃ読んでた。懐かしい気持ちを思い出せた。当時、『トンカツ』のところに『トンのカツレツのせ丼ご飯』と豚が言うてるイラストを読書好きな友達に教えてもらってしばらくネタになってたな〜 馬締光也さんという人物が本が好きということにまっしぐらで真面目で不器用だけど優しい人。こんな人に好かれる香具矢さんも素敵だし羨ましい、素敵な女性になりたいな。15枚のラブレターもらいたい。 西岡さんの心の奮闘も良かった。チャラいけど優しい人。ましめさんと比べちゃって、自分なんかと卑下になりつつ、でも貴方もとても素敵な人なんだよと言ってあげたい。
1投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログずっと読みたいと温めておいた作品。はじめの言葉遊びのくだりが大好物すぎてこれからも何回も読みたいし、一生こういう話をしていたい。私も紙の辞書は手に取ることがあるけれど、これまでに比べて辞書が生き生きとしているものに見えてきた。静かだけれど熱い思いが登場人物たちから感じられてぐっと来た。あとぬめり感という言葉が良すぎる。
0投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログ椎名林檎の愛読書は辞書であるそうだ。彼女の詞は日本語的であり独特な和装を纏っているような、そんな様であるのにも納得出来る。 舟を編むはかなり昔から知っていたが、手に取ることがはばかられた。読後の今となってはなぜだろうと不思議な思いに耽る。 辞書を編む、という事象に対し一般に考えることはほとんどないに等しいだろう。大方の人間が辞書を引くのは小学生の時分であり、大人になってからはG〇ogleに頼りきる一方である。 馬締はとてもいいキャラをしている。主任になってからは緊急事態でも洒落を言えるような余裕さえ身につけるが、しかし初期での早雲荘のゆったりとした時間の流れは実家暮らしの僕からすると羨ましく思える。彼のような生活をしたら僕は日本語をとても上手に使いこなせるのだろう。 そして僕は近いうちに神保町の古書店で辞書を買うだろう。多分。
0投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログ笑いあり、涙ありのストーリーで、一気に読めました。 最近はほとんど辞書を引かず、分からない言葉はネットのWikiセンセイに頼ってしまう自分を、大いに反省しました。
0投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログ肉体が灰となっても… 言葉があるからこそ、いちばん大切なものが心のなかに残った。 違う本でも似たようなことがかいてあるのを読みましたが言葉の力は本当にすごいと思います。 そして後世にずっと残り続ける素晴らしい表現方法。 当たり前に日常で使っている言葉の意味をどのように簡潔に分かりやすく伝えるのか。 とても難しいなと読んでいて感じました。 それを何年もかけて1冊の辞書にすることの難しさ、尊さを感じました。 辞書を授業道具の1つ位にしか考えていなかったですが、色んな方々の努力の塊でてきた素晴らしい商品だとは……。 気になる気になるって読み進めた本ではなかったですが、ためにはなりました。 世の中には色々なお仕事があるなとおもいつつ、全ての物に誰かの力が宿っているなとも感じました。
2投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ病気療養中ということで友達がお見舞いに送ってくれたので10年ぶりくらい、2度目となったが読んでみた。 この間、Youtubeで辞書編纂についての面白話をたくさん聞いていたのだけれど、こういったブームらしきものもこの本がきっかけだったのだろうなと思う。 一度目の時の感想は☆4つくらい。二度目だったことと、単行本のカバーを外したときに描かれていた漫画にイメージを引きずられてしまったことで、今回は☆3つ。カバーや帯に映画化された時の俳優さんの写真とか漫画とか使うの、まじやめてほしい。
1投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ辞書を作る。まったく考えたことのない世界。 ひたすら真面目に、ひたすらじっくりと、ひたすら地道に生きる人々。生きざまがすごく、キラキラしていた!こんな仕事をしてみたいと思った! あとでドラマも見た。なおさら、また読み直したくなった。
46投稿日: 2024.09.19
powered by ブクログこの本がきっかけで私は小説を読むようになりました。 登場人物それぞれに魅力があり、悩みがあり、、、 何か一つのことに人生を捧げる者たちのお話、元気をもらう部分もありました。 自分のことを必要としている人もいるかもしれないと考えさせてくれる作品でした。
1投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログまじめさんこと馬締光也は辞書編集部の荒木に見出され、新しい辞書「大渡海」の完成に向け、同僚たちととともに、辞書の編纂に邁進して行く。 言葉はいろんな意味がある。 「愛」という意味や「男」「女」の説明などすごく奥が深いと感じた。 たくさんの辞書が各出版社から出されているが、独自性を持って言葉の意味を比較して独自性を出す。ページ数も考え字数の削減も必要。どの言葉を載せてどの言葉は載せないなどの判断や葛藤など10年以上の歳月を掛けて編纂に携わる主人公や同僚が描かれ読み出したらその世界にはまり込んでしまった。 2024年9月15日読了。
1投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ死んだ後も残る言葉を紡ぐこと、それに一心に情熱を傾ける人の生き様に熱い気持ちになった。 たぶん、私は西岡さんの生き方しかできないが、途中から真摯な努力をする人を敵わないと思いつつ、陰ながら応援している姿も感銘を覚えてた。
1投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログ紙の辞書ならではの厚みや大きさ、印刷された文字の宇宙の全てが愛おしくなる本でした。 思い入れのある「日本国語大辞典」が何度か登場したのも嬉しかったです。
2投稿日: 2024.09.01
