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七色の毒 刑事犬養隼人
七色の毒 刑事犬養隼人
中山七里/KADOKAWA
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総合評価

148件)
3.7
21
57
51
4
2
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    犬養隼人刑事が活躍する7編の連作短編集。短編なので、あっという間に読めるが、さらにどんでん返し付き。お気軽にどんでん返しミステリーが楽しめる。

    5
    投稿日: 2020.12.16
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    短編集だけど全部面白かった~! 前作はオチに最大級にがっかりしたけど、 これはよかった! 無邪気な残酷さが一番恐ろしい。

    3
    投稿日: 2020.12.16
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    短編集。 あまり短編は好きではないんだけれど、今まで読んだなかで一番濃厚濃密で短編であることが気にならない一冊でした。 「毒」という言葉が遅効性の毒のようにあとからじんわりと効いてくる。法では裁ききれない悪意や企み。しかし因果は結局巡ってくるというそちらもある意味「毒」であったように感じる。 人間がもたらす毒は、周りから見える悪態や暴言、暴力だけではなかったことに深い恐怖を覚えた。

    14
    投稿日: 2020.12.06
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    1番最初の作品が1番印象的で、あとは比較的、この人の作風を知っていれば余計に、あとにくるどんでん返しが読めた、けど、最後に最初の作品の続きを持ってきたのが秀逸だと思った 2020.12.5 120

    5
    投稿日: 2020.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    理論派というより感覚派という印象の刑事、犬養隼人の能力全開な7つの短編。トリックの巧妙さより、意外な真相を楽しむ系のお話かな。そういう点では「切り裂きジャックの告白」より楽しめたと思います。 どの話も良かったのですが、個人的には「青い魚」が一番ビックリしました。また「赤い水」と「紫の供花」につながりがあるところも良いですね。ただ、高瀬はその能力の高さから犬養の良きライバルになりそうな存在と思ったので、できれば生き続けて二人の対決をシリーズ化してほしかったところではあります。

    2
    投稿日: 2020.11.29
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    色にまつわる犬養シリーズ連作。 どれも毒々しい毒だった・・・。 しかし犬養はいつも男前だなあ(笑)

    1
    投稿日: 2020.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    刑事犬養隼人シリーズ、短編集です。 『七色の毒』のタイトル通り、それぞれの短編のタイトルには色が付いています。そして毒も仕込まれています。 印象に残った話を二つ。 『赤い水』 中央自動車道で高速バスが事故を起こし、1名死亡する。 原因は運転手の居眠りだという。犬養は、運転手の小平のインタビユーに不審を抱くのだが…。  男前で女を騙せそうなのに、逆に騙されてばかりで《無駄に男前の犬養》と噂されている犬養。だが、男には絶対騙されないという。そのため、男が犯人の場合の検挙率は高い。  女に騙されてばかりというのが、私の母性本能をくすぐります(笑)。完璧ではないところがいいですよね。 その犬養が暴いていく真相とは。 二転三転する展開は、流石、中山さんです。 『黒いハト』 これが一番印象に残りました。 雅也が自殺して一週間。親友の春樹は「あの野郎、絶対許さない」と憤りを顕わにしていた。雅也はイジメにあっていたのだ。学校側は事故として処理しようとしたが、春樹の発言で雅也の両親も生徒も保護者も騒然となった。そして、犬養の捜査が始まった。 この話もアッとおどろく結末が待っています。 白バトの中に紛れた黒いハト…。 最後の二行がやるせなかったです。

    2
    投稿日: 2020.11.08
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    テーマを異にした短編が七つ。クオリティも高い。 性同一性障害、いじめが印象に残った。ただぜんぶ面白い。 一応陸上競技経験者としては実力者が1、2コースに入ることはないことだけが気になった。真ん中のコースでお願いします!

    2
    投稿日: 2020.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星3.1 どちらかといえば「逮捕」に結びつき難い人びとの悪意を、狂言回しとしての男前刑事が掘り崩していくという筋立ての短編7本が収録されている。刑事は探偵役としての刑事であり、あまり警察文化の掘り下げはない。ただし「本来なら交通課の案件であるはずの捜査になぜ捜査一課の人間が?」など、各専務を知っていると確かにそういうエクスキューズが入るなとニヤリとなるくだりもあった。 悪意の煮凝りを小品としてまとめあげる巧みさには感心したが、「(内容が救いがたい面を含むため、)今読みたいものではなかったかな……」と適当に読み流してしまった面もある。しかし、こういうものを心身が求めるときによんだなら、星4.0+になることもあるかなと想像した。

    1
    投稿日: 2020.10.19
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    7つの短編集。様々なテーマを描かれてるんだけど、さすがに短すぎてちょっと消化不良笑 真相に導く犬養刑事の着眼点と推理は脱帽ものなんだけど、短すぎるので、時間発生→解決、起承転結の起と結だけみたいな感じ。それぞれの作品を長編バージョンで是非読みたい。それにしても中山七里、才能があふれてます。凄い作家さんだな。

    9
    投稿日: 2020.10.14
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    すごい…!七色の傑作! 「…と見せてこう来るでしょ絶対」と、ある程度こちら側の探偵心を満たしつつ、それ以上の驚きを与えてくれる作品ばかりで中山ワールドの気持ち良さに陶酔してしまう。 『白い原稿』中で犬養刑事が言った「特別じゃなかったら駄目なのか」という言葉は、なんだか胸に残った。他人と比べての特別性は本当に意味がない。

    6
    投稿日: 2020.09.16
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    短編ではあるが、一つ一つのストーリーに手抜きがない。社会問題を取り上げているのも、結末がどんでん返しのミステリーなのも中山作品であり、完成度も見事。ただ、全体に救いがないやるせなさがある。

    3
    投稿日: 2020.09.15
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    I think it's normal to hold a grudge against a business owner who has killed a family.

    0
    投稿日: 2020.03.31
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    中山七里の作品は 表題に凝ってる、意味がある 読了後にそれがわかる、 これでもかこれでもかというほど、 色にまつわる殺人! 赤、黒、白、青、緑、黄、紫 すごくない!赤と黒が不気味だった。 ふーん、納得というのもあれば 無理やりかなというのもある 中山七里、凝り性だわ! 登場人物に、だいたい惚れ込んでるのだけどー 犬飼隼人はそこまでのめり込めない。 まあ、端正な顔、いわゆるイケメンはいいとして ー 本屋さんに行くと 平台にある大物になったんだね。 そろそろ、卒業しょうかと思いながら、また読んでしまう。 ほとんど読んだので、やや全貌「中山七里」がみえてきた?かな?

    3
    投稿日: 2020.03.14
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    無駄にイケメン(?)で、男の嘘はたちどころに見抜くのに、女の嘘は全く見抜けない刑事・犬養隼人が活躍する短編集、7編を収録。 公害問題やいじめ、ホームレスなど、社会的問題をモチーフに、人の心の裏側の『毒』をあぶり出すミステリー。 全てに『色』が付けられた表題が、特徴的です。 それぞれ短編ですが、全ての作品で、最後の2〜3ページでどんでん返しが炸裂します。さすが中山七里氏ですね。 特に、最初の『赤い水』と最後の『紫の供花』が密接に繋がり、それぞれがあっと驚く仕掛けになっています。 最後の『紫の供花』は、不慮の事故で足に障害を負ったスプリンターの話ですが、最近読んだ同氏の『翼がなくても』とのリンクを感じました。

    12
    投稿日: 2020.02.28
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    中山七里がこんなに面白い小説を書くとは知らなかった。「さよならドビュッシー」なんて馬鹿にしていたけれどね。七つの色一つ一つに関係する事件が七つ、それを犬養隼人刑事が解決する。どれも必ずどんでん返しがあって、薄っぺらい話で終わっていない。人の心を操るというところにポイントがあるかな。初めの話と最後の話がつながっているのも、まとまりを出していていい。それにしても「無駄に男前」と言われる犬養刑事の人物像がなかなか味がある。

    28
    投稿日: 2019.12.30
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    そうなんです 推理小説家に一番騙されるのが私です 短編が7つ 一つの話で2回は騙されているから 全部で20回はドンデン(自損事故)返し 最後には短編をはみ出て(自粛) 畜生!でも、騙される方が楽しめる本

    3
    投稿日: 2019.10.19
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    面白かったです。久々に中山七里さん読みました。 シリーズの2冊目らしいですが、短編集なのでするする読めました。 七つの色がタイトルに入っている、短編ですが骨太の事件たち。 犬養刑事、女には弱いですが、男の嘘は絶対見抜くというのがかっこいいです。 お話は3話目の「白い原稿」が特に面白かったです。お話からうかがえる、作家や出版社の思惑が凄まじかったです。これは文筆家を目指す人は必読の問題作では。 他のお話もありそうなリアリティーがありました。犯人たちの心理描写と、追い詰める犬養さんの話術が巧みです。殺人教唆の多さ。 シリーズ読みたいです。

    3
    投稿日: 2019.07.15
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    刑事犬養隼人第二弾。 前作よりこの短編集の方が面白いかも。 一番面白かったのは「黒いハト」かな。 ミステリーとしては単純すぎる気も過ぎるが、 「青い魚」も面白かった。 どうも犬養刑事が嘘を見抜く技術の詳細が描かれていないので、 薄っぺらくなってしまっている気がする。

    2
    投稿日: 2019.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは見えない動機にまつわる短編集なのかな、と思いました さすが帝王、短編でも仕掛けは仕込んであります そこに驚きがあるのは、意外な動機を発掘するからかな

    2
    投稿日: 2019.03.16
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    犬養隼人シリーズの短編集。 どの作品も最後にあっと驚く真相が待っている。 それが分かっていても、やっぱり驚かされる。 黄色の話が一番怖かったかも。

    1
    投稿日: 2018.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトル通り,色を印象的に取り上げている短編集。 沙耶香ちゃんとの距離が若干縮んで良かったね、犬養さん。 一篇一篇短いのにしっかりとしていて面白かった。 赤い水のラストがイメージしたら印象的だったなぁ。

    1
    投稿日: 2018.06.23
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    軽めミステリ かかった時間70分 安定の中山七里。いつでも6割保証の面白さ。そして読みやすい。エンタメとしてよい。

    1
    投稿日: 2018.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中山七里さんの本は以前にも読んだことがある。 スピード感があってとても面白かったと記憶している。 今回は短編集だった。 一話が短いために、ミスリードやどんでん返しもなく、すぐに犯人や動機がわかってしまって、物足りなかった。

    1
    投稿日: 2018.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は4. 内容(BOOKデーターベース) 中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり…。(「赤い水」)人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ集! 全てが最後に大どんでん返しと分かっているのでワクワク感よりも最後がどうなるのか?ばかり気になってしまった。

    3
    投稿日: 2018.02.13
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    題目通り,七つの色にまつわる,人から染み出す毒を,刑事犬養を軸に描く.いずれの物語もどんでん返しミステリィとして堪能できる.短編集と侮る無かれ.

    1
    投稿日: 2017.12.17
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    中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり…。(「赤い水」)人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ集! シリーズ第二作は短編集。むしろこちらの方が切れ味が良いと思う。一部リアルさに欠ける部分もあるが、そこは目をつぶるとして。

    1
    投稿日: 2017.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017年35冊目。 再読なのに、むしろ2回目の方が面白く読むことが出来た。 短編集でも魅せるな、犬養。 まぁあたしの中ではもうすでに=沢村一樹なのだけどww 改めて、最初の「赤い水」、そしていくつもの毒を味わって最後の「紫の供花」で締める。 うーん。やっぱ好きだなー中山七里。 個人的にはやっぱり認知症患者の殺意の立証は結構気になるなー・・。 2024.10 再読だと思ってたら3回目だったw 最初と最後の違うエピソードを短編集ならではのやり方で繋げてるのはやっぱり秀逸。

    1
    投稿日: 2017.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「赤い水」と「黒いハト」は現実の事故やイジメのニュースを想起させる。 特に「黒いハト」の結末は実際にありそうで吐き気がする...犬養さんが春樹に容赦なくてよかった、スッとした。 一番は「黄色いリボン」 冷食を温めるだけの夕食に感じた微かな違和感。やっぱり、まともな両親じゃなかったかー。 しかし、たった一万程度のお金のために子供を罪に巻き込むなんて…そんなものなのかなー。 どの作品にもたくさんの犯人がいる。 法に触れるかどうかではなくて、未必の故意とか、そこにすら行きつかない悪意や罪が、この世界にはたくさん溢れているということなんだろう。 そういう悪意を見逃さない犬養さんは優秀で、正しくて、カッコいい。 唇の端だけで笑う犬養…想像するだけでニヤけてしまうな。

    2
    投稿日: 2017.06.03
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    7つの色にちなんだ毒、つまり人の悪意を描いた短編集。人の心の黒いところをむき出しにするので、ある意味イヤミスとも言えます。 どの話をイヤだと思うかは人それぞれだと思いますが、個人的には「青い魚」が最もイヤでした。

    2
    投稿日: 2016.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犬養隼人第2弾。短編集なので少し物足りないのは否めない。 7つの色にたとえた殺人事件の話。1つ1つはとても面白かった。ドラマ化された「白い原稿」が読みたくて第1弾から読んだのだけど、、おおお、もう覚えてない。そんなに印象に残らなかったなあ。短編なので犬養さんの出番もちょっと。

    2
    投稿日: 2016.11.17
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    単純な事故に見せかけて実は仕組まれた殺人だった。というところまでは素人にも予想はつくが、いずれの話ももう一捻りあるので、してやられた!と感じてしまう。 全体的に若い犯罪者や表向きは真面目で穏やかな犯罪者が目立った。本当に怖い人は案外優しい顔をしている。

    1
    投稿日: 2016.10.15
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    善人は、たちまち悪人になりえる-。「切り裂きジャックの告白」の犬養隼人刑事が、「色」にまつわる7つの怪事件に挑む、ミステリ連作短編集。 始めの数編を読んで、短篇なのに必ず最後にどんでん返しがあることに驚く。以降はオチを予測しながら読んだけど、それで楽しさが薄れることはなかった。中山七里の器用さに脱帽。 (B)

    1
    投稿日: 2016.07.09
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    心の奥底に潜む悪意をえぐりだす、どんでん返し満載のミステリー集。 『切り裂きジャックの告白』に次ぐ犬養刑事もの。表題どおり七つの色を使ったタイトルで、さまざまな人間の毒が巻き起こす事件を犬養刑事が解決する。実際にあった事件や出来事をモチーフにしたり、社会的問題を取り上げているので、奇想的解決も受け入れやすい。もしかしたら著者は短編の名手かもしれない。

    1
    投稿日: 2016.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなかの作品が詰まったお得(?)な短編集。 人の心に巣食う真っ黒な毒を さりげなく、そして意外性を含んで読者に盛ってくる。 個人的にはこんな感じで色々出して欲しい。 釣り好きな自分は「青い魚」のトリックに気がついた。 あの「魚」は食べれないのになぁ~と思ったら・・・・

    1
    投稿日: 2016.04.07
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    犬養刑事が登場する七編の短編集。 タイトルの「毒」の通り、各短編にひねりのあるどんでん返しが仕込まれています。 読者に小さな驚きを投げかけて最後にはうまく収束させていく手腕はいつもながら感心したのですが、推理を絞り込んでいく過程でのロジックがちょっと甘くて、連作集ならではの大オチに驚きがなかったです。

    1
    投稿日: 2016.02.08
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    ・主人公の犬養がだいぶ鼻につくキャラしてる ・男の嘘だけ見破れる謎の設定に笑う ・各話の短さ、登場人物の少なさから、犯人や真相が最初から薄っすらわかる ・暇つぶしとして読む分にはスラスラ読めるし面白い

    1
    投稿日: 2016.02.02
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    犬養隼人 の第2弾。 一つ一つの短編が読み応えがあってお見事だった。 事件の真相は、犯人だけが知っているものではない、 というところが 抜群。七色にしたところもよかったかな。 「切り裂きジャックの告白」より こっちが好み。 無駄に男前の犬養にも、 ちょっと興味が湧いたので、ぜひ第3弾を!とお願いしたい。

    1
    投稿日: 2015.12.20
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    この長さの短編集としては、中身の充実ぶりが秀逸。 社会性のある主題にキレのあるどんでん返しを毎回コンパクトにまとめたうえに、一部連作も混ぜ合わせてあり、満足できる一冊でした。

    1
    投稿日: 2015.10.16
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    さようならドビュッシーのイメージで読んでみたら、思いの外時事問題を取り扱った作品でびっくり。特にMさんの文学賞ネタとか・・・・(こう書くとpというコンビのMさんの事みたいですがそちらではありません、どちらかといえばpという出版社から出したMさんのことです)

    0
    投稿日: 2015.08.05
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    前のよりは読めたけど、まぁ普通って感じ。あと切り裂きジャック読んで普通だったら音楽系に絞って追えばいいだけかなって思った。

    0
    投稿日: 2015.05.29
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    立て続けに中山七里の本。今回は短編小説。 やはり中山七里の推理小説は面白すぎる!短編だからそんなに複雑なストーリー展開じゃないのに毎回どんでん返しに振り回される感じ。しかも7つある短編が微妙に繋がってるところなんてさすがです。 刑事犬養隼人シリーズはまだ新刊が出ていないので続きがない…早くでないかなぁー

    2
    投稿日: 2015.03.27
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    ワクワク感の冒頭から、読み進むにつれ読者は翻弄され、最後は鮮やかにどんでん返しを食らう。それでいて、爽快感は失われない。 7編ともそれぞれ味わいがあり、「どんでん返しの帝王」と異名を持つ著者の本領発揮ともいうべき短編集。

    2
    投稿日: 2015.03.10
  • 七編どれも切ない。

    赤い水、黄色いリボン、黒いハトなど、色にまつわる七編の短編。登場人物から事件の犯人はなんとなく透けて見えるのですが、材料を犬養刑事がどう料理するか、どんな調味料で味付けするかが楽しめます。美形の刑事・犬養が話の途中からふっと登場するたびに、ワクワクしました。どれも粒よりでみごとに現代社会を切り取っていて、読後の満足感が高かったです。

    2
    投稿日: 2015.03.04
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    短い中に含まれる棘や癒し、この複雑さが面白い。どんでん返しはが続くと期待半分、お約束意識半分なので‥‥ちょっと飽きるかな。

    0
    投稿日: 2015.02.22
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    犬養刑事シリーズ、7つの短編集。 一話一話短いけど、タイトル通り色々な「毒」が詰まっている。どんでん返しの連続で、読み応えある短編集でした。 最初と最後の話がリンクしているのも良かったけど、個人的には「青い魚」と「黄色いリボン」が特に良かった。

    0
    投稿日: 2015.02.20
  • ドラマになるなんて。

    犬養刑事は誰がやるんだろ?? どんなイケメンが出てくるか楽しみです。 7つの短編集でした。 一つ一つのお話に色をテーマにしたタイトルがついています。 中山七里さんの本ならいつものことですが、各々のお話の最後にどんでん返しがあります。短いお話ばかりなので、その振れ幅はあまり大きくありませんが、実際に起こった事件の裏にはこういう秘密があった… という終わり方になっています。 いくつか読んでいくうちに、あ、この人が真の犯人だな、となんとなく分かるようになります。 でも、それでも、面白かったです。 割とすぐに読めるので、通勤、通学にちょうどいいかと思います。

    7
    投稿日: 2015.01.29
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    長編『切り裂きジャックの告白』の主人公、犬養隼人刑事が登場する短編集。高速バスの事故、芸能人の文学賞受賞、など実際の出来事が題材で、作者の筆にも毒を感じた。『黄色いリボン』は少年の視点で描かれた傑作。

    0
    投稿日: 2015.01.28