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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(1)
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(1)
浅野いにお/小学館
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総合評価

56件)
4.1
16
19
11
1
0
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    全12巻 3.11以後の価値観、人生観の変化を宇宙人の襲来に置き換えたと思われる漫画 ワクワクする序盤の展開 主要キャラを多感な女子高生に設定し、くだらない日常を見せつつ宇宙人という非日常との取り合わせ 世界観作りは完璧に近くとんでもない漫画と思わせるが、結局おやすみプンプンの終着点と同じ結論へ向かってしまう とはいえ、おやすみプンプンより表面的にテーマを見せてくれることでわかりやすくなった わかりやすくなったおかげでアニメにもできたわけだし、良かったとは思う でも最初期待していた空気がどんどんと嗅いだことのある匂いになるのは僕はちょっと、ね

    5
    投稿日: 2025.08.12
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    東京に突如現れた巨大な宇宙船「母艦」。侵略の緊張感が続く中でも、女子高生の門出とおんたん(中川凰蘭)は、日常を笑い合い過ごしている。だが、社会不安や人間関係の軋轢が静かに影を落とし、世界と個人の在り方を問いかける青春SF物語。 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は、侵略者による終末的状況を背景にしながらも、主人公たちの日常を淡々と描いた青春群像劇だ。物語の中心にあるのは、世界が崩れかけても続いていく日常の重さと尊さ。登場人物たちは、いつ終わるとも知れない不安の中で、それでも友達と笑い合い、日常を選び続ける。 作品の魅力は、巨大なSF設定と軽やかな女子高生の日常会話の対比にある。学校生活では、教師の描写にどこか気持ち悪さや違和感が漂い、社会全体に張り付いた歪さを象徴しているように感じる。お兄ちゃんの温かい存在感も印象的で、閉塞した世界の中での人の優しさやつながりが際立つ。 コロナ禍を経験した今読むと、目に見えない脅威と共に日常を続けざるを得ない感覚が、作品世界と重なり妙にリアルに響く。SFとしてのスケールと、青春ドラマとしての繊細さが共存する、何度も読み返したくなる名作だ。

    1
    投稿日: 2025.07.26
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    うーん、見事に全然わからん。 何か暗い話をやりたいのかと思って見ていても、伏線らしきものは出てくるけど目的は見えてこない。 藤子不二雄オマージュだろうかこれ。 そんな絵柄と妙に描き込みの多い背景もあまり噛み合っているようには。 このデブの兄ちゃんはなんかやな形で過去の自分を想起してしまう。 そういう狙いなんだろうけど。 1冊だけでは目鼻もつかないなあ。

    0
    投稿日: 2025.04.25
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    日本の三体? デーモンってそういうあだなかー 人間関係と襲撃のそれにどんな差が現れるんだろうか?

    1
    投稿日: 2024.06.08
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    改めて読み返してみたけど、ストーリーはともかく、描写がめちゃくちゃ細かく、キャラクターも台詞も面白い。 ストーリーが分からなくて前回は連載途中で読むのをやめてしまっていたが、既に完結しているとの事で、久しぶりにマンガを読む気になった。先が全く読めないので楽しめそうだ。

    1
    投稿日: 2024.05.30
  • タイトル長し

    個人的に浅野いにお作品は特別好きなわけでもない。どちらかというと苦手なのかもしれない。けれど、良くも悪くも生理的に刺さってしまうこの作風がどうにも無視できない。 今回もそんな作品。 先が気になってしまう。そんな第一巻。

    0
    投稿日: 2024.05.19
  • 虹ヶ原ホログラフ以来2作目

    作者の他の作品をそれほど読んだわけではないので何とも言えませんが、この作者は時代の空気をよく掴んでいると感じます。明確な価値判断は描かれませんが、この国やこの時代を覆う空気をうまくつかんでいると思います。

    0
    投稿日: 2024.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    多声だ。 現代社会への皮肉。 親子の軋み。 女子高生社会。 シスターフッド。 終末論。 が描かれている。

    0
    投稿日: 2024.04.25
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    SFで知的なギャグ。よく分からないけど、面白い世界観。 設定に謎が多すぎて、感想も書けず。 続きを読まずにはいられなそう。

    4
    投稿日: 2024.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    8月31日に突然円盤がやってきて東京の直上に停止してから3年経っている日常。 すわ侵略か!?となったけど、侵略者は激弱で、人類は滅亡することなく登場人物たちの日々は続いていく。面白かったです。 門出とおんたんを中心とする女子高生たち……おんたんの様子がむちゃくちゃおかしいけど、それでもキラキラ見えるから切ない。風景にはいつも母艦がいて、時折小型艦と自衛隊の戦闘が続いてるなんて、どう考えても先行きが不安です。 おんたんは何故か世界を憎悪してるし、門出は「敵を作って団結してるのが気持ち悪い」となってる。門出の考え、わかる……あと、凛ちゃんの私服がロリィタなのが地味に好き! 説明がないまま世界に放り込まれるのが好みです。じわじわと状況がわかっていく物語、続きも読みます。 (全く関係ないけど生まれが8月31日なのでなんだか嬉しい)

    1
    投稿日: 2024.03.30
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    いにお先生ワールドやったー。 世界観が面白くって、キャラが濃くて、かっかっか、って笑っちゃったべ。(ノ∇≦、)ノ彡☆

    2
    投稿日: 2024.03.18
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    2人の少女のデストピア青春譜、第一巻。 3年前から"侵略者"の円盤が浮かぶ東京に暮らす二人の少女、小山門出と中川凰蘭の日常を描く。 主にエキセントリックな凰蘭(おんたん)を門出が突っ込む形で物語を回していくが、内容は3.11後の社会への皮肉にも近い暗喩(直喩と言っていい部分も)が大部分。 まずはおんたんのテンションについていけるかが、この作品になじめるかどうかかな。

    0
    投稿日: 2022.06.05
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    「ねぇ……」 「もしかしたらこれは……」 「…宿題怠けた、」 「私の勝ち組かもよ……」 - 1巻 少女x日常xデストピア! ですって。 おやすみプンプンとかははいはいサブカルって一歩引いてましたけど、コレ3.11の影響受けた系の作品で一番好きです。やられた。 話は三崎亜記とかがよく書いてる感じの日常になった非日常系。なんだけど、その日常の密度がすごい。 ワケわからん超巨大飛行船が攻めてきて、よりにもよって23区上を滞空しながら第九地区状態になった日本で、10年代以降のほんっとにフツーの人々がフツーに生きている。高校がよく休校になって愚痴ったり、避難所が定期的に活用されるようになって小学生と爺さん婆さんの溜まり場になっていたり、S○NY以下電機メーカーが軍事開発でかつての勢いを取り戻しつつあったり。 この人が書く「現代の日本が戦争したらこんな風になるよ」感は、いろんなSF読んできたなかでもかなりワクワクする異世界だ。 あと登場する女子高生が、カワイイ女の子とアホな男子高校生のいいとこ取りな性格してるのもgood. 冒頭のセリフを、8.31に宇宙船が攻めてきた時、主人公のカワイイ女の子が、2chみながらステキな笑顔でつぶやくのだ。 というか全体的に台詞回しが良いのよね。 「ばかやろう!!こちとらナチュラルボーン世紀末だぞ!!」とか 最後に、このマンガ未来視っぷりも半端なくて、なんとトランプ大統領を選挙以前に予見している。と言うのもトランプを思いっきりパロった「パドロン大統領」なる人物が最初に言及されたのは3巻(2015年9月)なのだ。 多分この時点では「東京上空の宇宙船に容赦無く核ぶっ放した人」程度のイメージなんだが、よりにもよってそのイメージ通りの人が本当に大統領になっちゃったっていう喜劇。 SFはこれだから面白いですね、ホント

    2
    投稿日: 2018.12.23
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    鳥飼茜の新刊エッセー『漫画みたいな…』を 読んでいて 「彼」とは誰?と調べたら 浅野いにおだった。 ついでに言うと 結婚したとのニュースも入ってきた。 浅野いにおは アジカンのつながりで 映画『ソラニン』を観て 最後に漫画を読んだ。 特に興味も湧かず 浅野いにおの他の作品は読んでいなかった。 今回ツタヤで ついでみたいに 『おやすみプンプン』の1,2巻と 『デッドデッドデーモンズ…』の1、2巻を 借りてみた。 面白いかった! 浅野いにおは 僕の知らない、 いまの時代の何かを知っている。 そう思えて、非常に興味が湧いてきた ちょっと見当違いかもしれないが 『アイアムアヒーロー』が物足りなく思った ------------------ P118 「敵」を見つけた 途端に嬉々として 団結してゆく みんなの気持ち悪さ P139 「ノープランすぎて 逆にびっくりした‼」 P173 「世の中が どうなろうと 知ったこっちゃない」

    1
    投稿日: 2018.11.14
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    なかなかシュールで面白い。まだ一巻しか読んでないけど、東日本大震災とメッセージという映画が混ざったような舞台で、女子高生の日常が描かれるというギャップが面白い。

    0
    投稿日: 2018.01.14
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    インパクトのある表紙がずっと気になっていたんだけど、書店で全巻面陳されているのを見かけて1巻と2巻をついつい買ってしまった。いやー面白かった。 非日常な状況はずなのに、主要登場人物の周りでは今と変わらない日常風景が展開されるシュールさが面白い。緻密な背景と漫画的な人物描写の対比も面白い。

    0
    投稿日: 2017.12.24
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    一見日常、実は設定が非日常! という独特な作品。 デストラクションって意味は、破壊とか(大量)殺人、破滅の原因って意味らしいですが、じわじわと崩れていく日常…という意味なのかなあ。 まだまだ、これから、いろいろある。そんな印象を受けました。

    0
    投稿日: 2017.03.12
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    希望と絶望が混在する中で、今を生きる女子高生に焦点を当てたお話。 浅野いにおらしく、これが1巻なの?!と思うくらい説明がないまま、どんどん日々が過ぎていく感じ。絵の描きこみ方は相変わらずスゴイ!JKかわええ!おんたんポンプ履いててオシャレやな! 一つ気になったことと言えば、やっぱり、世の中を皮肉っているところとかが、ほれほれ!サブカル系読者どもよ!こういうの好きじゃろ??みたいな押し付け感があるなぁ。まぁ、浅野いにお節といえばそうなのだろう。 これからの期待を込めて、★4つ。

    0
    投稿日: 2016.12.05
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    浅野さんの作品。 どこかで見覚えのある設定なんだけど、どこだが全く思い出せない。。 人間の闇という感じの作品ではなく、完全にSF(もしくは現代の東京、原発事故の暗喩かもしれない)ので、少し楽に読める。

    0
    投稿日: 2016.08.04
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    宇宙船が降ってきたけど意外と弱かった。そんな日常を過ごす女子高校生。進学やら先生への片思いやらで非日常の中の日常がおもしろい。いにおワールドらしい黒さがこれからもっと出てきそう。次巻も期待

    0
    投稿日: 2016.01.27
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    2016年この漫画がすごいよ!で気になった。 やってくれましたよ浅野さん。 まーた面白いもの描いてくれちゃって! エロ控えたところがいい!!

    0
    投稿日: 2015.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かなり謎の作品。謎いっぱいでそのうち解決していくのかと思いきや謎のまま、時間が経過する。 ちょっとモヤモヤするけど、続きがきになる。 タイトルと表紙が好き

    0
    投稿日: 2015.12.07
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    浅野いにおの最新作ということで楽しみにしていたけれどようやく読めました。 ちょっとおんたんがおかしいけど愛嬌のあるキャラだし門出はとても純なキャラだなと感じました。 なので門出がタバコを普通に吸ってたのには少しビックリしましたが… とにかく平和な世界の中に溶け込む正体不明の絶望というのがアイアムアヒーローを180度回転させたような世界観でとても面白かったです。 そしてラストシーンで人間の姿をした侵略者らしき生物が出てきたので2巻がとても楽しみです。

    0
    投稿日: 2015.12.07
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    かわいい女の子たちが魅力だと思ったのだけど、本当の主役は「背景」その恐ろしいまでの描きこみを週刊でやっているのかと想像すると…。作者本人は、ペンで描き分けられる1ドットの点まで描きたいと言っているのは伊達ではない 冒頭のパロディ漫画がやたらウマイ。それとセリフの言葉の選択がほんと上手で現代的。はー(ため息)

    0
    投稿日: 2015.12.03
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    初にいお作品でした。ほほう、これがにいおワールドなのですね。女子高生の日常。円盤のいる非日常。独特な台詞まわし。なるほど

    1
    投稿日: 2015.11.29
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    茨城出身の浅野さんだからこその静かな反撃なのだろうな。3.11が都心だったらどうだったんだっていう。 5巻まで読んだー。1巻出た時から読んでるけど、今連載している中で一番面白い漫画。 茨城出身だからこその皮肉たっぷりで描いているんだなあといつも思いながら読んでる。

    0
    投稿日: 2015.09.06
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    今のところ、少し特殊な街の普通の?女の子たちのお話。 この先どうなるのか。よくわからなさすぎて、気になるような気にならないような。相変わらずの雰囲気だなあ。

    1
    投稿日: 2015.06.16
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    かっこいい。すごい。 のっけから、壮大に世界を広げる この作者のことだから、鬱々とした裏設定を後半にどーんと見せてくれるはず

    0
    投稿日: 2015.05.10
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    通称「デデデデ」。「ソラニン」や「おやすみプンプン」の浅野いにおが描く今作は、一見女子高生の日常ものに見えるが、地球にはなぞの『円盤』が襲来し、人類は「侵略者」と戦っていて、関東はF線と呼ばれるもので汚染されているなど、その中で様々なメタファーが折り込まれてる。助けてーイソベヤン! そして、この2巻では下北沢南口商店街が背景に描かれています!!なんとドラマも描いてあるよ! ぜひ探してみてくださいー!!分かるかな?好評レンタル中です! (スタッフ:♂:30代)

    0
    投稿日: 2015.05.06
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    浅野いにお漫画の中で一番良いので、 コンビニで高校生と混じってスピリッツを ついつい立ち読みしてしまう…。

    0
    投稿日: 2015.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の浅野いにお作品。長く積読したままだったが新刊購入したので、読んでみた。これが浅野いにおか!と面白さに震える。リアルな背景?風景や独特というか、個性的なキャラクター達。3.11から生まれたのかなと思わせる作品。すごく刺激的でじっくりゆっくり読んでしまった。おんたん、可愛い。

    0
    投稿日: 2015.03.26
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    いにおさんはやっぱり凄い方なんですね。 一コマや見出しの、ここっていう決め絵の構図が抜群にカッコいいんです! そして内容も、宇宙人侵略っていう緊迫した話のはずなのに、主人公たちのゆるふわな空気感とのギャップが笑いを誘います。 お願いだからぷんぷんの方には転がらないで…!!

    0
    投稿日: 2015.02.24
  • デデデデ

    相変わらずの浅野いにお節満載で前作「おやすみプンプン」よりもテンション高めか? 読み手の予想を斜め130度くらいで飛ばしてくる独特の読みくちはそのままに、嫌になるほど現実的な日常を、何をするでもなく、ただ無為に過ごしては絶望に負け越していく気味の悪さはプンプン以上かもしれない。 って、プンプンは中盤からあまりの重さに読むと本気で鬱になるので途中でやめてしまったのだけど。 それでもこの作家から目が離せないのは、実験的で、マンガを知り尽くした完成度の高さに加え、とにかく社会に絶望していて何だか大人になりきれていないところに惹かれているせいなんだと思う。基本、とてもパンクな作家。 そろそろ大人の社会の中で違和感に苦しむ子供から抜け出してもいいんじゃないの?という気もするけど、この人はどこか絶望していることが作家としてのアイデンティティなのかなぁ。世の矛盾や理不尽さに心底愛想が付きながらも、歯を食いしばって現実と折り合っていくのが大人なのだとしたら、この人の作品はちっとも現実を飲み込めずに壊れていくので、そういう意味で完全にモラトリアム文学。子供の物語なのだと思います(褒めてます)。 ただ、あまりにも理不尽なことが起きるのでそこが何とも言えない。 プンプンとは違う方向に進んでくれたら…と思いながら次の巻を待ちたいと思います。 普通のマンガでは飽きたらない人は是非挑戦してみては。

    10
    投稿日: 2015.02.16
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    突如、「侵略者」が舞い降り、世界は終わりを迎えるかにみえた「8・31」から3年―― 大きな絶望を浮かべたままの空の下で、思春期の日々を過ごす2人の女子高生小山、門出と中川凰蘭の物語が始まる。『おやすみプンプン』の浅野いにお新世界。少女×日常×デストピア!(帯より) タイトルのテンポの良さにつられて購入。一風変わっているけれど、世の中や身の回りの物事に不満や憧れを抱いて生きている女の子2人の物語(今のところは…)。「侵略者」の円盤に空を塞がれている日常の中で繰り広げられる日常が、なんともけだるい感じに描かれています。 正直1巻だけでは、これから話がどちらの方向に進むのかはわかりません。とりあえず門出ちゃんの素朴なかわいさを堪能しつつ、次巻に期待です。

    0
    投稿日: 2015.01.17
  • 地球がくそやばい - でも、誰も特になにもしない

    浅野いにお最新作。 映画「第9地区」に出てくるような超巨大な(たぶん)地球外部からの侵略者によって、 世界は終わりを迎えるかに見えた「8.31」から3年。 大きな被害はあったものの、世界が終わるほどには被害もなく、 何となく3年間が経ったところでこの物語は始まる。 この世界は、いつもの浅野いにお作品のように、 何だかいつでも壊れてしまいそうだけれど決定的なことが起きなかったりする、 大きな世界よりもちいさな自分たちのことなのだ。 ネットゲームにハマるオタクの門出と凰蘭。 イジメられていた門出を支え続けた凰蘭は、門出にとって”絶対”の存在。 簡単に敵味方が入れ替わり、今日の味方は明日の敵になるそんな日常にあって、 自分の隣にいる絶対の友人(常に世界を自分が掌握すると考えている)を信じ続けること。 世界が終わるのか、女子高生が勝つのか、 不安定な女子高生の、”絶対”に憧れる姿から目が話せない。

    5
    投稿日: 2014.12.26
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    浅野いにおさんてスゲーテクニシャンな感じだけども、いつも何かが欠けているような気がします。作品にはふさわしい「もの足りなさ」なんだけども。 どこかで読んだ押切蓮介さんとの対談で、ゲームは好きだけど下手だったからゲーマーじゃなかったとか、ワイプアウトがオシャレだから好きだった、みたいな事を仰っていて「あぁ、そういうタイプの子だったのか」と妙に納得しました。90年代に思春期過ごした人で分かる人もいると思うんだけど、地方に住んでんのに一生懸命「スタジオヴォイス」とか「チューン」とか読んで、美大とか服飾目指すかITで独立しようみたいなタイプ。そういうタイプのダサさが常に付きまとっている気がします。

    0
    投稿日: 2014.12.14
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    侵略者の円盤がただずっと空に浮かんでるだけの街の女子高生のリアルな日常といった話。 面白いというよりか、凄い作品。描き込みとか間のもたせ方、そこにSF的な要素を無理なく入れる技量とか。 この調子でゆるゆる続いていくのかなと思いきや、結構エッジの効いた展開が待っていた。続刊に期待

    0
    投稿日: 2014.12.13
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    いにお氏の新作ですけれども…なかなかイイんじゃないでしょうか!? 主人公となる女子二人も可愛い感じ。最初、中学生かな? と思ったんですけれども、二人はJK(=女子高生)なんですね…三十路近い僕としましてはもうJCとJKの区別がつきません…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、相変わらず思春期のグズグズした感じをモチーフに物語を進めていく模様…ですかね。若干、SF的な要素も入っているようですけれども…ま、続刊に期待ですね! おしまい…。 ヽ(・ω・)/ズコー

    0
    投稿日: 2014.11.29
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    程よく世間を皮肉る、限りなく現代社会に近いSFマンガといったところだろうか。 女子高生達の思考回路だとか行動だとか、登場人物達が送る日常に物凄くリアリティを感じるのに、そこに余りにも自然に途轍もない終末感が溶け込んでいる事が凄い。 きっと今私たちが世界の終わりに立ち会うことがあるとしたら、このマンガのような感じなんだろうな。

    0
    投稿日: 2014.11.05
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    3.11をベースにしながら、テイストは90年代後半からゼロ年代前半に流行ったデストピアゆるゆる日常。山本直樹の「安住の地」っぽいシニカルな登場人物のテンション。正統派青春モノの「ソラニン」にハマって「プンプン」で挫折した作品によって好みが分かれる浅野にいお作品。今回は大丈夫そうだ。つか、わたし作者と年が近いんだよね。三十路教師の渡良瀬に共感しやすかった。まだ青かったリアルタイム「ソラニン」より歳くったよほほほほ!!

    0
    投稿日: 2014.10.29
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    浅野いにおの漫画はもう買わないと、全部人にあげたけれども、また買ってしまう私。 日本人は潜在意識で、日常が終わり戦争が起こることを望んでいる。

    0
    投稿日: 2014.10.26
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    浅野いにおさん新作。 なんだこれは?!!! 頭がおかしくなりそうな。 震災後の日本の混乱のような、 エボラ熱でさわぐ世界の混乱のような。 非現実的な世界の中にも 現実にあふれる矛盾だとか、 なにか通ずるものを感じる。 おもしろい!と思えるかは 今後の展開次第かなー。 すごく壮大な、SF超大作で 次第に暴かれる謎の組織!! みたいな、ミステリーな話だといいな、 と思うけど たぶん浅野さんのことだし 謎解きメインでなく、 ぐっちゃぐちゃになる世界だとか 人間関係を描くのではなかろうか 一人でも救われるような話だといいけれど… しかし、 一生タイトルを覚えられない自信がある。

    0
    投稿日: 2014.10.23
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    たいくつな日常になにかが起こってぶっ壊れたらいいのになぁってちょっとみんな思ったことあるそんな感じの女子高生とかのやつ。

    0
    投稿日: 2014.10.17
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    いにお先生の新刊キマシタ!こんなん読んでたら 厨ニかサブカル女子あたりのジャンルに分類されて しまいそうだけど、なんだかんだでこの毒々しい 感じが病み付きになってやめられない…。 震災色が結構強くて、それもまた鈍く重いものを 残していくんだよなぁ…。

    0
    投稿日: 2014.10.12
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    浅野いにおの新刊!やっと読んだ! ほんと、社会風刺っぽさ満開の内容。リアリティーを無くした世代って言われてる現代人への皮肉なんだろうかね。プンプンの終盤みたく、これからどんどんダーク展開になっていきそうで次巻が楽しみだ。

    0
    投稿日: 2014.10.12
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    超かわゆい。 宇宙人に東京が支配された!たくさんの人間が殺されたけれど、思ったより宇宙人はよわっちくて結構反撃できてる状態。死んじゃった人たちのことが無かったことのように過ぎていく日々。日常はそんなにガラリと変わらない。 日常系SF!と!言わざるを得ない!!

    0
    投稿日: 2014.10.11
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    イソベやん メタリカ 小山門出 中川凰蘭=おいたん 発情ポエム 社畜 共感 論破 こじらせブス と言わざる得ない 高畠っス 絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿ふるいちのりとし 淫行教師 そんな団結気持ち悪い 杉並区西永福 敵を見つけた途端に嬉々として団結していくみんなの気持ち悪さが苦手 事故現場でピースは勘弁してくれ セフレでよければ JKを独占できて至福の時間 XVIDEO 渡良瀬 みだらなセックス そんなんでいいんだよ ヤヌー知恵袋で聞いてみる ノープラン BLが好き 男色 貴様それでも軍人か 赤バナナ 帝王学 超やっべー独裁者 その時神はこう言いたもうた 魂で握手 肩もみ券 その件について少し詰めていこうじゃないか デブは無理 質量がマイナスになってブラックホールができる 痛みを乗り越えたその先に 環七通り世田谷区若林 見ざる聞かざるワオテナガザル 正論だ

    0
    投稿日: 2014.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごくおもしろかった。ぷんぷんは苦手だったけど、 こちらは好き。漫画みたいに、いきなり戦争が始まって でも まだ どっかで 普通の日常が与えられていて とりあえず目の前の家庭どうのこうの 進学どうのこうの 好きな人 友達どうのこうのな感じで、日常を過ごしている主人公にリアリティーや親しみを感じる。でも、少しづつ社会が崩壊していっている感じな不穏さが伝わってくる。続きが気になる!

    0
    投稿日: 2014.10.09
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    浅野いにおの作品は、彼が高橋しんのアシスタントをしていたという流れからデビューの頃からしばらくはおいかけていたのだけれど(でも今wikipediaで調べたら実働5日しかなかったらしい…なんだよ!)、三作目あたりで少し好みからずれてしまった感じがして、それ以降追いかけるのをやめていたのですが、書店で流れていた販促の映像を見て好きそうな設定だと思い購入しました。絵自体はもともと好みだったので。 震災以降、文学などの方面でも(例えば「クリスタル・ヴァリーに降りそそぐ灰」、「世界泥棒」など)、理不尽な、強大な暴力との対峙というのが(若い書き手の中での)一つのテーマになっている気がします(同じ日に読んだ「五時間目の戦争」も似たような設定でした)。この作品の場合は、直接主人公が戦ったりする、という関わり方では無いですが。これ以降の展開として、なんとか均衡を保っている(ように思い込んでいる)日常がどうなってしまうのか注目です。

    0
    投稿日: 2014.10.09
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    今迄ずっと いにおセンセの作品は好きな部分(女の子が可愛い。たまに凄くツボに入る展開や場面がある)も有ったけど苦手な部分が多くて、結局あまり好きでは無かったのだけど… これは好きです。ベリーとっても好きです。 色々あるのだけれど、この子達がどうなるのか。が、一番気になるのよ。 そして、門出&おんたんのキュートさとリリカルさは最高ですね。 ええ、眼鏡ショートと太眉子。最高ですよね。ええ。

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    投稿日: 2014.10.08
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    ああ^〜 おんたんかわいいねーはいかわいい という感想今の所 浅野いにおなー ソラニンに始まりプンプンの臭さと厨を量産した悪行は未だに許しがたいけど、やっぱ画力とテキストの面白さで読めてしまうわねという実力は認めざるを得ない 画面、物語の端々に散りばめられたついったー民ネット民をはじめとしたスラングの嵐、おんたんのキャラ造形はまんまツイッター及びネット界隈というニッチな世界でのみ有名な美少女オタjkといった風情でまーよく見てますなーと感心。 素直におんたんと門出の掛け合い(クラスメート含む)は笑えるので電車の中でニヤついた。 女子2人って設定に惹かれたのでこの路線は突き通して欲しい。 男要らんラブい成分要らん しかしイケメン描くの上手くなったなーというか元々描けたんだろーけど迎合したというか おんたん兄の造形がまんまミサワでわろた。 普通にイケメン 先生がどタイプ過ぎるので私もなんだかんだ批判出来る立場でもないなーと いや普通に面白いです。 2巻も買う

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    投稿日: 2014.10.08
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    これはまたいつもの如く面白いのか面白くないのかよくわからん作品……いや面白い、と思う プンプンやその他の作品ほどの暗さはないけど、それでも現実に対するドライな空虚さを感じる。キャラクターがかわいらしかったりマスコットがいたりと珍しく雰囲気がファンシー 代わり映えのない日常に対する鬱屈とした気持ちとそれが壊れることを望む小規模な破壊願望。この人の作品にはいつも多かれ少なかれそれを感じる 何はともあれ大好きな作家なのでこの物語の行く末を楽しみに追っていきたい

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    投稿日: 2014.10.02
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    異常が通常になっている世界。 でも正常ではないことに心の中では気付いている。 そんな世界で描かれる女子高生の日常。 主人公二人が見せる、一瞬の真剣な顔と背景のデストピア。 その一瞬に青春を感じながら、これかの展開にも期待できる。 よくできた世界観だと思う。 じゃあついでに聞くけど、 空を自由に飛べたら、小山はどうすんの? おんたんのとこへ!!飛んでいきます‼ …よし、XVIDEOでも観るか…

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    投稿日: 2014.10.01
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    突如関東上空に現れた宇宙船と女子高生の日常とは、、、大風呂敷を広げたな! でも、いにお先生ならばやれるはず。 このJK達には幸せになって欲しいです。 そんなに減量したら質量がマイナスになってブラックホールができるぜ、、、 ぶっこ! ぶっこ!

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    投稿日: 2014.10.01
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    まだこの意味ありげな設定と展開を掴みきれない。「世界の終わり」が始まった世界でも変わらずあり続ける青春活劇……ってだけじゃないだろう、当然。

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    投稿日: 2014.10.01
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    十年代における『気分はもう戦争』『あ・じゃ・ぱん』的な作品なんじゃないだろうか。ずっと浮かんでいるあれは、目に見えないものは、そういう浅野いにお的なシニカルさとメタファーをひきつれて。

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    投稿日: 2014.09.30