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旅者の歌 始まりの地
旅者の歌 始まりの地
小路幸也/幻冬舎
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総合評価

13件)
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    壮大なファンタジー。 かなり特殊な舞台設定を説明するために殆どのページが使われているので、上巻の終わりが近づいて漸く物語が進み始めた印象です。 基本的にいわゆる神の視点で語られているところまでは良いのですが、「本当はいろいろあるけれど、その説明はまた後で」という台詞が多すぎるのが気になります。 後半に期待かな。

    0
    投稿日: 2020.02.18
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    世界を創生した神話を元にした冒険ファンタジー。 馬、猫、鷹に変わってしまった兄姉と許嫁。 人間に戻る為、世界を巡る。各地を旅し、獅子の仲間を道中で得る。と、まぁここらはファンタジーとして定番だが、その実、社会主義に対するアチテーゼが重い。 北朝鮮と云うよりも、キューバから革命を起こしたゲバラの如し。 終わりが随分と急な尻切れ蜻蛉で幕を閉じたが、シリーズものにするつもりなのかな?

    0
    投稿日: 2019.03.27
  • なんでもありの大風呂敷

    なんでもありだから、どんな困難も乗り越えられる。 大風呂敷を広げるから、謎に圧倒される。 大風呂敷を畳めないまま終わったので、残念な作品です。

    0
    投稿日: 2016.10.11
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    ファンタジーを読みたいと思って本屋を探し回ってみつけて一冊。 丁度最終巻が出ていたので、はまったら最後まで読めるなと思ったのも一つ。 最初は説明が多くて多くて何度も挫折しかける。 これだからファンタジーは嫌いなんだよ!ってこの間書いた内容とドンピシャ(http://booklog.jp/users/kurotaime/archives/1/4167903830) それでも読み続けた理由として、説明が一通り終われば面白そうな予感がしたのと、この物語の語り手は誰なんだよって思ったこと。 現状一巻目では語り手は最後まで不明。この人かな?みたいな予測はできるものの、あくまで第三者の立場にいるので確定はできず。 そして予想通り説明が一通り終わってストーリーに入ってからは大分面白い。ファンタジーはファンタジーでも何事も「あら不思議、魔法でどうにかなっちゃった」といった内容ではなく、別世界で不思議な現象が起きている以外は普通。全てを解決するのも主人公の知恵のみ(それも大分都合良い気はするが)というのもまた面白い。 普段だったらまぁ小説だからそういうこともありだよね、って読み飛ばすような些細な内容も全て説明しているので、ライトリーディングには向かないが、考えながら読む人にはお勧め。

    0
    投稿日: 2015.12.15
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    小路さんのファンタジー小説。 鳥でないと越えれないような山脈にぐるりと囲まれた地で暮らしていた4人が旅に出るおはなし。続き物。 すごい独特の世界観。伝聞調に話が進み、そういった部分もちょっと好き嫌いが分かれそうな感じしました。 冒険小説好きだったりファンタジーなゲームとか好きな人にはおすすめできます。 移動時間に読んで車内でうっかり感涙して焦った思ひ出。根っこにあったかい繋がりがあるのはやっぱり小路さんだなあと思いました。 おはなしの中の専門用語が結構な頻度で出てきますが、話にのめり込むとわりかしすんなり読めます。たまにちょっとページ戻して「この意味はなんだっけな?」と読み返すのもまた一興。 ただ、第三章で終わってしまうので「おれたちのたたかいはこれからだ!」というテロップが出て、ちょこっと次の展開の次回予告をにおわせて放送終了、というようなお預け感もんわりな終わり方です。 上中下巻なのか、それとももっと続くのか。 ラストがどうなるのか。テーマがおっきい分、どこに落としどころつけるんだろうか。うーむ、そんなことを考えながら次巻を待ちます。

    0
    投稿日: 2015.03.15
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    小路幸也のファンタジーということで楽しみにしていたのだが、かなりの期待ハズレ。ファンタジーに長々と説明はいらないし“我ら”との比較も不要。ましてや「想像しろ」とは読者を馬鹿にしている。それに語り部が変で興醒め。ファンタジーは作者自身がその世界に入り込み、その世界こそが現実だと思って書かなければ読者も入り込めない。その都度現実世界との比較を書いたら、いつまでもその世界を楽しめない。さらに同じ事の重複や言っている事に矛盾もあるし、「後で書く」というのも多くてうんざり気味。何故こんな書き方をするのか、編集者はちゃんと読んでいるのかと大いに疑問に思う。残念。

    1
    投稿日: 2015.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある歳を迎えると、人が獣に変わってしまうことがある世界。 主人公の少年は、リョシャとなり、 婚約者と双子の兄姉を元に戻すために旅に出ることで 閉ざされていた世界から飛び出して、 世界の秘密を紐解いていくことになる。 序盤はほとんど展開がなく終わってしまった。 獣になった兄姉たちとの旅がどう続いていくのかが楽しみ。

    0
    投稿日: 2015.02.01
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    久しぶりのファンタジ小説.他のジャンルに比べファンタジはどうしても先に読者に世界観を理解させる必要があるので,ともすれば解説っぽくなってしまう.本作,よく練られた設定が目を引く.上橋菜穂子さんの獣の奏者に近いイメージ.まだ序章だからか刺激が少なく物足りなさを感じるもののスケールの大きさに期待大. 以下あらすじ(巻末より) この世界の神は人と野獣とを分けて創ったが、稀に人から野獣に換身し二度と戻れない者もいる。ある日、ニィマールの兄と姉、婚約者が、人間の心を残したまま野獣に換身してしまう。だが誰も辿り着いたことのない果ての地に行けば、三人を人間に戻すことができると聞いた少年は、一縷の望みを胸に試練の旅に出た―。一大エンタメ叙事詩、開幕!

    0
    投稿日: 2015.01.24
  • 3部作の序章!丁寧な背景設定でどのような困難が待ち受けてるのか

    兄が馬に姉が鷹に許嫁が猫になり、人の心を残したまま野獣に変身してしまった。主人公は人間に戻すべく、旅者となり4人で見果てぬ大地を目指す冒険ファンタジー。 ちょうどStoreで特集組まれてて、無料冊子「小路幸也 解体全書」を読んだら面白そうな作家さんだったので購入してみました。 必ず最後はハッピーエンドにすることがモットーだそうで他の作品も含めて楽しみな作家さんです。 代表作の「東京バンドワゴン」シリーズも気になる。

    5
    投稿日: 2014.12.25
  • このハイファンタジー、たまりません!!!

    家族団らんものの印象が強い小路さんには珍しい、完全なハイファンタジー。 獣の姿に婚約者と兄姉を、元の姿に戻すための方法を探すリョシャ。 いや~この設定たまんないなぁ。秀逸。どっぷり。 冒頭からのナレーターの語り口調は、好みが分かれそうだが 世界観をしっかり把握できて、すごくよかった! 続きが楽しみすぎる! 早く読みたい! ちょうど、第二部が出ているけど、個人的には十部くらいで完結させてほしい!

    1
    投稿日: 2014.08.10
  • 細かいところは気になるけれど

    読み始めたときには,語り手となる人物の語り口が気になったが,ストーリーはまずまず面白いと思います.続編まで読み終わったところで,これから旅の最終章に向かうところです. 設定で細かいつっこみどころはあるものの,気になるかどうかは人によりけりかと. 無料版を読んでみて,自分に合うかを決めるのが良いと思います.

    2
    投稿日: 2014.01.01
  • 「買った」なら使ってもいいッ!

    人の評価を気にするんじゃない アンタはアンタだ この本を読んだ人間とアンタの趣味嗜好は違うし、抱く感想も同じじゃない なら人の評価が悪かったとしても、アンタの評価はそうはならないかもしれないだろう? この本がどんな世界観で書かれたどんな内容の本かは、書籍説明をみればわかることだ 自分のことは自分で決めるんだ 誰かに責任をなすりつけるんじゃあない

    1
    投稿日: 2013.12.29
  • 助走中?

    描写から、カルデラを連想しました。まずは、個性豊かな仲間たちと、そこを出るまでの話。これからの壮大な冒険を予期させる助走期間という感じ。実際には分冊版で読みました。最近やっと続編が出て来ました(^-^)

    0
    投稿日: 2013.12.23