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総合評価

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    〔!〕「百姓」や「民」と書いて「おおみたから」という読み方がある。(p.49) 〔内容〕今回は動物成分おおめ//案山子で知恵の神の久延毘古命とその眷属、蝦蟇の謡と梟の富久/「鬼神のごとき妹」ついに登場だが意外に鬼神でない/黄金、食材管理の神になる?//半透明になっている狸の金鳥大明神とその眷属たち/御用は阿波狸合戦の収集と読み聞かせ//八幡大神は顔を現代に合わせて描きたい。 〔好み度〕ここちよさ:A/キャラ:B/設定:A/文章:B/思いがけなさ:B ■御用人についての簡単な単語集 【天棚機姫神/あめたなばたつひめのかみ】高天原で神衣(かんみそ)を作っていたが最近は人間世界で洋服を作っている。が売れなくて悩んでいる。小学三年生くらいの女の子の姿だがときおりの、怨念がこもったような低音ボイスが怖い。自分の作りたいものを作るタイプで、相手に似合うとかあまり考えていないところに問題があるような気がする? 【天照大御神】別名「大日孁女神」。神々のトップだがじつのところ株式会社の社長みたいなもんでなんでも思い通りにできるわけではないし社員や重役たちの円滑な関係を維持しなければならず苦労が絶えない。 【天道根命/あめのみちねのみこと】和歌山で神鏡を護る神。天津神。クソ真面目なタイプ。人の姿のときは北島と名乗る。 【荒魂】和魂が神の中の優しくて平和的な部分。荒魂は天変地異を起こしたりする荒っぽい部分。月読命は荒魂を失っており和魂だけで顕現しており本来黒髪だったのが銀髪になっている。 【伊斯許理度売命/いしこりどめのみこと】邇邇芸命の持っている神面を作った女神。 【遠藤獅兜/えんどう・れおと】良彦のバイト先の新人バイト。まじめなタイプではないがひどいタイプでもない。じつは妻帯者で生まれたばかりの子どももいる。大阪出身で子どもの頃古墳群で遊んだりしていた。 【稲の精】大山積神(おおやまつみのかみ)の配下。愛媛にいる。年中行事の相撲でたまには負けてみたい。人間形態のときはJAの稲本さん。 【大神】良彦に御用人を押しつけいろいろ御用を命じている張本人。普通に考えたら天照大御神か素戔嗚尊かと思うが、なんかちょっとイメージちゃうのでイザナギあたりかもしれへん? それもイメージちゃう気もするのでさらに古い神々のだれかなのかも? 【大國主命】出雲在住。国造りの頃の少彦名神の相棒。須勢理毘売命の夫なので須佐之男命の義理の息子。浮気性。軽い。ほぼ準レギュラー化している。 【大宜都比売神/おおげつひめのかみ】食物の神。身体中の穴から食べ物を取り出し高天原に捧げたら不浄やと怒った須佐之男に斬り殺されバラバラにされた。その後羽山戸神(はやまとのかみ)と結婚した。 【大地主神/おおとこぬしのかみ】民間信仰的な神。縄張りごとに大勢いる。日本の土地を守っている。 【大年神/おおとしのかみ】四柱目の神様。歳徳神(としとくじん)とも言う。新年に福をもたらす年神。知らないうちに御用をかなえてしまっていた。須勢理毘売命の腹違いの兄。ということは須佐之男命の息子か。 【大主神社】孝太郎が働いている神社。起源は平安時代。祀られる神は春日大社から勧請された。 【大野達也】和歌山県の野球強豪高校の選手だった。たぶんモデルは赤いアンダーシャツのあそこかと。当時練習試合などで対戦していたので良彦とは知り合い。プロ入りを目指していたしその可能性もある実力だったようだが今は商工会議所勤務。実家は神社で名草戸畔(なぐさとべ)の頭が葬られたという伝承がある。古代のことばかり研究して自分や姉を見ようとしない父親に対して強い反感がある。《神様って名のつく、目に見えないくせに崇められてるものが嫌いだ。》第四巻p.94 【大野奈々美】達也の姉。父の後を継ぎ神社を護ろうとしていた。が、達也とともに交通事故に遭い植物状態になっている。天道根命が知り合った「なな姉ちゃん」と同一人物だと思われる。 【大野の父】名草戸畔研究の第一人者。 【大日孁女神/おおひるめのかみ】→天照大御神 【大御霊龍王/おおみたまりゅうおう】三柱目の神様。瀬田の唐橋の下に住まう龍神。「瀬田の橋姫」と呼ぶほうが人には馴染み深い。ある人物は「お華」と呼んだ。 【大山積神/おおやまつみのかみ】伊予の大三島にある大山祇神社、日本総鎮守の異名を持つ社の神。海の民の信仰を受けた戦神。イザナギ・イザナミから生まれた。木花之佐久夜姫毘売の父。 【岡田友弘】良彦んちの斜向かいの家の子。小学生。なぜか良彦をつけてきた。 【お杏/おきょう】一言主の眷属。銀杏の御神木が本体の精霊。 【お供え】《神は見目形よりも、それに込められた想いを汲むものだ》《お前が、それに込めた想いをな》第一巻p.268-269。 【お華/おはな】→大御霊龍王(おおみたまりゅうおう) 【思兼神/おもいかねのかみ】頭脳明晰だが古い神々に抑えられ能力を発揮できずにいた。高御産巣日神(たかひむすひのかみ)の子。名前は「機動戦艦ナデシコ」で有名になった。月読命が暴れたとき天照大御神を洞窟内に隠した。アマテラス《お前は私を崇めるな。私を裁く者でいろ。後ろではなく、隣に立て》第七巻p.270 【幽冥主宰大神/かくりごとしろしめすおおかみ】大國主はたくさんの別称を持つがこれもそのひとつ。よくわからないけど死後の世界の主とかいう意味だろう? 【語り部】各巻の最初と最後に出てきて、良彦の後の御用人(まだ少年)に良彦のことを語り聞かせているようだ。良彦との関わりは不明。身体に鱗があるらしいので、龍神か蛇神か魚の神かそんな感じ? 少年の方も良彦との関わりは不明。息子という可能性もある? 【神様】人間とは持ちつ持たれつの関係だったが、現代では願い事を唱えるだけで信仰心も薄れ神祭りもなく、全体に力が弱まっている。《現代において、八百萬のすべての神が万能だと思うな》第一巻p.42。《神がいなくなるということは、その土地の太陽や水を隠されることと同じことよ》第一巻p.155。《人の子からみれば、神とは理不尽な存在であるものだ。》第一巻p.173。黄金《ほとんどの神々が、人の子を「人間」という括りで見ており、個人として認識することが稀だからだ。わしとてお前が御用人でなければ、舞い散る木の葉の一枚としか見ておらんかっただろう。》第一巻p.173。 【願掛け】《事情はどうあれ、困った時だけ神に頼るのは、褒められたことではない。》第一巻p.54。この作品の神様たちは人間とそう違いはない存在として描かれているが、ぼくらの世界にもし神様がいたとしても願いを聞いてくれることはなさそうに思える。ある人の願いは他の誰かにとって呪いになることもあるだろうから(たとえば入試合格)全ての人の願いを聞くと矛盾が発生する。なにより、神にとって人間は取るに足らない存在だろうから個としては認識しておらず塊(あるいは数字)としての認識だろうと思われる。また、神と人間は存在としてのありようが違いすぎるので神の理は人間の理とは大きく異なるだろうから良し悪しの基準もまったく違い、願いとそれを叶えた結果は合致しなさそうだ。 【感謝の歌】なんでも食事するときには一杯一拍手して和歌を詠むものだったらしい。それは「たなつもの 百の木草も天照す 日の大神の めぐみえてこそ」というものだとか。 【窮鬼】→貧乏神 【金鳥】阿波狸合戦の主人公だった狸神。なぜか身体が半透明になっている。 【久延毘古命/くえびこのみこ】あまねく天下のことを知る案山子神。眷属として蝦蟇の謡(よう)と梟の富久(ふく)がいる。大国主ファミリーの一員? 田の神とも呼ばれる。か、自分の存在意義に疑問を抱き引退したいと言い出している。人間形態のときは十六、七歳の少年。 【国造/くにのみやっこ】領主みたいなもん。 【孝太郎】藤波孝太郎。良彦の高校からの友人。実家は神社。今は近所の大主神社で修行中。権禰宜になったところ。超現実主義者。貧乏神にも恐れられる清濁併せ呑む毅然とした男。 【黄金/こがね】方位神(ほういがみ/ほういじん)。最初に出会った神様。大主神社末社にも祀られている。狐の姿をしており「黄金/こがね」と呼ばれていると名乗った。触りたくなるモフモフ。甘いものに目がない。方角を司るので目的地やそこへの行程が手に取るようにわかる《いわば、高性能狐型ナビだ。》p.87。「狐型モフペディア」でもある。とても古い神様らしい(イザナギ、イザナミよりも古いのかも?)が良彦は威厳を感じていない。その願いは《日本中の人間が再び神祭りに目覚め、神に畏怖と敬いを持つように取り計らう》p.154第一巻。というもの。個人の力では無理そうなのに叶うまで離れないというので一生のつきあいになる? 強いて言えば良彦が神社ライターにでもなって影響力を持っていくしかなさそうだが? このままではお役目を果たすのも遠からず無理が出てくるやろうし。《方位神とは、理屈でできているようなものだ。》第一巻p.200。須佐之男視点では方位神は人の子を陥れた情け容赦ない神なのだとか。 【古事記】天皇家の歴史などを、国内向けに書いたもの。 【木花之佐久夜姫毘売/このはなのさくやびめ】邇邇芸命の妻。超絶美女。宮崎にいた穂乃香の前に姿を現した。富士山の神でもあるのである意味日本を象徴する女神。 【御用人】「大神」からのミッション、「宣之言書(のりとごとのしょ)」に名前が現れた神々の困りごとをうまくおさめていく役目で人間が就く。《御用人が御用を誘導するようなことがあってはならぬ!》第七巻p.31。 【御霊信仰/ごりょうしんこう】非業の死を遂げた重要人物たちの祟りを抑えるために神として祀って御霊会などを開き慰める。 【サナ】宗像三女神に仕えていた巫女。女神たちにとって最も強い記憶が残っている巫女でもある。大陸出身で身寄りがなく言葉も通じず巫女になることをとことん嫌がっていろいろいたずらもした。が、誰よりも素質は高く天眼の持ち主だった。 【神職】《神に仕える彼らを通して、人々は神を視るのだろう。》第一巻p.251 【少彦名神/すくなびこなのかみ】有名どころ。第二巻最初の神様。見た目は身長十センチくらいの老人で白いポンチョのような服を身につけている。一寸法師のモデルとも言われている。大きな社殿に祀られているが、それでも地からは衰え老人の姿となった。大國主命とは国造りの頃の相棒。そのとき入った温泉の心地よさをもう一度味わいたい。 【神武天皇】神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびのみこと)などとも呼ばれる。 【須勢理毘売命/すせりびめのみこと】大國主命の妻。須佐之男命の娘。夫の浮気に悩まされている。大年神の腹違いの妹。激しい気性は父親譲り。 【清掃】良彦の父《昔な、親父が言ってたんだ》《掃除ってのは、神業だって》《穢れを祓い清める、尊い仕事だってな》第五巻p.111 【平将門/たいらのまさかど】クーデターを起こしたとされ藤原秀郷に討たれ今では江戸総鎮守に祀られている。他の場所で現れると落ち武者のような姿になる。 【高岡遥斗/たかおか・はると】→遥斗 【高龗神/たかおかみのかみ】貴船にいる。黄金は「水龍」と呼んだ。「貴船明神」と呼ばれることもある。水神の大元締め。 【武御雷之男神/たけみかづちのおのかみ】大主神社の主祭神。いずれ出てくると思っていたビッグネームやけどどうやって良彦を鹿嶋まで行かせるかが問題やと思ってた。 【田道間守命/たじまもりのみこと】菓子の神。大主神社の境内に祀られている。元は人間だったらしい。 【達也】→大野達也 【月読命】天照大御神の弟、須佐之男命の兄。荒魂を失くしており、一晩ごとに記憶が失われる。唯一覚えているのは須佐之男のことだけ。そのため日々日記をつけており膨大な量となっている。 【童子】高龗神と一緒に降ってきた。おしゃべりでいたずらもので神も困ったことがある。石で作られた柄杓を授かり森を守ることを約束した。人の娘と結婚し有限の寿命となったがその子孫は明治期まで代々高龗神に仕えてきた。 【敏益/とします】良彦の祖父。一年前に亡くなった。口数が少ない優しい人だった。神社に参るのが日課だった。父《勉強しろって言うより、挨拶や、箸の上げ下げ、靴をそろえること……。そういう生活の中の些細なことを、子どもには注意する人だったかな。》第五巻p.134。《子どもの好奇心は止めない人だったんだよ。》第五巻p.135 【泣沢女神/なきさわめのかみ】穂乃香は「沢女/さわめ」と呼ぶ。天香久山麓の神社の井戸の中にいた。小学二年生くらいの見た目。《泣くのが仕事のようなものなのだ》。たよりなさげだが日本に住む人間の悲しみの半分を肩代わりしてくれるという鉄のメンタルを装備している。彼女のおかげで泣いたら気分が晴れる。水神でもある。 【名草戸畔/なぐさとべ】神武東征で敗れて殺された。大野の父は異なった説を唱えている。名前からすると女性のようだ。 【邇邇芸命/ににぎのみこと】天孫降臨。大物。大國主と双璧をなすロクデナシ男として勇名をはせる。 【日本書紀】国の歴史を同時に中国に向けて知らしめるために書かれたもの。 【望/のぞみ】松下望。穂乃香と同じ学校の生徒。美しい月を描いていた。中学のとき「かぐや姫」というあだ名がついていたことがある。穂乃香に対し《あんたさ、変なら変なりに、もっと堂々としてなよ。》(p.94)とか《もっとそういう面白い吉田穂乃香でいればいいのに》(p.198)と言った。 【宣之言書/のりとごとのしょ】別名「御用帳」。一年前亡くなった祖父、敏益のものだったという冊子で、謎の老人から渡された。神々の名が書かれている。これを手にした人間は浮き出る神名の社を訪ね、その神様の御用を聞かねばならない。敏益は信仰心の篤さを認められ、そういう家の人間ではないのに抜擢された。作ったのは「遥か高位の大神」なんだとか。神様の御用人としてのパスポートみたいなもんかな。 【萩原良彦/はぎわら・よしひこ】→良彦 【秦氏】大陸から渡ってきた一族。月から来たという話もある。技術者集団という話もあってさまざまなものづくり技術を日本にもたらした。聖徳太子がらみの秦河勝が有名。 【羽田野唯司/はたの・ただし】画家。青い月を描いていた。寝ても覚めても満月の絵しか描かない。「はた」とついているので秦氏の末裔なのかもしれない? 【八幡大神】宇佐の社にいるが、石清水八幡宮も宇佐から勧請された社なのでそこでも会える。個人的には月イチくらいですぐそばを自転車で走ってます。 【遥斗/はると】高岡遥斗。穂乃香と同じ高校で隣のクラス。御用人のことを知っていた。名前からして高龗神とかかわりのある家(八家)の子かもしれない? 高龗神の役に立ちたくて仕方がない。レギュラーになる? 祖母は斗央子(とおこ)。愛車はズーマーX、二人乗りできたっけ? 【晴南/はるな】黄金《鬼神のような妹だな》第一巻p.187。第五巻でようやく名前がわかる。 【一言主】なんでも一言ですませてしまう神様。最近引きこもっているらしい。良彦が会ってみると予想外のタイプだった。御用のすんだ後はオンラインゲーム友だちになった。 【蛭児大神/ひるこのおおかみ】いわゆる恵比寿様。 【貧乏神】窮鬼。《衣食住が足りた生活を送れることが、決して当たり前ではないということを忘れないための存在なのだ。》第二巻p.85。寒いので寝泊まりできる家を探してほしい。羽振りの良い者が転落する落差を味わい、稼ごうとする気力を吸う。が、ここで登場する貧乏神は、一旦どん底まで落ち込んだ者が這い上がろうとする姿が好きで、それを見届けてから離れる。繊細で涙もろいところがある。 【富久/ふく】久延毘古命の眷属。梟。 【藤井】金長狸に思い入れがある人物。商工会議所の課長で四十歳になるが見た目は女子高生。 【藤波孝太郎】→孝太郎 【経津主神/ふつぬしのかみ】刀の神。タケミカヅチを主と呼ぶ。 【方位神/ほういじん/ほういがみ】→黄金(こがね) 【BOZU in Bar】浄土真宗の僧である快真と川島信定(信定/しんじょう)が立ち上げたバーで神仏折衷の内装とスタッフが働いている。孝太郎もたまに手伝っている。 【穂乃香/ほのか】吉田穂乃香。視える人「天眼/てんげん」。超絶美少女。高校生。あまり笑わないクールビューティー。孝太郎が勤める大主神社の宮司の娘。良彦に好意を寄せているようだ。 【松下望】→望 【松葉】蛭児大神の眷属。白馬。 【宗像三女神/むなかたさんじょしん】田心姫神=多紀理毘売命(たごりひめのかみ)、市杵島姫神=市寸島比売命(いちきしまひめ)、湍津姫神=多岐都比売命(たぎつひめ)。沖ノ島に祀られている。田心姫神はおっとりしている。市杵島姫神は凛としている。湍津姫神はキャピキャピしている。 【目貫の猿】石清水の本殿に彫られて命が吹き込まれ神獣となった猿。 【面の者】古参の神々。仮面を被っている。天照大御神を傀儡としていた。 【疫病神】お婆さんの姿。貧乏神も恐れた。直接祀られることは少ないが、例えば祇園祭は疫病神を慰めるためのものだったりして、けっこう信仰はされている。 【倭建命/やまとたけるのみこと】人面鳥の姿で登場。鳥になりたい。未曾有の進化中らしい。叔母の倭比売命は伊勢の斎宮。草薙剣を渡してくれた。 【弓月君/ゆづきのきみ】大陸より一族を率いてやってきた。秦の始皇帝の末裔だとかなんとか。ものづくり一族である秦氏の源流。 【謡/よう】久延毘古命の眷属。蝦蟇。自覚のない音痴だが自称吟遊詩人。ときどき眩暈を起こした小鳥が落ちてくる。 【洋治】大野達也の知り合いの神職。三十代半ばくらい。 【吉田穂乃香/よしだ・ほのか】→穂乃香 【吉田怜司/よしだ・れいし】→怜司 【良彦】主人公。二十四歳。神様の御用人にされてしまった。やる気も知識もあまりなかったが、結局のところとても誠実な人。ずっと野球をしており高校のとき一度だけ一番サードで甲子園に出場し一回戦で敗退。野球の才能で会社に入ったがケガをしたのと経営不振で野球部が廃部になったのとで退職。今はアルバイトの日々。 【良彦の妹】→晴南(はるな) 【良彦の祖父】→敏益(とします) 【良彦の父】自己主張しないタイプ。 【良彦の母】活発なタイプ。 【怜司/れいし】吉田怜司。穂乃香の兄。人当たりのよい人物で天然なところがある。が、強度の妹溺愛マシーンで妹につきまとう男は即座に敵認定され人物が豹変する。大主神宮宮司の長男。霊感はあるが無自覚でやり過ごしてしまうタフな精神を持つ。東京在住で旅行会社勤務。藤原氏の末裔。将門から憎まれ、タケミカヅチから世話係にと目をつけられている。

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    投稿日: 2025.05.21
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    萩原良彦の御用人シリーズ。 案山子が見た空、真・大和屋金長伝、世は変われども神は変わらずの3遍。 3つ目が八幡さまこと八幡大神を題材にした話が一番よかった。自分を見失いつつある神を立ち直らせるというお決まりのパターンだが、身近なので親しみをもって読むことができた。世は替わると雖も、神は変わらず。これまでもこれからも八幡様にお参りするんだろう、という思いに、八幡さまへの親しみが加わるような気がする。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    前作よりよかった。 タヌキの闘いはジブリの「平成たぬき合戦」しか知らなかった。あれはタヌキ対キツネだったか。 現代と過去が入り乱れて、なんでそんなに門外不出なのか最後まですぐにピンとこなかった。 大和屋金長伝の最後の一説、「どうだ金長、なかなか…」で泣いた。

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    投稿日: 2024.11.02
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    世は変われども、神は変わらず。 とはいえ、人が神から離れがちな現代において神だって不安になる。 自分は何のためにここにいるのか?どんな理由があって祀られたのか? 知ることによって人と神の大切な繋がりを知る。神を不安にさせている我々は様々な行事を通じてそれを伝えていかなければいけないんだろうなあ。と、この頃ようやく思う。 京都に行く機会が多いこの頃、このシリーズはいつもワクワクしながら楽しんでいる。もちろん近所の氏神さまのことも忘れてはいけませんね。

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    投稿日: 2024.09.19
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    今作は色んな動物が登場! 特に金長大明神には、なんだか化かされたな…笑 BOZU in Bar行ってみたいな♪

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    投稿日: 2024.09.01
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    前作から一年ぶりできかんくらいあいたけど、面白かった。 ただ、このシリーズは毎回面白い話とわかりにくい話がある。今回は狸の話が、全然わからんかったな(笑)。 わからんけど、わからん読了が正解なんかもしれん。狸の化かし合いがテーマなので。 八幡さんのお話はわりと最近(?)で、ちょっとぞくっとしちゃったなあ。 この本を読むとあちこちにでかけたくなる。 孝太郎くんから見た良彦がちらっと書かれてたのもよかったかもしれん…。 アッ、そんな切り口も持って来てくれちゃう? そういえば忘れてたけど御用人のことを孝太郎くんにはまだ言ってなかったっけ。フーン…。 早く言えばいいのに…。 あと、黄金についてもいろいろあるの? もしかしてこのシリーズ、ちゃんと主軸があって、それをクリアにしていくつもりがあるのか。 (そらあるのか) もしそうなら楽しみ具合が増えるな…。続編も予約しよう。 シリーズ当初より振り仮名が増えて読みやすくなったと思ってたけど、今回はもっと振り仮名増やしてくれてええで…、て、なった。 神様の名前とか登場するたびに振っててほしい(笑)。いっとき振っててくれた気がするけど、違うかったっけ…? べつに読めないまま読んだらええのはわかってるけど、なかなかそういうわけにもいかんのよ。 いかんけど、覚えてられへんのよ。もっと頭使って読書すべきか。それはそう。 会話の面白さが今回はすごかった。著者、こんなにはっちゃけた文章書いてはったっけ? 良彦くん、キャラええな…。 たしかコミカライズされてたよね。(良彦くんの言動がはっちゃけてるのは)そのあたりの影響もあるんかな、と、思ったり思わなかったり。(否定はしていない)

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    投稿日: 2024.06.16
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    今回は動物たくさん。表紙が賑やかでかわいい。 良彦の妹の就職活動の悩みもなんとかなったのかな。 御用で遠出をする良彦、交通費が心配になる。

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    投稿日: 2024.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

     御用人シリーズもだいぶ読み進めて遂に八巻!今回はポテポテとした可愛らしい動物たちの出番が多く、癒し的な巻であった。とくに金長タヌキの回に出てくるタヌキたちはアホっぽくも可愛らしくフワフワでとても良かった。  前回が強烈な印象を残す長編であったので、シリーズ本来の味を思い出すような印象で読み進めた。クエピコの巻で神と多くの人々の営みとのつながりを示しつつ、金長タヌキでは神と人との間に交わされた約束と想いを受け継ぎ今を生きる神を、八幡大神の回ではかつての一人の人との繋がりから人との繋がりが絶えたために見失ってしまった自らの姿を思い起こす神の話をしている。(それぞれの短いながらも沢山想いが込められた神から人へ、人から神へのメッセージが本当に心を打つ)これはこのシリーズで神が直面している人からもたらされた問題とそれでも地上で人と関わり合おうと思う理由という何度も描かれてきたテーマを再確認させられるもので、身近なものへの感謝の思いを引き起こさせてくるようにも感じられる。

    0
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 今回は過去と現在の話がミックスされた感じで少しややこしかった。良彦や穂乃香自身に何か進展があるかとも思ったけど、そこもなくちょっと期待ハズレの部分もあった。 あらすじ 知恵の神の案山子が神様を引退したいという話、金長大明神の狸から阿波狸合戦について調べて読み聞かせすること、自分の似顔絵を描いて欲しい八幡大神。

    3
    投稿日: 2023.11.18
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    今回は動物たちが出てきたり、わりと新しい時代の話だったりで何だか親近感のある神様でした。神様って人に寄り添う存在なんだなぁと思いました。

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    投稿日: 2023.02.16
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    シリーズ第8弾。 今回は様々な動物たちが登場。 シリーズの初めの頃のような暖かくて、ほんわかしたストーリーがとても楽しい。 神様の名前が難しくて、いつしか名前は飛ばして読むようになった罰当たり者の私ですが。 間違いなく面白いです。 オススメ!

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    投稿日: 2023.01.08
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    私の好きな本で案山子が未来のことやなんでも知っているという設定があるのですが、まさか日本の神様のクエビノミコトから思いついたんじゃないか?!と気づいた時に興奮しました!大好きな本が大好きな本と直接的な関係はないにしろ同じ神様が出てくるのは面白いなーと思いました。

    5
    投稿日: 2022.10.18
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    表紙のとおり、動物がいっぱい登場。みんな愛らしい。 狸の金長大明神の話は、涙うるうるで良かった。 今回は穂乃香の登場が少なめで、進展しそうで進展しない(笑) このまま曖昧なままで終わっちゃう可能性もある??? 良彦の成長具合もとっても良く、神社めぐり、したいな~って思いました!!

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    投稿日: 2022.08.27
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    今回登場したのは八幡様以外は全く知らない神様でしたが、御用人への依頼内容と解決策の発想が素晴らしかったです。 石清水八幡宮には小学生の時以来行った記憶がないなあ。確かに往年の栄華を感じさせる雰囲気は全くなかったけれど、その理由が神仏分離のせいだとは知らなかった。歴史と伝統が受け継がれないって、とても残念なことだと思います。

    1
    投稿日: 2022.01.17
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    古狸合戦や八幡さんは何となく知っていたが、案山子の久延毘古命は全く知らなかったのでとても新鮮でした。 出てくる神様がみんな優しいのが嬉しいです。

    1
    投稿日: 2021.08.25
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    前作が大物三柱のガッチリ長編だったが、今作は全編にわたり、梟・カエル・狸・猿と動物満載。 狸の話は、ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の元となった話かと思ったが、そうではないらしい。 穂乃香と良彦の関係も今後どうなるのか、シスコンの怜司も絡んで楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.07.30
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     萩原良彦(はぎわらよしひこ),25歳。フリーター。  神様からの御用を聞く御用人となり,アルバイトの合間を縫って,各地を飛び回っています。  方位の吉兆を司る方位神の黄金(こがね)は黄金色の毛をした狐神。スイーツ大好きという可愛らしい面も。  この巻の御用神は三柱。案山子の姿の久延毘古命(くえびこのみこと)。狸の金長大明神(きんちょうだいみょうじん)。束帯姿の男神だが何故か「神」と書かれた紙が顔を隠して貼られている八幡大神(はちまんおおかみ)。  また,今回は神の眷属である梟と蟇(ひきがえる),狸の仲間たち,鳩に猿と,たくさんの動物たちが登場。もふもふ具合に拍車をかけています。    ☆  神と人が近く,人からの敬意を多大に受けていた時代から,神様への人の関心が薄れ,神様の力が弱まってきているというのは,これまでの巻にも通して出てきていましたが,この巻でも描かれています。  力が弱まっていたり,口伝の物語を伝える者が減ってしまっていたりするなど,今回の御用神もそれぞれ,少しずつ不安を感じています。  また,もともと仏教と神道とは一緒になって合わせて祀られていたのに,明治時代に神仏分離して,八幡大菩薩だったものが八幡大神となったこと。  それぞれの話で,神と人との関わり方を考えさせられました。  大学に進学した穂乃香ちゃんの話も,ほんの少しだけ。  それから,くろのくろさんの表紙!風景の美しさは言うまでもありませんが,動物たちがめちゃめちゃ可愛いです。

    6
    投稿日: 2021.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前の巻がたいへん重かったので?今回はかわいい短編3本。三編とも優しいお話でほっこりします。 とにかく神様が優しい。 優しすぎて涙が出ます。 特に八幡さまの話がよかった。泣ける。 おまけの穂乃花ちゃんとてもかわいい。

    0
    投稿日: 2021.06.12
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    前作が長編で大物だったこともあり、少しパワーダウンかな。これはこれで刺激もあり、話の流れから調べてみたら、ご近所の神社が意外と古い歴史のあるもので、大国主神が祀られてることを知ったり、良かったこともありました。

    1
    投稿日: 2021.03.08
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    今回は3柱出てきました。どの神様も興味深かったです。最初、神様の回想から入って状況がわからない時に眠くなるとすごく進まないシリーズなのですが、ちょっと読む進むと、難しいテーマを扱ってるのに面白く読めていけるのがいつもながら感心させられながら楽しんでます。話に動物たくさんでできて、表紙の意味が読みながら分かっていくのも良かったです。最後のオマケ話みたいのが内容にも反映されて欲しいような、そっち方面の話じゃないから、そればかり進んじゃいけないよね。

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    投稿日: 2020.11.04
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    今回はもふもふ話で、全体的にほっこりする話でした。黄金が今回出番が少なく、パンケーキを食べていたイメージしかありません。(いつも通りかもしれませんが)一番好きな話としては、八幡大神の話かと思います。孝太郎久しぶりに出た気がしたので。

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    投稿日: 2020.10.28
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    狸の金長の話めちゃかわでじんわり。そして最後にふふって幸せになった。とても好き。 いつも神様たちの想いに、移り変わりゆく切なさと、それでもたしかにある縁の煌めきを感じる。 黄金……!! 続刊、楽しみ。いつまでも見ていたいなぁ。

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    投稿日: 2020.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020/8/29 久しぶり。 忘れてた。 ほのぼのとしていいです。 彼女が全然出てこなくて進展もしなかった。 てかまだ彼女じゃなかったのね。 狸の話は涙出た。電車で… 御用人、電車代かかって大変やな。

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    投稿日: 2020.08.30
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    一柱 案山子が見た空 二柱 真・大和屋金長伝 三柱 世は変われども神は変わらず の三話。 じんわり暖かい気持ちになれるシリーズです。

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    投稿日: 2020.08.10
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    人共にあろうとするが故に、衰える神々。 神と人間界を繋ぐ御用人。 今回もなんとか、御用を果たす。次なる展開は?

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    投稿日: 2020.03.29
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    連作短編3編とおまけがついている。今回はいつもよりモフモフしていてかわいかった。自分が行ったことのある神社だと光景が目に浮かんで楽しい。 2020/3/12

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    投稿日: 2020.03.12
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    シリーズ8巻目読了 阿波狸の金長伝は、可愛らしい狸が沢山でてきて楽しかった。良彦が、御用のため、狸たちに口上を話してあげるために奔走する姿も好感。 本著を読んで、明治に入ってから神仏分離になったことを初めて知った。間違いなくこのシリーズを読んでから、神様や神社に行くときの考え方が変わった。感謝感謝です。 良彦と穂乃香のゆっくり進む関係性も清々しい。 できれば、良い終わりかたをすると嬉しいな!

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    投稿日: 2019.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    御用人シリーズ第8弾。久延毘古命(くえびこのみこと)案山子に田植えをさせて感情を思い出させるとは御用人の成長を感じた。阿波狸合戦はアニメの中の話だけだと思っていたらいろんな口頭伝承があるということなんだ。大和屋金長伝の最後に金長に呼びかける言葉にはぐっときた。狸も金長大明神という神様。八百万神の日本国らしい。明治に入って神仏分離があって八幡菩薩が八幡大神になったことも知らなかった。八幡さんが日本の神社の半分で祀られていることも。世は替るといえども、神は替らず。我替るといえども、祈り替らず。栄俊が心穏やかなもので満たされた晩年でよかった。

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    投稿日: 2019.07.15
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    ・かかしの久延毘古命 ・狸の金長大明神(阿波狸合戦) ・八幡大神 のお話。 エピローグ的なおまけのラストは次につながるのかな・・・?

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    投稿日: 2019.07.11
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    表紙の通り動物回。案山子姿の知恵の神様の話は良かった。今回も漢字が多めの話は頭に入りにくく、雰囲気で読んだ。

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    投稿日: 2019.06.16
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    本作は3本立ですべて大変癒されるお話。良いキャラが多く個人的に非常に楽しめた。まず1つめは久延毘古命、カカシ形の知恵の神様を引退させないという御用。眷属のフクロウの富久と蟇の謡が愛らしい。そこに黄金も混じってホットケーキの件など印象に残る。2つめは徳島の金長たぬきの依頼。四国にはたぬきの伝説がたくさんあるが、その中でも超有名な阿波狸合戦の謎に迫る。去年屋島でたぬきの虜になって帰ってきて、たぬきについて色々と調べてみたが、阿波もいつか行かねばなるまいよ!と思っていたが、こうしてラノベでもでてくるところをみると、いよいよ行かねば、と思わされた。そして3つ目は八幡さま。舞台は宇佐と京都、男山の石清水八幡宮が主な舞台になっているので、私としても思い入れの深い土地でエンジョイできた。なんとなく八幡さまに親しみがでてきましたわ。もっと長編で読みたい。 で、 この巻の最後もモフモフもなんか忘れている、というので終わった。 モヤモヤするからどうにかしてほしい。

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    投稿日: 2019.06.15
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    のどかな感じの表紙。自然や動物の眷属も出てくる話。阿波狸合戦、気になる。まずはぽんぽこからか。おまけのちょっとセイシュンな話もよかった。続きが気になる。

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    投稿日: 2019.06.04
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    一話目は案山子。 英知を携えた知恵の神、であるらしく、8Kの説明もすればタブレット(大国主神提供)で小説も書くという。 知っていることと経験することは違う、ということが理解できていなかった昨今の新入社員(個人的な偏見)のような神でした。 二話目は狸。 史実か作りごとか。 人々の間の記憶に残るなら、そんなことはどうでもよくなるという狸の話。 三話目は八幡さま。 神も仏も一緒に祈っていた昔の話。 いつからか、神と仏は別れてしまったけれど、今でも初詣も行けば法会もする日本人らしい話。 もちろん今や七夕どころかクリスマスもすればハロウィンもイースターまでする節操がないと言われる行事好きで何でも取り込む日本人。 それでも私は、宗教戦争なんて起りそうもないこの寛容さが好きです。 今回は梟、蛙、狸、猿、そしていつもの狐と眷属というのは豊富なんだなと思いました。

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    投稿日: 2019.03.28
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    今回はカカシの神様と、祀られたたぬきの神様のお話、自分の顔を失った八幡大明神。 今の世の中で、神様(ここでいう神様とは、日本古来の神様)はどんな役割を持っているのか、考えさせられたけれど、カカシの神様の展開にはなるほど!神様も、変わっていくのですね。 今回の良彦さん、閃き、直感がなかなか冴えてるし、大和屋金長伝の異聞を細かく調べたり、絵を求めたりして答えにたどり着くあたり、なかなかの活躍でした。(絵の方は孝太郎くんの方が活躍したかも)今回は黄金の助けもあまり必要としなかったし。黄金には別の話がありそうでそれも楽しみ。穂乃香ちゃんがらみで、あの破天荒な神様に振り回されるところは相変わらずの良彦くんでした。

    1
    投稿日: 2019.03.22
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    「案山子が見た空」 引退を考え直してほしい。 時代の移り変わりで人の記憶から消えて行くのは仕方の無い事かもしれないが、彼らが居たからこそ今があるのも忘れないでほしいな。 「真・大和屋金長伝」 物語を語り継いで貰いたい。 本当にこんな物語みたいな日々があったのなら、彼の死後こんなに盛大に彼の生き様を語ってくれた友がいた事が一番の宝であり心の支えなのだろうな。 「世は変われども 神は変わらず」 自分の顔を書いて欲しい。 名前や地位は変わろうと、いつまでも同じ友として思い描き続けてくれたというのはとても嬉しい事だろうがもっと早く知れたらという思いもあるかも知れないな。

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    投稿日: 2019.03.07
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    神様の御用人シリーズも8まできました。最初は、読みやすさで食いついたのだけど、今回はよく行く社のお話で、ビックリ!そして、益々神様に興味が、湧いてきて、読み直して参拝したい。

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    投稿日: 2019.02.04
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    神様に親しみを感じるシリーズ(^^)♪良彦も何だかんだ言って神様の御用をこなしている(^-^)v今回もモフモフ度が低かった気がするけれど、狸が登場するし、おまけで良彦と穂乃香の甘酸っぱい話も読めたから良しとしよう(^^;)前回から期待しているモフモフ様メインの話は次回なのか?(゜゜;)

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    投稿日: 2019.01.31
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    タヌキきたー!今年、徳島を旅した時に気になった「阿波狸合戦」。結局所縁の場所には行けずだったけど、その伝承にまつわる物語が出てきて嬉しくなりつつ、やはり行けばよかったなとちょっと残念な気持ちに。 今回はその他、久延毘古命と、みんなご存知八幡大神の物語。神様ゆえに不自由、神様ゆえにままならない、そんなもどかしさを解決していく御用人の活躍は、ある程度型にはまりつつも、やはり各々の神話を膨らませているから物語性が高く、オムニバスでここまで巻を重ねても飽きずに楽しめる。 続巻では大きな構成にも進展があるといいな。

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    投稿日: 2019.01.23
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    2019年最初の読了。 神さまのパシリ8巻目。 いつの間にか、御用人らしく成長しつつある良彦。 いつの間にか、甘味ナビゲーターとなりつつある黄金。 相変わらずのナイスコンビです。 久しぶりに1巻から読み返したくなりましたー。 このシリーズ大好き♡

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    投稿日: 2019.01.07
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    今巻はタヌキとフクロウとカエルと猿の動物回(笑) もちろん食いしん坊のキツネ様もいる。 いやまあ主役になったのはタヌキだけなんだけど。 前回の引きから、今巻は黄金の話になるのかなと思ってたんだけど、それはまだ持ち越しだった。 この辺りスサノオの時みたいな焦らし作戦だよなあ(笑) 物語的には阿波狸合戦のお話がいろいろと力作で面白かった。 過去と現代との対比。 現実と創作、そして伝える者の想い。 なんというか、がっつりと読めた気がして満足。 そしてラストで登場の穂乃香ちゃん。 いよいよその感情に名前を付けるときが来たのかな。 良彦の方はまだまだ自覚ないけど、むしろ穂乃香ちゃんに頑張ってもらって良彦に気づかせてやって欲しい。 それにしても、BOZE in Barはどこかにあって欲しいなあ。 ​

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    投稿日: 2019.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一柱 「案山子が見た空」  久延毘古命(くえびこのみこと) 奈良県・三輪神社近くの神社に祀られている知恵の神。あまねく天下のことを知る案山子の神様。 二柱 「真・大和屋金長伝」 金長大明神(きんちょうだいみょうじん) 徳島県・小松島市に祀られている『阿波狸合戦』に登場している狸。 三柱 「世は変われども 神は変わらず」 八幡大神(はちまんおおかみ) 大分県・宇佐市の宇佐八幡宮が全国四万社の起源とされている。仏法守護、国家鎮護、武門の神など時代に合わせて人の子から色々な役目を担ってきた神様。

    1
    投稿日: 2019.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神話や歴史と創作を混ぜるのは凄いと思う。 阿波の金長狸の話は好き。化かし化かされる(笑)人が認識するから神が顕在できる。どこぞのモフモフは傲慢だと言うだろうが。某有名狸合戦アニメを思い出しました。

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    投稿日: 2018.12.24
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    時代は変わる それでも残るものがある 人の心に受け継がれるものがある 今日も明日も変わらずにあり続ける

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    投稿日: 2018.12.23
  • このBarでこのメンバーとシャンディガフで乾杯してみたい!

    軽妙洒脱!この言い方以外は考えられない! 金長さんの物語の、あの跋文とやらが最高! 人が、今も守り抜いている秘密とは? 前に登場した神様たちも、ひとの世界に溶け込んでいて、 ちょこちょこ手助けしてくれるので心強い?!良彦くんがそう思っているかは・・・。 それから、黄金問題はいつ解き明かされるんだろう。気になります。

    0
    投稿日: 2018.12.21
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    久しぶりに読んだ神様の御用人。 なんだかんだと解決しちゃうから安心して読んでいる。 心配なのは良彦の将来だけだ。 いや、あのルートがあるならばもしや…?

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    投稿日: 2018.12.17
  • 二柱がいちばん好き

    一柱は、この世への興味を失った知恵の神、案山子姿の久延毘古命。 「たぶれっと」も使いこなす神は、ネットの知識だけで何でもわかった気になっている現代の若者の姿か。 二柱は、神となった狸、金長大明神。その「本当の物語」とは。 良彦の調査と並行して語られる、ただの狸だった頃の物語の結末が感動的。 今回いちばん面白かった。 三柱は、今の時代にあるべき顔を求める八幡大神。 これもいい話だが、パターン的にややマンネリ感もあるか。 今回は、三柱で孝太郎が少しだけ絡んでくる以外は、お馴染みの顔ぶれがほとんど登場しない。穂乃香はおまけでようやく登場。 でもむしろ、それぞれの神の物語をしっかり楽しめてよかったと思う。

    0
    投稿日: 2018.12.09
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    相変わらず、良彦がいいやつで黄金はかわゆい。 今回は動物巻でもふもふの仲間がいっぱい。 神様の御用人を読むたびに、きちんと感謝しなくちゃなと思うのです。 初詣もちゃんと行こうっと。

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    投稿日: 2018.11.30
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    久しぶりの新刊! どの話も良かったけど、八幡大神の話が一番だったかも。 顔に紙ペラで神っていうのが、可笑しいのだけど不思議となるほどなと思ってしまう。 このシリーズ全てにおいてだけど、力を失いかけてる神様が、自信や力を取り戻す様は、とても心が温かくなる。

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    投稿日: 2018.11.30
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    今回は三柱。 どの話も面白かったけど、狸の話は最後にホロリと涙。 なんか感激した。 八幡神社はご近所にもある。 神様は身近な存在なんだよね。 良彦には御用人として益々頑張って欲しい(^^)

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    投稿日: 2018.11.29
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    鬼神と書いていもうとと読ませたり、音痴の眷属の歌で電波障害が起こるといったり、山道のバス通りを鈴鹿といったり言葉のチョイスが面白い。

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    投稿日: 2018.11.27
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    【今度の御用は動物だらけでモフモフし放題!?】  神としての引退を望む、知恵の神・久延毘古命。しかし彼の眷属たちはそれに大反対。困った良彦が彼らを連れて来たのは…え?家電量販店!? 現代人の叡智は一体知恵の神の目にどう映るのか!  一方四国の徳島では、狸の金長大明神から諸説ある「阿波狸合戦」の話を集めてほしいと言われるが、なんだか裏がありそうで――。加えてかの有名な八幡大神からは「顔を描いてくれ」と無茶な要求。梟に蛙に狸に鳩に猿……それに狐も加わって、今回の御用はなんだか賑やか!

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    投稿日: 2018.11.22