
総合評価
(17件)| 1 | ||
| 6 | ||
| 3 | ||
| 5 | ||
| 0 |
powered by ブクログ高卒で喧嘩っ早い店長が経営する漫画喫茶に、東大卒の司法試験も合格したというアルバイトが入ってきた。そのキノキダ君は、店長のいぬまに漫画の品揃えを分析し、実際に近所の人に受ける本棚を作り上げてしまうのだが、ある日訪れた老人に「司馬遼太郎がない」とクレームを受けてしまう…。 漫画喫茶、渋谷109(1009?)、パチンコ屋…いろんな業種で時給800園で働く人達の人間模様と、彼らの巻き込まれていく事件を描く。 うーん、悪くはないんですわ。ただ、読み終わっても面白かったという感覚が全く持てない不思議。原因が複数あり、まずト書きで心情を語るわけでもない部分に「ヤバい」などが入っている時点で、この人、読者をバカにしてきてんなと思ってしまう。 さらに、漫画喫茶と、ややこしいバイトだらけのパチンコ屋の話は良いとして、残りの話が、男子高校生くらいにしか刺さらないような話なのも辛い。アパレルにやたらと意識高い系を入れてきてるのにはそれなりに考えたなという部分があるものの、農業の話はわかりやすいだけで投げやり、ネットゲームに関してはこう言うの入れときゃ受けるでしょ?というキャラクターと設定ばかり。 世の中を斜に構えて見て、すべての業種の魅力も引き出せているように思えないため、どうにもニヒルに皮肉をぶつけているようにしか思えなかった。 パチンコ屋の話だけで1冊書いたほうが良かったよ。 あと、わざわざ他の作品の登場人物を出した意味も結局よくわからなかったな。バラバラでええんちゃうの?
0投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログポップな字体とともに派手かわレトロな装丁が目に止まり読み始めました。 様々なお仕事の現場の悲喜こもごもな短編集。どの話も人間同士の会話のテンポ良くユーモアがあるのが面白いです。変にリアル。 各職種特有のおそらくあるあるな専門用語的な難しい言葉も色々でてきますが、調べることなくスルーして読んでいきました(汗) 個人的に引き込まれる感じはなかったのですが後半になるにつれて話の内容が激しくなってきてた他見かけてくるような印象でした。 低農薬米野菜の主婦の話が私は好きでした。 でも、面白く書いてるのかもしれないけどおそろしい世界!
6投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ仕事を失い、酒に酔った夜。20歳のリンコは河原で野宿する謎の美青年リュウセイに出会う。楽してお金が欲しいというリンコに、彼が紹介した奇妙な仕事、それはこれまでの労働の概念を変えるものだった。自称ヒキオタニートのリュウセイに振り回されっぱなしのリンコだったが、彼には驚くべき秘密が―。漫画喫茶、アパレルショップ、IT業界など、時給800円で頑張る人々を描く連作短編集。 老舗の漫画喫茶のバイトに応募した東大生。アパレルショップで売上を気にしながら働く女の子。親のパチンコ屋を継いだ息子。低農薬野菜を作る主婦。仕事を失った女の子が出会ったホームレス生活をするイケメン。なかなか面白かった! 特に漫画喫茶の話は、店長がコンプレックスすごくて八つ当たりするし、そして最後の一言が「え!」ってなったし。君は確かに悪魔かもしれない。 パチンコ屋の話はなんだか少し怖かった…やはりああいう世界はどこか裏が繋がってるのか…と思ったし、軍艦マーチが鳴り響くの怖いでしょ。なんなのコモンって! どんな仕事も大変なんだなと思った。まぁ、大変そうだなと思ったのはアパレルの話とパチンコ屋の話だけだどね。 2022.9.19 読了
0投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ学歴詐称して漫画喫茶で働く青年。そんな青年にかき回され、警察に厄介になる店長。怪しげなファッションリーダー。それに感化されるアパレル店員。農家に怪しげなキノコを持ち出す元バンドマン。それに多額の借金を背負わされる自分に自信のない女子大生。。。 いずれも現代にもよくいる設定と思わせるリアルさがさすがである。登場人物が微妙に次のストーリーに絡んでおり、短編集としての醍醐味を存分に楽しめる作品だったと思う。
0投稿日: 2021.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初はすごく楽しかった。 マンガ喫茶、洋服屋はひきこまれるように読んだ。 でもパチンコ屋からはちょっとよくわからなくなってきた。
0投稿日: 2020.11.04
powered by ブクログユルく明るく、でも底冷えのする冷静さでかかれた時給800円の生活‥と思いきや、最終話が効いている。 人を妬んだり羨んだりする気持ちがなければ(つまり人を蔑む気持ちがなければ?)、人生はもっと生きやすいのに。
1投稿日: 2018.12.07
powered by ブクログさいごに持ってこられた話のおかげでいい感じにまとまってるけど、読んでて大半は……なんだこれ。って感じだった…いや、でも働いてたらあるあるだと思う。今現在ニートだから、最終話を読んで就活頑張ろうって気になったけど、仕事してる時の自分がよんだらどう思ったんかな。
0投稿日: 2015.07.19
powered by ブクログ彼の名を始めて知ったのは、ニコニコ生放送の、何らかのゲストで出演していたのを目にしたからだった。見た目も服装もホストの様な人並み外れた雰囲気で、話しがとても上手く、要領を得ていて、そして極めつけがその名前だった。後になって調べてみると、彼の著作はとてもマニアックなのだなという印象だった。なので、本作を手に取った時も、労働小説と見せかけた、どこか講談社メフィストやハヤカワの様なメタでマニアックな偏った内容のものなのだろうな、とそう予見していた。 しかし、読んでみると、普通の、時給800円で働く人々(またその環境を描いた)の姿があった。拍子抜けし、しかし何か物語に惹きつけられ、時には惰性に読み飽き、読み終え、感じたものは生き辛さだった。作者の背景(職を転々としている)、作者の生きた時代(バブル崩壊直後の氷河期世代)が滲み出ていた。どこか影がありつつも、優しく照らされる作中の空気は、何とも言い難い。
0投稿日: 2015.06.27
powered by ブクログ海猫沢めろんのくせにわりと普通な内容だ…! アパレルショップバイトの話の、あのモチベーション高すぎる感じがどうにもぞわぞわ。 海猫沢さんの話読むと、いつも最後はなんだかちゃんと解決してない気がしてもやもやするんだけどしかしそれが海猫沢さんだ。
0投稿日: 2015.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白そうなタイトルだなぁと思い いつもなら手を出さないような本を買ってみました 5つの短編でした 表紙のイラストのようにマンガっぽい感じで テンポ良く読めました 思っていた内容とは少し違買ったけど面白かったです
0投稿日: 2015.06.13
powered by ブクログ時給800円のお仕事小説連作短編集。 う〜ん、どう評価したらいいのでしょうか。マンガ喫茶の話とアパレルの話は面白くて良かったんですが、あとの3編は正直「???」て感じで・・・。私には合わなかったようで残念です。
0投稿日: 2015.05.04
powered by ブクログ連作短編集 『洋服屋のいばら姫』と『パチンコ屋の亡霊たち』のオチの意味がさっぱり分からなかった お笑い要素満載で声に出して笑ってしまうシーンが多々あり、一瞬で読み終えた 時給800円で生き生きと働く人たちの考えに触れ、気張らずに生きていくことの楽しさ大切さに気付くことができた気がする
0投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログ時給800円で働く人たちの短編集。正直、ほとんどの話が妙なリアリティと後味の悪さであまり好きになれなかったけど、最後のネットワークの王子様読んで、あー、なるほどってなった。文調が軽過ぎるけど、話の真髄は好きかな。
0投稿日: 2014.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ニコニコ時給800円、社会全体から俯瞰すれば、いわゆる底辺の若者たちばかりが出てくる。 月給18万円の漫画喫茶店長と、そこに入ってきた東大法科大学院生のバイトくん。 ショッピングセンターのアパレルショップで働く、体育会系のノリだけで服を売る女の子たち。 パチンコ屋のオーナーだった父が亡くなり、会社を退職した後に店を引き継ぐ息子と、前科持ちばかりが揃ったバイトたち。 元バンドマンだが鬱になってしまって嫁の実家に転がり込んだ先で始めた農業で苦闘する夫婦。 そして最終話、宅配会社の仕分けをしていたバイトのリンコが河川敷で出会ったヒキオタニートのホームレス青年、リュウセイと奇妙な生活を始める。 元々リュウセイはあるゲーム会社の立ち上げメンバーで500億円の資産があったのだが、自分が面白そうだと思った事業に悉く失敗して文無しになる。 それは普通の人から見れば失敗にしか見えない。しかし、本人からすれば楽しかったから問題ないのだ。 「そもそも貨幣経済は信用という土台の上に成り立つ砂上の楼閣だ」 「問題は、この世の中に存在するほとんどのものがカネで買えることだ。だからみんなカネを欲しがる。ならば、答えは簡単だ」 「カネで買えないものを増やせばいい」 「それが楽しさだ。楽しさはカネとは無関係だ」 すべてのモノ、コトに値札を付けるのが資本主義だ。愛はカネで買える。 カネでなんでも買えるということ言う人たちがいるこの世界で、じゃあカネを持ってない人たちには価値はないのだろうか。 カネは無いけど、楽しさがある。 この小説に出てくる人たちは底辺ばかりで、どうしようもない底辺ばかりだ。 なのに、どこか楽しそうだ。もうどうしようもない、これ以上何もできない、そんな悲壮感は伝わってこない。 どうしようもない状況でも、それを肯定してくれる救いのある小説が、同じ経験を共有する同世代から発信される。 そういった薬のような小説が、この時代に必要とされているのかもしれない。
0投稿日: 2014.08.09
powered by ブクログ庶民の苦悩と生き方を代弁してくれている本にゃん みんな「がんばれ」と応援したくなる気持ちと、「もうそんなにがんばらなくていいょ」という気持ちが交差するにゃん やっぱり、どうせ働くなら、ワクワクする仕事がしたいと思ったにゃん
0投稿日: 2014.08.07作者とはトモダチなので依怙贔屓しますが何か?
なんせこないだ(と言っても、もう1年以上前か)、この作品の重版で得た印税でお酒奢ってくれたし。ま、わたしも紙の本と電子書籍版と両方買いましたけどね。 ともすると、その作品よりも今までの半生の方が面白いんじゃないか?と言われがちな作者ですが、本作は良い意味で「肩の力」が抜けていて、その分、万人ウケする作品になっているのではないか、と。ホストから広告屋、ラジオ作家、DTPデザイナー、と多種多様な職業の経験が生かされているんじゃないかな。でも、やっぱりガチなSF長編とか読んでみたいかも、などと読者は勝手なことを思うのでした。 なんだかそのうち、サクッと芥川賞くらい獲ってしまいそうだけど、そしたらまた奢って下さい。
0投稿日: 2013.10.17「働く」って楽しいね
面白かった。読めば労働意欲を刺激されるお仕事小説。ロスジェネだろうがフリーターだろうが「時給800円」だろうが、人間にとって働くことは基本的にとても楽しいことなんだよね、という著者のメッセージがビンビンに伝わってくる。もっぺん20代に戻っていろんな仕事してみれたら、と夢想した。
1投稿日: 2013.09.26
