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ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子
ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子
内藤了/KADOKAWA
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総合評価

158件)
3.5
17
63
49
12
3
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    このレビューはネタバレを含みます。

    17/03/18 そんなことが起こり得るのかっていうトリックだったけど、最近猟奇殺人系が好きな私としてはページがサクサク進みました。 ドラマ見てなかったけど、ちょっと見たくなったなぁ。 19/07/21 再読 久しぶりに読んだらやっぱり面白かった。 文章の運び方が上手なのか次から次とページが進む。 仁美の件も野比先生の件も解ってたから更に辛い。

    3
    投稿日: 2017.03.18
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    何と無く面白いかなと読み始めたら、一気に読んでしまいました。虐待、心理、性犯罪など、自分の関係する分野を組み合わせてこんなストーリーが作れるなんて、驚きです。

    0
    投稿日: 2017.03.11
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    ドラマより断然面白かった。次の展開が予想できるのに、描写が強烈で引き込まれてしまい、一気に読みきってしまった。エグイのに嫌な後味が残らないのが不思議だった。

    0
    投稿日: 2017.02.19
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    ホラーなの?これ テレビドラマを先に見てたので大まかなストーリーら予測できてしまうのだけど、まあおもしろかった

    1
    投稿日: 2017.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「鬼の蔵」を読んで、面白かったので、読んでみようと思い買いました。 大どんでん返しとかありませんが、面白かったです。ただ、ちょっと、いきなり親しい人が死んでしまったり、犯罪者っぽい人と安易に近づいてしまうのが、いただけなかったです。個人的に、超えてほしくない一線というか。あと、真相も(実験のほう)いまいち真実味がないので、浅い感じがしました。

    0
    投稿日: 2017.01.21
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    2016年7月期にフジテレビでドラマ化された原作シリーズ第1弾。完全にドラマに影響されて、読んだ1冊。ホラーのくくりではあるが、それほどホラー要素もなく、警察物と言っても、重みもなく軽く読める作品。ドラマとはキャラクターの設定も少し違っていて、違和感は少しあるけれど、シリーズに慣れれば、消えるような程度。ドラマでも思ったけれど、どうして、これだけの猟奇的な連続殺人事件なのに、捜査本部が立たないんだろう?それだけが不思議でしようがない。

    5
    投稿日: 2016.11.18
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    ドラマは見ていないけど、かなり猟奇的。好き嫌いは分かれるだろうけど、ストーリー自体は分かりやすいし、文も読みやすい。もう少し読んでみたい。

    1
    投稿日: 2016.11.09
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    自分が犯した殺人と同じ手口で命を絶つという奇妙な自死事件が相次ぎ、新人刑事・藤堂比奈子が事件に挑む。 つい最近ドラマ化された「ON」の原作。 先にドラマを見てしまったので、事件の顛末に驚きはなく、そこは残念。そして、ちょっとグロいので苦手な方はご注意を。 ドラマとは登場人物のキャラが多少違う。記憶力がいいというのはそのままだけど、比奈子がすごく普通に思えてしまった。凄惨な遺体に嘔吐し、事件の被害者に感情移入し涙を流す。ドラマとは違う初々しい比奈子が、この先どう成長していくのかに期待。

    4
    投稿日: 2016.10.05
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    東海林にわんこみがあるのがとても良かったです。 ドラマの先入観があったけど、なかなか面白かった。 突飛な発想だったけれど、読んでいて無理がある設定だろ、とは思わなかった。 猟奇殺人系のミステリは読んでいてめんどくさいってなりがちだけど、ONはするする頭のなかに入ってくる内容。 どうしても、ドラマから入ってしまったので、ドラマの映像ありきで読んでしまう…先に原作を読みたかったな、と。中島先生と藤堂の関係性も、次巻に続くみたいだから期待。

    1
    投稿日: 2016.09.25
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    シリーズ1作目 ドラマとは違う主人公 私は原作の方が好きです 殺人事件のテーマと犯人像から、勝手に短編かと思っていたので、まさかの長編に驚きました 読み易いです でも文章が少しぎこちない感じがしました 殺人事件や犯人にはオリジナリティがあって、とっても面白いです シリーズの続きが読みたくなる作品でした

    3
    投稿日: 2016.09.21
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    ドラマを見てから小説を読み始めたので、主人公のキャラが違っていてびっくりした。ドラマの主人公にあのややこしい人物設定をしたのはなぜだろう。続きを読むとわかるのだろうか。

    1
    投稿日: 2016.09.09
  • ドラマのイメージとは全く違います

    内容は他の方が書いてるので割愛します。 比奈子のキャラがドラマと全く異なり、普通の感情を持った記憶力が異常に優れているだけのちょいとぽっちゃりな女の子として描かれています。 ストーリーはほぼドラマの通り進行しますが、キャラ設定が異なっている分ドラマから入って読み始めた方でも新鮮に楽しめます。 推理小説というよりかホラーといった方がしっくりきます。

    5
    投稿日: 2016.09.04
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    なかなかに猟奇的でしたが、犯人探し自体は難しくない。ちょっとオチが弱いかなぁ。死神女史のキャラがいい。

    0
    投稿日: 2016.09.03
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    軽い姫川玲子みたいな主人公。一生懸命なところがかわいいです。全く現実的じゃない事件の数々ですが、ストーリーは楽しめました。

    1
    投稿日: 2016.08.31
  • 猟奇的殺人は悲しい

    ネグレストなどに起因して価値観が歪んだ人格の怖さを感じます。この場合の怖さは、猟奇的な人格的を作るのも人であり誰でもなり得るわけで、子育ての重要性を再認識させられます。うちの子に限って・・・と言うものの親の不安を掻き立てる面もあり怖い話です。 テレビドラマより本の方が読み応えがありますよ。

    3
    投稿日: 2016.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったけど 主人公の魅力がイマイチだったかな。 せっかくの記憶力もあまり発揮されないし、 友達の死に対しての感情の表現もイマイチ浅い気がした。 もっといろんな葛藤を丁寧に書いて欲しかったな。 イラストでの記録や、善光寺の唐辛子の使い方も 全部が中途半端になってた気がする。 のび先生のことも、好きならたとえ犯罪者でも好きで困る!みたいな 女性らしい感情が見えてもよかったかな。 急に怖い!ってなるとはどうかと…。 同じ女性警察シリーズの 誉田さんの作品たちと比べると やっぱり女性の気持ち部分の書き方が弱いのかな。 でも!シリーズ作品みたいだし、これからに期待 !

    0
    投稿日: 2016.08.25
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    結構グロい系好んで読む私ですが、本作はエグい!!! 想像以上にエグかった!!じわじわエグかった!!! ドロスの川上氏オススメだったんで読んでみたけど、夜中に一気に読了してなかなか寝付けなかったし、朝までに2回目が覚めた! まぁまぁ精神的ダメージあるんで、次回作はちょっと間空けてから読みたい。 でも内容的にはどんどん読み進められておもしろかった! 好き嫌い分かれるかと思いますが、こーゆうの好きな人はご満足いただける作品だと。

    1
    投稿日: 2016.08.23
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    ドラマが面白かったので読んでみた。比奈子の性格がドラマとは違っていて、これはこれで魅力的なキャラではあった(原作では普通の子と聞いていたが十分変人だと思う)けど、中島先生との関係性はドラマ版のほうが好み。「人を殺す者と殺さない者の境界を探している」という設定が効いているのかな。 死体の描写はそこまで酷くはない? 続きを読むかはちょっと考え中

    1
    投稿日: 2016.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマ化を少し見て興味が湧いたので。 凄惨な死体の描写に読むのを躊躇ってしまいそうになりつつも、止められない。そんな中毒性があります。 誰がブレーカーを落としたのか、野比先生はなぜ突然豹変したのか、ラストはよく理解ができませんでしたが、犯人が死んでしまったのは新鮮でよかったです。 早く続きを読もう。

    0
    投稿日: 2016.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマが面白いので原作を読む。普段なら角川ホラー文庫には手を出さない。怖いから。シリーズ6作まで出ていて、その1作目。 あらすじ 奇妙で凄惨な自死事件が続く。被害者は、かつて自分が行った殺人と同じ手口で死んでいく。事件の捜査にあたったのは、新人刑事藤堂がいる班。捜査の過程で、メンタルクリニックの早坂院長や、見習い中の名島保と知り合う…。 原作とドラマでは違うところがある。 ・主人公の藤堂は、原作では感情のないサイコパスではない。普通の若い女子。唐辛子は好き。 ・先輩刑事東海林には別に暗い過去はない。というか、1作目のためか、特にキャラ立ちもしていない。 ・ドラマでは1作目を長めの謎として引っ張って、原作シリーズの事件をエピソードにしてる? 予想していたよりは大丈夫だったけど、やはり猟奇的であった。表紙も怖いという先入観を増す効果があるのかな?これからの作品が今以上に猟奇的だったら読めるか心配。なにより巻末の他作品の広告が怖い。案内だけなのに。

    0
    投稿日: 2016.08.13
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    ドラマとは設定が大きく違ったし、ドラマはシリーズ物の事件を散りばめたものだった。うまく作ったんだなぁと思った。

    1
    投稿日: 2016.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマも結構好きなので読んでみました。 ホラーは苦手なんだけど、、でもホラー要素はそれほどではなく、エグイ描写が少しあるくらいなので大丈夫でした。 シリーズ化されてるみたいなので読破したいな。

    0
    投稿日: 2016.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2016/7/30 ドラマやってるので。 サイコパスの小説大好物なのよ~と思って読み始めたらぜんぜん違う! 主人公、普通以上に感情豊かなぽっちゃり娘じゃない。 同僚も全然ダークサイドな男じゃないし。 これはこれで好感。 ドラマはずいぶん変えたんだね。大丈夫かな。 なんかやらかしそう…

    0
    投稿日: 2016.07.31
  • 次作以降のために

    本作はどこかホラーめいたところもありますが、それを現実世界に落とし込むために無理矢理理屈を作り上げた感じがあり、正直誰にでもお勧めできるという物ではないと思います。しかし、愛すべき刑事たちの今後の活躍をより楽しむために、そして何よりもヒロインである比奈子の思いを深く味わうためにも、本作の読了は必須だと思います。

    3
    投稿日: 2016.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

     ホラーっていうか、オカルト。  ドラマの冒頭を見て、女の子の殺され方がえぐかったので、これは……! と思わず原作かったんだけどさ。角川ホラー文庫だしさ、ミステリじゃねぇんだなっていうのは分かってて読んだんですけどね。やっぱりこう、求めていたのは人間の手による物理的な猟奇犯罪であって、過去の犯罪についてはたしかに物理的な犯罪で犯人もいるんだけど、こう、物語で主題として取り上げられている犯罪については、うーん、っていう。いやまあ「物理的な犯罪」ではあったんだけどね。結局自殺って。本当にこういうことが可能かどうかっていうのは、まあ、小説なんだから考えちゃいけないんだけど、どうしてもチープさがぬぐえないんだよなぁ。チープならチープで突き抜けて貰ったらそういう色として楽しめるけど、中途半端に専門用語とか、それっぽいのを混ぜてあるからさぁ。読者に「本当にあり得るのかもしれない」って思わせるのってやっぱり技量、要るよなぁ。知識とかじゃなくて、技術な気がするわ、こういうの。知識も要るだろうけど。  シリーズ出てるみたいですが、次を読むかは微妙。  作中診療クリニックの先生が言ってたけど、サイコパスって感情、ないの? 「欲しい」とか「食べたい」って思うのも感情じゃないの? って思いました。勉強不足。サイコパス関係の本でも探してみっかなぁ。  死神女史が好きです。  抜粋。 「どんなに頭が壊れていても、人間ってやつは自分で自分を殺しきることができないんだよ。(略)」

    0
    投稿日: 2016.07.19
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    新米女刑事もの。 読み終わった直後にテレビドラマ版が始まったらしい。 死に方がかなり凄惨なので、苦手な人は注意かも。 トリック的には、え?そんなことできるの?という感じ。 タイトルの「ON」ってそういうことか、というスッキリ感はありますね。 残酷な描写を除けば、キャラクターは魅力的だし、先も気になる展開なので、ぱーっと読めました。 シリーズ作品らしいので、時間があれば続編も読んでみたいと思います。

    1
    投稿日: 2016.07.17
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    ドラマが面白かったので、原作を読んでみた。 ドラマと設定が違う部分が多々あるので、両方楽しめそうだ。

    0
    投稿日: 2016.07.16
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    テレビドラマ化されるとは知らずに古本屋で購入して読み始めました。 ホラー分野ということで仕方ないのかもしれませんが、警察組織の仕組みや捜査手法などの描写がめちゃくちゃです。ありえない設定に愕然としました、警察小説が好きな私としては非常に残念でした。 また、文庫50ページ目、ミスだとは思いますが、主人公の比奈子がドアを開けるであろう場面で、なぜか小説中で死んでいる人間がドアを開けています。わけがわかりません、文章の推敲はしていないのでしょうか?編集者は気付かなかったのでしょうか? こんな雑な小説がテレビドラマ化するなんて信じられません。

    1
    投稿日: 2016.07.03
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    16年7月から波瑠主演で連ドラ化。どうもこう云うのは苦手やなあ。ほんとにドラマ化するの? 麻見和史の警視庁捜査一課十一係シリーズに近い雰囲気を受ける。如月塔子役の木村文乃と被る感じ。シリーズになってるけど、2作目以降はパスだな・・・

    2
    投稿日: 2016.06.26
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    第21回日本ホラー小説大賞読者賞受賞作、初めての内藤了。 謎の連続自殺事件を追う新人刑事:藤堂比奈子の活躍と成長を描いています。 前半の展開が弱く感じましたが、後半は怒涛の一気読みでした。シリーズ化されてるので、もちょっと読みたいと思います。が・・・ これをゴールデンでドラマ化するの??大分脚色しないと無理っぽいかもです(^_^;)

    4
    投稿日: 2016.06.22
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    二作目の方が評価が高いので、シリーズ一作目の本作を飛ばして二作目だけ読もうとしたが、シリーズ物ならではのキャラクター設定が気になり、やはり一作目から読むことにした。 二作目は未読だが、一作目とても良かった。 さらに評価高い二作目のハードルがだだ上がり。 お母さんに誇りを持った、家族的な若い女刑事ものというキャラクター設定が、意外と珍しいのかなー。 若い女性が刑事社会で理不尽な待遇を受ける、という設定が全くなく、事実はどちらか知らないけれど、そこに描写が割かれないのでテンポがいい。

    1
    投稿日: 2016.05.30
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    内容はぐいぐい引っ張りこまれてすごかった。自分の犯した罪と同じ報いを受けていくのとかは面白かったとも思うんだけど,犯罪を犯した人の悪意に気分が悪くなるのと,現場の描写あまりに凄惨すぎて再読は厳しい。

    1
    投稿日: 2016.04.06
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    ヒロインがとてもかわいらしいです。新米女性刑事なのですが嫌味がなくて一生懸命でほんとうにかわいい。キュートなヒロインでした。 そんなかわいらしいヒロインが立ち向かうのは凄惨な殺人事件です。先輩刑事さんたちとのやり取りはコミカルで仲良しそうなのに死体の描写は中々堂々とグロテスクで、そのギャップがいい感じで面白いです。 ミステリーとして読むとトリックに恐らくがっかりすると思うので、「そういうものな刑事もの」として読むのをおすすめします。 ほのかなロマンスも目覚めそうで目覚めているのかわからなかったり。ヒロインが少し惹かれる男性もとても好感が持てる感じで。キャラクターが特徴的で立っているのでするする読めます。 個人的には死神女史がすきです。 シリーズで読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2016.03.11
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    久々に三気?位で読了。もうちょっと作り込んでも良い気もしますが、そうでないからの良さもあるかなっと。

    0
    投稿日: 2016.03.05
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    ○ホラーな描写と謎を解きながら藤堂の成長のギャップにハマる あんまり現場に出たことがない刑事・藤堂の奮戦記、といったところか。 あるアパートで男性の陰部がコーラの瓶でナニされている変死体が発見された。 藤堂は男性の名前や殺されている方法から、過去彼が起こした事件になぞらえて起こった事件なのではないかと推測、刑事課の先輩のガンさんや解剖担当の死神女子、東海林刑事たちと一緒に謎を解いていく。 すると、いくつかほぼ連続して起こる変死体事件はいずれも殺害された人物が起こした事件になぞらえていることがわかるが、防犯カメラに写っているのはその人ひとりであった。自分で自分を殺しきることは通常はできないはずなのだが、その現場に出入りしているメンタルクリニックの先生たちに目をつけ、手がかりをつかんでいく。 結末は、驚くべき方法で操作された犯人たちが起こしたものだった・・・! まあまあエグいホラーな描写(まぁホラー文庫だから当たり前と言えば当たり前なのだが)と刑事・藤堂の成長のこの二つのギャップが何とも言えないアクセントになってイッキ読み必至。謎を解きながらも癖になりそう。

    0
    投稿日: 2016.02.08
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    201512/キャラ頼みかと思いきや、面白かった。ホラーってのとは違うけど、凄惨事件描写があるので好みは別れそう。試しに本巻だけ買ったけど、よかったので早速続刊も買いました。

    0
    投稿日: 2016.01.02
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    ホラー小説大賞読者賞受賞という帯を見て買ってみた一冊。 状況描写が想像しやすい場面はくどく、想像しづらい場面はあっさりと描かれていたり、矛盾した点が散見されて、合わなかったかなぁ。と第一章で一旦読むのを辞めようかと思ったけれど、いやいやもうちょい頑張ってみるかと読み進めてみたら、先が気になって一気に読んでしまった。 出てくるキャラクターの個性が良く、映像化したらヒットしそう。 だけど、ストロベリーナイトやケイゾクとちょっと被るかも。(そういえば柴田も八王子西署) というように、ホラーミステリーよりは警察物語?色が強い。 そして、浦沢直樹のMONSTERを彷彿とさせる内容。 特にどんでん返しがあるわけではないし、想像出来る道筋だったけれど、事件が絡み合い、ふとした会話などが繋がって盛り上がっていくのは面白かった。 簡単なようで難しい題材でも、うまくまとまっていたと思う。 他の方のレビューで見て、表紙の写真を改めて見たら…… なるほど!と思った。 読んだ人と表紙の事で話したい欲求が出てきてしまった(笑) シリーズとして続いていくようなので、今後も読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2015.12.20
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    猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、1作目。 ホラー小説大賞読者賞受賞の作品とのことだが、ホラーというより警察ミステリ色が濃い。ホラー苦手な私には好都合であったけれども。とりあえず、ショッキングな犯罪描写と真相で多くの読者を惹きつけるのは頷ける。それだけに、主人公の新米女性刑事・藤堂比奈子の言動が少々幼稚なのが気にかかって仕方ない。最後、その新米刑事が犯人と思しき人物がいる場所に単身で乗り込むのを許される展開には、思わず目を疑ってしまった。犯人も早い段階である程度絞り込めるし、そうなると余計に比奈子の迂闊な行動が目に余ってしまう。ただ、比奈子以外の捜査員メンバーのキャラはいい感じに個性的で好み。続編もあるようだし、比奈子の刑事としての成長を優しく見守っていこうかな。

    2
    投稿日: 2015.12.07
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    まあ、グロテスクではあるが、ホラーではない。ミステリーの部類。 なかなか面白いが、主人公の特殊能力はあまり生きていないのでは?また、主人公の容姿に対する描写がすくない。ふつうってことなんだろうか

    0
    投稿日: 2015.11.22
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    色々やっといて途中辺りにホラーをぽいっ!って投げ落とした感じ。勝手に拾ってねつって。 続編は読まない!と思うよ。

    0
    投稿日: 2015.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他の方もレビューで書いておられますが、角川ホラー文庫からではなく、普通の角川文庫からの出版でもよかったのでは?と思える内容でした。カバー絵から幽霊でも出てくるのかと思って、怖くて読むのを躊躇してましたが、警察小説といった感じです。読後じっくりカバー絵をみると重要なアイテムがありますね。 主人公の比奈子に加えて、脇を固めるガンさん、東海林先輩、死神女史、鑑識の三木さんが、なかなかいいキャラでした。中島(野比)先生が重要人物だろうなと思ってましたが、そうきたか…と思いました。 次回作も読んでみたいと思います。

    4
    投稿日: 2015.11.13
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    序盤のグロテスクなシーンでグイグイ引き寄せられて……っていうだけ。 主人公の女刑事 比奈ちゃん がどうしても好きになれないのよね。それが読めば読むほど。不思議よね、小説に出てくる女刑事さん(姫Kさんとか、8神さんとかあげたらキリがないくらい)って、どの人も好きになれたのに。 比奈ちゃんは手帳に描いたイラストを見るだけで、その時の記憶が蘇り、会話も一字一句違わず再現できるそうで。大した努力もしないで、どんくさくて(言っておくけど彼女は決して“天然”ではないわ!)……あら!好きになれない理由がわかったわ!比奈ちゃんって、私が一番キライなタイプの女なのね! 勿体無いわ、ガンさんや死神女史はとっても魅力的なのに。鑑識の三木さんはその口調からI棒の米沢さんがチラついてしかたなかったけれど(笑) あと気になってしようがないのは、比奈子ちゃんってば“組織犯罪対策課”ではなくて、“捜査一課”でなくて?あまり他所の課が手出し口出ししますと華の一課様が怒っちゃいますわよ。 とにかくココアに唐辛子は、どんなグロテスクなシーンより衝撃的で吐き気がしたわ。

    1
    投稿日: 2015.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わる頃に気が付いたんだけど、この作品のジャンルってホラーだったんだ。 ミステリーだと仕掛けが説明出来ないなと思った。 不気味な殺し方をされる犯罪者だが、藤堂比奈子のキャラクターで怖さは中和される所が、ちょっと面白い。 グイグイと読み進んだが、読み終えた印象としては 「半端なホラー&ミステリー」。 怖くないホラーでトリックが非現実的なミステリー。

    0
    投稿日: 2015.10.20
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    日本ホラー小説大賞読者賞受賞作品との事ですが、ホラーという感じではなく...あえて例えるなら、ストロベリーナイトの姫川玲子シリーズのようなイメージです。 むしろ、ホラー文庫で出てしまうと読書が限定されてしまう気がして勿体ないと思ってしまいます...ホラー小説大賞の作品なので仕方がないのですが。 残忍な猟奇的殺人を行った犯人達が、同じ方法で自らを殺していく...というなんとも不可解な事件から始まるこの作品。 猟奇殺人を扱ってはいますが、姫川玲子シリーズを読める方なら、それよりは全然グロテスクではありませんのでご安心下さい。 しかし、世の中には実際に残忍な猟奇殺人が起こっている。 そして、決して更生しない人間がいる。 被害者、遺族を思うと辛くなります。 主人公の藤堂比奈子は姫川玲子のように過去を背負っているわけでもなく、人目をひく美貌の持ち主でもありません。 普通の新米女性刑事。でも、なんとも言えない魅力があるのです。 シリーズものなので、次回作以降も読みたいと思います。

    6
    投稿日: 2015.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     カウンセリングと退行催眠で犯罪者の脳内に人工的な脳腫瘍を作り出すことができるとしたら・・・そしてその腫瘍(スイッチ)とは「自分が犯した罪の記憶を被害者の立場で経験し、狂い死ぬかショック死させる」ならば、猟奇犯罪被害者家族は迷わずにスイッチをONにするだあろう、表題のONとはそういう意味であった。

    1
    投稿日: 2015.09.24
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    トリックはちょっとSFで、受け入れ難かった。けど、虐待された子供の心理や、人物描写が丁寧で、一気に読めました。次作も買ってあるので楽しみに読みたいと思います。

    1
    投稿日: 2015.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普通。 色々と悲しすぎる点はあるけれど。 中島先生が関係していることは、結構初めの方で気づいたけど、プロローグとつながっているとは思わなかった。 読みやすいので、気分転換にはちょうど良いかな。 一応、続編も読んでみようと思った。

    0
    投稿日: 2015.09.10
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    いまいち。主人公を抜群の記憶力と称して、魅力的に見せようとしているけど、ただの思慮の浅い子だ。ただ一方で突き抜けるような迫力がある。アンバランスな作品。

    1
    投稿日: 2015.06.26
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    読者賞らしい どうかな。猟奇殺人、意外な真犯人と確かに正統派ミステリーなんだろうが、最近読書に不調なので乗れなかった。タイトルが暗示する仕掛けに乗れなかったのかなぁ。

    0
    投稿日: 2015.04.30
  • ミステリでもホラーでもなくファンタジー

    自分で自分を猟奇的に痛めつけたすえの自殺… 殺しか自死かも分からない不可解な事件を、新米刑事の藤堂比奈子が追う。 非常に衝撃的な出だしで、途中までは楽しく読めた。 が、中盤からは「これは超常的なオチなのではないか?」という雰囲気が漂い始める。 個人的には「やっぱりこうなるか…」というガッカリした結末だった。 ミステリ風のタイトルを冠したファンタジーとして読めばオススメできなくもない…といった作品だ。

    5
    投稿日: 2015.03.30
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    インスタントな作品、というのが読み終わってすぐに浮かんだ感想である。 使い古された堅苦しい文言で情景描写があったかと思えば、一転警察官にしてはノリの軽すぎる口語体のちぐはぐ感がどうにもしっくりこなかった。あまり読んだことが無いのでなんとも言えないが、ライトノベルの作品はこういった感じなのだろうか (偏見であることを祈る…)。 事件にしてもどこかで聞いたような話で、特に目新しさはない。猟奇と謳っているので多少構えて読み始めたのだが、特段グロテスクでもなく、普段から角川ホラー文庫に嗜んでいる方は肩透かしを食らうことだろう。 登場人物も掘り下げが少なく、感情移入が難しい。読んでいてどのキャラクターにも魅力を感じられず、セリフがどうにも軽かった。主人公は特殊能力のようなものがあったはずなのだが、それもほとんど生かされていない。 総じて、どこかで聞いたような話を借りてきてそれを並べただけ、という印象をどうしても拭えなかった。インスタントであり、形はあるのだが中身が伴っていない。無味無臭なのだ。 また読んでいて情景がいまいち浮かんでこなかったのだが、これは単純に文章力の問題。プロの作家として活動するならば、もう少し研鑽を積む必要があるだろう。

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    投稿日: 2015.02.01
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    殺人のような自傷自死を遂げていく、加害者である被害者たち。その魅力的な猟奇事件が頻発する序盤が、この物語のピークになってしまっているなぁ、というのが、大きな印象でした。 比奈子の捜査展開は、昔々のファミコン時代の探偵ゲームを思い出させるような、予め決められたマスにコマを進めていくような移動と会話の連結。 そして結末には、アッと驚くどんでん返しも、ゾクっとするようなカタルシスもない。 なにより、最後の最後、〈つづく〉で終わるのは、新人賞作品としてどうなのでしょうか?(^^; 期待していたものとは、かなり違いました。 次に期待します!

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    投稿日: 2015.01.23
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    面白かったです!!かつて猟奇殺人を行った犯人が、自分が行った殺人と同じ手口で死んでいく。最初はオカルトにしか見えませんでしたが・・・・ とにかくどういう結末なのか気になるので、読むのをやめられません。結局、ホラーでもミステリーでもないような気がせんでもないですが。 登場人物のキャラも中々いい感じでした。 比奈子が何にでも(ココアやガムにも!)七味をかけるって設定はいるのか?と思いましたが^^; 死神女史が好きです!そして板チョコが食べたくなる。 内容をあまり書くとネタバレになるので何にも書けないんですが・・・野比先生はいいキャラしてました。 犯罪者と心理学の関わりも興味深いです。 この後どうなるのか?そこも気になるところ。

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    投稿日: 2015.01.07
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    面白かった! キャラクターがとてもいい。特に主人公の奇人変人ぶりが楽しめる。新人刑事として、ギリギリの精神状態に追い込まれながらも奮闘する姿は、強く健気で好感が持てる。脇を固めるそれぞれのキャラクターにも味があって、飽きずに最後まで読ませる力があった。 次作が楽しみな新人作家の登場である。

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    投稿日: 2015.01.02
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    日本ホラー小説大賞読者賞受賞作品。 奇怪な猟奇殺人事件を描くホラーミステリ。自らが行った犯罪を重ねるような死にざまをさらす殺人犯たちの姿は、恐ろしいながらも「ざまあみろ」と思えないではなく。まったくもって死刑でもぬるいぞ、と思えてしまうので、ある意味爽快かも? スリリングな展開でぐいぐい読まされたけど。うーむ、不可思議な現象である事件の方の解明がちょっとインパクト弱いような。でもキャラクターも魅力的だし、シリーズとして続くのなら読みたいぞ。個人的には死神女史がカッコよくてお気に入りです。

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    投稿日: 2014.12.31
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    ホラー小説大賞読者賞作品。 面白かった〜!ホラーというだけあってエグい表現もあるが、さほどおどろおどろしくはない。女性刑事が主役であることもあって誉田哲也の作品を思い出させる。衝撃的なプロローグ、小気味いいテンポの展開、壮絶なラストで一気に読んでしまった。次回作が楽しみ!

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    投稿日: 2014.11.23
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    ホラー小説って括りみたいだけどあんまりホラー感はなかったかな。結構心理学の話とかあって楽しめた。内容は結構ヘビーでグロいはずなんだけど結構描写が淡泊だったからあんまりグロく感じなかったのかな。これ、誉田哲也が書いたらおどろおどろしくなるんだろうな。続編も発売決定してるみたいだから次も読もうかな。

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    投稿日: 2014.11.13
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    なかなか力のある新人作家がホラーミステリー小説界に現れたものだ。第21回日本ホラー小説大賞読者賞受賞作を改稿、文庫化した作品であり、この後もシリーズ化されるようだ。 過去に劣悪な犯罪を犯した者たちによる奇妙で凄惨な自死事件が連続して発生し、新人刑事の藤堂比奈子が自死事件の謎に迫る。少しずつ明らかになる事件の真相と連鎖、そして驚愕の展開…この新人作家の思い切りの良さと登場人物の個性的なキャラクターが、最後の最後まで物語を楽しませてくれた。 最初は『ON』というタイトルから『怨』を連想し、結局はホラーで片付けられるのか、或いは単なるサイコパス物かと思ったのだが、そうは問屋は卸さなかった。これ以上は語れないのが残念…次作も楽しみである。

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    投稿日: 2014.10.28