
総合評価
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powered by ブクログ今回は、夏神さんが、料理の修行をした洋食屋の師匠、船倉さんが登場。 船倉さんが、店を閉めると連絡して来て、3人(ロイドはメガネで)で、洋食屋を訪ね、懐かしい味を頂く。船倉は、夏神の弟子に、海里がなったのとをいたく喜ぶ。お店を閉める日には、手伝いに行くことを約束し、帰宅。 その3日後、船倉は、路上で倒れ帰らぬ人に。夏神のところに連絡が来て、海里は、兄夫婦に助けを求め、葬儀を無事に終えた。 船倉のレストランは賃貸であったので、中を片付けに行くと、店に、船倉の幽霊が。 最後に、常連さんにお別れをして店を閉めたかった思いを受け継ぎ、3人で、1日だけのお別れ閉店会を催すことに。常連さんが沢山やってきて、大盛況で、閉店を迎え、最後のお客は、船倉の幽霊も一緒に見送った。 ところが、店に戻ると、まだ、船倉の幽霊がいた。夏神に、最後の卒業試験を受けさせないと、成仏出来ないようだった。 試験の料理は、最初に感動したオムレツライスを作った。しかし、思い直して、中華風の炒飯に、ふわふわ卵を乗せた物を、船倉に食べさせ、無事に、卒業試験は合格。 洋食屋では無く、定食屋をやる意味は、孤独な人もここに来て、ご飯を食べてホッと出来るような店をやりたいという、夏神の思いもこもった料理だ。 船倉は、夏神に、先に進めと言い残して、成仏して行った。 先に進むとは、料理の事ばかりではなく、人間関係も。 夏神は、以前、登山で亡くなった彼女のお墓参りをする事が出来なかった。でも、遺族にきちんと昔の状況を伝え、謝って、お墓参りをする事で、先に進むべきだと決心がついた。
0投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ夏神の師匠の船倉がなくなり、その洋食屋の最後の日を3人で切り盛りする。 夏神のさらなる内面を知る一話。
0投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏神さんと師匠の話。 師匠のお店へ3人で挨拶に行くが、その後、師匠が亡くなったと警察から連絡が入る。 師匠は何か未練があるらしく、成仏していなかった。 最終営業が未練だと思った3人は師匠の代わりに最終営業をすることに。 だが、未練は一つではなくて…
0投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ5冊目は店長とその師匠の話。 おお、そもそもは洋食屋さんで 修行していたのか。 店じまいを決意した師匠と 成長した姿を見てもらおうと思う店長。 で、くっついていく孫弟子(笑) カイリ君は人の懐にうま〜く入り込むよね。 久しぶりにまたシリーズ手に取ったけど この一話完結感がやっぱり好き。
0投稿日: 2023.09.12
powered by ブクログ安定感。こういうある程度読める筋でありつつも最後まで読ませるのが意外と難しいんだよな、って最近思う 2023.9.9 151
2投稿日: 2023.09.09
powered by ブクログ夏神さんの師匠のお話。 切なくて…苦しくて… でもごはんは人を助ける。五十嵐さんは人を繋ぐ。真っ直ぐな気持ちで。
0投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ夏神さんの過去が判明した巻。 大師匠もステキな人物だった、最後の晩ごはんシリーズ、いい人たちと美味しいものだらけで好きすぎる。 お兄ちゃんとのくだりもよかったな。
0投稿日: 2023.04.17
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一冊飛ばしたかも・・・(´・ω・`) 設定 主人公 元芸能人だが濡れ衣で追放状態 マスター 山で恋人を無くし見殺しの濡れ義務 ロイド セルロイドのメガネが付喪神で英国紳士 作家 幽霊の妹を内蔵 幽霊が居場所として寄る定食屋 ロイドを掛けると幽霊が見える だけどハートフルなお話(信じて!)
0投稿日: 2021.04.10
powered by ブクログ図書館で。 確かにマスター、打たれ弱いな… それにしても兄弟が今度はえらい仲良しさんになって良かったね、という感じでもあったり。
0投稿日: 2021.02.03
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シリーズ5作目は、夏神さんとそのご師匠船倉さんとのお話。 夏神さん、まだ語れない過去があったのね。。。でも、許してくれてなかったとはいえ、再びお店を訪ね、語り、そしてちゃんとお別れできてよかった。夏神さんが「助けてくれ、イガ」って言ったくだりは。。。自分を追い込んじゃう人なんだね。でも、ちゃんと乗り越えられそうで何より! 海里くんにも、また新しい未来が見えてきた予感。。。 で、わかります!モロゾフのプリン!!の容器!!!西宮で一人暮らしをしていたころの我が家にも、たんと空容器がありました!(笑)あれ、どこに行った?? フライパンと一緒に「ばんめし屋」にやってきた4つの空容器は、ロイドのためのプリンを焼け上げた後、「ばんめし屋」の一輪挿しになるのも。。。ありだと思います!
0投稿日: 2020.10.17
powered by ブクログ「小さな歩み」 彼等が教えてくれた存在が。 自分一人だけだと、もしかしたら一生会う事の無かった人達に会いに行くのは勇気がいるが会ってみたら案外呆気ないのかもしれないな。 家業でも無い限り料理なんて細かな技術を知るには師である人が居るなんて当たり前なのだが、彼が余りにも独り立ちしてしっかりとしているせいか考えた事も無かったな。 「遠い日の名残」 最期の幕引きを前に別れを。 師匠と弟子にしか無い関係もあるが、人の子と同じで弟子の弟子という孫の様な立ち位置は便りがない事と同じで嬉しい事なのかもしれないな。 大切な人との別れというものは突然であるが、特についこの間出会った時は元気だった人が亡くなった等と聞いても受け入れられないだろうな。 「幕を引く手」 損失感と共に訪れた恐怖感。 大切な人を失う事を何度も経験してきた事があるからこそ、彼は自分がいる事により他人が不幸になってしまうと思ってしまったのだろうな。 彼は誰の変わりにもなれないが共に過ごした時間が少しでもある以上、知らぬ間に居なくてはならない存在となり大きな心の支えになっているのだろうな。 「物言わぬ人のために」 最期の別れが心残りであり。 自分の店で亡くなった誰かを見るだけでも慣れないだろうに、まさか片付けに来た矢先に再びその姿を見る事が出来るだなんて予想もしなかったろうな。 店仕舞いに常連さん達に最後の料理をと計画までしていた矢先の出来事だと、尚更死ぬに死にきれないだろうし店内に戻って来てしまった気持ちも分からなくないよな。 「歩いていくこと」 今度こそ最期の別れの前に。 無意識に命乞いの叫びをした彼を拾った日から、料理人として一人前になれる様に鍛えながらも心も自立できる様に親の様な気持ちで成長を見ていたのかもな。 生きている間に卒業試験を受けに来なかったのは、自分より先に逝く事は分かっていても試験を受けたら本当に全てが終わってしまう気がしたのかもな。
0投稿日: 2020.02.05
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読書メーター(2019/10/31)より転記: 夏神の過去と、三世代(?)対面。普段どっしり構えててくれる感じの夏神さんを海里が支えるという滅多に見られない構図に、ちょっとにやにやしてしまったりなど。無事に送れて&試験合格できてよかったね、夏神さん。
1投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログばんめし屋はほとんど出てこず、夏神さんの師匠との再会、急死、思いを残して亡くなった師匠のための最後の営業。夏神さんの過去の話がたくさん出てきた。美味しそうな洋食の数々。町の洋食屋さんて敷居が高く感じるけど、今度行ってみよう。
0投稿日: 2019.08.28
powered by ブクログ夜だけ営業の定食屋<ばんめし屋>シリーズ第5作。 今回は夏神の料理の師匠・船倉の登場により、以前から気になっていた夏神の過去が明かされる。 夏神が山の事故で大切な人(やっぱり夏神の彼女だった)を亡くした後、どうして定食屋を開くことになったのか。 夏神の料理の師匠の話でその理由が分かり、まるで海里の過去を見るかのような因縁話に上手くできてるなと感心する。 自暴自棄になりながらもどこかで助けてほしいと叫んでいた夏神を船倉が助け料理を教え、その夏神はやはり自暴自棄で自分を見失っていた海里を助け、その海里は主を失って途方に暮れていたロイドを助け…こうやって巡り巡っていろんな人(だけじゃないけど)の繋がりが出来ていく。 師匠の死、幽霊となった師匠の成仏のために一肌脱ぐことにした夏神と海里たち。そのときに寄り添う海里の様子は…今回もごちそうさまでした。 弱ったイケメンもまた良し。 洋食屋の師匠の元で働いていた夏神が何故「定食屋」を選んだのか。 お客様の晴れの日を演出したい師匠と、お客さんの居場所『家』を作りたい夏神。どちらも素敵だし、師匠の店のように亡くなってもなお閉店の日に大勢のお客さんに惜しまれるということが、師匠がこれまで築き上げてきた日々を表しているのだろう。 そして夏神は過去の山の事故にようやく向き合う勇気を持てた様子。 次回はそっちがメインになっていくのか。
2投稿日: 2019.08.07
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どうして毎度泣いてしまうんだろう。 そんなに深々とした構成内容ではないのになぁ。 師匠が突然死んでしまうのはホント悲しかった。 夏神さん切ないわー。 そしてもっと洋食作ればいいのに。
0投稿日: 2019.06.23
powered by ブクログ師匠の登場でマンネリ化しそうだったシリーズに素晴らしいアクセントを加えることができた印象。 形は違えども、いろいろな作品に登場する職人の生き様には、いつも心を動かされます。
0投稿日: 2019.05.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏神の料理の師匠、船倉の急死を受けて、夏神、海里、ロイドが一日限り師匠の洋食店を開いて常連客をもてなすことで師匠の思いを遂げようとするお話。夏神が師匠を慕う思い、海里が夏神に寄り添いたいという思いが丁寧に描かれていて、なんだか胸がいっぱいになった。 夏神がどんな経緯で船倉の弟子になり、どんな思いで定食屋『ばんめし屋』を開いたのか。このシリーズを読みながらなんとなく気になっていたこともだんだん明らかになってきて、なんだかいいお話だなあと思った。料理を通して人と人のつながりや、傷ついた心の回復を描いているのかなあと思った。相手を思いやったおいしい料理は人を幸せにしてくれるよね。毎日料理を作る身として、忘れてはいけない原点に帰らせてもらえた。
1投稿日: 2019.04.10
powered by ブクログ今回は夏神さんの師匠のお話。この人の人生すごく濃くてびっくりする。師匠も濃くておもしろい。師匠のオムレツライス食べてみたいなー。
0投稿日: 2019.01.07
powered by ブクログ夏神さん主役で五十嵐一家に常連の作家さん、ロッドが脇を固める中、夏神さんの味のある師匠が加わって、味わい深い話の展開が素敵でした。次の展開が楽しみ!巻末レシピも試してみたい。
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ短慮からヤクザにボコボコにされて危なかった若き日の夏神を助け、料理という希望を与えた、威勢良く怒鳴り散らすけれど憎めない夏神の師匠の営む洋食屋と、閉店するそこで行われる夏神の卒業試験。炒飯を使ったばんめし屋ならではのオムライスが美味しそう。芸能人時代の自分を切り捨てないと思い直す海里も濃やかで良い。
0投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログ昨日 オムライスを作ったので、、、、久しぶりのこのシリーズを手に取った。 いつも、夏神さんのワイルドらしき風貌なのに、表紙のイケメンを想像してしまうが、、、、今回は、心の中の人の弱さ、強がっていても、人への執着心、そして、失われて行った命が、自分のせいだと、自己批判、、、 いつもの夏神さんに戻って、、、と、思いながら、読み進んだ。、 料理の師匠船倉、弟子、孫弟子、、、 急死した松倉の遺志を継いで、最後の1日を夏神らが、料理で、お得意だったお客を招待することに、、、、 料理も良いけど、今回は、ロイドさんが、素敵に見えた。
0投稿日: 2018.06.22
powered by ブクログ最後の晩ごはん、5作目。 師匠と弟子と孫弟子と。師匠の死で弱っている夏神さんを支えられるくらいに海里が成長していて頼もしく感じた。ロイド含め3人が本当の家族みたいだ。海里に頼られて嬉しそうなお兄ちゃんもかわいい。
0投稿日: 2018.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏神さんの師匠が店を畳むことにしたと連絡があり、店にみんなで行く事に。 師匠はよくいる親父といった人柄で、夏神さんの父といってもいいほどのひと。 夏神さんにとっては色々克服するための一歩を踏み出す話です。 海里くんの兄が頼られて嬉しそうにする様を想像するとにやけます。バラされて今度二人が会った時に海里くんが話したらきっと照れるんでしょうね。もっと仲が縮んでほしいです。
2投稿日: 2018.04.08
powered by ブクログあろうことか、シリーズ中の この一作を読み落としていた。 いつもながらの重いテーマだが 今回は特にロイドのバイプレイヤーぶりが 強く印象に残る。 無類の卵好き…さらにオムライス好きの私。 読み終えた時の飢餓感は半端なかった。 あー食いてえ。。と海里のようにつぶやいてみる。
0投稿日: 2018.03.04
powered by ブクログ最後の晩ごはん第5巻。涙あり、涙あり、笑いあり。マスターの過去その2があったから海里は拾ってもらえたんだねえ、情けは人の為ならず。止まるところをしらない海里とロイドの主従コントやマスターと大師匠の漫才と、切ない大師匠との思い出や別れのバランス、海里の成長がうまい配分で一気読み。
0投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログ夏神さんの師匠の話し 毎度のことながら今回もジーン、ウルウルさせてもらいました。 海里とお兄ちゃんの関係も更にいい感じになってることにホッとしたり。 安定の美味しそうな料理もたくさん出てきて満足 2017.7.18 読了
0投稿日: 2017.07.18
powered by ブクログ相変わらずごはんが美味しそう…! 巻末のメニューも話にそってるし 難しくないかんじなので作ってみたくなる。 夏神さんの昔の話に触れて、 より絆が深まった気がします。 次も楽しみです♪
0投稿日: 2017.03.01オムレツライスからオムライスへ
今回は、辛く切ないお話でした。 もちろん、美味しそうなものは沢山出てきますし、会話の応酬はとても楽しいです。夏神さんが大きな試練を乗り越え、さらにもうひと山越える決心がついたようで少しほっとしました。 自分の想いと、人を想うことの違いが難しいけれど温かいです。 ばんめし屋がどんな人達を繋いでいくのか、ますます楽しみです。
7投稿日: 2017.01.26
powered by ブクログ店長の師匠から、近々店を閉める、との連絡あり。 そしてその閉店の日を迎える事なく 師匠は肉体を失ってしまった。 完全に、というほど、店長の過去がきれいさっぱり。 言われて納得、な事が多々ある、店長の態度。 師匠は…ものすごく分かりやすく頑固者? いやでもしっかりとしたお爺さん?w そんな状態から一転、あれですから それはもう堪えます。 そのせいか、兄の酔った勢い、の台詞が ものすごくほんわかしてしまいます。 今回の心残り、はかなり大変でした。 やり遂げた感はありますし、最期までいけば こちらもすっきり、でしたが…。 何だかこう、師弟っていいです。
0投稿日: 2016.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安定のイッキ読み(それでも大事に1章を読んでは休憩を挟んでみた)。 安定の面白さ!! 他の文庫に比べて半分以下くらいの厚みのせいか、この本の値段が480円になってる!! (税別・・・) せやけど、今時500円以下で文庫本が買えるのか~。すごいな。 そして500円以下でこんなけ楽しめるなんて、最高やな・・・。 著者の本はどれも好きやけど、一番を選ぶなら絶対にこのシリーズ。 これまた、普段から読書をする人もしない人にもお勧めしたい、読みやすいシリーズやと思います!! さて、今回はついに夏神さんの過去が明らかになったね・・・。 終盤で、恋人さんの墓前へ行くかどうかの話になっていたので、まだまだ過去と向き合う機会はあるのかも。 対してイガは、美和さんの 「あたしの連絡先は消すな」 と、いう発言。もしかして、芸能界に復帰もありなの!? ちゅうところで、終わってました。 ますます続きが楽しみ~。 作中の登場人物の言動はわりと著者の人生に比例するんじゃないかとこっそり思うのだけど、著者の本はとてもきれいな言葉を使うと思う。 有川浩氏の本でもそうやけど、どうやったら(他人に対して)そういう言い方ができるんやろうなあ、と、感心してしまう。 慇懃でもなくもちろん無礼でもなく。フレンドリーなのにちゃんと礼儀正しく、わかりやすく伝えている。 だからこそ、イガは対人スキルが高いなあって思う。私もこんなふうに、自然に気持ちよく他人へ言葉を紡げたらいいな。 妹さんとの出会い(?)を筆頭に、家族との関係を一歩前進させた淡海先生からの感謝を 「勿体ない」 と、いう夏神さんとイガに対して、 「僕の感謝の念は僕のものだから、そこは譲れないな」 と、答えたのも、なるほど。 そっか、なるほどな。感謝したい気持ちはこちらのものやから、どういう形で感謝を表すかもこちらの自由ってわけか。 当り前やけど、改めていわれるとなるほどと思ってしまう。 そういや今回もオールキャスト勢ぞろいやったかしら。 一憲さんと奈津さんだけじゃなくて、仁木さんも登場したわ。 仁木さんは前回にストーカーネタで登場したことは覚えてるけど、イガと居合わせた事件現場って何やっけ(笑)? ほんで、そういや仁木さんは一憲さんのことがずっと好きでしたね!! 「すごいBLぽいよねえこのシリーズ・・・」 って思ってたら正真正銘のBL設定を放り込まれてたな!! ちょっと忘れてた。 ほんで、今回もお約束の涙腺を刺激する展開・・・。いやそこまでではないけど(どっちやねん)今回は師匠へ「へんこ亭」の最後の営業について許可をもらうための挨拶をするシーンが、じーんときた・・・。 いちいちいちいち書かなくても、夏神さんは船倉さんのことをこんなにも慕っているのだというのが伝わって、そんな船倉さんともお別れをせなあかん夏神さんを気の毒にも思うし、またそれを乗り越えようとする彼の姿勢にもじわっと・・・。 そんなふうにしんみりさせてくれるけれども、基本会話はボケツッコミの応酬なので、めっちゃ面白い。 イガとロイドの会話も面白いけど、夏神さんのツッこみも最高。 ザリガニのくだりなんて、声に出して笑っちゃった。 あとは八百万の神のくだりから、「石を投げたら神様にあたる」。 これも、当たらずとも遠からずかもな。 そもそもこのシリーズはイガの成長物語なのかと思っていたらそれだけではないみたいやし、それでもみんな少しずつ前へ前へと進んでいる気がするのに、なんでタイトルが 「最後の」晩ごはん なんやろう? と、今更のように疑問に感じた・・・。 最後なの? 最後じゃないよね。 今回明らかになった夏神さんの過去だって、「晩ごはん」からスタートしてるのに、なんで「最後」の?? このタイトルがシリーズ全体の伏線やったらどうしよう。 著者はタイトルのつけ方が絶妙やから、なんか怖いわ。 タイトルのつけ方が絶妙やな、と、思ったのは「鬼籍通貨」シリーズやったけれど、今回はこの本も各章のタイトルが絶妙やった。 「最後の晩ごはん」シリーズでも、各章にタイトルってついてたっけ?? ■■■■ ■八寸 1 1寸の8倍の長さ。約24.2センチ。 2 懐石料理で、主客が杯の献酬をする際の取り肴(ざかな)。また、それを数種類盛り合わせる約24センチ四方の器。白木(しらき)製であるが、会席料理では塗りの木皿を使い、形も四角に限らない。八寸膳。 3 近世、上野(こうずけ)国・信濃国などから産した厚手の和紙。 ■穂じそ ■たまさか [副](「に」を伴っても用いる) 1 思いがけないさま。偶然であるさま。たまたま。「―めぐりあった好機」「―に旧友と出会う」「―の来客」 2 機会が数少ないさま。まれに。たまに。「―郷里に帰ることもある」「―の休日」 [形動ナリ] 1 まれであるさま。 「通ふ人もいと―なり」〈源・手習〉 2 めったにないと思われるさま。ひょっとしてそうなるさま。万一。 「もし天竺 (てんぢく) に―に持て渡りなば」〈竹取〉 ■トラウザーズ(trousers) ズボン。特に、男性用。 (2016.09.17)
0投稿日: 2016.10.30
powered by ブクログいつもはしっかりしたなつきさんの違う1面が見えた1冊。 なつきさんがなんだかんだで一番好きなのよね♡
0投稿日: 2016.09.24
powered by ブクログシリーズ5作目。 悩み多き夏神に更なる試練の巻。 ずっとグズグズ泣きべそをかきながら読んでいたけど、爽やかなラストでホッとしました。 海里と夏神の絆がグッと深まり、責任を背負った海里はうんと成長しました。 ロイドとの漫才もキレッキレでした。 定食屋で頑張る海里も、将来の道筋が少しだけ見えた最後。どの道を進んでも、成長著しい海里はうまくやっていくのでしょう。 一番面白かった巻です。次も期待大。
0投稿日: 2016.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ第5弾。今回は急死した夏神さんの師匠の想いを、夏神さんと海里+ロイドが叶える。 今まで小出しにしてきた夏神さんの過去がついに明らかに。夏神さんの弱さも含めてすべてを受け入れ、一緒に乗り越えようとする海里の優しさに、温かい気持ちになる。 そして今回の地元ネタはビゴの店にモロゾフのプリン、そしてモンテメール!あまりの小ネタに思わずおぉ!ってなった。 最後で夏神さんは自分の過去と向き合うことを決め、海里は芸能界への復帰も含め、身の振り方を考える。さて、今後どう展開するのか。
0投稿日: 2016.06.03夏神さんの師匠のお話
これまでは海里がメインのお話だったが、今回は夏神さんと師匠メインのお話。 今回もこの世に未練を残した幽霊にちなんだ、渾身の料理を作って出す、というスタイルだが。 今までの巻に張られた伏線「夏神さんの過去」がついに明らかになった。 壮絶すぎて今なお苦しんでいる夏神さんと師匠の関係(2人だけでは乗り越えられなかった夏神さんの過去)に海里がうまく入り込んで、この問題に明るい兆しが。 そして海里に芸能界復帰の伏線があって、次回も見逃せない。 今回も眼鏡で付喪神のロイドは、大活躍である。やはり今回も、いい味出してるのでファンの私としてはお話と彼に★5つ。
2投稿日: 2016.05.11
powered by ブクログ夜だけ営業する定食屋「ばんめし屋」。 今回は店長の夏神がメイン。 夏神の師匠である船倉が店を閉めると いった矢先、急死してしまう。 師匠の急死に同様する夏神だが…。
0投稿日: 2016.04.27
powered by ブクログ徐々に明らかになってきた店長の過去。今回は、師匠のお話。そうか、やっぱりそうなるのか。大師匠のために、普段と違う場所で働くいつもの面々。
0投稿日: 2016.04.24さらっと読めるし時にはウルルしちゃうよ
このシリーズ、みんないい人ばっかりで海里たちがうらやましいです。安心してサラッとするっと読める上にハートが熱くなるシーンが必ずあります。上手い作家さんですね。
1投稿日: 2016.02.18
powered by ブクログシリーズ5作目。 夏神さんの師匠がお店を閉店すると連絡があり、急遽、訪れる事に。海里は師匠の師匠なので大師匠だと緊張するが、師匠は夏神が海里に気を許してるので、これからもよろしく、と言う。久しぶりの再会で満足した夏神が最終日に手伝う事を約束して戻るが、その後道端で倒れた師匠が亡くなった事を知り、海里が今まで見た事がないほど動揺する夏神。 なんとか海里の兄や兄の友人を頼ってお葬式を出したが片付けるために店を訪れたら幽霊になった師匠が居て、、、。 夏神のルーツがだいぶ分かってきました。鷹揚に構えているようでも芯は弱くある意味海里の方が強い。 最後に店でみんなに食べてもらったあと、まだ成仏しない師匠は夏神を本当に心配していたんだなと。 卒業試験で作ったオムレツライスとチャーハンが美味しそうでした。そして、夏神を支えてくれる海里の存在を知って海里の強さに触れて夏神の事を托したんだと思う。 益々ちょっと気の弱い攻め×元気な受けで想像したくなるよっ!
0投稿日: 2016.02.04
powered by ブクログ201601/夏神さんの過去や本音が語られ、シリーズのターニングポイントのような巻だった。海里に頼られて喜んでいた兄がカワイイ笑。
0投稿日: 2016.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏神さん好きにはたまらん巻でした。 バスの中で読んでて泣いたわ。愛おしい…尊いわ夏神さん…。海里くんしっかり支えてあげてね…。 仁木さんが支えてくれても良いのよ。という淡い期待。 取り敢えずオムライス食べたい。
0投稿日: 2016.01.12オムライスかオムレツライスか
今回は店主夏神さん主役?それとも海里いわく師匠の師匠?師匠の師匠は、それほど出ていないはずなのに、読後感では存在感ありまくりです。そして、こっそりバレンタイン。これは、何かの複線でしょうか?気になります。
0投稿日: 2016.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もうなんだかんだで5巻目ですか! 4巻目までは海里君中心でしたが、 この5巻から夏神さん中心に動いていくようですね。 なにしろ6巻はきっと元彼女との話とみた! 今回の5巻は夏神さんの師匠のお話し。 夏神さんと海里君が師匠と会う。 師匠は「へんこ亭」なる洋食屋さんで船倉和夫さん。 しかし、 再会から数日の後、師匠は心筋梗塞で突然亡くなってしまう。。。 で、 もちろん幽霊になってしまったので成仏させるために、 「へんこ亭」を1日だけ復活させることになり、 めでたく1日復活祭をやりきったんですが師匠は成仏しない。 しない理由は、 師匠の卒業試験を夏神さんが受けてないからだと思い、 その場で、 師匠の愛用のフライパンで卒業試験のためのオムライスを作ることにしたのです。 幽霊なのにオムライス食べちゃうんですが卒業GET! ちなみに、 海里君が芸能界への復帰疑惑がありますが、やっぱりか! と、 思いつつできるか? と、 思うのぅ。。。 まぁ、 最終巻まで付き合ってみますわ。
0投稿日: 2016.01.08
powered by ブクログ最後の晩ご飯シリーズ、第5弾。 今回は、表紙を見て、え、この素敵な洋食屋さんは何だろう? と首をかしげたのですが…そういうことでしたか。 夏神さんの凄すぎる過去と、意外なもろさが明らかになる。 そして、ちょっとしっかりしてきた海里、今回頑張ったロイドさん、頼りになる兄夫婦… キャラクター同士の絆が強くなっていくのが嬉しい、シリーズものです。 良いお話でした。 師匠、冷蔵庫のプリンをまだ食べていなくて心残りなのかと思ってしまいました(笑)
2投稿日: 2015.12.31
powered by ブクログ第五弾はちょっと泣かせる感動物語。 あらすじ(背表紙より) 兵庫県芦屋市にある、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。元イケメン俳優の海里もすっかり店に馴染み、美食について勉強中。そんな中、店長の夏神に、師匠の船倉から一本の電話が。なんと自ら営む洋食屋を、近々閉店するという。すぐに皆で店を訪ね、船倉の作る洋食を堪能するが、その直後、彼が急死したという報せが届いて…。若き日の夏神に、料理という希望を与えたシェフの想いとは。涙溢れる、お料理青春小説第5弾。
0投稿日: 2015.12.27
