
総合評価
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powered by ブクログこんな私立図書館があったら…通いたいかも。 いや、"道なし"さん達との関わりはないはずなので…多分。 フツーに読書と紅茶を飲みに通いたいので、きっと回数券を買っちゃうと思います^^
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Tさんのおすすめ。 京都にある私立の図書館、 その館長とバイトらしき少女は、 死後さまよっている魂を導く冥官だった。 桜を守る鎧武者だったり、食べ物に執着している美食家といった、 変事に悩む人のそばにひそむ魂、「道なし」をめぐるお話。 2時間あたり三百円で紅茶かコーヒーが出る、 こじんまりとした感じの良い図書館はぜひ近所にほしいところだが、 なんだが物足りない感じ。 今の自分のすべてが書かれた「本」が出現して、 道なしに関係している人間を助ける、 それがちょっとありきたりというか、安直というか。 謎解きの要素が少ないせいか。
0投稿日: 2023.03.08まさにサブタイトルどおり。こちらも優しい気持ちになれました
この世に未練を残した「道なし」達が、この世に恨みがあるために彷徨っているわけではないという設定がとっても好感が持てます。 いくつかの話が集まった短篇集ですが、私はまず最初の話に引き込まれました。と言うのも、昔、公務員時代に、樹木医さんと共に弱った各地の銘木を回ったことがあります。樹木医さんの中には、その地に立つだけで何かを感じると言われた方もありました。我々だって、大きな木が林立しているような、例えば寺院、例えば、鬱蒼とした森林の中に入ると、何かを確かに感じますよね。きっと魂?霊魂?って存在するんですよ。 それに、ファンタジーではありますが、あとがきを読むと、実在した人物が主人公達だったことがわかります。伝承に基づいて、想像の翼を広げられた作者の力量に拍手です。仲町六絵さんの小説を読んだのは初めてでありましたが、からくさ図書館の続編は勿論、他の著作も読んでみたいと思います。
1投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログ最初はなかなか話に入り込めなかったけど入ったらどんどん読み進めてしまった 面白いのはもちろん、小野篁のこととか京都のこととか読みながら勉強になる 小野篁は実在してたけど時子も本当にいた人なのかな…? あとがきでは篁のパートナーって書いてあったけど。
0投稿日: 2022.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
副題にもあるとおりに優しい世界。 ほんに、おかゆの様な。 ラノベなのでしょうがないのだろうがなんで篁は若作り? 若い見た目でいるの? それは次巻以降に明かされるのだろうか?
0投稿日: 2021.10.27
powered by ブクログ最初はあまり入り込めなかったけど、だんだんと二人の関係性が見えてくるにつれ、おもしろくなった。会話が楽しい
0投稿日: 2021.05.24
powered by ブクログ仲町六絵の小説は,古い時代と幽界とが合わさる,独特の雰囲気.それでいて必要以上にドキドキしないのが良い.京都の雰囲気も少し味わえる.平安時代の小野篁と皇女時子が,現代で主役を務めるオムニバス.
0投稿日: 2021.02.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほうほう、続編もあるわけね。 まー、悪くはなかったけど、どっちでもいいわねw 暇つぶしで、こーゆー設定が好きなら、って感じw
0投稿日: 2019.02.06
powered by ブクログ「桜守」 どんな世も見てきた二人の決断。 人間の思いは、時には自分たちのエゴになるのかもしれない。 言葉が通じない以上、どうにもならない問題だが…。 「うまし国」 ただ美味しいものを食べたくて。 人の身体を乗っ取り使うだけでなく、高価な買い物までしてしまうのは良く無いだろう。 しかも、身体を乗っ取った理由がたったそれだけというのは何とも迷惑な話だな…。 「葵祭」 敷居の裏に書かれた言葉を踏まないで。 何処の誰だか分からないが、こんな事してはいけないだろう。 あれだけこの世に執着していたのに、あれだけの会話で彼女を心から納得させ天道へ逝かせた彼女はすごいな…。 「迎え鐘」 残り13日だけを残して。 確実に供養できると確信できる状況でない限り、供養しきれなかった場合の事を考えると難しい問題だな。 大切な想いがあったからこそ作ったのだろうが、そのせいで長年現世を彷徨い続けたと考えるとな…。
0投稿日: 2017.09.29
powered by ブクログ主人公が、小野篁と、言うことで、興味を引かれて図書館で借りてきました。 現代で、冥府の役人として働いている設定ですが、なかなか面白い。続きも、読んでいます。 元々、平安時代のお話が好きですが、歴史には、詳しくないので、たびたび、調べながらということになってしまいます。 この話は、そんな面倒なことは考えずに読めます。
0投稿日: 2017.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・小野篁が差し出すのは、解決法が記された不思議な書物で―。悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。 【感想】
0投稿日: 2017.08.11
powered by ブクログこんな雰囲気の話が好きなはずなのに、イマイチ話にのめり込めないな~(--;)まだ始まったばかりだからかな~?(^^;)冥官の小野篁と時子様が道なし(善い行いを積んで天道へ行けるはずなのに、何らかの理由でこの世をさまよっている魂)を天道へ導くために、開いた私立図書館・からくさ図書館。そこへ道なしのせいで悩みを抱えた人達が訪れる(゜.゜)あとがきを読んで、篁の知名度が低いらしいという事に少し驚き!(゜゜;)とりあえず6巻まで借りているので、読み進めます(^^;)ゞ
0投稿日: 2017.04.01いい本に会えました
私が普段の生活で小説を読むようになったのは Reader を入手してからなのでここ3年くらい。本屋さんの文芸コーナーなどは実はもう何年と覘いたことがありません。ですから好きな作家を挙げても片手で余るのですが、仲町六絵さんはその貴重な一人です。しかしながら、シリーズ化され仲町さんの代表作といえる本作なのに、少女趣味な表紙イラストを敬遠して手に取ろうとしませんでした。このたび Reader Store のポイント還元キャンペーンのおかげでよい出会いが訪れました。電子書籍は本当にすばらしい。 主人公の篁(たかむら)は平安時代初期に実在した人物ですが、その人が現代の京都でおしゃれなカフェ図書館を開いています。不思議な伝承を残している人のようですが、私はこの本を読むまで全く知りませんでした。ヒロインの少女も同時代に実在した方です。連作でこの本には4つのエピソードが収録されていますが、読み進めると少しずついろんなことがわかってきます。各話に登場するのは基本的にいい人ばかり、篁は自分の職務を事務的にこなすだけでなく、かかわった人が少し幸せになるのが素敵ですね。それで後で始末書を書いたりしてるのが微笑ましいです。
4投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログティーン向け小説なのかな? 自分が住んでいる土地の話なので借りてみました。 大人でも読めます。 いまのところ面白いです。
0投稿日: 2016.12.26
powered by ブクログ時間制で席を指定し紅茶かコーヒーを飲みながら本を読むことができる図書館。 そこにいる館長と少女(皇女)が「道なし」と呼ばれる善行を積んでいるのに天道に行くことができない存在を導いていく話です。 館長の小野篁は本当にいた平安貴族で井戸を通じて冥界に通い閻魔様の元で働いていたという逸話があります。 それが逸話ではなく本当のことだったというちょっとファンタジー性があって面白いと思います。 どの話もかげがある人がでてくるのだけれど終盤は希望が持てる形なのがよかったです。 「俺たちの未来はこれからだー!」みたいな明るすぎる未来じゃないほうがいいです。 京都の地理などには詳しくないのでわかりませんでしたが聖地巡礼してみるのも面白いかも。 続きも読んでいきたいけれどどこかで安倍晴明が登場してくれるといいなぁ。
0投稿日: 2016.11.02
powered by ブクログ小野篁と斎院が、冥府の役人としてこの世に再び現れる。 京都の北白川に小さな図書館を作り、そこで成仏できない者を見つけて冥府に送る役割をしている。 短編連作で、実際に悩みがある現代に生きている人間と、その人に取り憑いた道なしを成仏させることで、人間の悩みも解決に導いていく。 ファンタジー小説です。
0投稿日: 2016.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
メディアワークス文庫。やっぱり、他の本の巻末広告を見て 「面白そう」 と、思ってリクエストしてみた。 著者もまったく知らんし、内容もほぼ知らんまま読み始めたんやけど・・・。 第二話の半ばくらいまでは、なんともいえない手触りの本やった(笑 面白くないわけでもないし、むしろ面白いんやけど、なんやろう、距離感がつかめないというか・・・? 結構な設定を放り込んできてるわりには説明がほとんどないし・・・ と、思っていたら、第二話含め、その後の第四話まで読んだらいろんなことがわかった。 で、面白かった・・・! つづき・・・!!! 調べたら、続きは5冊くらい出てるようやのに、図書館に蔵書はない・・・。涙 大変肩身が狭いけど、リクエストしよう・・・。 だって、時子や篁の出会いや、二度目の出会いまでのいきさつがやっと見えてきてんで!? 面白くなるのはこれからでしょうよ!! この「転生」モノって、年齢とかスッとばしてキャラが動いてくれるのが、いいね(笑)。 実際の年の差を考えると、時子は子どもやし篁はおっさんなわけやろ(笑)。 (それをいうたらミもフタもない) チョイチョイ名前が出てくる安倍晴明が上司っていう設定もいいな! 今後登場することがあるんかな。 執事キャラ(?)な篁をSキャラで妄想したらそりゃあもう色々なネタがあるんやろうけど、残念ながら私はS的なキャラも執事もさほど惹かれないのでそこはスルーで。 むしろ篁がヘタレ攻めのほうが好み(でた)。あと、時子にメロメロすぎるところとか。 第二話の冒頭で上目遣いでのお願いをわざわざ時子にさせる、みたいな展開になったときは、ここに恋愛感情を想像してなかったのでふつうにびっくりしたよ! 今時の料理人のような小森くんが、施餓鬼会について知ってるのも 「スゲッ」 って思ったけど、彼の実家でこの行事をやっているというのもすごい。こういうのが 「さすが、京都」 と、サラッと流してしまうから、京都のイメージがこう、だんだんすごいものになってくるんだよね・・・。(;^ω^) (2016.06.11)
0投稿日: 2016.09.19
powered by ブクログここ、ブクログさんの献本企画でいただきました。 手元に届いてからずいぶん時間経過してしまってすいません。 もう少しひとつひとつの話に読み応えのある長さが欲しかったかも。 「図書館」の文字に惹かれて応募したのですが、想像してた雰囲気とはちょっと違ってました。 面白ければ次巻も・・・と思ってたのですが、好みではなかったです。
0投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログいながらにして異国にいくことができる いながらにして異世界にいくことができる いながらにして異時代にいくことができる 人間の想像力って 素敵ですね 小野篁さんが1000年後の今 図書館の館長として、 もしいたら その発想が面白いですね
0投稿日: 2016.06.14
powered by ブクログ献本企画で当選しました。 タイトルに図書館とあったので期待しましたが、図書館が舞台という感じではなかったです。 主人公たちが現代人ではなく、時代考証もされているとは思いますが、文章に関しては、私には少し読み進め辛かった部分が多々ありました。
0投稿日: 2016.04.13
powered by ブクログ冥官となって地獄でも働いていたとされる小野篁。 彼は現代でも迷える道なしを探し、天道に連れていくために創った拠点「からくさ図書館」で、見習い冥官の時子と共に仕事をしている。 図書館というタイトルに惹かれて買ったが、図書館は仕事場というオプションで、メインは道なしとそれに憑かれた人たちのお話。 小野篁という歴史上の人物に興味を持って調べたら、なんと竹駒神社を作ったお方じゃないの!! その事が知れただけでも良かったと思った。
0投稿日: 2016.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不思議な図書館、こんな風な雰囲気の場所にあこがれてしまいます。 それぞれの話はちょっとほろにがかったりするのもあるけど読み終わったあと、前向きであたたかい気持ちになれます。
0投稿日: 2015.12.23
powered by ブクログ(15-90) 初読み作家さん。 ブラウスの上から十二単という不思議できれいな表紙に惹かれ手に取った。 私立図書館の館長が小野篁!なんて私好みのお話。好感が持てたのは、邪悪な霊を調伏するんじゃなく、本当は善行があったから天道に行けるのにうっかり迷った魂を救う話だということ。だからどの話も読後感が良かった。 篁と姫の過去のいきさつも、ところどころに挟まれていてバランスが取れていた。満足です。
0投稿日: 2015.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近、図書館とか古書店とか文化系うんちくノベルもしくはコミックが多いので、もう食傷気味なんだけど。 ネットカフェのような私立図書館を運営する青年と、助手の美少女。実は彼らはこの世に彷徨う「道なし」たちを成仏させるための冥界からの使者で…という筋書き。 お話が面白くなるのは、第三話ぐらいからだろうか。 四話めの住職の息子だが建築家になりたい学生の話が印象に残った。 個人的に惜しいのは、表紙の少女の髪の色。栗色のはずなのだが、あきらかに黒髪に見えるし、そもそも彼女が主人公に見えてしまう。 人物造形が、いかにも漫画ライトノベルで育った女子ならではの設定で、人格があっさりしすぎて、イマイチ魅力的には思えない。 図書館の蔵書の設定じたいは興味深いが、あまりそれが活かされていないように感じる。別に図書館という設定でなくて、この二人がどこでも行くという動きがあったほうが良かったように感じる。 『ビブリア古書堂』と同じ出版社なので、よけいに比較してしまう。
0投稿日: 2015.11.16
powered by ブクログ冥府の官吏である小野篁が現代で「道なし」に道を示すお話。縄張りが図書館というのも素敵だ。出てくる人たちが、皆一生懸命で優しい。
0投稿日: 2015.08.24
powered by ブクログ京都にある「からくさ図書館」は青年館長と少女が切り盛りする私立図書館。アットホームな図書館には奇妙な悩みを抱えるお客が・・・ 設定が面白かった!それぞれの悩みに対し、その人のからつくられた書物を差し出す館長・小野篁。篁は冥官として平安時代から働いていて、成仏できていない道なしを補足するという・・・冥官見習いの時子もこれからどう成長していくのか、そして篁との関係もどうなるのか気になります(^^♪
0投稿日: 2015.06.27
powered by ブクログこんな図書館あったら行きたいです。 篁と時子のキャラもいいので歴史が気になり京都に行きたくなります。
0投稿日: 2015.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
京都にある私立図書館「からくさ図書館」を訪れる様々な悩みを抱えた来館者と「道なし」を図書館館長の小野篁と時子様が解決へ導く。 歴史上の実在の人物を現代に甦らせたファンタジー小説。京都という舞台をうまくいかしてる。悪くは無いけど特別良くも感じない。機会があれば続きを読もうかな、とは思うけどどうしても、というほどでも無い。
0投稿日: 2015.05.11
powered by ブクログだいぶ前から、「ブックマーク」読者の方におすすめだと伺っていたものの、最初に聞いた頃には図書館に見当たらず、しばらくして探してみたら、こんどは予約待ちがたくさんついていて、気長に待っていた。 届いた本をみると、自分では手に取らない感じのカバー装画で、扉も同じ風情のイラストだった。といっても、持ち歩きにカバーをかけたので、絵はほとんど見ずに、字を読む。読み終わってカバーをはずしてみると、このカバーや扉に描かれた姿が主人公の小野篁と時子様のひとつの「イメージ」なのだろうが、私が文章からイメージしたのとはちょっと違っていた。 京都にある私立の「からくさ図書館」で、館長の姿をした冥官(1200年にわたりあの世とこの世を行き来して業務にあたっている役人)の小野篁と、1200年前には臣下と姫君という間柄であった時子様(いまは冥官の見習いとして篁についている)とが、この図書館にやってくるお客の悩みに対応する。 お客の悩みは、「道なし」と呼ばれる、本来ならば天道にあがれるものの現世に未練を残してさまよえる者たちに起因していて… という、分類するならファンタジーものの話。 小野篁は、平安時代の初期に、朝廷に仕える役人でありつつ、夜は六道珍皇寺の井戸を通り道にして冥界と行き来し閻魔大王に仕えていた、という伝承があるそうだ。 そして冥官の見習いというかたちでいまは篁の相棒をつとめる時子様は、かつて幼い身で2年の間、第二代の賀茂の斎院をつとめ、4歳でその任を解かれた後は元斎院として、何の役を与えられることもなく、嫁ぐことも許されず、ひっそりと暮らして、18歳で病死したという人。 この娘のために、時子の父は、「あの子に教えてやってほしい。野狂と呼ばれるあなたが、これまでに見てきたものを。斎院の任を解かれたあの子には、今後いかなる道も用意されておらんのです。ならばせめて、好きなことを学ばせてやりたい」(p.238)と、配流された隠岐でその自然の様子を『隠岐自然抄』に綴った篁を頼んだのである。 その時子の髪は周りと違って赤かったと、作者は設定している。その栗色の髪を恥じていたかつての幼き時子様に、篁は「恥じ入ることはありません」(p.240)と呼びかける。 ▼「父に連れられて赴いた陸奥にも、このたび配流された隠岐にも、髪の色が赤みを帯びている男女はおりました。善行を積んでいようが、顔が美しかろうが、まったく関係なく、ある程度の数は生まれてくるのです。周りに似たような者がいないからといって、気に病んではなりません」(p.240) その篁の話を聞いた時子は、「わたしで、良かった」(p.241)とつぶやく。「百人に一人か、千人に一人か分からないけれど、どうしたって髪の赤い者は生まれてしまうのでしょう? それなら、決して嫁ぐことのないわたしがこういう髪に生まれたのは、ちょうど良いと思う。篁が気に病むなと言ってくれたけれど、普通はやはり黒髪のほうが暮らしやすいもの」(p.241)と。 「道なし」に関わることになってしまった来館者たちの悩みにこたえるやりとりから、そういう篁や時子様の"人となり"が見えてきて、キャラクターを造形していくというのはおもしろいもんやなーと思った。「あとがき」で作者は、「一生懸命生きている現代人と、一生懸命生きていた昔の人が出会ったら、どんな会話になるのだろう、と想像を巡らせながら書いた物語です」(p.346)と記している。 このあと第二集、第三集と話は続くようなので、そちらもまたそのうちに読んでみるつもり。 (2/15了)
0投稿日: 2015.02.15
powered by ブクログ本好きは、昔の文学は読まなきゃ駄目よね。 古今集・新古今和歌集読もう。 石川啄木が染み入る歳になった自分に気付かされました。
0投稿日: 2015.02.10
powered by ブクログ【古都・京都に佇む小さな私立図書館。そこには、不思議な力を秘めた館長さんがいた――。】 京都の一角にある「からくさ図書館」は、優しげな館長さんと可憐な少女が二人きりで切り盛りする、できたばかりの小さな私立図書館。 紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめるアットホームな佇まいのこの図書館には、その雰囲気に惹かれて、奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる……。それぞれに悩みを抱えたお客様に図書館長・小野篁が取り出すのは、解決法が書かれた不思議な書物。そう、彼こそは現世で道に迷った"道なし"たちを救う"冥官"だった――。 悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。
0投稿日: 2014.12.10
powered by ブクログ京都の一角にあるからくさ図書館には館長の小野篁と時子が冥官として、天道に行きそびれてさまよう道なしの魂を正しい道へ導いている。「どの本がお好きですか?」という言葉を引き金にお客の心と知識、取り巻く環境を記載した本が1冊生れ出る。 4話構成。小野篁が好きなので興味を持ち読んでみました。あとがきで小野篁って有名ではないのだと知りました。期待していたような話ではないというか好みではなかったです。晴明とか出てくるなら続編読もうかどうしようかな。
0投稿日: 2014.12.01
powered by ブクログ平安貴族小野篁と内親王時子が冥官として現代で活躍する。天道に行きそびれてしまった“道なし”達を導く。優しいお話。
0投稿日: 2014.06.28
powered by ブクログ京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・小野篁が差し出すのは、解決法が記された不思議な書物で―。悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。
0投稿日: 2014.06.18
powered by ブクログ篁のキャラ…おおい、すごいな、変態さんじゃないっすか。しかも、よくよく読めば幼女趣味!? それは置いといて、なかなか世界観がしっかりしています。時子様が、凛々しくて素敵です。出てくるひとたちも、道なしになるだけあり、もともと天道行きの方々。優しさも持った方が多くて、人情を感じられます。こういうオカルト大好物です!2巻も読みますー!
0投稿日: 2014.05.02
powered by ブクログ京都の隠れ家的私設図書館で、冥界の役人、小野篁が天道へ行くべき迷える魂を導く物語。 と、一口に言ってしまうとこんな感じか? ただ、図書館で篁と一緒に働く時子様という少女が誰なのか、それが読みながら気になってしょうがなかったのだが、ストーリーが進むにつれてそれも明らかになる。 彼女の正体もストーリー上重要な要素なのだが、時代ゆえの哀れな境遇が、現在との対比となっていて、篁との絡みもおもしろい。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログ京都の一角にある、私立図書館。 料金を払うと、お茶とお菓子が出てくる図書館ですが 本来の目的は『道なし』をあるべき場所に案内する事。 連続短編になっているので、少しずつ読み進められます。 小野妹子、は知っていますが、こんな男性になるのですか。 ものすごくこだわった図書館を建設する人になるのですかw この二人の上下関係もすごいです。 どこまでも身にしみたものは付いてくるんだな~と。 というか3話目。 昔って…恐ろしすぎる。 それを言うなら4話目の知識もすごいですが。 すでに自分の宗教の流派も知らないのに…。 昔は知っているのが普通だったのでしょうか? それともこれまでに培ってきたもの?? 2話目は財布的にきついだけでしたがw どれもこれも、憑いているものとお別れをして さようならをする記憶がなくなって…。 何だかふんわりと幸せな感じになっていま。 その後小さく、導いている人達も幸せそう?w
0投稿日: 2014.04.12
powered by ブクログタイトルは、昨今流行りの日常の謎系のミステリーのようですが、しっかりがっつり現代物(?)和風(?)ファンタジーです。 小野篁は、確かにマイナーといえばマイナーかも。(^^;) 文章が綺麗で、気持ちよく読めました。 ただ、時子はともかく、篁のキャラが……そのうち作者の書きやすい自然さに軟着陸するのか、キャラ造形のわざとらしさが鼻につき始めて読んでいて白けてしまうか――続きも読もうと思っていますが、少し冷や冷やしてもいます。 「うまし国」の料理人の彼には、ほっこりさせていただきました。(^^)
0投稿日: 2014.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同じメディアワークスの某古書ミステリーとタイトルが似ていたので、購入しました。でも、内容はかなり違いました。 昔の人と現代の人が織りなす物語は独特の雰囲気があり引き込まれました。ですが、少々専門的で読みにくいなと感じたところもありました。仏教や宗教に多少詳しければ魅力的な話ですし、これを気にちょっと宗教や歴史の知識をつけてみようかなと思います。 一般的な人には有名な偉人ではなく、あまり知られていない人をモチーフにしているのも面白いと感じました。でも、少し図書館の来客者が仏教関連の事柄に食わしすぎるような気もしますし、不思議な状況を混乱せずに感嘆に飲み込みすぎている気がします。 神社や宗教の名称をはじめの方は濁して、後から正式な名称を述べていて、著者の独特な言葉の使い方が目に留まりました。
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
過去からやってきて、道なしを天道へ連れて行ってくれる篁。現代人の姿をして、館長として働いている図書館。こんな図書館があったらいってみたい。コーヒーを出してくれて、マニアックな本があって、不思議な体験ができるかもしれない。どんな生き方がいいのか、どんな死に方がいいのか、選べるとも言えるし選べないとも言える。ただ、なるべく人に対していい行いをして、悔いなく死ねたらいいなと思った。
0投稿日: 2014.02.20
powered by ブクログ+++ 京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・小野篁が差し出すのは、解決法が記された不思議な書物で―。悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。 +++ 図書館というタイトルに惹かれて読み始めてみたが、あまりにぶっ飛んだ設定にいささかたじろいだ。図書館長が、冥界のお役人だったり、井戸を通ってあちらと行き来していたり、善行を成したにもかかわらず天道へ行き迷っている「道なし」を焦げくさい臭いで見つけ出して、無事天道へ送り出すのを仕事にしていたり。縄張りを図書館にした必然性はあまり感じられないが、館長・篁の趣味と言われてしまえばそれまでである。道なしを天道に送るとともに、彼らが取りついた現世の人間の悩みも解決している。なんとなくピントがずれているようで、お人好しでもあり、それでいて自分の役割はきっちり果たすような篁のキャラクターと、時空を超えた愛の物語でもあるので、ついつい読み切ってしまった。タイムトリップの要素が加わった、あの作品とかその作品とかのような一冊ではある。
0投稿日: 2014.01.30
powered by ブクログ内容は面白かった。キャラも個性的で読みやすかった。だけど、合わなかったみたいで、頭に入りにくかった。残念。
0投稿日: 2014.01.04
powered by ブクログ小野篁って以外にマイナーだったん?あとがき読んでびっくり。 時子は知らなかった。 マイナーな人物を取り上げてくれるのは嬉しいです。知識が増えるので。 表紙飾ってる割に時子の出番はそんなになかったし、篁のキャラに圧されてる感があった。 道なしにとり付かれてしまった人たちが事態をそこまで抵抗なく素直に受け入れている。 そんないい人たちの話を読んだ気分。 全体的にすいすい読めました。 図書館がちょっと少女チックな感じかなー。
1投稿日: 2013.12.26
powered by ブクログ冥官に導かれ...... 京都、小野篁、図書館......この三つに惹かれて読んでみた。 第一話は図書館の説明、小野篁の現世での姿などに話が多く割かれている。 学問の神様として祀られる篁のイメージは、本書においてちょっとズレたところがあってかわいらしい。 よくある設定だとは思ったが、違和感を感じることはない。 ただ、第一話は話を盛り込みすぎたように思う。 2〜4話がそれなりに統一された世界観を持っているのに比べると、第一話はあっさりしすぎている。 だとすれば、プロローグとして「からくさ図書館」の縁起を別にして、第一話を始めた方がよかったように思われる。 第二話は『うまし国』。 美味しい、美しいの意味合いを持っている。 これがまた美味しそうで...... 喜劇仕立てになっているが、篁と「道なし」の心遣いが憎らしい。 第三話は『葵祭』、第四話は『迎え鐘』と続く。 どちらも古都にまつわる物語で、しっとりとした物語だ。 全体の印象としては面白いものであった。 斎院である時子があまり活躍していないのが少々残念。 掛け合い自体は面白いものなのでもっと出してほしい。 奥ゆかしい、ともいえるけれど.....。 図書館らしく、本の名前がたくさんでてくるが、羅列になってしまっているようにも思う。 ただ、ここは心の中が映る不思議な本、というのが中心なのでそれでも構わないのかもしれない。 『ビブリア古書堂』の雰囲気を持っているので、私はこれも人気がでるかもしれないと踏んでいる。
0投稿日: 2013.12.05
powered by ブクログ表紙の絵柄が好みだったので・・・ 最近「京都が舞台」・「図書館」が入ってる本ばかりが目に入ってしまってます^^; 主人公である小野篁という人をこの本で初めて知りました。六道珍皇寺は知っていたのですが・・・ 篁のとぼけ具合が好きです。 内容も読みやすいなぁ~と思います。何回も繰り返して読みたくなる本です。 こんな図書館があったら毎日通いそう☆でも2時間300円か・・・
0投稿日: 2013.12.02
powered by ブクログ気になっていたので購入。 面白かったのだが、もう一つインパクトが欲しいかも。一つのストーリーと思ってたから短編連作だったのにちょっと驚いてしまった。そのせいかな。 でも設定は面白いなと思う。もし次があるのなら、もう少し深みにはまる話でもいいかなと思う。基本的に善人しか出てこない形なので、それは話の性質上どうしようもないけれど、予想外なことがもっとあってもいいのよ、と思った。
1投稿日: 2013.11.01
powered by ブクログすごく読み応えある作品です 人は生きているだけで苦しいんですが (証拠:赤ちゃんは泣いて生まれてきます) 一生懸命苦しんでいる人に図書館長が 素敵な女の子と一緒に「手助け」してくれます
0投稿日: 2013.10.05
powered by ブクログ読み終わって、ちょっと歴史でも勉強しようかなぁ?と思いました。 (小野篁は全然知らなかったので…) 現代×時代物=ファンタジーみたいな感じですかね? 結構楽しんで読みました!続編出るなら読みたいです!楽しみにしてます!
0投稿日: 2013.09.04
powered by ブクログ何度涙ぐみそうになったか…。 私の大好きな辻村深月作品の「ツナグ」ともほんのり似たようなテイストではありますが、登場人物とそれを取り巻く関係性がステキです。 是非とも続編希望です!!
0投稿日: 2013.09.02
powered by ブクログ小野篁と斎院であった時子様が冥府の役人として現代によみがえり、さまよえる魂を天道に導く場となるのが「からくさ図書館」。設定も面白く4話それぞれジ~ンと来る良い話ですが、各話その主題そのものよりも、小野篁と時子様の平安時代の逸話とか、これからの関係の方が私としては心惹かれるものがありました。…にしても、蘇った今でこそ二人の年の差はあまり無さそうですが(小野篁、軽い^^;)、実際は随分離れてるみたいですよね~
0投稿日: 2013.09.02
powered by ブクログイラストに惹かれて手に取って、カバーのあらすじに「小野篁」の名前を発見して、よし買おうと決意。 篁さんにはちょっと思い入れがあるので。 と言っても、詳しくは知らないのですが(;^-^) それにしても篁さんが図書館の館長をしているとか。 思わずその図書館で働きたいと思ってしまいました。 いや、楽しそうな職場だよなあって。 時子さまとのやりとりを近くで見てみたいww そして私も時子さまと一緒に篁さんを冷たくあしらいたいwww 冥官・小野篁と見習い冥官の時子は、お茶も飲める図書館「からくさ図書館」を運営していて。 訪れる利用客に関わる道なしを天道へと導くお仕事をしているのでした。 「道なし」は善行を積んで天道へ行けるのに、なんらかの未練があって行けない状態の魂のこと――らしい。 タイトルどおりやさしい道なしさんたちだったけれど、そんな彼らが関わった人々もやさしい人たちでした。 読後感もほんわかやさしい余韻にあふれる、そんな作品でした。 小野篁、というキーワードに惹かれて買ったけれど、買ってよかった(*´▽`) この感想を書くのにまた最初から読み直していて、すっかり夢中になって読みふけっちゃって。 2巻とか出るといいなあ、って思いました。 あーでも、この状態のがいいのかな……とも思ってしまいますね。 うー、ジレンマ(>_<) 時子さまと篁さんのやりとりが本当に好きです。 もう何度ニヤニヤしたことか。 それでも第四話はうるうると涙を流してしまいました……。 切ない、って。 °・(ノД`)・°・ こちらの篁さんに関しては、うん、おもしろい人だなってww 若干女性に振り回されまくりで、第二話でぐったり脱力している篁さんを見たときは思わず爆笑しました。 ここで「やっべ、この篁さんいいわあ」ってなりました。 笑 やっぱりもう1冊くらいは篁さんと時子さまの活躍を読んでみたいなあ。
0投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログ作品にたびたび出てくる1200年という時間。読んでいけばいくほどその時の長さを印象付けられる。 1話1話完結しているのでとてもわかりやすく読みやすい。
0投稿日: 2013.08.28
powered by ブクログレビューが評判良かったけど、表紙のせいかあまり期待してなかった本作。 だけど予想を裏切り、とても面白かった。 下手したらどの話も中途半端になりそうなのに、きちんと着地しておりなるほどと思う。 続編とか出て欲しいなー。
0投稿日: 2013.07.22
powered by ブクログ図書館を舞台にする必要があったのかな?と思います。 現世にさまよっている道なしを天道へ導く任務を行う篁と時子様なんですが、妖系ファンタジーとしてなら楽しめたかと思います。二人の今後の関係も気になるところです。続編があるなら読んでみたいかな。 でも、私設図書館には憧れます。
1投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ図書館を舞台にする必要性が皆無で残念だった。話も王道で未練を残して現世をさまよう魂を救う。主従関係が以前と逆転しているようだが全然そんな感じではない。主役二人を好きになれればそこそこ面白いのかもしれないが、私はどちらも好きなれずもやもやと終わった。
0投稿日: 2013.07.08
powered by ブクログ浮かばれない霊魂のお話でしょう? オカルトとか、霊とか、ホラーとか、 そういうの苦手なんですけど(じゃあなぜ買った) しかし「道なし」と呼ばれるのが、 生前に善行を積み天道へ行ける人たちの霊なので、ちっともこわくない。 むしろ、どこかしら可愛げがある。 特に食道楽の望月さん、シカになっちゃうんだものなー。 こんなお話なら大歓迎♪ 久々に、買って正解だった作品。 続編出ないかなぁ。
1投稿日: 2013.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
京都&図書館とくれば読まずにいられない?w 小野篁が活躍するお話 「泣く涙雨と降らなむ渡り川水まさりなば帰り来るがに」 この詩好き。 この著者の本、もっと読みたいな。
0投稿日: 2013.06.29
powered by ブクログ和風系のラノベで、とても楽しめました。ただ私的に各章で内容的に濃かったり物足りなさを感じた部分もありました。ここ最近のラノベはレトロな舞台をモチーフにしたミステリー系が流行ってますね。
0投稿日: 2013.06.12
powered by ブクログ仲町六絵のファンタジー作品。京都にある私立図書館を舞台に冥官と冥官見習いが"道なし"と呼ばれる魂を天道に送り届けるというお話。主人公小野篁と時子様を始め、篁の上司は陰陽師で有名な安倍晴明、施餓鬼会でお世話になるのが弘法大師と歴史上の人物が出てきます。どれも怖い話ではなく、ほんわかした雰囲気です。京都という舞台も活かせていたと思います。本作は篁と時子様の掛け合いが良かったです。篁はいざという時にはかっこいいですが、ヘタレですね。あと時子様がかわいい。これで終わるのはもったいない。続編希望。そしてアニメ化へ。
2投稿日: 2013.06.11
powered by ブクログ小野篁と図書館!ありそうでなかった組み合わせ。 京都の小さな私立図書館で紡がれる、じんわりほんわか、ちょっと(いやだいぶかな・笑)不思議で切ない連作でした。 篁の淹れたあったかいお茶が飲みたい~「どの本がお好きですか」って聞かれたい~。 篁や時子のバックボーンを知っている人は2倍面白いと思います。 わたしは笑ったり突っ込んだりしながら楽しく読みました。
4投稿日: 2013.06.08
powered by ブクログ「図書館」の文字とイラストに惹かれて購入。 設定が図書館ではなくてもよかった気がするけど、この不思議な図書館の様子を想像すると楽しい。 文章から想像する情景がきれいなので、これ、アニメ化して欲しいな(*^^*) (からくさ図書館の場面多めで。)
0投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログ1200年の昔より、冥府と現世を行き来する、冥官をしている小野篁と、新米冥官であり篁が昔にいろんなことを教えていた内親王であった時子、ふたりが居場所とする京都の図書館を舞台にした、「道なし」との物語。 ちょっとカルい感じの冥官と鋭いお嬢様のやり取りがテンポ良く、道なしが抱える捨てられない感情に向き合うときの流れがいいなと思った。京都らしさが控えめな感じで伝わるのもいいなぁ。
2投稿日: 2013.06.02
