
総合評価
(49件)| 17 | ||
| 16 | ||
| 7 | ||
| 1 | ||
| 0 |
powered by ブクログ・1話 血田くん。狂犬。映画にはいなかったキャラだ。 ・2話 第二次沖縄ブーム。 ・3話 原作では教団の人たちも明ちゃんに依頼しに来たんですね。 ・4話 明ちゃんにとって善さんは特別な存在なんですね。 ・5話 笑う門にはデスメタル。 ・6話 ケロロ軍曹。 ・7話 君はどこのジャリンコだい? ・8話 おままごとの続きはあの世でやりな! ・9話 海→海猿→伊藤英明 ・10話 いちごのケーキとかを思い浮かべてごらん? チョコレートパフェとかを思い浮かべてごらん?
1投稿日: 2022.12.19
powered by ブクログちょっと前にTwitterで話題になってた気がすると思って読んだが、2014年の作品だったのか。 高校生のほのぼの漫画かなと思って読んだら、家庭の真ん中に重めのものが刺さっていた。それぞれ幸せに過ごしているけど、まさに今の社会問題としても、ああ…となった。 でもそれとは関係なく、2人の距離の詰め方がかわいい。
1投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
田島列島著『子供はわかってあげない 上』(講談社) 2014.9.22第1刷発行 2022.5.13読了 「大人たちの勝手な都合によって複雑な家庭環境に放り込まれた子ども」というのが作者の通貫したテーマであるようだ。 この作品もなかなかに設定が重たい。が、あっけらかんとしたキャラクター造形に救われて(?)、サクサク読めてしまう。 驚いてしまうのは、この朔田美波という主人公のまっすぐな性格だ。主人公自身「弟が生まれてからは絵に描いたよーなシアワセ家族」だと公言している(弟が生まれる前まではどうだったのかと勘繰りたくなるが……)。このまっすぐな性格は多分に戯画化されているけれど、p14に見られるようなふとした瞬間に彼女の寂しさを確認できる。他人を寄せ付けない孤高のオーラに隠された彼女の寂しさに、瞬時に「さみしいね」と共感できる門司くんは天性の女たらしだろう。阿月まひる著「さよなら、ビー玉父さん」(角川文庫)と比較しながら読みたいなと思いつつ、下巻につづく。
1投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログ田島列島さんの本作、モーニングに掲載当時から絶妙なオフビートなテンションが最高にやみつき。 映画化に際して、読み直しのため、コミック買いました。
3投稿日: 2021.08.17
powered by ブクログ偶然の出会いから始まる物語。自分のこれまでの人生を振り返ってみれば、どんな出会いも偶然の重なりでしかないんだなって思える。 場面毎に懐かしさを感じながら読み進めることができた。大小問わず人には冒険が必要なんだなと思わせてももらえた。下巻がどんな展開になって行くのか楽しみ。
3投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログストーリーの結末が大事なんじゃなくて、そこにいたる背景や人の気持ち、心遣い、行動とか、それぞれひとつひとつが丁寧に描かれているものがすきなんだなあと思った。
1投稿日: 2021.02.22
powered by ブクログ田島列島せんせ、てロン毛とタバコと男→女の組み合わせ好きね、あと複雑な家庭環境。 相変わらず緩やかな絵にシリアスな設定、ところどころある気の抜けたボケが好きでした、下も刮目して読む!
1投稿日: 2020.12.03
powered by ブクログ水泳部女子と、学校の屋上で絵を描く書道部男子のボーイ・ミーツ・ガール…かと思いきや、お互いのことがわかるにつれ意外な展開に。さすが田島列島さん、一筋縄ではいかない
1投稿日: 2020.10.13
powered by ブクログボーイミーツガール。 ボーイッシュな女の子が、男の子を好きになる。 さっぱりしていながらの恋心にやられました。 これはまさに青春。
4投稿日: 2020.09.15
powered by ブクログ絵の可愛らしさ且つどこか淡々としたところ、ポンと差し込まれる玄人好みする単語や言葉の言い回し、それでいてストーリーは実はかなり重たい。色んなものが絶妙なバランスで程よく散りばめられてる空気感
3投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ上白石萌歌さん主演映画化! 出会ったばかりの二人はお互いのことをまだ何も知らない。ひと夏の自由、はじまりはじまり。
1投稿日: 2020.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(一応、上巻下巻とも読んで、上巻のほうでレビュー) いい歳の哲学者のおじさんによる「胸キュン!」ってほどのことはないが(『半歩遅れの読書術』(日経新聞 2020/1/25 野矢茂樹)、なかなか爽やかかな青春物語。 良さは遠く忘れていた純粋な気持ちと、どこか懐かしい風景を思い出させてくれること。いわゆる初恋の甘酸っぱさ? そして、季節は夏、とういうところか。 単純な少年少女の恋愛に、コロコロと転がり拡がるストーリー展開が滑稽で(実に漫画らしい)、随所に置かれる懐かしいアニメネタ、漫画ネタが昭和40年男の痒いとこ、笑いのツボを絶妙に刺激する心地よさ。それでいて、ところどころに「はっ」とさせられる台詞が挿しはさまれる。 “世界に必要なのは「自分にしかない力」じゃない 「誰かから渡されたバトンを次の誰かに渡すこと」だけだ“ たぶん、これが本作品の大切なテーマなのでしょう。主人公朔田美波は、探偵(?)の門司明大から、調査料の払いについてこう言われる。 「美波ちゃんが大人になった時 私と同じように 自分より若い人に そのお金の分 何かしてあげて そういう借りの返し方もあるの 覚えておいてね」 「次の誰かに」「自分より若い人に」これは作者の心がけだろうか、それともそういう良い体験をしてきた人なのか? 我々世代にとって懐かし小ネタをまぶしながら、次の世代に向けて、ひとつの新し才能が、また次の地平を切り拓こうとしてるのかもしれない。 内田樹の言葉を思い出す。 「ほんとうに新しいものは「新しいけど、懐かしい」という印象をもたらします。 ただ「新しい」だけでは時代を刷新するような力を持ちません。「新しく」てかつ「懐かしい」という二つの条件を同時にクリアーしないと時代を変えることはできない。」 この作品に、ふとそんな匂いも嗅いだりした。 なぜ、内田樹の言葉を引いたかと言うと、例の日経の読書コラムで哲学者は「トリュフォーの名作をもじったタイトルに見られるような小ネタも満載で」と記したけど、そうじゃないでしょ。 内田樹の『子どもは判ってくれない』(洋泉社2003)がネタ元でしょ(笑) ※もちろん内田の著作はトリュフォーの『大人は判ってくれない』(1959)を踏まえてはいるけど。 本作の終盤「述べて作らず」という孔子の言葉が引用されているが、それも内田樹がブログで何度か取り上げているお気に入りの言葉でもある。作者も内田樹の愛読者なのかもしれない。 孔子の言葉「述べて作らず」を内田は、人に何かの存在を信じさせるには、「それが存在する」と声高に主張するのではなく、「それはもう失われてしまった」と言うのがもっとも効果的で、孔子はそれをやったのだと解説する。 一見、陳腐な純愛物語を、昭和ネタを織り交ぜながら、どこか懐かしい空気感の中で展開しているのは、もしかしたら孔子のこの教えに沿ったものかもしれない。 だとしたら、この著者はなかなか大したストーリーテラーではなかろうか。 失われてしまった純粋な気持ちが、この稚拙な絵の、それでいて巧妙な仕掛けに満ちた物語を通じて、次の世代にも伝わっていけば良いことだなと思う。 そんな、優しい気持ちになれる素敵なお話。
2投稿日: 2020.02.25
powered by ブクログさわやかで甘酸っぱい、優しい漫画でした。 個人的にはサクタさんに対してひんまがっていない、とても心が綺麗な人だという感想を持ったモジ君に共感。
2投稿日: 2020.02.01
powered by ブクログ主人公は高校生の男の子と女の子。ひょんなことから知り合った2人は、お互い少し複雑な家庭環境(性転換した兄がいる、継父とは別に実父がいる)に身を置いている。互いの家にある同じ新興宗教のおふだをきっかけに、女の子は(そのおふだを毎年家に送ってくる)実父を男の子の(性転換したポンコツ?探偵)兄に探してもらうことを決意。そして夏休みを使って実父に会いに行くという、コトバにするとなんとも重たそうでなんじゃそりゃってお話。 なんだけど、テンポの良い会話に軽妙なギャグが散りばめられてて、なおかつ時折ポロっと出てくる真理をつくようなセリフもあってか、ノンカロリーのコーラを飲んでるような軽やかさが特徴的。サクッと読める。 家族愛やら恋愛やら友情やらミステリーやらジェンダーやらオカルトやらを、1つの鍋にぶち込んで最終的においしく仕上げるという離れわざをしちゃってるもんだから終始圧倒され、終盤ではあらゆる感情がないまぜになって涙腺崩壊。 こういうことをサラッとできちゃう(してるかのように見せちゃう)作者の感性にひたすら感服。ほんとに凄い作品!田島列島(女性)にしかなしえない世界観! 本のタイトルである「子どもはわかってあげない」を真逆の意味にすると、「大人はわかってあげる」になる。ひと夏を通して少年少女が大人に近づくだけでなく、クセのある登場人物たちもゆるしゆるされていく、優しさ溢れる作品でした。今年の夏に映画化されるようなので、それも気になるところ。 余談。「帰ったら、うがい手洗い自己批判」 宗教法人に貼られている標語らしきもので、物語に全く関係ないのだけれど、ここに作者のセンスが凝縮されている気がする個人的に。
1投稿日: 2020.01.20
powered by ブクログもう、読んですぐに登場した「魔法左官少女バッファローKOTEKO」のセンスが素敵で、この漫画絶対好きになるなあと思いました。門司くんと朔田さん、高二二人の夏休みの物語が、他のキャラクターのエピソード含めて、絶妙に面白いです(何気に人生訓めいた事がさりげなく入っている所が、またすごい)。特に、門司くんのお兄ちゃんはいい味出してて、好きですね。また、絵や台詞などに遊び心あふれる小ネタがあるのも好きで、世界観を暖かいものにしています。水道水で手を洗う音がジョビジョバだったり、タルンドル朔田、保健室に行かせてください(田中眞紀子調)、江虫浜(MCハマー)など、挙げると切りがありません。また、門司くんと朔田さんの恋の展開も目が離せず、門司くんが朔田さんの書いたアニメの感想文を見て、「こんな字を書くんだ」と言う場面が印象に残りました。下巻も楽しみです。
4投稿日: 2019.12.03
powered by ブクログ田島列島氏の作品『子供はわかってあげない(上) 「2014」』を読んでみた。 前々から知ってたんですが・・・なかなか読めてなかったんですよねー。 しかし、朔田ちゃんと門司くんの距離感が良いねー。 甘酸っぱい感じがして好き。
2投稿日: 2019.06.21
powered by ブクログゆるい絵で余白も多めなのに不思議と会話が濃密で読み応えがある 出てくる人みんなきちんといい味がある 話がふわふわしているようで意外にもミステリーになっている ゆっくり読みかえしたい本 夏休み本第1位
4投稿日: 2019.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物の会話がとても心地いい。 自分と波長が合うと言ったらいいのかな。 テンポも良くだれない。
2投稿日: 2019.05.16
powered by ブクログ読み終わった後に今までこんなこと一度も思ったことなかったけど、「あー、高校生にもう一度戻りたい!」ってなりました(笑)。
2投稿日: 2018.08.23
powered by ブクログ最初は何にも引っかかる事が無かったけど、読み進めていくうちにどんどん引き込まれた。最後なはすっかり虜になりました。青春ですね。良い漫画でした。
2投稿日: 2018.02.15
powered by ブクログ特に派手な何かは起こらないのだけど、まったり進んで黒田硫黄みたいなテイストを感じる作家。図書館で借りてきたのだけど田島列島、この名前は覚えておこう!
1投稿日: 2017.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
水泳部の少女と書道部の少年の夏休みの冒険。新興宗教の教祖が金を持ち逃げした事件をオカマの探偵が探る、という物語を軸に展開される前半部。ミステリ要素だけでなく、映画や小説などの引用やパロディもあり、上質なエンタテインメントになっている。2015年マンガ大賞の2位らしいが、これを上回る1位って何だったんだろう。
1投稿日: 2017.08.05
powered by ブクログ上下巻イッキ読み 甘酸っぱくて美しい 青春の恋心 胸が苦しくなるくらいスキ という気持ちを こんなに綺麗に見せてくれた さすが お勧めされるだけある いい漫画だと思いました
1投稿日: 2017.04.07
powered by ブクログこれはずいぶん前から気になっていた。及び腰で上巻だけ買ったけど、最初の数ページ読んだ時点で下巻も注文。面白いね~。 細かいネタがいちいちおかしくて笑える。「モリタカズヨ」さんとか「オオタケマコ」さんとか、こういうセンス好きだなあ。一番笑ったのは、「俺が乗ったブームはベビーブームだけだ!!」「生まれただけじゃん」のとこ。 さり気なく描かれているけれど、子どもの描写がすごくうまい。うんうん、子どもってこうだよね、こんなことするよね!っていうコマがあちこちに。下巻が届くのが楽しみだ。
1投稿日: 2016.01.27
powered by ブクログ上下2巻をまとめて読了。微妙なギャグとか、絵の感じとか、諸々含めてイマイチな滑り出しと思ったけど、クライマックスに近づくにつれて、結構良くなっていったので安心。題材も、このくらいの長さで扱うのが適当だと思うし、人物像もそれなりに魅力的で、読後感はなかなかでした。ミステリの謎解きみたいな要素もあったりして、大きく言うと恋愛ものなのでしょうが、飽きさせない構成になっていたのもポイント高しでした。
1投稿日: 2016.01.13
powered by ブクログとても心地がよいですねギャグも作品の進行を邪魔しない程度に盛り込まれていますしね取り合えず次の巻に期待します。
1投稿日: 2015.12.07
powered by ブクログ会話が面白いというコミックってあまり思いつかない。絵は登場人物の区別くらいしかつかないが会話とギャグで面白く読める。 日常ギャグ系は、ギャグはさみながら生きてるオレって粋みたいなムードがベースにあって、鼻につくところがあるのだけど、これは自然なところが素晴らしい。ギャグのセンスは個人的なもので良い悪いではないのかもしれないが、とりあえずワタシには合う世界だ。ちょっとこういう軽い感じで日常をすごすのもいいかなと思うような生活感まで変えちゃうようなコミックだ。 それにしても絵がヘタ。作家やったほうがいいように思う。 ・「サクまたタルンドル朔田って言われちゃうよ」「望むところだ。」「望むんかい!!」 ・喋るとき最後にかならず「な」と念を押すので「な」と呼ばれてる顧問。 ・右ページの最後のコマで「昔から言うじゃない「笑う門には」で、左ページの最初のコマが「デスメタル」「村松くんこういうのを聞くのか」というつながりはNEWです。 同じ仕掛けで「笑う門には」の後、「服を着ろ」とつなげるベージもある。こういうくどい感じも好きだなぁ。
1投稿日: 2015.11.21
powered by ブクログ上下刊の恋愛マンガと言っていいのでしょうか? 書道部の男子と水泳部の女子が、学校の屋上で出会い、アニメおたくであるという共通点で意気投合します。男子の家で、女子の家にもある、生き別れた父親から送られてきたと思われるお札を見つけて、父親探しを始める、男子の兄(姉?)は探偵で、捜索依頼をする。父親は宗教の教祖となっていて、その宗教のお金を持ち逃げしたという話が転がり込む。女子は父親に会いに行くが・・・ 内容はひと夏の冒険のようになっていて、恋愛観はないですが、何か懐かしいような、甘酸っぱい感じがあります。
1投稿日: 2015.11.18
powered by ブクログ今年に入ってから読んだ漫画の中で1,2を争う程に好きです。 絵柄も進み方も淡々としているけれどしっかり青春している漫画、という印象を受けました。続きが読めません… 特に好きだったのはもじくんとお友達の「おばあちゃんから教えられた」「良いおばあちゃんだな」というようなシーン。
1投稿日: 2015.09.07さわやかボーイミーツガール
書道部の門司くんと水泳部の朔田さん。接点のなかったふたりが「魔法左官少女バッファローKOTEKO」をきっかけに学校の屋上で知り合い、あれよあれよという間に朔田さんは探偵である門司くんのお兄さんに、実のお父さん探しを依頼することに。お兄さんはお兄さんで、とある教団から金を持ち逃げした教祖探しを依頼されー。 という何だか良くわからないお話ですが、ゆるやか・とっつきやすい絵柄がキュートでグッド。ストーリーも練りこまれた内容でとても読みやすく、随所に散りばめられた笑いがアクセントになって小気味良い。そして全二巻にきっちりまとまった少年と少女のひと夏の世界。夏に読んでも冬に読んでも、少し暑いけど心地よい夏の風が頬をなでるような、そんなさわやかな読後感を与えてくれます。オススメ。
1投稿日: 2015.06.05田島列島哲学書
登場人物の何気ない一言一言に著者のメッセージが込められており、それゆえに登場人物が生き生きとキャラを持って動いているように見えます。普段からぼーっと様々なことを思索することが好きな人は、その一つ一つのメッセージに立ち止り、「うむうむ」とか「ほんとにそうだろうか?」と一瞬考え込むのではないでしょうか。それゆえに、2回、3回と、読み返すたびに、著者からの新たなメッセージを受け取っているように感じます。 田島列島さんも、これは書いていて楽しかったんじゃないかなぁ。自分のちょっとした考え、ミニ哲学みたいなものを、こういう形で世に発信できる、そういう術を持っている人たちがうらやましく思います。 内容はまさに 水泳×書道×アニオタ×新興宗教×超能力×父探し×夏休み=青春 水泳と書道とアニオタは、あんまりそのものには踏み込んでないと思うけど笑、水泳や書道での「人は、人に習ったことなら教えられる」とか、アニオタの「人から聞いた意見は自信をもって言える」など、考えさせられるメッセージ満載です。ネイティブスピーカーが教える英語がわかりやすいとも限らないしなぁ、とか。 ストーリーが軽いテンポで淡々と進むから、あり得ないことも、なんとなく受け止められちゃう。田島列島さんの魅力ですね。 すっきりとした読みやすい画面で、すんなりとストーリーに入れると思います。 二巻完結でさっと読めてしまいますし、本当におすすめです。
1投稿日: 2015.04.23じんわり、染みてきます。
水泳部のエース朔田さんと、書道部で達筆の門司くん。 ひょんなことから親交が生まれたふたりは、朔田さんが5歳の時に家を出た実の父親探しに奔走することに。 売れない探偵の門司くんの兄と一緒に調べていくと、父親は新興宗教を設立し、果てには教団の資金を持ち逃げした嫌疑をかけられていることが明らかに。 さらには超能力が登場して…となかなかハードな内容が展開されていくのだけれど、物語はのほほんとした絵柄で、ゆっくりと進んでいきます。 推理もののワクワク感もあれば、思わずこっちがにやけてしまう甘酸っぱい青春の一幕も。 どこか笑えるし、思わず感動してしまう。 そんな不思議な1冊です。
4投稿日: 2015.04.22
powered by ブクログおもしろい!優しいタッチで描かれるけっこう根の深い問題……どうなる。でもやっぱりボーイミーツガール。
1投稿日: 2015.04.17
powered by ブクログかなり評判がいいのだが、正直それほどか? 確かに父娘の愛情や初恋とかそんなことをほのぼのと描いててハートウォーミングではあるけど、この評価は少々煽り過ぎ。
1投稿日: 2015.04.09
powered by ブクログ読んだあとからずっと心に残る、この素晴らしいもやもやを、誰も形してくれない。 だから、感想を書きます。 「子供はわかってあげない」あらすじ 上下巻からなる、ガールミーツボーイ。2年の夏休みのちょっとした冒険譚です。 主人公の津田美波は天真爛漫。ふとしたきっかけで、書道部の門司くんと仲良くなり、とある御札を見つける。 その御札は、生き別れの父の手掛かり。今の幸せな家庭を壊すことに恐れつつも、「まぁ、黙って探せば大丈夫でしょう」と、夏休みの父親探しを決意。 門司くんと、その兄の自称探偵が絡んで、父親探しを始める。 だが、どうやら父親はとある宗教法人の教祖で、教団のお金を持ち逃げしているという。 なんだか、きな臭い雰囲気に… あらすじだけ読むと、シリアスな感じがしますよね。てすが、暗い雰囲気は全くなし。天真爛漫な美波の性格と、門司くんのちょっと大人びたガキな雰囲気が、等身大の高校生感を出してて、物語はふわふわ進みます。 少年少女がちょっとだけ大人になる瞬間を、父親探しというストーリーの枠で綺麗に綺麗に切り取った作品。読んだあとには、親しい人にぽかぽかと愛を込めてパンチをキメたくなる感じ。 書いててわかりました。このもやもやした気持ちは、登場人物たちへの愛おしさです。 どうしようもなく愛おしくて、気づけばまた上巻から読み返していました。 万人にオススメできるお話です。
1投稿日: 2015.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ふんわりゆらゆらと生き別れになっていた実父に 巻き込まれて、探偵もどきのことをしていたり していなかったりしてて、心地よい笑いを与えてくれる。 母のくだらないダジャレにもクスリ。
1投稿日: 2015.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
◆なんか、うまく言えないけれど、私が大事にしたいことが詰まっていて、じわーっときて、きゅんとする。こんな絵なのに。こんな絵なのに。◆ケロロのストラップが、こんなハートウォーミングな小道具になりうるとは!
2投稿日: 2015.03.02
powered by ブクログ出会ったばかりの二人はお互いのことをまだ何も知らない。ああ夏休み。(裏表紙より) ここから話がどう展開されるか、下巻に期待。
1投稿日: 2015.02.11
powered by ブクログ今年も2月がはじまったところ。 今のところ、今年一おもしろかった漫画です。 耳をすませばのようなさわやかさにセリフ回しのおかしさ。 そして、所々にある深さ。 特に下巻のお父さんのセリフが好きです。 『世界に必要なのは「自分にしかない力」じゃない。 誰かから渡されたバトンを次の誰かに渡すこと」だけだ。』
1投稿日: 2015.02.04
powered by ブクログ本線は青春モノには違いないが、舞台設定、人間関係の設定……この辺の「装置の設定」がなんとも不思議、斬新さでかなり評価が上がった感じがする。ポップなんだけど独特のコードで作曲してある、みたいな。2作目、3作目がこのくらいの斬新さで出るかどうか。
2投稿日: 2015.02.01
powered by ブクログコマが小さくて、そこにセリフがぎっしり詰め込まれてる、さらに小さいギャグが満載なので、読むのに時間かかりました。それだけに読み応えありました。下巻への展開が楽しみです。
1投稿日: 2015.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
レンタル 面白かった。ちょいちょい小ネタが盛り込まれているのでクスッとしてキュンとしてホワッとなる物語とでもいいましょうか。 時事ネタも盛り込まれているので、読むなら今しかねえ
1投稿日: 2015.01.09
powered by ブクログ同じ高校で、同じアニメファン。学校の屋上で、なんとなく出会った門司くんと咲田さん。門司くんの家で、偶然見つけた新興宗教のお札は、咲田さんも持っているものだ。咲田さんの本当のお父さんが教祖をしている教団のものなのだ。 今は再婚したお母さんと、自分も好きな新しいお父さんと弟との平和な家庭を壊したくなくて、本当のお父さんを探すことをためらっていた咲田さんだけど、 偶然にも門司くんのお兄さん(女性になってるけど)が探偵、ということで、お父さんの事を調べてもらうことを決める。 ゆるーいペースで話は進むけれど、あらすじ的には意外な展開。 作品の雰囲気としては青春恋愛ものなのでしょうか。
1投稿日: 2015.01.06
powered by ブクログ「このマンガがすごい 2015」で紹介されていたので読んでみた。ラブコメをベースに、ミステリーとオカルトテイストを入れた不思議な作品。一気に上下巻読み切ってしまった。随所に盛り込まれた小ネタがツボだった。
1投稿日: 2015.01.04
powered by ブクログゆるーい感じに見えますがなんかわりと重量級の要素ぶっこんできてる。 でも上巻だけだとまだわからぬなー。
1投稿日: 2014.12.12
powered by ブクログ読み切りの脱力系コメディと思いきや、なんと今時しっかりとしたストーリーのある、まるで1本の邦画のような「ボーイミーツガールの夏休みの冒険長編」だった。はぐらかしはキャラクターの掛け合いのセリフくらいで、脱力どころか全力で成長していく主人公たちがまぶしい。
1投稿日: 2014.12.07
powered by ブクログ色んな要素ぶっこんでるのに、いい意味でサクサクサクサク読める!たぶん皆の会話が流れるようで、漫画と読者の間に抵抗が全くないから。 そして挟んでくる小ネタに(炎のチャレンジャーw)笑う。朔ちゃん門司くん筆頭に、キャラと友達になりたいと思える漫画。
1投稿日: 2014.12.01ひと夏の少年少女の成長物語
高校2年のサクタさんともじくん。サクタさんの実父探しから始まる、ひと夏の少年少女の成長物語。笑い多め。高校生が、小さい子に何かを一生懸命教えてる姿のよさ、若者の年長者への愛情がよく描かれています。大人と子供って支え合っているんだなー。 ちょくちょく作者の人生訓みたいなのが入るのがちょっと鼻につきましたが、テーマはすごくいいと思う。あと、尊敬からの恋愛っていいなと思いました。
3投稿日: 2014.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実の父は新興宗教の教祖、クラスメイトの兄はおかまの探偵など、「こんなこと現実にあるわけない」と読者や作者が少しでも思ってしまったらあっけなく崩れてしまいそうな、とんでも設定の世界。 明け方の夢みたいに、本当か嘘かわからないまま、物語は進んでいく。本当か嘘かわからないなら、いっそ遊んでみよう、乗ってみよう、そう思わせるのに一役買っているのが本作に頻繁に登場する言葉遊びだ。「子供はわかってあげない」というタイトルも、文頭の「子供はわかって」から想起される「くれない」という予想をさらっと裏切って「あげない」と結び、言葉の主体を反転させている。日本語はフラットな構造でありながら、最後に丸ごとひっくり返される怖さを持っている。その危うさを、いっそ楽しんだらいいのかもしれない。それがこの物語を楽しむ姿勢にも繋がる。物語後半は、バトンを渡すことと、好意を伝えることの大切さがシンプルに描かれる。前半の捻りまくった展開とはまた違った楽しみ方ができるとおもう。
1投稿日: 2014.10.11
