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総合評価

326件)
3.4
39
101
120
31
8
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    理不尽な暴力と性を中心とした物語。 一度損なわれたものはもはや取り返しようがない、ということを抱え続ける人たちの物語。 最初の印象は三浦しをんさんは桐野夏生さんの本みたいな本も書ける人なんだ、というもの。 決して気持ちのいい読後感の本ではない。 しかし、それだけに読者を引き込み続ける力はある。

    1
    投稿日: 2013.12.21
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    はじめてこの人が書いた本を読んだ。 暗くて鬱々とした感じがちょうど今の私と合致しているから評価が高くなってしまったんだろう。 島の人ひとりひとりの感情の動きがあまり読み取れなかったのが残念。 特に美花とかどうしてあんな風になってしまったんだろう。 対照的に、海南子の心情がよくかかれていて、どこをメインにもっていきたかったのか不明だった。 でもとにかく鬱々としたところが気に入った。

    0
    投稿日: 2013.12.18
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    自然災害によって、3人の人生が大きく変わる物語。タイトルとは反対に光がほとんどない。あっても気づけていない3人が切ないを

    0
    投稿日: 2013.12.17
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    自然災害によって人生を大きく狂わされ、成長した後に再会した幼なじみ三人の闇を描いた作品。主要登場人物の一人でありファム・ファタール的な女性の視点による叙述をあえて省き、スリムに絞られた構成が人間の生きる性の儚さと厳しさを際立たせる。そして彼らを待ち受けるその後の人生の危うさに思いをはせてしまう結末の不安定さが胸をざわつかせる。

    0
    投稿日: 2013.12.15
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    美浜島を突然襲った津波。 小さな島はわずか5人の島民と1人の旅行者を残して壊滅した。 その直後、中学生だった信之と美花はある秘密を共有するが、実は小学生だった輔もその事件を目撃していた…。 大人になった彼らと信之の妻南海子。それぞれの生き方はひたすら冷たくて、これとタイトルの光と、どう繋がるのだろうと思ったが、解説を読んで少し分かった気がした。 話の終着点をここに持ってくるのもなんだかすごいな、よくこんなふうに書けるな、と、いろんな意味で作者の他の作品との違いを感じた。

    0
    投稿日: 2013.12.15
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    疲れる。単行本は2008年刊。解説の吉田篤弘は「まいったな」~人口250人余りの美浜島に住む14歳の信之は唯一の同級生である美花と灯台守の爺さんからコンドームを買ってセックスをすることで頭が占められている。金魚の糞の様にまとわりついてくる輔が邪魔だが,父親の洋一から虐待を受けているのは誰でも知っているても,小さな島内で誰も止められない。美花の家は宿屋を営み,バンガローも持っているが,それが逢い引きの場であるが,客がいるときは使えない。嫌らしい目つきで美花を見る客が帰れば欲望を充たせるが,予定を延ばされ,学校の裏山にある神社で深夜に会う約束をしたが,暴力父が客を乗せて夜釣りに出掛けた輔が付いてくる。津波がやってきた。山にいた信之と美花と輔,船に乗っていた洋一と山中という客,灯台守の爺さんしか生き延びなかった。こんな状況でも山中は美花に言い寄り,遂に乱暴を働いている場面を見て逆上した信之は,カメラマンで芸能事務所を紹介するという山中の首を絞めて殺し,崖下に放り出して,島を離れた。二十年後,信之は高校を出て川崎市役所に就職し妻と娘を得た。美花は中堅女優だ。島を離れて以来,連絡先だけは伝えたから,困ったことが起こったら,報せて来るに違いない。輔はプレス工になって父親の許を離れて放浪しているが,兄と慕う信之に擦り寄りたい。新聞に載った記事を見つけて尾け回して,家を突きとめ,妻を尾行して,家庭生活にも不満を持っていると踏んで,幼児教室の待ち時間に接近して,アパートに誘うと,あっさりと関係が出来て,週に一度は通うようになってきた。信之に接触する手掛かりを掴んで連絡すると,信之の反応は薄い。幼稚園に通う椿という娘が変質者に悪戯されたからでもあるが,気持ちは美花の方にあるからだ。がっかりする輔の許に父親の洋一が現れ,灯台守の爺さんが山中を殺して偽装したのはお前の息子だという遺言を遺したからだ。暴力を振るうと,逆らえない輔は,あっさり信之と美花のことを話し,金を引っ張り出せと命令され,信之は美花から300万を預かっても,それを使わず,自分の預金を引き出して輔に与え,好きなだけ酒を飲ませ,睡眠薬も与えるように指示し,アパート階下の空き部屋に潜り込んで,殺す機会を狙う。墓穴を掘ったが,洋一は酒に溺れて自滅した。輔は洋一が換気扇に隠した手紙と写真を探り出し,保険の為に,付き合っている工場の女従業員の名前で,証拠を信之の妻・南海子に送っていた。穴が見たいという輔は階下で,信之に殴り殺され,シートに何重にも包まれ,スーツケースに入れられて埋められた。美花に報告に行き,1週間は共に過ごしたが,2週目に入ると美花が距離を取るようになり,美花の口から真相を告げられる。夫の犯行を知った南海子は失踪届を出して信之の出自を知り,輔の手紙で20年前の事件も知る。2週間後に帰ってきた夫は何事もなかったように,普段の生活に戻り,久し振りに美浜島近くを通航路が再開され,家族三人で島を眺める~こういう物語も書いていたんだねえ。大した妄想力だ。一の語り手は信之,二は南海子,三は輔,四は信之,五は南海子。なるほど,こういう語り口もあったかぁ。まだ続きがありそうな予感を残して終わっている

    0
    投稿日: 2013.12.13
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    ほんとに・・・ 圧倒的な波に飲み込まれ、揺さぶられ続けました・・・  しをんさんの作品は数々読んでいますが、今回はヘビーでしたね~ 望まれない愛情は、歪んで跳ね返って自分を抉り、血を流し続けるんですね・・・ 

    0
    投稿日: 2013.12.12
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    この本を買う前にいろいろレビューを読んだけど、確に三浦しをんの中では、一番暗い作品。 小さな島を津波が飲み込み、生き残った人達の間で起きた1つの事件。それが住む場所が替わって大人になっても、いつまでもつきまとう。誰かのレビューにもあったけど、読みながら白夜行が頭に浮かんだ。暗い話ではあるけど、登場人物の心理描写は他の作品と一緒で好きかな。

    1
    投稿日: 2013.12.10
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    暴力がテーマで性的な問題も絡み、全体的に暗い構成。東野圭吾「白夜行」のようなイメージで読んで行ったが、終盤にかけて一ひねり効いている。この作者はじわじわと考えさせる、感じさせるような作風が結構好きだが、今回も重い割に気に入った。

    0
    投稿日: 2013.12.10
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    主人公達にはいつどこに救いがあるんだろう。三浦しをん、こういうのも書ける、というか、書きたかったのか。

    0
    投稿日: 2013.12.05
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    なんだかいやな話 どろどろは好きな方だけど、これは全くわからん 登場人物の心の中にあるものがわからん なぜって思うだけで 話の展開もわからん 馬鹿馬鹿しいと思うだけで 結末もわからん 勝手にしろって思うだけで ただ、椿はろくな大人にならないね それはわかる

    0
    投稿日: 2013.12.02
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    大津波で、穏やかだった島が一夜にして壊滅。生き残った少年少女たちがそれぞれ大人になってからの物語。 どうしてもあの震災と重なるシチュエーションだが、初出は2006年。 これを読んで私が一番先に考えたのはタイトルだ。 私はいつも、三浦氏の作品に光を感じてきた。それはまばゆく光るものではなく、ほんのりと片隅にともる小さな光。または、そっと指先を温める柔らかな光。力強く導くのではなく、行く先が全くの闇ではないことを教えてくれるひそやかな光。 それはLEDではなくて、小さなろうそくの灯りだ。 けれど、この物語においては、おそらく違う意味を持つ。 光り輝いていた小さな島は闇に沈む。その闇に紛れて隠していた秘密は光のもとに暴かれる。 この本で描かれている光は、暗がりに見いだす暖かな光ではなく、良くも悪くもまばゆい光だ。 ずっとその中にいられるなら幸いなことかもしれないが、夜の秘密を守りたいと思ってしまった人間には辛い。けれど、光を浴びずには生きていられない。 登場人物たちが心の中に持つ光も、焦がれるように望む光もそれぞれ違っている。違っているからこそ起こってしまう悲劇が苦しい。 まるで夜の虫が光を求めるうちに方向感覚を失って自ら火に飛び込むように。 個人的には、三浦氏の描写と話運びには手加減が無いので、こういう「ちょっと暗め」なお話じゃないほうがいいかな。

    2
    投稿日: 2013.11.22
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    会社の人に薦められ読む事になった作品。 三浦しをんという事と、『光』というタイトルから、明るい作品かな~と予備知識なしに読み始める。 読了後の感想としては、凄いドロドロ、登場人物に救いもなく(良い人がいず)、展開も暴力的な部分が多く、『これ、女性が書いてるのか?』と疑った程。 最後まで終始暗い闇の中を漂っていくイメージで、タイトルの『光』が嫌味に感じられる程。 三浦しをん、新境地としては成功なのでは?と思われる。

    2
    投稿日: 2013.11.17
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    なんとなく東野圭吾の「白夜行」を思い浮かべました。混乱の中での殺人、それをネタにゆすられる…みたいな展開が…。でも輔・信之・南海子の口から語られる話は読みやすくあっという間に読み終えた。ここで実花の語り口があったらどう語られていたのか、興味深い。

    0
    投稿日: 2013.11.13
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    いや、迫力ですね。 どう書いてもネタバレになりそうで困るのですが、ともかく主要な登場人物が全て悪人。と、言うより嫌な奴と言うべきか。 卑屈だったり、傲慢だったり、依存的だったり、暴力的だったり、野心満々だったり、そして何よりみんな自己中心的。そうした登場人物たちが、心の底では様々に思いながらも、普段は表面的には小市民として普通に過ごして行く。そうした裏表を描かれて行きます。 当然ながら、そうした登場人物に感情移入できもせず。しかし、それでも読ませてしまうのが三浦さんの上手さでしょう。 最後まで救いもなく。 あまり読後感は良くありませんが、なかなか凄い作品です。

    0
    投稿日: 2013.11.13
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    人間のどす黒い部分をとことん描いた内容で、こういう暗黒面をどれだけ抑え込められるのかを考えさせられた。 読み応えのある小説でした。

    0
    投稿日: 2013.11.08
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    たまんないね…輔も信之も、自分の奥に、確かに存在する…ような気がする…いまのところも、これからも、姿は現さないだろうけど…そんなこと保証はできない…だから、短絡的だけど、たまんないね?となる(苦笑)…で、この後に〝舟を編む〟?…凄いなぁ〜三浦しをんって…うん(^o^)

    0
    投稿日: 2013.11.07
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    津波という、未だに我々にとってはタブーとされているものを これでもかというぐらいによりリアルに描写されている。 とは言え、この作品が単行本として発表されたのは2008年。 未曽有の大災害となった、あの悲劇よりも前の話しだ。 ショッキングな悲劇を武器にしている作品というわけでは決してない。 読み終えて、この作品に抱いたものは虚無感。 そう、何も残らなかった。この物語を生きる人間たちを ただ何もできることなく呆然と眺めていただけというような。 圧倒的な傍観者として、ただ眺めることしかできなかった。 ここまで読者を置き去りにする作品だとは思わなかった。 本当の悲劇の前にはそれを体験していない者は傍観者となるしかない。 そこに身を投じることなど出来るはずもなく、偽善も偽悪も何もない。 現実という事実だけが本人たちを駆け巡る。 読み終えて、光と名付けられたこの物語を考える。 光、どのような光ならば彼らを照らし救うことができたのだろうか。 またも無駄な様な考えを頭に張り巡らせ、無駄な一日を過ごす。

    0
    投稿日: 2013.11.03
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    三浦さんがこういう作品も紡ぎだす人なのだと驚く。 タイトルの光の意味を考える。決して希望の光ではない光の意味を。

    0
    投稿日: 2013.10.31
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    三浦しをんの文庫の新刊ということで内容も知らずに購入。読みはじめるとガツーン!ズシーン!よろめきながらも、圧倒的な文章に惹き込まれるままに読了。す、すごい。20131030

    0
    投稿日: 2013.10.30
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    島で生き残った男の話。 暴力と嘘と性と闇。 暗く重いが人間らしいといえば人間らしい。 光はただ明るいだけではないのですね。

    0
    投稿日: 2013.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    祈るような気持ちで背表紙をめくった。 2013年 第1刷 神経を疑う。 三浦しをん好きになりかけてたのに。 残念。 --- 島で暮らす中学生の信之は、同級生の実花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と実花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は実花を守るため、ある罪を犯し、それは二人だけの秘密になった。それから二十年。妻子とともに暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。信之は、実花を再び守ろうとするが--。渾身の長編小説。

    0
    投稿日: 2013.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだか寂しさが残る本でした。人の命って、いくらなんだろうね。とか思った。出張中で、一人だからか、寂しさ倍増です。主人公の陶酔が悲劇の根元?って感じかな。 でも、震災前にこの描写はリアルで、予言に近いとか感じました。もう少し、明るい本を読みたいな。

    0
    投稿日: 2013.10.28
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    三浦しをんさんとタイトルに惹かれて読んだけれども、どうしても読後感んがすっきりせず、どうとらえていいのやら・・・ これを書かれたのは2008年、東大震災の前にまさか津波の悲劇を描いていたことにまずは驚きました。 被災者の悲劇と言うより、ただただ弱い人間たちを描いたこの小説。単純思考の私には今一つ受け入れがたかったです。

    0
    投稿日: 2013.10.26
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    おもしろいおもしろくない、ではなくて、好きか嫌いかで言って★1。でもダメな本、という意味ではないから★2。 津波もこわいけど、人間のイヤなところが前面に出ててよむのがキツかった。 なんか出てくる人みんな救いがない感じ?

    0
    投稿日: 2013.10.24
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    まず驚いたのが、三浦しをんが「こんな暗くて救いのない話」を書くのかと言うこと。読後感・後味も悪い。勧善懲悪を好む自分としては、不完全燃焼な結末。 この作品で描かれるのは、人間の内に棲む暴力。もっと大きな暴力として、津波が詳細に描かれているが、東日本大震災の前に、この小説が書かれていたのは凄い。 まるで東北の震災を見てきたかのような描写は、引き込まれる。 結末は好みじゃないけど、一気読みさせる内容は☆4個。

    0
    投稿日: 2013.10.22