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総合評価

326件)
3.4
39
101
120
31
8
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごい重い気持ちになるし、ラストも救いなさすぎて読んだ後憂鬱になるような本やけど好きな感じの本やった

    0
    投稿日: 2020.04.26
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    月刊誌『小説すばる』に連載のため、東日本大震災大津波襲来の5年前に書き起こしたという【三浦しをん】の圧倒的衝撃で迫る長編小説。小笠原の“美浜島”が、突然の津波の襲われ、島民271名のうち266名が死亡もしくは行方不明になる。この物語は、被災した島の生存者五人の驚くべき生き様と、関りをもつことになった人間の悲哀が語られていく。島の緑を輝せる太陽、夜の波間に漂う月の〝光〟の煌びやかさは、一瞬にして闇の世界に変貌する。生き残った者の消え去らぬ心の闇は、虚ろな眼に宿る狂気の〝光〟となって彷徨うアウトロ-の物語。

    7
    投稿日: 2020.03.06
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    暴力や支配、他人への独占と拒絶。 日常に潜んだ闇や暗部をテーマにした、かなり重い内容の小説だった。 登場人物だれもが救いようもない闇を抱えており、それぞれの不気味さが入り乱れながら物語が展開していく。 「光」というタイトルの意味が分からなかったが、闇を表現することで、光を際立たせているのかと考えさせられた。

    0
    投稿日: 2020.03.05
  • 救いはあるのか?

    三浦しをんは、ここ数年で好きになった作家のうちの一人なんだけど、読んでいてこれが本当に三浦しをんの作品かと確認してしまったほど。 逆に言えば、こういう小説も書けるということで、著者の力量を再認識はしたけど。 第1章と第2章を読んで、救いようのない話だなぁと思っていたら、第3章で既述の2章がリンクして一気に話に惹き込まれた。 でも、最後まで救いのある話とは思えなかったけど、タイトルに込めた著者の意図があるような気もする。

    0
    投稿日: 2020.02.24
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    とにかく重たい。 人間味を失った登場人物が ひとりひとり考え方がすごくて、引き込まれる。 幸せに暮らすって 当たり前じゃないんだな。

    4
    投稿日: 2020.02.20
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    誰がいちばんかわいそうなんだろう いちばんが決められないくらい、 みんなかわいそうで、みんなクソ野郎だった だれにも同情ができないし、だれにも感情移入ができないけど、共感できないことに安心してしまった

    1
    投稿日: 2020.02.11
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    光というタイトルなのに光がなかった。もちろん人によってはこの小説から光を見出すのだろう。しかし、主題は明らかに暴力だ。あるいは虚無。語られる感情は憎しみ、恐れ等負の感情ばかり。むしろある種感情が欠落しているような人ばかり。読んでいて楽しいものではない。正直、湊かなえなら分かるし、こちらもそれを期待して読む。しかし、舟を編むの作者の惹かれるタイトルだったから読んだのに期待していたものと違った。事前に内容を知ってから手に取るべきだったと反省。もし、このような内容と知っていたら感想も違うだろう。内容を知らなくても引き込まれる文章はさすがです。

    2
    投稿日: 2020.02.02
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    重かった。 読んでいてつらかったんだけど、読む手を休められずに一気に読んでしまった。 島の津波で生き残った子供3人、大人2人。 主人公の信之は恋人の美花を襲ったカメラマンを殺す。 それを弟分の輔(たすく)が見ていた。 それぞれが秘密を心にしまいながら、津波で壊滅した島をすて、都会へ。 25年後、公務員となった信之の前に輔が現れる。 あの時のことをネタに強請をかけてきて…。 一方、美花は芸能人として一定の地位にいた。 しかし、体力のいる小説を書いたものである。 今度はどんなバディもので、どんな職業なのかしら? と思って読んでいたんだけど、1行目から、いつもと違うぞ! というのは感じたし、読み進めるたびにどんどん心が辛くなっていく。 けど、手が止まらない。 ただただぐったり疲れた。 かといって、嫌悪感があるわけではなく、非日常なんだけど、起こり得るかも? と思う、心をえぐった一冊でした。 これが3.11の東北地震より前に書かれていたっていうから、すごいよな。

    2
    投稿日: 2020.02.02
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    最初はキレイな話なのかなって思ったけど、ちがった。 みんな、可哀想だと思った。もれなくみんな。 光は、なにを消してくれるのか。

    0
    投稿日: 2020.01.30
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    鳥肌たちました。 自分の中に隠してある悪を全て見透かされたようなお話… ずっと「光」を探しながら読み進めましたが、最後まで 見つける事は出来ませんでした。 あぁ…この悪い感じ、なんでわかっちゃうんだろう。 でも、きっとこの先に光が見えるはず! 何度もそう思いながら読んだけど、どんなに探しても 見えない光… つまり…光=神=自分の中にあるもの 無かったことになんか絶対出来ない自分。 どうしたらいい? すごく苦しくなるけど、良い作品だと思います。

    2
    投稿日: 2019.11.05
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    重たい… ほのぼの、くすっと笑えて、心が暖かくなるような、 今まで読んできた三浦しをんとイメージが全然違う… それはそれで面白かったんだけど。 なんか誰も救われない感じ。

    2
    投稿日: 2019.11.03
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    とても難しい本だと思う。 津波、死、暴力。 みんな色んな経験と思いを背負って生きている。 それぞれの心の動きが、それぞれの視点で描かれている。 暴力的な気持ちがありながら、実はそれを心の奥底に押し込んで優しくできるところも人は持ち合わせている。 自分の心の中にある悪と向き合いながら、目を背けずにしっかりと生きていかないといけないと思わせる一冊である。

    2
    投稿日: 2019.10.13
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    登場人物は皆、(闇を抱えているからなのか)利己的で短絡的で、自らの幸せを他人に依存している。普段なら読み進めることに嫌気がさすものだが、そこはしをんさんの筆力。ぐいぐいと引き寄せられ、ページをめくる手が止まらなかった。 小さな島に暮らす中学生の主人公、信之は同級生の美少女、美花と付き合っている。信之に付きまとう後輩、輔のことを疎ましく思うと同時に、父親からの暴力を受ける彼を気にかけてもいる。 ある日、島に大きな津波が押し寄せ、信之、美花、輔の3人と大人3人の計6人以外の島民は皆亡くなった。救助ヘリで島を出る前夜、美花が生き残った男性に襲われているのを目撃した信之は男性を殴り殺した。最低な暴力には、相応の暴力を持って制裁を加える。後悔はしなかった。 人殺しの秘密を抱えたまま、子どもたちは本土でそれぞれの暮らしを手にする。 場面は変わって、信之の妻、南海子とその娘の日常が描かれる。穏やかな夫との生活に大きな不満はないものの、専業主婦にありがちな鬱憤を晴らすべく、名前もろくに知らない工場勤めの男のマンションで逢瀬を重ねる南海子。実はその男は、信之を探し回し、彼の妻に接触を図った輔だった。 信之の殺人現場を見ていた輔は、その事実をもって信之の人生を翻弄すべく、彼や、女優に転身していた美花に脅迫を仕掛ける。結局は、暴力には暴力をもってしか対応の術を知らない信之によって、その命を奪われる。 どういうわけか、罪を重ねたその後にも信之は妻子の元に戻り、今まで通りの日々を送ることを選ぶ。しかし南海子は輔か死ぬ前に遺した手紙によって、信之の秘密を知ってしまっていた。 夫婦の今後を案じつつ、それでも、じゃあ信之はどうすれば良かったのか、答えを持っていないわたし自身に気づいてしまう作品だ。

    0
    投稿日: 2019.08.29
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    すごく怖かった ホラー的な怖さではなくて、掴めないというか 一人一人が何を考えているのかが分からなくて怖くなった。でも途中で本を閉じるのはもっと怖くて、最後までページをめくる手を止めることは出来なかった。

    0
    投稿日: 2019.08.03
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    「光」 アラタ、エイタぴったり。 三浦しをん作品の中で重めジャンルと踏んでいた為、長年素通りしていた「光」。災害に強姦に暴力に脅迫、想定より重め。 都心からはるか離れた原生林が生い茂り、椿が美しく咲きほこる小さな島の美浜島。美しい自然があると言う聞こえは良いが、一方で自然以外には何もない。 中学生の信之はその空虚感に苛まれる。空虚感だけではない。輔は父親に暴力を受けているが、島の大人達と同じように傍観しているし、輔を嫌ってすらいる。高校進学するならば島を出ることになるが、先のことを考えるよりも美花との情交に勤しんでいる。美花以外のことに冷めている。信之にとって美花は光なのだ。 「光」という題名ながらも、信之も美花も輔も、そして信之の妻・南海子も、光を見いだせていないか、信之のように光があっても濁っているように思う。何故、題名は「光」なんだろうか。読んでいくにつれて、その想いが募っていく。 また、美花の視点は描かれていない。信之の光であり、輔(輔からすれば信之が光だ)からしても島の生き残りの仲間であり幼馴染である。島の大惨事と信之との秘密を考慮すると、美花の視点は欠かせないはず。 しかし、何故か彼女の想いは描かれない。信之の視点からすると美花は神のような崇拝すべき存在なのだが、客観的な読者からすれば、美花は悪魔のような女に見える。信之を体良く操っているのだ。信之は決して疎まれる存在ではないはずだ。少なくとも島での描写からは仲睦まじく見える。しかし、それは偽りだったのだろうか。信之と美花の解釈が異なるシーンがあるが、あれはどちらが正しいのか。信之が都合よく解釈したのか(その場合輔も同様の解釈をした?)、美花に明確な意図があったのか。謎が残る。 光に関しては、南海子が最も複雑に見える。信之への漠然とした不安からの輔との逢引、椿を上手く育てられないのではないかと言う不安からの行き過ぎた躾。更に不倫がバレた後、信之の秘密を知りながらも寄り添う。自分のために光があればなんでも良いかのように見える。しかし、葛藤している面もあり、非常に複雑だ。 最後の家族で信之の生まれ故郷を見るシーンからは、明るい光が待つのか分からない。

    0
    投稿日: 2019.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三浦しをんさんを読んでみたかったのとナツイチで選ばれていたので購入 オチの無い日常系のホラーというかなんというか… あまり好きでは無い感じでした。 美花がその後どうなったのか 愛さない者同士の間で育った子供は大丈夫なのか… 愛せるようになるのか 津波が来て喜んでいた輔。 一番いなくなってほしい人が残ってしまった時の絶望の描写はすごかった… そんなしんどいことあるかよ…という。 レビューを拝見したところ三浦しをんさん、異色の作品みたいなので他の作品も読んでみようと思います。

    0
    投稿日: 2019.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どなたかが 東野圭吾 白夜行 を思い出す、遠い書いてたのを読み、納得した。 白夜行のほうが好き。 のめり込めないまま、読了。

    0
    投稿日: 2019.07.14
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    暗くて重い話は苦手で無意識に避けてるけれど、この物語は微かな光もあって、希望を持てた。平凡であることは幸せだ。

    0
    投稿日: 2019.02.25
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    全体的に暗い話なのだけれど、やたらと先が気になりどんどん読み進めていた。意外な展開のところもあれば予想通りの部分も多かった。振り返ってみると美花の存在、影響が大きかったように思う。きっと本人には自覚なかっただろうけど。

    0
    投稿日: 2019.01.02
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    とんでもないものを読んでしまったというのが最初の感想。 暗い、とにかく暗い。そして、読んでいて嫌悪感が湧き出てきて、でも夢中で読んでしまった。 舟を編むとか、まほろとかと全然違う本。 あと、地味だけど解説が、そう、そこ気になったのよ!思った思った!みたいな気持ちになってよかった。

    0
    投稿日: 2018.12.15
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    光、に託された重い意味。 こんなに暗く辛い全編なのに 読まずにいられない強烈なちからが 文中からほとばしるような。 自然の力の前では人間は無力だけど、 それよりもっと怖くて深くて近いもの。 人のなかにあり逃れることもできず 気づかないふりでも帰ってくるもの。 生き残った3人はそれぞれ どうしようもなく壊れながら生きている。 美花視点の語りがなかったのが すごくよかった気がする。 読んでいるうちに知らずに 輔が好きになっていたようで せめてあの最後が輔にとって幸せな 結末だったと思いたい気持ちでいっぱい。

    0
    投稿日: 2018.12.08
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    読むほどに黒いタールの海に足を引っ張られていくような、重くだるくつらい。 顔をしかめながら読んだ2016年最初の本。面白いのか早く終わりたいためか、一気に読み終えた。本を開いた瞬間から引きずりこまれる世界観は秀逸。でも、なぜこのタイトルをつけたんだろう…。三浦しをん「光」

    0
    投稿日: 2018.12.03
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    大きな暴力と小さな暴力に苛まされる人間之話。 人は生きるためには光を見つけなければならない。 これが東日本大震災の前に書かれたと知って驚かされた。 三浦しをんの中では異質のサスペンス。

    13
    投稿日: 2018.11.09
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    2018.10.30 主人公も輔もはたから見れば良い人なのに 自分では悪者ぶって、冷めてて。 結局人生は自分の捉え方次第でどうとでも変わると思った。 ただ主人公の嫁はろくでもなさ過ぎて、気分悪かった。

    0
    投稿日: 2018.10.31
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    ん〜可もなく不可もなく。 もし、本当にこんな経験をした人が居たならきっとまともな人生を送ることなんて出来ないだろうなぁ。 皆が狂っているが、仕方ないんだろうと思わせられた。しかし、皆怖い。

    0
    投稿日: 2018.10.23
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    光はどこにあるのだろう。 著者は、光を希望の光としてではなく、残酷で圧倒的な力として描いている。 あの日の朝の光、灯台守の真実を照らす光。。。

    1
    投稿日: 2018.09.27
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    たすく輔の腿には どんよりしているのにぎらついた目だ 信之は自身の快楽の在処ありかに疎かった けしき気色ばむ 地球で最後の番つがい 苔生した石灯籠 光がすべての暴力を露わにした 両腕で顔を覆うような恰好 輔の顔は無表情を超えて弛緩した 昏い喜びを覚えた とっておきの惨状を記録しようと それは古い皮膚のようにはらはらと剥落し 灯台守の爺さん 向河原駅 武蔵小杉駅 幼児教室に子供を通わせているのは東横線沿線に住む人ばかりで、以前は南武線を利用していると知られるのも恥ずかしかった。臨港バスに乗った 鋼管通り 逢瀬を重ねて 朗らかに お局さまの存在など鬱陶しいだけだろう なんらかの記憶をなぞり懐かしむように 自転車に乗って浅野町にある工業団地を出た 横羽線の高架下に沿って産業道路を進む間も 長野のプレス工場 臨海公園を案内する川崎市市役所の黒川信之さん 護岸に打ち寄せる運河の暗い水面を眺め 純然たる欲望供給器になるのは楽だった 星が死ぬときの輝きが長い時間をかけて地球に届き、届いたときには星自体は宇宙のどこにも存在しないように。虚空から放たれる過去の光景は、亡霊じみたしつこさで何度も何度も蘇っては輔を貫き恍惚とさせる 森の葉擦れの音 反故の裏に 英雄たる証だ ぬるつく膣を抉りながら 呆れるのを通り越して恐ろしかった 九段下のグランドパレス 前橋駅前は県庁所在地とは思えないほど寂れている。 饐えた臭いを発していた 何も殺さずに生を全うする動物なんかいない 貴い至高の存在の意思に適うような 体温と体液が布を透過して信之の皮膚に触れてくる 棺に花を献じるように 蠢き膨れ形を変えてみせる 刺激に満ちた快い時間を 中原警察署 生活安全課 捜索願い 点々と並ぶカーキ色の死体袋 コンクリートの壁桟橋に貝殻が隙間なく密着している 「暴力はやってくるのではなく、帰ってくる」 暴力への萌芽 理由もなく沸き起こる理不尽な暴力の恐ろしさ…神様の容赦のなさはここに極まる。 神様は我々に注意を促して叱咤する 光は何もかもを平等に照らし出して曝け出す 寂寞とした海 舟を編む

    0
    投稿日: 2018.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分自身の欠落が見えるようで、哀しい。 何もかも流れてしまえばいいと思ってた、という輔の言葉が印象深いなあ…彼の人生なんだったんだろ、と私はどうしても意味付けしたがるんです。凡庸ですみません 美花視点は最後にくるのかなーと思ってたらなかったので、彼女は不思議。それくらい綺麗なら、もっと上手く生きれるんじゃ、って思う。

    0
    投稿日: 2018.09.16
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    「君はポラリス」でショックを受けた短編「私たちがしたこと」と似た設定なので図書館で借りてみた。 過去の事件の記憶を共有する3人。 それが時を経た時どうなっていくのか。 男性視点で多くの心情が語られるが、そのちょっと荒々しいような乾いた感覚は結構リアルなのではないかと思う。 著者も読み手である自分も女だけど、何故かそう思う。 重い話だが、一気に読んでしまった。

    1
    投稿日: 2018.08.03
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    美浜島で暮らす中学生の信之と美花、小学生の輔。 信之と美花は付き合っていて輔は毎日のように父親から暴力を振るわれている。 信之はある夜、家を抜け出して美花と神社で会う事に 神社に行く途中輔と会い輔も一緒についてきた。 美花と会って話していると急に地響きが、津波だった。美浜島の全てを飲み込み生存者は信之と美花と輔、そして輔の父親と灯台守のじいさんの五人。と宿泊客で津波がきた時はちょうど船で沖に出ていて助かった山中。 美花はその山中からいやらしい目でいつも見られると信之に相談していた。 避難所で生活していたある日、目をさますと美花の姿が見当たらない。同時に山中の姿も。 外に出て探していると美花と山中が抱き合っている姿を見る。 美花と目が合うと助けを求めるような表情に。信之はとっさに間に入り山中の首を締め殺してしまう。 山中の死体を崖から落としこの事は秘密にしようと誓う。 それから二十年が立ち 信之、美花、輔それぞれが別々の人生を歩んでいたが美浜島での出来事で再び繋がっていく。 映画化にもなっているこの小説。 三浦しをんさんの本は初めて読みましたが細かい情景描写にのめり込みました。 信之と輔、そして信之の妻の立場から書かれている心理状況が痛いくらいに伝わってきます。 これからDVDを見ようと思っていますが映像でどこまで伝わるか楽しみです。

    0
    投稿日: 2018.06.09
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    衝撃だ。三浦しをんがこんな闇の中に生きる者たちを描くとは。しかしそんな者たちの心の襞の奥を書くのはやはりしをんさんだ。ぐいぐいと引き込まれて丸く納まったと思わせながら闇はまだ続くエンディング。東日本大震災以前に書かれた作品というのも驚きだ。

    0
    投稿日: 2018.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずぶずぶと泥の中から足が抜けない様な、重く息苦しさがずっとつきまとってくる感じの物語。震災、暴力、虐待、殺人…。この物語の先に光はあるのか。それを求めて最後までページをめくってしまいました。衝撃の一冊。

    0
    投稿日: 2018.05.11
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    津波、暴力、理不尽、ただただ怖い。 読むのが辛かった。。 三浦しをんがこんなストーリーを書くとは、衝撃。 心を失っている信之には共感できないが、もし自分や、自分の大切な人が、理不尽な暴力を受けたとしたら、殺意を覚えるほどの憎しみが生まれて、人生がどうでもよくなってしまうのかもしれない。 南海子の心の闇は、なんとなく想像できる気もする。 いつかマイホームが欲しいとか、子供をいい学校に行かせたいという想いは、他者に対しての見栄に過ぎないのだろうか。。 強く感じたのは、自分以外の誰かに人生を預けることは不幸だということ。 誰かに愛されたいという一心では、本当の意味で幸せになれないというのが私の価値観。

    4
    投稿日: 2018.05.02
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    一つの島が地震で沈む書き出しだったので奥付けを見直す。東日本大震災の2年後に上梓。 最近映画化もされていて再びびっくり。たぶん東日本大震災を経験してのことだろう。 登場する女性たち3人がたくましさ以上に計算高く生きているように思えた。女は怖くて強いのか!

    10
    投稿日: 2018.04.21
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    『光』読了 容赦無い暴力描写がすごかった。登場してくる人物誰もが自分の正当性を押し通そうとし、その手段として暴力を平然とやってしまうところがすごい。その正当性は生き残りをかけてだったり人を守ろうとしたりと人それぞれ様々な理由で なんだか背中がゾクゾクしたな。もう堪らなく快感だった 快感だったっていうのは登場人物全員が心のうちで罵り合ってそれを読んでいる読者側からすれば「何やってるんだこの人ら罵り合って」って薄ら笑いが起こってしまった感じかな 罵り合い、正当化、それをみてみぬふりできない神様が人間に天災を引き起こしたかのような…これは読んでるとしんどくなるわ 救いのない内容で、結局のところ、解決することって一生ないということが思い知らせたな たかだか二十数年しか生きてないわたくしでも暴力ではないけど危機に瀕する出来事は何度もあって。ああ、またかみたいなことが何度もあった それを罵倒するのではなく受け入れるしかないのかなと考えさせられたな 2018.4.14(1回目)

    9
    投稿日: 2018.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地震や津波の自然災害が自然の『暴力』とするなら、DVや虐待を含め、人は常に暴力に晒され決して他人ごとではないテーマ。壮大で身近なテーマ。

    0
    投稿日: 2018.04.14
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    人間の闇を描く、鬱々とした気分にさせられる小説です。人を疑いたくなるような、表面を取り繕いながらも内心、悪態をつきまくる信之、体裁が何より大事な俗物的色合いが濃い信之の妻、南海子。父親の虐待で卑屈で人の顔色を伺いな打算的に生きる舗(たすく)。そして自己中、保身な美花。読んでいて心がささくれていきます。感情移入もできません。 津波で心に傷を負っただけではなく先天的に陰性を持っており、津波はそれを増幅させるだけの出来事で、災害と無関係の南海子の立ち位置は善良な人であればよいのに救いようがない保身主義でがっかりです。親の素行が悪かったのでこうなったというのならテーマは教育とも言うべきか。それにしても一貫性がない。 タイトルの意味も意図も分からず。ラストで信之が帰ってきて究極の事なかれ主義とやけくそのラスト。被災した島を遊覧に行ったり墓参りするシーンの取ってつけ感。いっそ、ひたすら人間の恥部を抉る小説でもよかったのではないかと。 同感にしろ、カタルシスにしろ、この手の小説のニーズに空恐ろしいものを感じます。 救いといえば文書表現力でしょうか。

    0
    投稿日: 2018.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    見事な伏線と回収 話が二転三転して面白かった ただ最後があまりにキツかった 大人のミステリー小説 エグすぎた

    0
    投稿日: 2018.03.17
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    まさかの休日夜中に一気読み。寝る前に少し読み始めたら止められなくなってしまった。これほど続きを読まなきゃ寝られない(というか、本を置いて電気を消す気に慣れない)状況になった本はほとんどないので、その意味で星5つ。 内容は、えぐいし、後味も悪いし、思い出したくないような場面がたくさんある。災害、虐待、不倫、幼児へのいたずら、殺人・・・こう書いてみるとのっぺりしてしまうが、一つ一つに登場人物の心理状況がものすごいリアル感と重さと深さで書かれていて、もう、大げさにいうと、これって私の身に起こっていることなんじゃないかと勘違いするくらいだった。 三浦しをんって、「風が強く吹いている」がものすごく爽やかなストーリーで大好き(こちらも星5つ)だし、「舟を編む」は穏やかなお話で、まほろ・・・も独特なゆったり感あるので、こんな小説を書くなんて想像も付かなかった。しかも津波。3.11の何年も前に。。 ただし「人に勧めたいかどうか」という私の本来の基準では4だけど、あまりにも引き込まれたので5を付けておいた。

    2
    投稿日: 2018.03.12
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    180224*読了 自然の暴力、人の暴力、暴力がとめどなく襲ってきて苦しくなる話。ただただ辛かった。傍から見ていて誰も幸せになれない感じがなんとも辛い。 東日本大震災前に書かれた小説だとは思えないほど、津波の描写があの震災を思い起こさせる。自然災害によって何もかもを奪われた時の心境、実際に体験した人がいると思うと胸が締め付けられる。 光、というタイトルもまた辛い。どの光も悲しくて、人々を明るく照らしてくれない。 三浦しをんさんってこういう小説も書くんだ…と、新たな一面を知った。個人的には、心が温かくなる彼女の他の小説の方が好き。 でも、こういう悲しい話も書ける人なんだと知れたことはよかった。

    0
    投稿日: 2018.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「光」は、タイトルに似合わずとっても暗くつらい話です。私は光を感じることができなかったんだなぁ。 震災や津波をテーマにした小説はたくさんあるし、この本の中には特に大きな津波が猛威をふるうシーンがあるんだけど、このお話が描かれたのは2006年らしいんですね。そう考えると三浦しをんってほんとうにすごい。 「津波」という言葉は2011年以降、日本にとって語感というか言葉の重みが変わってしまったと思わない? サザンの大ヒット曲も、あんなに街にあふれていたのになりを潜めてしまった。未曾有の大災害が日本に与えた影響も傷も、いまだに色濃く日本人の中にあり続けるよね。 この「光」は、津波によって人生が変わってしまった人たちのお話です。 でも、本当にそうかな? 私は、このお話の三人は、きっと津波が来ても来なくてもこうなったよ、と思ってる。津波が来たから変わってしまったもの、失ってしまったものはたくさんある。でも、人生を絶望のせいにしたりは一切せずに言い訳せずにただ暮らしてきたこの三人が不気味。 とくにいちばん感情移入しやすかったのは輔(たすく)だったけど、周りから見れば本当に救いのない辛い人生を、彼の中ではまあまあアリかなくらいにもっていけたことが幸いであり、応援してるこっちはそれにまたいっそう心を痛め…という疲労感。 残念ながら、この登場人物たちがてばなしの幸せを手に入れることはないな…それでも人生は続いていく…という、私的にはバッドエンド、嫌ミスな今作なのでした。 読み終わるのに年をまたいだため、2018年一冊目がこれ。去年は「蜜蜂と遠雷」だったので、またぜんぜん違う年明けです。こういう暗い話は好きなんです。心がなるべく元気なときに読みたいね。

    0
    投稿日: 2018.01.07
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    まさかの津波スタートとは…。 そしてそこからの展開は想像してなくて こーきたか、と驚き。 しをんさんってこんな作品も 書かれるんだな、と驚き。

    0
    投稿日: 2017.12.10
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    先週末公開の映画版を鑑賞後、こんなバイオレンスな三浦しをんがいたのかと驚いて書店に直行。キャストも併記します。 津波に遭った離島の生き残り3人。信之(井浦新)、輔(瑛太)、美花(長谷川京子)と、信之の妻・南海子(橋本マナミ)を巡る物語。 子役と大人役のイメージが異なるために結び付けづらく、長谷川京子と橋本マナミは入れ替わっていてもよかったような気が。 暴力的でエロティックで暗鬱な雰囲気がまとわりつきます。やさぐれた輔を瑛太が好演、原作読了後も共感を持てるのは彼のみ。あとは全員の不幸を願ってしまうほど。一方通行の愛が悲しい。 映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/0b35cbb4908c81193345b2fad1d915b7

    0
    投稿日: 2017.11.29
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    暗い でも遠い話ではないように思えます 実写が決まってるのでキャストをイメージしながら読みました 主要キャストは橋本マナミ以外はしっくりくるかも

    0
    投稿日: 2017.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは二人だけの秘密になった。それから二十年。妻子とともに暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。信之は、美花を再び守ろうとするが―。渾身の長編小説。 三浦しをんにしては珍しく読後感の悪い作品でした。 でもね、面白くないかといわれると面白かったの。後味が悪いけど、だからこそ?印象に残るのかもしれない。 何が読後感悪いかもうちょっとぐずぐず考えて見ます。

    2
    投稿日: 2017.09.21
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    三浦しをんファンなのに、今まで読まずにきていた。 最近のしをんちゃんとは違い、ドロドロ重い。辛くもなる。 最終的に行き着く展開に驚き。様々な暴力の潜む日常。その通り。 映画化、どうなるのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2017.09.19
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    三浦しをん氏でこのようなどろどろしたミステリー・スリラーは珍しいが、ストーリー展開がうまく、すらすら読ませる。

    0
    投稿日: 2017.09.03
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    ちっぽけな離島を突如襲った悲劇。 大津波で島は壊滅状態となり、生き残ったのは3人の少年少女 そして大人が数人 恐ろしい犯罪と秘密を隠したまま 島を離れた子供たちの約20年後。 解説にあったように「まいったなぁ」としかいいようのない1冊 暴力と歪んだ愛。人の心に住む暗闇 ある意味、輔が一番純粋だったのかもしれない

    1
    投稿日: 2017.08.21
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    タイトルが「光」であり、光を表す描写が登場するが、その光を際立たせるかのように作品中は闇がつきまとう。読むのが辛いが、止まらない。暴力は帰ってくる、の意味について考える。

    0
    投稿日: 2017.08.20
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    重い……。救いようのないストーリーだけど、タイトルは「光」。 東京の離島で育った幼なじみ3人の、ドロドロ人間ドラマ。 みんな何かを失って、 抱えたものが重すぎて、 みんなどこか欠落した人間になって、 嘘みたいな日常を過ごしていて、 25年経って再会して、 お互いに過去をえぐって負のスパイラルで。 ほんと救いようのないストーリー。つらみ。 この夏に映画化されましたが、キャストが絶妙。 主役の2人はもちろん、 長谷川京子、橋本マナミ、平田満。この3役がシビれるなあ。 原作ファンを裏切らない映画だろうなあ。 初・三浦作品でした。 イマジネーションをかきたててくれるようなきれいな文章で、 とっても読みやすかったです。 他の作品もぜひ、読んでみます。

    0
    投稿日: 2017.08.14
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    三浦しをん著「光」 本書で語られるのは「暴力」 主人公の故郷の島を襲った津波は逆らうことのできない巨大な暴力ではあるが、それは自然の現象でありそこに意思は無い。 しかし、私たち人間の内に潜む暴力が現れる時には意思、それも悪意の意思がある。 どちらがより悪質で怖いか。 表題の「光」は何を意味するのだろう。 愛するもの、大切なものを暴力で奪われた時、それを奪い返す、奪い返すに等しい納得を得るには暴力による解決しかないと思えることがある。 多分、それは受け入れられにくい考えであるだろうけれどそうしてしまう事は自分でも無いとは言い切れない。 まるで光に誘われて飛んでいく夏の虫のようにそうしてしまうかもしれない。

    7
    投稿日: 2017.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは二人だけの秘密になった。それから二十年。妻子とともに暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。信之は、美花を再び守ろうとするが―。渾身の長編小説。 【感想】

    0
    投稿日: 2017.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    災害から逃れ助かった島民達が、過去に囚われ自身の欲を満たそうと生きている。 ある出来事がきっかけで、途切れたはずの関係が再び繋がるが、幼少期からの不安定な関係は最後まで修復されず残念な気持ちになった。 登場人物はまともな思考回路をしておらず、円満な人間関係は描かれていない。 ただ、幸せな道を歩みたいという各々の葛藤が垣間見え、道を間違えず幸せになって欲しいと願うばかりだった。 三浦しをんさんの作品は、やはり明るく爽やかなお話が良いなと、本作と比較して感じた。

    0
    投稿日: 2017.07.17
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    美浜島を突然襲った津波。生き残った信之、美花、輔の中学生三人と大人三人。二十年後、彼らに過酷な宿命が襲いかかる。 テーマは「暴力」。三浦さんらしくない題材だし、タイトルの「光」も感じることはない。守ることとは、自分じゃなくて好きな人や家族に対して起こすもの。そうでなければ価値がない。

    0
    投稿日: 2017.07.15
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    『風が強く吹いている』『舟を編む』 を読んでからこれに来てしまたったので 期待とのギャップが少しあった これはこれで作品として読み応えあるけど おすすめするならやっぱり上の二作だなといった感じ

    0
    投稿日: 2017.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後味が、わたしにはとても悪かった…。 物語のなかとはいえ、子どもをひどい目に遭わせる必要はあるのか? 以前、さまよう刃を読んだときにも同じようなことを思った。 三浦しをん作品は、他のものはとても好きなのでちょっとびっくり。

    0
    投稿日: 2017.06.15
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    スリリングではあったけど全体的に不快。登場人物の誰もが身勝手で気味が悪い。そこがリアルなようにも思えたけど感情移入できず。ラストも気に入らない。

    0
    投稿日: 2017.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三浦しをんさんの作品は『神去なあなあ〜』と『舟を編む』しか読んだことがありませんでした。ですので本作品『光』はただただショックでしかありません。 まず、各章は信之、南海子、輔の三人それぞれの視点となり進みます。 これに、美しい少女【美花】 呑んだくれの暴力親父(輔の父親)【洋一】が物語の中心に添えられられます。 信之と美花は中学生同士で恋人の関係にある。輔は父から何時も理不尽な暴力を受けている。そんな彼らは島で暮らす人々。 しかし、その島は理不尽な運命としか言いようのない津波に襲われてしまう。生き残ったのは彼等三人と数名の大人達。 島を出る日の前夜、信之は美花のために大人の一人を殺してしまう。 それは二人だけの秘密となる筈だったが・・・ 二十年後、輔が信之の前に現れその秘密を仄めかす・・・ 輔に対しては自業自得としか言いようは無い。父親は最低だか輔も程々に最低!寂しいならプライド持つなと言いたい。 まぁ殺されるよね!? 南海子の様な人とは結婚したく無い。夫の稼ぎに依存する見栄っ張り、子供には厳しく自分には都合よく!子供の椿に対する虐待も嫌だなぁ、日本にこんな奥さんイッパイ居るんだろうなぁと思う。 湊かなえさんの小説でよくいる人。 信之の語る事の全てが真実ならば凄い男だと思う。あくまで三人称なのでカッコつけてるだけなのでは?と最後に思った。 美花に対する愛が無ければ立派な人間だと思います。 美花の視点で物語は進みません。 ですので真相は闇の中。 美花は信之をこれっぽっちも愛していなかったのでしょうか? 本当に・・・ 東野圭吾の『白夜行』を思い出した。 雪穂も桐原を全く愛していなかったのかなぁと思ってしまった。

    4
    投稿日: 2017.05.20
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    「舟を編む」を書く前の作品だそうです。同じ人が書いてるとは思えない重くて暗い話。ちょっと東野圭吾風、っていうか「幻夜」に似てたかも。ちょうど津波のところを読んでるときに本当にチリで地震があって津波注意報が出て寒気が...

    0
    投稿日: 2017.05.03
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    白夜行を彷彿とさせるお話でした。焦がれる人には振り向いてもらえず、焦がれて欲しくない人に焦がれる。受容される為には事の良し悪しは関係なくなる。 色んな意味で切ないです。たった400ページ弱なのに、ぎゅっと詰まった読み応えのある話でした。

    4
    投稿日: 2017.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。しをんさんの作品の中でもとびぬけて暗くて重い空気を全編に漂わせている。いろんな形の暴力が突き付けられ、それに登場人物たちがどうむきあうのかが描かれる。誰もが翻弄され逃げ出せず、かといって正面から戦うこともできず、互いに傷つけあい、自らをも傷つける。暴力は近くに、すぐそばに、内側にある。そのことを考え続けろ、覚悟を持て、「光」は自分で見つけろ、と迫られている気がする。わかりやすい正解を教えてくれる本ではないのだ。

    2
    投稿日: 2017.03.29
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    突然の津波で家族を、故郷を、すべてを失った信之。 そして島での最後の夜に起きた出来事は、信之の中にあった何かを奪っていった。 帰るべき場所がある。 故郷でも、人でも…あるということはとても幸せなことなのだと思う。 信之が変わってしまったのはあの津波からなのだろうか? それとも、何の躊躇いもなく命を奪ったあの夜からなのだろうか? 美花に対する思いも「愛」とは少し違う、特別な執着のような気もする。 信之には、本当に大切にしなければないらないものがきっとわかっていない。 それが悲しくもあり哀れでもある。 理不尽に奪われていくもの。 そして理不尽に奪っていくもの。 誰もがどちらの立場にも成り得るというこのなのか。 哀しく、怖い物語だった。

    1
    投稿日: 2017.03.20
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    この本の前に読んだ本で失敗しちゃったので、レビューから読んでこれも選び違えたかと肩を落としつつ読み始めたが… 私はさすが三浦しをん!と思って読み終えた。 内容は黒ずんでて好きにはなれない1冊だけど、人の本心ってどこにあるんだろう?と怖くなって夫の顔をジーっと見てしまった(笑)

    0
    投稿日: 2017.01.13
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    この作者の軽快な掛け合いや軽めの文章が好きだったのに、登場人物全員が勘違いヤローで、誰も幸せにならない鬱展開。正月からイヤな気持ちになりました…。

    0
    投稿日: 2017.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭の災害、事件の描写を読んでいて辛くなった。 ゆっくり読み進めることにする。 (追記)読み終えての感想 ・津波の描写からてっきり東日本大震災以後に書かれたものなのだと思っていたので、2006年ごろの連載作品としりびっくり。 ・あとがきにも触れられていたタイトルの意味、わたしは最後までわからなかった。「光」という単語からは自分は希望、指針といったポジティブなイメージを抱いていたが、小説の登場人物たちにとっての光は何を指していたのか。

    0
    投稿日: 2016.12.11
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     この頃気分がすぐれないな~なんて思いながらこの一週間を過ごしましたが、たぶん、原因はこの本だったのでしょう。「風が強く吹いている」っていうまことにおもしろい本を読んで以来、三浦しおんさんはワタシの大好きな作家のひとりです。  でも、この作品はいただけません。ちょっと暗すぎて、また、暗さの内容がこれでもかこれでもかと心を攻めてきます。そして最後まで読んだ後も「光」が見えないやるせない作品でした。

    1
    投稿日: 2016.11.04
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    *2016.10.21 読了 - 衝撃的すぎてしばらくぽかーん。 陰鬱な小説だ。 背表紙のあらすじは読む前に目を通すけど、こんなにも陰鬱な小説だとは思わなかった。 これまで読んだ三浦しをんさんの小説はどれもどちらかというとほのぼのとしていたし。 - 陰鬱な小説なのに始まりと終わりの美しさがまた空恐ろしい。 読み始めは、同じく島を舞台にした三島由紀夫の「潮騒」が頭をよぎったほどだったけど、中身は全然ちがう種類のものだった。 - 様々な種類の暴力を描き、テーマは因果応報というものでもない。 一番怖いのは人間で、暴力や恐怖はどこにでも内包されている。 余韻の強く残る小説だった。 - 子どもには幸せになってほしい。 -

    0
    投稿日: 2016.10.21
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    津波に文字通り翻弄された運命、小さな島暮らしが形作る濃密な狭い人間関係、一度おかしてしまった罪がその後に塗り重ねられる罪科を薄めていく。 それぞれレアな物語が重なったときに生まれる物語は暗く重くどんよりとした澱を心に溜めていくようで心から離さない...

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    投稿日: 2016.09.25
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    三浦しをんさんがこんな暴力的で暗い話と東日本大震災の起こる5年前に津波の悲惨な描写を書いていたということに驚いた。 なんなんだこの話はと思ったけど、読後に解説を読んで少し解釈できたような気がした。

    0
    投稿日: 2016.09.23
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    三浦しをんサンにしては珍しくダークな話だった。 こういうのも書くんだとビックリ。 でも意外に私はこっちのほうが好きかも。 ストーリーに引き込む力が凄かった。 最後まで読んで、すごくモヤモヤした。 読み終わったのが深夜1時くらいで寝ようと思うのに、信之、輔、南海子、美花のことをいろいろ考えて朝まで上手く寝れなかった。 美花の視点があれば、少しはモヤモヤが減ったような気もするけど、、これも作者の狙いなのかな。 三浦しをんサンの他のダークな作品も読みたい。

    0
    投稿日: 2016.09.19
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    登場人物たちの外面とは全く異なる心の内の描写がエグい、というのが第一の感想。 抵抗しようのない圧倒的な暴力からくる動的なエグさと、それを経験したからこそ生まれた心の静的なエグさ。最後まで希望を持たせることなく貫き通したのは通好みではあるかもしれないけれど 、自分にはしんどい作品でした。

    0
    投稿日: 2016.09.02
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    3.5 白夜行や幻夜みたいな感じ。三浦しをんもこういうの書くんだなーと。不条理に対し、暴力に向かうのではなく、立ち向かっていく方向にいけたらなー。なかなか面白い。

    0
    投稿日: 2016.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美浜島に生まれ、繰り返す日常を生きる中学生・信之、島唯一の同級生・美花、父親の暴力に身も心も支配される輔。 ある日の深夜、デートの為に裏山の神社にいた二人と、その後を追って覗いていた輔 突然襲う津波によって、三人の目前で島の全てが無に帰す。 沖に船で出ていた輔の父と、カメラマン野男、灯台守りの爺さんも助かっていた。 ある夜、目覚めた信之は、美花がいない事に気付く。嫌な予感を覚え探しに出た信之が目にしたものは・・ 信之の輔に向ける視線、その冷酷な位置づけに、ひとの心に棲む何かが見える 意のままに男を動かす術を身につけている美花。全ては予定された通りのストーリーで展開して行く。

    0
    投稿日: 2016.08.28
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    解説で吉田篤弘さんが、読み終えて「まいったなぁ」と思った、というようなことを書かれていたのだけど、まさにそういう感じ。 様々な意味での「暴力」というものに迫る長編小説。 美浜島という閉ざされた島で暮らす信之は、島でいちばん美しい同級生の美花と身体を重ねることに夢中な中学生。 そんな二人について回る、父親からひどい暴力を受けている下級生の輔。 ある夜三人が家を抜け出して高台にいた時津波が島を襲い、三人とあと数人の大人を残して島は壊滅してしまう。 島での最後の夜、信之は美花を救うためある罪を犯す。その後三人は島を出て散り散りになるが、大人になった後も、信之のその罪は三人を奇妙に結びつけていた。 冒頭に三人が島で暮らしていた頃から津波の後数日までが描かれていて、その後三人が大人になってからに飛ぶ。 各章ごとに視点が変化するのだけど、三人のうち一人の視点が最後まで出てこなくて、代わりにある一人の女性の視点が登場するのが印象的だった。 暴力とか性欲とかがギラギラと渦巻いていて、暗い力に満ちている小説。 人は生きていると、日々様々な暴力に触れるのだ、と思う。 殴るとか蹴るとか直接的な暴力に触れるのは一部だとして(少なくとも私の側にはない)暴言とか悪意とか、たとえば満員電車で隣り合った人が舌打ちしたとか、そういう些細なことも小さな暴力に含まれるのだとしたら、もしかしたらそれを受けない日はないのかもしれない。 そしてそれを、自分が放っている瞬間もあるのかもしれない。 「暴力はやってくるのではなく、帰ってくるのだ」という一文が残った。 誰かにしたことが「返ってくる」のではなくて、表に出さずとも自分のなかにあったものは、いつか元の場所に「帰ってくる」。 信之、美花、輔。津波のあと島を出てそれぞれに暮らしていても、島での出来事から完全に逃れることはできなかった三人。 身勝手なエゴ、醜さ、欲望。渦巻きすぎて、いっそ神聖に感じられるくらい。 津波という最大の「暴力」を受けた島だけが、最初から最後までただ静かにそこに在る。 すべてを飲み込みすべてが帰ってくる場所として。

    4
    投稿日: 2016.08.26
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    以前に購入して積まれていた本を引っ張り出して読んでみた。三浦しをんという人は、小説のジャンルが多岐にわたっていてすごいと思う。この作品は私がこれまで読んできた三浦作品とはまた少し様子が違う。人はいろんな過去や思いを持って生きている、という話だけれど、抱えているものの重さがすごすぎる。でもそんなことはいくらでもあちこちにあるのだろう。終わり方がここで?と思わされるようだけど、力強さを感じた。

    0
    投稿日: 2016.08.23
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    三浦しをんの光を読みました。 自分が住んでいた島を突然の津波が襲い、たまたま山の上にいた主人公と恋人ほか数人だけが生き残ります。 主人公がそこで起こしてしまった犯罪について、20年後に脅迫されます。 心が壊れてしまった人たちを描きたかったのかなあと思いましたが、登場人物に共感も出来ず全然面白くありませんでした。 三浦しをんの小説としては駄作に分類されるのではないかと思いました。

    0
    投稿日: 2016.08.07
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    三浦しをんさんの作品何作か読んだことがありますが、 まるで人が違ったかのように作風が違っていたのに驚きました。 光というタイトルなので何か明るい未来が見えるのかと 探しながら読みましたが、 それとは逆に闇の中にどんどんと入り込んでいき 行き場を無くし彷徨い続けているようでした。 もしかしたら主人公が光を常に探して彷徨っていた例えなのかと思ってしまいました。 たった一度の過ち、それが年月を重ねても振り払えることはなく どんどんと深みにはまり自分の首を苦しめていく。 「暴力はやってくるのではない、帰ってくるのだと」というインパクトのある言葉。 まさに暴力とはこの通りだと思いました。 手を出したものは必ずじわじわと自分の所に帰ってくる恐ろしいものだということ。 これが初めから分かっていたら誰もがこのような過ちをしなくて済むことですが、 それが出来ないのが人間の性とも言うべきでしょう。 まさに信之も自分の独りよがりで一生を棒に振り、 大事だった物を全て失っていく行く末は 自分でも覚悟していたようですがとてもみすぼらしく惨めな姿に見えました。 一人で全部身を滅ぼした信之ですが、 美花は少し他人事のようにも見えましたが 同じ女性から見てみると本当に美花は信之に救いを求めていなかったのかが疑問です。 そして一番可哀相だったのが輔。どこか不器用なやり方だったけれど、 この中では一番の被害者で彼こそ光を求めていたのだろうと思いました。 どこもかしこも闇に包まれていたまままラストのようになるとは少し意外でした。 けれどこんな思いのまま一緒に過ごしていくのはどうなのかと。 せめて娘さんには明るい未来が開けるようにと思いました。 人間の悍ましいエゴがよく見える作品で、 いい意味で裏切られ感があり、 スピード感とちょっとしたサスペンス感のある作品でした。

    0
    投稿日: 2016.07.31
  • これが三浦しをん!?

    作者さんを知らずに読んだらだぶん乃南アサさんか角田光代さんの作品だと思ってしまうだろうなぁ。 途中で何度も作者さんを確認してしまいました(笑) 「闇」しか見えなかった。 「光」が射すことなんてあるのかな? しをんさんってすごい作者さんだなぁってあらためて感じた1冊でした。

    11
    投稿日: 2016.07.11
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    他の作品と異なる趣ながら、引きづり込まれる感覚はいつもながらお見事(笑)題名に反して、救われない話が淡々と進みます。誰もが抱えている狂気とか危うさとか言ったものを、壊された者の視点から描いていくが、それは何の変哲も無い日常と大差無い怖さ。

    0
    投稿日: 2016.07.05
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    初めての三浦しをんさんの本。 この方が書いている本がみんなこのような本だったら、もうこの方の作品は読まないような気がする。 ストーリー仕立ては結末が分からず、次へ次へと読み進ませてくれるものだけれど、うーん。。物語全体として何を覆っているのかが分からないものだった。 重要人物である美花が全く分からないのは、読者の想像に任せてあるからなのか。 私には読み終えて残るものが残念ながら無かった本

    0
    投稿日: 2016.06.26
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    震災前に津波が描かれてたことに感心、日本では特別なことではなかったんだな、きっと 視点が変わっていく書き方は個人的に好み

    0
    投稿日: 2016.06.20
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    初めて三浦しをんさんの本を読みましたが、とても暗いお話でした。でも読んでいて充足感を感じる本でした。暴力ってなんだろうと考えさせられました。

    1
    投稿日: 2016.06.05
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     美浜島はとても美しい島だった。その島を津波が覆い尽くし、島民のほとんどは死んでしまった。  時は過ぎて、その津波で生き残った、信之、輔、美花は、それぞれ東京と川崎で暮らしていた。  また信之の妻、南海子もどこかに陰のある夫には気づきつつも、深くは知らずにいた……。  三浦しをんさんにしては珍しく、暗い陰のある小説でした。読みごたえはありましたが、やるせない思いにもなりました。  後で、三浦しをんさんのエッセイ読んでこの重さを中和します。

    8
    投稿日: 2016.05.03
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    愛さない、愛されないってこんなに悲しいことなんだと怖くなった。愛していない人との暮らしが淡々と描かれていて、ふとした言葉に愛のなさが溢れていて苦しくなる。 大災害という暴力と、父親からの暴力と、暴力を使わせる女と、使ってしまう男と。 さまざな形で暴力に支配されてしまってた人達の諦めが悲しい。

    0
    投稿日: 2016.04.25
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    これが、あのエッセイ書いてるひと?ほんとうに? 疑ってしまう。 ぐらい、いつもと全然違う雰囲気。だけどいつものように引き込まれる。 暴力は、そのときだけのものでない。 暴力に飲み込まれたあとは、どうして生きていけば救われるのか。救われるってどういうことなのか。。。 いやしかし、なんてのかな、ちとこう、むずかしい。 光ってのは・・・なんなん・・・だ??

    0
    投稿日: 2016.04.09
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    登場人物の誰一人として好きじゃないし胸糞悪いくらいなんだけど、書いてることは限りなく真実。人間ってこういうもんだよなあ。暴力って。って納得してしまう。 信之が家に戻ったのもまた絶望の続きで、ほんと救いがない…けどこの感じ嫌いじゃない。 解説読んで、なるほど〜と思った。圧倒的に容赦がないから暗くても読後感悪くはないんだな。

    0
    投稿日: 2016.01.12
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    暗い。とにかく暗い。 私が知っている三浦しをんの感じとはまったくことなった。タイトルは光なのに結局何が光だったのか・・・。 ほの暗いなかにうすくさしている「光」ってことなのかな。

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    投稿日: 2016.01.08
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    初しをん。○○さんのオススメ。美浜島という島に大災害が起き、中学生の信之、同級生の美花、幼馴染の輔、他二名のみが九死に一生を得る。すぐ3.11を思い出しました、がそれ以前に描かれていたのですね。読んでいてとても辛く、いつ『光』が訪れるのかと思っていたのですが・・。しかし、読み終えて「ーーだから、あなたの今いる状況(場所)が『光』そのものなのですよ」と作者に言われたような、そんな気がしました。とても考えさせられる作品。

    0
    投稿日: 2016.01.06
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    生活している周りには、物理的な暴力・社会的な暴力・性的な暴力・親子、夫婦間の暴力などいろいろな暴力が潜んでいるのだとこの本を本でいて気付かされました。 その暴力に人は争ったり、逃げようともがいたりいろんな反応を取るけれど、押し寄せる津波のように大きな力に飲み込まれてしまうのもまた自然の力なのかな。 読み進める中で登場人物と自分を重ねていて、読むのが辛く感じる部分もありましたが、静かな中にダイナミックな印象を持つ三浦しをんさんの日本語力に魅せられました。

    0
    投稿日: 2016.01.06
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    自然の暴力、人の暴力、どちらも畏ろしくて逃れることのできないもの。。。登場人物の誰にも光は射さなくて、後味の悪い物語だけど、それでも生きていれば信じていれば光はあるのかもと最後は思えた。これが震災前に描かれたとは本当に驚き。三浦さん作品はポップな作品しか読んだことがなかったので、改めて幅広いお話を書ける人だなと尊敬。

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    投稿日: 2015.12.15
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    直木賞そして本屋大賞を受賞し、当代の人気作家となった三浦しをん。 僕も、その作品を読み漁っている読者のひとりです。 書店巡りをしていたら、まだ読んでいない長編小説の文庫が並べてあったので、あわてて?レジに運び読むことにしました。 物語は美しい、離島を舞台に始まります。 中学生の信之と同級生の美しい女の子、美花。 そして信之を兄のようにしたう、輔(たすく)。 それぞれに悩みや欲望を抱えた子供三人に、突然大きな災いが襲いかかります。 混乱の中、さらに子供達に追い打ちをかける事件が起こります。 度重なる事故事件に、子供達はどのように対処していくのか。 そんな想像をしながら読み進めると舞台は一転し、団地で暮らす母親のシーンに変わります。 なぜ?と思いながら、独立した話のように展開する紙面をめくっていくと、それぞれの物語のつながりが見えてきて・・・という展開。 最近読んだ三浦しをんの小説は、軽快なタッチのものが続いていました。 しかし今回の作品は、重く、そして暗い人間の内面をえぐるような、お話でした。 テーマになっているのが、「暴力」。 人間は善悪に関係なく、何かを殺していかなければ生きていけない。 そして時には、他の人間もしくは自然から、避けようのない暴力を受けることもある。 それは肉体的なものもあり、精神的なものもある。 自覚しなければならないことなのに、あまりに辛く、そして身近なことのため、考えを遠ざけてしまう。 そんな僕たち読者に、改めて「暴力」という課題を投げかけてくる、ずっしりした内容の小説でした。 読了後にもうひとつ驚いたことが、この小説が発表されたのが2008年ということ。 またひとつ、この作家さんの懐の深さを感じることができた作品でした。 これ以外にも読み残している文庫作品がないか、探してみたいと思います。 『舟を編む』三浦しをん https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4334768806    .

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    投稿日: 2015.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自然の悠然とした果てしない力、人間の暴力。 子どもの頃の恐怖が心を縛りつけ、生きていく中での核となってしまう。表面的には嘘をつきながら取り繕い、どう生きていくのかをそれぞれが模索する。 輔の笑みが悲しくもあり、結末は感じていても信之に救われるのを待っていた。そんな人生の意味は何だったのか。信之への歪んだ執着。自分を受け入れてくれた(と思っていた)唯一の存在へのすがりつきは、親からの愛情を知らない心の穴を埋めたものなのかもしれない。

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    投稿日: 2015.10.24
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    違う作家の本を間違って買ってしまったのかと思った。 同じ作家からここまで違う作品が生まれてくるのかと驚き、感嘆すら覚えた。 解説にあったように、本当に容赦のない作品。 暗いところへとひたすら向かう作品だった、それがいいか悪いかは別として。 暗い共感の中から脱却できるか、三浦さんの他の小説をもう一度読み直したくなった。

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    投稿日: 2015.10.05
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    こんな話も書くんだ〜と思いました。 案外好きですね。 震災前に書かれたとの事、ご本人が一番驚かれたのでは?

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    投稿日: 2015.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しをんさんの本を読むのはこれで2冊目。舟を編むの明るい印象が強かったから、いきなりのトーンチェンジにびっくりしつつもどんどんのめり込んでいった。この人はこんな醜い、人間の心をえぐる小説も書けるのか、と。読んでいくうちに、視点の中で美花は唯一登場しないから、主要人物ではないのだと思ったけれど、最後の解説を読んで色々納得してしまった。きっとこの小説に主要人物(というか誰か一人が特別)という概念がないのかもしれない。ただ人が生きる、ひとつの過程を第三者から記すような日記のようなものなのかもしれない。

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    投稿日: 2015.09.17
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    三浦さんの本だから明るい感じかなぁと思って読むと、本当に容赦がなさすぎて驚いた。解説では連鎖でない暴力だと書かれていたが、南海子と父親、輔と洋一など暴力の連鎖も描かれている。でも、じゃあその暴力のもとは?と思うと、結局人間の中にずっとある衝動なのかもしれないと思ったり。 解説の分析が深くて面白かった。

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    投稿日: 2015.09.11
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    なんていう感想になるんだろう、これ。面白い?面白いってどういう定義?なんだかよくわからないうちに、通勤電車に乗るたびこの本を開いてて、ああ早く続き読みたいと思いながら仕事をして、帰りの電車で読んでるうちに、読み終わってた。 黒くはない、暗い。淀んでいるわけではないのだけど、暗い。そんなお話。なのになんで題名が光なんだろう?理由はわからないけどとてもぴったりなタイトルだと思った。

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    投稿日: 2015.08.29
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    島で未曾有の災害が発生し、残った子供達が大人になり、島で起きた秘密を巡る物語。信之、美花、輔。輔が一番紳士に生きた気がした。信之は幾ら好きな人のためとはいえ、そこまでするか、と感じるし、美花は、本文にもあったが、男を操るのが上手い。途中から展開が読めてきた感もあったが、どう展開されて行くのか十分楽しめた作品だった。

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    投稿日: 2015.08.28
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    三浦しをんのミステリー。娯楽小説を書く三浦しをんとは全く真逆な、「狂気」を感じる小説。「個」でありたいと感じながら「依存」「寄生」「利用」しながら複雑に絡み合っていく「仲間」たち。いったい誰が主人公なんだろうか。

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    投稿日: 2015.08.22
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    今までの三浦しをんさんの作品とテイストが違い、間違えて違う作家さんの本を買ったかと思ってしまった。ミステリー小説を読んでいるような感覚を覚えつつ読んだ。人の光の側面というより、影の部分を描いているように思う。読み終わった後に晴れやかな気分になるような小説ではないが、個人的にはとても面白かった。

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    投稿日: 2015.08.22