
総合評価
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powered by ブクログトラックから突然外れたタイヤが直撃し人が死傷するという重大な事故。その事故を起こしたトレーラーを有する赤松運送は、整備不良という調査結果に納得がいかず、車の欠陥ではないかと自ら真実を突き止めようとする。しかし相手は大手財閥系車製造会社、ホープ自動車。世間の目は厳しく、責任を認めない姿勢を貫く赤松は、銀行の支援打ち切り、大口取引先の離反など次第に追い込まれていく。さらにPTA会長を務めている息子の小学校でもトラブルが…。小さな運送会社である赤松はこの困難を乗り越えて真実にたどりつき、会社を建て直すことができるのか? …というのがストーリーの軸だけれど、面白いのは対抗相手のホープ自動車や銀行の人達の思惑や駆け引きが、それぞれの視点で書かれていて、妙にリアルに感じられるところ 。色々なことが複雑に絡んでいてなかなか上手くいかない焦ったさや赤松の憤りも表面的にでなく、共感できるのも、この周りを渦巻く部分がしっかり書かれているからだと思う。 今まであまり読んだことがないジャンルだったけど面白かった。
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
池井戸潤、ローラー作戦の5作品目(下町ロケット>鉄の骨>最終退行>不祥事>本作) 上下をあわせるとなかなかのボリュームだが、半日ぶっ通しで読みきってしまった。 題材は「三菱ふそうリコール隠し」 2002年1月10日に横浜市瀬谷区で発生した横浜母子3人死傷事故(業務上過失致死傷) *をベースにしたフィクションなのだが、ノンフィクションかと読み紛うくらいのリアリティーがあり、ぐいぐい引き込まれた。 *走行中の三菱製トレーラーの左前輪が外れ、歩道を歩いていた神奈川県大和市の母子を直撃。母親が死亡し、2人の息子も重傷を負った事故。 事故を起こしてしまった会社の社長・赤松の執念が、ホープ自動車(三菱ふそう)の隠蔽を暴いてゆく…というのが話のメインなのだけど。 上巻では、解決の糸口がつかめず。非常にもどかしい。(そのぶん下巻でぐいぐい真相に迫ってゆく部分は読んでいて非常に気持ちがいい) 話のしょっぱなから、門田とのやりとりでジーンときてしまった。 池井戸潤の書く、中小零細企業の社長さんの人間味って、ほんとイイ。 そして沢田目線のストーリーパート。 ホープ自動車社員の沢田は、赤松から見たらホント嫌なヤツなんだけど。 沢田軸からの視点でも描かれることにより、話に奥行きが出るというか。 沢田も悪い面ばかりでは無くて。会社員としての生き方とか。理解できる部分もあり。 赤松の家庭内ストーリー。PTA会長としての話。 これもまた良かった。息子からもらった勇気。 やっぱり家族っていいなあ…って思った。 ------------- 登場人物が多く、いろんな視点から描かれているので 一粒で二度おいしい、じゃないけど。 一冊で二重にも三重にも楽しめたと思う。読みごたえもあるし。おすすめ
0投稿日: 2012.02.01
powered by ブクログ下町ロケットの池井戸さん。こういう企業のことを描いた小説っていうのは、ぼくら教師にとっては、驚きと発見の連続です。み○びしが題材なんだろうと思うけれど、ノンフィクションじゃないらしい。下町ロケットのときもこの人が書いた小説って、ノンフィクションじゃないか!と思わせるぐらい、リアリティがあり、完成度が高い! 今回も、赤松運送の社長さんと同じ気持ちで、最後まで読み進めちゃいました。下町ロケットにも負けない力作です。
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログSF小説っぽいタイトルですが、実際は三菱自動車のリコール隠しを題材にした企業小説。 かなりのボリュームですが、色々な人の視点から描かれているので最後まで一気に読めました。 どこまでが、リアルな内容かわかりませんが楽しめました。
1投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログ2004年に起きた三菱自動車リコール隠し事件を題材にしたフィクション小説です。 ホープ財閥の流れを汲むホープ自動車のトラックが、まさかの走行中にタイヤがはずれるという事故が起きる。運悪く通行中の母子にあたり母親が死亡してしまう。 ホープ自動車は世界でも屈指の自動車メーカーなので、トラックに非があるわけがない。トラック主の運送会社の整備不良として事件が片付くはずだったのだが・・・ 運送会社の社長、社員、社長の息子、PTA、警察、ホープ自動車の各社員(部署ごとの話がまたからんでくるのです)週刊誌の記者、銀行、事故の被害者遺族、と事故に関わる様々な立場の人達がスパイラルの様に巻き込まれながら事件解決へと向かって行く。。 池井戸さんの話は初めて読んだのだけど、とても読みやすいです。 男性らしい描写だな、という感想はありました。 元となった三菱自動車の事件は、当時相当騒がれていたので私でさえ8年経った今でも結末等の概要は覚えています。 なので安心して読めました。。。 と、言うのもこの話は加害者とされる運送会社社長側の視点となって書かれているので、最初のうちはもの凄く読んでいて辛かったんです。。運転免許の更新の時に観させられるドラマの様に辛かった… この辛さは少し山崎豊子さんの小説に通ずる所がありますね。 現実世界にまで心理的に影響が出てしまう位辛かった w まあ、それ位辛く書かれているから最後にカルタシスが得られるんですけど。 この世で生きていくって時に相当辛いなあ、という感想。 だけど読み物としてすごく面白いです。 上下巻で分かれているとはいえ、1冊でもそれなりにボリュームがあったのに読み始めたら止まらなくて1日1冊で2日で読み終わっちゃう位面白かったです。 おかげで寝不足になりました 笑 ちなみに三菱自動車の話を忠実に小説にしてるのかと思いきや、少し調べてみると細かいデティールはちょいちょい変わっています。 文句無しの星4つ!
0投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログめて池井戸潤先生の作品を読みました いやー おもしろい お話は大きく分けると『赤松運送』『ホープ銀行』そして『ホープ自動車』の話が並行して進んでいきます 『ホープ自動車』の内側にはリコールについて知る者、知らぬ者、隠す者、暴こうとする者と複雑な派閥や人間関係が描かれています http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-50.htmlより
0投稿日: 2012.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ありがとうございます。 この本に出逢えた事に感謝します! 30ページで普通の本だったらクライマックスくらいののめり込みようでした。 文もすごく読みやすくて続きが気になるし、人物もイメージしやすくて感情移入しやすい! 赤松社長をすっごく応援してる! 頑張れ~! 下巻も気になる~! すぐ読む!
0投稿日: 2012.01.11
powered by ブクログマイブーム池井戸さんの作品。中小企業・大企業の間の企業体制の違いがくっきりと出ている。テーマは交通事故・致死事件だけど、いつもどおり視点は企業体制。つづきが気になります。
0投稿日: 2012.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中小運送会社が起こした人身事故。 そこから巻き起こる会社の窮地・事故原因の究明 赤松社長という人間味あふれる人物を主人公に据え、 上がり・下がり・上がり・下がり かなり読み進めるのがもどかしいほどのストーリー展開でした。
0投稿日: 2012.01.05
powered by ブクログ四面楚歌からスタートした赤松運送。道は少しずつ開けていきますが、まだまだ先は長そうです。こういう展開の小説自体はよくありますが、現実世界の企業を舞台にしたものであるだけに、社会人としては恐ろしくリアルに感じます。
0投稿日: 2012.01.03
powered by ブクログ大手自動車会社のリコール隠しの問題を骨太かつ繊細な心理描写で描いている。 ニュースで流れた事件の裏側がリアルに描かれ それぞれのキャラづくりもうまいと思う。 主人公の焦りや怒りにすんなり共感し、時々目頭が熱くなる。 エリート意識の強い大会社の上役のヤツらの根性の汚さよ! もちろん全員そういうわけはないが、 かなりの割合でこの手の人はいるんだろう。 名もない中小企業の社長が家族や写真を守るために 必死に頑張る姿は格好よかった。 スカッとした小説であった。
0投稿日: 2012.01.03
powered by ブクログ取引先の社長に薦められて・・。 前半、社長が従業員を引き留めるシーンの前後では、すごく考えさせられた。 自分って、出来てそうで、出来ていないことはやっぱりすごく多い。 最近は、家庭でも職場でも同様のことが多いので、ジーンとすると共に、人の気持ちを汲み取ることて難しいなあと思いました。
0投稿日: 2011.12.20
powered by ブクログこの本は2002年に起きた横浜母子3人死傷事件が題材。三菱自動車の車を買おうと思ったことすらないが、改めてひどい会社だなと感じた。現在のHPを見ても、リコール隠し(道路運送車両法違反)や業務上傷害致死罪で経営陣が逮捕・有罪確定された事実はどこにも記載されいない。コンプライアンスへの取り組みのなかに僅か2件の死亡事故が起こった日を「安全の誓いの日」と制定していると記載しているのみ。危機意識の希薄な企業だとつくづく思う。肝心の本の所感は、悪意に満ちた大企業に立ち向かう主人公を親子や職場の人間関係や心の交流を織り交ぜながら書いており、なかなか引き込まれる筆致であった。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログ「こんなことが許されていいのか!」タイヤ脱輪による死亡事故の原因は運送会社の整備不良か財閥自動車会社のリコール隠しの構造不良か。あるべき道を信じ、何度も瀬戸際まで追いつめられながらあきらめずに最後に勝利する。 山崎豊子「沈まぬ太陽」と同じで、特定企業を題材にすべてが事実で、社会正義のように書く手法は、フィクションと言おうが、綿密な取材であろうと、読者に現実の企業に思い込みを植えつけるため、感心しない。 とは言え、予定調和は分かっていながら、はらはらして落ち込んで応援して、勝利に涙ぐんでしまう。ちくしょう。
0投稿日: 2011.12.08
powered by ブクログ面白い。社長がいい人過ぎるのはちょっと気になるが、概ね良し。出来れば中小企業の社長は皆こうあって欲しい(笑) 後半が非常に楽しみ。
0投稿日: 2011.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
直木賞候補になっただけに、相当骨太な作品に仕上がっています。池井戸潤さんの作品は、大体善と悪のキャラがはっきりしているパターンが多く本作もそのまんまのキャラが登場します。それでもぐいぐいと読み手を引き込んで離さない展開は流石です。今回も最後には溜飲を下げる事が出来ました。
0投稿日: 2011.11.27
powered by ブクログ池井戸さんの作品は二冊目だけど、どちらも財閥系大企業に立ち向かう中心企業の経営者の話。 リコール隠蔽、社内不正と組織の腐敗。派閥人事。からの勧善懲悪。 読後の爽快感◎
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時にはネズミが巨大な虎を倒すこともありえるのだ。 赤松社長ひきいる運送会社がのトラックが、走行中に事故を起こし、歩行中の母子を死傷させてしまう。事故原因はタイヤ脱輪。 ホープ自動車は過失を否認し、タイヤ脱輪は運送会社の整備不良とされ、容疑がかかる。 経営はは急転直下。大口取引先は離れ、ベテラン社員が辞め、銀行から融資は断ち切られ、それどころかこれまでの融資額も返却を求められる。子供も学校でいじめられ、家族と社員が窮地にたたされる。奥田英朗の「最悪」のように、これでもかと災難がふりかかる。 しかし、赤松社長はあきらめない。自らの生活を守るため、わずかな手がかりからついに警察を動かし、財閥系企業のリコール隠しを白日の下にさらし、実の潔白を証明することに成功する。 ハッピーエンドは予想がついたけど、大企業のいけすかん奴らが成敗されていくのを見ると、やっぱりスカッと気分がいいし、涙も誘う。赤松社長は家族や社員の暖かさに支えられ、同様の被害にあった人にも巡り会って経済的に支えられたり、ホープ自動車のずさん体制を暴こうとする雑誌記者からネタをゆずってもらったりと、悲惨な状況下でも比較的ラッキーに恵まれている。小説ならではの都合のいい展開になっているが、この世には似たような話がいっぱいころがってるだろうし、赤松社長のようにうまくピンチを切り抜けることができず、家族心中なんていう最悪の結末を迎える人たちも少ないでしょう。やりきれないです。大企業だけが守られる、資本主義社会の落とし穴。
0投稿日: 2011.11.19
powered by ブクログそれでももがくビジネスマン 池井戸潤さんの作品で最初に読んだのが「空飛ぶタイヤ」だった。何より最初にテレビドラマを見て原作を読みたくなった。この本で面白いのは、登場人物たちがみなもがきにもがいている姿だ。既得権益の保持に走る自動車会社役員、社員にしても今信じていることを手放さないために悪戦苦闘している。運送会社の社長さん、内部告発をする自動車会社社員、不正融資を目の当たりにして懊悩する銀行社員も、自分の生活や出世と正義の狭間でもがいている。読んでいると同じ働くものとして共感し、同情し、反発する。自分の身に起こったら、とんでもなく困るけれど、でもとても身近なことに思える。この本以来池井戸潤さんの小説が病み付きになった。
1投稿日: 2011.11.19
powered by ブクログ最近のハマってます「池井戸潤」これのほかにバブル組シリーズ2巻読み終えたが、本当にどれも面白い。一気に読みたくなる。単なる企業内構想だけではなく、中小企業の社長業の苦悩も良く描かれていると思う。
0投稿日: 2011.11.17
powered by ブクログ最初から数ページ開いて、どんどん入り込みました! ホント面白かったです。 描写が分かりやすく、情景が思い浮かんで、感情移入しやすい小説でしたー
0投稿日: 2011.11.16
powered by ブクログMで起こったことをモチーフにして書かれているらしい小説。 本の厚さが気にならずに、一気に読めた。 出来過ぎ感は否めないけど・・・今のところ池井戸作品では一番好きです。
0投稿日: 2011.11.14
powered by ブクログ走行中のトレーラーのタイヤが脱輪して歩行者が死傷事故。車両メーカーからは、運送会社の整備不良が原因がという調査報告が出たものの納得できない運送会社の社長。 大企業が嘘をつくはずはないと思っている面々・・・警察、被害者、取引先、銀行、果ては子供の小学校PTA・・・・・・からの様々な仕打ちに、心が折れそうになりながらも闘うしかない。そんな中、週刊誌記者の取材で光明が現れる。 実際に起きた事故のリコール隠しそのものじゃん! と思ったんだが、あくまでフィクションなんだそうな。まさに「迫真」ものだな、こりゃ。 (2011/11/2)
1投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログ直木賞作家さんの池井戸さん、タイトルセンスと平積みが気になり初読み☆ 面白い~!!先が気になって一気読み! 登場人物がかなり多い中でがっつり世界に入れるのでいろんな立場になれて物語を感じれたのがすごくよかった! それにしても、なんだこのリアルな組織体制。 読んでく内に自分までもが「正義」とは「常識」とは何かと悩んできた。 自分がこんな立場だったらどうするだろうと、色んな立場になって考えてしまった。 答えが出ないままとりあえず下巻へ!
0投稿日: 2011.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
財閥系(三菱?)自動車会社の欠陥隠しのため、人身事故を起こしてしまった町の運送屋社長がさまざまな妨害にも負けず戦っていくストーリー。読後感もなかなかよかった。 あらすじは下巻に。
0投稿日: 2011.11.02
powered by ブクログ小さな運送会社、赤松運送のトラックが死亡事故を起こした。その事故はタイヤが外れ、飛んでいき、歩行者に当たったことによるものだった。 検査を行った製造元が出した原因は、運送会社の整備不良。そんな証拠はどこにもなかった。 一体何故そんなことが起きたのか?真実を知るため、自分の会社、社員を守るたも、赤松運送の社長は大手自動車会社に立ち向かう。
0投稿日: 2011.10.29
powered by ブクログ運送会社所有のトラックが脱輪事故を起こした。何トンというその脱輪したタイヤが不幸にも道を歩いていた女性に激突しその女性がなくなってしまうところから話は始まる。 何年か前にニュースで見た話に似てるなと本屋で手に取ったこの本ですが、リアリティにあふれ、小さな会社と大企業と呼ばれる財閥系の体制、そこで働く人々の思惑が交錯する。 事故を起こしてしまった赤松運送に整備不良の事実はなく、しかし世間からは冷たい視線、取引先の契約解除… 次々と重なる負の連鎖を断ち切るために社長の赤松は紛争し、事故の原因究明へと取り組み始める。 安全より会社のプライドを求める企業体制や、被害者家族の怒り、事故を起こしてしまった赤松運送の戸惑いがリアルに描かれていた。下巻の解決に赤松運送と被害者の心的な解決を応援しつつ。
0投稿日: 2011.10.28
powered by ブクログ配送中のトラックから外れたタイヤが、女性を殺してしまう事故が発生。 事故車両が所属する運送会社を経営する赤松、自動車会社の沢田、自動車会社から融資の依頼を受けた銀行の井沢、自動車会社のリコール隠しの暴露を目論む週刊誌記者の榎本。 それぞれを取り巻く環境が刻々と変わっていく様も面白いが、池井戸小説での見ものはやっぱりそれぞれの舞台で繰り広げられる心理戦。 下巻も楽しみ。
0投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2011.10 読了。 直木賞の「下町ロケット」が自身の今年一番のヒットだったので 同じ著者の作品「空飛ぶタイヤ」を読んでみることにした。 上下巻あるため読むのに少し時間がかかるが、内容は抜群だった。 大企業による組織ぐるみの隠蔽工作に立ち向かう中小企業社長の 姿に感動。フィクションであるが、ノンフィクションと思わせるリアリティ があった。特に、大企業特有の”社外を見ずに社内の政治的な動き に注力している”ところなどに共感した。 池井戸さん本の終わった後の爽快感は秀逸。 他の作品もどんどん読んでいきたいと思う。
0投稿日: 2011.10.24
powered by ブクログ面白い。これはかなり面白かった。 過去のトラックの脱輪事故をモデルにしたフィクションらしからぬリアルさ。 また、人間味あふれる主人公にどんどん引き込まれて、応援したくなるくらい感情移入しています。 ストーリー展開もスピード感がありとまらない。
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み始めて2ページで目が潤んでしまった。テーマとなった事件は知っているが、小説となってどのように展開するかもわからないのに・・・ 作者のうまさにはめられたかもしれない。しかし話の本筋に入る大企業ということを盾に過失を認めない会社に立ち向かう中小企業に社長。上巻は生き残りへの光も見えない展開だが、作風が読みやすく寸暇を惜しんでページをめくった。こんなに先を読みたくなった小説は久しぶりだ。
0投稿日: 2011.10.13
powered by ブクログ正直タイトルからは予想もできないほど熱中した。 町の中小企業VS大企業という構図自体は珍しくないが、臨場感はものすごく感じられる。 続きが楽しみである。
0投稿日: 2011.10.13
powered by ブクログ中小企業が大企業の横暴な振る舞いに翻弄されながら「馬鹿にするなよ、俺たちは負けない」という心意気。どんな境遇に陥っても、「正しいことは正しい」と胸を張って言える勇気。『下町ロケット』と相通じるところがあります。
0投稿日: 2011.10.13
powered by ブクログ評価で絶賛されていたので手にとってみました・・・。 2ページ目ですでに涙目な私。 続く第1章があまりにも重く完膚なきまでに絶望的なので、とても読み進められない・・・。 ・・・と、挫けそうになりながらも、2章突入。ぐいぐいと引き付けられてあっという間に読破! 八方塞りの赤松社長を救う手が現れる度に泣きそうになります。 特に社長と不良社員門田のやりとりは、一服の清涼剤。 じいや/執事的立場の宮代さんもホッとする存在です。 莫大な口止め料を提示され、心が揺さぶられるも、事故現場を訪れ、被害者のことを思い、戦う決心をする社長! 漢だ・・・! 「1億の補償金断っていいか」 「いいですとも!」 泣いた。
0投稿日: 2011.10.12
powered by ブクログどこまでがリアルか創作か。実名に近い会社名と実際の事件とのつながりがあればノンフィクションにも思える。ミステリー小説的なストーリーの積み上げ方は迫力満点。
1投稿日: 2011.10.12
powered by ブクログおもしろい・・・ ひきこまれる・・・ そして 組織の中で生きる者にとって 「正しい」とは どういうことなのか 深く考えさせられる・・・
0投稿日: 2011.10.05
powered by ブクログ「どんな組織だって誰かがいわなきゃ動かない。みんなが''自分ひとり頑張ったところで''っ諦めてるから動かないだけよ」 「五十年に届こうかという歴史は大変なもんですよ,社長。今回のハードルは高いですが,これで行き詰まったら''嘘''ですよ。乗り切れるはずです」 「自社に都合の悪いことは,隠蔽するのではなく,むしろ明らかにしていくことでしか顧客の信頼をつなぎとめることはできないのだ」 「会社が成り立っているのは,お客さんがあるからよね。あなたが暴こうとしている秘密がどんなものなのかは知らない。でも,それがお客さんにとってメリットがあることなら,それは明らかにすべきだと思う。もしそれで会社が倒産するようなことがあっても,そうするべきよ。それができない会社は,そのときは生き延びても,あとで必ず行き詰まる。一番大切な人に嘘をついちゃだめよ」 「将棋の駒には動き方のルールがある。会社にはそんなものはない。なにしろ相手は人間だ。…読みも大事かもしれないが,一番大事なのは,瞬間的な判断力じゃないのか」 「会社がヒトでできているのなら,会社が本当の終焉を迎えるのは,金がなくなったときでなく人がいなくなったときだ」 「経済的な問題に転じてしまえば生き方の問題が残る。だが,生きるためには金がいる」 「」
0投稿日: 2011.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これを読む前は悩んだ。 自分の身近にある内容とかなり重なるから。 でも、下町ロケットが面白すぎて 読んでみた。 ・・・正直、下町ロケットよりも評価は高い。 これが あの自動車メーカーを思い出すことがなければ ドラマ、映画、ひっぱりだこになりかねない原作になったと思う。 色々な意味で 自営業とは 大手会社に勤める会社員とは と 考えさせられる内容だった
0投稿日: 2011.09.26
powered by ブクログどんなに追い詰められても、 「人徳」のある人は、必ず報われる。 それを信じられる小説でした。
0投稿日: 2011.09.25
powered by ブクログ2011.9.21 池井戸さんを読むのは2作目になります。 この作品もまた素晴らしく面白い! 堅実に経営して来た運送会社に突然起きた死亡事故。 その原因を究明するため奮闘する者、隠す為に必死になる者。 章ごとに目線が変わるので、どんどん引き込まれていきます。 大企業の体質に憤りを覚えると共に、赤松社長頑張れ!と心から応援してしまいます。 まだ上巻。 赤松社長の苦しみがまだ続くのかと思うと、わたしまで胃が痛くなりそうです。
0投稿日: 2011.09.21
powered by ブクログ涙。そして爽快。 自分は心に正直に生きているか、 過ちを認める勇気はあるか、 それを教訓にして生きているか、 他の人のせい、他の人をアテにしていないか、 働くとは何か、愛する人を信じ抜くことができるか、 大事な人を守るとはどういうことか、 大事な人が過ちを犯した時どうすることが愛情なのか、 奇麗ごとだけで、本当に生きていけないのか、 生きていくために涙を飲まなければいけないのか、 涙を飲むことを、意識しているか、葛藤しているか… 多くのことがいっぱいつまってる。 正しいことってなんだろう。 大人になると、正しいことができると思っていた。 そうすることが難しい時が多いことを 大人になって思うことが多い。 でも、その時に闘ってみたか、 同じことを二度としないと思うか、 それだけで大きく違う。 素直に生きることは難しい。そして厳しい。 だけど、そう生きたいと思わされた。
0投稿日: 2011.09.08
powered by ブクログ自動車会社のリコール隠しと戦う運送会社の社長さんを中心に、企業の権力闘争を描く作品。一日で一気に上下巻を読んでしまいました。ここに描かれている程、内向きで高慢な企業って逆に本当にあるの?と思ってしまうほど酷いですが、まあレベルは違えど組織には必ずある気もします。
0投稿日: 2011.09.04
powered by ブクログ『これ、面白いから。』と、社長からお借りした本。 『先日お借りしたものも、これから読むのですが・・・』というと、 『こっちから、読んでください。』とのこと。 内容を知らずに読み始めましたが、すぐに三菱リコール隠しの件がベースになっていると気づきました。 2000年に発覚した三菱自動車工業の乗用車部門とトラック・バス部門(通称三菱ふそう、現在の三菱ふそうトラック・バス)による大規模なリコール隠しの後にその後、トラック・バス部門の更なるリコール隠しが2004年に発覚。 そのきっかけとなった2002年の横浜の親子致死傷事故がベースになった事件からはじまり、どんどん引き込まれました。
0投稿日: 2011.08.28
powered by ブクログ企業小説好きにはたまらない面白さ! かなり分量が多かったが、それを感じさせない位一気に読ませてしまう。 大企業に勤めたことがある者なら感じたことがあるであろう社内政治のあくどさに憤りを感じながら、最終的にはそれらが痛めつけられるので、スッキリ。仕事で感じるストレスが発散された気分。
0投稿日: 2011.08.28
powered by ブクログ(上下巻合わせてのレビューです。) 三菱自動車のリコール隠しが元ネタのフィクション。 フィクションだけれども、どこまでもリアル。 登場人物の考えていること・感情がよく表現されている。 この本は是非、三菱自動車で働く人たちに読んでもらいたい。 三菱は諸悪の根源のように書かれていて、 なかなか読むのがためらわれるかもしれない。 それでも、リコール隠しによって、 苦しんだ人たちのことを切実に知るためには、 ときには毒薬も必要かと。 この本を読んで感じたのは、 「嘘をつけばもう後には戻れない」ってこと。 決して嘘をつくことを否定はしないけれど、 つく場合はそれ相応の覚悟を持ってつかないといけないということ。 特に企業の不正については、正直が一番かな。 自分が可愛いのは皆同じだから、難しい選択ではあるけれど。。 あっという間に読んでしまいました。 ★4.5個って感じ。
3投稿日: 2011.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大企業のリコール隠しに立ち向かう中小企業。 あまりの理不尽さにこっちまで頭がクラクラしてくる。下巻が楽しみデス。赤松社長は社長としても人間としても尊敬できます(^-^)/
0投稿日: 2011.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中までは、結果が分かってるから理不尽過ぎてイラーっとするけど、どんどん読み進む。 登場人物が多くて、ちょっと混乱するけど、それぞれの立場から話を考えられておもしろかった。 赤松の携帯に、門田に子供が生まれたと知らせる電話がかかってくる。
0投稿日: 2011.08.15
powered by ブクログ直木賞を取った池井戸さんの作品。大企業のリコール隠しに、中小企業の社長が戦いを挑むお話。 何度もピンチに陥る社長。その社長の怒りに、読んでいるこちらも思わず感情移入してしまいます。 下巻でどんな展開になるのか楽しみ。一気読みの予感。
0投稿日: 2011.08.14
powered by ブクログトラックの整備不良か構造欠陥かの話。ホープを三菱に変えればそのまんまだな。でもいろんな人間を巻き込んだ話で面白い。かつ、企業を知ってる書き口がリアリティーがあってなおよい。
0投稿日: 2011.08.14
powered by ブクログこの著者よく棚積みされているけど、ずっと井戸田潤だと思って買っていなかった。(笑) 何年前になるのかリコール問題と腐った大企業の権力闘争が話の軸。確かにタイヤが外れて大事故になった事件があった記憶がある。 上下巻に分かれるほどのストーリーなのかわからない。 最後の数枚で、正直「まだ1/2あるの?」って思った。 まだ下巻は注文もしていない。 今度本屋によったら買おうと思うけど。
0投稿日: 2011.08.10
powered by ブクログ一気に読んでしまったので早く下巻を読みたい。文句無しで星5つ。組織の論理には辟易するけど、粘り強く最後まで諦めない主人公にはエールを送りたくなる。
0投稿日: 2011.08.08
powered by ブクログ「下町ロケット」が面白かったので、以前の作品も読んでみることに。 中だるみが一切ないまま、次へ次へと頁をめくりたくなる。間違いなく面白い。下巻に続く。
0投稿日: 2011.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かつての三菱自工のリコール隠蔽が下地にある本書を読んでたものだから、今日(8/4)の朝刊でスクープされた「日立・三菱重工の経営統合」のニュースのなんとまぁタイムリーな(驚) 「下町ロケット」より文量的にも重厚で、泥臭いのは旧態依然の財閥系企業グループに町の運送屋が闘いを挑む構図からも止むをえないのかもしれないけど、もう少しスケール感があってもいいのに惜しい気もする。山崎豊子的な歴史観も踏まえて描けたらなとも思いながら読み進んだ。 TVドラマ化された時の番組サイト上の作者インタビューで、登場人物の企業人としての一面でなく、プライベートもあり家庭もありという点も描きたかった、というような主旨のコメントもあるので、たぶん、この作者は、今後も、そうした市井の人の立場で企業小説、経済小説を書いていくんだろうな(「下町~」も、まさに同じ目線の高さだったし)。 登場人物では、ホープ自動車の沢田の奥さんの存在が良かった。
0投稿日: 2011.08.04
powered by ブクログ以前ニュースになった、自動車の欠陥で事故になった事件を元に、それを暴いて行く中小の運送会社を描いた作品。 久々に一気に読んだ。 作品にパワーが有るし、問題提起、優しい解決策、人間評価どれをとっても好感が持てる。
0投稿日: 2011.08.01
powered by ブクログタイヤの脱輪事故により一人の女性が死んでしまう。 その責任をめぐって製造元の大手自動車メーカーと車の使用者である中小企業の運送会社との戦いが描かれている。 大手自動車メーカー側の社員達は、まるで自分が偉いかの如く振舞い中小零細企業を蔑む姿は人間らしさを失っているようで恐ろしい。現実社会でも似たような部分はある事がなお恐ろしい。
0投稿日: 2011.07.27
powered by ブクログ立場のそれぞれ異なる登場人物と一緒になって、思惑や言動に喜んだり腹を立てたり呆れたり…そんなことをしているうちに、すぐ読んでしまえた作品。下巻が気になる!
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
WOWOWで放送されたドラマを見てからの原作読了。 ドラマが素晴らしすぎたので、 原作を読んでの感動・驚きという意味では ちょっと薄いといえば薄かったけど、 それでもいい作品だった。
0投稿日: 2011.05.03
powered by ブクログちょっとした縁があって読み始めた本。 出だしから泣きそうになってしまう場面あり。 感想は下巻を読み終わってからまとめて書きます。
0投稿日: 2011.04.21
powered by ブクログ三菱自動車のリコール隠しをモチーフにした小説。リコール隠しを知った大企業の一社員の苦悩(とそれも社内闘争の武器にする逞しさ)と自社のトラックが起こした事故で無辜の人を殺してしまった中小企業の社長の大企業との戦いが描かれる。 主人公の赤木さんのキャラクターが実にいい感じで、正直だけが取り柄の会社という表現がびったり。 下巻はホープ自動車と赤木運輸の争いも激化するんだろうけど、楽しみ。
0投稿日: 2011.02.26
powered by ブクログ中小規模の運送会社がタイヤ脱輪による死亡事故を起こす 被害者遺族、警察捜査、世論では整備不良で処理されそうな中 運送会社の内部調査では整備状況は万全であることが判明 さらには同様の事故が過去いくつかもみ消されていた証跡が… 財閥系自動車メーカーのリコール隠しを軸に展開 被疑者運送会社社長が財閥という大きな山に対峙する様 隠蔽体質の組織から生まれる微かな正義、内部告発 マスコミを味方につける「運」を持ち合わせているのか… ここまでが上巻、財閥系銀行出身の著者が描く組織の力学 が妙にリアルで相変わらず面白い
0投稿日: 2011.01.25
powered by ブクログ三菱自動車のリコール隠し事件を模した作品で、事件の事実と事実の間をフィクションで繋いでいくような構成になっています。一度読み始めたら、一気に下巻まで読み進めてしまうこと間違いなしの力作。僕はこれを読んで「一生、三菱の車には乗るまい」と心に誓いました…。
0投稿日: 2011.01.22
powered by ブクログ読んだ人の話を聞いてから、ずっと興味のあった一冊。 実際にあった大手自動車会社のリコール隠しを題材に描かれた作品で、とても臨場感がありました。 赤松運送が主体となってるシーンでは、ドキドキしたり、不安になったり。。 ホープ自動車&銀行が主体になってるシーンでは、「なんだ!この人たち」となったり。 まだ上巻なのに、門田の陰での真面目さや、はるな銀行の進藤さんにホロリとさせられる。 ホープグループのエンブレムとか、はるな銀行の感じとか、実際にはどこかがわかりやすい描写になってて面白かった。
0投稿日: 2011.01.19
powered by ブクログこれは面白い。誰もがご記憶のあの事件を題材に、エンタメ小説としても面白いし、企業内政治を知る本としても最高。人命事故をも餌に社内政治を繰り広げる、きっと頭脳優秀に違いない社員たち。これでもかってくらい困難が降りかかるのに、ギリギリのところで希望を捨てず、立ち向かう中小企業の二代目社長。サラリーマンはもちろん、その奥様・子供なんかの家族にも是非読んで欲しい本。一気読み必至。
0投稿日: 2011.01.06
powered by ブクログ大企業の不正VS中小企業の社長 お正月に読みました。上下巻あり読み応えがありました。社会人になってから読むと、この中に出てくる話の節々に現実と同じ部分があることを感じました。作者の人物描写がとてもよくできていて、自分は作中のなかで誰にあたるのか、考えながら読みました。 自分は真剣に仕事に取り組んでるのだろうかと考えさせられた一冊でした。
0投稿日: 2011.01.03
powered by ブクログ人の命って何だろう、大企業って何だろうと考えられずにはいられない作品。 病んでいる大企業グループとか、舞台設定がうちの近所だったりとか、なんか身近に感じてしまう本でした。 人ごとだと思って読めなかった。。。
0投稿日: 2010.12.30
powered by ブクログタイヤ脱輪事故を発端に,リコール隠しの疑惑が。 運送会社社長と自動車メーカと財閥系企業グループとの闘い。 とにかく人がすごく上手く書けてて,入り込める。 小さい運送会社と大企業の圧倒的な権力差で足掻く社長の必死さと真面目さとタフな精神力に対して,大企業へあぐらをかいた社員のぬるま湯体質の対比がすごい。 もちろんその体質に反発する社員や銀行員も存在していて,そういった力が大きな逆転につながるわけだけど,それすら社長の孤独な戦いの前ではまだ甘くて,社長の信念にひっぱられて一気読みした。
0投稿日: 2010.12.04
powered by ブクログ最初の数ページで主人公である赤松のキャラクターを見事に描ききっている。そのため、それ以降の災難やそこから派生してくる数々の出来事に人ごとじゃなく入り込めた。キャラクター作りがとてもうまいと感じた。不祥事をもみ消そうとする大企業対それに巻き込まれた零細運送会社、その構図はありがちなだけにいかにリアリティをもたせるかにかかっているが、成功している。
0投稿日: 2010.10.29
powered by ブクログ人物描写がすごく上手い!運送会社の社長の赤松はとにかく応援したくなるし、自動車会社の沢田の立ち回りもリアルです。 さらに自動車会社の対応を冷静に静観する銀行側の目線が加わることで、この本のリアリティーが増したように思います。会社と銀行の関係についても考えさせられました。
0投稿日: 2010.10.22
powered by ブクログ2009年に読んだ本のなかで、文句なしにNo1の本でした。それまでにこの人の本を一冊(株価暴落)を読んだのですが、たいして面白さを感じませんでした。でも、この本が映画化されるということを知って、もう一度だけこの著者の本を読んでみようと思って読んだのですが、読み始めたら止まりません。途中、このくらいでそろそろ・・・というこちらの予測をことこどく覆し、決して内容に妥協しない、徹底的に追求する著者の意気込みが伝わってきました。他の著者でリコール関係の小説を読みましたが、比較にならないリアルでした。現時点の著者の最高傑作だと思っています。
0投稿日: 2010.10.17
powered by ブクログ上下巻とも一気に読了。非常に清々しい読後感。会社という組織の論理とその中で生きるサラリーマンの苦悩など、細かいディティールのもと描かれていて引き込まれる。 下手すると、主人公赤松の子供の話とかは余分な話になりがちだけど、上手くストーリーの中の一要素として描かれていて、それも良かった。 全体として非常に面白かった。
0投稿日: 2010.09.15
powered by ブクログ先ず、とにかく赤松社長の人物像が良い!決して頭脳明晰ではないし弁が立つ訳でもなく、単に素朴な中小企業の2代目社長として描かれているが、その愚直さや熱さに人間臭さを感じさせる。物語はまだ前半にも関わらず、それぞれの立場での思惑が絡み合った起伏に富んだ展開で実に絶妙!赤松社長を応援しつつ下巻へ!!
0投稿日: 2010.09.09
powered by ブクログおおっ、と唸る程おもしろかった。事故をめぐり、銀行、運送会社、自動車メーカー、被害者、警察など、フィクションとは思えないくらい精緻な群像劇。
0投稿日: 2010.07.19
powered by ブクログ現実におきた事故をモチーフにしているが、 内容はそこから始まる企業対個人の戦い! 負けるなぁ~と熱く最後まで一気に読めてしまう。 正義は勝つ!んだ。
0投稿日: 2010.07.12
powered by ブクログ有名企業のエリートサラリーマンはこんなにも腐りきっているのか!!と憤りを感じてしまうほどの人物描写は圧巻でした。一気読みしてしまいました。
0投稿日: 2010.06.09
powered by ブクログ上巻を読了した段階では「面白い小説」との形容は相応しくないんじゃないかと危惧したが、全て読み終えた時点ではハッキリと言い切れる。「実に面白い小説で、ややもすれば10年に1つクラスの傑作だ」と。この作品を『勧善懲悪』だと考える読者も少なくないようだが、それはきっと違う。ホープ自動車の組織は確かに腐敗しきっているものの、狩野も沢田も三浦も、典型的な日本のサラリーマン像なのだから。残念ながら現実の社会は青臭い綺麗事ばかりではない。それを理解して読むかそうでないかで、この作品の深みは断然変わってくる気がしてならない。
0投稿日: 2010.05.18
powered by ブクログ以前から皆さんの評判をみて、かなりの期待感を持って読み始めた。上巻ではさすがの完成度で感心するものの、期待を超えるまではには至らなかった。池井戸氏の本を随分読んできたので、集大成的なものは感じる。大企業と中小企業、マスコミ、警察、そして得意の銀行の視点。警察の視点はさすがにちょっと甘いような気もするが、銀行の視点・企業の視点はそれぞれのいやらしさ、苦悩がリアルに書かれていると思う。下巻の盛り上がり次第で傑作になるかどうか。。[BOOKデータベースより] 走行中のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃した。ホープ自動車が出した「運送会社の整備不良」の結論に納得できない運送会社社長の赤松徳郎。真相を追及する赤松の前を塞ぐ大企業の論理。家族も周囲から孤立し、会社の経営も危機的状況下、絶望しかけた赤松に記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。
0投稿日: 2010.03.30
powered by ブクログ中小運送会社が起こした死亡事故が契機となり明るみになる、財閥系自動車会社のリコール隠し。 大企業の自己保身的な対応とそれに翻弄される事故当事者の対立構造。これを踏まえて織り成す人間模様が読者を引き付けて離さないのではないでしょうか。 また、登場人物の一人ひとりが実はどこかで自分自身の一面の映し鏡になっているような気もします。だれもが主人公の赤松のような振る舞いは理想としつつもやはり自分の置かれた立場が沢田であったり小牧であったりする場合もあり、その時果たして内部告発が自分には人生・キャリアを賭してできるか・・・。 難しい問いをつい自分に問いかけてしまいます。
0投稿日: 2010.01.11
powered by ブクログヒーローのいない群像劇とはうまく言ったものだと思いました。 企業にとってコンプライアンスは諸刃の剣か。
0投稿日: 2009.12.28
powered by ブクログ久しぶりに表紙&タイトル買いして、初めて読んだ池井戸潤の本。某自動車会社のリコール隠しに関わる人びとの群像劇。こういう実際にあった事件をモチーフに描かれた小説は色々あるけど、それぞれの立場の人がそれぞれきちんと描かれていて、主人公だけが目立つとか善と悪がくっきりというより、1つの事件に対して多くの人の立場と多くの人の目で描かれているのがとても良い。
0投稿日: 2009.10.10
powered by ブクログ社会のアレコレがぎゅっと詰まってる。 一つの事件をきっかけに、 町の運送屋、その取引先の中小企業、大手自動車会社、そのグループ銀行などなど働くおとながごっそりと。 それぞれが、それぞれの行動理念に従って動く動く! 読み応えかなりあり。 赤松社長の働き振りから、「ああ、会社の原点ってこうゆうことなんだな」 って改めて考えた。
0投稿日: 2009.10.09
powered by ブクログ財閥系企業のたちの悪さがよくわかる本。 本書のモデルになったのはレッドダイヤモンドを掲げるあのグループですが、その体質をよく描いています。
0投稿日: 2009.10.04
powered by ブクログ出版された時、随分話題になりました。今回文庫落ちしたので購入。 本当に一気読みでした。普段は余り家では本を読まないのですが、家内が「よっぽど面白いんだね」と言うくらい、かじりついていました。 善人が居て、悪人が居て、どうしようもない奴が居て。最後には苦労を重ねた善人が勝利を勝ち取る。そうしたストーリーそのものの面白さ以外には特筆すべきものは無い様に思います。しかし、これぞエンターテインメント小説(内容的には重いですが)です。
0投稿日: 2009.09.29
powered by ブクログ下巻も残りわずかだけど、もったいないので明日の楽しみに残すことにして、ここまでの感想。お話を楽しめるかどうかの基準として、僕はリアリティがとても大切だと思っている。そのリアリティという意味でホープつまり三菱系の企業群の描かれ方のリアリティがとても良かった。リアル=本当ではなくてリアリティという意味だけど、大手町の某ホープ系企業を知っているいるだけに、たまらなく面白い。久しぶりに一気読み。
0投稿日: 2009.09.24
