
総合評価
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powered by ブクログもうとにかく怖い。ホラー。エログロ。 こんなの書いていいんか???というくらいの徹底ぶりを感じる…凄かった…。 まさか屍姦ネタと両腕欠損愛好が出ると思わないじゃないですか…。
0投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログ普通、ではない人達の愛情のお話 怖さもあり、切なさもあり 「わたしはフランセス」が好き なんとなく、文庫じゃなくてハードカバーで読めて良かった っておもいました、なんとなく
0投稿日: 2020.01.04
powered by ブクログホラーテイストな短編小説。 ちょうどSimon & GarfunkelのApril Come She Willを聴いていたのもあり、レイニーエレーンが好き。 「ヤスラカニネムレ、ワスレナイ」からの「君が好きだった」でグッときた。
1投稿日: 2019.11.17
powered by ブクログ少しグロくて少しホラーでファンタジーな短編集。たぶん同じ設定で同じようなストーリーを経ても、ラストが違う方向に転べば好きな人はたくさんいるのだと思います。でもこれ、好きだ!と言い切ると人格を疑われそうなラストが並んでいます。印象深かったのは一番最初だからか衝撃が大きかった「死体写真師」とラストシーンに心のおさまりがつかずしばらく放心した「レイニー・エレーン」。好みは「私はフランセス」と「アタシの、いちばん、ほしいもの」。誰にでもすすめられるものではありませんが、私はこのダークな世界観がかなり好きです。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙が違う。。。 女性が片手を伸ばしているイラストだったのだが、該当なし。 なかなかぶっ飛んだ題材を扱っているのに、 さらりさらりと表現してしまうのが毎回凄い。 性的な関係も絡むので、中高生にお薦めできるのと出来ないのがあるが。。 3作目は読んで欲しい。 『死体写真師』 →写真師の動機は何なのだろう。。あくまでも、その後のシステムは商売人である葬儀社の思惑から来ているのだろうし。 『レイニー・エレーン』 →これまた、主人公は何故にそういった行為に走ったのか。。。本当、子供がいる人はそちらを優先して欲しいと思うのは綺麗ごとなのだろうか。。 『アタシの、いちばん、ほしいもの』 →欲しいものは何なのだろう、というのにナルホドな、という答え。 言葉が足りない時、逆に説明しすぎてしまう時、何となく、そうなってしまった時の心情。 もやもやする思春期の感情をこうも的確に表現できるとは。。。 読み終えた時、一番苦しくなる作品。 『私はフランセス』 →マイノリティであることを理解しながら生きるのは辛い。。こんな長文の手紙をもらったら読みきれないが、本当、作家さんの力は凄い。 『いつか、静かの海に』 →どうなるのだろう、という展開に対し静かな結末。 けれど、これからどう転ぶかは分からない。。
0投稿日: 2017.12.27
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2004年から2005年にかけて雑誌『ミステリーズ!』に発表された短編5編からなる短編集。 5編のうち1編はネクロフィリア(死体性愛)、もう1編はアクロトモフィリア(四肢欠損性愛)、更にもう1編は アポテムノフィリア(身体欠損性愛)、というなかなかド変態な内容ですが、朱川湊人氏の筆にかかると、ダークなファンタジーになります。 5編のうちもう2編は幽霊もので、変態性はありません。 5編に共通してバッド・エンディングですが、イヤーな感じのするエンディングではなく、切なくホロ苦く哀しい、という感じです。 この感じ、何かに似ていると考えると、解説の中の「特撮」というキーワードから、市川森一脚本に思い当たりました。 刑事ドラマや特撮ヒーローもので、何とも言えない苦ーい結末を迎えることもある市川森一脚本回。変態性は別にして、後味はこの作品集と共通する気がします。 そういう意味では、自分の世代には、これもノスタルジー作品集といえます。。
0投稿日: 2017.09.22
powered by ブクログ題名から勝手に恋愛モノと思い込んだ自分に苦笑い。ある意味間違ってはいないが真っ当でもない。 「アタシの、いちばん、ほしいもの」の真っ暗さに言葉を失い、「私はフランセス」の行きつくとこまで行っちまった幸福感は清々しさ通り越して冷え冷え。どの短編も気味悪さとおぞましさが混ざり合いジワジワ広がっていく。 心を捉われた人間のダークな隙間に赤々と燻る狂おしい想い。それが放つ毒気は風邪で弱っていた身には少々キツかった。嫌いじゃないんだけどな~。読み時を誤る。
0投稿日: 2017.03.21
powered by ブクログ本作品はネクロフィリアやアポテムノフィリアという病的なテーマを扱っているので嫌悪感を覚える読者もいるだろう。相変わらずネタもバラエティーに富んで読ませる力もあるので、やっぱりこの人の短編集はハズレが無い。物語途中から急に気色悪くなる展開の斬れ味は流石。この展開の落差が病みつきになる。泣かせどこなど1片も無くグロい話なんだけど、どこか美しくさせるのも朱川湊人の筆力と人柄であろう(笑)。歪みきった愛や性癖のおぞましさを切なく感じた心の余韻は今もざらついている。
1投稿日: 2016.04.16
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朱川湊人がノスタルジー色を抑えて、ホラーと幻想を押しだしたら、こういう短編を書くのだなぁ、とある意味感心した1冊。古き良き郷愁を存分に味わいたい人にとっては、この本は外れなんだろうな。実際評価も割れているようである。 俺は、これはこれでアリだと思う。こういうのが読みたくない気分の日もあるんだけど、そうじゃない日は妖艶に耽溺したいタイミングもある。(俺的に)ちょっと歪んだ性癖を、リアル体験する趣味はないし勇気もないが、怖いもの見たさって野次馬根性はある。その欲求を程度の低い媒体で満たそうとすると悪酔いしてしまいがち。気分が悪くなる程度なら自業自得と納得もできるが、酔いが行動に出そうになると…非常に怖い。 この本では、そんな低い次元の酔い方せずに「こういう世界もあるんだなぁ」的に、野次馬根性を満足させられた。もっとも嵌まってしまって行動に出ると、それが悪酔いじゃないだけに一層ヤバいことになるんだろうけど…。 余談:収録作品「アタシの、いちばん、ほしいもの」が映画化されている。その映画の監督さんが「ウルトラマンメビウス」の監督だったらしく、メビウスの脚本を数本書いた「朱川湊人」作品を是非映画化したい、というとこから話が進展したらしい。 映画はどっちでも良いが、朱川脚本のメビウス、これは観てみたいぞ。
0投稿日: 2016.01.16一線を越えた人の行為は本当に恐ろしい
本当に怖いのは霊魂ではなく、理性のたがが外れた恨み辛み妬み嫉み欲を抱えた人。 だけど、個人的には優しく無償の奉仕を行えるのもまた人だと思うのでいちばん怖いのは人と結論付けることはしたくはないかな。
1投稿日: 2015.10.22
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本当に怖いのは霊魂ではなく、理性のたがが外れた恨み辛み妬み嫉み欲を抱えた人。一線を越えた人の行為は本当に恐ろしい。だけど、個人的には優しく無償の奉仕を行えるのもまた人だと思うのでいちばん怖いのは人と結論付けることはしたくはないかな。
0投稿日: 2015.08.27複雑な想い
朱川作品は、大きく人情系とミステリー、怪奇系に分かれると思いますが、この作品集は表紙からは想像できない方に進むという形で・・ 怪奇系なのかな。大切に思う気持ちがあらぬ方向に進んでしまう刹那。いつもながらあっと驚く結末を用意してしまわれるあたり、あっぱ れです。でもどうしてこっちに行っちゃうのかなと悲しくなる結末が多いです。読み応えは十分。ただ決して人情系の朱川作品ではないの で、一冊読み終えるのには覚悟が必要ですよ。
2投稿日: 2014.08.12ひねりの効いた短編集
空いた時間に少しずつ読むのにイイな〜♪ という感じの短編集です^^ 表紙がほんわかだったので、 極甘ラブストーリーかと思いきや、 中身はどちらかというとミステリー系。 (スリル的な)ドキドキが苦手な人は、 ちょっとばかり注意ですね。(笑) 「世にも奇妙な物語」みたいなのが好きなので、 けっこう楽しめました^^
1投稿日: 2014.06.12ガツンときます
人間のサガ,罪深さをまざまざと見せつけられます.第1話の「死体写真館」から衝撃を受けること間違いなし.「なんだよ,それはないだろう!」と思わず叫びたくなる人もいるかも.心が弱っているときには決して読まない方が良いです. でも,作者の力量は確かで,まさにガツンとくる話がそろっています. 私はさっそくこの作者の他の作品を何冊かキープリストに入れました.最後まで読み通す強い意志があればおすすめです. でも,この表紙も話を読んでからみると複雑な気持ちです.
1投稿日: 2014.06.10
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オビに直木賞作家の新機軸と書いてある。 確かに朱川湊人らしさもありつつ、よりえぐさが新鮮味はあるのかも。ちょっと乙一っぽい? こういうのばっかり読むと心に潤いのクリームを塗りたくなる。 人間の欲望を赤裸々にえがくって、こっちも精神強靭な時によまないとなー
0投稿日: 2014.03.10
powered by ブクログ私は図書館からハードカバーのほうを借りて読んだんだけど、文庫のこの表紙。この雰囲気期待して買ったらえらい目にあうこと必死。 切ない愛の話が詰まった短編集であることは否定できないけど、ものすごく私の好きなタイプの話ばかりだったけど、たぶん他の比較的売れている朱川作品になじんだ人が読んだら驚くのではないだろうか。 あけすけに書いてしまうと異常性癖故の孤独感や切なさみたいなものに焦点を当てていたり、ホラーめいていたりと、正統的なゴシック要素に彩られた作品ばかりだから。逆に「水銀虫」とか「都市伝説セピア」から辿ってきた人には大満足なはず。 「レイニー・エレーン」は他の作家も書いている東電OL事件がモチーフ。主人公が小説家志望で、朱川さんが慶応卒だから他の作家の東電OLものに比べてフィクション要素が多いものの、どきどき感が強かった。 「私はフランセス」が一番好きでした。
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログたまに読むには、こういうダークというかグロというか、倒錯的なのもよいかな、と思う。 現実感がないので、ドロドロ人間劇より疲れない。
0投稿日: 2014.02.05
powered by ブクログストーリーはグロテスクだったり オドロオドロしかったり怖かったり だけど、全然怖くないし気持ち悪くもなく 人間の業の悲しさが漂ってくる短編ばかりで 読み終わると、なんだかホッとする 朱川さんの小説は、他の小説では味わえない 独特の世界を味わえるのです
0投稿日: 2013.12.21
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黒朱川作品。 様々な愛を描いた5編の短編集。 どのお話も人の業の深さや狂気を、恥美的でおぞましく描いています。 「死体写真師」の救いのなさと偏執、「私はフランセス」のどこか美しさすら感じさせる妄執、「いつか、静かの海に」のおぞましさが特に好みでした。 後味も悪いので好みは分かれるとは思いますが、個人的には好みの作品です。 ぞくぞくするような歪んだ愛の世界に惹き込まれます。
0投稿日: 2013.05.28
powered by ブクログ読んだような気もしつつ図書館から借りてくる。 読み始めて 「あぁ」 と思い出す。 不気味な短編集だったことを。 どの登場人物も人間(同性だったり異性だったり)に対して通常とは異なる、またこだわりのありすぎる欲望を持っているようで、それがこのような奇妙な行動をとらせてしまうのだろう。 お互いが納得してのことなら、こんな関係もありなのか。
0投稿日: 2013.02.02
powered by ブクログ死体写真師 / 初出 ミステリーズ! vol.5 JUNE 2004 レイニー・エレーン / 初出 ミステリーズ! vol.6 AUGUST 2004 アタシの、いちばん、ほしいもの / 初出 ミステリーズ! extra NOVEMBER 2004 私はフランセス / 初出 ミステリーズ! vol.10 APRIL 2005, vol.11 JUNE 2005 いつか、静かの海に / 初出 ミステリーズ! vol.13 OCTOBER 2005 (「イツカ、静カノ海ニ」 改題) 解説 「無礼講的朱川湊人論」 (明神ちさと) 『赤々煉恋 』 2006.7 東京創元社刊 文庫化 カバーイラスト 北沢平祐orPCP カバーデザイン 水野哲也 印刷 暁印刷 製本 本間製本
0投稿日: 2012.09.16
powered by ブクログ貸してくれた人曰く、「背筋が寒くなる怖い話だけどいいの?」 「おお、面白そう。」と読んだが、背筋が寒くて怖かった。
0投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログちょっと特殊な世界を描いた短編集。光景はおそらく不気味なはずなのに、叙情的で…気がつくと引き込まれていた。「アタシの、いちばん、ほしいもの」が一番好き。伏線のすごさには驚き読み返したほど!
0投稿日: 2012.04.02
powered by ブクログ22歳、若く美しいまま亡くなった妹の思い出を残したいと、遺体の撮影をカメラマンに託したら…。 ネクロフィリアやアクロトモフィリア、全く共感はできないが朱川氏の描き方が美しいので引き込まれてしまう。 こうやって読むと東電OLをモチーフにした作品は相当数あって、いかに作家魂を刺激する事件だったのかが伺える。 個人的には、私はフランセス と いつか、静かの海に が好き。 どこか乙一っぽいホラー。
0投稿日: 2012.03.25
powered by ブクログうますぎ。ぞわぞわっと薄気味悪くなるのが、官能めいてすらいてたまらない。文体のしんしんとした静けさがまたいい。 …わたしはホラーだとは思わないんだよねえこれ。乱歩をホラーだとは思わないように。
1投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
単行本で読了。 朱川さんの本は『かたみ歌』『都市伝説セピア』を読んでどちらもツボだったので読んでみたのだけど…。 んー。 恐ろしくも切ない感じの話は好きなのだけど、こうもちょっと異常な愛には苦手。 ホラーの中でも変態方面のそれは興味をひかれるものの、実際読んだあとはおなかいっぱい胸一杯。 それでも途中で投げ出させずに読ませてしまうのは、朱川さんの文章や話がうまいのもあるのだけど、どこか登場人物達の心に惹かれてしまう、許してしまう部分があるからなのだろうな。 ただ、二回目は読まないかも…。 唯一の救いは最後の『いつか、静かの海で』で最後に主人公がとった行動。 今までの登場人物達が全て最終的に戻れない一線を越えてしまったのに対して、踏みとどまった主人公にほっと息を吐いた。
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ私たちは、魂で繋がっています。 (死体写真師/レイニー・エレーン/アタシの、いちばん、ほしいもの/私はフランセス/いつか、静かの海に)
0投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログ創元推理文庫だけど推理ものではなく、連作集とあるけど連作という感じでもなく。でも、幻想的できれいな結構好きな雰囲気の作品でした。朱川さんは初だったのですが、解説によるとこの作品は「らしくない」みたい。とりあえず他の作品も読んでみたい。
1投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログおぞましさが際立っていて、ホラーっぽい不気味さが強い。そこらへんが、あんまり朱川さんぽくないなと感じたりする。 恋と執着と狂気、それがどこかで区切られるわけではなく、グラデーションのように延長線上に並んでいる。 それぞれの物語に、嫌悪感を感じてしまうのは、それぞれの登場人物がかけ離れた存在ではなく、自分たちの延長線上に位置していることを否応なく意識させられてしまうから。それがリアリティということか。 『アタシの、いちばん、ほしいもの』がいちばん朱川さんらしくて好きかな。
0投稿日: 2011.11.09
powered by ブクログはじめての朱川湊人! タイトルのつけ方がうまい人だなーと。 「レイニー・エレーン」 も好きだったけど「私はフランセス」が特に良いなあ! 最初に戻って読み直すと「おお」となりますっっ
0投稿日: 2011.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初・朱川湊人。 結構好きな短編集でした。 エロで話のオチがあり、結構変態。すき。 「死体写真師」ラスト主人公が婚約者を好きなのは納得行かないな。女なのに。 「レイニー・エレーナ」この主婦ちゃんが結構好きである。 「わたしの、いちばん、欲しいもの」ポジティブだった主人公が後ろ向きに……。虫男気持ち悪い……! 「私はフランソワ」綾辻の眼球綺譚(懐かしい)が好きならきゅんきゅんする。 「いつか、静かの海に」ひらがなの題名の方がいい。
0投稿日: 2011.01.17
powered by ブクログ短編集。エロくてグロいが哀しくて美しい。人間の欲望や癖(へき)がテーマ。 ・死体写真師 死体に欲情する心理が分からない。元日に読んでへこんだ。 ・レイニー・エレーン 特にないが、ラブホでお手製の弁当は食べれないような気がする。 ・アタシの、いちばん、ほしいもの この中で一番好きかな。虫男、虫女がかなり気持ち悪い。 ・私はフランセス 盗癖とアクロトモフィリア。業を持った人同士の愛。 ・いつか、静かの海に 鉱物でできた月星姫。
0投稿日: 2011.01.06
powered by ブクログ独特の作風。 ひとつひとつテイストの違う文章で良かった。 全く予備知識なく読んだので死体写真師の展開には驚いた…。
0投稿日: 2010.12.17
powered by ブクログ異形の愛の形を描いた短編集。 今まで読んだ朱川作品に比べたらちょいとアダルトな感じでしたがえぐさとか下品さを感じさせないところがさすがです。 「死体写真師」と「アタシの、いちばん、ほしいもの」と「私はフランシス」がすきです。 異形のものには恐怖を感じる反面美しさを感じて引き寄せられる気持ちはわかる気がする…。
0投稿日: 2010.12.05
powered by ブクログタイトルから、抒情的なタイプの作品を想定していたら 水銀虫ラインの作品集だった。 だからどう、というわけではないけど。 この本に納められているどの作品も、ある一瞬の美しい情景や人、がメインイメージになっている気がするな。 ストーリーやその中での登場人物の選択などに対する印象は また別として、それらのシーンは本当に美しかった。 月光レンズで月の水を集めるシーンは映像的に素敵だ。
0投稿日: 2010.11.12
powered by ブクログちょっとマニアックなかんじの短編集。 できたら見ないでおきたい、見ないでほしい、人間の心の影の部分―といってもどうしようもなく狂おしい情熱なのですが―が、この作家らしい切なさを含んで描かれております。 収録作品は、 「死体写真師」 「レイニー・エレーン」 「アタシの、いちばん、ほしいもの」 「私はフランセス」 「いつか、静かの海に」 描かれる人の性癖がそもそも「むむむ」というところなので、気分が悪くなるところもないとは言えませんが、短篇としての語り、展開はお見事です。 雰囲気が好きなのは「レイニー・エレーン」で、とっつきやすかったのは「アタシの、いちばん、ほしいもの」。後者はちょっとミステリ的なところもあって、なかなか好きかも。 設定が好きなのは、SFぽい「いつか、静かの海に」。 完成度から言うと、「死体写真師」なのかな? いちばんイっちゃってるのが、「私はフランセス」。 私の印象だと、こんなかんじです。 2010/10/19 読了
0投稿日: 2010.10.21
powered by ブクログ死体の写真を撮る葬儀社、雨の渋谷で死んだ同級生、さまよう女子高生、宗教一家で育ち窃盗を繰り返す女性、お姫さまを育てる男 性。 ・死体写真師 ・レイニー・エレーン ・アタシの、いちばん、ほしいもの ・私はふらんせす ・いつか、静かの海に ミステリでもなくホラーでもなく、ちょっと不気味な短編集。 読みやすい。中途半端な印象。 魅力的な不思議が世俗的なところに落ち着いて、すこしかなしかった。
0投稿日: 2010.08.01
powered by ブクログ何かに恋い焦がれ叶わぬ執着を抱いた人々が陥っていく 闇が描かれた短編集と言ったところでしょうか。 それぞれどこか後ろ暗く、物悲しい雰囲気が漂っています。 とてもよく出来ているなぁとは思うのですが、 なんか、あまり鬼気迫るものを感じないというか… どこか物足りない印象でした。
0投稿日: 2010.07.02
powered by ブクログタイトルから「赤煉蛇(ヤマカガシ)」を想起させられた。 ひやりとしているが温度も感じられる、という爬虫類的特徴は本作ぴったり。 恋焦がれる「モノ」への倒錯的な愛が低温・高熱で描かれた短編集。 愛の形については、いわゆる「フィリア」であって、マニアとかフリークとか とは異なるもの。ただ、そこに帯に書かれたような絶対的な「おぞましさ」を 感じることはなく、綺麗さが伴っているのがさすが。 作者にしては珍しいエロチズムがそこかしこに書かれていて違和感はあるが、 得意とするレトロスペクティブな情景描写で上手くコーティングされていて そんなに卑猥な感じは受けず、これもまた手腕によるものかと。 見たくないものに限って無意識的に見てしまう人間の性。 「きれいはきたない、きたないはきれい」を地で行く一冊。
0投稿日: 2010.02.27
powered by ブクログ官能、性的嗜好、死や死体。そして不可思議なもの。普段の私とは縁のない世界のため、息苦しさを感じたり目を背けたくなった。でも、怖いもの見たさで先が読みたくなる。見てはいけないけど、だからこそ見たくなる。そんな本だった。 全体的に暗黒な雰囲気の作品だったが、不思議と心に切なく染みてきた。気に入ったのは以下の三つ。 ●「アタシの、いちばん、ほしいもの」 アタシが欲しいものにはっとさせられた。目の前で小さな命が散っていくのを止められなかった場面が印象的だった。 ●「私はフランセス」 「あぁ……人を愛するって、どういうことなのでしょう?」以降で女の情念の深さをしみじみと感じた。業か…個人的には好きな結末? ●「いつか、静かの海に」 不思議で綺麗な話。月光レンズで月の光を集めて水を作るというのが素敵だと思った。最後に主人公が月光レンズを作らなかったことにほっとした。
0投稿日: 2010.02.21
powered by ブクログ私が持っているのはハードカバー版で、そっちの表紙の方が好き。 図書館で二度借りて、すごく気に入ってるので文庫版を待とう、と思いつつ、待ちきれなかった。 今までの朱川作品に比べると、かなりアダルトな雰囲気。 でも、私には「いやらしい」とは感じられず、「きれいだな」と思った。 巻頭の「死体写真師」は強烈だった。でも、一番好きかも知れない。 「花まんま」しか読んでない人はびっくりするだろうなあ。
0投稿日: 2010.01.31
