
総合評価
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powered by ブクログaudibleにて。恩田陸さんの本は「夜のピクニック」が好きで、劇場版と小説が印象/満足感どちらも同じと感じた珍しい作品で、それ以外読んでなかった。当作はインタビュー形式で少しずつ状況が分かっていくので、次第に物語に引き込まれて行ってとても楽しかった。ボキャブラリの少なさから来る印象なのかもしれないけど、ラストの展開が意外過ぎて「おい笑!!!」ってなった。
0投稿日: 2026.03.07
powered by ブクログ何だろう、何だか忘れられない一冊。淡々と語られるQ&A形式の物語。何が起こったのか、どうして起こったのか、読み進めていくうちに少しずつ紐解かれていく。ただ、不思議なテンションが何故かくせになる。何年かに一度は手に取りたくなる。
1投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログ恩田陸のよくわからないシーリーズの一冊です。 頭が悪いので、自分の理解度が低いというのもあるのですが、正直読んでいてよくわかりませんでした。 おそらく一つの宗教が確立されるまでを、きっかけから追っていく話だと思うのですが、読んでいる間はずっと「?」でした。生き残った少女をキリストのように見立てかかったのか、教団の自立と犠牲を魅せることで世にある宗教自体に疑問をもってもらいたかったのか、もう頭がこんがらがってしまいました。 コアなファンにウケると思いますが、自分にはハードルが高すぎた一冊でした。
1投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ読了日 26.1.6 質問形式で始まっていく表現は、次はどういう展開になるんだ?と面白かった。 質問者が男性なのか女性なのか、聞かれる方も大人なのか子どもなのか、性別は?と思いながら 読み進めていくのは面白かったが、最後まで 答え合わせがない作品だった。 私は綺麗に伏線回収していく話が好きなので 個人的には、うーんと言う印象。 自分で結末を考える人にはとても刺さるんじゃないかと思った。 この本を読んで残った事は、宗教と言うものは 悪を生む方がパーセンテージが高いなと感じた。 救われている方がいるのはそれはそれで良い。 その一線はとても難しい。 どうしてお金と派閥を生んでしまうのか。 それが心に残った作品だった。
1投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログAudibleで耳読。昔から浜田岳くんの演技が好きなので気になって聞いてみたら、やっぱり演じる人ってすごい。性別、年齢、人格が見事に表現されていてとても引き込まれた。 物語的にも、登場人物の会話のみでじわじわ真相に近づいていく感じが新鮮で面白かった。
1投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近の本かと思いきや2007年か 当時としては結構新しい感じだったのかな 圧死は現代日本であり得る死因でトップクラスに嫌だわ 要素としてモリモリだったが結局何が言いたいのかわからなかった ラストの宗教と未来視の話とかなんやねんというのが率直な感想 導入は面白い話の匂いがプンプンしたが
4投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ最後まで答え合わせは無い。読者に全部ぶん投げる話あまり好きじゃないと気付かせてくれた。 読んだ時期も悪かったと思う。この本の書かれた2007年ならいざ知らず、現在日本に住んでいる人なら東日本大震災や熊本地震、コロナ、能登半島などパニック、被災、騒動の経験は必ずある状況になってしまった。 既に照らし合わせる体験があると話がやたら薄っぺらい。 作中では陰謀論や新興宗教の勃興、最後は宗教による争いで終わるが作者が何を描きたかったかと言うといまいち曖昧になる。むしろ読者が考えてねで終わってしまう。 全てが中途半端で、時代が進んだ今では浅さを隠せていないと感じてしまった。
1投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログミステリ―だと思いきや、新手のホラーでした。最後まで一体なぜその事件が起こったのかわからなかった上、そこに居合わせた、あるいはかかわった人達が壊れていったり元から恐ろしい人間だったり。人がたくさん集まるところは見えてないだけで、魔が存在するんだと改めて怖く思う内容でした。やっぱり恩田陸さんは凄い。
12投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ読んでいる間じゅう、ずっと不穏な雰囲気を感じていた。その原因が分からない怖さや不気味さがとても読書欲を掻き立ててくる面白い内容だった。 大規模スーパーマーケットでのパニック災害がテーマ。 ただ、その原因や犯人を見つけて事件を解決するような展開ではない。ここは賛否が分かれるところだと思う。 私は受け入れられたけど、やはりもう少しすっきりした結末があった方が嬉しかったかな。 関係者それぞれにインタビューをする形式で話は進むんだけど、その関係者達から予想もしなかった告白がされる。どう考えてもこの事件とは関係ない内容なのだけど、それが結局やっぱり関係ないまま終わる。 それを偽伏線と捉えるとつまらない評価になるかもしれない。 おそらく、これは1つの事件・事実に対して感じることや受け止め方が人によって異なるし、そのどれもが間違っているわけではない、ってことなのかと思った。 こういう解釈や理解って、読み手も齢を取らないとなかなかできないよなぁ、と思う。 あと本文中で不況の世の中で公務員=安定しててよい職業、というのがなんか懐かしい表現だったけどこの本2007年作なんですね。当時の世の中を感じられるなぁと思いました。
2投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログ大型商業施設 M で発生した原因不明のパニックによって、多数の死者が出る。施設の中で一体何が起きたのか、これは事故なのか事件なのか。その全貌を Q&A 形式の複数の対話によって徐々に浮かび上がらせる…というのが本線の話なのだが、その Q&A、支線の一つ一つにあっと驚くような仕掛け(不倫、幼児性犯罪、利殖詐欺、陰謀論から殺人事件まで)があり、これだけで一本の短編小説にしてもよかったのではないかと思うような秀逸な話ばかり。恩田陸の本領が遺憾なく発揮された傑作。
10投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログQ&Aで進んでいく物語。 まんまと魅了されました。 パズルのピースが全部ハマるのかと思いきや 終わってみると半分以上ピースが足りてないという。 ただその欠けたピースを想像して何が起こったのか、誰が起こしたのか、それによってどんな影響があったかを自分なりに考えて埋めていく作業がとても楽しかったです。
0投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ何回も読んでいるのにその度にやっぱり気持ち悪さが残るお話。 ウ~ン…… 弁護士・タクシーの運転手死んでしまうのねぇ… 消防士は犯罪者になってしまうなんて… 自分がMに居たらどんな行動をしていたのか 聞き込み調査官だったら…
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025.9 再読。 事件に遭遇したさまざまな人へのインタビューで少しずつ全貌が明らかになる構成。どうなるんだ〜とわくわく読み進められるけど、最後の終わり方はそうなるんだぁと思いました。
0投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ全編Q&Aで構成され、誰が何の目的で質問しているのか?また、原因は何なのか? 自分のクエスチョンを明らかにするために読み進め、一気読みしました。 それほど惹きつける内容でしたが、結局私には理解できませんでした。
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ巨大なスーパーでの原因不明のパニック事件。 たくさんの死者を出したことへの調査から始まる。話の中でどんどん人間のもつ非情さ。悪さ。 愚かさ。いろんな感情が出てくる。リアルを描いた作品だが❓が多く残るのと後味のよくない作品だった。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ不気味。この本を読んだ感想はそれに尽きる。 登場人物同士の1対1の会話というなかなか見ない形式でストーリーが進行していき、最初は面食らったけどそれが物語にのめり込ませる要因なのかな、と感じた。 前半はガチQ&A、後半は物語の時間軸の中での登場人物の会話、という構成。 これは好みが分かれるお話だと思う。 ホラーではないけど結構こわい。 1対1の対話で進行していくタイトル通りのQ&Aなので、何というか風景描写が頭に浮かびやすくて物語内の事件が本当にあったら恐ろしいなと思った。 全然本当にあってもおかしくなさそうだし。 面白くて一気に読了したけど、会話主体の構成だから何度かに分けて読むと飽きて疲れちゃうかも。 終わり方はうーーん…?となる終わり方だったが、 色んな要素を散りばめた前半から、終盤にかけての要素の回収が面白い本だった。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログケムに巻かれたような読後感。 各章ごとにハッとする展開があり、さすがのストーリーテーラーっぷり。作品全てを会話で成立させるなんて。 「M」で起こった事件を契機に、関わった人間の本能的な業の部分を炙り出される。一次災害から二次災害へ、さらにその先へ物語はあらぬ方向へ転じていく。それぞれの物語がかすかに交錯していることもあるし、全くのスポット的な事態だったりする。 ざぁーっと読み進めたけど、あちらこちらにキーワードが散りばめられている。そもそも登場人物のパーソナリティが全く読めない。読者が自分で結びつけていくしかない。不思議な作品である。
1投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東京近郊にあるショッピングセンターMで起きた、多数の死傷者を出した事故の話。 体験者に対するQ&A形式で話が進んでいく。 話が進むにつれて時系列も進んでいく。 ナレーションが一切なく、会話のみで進んでいくストーリー展開は斬新。 とても読みやすかった。 「初対面同士でこんなに話すかね」という違和感はありつつも、「まぁ変わった登場人物同士だからこんなもんか」という思いもあり、悪い違和感ではなかった。 ザッピング形式でどんどん主人公が変わっていき、一つの事件を色んな視点から触れていく形式は面白いし好きだなぁと思う。 事件の真相が明らかになっていく展開なのかと思ったらMの事件のいう共通テーマで、それぞれの時系列でそれぞれの人々の暮らしが描かれている、長編だけど短編集みたいな話だった。 真相が明らかにはならないのでスッキリしない感じが残ったけど、何となく政府陰謀論が原因なのか?という輪郭は描かれていたので、真相に関してはそこまでのモヤモヤはない。 登場人物に関しては深掘りされていないパターンが多く、そこはモヤモヤが残った。 ・なぜ顧問弁護士は自殺したのか? ・詐欺師を詰めた正義感の強い質問者はどうなったのか? ・老夫婦は何だったのか?どういう素性? ・犯人?の薬品男はどうなったのか? ・最後教祖の娘が未来を変えられないのなら、最終章をなぜ描いたのか?(事件の真相ぐらいしか可食部がなかった) 辺りがハッキリしないのは個人的にはマイナスだった。 序盤は会話している人間の自己紹介があったのでキャラクターの背景が掴みやすかったが、説明がない分「誰と誰がしゃべってるのか」が判然としない部分があった。 話が進むにつれ「この人前に出てきた人なのかな?」と思う場面があった。 そこが明瞭でなく、そこがわかればもっと楽しめる気がするのに!という歯痒さがあった。そこは読者の推測に委ねます、のスタンスなのだとしたら自分にとっては難解で、合わない部分であるなぁと思った。 ーーーーーーーーーー 娘を教祖に祭り上げようとした母親。 そのシンボルとして、Mの被害者の見舞金で地蔵を作る計画を話していたが、それがツアーの段階で完成している…! しかも最終章では何百人単位の大教団に成長している! 詐欺師が捕まる勧善懲悪の展開かと思ったら最後はスピリチュアル展開になった。 元調査員のタクシードライバーは以前に出てきた調査員の誰かだったりするのかな? 「人間は素敵な誰かが現れて、その人に従えるのを待っている」という淑子の言葉は印象に残った。 確かに誰かが事を成してくれればいいのにな、と思うことは自分にもある。 これは反省だな。 「人いきれ」という言葉を初めて知った。
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログほとんど個人の名前は出ず、一体一の対話だけで話が進んでいく。 最初は新鮮な描写にワクワクしていたが、中盤辺りから急激に飽きがきてしまう。事件の原因も曖昧なまま終わりそうで惰性で読み進めていたら、急に背筋が凍るような展開が待ち受けていた! まさか後半から人間ホラーになるとは知らずに読んでいたので余計に怖かった。 後半にかけて予想もできない展開が続き、とても面白かった。人間ホラーが好きな人におすすめの本です。
13投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログQ&A/恩田陸 読了 2025.01.11 古本屋で見つけた本。文学についてそんなに詳しくないはずなのに、恩田陸という名前は聞いたことがあった。 裏表紙のあらすじを読むと、「Q&Aだけで進行する著者の真骨頂!」とある。中を見てみると、インタビュー形式で進行しており、掛け合い意外の書き方がない。これは面白そうだ。 かなりたくさんの人に話を伺っている。ショッピングモールで起きた事故(?)に関わった様々な人たち。被害者、その家族、消防の人、独自に調べてる大学生、宗教組織の人、前職で関わった人。もっと沢山。 モールで何かが起こり、沢山の死者や負傷者が出た。なのに誰もが、明確な原因を知らないでいる。警察にも解明できない。インタビューを重ね、真実に迫る。 宗教(190P〜)と消防(219P〜)とタクシー運転手(283P〜)のインタビューの展開がすごい。 モールがパニックに染まった犯人を探したいのに、別の犯罪者が居たりする。おいおい、いいのかよ…と言う気持ち。おもしろ。 色んなところに飛躍するので、少し読みにくかった。しかし飽きずに読めた。 終わり方はあまり好きではなかったが、一応腑に落ちた。良い言い方をするならば、含みを持たせた終わり方。 被害者の証言というものは、記憶というものはこうも改変されるのか。例えば「ただうっかり落としてしまった」ことを、「怒って叩きつけた」と記憶しているような。事象と印象はこうも違う。しかし、当人たちにはそれぞれが真実だ。 解説ページは著者について全く触れておらずリスペクトが感じられない。この本の一番の不満点はここだが、本編と関係ないので目を瞑ろう。
1投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ#読了 #恩田陸 タイトルの通り商業施設で起きた事故の関係者へのQ&Aのみで物語は進む。なんて斬新な。しかも複数の出来事があり登場人物も多いのに、上手く全てを絡ませてて。一度恩田さんの頭の中をのぞいてみたい。作り上げるまでにメモや関係図とかもあるだろうからいつか公開してほしいな。ドミノも。 内容は設定も進行もどんどん闇が深くなっていく感じで、手が止まりませんでした。
15投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ対話のみで進められる本を読むのは初めてだった。 誰と誰が話しているのだろう?と考えながら読むのも楽しかった。 最後には全てが分かりスッキリした。 途中、心霊っぽい要素が含まれていてホラーが苦手な私は怖くなって気持ち良く寝られなかったので、寝る前に読むのはおすすめしない。
1投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログ地の文がなく、タイトル通り「質問」と「答え」の会話だけで話が進んでいく。 終盤にかけて事件の真相が明らかになってくるのかと思いきやそういうわけでもなく、ここで終わるのか??という感じであった。ただ、所々で落ちがあり、その部分はゾクッとしたし、予想外で面白かった。 性別も年齢も職業も違う複数の人間を、こんなにも細かく描くことができるのかと思った。それぞれ考え方も感じ方も違うのに、1人の作者がこれを描いているということに驚いた。 恐るべし、恩田陸。
3投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ2025/02/14 読了。 よく分からない、を繋げていってもっと大きなよく分からないをまとめたようなお話しでした。
0投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログ今までに読んだ本の中で最も「怖かった」本です。Q&Aで繰り広げられる描写がより読者の想像を豊かにさせていて、自分自身でどんどん怖いものを造っていってしまったように思えます。幽霊や心理現象ではなく、人間が一番怖いのだと納得しました。はっきりしない終わり方も怖さを引き立てている気がします。 斬新で素晴らしい作品です!
2投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ読みやすくはある。 会話そのものは変に説明っぽくなく、自然なんだが、それだけで状況が見えてくる感覚は驚き。 読了後もモヤモヤしたままなのがちょっとね。
0投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ場面描写がないのに、すらすら画が浮かぶ! すごいな。 映像作品のような小説だった。 そして、2004年刊行にもかかわらず、 めちゃくちゃ現代に通ずるメッセージがあると思う。 SNSが普及して、なおさら、現実と虚構の狭間が曖昧になっている今だからこそ、ハッとさせられた。 けっきょく、あの瞬間、何が起こっていたのか。考察が捗るなぁ〜〜。
6投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログ大型商業施設での事故に巻き込まれた人たちのインタビューや、周辺の人々にまつわる短編で構成された一冊。 立場もそれぞれ、施設に訪れた目的も、事故当時にいた場所もまちまちで、当然、見たものも巻き込まれ方も違う。 大きな人の流れに逆らえず、広い建物内をあちらこちらへなすすべなく押し流された経験、それに抗えないことへの恐怖。自分の運命を何も決められない絶望や、その事故の悲惨さに傷ついたこと。 ある人はその恐怖と悲劇をしたたかに利用し、ある人は自分に巣食った心の傷から目を逸らそうと道を踏み外し、ある人はその恐怖と向き合わず、ある人にとってはこの大事故も悲劇ではなかった。 インタビュー3人目の老人の「ああいう場所にいた事自体が羞恥であり敗北と感じる」という感覚、消防士さんの「日常なんてどこにもないという恐怖」、分かるなぁ⋯ 単なる事故の記録というだけじゃなく、陰謀とか宗教とか心の病とか、なんかこう⋯普段なら笑い飛ばすようなものに縋ってしまうのも仕方ないと思わされる所がやりきれない。助かっても諸手を挙げて「よかったね」と言えない気持ち悪さ。 で、事故の原因は結局⋯終盤のあの説でいいの? 一応、エンディングっぽいエピソードはあったけど、個人的に、結局細かい謎は色々残りました。 いろんな色の作品を書く作家さんですが、今回のは〈性格悪い方〉の恩田陸、でした。
2投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログダラダラ文書は長く、はやく先を読みたい(!) と言うようなワクワク感は全く無し、興味を持ち続けて読めなかった。コレを中・短編小説としてやれば面白かったのかも? 兎に角長いよ、途中は飛ばし読み。 あぁ…つまんなかった。。
0投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログ読後感はモヤモヤモヤッてします笑 大型商業施設で起こった原因不明の事故 この後日談として、この事故の被害者などの関係者と会話形式で物語は進む 宗教・精神崩壊・組織・大衆心理、色々な怖さを感じられる作品 ただ、スッキリした終わり方ではないです笑
8投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ色んな怖さがありました。 集団心理、宗教、精神崩壊、、、、 ホラーじゃないのに、読み進めるに連れて気味悪さが増していきました
2投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もやぁ、、、(笑) 私解決しない感じの苦手で気持ち悪い感じ。 会話で進んでくのでテンポはいいんだけど、イマイチ夢中になれなかった…
0投稿日: 2024.10.25
powered by ブクログタイトルの通り全編がQ&Aで展開され、淡々と進みながらも気味が悪く、鬱蒼とした森の中に迷い込んでしまったような気分になった。
1投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ久しぶりに1日で一気に読んでしまった。明らかに何かおかしい、何か起きてる、けどそれが何かわからないという気味の悪さがずっと張り付いてる作品。
0投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み進めていく内に気味悪さが増していって、不思議な感覚に陥った。 事件か事故か、そしてその原因をも最後まで明らかにされないまま、商業施設でのあの出来事を機に変わってしまった、変えられてしまった人々の様子が鮮明に想像できた気がする。 ただ、やはり1番知りたい原因が最後まで分からなかったのと出てくる人々の相関図を自分の中に作るのが難しかったなあ。 恩田さん、すごいなあ。
1投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログ2024/09/17 オススメしてもらって読んだ久々のミステリー。 舞台は「M」という複合型の施設内で起きた集団パニック事件(ということに作中ではなっている) タイトルの通り、場面や人物、時系列が細々した章ごとに変わって全ての物語が「Q&A」の方式で進んでいく。 もともと事件が起きた後のインタビューという形式で話が進んでいくのだが、「M」で起きた事件の概要も、質問している人も答えている人もそれぞれの全容が読み進めてもほんの少しずつしか明らかになっていかない。 また、「M」の施設内で起きたことや周りで関わった人へのインタビューの中身も、人によって言ってることがバラバラで最後まで読み進めてようやく線が繋がっていく感覚を楽しむこともできる。 インタビューされて答えている人たちも、最初は普通に答えているだけなのだが、質問が重なっていくうちにだんだん変な方向へと向かっていく。 決してはっきりと全容が分かるわけではないが、ものすごく焦らさせる感覚、色々なヒントを自分で繋げて考えることが楽しかったり、あえて残されるモヤモヤ感が好きみたいな人はさらに楽しめるのではないかと思いました。
0投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログなんとも不気味。全てがQ&A形式で語られる、あるショッピングモールで起きた事故の話。 突如起きた集団パニック、そこに居合わせた人々のその後の話。病んだり、崇められたり、人を殺めたり、自分の行いを悔い改めたり、なんとも不思議。最後まで真実は分からない。政府の陰謀だったのか、生物兵器で攻撃されたのか、はたまた精神攻撃を受けたのか。 Q&Aの中で人間の本質が明らかにされていく感じがなんとも言えない。見透かされているような気分になる スッキリさを求めるなら読まない方がいい。モヤモヤとした気分のまま終わるミステリのようなもの
0投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログ思っていた趣旨とは違っていました。 というのも、各インタビューで、謎が徐々に膨れ上がっていくのですが、その膨れ上がった謎は、ひとつの終着点に帰結するわけではなく、謎のまま解き放たれた状態で話の終わりを迎えました。 構成は、帰納型ではなく、どちらかと言うと演繹型。なので、読者に解釈を委ねるタイプの話を好む人は気に召すかもしれないけど、私は頭がわりいので導かれるままに読んで最後はスッキリしたい。 よって、この作品は好みでは無い。
1投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログ終わりのシーンが記憶に残っていてやっと見つけた本 登場人物とか時系列が結構複雑で完全には理解しきれなかった。人間の本能というか、パニックになったときの精神状態は恐ろしいね
0投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログタイトル通り、QとAで展開される物語。ただそれだけで描かれるのに、ぐんぐん引き込まれました。読みながら、パズルのピースが埋まっていく不思議な感覚を味わえます。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ様々な人物にインタビューする事で事件の深層に近づくミステリー。 様々な人間性が明らかになっていく様が面白い。衝撃な展開も。
0投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログ何が起きたのか明かさず、被害にあった負傷者数や現場にいた人へのインタビューから徐々に読者の不安と期待を煽る。本当に2004年の作品かと思うほど、斬新な物語の進行方式。 まったく古さを感じない作品の雰囲気とは裏腹に、「茶髪」という言葉が軽薄な若者言葉と揶揄されていたりといった当時の風潮も描かれており、その温度差も楽しめた。 特に、不幸な人と自分を比べ、自分は恵まれているという優越感に浸る大学生の話は、東日本大地震の被災者である私に刺さった。 非現実的な「なにか」が起こっている異様な雰囲気は、当時中学生だった私にとっても、不安や恐怖よりもずっと好奇心が刺激された出来事だった。 いま振り返ってみれば、自宅こそ半壊したものの、家族に負傷者・死者も出なかった私は、より酷い被害にあった他の被災者を見て「自分は恵まれている」と暗い安堵を覚えたものだ。 そんな、人間の深く根を張った闇を掘り起こしていくような雰囲気に魅了された読者は多いだろう。 ミステリー風に進行するため、ラストは消化不良だと思った読者も多いだろう。私はファンタジーと現実の境を明確にせず、謎を残したままの迎えるこのラストは割と好み。 恩田陸氏の作品は青春小説しか読んだことがなかったが、本作のように、パニックもの・サイコホラーを彷彿とさせる作品も極上の面白さだった。
20投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログMという大型ショッピングセンターで起きた謎の事件について迫っていく物語。ショッピングセンターの中にいた人が一斉に逃げ出したにも関わらず、原因が分からず、ドキドキしながら読み進められました。良かった点は様々な謎が散りばめられ、考察しがいがあった所です。しかし、謎がはっきり回収されず、少しのもやもやと後半が失速気味だった印象です。
0投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログ僕の大好きな俳優の松岡茉優さんが 「生と死に関わる本というのは、印象深い」 と語り、その影響を受けた本のひとつとして『Q&A』を挙げていた。彼女が出演した映画『騙し絵の牙』公開時のインタビュー記事に記載されていた。 “災難”にまつわる“物語”。発災直後の“記憶”への“問いかけ”から始まり、後日譚へと展開してゆく。時間の経過に伴って、“災難”という具体的な事件そのものとは全く質の異なる不穏な空気が漂ってくる。 防犯カメラの映像という具体性が入り込む余地がほとんどなく、被災者の記憶の証言からのみ真相を得ようとしても、はたして記憶とは、当事者の主観がすべてだろう。問いかけという客観と、返答する主観のぶつかり合いがあるものの、それら落ち着く場所は、真相の如何に関わらず、思いがけないほど想像に違わない。
1投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログ20年前の小説とは思えないくらい、今読んでも古いと感じない。最初は奇妙な感じから、だんだん不気味というか怖ろしくなっていく感覚が何ともいえない。 最初は何が起こったかわからないところから、だんだん分かってくるけれど、なかなか情報が結びつかない。 当日の事件?事故?で亡くなった規模もさることながら、その後に亡くなっていく人々の多さにも驚愕。死因は分かっても、何が原因で亡くなったか分からないって、本人も嫌だけど、家族も怒りのぶつけどころが分からず、ずっとモヤモヤしたままになるから辛いだろう。 とりあえず、口が軽いとロクなことにはならないものだと肝に銘じた。
1投稿日: 2024.06.02
powered by ブクログ都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名。未だ原因を特定できず―多数の被害者。 「防犯ビデオに写っていたもの」 「異臭」 「ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女」 多数のQの行き着く先に見える答えとは...。 ショッピングセンターで起きた事故。 最初は火災発生、それから有毒ガスの発生、混乱状態のままに客が逃げて、死者のほとんどは逃げた客に巻き込まれ圧死した。 質問する人、答える人、それぞれの闇が垣間見えるお話でした。結局は、事故の原因は政府の陰謀だったんだろうと思う。 変な夢を見る人や、性被害から逃れる為に女子校に行きたいと言う子や、元妻を恨む弁護士や、売れっ子脚本家や、ぬいぐるみの少女の母親や、精神的に病んで家族を自分の手で殺した男性や、大学生やタクシー運転手やぬいぐるみの少女に話を聞いているが、モヤモヤが残る終わり方だったかな。 変な噂を流す人や、その事故に関わった人、写真を撮った人は、きっとみんな消されてしまったんだ。 タクシー運転手の時の騒音は関係なかったのか、ピンクの服を着ていた少女は誰だったのか、とか謎がいっぱいのまま終わった気がします。 最後、少女はきっと死への扉を開いてしまうんだね。 さようなら。
0投稿日: 2024.06.02
powered by ブクログそれぞれの視点で事件について語られるが、原因が分からない。 それこそが異質な恐怖を演出している。 ゾクゾクしましたが、スッキリはしないので人を選ぶ作品だと思います!!
0投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログ本当にQ&Aだった。質問と回答というやり取りだけで物語が進んでいくのがすごい。 事件の真相を聞いているうちに色んな人の日常が浮かび上がってくる。日常を不条理に踏みにじられるけど原因は特にない。それが怖いし有り得そうな気がした。 最後は…モヤモヤしなくもないけど中途半端に原因解明するよりはいいのかも?
0投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログ大型商業施設で起こった死者69名を出した重大事故が発生。 目撃者へのインタビューのみで構成されたミステリー。 これだけの大事故なのに一向に要領を得ない証言、本筋とは違うところで起こる不穏な出来事… 大好物の設定と構成で一気読みでした
0投稿日: 2024.04.29
powered by ブクログ独特な雰囲気が漂う文章が本当にお上手。 住宅街にある大型スーパーでおこった不可解な事件。 結局のところ原因がはっきりわからないままで、色々考察してしまう。 うやむやさ加減がまた上手い。
12投稿日: 2024.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最終的に何が起こったのか分からず、うやむやで終わるところが非常に恩田陸を感じることができました… 考察のしがいがある作品ですが、個人的には政府の陰謀論推しです(ただそうすると未来から来た自分や、血を流してる人がいないはずなのに血塗れのぬいぐるみがあるなど説明つきませんね…)
0投稿日: 2024.04.03
powered by ブクログ登場人物 物語の都合上、質問者・回答者ともにかなりぼやかされているので省略 物語 都市部の大型スーパー「M」で起こった、数多くの死傷者を出した事故 万引きする老夫婦、液体の入った袋、無傷で生き残った少女、…そこで同時多発的に起こった奇妙な事件が多くの人々を混乱に陥れる そして、その事故の謎を解明しようとする人もいて… 対話形式のQ&Aを通して事故の全容と、その後を生きる人々の生活が見えてくる物語 読後感 少しずつ事故の起こった背景も見えてくるが、物語の性質上事実が完全に解明されることはない それよりは、事故に関わった人たちの、その後の生活を中心に描いた作品だった 恩田陸さんがサスペンスもの…?と思っていたら、やはり人の感情や思考を深掘りしていく内容が濃くなっていき、その意味で恩田陸さんらしさが現れている作品であった 他の作品で恩田陸さんの作風を知ってから向かうと良いのではないかと感じた
0投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以前から気になっており、読み進めるワクワク感を味わいたくて本作を読んだ。 本作は聞き手と話し手による対話形式でのみ物語が進んでいくためかなり読みやすい。また、話し手はおおよそどんな人物であるか自分で言及しているが、数人いる聞き手がどんな人物かは一部を除き、常に謎に包まれている点は興味深かった。 序盤から中盤にかけては「M」で起こった惨事をそれに関わった人物たちからの証言で徐々に解明されていきとてもリアルな感じがした。どんな結末を迎えるのかワクワクしページをめくる手が止まらなかった。 しかし、結末はなんとも歯切れが悪く残念だった。一応惨事の原因はある程度提示されるものの、絶対に正しいと言う物語の裏付けがなく、また詳細も語られずモヤモヤした。 解釈の余地がある結末ではあるが、結末が唐突でかつ、それまで非常にリアルだった物語と対立するような内容であり、あまり良い読後感とは言えなかった。
0投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログとある大型ショッピングモールで100人を超える死傷者が出た。ただし原因は不明。火災が発生、毒ガスが撒かれた、凶器を持った人がいた、そんな中を無傷で生き残った少女がいた、などなど。その謎をタイトル通り質疑応答形式で解いていくお話。事件そのものや各々の受け答えは面白く感じたが、結構難易度が高い。事件の核心というより巻き込まれた人々の、そして世の中の流れというものを俯瞰していく感覚。
0投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ事象自体は興味深かった。読んでいると途中少し怖くなったのだが、その恐怖は日常に対するものでもあったりして、怖さを拭うようにどんどん先を読み進めてしまった。そうして進んでいった最後が少々物足りなくて個人的には残念であった。
0投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
質問者と回答者の会話だけで構成されたお話。 発言者の動作の様子も感情も記載がないのに、現場の緊迫感と異常さが滲み出てくるようで、徐々に異質な世界に引き込まれるような恐怖を感じます。 人を殺すのに大掛かりか兵器など必要はない。無意識下に不安を抱えている集団に少し、刺激を加える。不安は不安をよびパニック引き起こす。 思い出したのは、日本全国にJアラートの存在が知られ始めた頃の、ある女性の投稿です。 その女性は赤ん坊を連れて電車に乗っていたときにJアラートを受信し恐怖でいっぱいになった。電車も一時止まったけれど、周りの人たちは笑っていた。子供をどうやって守ったら良いか分からず怖くて仕方がないのにどうして周りの人たちは笑っていられるのか不思議でならない、といった内容の漫画投稿だったと思うのだが、周りの人々が女性と同じように恐怖を感じてパニックを起こしていたらもっと悲惨なことになっていただろうと思う。 本作品では事故の原因も明かされず、でもそれが現実らしいホラー感もあって得体の知れない恐怖感が読後まで続く良い意味で後味の悪い一冊でした。
0投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ラストでよくわからなくなった。 この事故自体は現実でも起こりそうで非常に怖い。発生源や原因が分からなくてもおそらく逃げ惑うだろうなと思う。
0投稿日: 2024.01.06
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怖いのは苦手なはずなのに、どんどん読み進めてしまう。 最後にハッキリした答えは示されないのに、全くモヤモヤしない。世間で少しでも似たような事件を感じた時に、読み返したくなる作品。でも夜中に読みたくないなー。
0投稿日: 2023.12.21
powered by ブクログネタバレ。人の会話Q&Aで物語が展開。大型商業施設Mで起こった重大死傷事故。事故はPTSDを調査するための政府の試みだった。事故で生き残った奇跡の子からの宗教団体、関わる人々の生活、調査員の殺害など、中身も濃く、結末もほぼ明確で面白い。
0投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログよみおわりましたが、今一つ自分にはあいませでした。 恩田陸さんの本はずっと好きだったんだけどなあ。 なんか独りよがりの本な気がしてしまったなあ。いや期待が高過ぎたんだろうなあ。 まあそういう感想持てたのもいい体験だったのかなあ。
0投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログ梨泰院の事故を 思い出した。 予想外の ラスト。 郊外の大型商業施設で起こった死者69名、負傷者116名の事故。 火災でもなく 薬品でもなく 殺人でもなく パニックからの圧死。 パニックの原因は? 質問形式の会話で 進んでいくという 新しい小説手法で 面白く読めた。
0投稿日: 2023.11.15
powered by ブクログ恩田陸さんは『光の帝国』以来の2冊目。 なんとなくで買ってみたが、これはいい。 Q&A形式の珍しい構成で、心情も情景描写も全て会話のみで語られる。 あらすじにもあるとおり、なかなかのやばい事故が発生するのだが、会話ベースのため詳細な内容はわからず、徐々に判明していく感じがとても良かったです。 と思いきや、事故そのものに対する話ではなくなったり、ファンタジーっぽくなったりと、なかなか飽きさせない構成になってるな、と。 評価は分かれそうだが、このパターンは貫井徳郎さんで慣れているので、全然問題なし。 内容はさておき、『楽しめた』って感じかな? 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 改めて調べてみたら、恩田陸さんって女性だったのね…。 なぜか男性かと思ってた。
4投稿日: 2023.10.22
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登場人物ほぼ全員が狂人でした。段々化けの皮が剥がれていくのではなくて、当然ベリッと本性が顔を出すのがリアルです。地の文が1行もないのに人間が豹変する瞬間を書ける恩田陸先生、凄すぎる。 憎むべき対象が存在する一般的な不幸な大災害だったらこうはならなかっただろうな……。
0投稿日: 2023.10.16
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文庫本カバーの表紙を読み、Q&A方式で最後に事件の真相がわかるミステリーかな、と期待して読むと、最後は肩透かしをくらってしまうかもしれません。 郊外の大型ショッピングセンターで発生した死者69名、負傷者116名の重大死傷事故。 最初は事故の当事者へのインタビューが続きます。インタビューの内容がパズルのようにピタッとはまった時に、事件の真相が明らかになる、というよう話の流れかと想像しましたが、最後まで謎ははっきりしませんでした。 『M』という名のショッピングセンターの買い物客が、同時刻に一斉に逃げ場を求めて走り出す。上から下からと逆方向からのパニックに陥った人々の流れがエスカレーターに殺到。圧死したのはほとんどがか弱い子供や老人たち。 警察の発表では、原因は結局はっきりせず、集団パニックという説明でうやむやになった事故。 インタビューでは、事故当時の様子や心理状態のほかに、日常生活で心の中に秘めている葛藤や憎悪も炙り出されており、中盤からはサイコホラーといった様相になっています。 読んでいると、過去の様々な事件、事故が思い出されますし、恩田さんの文章がリアルでぞっとしました。 最初のインタビュアーについて感じたことは、質問が上手だなあ、と。事故の原因究明をするためのインタビューではない、ということは文脈の中で描かれていますが、人の心の闇を吐き出させるよううまく誘導しているような印象でした。 後半での会話形式は、一つ一つが短編のような読み応えがあり面白かったです。 結末、オチははっきりしないのですが、いろいろな不安定な要素が読者の想像をかき立てる物語だと思います。伏線回収を期待してしまうと物足りないかなあ。
4投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログ話の構成が、ほぼインタビュー形式っていうのが面白かった! ショッピングモールで起きた集団パニックの怖さ、 都合の良いように奇跡の少女と崇める人間の怖さ、 思い込みの怖さ、などなど。 ゾクゾクっとするような、 引き込まれる作品でした。 読んでからショッピングモールに行くと、ついこの本のことを思い出してしまいます。笑
0投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログタイトル通り、大型商業施設で発生した重大死傷事故を、Q&Aだけで進めていく物語。普通の小説ならば、登場人物の背景や風景描写などが描かれるが、そういった描写がほとんどない。ひたすら会話形式で物語が進んでいく。しかも、登場人物たちの名前もほとんどでない。 単調に進んでいく物語と思いきや、登場する人物にはヤバい人たちもいて、それがアクセントになっている。 こういう形式の小説を読むのは初めてだったので読み進めることには疲れてしまったが、これまでにない読書体験をすることができた小説だった。
6投稿日: 2023.06.28
powered by ブクログ風呂敷を広げるだけ広げて放ったらかしにされた印象。Q&Aの会話形式で進んでいくこと自体は面白かったが、色々と釈然としない。
2投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログおもしろかった~~!なんで今まで読んでこなかったんだろう恩田陸… 真相はあれでよかったんだろうか…? 痛ましい事故が過ぎたあとの日常にフォーカスをあててQ&A方式で当日や周囲のことがぼんやり分かっていくのが新鮮でおもしろかった。実際なんにも分かってないところもいい。現実もそんなことの繰り返しだし。各章ごとに、質問者と回答者の関係性が見えてくるとより面白さがぐっと深まって引き込まれた。小説だからこそ得られるゾワゾワを感じられた。
4投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全編を通して異様な雰囲気を感じる小説でした。商業施設Mで起こった、原因が全くはっきりしないながらも大勢の死者を出すことになってしまった事故(事件?)はもちろんのこと、それに関わったインタビューも不気味な感じがして恐ろしいのに引き込まれてしまいました‼︎作者の『六番目の小夜子』のクライマックスの劇のシーンと通じる恐ろしさと面白さを感じました‼︎私は割と事件の原因が気になるタイプなのですが、この事件の原因をはっきりさせないことがこの小説の醍醐味だと思えました‼︎
0投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ69人が大型スーパーで亡くなります。質問と対する答えで、この惨事について様々な人が語っていくストーリーです。 出来事の真相に近づくおもしろさが中心かと思い読み進めましたが、それよりも、ある出来事が人にどう影響するのか、どんなふうにその人が生活しているのかに引きつけられました。
1投稿日: 2023.03.17
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恩田陸さんの比較的古い作品ということで興味を持って手に取りました。 郊外のショッピングモールで起きた原因不明の重大災害をめぐって、1対1のQ&Aで構成される作品です。質疑をしてるのは誰なのか、その章ごとに人物が変わっていく内容で読んでいて退屈にならない作品でした。 しかし、その(1対1のQ&Aという)構成によって人物ごとの関係であったり、物語の核心が不明であったりとデメリットもあると感じました。 物語としても、誰が何のためにというのは結局腑に落ちず、章ごとに怖い話が繰り広げられているように感じました。個と集団での思考の違いやパニックに陥った時の人の流れについては確かにその通りだと感じる部分もあり、こういった時どうするという思考の練習になった気がします。 恩田陸さんの本の中でも、チャレンジングは試みをしている作品だと感じました。筆者が好きな方で未読の方にはお勧めできる一冊です。
0投稿日: 2023.03.12
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だいぶ経って再読したら(電書がセール対象だった)、昔ほど「なんて嫌な話だ…」とは思わなくて、 生き残った人は生きていくし、人生をそれぞれやっていくしかない(あの女の子も、宗教法人作った人も、サバイバーになってしまった人も)・それをMのまわりをウロウロしながら見ていて、感情移入先がどんどん変わって最後に置いていかれて、しんどかったのにほんのちょっと寂しい、くらいに読後感がかなり変わったのが自分で面白かった。 でも野球チームの件は今読んでも本当に嫌な話で、ただ彼女がどうにかして逃げきってくれたら、とにかく自分一人だけでも逃げてくれたらと思ったり、彼女の母親も昔ほど意味不明な存在じゃなく見えたりしたのは自分が歳をとったからだと思う。 骨折した女性が清算したのはどっちの関係だろう、たぶん不倫の方かなとか、タクシー運転手確かに喋りすぎだよ!→いやでも友人にとっては友人だしな…とか、自分も遠めにMの後の新装開店見てるみたいなあのシーンがやっぱり印象深かった。
0投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログじれったくて途中でやめようかと何度も思った。 これほどに評価がいいのがわからない。 筆力があるから読めてしまうけれど最後も「?」 恩田陸って、途中までは夢中で読み進められるのに いきなり手を抜く感がある。 もういいかな。
0投稿日: 2023.02.01
powered by ブクログめっちゃおもしろかった! 質問とか回答でストーリーが進んでいくんだけど、どんどん引き込まれた 巨大商業施設で起きた災難の被害者やその周りの人たちの話 みんななにかから逃げ惑ってエスカレーターが崩れ落ちたり人混みの中で圧迫死したりで死者がたくさんでた事件の真相に迫っていく 人間の不安が凶器になるとか政府の陰謀とか実際にあり得そうな内容なのがよかった
0投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ序盤は真相が知りたくてどんどん読み進んだが、結局ほったらかされた、のか?回収のそぶりはあったが、あれを回収とするには風呂敷が広すぎたように思う。 調査、友人との対話、対客など様々な問答形式によってのみ展開する構図はよかったが、謎解きについては解説がほしい。
0投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログ大型ショッピングセンターで起こった凄惨な災害―― 原因が何一つ見つからない災禍を当事者とインタビュアーの「Q&A」で照らし出してゆく 事件だったのか事故だったのか、偶発的な物なのか仕組まれたものだったのか、将又両方なのか・・・。 対話の中から浮かび上がる政治的・宗教的な利権と欲望、個人レベルの悲運と葛藤、哀悼や自責が恐ろしくリアル。 本作を初めて読んだのは中学生の頃で当時はチンプンカンプンでした。 発刊は2004年、情報化社会が広がりつつある中で人間の仄暗い裏面を誇張したように取り出した一冊であったと思います。 そして平成も終わりを迎えることになった今読み直すと現実が本書のような社会・思惑に傾倒していくようで怖い。 自身が深いレベルで災害や事件に巻き込まれ大きな傷を心に負ったときにどうなってしまうのか、一歩外に出れば宗教の勧誘が、ネットを開けば虚構や扇動的な情報が溢れる今世で本書の登場人物のような道を辿ることはあり得ない話ではないと思わされます。
0投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログ軽いホラー。 序盤で展開が何となく読めた気になったが、それを超えてきて面白かった。恩田さんの書き方にピッタリなパターンでは?
0投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
デパートの原因不明の大事故。 関係者にインタビューをしていくなかで、 浮かび上がっていく謎と微妙に絡みあう人間関係。 よい人いないなあ。人間の悪意と自分なことじゃなきゃどんな大事故も下世話な好奇心の餌食ということと、出た出た、宗教。。 質問者も回答者も次々替わって、目まぐるしい。 作家ってよくこんなに思い付くなあ。 消防士さんの話と最後はぞわぞわした。 結局、事故原因は何なんだろう。 集団ヒステリー?政府の陰謀? 面白かったし、一気に読めた。
1投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログその日その場所に居たことで、損害を(不幸を)被ってしまった人たち。現実はこうだと突き付けられたようでもあり。 探し物をしているのにどこにも見つからない、身悶えする気分にもなった。それは、誰一人これに対する明確な答えは持っていないということ。いかに人は物事を曖昧に見ているか、一つの事件を通し、生じる人間模様、人の脆さ、浅ましさ、欲深さに人生まで狂う。好ましくない事態に直面した時の捉え方の縮図のようで哀しくもあり、集団心理の恐ろしさを感じた。 大型商業施設において重大事故(事件)発生。真相は分からぬまま。聞き取り調査のQ&Aでストーリーは進行する。 各人に同じ質問を投げかけ、人は何と答えるか。物事の捉え方、自分だけはうまく立ち回ろうとする心理。真実は一つだが、人の数だけ事実はある。それぞれ信じるものは違う。 はっきりしない物憂い抜け出せない感覚がQ&A形式のみで響くのが凄い。どの章の生の声(アンサー)もが胸に届き、異色で面白かった。
36投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログ無数のパズルのピースを無作為に大量に置くことによって作られる様な作品でした。 普段私も行くようなショッピングモールでのお話。 そこで何が起きているのかは誰にもわからないけれど何かが起きていて大量の死者が出てしまったという結果が残ってしまった。 ピースを集めることで話を繋げて行くという作業がとても面白く最後まで読めました。 会話形式で書かれた文章も新鮮で情景などは語られた会話の中でのみ表現され、他の会話は全て事件に関わるものというのが考えながら読めた所かなと思います。
0投稿日: 2022.12.14
powered by ブクログホラーの基本にそれが何であれ解らないものは怖いと言うのがあるけれど、まさにそれ。原因どころか、何が起きたのかさえはっきりしない状況を示す証言が積み上がっていく過程には、言葉に出来ないような不安感が募る。後半、陰謀論的な展開が提示されるようになると却って醒める。何一つ、明らかにされないまま終るというのもアレなんだが。こういう話はまとめ方がむずいなあ。
0投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログ梨泰院の事故があり、この本と内容が同じというような声を聞き読んでみた。 読んでいる間は終始ぞわぞわ、気持ち悪い感じ、読み終わった後もモヤモヤという、なかなか味わったことのない感情。 品の良い老夫婦の話が、頭に焼き付いてトラウマになりそうだけど、でも読み進めたくなる不思議な感覚だった。 明確な結末やオチがある訳でもなく、どういうこと?という??な気持ちがあるので余計モヤモヤしているのだと思う。 また再読したいが、すぐには読みたくない、とても不思議な小説だった。
1投稿日: 2022.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これはスゴい。何がスゴイって、事件の全容が解明されないままオチがついたこの結末がスゴいし、更にはめちゃくちゃ面白く一気読みさせられたのもスゴい。 大型ショッピングモールで「何か」が起こり、多数の死傷者を出してしまう。目撃者達の証言は食い違うばかりで、真相の糸口すら掴めない。 あの日、何が起こったのか? それとも何も起こらなかったのか? 事故の生存者達への聞き取り調査の形式で物語は進んでいくんですが、まあ読み易いし興味深い。非日常に直面した人間の心理が生々しく描写されますが、語り口が淡々としてるから余計に怖い。 結局真相は何なんだよ?!って納得されない向きもいらっしゃるかと思いますが、この抜群のリーダビリティは一読に値します。 都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名、未だ原因を特定できず―多数の被害者、目撃者が招喚されるが、ことごとく食い違う証言。防犯ビデオに写っていたのは何か?異臭は?ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は?そもそも、本当に事故なのか?Q&Aだけで進行する著者の真骨頂。
1投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大型商業施設で起きた、多数の死者を出した事故のことについて、聞き取りを行う形で、話が進んでいくが、最後まで真相は明かされない。 事故で生き残った子供が教祖にされていく話もあるが、旧統一教会のことが世間で話題になっている今、本書を読んだので、不思議な感じがした。
12投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ初めての恩田陸作品でした。 パニックサスペンス的な物語でもありますが その後の話がメインストーリー。 あっちがこっちと繋がりが繰り返されて ゾワッとした。 とにかく不気味。 Q&Aだけでストーリーが進められるのか?と ワクワクしながら読み始めたが どんどん怖くなって中々読み進められなかった。 いつも思うが怖いのはなによりも人である。 不気味が最高潮な物語だった。
0投稿日: 2022.07.28
powered by ブクログ良くも悪くも恩田陸さんっぽい作品だなぁと思いました。 文章の読みやすさ、惹き込まれる世界観はさすが。 読了後のなんとも言えないモヤッと感というか、全ては明らかにならずに読者の想像にお任せします、という感じは恩田陸さん作品によく見られるなぁと。 事件→真相というより、事件後の世相や人の動きに焦点を当てて色々な可能性を示唆する作品というイメージです。 しかし読んでいて、あまりにもリアルで実際にこの様な事件、事故が起きてもおかしくないのでは?と思わせられました。 人間の怖さを色々な側面から見せられるある種のホラー的話だと思います。個人的にはとても面白かったけれど、真相が気になってしまうので評価は3で。
0投稿日: 2022.07.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コロナ禍前、某所イベントの本交換で入手した本。 序盤すごく苦手な閉鎖空間でのパニック状態の描写が続いて想像だけで気分が悪くなってしまったので、閉所恐怖症や広場恐怖症などの方は同様に気分が悪くなったりする可能性があるかもしれません。 ですが、中盤以降はだんだんと状況の不思議さ・不気味さの方が勝っていき、続きが気になりました。 明らかな悪意や敵がいるわけではない、「集団」の恐ろしさが分かります。いつ、どこで起こってもおかしくはない。そんなパニックホラー? サスペンス? 小説です。
4投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログQ&Aだけで、いろいろと話が繋がっていく様が スゴすぎですー!! 読んででハラハラしたし、パニックになる感じが実際に ありそうで怖かったー。 大型商業施設において、事故?が発生した。 最初は火事と言われ、途中から毒ガスと言われ… 結局原因は不明。 それでも60人以上の死者が出る事故となってしまった。 一体何が起きたのか、Q&A形式で話が進んでいく。
3投稿日: 2022.04.15
powered by ブクログ登場人物が多いので、色んな話がありますが、 個人的な感想はピンっと来る事はなく、 ただただ、話が長いだけのように思えました。
0投稿日: 2022.03.28
powered by ブクログ話は全て一貫性があり繋がっているが 登場人物が一見多いので途中から短編集を読んでいる気分になった。 ゾッとする話もあり恩田さんならではの独特な世界観が心地よく途中までは面白かったが 最後の結末だけはどうしても適当、乱雑さを感じました。
2投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログ凄まじい話。今までに無い読後感でした。これは、真実を解明していくミステリーではありません。ただ、真実らしきことは解るようになっています。人間について、人間の心理について、震撼させられる話でした。最後のくだりはヤバい。
0投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログ結局の所、結末として分かりやすいものはなく個人の想像の余地のある終わり方だった。個人的に小説としてはこのようなタイプの方が好きだ。 それぞれのQ&Aからある程度の内容は把握、設定されているが、読了後の余韻に浸れる。 進むほどに様々な視点からの物語が進み物語の世界に入り込んでいった。
3投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログイヤミス 映像もないのに、読んでいるだけでゾクゾクしたり、悪い感じがしたり、気味悪い感じがするのがすごいなぁと思う。描写の妙。 面白かったけど、最後は謎。
0投稿日: 2022.02.07
powered by ブクログ本当に対話形式しか出てこない、そこに惹かれて手に取った本ではあるけど。 自分は、文章から場面・人の容姿・声色まで全て映像を想像して読む派であるから、会話だけで動作や容姿などの記述がないため少し読むのに苦労した。 どんな人とどんな人が対話しているのかというのは読み進めていけばなんとなく掴めてくるが、明確な記述はない。 物語の本筋の事件の解明を目的に読み進めるものではないのかな〜と読了後に感じた。あくまで、対話する人が変わるオムニバスの短編であると思ったほうがいいかも(一応各対話終わりにオチみたいなものはついてる)。 自分はミステリーが好きで、こちらの本を読み進めている間もどうしても真犯人とか原因とかを推測しながら読んでいたから、終わり方には拍子抜けした。ミステリーじゃなくて、ホラー寄りの群像劇だと考えるべき! やはり自分は、表紙を見てミステリーだと思って読んでいるため、評価自体は低くなってしまう。 ただ、本当に対話のみの表現でここまで「読ませる」小説を書き上げた恩田陸さんには脱帽。
1投稿日: 2021.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
会話形式で恩田陸の作品のなかでも大変読みやすい部類だと思う。 しかし物語の中身が理解しやすいかと問われると否である。 インタビュアーが事件の真相に迫る、という推理ものを期待した方、残念(私も)。これという真相は明らかにならない。真相という根っこよりも、事件から派生した枝葉がメインなのだと思う。 見えざる手が気まぐれに人々を翻弄しても、人生は続く。過去の不条理も受け止めて、未来を生きていかなければならないなと感じた。 分かりやすい真相を求める方には好まれない作品である。単に好みである。 そういえば、恩田陸作品あるあるなのか、超常現象の描写がラストシーンにある。曖昧な事件だったので、なんとなくさらっと私は受け止められた。
1投稿日: 2021.12.08
powered by ブクログまるで戯曲を読んでいるような印象を受けました。舞台映えしそうな作品です。 解き明かされないことに対する恐怖が尾を引きました。
0投稿日: 2021.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
対話形式って苦手だけど読みやすかった。 途中で「?」があったりなかったりで急に読みづらくなった。わざと? ストーリーは、途中から察してはいたけど、最後まで読んでも何も真相は明かされなくてかなり消化不良。 読者にラストを任せるようなフィクションは好きじゃないから、その点ではイマイチ。 子供が死ぬシーンの描写が残酷。 唐突なオカルトも意味わからんすぎた。
0投稿日: 2021.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本当に恐ろしいということは、真相や正体がわからないことだ。 例えば、子どもが誘拐されて、死体が見つかれば、それはとても哀しく残酷で怒りに満ちたものであるがある意味結果は出てしまっている。しかし、死体もなく、犯人も見つからず、どうして、どうやっていなくなったかもわからず、生きてるのか死んでるのかもわからない、まったく訳のわからないことと言うのは、心底恐ろしい。 大勢の人間が死んだ事故が何故起きたのか、どうやって起きたのか、誰が起こしたのか、答えが出そうになっても、やはりそれが否定されて、まったくわからない、同じ体験をしているはずなのに、どこか食い違っている、どこかおかしくねじれた証言が出てくる。 陰謀なのか、ただの偶然だったのか。 読み終わっても、モヤモヤが残る、なんとも気味の悪い小説だ。
0投稿日: 2021.10.25
powered by ブクログこんな展開アリなんか… っていう感想です。 読んでいると、色々な伏線が張り巡らされ、どんどん作品の中にのめり込んでしまいます。 謎と謎が繋がらない。不気味さとワクワク感が混ざった感情をずっと抱きます。 最終的に、その伏線は全く回収されないまま終わります。 え?終わり?って感じです。 ただ、その結末を知った上で再読しても、やっぱりドキドキしてしまう。そんな作品でした。
0投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログ* それでは、これからあなたに幾つかの質問をします。 * 大型商業施設で起きた、原因不明の死者や負傷者が多数の事件。真相は何なのか。 . Q&A形式で話が進んでいくという初めて出会ったパターンの小説。聞き手が一緒とは限らず、実はこの時の語り手が聞き手になってたなど整理したら面白さが増すが結構噛み砕くのに時間が掛かった。 . 人の思想って自由だけど暴走しすぎると怖いなと思った。 .
0投稿日: 2021.09.16
