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つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない
つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない
河野裕/KADOKAWA
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総合評価

57件)
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18
21
4
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    「本を探す幽霊の誤謬」 見つけて欲しくない。 とても大切な友人だったからこそ、嘘に気付かれたくなくて綺麗な二人の物語のままでいたかったのかもな。 「迷子のリドル」 生写しのような存在。 一緒に逝くはずが途中で逸れてしまったからこそ、間違えた姿で成長し抱かれる日を待ち望んでたのかもな。 「心理描写が足りてない」 一人の人物を語って。 足りないピースを集めてまわって、ようやく手に入れた情報は大きなものであるが理解できるかは別だよな。 「リリカルファイア」 解釈を間違えず進む。 全ての伏線を回収し終盤に向かう時、本来語られるべき心情を間違えて受け取るだけで話は一気に変わるな。

    0
    投稿日: 2023.12.23
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    ヒロインの女の子と主人公の2人の男っていう設定は、結構見る気がします。 個性が強い、けど、うざったい系ではなく、くすっと笑えてしまう2人の主人公のやり取りは、好きです。 ただ、入り込めなかったな…なんというか、著者のクセが強い?ように感じました・・

    0
    投稿日: 2022.02.11
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    人が死なないミステリーも、幽霊が出てくるミステリーも好きじゃないのに、これはなんだか面白い。気になるから続刊も読んでしまう。 幽霊が出てくるから、人は死んでるか。

    0
    投稿日: 2021.12.11
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    探偵役の2人のお互いの呼び方について、「編集者」呼びはするっと入ってきたのですが「ストーリーテラー」呼びはキザ過ぎてなんとなく笑えてしまいます。とはいえファンタジーな設定なのでこれでちょうど良いのかもしれません。 登場人物自身が物語を絶対にハッピーエンドにすると豪語しているだけあり、ちゃんと明るく終わります。安心して読めるシリーズだと思います。

    0
    投稿日: 2021.08.25
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    北野坂、学生時代、友人とよく遊びに行ったことがあるために、本屋で気になり購入。推理というよりもストーリーテラーがストーリーを紡いでゆくこのスタイル。くせになる。面白かった。

    0
    投稿日: 2021.05.09
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    こう言う雰囲気のシリーズ物(うまく言えませんが…)にありがちなドタバタ感や イタいキャラ設定が苦手なのですが それがあまり感じられず 珍しく続きを読んでみたいなと思いました。 図書館には何故か2と3だけ蔵書が無いのでどうしようかと思っています。 どんでん返しとか、伏線回収でスッキリと言うわけでは無いですが、ゆったりミステリーとして楽しめました。

    0
    投稿日: 2021.02.25
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    河野裕のつれづれ、北野坂探偵舎を読みました。 小説家の雨坂とその元担当編集者で今はカフェ経営をしている佐々波が登場するミステリーでした。 佐々波は幽霊が見えるという能力があり、この世に未練を残している幽霊が物語に登場します。 通常、ミステリーは実際に起きたことを探偵がいろいろな証拠から推理していくものですが、この物語では小説家と編集者が証拠=設定から物語を紡ぎ出していくというストーリーになっています。 なので、サブタイトルが「心理描写が足りてない」となっています。 こんなぶっ飛んだ設定ですが面白く読みました。 カフェのウェイトレスのパスティーシュさんが辛辣で、いい味を出しています。

    0
    投稿日: 2020.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    BOOK OFFでジャケ買い。 「洒脱な会話」を目指してるんでしょうが、 いかんせん全てが理屈っぽくて(^ ^; あまり好きではありませんでした(^ ^; またメインのストーリーが「幽霊がらみ」なので、 リアリティを追求する人には向きません(^ ^; 謎解きも基本、ファンタジーです(^ ^; 「シリーズ化する気満々」らしく、 そこここに「思わせぶりなフリ」が入りますが、 引っぱりすぎで本題がさっぱり分からず、 途中から飽きてしまった(^ ^; も、いいっす...(^ ^;

    0
    投稿日: 2019.09.02
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    読書録「つれづれ北野坂探偵舎心理描写が足 りてない」4 著者 河野裕 出版 角川文庫 p298より引用 “「物語が作り物でも、それを読む人間は現 実にいるんだ。問題は君が、何を感じて、何 を信じるかだよ。読者の感情に僅かでも影響 を与えられるなら、フィクションにはリアル で具体的な意味がある」” 目次より抜粋引用 “本を探す幽霊の誤謬  迷子のリドル  心理描写が足りてない  リリカルファイア”  小説家と元編集者でカフェオーナーの探偵 所長を主人公とした、短編連作ミステリ小説。  カフェでお茶を飲みながら、男性二人の会 話に耳を澄ます少女。二人は反対方向を向い て座ったまま、しかし決して険悪な雰囲気と いうわけでもなく話を続ける…。  上記の引用は、フィクションの意味につい てとある人物?に答える、主人公・佐々波の台 詞。 山本弘氏の「アイの物語」の解説だったでしょ うか、「作者は本気で、小説の力で世界を変 えようと思っている」というようなことが書 かれていたように記憶しています。たとえフィ クションでも、人に何かしらの影響を与える ものなのでしょうから、その影響が悪い方向 に出ないように、書き手は作り続けてほしい ものです。  穏やかな雰囲気ながら少し切ない話。会話 が多い書かれ方なので、好みの分かれるとこ ろかもしれません。  短編連作としましたが、続編への謎が残る 終わり方をしていて、長く続く作品なのかも しれません。 ーーーーー

    0
    投稿日: 2019.07.18
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    喫茶店で別テーブルに向かい背中合わせに座る男性二人。彼らが背中越しに会話しながら今見かけた謎に関して推理しながら作るストーリー。プロローグでこの不思議な二人の関係にガッツリつかまれ一気に物語の世界に入りました。ところが話はもっと深く、なんと特殊設定が加わります。連作短編かしら、と思えば今度は見事にそれらは繋がっていき…。実は作家と元編集者という彼らが紡ぐ物語。ミステリですがとにかく設定と登場人物に惹かれました。シリーズとしては物語はまだ始まったばかり、なのでしょうね。続きが楽しみです。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    カフェに向かい合わせで座っている二人が織りなす 奇妙な探偵物語。 いや、探偵なのは1人だけで、もう一人は 普通に作家、なのですが。 元編集者は何故探偵になったのか、は謎ですが 全ての謎を二人で、物語を作るように解いていきます。 短編集なのですが、最終的にはすべてが合わさって…で 解決します。 こんな推理は? というわけではなく、本当に 物語を作るようにピースを合わせていくので これはこれで面白いのですが、何だかだらだら 話しているだけ、な感じもします。 作るのが趣味なだけで美味しくないケーキ。 ちょっと食べてみたいです。

    0
    投稿日: 2019.02.12
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    サクラダリセット作者の新作 一話目ひよったかと眉しかめるが 二話目から面白くなる ただずいぶんキャラクタ配置やミステリとしての流れがぎこちない感じ サクラダリセットがとても変化球でありながら絶妙の調律だったのに対して 題材がふつうすぎて(幽霊が出るミステリとか当たり前すぎて)もてあますのか あと連載時は4話目がなくて大丈夫だったのか ともかく続きが楽しみ

    0
    投稿日: 2018.11.12
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    さくさく読めたけれど、上手く入り込めなかった。色んな繋がりが整理されずにとっ散らかっている印象を受けてしまった。キャラクターは何となく新鮮だった。

    0
    投稿日: 2018.10.17
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    図書館で。 この方、幽霊を題材にした小説が多いんだなぁとぼんやり思いました。そして何故かタイトルで高校を連想していて高校の部活か何かなのかなぁと思って居たら全然違った。個人的にはウェイトレスのパスティーユ?さんがいい味出してていいなぁとお気に入りです。 この方の描く死者というか幽霊って独特かもしれない。生きている時と同じ理性と感情と思考能力を持ち、未練を核とした能力を持っているけれども未練が解消されると成仏してしまう。ちょっと面白い。 個人的にはいかに悲劇があったとしてもそれを生徒に八つ当たりする教師は最低だと思う。教師としても大人としても彼はしてはいけない事をしたと思うので教師向いてないんじゃない?と思わなくはない。しかも出向いたのは彼女の方だし。本来は教師の方が謝罪すべき事だよなぁ… 幽霊兄弟の話自体は良い話系なんだけれどもちょっとそこが気になりました。そして紫の指は気になるので続きも読んでみよう。

    0
    投稿日: 2017.11.24
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    初読みの作家さん。連作短編かと思えば、ストーリーが連続していて、更に大きな謎があって・・・と凝ったつくり。続きが読みたくなってしまう。推理というよりストーリーを組み立てるという手法が斬新。幽霊が出てきたり、ファンタジックな要素もあって読みやすい。他のシリーズも読んでみたい。

    0
    投稿日: 2017.01.21
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    結末の違いは、作者がどこで語るのを止めるか。 なるほどなるほど。 面白い切り口で進むストーリーなんだけど、何はともあれ近頃すべてはシリーズものなのよね。 続きはそれなりに気になるので読んでみるとして、ストーリーを終わらせる能力は近頃の作家さんには必要とされてないのかしら。

    0
    投稿日: 2017.01.09
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    探偵と小説家のやりとりが、いちいち芝居がかっていてちょっと白ける。 表紙買いだったけど、好みじゃなかったです。残念。

    0
    投稿日: 2016.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こちらも、本屋における表紙パトロール(何その言い方)で、「読みたい本リスト」に挙げていたシリーズ。 最初に(図書館のサイトを)検索してみたら見つからなかったような気がするけれど、気が付けば予約を入れられていたという、不思議な・・・手応えの・・・。 (この本の内容が内容だけに! 笑) いやいや、検索の仕方が悪かったんでしょう。 何にせよ読めたのでよかったのだけど、こちらもまた 「あれ? これ、シリーズ1作目だよね? 大丈夫?」 と、若干びくびくしながら読んだ。 オカルト・・・と、いうよりは幽霊絡みの話なので、どこかこう、曖昧というか、ぼやかした表現が多いんだよね・・・。 ちゅうか、このタイトルで、この表紙で幽霊ものて!! どう見てもこれまた、 カフェ イケメン二人(片方文科系)(しかも毒舌ぽい) ちゅうこれまた最近よう出会うてる 「BLか!!」 ちゅう見た目ですやん。 実際のところは、BL・・・ではないけれどもまあ、仲良し・・・? とも言い切れないっちゅうか・・・? べたべたに仲良しではないけれど、切っても切れない仲・・・? いやいや、その「切れない理由」がシリーズ通してのキモになりそうな予感かな・・・。 オーナーにはお菓子作りが好きやけど下手みたいなオイシイ設定はあれど(もちろん表紙のメガネでないほうがオーナーね・・・)、またこのオーナーがメガネに会うために山奥からかけつけてくるみたいな展開もあったけども BLではないと思います。 (違う違う) 最小限の登場人物でよくまわしたなー、と、思う。 正直、疑問点が山盛り残ったので、ネタバレを避けつつ読了後にネットで少し調べたところ、続編は何冊も刊行されてるのね・・・。 図書館にはなさそうなので、こちらもまた、改めて(図書館に)リクエストしてみよう。 ハッピーエンドの何が悪いんやろうと思う。 ハッピーエンドとバッドエンドの違いが、 「どこでお話を切るのか」 と、いうことなのであればなおさら、ハッピーエンドにすればいい。 それは、小説だけじゃなくて人生においても。 一番肝心なほっしーの意思が 「それだけか・・・」 と、思わなくもないけれど、ひとつずつひとつずつ心理描写を読み解いていくプロセスがとても楽しかったです。 俯瞰で読むのに、なんだか私も登場人物のような気分になるのが、不思議。 ほんまに、続きを読みたいなあ・・・。 (2015.12.13)

    0
    投稿日: 2016.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     全く期待しないで読み始めたが,思いのほか,面白かった。神戸北野坂に存在する「徒然珈琲」には,元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波さんと,いつも眠たげな天才的な作家雨坂さんがいる。現実の状況を「設定」として物語を作るように議論しながら推理をする二人。この二人のモットーは,「迷子の猫捜しから心霊現象まで,なんでも解決」というもの。佐々波は,小さいころから「幽霊」が見え,「幽霊」と話ができるという。  細かい設定に説明不足の点がある。そもそも,佐々波と雨坂の関係は分からないし,佐々波が幽霊が見える理由も不明。細かい説明を省き,テンポよく物語を進めている。  プロローグでは,同じかっこをして歩いている二人の女性について,佐々波と雨坂がストーリーをつづる。物語の中で描かれているが,ストーリーを考える雨坂には小説家としての傷が存在し,物語をハッピーエンドでしか終わらせられないという。プロローグでは,二人の女性は,同じ格好であれば,女性を見間違えるという男性のテストをしていたというストーリーをつづる。プロローグでは真相は分からず,まるで,「猫丸先輩シリーズ」のような,単なる推論で終わる。しかし,このやり取りを見ていた小暮井ユキという少女が,北野坂探偵社に事件を持ち込む。依頼は,小学校の図書室から夕暮れ空の表紙の絵の本を探してほしいというもの。  物語全体を通じて,小暮井ユキという少女と,その友達だった少女,星川奈々子(の幽霊)が登場する。星川奈々子が幽霊になっているのは,未練があるため。佐々波は,幽霊を成仏させるために奔走する。  夕暮れ空の表紙の絵の本は,小暮井ユキが小学生のときに星川奈々子の兄の思い出の絵本。小暮井ユキは,病気で死亡した小学生のときの友達である細川奈々子の兄に再会できなかった。しかし,それを隠そうとした星川奈々子は,自分が小学校のときの友達だといって,中学校でユキに再会したのだった。  物語全体を通じ,星川奈々子のユキへの複雑な思いがつづられている。星川奈々子は,自分にとっても友人であるユキを大切におもいつつ,小学校のときの友人で,死期にっ気付きつつも,ユキを守るために「何か」を燃やそうとして,死んでしまった兄に気付いていないユキに対し怒りを感じていた。  ユキの恩師「内田」と,奈々子の兄,そしてユキと奈々子。登場人物全員の思いを,最後に,雨坂と佐々波が,図書室でつなぐ。ユキは奈々子の兄の存在を知り,奈々子の兄の真意は,ユキを幸福にするために,内田の辞表を燃やそうとしていたのではないか。奈々子の心の中にあったユキへの怒りが解消され,奈々子が成仏するシーンは心に残った。  トータルで見て,説明不足の点があり,ミステリとしての弱さはあるが,最後の奈々子が成仏するシーンはよかった。読む前は,それほど期待していなかっただけに印象に残った。とはいえ,最後の奈々子の成仏以外の部分に疑問がないわけではない。特に,読者に知っていて当然といった感じで情報を出す描写が多く,おいてけぼりになっていると感じた部分があった。伏線もそれほどなく,ミステリとしては甘い。トータルの評価は★3で。

    0
    投稿日: 2016.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    連作短編集。女子高生からの亡くなった同級生が読んでいた本を探してほしいという依頼から話が展開していく。幽霊が見える編集者と見えない作家。彼らの探している「紫の指」とは?シリーズもののようですが、読み進めていくのは悩むところ。

    0
    投稿日: 2016.04.19
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    元・編集者と作家が話しを作りながら謎を解く、というのは新しいなと思いながら読み始めたけども、幽霊が見えることは説明なしかー。連続短篇と思いきや、あれ?これで終わってんの?と文章のスタイルにも慣れなく、幽霊が見える理由や探す理由は気にはなるけど、次は読むかどうか…

    0
    投稿日: 2015.12.26
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    彼はストーリーテラー。彼は物語を紡ぐ。 なんかしっくりこなかった。視点の入れ替わりがあまり好みではなかったかも。元編集者の佐々波と作家の雨坂のキャラクターが摑みにくいからだろうか。でも、最初の謎がつながっていくのは面白かったし、ハッピーエンドはどこで語るのをやめるか、というのは、この前観た映画『Into the Woods』も重ねて、今自分の中でしっくりくるテーマだった。 紫色の指先、という次回もひっぱる謎が残って、ちょっと気になる。サン・ジェルマンも出てきちゃったし。

    0
    投稿日: 2015.09.12
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    小さな謎の集まりが大きな謎を形成し、根本の謎に繋がっていく。いろんな輪が何十にも重なっている感じ。短編の形式をとっているけれど、いわゆる連作短編とは違う印象を受ける。物語を創作するように推理するという手法が新鮮で、話の仕立て方や持って生き方にも引きつけられた。状況説明もすっきりしているのに、その文章から光景が映像となって現れる。締めの文句がなかなか良い。語り口が独特なので好みは分かれるかな。変な言い方だけど、私は読んでいて気持ちが良かった。たぶん、織りなす雰囲気と文章が自分に合っているんだと思う。

    0
    投稿日: 2015.05.22
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    恐らくこの物語の肝であろう会話が冗長でうっとうしい。設定も描写も女性好みのオシャレな雰囲気にしようという努力ばかりが見え透いてつらい。ライトミステリというジャンルがそもそも私には合わないのかもしれないが、早々にリタイアしてしまった。最後まで読めば良さがわかるのかもしれないが、しんどいものはしょうがない。

    1
    投稿日: 2015.03.27
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    ★3,5 最初の話を読んだときは、繋がっているとは思わず、評価が低かった。だんだんと話がまとまってきて、初めてジワジワと面白味が出てきた。続きが気になる。

    0
    投稿日: 2014.11.09
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    ジャケ借り。 期待しないで読みましたが、普通に楽しめました。元編集者でカフェ経営者の佐々波と、理知的だが物憂げな作家、雨坂の心霊探偵物語。舞台が神戸の北野坂。 オサレ! 主役二人の繋がりや過去が明かされないまま終わるので、まだまだ広がりが期待されます。心霊探偵という事で幽霊と対峙するのですが、当然全員死んでいる訳で、そこはかとなく切ない感じがいいです。シリーズもので既に3冊出ているようなので、予約本を待つ合間に借りてみてもいいかなあと思いました。物語の行き着く先はハッピーエンドが望ましい。と願うのは私も同じです。ゆっくり本を読む時位はシアワセな気持ちに包まれたいものです。佐々波のキャラが若干ブレていて掴みづらい。無理にワイルドを気取った感じが気になる。普通に体育会系のいい人でお坊ちゃんって感じでいい気がします。逆に女の子大好きチャラ男くんにしても面白かった気がする。←単なる好み アップルパイ食べたい。

    0
    投稿日: 2014.11.06
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    作家が探偵役になりストーリー構築を通して謎を解く設定や、一冊を通して物語が完結する連作短編集という形式など、作者の意欲が感じられてよいです。 難を言えば表現にキレが不足していて読みにくく、そのせいで凝った伏線か空回り気味かな。 今後の進化を期待します。

    0
    投稿日: 2014.10.27
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    やっとこ読めた。やはりサクラダの作者、という感じがすこしする。 一冊続きの作品とは思わず読んでいたから、リンクというか少しずつ繋がっていくのが面白いな、と。 しかも続きのシリーズにも続いているっていう、読まなくちゃ感がね。

    0
    投稿日: 2014.10.17
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    コンビの掛け合いにクスッとしてしまいます。 一つの事件を一つの物語として扱い、お話しを作るように謎を解いていくのが面白いです。 「お前の推理は、全ボツだ」一駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波さんと、天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂さん。彼らは現実の状況を「設定」として、まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する。私は、そんな二人に「死んだ親友の幽霊が探している本をみつけて欲しい」と依頼して…。(BOOKデータベース)

    0
    投稿日: 2014.09.29
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    元編集者と、作家と、高校生の女の子が探偵をする 第一巻 ストーリーをハッピーエンドにするのも、バットエンドにするのもストーリーテーラーだ。

    0
    投稿日: 2014.08.18
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    神戸を舞台にした心霊探偵モノ。 ライトノベル風だけど、心理描写の綾は案外細かい。 望むらくはせっかくの神戸だから北野坂以外の地名もどんどん出して欲しかった。 乙仲通とか鯉川筋とか……。

    0
    投稿日: 2014.08.04
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    元編集者の佐々波と作家の雨坂。二人の探偵は物語を創るように議論しながら謎を解いていく。 ミステリだけど人は死なないし、幽霊出てくるけど怖くない。ハッピーエンドな結末を目指す優しい探偵物です。けれど、ただ優しいだけじゃなく少しスパイス効かせてます。続編に繋がるラストだったので、期待しちゃいます。 パスティーシュキャラが好き。紅茶とケーキでガールズトークがしたいなぁ。

    0
    投稿日: 2014.07.12
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    『心霊探偵八雲』のキャラを変えた感じ、の元編集者と小説家のミステリ。うーん、設定はいいんだけど心霊探偵ものにすると八雲と(ry

    0
    投稿日: 2014.07.04
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    短編かと思っていたら、全てが繋がっていたんですねぇ(^^;)なんだか凄く強引な推理だなぁ(--;)と思ったけれど、ストーリーテラーがハッピーエンドに導くためだと思えば、納得(^^)一冊目ではまだまだ謎の部分が多く、こんな感じの話です!という紹介本みたい(゜.゜)二冊目以降に期待!

    1
    投稿日: 2014.06.04
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    徒然珈琲にいる作家雨坂と元編集者佐々波。 二人の元に幽霊が探している本の捜索依頼が舞い込む。 様々な伏線、紆余曲折を経て、よく纏めたと思う。 個人的には幽霊が出てこない設定の方が良かったと思うが、 それでも十分に楽しめる連作短編ミステリーだった。 残された謎が明らかになることを期待して、次作も読みたい。

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    私は文庫本が好きなので、あくまで文庫に限った話になるが、昨今ミステリーを名乗る本が書店の平台にあふれている、と思う。それも、割とライトな雰囲気(たとえば日常系とか)で、謎解き役はまあありとあらゆる年齢や職業の方々で。まるで2時間サスペンスドラマのようでもある。あそこではかなり前から、家政婦さんだのなんだのが探偵役に取り組んでいた。 で、この本の謎解きコンビは、作家と元編集者。帯にあるとおり「萌えるコンビ」であります。で、解く謎が「幽霊」ときたもんだ。これは、キャラ設定で読ませるタイプの作品だろう、と思ってしまったのは(自分的に)仕方がないと思う。 でも。それだけじゃなかったんだなあ・・・ いろいろ思うことはある。会話に時々イラッとするなあ、とか、登場人物の根っこがみんな似ているなあ、とか、伏線の主張が強いなあ、とか。 でもね。なんていうか。タイトルにもあるように、心理描写、なのかな。現象や行動や時間の経過による結果の裏側にある、登場人物の気持ちとそれを汲み取る側の人物の気持ちが。 とても繊細で、一生懸命で、やさしい。 読んでいても、ほっこりはしない。ただ、読み終わった後、小さな傷みたいに、ずっと気になる。雨坂さんの書く小説を、読めるものなら読んでみたいなと思います。彼の「傷」、私もたぶんそれをマイナスとは思えない。

    2
    投稿日: 2014.04.20
  • 物語を創り上げるストーリーテラーの力技

    連作短篇。非常に読みやすい文章。神戸・北野坂の小さなカフェ「徒然珈琲」に、いつも背中合わせに座る二人の男。小説家・雨坂続と、その元編集者であり現在はカフェ「徒然珈琲」オーナー&探偵を営む男・佐々波蓮司。佐々波は普通に幽霊を見る事ができ、そして二人は探偵を続けながら、ずっとあるものを探し続けている…。引き込まれるストーリーに、ストーリーテラーの、ものすごい力技を見た気分。面白かったです。続編期待。

    2
    投稿日: 2014.04.13
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    表紙が秀良子さんの絵だったので、ついつい買ってしまった一冊。 幽霊ミステリ。まだまだ続くみたい。漫画みたいな話だなーと思ったけど「それいる?」みたいな文章が結構多くて、読んでてちょっと退屈になったりした。会話文はこれまた漫画っぽいけどおもしろい。クスッとくる。 でもあんまり好きな書き方じゃなかったかも。作者は自分に酔ってんだろうか、とか思ってしまう感じ。 うーん。彼らを自分の好きなキャラに当てはめて読んだら楽しめるかもしれません。

    0
    投稿日: 2014.03.31
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    2冊目を読んでからこちらを読みました。なんとなく、読みづらいような気がしたのは気のせいでしょうか。伏線がたくさんあり、続きが気になります。少し芝居がかった口調がくせになります、好きです。二人の物語にどんな結末が待っているのかたのしみです。

    0
    投稿日: 2014.03.11
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    舞台のイメージは西村珈琲でしょうか。神戸の喫茶店から始まる物語です。 ミステリっぽいファンタジーとでもいいますか、普通に幽霊も出てきますし、登場人物は基本的に善人、ほんわかにちょっとしんみりが入る、所謂「良い話」。ところどころに現実的な笑い(編集者ってすごい)が出てきて、その時だけ夢の世界から漫才の世界に突き落とされるような感覚になります。素直でまっすぐな10代に「そのまま大人になれると良いけどねぇ」と心配半分、やっかみ半分で呟いてしまう大人には少々眩しい世界です。 この作品の前によんだのが「目白台~」で、伏線の回収やら本当の解決やらが見られなかったり、怪奇現象(?)が出てきたりと、共通項が多い作品を立て続けに読むことになりました。こういうシリーズの進め方はティーン向け小説みたいで懐かしさを覚えます。

    1
    投稿日: 2014.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    丁寧で無駄のないストーリー展開。これは、『サクラダリセット』の時から感じていた、河野裕先生ならではの巧さだと改めて思わされる。 見事です。面白い、の一言。

    0
    投稿日: 2014.02.22
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    きっと面白いと思って表紙買い。いい意味で裏切られたというか、予想とは違う話でしたが面白かったです。幽霊が見える探偵舎の所長(元編集者)と、所長が以前担当していた作家とのコンビによる事件簿。かいつまんで言うとそうなりますが、真相解明の手段はストーリーの構築。幽霊にも話を聞きながら、まるで小説を書くように、事件を追っていくのです。二人がなぜ探偵をしているのか、その謎にも実は幽霊が絡んでおり、単に奇抜なアイデアではないことが分かります。ライトな感じの表紙が、物語の内容といい感じにミスマッチです(笑)

    0
    投稿日: 2014.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    むむむっ。意外と好感触。な、1作目でした。 もはや量産体制に入ってる気がするカフェ・飲食店系探偵がそういう方向へいくとはね。 次作も買ってみよう。

    0
    投稿日: 2014.01.21
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    物語りを作るように議論しながら事件を推理するのは、元編集者でカフェのオーナーで探偵の佐々波と天才的な作家の雨坂。 二人の元には幽霊関係の依頼が舞い込んでくる ・・・ シリーズの第一作目!!

    0
    投稿日: 2014.01.12
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    探偵物好きで、本屋で目にとまり衝動買い。初めて読んだ著者だったが、読みやすくて一気に読んでしまった。元編集者と作家、そしてそんなふたりがいる喫茶店…幽霊も絡むミステリーを、物語を作るように解いていくなんて魅力的な設定。 過去にも色々ありそうで、伏線がじわじわ出たり消化されるのがまた楽しい。久しぶりに好みのシリーズものを発掘できて満足です。早速今二巻を手に入れ読んでいます。

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    投稿日: 2014.01.11
  • 事件を解決しているのか、物語をつくっているのか

    幽霊が見えない作家と幽霊が見える元編集者の探偵。 そんな二人がいるカフェに幽霊がらみの依頼が。 事件を解決しているのか、作家が作ったストーリーに向けて結果を 描くのか。でも、結局それはやっぱりきっと真実で・・・。 二人で事実をもとに物語をつくっていく(事件を解決していく) 過程の会話がどういう結末になるんだろうと、 どんどん読み進められました。 探偵社を開いた目的など、今後の伏線?とも思える謎もあり 続きがたのしみです。

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    投稿日: 2014.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙が好きな漫画家さんである秀良子さんが書かれていたので買った1冊。 イメージとしては2人の主人公の掛け合いを全面に出てるのかと思っていたら まさかの幽霊を相手にするファンタジー色があるミステリー。 (ミステリーと言っていいのか分からないけど) ストーリーの結末が分かりづらくて、そう言った点でも残念。 せっかくのコンビが際立ってない気がする。 今後に向けての伏線(?)も遠回りすぎて 「え?どういうこと?」と思う事もしばしば。 まぁ、そんな事良いながらも次が出たら買うんでしょうけどね。

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    投稿日: 2013.11.16
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    表題の北野坂という土地のみに魅かれて読んだ。 どうというわけではない、神戸だからである。 でも、さほど、神戸でなくてはならない描写は少なかった。 まぁ、いい、神戸の北野に住む人の話だ。 それで、十分。 幽霊が、人にこういう絡み方をする話はあまり好きでない。 好きでないが、ストーリーは楽しめた。 誰が主役か、誰目線か、どこでストーリーをやめるか。 それが大事ね。 続くのですかぁ、そうですか。 北野だから読んでみよう。

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    投稿日: 2013.11.16
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    幽霊が見える元編集者と小説家の探偵物語。小編からなりシリーズものになるはず。若干SFっぽくてその点は苦手だが、登場人物はいい感じ。学者っぽさが黒猫っぽい。

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    投稿日: 2013.11.09
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    もと編集長の佐々波さんと小説家の雨坂さんのデコボココンビが物語を創るように事件に向かうお話。 ストーリーテラーと編集長が織り成す物語はハッピーエンドか否か。ラストに向かうにつれてわくわくする作品でした。

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    投稿日: 2013.11.01
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    ノゾミ、紫色の指先、サン・ジェルマンの薬。 サクラダに似てるなー、と思う。あれはいい物語だった。 これはどんな結末に向かうのか。 作家も編集者もハッピーエンドが好きなら、きっと結末は素敵なものになるはずだ。幽霊の関わる物語で、どうやってそれを叶えるのかな。楽しみ。

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    投稿日: 2013.10.20
  • 小説家は「真相」を紡ぎ上げる

    本書はミステリーなのに、当たり前のように幽霊が登場します。とはいえ、幽霊の不思議な力で事件解決!なんてことにはなりません。謎解き部分はまっとうなミステリーですのでご安心を。 幽霊がらみの事件を、変わり者の小説家と元編集者のコンビが推理で解決していくのですが、その推理方法が変わっています。二人はまるで「事件の真相」という一つの物語を組み立てるように推理を進めていくのです。 ボケと突っ込みのような二人の会話は微笑ましく、読後感もいいです。私はなにより、小説家が持つ物語へのこだわりに心打たれました。

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    投稿日: 2013.10.20
  • 幽霊と作家と編集者の会話劇

    幽霊が1つの心霊現象を起こせる世界 幽霊が見える編集者と幽霊を見ることが出来ない作家が繰り広げるお話 作家が組み立てたストーリーを編集者が駄目だしすることで推理が進むのがとても印象的。 河野さんの作品はテンポの良い会話で話が進むのと とても心地よいストーリーがお薦めです。

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    投稿日: 2013.10.15
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    思った以上に全シリーズと雰囲気が同じで戸惑っている。 主要人物が、どんな職業でも年齢でも経歴でも、同じように感じる。口調、考え方、会話の進め方あたりが似通っているために起きている違和感だと思う。 大人っぽくない大人ならば大人で書かなければいいのに。

    1
    投稿日: 2013.10.14
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    作者の特徴である透明感あふれる雰囲気はもちろん健在。 今回はウィットに富んだ会話やクスリとできる会話もあって、会話でさらに楽しませてくれています。 やっぱこの人の物語と文章は好きだなー。 ただ、この作品の語り手となる二人の男が合わなかった。 クールな成人男性ってなんか感情移入しづらい。。。 これまでとは違ったことがやりたかったんだろうけど、この作者にはサクラダやベイビーのような少年少女たちを中心とした切なくも綺麗な作品を書いてほしかったな。

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    投稿日: 2013.10.08
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    良くわからない・・・感性が古い? 小説執筆手法で推理する! 面白そうだと思ったのですが、作者力量不足 なのか、読者レベルが低いかのいずれかだな

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    投稿日: 2013.10.03
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    新シリーズでイラスト担当の人も変わってどうなるかなぁと思ったけども、やっぱりそこは変わらなかった。自分の中にしっくりくる言い回し、回りくどさは健在で、読んでいてなんとなく懐かしい感じになった。 またしばらく続くのだろうけれど、終わりまで買い続けようと思う。

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    投稿日: 2013.09.29