Reader Store
知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ
知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ
苅谷剛彦/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

213件)
4.0
56
83
44
4
4
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    題名で煽ってるような未知の素晴らしい何かがあるわけではない。とはいえ今まで感覚的に実行していたことを改めて認識させてくれた。もちろん新しいこともあった。内容のわりに分量が多い気もするが、例文がたくさんあるので理解が進みやすいか。

    0
    投稿日: 2016.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「論理的思考力ってなんだ?」キャンペーン第一弾(正確には大学時代に読んだ野矢茂樹『新版 論理トレーニング』及び『論理トレーニング101題』も下敷きになってるので第二弾だけど)。 そもそものきっかけは「論理的思考力」という単語の定義がいまいちよく分からなかったこと。なんとなくこうだよね、というコンセンサスはあるかもしれないけど、その時々で、使う人によって定義の違うビッグワードな気がしてならなかった。ロジカル/クリティカル・シンキングや「批判的に見る」といった用語も本質的には同じ。 この本の趣旨に従えば、このアプローチはひとつの正解、ということになる。ビッグワードは便利なのでよく使われるし、したがってステレオタイプ、常識や固定観念の温床になりやすい。 定義もわからずに使っているもんだから、アッという間に「何かを言っているようで何も言ってない」発言ができあがる。「ロジカル・シンキングは社会人の必須スキルです」なんてのも教科書的例文に入るかもね。 このあたりはまだ無自覚なだけマシだけど、たとえばこれを操作すれば、全く別物のAとZを、ビッグワードの定義をスライドさせて共通項にくくる、なんてこと(無理やり式にすれば、「A=B,B'=ZよりA=Z」にでもなるだろうか。Bが定義のあやふやなビッグワードだ)も可能になる。 長々と書いてきたけれども、このあたりは恐らく「批判的」と呼ばれている範疇に含まれること、かなー。 事あるごとに帰ってきたい、と思わせてくれる良書。 ※※※自分用メモ※※※ 第一章 創造的読書  ・著者と同じ立場に立つ―あらゆる文章には試行錯誤の過程がある。行間を読みながら読書することによって思考するための「間」を作ること。  ・批判的に読む―著者のねらいは何か。論理構造はどうなっているか。著者が前提としているのは何か。 第二章 考えるための作文  ・論理的な文章を書く―書くという行為は、思考やアイデアに明確な形を与えるという役割を持つ。接続詞の働きを常に意識することで、文章の中の論理を明確にする。  ・批判的に書く―ある主張に対し、異なる複数の立場から反論を書く(ひとりディベート)。視点が変われば前提が変わる。それはとりもなおさず、著者が前提としている「常識」をあぶり出す作業になる。 第三章 問いの立て方、展開の仕方  ・「疑問」から「問い」へ―疑問は、「問い」に形を変えて初めて考えるための材料になる。How?(=調べることで答えを探し出せる問い)とWhy?(=考えるきっかけとなる問い)の2つが必要。  ・Why?―Why?はそれ単体で次の問いに繋がる。因果関係を見つけ、擬似相関を見破る。  ・問いの展開―Why?とHow?の組み合わせで、ただWhy?を連発するだけでなく、新しい視点をもたらす。また、問いをブレークダウンする作業も重要。  ・「概念」を利用する―個別具体的なケースを一般化して考えることができるのが「概念」。概念は常に定義を意識しなければビッグワードになりやすい。ステレオタイプに繋がりそうな単語は「禁止語」にする手法が有効。  ・概念を利用した問いの展開―複数のケースを比較することで、一般化された「概念」を導くことができる。概念レベルで得られた因果を他のケースに適用する(=検算)。 第四章 複眼思考を身につける  ・関係論的なモノの見方―一つのモノが、複数のモノの間の関係によって意味付けされている、とするモノの見方。第一歩になるのは、問題の要因/要素を分解し、それぞれの要素の因果関係を考える作業。そのほか、プロセスとして捉える(「◯◯化」)方法も。  ・逆説の発見―「にも関わらず」に着目する視点。思いもよらない副産物、抜け道や裏技、主体が大きくなった場合の影響、計画の表明が結果に影響するケース、などが考えられる。  ・問いを問う―その問い、問題が生じる背景や文脈を問う、メタ的な視点を持つ。問題には流行り廃れがあり、それに流されないための視点。

    0
    投稿日: 2016.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者とかかわりながら読書するコツ ・「なるほど」 ・「ここは鋭い」 ・「納得がいかない」 ・「どこか無理があるな」 ・「その意見に賛成だ」 ・その意見に反対。自分の考えとは違うな」 ・「著者の意見は不明確(あるいは、あいまい)だ」 ・同じような例を知っている」 ・「自分の身の回りの例だとどんなことかな」(実際に思いついた例を書いておく) ・「例外はないか」 ・「見逃されている事実や例がないか」 ・「これは他の人にも伝えたいエピソードやデータだ」 ・「もっと、こういう資料が使われていれば議論の説得力が増すのに」 ・「なぜ、こんなことがいえるのか」 ・「自分ならこういうことばを使って表現するな」(そういう場合は実際にそのことばも書いておく) ・「この表現は難し過ぎる」

    0
    投稿日: 2016.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ・物事をひとつの側面からではなく複数の側面から見る ・当たり前の常識に飲み込まれない思考法 ・物事の頭の中での構成要素の分解に抜け漏れが起きている状態、そもそも分解が十分になされていない状態 ・疑似相関 ・クリティカルシンキングに近い感覚 ・概念化とは共通性を高め一般性の高いレベルにたって物事を認識する方法 ・ジェンダーとは性差を生物学的と社会的なものに分ける概念 ・物事を概念化していく能力(クレストの構成要素や成長コンテンツの概念化-経営実践) ・ビックワードはマジックワードになりうる(抽象的な概念を理解せずに使うと概念の一人歩きが起きて人々の思考を止めてしまう魔力がある) ・複眼思考の自身の解釈は、物事や問題に対して構成要素をMECEで分解でき複数のルートから思考展開ができて因果関係を正しく理解すること ・"にもかかわらず"の逆説思考 副産物を事前に考慮すること ・"予言の自己成就" ・"問うことを問う"というメタの思考 ・メタとは問題を"堀戻す、掘り上げる"という掘り下げるの対極にある?

    0
    投稿日: 2016.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分で考えるための手順書。 自分で考えろ といっても 考えられれば 簡単だ。 考える力をつけない限り、考えることに及ばない。 誰でも、考えてはいると思っている。 まったく、考えていないわけではない。 おもしろい。 考える力を論理的に 突き止めて行く。 発達させる 大リーグギブスのような本。 偏差値に こだわるのが 残念だが、 マックスウェーバーが プロテスタントの禁欲が 資本主義の 精神を形成したといい。 マルクスの予言が 共産主義者を弾圧させ 社会福祉を充実させたという。 その切り口の 爽やかさ。 科学的社会主義っていうのも むつかしいものだ。 水戸黄門の印籠が 毛沢東になっているのは おもしろい。 共産党と言う印籠が 通用するうちは 権力を体現する。 しかし、その印籠が 賄賂まみれでは。 主義のかけらさえもない。 批判的建設者が クリエーティブになりうる。 視点をずらして、なぜを問いかけ、 問いかけたことさえも なぜと 問う。

    0
    投稿日: 2015.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    つまらなかったよ。 事例が長くて殆ど飛ばし読みでした。物事を多面的に考えられるようになるには、理論を知るだけではなく実例を用いて地道に訓練しなければならない、ということはわかったよ。しかし一冊まるごと実例文で埋められていると、余程興味深い例で無い限り飽きてしまう。案の定飽きちゃったよ。 論理的に書く力や批判的に読む力は、大学生をちゃんと真面目にやれば論文書いたり指導を受けたりして自然と訓練されるのではないかと思う。あまり訓練出来ていないと自覚しているひとのための入門書としてなら役立つ人がいそう。 私に役立ちそうなのは、1つだけ、「批判で終わりでなく代案を提示できるようになろう」ということ。自分ならこうする、と、そこまで考えれば確かに思考力がより鍛えられるという点に同意だよ。

    0
    投稿日: 2015.11.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても「自分の頭で考える」ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜く―それが知的複眼思考法だ。情報を正確に読みとる力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基礎にしてこそ、自分の頭で考えていくことができる。全国3万人の大学生が選んだ日本のベストティーチャーによる思考法の真髄。

    0
    投稿日: 2015.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    情報処理の能力が身につけられる。 豊富な事例と解説があるので、考えながら、ゆっくり読むと効果的だ。 著者からの問いかけを、自発的にできるようになったら、それだけで世界の見え方が変わるはず。

    0
    投稿日: 2015.05.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読書術,思考に関する方法論の記述がためになる。 「本でなければ得られないものは何か。それは,知識の獲得の過程を通じて,じっくり考える機会を得ることにある―つまり,考える力を養うための情報や知識の格闘の時間を与えてくれるということだ」(p. 70) エッセンスが同書に数多く含まれているので,再読に値する書。

    1
    投稿日: 2015.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    考えるためのツールを具体的に提供してくれる。 問いを立てる、で終わらずどのように立てるかの道標があってわかりやすい。 クリシンに似ている。互いの理解を補完できていい。 ①知的複眼思考とは? ②複眼思考を身につけるには? ③問いの立て方とは? ① 1、ありきたりの常識や紋切り型の考え方に捉われずに、物事を考えていく方法 2、「常識」に捉われないためには、何よりも、ステレオタイプから抜け出して、それを相対化する視点を持つことが重要 3、知識も大切だが、「正解」がどこかにあるという発想からは複眼思考は生まれない ② 1、多面性に注目・分解し、その要素間の関係を考える 実体論→関係論 2、意図せざる結果を見つける(「にもかかわらず」を探す) √副産物、副作用への視線 √抜け道の誘発ー裏をかく人々への視線 √小さな出来事大きな意味 √当たる予言、外れる予言 3、問題を問うことを問う(問題の捉え方をずらす) メタの視点に立つ 「何が問題か?」ではなく、「なぜ問題になったか?」を探ることで、その問題が問われる文脈に目を向ける ex.パソコンを使いこなすにはどうしたらいいだろう?→なぜ今、パソコンを使いこなす必要があるのか? √「ある問題を立てることで、誰が得をし誰が損をするのか?」問題を取り巻く利害関係を捉える √「問題が解けたらどうなるか?」考える ③ ・6つのなぜ →よく言われること。だが、最初のなぜに対する答えの方向がずれていると、どんどん変な方向へ深掘ってしまう ・なぜという問いからの展開 1、因果関係を問う 〈原因と結果の関係を確定する原則〉 √原因は結果より先行しなくてはならない √原因の現象も結果の現象も変化している √原因以外の他の要因が影響しない 2、疑似相関を見破る(=重要だと思っていたことを疑似相関と見抜く) 同じ原因、違う結果/違う原因、同じ結果の事象を探す 「なぜ?」という問いを「◯◯はどうなっているか?」に置き換える ビッグワードを禁止する

    3
    投稿日: 2015.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私にはレベルが高すぎた。 批判的に本を読むことが大切だというところから話が始まるが、1冊読み通すだけでヒーヒーいっている私には無理。 本を書いた人と対等の立場で読むなんて、はるか彼方の地点である。 もし私が進化できたら、その時に再読するのがいいと思う。 本書の内容と関係のないことを書く。 『どんな本でも、書いている過程には、さまざまな試行錯誤が含まれます』という一文があるのだが、それを読んで、唐突に、私にとってのわからないが(わからないから)理解したい著者の代表ミシェル・フーコーを思った。 挑戦するたび挫折する『言葉と物』『狂気の歴史』。 これらの書物をフーコーは時間をかけて何度も書き直しながら仕上げたのではないだろうか(そうではなかったのなら「失礼しました」とお詫びして退散しますが)。 そんな本を一度読んで理解しようというのが横着な考えなのではないかと思った。 わからなくても絶望する必要はない。 わかるまで何度読み返したっていいんだ。 そう気づかせてくれたので、ありがたい本だ。 著者の言いたいことと関係ないことを感じていて、著者には申し訳ないけれども

    0
    投稿日: 2015.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    分かってはいるけど、なかなか実践できていないことが整理されている。事例とともに解説されていて理解しやすい。あとは実践あるのみ

    0
    投稿日: 2015.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    情報や常識を鵜呑みにしない「批判的精神」を手にいれる本。必要なのは、ナゼなのか?という問いををもつこと、と説いている。複眼的な思考を実践する上で、ひとつの物事を「ナゼ?」と問いながら分解し、鵜呑みにしがちな事実に隠れた答えにたどり着くことがゴールとなる。たえず問いかけることが、思考停止のステレオタイプ脱却になる点に頷いてしまった。

    0
    投稿日: 2015.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ありきたりの常識や紋切り型の考えかたにとらわれずに、ものごとを考えていく方法。それが「知的複眼思考法」。 1)「問題」はどのような要因が集合したものか 2)それぞれの要因の間にはどのような関係があるか 3)そうした要因の中で、問題はどのような位置づけにあるのか 具体的な例を紹介しながらの解説でわかりやすい。

    0
    投稿日: 2015.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学時代にあれば読みたかった。考える力のなさを知識量のなさに短絡してしまう。正解がどこかに書かれていると思い検索を今でもやってしまう。

    1
    投稿日: 2015.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    議論の際、今まで何となく進めていたことを少し反省したので、途中まで読んで積んでいた本書を一気に読み切った。 そのため、第3章の「問いの立て方と展開の仕方」は問いを深めるための具体的な方法を提示してくれていたので参考になった。

    0
    投稿日: 2014.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今年読んだ本の中で一番のヒットですね。これまで読んできた何冊かの本の内容を集約してる感じ。これは日本のベストティーチャーと言われるだけあるなという印象です。 この本、大学時代に読みたかったな。。と言っても、学生時代では「他人の視点に立とうとすること」の機会が少なくて、複眼思考を「ほーそうなんだ」というふうにしか捉えられなかったかもしれません。 (例えば「ひとりディベートをする。いくつかの立場からの反駁を考える」という思考の方法論。上司の立場とか、外部の方の立場に立って考えることはありますもんね。 あと、「最初の問いを(例えば主語を構成要素で分割することで)複数のグループに分ける」ことも、話を深めていくために非常に大事な作業。そこから、相互作用の抽出を経て、全体の文脈への位置付けに至る。) そういう意味では、もしかしたらいい時期に読んだのかも。いい本との出会いに感謝。 余談だけど、サーチライトとか社会学的用語が出てくるのも嬉しい。 合ってるかわかんないけど早速実践してみた→「○○がめんどくさい」という人に対して、「それがめんどくさいの?」って思ったけどそれが思考停止だと気付いた。「そういう風に思ってる人もいるのね。じゃあ、こういう対策が考えられるかな」って思うようにしました。 まだ心がけだけ。笑

    0
    投稿日: 2014.09.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    私たちはついマスメディアの扇動にまんまと乗せられてしまったり、流行のキーワードがあると何となく納得してしまったりするなど「思考停止」に知らず知らずのうちに陥ってしまっていることが多い。この本はそのような状況に対して、「自分の頭で考える」力をつけるためのヒントを与えてくれる。「偏差値教育」や「いじめ」などのわかりやすい事例で説明されていて、読みやすい本である。職場もますますグローバル化していく世の中だが、このような自分の頭を鍛える訓練がますます必要ではなかろうか。 筆者の紹介する「複眼思考」において特に印象に残ったのは以下の2点である。 ・因果関係を考える際の複眼思考として、想定した原因が実際は影響していないケースを見破る方法(他の条件が同一の事例を探し出して検証するなど) ・「偏差値」のようなキーワードがでてきたときに、それ自体を実体として問題の元凶として扱ってしまいがち。思考停止してしまわずに関係論的なものの見方を意識づける方法としては「○○化」として問題をとらえ、そのプロセスを考え、関係を考えるようにすること

    0
    投稿日: 2014.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「哲学思考トレーニング」と同様に,クリティカルシンキングについての丁寧な説明および具体的な例が多く挙げられており,有用な一冊であったといえる(定価で買ったし,何としても有用なところを見つけたいという心理が働いている)。また,著者(教育社会学者)が大学で実際に行っていた学生指導は私にも応用できるところがあると思った。また,大学1年生がレポート作成をするときや卒業研究の先行研究をサーベイする際に応用してほしい。

    0
    投稿日: 2014.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1.読書は著者との対話。受動的にではなく対等な立場で突っ込みをいれながら読む。批判的読書のポイント。 ・著者を信用しない ・著者の狙いをつかむ ・論理を丹念に追う、根拠を疑う ・前提を疑う 2.考えるために書く ひとりディベート。仮想の立場を複数設定し、反論、批判をそれぞれ書いてみる。文章にすることで論理力を鍛える。頭の中だけではだめ。書くことにより検証ができる。 3. 問いをたてる ・なぜ、という問いが考えを誘発する。問いのブレークダウン。なぜ、と、どうなっているのかでより深く。 ・概念化。個別ケースから上位への抽象化。具体化と一般化 概念化により新しい問題が見えてくる。 概念レベルの原因と結果の関係を他のケースに当てはめてみる。 4. 複眼思考 複眼的にものごとをとらえることは、”問いの展開の仕方に工夫を凝らすこと”。問いをずらす。”イッシューは何か” ・物事を多面的にとらえる為の”関係論的なものの見方” ・意外性を見つける為の”逆説の発見” ・物事の前提を疑う為の”メタを問うもののみかた”

    0
    投稿日: 2014.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ここ最近で入手に一番苦労した本です。 心底手にとれてよかったと思います。 世間一般でなんとなく共有されている「常識」という固定概念。 常識という耳あたりの良い言葉にぶつかったとき、なんとなくわかった気になるのではなく、一歩踏み込んで自分自身で考える力を身につけるために何が必要なのか。 一面的な物事の見方から脱却し、多角的に視点をずらす捉え方――――知的複眼思考法のすすめを丁寧に解説した書籍です。 大学生向けに執筆した本だということですが、幅広い世代の方が読んで目からうろこの一冊だと思います。 特に、読書を用いた思考法のトレーニングを紹介した第1章は、今後読書をするうえで意識していきたいなぁと胸に落ちることが書かれていました。 他の本に手を出すとき、常に横に置いておいてパラパラページをめくれるポケットサイズがありがたいです。

    0
    投稿日: 2014.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「本当のところは、知識がまったくないというより、知識をうまく使いこなせていないのですが。」 知的に物事を考えるには何を意識すればよいかについて書かれた本。 本にはたくさんの知識が詰まっており、たくさんの本を読めば答えが得られるという信仰が生まれてきている。しかし、本を読む本質は自分で考える資源を集めることである。 書かれた文書は様々なものが削られたものだ。その文章に至るまでには、多くの悩みや選択肢があったに違いない。文章に使われている言葉を考える事で、作者の意図がわかる。 偏差値の存在が教育問題を生んでいるから偏差値をなくそう、という考え方は、お金の存在が格差を生んでいるからお金をなくそう、というように不合理である。それに気づく事ができるかできないかが大きい。別の例に変えるとわかりやすい。

    0
    投稿日: 2014.04.19
  • 学生向けの域は出ないかも

    目新しいことはないが、様々な側面からの物事の考え方の「具体的な実践方法」の例が書いてあるので、もう少し深みのある思考ができるようになりたい人は読んで実践してみると良い。 でも学生向けの域は出ない印象。そもそも学生向けですしね。

    0
    投稿日: 2014.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     どうも最近は「疑うこと」をあたかも精神的に問題ある人格とみなしている傾向があるように思えてしかたがない。確かに、誰彼構わず疑いの眼を向けるような人は「感じのいい人」かといわれればそうではないだろう。しかし今のご時世、信頼が裏切られる要素が満載で、それが原因で被害を被ってもこれまた誰が責任をとってくれるという信頼もほとんどない。そういった状況を考えると「疑いの眼を持ちつつも相手にそれを悟られない」といったスキルがとても重要なものと言えるのではないか。本書はそこまで「嫌な奴」になるためのバイブルではないが、あらゆる問題に対して思考停止に陥らないためのノウハウを豊富な事例を用いつつ、あたかも講義を聴講しているような雰囲気で論じている。考え方としては現象学に近いが、そこまで抽象的ではないのでとても理解しやすい。具体的な「問いの立て方」や「文章術」とも絡めているので実践もしやすいのが特徴。こうした思考技術が一般化すると、一部の人間にすべて任せるといった安易な考え方が少しでも減るのではないかと思うのだが、皮肉なことにそうした安易な考えを持っている人達はそもそも本書のような思想と接触する機会が少ないという逆説がある。

    0
    投稿日: 2014.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    手取り足取り 切れ味が鋭すぎる 苅谷剛彦"知的複眼思考法"を読む。 教育社会学者の著者が、考える方法・技術について語ったもの。 問いの立て方、ひとりディベートなどなど、実践的なガイドがならびます。 元々は大学の新入生向けに書かれたものですが、考える筋道、ロジックを具体的に解説しているので大人にも有用です。"イシューからはじめよ"などのコンサル本を読む前に研究しておくとより良いように思います。 ○「自分で考えろ」というのはやさしい。「自分で考える力を身につけよう」というだけなら、誰にでも言える。そういって考える力がつくと思っている人々は、どれだけ考える力を持っているのか。考えるとはどういうことかを知っているのか。 ○そこで、このようなスタイルの批判を見つけると、私は学生たちにこういいます。 「論理の飛躍があるというのだったら、どうすれば飛躍を埋めることができるのか。その代案を考えなければ十分な批判とはいえないよ」 「心情的に疑問が残るというなら、どのような疑問なのか。またそれが分析者の示した結果と合致しないのはなぜか」 「あいまいだというのなら、どうすれば議論を厳密にできるのか。あいまいさを取り除くための代案は何だろう」

    0
    投稿日: 2014.03.04
  • 相手を知るためにも使える技術

    学校や職場での多数派の意見について、それらを無条件に受け入れずに、たまには自分のことばで考え直してみようと思った とする。でも自分のことばで「考えなおす」ということはどういうことだろうか。どうすれば自分の頭の中で考えを論理的に「展開」 できるのだろうか、それには方法論があると著者は主張し、その具体的方法を紹介してくれる。 こうした考え方を身に付けると、多数派が展開する正しそうな主張が、あるひとつの価値観に基づく主張にすぎず、別の価値観 や立場からは異なる主張が成立することがよくわかる。著者はただ単に人と違う意見を持てと言っているわけではなく、「複眼」 で批判的に検証する重要性を説いているのだと思う。自分の考えをしっかりと持てるようになるということは、相手の主張を十分 に理解できるようになるということなのかもしれない。

    1
    投稿日: 2013.12.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2013.11.21 am11:07読了。やっと読了。時間かかった。けれども、この本を読んで線を引きながら本を読む癖が完全についた。いいのか悪いのか。複眼的に考える方法について解説している。難しい内容の割に文章が平明。ただ納得するばかり。元々こういう考え方ができるひとを頭がいいって言うんだろうなと思った。物事に対する考え方が180度変わった。何度も読み直して自分のものにしたい。読書案内を参考に、関連書籍や著者の他作品も読む予定。

    0
    投稿日: 2013.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    クリティカルシンキングの本。2002年にこのことを提唱したことに価値があるのかと思っている。最近「思考」についての本も多く、この本で会ったら批判的読書の章が具体的であった。また、概念の話では私にいいアイデアをくださった。 一点、「常識をうたがう」という有体な占め方になってしまったのが残念である。

    0
    投稿日: 2013.10.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普段常識やステレオタイプを盲目的に信じている自分をメタ視点に立たせて気付かせてくれる本であった。批判的、懐疑的に物事をとらえ、思考停止に陥らないように注意したい。 鹿児島大学 : omlette

    0
    投稿日: 2013.10.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    凝り固まった考え方を見直し、物事をいろんな角度から見ていくことで、視野を広げ、新たな問題点を見つけることができる。その具体的な方法論を提示しており、非常に参考になり、日常に活かせる場面もあるだろう。そういう意味では読んで損はない本だが、いつでもこのような考え方をしていたら面倒くさくてしょうがない。当たり前、ステレオタイプの考え方も時には必要であり、思考停止することがあってもいいのではないか。そんなオンオフの使い分けの部分まで言及してくれるともっといい本で合ったと思う。

    0
    投稿日: 2013.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    後半部分はちょっと小難しい部分もあったけど、考え方、進め方について身近な例題が盛り込まれていたので理解しやすかった。

    0
    投稿日: 2013.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こういうの読んで「そうそう、俺はそうやってる」なんていう人は読む意味がない、とはいわないが小さいだろう。自分を慰撫し続けてはいけない。

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【概要】 この本で言うところの複眼思考は仮説思考+アルファな感じで、 何かのトピックが提示された時、~かもしれない、と考える+ そのトピックそのものを掘り下げていく(特に「人材育成」みたいに通りの良い言葉)、という考え方。(読み途中ですが) 十代の読者を想定して書かれていますが、内容は十二分に大人向きの良書だなと感じました。 【仕事に活かせる点】 仮説思考は日々の練習あるのみ、と日頃の行いを振返りました。 用語の意味をきちんと合わせる、というのは日常でも心掛けています。 (さわ)

    0
    投稿日: 2013.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    The Way to Insightful Thinking ― http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2566109

    0
    投稿日: 2013.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    内容は題名ほど高度ではなく、学問を学ぶ上で基本となることを1つずつ丁寧に教えていく。 ただ、批判的読書など参考になる部分も多くあり、勉強になった。

    0
    投稿日: 2013.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    情報を正確に読み取る力。ものごとの論理の筋道を追う力。受け取った情報をもとに、自分の論理をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基盤にしてこそ、「常識」にとらわれずに、自分の頭で考えていくこと。 つまり、知的複眼思考ができると考えるのです。

    0
    投稿日: 2013.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    The Way to Insightful Thinking 誰でも持っている創造力のスイッチ 好評!!全国3万人の大学生が選んだベストティーチャ―の奥義!! 逆風の時代を生き抜くには、知識を超える「何か」が必要になる。 正解を見つける力より問題点を見出す力を。 真実が見える瞬間のスリルが人生を変える!! 常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても「自分の頭で考える」ことはできない。 自分自身の視点から物事を多角的に捉えて考えて抜く―――それが知的複眼思考法だ。 情報を正確に読み取る力。 ものごとの筋道を追う力。 受け取った情報をもとに自分の論理をきちんと組み立てられる力。 こうした基本的な考える力を基礎にしてこそ、自分の頭で考えていくことができる。 :::::::::: ●複眼思考とは、ありきたりの常識や紋切り型の考え方にとらわれずに物事を考えていく方法のこと。 ●「常識」にとらわれないためには、何よりもステレオタイプから抜け出してそれを相対化する視点を持つことが重要 ≪批判的読書≫ ●著者を簡単に信用しない ●著者の狙いをつかむ ●論理を丹念に追う。根拠を疑う ●著者の前提を探り出し疑う ≪女子の就職難≫ ●4年制大学進学率の上昇。多数の学卒者が出る ●1990→2000年で10万人増えて1.9倍 ●2000年春卒の女子…47000人無職。フリーター11000人。 ●不況の影響もあるが、それに加えて学卒者の増加が重要な背景にあった ≪偏差値ではかる能力≫ ●記憶力・頭の回転の速さ・がまん強さ ●物事を鵜呑みにしない態度 ●ステレオタイプ的解答に出会ったらちょっと立ち止まって自分の言葉で考え直してみる ●どうすれば自分なりの考え方が展開できるか? ●メタの視点。問題を少しづつずらしてみる。

    0
    投稿日: 2013.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    様々な視点から物事を見ることを、具体的な方法で 何度も何度も何度も繰り返し丁寧に解説してあります。 これにより、この本を1冊読んだだけで、同じ事を簡潔にまとめた薄い本を 何度か繰り返し読むのと同様かそれ以上の理解ができるのではないかと思いました。 また、詳細に説明されているため、自分がどの段階までできていて どこが苦手なのか認識しやすかったです。

    0
    投稿日: 2012.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学の時に読み残した本シリーズ3冊目。 「自分の頭で考える」ための方策について丁寧に書かれた良書。 物事を様々な視点から捉え、考えるということが上手にできるように なると本当に世の中の見方が変わって面白いと思う。 で、その最初の一歩として常識にとらわれずに疑問を持つ、ということが 非常に大事だと、本書でも書かれいるわけなんですが、 如何せん苅谷先生の文章はすっと頭に入りすぎて すべてを鵜呑みにしてしまいそうです。 就活前にオススメという帯がついてるんだけど、 社会人ももちろん読んで損のない1冊。

    0
    投稿日: 2012.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    考える上でのヒントを貰える本 固定観念にどう向き合うか、 無意識に認めていたことを 再考するきっかけになった本。

    0
    投稿日: 2012.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    常識にとらわれず自分で考えることの重要性と、その身につけ方を解説したテキストです。本書を読むと、自分の浅薄な考えについて反省することしきりです。折々、読み返して自身のスキルとして定着するよう研鑽するべきですね。

    0
    投稿日: 2012.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    学生時代に先生から紹介された本。考えるって難しいんだなぁということと、最近の自分は何も考えてなかったということがわかりました。

    0
    投稿日: 2012.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ユニークに物事を思考するためのtipsが詰まっている。 一つの問題に対し漏れなく緻密に考えていく事は簡単ではないが、それを実行するためのヒントを学ぶ事が出来る。 情報量が多いとどうしても流し読み(=スルー)しがちだが、それでは駄目で、「これは何故?どういうことか?」を常に自分の頭の中で繰り返していく事が重要だと思った。

    0
    投稿日: 2012.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もっと思考能力を養いたくて買ってみた。 最初のほうは退屈で、読むのをやめようかと思ってしまったが、珍しく、後半になるほど面白くなっていく本であった。 「偏差値教育が悪い」などの常識的な物言いに対して、「それはどういうことか」と考えるにとどまらず、「なぜそのようなことを考えるにいたったか」、「それを考えることで得をするのはだれか」など、まさに複眼的な思考である。 この思考法を身につけられれば、自分の意見に自信が持てるだろうし、面白い意見と評価されるかもしれない。 ただこれは、継続的な訓練でしか身につかないだろう。 難しい用語を出して思考を停止しない、ということも重要だろう。 そう考えると池上さんが週刊こどもニュースで小学生を相手にニュースを説明する中で説明力、ものごとの本質をとらえるちからを身につけた、という話と似ているかもしれない。 自分の言葉で考えて発信する、難しいことだけど継続していこう。

    0
    投稿日: 2012.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    圧倒的良著。 体系的かつ実践的。 わかりやすい文体で、しかしクリティカルに かつ実例を交えて分かりやすく、読み物としても 面白く書かれている。 大学生の思考系や考え方を学ぶ上での 必読の入門書なのではないだろうか。 これから、学問を始める人、 考え方を学ぶ人、 方法論を増やしたい人などなどにはぜひ おすすめしたい本でした。

    0
    投稿日: 2012.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本の読み方、物事の考え方を、もう一度考えさせられる内容の本である。 決まりきった見方である「ステレオタイプ」に捉われず、様々な観点から物事を考える「複眼思考法」を身につけたい場合にオススメである。

    0
    投稿日: 2012.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても分かりやすくて、いろんな人に奨めたいと思った。 自分で考えるきっかけになるし、自分の頭で考えるというは当たり前のようでなかなかできないことを、いかに実践するかを丁寧に解説してある。

    0
    投稿日: 2012.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なぜ?なぜ?と考えましょう。 複眼で見ようと。 素晴らしいけど、 議論のレッスンのがシンプルで良いなぁ。 わかりやすいです。でも マスターはとっても難しいと感じました。 途中でしんどくなっちゃった。

    0
    投稿日: 2012.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ここに書かれている「物の見方」を、これから出会う現象に当てはめていくと、考え方が洗練されていくと思います。 とはいえ、全体的に、それは「豊富な知識」を前提としないと成立しないのでは?と思いました。もちろん、著者は、知識も重要と言っているが、どことなく、知識の存在感が薄いと思う。 で、著者自身は、アメリカの大学で死ぬほど読書をしてきたわけだから、その結果、知識がなくても考える力は鍛えることができるというロジックの展開は、そもそも因果関係が逆転しているように思う。 疑問に思うには、他との比較が。 概念レベルでモノゴトを捉えるには、そのレベルでの知識が。 と、何かと知識を前提としないと発想できないよね、ということが多いと思う内容だった。

    0
    投稿日: 2012.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     「自分の頭で考える」という思考法について書かれた本。自分が普段どれだけ思考停止をして、情報をただ受け入れるだけになっているのか、実感させられた。TVやインターネット、新聞の情報をうのみにすることなく、批判的に考え、色んな角度から問いを展開する方法について書かれている。具体例もわかりやすく面白く、著者の言っている内容がすんなりと理解できた。  学校教育では正解を導くことが要求され、それが出来る人が優秀な人だとされるが、実社会では正解のない問題も多く、そういった問題にどう立ち向かっていくかが大切となる。本書はそのような答えのない問題への対処の仕方へのヒントとなると思う。  とにかく非常に面白かった。

    0
    投稿日: 2012.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多面的に物事を捉え、自分なりの考えを持つことの重要さが理解出来ます。 様々な事例を取り上げて、多面的に物事を捉えるとはどういう事かをレクチャーしてくれますが、私的には特に偏差値に関する論考が参考になりました。単なる統計的な数値でしかない偏差値がいつの間にか受験戦争のシンボルとして悪者視され排除されていく過程はとても興味深いものでした。

    0
    投稿日: 2012.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    教育学を教え大学教育について考えてきた教授は、論文を執筆するだけでなく講義でもその考えを実践してきた。常識やハウツー的マニュアルに頼るのでなく、自ら考える能力はどうすれば形成できるのか?ありきたりなステレオタイプから抜け出し、知識や情報に振り回されない視点とはどのように身に付けられるのだろうか?そのアプローチを、学生に伝えるために丁寧に、丁寧に解説していく良書。 いや、正直そんな新しい発見は無かったんですよ。「書く事で考える」「問いの立て方を掘り下げる」「逆説や関係論的な見方をする」そういった思考法ってこれまで無意識にやってたりするんで。でも、その個々の要素をこれだけ体系的に、きちんとその理由も説明していくことでいままで点で理解した事が面で見えてくる感じ。そして身に付け方についても、基礎から発展の流れできちんと教えてくれる。 最後に。本書では複眼的思考を身に着けるための方法として「批判的読書」を薦めている。それは、手に取った本を初めから非難するような気持ちで接するのではなく、著者と対等な立場になって考える道筋を追体験し、その上で自分だったらどうするかという代案を出す行為だ。そう、この本に対していかに批判的読書を行えるのか?これが、読了者に対する卒業試験だ。

    3
    投稿日: 2012.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学のゼミの先生が薦めていた本。あらゆる物事にたいして、真っ正面から見て鵜呑みにするのではなく、多方面から様々な見方をして、間違った情報や偏った意見を疑ってみよう、という本。その様々な見方をする方法が書かれています。例と一緒に見ていくから分かりやすい。確か大学生の人気書籍で1位になったとかならないとか…(記憶が定かでない…)。今までの自分が単純すぎて愕然としました!今の時代には絶対に必要な能力だと思う。良本です!

    0
    投稿日: 2011.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の頭で考える力を身につけるためにはどうしたらよいのか? その「どうしたら」の方法をなるべく一般に応用可能な形で表現した本。 まず基礎トレーニングとして 「読書」では論の進め方をたどったり、もっともらしさを疑ったり、自分が著者になったつもりでことばや表現がなぜ選ばれていったのか、思考過程を吟味しながら読む。 また論争を読む、著者の論証を予想する、古い出版物を現在の立場から検討する、書評を書く。 「作文」では批判をしたら自分なりの代案を紙に書いて考える。結論を先にいう、根拠を述べる、推考か断定かを意識する、論点の移動、関係性の有無を表現する。自分の立場とは違う立場で書いてみる。 その後、実践編として 「問いのたて方と展開のしかた」実態探し、答え探しをしない。考えることを要求する「なぜ」。擬似相関をみやぶりつつ、因果関係を明らかにしていく。問いを細分化する。概念レベルやその概念の定義を変えて考える。 最後に「問いをすこしずつずらしながら展開していく方法」として 問題の関係性を分解してみる、影響と意図とのずれ、時代によるアジェンダの移り変わり、本来の文脈にもどって視点を確認する(誰が損・得するのか、当該の問題が解けたらどうなるのか) が、豊富な具体例とともに説明されています。 普段ぼんやり考えていることがコンパクトかつわかりやすくまとめられていて「そうなんだよ」「なるほどね」と共感と発見を何度も繰り返しながら、読み終えました。 マインドマップなどで問題設定してみたものの、問題によっては展開できなかった経験を持つ身としては、このようなトレーニングや展開方法を取り入れて、 クリアにできなかった問題に再挑戦するとともに、定期的なトレーニングの重要性を改めて実感しました。 何度も戻って読み返したい本の1つ。おすすめです。 ○目次 創造的読書で思考力を鍛える ・著者の立場、読者の立場  読書の紅葉  著者と対等な立場にたつ ・知識の需要から知識の創造へ  批判的に読む  鵜呑みにしない態度を身につける  批判的読書の実践法  批判的読書にチャレンジ 考えるための作文技法 ・論理的に文章を各  批判的読書から批判的議論へ  書くことと考えること  接続の言葉の役割を知る ・批判的に書く  反論を各  違う前提にたって批判する 問いのたてかたと展開のしかたー考える筋道としての<問い> ・問いをたてる  「疑問」から<問い>へ  「どうなっているの?」・・・<実体を問う>問い  「なぜ」という問いかけ ・<なぜ>という問いからの展開  因果関係を問う  擬似相関を見破る  問いの展開例 ・概念レベルで考える  概念のはたらき  概念とはサーチライトである  概念・定義・ケース  問いを一般化・抽象化する 複眼思考をみにつける ・関係論的なものの見方  ものごとの二面性(多面性)に注目する  関係の中でものをとらえる  偏差値教育批判を関係論的に見直す  「ひとりあるき」をやめて考える  関係論的見方を導くてがかり ・逆説の発見  「行為の意図せざる結果」へのまなざし  当初のねらいと実際の比較 ・<問題を問うこと>を問う  問題のはやり・すたり  作られる問題・隠される問題  問題とその文脈  メタを問う問いのかたち

    0
    投稿日: 2011.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    本書は大学生に「考える力」を身につけるために書かれた、とても読みやすいながらも、「自分の力で考える」ための方法論が詰まった名著である。構成として、まず読者に常識を疑うことを諭し、次に常識にとらわれないための思考法を説明した後、複眼思考を身につける「問い方」を三つの視点から講義している。言葉づかいがとても平易で、文章の構成が英語圏式で非常に読みやすく身近な社会問題や事例を多くあげているので分かりやすい。ただ、「はじめに重要なことをのべ、理解を深めるためにいくつか例を使って解説し、さらに念押しのためにもう一度、二度要点を述べる」といった形式なので助長に感じるところが多々ある(がその部分を読み飛ばしても理解できる)のと、文庫としては分厚い本なので、多少しんどいことはいなめない。が、読む価値はある。

    0
    投稿日: 2011.11.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    第四章の「関係論的なもの見方、逆説の発見、メタを問う」はどれもおもしろかった。似たような本は数あれど、ここまで親切にやってくれる本もなかなかない。しかし第三章は繰り返しがひどく眠くなった。教育学部物出身というだけあって、偏差値教育に関する文章が多く、退屈に感じさせる部分も多い。かと言って、それ一辺倒で知的複眼思考法を教えていこうというものではないので、あしからず。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『共産党宣言』のくだりはおもしろかった。スゴ本のDainさんのプロフィールから読もうと思った。

    0
    投稿日: 2011.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「自分で考えろ。読んで考えろ。書いて考えろ。問いを立てろ。見方を変えろ。」って感じの本でした。行うは難しだけど全く正しい。

    0
    投稿日: 2011.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ハウツーはともかくとして、思考停止しないこと、マジックワードに惑わされずに自分の言葉で考えること、問いを発すること、などなど。当たり前だけれどそれが難しい。 質問はありますか?と言われて、誰も何も言わないことが多い。話を聞いてなかったのか、と思われるようなくだらない質問をするのは論外だけれど、それってあまりに何も考えてないみたいじゃないか、と思ってしまう。 テレビというメディアを、受動的だからと敬遠したこともあったけれど、読書だって読み終わっても何も考えなければ同じだなあと反省した。 96年とかだいぶ前の本だから、いまのツイッターとか震災後のあれこれを踏まえたらどういう論旨展開になったのかなーと。他人の言葉を簡単に引用して、他人の言葉に影響されてるひとがあまりに多いんじゃないかな。自分も然り、だけれど。 TLで流れてることを受けて、それに関してツイートするだけって、なんか自分では何も考え出してないみたい。 まあとにかく、思考停止しない、鵜呑みにしない、なるほどとすぐ納得しない、が理系大学生としての当面の目標だな!

    1
    投稿日: 2011.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     ものごとには、二面性が存在する。非線形、複雑系に存する世の中にあって、単眼的な思考ではその本質を見失う。誰でも日々圧倒的な情報量を浴びている現代、思考停止に陥いるということは、あらゆる意味で後れを取ってしまうということに他ならない。頼れるのは「自分の頭」だけだ。したがって考える力というもの身につけるということが肝要となる。  本書には考える力をいかに育てていくか具体的な例を挙げながらその方法を提示しており、実践的、実用的なものになっている。  その中でも読書は知的複眼思考をするための格好の素材だと思う。自分にとって読書というのは、決して知識を溜め込むためだけのものではない。そんなものはgoogleにでもまかせればいいのだから、知識の獲得だけを目的とした読書はなんの優位性もないはずだ。  かのショーペンハウエルが『読書について』でいうように、本を読むというのは、とりもなおさず著者の思考の流れを辿っていくという行為に他ならない。つまり、何も考えずにただ読むために読んでいると思考停止状態をむしろ推し進めることになってしまう。そういう毒が常にある。そうならないために、著者に書いていることを簡単には信じないようにすべきだ。  名著といわれる類の本でも明らかに飛躍してるだろうという箇所があることは少なくない。文字になっているとなにかもっともらしく感じてしまうだろうが、そこで立ち止まって考えることが必要だ。本は決してあなたを急かしたりしないのだから。

    0
    投稿日: 2011.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    7/15読了。よく「批判的に物事を捉えるんだ」とか、「色んな視点からものをみるべきだ」とかが盛んに言われている中で、そもそも「考える」とはどういうこと?「考える」って言ったって具体的にどうすりゃええの?どうすれば深く考えることができるの?ということこに突っ込んで丁寧に解説した本。個人的に好きなのが、「なぜ?」と「どうなっているのか?」の往復。問いを立てて、分解する。問いをずらす。この本にはたまたま出会って何となく買ったが、買って正解。

    0
    投稿日: 2011.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学教授が新入生に勧める本の常連。しかし、新入生に留まらずに全ての人が自らの思考を深めることができるようになる指南本。多様化の波が押し寄せる混沌とした世界でサバイブする力を高めたい人は一読の価値あり!

    0
    投稿日: 2011.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    概念はサーチライトである。あたらしい概念の発見によって、新しい問題が見えてくる。p265 【複眼思考】 1. ものごとの多面性をとらえるための、「関係論的なものの見方」 2. 意外性を見つけるための「パラドックスの発見」 3. ものごとの前提を疑うための「メタを問うものの見方」p270 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』by マックスウェーバー 要約: 禁欲的な生活を求めるカルヴィニズムの教えに導かれて、勤勉さを旨もする節度ある「合理的な」生活態度が形成された。その結果、やみくもにお金儲けを目指すのではなく、計画て来•合理的に会社の経営を行おうとする精神的な基盤が作られた。そうした禁欲的で合理的な勤勉が、近代の資本主義誕生の重要な条件であった。

    0
    投稿日: 2011.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実践できてるかは別として、内容はそこまで目新しい考え方ではなかったなぁ。考え方が順序だてて説明されているがためのこのボリューム。丁寧だけど、丁寧すぎると見る人もいるかも。

    2
    投稿日: 2011.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「考える」とはどういうことか? その方法論を明快に提示している。学生時代に読んで以来、いま再び読み直すことで、当時の自分とはまた異なる状況下にいる自分が、新しい発見をこの本のなかに見出すことができています。どんな書物もそうだが、あらためて読み直し咀嚼することで、そのときみえなかったものがみえると意外であり嬉しい。「思考」の方法論について述べられた書物は、本屋では〝ロジカル・シンキング〟と題され、それこそ山のように積まれているが、紋切り型の思考パターン・思考タイプなどというのはなくて、むしろ地道な自己内対話と冷静な立論によって成り立つものだと納得させられる。何度も読み直すことで深めることができる点で、〝思考習慣〟のベースを学べるのではないでしょうか?

    0
    投稿日: 2011.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    後半から俄然面白くなった。 特に第4章は、卒論に役立ちそう。 全体として、文章が綺麗。 それは、言葉を大切に使っているからだと思う

    0
    投稿日: 2011.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「常識にとらわれるな」「物事を多面的にとらえろ」とはよく言われる。 では具体的にどうすれば多面的に捉えられるようになるのか? そこまで解説される事はほとんどど無い。 しかしこの本では、具体的な考える方法まで事細やかに書いてある。非常に面白い! 「ありきたりな事しか書けないからレポートなんて嫌いだ、 どうすれば書店にある本のような独創的なことが考えられるのか」 と悩んでいる人はぜひ一度読んでほしい。

    0
    投稿日: 2011.05.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読むこと、書くことを含め、あらゆる思考について、ステレオタイプにとらわれずに創造力を生み出すための指南書。 各章の重要なポイントがまとめられているし、ちょっとしたテストもあり、楽しみながら理解することができる。

    0
    投稿日: 2011.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本を読み通すだけの能力がなければ、そもそもスタートに立つこともできない。某エリート大学の教職課程で模擬授業を課したとき、「幼稚園児も4割超す」(pp.100-101)をそのまま教材として持ってきた学生がいた、と今更気がついた。 第一章 本の読みかたを通じて、自分で考えるための基礎力を養う方法を解説する。 第二章 文章を書くことを通じて、どのようにすれば自分の考えを論理的に表現できるのか、論理を積み重ねていくための基本を紹介する。 第三章 問いの立て方と展開のしかたを学ぶ。 第四章 複眼思考の具体的な方法を解説する。

    0
    投稿日: 2011.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「ステレオタイプな考え方をやめて、自分の頭で考える」=知的複眼思考を しようという本。学校とか偏差値とか、そういうことのステレオタイプな考え方 についての記載が多かった。 それは勉強していないからわかりません。という答は、唯一の答を求めようと する、正解主義によるもの(日本の学生が陥りやすいもの)だそうだ。 自分も、あーjavaとか勉強してないから、話についていけないなあとか、よく思う。 それは、きっと考える力があれば話についていける話なのかもしれない。 面白かった記述として、いじめを示す言葉の移り変わりによって、問題を捉える 視点の変化を読み取れるという話があった。 最初は、「不良」だった。でもこれでは、その人に欠陥があるようだから、 その人自体ではなく、その人の行動を批判しようということで、「非行」になった。 罪を憎んで人を憎まずという価値観。 その後に、「非行」が「いじめっこ」になった。これは、彼らの行動ではなく、 「いじめっこ」と「いじめられっこ」の関係性の問題であるとした。 あと、気をつけようと思ったのは、批判的に読書をするとか、批判的に人の意見を 捉えるとか、するときには、批判的で終わるのではなく、自分だったらこうするという 代案を提示することが大切というところ。 -------------------- 他の人のレビュー http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2006/05/post_0cc9.html (読書をするときの20のポイントがまとめてある) http://flowrelax.blog43.fc2.com/blog-entry-473.html http://blog.goo.ne.jp/zen-en/e/319bc64a0cc51e28e0e8be77732649b5

    0
    投稿日: 2011.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    良著。 タイトルが少し胡散臭いのが残念なところ。 物事の問題点の見つけ方、視点のずらし方等々をわかりやすく解説しています。 メディアへの信用(というか盲信)が崩壊し、大衆が情報の判断を自分で行わなければいけなくなっている今日においては、こういう物事の考え方を教えてくれる本は必読になるのかもしれません。 厚さの割に非常に読みやすい本でした。

    0
    投稿日: 2011.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思考力をつけるには必要な分野のパターンを集めて暗記するか、ツールを仕入れて自分で繰り返し使うしかない。ツールについて学生対象に具体的にあげておく。

    0
    投稿日: 2011.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物事を多面的にとは、どういうことか? そして、どうすれば多面的に捉えられるのか? それを教えてくれる一冊です。 「思考法」っていうくらいやから、もっと堅苦しい言葉で書かれてると思ったら、表現はめっちゃわかりやすい。 ただ、表現がわかりやすいだけに、言葉ばっかりが頭にどんどんと入ってきて、ちょっと混乱したww 「問いのブレイクダウン」っていう著者の物事を多面的に捉える方法の一つがあるんやけど、これは結局ロジカルシンキングと同義と捉えてOKなん?w 概念のはたらきについてや、メタを問うという考え方については、ホンマに実践していくべきことやと思う。 詳しくは、自分で読んでみてください(笑) これは読んで絶対損しない一冊。 特に教育関係へ進む方にオススメです。 オレは、就活前にこの本に出会ってたら、間違いなく教師になってた(orまたは教育関係の仕事に就いた)と断言できます。 いつか「反対ディベート」と「禁止語のすすめ」を教育の現場で実践したいです。

    0
    投稿日: 2011.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これまでは、自分の考えをもつことが大切だと言われても、 具体的にどのようにすればよいのか分からなかった。 この本は、具体的な読み方や考え方かを示しており、大変参考になった。 今後本や新聞を読む際などに、大いに活用できると思う。 高校生などにも大変お勧めです。

    0
    投稿日: 2011.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学時代に読んだ本。 もともとそんな考え方だったような。。この本を読んでレポートを書いて実践していったからなのか? 今の自分はこの本で形成されているような気がしてならないです。 しかし、自分がどんどん頭でっかちな人間なのではないか?と思ってしまう節がある。 世の中、そんな深く細かく知っていたり考える人って理屈っぽくて厄介というか、煙たがれる傾向にありません?? どうも角が立っちゃって。。 でも、全面に自分の考えを押し出さず、世の中の空気に準拠しつつ 自分を少しずつ出していく技を身につければ、きっと素敵な力を手に入れられると思います。

    0
    投稿日: 2011.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の頭で考えて行動・発言したいと考えているが、では、実際に自分の頭で考えるには具体的にどのような思考過程を踏めばよいか。 このような問題に対して、丁寧に、わかりやすく、どうすればよいかを説明してくれている。具体例も豊富なのも親切。ただ、すでに自分で物事を考える習慣がすでにある人にとっては陳腐なものにみえるかも。 周りにいるステレオタイプの思考しかできていない人に勧めてみては。

    0
    投稿日: 2010.11.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1996 一時期話題になってかなり売れたようだ。400頁近くある厚さだが、内容が薄いために1時間で読み終わった。簡単にまとめると"critical reading"のススメ、物事の多面性に注目せよ、ということだ。中学生でも無意識レベルで実践してるんじゃなかろうか、と思うことを懇切丁寧に解説している。ロラン・バルトの『神話作用』を読むほうが100倍刺激的なので読む必要はない。悪い本ではない。おそろしく退屈なだけだ。

    0
    投稿日: 2010.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者によると、ステレオタイプにとりつかれ、物事を一面にしか見ない思考を単眼思考という。いわゆる常識にとりつかれた思考である。一方、ステレオタイプから抜け出して、それを相対化する視点を持つことを複眼思考と言う。複数の視点を自由に行き来することで、一つの視点にとらわれない相対化の思考法である。  この思考法と同様、人間の目も複眼である。なぜ、人間の目が二つあるのかというと、右目と左目が違う映像を脳に送り、それが脳で合成されることにより、物が立体的に見えるからである。つまり、思考も同じである。複数の目で、ある現象を観察することによって、その現象が立体的に見えてくる。そうすることにより、平面と違う新たな発見がもたらされる。  本書では様々な例題とともに、複眼思考が学べるようになっている。本書を読めば、情報を正確に読みとる力、ものごとの筋道を追う力、受け取った情報をもとに自分の論理を組み立てる力などが身につくだろう。

    0
    投稿日: 2010.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「自分の視点」に凝り固まらず、色々な角度から物事を見ることを教えてくれた一冊です。 大学に入ってすぐに出会うことが出来てよかったと思っています。

    0
    投稿日: 2010.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    [関連リンク] 「頭の良くなる本を教えて下さい!」「ごめんなさい」 読書猿Classic: between / beyond readers: http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-294.html

    0
    投稿日: 2010.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「なぜ」と考える必要性。常識の破り方が書いてある。要因、関係性を見つけるスキルが学べる。禁止語のすすめは実践していきたい。

    0
    投稿日: 2010.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【自分の視点を持つとは、自分がどのような立場から問題をとらえているのか、その立場を自覚することでもあるのです。】 だいたい認識していた。 ただし、このことをちゃんと言葉として表現できることはすばらしい。

    0
    投稿日: 2010.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何度も読むことが勧められる。 目次 第一章 創造的読書で思考力を鍛える  1著者の立場、読者の立場  2知識の受容から知識の創造へ   -批判的読書とは    ・疑問を持つこと    ・著者のねらいはなにか    ・論理性、根拠のチェック    ・著者の前提を把握し、疑う 第二章 考えるための作文技法  1論理的に文章を書く  2批判的に書く   -一人ディベートのすすめ   ある問題に対して仮想の立場を複数設定し、それぞれから批判、反論   その際、複数の前提を把握する   最後は文章にして客観的に論理性チェック 第三章 問いの立てかたと展開のしかた  1問いを立てる  2<なぜ>という問いからの展開  3概念レベルで考える 第四章 複眼思考を身につける  1関係論的なものの見かた   -これから行おうとしていることの   ・副産物   ・抜け道   ・全体の影響   ・計画の表明自体が計画にどう跳ね返ってくるか  2パラドクスの発見  3<問題を問うこと>を問う  ・ある問題を取り出すことで隠れる問題はないか  ・ある問題を立てることで誰が得/損をするか  ・問題が解けたらどうなるか <レビュー> 単純的な思考に陥ってしまわないため、 物事を多面的な視点から見るように訓練する方法論。 インプット、アウトプット、考え方からかえてゆく。 特に批判的読書法は、素直な私にとって有効ではないか。 具体例がすべてわかりやすく、納得させられるものばかりであった。 少しでも複眼思考ができるように気をつけよう。

    0
    投稿日: 2010.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    僕に「疑う」という行為を教えてくれた本。 新聞、テレビ、ネットで発する情報を鵜呑みにせず、どのように自分で考えるかをわかりやすく教えてくれる。 学生のうちに読めば、その後の学生生活を大きく変えるだろう本。 この表紙はいかがと思うが。

    0
    投稿日: 2009.11.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    流れる情報資料に踊らされるのでなく自らそれを読み解き知的な複眼思考をするために必要なことを論じている。 まず神話や常識をいかに相対化できるかが大事であること、そいで正解が探せばあるとして自分の頭で考えることを軽視する現代の風潮を指摘。 それから読書の効用。本を読むときに著者と対等になり、著者が書くプロセスを意識したり、著者のねらいやスタイルが与える影響、データの信憑性、著者の主観か事物の記述かなどなどに気をつけて読書することを勧める。 次に文章を書くこと。結論→理由の流れ、理由を最初に大まかに書く、判断の根拠を具体的に、論点が変わったときの接続語や文と文の関係を明確にすることを奨励。また一人でいろんな立場に立ってディベートしてみることも。 そして問いを立てること。実態と因果を問うことで問題を分解。因果関係を問うときに大事な三つの原則、原因の時間的先行・共変関係・他の条件の同一性。擬似相関への注意。問題を一般化、具体化して問いを展開。問題の文脈、問題を立てることで誰が得をし損をするか、問題が解けたらどうなるかを考える。 普段から上にメモったことを忘れなければ考える力がつくんだろうけどなぁ…。

    0
    投稿日: 2009.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    定評がある著者の複眼的思考を本格的に論述した書。 言われてみれば、著者の提唱する方法を実践していたりもするのだが、やはり読み終えて、目からうろこが落ちる思いである。 「にもかかわらず」に注目したりするところなどはかなり為になった。 常に批判的な視点で物事を見る、そのためにはどうすればよいかが書かれている。 実例を挙げながら分かりやすく説明してあり、読みやすさの点でも◎である。 2009.11.11 購入読始 11.24読了

    0
    投稿日: 2009.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    常識・ステレオタイプにとらわれない、知的複眼思考。 批判的読書の仕方、論理的作文法、問いのたて方、意味論的もののみかたと関係論的もののみかたなどなど。 序章 知的複眼思考法とは何か (知的複眼思考への招待「常識」にしばられたものの見かた ほか) 第1章 創造的読書で思考力を鍛える (著者の立場、読者の立場知識の受容から知識の創造へ) 第2章 考えるための作文技法 (論理的に文章を書く批判的に書く) 第3章 問いの立てかたと展開のしかた―考える筋道としての問い (問いを立てる「なぜ」という問いからの展開 ほか) 第4章 複眼思考を身につける (関係論的なものの見かた逆説の発見 ほか)

    0
    投稿日: 2009.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ジャンル:教養 思い込みとか常識とかにとらわれているのは、自分で考えることが出来ていないいないってことなのかもしれない。

    0
    投稿日: 2009.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「問い」をズラす。「問う」レベル(段階)をもう一段引き上げる。 問題解決のプロセスは「問い」を作ること。 安易な問いには安易な解答しか与えられない。 良い、という話を聞いて読んでみたけど、それほどの感動が得られない。 おそらく、私のレベルがそこまで達していないからだ。 文庫版を手に入れてもう一度繰り返し読んでみよう。

    0
    投稿日: 2009.10.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    18歳のときに読んでおけばよかったと思える本。 帯には就活前にオススメと書かれているが、就活前にこの程度の内容を身につけていないようでは、大学で何をしていたんだということになると思うのだが。 ただこういうことを一般化して考えたことがなかったので、批判的思考の方法論を一般化して書かれているという点ではいいと思う。 若干著者のクセが抜け切ってないような気もするが・・・その点に関しては今度書こうと思う。

    0
    投稿日: 2009.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    批判的な読書を通じて、ものごとに疑問(なぜ?どうして?)を感じる事。常識に依存しない、概念or具体レベル、多面性、パラドックス(にもかかわらず)ステレオタイプ。

    0
    投稿日: 2009.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    08年6月6日より更新。 376pもある。内容は濃い。ただ、わかっちゃいるけれどなかなか実践できないときがある。 あらゆる立場に立って、一つの問いに立ち向かう。常識に立ち向かうこと。 思考停止状態のようにならないようにするには、疑うこと、見抜くこと。 さすが名著だと思う。文章もうまい。分かりやすい。 「にもかかわらず」の、“行為の意図せざる結果”を見つけれるように、自分も情報発信者として、自分の頭で考えた情報を発信したいと感じた。

    0
    投稿日: 2009.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どうしても、ステレオタイプになってしまうけど、もっとたくさんの考え方をする方法とか、もっと物事を多面的に判断する考え方を身につけられそうな本。なかなか難しいけど。 でも読んでも理解するのが難しかったので、もう一度読み直したいです。

    0
    投稿日: 2009.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    東大教育学部教授の刈谷先生の本。 単眼思考に陥りやすい現代の風潮に警鐘を鳴らす一冊。 偏差値=ランク付け=悪いなどの単眼思考に陥らないように気をつけなければ。

    0
    投稿日: 2008.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    常識にとらわれたステレオティピックな単眼思考ではなく、物事を様々な角度から柔軟に捉える複眼思考を奨励する。 著者は複眼思考をするための読書術から、作文術、問いの立て方、因果関係について重点的に解説する。 特に因果関係について、ある発言それ自体が持つ影響力まで考慮に入れて、発言するようにせよという考え方は秀逸。 他にも「なぜを問え、そして少しずつ問いをずらしていくことで本質が見えてくる」や「批判的な読書の勧め」も新しい見方である。

    0
    投稿日: 2008.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    県高先生方セレクション。 自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜く方法を示す。 …私はレポートを書くのが苦手です。 というか、「自分で問いを立てて論理を組み立て、文章を書く」ということが非常に苦手です。 専門入るのにこれは絶対痛い目みるだろー…と思ってはいるのですが。。。 だから、「なぜという形で問いを立てる」「目の前の問題を分解して考える」「行為の意図せざる結果に注意する」などの方法が書いてある本に出会えたのは良かった。 聞いてみれば「ああ、そうだよな」と思うようなことでも、実践では使いこなせていないことがわかりました。

    0
    投稿日: 2008.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学の生協においてあって買った本。 問の立て方、ずらし方などが書いてあったが、ずいぶん前に読んだためあんまり覚えていない汗

    0
    投稿日: 2008.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「問いのブレイクダウン」 大きな問いを小さな問いにしていく。まず「なぜ?」と問い、次に「どうなっているのか?」という実態を問う問いを立てる。(「なぜ?」の対象になっている主語を変えていく。) 「実体論」と「関係論」 関係論が複眼的な視点を持たせる。 東大教師が新入生にすすめる本の一つらしい。 読書記録:2008年・60冊目。

    0
    投稿日: 2008.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知的複眼思考とは、常識に流された単一的なモノの見方をするのではなく、自分の頭で考えて、自分自身の視点からモノゴトを多面的にとらえる考え方。その思考方法の練習として、本書では、批判的読書、考えるための作文、問いの立て方と展開の仕方、複眼的なモノの見方などを紹介している。中でも、問いの立て方とその展開の仕方の部分が勉強になった。やっぱり考えを進めていく上で「なぜ」という問いかけが果たす役割は大きい。その他にも、モノゴトを実体としてとらえるのではなく関係性の中でとらえようとする関係論的な見方や複数の事柄(ケース)をより抽象的なレベルでひとまとまりにくくる概念化などが参考になった。

    0
    投稿日: 2008.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「考える」ことはできるか。 どくしょ | 22:27 | 編集 自分の頭で考えろ! よく聞く言葉です。 特に大学という場にいれば、この行為そのものについて考えることが1度や2度あるのではないでしょうか。 「考える」ことはできるのか。 私たちは通常言語をつかって考えます。 単語が有限(語彙はもっと有限)ならばその組み合わせも有限。 こんな「場合の数」の話をしなくても 私たちが考えることというのは、ほとんどがどこかで見聞きし 知ったもので、オリジナルな考えなんてのはほとんどありません。 オリジナルなものと思われている作品群だってより古典的なものからの引用なんかに満ち溢れています。 そんなとき僕は思います。 これは僕が考えているのではなくて、 「世界」が「僕において」考えているのではないか、と。 よくわかりませんねw 要するに、考える、という行為の主体が私なのではなく、 知識あるいは思考法の総体としての「世界」が 私の頭脳という場を借りて考えているのではないかと。 そう思ってしまうのです。 ここにいたって、 「自分で考えろ」 という言葉が不思議に思えてきます。 結局のところ「自分で考えろ」というのは 判断をくだせ、ということに等しい。 どんなに考え方に正当性があっても(なくても) 決断、が価値に基づいて行われる以上 そこにあるのは、「個人の思い」 「自分で考えろ」はそういう意味なのでしょうか。 こんなことを言っていると なんとなく「自分で考える」ことが無意味に思えてきます。 自分より頭のいい人なんていくらでもいますからね。 しかし、考えようとした、という過程そのものに ある程度の意味があるように思います。 そんな折 (休みからのリハビリ代わりに)読んだのがこれ。 知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫) 作者: 苅谷剛彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2002/05 メディア: 文庫 正直言って、感想は そうだね。 の一言ではあるんですが。 考える、ことを考える材料にはなるのではないでしょうか。 あるいはこの時期多い大学への新入生にはおすすめの一冊となるかもしれません。 別に刈谷好きじゃないけどねwww

    0
    投稿日: 2008.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世間のイメージ等から作り出される「常識」「ステレオタイプ」を鵜呑みにせず、自分で考えるための具体的手法。

    0
    投稿日: 2008.05.03