
総合評価
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powered by ブクログ爆弾魔 変なのー。 檸檬の高揚感はでもなんとなくわかる気がした。 ある心の風景 東京に!行ってきたよ!
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ檸檬の存在、冷たさが一人ぼっちでいた作者にとって友達と重なる部分があったんだろう かつて、不吉な魂を抱える前に好きだった丸善の存在を否定するようになったこの小説は自分自身の存在を否定しているようにも思える 全体的に病んだ人物のエピソードだった 文の作りがとても綺麗
0投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログこれまで読んだ作品の中でも、かなり好きな部類に入る。 精神的に追い詰められた人間が、正常な思考を保てなくなったとき、どこか素っ頓狂な行動を取ってしまうこと。そして、その行動によって当人が一時的な安堵を得るという状態が、この作品にはよく描かれている。 本当に辛いときには感情が抜け落ち、辛いとすら感じなくなる。そうして、ふとした瞬間に不意に笑ってしまったり、理由もなく涙がこぼれたりするものだと思う。 『檸檬』では、店先で見かけたレモンが、ある瞬間に煌々と輝いて見える。 何でもないはずのものが、異様なほど魅力的に感じられる――そんな感覚には、私自身にも覚えがある。 あの状態を経験したことがあるからこそ、この作品には強く共感してしまった。 丸善に檸檬を置くという突飛な行為も、決して突飛なだけではなく、切実な心の発露として理解できてしまう。 そう思わせる力を持った、忘れがたい短編だ。 私も檸檬で丸善爆破したいなぁ。
0投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ檸檬 2025.12.02 病んでいる人の世界の捉え方なのかなと。 ちっぽけな檸檬に着目して壮大な破壊を想像する主人公。全てめちゃくちゃにして終わりにしてしまいたいという気持ちだろうか。
0投稿日: 2025.12.02
powered by ブクログ抒情的な本を読みたい。そう思ってAIに「明治〜昭和15年までで、叙情的な小説を書く文豪を紹介して」と頼んだ。真っ先に出てきたのは、この梶井基次郎「檸檬」だった。 朝の家事を終え、のんびりとこたつに足を伸ばしながら読み始めた「檸檬」は、AIの紹介文に書かれた通り、そしてタイトルの爽やかさとは裏腹に、不吉で意味の分からない話だった。 確か学生の頃、名作として紹介されていた気がする。 「……これが?」 真っ先に浮かんだのはそんな疑問だった。 鬱々とした主人公の日常に、爽やかな刺激を与える檸檬の香り。鬱々の原因となる丸善。末路は唖然としたものだ。荒唐無稽甚だしい。 でも鬱々とした人とはあんなものだろう。私も経験があるが、人間は時折意味の分からないことをするものだ。それを見事に切り出した梶井基次郎は、実体験かもしれないが、素晴らしい観察眼と卓越した文章力を持つ作家だったのだろう。 面白かった……のだろうか?なんとも頭を悩ませる作品だった。
2投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログ誰ってんじゃないが僕の友人を見ているようだった。「そこ」か「ここ」かにある得体の知れない恐怖がいよいよ実体を持とうとしているのを、どこか心待ちにしているような、不本意な他人事というか、究極の他力本願というか。『ある崖上の感情』が好き。「歩け。歩け。歩き殺してしまえ。」「闇!」
15投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ表題作の檸檬のみ読了。 最後の檸檬爆弾の「カーンと冴えかかった」という表現が、私のメンタルにもストレートに甘酸っぱかった。彼がとった、本を手に取り捨てるように乱雑に重ねるという行動と、歳を重ねどんどん見る目も感情も濁って曇って時間を浪費するだけになっていった自分が重なる。全部壊したらすっとするだろうな、という子供じみた破壊衝動と檸檬が重なる。明度も彩度も低くなっていった私の目にも、輝く爆弾として檸檬が映る。 皆、肺尖カタルではなくても息継ぎを求めているご時世だと思うけれど、心の中の檸檬を吐き出す場所はなかなかないと思う。そんな人達の心に、小さな風を吹かせてくれて、読んでいる間だけでもじんわり「本当にやりたかったこと」が息づく名作だと思う。
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ得体の知れない不吉な塊 抽象的な表現が多い中で、この感覚で作品に共感できるようになった。 レモンに希望を見出す読後感の気持ちいい作品ですが、鬱鬱とした現実との表裏一体を想像できる背景が面白かったです。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ学生の頃に読んで、勝手な解釈で映像化した。 檸檬。ベートーヴェンの楽譜を見てうっとりするような、舶来物好きなインテリ純朴青年の梶井氏は、自らの命の短さに絶望しながら、気詰まりに感じるようになった丸善を希望の象徴として木っ端微塵にする事で、欲望と魂の浄化と共にこの世を去ったのだろう。
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログやはり檸檬が好き。 多くの人が感じたことがあるであるだろう、漠然とした正体の見えない不安感なようなものに共感する人が多いのではないだろうか。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ無邪気さと生命力に溢れた作品。 表題『檸檬』は言わずもがな、『冬の蝿』『桜の樹の下には』など、虫眼鏡をのぞくような梶井の視点には生を燃やすだけの強い意志に溢れている。 元気のない時にこそ読みたい一作。
1投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編小説ですぐ読み終わったが、掴みきれなかった。伝えたいことは何となく感じながら、「考えるな、感じろ」精神で読了。主人公は身体的な不調を抱えているが、果物屋で檸檬を購入し、一時的に好転する。主人公は目的もなく行動している時に近いような感じかなと思った。そのふわふわしている描写は伝わった。好転したきっかけは檸檬だったが、自分の場合は何なのかをぼんやり考えてみた。
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログこれがいったい国語の授業でどう解説されるのか気になった 同じ物事に対して自分の感じ方がネガティブな方向に変わったことに気付く瞬間、その重みみたいなものはわかる気がする
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中村文則「銃」が面白かったと後輩に話したら、檸檬も読んでみてと言われて読んだ。 なるほど。 銃=檸檬ってことか。 檸檬との出会いで気分が高揚。 皆さんのコメントを読むと「こんな芸術的な作品初めて」って書いてあるけど、私にはまだレベルが高いのかも。不安や悩み、借金、病気で押し潰されそうな時に檸檬を見つけて、デパートの本を積み上げて檸檬を乗せて「爆弾」って‥すごい発想w
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ描写される陰鬱な感情に、あまりにも身に覚えがあり過ぎる。 日常の小さな場面を切り取って表現する能力が高くて、情景と自分の肌が溶け合うような、境い目がなくなるような感覚がした。
1投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ舞台は京都の街と丸善の書店という狭い範囲に留まる中、主人公の感情が不安、倦怠、高揚、破壊衝動と目まぐるしく移ろう。 この静的な場面展開と動的な心情の対比が強い魅力となっている。 また、想像上であれ丸善を爆発させる箇所は人間の嵯峨という意識をメタファーとして表現している。 というのも、大好きだったものが一瞬の心の移ろいで大嫌いになったりもするのが人間の面白くも儚い所。 絶対の不在を鮮やかな果実一つに託して描ききったのが檸檬である。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ今まで読んだ作品の中で、最も芸術性を感じた作品でした。すっと理解することは難しいのですが、檸檬の美しさ、魅力がこの作品の世界の中でどのような役割を果たしているのか、非常に深く考えさせられる作品だと思います。
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ鬱屈としたモノクロの世界に、檸檬という小さな爆弾。 色と香りが一瞬にして炸裂して、心の奥に火花が散る。 こんなにも静かで鮮やかな「爆発」を描ける筆致、ただただ見事。 梶井基次郎『檸檬』(立東舎 乙女の本棚版) 「えたいの知れない不吉な塊が、 私の心を始終圧えつけていた。」 言葉にできない重さを、 檸檬の鮮やかさがそっと照らす。 イラストと相まって世界感の想像がしやすい。 文豪版岡本太郎『芸術は爆発だ』感がある作品です
5投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ主人公はあまりにも鬱で人生に絶望してるんだけど、なんでこんなにも綺麗なんだろう。 詩的で、キラキラしてて、ただの文章なのに、鮮やかな色彩が浮かんでくる作品。 日本人に生まれてよかったと思える作品の一つ。
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ憂鬱や孤独といった感情が、これほどまでに詩的で、しかもその暗さを鮮やかに際立たせた形で表現できるものなのかと、驚いた。 心惹かれた文章を抜き出し、それらを並べて読んでみると、一つひとつが独立した詩のように感じられる。憂鬱の深みや孤独の静けさが、かえって鮮烈な印象となって心に迫ってくる。 類まれな詩的感性を持った者が、憂鬱や孤独と真摯に向き合い続けた末に生まれた芸術だと感じた。
11投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ『檸檬』、『桜の樹の下には』などは存在は知っていたが初めて読んだ。頽廃にして清澄、と言われれば、なるほど確かにと思う。 自分は分かりやすく面白い『ある崖上の感情』が好きだったな
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログAudibleにて拝聴 檸檬爆弾を仕掛けたら…なんだかとても清廉な気持ちになった。何度も読み返したい。
15投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ檸檬、城のある町にて、桜の木の下を読んだ。 淡々と静かな日常を描いた作品という印象。 つまりはこの重さなんだな。 という言葉が印象的。 えたいの知れない不安をかかえていた、そんな時に出会った檸檬。 単純な塊が、鮮やか色、形、匂い、冷たさを通して美しいものに感じ、えたいの知れない不安はレモンと同じ重さであることに気づく。 今、空は悲しいまで晴れていた。 ー城のある町にてー 病弱で病に伏せることが多かったからか、自分では思うようにならない悩みの核心というところにはあえて触れずに、よりよくしたいという希望を持って、えたいの知れない闇から光を求めていく。 そういうところに価値を置いていたのかな。 表現の端々にそういった著者の繊細さと憂いを感じた。
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログあの有名な(「桜の樹の下には」) 桜の樹の下には屍体が埋まっている! を初めて通して読んだ 夢現で詩的な世界観と 超現実的な緻密さを感じる描写 曼荼羅絵のようだなぁ〜 常に死の影に追われつつも 冷静な頭脳を持つ方だったのかなと 思いつつ読む...
6投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ孤独で憂鬱といった負の感情に悩む主人公 果物屋にある檸檬をみて驚き感動します “いったい私はあの檸檬が好きだ_” “いったい…”という言葉の奥に “一体いつからだろうか…私は昔から檸檬が好きだ”という 心情が隠されているのではないかと思いました 言葉を短縮しながらも 美しい日本語だと感じました そして檸檬は 主人公の心の状態を表す象徴的な存在で… みすぼらしいが美しい…という檸檬の姿を 主人公の心の状態と重ねていきます 最後はその檸檬を ふと抱いたいたずらな感情とともに 洋書店の本棚に置いてきます… 檸檬を通して 一時的に憂鬱を忘れさせてくれる 心の安定剤でもあり 現実から解放するための 夢の象徴として描いたように感じました 檸檬に心奪われ 最後は芸術作品を創りあげ その罪悪感を主人公は 感じているに違いないと妄想しました 詩的な感じで終わるところが たまらなく好きでした
6投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ読みやすい。難しくて考えさせられるというよりかは、言い回しやセンスある文章にただ感心する作品という印象。
0投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ何となく手に取ることが多くて何度も読み返す表題作。読むタイミングによって共感したり、意味わからなくなったり、なかなか掴めない。
2投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ檸檬だけ青空文庫で読みました。 怠惰による焦燥であったり、劣等感であったり、胸の奥や頭の中にどんよりと渦巻いている薄暗い感情をなんと言っていいのか分からないけれど、満たされていないという不幸と断言できない幸福を渇望する感情がものすごく美しく表現されていて見事でした。中学、高校時代に希死念慮とまでは言えないけれど満たされていないという気持ちがずっと取り巻いていたことがあり、非常に主人公に共感しやすい本でした。 自身に納得していない人生を送っている時は豪華絢爛であったり大衆嗜好の文化を受け入れられず寂れ、捻くれたサブカルチャー的なものに強く惹かれるという部分や、そうしてであった檸檬を真の幸福の象徴として描き、あまつさえ幸福を数量化して自身で勝手に越に浸ったりニヒリストを気取るという行為は最高に好きな描写です。そうして丸善の中に入り過去の自分が好んだものや価値観などを新しい幸福の象徴である檸檬によって爆破するのは新しい自分が誕生した瞬間に出逢えたと感じました。 私にとっての檸檬は今僕自身を取り巻いている人間関係だと解釈しました。大学に入るまでずっと婉曲し鬱屈し、共感されない窮屈な学生生活を送ってきた自分にとって、僕よりも文化的に色々なものを知っていたり価値観が育まれている人に囲まれて、今までの過去の自分が地続きになっていながらも新しい自分が誕生したんだと勝手に共感しました。私は檸檬を置いて行かず持ち続けたいです。 桜の樹の下には これは存在をキタニタツヤのpinkで知っていたけど読んでませんでした。冒頭のキャッチーな文章から終了まで一瞬で読める手軽さでありながら、生死を彷彿とさせる内容を取り扱っているのが面白かったです。バラの花に美しさと同時に妖艶さや危険さを感じるように、満開の桜に忌避感を覚え死体が埋まっているという解釈。そしてその描写が生々しく鮮明であり脳内にありありと浮かんでくるのは流石でした。そしてなんと言っても「俺には惨劇が必要なんだ。その平衡があって、はじめて俺の心象は明確になって来る。俺の心は悪鬼のように憂鬱に渇いている。俺の心に憂鬱が完成するときにばかり、俺の心は和んでくる。」この台詞が確信的だと思いました。幸福というのは相対的にできていて、不幸があるから幸福を噛み締めることが出来るというのは月並みだけれども納得のいく理屈です。ホラー映画や不快な気持ちになったり悲しい気持ちになる作品を見ると確かに気分は沈むけれど、どこか自分の居場所を確かめて幸福だと感じている卑しい気持ちの正体はこの事だったんだと認識出来ました。
1投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ青空文庫にあったので檸檬と桜の樹の下を読了。 檸檬は思っていたよりもあっさりとしていて、周期的に来る鬱と肺の病からの解放の象徴としての檸檬を最後に丸善に置いていき、あれが爆弾だったら私の心の憂鬱の象徴としての丸善を粉々にできるのに。と言う妄想で終わるのが心理描写として美しいかった。 桜の樹の下は、人が美しいと感じるときに同時に感じる恐ろしさのようなものを、自分の中で腑に落ちさせるための理由づけをする男の話だった。昔、恐怖は自我に取り込めないものに対する感情だと習ったが、美という、一種の神懸かり的事物に内包される狂気(憂鬱)を見つけることは現代の私たちの人生の中でも必要なことに感じる。 『今こそ俺は、あの桜の樹の下で宴会をひらいている村人たちと同じ権利で、花見の酒を呑めそうな気がする。』
0投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ「Kの昇天」についての感想 「K君はとうとう月世界へ行った」 影やドッペルゲンガーの概念がよく出てくる事から、『私』が少し健康を取り戻した梶井、『K君』が病気が悪化していった梶井、どちらも梶井基次郎だと解釈するとまた一層面白いのではないかと思う
8投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログこれまで自分の中でお勉強の文脈の中でしか登場せず忌避していた純文学の名作に触れてみようと思い、青空文庫から読了。 まず主人公が目にした風景や手触りまで伝わってくるような表現の細やかさに美しさを感じた。 ネガティブな感情になっている時、道に捨てられている犬を見て、勝手に仲間意識を芽生えさせるような悲劇のヒロインモードは自分もしばしば陥ることがある。現実から目を背けたい、さらに背けた先が美しく彩り鮮やかであってほしいという傲慢さも並走する。 「実際あんな単純な冷覚や触覚や嗅覚や視覚が、ずっと昔からこればかり探していたのだと言いたくなったほど私にしっくりしたなんて私は不思議に思える――それがあの頃のことなんだから。」 不安に覆われ、何も手につかない、何にも楽しさを見出せない中で、人間の五感というものは、どこか魂とは切り離されて独立している人間の免疫機能といえるだろう。温かい・冷たい・綺麗・芳しい、多彩な手段で不吉な魂を浄化してくれる。 不安に押し潰されず、健やかに愉快に生きていくために、自ら檸檬のような存在を見つけたい。
0投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ檸檬読むと心が落ち着く。 本屋で手に取り1ページ目をさっと読んで、おこがましくも「私の感性に似ている!」と衝撃を受け、それから家で本を積んで上にレモンを乗せてみるというニワカ文豪オタクみたいなことをやったこともありました。 レモンを握ったり嗅いだりしてリフレッシュする梶井さんも、桜の木の下には死体が埋まってる!と急に言い出す梶井さんも可愛いですよね
1投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログ読ませる起承転結があるわけではないように感じた。 京都丸善の書棚に置く檸檬、を読んで「これか」という実感がそこにある。 あとは、Kの昇天で影が別の人格を持ち始めるという文学的表現の仄暗さに感嘆した。
5投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ面白い「小説」が読みたいなら全く的外れだと感じた。 『檸檬』に代表されるような詩的で感覚的な表現を味わうもののように感じた。 まだ文学に精通していない私には、世論の評価するほどの面白さを見出すことができなかった。
0投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ昔読んだきりで、檸檬というタイトル以外印象にも残っていなかったが、最近読み返す機会があり、文章の上手さを今さらながら感じた。情景が鋭く鮮やかに浮かんでくる感じが爽快だった。
2投稿日: 2024.08.29
powered by ブクログ『檸檬』、大人になってもこんなにピュアな心の動きを書けるのがすごい。 他の作品も、良いことも悪いことも感情を手に取るように見つめていて、こんなに感受性が鋭かったら生きていくのも大変だろうとさえ思った。 ただ、読んでいて意味が分からない話も多かった。
0投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ短編ながら日本近代文学の歴史に残る傑作が並ぶ。何気ない自然や風景、子供の描写に作者独特の瑞々しさを感じる。生来、感受性豊かな作者が持病によって常に死を意識する状況の中で「生」を感じさせるものに対してより鋭敏な感受性を発揮したのではないか。
1投稿日: 2024.08.10
powered by ブクログ美的な情景描写+深層心理 飾り気がない。自身が感じるサナトリウムの世界観を嘘偽りなく、それでいて詩的に描写した作品。 『檸檬』は好きだった。
0投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ主人公はほとんど結核と神経衰弱に苦しめられている。その生活は闇に落ちて不健康でありなが独特の感覚、感情の世界!「電燈」「檸檬」が出てくるその中の暖かくてやさしい光がとても沁みました
0投稿日: 2024.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校時代に現代文でやった「檸檬」をもう一度読んでみたい&装丁が可愛いので購入し読んでみた。 どの作品も病を抱えた人間が登場し、そんな敏感な感覚になっている人物の心の動きが丁寧に描かれていてどんなに病で苦しくても生活を続けなければならないという姿に心を動かされた。 好きだったのは、 「檸檬」、「桜の樹の下には」などのメジャーどころから、「Kの昇天」、「冬の日」、「ある崖上の感情」などもすごく良かった。 この中で特に好きだったのが「Kの昇天」で、舞台が夜の海という点で惹かれるし、タイトルや読み進めていくと感じるSF感にワクワクも感じた。 作品中で他の書籍についての言及もあり、それも読んでみたいと感じた。
2投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログ「桜の木の下には」 桜の木の下には屍体が埋まっている。 という一文から始まり、インパクトを受けた。独特の言い回しが面白く、あっという間に読んでしまった。読み終わった後、何となく伝えたいことは分かるが言語化が出来ない…とモヤモヤしていたので、色々な人の解釈を見てみた。すると「美しさと死は表裏一体」という言葉がものすごくしっくりときた。「檸檬」でも感じたが、梶井さんは美しいものと何かを対比させる話が多いのかな?と感じた。(違っていたらごめんなさい…)このような話は大好きなので、似たような作品を探そうと思う。 ここからは私が個人的に思ったことであり、考察などでは全くないが、桜と死は何故か深い関わりがあるというイメージがこの本を読む前からある。桜が散るのが儚いと感じるからなのか、春=自殺者が多いという偏見があるからなのかは分からないが。
0投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログ鬱々とするグレー一色の中に突如現れる爽やかな檸檬の黄色。たった、ひとつ。それだけで鬱蒼とする気分を破壊するには十分なのだ。帰りに檸檬買おう。
0投稿日: 2024.04.27
powered by ブクログ良かった 「Kの昇天」と「桜の樹の下」「のんきな患者」がお気に入りです。 日常に潜む憂鬱、その中にある綺麗さや尊い感情が繊細でとても良かったです。 彼の背景を調べると なるほど…となる内容だったり言葉選びだったりします。 「のんきな患者」ではもろに出ていて、痛々しさ、揺らぐ精神、理由のある妥協。 リアリティーに溢れすぎて怖かったとゆうかどうしようもない気持ちになれます。 理由のない日々の虚無感を抱えてる人や純文学に興味のある人にぜひ読んでみてほしい一冊
0投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログ情景の書き方は綺麗 だけど(好きな人すみません、、)よくわからない 良さを理解できるようになるには 時間が必要だと思った
0投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログこの評価はあくまで作品に対する一般的な評価ではなく、現時点の自分においての評価となります。 というのも、馴染みのない言葉で書かれていることや、話の展開も起承転結がなかったりすることで、正直ほとんど納得しながら読むことができなかった。読み終えるために読んでしまったような側面がある。この作品は純粋に楽しいと感じながら読める方、すごいなぁ。 ただ、これだけ世の中に評価されている作品を、今後読める自分になっていきたいので、文豪の名作は継続的に読むようにしていきたい。 その中でも以下は比較的楽しみながら読むことができて嬉しかった。 「冬の日」 語彙も平易で、ストーリーも入ってきやすく、文章性もあり、よかった。 病気に衰弱していく彼の心情の変化を感じることができた。
6投稿日: 2024.04.02
powered by ブクログ癖のないすきっとした透明感のある文章なのに、裏に描かれた意味を勘ぐりすぎてめちゃくちゃ頭使った難しく考えすぎた4檸檬が持つ爽やかで若々しいイメージや合いが主人公の若者にそのまんま投影されて、訳もないのに当て所なく移ろい彷徨いたがる心情描写がリアルでちょっとしんどかった。起承転結の転が弱い、所謂事件性のない物語に大してようやく面白みを感じるようになった(だってそれこそがリアルだから)今の私が、それでも難しいと思っちゃうんだから、この作品は難しいのかもしれん。笑 事件性がないって書いたけど、クライマックスで爆弾に見立てて仕掛けられた檸檬が本当に爆弾だったら相当恐いな。
2投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
難解で読みづらいけど、読み切れた 情景が想像できたら、もっと面白く読み切れるはず 梶井基次郎の生い立ちを知って読み直したいと思う作品だった
4投稿日: 2024.02.13
powered by ブクログ全体を通して陰鬱な雰囲気と独白的な文章が多いのであまり面白さは分からなかった。 いつか魅力に気付くときが来るのかしら?
20投稿日: 2024.02.11
powered by ブクログうん、面白くはない ただ教科書に載っていた檸檬が読みたかっただけ‼️ 古典・名作とはこんなものかな⁉️
1投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ日本文学短編部門ベストみたいな企画をやると必ず上位に食い込んでくる作品「檸檬」。もし私が同様の企画を個人的に行うとしたらやはりこの短編はトップ10圏内に入ると思う。 ただ、梶井基次郎の他の作品ってどうなのだろう。「桜の木の下には」あたりは比較的名前を聞くけれど、その他の短編に関してはあまりまともな評価を聞いたことが無い。私が初めて『檸檬』の短編集を読んだのはもうずいぶんむかしのことで、正直「檸檬」以外はあまり印象に残っていない。 というわけで、久々に再読。 うーん、端正な文章だなあ。一文ごと味わいたくなる良さがある。けどどうなんだろう、「檸檬」と「桜の木の下には」以外には、はっきり言ってさほど良いと感じる作品が無かったなあ。というか感覚で書いてるような作品が多く、妙に小難しかったり、ふわふわしていたりで頭に入ってきづらい。梶井基次郎の”絶望と戯れる”って感覚は好きだし、どの作品にもそういう倦怠感や疲労感が漂っているのだけど、それが文学として見事に昇華されているのって「檸檬」以外だと……うーん。なんだか読んでいて、ただ気持ちよく絶望にひたるだけの物語は、どうでもいいやと感じてしまうなあ。私が大人になったということなんだろうか。 それでもなお、学生の頃にこの本を読んだときの「自分のことをわかってくれている」という青く、甘い、あの気持ちは間違いなくあったわけだし、この短編の価値が減じることはないので、相変わらず「檸檬」は大好きな短編なわけだけど。
10投稿日: 2024.01.06
powered by ブクログ思春期を経た我々が、どこかの一瞬でも感じていたような、それでいて言葉に表すことは困難な感情を的確に、秀逸に描写している。
0投稿日: 2023.11.08
powered by ブクログ彼の表現は個人的に好き。表題の「檸檬」を読む目的で購入しましたが、その他の作品も非常に面白く、やはり教科書で紹介されていた記憶のある作品は大人になって読むべきモノが多いと思う。
30投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログ目次 ・檸檬 ・城のある町にて ・雪後 ・Kの昇天 ・冬の日 ・桜の樹の下には ・冬の蠅 ・ある崖上の感情 ・闇の絵巻 ・交尾 ・のんきな患者 ・瀬山の話 ・海 ・温泉 堀辰雄に続いて読んでみた梶井基次郎。 同じく病弱で、散歩が唯一の治療というような日常だけど、文章が全然違う。 小説の文章というよりも詩?哲学? 余計な描写を削ぎ落した文章は、切れ味が鋭くて色気がある。ような気がする。 『檸檬』『桜の樹の下には』『冬の蠅』などは何度か読んでいるくらい好きだけど、今回は未完の習作と遺稿の『瀬山の話』『海』『温泉』が気になった。 特に、『瀬山の話』の中に、完成稿になる前の『檸檬』が挿入されている部分。 または同じモチーフを何度も書き直している『温泉』。 当たり前だが、改稿後の方が明らかに出来がいい。 だけどこれは、病み疲れ体力を失った体でできるものでは、なかなかない。 言葉を足し、引き、表現を変え、視点を動かし、ひとつひとつの文章の最善を探すには、どれほどのエネルギーを必要とするのだろう。 堀辰雄よりも前の時代の人だけれど、精神的にはいまの時代に近い人なのではないだろうか。
5投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログ得体の知れない塊(憂鬱な気分)に取り変わるのは檸檬。実際の具体的な解決にはなっていなくても、ちょっとした錯覚で心持ちが変化する。想像力のある子供心を忘れない人は、きっと本作でいう檸檬を簡単に見つけやすい。
0投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログ描写が綺麗!としか言えない私の語彙力ですが、読めて良かったです。Audibleで歩きながら聴いたからか、情景を頭の中で浮かべるうちに錯覚が起こり景色が二重映しになりかけました!
2投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログ何度読んでも好きな作品。 檸檬は憂鬱な人生をぶち壊してくれるような、そんなものの象徴な気がします。 私にとっての檸檬とは?と考えさせられる作品です。
0投稿日: 2023.09.05
powered by ブクログそれは私が彼等の死を傷んだためではなく、 私にもなにか 私を生かしそしていつか私を殺してしまうきまぐれな条件 があるような気がしたからであった
1投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログ読み始め 初めての純文学、む、むず~~~~~!!!!!! 読み手を完全に置いてけぼりにしている…!!! 表現も独特すぎるし、こんなもん読めるか!!檸檬なんていらねぇ!! 読後 えっ…意外と面白いやん….好きな話もいくつか見つかったし… 投げ出さずに読み切った自分を褒めたい… と、情緒が不安定になりながらも読破。 国語の教科書にも載ってるらしいけど知らなかったなぁ~ 自分が学生のときに読んだら完全にお手上げだろうな(今回も微妙だったけど) 本自体は20の短い短編で構成されていたから、慣れてきたら割と読みやすかった。 それでも1編読むごとにパワーが必要だったというか、 大衆文学作品を読む時に使う場所とはまた違う脳の部分を使う、 そんな感覚だった。 檸檬 泥濘 橡の花 桜の樹の下には 冬の蠅 ある崖上の感情 あたりが個人的には好き。 純文学は作品の芸術性が云々~と言われているなかで 『檸檬』を深く理解できた、とは微塵にも思っていないけど 梶井基次郎の独特な感性は多少なりとも感じられた気がする。 ”それは私が彼等の死を傷んだためではなく、私にもなにか私を生かしそしていつか私を殺してしまうきまぐれな条件があるような気がしたからであった”
1投稿日: 2023.08.18
powered by ブクログ高校の国語で取り扱われ、先生がしきりに「教科書を取っておくべき、檸檬は大人になってから読むとまた変わった感じ方を出来るはず」と言っていた。その先生が好きだったけれど教科書は嵩張るので、文庫本を購入。いまはまだ読まない
0投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログ作中では主に美しいとされるモノ、又もしかすると価値ありとされる全てのモノは、また違った性質を持つなにかの犠牲により確立している。 日常生活の中で、自分が良いなと思うのものをさらに深掘りできるかもしれない、良いきっかけになる本でした。
1投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログ憂鬱になった時に檸檬を手に取り、その時の五感を感じさせるような描写がとても良かった。また、心情描写の移り変わりもとても良かったです。
3投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「えたいの知れない不吉な塊が私の心を終始圧えつけていた。」 冒頭から、この表現だけで「私」の憂鬱さに引き込まれた。非常に抽象的な表現なのに、なんだかその気配を知っているような、心の奥にある鬱を突かれた気分だった。 西洋的な美と懐古的な美の対立が、気が付きにくい細部にまで散りばめられていた。「檸檬」が漢字でなければいけなかった理由もそこにある。 流行である西洋の美に対し、「私」の想像の中での檸檬による丸善の爆発が、やはり「みすぼらしくて美しいもの」が勝っていたことを語っている。 本文は、心に浮かぶ気持ちを、ただ書き連ねているという印象で、かなり感覚的な表現が多い。それ故に、理解に時間がかかったが、一貫して梶井の感性が感じられる作品だった。
1投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログタイトルは知ってるけど、内容は知らない有名文学のひとつで読んでみました。 独特の文章でかなり読むのが大変で、あらすじの噛み砕いた紹介や皆さんの感想でやっと「ああ、そういうことか。」となり共感する部分ができました。ありがとうございます。 読解力をもっと鍛えなければ…。
0投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
むかし読んだ本をふと読み返したくなり、檸檬を読んだ。 全編通して読んだら加筆します。 人生山あり谷あり。 病気をしたり、貧乏したりして弱ってしまった時、主人公はふと、これまで楽しかったはずのものが、重苦しかったり、煩わしいものになってたりすることに気付く。 と、同時に、昔の自分であれば気付かなかった檸檬の美しさに気付く。 「つまりは(檸檬の美しさの根底にあるものは)この重さなんだな」だなんて本気で思ったりして、鬱屈した気分が晴れたりする。 私も、炎のゆらぎや、煙ののぼる様を見ると癒やされる時があったりして、こんなどうでもいいことが、どうしてこんなに落ち着いたりするのだろうかと思ったりする。 やらなければいけないことと向き合うことが出来なくなったりして、中途半端に手を付けたものの、逃げ出したりもする。 そんな主人公の感覚が、文章表現が、私の人生とも重なる部分が多く、とても共感して読むことができました。 貧乏して、病気になって、弱ってしまっても、弱ってしまったからこそ、こんなただの檸檬に美しさを見出だせるのなら、人生って捨てたもんじゃないなと、美しいんだなと、思いました。
5投稿日: 2023.05.27
powered by ブクログ学生以来の読了。 独特の言い回しがとても好きです! 感性が刺激されるようで好きな作品。 「つまりはこの重さなんだな」の1文が胸の中にずっしり来るようで個人的に名セリフです!!!
1投稿日: 2023.05.22
powered by ブクログもういやだこんな汚い世界…て思う時に読む。この暗さに救われる 桜の木の下には、が1番好き この間丸善行ったら檸檬フェアであちこちに食品サンプルのレモンが置かれてて、マイクラのTNTみたいに連鎖でいくタイプなん?て思った
2投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ短編集。昔の人は結核とか胸の病で苦しんでいる人がいたのだなと思う。この作家さんもそのようだ。全体的に暗い、でも有名な純文学だから読み終えようと思った。 河鹿とは、鹿でなく蛙のことだと知った。
1投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログ檸檬を爆弾に見立て…… 想像の遊びがこの人にしかできないような内容で完全に理解はできないまでも面白かったです!
0投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログ読む人によっては生きる希望となり得る短編集だと思う。 全編通して主人公がだいたい病魔に冒されており、読むのが辛かった。著者の人生を垣間見ているようで尚更辛かった。
0投稿日: 2023.01.23
powered by ブクログ全体的に難解でした。 いかにも不健康そうな描写が通奏低音としてあるものの、生きようとする意思や、親の愛など、はっとするような美しい描写が散りばめられています。 表題の「檸檬」はもちろん面白かったですが、個人的には「交尾」の河鹿が清流を渡るときの描写がとても好きです。
0投稿日: 2022.11.26
powered by ブクログ表題作、こちらの視点が病を患う者の憂鬱から袂に収まるサイズの色彩に突如移る。まばゆい黄色。 僅か9頁の短編で形容し難い余韻。病や貧困によって社会から弾かれてしまうという実感がどうしようもなくあって、それでも人生の所感が病や貧困に取って代わられることは無いのかなあって。 いくつか共通したテーマのある、長くても40頁ほど、平均10〜20頁という感じの短編集だったけど 僕の素養が無いからかイマイチずっと何を読んでるのか分からんかったな...。 表題作と「桜の樹の下には」は抜群に良い。読めて嬉しい。 「瀬山の話」で表題作を入れ子構造みたいにしてたのは何だったんだろ。
0投稿日: 2022.11.21
powered by ブクログ檸檬 読書メモ 何だかよく分からない鬱屈感を、何だかよく分からない方法で解消させる。それは自分にも身に覚えがあるかも。 主人公は、檸檬を用いたマインドフルネスをしているようにもみえた。五感をフル活用して檸檬を観察して、不安を解消しようとしているのかも。
4投稿日: 2022.10.17
powered by ブクログざっと一読しただけでは何も感じなかった文章。 作者が病の中にあり、命を削って綴った文章だと思うと、後からあれもこれも意味のあるものなのかと思えてくる。作者自身のキャラクターありきで成立する短編集なのかな。 表題の「檸檬」や、「Kの昇天」、「闇の絵巻」など、非常に短い短編の中にいろいろと感じるものがあった。 体調が悪くなったときに読み返したら、また捉え方が変わりそう。
0投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログ檸檬は短いながら面白かったです。 レモンのイメージはヒット曲のLemonしか浮かびませんでした 笑 しかし檸檬を読んでからは私の印象は変わりた。 檸檬=檸檬爆弾=丸善 と強烈なインパクトになりました。 職場近くに丸善があり、通る度に檸檬、檸檬爆弾を思い出すんだろうな 笑 それぐらい脳に擦り込まれました。 本は短編集になっており、読書初心者の私には総合的に難しかったです。 ミステリー好きの私は唯一Kの昇天は好みでした。 その他の短編集は文学の難しさを痛感しました。 残念ながら今の私のレベルでは捉えれなかったですが、いつかまた読書上級者になれた時に、どう捉えてどう感じれるかを楽しみに取っておきます。
2投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ“檸檬” とても好きな作品だった。 いったい私はあの檸檬が好きだ。 それから、Kの昇天。 K君は月へ登ってしまい、影がK君を奪った。 シューベルトの「ドッペル・ゲンゲル」 哀れなるかな、イカルスが幾人も来ては落っこちる。 私も何遍やってもおっこちるんですよ。
0投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログ病鬱と神経衰弱、不眠。そんな日々から見つける刺激や興奮や妄想。内容は重々しいのに、描写が詩的でとてもきれい。 何度も読み返せば、また違う目線、捉え方ができそうなので、これから何度も読みたい短編集です。
11投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログ短編だが、きちんとトピックに対してはヌケモレがないような語り尽くされた形で完結していてすごい。檸檬の短編は、のちの瀬山の話の中の一分になっていて、その切り取りを考えてみても奥行き深い。 個人的には、病気を中心とした厭世的な描写と細やかかつ丁寧な自然の描写が印象に残った。『冬の日』が、儚い自分と寛大な自然の描写が対比的で気に入った。 『ある崖上の感情』は、なんか窓の描写がきれいと感じたかもしれない。幻想的な感じがある。『のんきな患者』、ミルクボーイやんけ。『瀬山の話』は、人間失格ぽさのあるズレた人間味があるのでは
1投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログ装丁おしゃれ。代表作がたくさん収録されてます。「檸檬」が有名ですし一度は読んでおいたほうがいい作品ですが、個人的には「冬の日」も好き。
1投稿日: 2022.08.16
powered by ブクログフフッと笑ってしまいました。 入りの時点では暗いお話なのかなと思いましたが、後半にかけて主人公のお茶目でユーモア溢れる行動に可愛らしさを感じつつとても面白くなってしまい思わず声を出して笑ってしまいました。 もちろんストーリー自体おもしろいのですが、表現も巧妙なだけでなくユーモアが詰まっていたので、そこもこの作品の魅力だなと感じました。 純文学を読んだことがほとんどなく芸術性については語ることができないのですが、無理に想像力を働かせなくても情景がスーッと頭の中に入ってきて自然に浮かんできたので、慣れない文章にも拘らずスイスイ読み進めらました。純文学は初心者であれば難易度が高いイメージですがそれでも詰まることがなく読み進められる、これも梶井の技量なのかなと思うと改めてこの作品の凄さや時代を超えて愛される意味を実感しました。
1投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログ【始】えたいのしれない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。 【終】そして私は活動写真の看板画が奇体な趣きで街を彩っている京極を下って行った。 すごく共感できる部分もあったが、こちらの教養不足なためか、そもそもの意味がわからない部分もあった。
0投稿日: 2022.08.02
powered by ブクログ研ぎ澄まされた五感と表現力、最初から完成されている逸材と、戦後作家たちがこぞって彼を褒める。 31才夭折したためか、死んでから有名になったのだけど、とにかく褒める。 「のんきな患者」代弁ありがとう! 遠慮地獄に身もだえする自分が、あますことなく文章になっている。 ここまで言うとさすがにわかってもらえるだろう…というレベルまで、どの作品も懇切丁寧に表現し尽くしている。 自分の思考はここまで語らない、もっとぼんやりしている。寝てるのか? 病人や老人に限らず現代人の癇癪は、人間として力量不足なんだなあと思った。 もやもやした感情やその原因を自分自身で正確に感じ取ることができず、そしてそれを外に向かって表現する力もない。 赤ん坊が泣くのと同じかぁ…
0投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログ本を読みながら主人公の気持ちに共感した。できることなら逃げ出して1人知らない市に行きたい。希わくば、ここがいつの間にかその市になっていて欲しい。憂鬱になった時に私が考えることと同じだった。また、小さなことで幸せだと感じることも。本に現代を生きる私の感情が出てきたことが、嬉しかった。この気持ちが自分だけ感じているんじゃないというか、この本が多くの人に読まれ共感されている本ということが嬉しかった。 私にとっての檸檬は何だろうか。
0投稿日: 2022.06.29
powered by ブクログ街の描写が鮮やかで、少し突拍子も無い思考。読んでいると主人公と同じ目線で街を歩いているような不思議な感覚にとらわれました。表題以外の作品もそんな風に読みながらその世界を見せてくれる本でした。
0投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログ⚪︎檸檬 どうにもならない閉塞感、檸檬の鮮やかな色、匂い、ひんやりとした質感、そういったものをとても生々しく感じた。その感覚にとても驚いた あのときあのひとが言っていた丸善はこのことだったのねん
0投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログコロナ禍で価値観が変わり生きづらさや閉塞感を感じることが多かったからか、共感できる部分が多かったです。鮮烈で印象に残る表現が沢山あり、どこか癖になる作品でした。
3投稿日: 2022.01.12
powered by ブクログ毎年最初の一冊はこれ、と決めています。 今年は例年より遅くなり、ようやく読了。 美しい文体と表現、静寂のなかで深く暗い穴がぽっかり空いたような読了感。やはり唯一無二の作品群だと思います。今年は作品の孤独感やどうしようもない憂鬱感に共感を覚えました。それはコロナで閉鎖的な生活を余儀なくされてるからでしょうか……? なんにせよ、素晴らしい作品に心からの敬意と愛を。今年もまた、素敵なお話にたくさん出会えますように。
1投稿日: 2022.01.10
powered by ブクログ全体を覆う病のヴェールは暗く神経質であるが、たまに雲の切間から、あるいは森に差し込む、限られた光のような美しさを感じます。心が安定していないと全体的なや読むのがきついかも。
1投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログ改めて『檸檬』と『桜の樹の下には』の短さに驚く。題材がショッキングだからか、短さに気がつかないだろうな……。 『Kの昇天』を初めて読んだ。おもしろかったー。ミステリーと幻想性を兼ね揃えている。
1投稿日: 2021.12.29
powered by ブクログ冒頭の「えたいの知れない不吉な塊」とは何なんだろう。病気のことかと思ったけど、その後にそれとは違うようなことが書いてあるし…。抽象的な暗い何かなのかな。 色彩の表現が多かった印象。「想像の絵の具」、花火の描写で「あの安っぽい絵の具で赤や紫や…」、檸檬の描写で、「レモンイエロウの絵具をチューブから絞り出して固めたようなあの単純な色も…」など。わたしは色が好きだから気にとまっただけか。みすぼらしくて美しいものに強く引きつけられていたという表現もすき。
3投稿日: 2021.11.14
powered by ブクログ(3.2) エモいという言葉の、そして僕の大好きな意味不明だけどなんかいいという感覚の代表にして原点であると思った。こういうのって今時の感覚かと思っていたけど1925年に書き上げた梶井さんは天才だと思った。現代の若者にぶっ刺さる表現を100年前の人が書くなんて凄すぎる。例えば気分が鬱になっている時、好きな音楽も本も動画も3秒でやめてしまう。分かる。華やかな景色よりも裏路地のような汚れた薄暗い空間が落ち着く。分かる。大好きな買い物に出かけても心が躍らない。もう帰ろうってなる。分かる。すごすぎる。またそこで檸檬に魅せられ、勇気づけられ、檸檬が爆弾だという妄想で1人で盛り上がる。なんて健気で素敵だろうと思った。正攻法、常識、型にはまった感動なんて薄っぺらい。大衆に理解されなくていい。かと言って人と違うことを誇ってもだめ。自分自身が心から心揺さぶられることが正解だと思う。それがたとえ檸檬だとしても。人によって受けとめ方が全く違うであろう不思議な名作だと思う。
3投稿日: 2021.09.14
powered by ブクログ殆どの話において全員肺病。横たわる深すぎる憂鬱。神経衰弱。あと個人的に非常に読みづらい文体。この本を理解することは憂鬱に接近することになると思う。ただそれらとしか共存し得ない美しさもある。 梶井の文学は神経衰弱に非ざれば掴めないある種の美を意識し、志向した文学であった。「神経衰弱と精力の共存」。矛盾する両面が独自の構造で止揚されて成り立つ。 また彼の書くものは「生活へ」の反対で「対処療法的な芸術」であった。資本主義的世界の基本的な病幹部を直視しながら、病原そのものまでは治癒させえない底の芸術というほどの意味だろう。 漱石→明治日本の近代化の孕んでいた必然的矛盾が知識人の内面に反映した姿。 梶井→同じように一種の近代病的なもの。檸檬での「得体の知れない不吉な塊」は丸善(近代化の象徴)と主人公の純粋な魂の生み出す違和感に関係していたと想起できる。 檸檬、桜の木の下には、城のある町にて、kの昇天 が個人的には鳥肌。夏への憧憬、とか。
0投稿日: 2021.09.06
powered by ブクログ物語は全体的に陰鬱でどんよりとした雰囲気がある。それを繊細な感受性と知的でユーモラスな文章がうまく緩和してバランスを保っている感じ。 短編集だけど、余裕のない時に読むと少し重いかもしれない。(檸檬は表現が爽やかで読みやすい) 文章からは繊細で敏感あるが故に生き辛さを抱えながらも、自分の内面と向き合い続けた著者の強さがわかる。一方で現実を直視するといたたまれなくなるから、書くことで自分の精神世界に意識を持っていき心を落ち着かせていたのかなとも思った。 現に著者が自分の文章を「対症療法的な芸術」と称しているから、本人からすると後者なんだろう。 どの時代にも生き辛さはあるし、誰かしら何かを抱えているもの。文章を綴ることは人間にとって1つのセラピーであり大きな喜びなんだと感じた。 お気に入りは「Kの昇天」「ある崖上の感情」
2投稿日: 2021.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
梶井基次郎「檸檬」、1951.12発行。14の作品が収録されています。「檸檬」「城のある町にて」「雪後」「Kの昇天」まで読み進めました。よくわからなかったです、面白さが。失速してしまいました。
1投稿日: 2021.09.03
powered by ブクログ決して 人が羨むような生活をしているわけではないけれど ユーモアかつ粋なことを飾らずにできちゃう 真のセンスのいい人とはこういう人のことをいうのだと思う。 この本はもともと知っていたのですが 私の大好きな高橋一生さんの愛読書と聞き 読まずにはいられなくなり。 この本を好きという一生さんは、間違いなく素敵な人。
2投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログ短編集になっていましたが、やっぱり印象的なのは「檸檬」。 駆け出すような、でもどこか気怠さを感じる表現に惹きつけられます。 読みやすいけど、駆け抜けるような表現は、まさに時代を代表する文学なのだと思いました。
2投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログ5年ぶりの読書。 わたしにはない日常の視点。けど最後の檸檬を置いていくところはわかる。そんな経験がある。 これを機に本を読みたい。
2投稿日: 2021.03.05
powered by ブクログ【檸檬】を青空文庫で読みました。 とても綺麗な表現で、周りの風景が頭にすっと浮かんできます。 「みすぼらしくて美しいものに強く惹きつけられる」当時の心理が、みすぼらしい八百屋に並んでいた「檸檬」に惹かれた理由でしょうか。 檸檬を手に入れてからというもの、大好きだったお店の商品を見ても耐え難いものになってしまった。 檸檬に心を奪われて最後は芸術作品を作り上げたその罪悪感にゾクっとしている様を思い浮かべるとたまらないです。
21投稿日: 2021.02.08
powered by ブクログ粋で素敵でとても好き。 憂鬱な青年のささやかな革命。 途方もなく憂鬱な人にもきっと届く、粒子の細かい言葉。
2投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログ淡々と小さい、でも深い世界を書いているなあ。 ほぼ神経衰弱の主人公だけど生きるのが向いていない人から見た世界や人や物事はこう書かれるんだろうな…… 現実でも生きることを楽しいと思うべき、生きているなら何かしら自分の生きた証を残すべき、みたいな考えがマジョリティだけれど世の中の苛烈さが苦しい、生きることに向いていない人は存在すると思うので、生きるのしんどいーって人には心地よい温度感かも。私は好きです。
9投稿日: 2021.01.29
powered by ブクログ憂鬱な日に、憂鬱な場所に檸檬を持っていく。 檸檬は、その爽やかから憂鬱な心を軽くしてくれた。そして檸檬を爆弾と見立ててその場去るのであった。 結核と借金に悩まされた基次郎本人のことなのかな。
1投稿日: 2021.01.19
