
総合評価
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powered by ブクログ警備員桃山(元刑事)は逃げて来た男女を助け,教団の地下鉄テロ事件に絡む組織の陰謀を知る。危険な状況に巻込まれ無気力だった桃山は奮い立つ。全力で葵を守る保の姿に惹かれる。※アポクリファ/市ヶ谷
11投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログ構成や言い回しが私には難しく、読むのにかなり時間がかかった… 警察についても全く詳しくなく、イメージがしづらかったことも要因。 ただ最後の最後で「なるほど…」となって救われた。
0投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ久しぶりにこの手の本を読んだので新鮮に感じた。何だかんだで主要な登場人物にとって丸く収まる結末だと思った。少し前の時代に書かれた物なので、フロッピーディスクに機密情報が保存されてる設定に現代との違いを感じる。 前半は状況がイメージしやすくサラサラ読めたが後半の戦闘シーンはイメージしづらく読みとばした箇所も多い。 世界で起きてる事件や紛争のニュースを聞いても実際の裏事情なんか一般人には届いてないんだろうなと思った。 あと、「川の深さは」の問いを答えを知らずにされたら、私は淡白な回答をする気がした。
1投稿日: 2024.01.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自衛隊管轄の極秘情報機関「DAIS」の前身組織にまつわる壮大な冒険活劇と捕り物…と表現しても良いのだろうか。 渦巻く陰謀や思惑も壮大。少女の騎士たるパーフェクトスキルの少年と自称・冴えない中年男性のコンビはお馴染み感がある。 女性像についてはあまりにも理想的に描かれすぎて突っ込みたくなるものの、まさに長編アニメのような物語で読後は満足感があった。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ●福井さんの著作には、自身を犠牲にしても大切なものを守ろうという不屈の魂がある。「川の深さは。誰にもある。終着点を目指して流れ続ける川の深さは。どんなに汚されても、流れ続ける川には未来がある。」不遇の時でも、明日は開けると、言わんばかりに‼️
18投稿日: 2021.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地下鉄サリン事件を思わせるテロ事件は市ヶ谷と呼ばれる非公開諜報機関が裏で糸を引いていた。隠蔽しようと関係者を消す組織から少女を守ろうとする少年の話。 作者の一作目であり、亡国のイージスや終戦のローレライの原型。ルックスもよく飛び抜けた能力のある少年が、大きな組織に歯向かい、まともで経験がありどこかお人好しな中年がそれを支える。構図は似てても、面白い。
0投稿日: 2020.09.13
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なんとなくタイトルに惹 かれて買った。 漫画チックではあったが引き込まれる勢いがあった。 ここまでやっちゃぁ・・・とも思うが、オウム事件じたいそれどころじゃなかったからなしではないな。 ヒロイズム過多で辟易する部分もある、けど一挙に読んだ。 福井晴敏って「亡国のイージス」とか「終戦のローレライ」を書いた人なんだ。今知った。どっちも観てないけど
0投稿日: 2020.02.12
powered by ブクログ2019の12月に、年末年始休みに読もうと折角借りたのに時間が無くて手付かずのまま返却してしまった。 コメントがついて、もったいないとのことなので 2020/10/13再び借りて読む。 これの前に読まなきゃいけない本が数冊あるので、どうしても後回しになるんだよな。しかし今回こそは。 というわけで感想を、 意外と読むのに手こずった。 設定は25年前のオウム真理教の地下鉄テロ事件の背景をフィクション化したもの。 北朝鮮やアメリカの陰謀など大掛かりな話になっている。 元マル暴で、今はしがない警備員の桃山が、逃げ込んできたカップルを匿ってから陰謀に巻き込まれる。 アクションの合間にほのぼのとしたシーンが有ったりして緩急に富む展開。 しかし、その幸せは長く続かず、次に苦難が押し寄せる。 その展開は無理あるだろ?という強引さに魅かれつつ読了。 細かい突込みはあるけど、楽しめた。 福井晴敏さんは、もっと読んでみたいけど、寡作なんだなあ。
16投稿日: 2020.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いやぁ〜面白かった。 オウム真理教の地下鉄サリン事件や、松本サリン事件、坂本弁護士一家殺人事件などを彷彿させる宗教団体の事件に、ランボーを彷彿させる戦闘劇、警察組織内部のゴタゴタに政治、ヤクザの登場にミステリーの要素、しかも純愛など、とにかく盛り沢山の作品。 ここまで詰め込んだのに、きっちりと物語の筋は通り、男の生き様を描いた作品ってかっこよすぎ。 主人公?の桃山は元マル暴の無骨な警備員。 引退してから、まともな生活を送っておらず、巻き込まれていくとんでもない事件には体力や知力、銃の腕前など不安な要素もあるが、そこはもう1人のメインキャラである保がしっかりとカバーする。 この保が愚直なまでに真っ直ぐな青年で、命をかけて葵を守り抜く。 なぜならそれが保の任務だから。 幼少期に不幸な環境で育った保は同年代の少年とは全く異質の存在だが、とにかくかっこいい。 かっこいいと言えば、桃山が刑事時代から付き合いがあり、組の人間でありながらも桃山を助ける金谷も義理堅く、ある意味で聡明でもある。 そんな真っ直ぐに生きる男たちと、ヒロインである葵に涼子が相まってテロ事件に見せかけた国の闇を暴き出す。 東京のど真ん中で世界最強の攻撃ヘリ「アパッチ」が火をふき、日本海では日本が誇る最新鋭のイージス艦とも交戦 するとんでもない内容だが、とにかく男性陣がかっこよすぎ。 説明 内容紹介 命をかけて守るべき人が君にはいるだろうか。「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿(かくま)い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。(講談社文庫) 今、最も熱い作家・福井晴敏の感動的原点! 世界を敵に回して、少女を守りぬこうとする少年。その姿にかつての自分を感じた警備員は、彼を匿うことにした。そして、物語は「地下鉄テロ」の真実へと向う…… 内容(「BOOK」データベースより) 「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。
0投稿日: 2020.01.01
powered by ブクログ日本の小説らしからぬランボーっぷりになかなか痺れる。施設がどうとか北朝鮮とか、そこらへんの流れが時代を感じるし、まさか北朝鮮がばかすかミサイル撃ってるとは思いもよらず、そのおかげでテロなんてしなくても日本はじわりと進んでいて。まさに事実は小説よりなんとやらってやつか。 まぁそんな感じの時代の流れのせいでイマイチぱっとせんのよね、しょうがないか。スーパーエージェントが一人でまさのランボーしてるのもリアリティがなぁ。って一般人のおまえが言うなって話ではあるけどもね。
2投稿日: 2019.03.31
powered by ブクログ昨年最後に一気読みした人類資金の福井晴敏氏の処女作。当時氏が警備員をしながら書いた小説だからか主人公は元刑事の警備員。働くビルに紛れ込んできた少年と少女を匿い…。人類資金のキャラに似ていると感じたのは自分だけか? 福井氏全作品読破目標決定。
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。
1投稿日: 2018.06.16
powered by ブクログ元暴力団対策刑事で、警備員をしている桃山の元に、深手を負った男女が逃げ込んでくる。某教団が地下鉄で起こした無差別テロとの関係が見え隠れする中、ヤクザや警察に追われる2人を逃がすことが出来るのか。 作者はかなり頭のいい人なのであろう。進学校の同級生が書いていた小説を思い出した。とにかく、理屈がガチガチに組まれているので、本筋以外の背景への考察のような部分が多く、そこらを読み飛ばしても全く影響のない話が続く。 警備員の桃山、腐れ縁のインテリヤクザ金谷、人間兵器の保、その保が守る葵に、政府側の人間として、保とともに訓練を受けた涼子という、オタクの好みそうなキャラクター設定なので、ハードボイルドというよりも、ある種のSF小説なのかもしれない。手触りとしては伊藤計劃と似たようなものを感じた。 そして、それぞれのメインキャラクターたちは、必要以上に、具体的には2~3ページ渡る考察をしてくれるのだが、そこには当時話題のオウム真理教の事件であるとか、政府の弱腰外交であるとかの社会問題を散りばめるというよりも、叩きつけてくるというスタイルである。そして、そこらはちゃんとストーリーと絡んでくる。この辺が「頭が良い人の書いた小説」という気がする。 ただ、長い。くどい。 本筋は言うほど込み入っておらず、自衛隊の管制部を爆弾でふっ飛ばして、100人単位の死者を出しながら逃げるという、アクションファンタジーというか、マンガ・アニメっぽさ、現実離れした部分が目につくのだ。 さて、作者の経緯は知らないけど、「頭のいい」は、高校の同級生同様、高校くらいで終わっているのではないか。というのも、色々と出してくるディテイル部分、ざっくりいってしまうと、理系的な素養が一切感じられない。 ストーリーの大きな核となっている、コンピューターのプログラムやネットワークに関する知識は、時代も有るのかもしれないが、フロッピーディスクでってのはないんじゃないのかな、流石に。2000年に出ている本らしいが、ADSLの普及し始めた時代に、あまりにも古い。また、ヘリコプター「アパッチ」のコックピットに、フロッピーディスクを突っ込む?いや、無いんじゃないかな。さらに、コンピューターウイルスの考え方も、プログラムが万能すぎて、具体性に欠ける。 その他、「アポトーシス」の綴り間違いや、兵器に関する記述のバリエーションのなさなど、詰めの甘い部分がほうぼうに見られたのはいただけない。 他の作品は読んだことがないけれども、無理して兵器やコンピューターに絡む小説を描かないで、社会派の小説のほうが合うように思う。「赤坂」「市ヶ谷」など、スラング的な表現が多いのもいただけなかった。会話とその他のギャップがあまりにもなさすぎるのは、わかった気になっている読者以外を置いてけぼりにする効果以外期待できない。
0投稿日: 2018.02.23
powered by ブクログ元刑事の桃山は、突然出会った負傷した少年と少女を匿うことに。 二人は大規模テロを実行した宗教団体にまつわる黒い疑惑の証拠となるフロッピーディスクを持っていた。 日本の国防のを揺るがす祖お疑惑の渦に桃山は巻き込まれて行く。
1投稿日: 2018.01.15
powered by ブクログかなり話が大きくなっていって驚いた。 政治やミリタリー系が得意だったらもっと面白かったのかな。 桃山と保、葵の一瞬のささやかな暮らしは本当に貴いものでそれぞれの胸に残り続けていてほしいなあ、なんてことを思った。
2投稿日: 2017.09.21
powered by ブクログもっと堅い文章かと思ったら、割と読みやすかった。 アパッチと高速トラックが併走するシーンが笑えた。 朝高サンド食べたい。
5投稿日: 2017.06.25
powered by ブクログ『亡国のイージス』の著者の処女作で、江戸川乱歩賞の選考会で話題になりながらも結局は落選したという作品。その後べつの作品できっちり乱歩賞を取り、『終戦のローレライ』や『戦国自衛隊1549』などを書き上げ、続々と映画化された売れっ子の作家さんですね。 主人公は43歳、元マル暴担当だった刑事・桃山。わけあって警察を退職、今は亀戸のビルに警備員として勤める身。何人ものヤクザが誰かを探して近辺をうろついていた夜、そのビルに逃げ込んできた少年と少女がいた。ヤクザに引き渡すか警察に通報するか。どちらの選択肢もあったのに、桃山はふたりを匿う。少年は治安情報局の元局員で、もともとは少女とその父親を警護する任務に就いていた。ところが任務が親娘を始末するように変更されたことから、少年は少女を連れて逃げているのだ。少女は北系の在日朝鮮人。国までが絡んだ大掛かりな話に桃山は巻き込まれていく。 序盤は面白く読みました。熱血刑事だったであろう桃山が、目立たぬビルでただ時間をやり過ごすだけの警備員に。少年少女の瞳を見たときに忘れていた情熱を思い出します。多忙な刑事生活のせいで妻子にも見放された桃山は、少年少女の世話を焼くことでぬくもりを感じ、ふたりが黙って姿を消してしまったときなどは、気の毒なくらいの凹み方。 この辺りまではよかったのですが、アクションシーンが多くなってきた辺りからついていけなくなりました。自衛隊がらみのスペクタクルアクションを得意とする著者のこと、本作でも船艇やヘリがガンガン登場してアクションを展開するのですが、専門用語が多くて私には何が何だかわからない。しかし、好きな人にはたまらんでしょう。 ラストも含めて、ものすごく映像向きの小説だと思います。私の場合は逆に映像化されたものを観てからでないと、この著者の話にはついていけそうにありません。
2投稿日: 2017.04.28
powered by ブクログ福井晴敏の処女作とのことで読んでみたが、たしかに福井さんのカラーが処女作から前面に押し出されてる、映画化された「亡国のイージス」と同じような匂いのする作品。硬質な文章、読者を引き込む展開の妙、処女作からかなりの熱量を感じる出来栄え。 元警察官のグータラ警備員が、ひょんな事から少年と少女を匿ったことから始まる物語。某新興宗教団体の地下鉄テロ事件をバックボーンに、国歌の暗部に迫る内容は、「なるほど、こういう切り口で書いてきたのか!」と興味深く読むことが出来た。 序盤から中盤にかけては、秘密組織やヤクザなどとの追跡劇とも言える展開で、ページをめくる手も休む事なくすすむ。それが、防衛庁の地下での爆破やらドンパチ(銃撃戦)のあたりにくると、さすがに現実感が乏しく感じた。 さらに、いくら特殊な訓練を受けてるとはいえ、少年が元警察官を戦闘ヘリに乗せて日本海へと向かうとなると・・・。 ましてやイージス艦と戦闘・・・。 ここまでくると、もはや劇画の世界。マンガを読んでる感覚になってしまった。 国家間の謀略戦の匂いをさせながら、結局は日本国内の組織間の争いに物語が収束してしまうのも好みじゃないんだよなぁ。 ☆3個 背表紙~ 「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。 良くも悪くも劇画的な小説だった。映画にすれば面白いかもしれないけど、この物語をすべて文章で追うとなると、なかなか厳しいんじゃないかなぁ。 でも、ラストは、未来に希望を持たせる描写で好感。
1投稿日: 2016.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元マル暴の警備員・桃山が、何もない平凡な日々から一転、国家をも揺るがす騒動に巻き込まれる物語。 一見すると、よくある小説の物語にも見えるけど、そこに描かれる人物像、関わる人々が本当に好きすぎて、凄くおもしろく読める作品だった。 元マル暴の警備員である桃山は、警察という職業に愛想をつかし、どこにでもあるようなビルの警備員をしながら、毎日を消化する日々を送る。そこへ突然、怪我した青年・保と葵という女性がビルの倉庫におしかけてくる。はじめは一体何事かと読み進めていくうちに、その二人が国家を揺るがす情報と技術を持ってることがわかる。 一度は、保と葵が、桃山のもとを離れるも、また再開するとこになり、保が所属した組織と、生き残りをかけた戦いを始めることとなる。 この保が、凄くかっこいい。自分に与えられた任務を何がなんでもこなそうとするし、しかも、それが自分を子のように育ててくれた人を殺すことであったり、その娘を守ることであったり、とにかく決められた、与えられた任務を忠実にこなす姿勢がたまらない。 そして任務の為ならどんな犠牲もいとわないようで、自分が認めた人間は何がなんでも助けようとする。 桃山に対して別れをつげるときの一言、これまで自分を形づくってきてくれた人に対して投げかけた最後の言葉が、自分には美しすぎて、ただただキレイで、あぁ、こんなにも美しいと思った一節だった。 最後、あまりにも痛快なラストで、思わず笑みがこぼれてしまった。勿論、待ち受けているのは大変な逃亡生活(?)なのかもしれないけれど、保の最後のひと泡吹かせる感じといい、たまらなく愉快で、微笑ましい気持ちになった。保が受けたものは、次の世代にまた必ず受け継がれていく。そんなことを思わせる物語の終わり。
4投稿日: 2016.05.24
powered by ブクログ元マル暴刑事が主人公。傷ついた少年を介抱したことからとてつもない大きな事に巻き込まれていく。読みながらにスケールの大きな映画を観てるような気がしてきた。オウム事件をベースにしながらも、その背景にある国家間の思惑などが妙に説得力があって面白かった。アクションシーンも中々いい。最後は少し切ないけどその余韻が良かった。
5投稿日: 2016.05.08
powered by ブクログ描写の周りくどさは読み進めるうちに慣れたけど、登場人物の行動動機・モチベーションには最後まで共感できないままだったので残念。
0投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログ"無気力な第二の人生を送っていた中年男が、熱く激しく生きる青年と一瞬、生を交わらせることで自己再生を果たす物語" 別作品「終戦のローレライ」を拝読した後だったため、本作もまた、戦争を題材にした作品だと先入観を抱いていたが、これはまた、違った作品であった。 しかし、何と言っても桃山と保が情熱的。「終戦のローレライ」の登場人物たちを彷彿させる彼らは、読んでいるこちらもやはり熱くさせられる。 本作を紹介してくださったhs19501112さんに感謝します。
1投稿日: 2015.11.08
powered by ブクログ初めましての作家さん。 処女作で、このレベルの高さは何ですか?? ある事件をきっかけに警察をやめて、 グータラ警備員をきめこんでいた主人公の桃山剛。 そこに飛び込んできたのが葵と保。 その出会いによって桃山の世界は一変する。 そこから物凄い勢いで物語はばく進します。 いつでもどこでも緊張が居座っていて、展開が早い。 権力、陰謀、裏切り、策略、報復、理不尽で無情で 密度の濃い人間ドラマに何度も泣きそうになる。 戦闘シーンですら、ウルウルしてしまう。 最後の余韻の残し方も最高でした。
2投稿日: 2015.10.25
powered by ブクログ「亡国のイージス」などでブレイクした作者の処女作なのだとか。 処女作はその作家の全てをあらわす、というから、おそらく他の作品もこんな雰囲気なのだろう。 ぐいぐいと人を引き込んでいく筆の勢いは、心からこの作品を書きたいのだ、このテーマを書きたいのだ、という意志の強さの現れと思われる。人物設定に少々難があるが、それも許せてしまう勢いのある作品。 ただし勢いがあるため読めるが、正直言ってそんなに面白いとは思わない。 同じような話なら、やっぱりどうしたってフォーサイスやラドラムを読み続けてきたわたしとしては、そちらの作品のほうが面白く感じてしまう。当たり前だけど。 テーマとしてもよくありがちなものだし(とはいえ、ありがちだから面白くない、といっているわけではない)、もっと租借すれば面白くなったのではないかなあという感じがする。北朝鮮をテーマに持ってきたのは、きわどいところで面白いかなと思ったが、そこのところの掘り下げ方も今ひとつ。北朝鮮じゃなくても別によかったんじゃない?という感じ。国家間の戦争というよりは日本の組織間の争いの話に終始してしまったあたり、ちょっと勿体無いかな。 物語のケリのつけ方も、まあありがちなものだ。ありがちだけに、じんと胸に来るものがあるともいえるのだが。 こうやって処女作を読んで面白くないと決め付け、気づくといまや大作家様って作者はわたしの場合多いので、今後もこの人の作品は追いかけていこうと思う。 ※2015年現在、まったく追いかけてません(笑)
0投稿日: 2015.07.25
powered by ブクログその題名から内容を推測できない小説こそ面白い。 著者の意図が最後までわからず、シナリオがどう展開されていくのか予想できない。 そんな面白さが秘められていると思う。 この物語の魅力は、「人間くさい」ところ。 特に夢や目標は持たず、なんとなく生きてきた元・刑事の男と、大切な人を守るために全てを敵にまわして逃亡する少年。 「平凡」と「非日常」という、真逆の世界で生きていた二人が、ひょんなことから出会い、ぶつかって、失敗しながらも、変わっていく。 人の世の「悲しさ」と「美しさ」、そして「優しさ」がじわじわと伝わってきて、読み進めているうちに、胸がきゅっとなります。 もう一つ魅力的なのは、著者の福井さんが綴る言葉の美しさ。 登場人物の言葉一言一言に意味があり、それが物語を紡いでいく。全ての言葉や行動が、物語を色づける。だから、一人一人の人間らしさ、個性が引き立てられてくる。そんなことを、読みながら実感させられました。 また、戦争アクション系の小説を多く書かれていることもあって、戦闘シーンの表現がとてもリアル。特に、クライマックスで主人公の二人が戦闘機を操縦するシーンは本当に迫力満点です。 本屋さんの店頭で「おすすめ1位」と書いてあったので、何気なく手に取った本でしたが、あっという間にその世界観に囚われてしまい、最後は一気に読みきりました。
1投稿日: 2015.06.19
powered by ブクログ登場人物がみんな魅力的で、スリリングなストーリー展開がまるで映画を見ているように、テンポ良く進んでいく。臨場感あふれる小説。
0投稿日: 2015.05.13
powered by ブクログお、面白いよ〜!福井さんの作品は、ロマンチックで恥ずかしいんだけど、やっぱロマンチックで最高なんだな…
0投稿日: 2015.04.26
powered by ブクログ江戸川乱歩賞の歴史上、話題をさらった受賞作は数あれど“受賞しなかったこと”が大きな話題となった作品はこの一作だけでしょう。 「亡国のイージス」「終戦のローレライ」の著者、福井晴敏の実質的なデビュー作にして、必要なものは全部詰まってる傑作。 気づけば同氏の著書の中で最も読み返している本になっています。
0投稿日: 2014.11.04
powered by ブクログ再読です。 前回読んだのはもう十年近く前で そのときはもっとすんなり解かった気がしたんですけど 今読み返してみると ありえなさそうな設定がどれぐらい現実的なのかとか 余計なところに気を取られてしまって読み進めるのが遅くなりました。 特別な組織で特別な訓練を受けた少年と 彼が守ることを使命としているひとりの少女が 元刑事のぐうたら警備員の元へ偶然転がり込みます。 それは世間を揺るがした宗教テロ事件や さらに大きな政治的背景の闇の核心に触れるとても危険な出会いで・・・。 多くの方が この本のジャンルをミステリーやサスペンスに分類されているようでしたが あたしは敢えてハードボイルドを選択。 なんとなくそのほうがぴったり収まる気がして。 命を賭して任務を遂行しようとする少年。 見ていて清々しいのに息苦しいです。 モテるだろうけれど幸せとは縁遠い感じで 自分の息子があんな風に育ってしまったら寿命が何十年も縮まりそう(笑) でもその少年と主人公のやりとりは これがもし大和魂と呼べるようなもので どの男性の中にも隠されている情熱だとするなら 日本もまだまだ捨てたもんじゃないと思えると思います。 「川の深さは」というタイトルも秀逸。 ストレートに読んだら 日本という国に絶望するかもしれないし 警察を信じる気になれなくなるかもしれない危険性を孕んだ小説ですが メッセージ性をポジティブに捉えることができるタイプで 漢字だらけの軍事&政治絡みの物語がお好きな方には お勧めできる一冊です。
1投稿日: 2014.08.04
powered by ブクログこのミスベスト10、2001年版10位。この人のはだいたいコミックの原作っぽい。派手なアクションが売りかも知れないけどなんか飽きる。気楽に読み進めるので、エンタメとしては及第点と思います。
0投稿日: 2014.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話が行ったり来たりしていて少しつかみどころのない感じ。もうすこし一気に読めるような話でも良かったような。 この人の作品では大事なキーマンが死ぬ傾向が高い気がする。亡国のイージスもそうだった、ような。
0投稿日: 2014.05.16
powered by ブクログ現役を退いたおっさんが奮起する的な話(とても語弊がある) タイトルの川の深さはは心理テストで、答えた川の水かさによってその人の情熱さが分かるらしい。 軍事謀略物というか、エンタメ感の方が強い作品だと思います。説明がちょっとくどいかもですが、自分のような一般人にはこれはこれで勉強になる気がします。自衛隊の構造とか警察との関係とか(あくまでフィクションですが) 亡国のイージスの元祖版といった感じ。頑張る若者に感化されるおっさんとか、大好物です。
0投稿日: 2014.04.27
powered by ブクログ読んでる途中で、ウッカリAmazonレビューを見てしまい、オチとかモデルとか知ってしまったのが残念。 先入観なく最後まで読みたかったなー もうちょっとコンパクトにできる部分がある気はする。
0投稿日: 2014.04.21
powered by ブクログ初めは状況説明の言葉の多さに、なかなか入り込めず苦労したが、主要人物の桃山に感情移入してからは、本当に引き込まれて読み応えもあった。 風化しかけた地下鉄テロ事件に隠されたこの国の暗い部分がメインではあるものの、タイトルに秘められた、人の心の奥底の部分が何よりも琴線に触れる作品だと思った。 ★は4に近い3
0投稿日: 2014.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「川の深さは」…… タイトルの雰囲気だけ見ると、純文学のような恋愛もののような感じだけれど、中身はバリバリの軍事謀略モノ冒険小説という(笑)。 『問われている』と書き出された巻末解説者の言葉の通り、福井さんの物語はまだ2作しかドクリョウしていないにも関わらず筆者が現代日本に問う強いメッセージ性を感じる。きっと、彼の作品に一貫して流れるテーマなのだろうな、と感じる。 終始閉塞感に包まれて進んだ哀しきストーリーであったが、初出では描かれず本書の出版にあたって加筆されたというエピローグに、救われた。 ※さて、本作……実は筆者の“応募作”だとのこと。 “デビュー作”ではなく“応募作”。 最終選考まで残りつつも受賞することなく埋もれていた佳作が、デビューし数年が経ち代表作と呼ばれるような作品を送り出した後に、結局は受賞ならなかった作品が出版される、という点に…… また、それでいてなお高いクオリティが証明されている点に、筆者の非凡さが感じられた。 ★5つ、9ポイント半。 2014.02.03.了。 本作が選考に漏れた際の受賞作(野沢尚「破線のマリス」)も以前に読んだ。 しかし、ソレも確かにエンタテイメントと世間への問題提起に満ちた面白い作品ではあったが、どう考えても本作の方が“上”だと感じる……のは、自分だけだろうか??? 心理テスト“川の深さは…?”、 自分の答えは、「膝くらい」。 …………当たってる(笑)。
1投稿日: 2014.02.03
powered by ブクログ「Twelve Y.O」、「亡国のイージス」そして福井敏晴氏のデビュー作である「川の深さは」に通奏低音のように流れる「この国の安全とは」という問いかけは、読み物としての面白さと裏腹に結構深く突き刺さる・・・。 特にデビュー作では、この問いかけの側面が他の2作より色濃く滲み、結構ヘビィでさえある。 読後感にある種の満足感が残る作品である。
0投稿日: 2014.01.18
powered by ブクログ地下鉄サリン事件を思わせる事件、また教団が作中に登場します。起こった事件には、表面化された事実だけが真相なのではなく、その裏に隠されている真相があるんじゃないかと考えさられる内容でした。物事の現象は、多面的に見る必要があると、改めて思い知らされました。情景が思い浮かばないシーン(ヘリでドンパチやってるところ)も多々あり、読みづらい箇所もありましたが、人間の感情の動き方など、全体的には読んでて面白かったです。
0投稿日: 2013.12.17
powered by ブクログ重厚な文章ですがスラスラと読み進められて、時折り、ものすごく緩い様をサラッと織り交ぜて全体の重さを拭って行く上手さは脱帽です。文章が上手すぎるからか登場人物に殺伐とした印象が薄く、緊迫感漂う部分でも最後は丸く収まっちゃう気がしながら読んでた…誰が生き残ってどう言う結末かが想像出来たからか、なんとも言えぬ出来レースをすごく楽しんだ印象が面白かったですね。素晴らしい作品でした。
0投稿日: 2013.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「任務完了」はともかく「命なんて安いものだ、特に俺のはな」ってとこで完全にヒイロじゃねーかとツッコミを入れたい
0投稿日: 2013.12.01
powered by ブクログ「あなたの前に川が流れています。その深さは?」ともに情熱過多とされた元警察官とテロリスト。 「彼女を守る。それが俺の使命だ。」その情熱に次第に引きずり込まれていく。 福岡女子短期大学:sato
0投稿日: 2013.10.24日本の暗部をさらけ出す
とあるグータラ警備員が偶然にも少年と少女を匿うことから、話は始まります。そしてこの二人との関係(主に少年ですが)が深くなるにつれ、とある事件に潜む影そして国を揺らがす陰謀が暴かれていきます。警備員は巻き込まれるというよりは、自分から進んで行動します。 個人的には、政治の話や国家論のような所を語るシーンがあるのですが、そこが分かりにくく取っ付き難かったです。ただ単に読解力が無いだけかも知れませんが・・・。加えて本のタイトルが微妙です。何の意味なのかは作中でわかるのですが、極めて重要な内容であるとは思えませんでした。 しかし決して面白くないわけではなく、邦画のアクションエンターテイメントとしては、楽しめました。戦闘シーンはリアルで緊張感が漂います。
0投稿日: 2013.10.21
powered by ブクログーろくに先を見通せない薄闇であっても、そこには自分の力で引き寄せられる未来がある。 テーマは現実離れしている上に難しい。 地下鉄テロ事件、秘密組織、この国の闇、、 が、ストーリーにスピード感があり飽きることなく最後まで読める。 そんななかで登場人物それぞれの澱みない美しくせつない想いもあり、、 何度か読み返す事で面白味が増しそうな1冊。
1投稿日: 2013.09.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(地下鉄サリン事件がモチーフっぽい)新興宗教団体が起こしたテロ。その真相に関する設定が徐々に明らかになっていく流れは非常に興味をそそりました。 しかし人物設定にあまり現実味が感じられず。特に、増村保と城崎涼子の設定は80年代アニメっぽく感じられ、読んでいる途中から頭の中のイメージが実写からアニメにシフト。 そこはそういう世界観ということで納得もできましたが、全くピンと来なかったのが、桃山と涼子の心境の変化。中盤、偶然出会ってから喫茶店に行く場面はあまりに都合が良すぎて、かなり覚め気味に… イメージがアニメになったとはいえ、高めのリアリティを期待して読んでいたため、この場面は特に強烈な違和感を覚えました。 そのあたりからは開き直って米国大衆向け娯楽映画的なノリと思って読み始めたので、テンポの速い展開やアクション場面は大いに楽しむことができました。 唯一残念だったのは(全く個人的な都合ですが)イロイロあって疲れ切っていたので、難しい単語の並ぶ組織間の関係とかいきさつが頭に入り切っていない感があるところ。ここがスムーズに理解できていたら、もっと楽しめる内容だったのかもしれません…
0投稿日: 2013.08.28
powered by ブクログ川の深さは 福井晴敏(著) 警察をやめて、グータラ警備員をしている桃山の 警備しているビルに、二人の若い侵入者がいた。 若い男は、傷をおっていた。 桃山は、治療してやり、回復するまで、かくまった。 そのことで、新たな気力が満ちてくるのだった。 二人は、葵と保といった。保は、特殊な訓練を受け、 葵を守ることを使命としていた。 桃山は、大人として、子供を守るのは当然だと思った。 そこに、昔知り合いで、因縁のあるヤクザの金谷が、探りにきた。 神泉教団が、地下鉄爆破事件を起こし、多数の死傷者がでた。 とんでもない教組と若者の集団が、馬鹿げた事件を起こしたが、 その裏で、操っているのは、誰なのだろうか。 在日CIA、北朝鮮、自衛隊内の特殊任務部隊、警察、公安が、 入り乱れての、事件が巻き起こる。 その中で、完全と立ち向かう 保。 それをサポートする桃山。 その前に、さっそうと現れる涼子。 保の強靭な身体と邪魔者は排除するという信念が炸裂。 フロッピーにApocyphaという機密が、ファイルされていた。 それは、アトポーシスという名に変わるものだった。 市ヶ谷では、それを入手することで。 とにかく、保が、スーパーマンだ。 説明の部分で、物語を紡いで行く。 そのリズムが、いいのだ。
0投稿日: 2013.08.01
powered by ブクログ――誰の前にも、暗く名もなき川の流れが横たわっている…。 情熱をなくした元警察官、桃山の下に、追手から逃げ延びてきた傷だらけの保と葵。 大切な少女を守るため命をかける少年のひたむきにな姿に、忘れていた熱いたぎりを見た桃山は彼等を匿い、この国の暗部を流れる底なしの川に引き込まれてゆく。 やがて浮かび上がる敵の正体とは? 人々から忘れ去られようとしている地下鉄テロ事件の真相とは――? さて心理テスト。「あなたの目の前に川が流れています。深さはどれくらいあるでしょう?1、足首まで。2、膝まで。3、腰まで、4、肩まで」。私は、2、膝まで。でした。あなたの川の深さは、どの位ですか?
1投稿日: 2013.07.15
powered by ブクログ警察を退職し、警備員の仕事をしている主人公の前に、謎の組織から追われる一人の少女と、彼女を守るという少年が現れる。 ・・・これ以上の大筋は忘れた。
0投稿日: 2013.02.19
powered by ブクログ前半は、どうなるのかとワクワクしましたが、 後半は、ちょっと現実離れしていて、 おもしろかったけど、 どちらかというと、 好きにはなれない小説でした。 アクションよりもヒューマンドラマが好きな僕は、 戦闘シーンはほとんど 飛ばし読みしてしまいました。 けれども、川の流れにたとえた 人間模様は、感動に値すると思います。 登場する人物が川の深さは深いと答えたことを 念頭に読むと、 最後に目頭が熱くなりました。 自分にとって、川の深さは? あの人は、どのぐらいの深さの中、 生きているのだろう? それから、もう一つは、 本当の意味での文民統制とは何なのか? というマクロな問い。 本来なら、思考の端と端にあって、 結びつきようのない2つの問いが、 みごとに織り合わさっているあたり、 筆者の力量が伺えました。
0投稿日: 2013.02.02
powered by ブクログ「彼女を守る。それがおれの任務だ。」 この国を取り巻くさまざまな国家や政府の暗部を見てしまったような、そんな気分になりました。自衛隊の是非を問うわけではないですが、こんな底もあるいはあるのかもしれません。 地下鉄サリン事件を彷彿とされるような無差別殺人。自分を人間にしてくれた一人の少女を守るため、権力に立ち向かう一人の青年工作員。元警官であった警備員のところへ2人が逃げ込んできたことから話は始まります。 これもまた表紙につられて買ってみたのですが、スケールが大きすぎて、また、作者の言い回しが少し遠回りだったり堅苦しかったりして、長い間放置していました。ただ、人情味溢れるというか、人がもつ暖かくて優しいものをところどころで感じました。
0投稿日: 2013.01.05
powered by ブクログ【書評】川の深さは「福井晴敏」 http://blog.livedoor.jp/ecwebjapan-books/archives/21486554.html
0投稿日: 2012.12.24
powered by ブクログ川の深さは? 足首まで、膝まで、腰まで、肩まで? この問いに自分は、「肩より少し下、胸くらい」と答えた。確かに腰ではないし、肩ほどでもない。僕の川の深さは胸なんだ・・・。
0投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ序盤の掴みもよく、また中盤にかけて様々なことが交錯し、ミステリー要素も含まれて面白かった。 だけれども、後半になるにつれ少し現実離れし過ぎた部分が目立ち、ラストは派手に書き過ぎて(これはこれで良いのだが)安っぽいアメリカ映画のようになってしまった気がする。 何はともあれ、キャラクターの個性が目立っていたのは特筆すべき点であり結果、存分に楽しめた。
0投稿日: 2012.10.21
powered by ブクログ物語のスタート ダイスシリーズの第一作と聞き、読んだ。 デビューの前作を加筆修正した、ということだが、 確かにエンターテイメント、という感じがした。 最初から物語が動いているが、、、役割を演じている感がある。 アクションあり、ロマンスありの。 日本の自衛に対する意見は変わらずの福井節が効いていたが。 ただ、著者は防衛賛成!の立場のように感じられる。 そうしない論理が弱いんだよねー。 商業的には今の体制を支持する方がいいからかなぁ・・・? 物語の店舗は予定調和的で楽しめるけど、 イージス読んじゃうとなぁ。。。
0投稿日: 2012.09.30
powered by ブクログこういう設定の本を読み付けないせいか、とても読みにくかった。最近軽い本ばっかりだったからなあ。 でも展開も早く、キャラも立っていてとても面白く読めた。 展開は読めていたのに泣けてしまった。 これは処女作らしいので、かの有名な作品たちを読んでみよう。
0投稿日: 2012.09.27
powered by ブクログ地下鉄テロ、元警官、若い男女。壮大な、血が滾るような冒険小説。川の深さは…そうか…自分が最も好きな北方謙三の冒険小説、『逃がれの街』のようなストーリー展開にコーフン。こういう物語は好きだな。
0投稿日: 2012.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サリン事件の本当の黒幕は、北◎◎、自衛隊??ってなことを追っていくストーリー。 こういう小説は、結構北◎◎を絡めて展開させること多いけど、実際どうなんだろ?か。安易に設定されてなければいいけど。
0投稿日: 2012.08.03
powered by ブクログ処女作ということで文章の荒削りさは目立つけれども、伝えたいことは今でも変わってないな福井さんと思いました。 とりあえずかっこいい青年とおじさんと日本。 HOW TO BUILD~まで買った身としては感慨深いです。
0投稿日: 2012.07.07
powered by ブクログ福井さんの本2冊目。 亡国のイージスはやや冗長な部分があったが、このデビュー作はちょうど良いバランスに思えた。
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログ久々にハードボイルド小説を読みたくなって手にとった本。 元マル暴の仁義を大切にしていたがある事件をきっかけに惰性で生きることにした警備員と「ある組織」から逃げている青年と女の子の話。 組織関係が隠語なんかで出されるのでザーッと読んでたら途中でよくわからないとこもでてきてしまいました。組織関係というのもハードボイルド小説の面白みのひとつだと思うので今度からは意識して読もうと反省。 出てくるキャラクターたちはいいやつばかりで読んでいてまったくムカムカしない。読みやすくアクション要素も豊富で長さもちょうどいい。これをきっかけにハードボイルド小説にハマるかも。
1投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
過去の栄光はあるものも、今はなんとなく惰性的な生活をおくる主人公。 そこに、転がり込んで来た男女二人、その生き方に憧れ、近づこうと藻掻く… なんともベタな展開か、だけどそこに軍隊や政治やら宗教やらの要素を混ぜ、国を揺るがす大事件を舞台にされてみると、先が気になりどんどん読み進めてしまった。 手に汗握る戦闘シーンから政治での暗躍まで、ホントに器用に書く人だと感じた。
0投稿日: 2012.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2001年版このミステリーがすごい!第10位。すげー登録者多い。やっぱヒット作持ってる人は違うな。立て続け自衛隊で、途中まで面白かったし、ちょっと泣けたけど、だんだん難しくなって最後の戦闘シーンはほとんど斜め読み。でも最初の方、なんか読んだことあるなと思ったんだよな。朝鮮サンドのとことか。途中リタイヤしたのかなー。保が特攻みたいな死に方したのは残念だった。せっかく子どもができたのに。死んでいいのか。
0投稿日: 2012.05.24
powered by ブクログ高校の後輩に薦められて文庫を買った。 この作者のデビュー作らしい。 この後の作品である「終戦のローレライ」「ターンA」を 先に読んでいたので、期待はしていた。 そして、期待通り泣かせる話だった( ´Д⊂ヽ カッコワルイけどなんかカッコイイ中年を書くのが上手だ。 この後の作品も似たような登場上人物が登場して ワンパターンっちゃワンパターンだが、 それ以上にこの人の作品は心に訴えるものがあると思う。
1投稿日: 2012.04.08
powered by ブクログ少年と中年、少女の冒険ミステリー。亡国のイージスなどと似たような設定で、説明調の文章が目につくが、後半は盛り上がる。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
命をかけて守るべき人が君にはいるだろうか。 「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿(かくま)い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。 出版界の話題を独占した必涙の処女作。 ・レビュー 王道といえるタイプの小説だが、だからこそ面白い場面も多い。 非常に丁寧な書き方で、読者は非日常の世界ながらもイメージしやすい。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログ2008年06月14日 09:24 珍しく国家権力もの。 率直に言うと「出版界騒然!」「号泣必至!」は言いすぎ。 だって軸だけ取り出すと、 ”敵から恋人を守りならが逃げる少年と、少年とであったことで生きる希望を取り戻した中年の話” 。 全然面白みなし。このままだとTHEありきたり。 ただ、これに「北朝鮮」「永田町」「警察上層部」「宗教団体」「地下組織」「極秘陰謀」・・・このあたりの要素を放り込んでかき混ぜると、一気にラージスケールストーリー風に変身。 そしてスケールを巨大にすると矛盾は出てくるもので、ラストシーンなんて突っ込みどころ満載。 桃山ってただの元マル暴だよね。ヘリに船に銃に・・って相当な潜在能力があったんだね。 亡国のイージスは難ありながらも割と好きだったんだけどな。
0投稿日: 2012.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語前段、主人公桃山の目的を失った怠惰な生活とその根底 に流れる気持ちに共感でき、人物像に深みを持たせている。 金谷が彼に感じる恩とそのきっかけのエピソードも然り。 日常に埋没していてもいざというときには、かくありたいという気持ちになれる。 後半のアクション部分は「それはあり得ないだろ」、と突っ込み入れたくなる展開が満載だが、それはそれとして楽しんで読み進めることができる。ヒーローはこれくらい不死身でなければ。その点、保の消息が消えてしまったのはあっけなかった。登場人物に成りかわった筆致が、ぐいぐいと引き込んでいく気がした。 涼子の人間像は男性から見ると魅力的だが、女性の視点ではどうだろうか、このような心理になると思えるかな、と感じた。 読後感は心地よい作品。
0投稿日: 2012.01.21
powered by ブクログ私が読書にはまるきっかけとなった本。 友人のおすすめで、元々読書が嫌いではなかったので、なんとなく読んでみました。 すると、 福井 晴敏さんの世界観に、 SFの面白さに、 そして何より本というものの面白さに、 どっぷりとはまってしまいました。 普通では体験できない世界、人生、出会い、そんなものが体験でき、そしてそれらが新たな価値観をもたらしてくれる。 それが本なのだ、ということに深く気づかされた本でした。
0投稿日: 2011.12.17
powered by ブクログ福井晴敏氏特有の圧倒的なシナリオ背景の描写も然ることながら、タイトルの「川の深さは」というフレーズがキーとして作用することで、各登場人物たちのヒューマニティがうまい具合に作品の深さを押し上げている良作冒険ミステリー小説。
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログ福井晴敏の作品は『終戦のローレライ』『亡国のイージス』『Twelve Y.O.』と新しい作品から順番に読んできました。 本作は『Twelve Y.O.』と連作となってます。 デビュー作なので他の作品と比較してしまうと、文章力はやっぱり落ちます。 話のパターン、登場人物のタイプも他の作品とほぼいっしょ。 言いたいことは分かりますが、そろそろ次回作では別ジャンルの話も読んでみたい。 まあ、十分に楽しめますが。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログはじめての福井節 私にとってはガンダムとか戦国自衛隊のイメージが強い(=あまり好みではない)作者だ。 予備知識なしで読み始めた作者の処女作は、最初写実的過ぎて読み疲れると思った。 マークIIとかマルチプランとかOS2とかフロッピーディスクとか、少し前の時代を感じさせる背景に少し違和感もあった。 しかし、読み進めるとそうした贅肉や雑感がこぼれ落ち(自分の視界から外れだしたに過ぎないかもしれない)、筋をまっすぐに追える楽しさが出てきた。 ロボット戦士化された少年と世を捨てた元警官を軸に筋がどんどん進む。乾ききったと思われる二人が熱い情熱を持って共感していくあたりはなかなか面白い。 全体が俯瞰できる頃になるとこの作品の面白さが味わえるようになる。スケールが大きいというか、おおざっぱというか、ある程度予想される展開も多々あるが、とにかくアメリカや北朝鮮の影を使いながら、幾度となくどんでん返しを突きつけてくるあたりに小気味よさを感じる。 惜しいのは、少年と元警官の描写が過ぎており、ほかの登場人物が薄っぺらくなってしまうことだろうか。ほかの福井節では、脇役がどのように描かれているのか確かめてみたいな。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ鍛え抜かれた少年が大切なものを守るための一念には見習いたいものがある。 保つと中年警備員の桃山とのコンビがいい。
0投稿日: 2011.09.10
powered by ブクログ福井さんの作品は初めて読んだ。 テレビで少し亡国のイージスを見たことがあったので。 一気に読めたし主人公を応援できた。 この作品のおかげで続編?のTwelve Y Oが読みたくなった。 作品の紹介 「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。
0投稿日: 2011.08.30
powered by ブクログ福井春敏の実質的なデビュー作は、作者の得意とする日本の国のあり方を問うているようなアクションミステリー。論文調の文体はその雰囲気を重々しくさせている効果がある。
0投稿日: 2011.07.26
powered by ブクログ福井作品は長編やシリーズものが多いですが、これは初期の一冊本ですし、手にしやすいです。 公安や北朝鮮やカルト宗教団体や自衛隊や、もういろんなところで戦闘があり、ノンストップアクションムービー的で映画にすごく向いています(お金がかかりそうですが…) タイトルの『川の深さは』には、主人公の内面的な葛藤が込められているのですが、それが次第にあきらかになるうちに、感動の度合いが増す展開はすごくうまいと思います。
0投稿日: 2011.07.17
powered by ブクログTwelve Y. O.に続いては、福井晴敏の処女作「川の深さは」。作品のストーリー的には『川の深さは』⇒『Twelve Y. O.』⇒『亡国のイージス』が正しい順番だが、出版されたのは順番は異なる。福井 晴敏の作品は、全てにおいて一貫したテーマをもっている。それが作品の連続性とあいまって、社会に投げかけるメッセージ性がとても強いように感じる。亡国のイージスの前には必ず読んでおきたい作品。
0投稿日: 2011.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
クライマックスが、あと数ページで終わるというところで下車駅に着いてしまい、そのままホームのベンチで読んだ良い思い出。 福井氏の作品は、不器用な中年と頑なな少年という記号が共通しているが、この両者の交流が本当に温かくてじれったくて好きだ。 最後の最後、保が卑怯である。桃山を助けるために、嘘をつくシーン。 >「ありがとう」優しすぎる声音にどきりとしながらも の一文に、やられた、保の奴やりやがった、と、思わずページから頭を上げてしまった切ないシーン。それはもう、彼が何をしようとしたか分かってしまって。
1投稿日: 2011.06.18
powered by ブクログ冒頭は自己の暗部を見つめ直す自然主義文学かと思ったら 終盤は荒唐無稽な冒険小説だった。 まったく別の作品だと言っても良いくらいの落差を感じる。 それでも文章は処女作にして非常にレベルが高く、国家論だとか人生論だとか引き込まれてぐいぐいと読まされてしまう。 実際にあった宗教団体のテロなどを踏まえてリアリティに徹した前半とありえないだろうという展開が目白押しの後半。 どちらに共感できるかで評価が分かれそう。 他の作品にも興味はあるが、長編が多くて少々敷居が高い。
0投稿日: 2011.06.04
powered by ブクログアクション映画のような内容。 ストーリーとしては面白く、合間にある恋愛や友情(?)も読んでて世界観に惹かれます。 ただ文字数が多い事、またアクションのシーンの表現がいまいち分かりにくかった点が少し残念。 映画にしたら面白いと思う!
0投稿日: 2011.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
亡国のイージスや終戦のローレライの原作者としても有名です。 ガンダムファンには、∀ガンダムのノベライズや ガンダムUC(ユニコーン)の原作者としても有名です。 元マル暴の刑事で現在はしがない警備員をしている主人公は、 警備しているビルで2人の侵入者を見つける。 そのうち一人は重傷を負っていた・・・。 傷の手当てをし2人を匿ってしまった主人公はある陰謀に巻き込まれることとなる・・・。 映像化された福井ワールドに触れたことがあるのですが、文章の世界は始めて。 ページ数も多く、文章も重厚・・・。 通勤や昼休みなど虫食い的に読むより、雑音を遮断して、一気に読み進める方が、 良い小説ですね。 ・・・なかなか切りの良いところも無いので・・・。 福井ワールド嵌りそうです。
0投稿日: 2011.04.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
戦闘機とか出てくるので、難しいといえば難しいんだけど。 前半の展開が面白かったので、後半、難しくなってからも勢いで読めちゃった感じでした。 国家機密とか、警察とか、公安とか、組織とか。 ハードボイルド的な要素満載なんだけど、人の描き方が面白いんですね。 人情味あふれる感じ。 逃げ切れよー!って、応援しながら読みました。
0投稿日: 2011.02.16
powered by ブクログ元警官で今はぐうたら警備員の桃山。何者かから逃げている保と葵をかくまり助ける。保は「彼女を守る。それが任務」という。保はかっこよくて潔くて痛々しい。桃山は人間臭く情熱的でかっこいい。
0投稿日: 2010.11.27
powered by ブクログ某教団の爆発テロの影で暗躍する国の思惑。 そこに飲み込まれもがくさまざまな人々。 なんかあんまり好きになれなかった。 現実の事件を下地にしている(だろう)のに、リアルな手触りがぜーんぜん感じられない。キャラクターたちもファンタスティックに過ぎるというか。 ありがちな題材、ありがちなキャラ、ありがちな結末。 でもそれが原因じゃない。おんなじ様な物語でも楽しめるものもあるのに。 こんなに不恰好に現実を模倣するくらいだったら、はじめから現実の匂いなんて排除して構築したほうがいいのに。 ちょっとがっかり。
0投稿日: 2010.11.12
powered by ブクログ最初はとっつきにくかったけど、読み進めていくうちに引き込まれました。 主人公たちは、任務を全うし、味方同士は心がつながっていて、ある意味、幸せなんだろうなぁ。 この著者の本は初めて読んだので、他の本も読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2010.10.26
powered by ブクログ★2010年76冊目読了『川の深さは』福井晴敏著 評価B+ 面白い!!ですね。最初の2-3ページは、硬い漢字と重いテクニカル単語にちょっとひるみましたが、読み進むうちに独特の日本政治、軍事状況への知識を駆使した物語に引き込まれていきました。最後が、それ程悲劇的ではなく、比較的明るい結末であったことにも好感を持ちました。ストーリーは、複雑な国際社会状況と各勢力争いを反映して、二転三転、息をつかせぬ展開に、今流行の作家である理由が良く分かりましたし、映画などの映像化にはぴったりで、人気あることは、理解できました。彼のほかの作品もぜひ読んでみたいと思います。日本政府、国民の安全保障の認識に対する批判も怠りなく、非常に耳の痛いセリフも多くありますね。考えさせられます。
1投稿日: 2010.10.23
powered by ブクログ「亡国のイージス」の福井さんのデビュー作だそうです。 この作家さんにはあまり興味がなかったけど、薦められて読みました。 「彼女を守るのがオレの任務だ」 傷を負った少年が少女を連れてビルに逃げ込んできた。 そのビルに勤める元警察官の警備員は彼らをかくまう事に。 そして少年達をとりまく川の深みに嵌っていく・・・ こんな小説が今の時代にある事に驚きました。 組織形態が私には難しすぎた。 もう少し分かりやすく表現されてたら、凄く響いたと思う。 実際にある組織とかも出てきて、ちょっと世の中がコワくなる。 まぁ。まぁ。まぁ。 *************************** 「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。 彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。 やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。 出版界の話題を独占した必涙の処女作。
0投稿日: 2010.10.19
powered by ブクログ陸幕の若きスパイの純愛、不器用な元丸暴、新興宗教のテロ、北、自衛隊、ヤクザ等が複雑に絡み合いながら、独特の福井晴敏の世界をつむぎ出す。やっぱりこの作家はこの世界。嫌いじゃないです。
0投稿日: 2010.08.30
powered by ブクログ冒頭の出会いのシーンでの「命なんて安いもんだ」のセリフから、物語の焦点となる計画と、ガンダムやパト2を意識させるところがいっぱい。逆に目について没入できなかった感もあり。 映画にしたら良いと思う。アクションもいっぱい、テーマも歯ごたえあり。
0投稿日: 2010.07.17
powered by ブクログ元刑事の警備員が国際的な陰謀に巻き込まれる。 少し悲しかったりもするが、ニヤリとさせられる終わり方だった。 大学中退後の警備員時代に小説を暇つぶしに書き始めたそうだが、この作品はやくざに新興宗教、防衛庁など複雑にしすぎた設定や展開に若干リアリティが欠けているとはいえデビュー作とは思えない重厚さがあった。 『このミステリーがすごい!』2001年10位 第43回江戸川乱歩賞候補作
0投稿日: 2010.07.10
powered by ブクログどんでん返しに次ぐどんでん返し、ドキドキワクワクやられた~。警備員の桃山、暴力団の金谷、少年(保)、少女(葵)、涼子、美希、絡み合いもつれあって、最後まで目が離せない。
0投稿日: 2010.06.27
powered by ブクログ地下鉄サリン事件と絡めた小説らしいということで読んでみたけれど、どちらかというとそれを通り越して自衛隊や公安調査庁など国の内部に深く焦点を当てたストーリーのように感じました。 「市ヶ谷」*1「桜田門」「赤坂」などの名称が飛び交い、なかなかすんなり理解できず読み飛ばしてしまった箇所も多数。やっぱりあえて難しい言い回しにしている文章はいやらしいなあ、と考えたり考えなかったり。(考えました) 「それがなんであってもよ……。することがあるってのは、いいよ……」 だが浅薄な自己欺瞞は摂取酒量の増加をもたらすばかりで、問題解決の一助にすらならなかった。 そしてそう思う人の数が一定に達した時、それはまぎれも無い事実として実効することになる。 ある意味で民主主義って、やっぱり洗脳の上に成り立っているんだろうなあ 人生なんて、実に簡単なことで根本から変えられてしまう。 自由を満喫するには、その何倍もの不自由が必要不可欠であるとわかるのに、多くの時間はかからなかった。 今日は、昨日よりマシな今日になったのか……?
0投稿日: 2010.05.29
powered by ブクログ登場人物のパターンが後の作品とほとんど同じです。 これは敢えてそうしてるのでしょうね。 フィクションだとはわかっていても、実際にあったかもと思わせる緻密な描写は流石です。
0投稿日: 2010.05.21
powered by ブクログ『Twelve Y.O.』『亡国のイージス』など 大ヒット作を立て続けに出した、 福井晴敏「DAIS」シリーズの最初の作品。 元マル暴刑事、今はうだつのあがらぬ警備員の中年オヤジ。 純粋過ぎるゆえに絶えず危うさを孕む少年。 少年に護られながらも、強い意思を示す少女。 自らの存在意義に不安を感じる女性自衛官。 自らの狂気と権力に翻弄され、溺れる役人。 いつものDAISシリーズ。いつもの福井晴敏。 ワンパターンなのかも知れないけれど、 それでも福井ファンはこの設定が大好きなのです。 分かりやすさとのめり込みやすさに関しては これがベストなキャラクター構成。 今すぐに破裂するような毒ガスも、 爆発炎上仕掛けている護衛艦も無くて、 そこまで極端にアクションに重きを置いたわけではない今作。 しかし、人間ドラマの清々しさはシリーズで一番。 「読了感」という言葉がまさにぴったりな作品です。 歴史物とかガンダムとかやらないで、 こういう作品をもっと書いて欲しいのですが、福井さん?
0投稿日: 2010.05.16
powered by ブクログ映画のよう。 随所に現代日本への皮肉たっぷりで、最初の部分は少し読みにくいですが、個々人に焦点が合いはじめるととても面白く読めます。
0投稿日: 2010.05.14
powered by ブクログ原点が全て詰まった作品。矜持という点では他にも作家はいるが、国家だのアイデンティティーだのを正面切って書ききれる作家はなかなかいない
0投稿日: 2010.02.09
powered by ブクログ福井さんの作品に出てくるおっさんたちは非常に魅力的だ。 そしてどっかリンクしてるのがまたステキだ。
0投稿日: 2009.11.19
powered by ブクログ福井晴敏の処女作。後の作品のエッセンスが、1冊という分量に凝縮されています。個人的には1冊という長さが、「ローレライ」などよりも敷居を広げ過ぎていないので、丁度いい。後半の展開は、洋画バリにぶっとぶので、そこを作り話として許容出来ないと、辛いのかも。
1投稿日: 2009.11.15
powered by ブクログいや~~久々に泣ける良い作品に出会いました。読み出してすぐに「へ?TwelveY.O.と同じじゃん・・・」と思い、失敗したかなぁ~と思ったんですけどね。そうしたら本書が処女作なんですもんね~。 でもこっちの方が読みやすく思います。主人公たちが時々くさいセリフを言いますが、これが妙~にグっとくるんですよん。読んでいるうちに胸の中が熱くなってくるほど、なんていうのかなぁ~、人間が本来持っていて、世俗の垢にまみれて見失っているところをつつくといいますか~。 そして最後はホントもう感動ものです! 最近、映画化などで人気沸騰中の福井氏ですが、本書はマジでお勧めですよ!!
0投稿日: 2009.10.26
powered by ブクログ命をかけて守るべき人が君にはいるだろうか。 「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿(かくま)い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。
0投稿日: 2009.09.28
powered by ブクログ初めて読んだ福田作品。 あなたの川の深さはどのくらい?? 市ヶ谷、グソー、人物。 福田さんの作品は読めば読むほど「あ!この人あの本に出てた人や!!」とか気付けて楽しめます。 2度読み必須。
1投稿日: 2009.07.10
powered by ブクログ福井晴敏の処女作。惜しくも受賞を逃したらしいがまさに著者の「原点」を見るような熱意のこもった作品だった。怪我をして追われて逃げ込んできた若い男女を匿ったことからCIA、防衛庁、ヤクザ入り乱れての陰謀に巻き込まれる世の中をひねた警備員の視点から、物語は熱く激しく展開していく。まるでイージスの先任伍長と行の原型を見るような主人公達だった。このオジサンと若者のコンビが作者の好みなのかな(笑)著者が警備員時代に書いた作品らしいが、その当時起こったオ○ム真理教事件をモデルにダイスの前身となる組織を描いていて、なるほど福井晴敏の作品は全て少しずつリンクしているんだと納得。ここからTwelve.Y.Oへつながるのね。
0投稿日: 2009.07.02
powered by ブクログ2009年5月 井上文庫4冊目 面白いね。 凝ってるのに単純。 中身は浅くて読みやすい。 スパイものなのかなぁ
0投稿日: 2009.05.22
