
総合評価
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powered by ブクログ主人公が、うまくいかない就職活動、母親が鬱になってしまった事、父親との関わり方などを通じて、主人公自身がどんどん成長していき、家族の絆を繋げる事ができた。 人って、いざとなると、変わることや、そうなる事が絶対できると思う。 あきらめずに行動していきたい。
14投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログもっと読んでたい! もう終わっちゃうの⁉︎ 何も事件が起こらなくてもいいから、だらだら続き読みたい気持ち
0投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ大学卒業後、就職したが3か月で退職したのちアルバイトを転々としていた 母親が重度のうつ病と診断され 原因が近所のイジメと判断 主人公が家を買おうと決断 まずは就活‥世の中をなめていたので散々‥父は傲慢 面接や履歴書の書き方はなるほどと思った。前半は重かったが、読み進めるうち少し恋愛もあり面白かった。 その後気にしなる。
4投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログバカで怠惰な自分。それに気づくのは随分後になってから。それは、そんな自分を誤魔化していたから。前半は身につまされる。読むのが辛い。後半になって、ようやく安心して応援しながら読み進めた。気づくと、家族を含めて周りは素敵な人ばかり。真面目で一所懸命だったら初めて分かる。 あとがきで筆者が言うように、過去をやり直す必要はない。その過去があるからこその今の自分なのだから。 沁みた〜。
0投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ3ヶ月で仕事をやめて、その後のコンビニバイトも店長に叱られたらやめて、食事を用意してくれる母親に偉そうな口を聞き、、最初の誠治の印象は最悪でした。しかし母親の病気をきっかけに、失敗しながらも頑張り、変わっていく姿に胸を打たれ、ページをめくる手が止まりませんでした。 私自身もキャリア•子育てなど、悩みは尽きませんが、たとえ理想の自分ではなかったとしても、そして後悔することがあったとしても、その全てを受け入れて、自分に与えられた役割を一生懸命果たしていこうと勇気をもらうことができました。 ストーリーに直接関係はありませんが、作者あとがきの「バカだったことも苦い間違いもかいた恥も、すべてが今の私にたどり着くために必要な過程だったと思います」 とても勇気の出るコメントであり、作者の温かい人となりを感じました。 恥ずかしながら、有川浩さんの作品を読んだことがありませんでしたが、これから積極的に読んでいきたいと思います。素敵な作者、本に出会えたことに感謝。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ有川浩さん大好きなのに初めて手に取った。 ニノでドラマ化してたよね 明日出社なのに途中で止めることができず、深夜に読み終わる。幸せな余韻に浸れる作品でした
0投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログ私自身就活をしないといけないのに何もしてないため、モチベーションをあげる為にこれを読んだ。 今まで就活から目を背けてきたため、主人公の逃げ癖や驕りの気持ちに共感できたり、父誠一の就活に対するアドバイスが自分に向けられているようで辛かった。この本を読み始めた時は私と同じ怠惰でどうしようもない主人公だったのに、どんどん成長していって、悲しさと焦りを覚えた。「私たち同類だったじゃん、置いてかないでよ」って。 しかし、辛い中でも母のために頑張る主人公を見て、自分も頑張らねばと思った。 煽り焦らせと言うよりは、主人公が頑張ってるのを見て、私も頑張ろうってなるタイプのもの。 主人公の成長ぷりに、「人ってこんな急激に変われるものか?」と思ったりもしたが案外人間ってそうかもしれない。 変わらなければ行けない出来事が急激にやってきて、爆発的な変化を本人の意思とは関係なく、強いられる時が来る。その時人は「飛躍的な成長」を成し遂げるのだろう。 有川浩さんの作品は初めて読んだ。急に恋愛がはじまって最初はすんなり飲み込めなかったけど。確かに親を安心させるという意味ではフィアンセの存在は欠かせない。 仕事と結婚。これかできれば親を安心させられて、親孝行になるのかなと思った。 自分も早く自立しなければ。 この本に出会えてよかった。また読みたい。今の私は今の私に必要とする部分しか吸収できていない。またいつか再読した時にこの物語がどう見えるのか。とても楽しみ。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
有川浩の作品を実はちゃんと読んだことがなかった。今回が初読。 序盤は男二人の体たらくと母親の悲惨な状況に眉を顰めたのだが、終盤は何と言うか良い意味でラノベタッチというか、ドラマ的な展開に持って行かれたので希望を持って読むことが出来た。何だかんだ言って主要登場人物全員悪人ではないがゆえに事態を好転させることが出来たのだろう。 誠治も誠一も寿美子も、環境が違えば最悪の事態には陥らなかった。その意味では一重に周囲の陰湿かつ苛烈な仕打ちが原因の全てである。がしかし、そうは言っても、と自分を叱咤出来るか、その上で「まだ間に合う」と言い切り前に進む強さがあるか否かが運命の分かれ目なのだ。 その意味で、姉・亜矢子の痛快さ、竹を割ったような性格は生来のものであろうが、多かれ少なかれ自分本位の父、我を出すことが苦手な母、鈍感な弟に囲まれるうちに「そうならざるを得なかった」という背景を感じさせる。それを知ってなお、その振る舞いに全く哀愁が漂わないのが彼女の強い所なのだろう。 それにしても、誠治はフリーターやってたとは思えないくらい有能だし積極的だが、これも母への気遣いが為せる技か、それとも実は気性自体は姉と同じく真っ直ぐだったのか。嫌われ役を一身に買う父・誠一ではあるが、子供達の成長には確実に彼が居てこそだろう。
0投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新卒で入社した会社を3ヶ月で辞め、バイト先で嫌なことがあればすぐに辞めてしまう、怠惰で自分勝手だった主人公が母の病気を機に成長していく物語。自分の弱さや甘えに気付き、家族と向き合う過程は一筋縄ではいかないし、順調に進まないこともあるけれど、その過程が丁寧に描かれていて、誠治が少しずつ、でも確かに成長していく様子がわかります。特に大悦に入社後の、自分で考え、解決していく仕事ぶりは頼もしく、勇気づけられた。
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ始めから最後まで、勢いのある話。 恋愛要素は少ないけど、ないことはなく。さすが有川先生!! うつ病になったお母さんをきっかけに、家族がかわっていく話。また読みたい。
0投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログ家族とのつながり、親子関係、仕事と、人生に大切なものが、まとめて描かれている作品。自分も誠治みたいな若者だったと改めて思う。有川先生の作品は何より読みやすいですね。ドラマも見てみようかな、って思う。
11投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ小学生の頃にドラマで見た記憶だったが本は読んだことなかったので手に取る。好きだったドラマが実は色々とストーリーがアレンジされていたことに驚きつつ、後半で誠治の活躍が多く見られる原作も非常に良かった。 読んでいて特に思ったのは、やっぱり家族っていいなということ。 それと同時に、自分はそれだけ家族のために動けているんだろうか?とも思った。 変わっていく誠治ももちろん格好いいが、家族のために嫁ぎ先から帰ってきて本気で叱る強い姉みたいになりたい。
8投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱ有川浩さんの作品はいい。 フリーターの人やこのままでいいのかなって思ってる人に読んでほしい。だらしない生活を送っていた誠治が成長していく姿を見て勇気をもらえる。最初の一歩を踏み出すのは苦しいし大変だけど、その一歩を踏み出す事が大事だと感じた。誠治を見て人間本気でやれば変われると学んだ。というより本気でやらずに、いつか変われるなんて思っているうちは何も変われないんだろうと思った。
1投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ以前、ドラマの再放送を観て面白かったのを 覚えていて、原作は読んだことがなく、 作者買いで読みはじめたところ、面白すぎて 読む手が止まらず、続きが気になり あっという間に読破してしまいました。 ハズレないですね。
1投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現在就職活動をしてるからこそ刺さるものがあった。主人公の努力家な一面にとても感化された。就活において気持ちが大事だという印象、父親と就活でのアドバイスを通じて仲良くなっていく様子がとても面白かった。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログもっと勉強しておけば、もっといい大学に行けば、もっと、もっと、、と自分が選んできた道を振り返ってしまうけど、"これからの自分に何ができるのか"を考えさせられる本。
1投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログ中学生の息子に勧められて。幅広い世代にお勧めする。私は姉と父と女子社員の気持ちがよく分かって、引き込まれた。何これ、めっちゃ家族の話じゃん。仕事の話じゃん。面白かった!
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ自堕落だった誠治の豹変ぶりに驚いた。 人間は守りたい人ができると、ここまで行動的になるのかと驚いた。 また、はじめは険悪な関係だった誠一と親密になっていく様子が微笑ましかった。話しづらい相手に対して褒め言葉をかけたり、頼ったりすることで徐々に打ち解けることができる事を改めて実感した。
8投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログまたも参りました。本作は初読みでしたが、何でこれまで読んでなかったんだろう?って感じです。 解説に適切にまとめてありましたが、「後悔」、そして、それを繕う自分、ごまかそうとする自分、現実を見ずに済まそうとする自分。これを変えるのはパワーが要ります。若者のストーリーでしたけど、中高年の私にもかなり響きました。ドラマ化されたらしいですが、亜矢子さんと真奈美さんは誰が演じたのか、興味あります。二人とも男前です。そしてお決まりの「キュン」。やっぱり参りました!
0投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ話がするすると入ってきてあっという間に読めました。人の心の動きが丁寧に書かれていて、はっとさせられるところもありました。面白かったです。
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ『フリーター、家を買う』というタイトルだからかもしれないが、家を買ってからラストまでの話が駆け足に感じた。(前半が重かったからかも) 母親の病気がきっかけで仕事が続かない主人公や自分が一番正しい!という父親が少しずつ変わっていく描写がとても良かった! 主人公はともかく、THE昭和な父親が変わることってリアルではなかなかあり得ないので逆にスカッとしました。
5投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ団塊世代の父親のある種典型的なパターン、母親も居る居るというタイプ。長女がやや尖ったしっかり者、そしてフリーターたる息子。話の展開やテンポも良く、実写化されたのも頷ける完成度の高い内容でした。
14投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログテンポが良く引き込まれ、休日の夕方から夜寝る直前までで一気読みしました! 初めは母親や家庭内の暗い状況や、言い争いや喧嘩、主人公にも父親にもヤキモキする場面が多いですが、気付きやきっかけを経て徐々に変化し前向きに進んでいくのにワクワクしました。 有川さんの小説はかなり昔に読んだっきりしばらく手に取っていなかったのですが、今回この作品を読んでハマりました! この一冊を通して読み終わった後には前向きに、仕事に打ち込んでいこうと元気をもらえる、そんな作品でした
1投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ少し前にこれ、ドラマ化されていましたね。僕はドラマは見ていませんけれど、原作は読みました。こっちは面白かったです。 ずっと前にこれがドラマ化されたそうですね。僕は見ていませんが。内容はというとフリーターの25歳が一念発起して精神的に壊れてしまった母親のためにいざ一念発起して、それまでのフリーター 生活に見切りをつけて就職して最終的には家を買うという話です。実もふたもないほどに大ざっぱに言えば。そんな話です。 でもここに書かれているものを差別を承知で自分の経験から言うと、たとえパソコンのスキルがあっても、ガテン系の仕事を長くやりすぎると、たとえばエンジニアだったりとか、いわゆるパソコンを使う職種には早々簡単には転職できません。まぁ、物語だからフィクションということで自分の中で処理してもいいんですが。 後、建築関係の社長はこの本に書かれている以上にパソコンには理解がないです。場合によっては「オタク」といわれ、まったく相手にされません。物語として読む分にはいいのですが、現実ではなかなかこういう風には行かないでしょうね。世知辛い世の中になったもんです。 ※追記 本書は2012年8月2日、幻冬舎より『フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)』として文庫化されました。
0投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ主人公だけでなく、家族や職場の人間など周りの人間もどんどん成長していくストーリー。 読書目線でも、初期はひどい家族だと思っていたのが、最終的には家族に恵まれていると思えた。 周りの人間に悪態をついているだけよりも、自分が成長することで状況はどんどん変わっていくんだと思った。 ★印象に残ったフレーズ 「前の会社の悪口は絶対言うな!お前程度の了見でリタイヤした奴なんか世間は一人前だとは思ってくれないんだ、そんな甘ったれた若造の分際で、仮にも業績を上げて経営が成り立ってる会社の批判なんか百年早い!」
1投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ読みごごちがとても良い作品でした。 物語が主人公の怠惰な生活と並々ならぬ家庭の事情から始まるので、序盤は気持ちが不安と心配でいっぱいだったのですが、中盤以降は主人公の奮闘記を心から応援して読んでいたようで一気に読み切ってしまいました! 全部が全部解決したところを見たわけじゃないのだけれど、きっと上手くいくであろうという安心感と余韻に包まれて読了することができました。 有川ひろさん、ほんと好き。
1投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログフリーターに甘んじ、母親の様子に気づけなかった誠治。 間に合ってよかった!姉ちゃんの亜矢子がかっこよすぎ。
1投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ久しぶりによんだ。 甘ったれ誠治が鬱にかかった母をきっかけにフリーターから一念発起するストーリー。 怠惰な生活から土木のバイトをきっかけに成長していった。 自分も去年、職場が原因で鬱診断でたし誠治のお母さんほどじゃないけど不眠や誰かに責められるんじゃないかって不安や強迫概念あったから身体的にも精神的にもしんどかったから共感じゃないけどわかる部分もあった。 家庭を顧みない父親、正論の姉と対照的な家族やけど幸せな生活送っていけたらいいのと、真奈美と豊川、誠治の関係もこれからが気になった
2投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログ本中のタイトルにも有りましたが(元)フリーター家を買う でした 展開やキャラクターも面白かったですが、内容は単なるサクセスストーリーでした もう少しひねりが欲しかったです
4投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログ図書館で借りて読む紙の本シリーズということで。おそらく10年以上前くらいに一瞬はまってだーっと10冊くらいよんだ有川浩(ひろ、女性)さんのドラマ化もされた有名なお話。図書館戦争シリーズや、自衛隊シリーズにあった甘々恋愛がほんの少し程度に抑えられていたが、それでも一瞬垣間見ることのできた甘々語りに懐かしくなりつつ、楽しく最後まで読めました。母親が心を病んでしまったことを機にだらだらフリーターが一念発起して、、、という話なんだけど、父親が“そこそこエリートだけど偉そうで妻の病気にも理解がなく、自分が楽しむことばかりにお金を使い、酒癖が悪く周りから実は煙たがられている”、というキャラでおいおい自分のことか?、と自省の念に駆られました。。。特にお酒には気を付けねば。。。
1投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログうつ病の母を抱えた家族のお話と、息子の誠治が成長するお話でした。 わたし自身がフリーターで、30代目前で就活も経験したことがあるので、共感しながら読み進められました。 面接がものすごく下手で、苦い思いをしながら諦めましたが、もしこの本を読んでいたらもう少し上手く出来たのかな…と思っています。 なので、これから就活を予定している方にもオススメしたいです! 捨てられていた子猫の話は、不意打ちで来たのでうるっとしてしまいました(´;ω;`) 捨てた人は千葉ちゃんに蹴られてしまえと思ったのですが、子猫を通じて千葉ちゃんとの関係が深まったので、結果的に良い方に転がってよかったと思いました。 まぁ、捨てた人は許しませんが( っ ‘ᾥ’ c)クワッ
1投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログとてもいいお話でした。 私自身社会人になって数年しかたっていないので、誠治の気持ちがよくわかって共感しました。 社会人なりたてに読むと良い物語です。 誠治が成長していく姿を自分も見習わなきゃいけないなと思い、生活を変えるきっかけになりそうです。 2024/11/2
2投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母親の病気をきっかけに、自分や家族と向き合い、成長していく誠治の姿に心を打たれた。 「諦めていない武さんは、間に合ってます」 誠治へ向けられた真奈美の言葉は、これまでの(誠治自身が怠惰だったと認めていた過去も含めた)誠治の生き方を肯定し、受け止めて誠治を強く勇気づけるものだった。 タイトルからは想像できないくらい、序盤は重く、暗い展開だったが、今までの自分を見つめ直し、変わっていく誠治が見られるのは嬉しかった。 有川さんの作品は心温かくなる物語が多く、読みやすいものばかりですね。
5投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
愛に溢れる素敵なお話でした。 誠治はナヨナヨしたフリーターだった。 母が明確に鬱を発症してから人が変わった。嫁いだ為に実家に深く関わることができない姉の的確な指示もあり母の為に一所懸命に変わる。 頑固で古いタイプの親父は誠治の母の鬱を簡単に認めてくれない。 たくさんの事件や姉の亜矢子の努力、誠治の成長により親父も協力的になっていく。 誠治が親父を頼り、甘えていく様子が素晴らしい。自分にはできないなと思います。 それにしてもお姉さん、亜矢子は凄い。 彼女を娶った旦那さまに興味が湧きまくりです。
3投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めっちゃ綺麗で情熱溢れる物語だった。 ちょっと綺麗すぎて違和感はあったがやっぱりこの人の作品はこうでなきゃ!って感じの物語の構成がたまにすごく読みたくなる。 フリーターという少し将来が暗い立場にいてフラフラしていた主人公が母親の病気というイベントに対してどう向き合うかまたそこでどう変われるかが自分的に分岐点だと思った。 そこで自暴自棄になり不幸に酔うかそれとも踏ん張って現実に立ち向かうかを選択できる中で主人公は後者を選び人生が上向きになった。 踏ん張れば少しは人生が上向きになるそんな事を強く訴えかけてくる小説でした。
1投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログハードカバー発売当初以来久しぶりに再読。重松清さんの解説にもありましたが、心意気の物語ですね。そんなに上手く行くかー?という部分は冷静に考えるとあるのですが、そういう観点ではなくて、やはりこの勢いと心意気をヒシヒシとそして臨場感をもって物語に没入できるところがやはり醍醐味だと思います。
1投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ有川さんの作品は読みやすい。どんどん読み進めてしまう。なので大好き。 親子関係、仕事への思いが読後スッキリして、気持ちいい。
2投稿日: 2024.08.25
powered by ブクログお仕事系の青春もの。 あるとこからちょっとうまくいきすぎるくらい物事がとんとん拍子に進んでいく。 ご都合主義にも見えるけど、だからこその疾走感というか爽快感があってすらすら読める。 各登場人物も程よく癖があって、そこがリアルに感じられて物語を支えていると思う。
2投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく面白かったです! ドラマ?になっていたときは興味を持てなかったのですが(詳しい内容は知らなかった)、有川浩氏の作品だったとは。 いい加減に過ごしていた誠治が、悩みながらも家族に向き合っていく様は、母からのそれまでの愛情があったからこそだと思えた。 素直に人の良いところを認め、褒めることが出来るのも、愛ある環境にいたからだと思う。 お母さん、頑張って育てられたんだなあと。 頑張りすぎて壊れてしまわれたわけだけれど……。 まわりのオッサンたちもいいキャラで。 アドバイスも的確で和みました。学歴や家庭環境関係なく、自分自身を認めてもらえたら、やる気も出ますよね! 仕事が楽しいって、日々がすごく充実すると思います。 履歴書の書き方、志望動機。面接での話し方。 受ける側と、選別する側。 それを短期間の間に、同一人物が両方経験することなんてなかなかないと思うけれど、そのラインがあったからこそ、誠治の変化に目を見張るものがありました。 考え方も生き方も大きくなった誠治に、真奈美さんがさらに変化をもらたしてくれることを願います。 有川浩氏の作品はいくつか読んでいますが、毎回全く異なるジャンルに目をつけ、描かれていることを新鮮に感じます。
1投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログ①2024/07/04 ”もう直ぐ25歳を迎える私に、現実と向き合わせる物語だった” 母の病気を契機に、心を入れ替えた25歳の主人公の立ち直りの日々ですごく勇気をもらった。プライドが高い男の攻略法や昔の自分を落とすための採用基準など、面白くためになる本でもあった。目の前のことに真摯に取り組み続ける、という難しいことをできる人間でありたい。 有川浩著『フリーター、家を買う。』 新卒3ヶ月で退社して以降、アルバイトをなんとなく変えつつ生活していた主人公・誠治。長年にわたる隣人からの嫌がらせによって全般性不安障害と診断された母のために、就活をして引越しを目指す物語。
1投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログ読んで良かった。誠治の成長する姿に感動した。母は重篤な精神疾患に罹ってしまって自殺未遂までしたが、それを機に家族の絆が深まったような気がする。誠治と真奈美の恋の行方が気になる。続編を出して欲しい。
2投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ再就職や母の精神病をきっかけに息子・父が変わっていく話。親とのコミュニーケーションなども学べる小説。
1投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の誠治、がんばれ!と応援しながら読んだ。 母親が精神的な病にかかったことをきっかけに、見向きしてこなかった家族・逃げてきた再就職に向き合い、試行錯誤しながら理想を求めて努力するお話。親の脛を齧り、プライドが肥大化していた25歳無職青年の成長が描かれる。 自分のこれまでの人生と、家族を取り巻く環境と、母親の現状、姉からの鋭い警告、理解のない父親に囲まれた誠治は、母親の看病をしていく中で、母親の病気に理解を深め支えるとともに、拗れた父親との関係にも自分と似た部分を知ったことで歩みを寄せ、改善していく。解説を読んで、誠治が母も父も救った、というのにとても納得した。 他に印象に残ったことを記述する。 ◎誠治の業務係主任について ITの知識を駆使して大活躍する姿は爽快だった。特に、採用担当としての腕前は光っていた。「お前のようなやつが欲しい」との依頼に対し、自分を分析し、「新卒お断り!第二新卒・フリーター歓迎!」と打ち出したのである。選考する時には、「フラフラしてた時代の自分のような人を落とせば良い」と、当時の自分が流れ着きそうな楽なルートを用意しておき、当時の自分がしていた悪手をとる就活生を落選させた。これまでの経験を活かした採用の取り組みが潔くて鋭くて気持ちが良かった。 ◎新採用の二人について 新しく採用されたのはコミュ強の豊川と、女性の千葉。二人がそれぞれの良さを発揮して会社で活躍することで、誠治の採用が正しかったと裏付けされるようで嬉しかった。二人の人柄は会社に新しい風を起こしたと思う。二人がそれぞれ誠治の家族について「間に合っている」と背中押したのも印象的だった。誠治と千葉ちゃんとの色恋描写は、最初出てきた時に突発的に感じられたけれど、After storyを読めば納得。素敵な二人を応援したいと思えた。 ◎誠治の就活について 医療品メーカーの専務の方が、誠治が面接を辞退したのにも関わらず話を聞く時間を設けてくれたことがとても素敵だと思った。誠治の話をしっかり最後まで聞いてくれること、誠治が思わず本音で話してしまうような向き合い方をしていたことが素晴らしいと思う。 誠治の土木会社のおじちゃんたちが、父親と同年代でもより尊敬したいと思えたのも共感した。相手を偏見で決めつけたりしないで、努力している人を素直に評価できる、自分の欠点をそうと受け入れ、柔軟に考えを改めることができる人たちだった。自分もそういう人でありたい。 ◎誠治の家族について 母は、二十年間もの間一人で地域からのいじめに耐えてきた。相当苦しいと思う。すごいこと。 父は仕事ばかりしてきた結果、家族に見返らない不器用な人なのだと思った。最後には誠治とも打ち解け始めて安心。 姉は母の唯一の理解者で、強くて芯のある人物。家族の誰とでもまっすぐにぶつかって行ける人。100万円をどかんと置いて行ったのもかっこいい。 誠治は、家族に恵まれていると気づくことができた素直な人。最初こそ全然ダメだったけれど、心を入れ替えて頑張れた誠治はかっこいい。 全体的に心が苦しい話だけれど、再構築ができる希望や、変われるという望みが見えるお話だった。
1投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログおもしろかった。 うつになってしまったお母さんの描写がけっこうリアルで怖くもあり・・・理解のないお父さんにも、その年代なりの理由や、誰もが心のスミで思ってしまいそうなことが中心に来ているだけなんだったりして、いちがいに責められないと感じた。 ダメダメな誠治だって、もしかしたらちょっと運が悪かっただけかもしれない。場所さえあれば、こんなふうに輝き始めることができる。キモチがないわけじゃないのにチャンスがないせいでキモチがしぼんでいくフリーターたちは、きっと少なくないんだと思う。正社員になれた人と大きく違うわけじゃ、ない。その小さな違いが大切なんだという見方もできるけれど・・・。 正社員になるための活動をもうずっとしていないから、今どんなふうか分からないけれど、転職・就職しやすくなっていく方向へ動いていればいいなぁ。新卒として会社を探す人たちは、何の経験もないのに外から分かることばかり研究して、へんな人事に対抗するための、そのときしか役に立たないやり方を身に着けて・・・それってやっぱり変だと思う。本当はもう少しやりたいことがあるかもしれない、試したいことがあるかもしれない、でもそれをやってからでは就職しづらいと考えるから、あきらめる。それで入ったところが合わなくて辞めて不安定になる・・・そんな悪循環が改善されているのだろうか。人生80年以上、定年もとっくに60以上になっている時代だ。30歳あたりを新人として受け入れるくらい、柔軟なものになっていてほしいものだけど。
2投稿日: 2024.05.01
powered by ブクログ夢を持つことも大切 だけど、やりたいことだけをやるのではなくて、 自分が今できることを確実にやる。我慢して踏ん張るのも大事。 常に相手や周りのことを考える。 失敗や自分のだめなところに蓋をせず、きちんと向き合う。諦めない。 簡単にはできないけど、続けていけば今よりもっといい人間になれる、生き方の教科書みたいな本だった。 誠治と同じ年齢、似たような状況だからこそより感情移入できた。
1投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログ新入社員として入った会社をすぐに辞めフリーターになった主人公が母の鬱病をきっかけに土木会社で成長していく物語。登場人物は基本的に論理的な人たちばかりで期待通りに話が進むので安心して読めました。
1投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログ成長物語。 有川浩らしくワクワク感満載です。 元気が足りない時に読んでほしい。『こんなうまいこといくかいっ』と思っていても 誠治がちょっと挫けただけでもう脳内は応援してますから。 そして 今回はないと思っていたキュンが後半にありましたよ!!!さすがです! キュンの相手が有川さんぽい。男前の女のコ。 某食品のキャンペーンでwebから応募かハガキで応募か選ぶとき、思わずハガキで応募してしまいました(笑)
9投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ会社で馴染めず退社してしまった主人公。フリーターとして食いつないでいたが、母の鬱病を機に一念発起。頑固な父親を説得しながらの就職活動。主人公の成長が心地いい成り上がり物語。 就職活動中の自分とも重なり物語に引き込まれ、転生ものを見ているかのように主人公の成長に喜びを感じた。前半の一進一退の看病、後半の社会人としての全能感、そして終盤の恋もとてもワクワクした。
19投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログ読みやすくてわかりやすい内容。おもしろいと思う。お父さんがもっとちゃんと家族と向き合えれば…息子頑張ったなと思う。
2投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログホームドラマを見る感覚で読めました。 主人公の成長していく姿がとてもすばらしく描かれており、同時に父親も成長していく姿、家族の言葉に素直になれない姿が私も同じく父親として気持ちがわかり、気がつけば引き込まれておりました。 個人的に現場の先輩の人生のアドバイスの場面が心に響きました。 とてもいい作品でした。
5投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母の心の病の発覚後、母のため、家族のため、職場の人達のために奮闘する主人公の姿に惹かれ、魅せられた。 己の弱さを認め、人に助言を求め、相手の言葉を受け入れる素直さ。さらに、その助言も相手の人柄を踏まえて解釈する。その人柄の理解につながる人間観察眼と分析力。 そんな主人公の能力を羨ましく思い、惹かれ、あっという間に読み進めてしまった。
2投稿日: 2024.01.26
powered by ブクログ自分が同じ境遇になった時に主人公と同じような決断ができるのか考えながら読みました。行動力がすばらしいです!
2投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ若者向けです。頑張れば人生変わるよというメッセージでしょうか。 母親目線で読んでしまったので、ご近所づきあい大変だよねというところに共感。
2投稿日: 2024.01.20
powered by ブクログ世の中こんなに甘くはない... こともない? あまくったるくない話も書けるんだと読み進めていったら、最後はちゃんと甘さが控えてた。しかも秘めやかな密やかな甘さ。
2投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ新卒で入った会社を3ヶ月で辞め、バイトを転々としていた誠治クンが、母が重い心の病を患ったのをきっかけに成長していく物語。心の病に理解のない父との葛藤や、誠治クンの就職してからの働き方などページをめくる手が止まらなかった。正社員になった会社で、自分のような人を採用して欲しいという会社からの願いを受けて、昔の誠治クン自身を重ね、大胆なキャッチコピーをつくり、無事新人を雇うことができた。今があるのは、昔のどんな怠惰も苦しいことも全部今とつながっているのだと思った。
5投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
社会的地位は高いが家庭に無関心な父のため、 家庭が崩壊していく様は僕の生い立ちに重なる部分もあり非常に共感できました。 母が精神疾患を患う場面では、過去のトラウマも蘇り読み進めるのも心苦しかったです。 ただ、堕落していた息子が一念発起して、家庭問題に真正面に向き合っていく姿には感心しましたし、今の状況から一歩踏み出す勇気ももらえました。 家庭内に複雑な事情がある方や、 現無職の方には心痛い場面が多いので、 心して読んだ方がいいと思います。
1投稿日: 2023.11.19
powered by ブクログ2023/10/31 誠治の人としての成長がすごい。 「世の中、道理が通らないことなんて山程ある。みんながどこかで我慢している。だから何でも我慢しろというのはナンセンスだが、我慢のしどころ、主張のしどころというものはある。」 これを弁えてる人になろうと思った。 番外編の豊川視点の話がめっちゃ良い!
0投稿日: 2023.11.01
powered by ブクログやっぱり有川さんは良い(しつこい)。 ダメダメ男やし、環境が変わってもダメ男はダメなままの部分も大いにあるんやけど、やっぱり生き様がかっこいい。こんな大人になりたい、って素直に思える。 話自体かなり重いけど、そこまで重い感じはしないのに、学ぶことはたくさんある、という有川さんの本特有の感じがとても楽しかった。
0投稿日: 2023.10.09
powered by ブクログタイトルの内容にギャップを感じました。テーマは家族ですね。フリーターが家を固めに悪戦苦闘するというよりは、家族の変化に対応するために家族がそれぞれ変わっていく過程がおもしろい。就活の参考にもなりますよ。
0投稿日: 2023.09.01
powered by ブクログ子育てがひと段落して、「さて」何から考えよう。 そう思った時に、心をリセットしてくれた本でした。 自分の心の弱さ、家族への感謝、思いやり、 ゆっくり、、ゆっくり時間をかけてリセットできる。 restartにとても良い本でした。
0投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログドラマを観ていた人が、ゆらゆらしていたわけが分かりました。ニノさんの顔も浮かぶ。 読みやすく、いいのでは。 お若い方へは就職活動の参考にもなるかもねー。
0投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログすごく面白かった。この本大好きだ。 ダメだった自分としっかり向き合って、自分を変えた主人公は素晴らしい。 そして、周りの人の良いところに気づいて素直にすごいと思えるところも素晴らしい。
0投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ面白い!が、今ひとつ乗り切れないお話しでした。 家を買うというお話しに、家族の不健康な事態が原因という事。これは予想してなかった分、ショックなストーリーだった。
1投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログフリーターの誠治くんが奮闘する話。 四苦八苦しながらも母の看病に仕事に奔走する誠治くんの覚悟と行動力に胸を打たれました。 また、姉の亜矢子が父親の誠一に放った説教は自分にも共通する点があり、胸がえぐられるような気持ちで読みました。 話の後半で、誠治の成長に伴って家族から見放されていた父親の誠一にも心変わりが生じた瞬間が個人的な見どころの一つだと思っています。ここぞで頼りがいのある父親となった誠一に感動しながら読んでいました。 総じて、家族のあり方を見直し、もっと両親に優しくしようと思える小説でした。 忘れた頃にまた読み返したいと思います。
3投稿日: 2023.06.12
powered by ブクログ同じフリーターとして読んでいて親近感が湧き、勇気をもらえました。 でもラストはもう少し続き読みたかった。
1投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログ最近、有川 浩が好みである。 女流作家なのに、そんな感じがしない。 先日、テレビに出て新作のコメントをしていたが、まるで武器オタクだもんなぁ。 ま、そんな有川作品のこれ、テレビドラマで少し見たことがあるが、1~数話を見逃していたので、主人公の最初のダメさ加減が解っていなかった。 で、読み始めたら止まらなくなった。 面白い。 さて、テレビドラマでは香里奈が出ていたかな。 本作では、まったく違う設定なんだね。 やっぱり本を読むべきだな。 テレビの脚本、よく有川さんがOKしたなぁと思うぐらいに設定が違うし。
1投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ面白い!一気読みした。 主人公がメタ認知と人間的な成熟を経ながら「家を買う」までのストーリーが描かれていて、気持ちがいい。主人公の変化が、お父さんをも動かすのが素晴らしいな。
1投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログとっても良かった。続刊が欲しすぎる。 こういう家族ものに弱すぎるので何度も泣きそうになった。泣いた。 50代になったら変化や新しいものを恐れる、という話が個人的に刺さり、やはり一生勉強をし続けられる環境に身を置きたいと思ったな。
2投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログあんなに堕落していた主人公。最初どうしようもないなーと思っていたが、終盤ではとても立派な人間になっていて、なんだか追い越された気分だ。俺も誠治に負けずに頑張ろう。
3投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログ有川浩さんの小説は中学生の頃沢山読んでいたのを覚えています。誠治みたいに、誰かのために、何かのためにあんなにがむしゃらに頑張れるのは羨ましいなと思いました。私も来月から転職して仕事も環境もガラリと変わるので、頑張ろうと思いました。有川浩さんの小説には、恋愛のエッセンスがほどよく入ってるのがとても好きです。中学生の頃、ニヤニヤしながら読んでいたのを思い出しました。また有川浩さんの小説、読んだのも読んでいないのも全部読もうって思うくらい、面白い本でした。
1投稿日: 2023.03.24
powered by ブクログお母さんの病状が、心配だった。 うまくいきそうなところでお母さんの調子悪くなるし笑 お父さんは最初すごい嫌な人だったけど最後の方では誠治とも良い関係になり協力してくれて、母のことも理解し、引っ越すことも考えてくれて良かった。 家族の再生って感じの話だった。 個人的には土木の仕事のみんなが好き笑
1投稿日: 2023.03.20
powered by ブクログ有川さんの作品は2作目で、「イマジン?」を読んで作品に引き込まれて、他の作品も読んでみたいなと思いました。普通ならば、昔から出ている「フリーター家を買う」を読んで最新作を読むという順番になるとおもいますが、私は最近読書を始めたので変な順番になりました(笑) 実際読んで行くと、 仕事を辞め、バイトばかりして自分のことしか考えなかった誠治が母の病気をきっかけに成長していく姿に夢中になっていました。元から内容は知らなかったけれども、ドラマで二宮くんが演じていたことが記憶にあり主人公のイメージを二宮くんに当てはめながら読んでいました。 [バカで怠惰な自分を取り繕うのはバカで怠惰であることよりカッコ悪い」、私自身もこの本を読んで自分自身の怠惰や情けなさを取り繕うのはカッコ悪いな思いました。誠治のように自分自身の不甲斐なさを逆手にとり行動していくことも、自分がどん底に落ちたときとるべき行動だとおもいました。
3投稿日: 2023.03.15
powered by ブクログ家庭と、家族の再構築、そんな作品。表紙の軽さや、キャッチーなタイトルから想像できないくらい、重い話から始まり、表面張力で耐えていた家庭がぼろぼろになり、新卒3ヶ月で仕事を辞め、やる気も出ずフリーターをやっていた主人公が奮闘していく。前半は、なかなかに重苦しい空気で、しんどい気持ちが滲み出ていたのが、後半に入り、明るい兆しが見えてきて、猫ちゃんが出てきた辺りはすごく明るい世界が広がったように感じた。とてもすっきりとした読み心地で、一気に読んでしまった。
2投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログ母の精神病発病をきっかけにフリーターで親の脛をかじり続けてきた誠治が成長していく話。 ほんとによく誠治は成長した。思いやりの心が育んだ。特に、就活のあたりの誠治はすごい。よくも面接を捨ててまで母の病を優先させたと思う。
1投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ二宮和也くんのドラマにもなったお仕事ストーリー。ドラマではお母さんのいじめについて結構描かれていたが、小説ではお母さんのことだけではなく、就職や面接の仕方、履歴書の書き方や心構えなど、就職したい人に役立つようなヒントが散りばめられている。
1投稿日: 2023.02.25
powered by ブクログかなりよかった。誠司が成長してだんだん家族に希望が見えてくる様子に感動。一人一人キャラクターの性格もいい味を出してる。最後いきなり恋愛が入ってくるのは少しびっくりしたけど全体的に良かった。
0投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
出だしの主人公の仕事や社会への舐めっぷりと親への甘えっぷりにイライラして、私には合わなかったと思ったけれど、母親が精神疾患に罹り、姉に一喝され、母親の看病をしながらバイトを頑張り始めたあたりからは、若い主人公を応援する気持ちで読めた。 主人公があっさり就職して、仕事も上手くいき始め、家族もまとまっていくあたりはスムーズ過ぎて現実味はなかったけれど、誰も不幸にならない結末で、うまくまとまっていたと思う。 今の年齢じゃなくて20代前半の仕事を辞めたくて、周りの大人が全て敵に見えてた頃に読んでいたら主人公に感情移入できてもう少しはまれたのかな。
0投稿日: 2023.02.07
powered by ブクログ新卒で入社した会社を3ヶ月で退職。その後は定食につかずアルバイトを転々としている主人公が、実の母がうつ病を患ったことをきっかけに、フリーターながらにして家を買うことを目標に奔走する物語。 ドラマ化もされている有名なお話。 ドラマを見てから読んだが、原作はまたドラマとは展開が異なり、どちらも楽しむことが出来た。 ドラマでは先輩だった千葉ちゃんも、原作では後輩として登場。千葉ちゃんらの採用にも主人公が関わるが、あっと言わせるようなキャッチコピーで採用広告の目を引く工夫をしたり、無駄を省くためにどうすれば良いのか考え実行したりと、とにかく仕事がよくできる。0から1を作り出すことは本当に大変なことなのに、それをあっさりやってのける誠治はきっと元々頭が良い人なのだろうなと思った。 最終的には「元フリーター家を買う」ことに成功。 物語の中でのキャラクターだが、仕事も勉強も家のことも同時に考え確実に遂行でき、しかも家を買うまでに至る誠治に強い憧れを感じた。
1投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ感想 雨上がりの虹のような爽やかさ。人生と向きあい泥をすするような辛さを経験する。しかし最後は希望が見える。閉ざされた人生はいつでも換気できる。
0投稿日: 2022.12.20
powered by ブクログ相当にヒリヒリした展開で始まった。ダメ息子にダメ親父。近所の陰湿なイジメの防波堤となり、最後に精神を病んでしまった母。なんて辛い物語だろうと思いながら読み進めた。しかし、さすが有川さん。ダメ息子は献身的に母を看るようになり、家を買うこと=イジメの地からの脱出を目的に、再就職できるまでになった成長譚にまとめてしまう! 結末には不器用な恋愛模様も綴られるが、結末は読者の想像に任される形で物語は幕を閉じた。嵐の二宮君(当時)が主演のTVドラマを、妻が良く見ていたことを思い出した。
0投稿日: 2022.12.03
powered by ブクログ最初は周りに甘えきり社会をなめていた主人公が、姉から真実を知らされ、自分の甘さを深く後悔する。そして自分が何をすべきか、どう立ち回ればよいかを考え、奮闘し成長していく姿に感動した。後悔だけで終わらせず、あきらめずに前に進めばまだ間に合うという内容に勇気をもらった。
0投稿日: 2022.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
率直な感想としては、有川先生は精神疾患の事をあまりご存じないのではないかと思いました。 (私自身、軽度の鬱病と診断されて寝たきりの生活だったので… 症状は人それぞれですが、どうしても引っかかった) 「妻の病気をきっかけに心の病に理解がなかった糞親父が変わった」という感想を見かけますが、私にはあまりそうは見えませんでした。どうせなら、お母さんが病気になってから、お父さんの接し方はどう変わったのか、些細なエピソードでもいいから知りたかったかな。 主人公の成長っぷりですが、やはりしっかり者で賢いお姉さんの弟だな、という印象です。 しかし、序盤の履歴書の使いまわしといい、主人公は本当に就活経験があったのでしょうか… トントン拍子に上手く行きすぎて、私には合いませんでした。「現場のおっさん達は低学歴でぶっきらぼうで一癖も二癖もあるけど心は暖かい」という一種の公式も「どうなのそれ…」と言いたくなりました。 主人公の成長と家族の再生のお話なら恋愛要素も要らないと思います。半分事故とはいえ、一方的に女性がフラれたような感じになってて混乱しましたw 序盤のお姉さんが父親に怒り狂うシーンが面白さのピークかな。
0投稿日: 2022.09.02
powered by ブクログドラマで見て原作者が有川浩さんだったのを知り購入。 情けなくてどうしようものないかっこ悪い主人公が成長していく姿にほっとするのは何故だろう。今がダメでもこれからは未来は分からないよねと思わせてくれるからかな。 かっこ悪いのにかっこよく見えるのはかっこ悪かった自分を隠さないから人に愛されるのかな。そして自分を信じて愛してくれる存在がいるから強くなれるのかな。
16投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログ1晩で一気読みしたほど面白かった! 2流大を卒業後就職するも肥大化したプライドで3ヶ月で仕事を辞め、フリーターになった主人公が、母のうつ病をきっかけに一念発起するお話。 自分に言い訳し周りを見下し働かない主人公の心情から、真面目に働いて認められるようになるまでの変化が丁寧に書かれていた。 初めてすこーし胸くそ展開があるけれど、さすがの有川浩でスカッとするシーンを入れてくれるし、家を買うまでのお父さんの変化もよかった。 ドラマの印象のまま読んでなかったここ何年かがもったいなかった!
2投稿日: 2022.08.05
powered by ブクログ新卒で入社した会社を3ヶ月で辞めた主人公。再就職もうまくいかず、実家住まいのフリーターとなる。両親との仲は良好とは言えず、食事は自分の部屋に運んできてもらう有様。食事や洗濯は母がやって当たり前と思っていたが、その母が病気になる。それから一念発起し、なんとか家を支えようと奮闘する。 この作家さんなので、イチャイチャ系の話かと思っていたが、意外とそれなりにシリアスだった。 上手くできすぎている部分も当然あるが、立場に気づいた時に人は成長するんだなという感じ。
0投稿日: 2022.08.03
powered by ブクログタイトルから、フリーターが家を買う、どうやって?の話だと思ったけど、違った! 苦労して新卒入社した会社を3ヶ月で辞め、その後は就職難。バイトを転々とし、周りや両親からは就職せずダラダラしているように見えてしまう。 そんな25歳の青年が、母親の病気をきっかけに、家族を支えようと成長していく物語。 母親(妻)の病状をなかなか受け入れられず、子供達から見ると自分が1番かわいいように見えてしまう父親。 結婚して家を出てからも家族を守ろうと精神的にも経済的にも奮闘する姉。 「普通に会社員として働く」ことに失敗した青年。何とかしたくても仕事にも未来にも希望を持てずにやり過ごすしかない日々。 どの人物の背景も心情も共感できるところがある。 人生詰んだなと思うような場面でも、人との出会いと新しいチャンス、そして決断力と勇気で息を吹き返すことができる。 大悦社長にかわれた青年が、生き生きと改革と提案する姿は若さと勢いがあって応援したくなった。 本編最後まで読んだが、うっかりafter hoursを読まずに図書館に返却してしまったー!
13投稿日: 2022.07.16
powered by ブクログ何かあってからじゃないと動けない人間の方が多いと思う でもそこからどこまで努力出来るかというところが人間力 人間力をあげなくては
0投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログ最初は、主人公のだらしなさにイラッとしたが、読んでいくうちに止まらなくなった。 自分と息子との関係、自分と親との関係、当てはまるような所もあり、考えさせられた。息子にも読ませてやりたい。
2投稿日: 2022.06.11
powered by ブクログ面白かった。人から勧められて読んだ。エンタメ小説だなあと思った。自分には合わないと感じた。主人公が報われすぎている気がする。最初の方はうだうだやっていて感情移入できるところもあったが、後半になって特に問題もないままの順風満帆、ラブコメなんかは何を読ませられているんだろうな、と感じた。情景描写が少なく、どんどん物語が進んでくため、少々目が滑るようなこともあり、深くのめりこめなかったこともあると思う。とかく、自分には合わないものたまと感じた。
1投稿日: 2022.06.02
powered by ブクログフリーターが家を買う事がテーマの小説じゃなかった。新卒採用3か月で退職しフリーターになった主人公が母親の病気をきっかけに自己を見つめ直し、再就職と家族再生へ向かうの物語。女現場監督千葉真奈美にもっと登場してもらいたかった。
0投稿日: 2022.05.31
powered by ブクログダメダメな主人公誠治が、母親の病気を治すべく、奔走するお話。 だんだんいい男になっていくのが爽快だった。 特に猫のシーンがすき。 今まで読んだ有川浩さんの小説の中で一番面白かったかも!?
1投稿日: 2022.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元フリーターの誠治は、母が心を病んだのを機に一念発起し、母の世話をしながら、正社員として就職を果たす。そして、最後には、姉から預かったお金と自分の貯金を頭金にして、父と一緒に2世代ローンで家を買うというストーリー。 母の病気の原因となった、20年にわたる近所の壮絶なイジメは現実離れしているが、気持ちを入れ換えた誠治が、母のため、家族のために奔走し、また仕事先でも、自分の(ダメだった頃の)経験も活かしつつ、遣り甲斐を感じながら働く様子には、読んでいて希望を与えられた。 一方で、母親の病気がかなり深刻な状態になるまで、家族が気づかないという点は、例えば、心の病だけじゃなく、認知症の場合にもありうるのではないか、早い段階でその兆候に気づけるよう、日頃からもっと丁寧に家族と向き合う必要があるのではないかと自省もした。 誠治は、最初の会社を3ヶ月で辞め、その後のバイトも嫌なことがあればすぐに辞めるような、いい加減なフリーターだったが、それまで煙たいと思っていた父親からのアドバイスを聞き入れて就活し、内定を手にすることができた。 結果的には、母の発病後に働いていたバイト先の上司に買われ、正社員として就職するが、就活における気持ちの持ち方、ものの捉え方など、今就活をしている人たちには参考になるかもしれない。
16投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログ「自宅」が原因でうつ病になっている母親を救うために、フリーターが一念発起して就職して家を買うところまで行くお話。 わざわざ家を買わなくても他にも色々やりようがない?とも思いながら読んではいたが、フリーターからの逆転劇でちょっとした爽快感のある作品だろう。
0投稿日: 2022.04.28
powered by ブクログ新入社員として入った会社で、宗教的な新入社員研修に嫌気がさし、3か月でやめた誠治。 父・誠一の酒癖の悪さから、地域から虐められていた家族。その結果、鬱病を発症する母・寿美子。 そんな中でも、誠治は就職先は決まらず、バイトも長続きせず、自堕落な生活を送る日々… 誠一は、寿美子の鬱病の原因が知りながらも、寿美子が弱すぎると、取り合わない… 家族は崩壊寸前… 寿美子の病を治すため、お金を貯めて、引っ越そうと、大悦土木でバイトを始める。 社長に認められ、『元フリーター』に。 大悦土木の正社員になると、すべてがうまく回りはじめる、仕事、母の鬱病、父との関係… そして、父と二世代ローンで、『家』を買うことに。結局は、頭金の一部だけで、父が支払うのだが… なら最初から… 『家を買う』のは、母の笑顔の溢れてる『家』を取り戻すこと。 誠治は『家』を取り戻すことに、『間に合った』。 真奈美との関係もうまく行くんだろうな。
1投稿日: 2022.04.25
powered by ブクログー誰かのために一歩踏み出せ。 〈あらすじ〉 新卒で入社した会社を3ヶ月で退職。実家にいながら自分の小遣い稼ぎの為にバイトを転々として、その場しのぎの自堕落な生活を送っていた。ある日母親が病となってしまい、ようやく一念発起。夜のバイトをする傍ら、就職活動を始める。母親の病を乗り越える為に毎日が自分が家族が少しずつ変わっていく。 〈感想〉 有川浩さんは、やっぱり面白いですね。 タイトルから勝手に、フリーターが無謀に家を買って、すったもんだするんだと思っていました、、、。笑 ドラマ化されて話題になっていましたが、全然話を把握していませんでした笑 最初の主人公のあまりにも自堕落な感じがすごすぎて、この主人公のこと絶対好きになれないって思っていましたが、泥臭くても頑張る前を向く姿に心を打たれました。 器用になれないお父さんも、こういうおじさんいるよなぁと思わず思ってしまいました。 でも人は変われるし、自分が変わったことで人に科学変化が起きることもある。 誰かのために、何かのために行動を起こすことって素晴らしいなぁと、そして家族の持つパワーはいくらでも大きくなるなぁと思いました。 そして、有川浩さんの作品にちょこっと添えられてる恋はまた最高なんですよね。
1投稿日: 2022.03.24
powered by ブクログ色々な角度から琴線に触れてくる作品でした。家族のこと、お金のこと、仕事のこと、恋愛を含めた人間関係。自分の人生のことを考えさせられる作品でした。もし人間関係や仕事や住む場所などの環境が変わったらどうなるだろうか?と思いながら読んでいました。読みながら想像が膨らんで自分のことを省みれる作品に出会えると、読書をして良かったと純粋に思えます。
9投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログドラマを先に見ていたので、 武さん→二宮和也さん、誠一→竹中直人さん、 寿美子さん→浅野さんの画を付き纏わせながら読みました。 ドラマとストーリーはほぼ同じですが、 誠一のしょうもなく可愛い性格、 亜矢子姐さんの強く潔い所がより強調されていて、小説のお話も本当に楽しめました。
0投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直、序盤は読み進めるのがとにかく辛かったです。お母さんの描写も中々ヘビーですが、お父さんを亜矢子が問い詰めるシーンがグサグサ刺さる。「あんたは自分だけがかわいいのよ!」「結局あんたは家族なんか大事じゃないのよ」やめて、こっちのHPはもうゼロです。 まあ確かにこのお父さん相当な駄目人間なのですが、今一つ合点がいかないのは、詰問が始まった瞬間から主人公が完全に傍観者、というか病気をほぼお父さんのせいにして高みの見物に入ってしまう点。いや、あなたの行動もかなりアレだよ。加害者だよ。姉ちゃん甘くない!?病院に付いていったのは偉いけど、この後のお父さんに対する態度は「いかに巧く転がすか」ですし、しまいにはお姉さんに対しても微妙に上から目線。ううん、何だろうこのもやっと感。 ただし、話が進むにつれ、重石が取れるかのように物語がスムーズに動き出します。中盤以降はいかにも有川節なお仕事小説ですし、何なら一番面白いのは巻末の恋バナです(笑)。最後まで通せば有川さんらしい一流のエンタメ小説なのですが、冒頭がいちばん重い、という構成は挫折する読者も出そうでリスキーだなと感じました。 タイトルから「お金もないフリーターがどんなマジックで家を!?」という方向性を期待していると、目次の時点で裏切られるのでご注意を。
6投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ面白かった。 有川さんはベタ甘恋愛小説のイメージが強くて敬遠してた作家さんだけど、これは好きです。 なのでこういった作品をどんどん書いて欲しい。 できれば恋愛を絡めずに。 だから最後の「傍観する」の章は、私的にはいらないかな。
0投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログドラマ化されてテレビでやってたなぁと思い、手に取ったところ、面白くてページをめくる手が止まらなかったです。さすが有川浩さん! 引きこもりに近い25歳フリーターの誠治。すねかじりで甘ったれで家族のことも見えていなかった冒頭の誠治はけっこうひどい。あと父親もかなり。家族を黙って支えてきた母親が重度の心の病を患ったことをきっかけに一念発起。誠治の成長物語です。 ダメだった人間がそれを認めて自分で引き受け、なんとかしようと頑張る。誠治がだんだんどんどんしっかりしてくるのが読んでいてうれしくなる。心のを病を持つ家族との関わり合いについて考えさせられ、お仕事小説としても面白い。 話の展開とテンポが良くて、先が気になって隙あらば読み進めたくなる面白さでした。読みやすいけど、内容的には読みごたえがあって、おすすめの一冊。
0投稿日: 2022.02.07
