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ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~
ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~
三上延/KADOKAWA
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総合評価

553件)
3.8
103
216
148
17
0
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    いや、面白かったけど1作目からだんだんと面白さは減ってきてるような 後2作位で終りなら最後まで読みますが

    0
    投稿日: 2015.01.01
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    2015年読み始め。栞子さんの母親がますます得体の知れない存在となっていく。知れば知るほどこわいなあ。シリーズも佳境に入り、次作も楽しみ。

    0
    投稿日: 2015.01.01
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    今回はかなりな進展 物語は意外と狭い地域で意外と狭い関係でそれぞれの大きく展開が進みます そして黒幕は結局あの人?なラスト 早く次が読みたいです

    1
    投稿日: 2015.01.01
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    今回、謎が結構浅かったかなぁ。 ほとんど予想できたし... あえてそういう風に描いてる気もしたけどね。 うん。 でも、そろそろこのシリーズも終わりやんね。

    0
    投稿日: 2014.12.31
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    ビブリア古書堂の6巻 今回も変わらずの面白さ。 最後の終わり方も続きが気になってしかたがならない終わり方で>< 今回は太宰治の晩年に絡めた話を1巻まとめて。 1巻で登場した田中がまた晩年を狙ってきたと前作でドキドキしながら読んでたら、実は田中も翻弄されていた一人。そして栞子さんと五浦君の出生が色々と絡んでくる。 そして二人の初々しいラブラブっぷりも読んでてくすぐったかった。

    0
    投稿日: 2014.12.31
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    面白かった。 太宰治の「晩年」が絡めていった人の人生。 ミステリーとしても興味深い展開だった。 人と人が絡んでいた。絡まっていた。 物語だからこその人間模様のはずなのだが、とても人間臭い。 栞子さんの大輔さんに対する気持ちもまっすぐで微笑ましい。 あとがきに、次か、その次の巻でビブリアが終わりとある。 終わり方に幸あれを願う。

    4
    投稿日: 2014.12.31
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    「ビブリア古書堂」の6作目。年跨ぎになると思っていたけど、暇な冬休みに意外とサクサクと読めて、これが今年最後の「読み終わった」。 今回は、シリーズ冒頭に栞子さんが怪我をする原因となった稀覯本「晩年」を初めとした、全編が太宰治の作品を巡るお話し。今一度、登場人物と過去の出来事をなぞりながら話は進む。 最初の頃の本に纏わる謎解きから、だんだん栞子と大輔、栞子と母を巡る話に比重が移ってきた話だったけど、今回、栞子の母は最初と最後にしか登場せず、一方で、登場人物たちの意外な相関関係が露わにされる、ある意味おどろおどろしい展開。 前作で漸くそういう関係になった栞子と大輔の付き合う様子が面倒臭いのだけど、それもまた謎解きに一役買っているところなどかなり練られて書かれていると思う(けど、いちいち赤面するのは面倒臭い)。 いつも十分について行けてないのだけど、作者のあとがきによると、あと1,2巻らしく、最後まで付き合うとするよ。

    2
    投稿日: 2014.12.31
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    今回は太宰治についてのトリビアが多い作品となっている。太宰治について研究している人たちが多いであろうことを想像させるストーリーになっている。 主人公たちのルーツも徐々に明らかになってきているが、古書への想いは血縁と関係があるのだろうか? そろそろシリーズが完結に向かっているらしい。丁度良い頃合いかもしれない。

    1
    投稿日: 2014.12.30
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    釈放された田中敏雄からの、祖父が持っていたと思われる太宰治の「晩年」のありかを探す依頼を受けることになった栞子さんと大輔。この古書を探すことが、栞子の祖父の姿や大輔の祖母のことなど、祖父母の時代のことをひも解いていくことにつながっていく。鎌倉の古書堂の世界が狭いのかもしれないけれど、複雑に絡まりあっていて、何だかそれは、それは蜘蛛の糸のように細くするすると絡み合っているかのようでした。そこには、栞子の母の秘密もあるかのよう...。 最後はちょっと拍子抜けする部分もあったけれど、ここにも間違った方向に古書に取りつかれた人がいたのかと思わされた。 なんとなく太宰治の「晩年」がらみの話は一区切りついた感じがしたけど、まだ母智恵子の最後の動きが気になる。 栞子の恋愛に関する行動がちょっと不明な部分も気になったかな。照れるのにどこか積極的な感じが違和感でした。 ブクログの献本で本が届きました、ありがとうございました。

    0
    投稿日: 2014.12.30
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    太宰についての連作長編。謎が深まりつつも少しずつ明らかに。次かその次で終わりとは残念。毎度実に勉強になる。

    0
    投稿日: 2014.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ六冊目。主人公二人の祖父母までさかのぼった縁の絡み合いが少しずつほどけてきた・・・?と思ったらさらに因縁が一つ明らかにされて次巻に引っ張るエンディングでした。太宰は殆ど読んだことないのだけど、少し読んでみますかね・・・

    0
    投稿日: 2014.12.30
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    太宰治の本の謎解きに迫る。店長の栞子とアルバイトの五浦大輔のシリーズ6作目。 このシリーズも、栞子の母親が登場した辺りから話がシリアスになってきた気がします。二人の関係がどんどん、近づいていくのは嬉しいですが。 今回は、太宰治の作品、晩年を中心に本の謎解きを進めます。話の中で太宰治に関する逸話が登場しますが、何かを作ったり為す上でベースとなる体験が必ずしも喜から来るものとは限らない。むしろ、人の死や挫折から来る方が名作には多い気がします。常に、前向きな人も悪くないけど、こう言う酸いも甘いも経験して、そうである人の方が好きですね。 話の方は栞子のお祖父さんの話が出てきたりと、家族のルーツも明らかになっていきます。栞子の母親へは、特に怖さを感じてしまいました。 このシリーズも後1、2作で見納め。

    1
    投稿日: 2014.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回は丸ごと一冊、太宰治。 最高です。 ビブリアは本にまつわる事件を解く という小説だが、それだけではなく 人間の関係、憎い部分などがダイレクトに描かれており すべてが美しいものばかりではない。 という考えなのかな。。。 そういう所が好きです。 終わらないで欲しいです。。。

    0
    投稿日: 2014.12.30
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    ビブリア古書堂6作目。相変わらず面白い。毎回思うのだけどよく調べてるな~と感心してしまう。今回は太宰がテーマ。大輔同様に誰もが知る走れメロス」「人間失格」くらいしかわからなく太宰に対するイメージも同じようなものだったので、面白かった。 そろそろ終わりが近づいてるとのことだが一体どう終わらせるのだろうか。

    0
    投稿日: 2014.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    楽しみにしてた6巻目。もう太宰の研究本ですね、凄いとしか言いようがない(+_+) 新旧たくさん登場人物出てきて、相関図が欲しい(笑)恋愛部分も、ヘタレ五浦さんが男らしくて素敵でした。筆談のところね^///^ どうでもいいけど、大輔くん呼びより五浦さん呼びのほうが萌える。

    1
    投稿日: 2014.12.30
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    まるまる太宰編 「軟弱とか女々しいといった批判に晒されてきました・・・若い頃はいいけど、大人が愛読するのは恥ずかしいというような」ってあるけど、そうかそういう見方もあるのか・・ 男性と女性でもまた見解が別れるのかなぁ う〜ん 妹の文香ちゃん、いまは味方キャラだけど実はダークサイド側で・・ で母の智恵子は実は味方なんてオチが ないようによろしくお願いします。

    1
    投稿日: 2014.12.30
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    このシリーズには震撼させられてしまう。 繋がりなどなかったはずの栞子と大輔。幾度となくもつれては、栞子の明晰な頭脳で解きほぐされたかのように見える謎…人をとらえて放さぬ強い思念や、年を経て明かされる深い情念の綾の中で、二人はその祖父の代からの因縁に絡めとられた者同士…逃れられない必然の邂逅ではなかったかとさえ思わせる、濃密な繋がりに支配されていた。 作者の三上延氏の綿密な取材とここまでの集中力には並々ならぬものを感じる。第1作に始まった古書をめぐる因縁は、今なおその全貌を明らかにしないどころか、その陰翳を恐ろしく濃密なものへと深めてきた。 次か、その次でビブリアは完結すると三上氏は言う。見届けずにはいられない。 願うはただ一つ。大輔のまっすぐな想いと正しい行いが、栞子を血の呪縛から救い出してくれること。二人の幸せと明るい前途をどうしてもこの目で見たい。 このシリーズはテレビドラマにもなったし、装丁もアニメ調の流行りの表紙絵だったりするが、それだけで手に取るべき小説ではないことを、まだ読んでいない方には伝えさせてください。 多くの弾圧や悲運にさらされながらも生き続けてきた活字文化…書物の持つ底知れぬ力に畏敬の念を忘れてはならない…その対極においては、その魔的な魅力に憑かれ、人の世の業に身と心を灼きつくされてしまってはならない。 書物畏るべし。 侮るべからず、囚われるべからず。 ただ清純に、正しい心で愛すべし。 読み始めた頃には思いもしなかったほどの強さで、私は活字の文化を…本を守りたい。守らねばならないと感じています。 作者の意図するところからは乖離しているかもしれませんが、私はこのシリーズに少なからず触発されました。

    1
    投稿日: 2014.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ビブリアミステリー6巻目、保釈中の田中が再び現れる。 太宰治の「晩年」を奪おうとして栞子さんに危害を加えた、その田中が別の「晩年」の捜索を依頼してきた。 その本は、もともと田中の祖父が持っていたものだった。その、祖父が持っていたという、他の稀覯本とは違う「晩年」の行方を捜しているという。 もう四十七年前の話だ。数少ない手がかりを探す大輔と栞子だった。 そしてたどり着いたのは田中の祖父と二人の友人、それと太宰研究家の教授で作った会合が、ある日を境に突然に解散したというもの。 そのある日、教授の書斎から稀覯本が消えた事件が、もうひとつの「晩年」への鍵となる。 というわけで6巻目です。 今回は太宰の「晩年」の一冊を中心に物語が動きます。 そして今までの話も伏線になってくるので、5巻までの内容をおさらいしておきましょう(読みながら、そんなことあったっけ?と忘れている)。 語り手が全てを語らないというのもミステリーのミソ。 そして顔を赤く染める栞子さんかわいいよ栞子さん。

    0
    投稿日: 2014.12.30
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    相変わらず面白い古書ミステリーの6巻。いくら調べてるからといって、ここまでの内容を書けるのは本当にすごいと思う。登場人物にムダがないのがまたすごい。でてくる人物にちゃんとでてくる意味がある。 ビブリアってラテン語で聖書という意味だったのか。初めて知った。『ビブリオ』が本という意味らしいからそこから来てるのかと。 後、妹がすごい面白いキャラをしてる。このままの性格で歳をとっていくんだろうな。

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    今回は、丸ごと太宰治をテーマにしている。かなり気合いを入れて、多くの文献を参考に太宰治の稀覯本にまつわる物語を書いているのが分かるのだが、著者が熱くなれば、熱くなるほど、読み手は冷めていく。全巻までは身近な本にまつわるミステリーを描き、親しみが持てたが、今巻では余りにマニアックなテーマに変わってしまったのが非常に残念。 次巻か次々巻で完結のようだが、潮どきなのかも知れないな。

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    たまに入る付き合い始めたばかりのカップルの所作が一番の読み所かな……いや、ストーリーももちろん面白かったんだけど……真っ赤な栞子さんかわいいねー……。

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    みをつくし料理帖のように、最初から構成を考えて書いていたということでしょうか。 次巻かその次の巻でシリーズは終わるようですが、方向性は見えてきました。 物語として、開いた環が閉じていくような巻でしたが、ここにきて人間関係も閉じてきているような気がします。 狭い地域での古書業界という狭い世界の話ですから、50年経とうが関わる家族が同じ。 なので、次巻はもっとこう、どろどろした感じでやってもらいたいです。 人間関係の愛憎と、古書に対する愛憎のどろどろ。 そっちに持って行けるような配置で終わったと思うのですが、どうなることか。 今作では、古書のためなら手段を選ばんという、穏やかな仮面の下の偏執的マニアが私的には今一つ不発だったので、「古書のためなら家族が大けがをしようが死のうがかまわん」くらいの憎々しい敵役に活躍していただきたい。 栞子さんと五浦くんのラブラブファイヤーは、もう少し控えめで結構です。 ちょいちょい笑わせてもらいましたが。 そして太宰治。 エピソードの宝庫ですね。 作品よりも、人物がまず興味深い。 退職した暁には、太宰治の作品もまとめ読みするので、しばしお待ちを。←誰に? 古書店の神さま、次はどうかどろどろした作品にしてください。 彼女が企んでいるのは復讐?乗っ取り?それともただの教育?

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    久しぶりに出た新刊。 今までのシリーズの中で一番面白かったかも!太宰治とか古書系は普段全く読まないのですが、このシリーズ読むとつい読みたくなってしまいます。結局言い回しが難しすぎて読まないんですけど…

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1巻を読み始めた時は、 こんなに嵌るシリーズになるとは思わなかった 古書に関するミステリーという珍しさだけではなく ストーリーが面白いエンターテイメント あと、1・2巻で終わるそうですが どういう風に決着するのかな 長いドラマを見ている感じで、楽しみ

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    三上延のビブリア古書堂の事件手帖6を読みました。 栞子さんと五浦大輔の物語、6冊目です。 今巻も太宰治がテーマとなっていて、栞子さんがけがをする原因となった稀覯本「晩年」と太宰治が自家用で持っていた「晩年」をめぐる物語が語られます。 大輔の祖母の五浦絹子と田中嘉雄との関わりや、栞子の祖父が修行した久我山書店の人たちとの会話により栞子さんがけがをした事件の真相が明らかになってきます。 そして、大輔も今回の事件で大けがを負ってしまうのでした。 この物語も終盤にさしかかってきたようですが、どのような結末になるのか楽しみです。 そういえば、ブクログさんから三上延のサイン本が届きました。ありがとうございました。

    3
    投稿日: 2014.12.29
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    なんだか、久々にビブリア古書堂の世界! 見直してみると、発刊の時期は以下のとおり。 1巻:2011/3/25  〜7ヶ月 2巻:2011/10/25  〜8ヶ月 3巻:2012/6/21  〜8ヶ月 4巻:2013/2/22  〜11ヶ月 5巻:2014/1/24  〜11ヶ月 6巻:2014/12/25 もう4年近くになるのかぁ。 もう少し早いペースだと嬉しいけどな。 それにしても、膨大・詳細な古書に関する情報。 そこに加わる事件の謎と、ヒロイン栞子のルーツに関する深みが少しづつ明らかになってくる。 ・・・恋愛はどんどんすすでいる。 今回は、太宰治の作品や太宰治の人生が扱われているので、太宰好きな僕として非常に楽しみにしていたのだけども、予想を上回る面白さ。 太宰の人生やことばが、ビブリアの物語の中への投射されていて、引き込まれた。 巻を重ねるごとに明らかになる謎と、深まる謎と。 これからも楽しみだ! 次巻、早くでないかなぁ! 待つのが辛いか待たせるのが辛いか。 ---------------- 【内容(「BOOK」データベースより) 太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていた。過去を再現するかのような奇妙な巡り合わせ。深い謎の先に待つのは偶然か必然か? ———————

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古書にまつわる依頼を受ける中で、隠された謎を暴いていく。これまで読んでいて思うが、結構重大な秘密を抱えてる人物が多く、それを知ることになる栞子と大輔はいらぬ恨みを買ってしまいそう・・・。二人の仲が着実に進展しているのはいい感じ。

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

     4巻に続いてシリーズ2作目の長編。今回は太宰治の処女作品集「晩年」の初版を巡るミステリー。「晩年」はこのシリーズとの因縁が浅からぬる本だ。第1巻で古書堂の店主である篠川栞子は、「晩年」に妄執する古書マニアに襲われて大ケガをしている。  そして、こともあろうにその事件の犯人である田中敏雄が、主人公の五浦大輔と栞子の前に、再び現れる。しかも「晩年」を探し出して欲しいという依頼を持ちかける。あの事件の発端となった「晩年」とは別の「晩年」がある、というのだ。  読み応えのあるミステリーだった。「晩年」を追う過程で浮上してきた「47年前の事件」の謎解きが絡んでくる。さらに、その47年前の事件には、大輔の祖母や栞子の祖父までもか関わっているらしい。構造がドンドン重層的になってきた。  本当にそんな人がいるのか分からないけれど、狂信的な古書マニアは怖い。最初と最後にだけ登場する、栞子の母の智恵子の存在も目が離せない。次巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    太宰が読みたくなる一冊でした。とりあえず晩年を巡る一件は解決したようですが...終わりが近いのが寂しい。

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    待つのが辛いか待たせるのが辛いか。 太宰治です。 晩年は読んでみたくなりました。 お前はきりょうがわるいから愛嬌だけでもよくなさい。 お前はからだがわるいから心だけでもよくなさい。 お前は嘘がうまいから行いだけでもよくなさい。 って、 俺のことかぁー! 祖父の時代から五浦さんと栞子さんは縁があったのか?! 次も楽しみ。 全体像を描いてから物語を書いてるのか? いきあたりばったりで物語を書いてるように感じるが、 上手いし凄いですよね三上延さん。 毎回、一気読みせずにはいられません。

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    次巻で最後というビブリアですが、今回も面白かったです。というかこれがどういうふうに終息されるのかが気になりますね。 取り敢えず主人公カップルのバカップルぷりに満足致しましたw

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    今日(12/28)購入しまして、読み出しました。 1/12読み終わりました。 このように人の関係がつながっていくのですね。 次が楽しみですが、多分1年後?

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    もしかしたら、このシリーズは太宰に始まり太宰に終わるのかな? 実は私個人は太宰はリタイヤしているので、こんな作品もあるのかとあまりピンとこなくて……。 私も古書が好きだし、集めているものもあるけれど、この本を読んでいると狂信的な収集家は怖いと思う。(自分の中にそう言った部分があることがわかっているだけにね)

    1
    投稿日: 2014.12.28
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     今回は、第一巻での犯人である彼の依頼をベースに、もう一つの「晩年」にまつわる妄執色濃い事件を扱っていた。  今回も面白かったが、この作品としてはやや複雑だった感も否めない。  過去に起こった事件の謎解きと、いま起ころうとしている事件の動きとを同時進行で進めながら物語っているので、連作短編的な傾向が強かった本シリーズとしては、その印象も仕方ないところだろうか。  本編でも何度か事態を整理しているが、そうした複雑さが謎解きに寄与しなかった(謎が解かれたときの驚きに繋がらなかった)ところも、少し気になった。  そうした意味で、星四つと評価した。  物語も佳境であり、次か、さらにその次で完結だそうだ。楽しみに待ちたい。

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5巻目を読み終わり、大輔と栞子さんの今後の展開に胸を踊らせながらも発売を待っていました! プロローグは栞子さんの母、智恵子と大輔の会話から始まり、しかも病室で大輔は入院中……思わず「え?」と言葉を漏らしてしまいました。まぁ、理由は本文を読み進めていくうちに分かるのですが、プロローグの段階で考えさせられて面白かったです! 本文全体の流れとしては『晩年』を巡り、様々な人物や過去の出来事が絡まり、ときに栞子さんを困らせる謎が依頼が転がり込みます。ですが、どんどん紐解かれていく中で辻褄が合っていき、最後には解決に導くのですが、個人的には謎解きよりも人と人の繋がりがとても面白く、特に大輔と田中敏雄の親戚関係の件は個人的に一番好きでした。

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    僕は栞子さんが大好きだ。このビブリアではそんな栞子さんの陰と陽の部分が明らかになる。 あと、個人的に大輔ともっといちゃいちゃして欲しかった。 それと、僕は太宰が大嫌いだ。あのネチネチとしていてまどろっこしい文は好きになれない。が、この本はそんな僕にさえも興味を持たせてしまった。ビブリアの良さはこういうとこにあると思う。 そしてこの副題の『巡るさだめ』について。これを見たときに「いつもより重い内容なのかなぁ」と思った。言ってしまえばヘヴィーだ。様々な人々の過去が明らかになる、そしてそれが少し見苦しい時もある。だが予想もしなかった伏線が回収されていく様は本当に鮮やかで美しい。 一巻を読み返そうと思った。 この副題通り大輔と栞子さんは一冊の古書を『巡って』鎌倉のあちらこちらを『巡り』ます。でもこの『巡る』は時間的な意味が大きいと思う。 簡単に言えば“篠川栞子は自分の血に逆らえず同じ過ちを繰り返してしまうのか?、また時は巡ってしまうのか?”ということだ。そうこの『巡る』はまだ終わっていないのだ!次のビブリアではここに重点が置かれる気がする。 最後に、この本 は間違えなく人生を変える一冊だ。俺はこの本を読んでからは、古本屋になるのが夢だ。本当に感謝している。だからこそ俺が言いたいのは、こんなレヴューを読んでる暇があったら、鶏の雛でも売って本を読んで欲しいってことだけだ。

    3
    投稿日: 2014.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回はまるまる一冊太宰治を題材にしたお話。 二冊の『晩年』を巡って解き明かされていく過去は何ともいいようのない暗さがありましたが、まさかあのような結末が待っているとは思ってもみませんでした。 副題である「巡」の意味に納得する一冊です。 人と人とが古書を巡って複雑に絡み合い、そして繋がっていく様はこの上なく痛快な気分になりました。 そして凄いと思ったのは伏線の張り方です。物語が進むに連れて回収されていく伏線は実に鮮やかで気持ちが良くこれも痛快です。 其れはそれとして暗い話の中、適度に挿まれる大輔くんと栞子さんのやり取りはとても微笑ましく、また恋愛ごとに疎い上に鈍かった栞子さんの成長が見れて心がほっこりしました。あと可愛い。 次か、その次の巻で『ビブリア』のシリーズは終わりのようです。物語が収束に向かう中で大輔くんと栞子さんは一体どのような結末を迎えるのかとても楽しみにしています。

    0
    投稿日: 2014.12.28
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    再び、の「晩年」。人のうちなるものって悪しきものでも、たとえ良いものでも怖いなあ。普通のなかにある狂気のような。あと血。やはりあらがえないものがあるようで。

    0
    投稿日: 2014.12.27
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    今回は以前に出て来た太宰治の『晩年』が再び出てくる。栞子と五代の過去と現代が思わぬ形で繋がって行きます。

    0
    投稿日: 2014.12.27
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    面白かった!古書的な価値とその本にまつわるビブリアシリーズの中でのキャラクターの人間関係より、実際の作品とか作家を語ってくれるのが好きだから今回の巻楽しかった。あと1巻か2巻でシリーズ終わるみたいだけど、ほかの作家さんにもこういうの書いていただきたいなーーー、と思う。

    1
    投稿日: 2014.12.27
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    古書は人の手をめぐりめぐる。 古書と持ち主につながりが生まれれば、エピソードが生まれる。めぐりめぐれば、エピソードはつながり、物語となる。 そんな感じ。 ヒトのモノに対する執着心はえげつないなあ。

    0
    投稿日: 2014.12.27
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    ラブラブファイヤー(笑) 今作は太宰の稀覯本をめぐる物語。太宰の知識が無くても楽しく読めました。後半は手に汗握る展開。次か、その次の巻でシリーズは終わるとのこと。残念ですが、最後まで楽しみたいと思います。

    1
    投稿日: 2014.12.27
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    読み終わって、「栞子さんと巡るさだめ」というサブタイトルにめちゃくちゃ納得。あと一巻か二巻で完結するそうですが、どう着地するのでしょうか。 今回取り上げられたのは太宰治。「晩年」の珍本を探して欲しいと因縁ある人物から依頼を受けた栞子さん。「晩年」の謎は大輔と栞子、それぞれの祖父母の過去とも繋がっていき・・・。 相変わらずミステリーとしても読ませどころ満載でした。

    1
    投稿日: 2014.12.26
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    ゆるやかなネタバレありです。 本が読めない体質の「俺」には、実は重大な能力が封印されていた。その封印を解く鍵は、他ならぬ栞子さんだったのだ! 真の能力を発揮した「俺」は、無数の敵に敢然と立ち向かう。俺達の戦いはこれからだ!(完) もちろん、嘘です。けれど、なんだか嘘から出たまことになっちゃいそうな気が…。 5巻のレビューで、若者の恋愛が進展するとオジサンはなんだか嬉しくなりますな、などと書いていたのをすっかり忘れて、ちょっとお前ら恥ずかしいんだよ! と憤慨してしまいます。それというのも、妙に「血」がクローズアップされてきてしまったから。 無敵を誇ったヒロインの前に現れた地上最強の生物、範馬勇次郎…じゃなかった、お母さん。 そういえば、見たことはないが、ビブリア古書堂のテレビドラマでは、栞子さんを、範馬刃牙こと剛力彩芽が演じたというではないですか。 そしてこの6巻では、血筋の話が今まで以上にクローズアップされます。 そして本作には、ジャック・ハンマーも登場するのです。いや、ちょっと違うか。 というわけで、刃牙シリーズを読んでいないみなさん、ごめんなさい。 血筋系でいくと、ラスボスは母と妹の連合軍かと思うけど、この組み合わせ、もう出たしなあ。 血筋じゃなくて本のネタで愉しむことにしよう、そうしよう。

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    投稿日: 2014.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ最新作を発刊日に購入し読了、古本しかも文庫専門の自分がいかにこのシリーズを心待ちにしているか、おわかりいただけるだろう。 前作ラズトで栞子と大輔の恋愛もやっと成就♪と思いきや、不穏を感じさせる人物の再登場が予測されており、ハラハラ感はいつも以上であった。 そして第1作に戻っての太宰治、4作の乱歩と同じまるごと一冊太宰治なのである!太宰治については大輔並の知識しかなかった自分が大いに興味を持たせてくれたところはいつもながらの「ビブリアの魔力」である、そして古書についての真実をベースに敷きつつも、様々な角度からの洞察、味付け、等々三上氏のリーダビリティは最早冴えるところか、円熟の境地へとたどり着いてのでは?個人的にはそう思えた。 「意外な犯人」という点でも今までにない展開であり、タイトルに暗喩される「さだめ」が今までとは違った形で見えてくる「次への伏線」も巧妙にして読者を挽きつける。 あとがきではこのシリーズもあと1~2冊で終わるようである、うん!それくらいがちょうどよいだろう、人気シリーズの引き際、完結も大事なのだ。

    1
    投稿日: 2014.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6巻 読了 相変わらずストレスのない進行で、読みやすい。他の方には不評だったらしいが、4巻と同じ長編で個人的には嬉しい。栞子の母親以上に腹黒い人物が沢山登場して、いよいよ横溝正史の推理小説みたいになってきた。 1巻の続編。太宰に興味ない私に少しは読めと言われた気がするが弱気な自分が太宰を読んで更に弱気になりそうだから固辞。そんな暇があったら鏡花読まないと。 ビブリアのバカップルは心配してない。お互いに祖父や肉親の血筋に問題があっても大丈夫でしょ。 あと1冊か2冊で完結。 次はどの作家にスポットが当たるのか楽しみ。

    0
    投稿日: 2014.12.26
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    次の巻がなかなか出ないので、何度も読み直しております 栞子さんの「古書を見ての推理」の場面が少なくなっているのが、とても惜しい 大輔さん 熱い想い はよくわかるのだが、家事は誰がするのかな? となると、文ちゃんと3人で になるのだろうね 三上延さんの過去の作品に 姉妹と一緒に・・・ という設定の心温まる作品があり、三上さんの世界が少しだけわかってきたような気がします 物語は終盤とのことですが、ビブリア姉妹と一緒に・・・ の物語が、今後編み出されてもいいな、と期待しています

    0
    投稿日: 2014.12.25
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    一冊まるまる太宰治関係の話。 太宰の稀覯本をめぐって五浦家、篠川家、田中家の人たちが繋がっていて… 勉強もせずに読んでしまった…(´・_・`)

    1
    投稿日: 2014.12.25
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    サブタイトル通りの展開。 途中で「こんなオチかな」と考えたけど、三上さんに見事見透かされてしまった。 縁(えにし)について、久しぶりに考えた。 早く次を読みたい!!

    0
    投稿日: 2014.12.25
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    太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。それは因縁深い、またもや太宰治の稀覯本にまつわるものだった。  50年前の祖父たちと現在、まるで再現されるかのような奇妙な巡り合わせに、薄気味悪さを感じる二人。それは偶然か必然か? 深い謎の先にある真実とは?

    0
    投稿日: 2014.12.25
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     太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。それは因縁深い、またもや太宰治の稀覯本にまつわるものだった。  50年前の祖父たちと現在、まるで再現されるかのような奇妙な巡り合わせに、薄気味悪さを感じる二人。それは偶然か必然か? 深い謎の先にある真実とは?

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    投稿日: 2014.12.25
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    2014/12/26 Amazonより届く。 2018/12/29〜2019/1/3  恒例と化しつつある年始の「ビブリア」読み。今年も年越しで読んだ。6作目は昔貪るように読んだ太宰を題材にした内容。太宰の「晩年」を中心に、これまでの人間関係が展開し、収束していく様子が描かれる。結末は結構衝撃的。次作はすぐ読みたいところだが、今年末かな。

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    投稿日: 2014.12.25
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    『走れメロス』ロマネスクの会、『駆け込み訴へ』祖父聖司、『晩年』2冊の初版本。 過去の逸話の登場人物たち、相互の関連がだんだんと見えてきて、小ワールドに収束しつつあるような感じ。

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    投稿日: 2014.12.23