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くますけと一緒に 新装版
くますけと一緒に 新装版
新井素子/中央公論新社
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総合評価

177件)
3.2
19
42
64
30
9
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぬいぐるみホラー(著者自身がそう書いてました)。 とはいえ読んだ印象はファンタジー寄り。 1991年初版のこの本、今年になって口コミで急に人気が出て図書館の予約が半年以上待ち。忘れた頃にようやく回ってきました。待たされた分、期待値は自然と跳ね上がったのですが……正直、私の好みではありませんでした。 まず文体が軽く、言い回しも独特。ラノベ分類だからか?それにしても、とにかく読みにくい印象です。 さらに不思議なのは、文章全体から80〜90年代の女子高生・女子大生の雰囲気をプンプンまとわせた中年をあちこちに感じてしまう。主人公は小学4年生なのにどう読んでも“年上の女性が幼く寄せて演じている”ように感じてしまって違和感。引取先のおじさん・おばさんは、逆に言動の幼い中年に見えてしまう。 「新井素子さんの文体って、全部こんな感じなんでしょうか?」とつい思ってしまいました。 SFが苦手で、これまで敬遠してきた作者でしたが、食わず嫌いはいけないと初めて読んでみた結果…やっぱり私は相性が悪いようです。後半は流し読み。(本当にすみません) 肝心の物語ですが、両親からの虐待は妄想なのか現実なのか、そのあたりの線引きが曖昧で、ファンタジーなりの“最低限のリアリティ”が薄い印象。ぬいぐるみが話すのは全然OKなんですが、そこに説得力をもたせる仕掛けが弱い気がしました。 とはいえ最後は一応ハッピーエンドっぽい形に落ち着くので、よかったね!と言う感想。新しい幸せな親子になってほしいですね。と言うことで星2つ。 辛口にはなりましたが、読んだ時の正直な感想を記しました。

    3
    投稿日: 2025.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公が小4の女の子にも関わらず、口調がなんかおばさんぽい。 洋画の吹き替え版みたいな。わざとらしい子ども口調。 親からの(ほぼ)虐待を受けて、大人にならなければならなかった描写なのかもしれないけれど、違和感。 出てくるキャラクターも途中で突然口調が変わる。焦っているから、怒っているから、口調が変わった様にしたいのだろうけれど、描写されている人間性と全く別のベクトルすぎて腑に落ちない。 帯で、ぬいぐるみ×ホラー!まさかの展開!みたいになっていたが、大した展開はない。ホラーでもない。(ホラーなのか?と作者もあとがきで言及している) もはやそんなことはどうでも良くて。 本編なんかより、あとがきがホラーだった。 たくさんぬいぐるみを持っている事は何も怖いことではないが、家は常に騒がしい(皆が喋っている)とか、ぬいぐるみ達の日常ブログを上げていずれは里子に出したい、とか、ぬいぐるみのことを「ぬい」と呼び出したのは私なのだ、とか。 この作者の作品はもう読まないと思う。

    0
    投稿日: 2025.11.11
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    主人公は10歳の女の子、成美ちゃん。 成美ちゃん目線でお話が進むので、文章は難しくなく一冊すぐに読み終えちゃいます。 これは穴場のどんでん返し系かもしれません。まさかそんな本とは思ってなかったので、見事に裏切られた感!やられましたねー。 最後まで読んでみて下さい! くますけ…!!!Σ(・ω・ )

    13
    投稿日: 2025.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話の内容は考えさせられるものでしたが、事件が最初にあり、その後の話になるのですが、内容が平坦な感じで、少しダラダラ感があったように感じてしまいました。児童書?だからか補足が多いのも煩わしかった。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    軽いファンタジーのつもりで読んでたら、そこそこ社会派だったでござる。 親子問題で苦しむ子ども(と大人)達へ。

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    1990年から91年にかけて、ネオファンタジーという雑誌で連載された小説。 ネオファンタジーという雑誌は、ネット検索してもろくに情報が引っかからないけど、どうやら大陸書房という出版社から6号だけ出されたライトノベル系の雑誌らしく、そのあとは大陸書房自体が倒産してしまう。 Wikiでは他の大手出版社がライトノベル系に手を伸ばし始めたことによる影響だと書かれているが、どうだろうか。倒産は92年とのことなので、バブル崩壊の影響などもあったかもしれない。その時点でも売れっ子であった新井素子に連載させているのだから、あまり会社が無能だったようにも思えないが。 新井素子の小説は、文章で書いた漫画、と形容されることがある。間違ってはないけど、本作の頃はすこし毛色が違う。ホラー小説だから、というだけでなく、明確に親子関係の不和、周囲との人間関係からくる子どものストレス、子どもの通過儀礼的な出立…と、雑誌の読者層だったと思われる思春期の子どもたちへの意識が強い。そして新井独特の口語的な文体のおかげで暗くもならない。そういう作者のうまさが目立つ。 ちなみにこの新しい文庫版は、あとがきが三つも収録されている。ちょっとおもしろかったのは、ぬいぐるみを表す「ぬい」という言葉。主に昨今のSNSで使われている言葉だが、どうやら新井が言い出したらしい。自称ではあるが、2012年のあとがきで当然のように使っているので、たぶん本当なんだろう。

    1
    投稿日: 2025.11.02
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    ずっと仄暗い闇の中を歩いているような、そんな不気味さをまとった作品 ホラーっぽさはあまり感じないけれど、自分の背後に何かいる・まとわりついているような変な気持ちになりました。 突拍子のない展開に落ち着いたのもちょっとびっくり 作者のぬいぐるみ好きが高じて生み出された作品なのかなあなんて。

    0
    投稿日: 2025.11.01
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    ホラーは好きですが、本で読むと頭の中で情景を作り出してしまうので避けていました。 ですが、SNSで見たこの「くますけと一緒に」の感想を見ていたらどうしても読みたくなって購入。 長期の休みのある時に読むことにしました。 結果としてはとても良かったです。わたしはこういう展開のお話は好きです。 トイストーリーが好きな方は好きなんじゃないでしょうかね、トイストーリーがちょっとホラーチックになる感じ……と言うと語弊がありますかね(¯∀¯;) ホラーと言いつつもがっつり怖いわけではないので、ホラーは気になるし見たいけどがっつり怖いのはだめって方にもオススメです。 くますけ、成美ちゃんの幸せを願っていてね。

    1
    投稿日: 2025.10.29
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    新井素子さんの作品は、これと「おしまいの日」しか読んだことないのですが、クセのある文体ですね。でもわかりやすくて良い。 本屋さんで見たポップにも、怖い物語だと書かれていたし、裏のあらすじを読んでみてもそう思えたけど実際全然ホラーじゃなかった。 少なくとも自分が考えていたような怖さではない。 自分は勝手に「ミーガン」のぬいぐるみバージョンみたいなのを想像していたもんで。 少女の成長物語ですかね。 ホラーと思って読まなければ面白い作品でした。 ウチには人形もぬいぐるみも一つもないですが、今後も絶対いらん、と思った。

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    若い頃、夢中になって読んでいた新井素子さんの本。 本屋さんで見かけたこの本をすぐに購入して一気に読みました。若い頃の感覚とは違うけれどよかった。

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    本屋さんでおすすめされていたこととSNSで見かけて気になったので購入。 くますけというぬいぐるみに悪霊が取り憑いていて不可解な出来事が起こるのかと思いきや…くますけというぬいぐるみといつも一緒の成美。両親を交通事故で亡くし、母の友人に引き取られてその生活風景が記されている。成美の心情や家族の関わり方への苦労が記されておりホラー面だけでなく、家族愛の面も見られる。 成美にとってくますけは唯一の支えであり、家庭環境が複雑だった為、現実からの逃避になっていたのではないかなと思った。 最終章では驚かされたが、結末がはっきりしていてとても面白かった。 あとがきも著者の好みやプライベートが分かって親近感が湧いた。

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話題のホラーとの事で手に取りましたが、かなり独特の言い回しや、句読点の多さ… この作品の中でのものだと思っていたら、あとがきでなるほど! 元々こんな感じなんだと1番驚愕のホラー(笑) でもなんか素敵に思う この頃『ぬい活』なる物がブームになってるので、再燃した作品と言うことなのかな 成美のひとり芝居だと思っていたけど、やっぱりくますけはしゃべってたのか… 人は自分を認めてくれて、愛してくれる人といるのが1番幸せだし、精神衛生上良いよね

    20
    投稿日: 2025.10.21
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    10歳の少女成美が、大好きで常に一緒にいる熊のぬいぐるみの「くますけ」。 成美をいじめていた女子が事故にあい、両親が事故で無くなり、くますけが起こしたのかも…と考え始めるホラー作品。 「今読むべきホラー小説」という帯と表紙の不気味さに惹かれて手に取った。 が、全く怖くなかったので、ホラーが苦手でも読めそう。 成美視点での描写が多いせいか、児童書かと思うほど一文が短いものが多い。 (あとがきも似た書き方なので、もともとこのような書き方なのかもしれない) 個人的にはもっとゾクゾクするホラーを期待していたので、表紙と帯にやられたと言う感じだった。

    1
    投稿日: 2025.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書店で推されているのを見て気になって購入。「ぬいぐるみ」と「ホラー」って要素としてはなにかが"ありそう"な感じがする。ぬいぐるみとお話しする子どもが異端扱いされてるのは、今の時代ならスルーされるけど当時はそうだよなあと思いながら読みました。でも時代が変わっても変わらない部分がたくさんあり、楽しく読めました。子どもが親を嫌うことがそんなに難しい?と思うだろうけど、難しいよね。だって生活を握ってるのは親なわけだから反抗したら命に関わる問題だもの。裕子さんがいてくれてよかった。成美ちゃんが新しい場所でしあわせになってくれてうれしい。 くますけはただのぬいぐるみだよ、って終わるのかと思ったら最後の最後オチで「えー!?」ってなりました。しっっっっかりやっててびっくり。

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01439306

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    この本は、好き嫌い分かれるかなーって感じでした! ホラーとなってるけど、なんだかんだ親子愛について考えさせられる最後でした。 親と子の関係じゃなくても、どんな関係でも通ずるアドバイスを貰えた気がします、個人的に。 一つ一つの文章が、簡潔にまとまってなく、それがまた登場人物の心の揺れや迷いをリアルにさせているなと思いました。読みにくさはありますが、だからこそ人間的な感情がダイレクトに伝わってくるところが好きで、星5にしました。

    6
    投稿日: 2025.10.16
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    ホラーでもミステリーでもない、ファンタジーな感じ。 お話はとても悲しいけど面白い。 全く怖い話ではないですが、句読点の多さは恐怖を覚えます。 最初は読みにくく気味が悪かったけど、だんだん慣れてきます。 お話より句読点の多さが気味の悪い本でした。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    この本がホラーとして紹介されてて、その宣伝文句がやけに秀逸過ぎたため、結果として、かなりのアンマッチな読者を生んだように思います。 新井素子さんの作品は、ティーンネイジャーの頃に沢山読んで、大好きな作家さんの1人です。 個人的には、新井素子さんの読者のターゲットって、基本10代女子で、いわゆるライトノベルと言うジャンルなんじゃないかなぁと思います。 それが何故かホラー小説と名を打って、大々的に?メディアで取りあげられたのを私も見て、ん??と思いながら読んで、あ、やっぱりこれはいつもの新井素子だって感じました。なんでホラーなんやねん、って謎の関西弁でちゃいました。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    ぬい好きとして読んでよかった。 ホラーとは思わなかったし、小説として面白いかと言われたらそうではないけど。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    1991年に書かれた作品とのことで、登場人物たちの話し言葉にも平成初期の感じが出てるのかな。 個人的に文体があまり受け付けず、逆にそれが不気味さになってたところはあるかも。 内容もそんなにホラーって感じじゃなくてサクサク読めた。 けどやっぱりどうしても文体が気になって、あんまり入り込めなかったな。 あとがきを読んで、この作者さんはエッセイなら楽しく読めるかもなと思った。

    0
    投稿日: 2025.10.13
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    ストーリーも微妙だったしわざとこういう文体にしてるのかな?って思ったけどコメント見た限りこれが常の人のようで何故評価を得られているのかわからない

    1
    投稿日: 2025.10.12
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    久しぶりに読みました!新井素子! 作品も面白かったのですが、あとがきが一番怖かったのは私だけでしょうか・・・?

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    「書店員さん発掘!今読むべきホラー小説、待望の復刊」の帯書きに惹かれて購入。 ちゃんと読むのは初めての新井素子。 幼い頃からの心の拠り所である熊のぬいぐるみ:くますけを常に手放せないせいで、学校でいじめられ、家で両親から疎んじられる小学生の少女が、両親の事故死をきっかけに動いて行く運命と騒動の顛末を、不思議な世界観と文章で描いています。 これは果たして・・・ホラー?いやいやファンタジーでは・・? 思っていた、期待していたのとは全く違う展開で、正直ちょっと戸惑いましたが・・・そーゆー作品なんですね(^_^;) ホラーテイストのファンタジー作品と思って、読んでみてください(^_^;)

    1
    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぬいぐるみ好きにこそ読んで欲しい作品でした。 これをホラーと言ってしまって良いのか??と疑問がありますが、本人がそういうならそうなのかと思います。 ただ、内容は本当に良かったです。 ラストに号泣しました。 裕子や晃一に年が近いからか、とても感情移入して読んでしまいました。 特に晃一が良かったです。 裕子のために成美を引き取ることを許し、 友達に愚痴をこぼすほど成美を愛せる自信がなかった彼が、最後にがむしゃらに成美を心の底から心配して探し回る姿に、 そして見つけたことで安堵し、想いを飾ることなしにぶつけた姿に胸が打たれました。 エンディングはいらない派ではあるのですが、 あとがきでキングが好きだと言っていたので妙に納得しました。 ヒトコワを強調して、一箇所だけ幽霊じゃないと説明がつかないところを入れるというのが、キューブリック版のシャイニングっぽいです。 ぬいぐるみが市民権を得たのは、割と最近のことだと思います。 それを考えるとこの本が1991年に書かれたというのはすごく驚きです。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    書店で今話題のホラー小説!みたいに紹介されていたので購入。題名に引かれる部分もあった。 しかし、読書を進めるにつれて、これは自分の求めているホラーじゃないなと感じ、一気に読む気が失せた(最後まで読まない本が増えるのは嫌だったためペースをかなり上げて読み切った形となる)。 自分には合わなかった。しかし、ホラー小説を沢山読んできて、少し違ったテイストを味わいたいという人なら新鮮な気持ちで読めるかもしれないと思った。 今後はもっと王道なホラー展開の期待できる小説を選んで読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星1.4 まぁ、面白くなかったです。 なにかでオススメされてて購入し、読みました。 まぁ、面白くなかったです。 そうか、ホラーか、と。 ミステリーではなく、ホラーだったな、と。 ホラーであることを忘れてました。 ミステリーのテンションで読んでしまったのもよくなかったかと思います。 でも、まぁ、面白くなかったです。 ぬいぐるみのくますけとの会話はすべて成美の妄想で、成美が頭の中で双方の立場で自問自答しているだけ、だと。 子どもの頃にやるやつだよね。 それは、まぁそうなんだけど、じゃあ両親が亡くなったのであるとか諸々は何かが作用してのことなのか、と。 たとえば成美が計画的に手を下している、で、あるとか。くますけがやったということにして気持ちに整理をつけている、とか。そのうち精神的にしんどくなって、また現実と妄想の区別がつかなくなって、くますけを本当に悪魔のぬいぐるみだと思うようになって…とか。だとしたら相当チープでそれも面白くないんだけども。 そんな風にミステリーとして読んでた。 最後に納得させてください。 なんなら驚きがあれば、万歳です、と。 忘れてたんよな、ホラーだから。これ。 ある程度、非現実的でも怖けりゃいいので。 でも道中も全然面白くないし、大したことない描写にめっちゃ尺とるし、あと少なくともこの文章だけでは全然怖くならなかったので残念。 結局ホラーだから、ぬいぐるみと人間のやりとりは妄想だけど、ぬいぐるみ自身はちゃんと意志を持っているし、特殊な能力も持っている。 そして、やろうと思えば人を操ることも、人に危害を与えることもできる、と。 それがわかるのはラストだけど、読み終わった私の感想としては 「めちゃくちゃ下手くそなトイ・ストーリー」 という印象でした。 あと、ほかの方の感想で、読みづらい文体だとか、その文体で成美視点にさせている、とか、賛否両論な文体なのだけど。 私の印象は、ドラマとかである「目が不自由な方にもお楽しみいただけます」の、あの副音声みたいな文だな、って。 特に夫婦の会話シーンではこの感じが多い。 行動の説明がマジでこんな感じ。 あー、これ、あれだ!って感じで笑った。 あとは、()使いまくりで、なんかくどい。 あとがき読んだら、あーこういう人か、って思いました。私は、あんま好きじゃない人。 まぁ、面白くなかったです。 ほかの作品も読まないかな。 に、しても 成美の夢のくだりと、クライマックス?の両親とのやりとり、ここ、なげぇーーーーーーー。

    3
    投稿日: 2025.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぬいぐるみ×ホラー小説。 父と母から十分な愛情を与えられず、ぬいぐるみに逃避していた少女成美。両親や同級生を事故で亡くしたが、それはくますけというぬいぐるみの仕業なのか? 個人的にはやっぱりホラーは映像の方が楽しめる。どうしても小説だと何か理屈や伏線、裏を考えてしまって純粋に恐怖を味わえない…

    1
    投稿日: 2025.09.29
  • ぬいぐるみも人形もそして仏像も、日によって表情が変わる気が?

    恥ずかしながら私もぬいぐるみは沢山持っていますし、好きであります。還暦過ぎた男が気持ち悪いと思われるかもしれませんな。もっとも自分で購入したものは少ないですけどね。  勿論、話しかけたりはしません。でも、何かをしようと決断したとき、心の中で、いや頭の中で、もう一人の自分にたずねたりすることは、誰もがあるのではないでしょうか。成美ちゃんにとって、「くますけ」そのようなもので、これは、フィリップ・プルマンのファンタジー小説「ライラの冒険」に出てくる「ダイモン」のようなものだと思って読み進めていきました。つまりホラーと銘打っていますが、様々な現象は偶然の産物?あるいは成美ちゃんの思い込み?それとも自作自演なのかな?きっとそれは特殊な家庭に育った故のことなのかなぁ、と思っていました。小説の展開は、成美ちゃんの独白と、新しくあずけられた夫婦の話がいったりきたりして、その心情の変化がとても興味深く面白かったのですが。。。  ところがですね。ENDINGという表示の後、え~やっぱりそうだったのぉ~と、ぞぞっと来ました。これは紛れもなくホラーだぁ。これを読んだら、もうぬいぐるみ等を雑には扱えないし、人形供養は絶対必要なものだと再認識しますよ。  そしてより一層興味深かったのが、「あとがき」です。平成3年9月と記載がある「あとがき」のあと、中公文庫版へのあとがき(平成24年7月)があり、そのあと、新装版へのあとがき(令和6年10月)が掲載されていました。この時を経ての作者の心情がとても面白いものでありました。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    妹に借りて読みました 熊のぬいぐるみに命があると思い込んでいる少女のお話 自分を守ってくれるくますけが自分の親を、クラスメイトを殺したかもしれないという疑念抱きつつも、くますけが好きだという気持ちに葛藤する成美に同情しながら読みました 終始読みにくいとも感じました しかしその文体が読者を成美目線にしてくれ、さらに没入して読むことができました 私がぞわっとしたのはラストもそうなのですが、くますけが戦うシーン くますけから10歳が持つ語彙とは思えない表現がたくさん出てきたところです 本当にこれは夢もしくは成美の幻想なのか…?と思わされました そしてラストでも同じ表現が出てきます これは夢などではなくくますけに本当に命が宿っているのでは…? そして衝撃のラスト ホラー小説というカテゴリには収まらない一冊だと思いました

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー小説を読んでみたいけどビビって読めずにいたところで、ホラー要素が柔らかそうだったので読んでみました。ホラー的な怖い部分はあまり感じませんでしたが、主人公から見た両親の描写がメンタルに来たのでくますけたちはどちらかというと安心できる人物でした。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リバイバルを再読。子どもの頃とはまったく異なる読後感で自分が歳をとったんだってことを痛感した。新井先生の登場人物はだいたいとにかく一生懸命だし読んでる自分もそう生きるべきだと昔は思いがちだった。

    0
    投稿日: 2025.09.20
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    久しぶりの新井素子さん。 もとちゃんらしいいつもの文体、大好きです。 これはホラーなの?と思いながら読み進めました。 とても面白かったです。

    8
    投稿日: 2025.09.20
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    ファンタジーの設定でホラーを作るとこうなりました的な物語。初出は1991年の復刊。親子関係の感覚には時代を感じてしまう。子供は、実の親でも嫌っていいのだよ。

    0
    投稿日: 2025.09.19
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    親を嫌いでもイイ、子供の頃の何かわからないモヤモヤした善悪や、目の前で起こっている事への不安…忘れていたけれど思い出した小説でした。

    0
    投稿日: 2025.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025年は、このクマが怖い!! の帯につられて読んでみました。 ある意味、こうであってよかった、というラストでした。 裕子や成美ちゃんがサイコな人とかでなくて、くますけも(今のところ)裕子たちに無害だったし、成美ちゃんが幸せになってハッピーエンドでホッとしました。 これからどうなるかはまだ分かりませんが…というところがホラーでしょうか。 ただ、作者の雰囲気に慣れていないせいか、文体が私には読みにくかったなぁ。 今まで読んだことのない句読点の打ち方、助動詞の省略。 これも味なのでしょうが、間延びしているように感じてしまいました。

    4
    投稿日: 2025.09.06
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    前情報なしで読み始めました。 半分ほど読み進めたあたりで、それまで感じていた違和感の正体が少しずつ明らかになり、あとは一気読み。良い意味で期待を裏切られましたね。 個人的にとてもおすすめ。 舌打ちにときめいたのは、これが初めてです('ࠏ' ) 帯や本屋のポップを見てから読んでいたら違う感想になったかも。読み終えた後にポップ見たんですけど???でした。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    帯のおすすめに惹かれて買ったが、そんなに怖くなかった。両親を亡くした女の子は、いつも、ぬいぐるみのくますけと一緒。ぬいぐるみと話をしている。周りからは気持ち悪がられ学校でもいじめられていた。母親の友達に引き取られるが、くますけと離れることができない。新しい家族と上手くいくのか?くますけが怖いのかと思ったが、とっても優しいぬいぐるみだった。最後のぬいぐるみたちの、おしゃべりが不気味だったけど。

    0
    投稿日: 2025.09.02
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    帯に。 え!?そっちの話だったの!?怖くなりました。 っていう一言で、いつかこのくますけ、まさかのくますけになるな。って期待してた。 私の予想ラストは、義理の母になった裕子さんが全て頭の中で作り出した幻想の中でした。的な終わりで、まさかの裕子さん、成美の親殺すくらいやるかなぁ。 頭おかしくなってる感じで、ぬいぐるみが、ぬいぐるみが、、とか言っちゃうかなぁ。 と、思ったら、そのまんま終わって。 え?どこがそっちの話で怖かったのよ!!!!! ってちょっとクレーム出そうになった。 なんなら、私が頭の中で想像してたくますけの方が怖すぎて↑裕子さんイカレバージョン 全くおもんない。 って思っちゃったよ。 あとがき読んだら、ものすごい勢いでぬいぐるみが好きな人らしいから、悪者にしたくなかったんかな。いや、裕子さん結構イカレ伏線しいてたと思うんだけどなぁ。 わたしの読書本読んだら、新井素子さんの本は4.5冊目だったけど、どれも、、、な感じだったから、私の好みには合わなかったのかな。 ちなみに、うちの妹が読みたくなって買うか迷ったっていうから買った本でした。 うーーーん。 #裕子さんイカレてほしい #まさかのくますけ #普通に終わった #裕子さんどんでん期待してた #もうなんなら成美も架空のぬいぐるみだった的な #あー #なんだよー #ぬいぐるみ #うちの息子も好き #すごいたくさん置いて寝る #一番好きなの昭和の家から持ち出したここちゃん #もうすでにホラー出来上がりそうじゃない? #笑

    1
    投稿日: 2025.09.02
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    くますけを手放せない成海は両親を失い母の友人の裕子に引き取られるが… ホラー?と思って読み始めましたが、ほっこりファンタジーというか、そんなでした。 ワクワクしたり続きが気になる、というような高揚感は得られなかったなぁ…新井素子を初めて読みましたが、文体が独特の感じで、当時の若者向け女性作家の作品ってこういう雰囲気だったのかな、など全然関係ない感想ばかり…まあその、話としてはとても普通で退屈に感じてしまいましたね

    1
    投稿日: 2025.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    成美ちゃんの心の成長記と思いきや、最後にこの小説がホラーであることを改めて認識させられる。 心温まるホラー。

    0
    投稿日: 2025.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1日でサクッと読めた。 うーん。心凍てつく物語って帯にあったけど、ホラー感はかなり少ないかなぁ。 むしろ何だかいい話?

    0
    投稿日: 2025.08.26
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    ダークファンタジーみたいで物すごく面白かったです!! 最後はなんなんとくますけが仲良くなった所とかぬいぐるみってなんか小さい頃を思い出したりもして最後でした!! 最後成美ちゃんが幸せに暮らすのを呼んでちょっとほっとしたしぬいぐるみの怖さとかも最後!! 昔しに持ってたぬいぐるみを思い出す!!

    0
    投稿日: 2025.08.26
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    帯に書かれた「今読むべきホラー小説」の印象から、最後にどん底に落とされるのではないかとヒヤヒヤしながら読み進めたが、個人的には救いのある怖さ…温かいホラーとでも言うべき作品と感じた。

    1
    投稿日: 2025.08.25
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    小学生になってもぬいぐるみの「くますけ」を手放せない主人公と、彼女を引き取ることになった夫婦の話。新井素子さんの本にしては読みやすかった。単調なんだけど各人の心情がいちいち素敵で感動した。でも帯に書かれているような刺激はないかも。

    0
    投稿日: 2025.08.24
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    句読点が多く読みづらい。自分には文体が合わなかった。「くますけ」視点だから区切れの多い(辿々しい)文章なのか?と勘繰ったが、そのような理由でもなく単に区切りが多い。 自分にはそこまでホラーに思えなかった。

    3
    投稿日: 2025.08.20
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    二階堂奥歯【八本脚の蝶】を読んでこの作品の存在を知りました。読むことができて良かったです。 ホラーではあると思うけれど、その背景や物語を想うと胸がきゅとする思いです。 帯に書かれてる感情よりはこういう気持ちも持っていていいんだなあと励まされた気持ちになりました。くますけ怖すぎです。

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    ぬいぐるみ × ホラー ?? 日本人形なら あるねぇ アンティークドールもあるかなぁ あのホワホワ感に ホラーかとも思うけれど 読んでみなくちゃわからない あんな両親はイヤダ! あんないじめっこもイヤダ! と言える環境も必要なのねヤッパリ

    7
    投稿日: 2025.08.19
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    こわい絵本を読んだような読後感。 難しい単語が出てこず話し言葉での文体が多めなので小説慣れしてる人には少し読みにくいかも… 最後、そうだったの!?となるような、予想はなんとなくしてたけど嫌な方向に舵をきるのでイヤミスのジャンルかもしれない

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    最初はちょっぴりホラーやミステリーの要素があるのかなと思ったら途中からハピエン系のお話になり、それはそれで満足行ってたのに最後の数ページで「うわ、マジかよ」ってなりました。 自分自身ぬいぐるみ信者なところがあったり、作中の登場人物と同じ境遇があったりするので中々刺さる一冊でした。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    くますけと共に生きる成美。 ぬいぐるみであるくますけを、ずっと手放せずにいる成美にとっては、両親もクラスメイトの葉子ちゃんも、成美とくますけの絆を邪魔するだけの存在だった。 そんなある日、葉子ちゃんが交通事故に遭い怪我をし、その翌日に両親が交通事故で亡くなった。成美は、それがくますけが引き起こしたことだと思い始めてしまう。 両親が亡くなって、ママの友人である裕子さんに引き取られ、裕子さんの旦那である晃一おじさんのことも成美は段々好きになっていく。 が、しかし、もしもくますけが邪悪なぬいぐるみだとしたら…裕子さんや晃一おじさんにも、いつか悪いことが起きてしまうのではないかと成美は不安になっていく。 ハッピーエンドだから良かったものの、くますけが本当に葉子ちゃんを事故に遭わせたのだとしたら、両親を殺したのだとしたら…きっと夢で見た両親の言ったことは正解だったのかも知れないよね。 急に現れたなんなん、恐るべし。 どうやって連絡取るんだろう…と不思議に思った。

    8
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みにくい………いや、文章自体は読みやすいんだけど、、、なんだろう。 裕子、考えた。 とかやたらと人の名前が入るの(笑)なんで??(笑) 内容的には狂気を孕んだウッディ 何とか読み終わった感じでもう読まない

    3
    投稿日: 2025.08.12
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    本屋さんオススメなのと表紙に惹かれて手に取ってみました。怖い話かな?と思っていたらぬいぐるみ好きの不思議なお話でした。オリジナリティがあって良いのですが、好き不好きがありそうですね。 加藤実秋さんのアーユーテディ?を思い出しました。

    1
    投稿日: 2025.08.12
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    読む前は本の表紙やタイトルからホラー作品かなと思っていましたが、思ったよりその要素は少なく、ホラーが苦手な人でも楽しめる作品かなと思います。本作品のぬいぐるみのくますけは自我があるように描かれていました。個人的解釈になるのですが、くますけとの会話は成美ちゃんの脳内で行われていると思うので、新しい家族への対応の仕方などをくますけが教えてくれた時は、実は成美ちゃんの深層心理では感じることが出来ているのではないかなと感じました。それをくますけというぬいぐるみを通して再確認してるのではないかと考えます。

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    主人公の成美ちゃんのように私もその当時気に入っていたうさぎのぬいぐるみがありました。その時のことを 思い出して 懐かしくなると同時にもしあのうさちゃんに 邪悪な意思があったとしたらと考えてゾッとしました

    0
    投稿日: 2025.08.08
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    びびりの私は何が起こるのかドキドキしながら読んだ。 、、なにも起こらず。怖い要素はなかった。 文章が口語文で、私には少し読みづらかった。

    2
    投稿日: 2025.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぬいぐるみの震えるようなホラーを求めて読み始めたから思ったのとは違った。ほんのり怖い、という感じ。 読み終えるギリギリまで不安定な子供の思い込みの話なのかと思ってたがちゃんとオチでぬいぐるみが怖かったのでよかった。 子供視点で子供の口調で「、」かなり多めで書かれてるので慣れるまでは読みにくいと感じた。 私も子供の頃からずっと一緒の犬のぬいぐるみがいるので、うちのぬいもこんな風に守ってくれていたならいいのにな、なんて思った。棚に置きっぱなしのあの子を久しぶりに抱き締めたくなった。 あとがきまで読んで、著者のぬい愛を知り、この本に出会えてよかったなと思った。著者さんがとても可愛らしい方で共感できて嬉しかった。 ほぼジャケ買いだったけど読み終えてこの本に惹かれた理由がなんとなくわかった気がした。

    1
    投稿日: 2025.08.08
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    小4の成美はぬいぐるみ「くますけ」といつも一緒で話もできる。 友達に虐められた時「死ねばいいのに」と思ったら、友達は事故で大怪我を、さらに成美の両親は事故死した。 くますけがしたの? ホラーなのに泣けた。 大切なぬいぐるみと一緒に読みたい小説。

    0
    投稿日: 2025.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近のホラー小説を読む方からすると、 要素は薄めかも知れない… どちらかというと「家族」が強いテーマかも! 血の繋がっていない家族が ぬいぐるみを通して"ひとつ"になっていく… 最後はぬいぐるみに対して しっかりとした安心感を再確認しての ハッピーエンドで気持ちよく締められていた!! 主な文体としては、子ども口調で進んでいくので、 作品自体もとても読みやすいと感じる。 そして、あとがきがたくさんある!3つある!笑笑 個人的には、こう考えているのか〜 とまるでカフェで話を聞いているかの様な 気軽さとぶっちゃけた?砕けた内容で、 とても興味深く読み進めると共に 作者を身近に感じられるあとがきだなぁと感じた!

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった〜 私も子供の頃、家の物置部屋から見つけてきた羊のぬいぐるみに名前をつけて、小学生になってもお洋服を作ってあげたりして、小学校の卒業式にも卒業式用のお洋服を手作りして母に出席させるようにお願いしてた笑 25歳になって、実家から遠く離れたところで一人暮らしをしているおうちにも彼女はいます。 ※このタイミングで、このぬいぐるみなんなんだろうと思ってネット検索すると、9000円くらいだし、サイトはフランス語だった…幼少期の私目が肥えすぎ… そういうバックグラウンドがある私としては、最後、くますけがどんなものからも守ってくれるっていうのは夢があるなあと思う。しかも、物置小屋に押し込まれても。 ムカつくやつ全然酷い目に遭わなかったけどなあ笑 私もお家にぬいぐるみは多い方で、意図して多いわけではなく、妹のUFOキャッチャー好きの影響で私に譲り受けられるわけで、やっぱりぬいぐるみって捨て難いよなあと思う。 でも、最後、作者さんが後書きで言っていた、ぬいぐるみに話しかけられて家の中がうるさいっていうのは、ちょっと狂気的すぎる。 これからもあのぬいぐるみはずっと一緒にいてもらわないとなあと改めて感じた。

    0
    投稿日: 2025.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぬいぐるみホラーという触れ込みだったので、試しに読んでみようと。 昭和の時代、学校の図書を読み尽くした小学生の自分が次に頼ったのが移動図書館。そしてその時に出合ったのが新井素子さんの作品たちでした。 もう何年も(下手したら二十年くらい)ぶりに触れた素子さんの節回し。慣れるまでしばらくかかったものの、展開がいいですね…… これは、子供の頃読むのと、独身で読むのと、子育て中とほぼ終了してから読むのとでは感じ方が違うだろうなあと。 本当にね、作中で書かれていることを、子どもたちは知っていて欲しい。 子どもは、無条件で親に愛されて然るべきなのです。お前が生まれたのが罪とか、ちゃんちゃらおかしいんですよ。生まれるような行為をしなきゃいいんですよ。愛し合っていてもいなくても、生まれた子どもは愛さなきゃ。そして自立できるまで寄り添うのが親なんだから、何を子どものせいにして逃げてんだかって話で。 最後、血の繋がりなんてもんじゃない、親子ってのは家族ってのはそこで決まるものじゃないって改めて思い出させてくれる、そんなラストでした。

    0
    投稿日: 2025.07.29
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    親に愛されて育った私は幸せだったんだと改めて思った。 でも子供は親を嫌っていい、という言葉に少し気持ちが軽くなったのも事実。 最後の展開はクスッと笑える。

    0
    投稿日: 2025.07.28
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    ぬいブームの今だからこそ刺さるぬいホラー。 お宅のぬいは人を呪ったりしていないですか? ホラー好きの率直な感想は「もっと怖いかと思った」です。だって表紙が怖かったから。 ホラーを読もうと意気込んで読むには物足りなさはあったものの主人公の実の親の毒親っぷりはヒトコワに属する邪悪さを有していた。 実の親を嫌いだと思ってしまう自分はいけない子だと嘆く主人公の健気さに胸が傷んだ。 ぬい達は主君の幸せを願う心強い味方であるが主君を幸せから遠退ける存在には容赦しない獰猛さを持ち合わせていることから、主人公たちがいつまでも仲の良い家族でいてくれることを願わずにはいられない。

    0
    投稿日: 2025.07.26
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    病院の本屋さんに行くたびに、題名と表紙で惹かれていたもの。Kindle版を読みました。 ぬいホラー。でもホラーすぎないな、と感じていたらやはりSFの方なのですね。星新一さんなどから影響を受けているということで、納得。

    0
    投稿日: 2025.07.24
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    心の支えはくまのぬいぐるみのくますけ。 そんなくますけには秘密があった・・・ あなたには家族より大切なものはありますか・・・ 個人的にはかなり好きな物語でした。 ホラー小説とのことですが、怖いホラーって感じではなく気兼ねなく読めます。 物を大切にする人には、刺さる小説な気がしました。小さい時にはぬいぐるみと遊んだ気を記憶が蘇って懐かしく感じました。 子供の権利、親子との関係を少し考える機会にもなるのではないでしょうか。

    43
    投稿日: 2025.07.23
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    ホラーと知らずに読んで後書きであ、ホラーのつもりで書かれたものだったんですね、ってなったやつ そもそも児童書かな?と思って読んでたし文体は子供が主人公でその語り口調と思えばそんなに気にならなかったかな 最後らへん主人公が家出して捕まる辺りで涙腺崩壊、そして最後の最後くますけとなんなんの会話でちょっとゾッとして個人的には良いお話だったなって感じ くますけみたいに君のこと絶対絶対守るからねって言ってくれる存在がいるってイマジナリーにしてもきっと心強いだろうな

    0
    投稿日: 2025.07.18
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    なんだろう。 怖くないし、なんだったんだ、で終わる。 世にも奇妙な的な感じ? そしてこの作者の文章がダメだー。 ブツブツ途切れて読みにくい。 内容以前にそっちにイラッとしちゃう。残念

    3
    投稿日: 2025.07.18
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    ホラーではないね ファンタジーっぽいと思ったけど。 ホラー読みたい人は読まない方がいいです。 帯に騙された感。

    0
    投稿日: 2025.07.15
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    ホラーを期待していたら★2か1かな? 全然怖くなくて、どこから怖くなるんだ? …と期待していたからか、すらすら読めたけど一向に怖くなかった。ただ文章は読みやすい。 ただ、ぬいぐるみのお話という感じ。 もっと明確な殺人クマだったら面白かった。 個人的には、こんなに薄い文庫なのに作者のあとがきが三種類も、ついている方が疑問。 ぬいぐるみでも人形でも、個別に認識できる名前を付けてはいけない。捨てにくくなる…。

    16
    投稿日: 2025.07.12
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    ホラーなのに、なんか…かわいくて笑えてしまった 本来はホラーなんだと思うんだけど、 読んでいて 「なんか怖い」 というより 「なんかかわいい」 という気持ちが 強くなってきてしまった。 内容としては笑うところじゃないし、 不穏なはずなのに、 「えっ、くますけ…そんな…」 みたいな妙な愛おしさがあって、 作者はもしかしてホラー苦手なんじゃない? と思うくらい、やわらかい空気を感じた。 あとがき読んでその理由がわかった。 作者がぬいぐるみ好きだからだ! だから愛情がにじみ出てしまったんだねー 隠しきれてない笑 じわじわ来るシュールさと、 にじむ可愛さがクセになる。

    2
    投稿日: 2025.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    25.06.27-07.02 ぬいぐるみ好きな方に読んで欲しい✨ “ぬいぐるみホラー”となっていて読みましたがホラー要素は全然なかったように思います。 1人の女の子とぬいぐるみのおはなし。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ くますけと成美ちゃんの素敵な関係。ぬいぐるみには特別な力があると思う。だからホラーでもなんでもないと思うな。 重すぎる愛で繋がってる2人、すごく良かった。

    0
    投稿日: 2025.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーかと思って読みましたが、ちょっと違いました。 怖くなるのはどこ?どこ?と読み進めましたが、肩透かしでした。 帯に騙されました。

    7
    投稿日: 2025.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった ホラーという感じは少なかったが くますけが生きているのか死んでいるのか 想像なのかわからなくなった。 不幸話ではなく結果的に 幸せになっっているのでよかった 今のところは...

    0
    投稿日: 2025.07.09
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    2025/7/8 読了 一言で言うとファンタジーな作品。 成美は色々な事でぬいぐるみに救われ、その裕子さんも小さい頃ぬいぐるみに救われたから成美の事が理解出来ていた。 落ちがすべてを語っていて怖い。。。

    0
    投稿日: 2025.07.08
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     序盤は重苦しく没入できなかったが、中盤以降は加速度的に一気読み。ぬいぐるみホラーだが、ラストは何やら落ち着いた。ホラーが苦手な私も満足の作品。成美を愛する裕子と晃一が素敵!そして成美を守り抜く「くますけ」が愛しい!

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    ぬいぐるみが自分も好きで帯紙に今読むべきホラー小説とあり手に取ったがホラー要素はなかった…… もっとホラー感あると良かったな〜とは思う。 今でこそ、ぬい活とかあって大人でもぬいぐるみ持ち歩く人が増えたから違和感なく読めたな。 ぬいぐるみの心理的安定をもたらす効果は、やっぱりあるなと思う1冊!

    0
    投稿日: 2025.07.04
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    ENDINGがちょっとこわってなりました。 それまでは怖いというか、暗い感じのストーリーで 小学生の女の子がぬいぐるみしか信じられるものがなく、ひどいいじめや周りの目などを気にして生きていくという内容から だんだんといい話になり最後にはは感動かと思った まさかのENDING 意味深

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    別にネタパレじゃないかもしれないけど最後?のくますけとなんなんの会話がハッピーエンドの中のちょっとホラーみがあって面白かったかな

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    面白くは無いけどなんかスルスル読めました。 なんか10歳にしては妙に大人びていて主人公がちょっと気持ち悪いです。 情緒が不安定というか…。

    6
    投稿日: 2025.06.30
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    最初から最後まで何も起こらず終わりました 何が起こるんだろ 誰が悪いんだろ どこから怖くなっていくんだろ どんな仕掛けがあるんだろ と思い続けて呆気なく終わり… どうやら帯に騙されたようです

    5
    投稿日: 2025.06.29
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    「あん?」 もう、くますけ、困っていない。 悩んでもいない。まるで、何か、名案でも思いついたかのように、心からくつろいで、むしろ会心の笑みをうかべているように見える……。 ああ、なっちゃん。 きっと、しあわせにしてあげる。 天地かけて、しあわせにしてあげる。

    6
    投稿日: 2025.06.28
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    忘れた頃に読み返したくなる新井素子。くますけとも何度目の遭遇か。 どんなぬいぐるみにも何らかの力がきっとあるはず。

    0
    投稿日: 2025.06.28
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    ぬいぐるみホラー。 ホラーは苦手だけどこれなら読めるかも、なんて思って読んでみたけど、そこまでホラー感はなかったな。 少女が心に抱えた闇。それを救ってくれたくますけの存在。 幼いころ、私も「嫌い」という感情を持ってはいけないと思ってた。なんでも好き嫌いは良くないという教えだったから、人参が嫌いなんてことさえ言えなかったな。 もちろん成美ちゃんの両親への感情と一緒にはできない。でも、だから、裕子さんの「思っていいんだよ」って言葉は、成美ちゃんにとって大きかっただろうなと思う。 自分の気持ちを大切にしていいんだって。嫌な気持ちも含めて。それがどんなに大切なことか。子どもにこんな風に感じさせてしまわないように気をつけようっと。子どもは親を選べないからね。 あとがき、文庫版あとがき、新装版あとがき、と三度のあとがきがぬいぐるみ愛に溢れていてよかった。 そうか、ぬいぐるみが大好きな著者だからこそ描けた世界だったんだなぁ。

    56
    投稿日: 2025.06.27
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    文章が独特。マイナスな方に気になる。 心の傷の独特な表出と、愛による回復。そしてラストのおまけホラーといった感じ。

    2
    投稿日: 2025.06.26
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    ホラー!ぬいぐるみ! ということでワクワクして読みましたが、そこまで怖くなかったかな…? 毒親に苦しんだ主人公が救われたのが嬉しい。 初めて読む作者さんだったが、文体が独特で気になる… あえてこういう書き方をしているのか?こういう文体の作者さんなのかわからないけど。

    0
    投稿日: 2025.06.25
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    ホラーだと思って読み始めたので途中までは拍子抜けでしたが、ホラーじゃないと思ったら楽しく読めました。

    1
    投稿日: 2025.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    両親に虐待された子供が、心を開くまでの話です。 ⚫︎感想 話の筋は単純、ありがちなのですが… ①虐待という重いテーマを、不穏なファンタジー仕立てにすることで、重くなりすぎずに描く手法が一目おける作品 ②文体がかなり独特で、第三者視点での文が急に挿入されたり、不穏な空気感や少女らしい心の揺れ、視点の切り替えのテンポが、文そのもので表現されているのは面白い手法  私自身はこういう作品はふだん読まないですが、この2つの手法は新しい感じがしました。 ⚫︎あらすじ(ネタバレ注意!) 小学四年生の少女・成美は、ぬいぐるみ「くますけ」だけを心のよりどころにして生きている。 しかし、同級生の事故や両親の死など不可解な出来事が続き、くますけに不思議な力があるのではと疑い始める。 実はその同級生にいじめられ、両親には精神的に虐待されていて育っており、嫌いだったので死を願ったら、同級生は事故に遭い、両親は死んだからです。 死んでも悲しくない。 その後、母の友達、裕子に引き取られた成美は、少しずつ現実世界とのつながりを取り戻します。虐待してきていた両親を嫌いだというその気持ちを、引き取った裕子が全肯定して受け入れます。 実は裕子も幼い頃ぬいぐるみを離せない子供で今も持っている。 最後は裕子のぬいぐるみとくますけが会話している。

    27
    投稿日: 2025.06.20
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    面白いか面白くないかでいうと、面白くない。 オチもなんもないというか、肩透かしというか… 私も、私の出産祝いでもらったクマを30年以上大切に乱雑に、結婚してもなおソファに置いてるけど、そんな人間でも面白いと思えないんだから、どの層が面白いと感じるのよって思う。 話の掴み、何か起こりそうな雰囲気、最初のうすらさむくなるような書きっぷりは見事で引き込まれた。

    3
    投稿日: 2025.06.19
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    なかなかの癖強文章で、最初は読めるかな…?って感じだったけど、ぐんぐん読めました。慣れってすごいなー。 ホラーとしてはそんなに怖くない。ただ、ラストのぬいぐるみたちの執着と両親の存在、これは怖いなぁ。果たしてあのぬいぐるみ達って何だったんだろう…? どうして意思があるのか、どうしてあのような存在になったのか、何も明かされてないから余計に不気味な存在だった。 1日くらいで読めるので、気になっている人はぜひ。

    0
    投稿日: 2025.06.18
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    3.5点 人形やぬいぐるみには魂が宿りやすいって言われてるけど、ほんとにそうだと思う。 愛情を持てば持つほどに、相手もじっと私の表情を伺ってくるから。 小さい頃は本当にそう思ってた。 今も少しは思ってるかも。 なるみちゃんをいつも気にかけてくれる「くますけ」 この子は味方なのか、それとも悪魔なのか。。。 ラストに驚く人も多いと思うけど、私は妙に納得しちゃったな。。 文体が独特で、ずっと柔らかい雰囲気がただようので、読んでいてぬいぐるみのようにふわふわした心地になります。 あとがきもとっても面白い!

    1
    投稿日: 2025.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーというよりファンタジー系?という感じ。 色々と家庭環境でトラウマがある人は読むのしんどそうと思った。 自分には小さい頃から今も肌身離さず家にいるみたいなぬいぐるみは無いけど、やっぱり話しかけたりしてるとぬいぐるみにも感情が、、的なあるようなないような、、、 某有名映画みたいにぬいぐるみの世界観ってものがあって、ぬいぐるみ同士で、、みたいなの、 あったりするのかな、、?と思ったり。

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    ぬいホラー。 新井素子さんの一人称、昔コバルト文庫でよく読んでいたし、…絶句とか面白かったなと思うんだけど、それぞれが好き勝手に一人称で喋るときに、相手が何を考えてるのかは、あくまで本人の主観というのが素子さんの作風。 今回はストーリーとかではなく(昔読んだような気もするし)書き方の技法について考えてしまいました。 くますけの行動の是か非かは私たちが…判断して…本当にいいのかしら? でもそうした力を持つぬいを、あなたは素直に愛せるのかしら…?という疑問も内包した物語。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    素敵なお話ではあったんだけど なんだろ…なんかなんだろなってなった ホラー小説と聞いて読んだけど、あれ?ホラーてなんだっけ?て感じでした ホラーていうよりはちょっとだけ不思議なお話て言う方が納得いく あとなんかちょいちょいなんだろこの書き方…この作家さんいつもこういう感じなのかな?なんか読むリズム狂わされる

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.06.10 (火) 思ってたのと違った……くますけ全然怖くない… ホラーっていうからゾワッと系かなと楽しんでいたけど、人怖系やね それなりにキツい表現もあったから、読み返すことはないかな……

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    え、すごく素敵な小説だった! 「ホラー小説」の帯と、表紙の不穏さからおそるおそる読み進めたけど、感動すらした。 また再読したいとも思えた。 もちろん、パパママは亡くなってしまったし、 怖さはあったけど。 愛情って大事だ。 文体が独特で最初は読みにくいかなと思ったけど、 子どもらしくて、頭の中を覗いているような、思考を辿っているような感じでスラスラ一気に読めた。 そしてあとがきが3つもあって、 作者さんの人柄やぬいぐるみへの愛を感じた。

    18
    投稿日: 2025.06.08
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    本屋さんで気になったため読んだけど、 好きじゃない内容だった。 ぬいぐるみ愛がそこまでない自分には理解できなかった

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はあ、久しぶりに小説一気読みしたわ。私もふつうにぬいぐるみが好きな一人として共感するし、そこまでホラー感はしなかったかなあ。ちょっとそこは期待はずれ。不思議な話だよね、という程度。主人公の成美ちゃんの、優しくされて嬉しくて照れてるのに言葉が出てこなくて舌足らずに継母の裕子さんへ好意を訴える場面が、いじらしくて特に好き。いいよねえこういう勧善懲悪ものは。0か100かでわかりやすい。

    0
    投稿日: 2025.06.04
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    「ぬいぐるみ×ホラー」といってもホラー感はあまりなかった。 ぬいぐるみが守ってくれるというファンタジーな信念は、一度は抱いたことがある。 この子だけは私も絶対に愛してくれるという側から見ると謎の観念。 主人公の女の子成美に迫る苦しい現実の数々。 幼いながらに自分を守るために、ぬいぐるみのくますけは常日頃から持ち続けなければならなかった。 独特な文章で語られるが、主人公が幼いからかぬいぐるみの言動がリアルに感じられ、それに対する周囲の反応もキツく感じた。 ぬいぐるみに対する信念はいつまでも変わらずとも、年齢とともに離れていても安心できる日々を送れるようになるのだろう。 それは、あとがきにある「ぬいぐるみ宗教」という言葉がしっくりきた。 ぬいぐるみが自分を守る神様だとするならば、神様同士が諍う時もあるだろう。 そんな恐怖をじんわりと感じるラストだった。

    5
    投稿日: 2025.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の帯を見て、ぬいぐるみホラーはまだ読んだ事ないので、どんな物だろうかと思い購入。 思っていた程のホラーでは無く、ファンタジーや家族愛などほっこりする内容。 くますけは、ずっと主人公を守ってた。私はぬいぐるみを大切な家族の様に思った事は無いけど、この本を読んでると家のぬいぐるみを目で探してしまう。ぬいぐるみの存在を気にせず生活している事が多いので、少し怒っている様に見えてきたが。 もしこのぬいぐるみが人を事故死させてたら非常に怖いと思う。主人公を苦しめていたのは、両親の事もあるが、くますけが人を殺したかもしれないからもある。その事で祥子さんが主人公の親になってくれたというのは、結果良かったかもしれないが、手放しで喜べないだろう。くますけのエゴが強い。 両親を嫌いになっても別にいいんだ。成る程。子供にとって親は神様の様な存在だから、嫌いだと思う事は非常に許されない事だと感じてしまう。主人公は罪悪感に苛まれていたが、罪悪感は置いておいて、自分の気持ちを言葉にすると途端に納得できるし、別にそれでもいいと言ってもらえたら自分を許せる。部分部分で共感できる。 裕子さんの噂など聞くと、もしかしたら凄く変な人で信じて大丈夫か?と思ったりもしたが。私も周りの意見に流されがちなのかもしれない。周囲の人達の評価が必ずしも私の意見と同じでは無いと主人公を通して再確認する。そんな事は分かっているはずなのに、いざとなったら頭から抜け落ちている。 主人公はぬいぐるみを離さない変わった子供だと周囲から思われていたが、読んでいく内に何故ぬいぐるみを離さないのか、それはくますけを捨てられてしまうかもしれないからという理由があった。確かにそれなら持ち歩いた方が安全だ。理由がわかると全く変な子供には見えなくなる。導入が不穏だったから、呪われた子供という印象がついていたが。 上辺だけしか見ていないから、理解できないだけだったのだろう。上辺しか分からない位置にいたとしても、否定から入るのは良くないよなと思った。気をつけよう。 旦那さんの変わり様に感動。自分を顧みれて行動できる人は尊敬できる。

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    投稿日: 2025.06.03
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    文体がけっこう独特で、他にはない不思議な雰囲気を醸し出している物語。 あまり高い評価をつけなかった理由としては、明確なジャンル分けができないところ。 個人的にはホラーを期待していたわけだけど、どっちつかずで悶々とした気持ちを抱きながら読んだ。 作中で女の子はクマのぬいぐるみと会話をしているわけだけど、「女の子の精神が異常をきたしているのか?」、それとも「本当にしゃべるぬいぐるみなのか?」が、今作の最大の「引き」になる部分だと思うのだけど、その結末に至るまでの過程が弱いとおもった。もっとどっちかに振り切ってほしかった。 ネタバレなしで書いているので詳細は省くけど、自分が抱えているこのもやもやしている感じは、読めば理解してもらえるような気がする。笑 というわけで⭐︎三つ。

    1
    投稿日: 2025.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーとのことで、チャイルドプレイのチャッキーを連想しながら、読みましたが・・・話も淡々だし。うーん、期待ハズレ。最後の最後だけって。

    1
    投稿日: 2025.05.30