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くますけと一緒に 新装版
くますけと一緒に 新装版
新井素子/中央公論新社
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総合評価

177件)
3.2
19
42
64
30
9
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    書店員さんからの復刊希望により2025年1月中公文庫からの新装版amazonでは一時的に在庫切れ入荷時期未定とか。10歳になっても友達がいなく熊のぬいぐるみくますけが生きているって信じている成美ちゃん。くますけをいじめた同級生が大怪我をし嫌いな両親が事故で亡くなってしまいくますけを疑うホラーファンタジーぽっいお話。

    0
    投稿日: 2025.05.27
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    いろんなところでホラーと聞き及んでいたので、 ちょっと構えながら読んでいた(ホラーが苦手)んだけど、 思ったほどではなかった! むしろ、いわゆる毒親から解放された女の子が、自分の心の闇をぬいぐるみとの対話と、引き取ってくれた新しい保護者たちを通してほどいていくお話だったかな? 主人公の女の子があまりにも賢い子供すぎて読んでいて心配になったけど、読んだあと、おひさまに当たった気分になりました。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こ、こわあ…(ネタバレしたくないのであまり感想書きたくない)『少女小説とSF』読んでから、新井さんのぬいぐるみ作品が気になってて。そしたら最近復刻で話題だとのことで手に取りました。私が読んだのは古い版だったし、YAとかコバルトにどハマリしてた頃の感覚を思い出しながら読めて懐かしかった。

    1
    投稿日: 2025.05.24
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    読み終わった時ゾッとするって本の帯に書いてあって気になって買って読んだけど最後がよく分からなくて微妙…

    6
    投稿日: 2025.05.23
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    うちにもくますけがいます。もちろん名前も見た目も違いますが。今でもそのくますけと喋るし抱いて寝るし、親と直接喋るのが怖くてくますけを通して話します。くますけだけが本音を話してくれて絶対的な味方で何よりも大切です。自殺を図った時もくますけだけはぎゅっと抱きしめてから大切にベッドに寝かせて首を吊りました(失敗に終わったのは言うまでもなく)このお話の主人公、なっちゃんを自然と自分に置き換えてしまうほど感情移入して読み進めようやく確信しました。本当に知らなかっただけで、自分で思っていたより良くない環境で育ち自分も他人も信用出来ていなかったんだと。 物語としてはややパンチが足りないと思いますがぬいぐるみとしか本音で話せない、生きづらさに覚えのある人にこそ刺さる話。 孤独であることに気づけないのが孤独の一番辛い部分なのです。

    4
    投稿日: 2025.05.13
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    じわじわ 怖くて くるぞー!と身構えて読んでいたのだけど そこまで 怖さが 来なくて。うーん、ここでやめるか?いや なっちゃんは 絶対 何かやってくれると信じて 読了。ラストが 想像してたのと違ったけど 新井素子さんの「ぬい」愛を知ったら これもありかな。ホラー小説入門書として いかがでしょう?

    13
    投稿日: 2025.05.13
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    書店員さんが発掘した いま、読むべきホラー小説 ということだったので読んでみましたが 文体がどうも、私には合わなくて ちょっと読みづらかったかな。。。 それと、久々にホラーを読むので ドキドキしてたのだけど うーん。。。 なんとも言えない読後感 ここのところ、癒しを求めて 優しくて、心がほっとするような本を選んで読んでいたので よっし!怖いの読むぞぉ~!って 「ホラー」に期待しすぎました(^^;)

    1
    投稿日: 2025.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思っていたようなホラーとは違って少しがっかりしたが、主人公を引き取ってくれたご夫婦がただ単にとても優しい人達だったのが良かったなと思った。 最初は主人公を引き取ることに消極的だったおじさんも仲良くなるために努力して、最後には突然出ていった主人公を殴りたくなるほどに主人公のことを好きになり、本当の父親のように思えてとても微笑ましく思った。

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    ホラー小説というほどの怖さではなかった(背筋さんとかの方が怖いと思う) 大どんでん返しはないものの、そういうことなのねーという感想が1番かも。

    6
    投稿日: 2025.05.10
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    帯にも書いてある「えっ?そっちの話だったの!?」っていう感想が本当に的を得ているかな。 じわじわくる怖さ、ただのホラーだと思ってたらそんな単純な話ではなかった。面白いです。

    0
    投稿日: 2025.05.09
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    読み始めの前半は世界に引き込まれていくが、中盤以降の展開がダラダラとしていた印象。最後はなるほどと思わせてくれるけど、中盤でもうひと押しあればもっと面白かったと思う

    0
    投稿日: 2025.05.09
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    本の帯の言葉が気になって選んだ本です。表紙の女の子にも、ひかれて手に取りました。 その女の子は、10歳になってもぬいぐるみが手放せない成美でした。手放せない本当の理由が、とても悲しかったです。その理由を受け入れるまでの成美の気持ちを考えると、くますけがいてよかったと思いました。子どもは親を選べないからこそ、悩み苦しむことがありますね。成美をしっかりと受け入れてくれた裕子さんと晃一さんのもとで、くますけとなんなんが日向ぼっこをして微笑んでいる日が長く続きますように、そんな想いを持ちました。(続かないと···怖い。) ぬいぐるみと話をして遊んだ記憶を思いだし、子どもながらに心の安定を図っていたのかもしれない、との気づきも得た一冊でした。

    40
    投稿日: 2025.05.07
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    読んだことのないジャンル、ぬいぐるみホラー。独特の描写が慣れていないと読み辛いが非現実な世界観が面白い。この作家さんの他の作品も読んでみようかな

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    「ENDING」がなければ、そういうことねと納得できていた。両親から愛されずに育った成美にとって、心の拠り所だったくますけ。 人間ではなくぬいぐるみに依存してしまう。小学4年生ならまだまだありえることだ。 この先、新しい居場所でゆっくりと心を癒していくといい。 でも「ENDING」でまた戸惑った。 えっ。怖い怖い。 やっぱり、そうなの?

    69
    投稿日: 2025.05.06
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    何の話を私は読んでいるのかな… どんな気持ちで読み進めればいいのかな… という、なんとも道に迷った感じで読み進めて、いつの間にか読み終えてました。 どういう話なのかよくわからないので、期待もどういう方向でしていいのかわからず… こんな読書時間&読後感は初めてかも。 うーーーーん

    2
    投稿日: 2025.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「だって、あたしったら、もう、気持ちが悪くなりそうなの。お腹があんまりにも一杯で、汚い話だけれど、喉もとの処まで、食べたものが逆流してきそうな程一派で、そういう状態って、たぶん、ううん、実際、生理的な状態としては、『気持ちの悪い』ものである筈なのに───なのに、気分は、とっても、とっても、いいんだもの。これは、ほんとに、不思議じゃない?」 書店で表紙&帯買い。ホラーを浴びたい気分で。 裕子さんも晃一さんも、成美に対して健やかに育ち悪いことをした時には叱る(しかし真に愛しているためその子を傷つける行為はできない)存在になっているの本当に愛おしい。 そうなんです、子どもは親に愛される権利がある。 時に愛を与える権利を放棄している人がおり、私はそれを許せないのですが、そういう親のことを子どもは必ずしも好きでなくたっていいのだと本気で思っています。小さな子どもにとって親は世界の中心であり、世界そのものなので。大変かと思いますが自覚して生きてくださいと思う、世の中の親である者たち。 「何度でも言うわね、嫌いな人は、嫌っていいの。たとえそれが、実の親でも」 なんて的を得た言葉なんだ。 裕子の言葉での「幸代はね、あなたのことを、愛していたのよ」は昔の私だったら若干気に食わないセリフになっていた気がするけれど、今の私はこの物語に必要であるなと思える。幸代がいくら成美を愛していたって、それが歪んでいたり子どもに対して伝わっていなかったりそれが異常なものであったり目の前で存在を否定される喧嘩をされ続けていたりしたら、それは「愛していた」という言葉のみで許容されるものでは決してないので。 しかし成美は将来的に生まれの父母を思い出して「そういうこともあった」と思えるところに今はいるので、裕子という幸代の友人であり今は成美の母親である存在から与えるに値する必要なセリフではある。それはそれとして私は幸代及び父のことを好きではありません。 そして、やっぱりぬいぐるみって喋るんですよね。そして正しいことのみ与えてくれるんですよね。私の枕元にいるぬいぐるみ達も、私の生活が荒れている時はちょっとそっぽ向くもん。

    1
    投稿日: 2025.05.03
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    面白かったし凄く怖かった。最後までいろいろ疑って読んでいたので余計に怖かったのかも。結局、10歳の成美の心についての裕子さんの解釈はあってるのかどうかわからないし、裕子さんの一般的な親子関係についての持論も成美に披露する必要があったのかどうか、それにどの程度信頼できるかわからない、正直私は素直に聞いてしまう事に躊躇いがあった。でも、この話で唯一全面的に信じてしまいそうになる愛についての描写がエピローグにあり、「彼ら」には実際に底知れぬパワーがあるのかもしれない、と、「彼ら」の存在が恐ろしくなった。つまり「愛」とは結局恐ろしいものなのかもしれない。

    2
    投稿日: 2025.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者のぬいぐるみ愛が、本編中よりも 3回にも渡って書かれたあとがきでヒシヒシと感じます。 正直そっちの方が若干ホラーです(笑) イマジナリーフレンド的な存在のぬいぐるみは 果たして本当に「悪」なのか?! いやぁ、ホラーの括りなんだろうけど、怖くはない。 なっちゃんには、本当に裕子さんと晃一さんと 3人で幸せに暮らして欲しい。 くますけとなんなん(なんなんの方が遥かに年上感ある話し方なのには笑ったが)のバッチバチな対抗心が ラスト可愛くて「ぬいぐるみはやっぱり喋るのかも」とか思ったわ(笑)

    1
    投稿日: 2025.04.28
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    読みやすくて面白かった!2〜3時間ほどで読めた。 不穏な空気のなか、ハラハラしながらいろんな予測をしながら読んだけどラストはそういう話?とびっくり。ぬいぐるみ大好きだったからすごくよくわかるお話、でもちょっと怖く、また悲しくもあるような。ホラーか?と言われると疑問ではある。 たしかに最近はぬい活とかぬい撮りとか流行りだよね〜とあとがき読んでもほっこり。

    0
    投稿日: 2025.04.28
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    書店で棚数段使って推していて、子供が気になって買って数時間で読んでしまったので気になり自分でも読むと、ホラーでもなんでも無いし文体に癖があり読みづらかった。 復刊ということもあり古さを感じでしまった。

    0
    投稿日: 2025.04.26
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    なんだか話題になっていた本ですが新装版で再登場したものだったんですね。 表紙のくますけがなんとも言えない闇の目をしていたので呪いの人形系のホラーだと期待して購入しました。 正直個人的にはハマりきらなかったです…絵本とかでなら好きになったかと思いますが文庫で読む感じでは無いかも… 私も小さい頃、うさぎの人形をずっと抱えてた記憶があります。今となっては誰に買ってもらって最後どう人形を卒業したか忘れてしまいましたが、お母さんには一時期どこに行くにもその人形を抱えてたと言われました笑 うっすら記憶には、白いうさぎが持ち歩きすぎて黒ずんできてお母さんにいい加減洗うわよって言われて、真っ白に戻って洗濯バサミに長い耳を挟まれて干されてるのを眺めてた光景は覚えてます笑 特に女の子はそんな風に人形が手放せない時期ってあるもんなんですよね。よくホラーでも人形に語りかけてるうちに魂がこもって…とかありますけど、くますけの魂は結局どこから… いろんな方面からのどんでん返しホラーを期待してしまったために一貫して、くますけと心の会話をしてる感じのホラーで終わったのが刺激が足りなかったかもしれません。

    0
    投稿日: 2025.04.25
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    ほんのり怖い話。子は親を選べない。死んでも悪霊となり子を苦しめる親。親に甘えられない子ナルミがぬいぐるみクマスケに依存するのは悪くない。ナンナン登場でユウコの理解ある行動に納得。

    8
    投稿日: 2025.04.23
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    ホラーと聞いて買ってみた。 不思議な文体なのに読みやすくてなんか不思議。ぬいぐるみは私も大好きで小さい頃ずっと話しかけてたから凄くわかる。 あと、ホラーかどうかはさておきラストの会話が良かった。 それにあとがきで作者さんの可愛らしさが伝わってきて良かった。ぬい撮り、流行ってる……元祖なのすごい

    0
    投稿日: 2025.04.23
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    ホラー小説だと思って読んでみたけどそんな事全然なく、ぬいぐるみが大好きな女の子を守るというお話だった。見方を変えればホラーにもなるけど善のくまさんで安心。

    9
    投稿日: 2025.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋さんでパッと目をひいた印象的なカバー。 こちらをじっと見つめる二つの目、くまのぬいぐるみ。帯には「今読むべきホラー小説」とあり、めっちゃ怖い系よりも背筋がゾゾっとするようなうすら寒いくらいのホラーが読みたいな、とそそられた。 結論。ホラーとしては優しいくらい。 物語の語り口がトットットとリズミカルなので、これはもしやここから急転直下めちゃくちゃ怖いのか!?と身構えてしまう場面はあるもののそういう驚きは少なかった。 それよりも主人公・成美が親に愛されていないがために、くまのぬいぐるみだけを心の拠り所に萎縮して生活する姿が心にくるものがあった。幼いころから愛されてこなかったことの呪縛、自分に落ち度があるのではないかと考えてしまう心理…10歳とは思えない冷静な思考力も相まって異常な子供として扱われる。 何が自分の琴線に触れたのか… 涙が止まらなくなって驚いた。 以前、女友達とそんな話で盛り上がったことがあるのだが、幼い頃に言われた親の何気ない言葉で今だにトゲのように心に残ってることってあるよね〜、なんてやり取りを思い出した。 だから、後半の裕子さんの言葉が成美の呪縛を解いてくれて嬉しかったし、思いがけず心洗われる作品に出会えて良かったと思う。

    24
    投稿日: 2025.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あたしは悪い子じゃないのに、いつも嫌われていた。同級生にも両親にさえ。 あたしを苦しめる人は死んでしまえばいいと願ったら本当に死んじゃった? それはあたしが愛してやまないぬいぐるみ「くますけ」のおかげ…? ─昨日はお葬式だった。 ─パパとママの。 ドキッとする書き出しから凄惨な展開を想像したけど、「ホラー」と言うよりも ひとりの女の子の成長物語なのかな、と。 必要以上に人の顔色を伺い、自分の殻に閉じこもりがちの成美ちゃんが唯一心を開けたのがぬいぐるみの「くますけ」だった。そこに裕子さんという成美ちゃんのことを気にかけてくれる大人が現れ… 親は子どもに無条件の愛情を注ぐべき、だけどそれが出来ない親も世の中にはいる。そんな親のことなんて、子どもは嫌っていい。と言う裕子さん。 ほんとうにその通りだと思うし、自分はどうだっただろう、、と振り返ってしまった。 晃一おじさんの心の変化がまたいい。 こうしてる間にも成美ちゃんの身に何かが、、といてもたってもいられなくなるのは、もう親なんですわ(最後泣いた) 最後の最後はある意味怖くもあるけど、、、。 無償の愛も考えようによったらちょっと恐ろしい…?

    1
    投稿日: 2025.04.20
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    数時間でサクッと読了。 文章に違和感があって「演出か?」と思ったけど、全然そんなこと無かった。 あまり身構えずに読んだ方が良いラスト

    0
    投稿日: 2025.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この小説、最初のが出た時に読んだから、平成3年によんで、再読が22年後の今日。 覚えてるもんだなー。 とはいえ,読んでたら、あぁ,そうだったそうだったって感じ。思い出しながら読んでた(結末はガッチリ覚えてた) 中央公論社の表紙が昔よりもちょっと怖くて、帯も「今読むべきホラー小説」って書いてたから、そうだっけ?と思って手に取った。 成美は小学生にもなって、クマのぬいぐるみ「くますけ」を手放せない。それをパパもママもダメだと言う。学校でもいじめられる。 でも、くますけさえいればいい。誰もいない時に膝に乗せ鼻をくっつけておしゃべりするのが好き。 葉子ちゃんがくますけを酷く扱ってどろんこの中に落としたり踏みつけたりした日、くますけにお話した。 「葉子ちゃんなんて死んじゃえばいい」 葉子ちゃんは事故にあった。死ななかったけど大怪我をした。 そしてすぐにパパとママも事故で死んだ。 葉子ちゃんを呪ったから、代償でパパとママが死んだの? 成美は大好きな叔母の、裕子さんにひきとられる。裕子さんはくますけを連れていても怒らないし、引き離そうともしない。くますけをちゃんと、扱ってくれる。だから大好き。 でも旦那さんはそうじゃないみたい。 私,ここにいていいのかな? 成美は夢をみる。 パパとママのゆめ。 ゾンビになったパパとママは、自分たちが死んだのは成美のせいだ!!くますけが呪ったんだ。 それでも、パパとママよりくますけが好きなのは子供として一番悪い事だ。 そのうち、大好きな裕子さんもくますけの呪いで死んでしまうだろう! そんな悪夢を何度も何度もみる。 ほんとにくますけは悪いぬいぐるみなの? それでも、くますけとは離れられない。 でもそうしたら裕子さんは死んでしまうの? もう仲良くなった裕子さんの旦那様もあぶないの? 成美はある決断をする。 って話なのだけど、 22年前は 「あー新井素子さんのぬいぐるみ愛が詰まりまくった話だなー」っておもったの。 でも、新井素子さんが無類の狂気的なぬいぐるみ好きであることを知らない人が読んだら、この小説は怖い話なのかー。 新井素子さんちのぬいは喋る、って普通に思ってたww(変なことを言ってるのは自覚してるけど,多分変なのは新井素子さんご本人ww)だから、これぐらいの事もできて当たり前なんだろーなとも思ってた。なんせSF作家さんの頭の中って未知だし。 あとぬいぐるみを「ぬい」と言い始めたのが新井素子さんであろう事も知ってたし、おかげで私、世間的にぬいぐるみを「ぬい」と言い始める前から使ってた言葉なんだよね。世間が追いついたな、とかすら思ってたわwww あとがき,3つも載ってる本も初めて見ましたwww

    0
    投稿日: 2025.04.19
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    誰に遠慮することがあるの。 申し訳なくなる。恥ずかしくなる。 こんな処で泣き出しちゃたら、時間がもったいないよ。 人間って、凄いよね。自分に対してだって、嘘がつけちゃうんだから。 嫌な感じがする時は、無理にその感じをおしつぶしたりしないで、嫌なことは何もない、悪いことな何も起こってないって、自分で確かめてみた方がいい。その方が、変に心配しているのより、ずっとずっと精神衛生にだっていい。 自力で立ち直れるまで、一人でいたい時には一人にしておいてあげること。もし、考え事をしているのなら、その時は、もし私に話せることがあるのなら、できるだけ話を聞いてあげよう。 どうしようもなくて、自分がどこにいるのかさえ判らないし判らない私に、この先なんて、あるはずがない。この先も何も、私はここで、死んじゃうんじゃないかしら。 今から仮定のことを心配したってはじまらない。

    1
    投稿日: 2025.04.19
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    ホラーと聞いてビビりながら読んだものの、全然大丈夫でした わたしの大切なくまのぬいぐるみをぎゅっとしたくなりました

    0
    投稿日: 2025.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー小説を期待して読んだのにハートウォーミングストーリーだったので、期待を裏切られたガッカリ感で星2。 最初からホラーと謳っていなければ、少しのゾクリを味わえて満足できたんじゃないかと思うが、 帯のキャッチコピーで期待しすぎてしまった。 特に、「えっ?そっちの話だったの!?と怖くなりました」という書店員さんの感想に期待は爆上がりし、最後にきっとどんでん返しがあるんだろうと信じて読み続けたのに……。 あと特に気になったのが、子供っぽい文体。 「これには裕子、驚いた」とか「晃一、〇〇って思いながら」みたいな文章の書き方が最初は受け入れられなかった。 そしてワンシーンがとにかく冗長。特に悪夢のシーンは、同じことを延々と繰り返してるだけの描写が何ページにも渡っていて、全く話が前に進まない。 なっちゃんのトラウマや心の揺れなどを丁寧に描いているともいえるけど、 やはりストーリーの展開がある方が面白いと感じてしまうので、退屈に感じた。 この作家さんの本はもう読むことはないと思う。

    3
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラーとして読むなら薄いけど、悲しくも温かい話だった。 親を嫌いになっても良い等、何度か自分にも言われているような気持ちになる言葉があって、個人的には色々な面で刺さってしまった。 結果としてハッピーエンドなのは良かった。

    0
    投稿日: 2025.04.15
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    この本を手に取った時、ホラーなのかな?くますけは悪者なのかな?って思っていたけど、そんなことなかった。成美にとってくますけが心の支えであり、愛情を求めていたことに気付いた時、怖いというよりも悲しい気持ちになった。でも、裕子さんの家庭はとても温かくて成美を否定せずにいて良かった。今後もぬいぐるみではなく、人間の優しさを胸に成美が成長していくといいなと思った。

    1
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋に平積みで「ホラー」「怖い」と帯やポップで強調されており、タイトルとのギャップもあり手に取りました。結論から言うと、事前の煽りでホラー欲が高まっていた事もありやや拍子抜け。 何も知らずに読んでいたら、ラストシーンをもっと新鮮に楽しめたように思う。前情報なしに読ませて欲しかったな。確かにラストの流れからの終わり方は意外性(ホラーと聞いていれば予想は可能)があるので、この売り出し方にもなるのも仕方ないのだろうけど……。 ホラー作品というよりは他の方も仰っているように、主人公の女の子鳴海ちゃんの愛と成長の物語といった感じです。 これまで人の愛に触れてくる事ができず、ぬいぐるみの「くますけ」に依存していた成美ちゃん。両親が亡くなったのを機に母の友人に引き取られ、その友人夫婦から愛を受けながら少しずつ心を開けるようになっていきます。 晃一が成美の父になっていき、成美ちゃんが愛を当たり前に受け入れられるようになる過程はとても微笑ましく、泣きながら読んでいました。 それだけに、ホラーと思わず読んでいればギャップが強かったんだろうなぁ…と残念な気持ち。しつこいですねすみません。 あとがき作家とも呼ばれているらしいこの作家さん、あとがきが3つも付いてて面白かったです笑。あとがき自体もご本人のぬいぐるみ愛が伝わってきて楽しかった! あとは話口調のような独特の文体で、慣れるまでは読み進めるのが少し大変だったかも。

    2
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文体が、これまで読んだ小説とは異なり、 新鮮さがあった。 全体的にホラーというより、 1人の少女の成長物語?のように感じた。 裕子さんの「子供は親を嫌っていい」という 諭す場面は心を打たれた。 これで成美ちゃんも気持ちが晴れたのではと思う。 成美ちゃんがこれまで傷ついてきた分、 これからはずっと幸せな生活が送れますように

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    親の愛情に恵まれず、その代替をぬいぐるみに求める成美。 両親が事故で亡くなったあと、母の友人である裕子に引き取られるが、愛情の受け止め方を知らない成美は、裕子の優しさに甘えきれないし、もし裕子まで両親と同じようになってしまったらと不安になり、家出。 しかし、まあなんかいろいろあって、最後は丸く収まる、というお話。 この作家さん、もともとこういう文体の人? それともこの作品だけこんな感じなの? 「それは、裕子、気にしていなかった」みたいに、て、に、を、は、が抜けた書き方。 それと、両親が成美を責めるシーンが2回ほどあるのですが、それがくどい。おんなじことを、数えたら20pくらい繰り返してる。 ぬいぐるみがしゃべろうが、飛ぼうが(飛びません)、歌おうが(歌いません)フィクションなので全然良いのですが、この2点が自分は受け入れがたかったです。該当の箇所では、ん?ん~?ってなって、気持ちよく読めなかったので。 全体的に昭和感漂う一篇。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    ホラーというより、主人公の心が成長していく話って感じの印象。 ぬいぐるみ、そんなに怖くないかな。 実質1991年の作品だから、自分的に言い回しが若干馴染めない所もしばしば…。 裕子さんのように、子どもに優しく、愛を持って接したいなと思った。 ハピエンで良かった!

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    出版された1991年には毒親という概念は一般的ではなかったと思います。その時読んでいれば、色々な意味で怖いなと思ったと思います。 2025年に、この本を初めて読んだ感想はこんな親もいるよなーでした。 この感想の変化が怖いなと思いました。

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    3月は少し忙しくて読めず、書けず。 でも、本日少し時間ができたので覚書。 純粋に面白かった。久々の☆5。 家族でも嫌いって言って良いんだよ。 毒親感が、本当につらい途中だった。 私もぬいぐるみ大好きだから、羨ましい関係性。 いつでも君のために。 そんな。 でもしっかり悪夢で、しっかり呪物で、しっかり家族愛でした。

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    34年前に書かれたぬいぐるみホラー。 何故今新装版で? 面白かったです。 ライトノベルの元祖とも言われるだけあって、大変サクサク読み進められます。 前に新井さんの本を読んだのは、学生の頃だったので多分四半世紀ぐらい前。 今では、うちにも、ぬいぐるみ大好きな小学生の娘がいるので、親目線で色々考えながら読んでしまいました。 これから読む人には余計な情報は入れずに楽しんで震えてもらえればと思います。

    0
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★3.5くらい 初めての作家さん。 文体というかてにをはの使い方が個性的。通常「◯◯は〜〜して…」となりそうなところが全部「◯◯、〜〜……」と名前+読点で続くから小説というより台本のような書き方だなぁと……(「◯◯、ここで〜〜する」みたいな) そして句読点が多い‼︎‼︎笑 最初は子供の視点だからかなと思ったけど大人の視点でもそうだったからもうそうなんだろう。 そんなにいる⁉︎ってくらいあるから正直少し読みづらかった…編集さんは句読点多すぎませんかとか言わないのかね…?^^; 上記の理由で慣れるまで気になってしょうがないけど話はまぁ面白かった。 ホラーと謳われてたけど私は全く怖さ感じられずハピエンで良かったやんという印象。 むしろどこが「心凍てつく物語」の「ホラー小説」なの…??と不思議でしょうがない。 強いて言えばくますけとなんなんが強火のヤンデレ気味かなくらいだけどそれだって私的には超頼もしいボディーガードだしいつでも味方になってくれて話し相手にもなってくれるって控えめに言っても最高なのでは^^ 成美、新しいパパママとお幸せに。 (私自身もぬいぐるみ好きだし、今時お気に入りのぬいを持ち歩くなんて大人でもザラにいるし、学校生活では難しいかもだけど私生活なら好きにすればいいのでは …と思ってる私だけど、あとがきで作者がぬいぐるみ屋敷に住んでて四六時中ぬい達が喋りかけてくるというエピソードには軽く引いた…まぁそれ以上は何も言わんけど…ウン^^;)

    3
    投稿日: 2025.04.07
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    購入した本の帯に「えっ、そっちの話だったの?」という書店員さんのコメントがあったが、全く同じ感想である。 映画チャイルドプレイのチャッキーを想起させるようにぬいぐるみが関わるホラーは絶対怖い。しかし、映像ではなくて小説なら読めるのでは?ということで読み始めた。 結論、狂気的で残忍なガチホラーを期待してる方にはオススメできないですが、読んでよかったです。 ※あとがきまで全て著者が書いており、独自の世界観全開で面白かった。

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    投稿日: 2025.04.07
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    本屋で何かいいものがないか探していたところ、 ぬいぐるみと一緒に本を読む小さな女の子の ジャケットが目に入った。 これはまさしく子供のころの自分だ。 おまけに作者は中学の国語の教科書に よく載っていた新井素子さん。 わぁーなんだか懐かしいなと思い 早速購入した。 読み始めるとなんと主人公の名前が 自分と同じだったことにビックリ。 これは何かの運命を感じた。 おまけに家庭環境も重なるものがあった。 独特な語り口調と何度も同じ文章が出てくるので、 しつこくて読みづらかった。 しかし子供から大人まで幅広く読めると思う。 本の中の主人公が最後しあわせになって ほんとに良かった。

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    投稿日: 2025.04.05
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    最後にぞくっとするホラー小説かと思って読み進めていったが、意外な部分はなくほっこりまとまっていて、読了感がある小説だった。 個人的にはホラーというジャンルでは無いなという感じ。 ぬいぐるみの表情の描写が「わかるなぁ」という感じ。陽の光の当たり方、角度や向きで絶妙に変わるぬいぐるみの表情は誰もが想像できるものではないかな。 内容以外のところだと、一人称の表現が面白くて新鮮だった。「裕子、思った」みたいな。

    0
    投稿日: 2025.04.05
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    我が家の子どもたちにとってもぬいぐるみは大切な存在で、いのちのあるものとして接していました。理由は、物語の主人公と同じで、親子関係にあったと思います。わたしたち親の中の「怨霊」が子どもたちを苦しめました。ぬいぐるみが辛い時を支えてくれたはずです。。 一昔前の我が家の物語として読みました。

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    投稿日: 2025.04.03
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    新井素子さんの作品久しぶりに読みました。青春時代よく読みました! 今回の作品はホラーということだったけど、怖くなかったです。 成美ちゃんと裕子さんがこの先幸せになるといいな。

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    投稿日: 2025.03.31
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    ホラー苦手なのでビビりながら読み始めたけど まったく怖くない! くますけ怖くないよ!くますけ好き! 裕子さんいい人。 親は子を嫌っちゃ絶対ダメだよ。

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    投稿日: 2025.03.30
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    初めてのホラーで読むタイミングを考えたけど、ホラー要素は個人的には全く無くてただただほっこりした。読者の家庭環境によって感想がかなり左右される本。 くますけ全然怖くないし、むしろ居て欲しい存在。 確かに文章は個性的だけど読み進めれば慣れていく。 家庭環境に難ありな人ほどホラー要素は感じにくいはず。

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    背表紙の紹介にサイコホラーと書いてあったけど、どの辺がサイコなんだろ?全然サイコホラーではない。 それはさておき、主人公が親の呪縛から解放されたことは本当に良かった。ちょっと前に毒親なる言葉が生まれてるけど、まさにそれ。親だから愛さないといけないって時代はもう終わってる。 また、途中までくますけは成美の空想の人格かと思ってたけど、最後にまさか本当に人格をもっているとは…(なんなんも)。これってサイコホラーってよりも、ファンタジーになるんではないだろうか。 あと、あんまり悪いことは言いたくないけど、作者の文体が全く合わなかった。句読点の使い方や主語を無駄に挟むところがまどろっこしくて非常に読みにくかった。はっきり言うと文体が古くさい。多分この方は2度と読まない。

    0
    投稿日: 2025.03.26
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    あ、そういう話なのか!ってなった。良い意味。 くますけと離れられない女の子のお話。成美ちゃん。 子供の精神世界、親からの影響。愛情不足。 自分を認めてくれる存在を信じられること。 親は子供を嫌いにならないけど、 子供は親のことを嫌いになっても良いということ。 自分のことを無条件に愛してくれる親という存在の不在により、ぬいぐるみに救いを求めたんだな。 ゆうこさんと晃一さんに出会えてよかった。 普通に良い話だった。 くますけもなんなんも可愛かったし。 私も昔、こんちゃんていうキツネのぬいぐるみを世話して一緒に寝てたな、、なつかしい、、

    1
    投稿日: 2025.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    成美ちゃんが親子の呪縛から解放されてよかった。 理想(普通)の父母に恵まれなくて、愛を与えてくれなくて認めてもくれなかったから くますけにあんなに依存してしまったというのは、 とても可哀想に思えた。 結果なるみちゃんが親のことがあって精神的におかしかったからくますけが喋るのは妄想でしたって話で終わると思ってたらほんとに喋って自我があるぬいぐるみだった、 で終わっててびっくりした。 あとがきで分かったけど作者がそーゆう人なんか…… 思ってたのとは違ったけどサラッと読めて普通に面白い小説だった

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    投稿日: 2025.03.24
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    ぬいぐるみの怖さよりもヒトコワかな? 心霊的な怖さはなかったのでホラージャンルにしては読みやすかったです! 主人公成美ちゃんの家族って現実沢山いると思うし胸が痛くなりながらも読んでましたが最後、良かったです。 しっかりとぬいぐるみの怖さも残しつつ終わらせていく感じもぬかりなくよかったです! 個人的にはチャッキー的な感じかな〜と思って購入したので予想と外れてはいましたが、ぬいぐるみ視点になる事なんて人生でない事なので面白かったです。 新井素子さんのぬいぐるみ愛が あとかぎ で綴られていて、くますけと一緒に。にも、愛が篭ってるんだろうなと感じてすごく素敵だなと思いました。 ガッツリホラーを期待してる方は 話の内容的には☆3ぐらいかなと思います。

    1
    投稿日: 2025.03.15
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    文章が独特だけどすぐ慣れた。 あまり視覚情報が書かれない。 ぬいぐるみ好きなので、あとがき含めてこの本は優しくて好きだ。ホラー要素はほとんどない。 私もぬいぐるみどこへでも持ち歩く人間だったな。懐かしい。 懐かしいなぁ。

    0
    投稿日: 2025.03.10
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    うーん ぬいが好きな人には刺さるのかな 私にはトイストーリーのロッツォのようにしか思えない でももっとあったかくてホラーというよりは 両親を亡くした子どもに寄り添うくまさんなんでしょうね これから生きていくために必要な厳しいことを教えてくれたくまさんかな 嫌いになってもいいんだよね 誰だって それよりもあとがきでの作者のぬい好きにはビックリでした

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    投稿日: 2025.03.10
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    【2025年25冊目】 成美の傍にはいつもくますけがいる。話し相手であり、成美の唯一の心を許せる、くまのぬいぐるみ。両親が死んだ時、成美は悲しくなんかなくて、むしろお葬式の間、くますけと離されることを悲しむくらいだった。くますけはいつも成美の味方で、いじめっ子の葉月ちゃんが事故に遭ったのも、あれ、もしかして、くますけが――? いつ怖くなるのかなとドキドキしながら読んでたら、特に怖くならないまま終わって肩透かしを喰らいました。若干のヒトコワなところはあったかもしれませんが、ぬいぐるみ関連の怖さで言うと、チャッキーに比べれば屁でもないぜって感じでした。 どっちかというと、いい話じゃないですかね。人間がドロドロしているけれど、ぬいぐるみはドロドロしていないという道理はないですからね。心があるなら、ドロドロもするでしょ。 ぬいぐるみだから、良かったねという話ではあるのかもしれませんが。あっ、そう思うとちょっと怖いかもしれない。 というか、本編よりあとがきの方がある意味で怖いです。

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幼少期両親が不仲で心の拠り所がぬいぐるみだった人にはぶっ刺さる話です。 終盤の展開も、ホラーというよりヤンデレ要素 私は絶対的に自分を守ってくれる存在がいる主人公を羨ましく感じました。 家庭環境がよく友人が沢山いるような恵まれた方にはあまり刺さらないと思います。

    1
    投稿日: 2025.03.08
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    自身がぬいぐるみ好きということもあって、手に取った一冊。想像していた物語とは、大幅に逸れた印象だったが、終盤ではめちゃくちゃ泣かされた。独特な文章も、それほど読みづらさを感じることなく読了。ホラー小説初心者の自分にとっては、ホラーの塩梅がちょうど良かった。

    7
    投稿日: 2025.03.08
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    ぬいぐるみ好きな女の子 大好きなくますけは生きていてお友達で話し相手と思っている女の子の話し 時に妄想、夢で他の世界を想像してしまう女の子のお話し 両親無くしてもお母さんのお友達の優しい夫婦に引き取られ成長していく女の子のお話し、、、ほっこり心あたたまるお話しと思っていたら、、 マジですか 最後の7ページ「怖!」です

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    投稿日: 2025.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    邪悪なぬいぐるみって何?殺しに来る系…?と、恐る恐る読んでみた。 全編を通して不穏。 妙に大人びた成美は不気味だけど、親代わりの裕子さんのおかげで彼女の心境にも少しずつ変化が。 想像とは異なる展開に戸惑いつつも終盤では思わず泣いた。 「ホラーと称してるけど、実はこっちの話がメインだったのね」と納得しかけたところに最後の会話でしょ? うーん、本当に怖いのはどっちだろう。 まあでも、持ち主にとっては最高のぬいぐるみなんだよねえ。

    2
    投稿日: 2025.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    想像していたホラー小説とは少し違っていた。 これから家族で幸せに暮らしていくんだろうな、と思わせておいて最後の最後で、何か間違ったら呪い殺されるんだろうな……という恐怖を感じました。

    0
    投稿日: 2025.03.01
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    2012年に初版発行、2025年改版発行とは知らず、書店で表紙と題名に惹かれ購入。新装版を読んでみたら面白い!!ホラー感はあまりなく読みやすい。ぬいぐるみ好きな作者だと何個もある、あとがきから分かり共感!可愛がっているぬいぐるみに表情や感情が出てくるので案外くますけはいるのかも?!と考えたら怖いかも?!

    25
    投稿日: 2025.02.28
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     最初1991(平成3)年に単行本として刊行された小説らしい。  SF作家、新井素子さんの名前は昔から知っていたが、読むのは今回が初めてだ。高校生の頃何となく買ってみたSFマガジンに連載中の作品が載っており、ちゃんと読んだ記憶はないものの、マンガチックなイラストもついていてポップな作風の作家なんだな、と記憶した。  本書、中公文庫の帯には「書店員さん発掘! 今読むべきホラー小説、待望の復刊」と書かれている。  期待して読み始めると、文体に目眩がした。 「誰々は何々した」  という文を 「誰々、何々した」  などと、主語の「は」を省いて読点にしてしまう流儀がやたら延々と続くのだ。何を気取っているのか知らないがまったく何の意味もないこの文体作法にむかつき、吐き気がして、本を投げ出しそうになった。こんなクソみたいな個性なんていらない。  それでも、話自体は面白く興味をそそるので、ジレンマに苦しみながらも一気に読んだ。  まあまあ、面白くはあったが、ハッキリ言って、ホラー小説のつもりならこれは失敗だ。  小4の少女が始終離さないくまのぬいぐるみが、実は呪いの力で少女に好ましくない人間を殺してしまうらしい、といった話なのだが、小説のごく最初の方で、少女をいじめた別の小4の女の子が交通事故にあう。が、結局は怪我をしただけで死んでないというしょぼさ。  その翌日に少女の(あまり好ましくない)両親がやはり交通事故で、こちらは2人とも死亡。  最初の方でこの2件だけがある。次はいつ起こるかと心待ちにして読んでいたのだが、結局、その後は誰も死なないのである。これでは、ぬいぐるみの「パワー」が印象づけられないし、何も怖くないのである。  ホラー小説としては全然ダメな作品で、そう思わずに読めば、少女の内面を探るような物語であり、それなりに面白く読めるかもしれない。文体に我慢できればの話だが。

    0
    投稿日: 2025.02.26
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    くますけ、ちょっととぼけた名前が可愛いぬいぐるみ。くますけを手放せず、誰もいない部屋でアテレコしながら会話をする少女。これはもはや解離性同一性障害(多重人格)なのでは…とそちらが気になり読み進めていったが、まさかのラストに! 私が借りた本は新装版ではなく、古い古い30年以上前のものでした。その古さ、シュールな表紙がぞわぞわの演出に役立ってました。

    7
    投稿日: 2025.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私の思い描いていたホラーとは違いましたが、心にじーんと染み渡るストーリーでよかったです! 子どもって、親の表情や雰囲気から言葉を理解できなくても感じ取るんだなと感じました 最後(家出のシーン)で主人公が裕子さんや晃一おじさんに心を開いていく姿がとても素敵で印象的なシーンでした。 主人公のその先の生活も知りたくなった☺︎

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    書店で平積みされており、イラストの可愛さと帯が気になり購入。 家族の在り方と主人公の成長の話に、ホラーな一面が加わり、良かったです。 ただ、特に実父と実母のやり取りでは、同じような表現が何度も出てくるため、変化が欲しかったです。

    10
    投稿日: 2025.02.23
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    文章が独特で、とても読みづらい。 人の名前を乱用する癖があるというか。 主人公が小4という設定にしてはあまりにも幼すぎる。 ぬいぐるみへの愛着とか家族愛とかの話。 一応ホラーなんだけど文章下手すぎる故に全く怖くない。内容もありきたり。

    3
    投稿日: 2025.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずいぶん前に読んでるし、本も持ってるんだけど、あまりにも素敵なデザインに惹かれて、新装版を購入。 そして再読。 ホラーだっけ?と思いながら読み始めて、やっぱりちょっと違うよね、と。 ま、いいんだけど(^_^;) 最後の方がちょっとホラーなんのかな?ちがう? エンディングの、なんなんとくますけの会話が好きです。 このお話を最初に読んでいた当時、 裕子さんの「子どもは、たとえ親でも嫌って良い。でも逆はダメだ」という主張が、とても好きで。 且つ支えになってたと記憶してる。 親の立場になって早十数年の現在、ブーメランに当たらないように、心して生きてきました。 それと、あとがきも楽しみでね。 あとがき3パターンちゃんと載せてくれているのが、とても嬉しかった。 素子さん大好きです。

    0
    投稿日: 2025.02.20
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    ぬいぐるみのくますけにお願いすると友達は事故に遭い、両親は亡くなる。ホラー味のある雰囲気から始まるが、家族とは何か、大人が子供に向ける愛情の形は様々でそこにぬいぐるみ愛も混ざってとても読み心地の良い小説でした。自分にとってかけがえのない存在をいつまでも大切にする事はとても良いことだなと思いました。心温まる作品だったと思います。

    1
    投稿日: 2025.02.14
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    これホラーか?と思いながら読んでたらしっかりホラーだった。でも本筋は愛に飢え、ぬいぐるみの「くますけ」だけに心を開く女の子が無償の愛を知る成長の物語。

    0
    投稿日: 2025.02.14
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    すこしふしぎで、すこしやさしい最後で終わるお話。ホラー小説ではないかなと個人的には思う。ぬいぐるみの、無条件で寄り添ってくれるあの感覚を思い出して懐かしかった。泣いたり怒ったり笑ったりする人間を、ぬいぐるみは親みたいなきもちで見守っていてくれたりするのかもしれないって、ちょっとだけ思った。

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    投稿日: 2025.02.13
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    ぬいぐるみとの特別な関係は経験のある人もいるんじゃないかな。 母親を嫌いと認めて言葉にしていいのか悩んだな。 親だから好きでいなければいけないなんてない。

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    投稿日: 2025.02.08
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    ジャケ買いしてしまった! くますけが、じっとこちらを見ているではないか…と。 何か訴えてるのか? 何か聞いてほしいのか? いや、読んでほしいんだなと思った。 ぬいぐるみには興味もなく、家にもないのだが、どんなふうに怖いのか?気になって仕方なかったわけで…。 いつも肩身離さず持ち歩いているくますけのせいで、成美はみんなから気持ち悪い子と思われていた。 くますけをめちゃくちゃにした同級生の葉子ちゃんを恨んだら事故にあい、いつも成美のことで喧嘩している両親も交通事故で死んでしまった。 願ったら、くますけが助けてくれるの⁇ 親戚でもないママの親友の裕子さんに引き取られた成美が考えた末に行動したことは…。 最後はなぜか心が温まり、案外ぬいぐるみって心の拠り所になる可愛いい奴なのかもしれないと思った。

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    投稿日: 2025.02.06
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    ホラーというものの実際は少し不思議な、そして最後は心温まる話です。 ぬいぐるみへの価値観は作者もあとがきで書いておりますが、令和の今大きく変わっている。 お気に入りのぬいぐるみを持ち歩く成人も珍しくなく時代の変遷を感じました。

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    投稿日: 2025.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文体がかなり好き。 ぬいぐるみといつまでも一緒だと異常者だと思われるのって一昔前の考え方だなーって思った。作者のあとがきにもあったけど、この本の主人公成美ちゃんや裕子さんの考え方に時代が追いついたってことかな。 成美ちゃんが幸せに暮らせそうで良かったし、晃一おじさんが成美ちゃんを引き取るのを拒んでたと思えないくらいちゃんとパパになってて、それが読んでてなにより嬉しかった。最後のくますけとなんなんのやり取りはやや不穏だったけど、成美ちゃんと裕子ママのことをいつまでも温かく見守っててほしいなって思う。

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    投稿日: 2025.02.05
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    カバーイラストがNaffyさん!ジャケ買いですね。 新井素子さんの本は2作目。 こちらの方が好きです。独特の書き方なのも少し慣れてきて世界観に浸れたのかも。 ぬいぐるみ愛好家の方に、おすすめ本。 あとがき多くて笑けたw

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    投稿日: 2025.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書店員推薦の新感覚ホラーということで手に取った次第。 読み進めれば進めるほど、ホラーというよりファンタジー寄りだなと感じた。動き喋るぬいぐるみが人前では生きてないフリをする、というのがまるでトイ・ストーリー。私としては怖い部分は全くなかったかな。 実は成美は親から虐待されてて、多重人格になってしまったのでは?ぬいぐるみと話してるように見えて、本当は頭の中のもう一人の人格と話してるんじゃ…?いい人に見える裕子さんがぬいぐるみを捨てるような驚きの結末が待ち構えているのか?!と、ミステリーやサスペンス的な展開を待ち構えてた。 けど、全てハズレ。思いの外ハートフルな終わり方で、少々呆気にとられてしまったというのが正直なところ。 本編より著者のあとがきが一番ホラーチックだったな…

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    投稿日: 2025.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幼い子どもがぬいぐるみと会話するのはよくあること。ぬいぐるみが生きていると思うのもよくあること。 けれど、そのぬいぐるみが本当に言葉を話し、持ち主のために邪魔者を消す力をもっているかもしれないとしたら… 親を亡くした成美を引き取ったのは母親の親友裕子。裕子の成美への愛情と、反対していた裕子の夫の変化が胸を打つ。 裕子がいう「子どもは親を嫌ってもいい」という言葉は、親との関係に悩み、愛憎に苦しむ多くの人の救いとなるだろう。 くますけと成美の会話や、くますけによる「成敗」、親代わりの裕子のぬいぐるみとの邂逅などは、いろんな読み方ができると思う。 成美の未分化で分裂した自我が、裕子という信用に足る大人の存在によって成長し統合されていった、ということなのかも。

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    投稿日: 2025.01.27