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爆弾【電子限定特典付き】
爆弾【電子限定特典付き】
呉勝浩/講談社
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総合評価

826件)
4.0
249
325
178
30
11
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    前半はしんどかったが、後半に行く程に盛り上がり一気に読み終えた。 ミステリー大賞を獲るだけのことはある。

    2
    投稿日: 2026.02.15
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    自分には珍しく、いつか以来の二度目の読了。 あらすじは、ぼんやりだけで、忘れていたので楽しめました!!そして、法廷占拠でこの伏線どう回収的な面でも楽しく読めました!!

    0
    投稿日: 2026.02.15
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    たくさんの方々がいい作品と言うので読んだが、自分の読書力ではイマイチでした。 序盤は、正直まったく読むペースが上がらず読みながら⁇⁇が、 ただ中盤からは、展開や心理戦が面白く一気に読めたが‥ もっと自分の読書力が上がったら再読しようと思う。

    0
    投稿日: 2026.02.14
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    一言で言うと傑作です。 最近本作が映画化されヒットしていると、ネット記事で見かけたことをきっかけに読んでみました。 結果は圧倒的に面白かったです。私はひねくれた性格でディストピア的な世界観を好む傾向にあります。本書は世の中に上手く適合できず、不貞腐れ、無敵の人になってしまったイカれた天才がテロ事件の中心人物です。 この人物がいかに世間に絶望していったかを刑事の尋問によって詳細に語られていく過程は面白く、知的好奇心をとても刺激されました。爆弾の所在をクイズ形式にして、警察が必死に探すストリートも緊迫感があって良かったです。 本書「爆弾」は私のお気に入りの一冊になりました。(^^)映画は公開が終わってしまったようなので、配信で見られるのを楽しみにしています。 大大おすすめです!

    23
    投稿日: 2026.02.14
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    最初からずっと釘付けになる。 類家たちと共にスズキタゴサクを解読していく感じでした。 一語一句聞き逃すまいと集中して一気読み ハラハラドキドキが心地よかった。 人々の(勿論自分自身も)闇深さ、ルッキズム、選別等など、普段無意識だがそれらをしているところを指摘されスズキタゴサクに翻弄されている自分がいた。 読後に映画も見に行ったが、配役然り、演出然り、素晴らしかったです。 また再読したい1冊です。

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で予約して借りたものの,長らく順番を待っていざとなるとこの分厚さと内容に恐れ慄いた。 でも、さらに私の後何人も待ってることを考えて、早々にえいやぁ!!と読み出した。 読み出したらやっぱり面白い!! 映画化されており、まだみてないけどキャラクターをキャストの方々で想像しているのでいくらか読みやすかった。 とはいえ、 スズキダゴサクののらりくらりは読んでてだんだん、「はぁ?」となる。語尾があがる「はぁ?」ではなくら下がる方。わかるんやけどわからないというか、 あれ?今何の話してたっけ?的な。 色々をみていて、スズキが犯人ではないのだろうとは思ったけど、頭のいい実は手を下してないだけで、頭脳犯的なオチ?と思ったら、普通に,嫌な浮浪者だったのか!! でもだとしても、会話の感じや、警察手玉に取る方法など、頭はいいんだろうなと思った。 この、頭のいい人がどうして浮浪者に?!と、単純に彼の生い立ちが気になってきたわ。彼が話してたように、幼い時からあまりちゃんと育ててもらえてないネグレクト家庭だったのか?それで,この知能はすごい。普通に育てられてたら,めちゃくちゃ立派な職業についていたのでは? いや,やっぱ途中で変な道にすすんだのかな。 もとをただせば! 長谷部有孔の変な性癖があるからやんー。でも,こればっかりはどうしょうもないものなのかな。カウンセリングにも行ってたみたいだけど、合わなかったならまた違うところにって頑張ってほしかったわ そしたら、一家離散もなかったし、この事件も起こらなかったのに。 結論だけ書いてしまったけど、 前半の清宮さんの取り調べと、後半のアグレッシブな類家さんの取り調べが全然違ってて、長いお話だけど転換して退屈せずに読めた。 これって、舞台でもできそうだなと思ったわ。 ミノリちゃんの話で懐柔された?伊勢さんはかわいそうだったわ。さらに、そこからの矢吹くんは辛い。 途中「命は平等か」という話があり、 私の持論は平等ではないと思っている。ここにもあるけど、仲間かそうでないかである一点からという狭い範囲では平等ではない。 さらに、生まれてすぐ病気をもってる。何をしても病気にならない。 環境が悪くてこの地域の人は早死にする傾向にある。またはその逆。 ましてや、自分の子供や親、そうでない人たち。 それらを同じにはできない。 かといって、どうでもいいわけじゃない。できればみんな元気に幸せに長生きすればいいいと思う。 って、いち個人の目線だから言えることで、 市民国民を救うのだ!という警察官はそうはいかないよねぇ。

    0
    投稿日: 2026.02.13
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    クイズは全くわからなかったが、段々伏線が回収されていく勢いは面白かった。 人間がもつ真実なのか。それに共感できるのかできないのか。 怪物なのか、弱者なのか。色々な対比をぶつけられていくなかで、誰の思考に近いのかを考えていた。 みんな心のなかに闇は何かしら抱えている。パッと見ではわからない真実を持っている。

    0
    投稿日: 2026.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人といふ人のこころに 一人づつ囚人がゐて うめくかなしさ スズキタゴサクとのやり取りで 各登場人物の本性が暴かれていくが、 タゴサクが言ってることに 共感している自分がいた。 上記の詩にもあるように 誰しも根底に"悪"を持っている。 タゴサクは他人が計画した 爆弾テロを利用して 世の中にメッセージを発信する。 一気に読み進めたくなるエンタメ作品でした。

    0
    投稿日: 2026.02.10
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    爆弾犯スズキタゴサクに翻弄される警察。 警察も何人も出てきて、それぞれ思いが違っていて、ミステリーというよりはドラマ要素が強いと思った。警察多すぎて、2人くらい減らせなかったかな、とは思ったけど。特に女性だからなのかもだけど、幸田沙良の感情の動きは余韻が残った。 東京に引っ越してきたから地名が全部わかって自分だったら、、って入り込めた。

    0
    投稿日: 2026.02.10
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    スズキ、等々力、類家、清宮…登場人物の心理が、生々しく、深いところまで詳細に記されている。 どこか共感する。 残酷と綺麗事、どちらも分かる。人はやっぱり全くの一面しかない人はいない。 ところどころ入るゆかりちゃんパートでは、大学の同級生が本当に生々しいよっともで、心細かったり焦る気持ちが分かった。最後は良心で締めくくられていて良かった。

    0
    投稿日: 2026.02.09
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    初めての作者さんの作品。 警察関係の方がたくさんでてきますが、その位置関係が分かりづらいと思いました。 でも物語的には問題なしというか、映画を見ているように読書した感じ。映画になっていますが… 映画では佐藤二朗さん演じるスズキタゴサクさんが人気のようですが、私には特に心動くことはなく、清宮さんと沙良さんが生き生きしていて、好きです。

    8
    投稿日: 2026.02.09
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    圧巻!! 映画、衝撃作でした! 見事なキャスティング!ハマり役でしょ!? もっと深く、細かい描写に触れたい、没りたいと思ってその日に購入を決めました! 複雑に絡まった糸をほぐしながら、また別のところで絡まるように、映画よりスローリーかつディープに、事件の真相と、登場人物の本音と建前が、じわじわと見え隠れしながら進行する。続編も必読! いっしょに映画を観た読書嫌いの息子が、読みたいと言った記念すべき作品!!

    0
    投稿日: 2026.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。登場人物が多かったけど、ちょうど映画が公開されていたので、ホームページの登場人物ページを見ながら人物を思い描きながら読めた。地名も馴染みがあるものばかりで、想像しながら読めた。本当に、爆弾魔はいるかもしれないし、たまたま自分の乗った電車や行った場所で爆発するかもしれない。自分でコントールも予期もできない死って、不思議な感覚。この先交通事故で死ぬ人は、自分が交通事故で死ぬとは思っていない、みたいな。

    0
    投稿日: 2026.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他人の命のランク付け、普段考えないから急に命は平等?なんて聞かれたらそれはそうに決まってるなんて言ってしまいかねないけど、もしこの小説のような事態に巻き込まれたら?そしたら大切な人がいる人間はきっと誰でも自然に、命のランク付けをしてしまうんではないだろうかと思ってしまった 今までこういった頭脳戦メインの小説はあまり読んだことがなかったため、とっても楽しく読めました 映画のキャストが予告を観る限りしっくりくるので、映画の方も観てみたいと思います

    2
    投稿日: 2026.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スズキタゴサクの苦悩のようなものが殆ど描かれない。それが客観的な語り口だからだろうか、スズキタゴサクの中の人の激情を感じられなかったのが残念。そういうキャラクター設定だし、演出なのだろう。 でも周囲や親からも愚鈍だと疎まれて生きてきた人生に、もっと暗い恨みはなかったのか。 自分を卑下するくせに、どこか本音じゃない。ゲームに興じ、不気味に演じることで内面を明かさない、とらえどころのない人物として物語が、犯行が、その被害が進んでいく。 そして「もういいやと思った」のような説明だけでは私はモヤモヤが残った。 スズキタゴサクの魅力にすっかり取り憑かれていた私は、スズキタゴサクが全て仕組んだことで、社会への復讐なんだそうに違いない!と先走って進めていると石川辰馬や明日香が出てきて、仕掛けは辰馬らが作りスズキタゴサクは乗っかっただけだと、悪い意味で梯子を外された感覚になった。そのトリックいる? ネタバラシの状況が類家から語られるだけで、真実かどうかもわかりにくい。そしてスズキタゴサクの心理描写が無くなる。語られないがゆえの不気味さの表現なのか?そこも私はモヤモヤする。 予告か何かで映画に佐藤二朗が出ていることを知っていたが、映画は観ずに読み始めた。脳内ではスズキタゴサクは佐藤二朗で動いていた。 それだけ佐藤二朗のスズキタゴサクはハマり役だと思うので、映画で楽しんだほうが良いのかもしれない。

    2
    投稿日: 2026.02.04
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    んもぅ、めちゃくちゃ面白い!! 映画は見てないがCMでキャストを見て、全員なんてドンピシャな配役なのだ!!まさにタゴサク!まさに伊勢!! キャストのおかげで読んでいても目の前に映像が浮かび上がるようで楽しかった。 映画を観たいような観たくないような。はしょられてがっかりしたくないなぁ。けど、観たいー!

    1
    投稿日: 2026.02.03
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    なかなか読み進められず、読み終わるのに2カ月かかった。それでも途中でやめようとは思わなかったけど、最後まで読んだ感想は、うーーん。あまり好きではなかった。関東住みではないので、初めの地図があっても何処で爆発があっているのかイマイチ掴めず、ストーリーもピンとこなかった。

    0
    投稿日: 2026.02.02
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    上司にすすめられて読んだ。 絶対に一気読みすべしだ。今回は爆弾犯が刑事より上手だったということか。 人の命の重さは同じ、と皆言うけど、本当にそういう場面が訪れてもそう言える??? 人はいろんなところで無意識的に優劣をつけてる。 これまでもこれからも、タゴサクは生まれるべくして生まれていくのだろうと思った。ただ、それを妨げるのも進ませるのも、人間。 私にできることって何なんだろうか。

    0
    投稿日: 2026.02.01
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    人は誰しも心の中に暗い考えを秘めている。 そのメッセージが作品を通して伝わってきた。 何を持って悪とするのかも時代によって変わり続けるし、単純に切り分けしきれるものではないのだと改めて理解した。だからこそ、個人の感覚に頼らず、客観的な視点から整備をした社会ルールは必須なんだなと実感した作品。

    0
    投稿日: 2026.01.31
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    ミステリーでありつつ、警察側の個人的な話までしっかり書くことで、警察も犯人とおなじ人間であることを突きつけてきた。 ホームレスと未来ある幼稚園児の命は平等なのか、自分にとっての大切な人と赤の他人の命、どちらかしか助けられないのならどちらを選択するか、警察に捕まっている容疑者の命が狙われたら警察は容疑者を守らなければいけないのか、具体的に追い詰められていく人間のそれをずっと浅はかに眺めているタゴサク、そして正気なのか狂気なのか分からずよりいっそう存在感を増す類家、立場は違えど2人の心境が紙一重である危うさ。

    1
    投稿日: 2026.01.30
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    映画を観てエピソードがかなり省略されているのかなと思ったので読んでみました。 登場していない人物がいたり、鶴久さんが意外と出番があったり映画とはかなり違いがありました。 文章になっている分世間から見捨てられることや人間の無意識な残酷さがしっかり描かれていました。 YouTubeのシーンはこんなに長かったのですね。 そこまで言わなくても…笑。

    18
    投稿日: 2026.01.29
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    取調室の中で、淡々と進んでいく事件。次々と関係者が巻き込まれていき、パズルのピースが一つ一つはまりながら、事件が少しずつ明らかになっていく様、過去の本屋大賞だったことも納得できる。

    0
    投稿日: 2026.01.28
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    映画がヒットしていて、映画を見る前に原作をと思い読了。 面白かった。予告が頻繁に流れている為スズキタゴサクは佐藤二郎で脳内再生されてしまったが、サスペンス好きとしてかなり良かった。たしかにレクター博士が下地にあることは否めないが、うだつの上がらなそうなオヤジが知能犯だった時の怖さは新鮮だった。映画見に行ってきます。

    0
    投稿日: 2026.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    類家の言葉にハッとした。 「おれは逃げないよ。残酷からも、綺麗事からも」 スズキタゴサクと、類家の違い。 もういいや、と諦めて、自分はいつも、罪を被る人間なんだと決めてしまった、スズキタゴサク。 類家は、自分の中の悪意に気づきながらも、踏みとどまっていた。

    0
    投稿日: 2026.01.27
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    酔った勢いで酒屋の自販機を蹴りつけ、止めに入った店員を殴って逮捕された、自称スズキタゴサク 傷害事件を起こした、坊主頭で腹の出た冴えない風体の男と思いきや、取り調べの最中にスズキタゴサクは爆発の予言をする その直後、秋葉原の廃ビルが爆発 「これからあと3度、爆発が起きます」」というスズキタゴサクと、警察の対決 社会からの落語者で、失うものがない無敵の人 その割には警察を翻弄する話術と知恵がある 偏った倫理観、人生観、道徳や正義に対しての話で取り調べをのらりくらりとはぐらかすスズキタゴサク その主張に一定の理解はできる 自分に関係のない人が苦しもうが死のうが、直接的には関係ない それこそ、遠く離れた外国の一個人がどうなろうと、自分の生活にはほぼ影響がない スズキタゴサクが仕掛けた命の選別 無意識か意識的にせよ、子供よりホームレスの命は軽いと思っているかもしれない 遠くの他人よりも近くの身内の方に親近感を覚え大事にするのはそんなに悪いことか? 万人の命は平等なんて正義感を振りかざす気はないけど 命の価値って、人それぞれで何となく軽重の意識があるように思える 老人よりは子供の方が大事、立派な仕事をしている人は働いていない人より大事、犯罪者の命は軽い等々 ただ、それが顕在化する機会はほぼない でも、スズキタゴサクはその選択を突きつける 清宮の心の形を当てるというスズキタゴサク それは身を以て示すのは狂気でしょうねぇ 清宮は冷静な取調官を演じていたが、暴力性を顕にしてしまう 倖田もそう 愛する者のために復讐するのが本当に愛しているという事と言うスズキタゴサクの指摘 でも、最後には倖田の行動も変わる それも人間だものね そもそも、愛する人が傷つけられたとして 犯人に同じ事をしてやりたいという想いはわからないでもないが 去年読んだ小説の影響で、その被害者が復讐を望むだろうか?と考えるようになった 家族の場合は、そう思わないような気がする ただ、それが同僚だったらどうだろう? しかも、その相手が凶悪な犯罪者だったら? 条件が変わることで、判断が揺らぐという事は、自分の中に絶対的な基準があるわけでもないのだろうな 傍観者や、悪意のない無邪気な加害者を巻き込む企み 私だったらリツイートするだろうか? リンクを貼らずにそれとわかるようにコメントをつぶやきはするかもしれないなぁ これって同罪だろうか? 一番最初にスズキタゴサクを取り調べた等々力 本当に心の形はスズキタゴサクと同じなのだろうか? 同じような価値観を持っていても、表出する行動が違えば違う人だと思うけどね 爆弾は、ただそこにあるだけでは爆発しない。 何かしらのスイッチが入る、きっかけが起きる、そんな外部からの動作、揺さぶりがあって初めて爆発する 社会の中に存在する爆弾は何がスイッチになって爆発するかわからないという示唆なのだろうな ------------ 人といふ人のこころに 一人づつ囚人がゐて うめくかなしさ ------------ スズキタゴサクが引用した石川啄木の「一握りの砂」に収められている詩 誰しも囚人のような後ろ暗い感情があり そんな感情があるようには見えない人にもやはりあるという意味だろうか? その囚人を表に出さないのが愛なのでは?とも思う 個人的には、むしろ悲しさは感じないのだけど 解釈違いか? 総じた感想として。スズキタゴサクが賢すぎる 知識やこんな事を考えられる能力、そして実行できる胆力があるのに、何で燻った人生を送ってきたんだろ? もしかして、それも読者の思い込みなのか? ホームレスをやってた時期があるのはそうなのかもだけど、その経緯が気になる 等々力はスズキタゴサクを無邪気と評したけど その評価はどこまで正しいのだろう? 単なる無邪気には思えないのだけど…… そんな疑問を残すところも含めて「名犯人」ですね こんな難しい役どころを演じた佐藤二朗は凄いなぁ 映画は未視聴だけど、そのうち観ると思う ---------------- 東京中に爆弾。怪物級ミステリ-! 自称・スズキタゴサク。 取調室に捕らわれた冴えない男が、 突如「十時に爆発があります」と予言した。 直後、秋葉原の廃ビルが爆発。 爆破は三度、続くと言う。 ただの“霊感”だと嘯くタゴサクに、 警視庁特殊犯係の類家は情報を引き出すべく知能戦を挑む。 炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。 ----------------

    10
    投稿日: 2026.01.26
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    映画を見る前に原作をと思って読んだ 情景描写がそこまで細かくない分ミステリーっぽさはそこまで感じなかったけど展開がありすぎてあっという間に読み終わった どんでん返しよりも作品の濃さを求める人におすすめしたい!!

    1
    投稿日: 2026.01.26
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    4.5 主に取調室という狭い空間の中でのやり取り、会話劇がメインになりますが、スズキの不気味さがよく伝わってきて、ページを進めるたびに面白さが増していきます。 2部からまた一段とギアがあがり、疾走感が増していくので読んでいてとても楽しい。 映画も観たいな!

    2
    投稿日: 2026.01.25
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    映画を観たら原作を読んでみたくなりました。 自称スズキタゴサク。酒屋の自動販売機を蹴りつけて、止めにきた店員を殴って警察に捕まり取調室にいる。突如「十時に爆発があります」と予言した。本当に秋葉原の廃ビルが爆発した。爆破は三度続くとスズキタゴサクは言う。実はスズキタゴサクが警察に捕まったのは意図したものだった。取調室でおこなわれるスズキタゴサクと警察の戦い。 原作通りの映画だった。 爆弾テロのような事件が起きたとき、多くの不特定多数の人が巻き込まれる。その時の救助は命の優先順位をつけなけることになる。傷が深い人より助かる確率が高い人や子どもを優先することになる。命は平等だと知っていても無意識に命の選別をしてしまう。そのことは心に留めておきたいと思った。

    6
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画がとても面白かったので原作を読んだけど、とても満足できた 映画視聴時に感じた辰馬の動機なんなの問題もすこし納得できた 鶴久や伊勢の人間性の深掘りもあり、映画ではただの戦犯だったけど、実際こんなこと考えてたんだみたいなのがわかるのもよかった 映画では長谷部の性癖の件や気持ちはわからなくもない発言とかあんまピンときてなかったけど、原作では各警察官がタゴサクに関わることで、それぞれの心の闇に目を向けるようになり、人間誰しもが持つ心の闇と共存していくことが求められているみたいなテーマがすんなり入ってきた 法廷編も読む

    0
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スズキタゴサクが強すぎる。 悪の化身と言えるようなスズキが警察陣営を言葉巧みになぎ倒していくのが恐ろしくもありある意味爽快でもあった。 尋問のプロである清宮との対決では邪悪なスズキに清宮がどんどん飲み込まれていく様が読んでいて辛かった。 無駄に長いじゃべりにうんざりさせながらも、その中にヒントを混ぜ込んでくるからきちんと話を聞かないといけないのがなんともうまいなあ。 類家との攻防も白熱して面白かった。 まさか自販機の中に仕込まれているなんて想像もできなかった。 邪悪すぎる敵にはどうやっても敵わないのかもと思わされた。 誰だって暗い部分は存在している気がする。 真に清廉潔白な人間は存在しえないのではと感じた。 現にゆかりがスズキに対して批難ツイートをしていたが、冒頭ではこの街に隕石が落ちればいいとも思っていたわけだし。 そう言う描写が所々あって、あぁまさに人間だなあと感じた。 等々力が最後に自分にもスズキと同じような感情があることを自覚し、それでもそれに抗い続けることが不幸ではないと言ったところが救いになったような気がする。

    2
    投稿日: 2026.01.24
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    すごかった、、、爆弾魔vs刑事のやりとりかなり楽しかった。全体的に展開が早くて、本を置きたくないくらい。 第二部、第三部が一番面白かった。 類家かっこよ。

    18
    投稿日: 2026.01.24
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    ものすごく面白い。スイスイ読めて既視感のないエンタメ性の高い作品。映画も見たけれど、結構忠実に再現されていて、どちらも良かったです。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最高だった...解説でレクター博士や映画「CURE」の名が挙げられており、その辺好きならこれ好きよな...となり。あとクリミナルマインド好きにも刺さりそう。類家が山田裕貴の声そのままで聞こえてくるほどの神キャスティングで台詞もふるっている。「いずれ後悔するよ。俺に会っちゃったこと。夜も眠れないくらいにね」「(前略)『まあいいや』が、『もういいや』になったんだろ?」「おれは逃げないよ。残酷からも、綺麗事からも」いや〜イケ散らかしている。怪物であるスズキの感嘆、類家というこんな「逸材」が正義側であることを残念がるため息、「あなた、生きてるの虚しくなったりしませんか?こんな馬鹿たちに囲まれて、顎でこき使われて、嫌気が差したりしませんか?」と言う問いかけ...。この世界にうんざりしている、いつあちら側に行ってもおかしくないようなバチバチの切れ者がぎりぎりのところでこちら側にいる感じ、BBCシャーロックのようでもあり...いや面白かった。爆弾2の試し読みは正直2人のキャラ化が進んでいるように感じたが読んでみたくはあります。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    映画のキャストを知ってから読んだ影響で、スズキタゴサクはまるっきり佐藤二郎さんで再生されました!まさに適役。 ストーリーも面白くて、ハラハラドキドキの展開。それぞれの登場人物の中にある陰の部分がすごく人間味があるなと感じました。話の中の誰かに共感できるのではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    映画を鑑賞してから読んだ。映画が面白かったので。映画はほぼ原作通りだが、佐藤二朗の演技が秀逸だということがよくわかる。映画は137分に抑えるため、若干設定を変えているが、本作を読んで削除した部分は妥当だなと感じた。それと本作での主人公は少しインテリ過ぎかも。ただ、続編を匂わす終わり方は原作の方が上手。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    2026.1.22 わたしらの世代って、物欲にまみれた連中がうようよしてましたよね。車に腕時計にブランドバッグにマイホームです。モーレツサラリーマンなんてのがまだ生き残ってた時代です。いまどきの若い子はそうでもないみたいでね。時計はスマホで量産品の服を着こなすのがセンスだっていうんでしょ?コンビニのお弁当で生きていけるし、恋愛も結婚も、コスパが悪いんですってね。コスパってなんなのか、いまいちピンときませんが、ようするに損をするのが悪なんでしょうね。得のためにがんばるより、損をしないように気をつけるのが賢い選択ってことなんですか 親、学校の教師。兄弟はいますか?いるならその人も、あなたは蔑んでいたはずです。恋人はどうですか?甘ったるいデートを心から楽しめましたか?くだらないプレゼント、熱に浮かされた愛のささやき。そんな段取りを踏むたびに、まるで自分も馬鹿になっていく気持ちになったのでは?それとも性欲を満たすための手続きと割りきっていましたか?結婚。その制度の不毛さにあなたは気づいていたはずです。なぜふたりの関係を世の中に証明する必要があるのか。認めてもらう必要があるのか。そもそも拘束し合う契約にメリットはあるのか。子ども。あなたはこう考える。子どもを得るよろこびが自分に存在するかは断定できない。 だが子どもをつくったあとの物理的コストは不可避だ。お金、育児の手間暇、病気の心配、グレてしまうかもしれない。子どもが犯罪被害に遭うことも、逆に手を染める恐れもある。それらのリスクがよろこびと釣り合う保証がない以上、子づくりは有益な選択とはいい難い。どうです? そんなふうに考えたことがないですか?」類家は黙って受け止めている。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    酒屋で暴れて取調室に座る冴えない男は スズキタゴサクをと名乗った。彼は自らの霊感によって爆発を予言できると言いだし、刑事たちとの会話で饒舌に喋り出す。 都内各所で爆発が発生、死傷者も出るが警察はなかなかくい止められずスズキタゴサクとの会話からヒントを……って展開なんだけど、スズキタゴサクの話してる内容はチンプンカンプン過ぎてちょっと読むの疲れたw それを受けてけいじが推理するところで、やっと意味がわかるっつーか、そんなことだったの?ほんとに?と疑心暗鬼。 交番勤務の2人が面白かったかな? 爆弾魔の真相は、なんだか肩透かしなんだけど、主題はソコじゃなく「正義の本質」ってトコなんでしょうかね。 でも都内をアレだけ吹き飛ばせば、有事案件というか戦時に匹敵するので警察組織じゃ手に負えない気がします。 全体的に丁々発止のドキ✕2ハラ✕2ものなのでどんどん読めちゃう。 それだけでも、十分楽しめるんだと思います。 にしても、スズキタゴサク頭良いのかお人好しなのか最後まで意味不明なキャラだったなぁ。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    2日で完読。 映画告知で気になったので読みました。 トリックや伏線といった複雑なものはない。 ただ、人と人との言葉によるやりとり。 清宮とスズキとのやりとり、 類家とスズキのやりとり、 読みながら違う戦いに 不謹慎だけどワクワクがとまらない。 たぶんここにこの作品の魅力だとわたしは感じました。

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    「別に爆発したっていいじゃないですか」 “スズキタゴサク”がボソボソと話す。 自販機への器物破損と傷害から次第に連続爆破事件へと容疑が変わっていく、取調室。 ジワジワと染み渡る緊張感、知的で理性的な取調官たちが“霊感”と嘯くスズキの前で次第に崩れていく。 この臨場感、読み進めるうちに、舞台演劇を観ているようにのめり込んでいく。 SNSで拡散する高揚感 同調圧力に追い詰められる気持ち 他人と比較し続け、世間ってなんだろ、自分って必要なんだろうかって思うたびに、 「まあいいや」って打ち消しながらただ生き続ける。 でもね、世の中の人だいたいが「75点の人」だから…だから「もういいや」って思ってもまだ生き続けることの、何が悪い。 こんな話でした。

    6
    投稿日: 2026.01.21
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    命は平等にあるべきなのに、人は無意識のうちに命の選別をしてしまう。誰しもが持っている感情であるからこそ考えさせられました。 前半の取調室での頭脳戦はとても面白すぎてページをめくる手が止まりませんでした。類家好きです。 続編も早く文庫化してほしい。

    0
    投稿日: 2026.01.21
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    めっちゃおもろかった 正義とは何か 悪とは何か 仲間とは 守る対象、守らなくていい対象とは 目の前で発生する出来事に 行動するかどうかの判断に葛藤しながらも それぞれが頭の中で整理していく部分も考え深かった 異常性のある犯人にも凄く興味を惹かれる ヒーローよりも、悪者の方が目立つ作品

    0
    投稿日: 2026.01.20
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    類家がメイン?になってから面白くなってきた 自己肯定感が低い身としてはタゴサクの言ってることもなー刺さるところはあるよねぇ…

    0
    投稿日: 2026.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    色んな話がずっと気持ち悪いし読んでて不快だったけど、スズキタゴサクの一貫した思想と頭の良さは凄いなと思う部分もあり、そして何より類家がかっこよかった。スズキと類家とのやり取りが読んでいて面白くて、取り調べ終わってスズキが席を立って連れて行かれる時は少し寂しさもあった。 類家がかっこよくて映画も見たいなとちょっと思った。

    0
    投稿日: 2026.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    規則、常識に囚われている警察とこれらに雁字搦めにされた社会から逸脱したスズキタゴサク。 嘘とマコトとも言える二つの関係が現代社会の人々の汚らしい本心を剥き出しにしていく。 どこまでも醜悪で残酷なスズキに全く似つかわないような立場の人間たちが共通点を見ていくところも面白い。 スズキタゴサクは現代社会の見たくない部分そのものなのではないか。 最後も意外な展開で飽きずに読み続けられた。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    続きが気になって気になって、2日で読了。 ただ終盤は失速。 もうひと盛り上がりを期待してしまった。 映画キャスト、佐藤二郎と伊藤沙莉はピッタリ。 類家と等々力はちょっとイメージ違うかなぁ…

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    先に映画を見たから結末は知っていたけれど、映画では描かれていないシーンなどがあって良かった。 続編も読みたい。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!! 序盤の本当に犯人なのか得体のしれない感じも面白かったし、言葉遊びパートも楽しかった。刑事とタゴサクの言葉の応酬が見応えある。 中盤、3回爆発したのにまだ頁めっちゃ残ってるな、、って思ってたら、それが一度カウントだったときもテンション上がった。まだ見れる!って笑 終わり方も出来過ぎと言えば出来過ぎだけど、綺麗に締まってて個人的には好きだった。 推理パートも面白かったし、スズキタゴサクの思想というのも一貫してて興味深かった。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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    愉快犯と警察の殺人ゲームの駆け引きを描いた作品。 超大作だったがノンストップでのめり込んだ。 作中に沢山の登場人物と各々の正義、そしてスズキの野望が描かれ、特にその揺らぎがとても印象深かった。 公務員は法規を遵守し市民の為に正義を執行しながらも、感情論に板挟みされる世界。 それを翻弄し作用しようとする、世界の外にいるスズキ。警察側にすごい感情移入して辛くもあり、とても楽しませてもらった。

    7
    投稿日: 2026.01.18
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    取調室でのスズキタゴサクとの攻防と現場でのタイムリミットのある動きがハラハラしながら読めた。2もあるのね。どうなる??

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    映画のイメージがありすぎて、佐藤二朗さんと山田裕貴がずっと向かい合ってる姿を思い浮かべながら読んでました笑

    6
    投稿日: 2026.01.16
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    犯人がわかってる状況でどう展開するのか、犯人が小出しにしてくる情報は何を紡ぐのかがずっと気になる。スズキタゴサクに翻弄される刑事たちの混沌と読者の混沌が重なる感じ。映画も見たけど再現度高くて公開しなかった。

    0
    投稿日: 2026.01.16
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    スズキタゴサクが魅力的で序盤から引き込まれた。群像劇が好きなので、それぞれの視点で展開していたストーリーが、最終的に複雑に関わってきて、面白かった。 気になった点 命の選別のくだり、そもそも炊き出しを救うという選択肢が清宮に浮かんでいなかったので、単純にタゴサクのクイズに答えられなかっただけで、命の選別をしたわけではなくないか?と思った。そこが引っかかって清宮が崩れる姿に感情移入できなかった。 犯人が魅力的なサイコスリラーとして期待していたが、結末がいまいちだった。類家がスズキタゴサクの計画をすべて看破したが、裁くことはできそうにない(ほとんどの爆発にタゴサクは関与していないため)、という構成のほうが後味が悪くタゴサクの有能さを示せてよかったと思う。本の主題として、タゴサクが捕まるということが大事なのかもしれないけど。あと好みの問もあるだろうな。 と思っていたが、続編がありスズキタゴサクが登場するらしい。そこで上記のような感じになるのかな?続編も読んでみたい。 あとクイズの内容がしょーもない。

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    映画と小説どっちにしようか悩んでたけど、時間もないので小説にした。 エンタメ小説としてハラハラ感は十分にあり楽しめた。 しかし秀逸なものかと言われると、そこまでではないかなぁ、という印象。 展開や動機が現代風になっているのが新しいのかもしれないが、そのせいで事件の真相が少々ややこしくなっており、その謎が明かされた時も理解するのに頭を使い、驚くことに脳のリソースがあんまり使えなかった。 スズキの気持ち悪さと気味悪さは良かった。しかし警察側がちょいちょい浅はかなのが興醒めするんだよなあ。 拘束されてる人体に不用意に近づいたり、スズキの甘言に唆されたり。しっかりしろよ。。。と思った。 あと過去スキャンダルでやめた長谷部とその元部下等々力の掘り下げが中途半端だった。なんかもう少しあるのかと思った。主人公かと思ったらあんまり出番無いし。 登場人物が多く、舞台に立つ人物の入れ替わりが多いことも、なんか感情移入先がフワついてハマりにくかったのかもしれない。 続編も少し読んだが、蛇足感が強く途中で辞めてしまった。 スズキはもう一作目で十分じゃない? また類家とか出てくるのかな。うーん、まぁいいや。そこまでシリーズとして読みたくなる濃いキャラクターはいないから続編は不要かなぁ。

    6
    投稿日: 2026.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと気になりつつも評判が軒並み良いから、いつ読んでも絶対に面白いやつ。と思って後回しにしてたら映画化しちゃった…ということで満を持して手に取りました。 どうせ読むつもりだったし。 読み始めてまずは「思ってたんと違う」って感想だった。 というか前評判良すぎて期待値上げすぎてたかも。 ただ、二部に入ってからは読むスピードが上がりました。それまでが取調室での場面が続くのでダラダラ読んでしまった。 しかしスズキの頭の良さには辟易する感じ。 見た目は世間的に弱者の風貌なのに、口を開けば相当に賢い人間だと分かる。 倒叙トリック…になるんですかね? 倒叙トリックに見せかけてからの別の展開はオッてなりました。 あとは社会派ミステリーなんだと思います。 現代社会における「他人への興味のなさ」だったり、スズキタゴサクを「見た目」で判断しがちだったり(いわゆるルッキズム)なんかそんなところまで辛辣な風刺があるように感じました。 フーダニット、ハウダニットのミステリー愛好者や、私みたいに面白いミステリー=叙述トリックを期待してしまう人には物足りないというか「思ってたんとちゃうなぁ…」ってなるかもしれません。 本格ミステリーではないと思う。けど、社会派ミステリーと捉えてそこに焦点を置けば、なかなかに興味深い一冊でした。 私もスズキタゴサクは脳内ずっと佐藤二朗さんで再生されてしまった 笑

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    確かに映画になるだけのことはあって、気になって一気読みではあった。でも、犯人が気持ち悪いし、登場人物もあんまり魅力的ではない。それに、読後感が良くない。 いや、でも、小説としてはよくできているので、好みの問題なんでしょう‥。

    9
    投稿日: 2026.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正月休みに小説を読んでみようと思い購入。映画に興味もあったことからこの本を選択。 スズキタゴサクを名乗る中年男性が軽犯罪で取り調べを受けている中で爆弾の預言を披露。実際に次々と的中させ、警察と犯人の心理戦が見どころ。最後の結末も予想外で見所でした。 この本を読んで、描写の的確さや確信に迫る過程、葛藤などの表現が面白かった。 佐藤二朗のはまりぶりも容易に想像できた。

    0
    投稿日: 2026.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    描写の半分程度はスズキタゴサクと警察が取調室で話しているだけなので、場面が動かず退屈に感じてしまうこともありました。また、警官が多くて等々力、清宮、類家、倖田、矢吹以外は誰が誰なのか分かりにくかったです…がどちらも私の能力不足だと思います( ᵕ ᵕ̩̩ ) 第一部は清宮と一緒にクイズ考えようと思ったらす〜ぐ答え出てきた〜!第二部は類家がタゴサクを詰ってくれるか気持ちェエエ!!と思ってたらなんか推理がドンドコ進んでいる!?置いてかないで〜!って感じで、一緒に悩みたい派の私としては物足りなかったかもです。 自分の中の黒い気持ちの部分が色々な人の心情描写として描かれていて、共感したくないのに共感できました。

    2
    投稿日: 2026.01.13
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    終始ハラハラドキドキ。 次に何が起きるのか、どうなるのか気になって離れなかった。まるで1本の映画を見てるようで場面展開がスムーズ。『白い衝動』と比べてすごく読みやすかなってる気がする。推理が本格というよりなぞなぞみたいでスズキの不気味な愛らしさが存分に滲み出てる。欲望や悪意との付き合い方に各登場人物が右往左往し、自身の折り合いの付け方を見つけていく。その人間心理の量も適切で、大筋を邪魔せず物語に厚みを持たせて、インパクトのあるストーリーになってた。読みやすいし、スズキタゴサクのキャラクター性と対照的な類家も捻じ曲がってて大好き! 誰が読んでも面白いと思う。続きも読みたい。

    1
    投稿日: 2026.01.13
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    小説『爆弾』読了。これは「爆弾事件を扱ったミステリー」ではあるけれど、主戦場は事件現場じゃなくて、人の心の奥底といえる。 この物語、犯人探しやトリックの巧さで読ませるタイプじゃない。その面では、少し凡庸な感じも受ける、叙述トリック好きならなおさら。読み進めるほどに「あ、これ自分の話でもあるな」と思わされる瞬間が増えていく。描かれている日常に潜む、ヒトの導火線に思わず相槌を打つ。正義を掲げながらも保身に走る姿、恐怖に飲み込まれて判断を誤る弱さ、他人を切り捨てることで自分を守ろうとする冷たさ、そういう“見たくない内面”を、容赦なく掘り下げてくる。 怖いのは、悪人たちが特別に歪んだ悪人じゃないところだ、まあ、一人を除いてなんだけれど、仕事で、家庭で、社会の中で、どこにでもいそうな人たちが、状況に追い込まれた結果、少しずつラインを踏み越えていく。自分の生活圏内でいそうな、すれ違っている人たちが抱えている寂しさや、憎しみや、劣等感を徐々に膨らませる。日常のそんなポンピングを自分に置き換えたら、「自分なら大丈夫」と簡単には言えなくなるだらう。 読後に残るのは、スッキリした解決感じゃない。むしろ、「人間って、こんなに簡単に醜くなれるんだよな」という静かな自己嫌悪に近い感覚だ。少しネタバレになるけど、爆弾は全て解除されたかもしれない、が、残っていてじっとスイッチが入るのを待っているかもしれない、どちらもあり得るラスト。でも、人の心の中にある爆弾は、今もあちこちでカチカチと音を立てているのは間違いない。そんな後味がずっと残る。 この小説は、事件の真相よりも、「自分はどこまで踏みとどまれる人間なのか」を問い続けてくる。ミステリーという形を借りた、かなり容赦のない“人間観察”であった。 #小説爆弾

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    映画がやるのを知ってから読んだので、タゴサクは佐藤二郎さんとしか思えなかったけど、類家さんが山田裕貴がやったと聞いて、思ってた人とちょっと違うイメージでした。映画観てないのでなんとも言えないけど、犯人がけっこう気持ち悪いので、面白いけどある意味きつかった。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もしこの作品がまだ実写化される前に読んだとして、スズキタゴサクの役について佐藤二朗氏以外の俳優を思い浮かべることができただろうか。 類家の、相手の意表を突いた推理のぶつけ方、絶対に主導権渡さないみたいな強い意志を感じて、痺れた。他の刑事の捜査情報もリアルタイムで入るは入るけど、タゴサクの奇妙な語り口で告げられるヒントをちゃんと読み解いたところとかも、痺れた。 タゴサクのような本来複雑な話なのに極端なほどに簡略化してまるでそれしか答えがないように誘導する話術、気をつけたい。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一部は最高に面白かった。 類家に変わってからつまらなくなった。 探偵役の類家だが、彼の推理がほぼノーヒント近いものを根拠なくどんどん言い当て、わたしは置いてけぼりになってしまった。清宮みたく、読者も読みながら作品パズルやっているわけだが、ミステリでもっとも楽しいパズルが埋まる感覚、カタルシスはとても薄い。 後半の類家の口調も冷めた。スズキを揺さぶる目的があったとはいえ、後半のラノベ感が強い。 スズキの中学時代の殺人事件や、長谷川の不祥事も、話の根幹に入れてほしかった。 あと警察官多すぎる。2人くらい削った方がスッキリする。 竜頭蛇尾感の強い作品。 キャラなど含め漫画向きかな?思ったら、ヤンマガで既にやってた。アニメとかしたらまた流行るかもね。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    2024年に購入してずっと積読していましたが、やっと読むことができました。特に2章からは話はどんどん加速していって面白いなと思いながら読み進めていましたが、最後の展開は予想外すぎて、なるほどそう来たか〜と唸ってしまいました。 また、単なる謎解きミステリーに留まらず、登場人物達の悩みや葛藤を通じて、人間なら誰しも持っているであろう心の中の暗部についても深く考えさせられる作品でした。 私の好みではなかったけれど、映画化されているだけあって、確かに誰が読んでも面白いと思える作品なんじゃないかなと思います。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    スズキタゴサクがとにかく不気味 とにかく先が読めなくて、ずっとハラハラドキドキしてた 最後どうなるんだろうと思いながらの一気読み あっという間だった 登場人物それぞれに共感できる部分があって 切なくなったり、頑張ろうと思ったり ミステリーだけでなく、考えさせられる哲学的な作品でもあった

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    映画がとても面白かったので気になって読み、映画の再現度の高さに驚きました。読みながら映像がよみがえってきて楽しかった。動画の場面はとくにお気に入りのシーン、共感できてしまう自分が怖かった。自分が将来ああなる可能性もあるだろうなと。映画の方が爆発の臨場感があって好きでした。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    映画から入ったけど、映画で???だった犯人の動機が、原作でも補完はできなかった。 それにしても、映画のキャスティングの見事なことよ!

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化もされ話題になっていた作品。 この作品のテーマだったり、各登場人物の設定、爆破事件の背景の1つとなった元警官の醜聞などこれまでなかった展開であったことは間違いないと思う。 スズキVS警察のやりとりが面白い一方で若干冗長であった感もないではない。あの辺の表現にもっとスピード感があると評価はもう少し高かったと思う。 まだ実写化されたものは観ていながい、スズキの役は適役だと思う。 続編もこの流れに沿っているようなので早めに読んでみようと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    去年から話題になっていた小説「爆弾」。 期待から、読んでしまうのがもったいない気がして積読になっていたのですが、やっと手を出して読み終えました。 ⁡ 映画が大ヒット中だけど、まだ見ていない。まだ見ていないのだけど、テレビでちょくちょく紹介されていたので、自然と容疑者と容疑者に対峙する刑事は、佐藤二朗と山田裕貴に置き換えて読めました。 佐藤二朗、ハマり役と思います。映画見てないけど。 屁理屈をこねて、山田裕貴をけむにまくとこ、平気で嘘をつくとこ、とぼけた感じとかまさに。 同じく映像化された「イクサガミ」は主人公愁二郎が岡田准一だったのは、私的には違和感があったけど。 「爆弾」の容疑者スズキタゴサクの佐藤二朗はピッタリ! 余談ですが、「イクサガミ」の愁二郎は私が監督だったら、津田健次郎にします。 ⁡ 爆弾をしかけたとされる容疑者スズキタゴサクに翻弄される刑事、警察官たちのスリリングな謎解きに引き込まれました。自然と刑事側に感情移入されて、「スズキタゴサクめ、成敗されろ!山田裕貴、頑張れ!」となりました。先の読めない展開に、何度も「まじかよ!」と思わされました。 ⁡ 勧善懲悪を期待して、山田裕貴がスズキタゴサクをギャフンと言わせると思っていただけに、最後がちょっと不完全燃焼。続編があるので、そっちに期待することにしよう。 ⁡

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    2日間で一気読み。読み終えたあと、細野ゆかりって誰だ?と疑問に思いながらも、どこかでもしかして読者の『自分』を指しているのではと思う自分もいたりして…

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    自分の醜い感情を自覚しつつも綺麗事を並べて自分を抑える人間が集合することで何とか保っている世の均衡を嘲笑うようなストーリーに鳥肌。逃げずに向き合える人間の強さと、蚊帳の外で眺めるだけの人間のおぞましさ。どちらも自分の中にあることにヒヤリとさせられる…

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    倖田巡査の心理描写がすごく良かった 特に最後、押し寄せた人間でごった返す署内でストレスフルな市民にヘイトを向けられることで「制服脱ぎたい」と思いながらも、課長の続けたいか?問にはっきりと「続けさせてください」と答えるあたり。個人的には一番グッときた

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    スズキタゴサクのインパクトが凄い。。。 星は4よりの3です★★★★ 夢中になって小説を読んでいましたが、正直内容は普通だと思います。ただしスズキタゴサク彼だけは、今までに出会ったことのないキャラで、非常に嫌悪し気持ち悪く、不快感満載で、個人的には素晴らしく良いキャラだと感じました。 話の内容は、つまらなくはないですが、めちゃめちゃ面白いともならず、多少驚かされる部分はあるのかな、、?が凄い予想外の展開みたいなのは無く、全体的に普通に感じました。 恐らく、この小説を、本を読んで間もない時に読んでいたらまた感想は変わっていたかもしれないです。 それだけ、斬新でインパクトの強い小説が、今の時代多いんだなと感じます。 私は、他にはない世界観の小説だったり、奇抜な設定の小説が好みなので、「取調室で犯人と対峙して、事件を解決する」みたいなよくある設定には燃えませんでした。やはりクローズドサークル、密室殺人、星占術殺人事件で使われたようなトリック、叙述トリックが最高です… 内容にはあまり燃えませんでしたが、キャラクターはやばいです。絶妙にやばいやつが登場してきます。 ただのサイコシリアルキラーとかでは無く、本当にやべー奴で、も凄くリアルに描かれていました。スズキタゴサクです。あんまり書くとネタバレになってしまうので控えますが、衝撃すぎて忘れられないです。映画では佐藤二郎が演じており、頭の中ではその様子が思い浮かび離れないです。よくもまあこんなに嫌悪感を抱かせるようなキャラを作り上げたなと感服です。 また警察側の類家も良いキャラをしていました。頭が良くて少し変わっていて生意気なキャラクターってめちゃめちゃカッコいいですよね、、、ズバズバと推理して、タゴサクを追い詰める感じは読んでいて面白いなと感じました。 そのほかのキャラも良かったです。 卑屈な態度で警察を馬鹿にしてくるスズキタゴサクに対峙する等々力と類家、固い真面目な性格をした清宮、出世ばかり考えている矢吹、矢吹の相棒の倖田。取調を行う刑事、被疑者の捜査を行う所轄の刑事、爆弾の捜索にあたる交番の警察官、それぞれの立場・場面で臨場感あふれる様子で描かれています。 没入感はありますが、やはり動機にしても今後の展開にしても意外性が無いのが個人的に勿体無さを感じました。

    20
    投稿日: 2026.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スズキタゴサクのモンスターっぷりが炸裂していた。悪役としてかっこよすぎる。類家との言葉遊びにもひきつけられた。 ただ、スズキがそこまでのモンスターになる動機にいまいち納得感がなかった。

    1
    投稿日: 2026.01.09
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    評価3.7 瞬き、呼吸を忘れて一気読み。 ただ、展開が終盤にかけて助長(やりすぎ)と感じたため、疲れてしまった。 他作品も読みたい! 表現力がずば抜けてるため、短編、長編問わず楽しめそう。

    10
    投稿日: 2026.01.07
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    映画を見て、本を買い、読んだ。 映画では感じ取れなかった細かな描写や人物ごとの心情にも触れ、率直に面白いと感じた。 またこの物語は一冊の本の中で展開されているわけだが、なんだか私とも共通するところがあるようなことを感じ取り、ふむふむ と 考える機会となった 続編んもあるみたいなので購入して読もうと思う

    2
    投稿日: 2026.01.06
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    Audbleで聴了。タゴサクの声が喪黒福造だった… ある日、酒屋で暴れた容疑で野方警察署で取調べを受けるスズキタゴサクと名乗る人物が、霊感があると称して都内各所での爆発事件を予言する。秋葉原や後楽園といった場所でタゴサクの予言どおり爆発が発生し、犠牲者が増えていくなかで取調室の中では警視庁捜査一課から清宮と類家が交渉役として派遣され、タゴサクと珍妙なやり取りが繰り広げる。 無差別爆弾犯と頭の切れる捜査官のやり取り、タゴサクの言葉からヒントを読み取って次の爆発現場を割り出していく中で、無意識の差別や人の欲や正義、道徳観といった個人によって異なる部分が露わになっていく。それとともにタゴサクが爆弾を都内各地にばら撒いていった動機ややり方についても明らかになる。 取調室のスピード感のあるやり取りの一方で、爆発現場の状況や被害者の様子といった犯罪描写は限定的である。映画化を見通した描き方と考えることもできるが、タゴサクの自己卑下した表現とは裏腹の相手を小馬鹿にしたような発言には、警察組織のような硬直化した官僚に対する反感が見え隠れしており、好き嫌いは分かれるように思う。途中から展開が読めてしまった。

    15
    投稿日: 2026.01.06
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    友人がこの映画を観に行こうかなあとボソッと言っていたので 正直あまり好みの作家ではないけど 読んでみるかーと手に取った。 なんとなくではあるけど、同著の「スワン」と似た感じかなぁと予想を付け読み進める。 刑事側より断然タゴサクのキャラが立っていて、タゴサク目当てで読み切った感じ。 爆破事件そのものよりも刑事たちの心の有り様が生々しくて、 警察と言えど人間だものなと思いながら読了。 タゴサクのその後が気になるから続編も読んでみようかな。

    2
    投稿日: 2026.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!映画も観に行きたいと思える内容。 類家さんキレ者過ぎるけど、それでもやっぱり引き分けではなくタゴサクの勝ち? そもそも類家が解き明かしても明日香が嘘をつき続けることになるならタゴサクの勝利は最初から決まっていたもののような気も...。 法廷占拠では、どうやってタゴサクを出すのだろう。次に読む楽しみができた。

    2
    投稿日: 2026.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スズキタゴサクはテロレベルの犯罪を犯す。 いわゆる「 無敵の人 」という設定。 だがその大それたテロを起こすに見合った、「 無敵の人 」になる為の描写があまりにも薄い。 これによりタゴサクに対しての、同調も同情も湧いてこない。 何故その程度のドン底レベルで、この犯罪になるのかが不明瞭。 話にリアリティーが欠け、派手なドカンって感じの爆発するだけ的な… 絶望が足りない。 フォローではないが映画版でタゴサクを演じた佐藤次郎氏の怪演は秀逸。

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なぜ、スズキタゴサクは警察との心理戦に挑んだのか? 警察側の人間に『お前らは俺と同じだ』と思わせたい 警察官としてのルールを逸脱し、破滅的欲望を自分に向けてほしい 壮大な爆弾劇の主役になること 単に帽子を貰った感謝だけではありません ということから、心理戦を挑まれた警察官の心を中心に読む必要があります。何人もスズキタゴサクの言動に揺さぶられてしまうのです 爆弾が不発弾であったことから、明日香は娘を守るために嘘をつき続けることになります。最後の爆弾が見つからないことも含め、タゴサク優勢の心理戦の結末なのではないでしょうか

    2
    投稿日: 2026.01.05
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    疾走感のある文章力、読むってこんなに楽しいんだ!次のページがこんなに気になる作品ってあるんだ!という私にとって傑作だった。タゴサクめ…

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    映画化されだけあって、とても面白い作品だった。最後の展開が、思いもよらない方向だった。驚いたと同時に、自分も作者にまんまと騙された感じだった。警察署で犯人と思われる男が尋問されている間に次々と爆破が起きていくので、ハラハラした。犯人役の役者がどんな演技をするのか。刑事役の役者がどんな演技をするのか。映画も見てみたい。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    登場人物と視点の数が多いなあ、と思っていたが、自分がだんだん刑事側の感情に傾きかけているのを感じ、そのおかげなのか確かにノンストップで読み終えた。でも目次や章のタイトルがある系の本だったらもっと時間がかかった気がする。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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     半年前から佐藤二郎さんがアップで語る予告編が気になって、公開直後に映画館に足を運んで鑑賞しました。演技派の俳優さんたちが揃っていたのでストーリーを楽しむことができました。  映画の面白さにつられて文字からも楽しみたいと思いました。記憶に色濃く残っている場面は原作が忠実に再現されていたのがよくわかりました。そして、配役はいずれもピタリ賞を進呈したいです。  ストーリーも終始記憶に残るほどインパクトがあった。みすぼらしい博識の軽犯罪者。タイムアップで爆ぜる場面の衝撃。敏腕な変質。哀れな家なき悪鬼。秀逸な若き精鋭。最後まで目を文字に釘付けにされた。面白かったです。

    33
    投稿日: 2026.01.04
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     スズキタゴサクの強烈なキャラクター、そして、爆弾を巡っての警察との頭脳バトルが読者をぐいぐい物語の世界へ引きずり込む、読む手を止められなくなる一冊。ラストまで楽しく読めましたが、序盤から中盤の流れが良すぎて、少し終盤が弱くも感じました。

    9
    投稿日: 2026.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半清宮が追い詰められボロボロになってからの類家に変わって一気に追い詰めていく展開、ラストの種明かしまで中弛みせず一気に駆け抜けるのはすごい! まさにノンストップミステリーといった感じ。 これは映像でも見たい…となる

    2
    投稿日: 2026.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 映画を見る前に読んだ。 本当に爆発しちゃってビックリした。 食い止めると思っていた。 続編があるのは本屋で見て知っていたけど,モヤっとする最後の一文だった。 爆弾2読みます。

    2
    投稿日: 2026.01.04
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    他のミステリー小説と異なり、取り調べの様子が克明に描かれている。それが容疑者の人物像を際立たせていた。とても緊迫感が伝わり、刑事側に感情移入してしまう。容疑者に対して、感情をぶつけられない辛さ。舐めた口調で語られる正論に、心の振れ幅が伝わってきてゾクゾクした。 

    3
    投稿日: 2026.01.04
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    常人ではない怪物的犯罪者を最後まで謎めいたまま描いている。ありがちなヒューマニズムに陥っていないのが好印象。 後書きにも記載されていたが「羊たちの沈黙」を想起させる物語。アンソニー・ホプキンス演じるハンニバル博士を久しぶりに見たくなった。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    一気読みしてしまった。 終始スズキタゴサクの掴めなさが不気味だった。対照的にどんどん追い詰められ、負の感情が顕現してしまう警察側の焦燥感が事件の深刻さ、異様さを表現していて一気に読んでしまった。結末は思ったよりも複雑だったが、齟齬や違和感はないながらも想定の外側で驚いた。「命の重さは平等か」という命題がテーマの一つであった。人類全体として俯瞰で見れば命の重さは平等であるというのが一般的というか倫理的に角が立たない答えだが、実際主観的に見れば当然命に優先順位はつくわけで、それはすなわち命の重さは平等でないことになってしまう。これはおそらく誰でもそうだと思う。公共の福祉を守る立場として、このパラドックスをどう咀嚼すべきか、この答えを探るべく登場人物各々が自問自答していく様子は、逼迫した状況をずっと読み進める中でクールダウンにもなっていて、暑苦しくなく読めた。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    1,想像以上に爆弾爆弾しているので、超スペクタクルだなぁと思いました。 2,謎解き要素もあるのでミステリーとしても面白いですが、若干逆算的なこじつけ感があるなとも思いました。 3,展開に関してテンポはめちゃくちゃ良いという訳ではないですが、その分人物の内面が深く描写されていたのでただの娯楽小説じゃないなと思いました。逆に言えば説教臭いけど、キーワード「自己卑下」は時代に沿っていて、読者に対して的が大きい作品のだなと思いました。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の展開としては面白かったが、やや間延びした感もあった。スズキタゴサクの、いまいち掴みきれないキャラクターは前半は魅力的ではあったものの、物語後半からだれてきた印象。ずっと同じような子どもじみたトーンが続くことに飽き飽きしてくる。 事件の根底となった、長谷部の異様な性癖やその後の自殺までの物語がイマイチピンと来ず、どうも事件のきっかけ部分に共感ができなかった。また、ホームレスとして明日香がたまたまスズキと出会い、そのスズキがたまたまここまでクレイジーかつ知能の高い人間だったというストーリーにもやや違和感を抱く。 最後まで読んだ感想として、そこまで心に残るものがなかった。警察官とは何で大変な仕事なんだろうとか、類家はなんでこうも頭の回転が早いのだろうとか、そんな月並みな感想しか残らなかった。 登場人物が多く、視点がコロコロ変わって定まりにくかったため、セリフが誰のものか分からないことが多々あったり、犯人のわざとらしい冗長なセリフが長く続くため、集中力が保ちづらく物語に入り込めなかった部分もある。 犯人がこの犯罪を引き受けた動機もイマイチよく分からず、かつここまで壮大な事件を、警察と対峙してうまいこと話を引っ張りながら、言葉遊びをしつつヒントを与え、爆発までの時間調整をして...。ここまでの知能がある人が、ホームレスとして生きてきた所以もよく分からず、イマイチ腹落ちしない部分が多かった。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    映画を見てあやふやだったり不明だった点が理解できて、良かった。スズキタゴサクは佐藤二朗しか演じられないと改めて思った。他に候補がいれば教えて欲しいくらい。これから読む2作目が楽しみです。そして2作目も映画化されるのでしょうね。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    映画の裏側を知るのにも面白かったですが、 映画脚本の引き算がすばらしいと思った。 等々力は映画ではここまで描かれていないものの染谷さんの演技で表現されていて痺れた。

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1つの大きな事件に多くの人が、それぞれ違う思いをもって関わっている構図が美しかった。 好きなセリフ:「まあいいか」が「もういいや」に変わったんだろう? これを読んだあと映画を見るところまでが、自分の中でワンセット。

    2
    投稿日: 2026.01.02
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    映画を先に観てしまったので、ストーリーをなぞる感じで読んでしまい衝撃度は少なかった。 ラスト一行がドキッとする。

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あまり会話劇は好みじゃないので序盤は進まなかったが、後半200ページは一気読みだった。 クイズの質、解けるかどうかの現実味については分からない。流れに乗って読んでしまったので…。 駅の爆弾を爆発させるストーリー展開はよかった。だいたいは止める展開になることが多いので、攻めてるなと思う。(私は運行中の電車に爆弾魔が乗っていて駅に到着した途端自爆すると推理したが、見事に外れた笑) 指を折ったのもいい!サラダには発砲してほしかった。残念。 (フィクションは説得力さえあればなんでもアリ派です) ただ、ラストにカタルシスが欲しかった。これではスズキと類家、引き分けじゃなく、スズキの勝ちでは? トリック、クイズ、スズキの人間性、一読では情報を全て整理しきれなかった。冒頭からもう一度ページを開いてみたいと思わせる。

    3
    投稿日: 2026.01.01
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    面白くて一気に読んだ。映画の存在を知っていたので、スズキタゴサクがずっと佐藤二郎で脳内再生された。映画も読み終わって速攻で観に行った(映画は小説を忠実に再現しシンプルになっていた) 不気味なスズキタゴサクと類家の対決は頭良い人すげ〜って思った。 しかしスズキタゴサクくらい頭がキレる人がホームレスするのかな、という疑問は残る笑

    1
    投稿日: 2026.01.01
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    『爆弾』 ------------ 1.物語の概要: 些細な事件からの急転 物語は、一見すると何の変哲もない些細な事件から幕を開ける。 中年男・スズキタゴサクが酔っ払って暴力沙汰を起こし、傷害の現行犯で逮捕される。 取調室での彼は、冴えない風貌で、誰もがすぐに終わる小事件の被疑者だと高をくくっていた。 しかし、事態は取調室の中で急変する。 スズキは突如として不気味な予言めいた告白を始める。 「十時、秋葉原で爆発がある」。 警察官たちは当初、酔っ払いの戯言として一笑に付すが、スズキの言葉通り、秋葉原の廃ビルで大規模な爆発が発生する。 ------------ 2.物語の展開: 取調室という 密室の攻防 爆破事件の発生により、スズキは単なる傷害犯から一転して重要参考人、あるいはテロリストとして扱われることになる。 ここから、取調室という閉鎖空間を舞台に、犯人スズキと刑事たちとの息詰まる心理戦が展開される。 スズキは自身の罪を認めるどころか、次々と新たな爆破予告を繰り出し、警察を翻弄していく。 彼は「クイズ」と称して爆弾のありかを仄めかし、刑事たちの焦燥感を煽る。その過程で、取り調べを担当する刑事たちの過去や心の傷さえも暴き立て、精神的に追い詰めていく。 ------------ 3.キーワードと考察: 緊迫感と選択の残酷さ 本書を貫く最大のキーワードは、圧倒的な「緊迫感」と「怖さ」である。 いつどこで爆発が起きるかわからないという物理的な恐怖に加え、目の前にいる男が何を考えているのか全く読めないという心理的な恐怖が常に付きまとう。 さらに深く掘り下げられているテーマとして、「無意識の差別と選択」が挙げられる。 爆弾による被害を最小限に抑えるため、あるいは犯人の要求に応えるため、警察や社会は「誰を助け、誰を見捨てるか」という究極の選択を迫られる場面が出てくる。 私たちは日常生活の中で、無意識のうちに他者に優劣をつけ、命の重さを天秤にかけてはいないだろうか。 スズキタゴサクという怪物は、「普通の人々」が持つ傲慢さや欺瞞をあざ笑うかのように問いかけてくる。 この「選択させられる怖さ」こそが、本書の真の恐怖かもしれない。 ------------ 4.印象的な引用文と考察 物語の中で、特に心に突き刺さった言葉がある。スズキが人間の本性について語る場面だ。 「理性と野性って、さも対極にあるようですが、合わせて一本ってところがありますでしよう?」 このセリフは、社会生活を営む私たちが暗黙の了解として蓋をしている真実を、容赦なく暴き出している。 理性的な刑事たちと、野性的で本能的な犯人。 一見対極にいるように見える彼らだが、極限状態においてはその境界線が曖昧になっていく。 ------------  5.読みおえて 理性という薄皮一枚の下には、誰もがスズキと同じような怪物を飼っているのではないか。この問いかけは、読者の倫理観を揺さぶる。 重い問いが残る。 □正義とは何か □人間の価値とは何か。 その答えの出ない問いと向き合うことこそが、本書を読む意義なのかもしれない。

    42
    投稿日: 2025.12.31
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    とんでもないミステリ。そのカラクリもさることながら、関わる人間の心の動きが丁寧に描かれていて、人間物語としても傑作だった。

    1
    投稿日: 2025.12.31