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総合評価

2258件)
4.4
1095
768
256
30
8
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    人生のどん底を知った2人だからこそ支え合える物語でした。簡単に言ってしまえば、家事代行をボランティアで行う2人の歳の離れた女性が様々な事情を抱えるお家に伺う日常を描いたお話。ですが、それだけはなく彼女達自身の生い立ちや置かれている状況にとても感情を揺さぶられました。物語の展開も予想のつかないものばかりで、日常系のお話なのに一時も飽きることなくすぐに読みきってしまいました。

    2
    投稿日: 2025.12.14
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    昭和でもなく、平成でもなく、令和だからこその物語。でも、どこか昔の日本のよさも感じさせられるような気もして、自分のなかの何かがアップデートされた気分になった。

    5
    投稿日: 2025.12.14
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    まず「カフネ」とは、作中で家事代行サービスをする団体のことを指します。弟を亡くし、不妊に悩み生活が荒れてしまった野宮薫子。弟のパートナーだった小野寺せつな。弟の遺した遺言書をきっかけにこの2人が出会い、物語が展開していきます。カフネの活動、弟の死の真相、それらを通して気付かされる家族、友人、恋人、との関係の在り方。2025年本屋大賞作品、その賞に恥じぬ素晴らしい作品でした。現代に疲れた方にもぜひ読んでいただきたいです。 (ちなみに読んでいる時イメージしたのは、薫子が江口のりこさん、せつなが池田エライザさん、春彦が岡田将生さんでした。映画化が楽しみです。)

    3
    投稿日: 2025.12.14
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    ずっと積んでいた1冊、とっても良かった〜。 不妊治療がうまくいかず、夫と離婚し、弟まで突然失った薫子はアルコールに頼るようになるが、弟の遺した遺言状をきっかけに弟の元恋人のせつなと再会し、一緒に家事代行サービスの仕事を手伝うことで再生していく物語。 薫子の気持ちが分かりすぎて胸が締め付けられるけど、せつなやカフネを通じて知り合う人たちとの交流によって自分の人生を取り戻していく姿が力強い。何度も「私は不屈の努力で人生を切り開いてきた女だ」と自分を奮い立たせる薫子が最高。 だれかと仲良くなりたい、もっと知りたいと思うとき、どこまで踏み込んでいいものか迷ってしまって難しい。でも人間関係を築くには、やっぱり自分の気持ちを話して伝えることが大事、そこで拒否されることはあるだろうけど。 薫子が再生していく姿を追いながら、ずっと春彦の死の真相が謎としてあって、最後まで面白く読み進められた。 おいしいごはんを食べるだけで問題は解決しないけど、また頑張ろうと思えるエネルギーになる、この作品もそんな栄養になる一冊だった。

    15
    投稿日: 2025.12.14
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    「カフネ」はポルトガル語で愛する人の髪に手を添える仕草という意味があります。2025年の本屋大賞ようやく読むことができました。疲れた一日の終わりにはぜひカフネを読むことをオススメします。最初はチグハグな関係だった薫子とせつながすれ違いながらも共に家事代行サービス「カフネ」をやっていくという話でした。とても読みやすくてあたたかい物語でした。やっぱり本屋大賞の本は面白い!

    106
    投稿日: 2025.12.13
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    本屋大賞っぽい一冊でした 窮屈な生き方 本当の自分 人との距離 がテーマかな 登場人物が少ないのに色んな生き方を描き、なのに全然とっ散らかってなくてとても読みやすかった 薫子さんとせつなさんの立場?が知らぬ間に逆転する展開も面白かった

    17
    投稿日: 2025.12.13
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    家事代行サービスから見た現代社会が描かれています。生徒のお勧めで読んだのですが、中学生で本当に楽しめたのか、いささか心配になりました。いい話でしたと言う人もいたにですが、私はちょっと苦手なストーリーでした。

    4
    投稿日: 2025.12.13
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    本屋大賞、信頼できすぎる。 あっという間に読んだ。 胸が熱くなって泣ける。 生きていくために、必要とされること、必要としてる人がそばにいることって大事ね。でもそれが満たされることってほんとに奇跡。

    7
    投稿日: 2025.12.13
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    友達が「読んで欲しい」と勧めてくれた本だった。 読んでておすすめしたいと思った、なんとなく好きかな、と思ったって言ってくれて、それがとても嬉しく感じる本だった。 良くも悪くも基本はすらすらよめてしまうんだけど、ときたま出てくる、生きることに対する辛さをフラットに書いた言葉だったり、でもその上で、なるべく前向きに生きようとする姿勢だったり、が好きだった。後半のあたりかな。 分厚い割にはサラッと読めます。お腹がすきます。 ごはんをつくるって本当に素敵な愛情表現だなと改めて思いました。誰かのためにも作りたいし、出来れば自分のためにも作ってあげたいなと思いました。

    4
    投稿日: 2025.12.13
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    登場人物の抱えるものを自分も抱えている感覚。 愛情という美しい言葉のもとに、大切な人を追い込んでしまう現実。 そういったことが苦しくて、読みながら、度々泣いてしまった。 生きることは苦痛の連続で、それでも生きることは貴い。 人は本当に愚かで、自分の欲望や妄想のために心を悩ませたり、他の者を従わせようとしたりする。自分の正義は他の人にとっての正義ではないのに。 読み終えて、思うことは ただ自分の愛する人が自分に正直に、自由に生きてほしいということ。 そして、自分自身もそうありたい。

    4
    投稿日: 2025.12.13
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    美味しい料理に癒やされたい人の為の小説という感じ。こういう話は、「料理」がノイズになってしまって苦手。 さらに具体的にいうと、料理作ることに疲れてしまった40〜60代女性が、自分のためだけに作られた美味しいご飯食べて癒やされたーいって感じ。 結局、登場人物たちが何をしてたかというと、 ご飯作ってたべて、お互いに距離探って突っつきあって、、、という感じだった。それをふんわり「料理」というオブラートで包んで、綺麗にまとめましたーという感じ? 本屋大賞一位取るなら、もう少し内容を詰めて欲しかった。料理部分より、心理的描写に文字数割いて欲しい。 いつ面白くなるんだろう?どこが泣けるポイントなんだろう?と思いながら読んでたら読み終わってしまった。。

    3
    投稿日: 2025.12.13
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    食べることは生きる事、なるべく快適に生きるためにも栄養は必要。優しい料理を作りそれを食べて笑顔になる。当たり前の事をしたくなりました。

    3
    投稿日: 2025.12.13
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    私は、せつなでもあるし、春彦でもあるし、薫子でもあるし、公隆でもあるし、薫子と春彦の母親でもある。 そんなことを思いながら読み終えた。 誰しもきっと、「自分と重なる」と思う登場人物がいる作品だ。 今の時代の苦しさがたくさん言葉で表現されていて、どうしようもない気持ちになる。 一方で、苦しい中にもキラリと美しい光を見いだすことができる、そんなストーリー。 人間、いつ死ぬかわからない。 でも、生きるって、ほんとに大変でしんどい。 死ぬまではできるだけキラリと美しい光を見いだしながら生きたいものだと切実に思う本。

    14
    投稿日: 2025.12.12
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    その人を知り、理解することは、本当に難しい。たとえ配偶者でも、親でも、子供でも。自分だって、本当の自分をつまびらかにすることはないし、そもそも、自身のことさえも分かっているつもりになっているだけだと思う。 そんな中で、もがき、苦しみながら生きようとする人々が、人と関わりながら本当の自分に気づいていく物語。 人との対話を通して、自分を見つめる時間を大切にしたい。と思いました。

    2
    投稿日: 2025.12.12
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    弟の自殺が薫子と小野寺の2人の女性を繋げる。 薫子は小野寺の家事代行サービスの仕事を手伝い初める。弟の死の解明と共に、過去や親などのしがらみに悩んでいた薫子は徐々に前向きになっていく。薫子と同じような問題に直面する可能性は十分あるし、想像しやすい。人生の一つの考え方として、前向きになれる一冊。

    10
    投稿日: 2025.12.12
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    ミステリ的な要素があり、ヒトは多面形で見る角度によって色も形も全く異なって見えることを思い知らされました。 反対側からどう見えているかを知るには根気よく対話するしかないし、その過程で傷つくことを恐れない勇気というか、覚悟が大事だと気付かされました。 また、月並みですが自分の日常がいかに恵まれていてそれが自分のコントロール外の運に拠っていて、その幸運に感謝したいと強く思いました

    2
    投稿日: 2025.12.12
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    『カフネ』、ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」との事で。 現代的な話だった。 人はやはり言葉にして相手に伝えないといけないよねと。 後悔するぐらいならやり通した方がいいね。

    12
    投稿日: 2025.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家事って大事 生活を整えることで、人は元気になれる そんなお話かと思ったら、内容は意外とヘビーだった 心が痛かった 誰かのためには頑張れる でも弱った自分をいたわるのは、時として難しいんだな カフネ ポルトガル語で「愛しい人の髪に指を絡める仕草」 忙しすぎて心をなくしかけているような人たちが、こんな時間を持てるようにする仕事がしたい。 それで会社を立ち上げた時、社名にしたんです。 ステキな名前だと思った 表紙を見て、ガトーショコラ買ってきちゃった 甘い物は心の栄養だ

    17
    投稿日: 2025.12.11
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    読んでからかなり時間が経ってしまった。 せつなと薫子がチケットで家事代行をしていく中で、色々な社会問題が提起されていたりしていた。 特に、双子のお母さんの家に家事代行に行く場面は、同じ双子の母として涙涙で読んだ。電車じゃなかったら多分もっと泣いていた。 双子にここまでスポットが当てられてるお話は初めて読んで、作者さんの身近にも双子がいらっしゃるのかなぁと思ったりもした。 せつなと薫子のやりとりが本当の姉妹のようで微笑ましく思う場面もあり、せつなの料理がとっても美味しそうだなぁと思ったり。 これからも2人で仲良く生きていってほしいと思った。 この本を読んで、やっぱり食べることは生きることなんだなと改めて感じた。 料理が苦手ながら子どもたちの食事を日々頑張って作っているけど、これも決して無駄なことではなく、子どもたちの心の面でも何かになっているのかなと思わせてくれて、これからも励みにしようと思った。 もう少し子どもたちが大きくなったときに、また改めて読み返したいと思う。

    5
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    成瀬シリーズから本屋大賞の小説を読むのにハマり、これで3冊目。成瀬や舟を編むと違って、不妊治療や離婚、自死遺児などとてもセンシティブな内容も多く、出てくる登場人物みんな心に影を宿していて、心が苦しくなる場面も多々ある作品であった。そんななかでも料理を通じて、そんな登場人物同士が心を通わせてゆく様子で心が温まる。人生どん底にまで沈んだ薫子が、自分を助けてくれたせつなに、まだ見ぬ子供や公隆に捧げられなかった分の愛を絶え間なく捧げる結末は涙無しでは見れなかった。非常に優しくも儚い作品だったと思う。

    3
    投稿日: 2025.12.10
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    本屋大賞受賞作ということで読みました。 普段読む本とは趣が異なり、ミステリーなどではないのですが、謎が解けていくようなハッとする場面が散りばめられており読み応えがあります。 料理の描写も秀逸で、色鮮やかで美味しい一皿が目に浮かびます。

    4
    投稿日: 2025.12.10
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    本屋大賞受賞、殿堂入りということで読んでみた! 親、兄弟、妊活、離婚、LGBTQ、死、貧困 あらゆるテーマが関わっていてそれぞれのシーンで自分に置き換えて考えた いつも広い視野で考えたいと思うのに、 現実では先入観を持ってしまう カフネを読んでいてもまた先入観を持ったまま読んでしまった 子どもは早く産まないとなあと思わされつつも、 今後に不安な気持ちも広がった一冊

    4
    投稿日: 2025.12.10
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    読み終えた今、これは確かに多くの書店員さんがおすすめしたくなる本屋大賞であると感じています。 誰かにおすすめしたい。読んだ感想を誰かと話したい。そう思う作品でした。 主人公のスタートは、人生においてドン底に居て、何故自分がそうなったのかも分からない状況にあります。そこから、弟の元彼女と出会い、共に過ごす事になり、自らを、家族を深く考える時間が増えていく事で立ち直っていく。 優しく大好きだった弟の知らない一面や、個性的であり魅力的で凛とした姿に見えた元彼女にもあった複雑な思いなど、丁寧にストーリーが進んでいき、終盤にかけて心を掴まれていきました。 何かおすすめの小説がある?と聞かれたら、間違いなくこの本を進めますので、まだ読んでいない方は是非読んでみてください。

    7
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が流産した時と妊娠した時を思い出した。 不妊治療してた時に子供ができなくて、辛くて辛くて毎日心に蓋をして生きていたことを思い出した。 自分の子供に会いたくなった。 「あなたの1番大切は思い出はなんですか」というフレーズいいなぁ。自分の大切な思い出は何だろう。楽しかったことや嬉しかったことはあっても、その中で忘れたくない大切にしたい思い出は別な気がする。 家族や近くにある人を大事にしたくなる本だった。

    3
    投稿日: 2025.12.09
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    ★4.5 昨今の新しいを全部詰めた上で、パワーのあるおいしく優しい作品。 最初と最後でカフェの情景と心情が様変わりするのが粋でぐっとくる。 「世界の美しさを思い知れ」と同じで、弟に置いていかれた兄姉が再び生きる気力と意味を取り戻す物語だが、死者はわからないと放置せず、きちんとその死に理由をつけてくれたことと、湿っぽい悲劇のヒーローより、強くて人生を切り拓いていくヒロインの方が好きだから、断然「カフネ」に軍配が上がる。

    14
    投稿日: 2025.12.09
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    audibleで読了。 なんて、愛おしい物語なのだろう。 真実の愛は、家族や恋人だけでの間で生まれるものではない。見返りを求めず、相手を想い、行動に移せる関係のなかで見つかるものなのかなと思った。 カフネの取り組みや薫子とせつなの関わりは、言葉ではなく行動によって相手の心を楽にして、救ってくれるものだった。労いの言葉だけでは難しいけど、辛い時に自分のために行動してくれた存在がいたら、心から救われるし、また生きる希望を持つきっかけになんだろうな。 私も自分のことばかりじゃなくて、相手のことを思いやって、行動できる人間になりたいな。

    4
    投稿日: 2025.12.09
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    食べ物系の小説はあまり読まないので避けていたのですが、とてもよかった。 親との関わり、姉弟の関係、依存、妊活、離婚、LGBTQ…大切な人の死から、多くのことに気付かされ未来をつないで行く物語。

    3
    投稿日: 2025.12.09
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    あー… 泣いて、泣いて、しくしく泣いて、号泣、泣いて、号泣、号泣…でした(´;ω;`) 辛い涙から始まり、心がぎゅっとする涙から、揺さぶられ、暖かく、愛しい涙に変わっていく。 流す涙は感情によって味が変わるというけど、私の流した涙も色々な味になったことでしょう。 せつなの作る料理のように。 これは永遠に語り継がれる名作となるでしょう。

    3
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞なので読んでみた あくまで個人的感想.… 日々の生活にアップアップしている人を助けて行く物語。料理のレシピを色々紹介しながら進んでいく。というよくあるパターン。 せつな(登場人物)のキャラクターは好きだが、最近の本屋大賞の傾向か、成瀬に通じるものがあった。 全体的には、まぁまぁ  

    3
    投稿日: 2025.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    12歳年下の弟春彦が変死。遺言を残していた。 受取の1人に元カノせつなが拒否。 法務局勤務41歳バツイチの姉薫子が説得。 せつなの仕事は家事代行。料理担当。会社名カフネ 弟の思いを伝えたい。薫子がせつな家事代行に同行 妻が家を出た男の家に掃除に行く。男は薫子をみて驚いた。春彦の姉。葬式で会っていた。春彦とゲイカップル。せつなは、それを隠し為、彼女のふりをした 妊活で一回妊娠したが流産。姉の元夫弁護士は自分のせいで苦しんでいる。離婚すれば妊活で苦しまない せつなが休む。せつな宅に家事をしに行った薫子が薬を見つけてしまう。白血病。 薫子はせつなに弟の遺言に書かれて金を渡したちので養子縁組を提案。パートナーシップ宣誓制度を説明

    2
    投稿日: 2025.12.08
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    書店で見かけてなんとなく図書館で予約して数ヶ月、先日手元に。 ちょうど自分の周りに起こった出来事とリンクするような内容に、本との一期一会を感じました。 「カフネ」というタイトル、読み終えてとてもいいタイトルだと思った。よかったです。

    3
    投稿日: 2025.12.08
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    出てくる女性達が強くてみんな素敵だった。 薫子さんもどんどん魅力的になってこんな素敵な女性になりたいと思った。 感情描写も分かり安いし、共感できる。 反対に男性人達が弱いというか、なんというか。 最後に弟の死因がクリアになって救われた。 全てのキャラクターが魅力的だから映画化とかしないかなーと。

    3
    投稿日: 2025.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰かを愛し大切に思うことは、それ即ち、相手に言葉を尽くして話すこと、料理を作って美味しいと食べてもらうことと同義だと感じた。 自分の言葉や料理は誰かの生きる糧となり、誰かの言葉や料理が自分の生きる理由になる。 美味しいと感じる瞬間があるだけで、あとちょっと頑張れる。 自分にかけられた些細な言葉だけで、あとちょっと生きられる。 そんな感情に改めて気付かされた。 「料理」と「言葉」は愛すること

    3
    投稿日: 2025.12.08
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    遅ればせながら読みました 押し付けがましくなく、淡々と進んで行く展開で、え?っていう出来事もあり、胸が熱くなる瞬間もありました

    2
    投稿日: 2025.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025年本屋大賞受賞作品ということで、楽しみに読みました。 阿部暁子さんの本は初めて手に取りましたが、 「色鉛筆の箱の中ほど多岐にわたる」 「やさしい水色の空に粉砂糖を振りまいて、そっと刷毛で広げたような雲」 など、素敵な表現が特に印象に残りました。 小説に出てくる食べ物の描写が個人的には大好きで、この小説もありとあらゆる食べ物が非常に繊細に美味しそうに描かれていて好きでした。特に、薫子が誕生日に買い込んだスーパーの食材を活用したパフェは、まさに魔法のように作られていく様が描かれていて素敵でした。 夫との離婚と、弟の死とで荒れていた主人公の薫子は、弟の遺書による相続の相談のため元恋人のせつなと接触することになります。 薫子はせつなに、生前春彦に振る舞った料理をつくらせてもらって食べることを繰り返していましたが、 四十九日が終わり、春彦がたべたものではなくて二人の食べたいものをリクエストしたシーンが、この物語の中で最初に強く感動した部分でした。 ようやく薫子が、夫と弟のいない世界での人生を歩み出したシーンはとても美しかったです。 カフネの土曜日チケットで訪問した先のネグレクト気味の子供達に、弁護士である元夫の名刺を渡して 「何かに困った時、あなたには相談できる人間がいる。これは社交辞令じゃない。これから何日、何ヵ月、何年経っても、今ここに名前の出ている三人の大人は、一ミリも変わらずにあなたの力になりたいと思っているから」 と伝えたシーンがグッときました。 なにより、母親を責めているように、悪者するのではなく、洗面台にあった、母親の努力の痕跡を見て、それに気づいているよと伝えるのが素晴らしかったです。そしてこの後この伏線が後半に生きてくるという・・ 食事によって様々な人の生活を立て直す手助けをしていたせつなにも、暗い過去と持病との戦いがありました。 薫子は、自分を立ち直らせてくれたという恩もあり、こんどはせつなを支える側に回る決意をします。(余談ですがこの自病の伏線、わたしは苦手な食べ物の話の時にグレープフルーツと聞いてピンときてしまいました) この二人の関係性がわりとこの小説のメインの話であるのかなとは思うのですが、私としては全体として少々性急に感じました。 飛んで後半、薫子がどんなに考えても分からなかった、夫が離婚をしたがった理由について、再会時にたずねたシーンも良かったです。 稽留流産をした時の悲しみを、夫が心から共感してくれていなかったなんて。と絶句でした。でも、境遇からしたら責めることはできない。 「こうして彼が本音で話すことができるのも、自分がそれを受け止めることができるのも、もう、夫婦と言う関係が終わった他人同士だからだ。」本当に、これに尽きるなと。。 そして、その元夫から手渡される茶封筒に入った資料でわかる、弟の想い。 会社を退職して、人道支援医療団体で働こうと考えていたこと。家族からの愛に苦しんでいた彼にとって、家族はそれを素直に話せる相手ではなかったこと。 それも、結果的に、いなくなってからしか判らなかったことでした。切ない。 ラストにせつなに伝える、薫子のぶっ飛んだ考えには、少々やりすぎではと驚かされました。 しかも、出会ってからこの日までたった1ヶ月しか経っていないのか。とも同時に驚きました。そんな短期間の間にそんな大事なこと決めていいの・・?と。 しかし、「笑顔の下に隠されていた弟の気持ちを、ひとつも気づいてやれなかった。その過ちをくり返さないために、彼女に言葉をかけ続け、彼女の言葉を聴き続けよう。」という一文で、薫子が前を向き、共に生きていくことを決意したことが読み取れました。 一度は反発して店を飛び出してしまったせつなでしたが、最後のページの二人の「カフネ」のシーンはとても美しいものでした。 謎が多かった弟の死の謎が最後に分かるところや、薫子の元夫への気持ちがスッキリするところは読後感がよく、好印象でした。 カフネでの仕事シーンも、素敵なお仕事だなあ、自分の仕事もこんなふうに人に役立てていたらいいなあなどと思いを馳せてしまいました。 全体として、とても素敵な小説でした。

    4
    投稿日: 2025.12.07
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    オーディブルで視聴。 なんか良かったが、印象には残りにくい内容。 こういう、人との出会いって大事だな〜と感じる。

    2
    投稿日: 2025.12.06
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    面白かった! けど、登場人物の関係者の死が多すぎ。死を起点としたドラマ作りはなんとなく不自然な感じがしてそういうとこは個人的に好きになれなかった。

    2
    投稿日: 2025.12.06
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    「家族に愛してもらえなかった」と傷ついたまま大人になった人たちの物語だと思います。 登場人物たちは、良識的で自立した人に見えるけど、そんな生活は自分の本心より世間体を優先して営んでいるだけなのです。それが愛を与えられるのに必須だと信じて。内心は、自分らしく生きてそれを認めてもらえたらどんなに良いだろかと苦悩しています。 愛を一心に受けていた、自分とは対極にいたはずの達彦の死をきっかけに、それぞれがそれまで見ていた世界が崩れていく様は私まで胸がギュッとなりました。最初は点だった登場人物たちが線になり面になって、それぞれが影響を与えあっていきます。そして、「与えられる愛」を待つのではなく「自分が与える愛」によって、愛を与えた相手だけでなく自分も救われていく。 すごいテーマなのに読みやすく、でも心に刺さる物語でした。おすすめできます!

    11
    投稿日: 2025.12.06
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    最近の社会問題がたくさん詰まっていると感じる。 貧困、ネグレクト、性差、諸々 私自身が当事者では無いけれど、今、社会問題として様々なところで目にするのでとても勉強になった。 自分の事なのにわからない、 人とぶつかるって、 気持ちを言えないって…、 寂しいって、 こういう事なんだって思った。 恵まれて生きているのか、そこまで悩まない性格なのか、わからないけれど、少し遠くの話だった。 話はよくわかったし、展開も面白い。 流して読むところは無かったし、ビターチョコレート色の目も、私にはいつも同じ色には見えなかった。 感動したし、応援したし、悲しくなったし、安堵した話だった。 ただ少しお腹いっぱい。

    5
    投稿日: 2025.12.06
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    2025年本屋大賞。 薫子のせつなへの感情は何なのか?母性本能の向け先?依存先?愛情?でもこの不思議な感情は誰にでもあるような気がする。それを人は子どもに向けたり、ペットに向けたり。

    6
    投稿日: 2025.12.06
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    この物語すべてが「カフネ」だった! 相手の気持ちや考えを勝手に決めつけていることはないか?自問する。 相手の気持ちや考えを知りたいと思ったら、時間と会話と思いやり、そして向き合う覚悟が必要。あと、少しの頑固さも。 相手の気持ち、わからないからこそ尊重し、思い遣り、慮ることの大切さ。 とても心に残る作品でした。

    6
    投稿日: 2025.12.06
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    せつない… 近くにいるのに… いつも一緒にいるのに… 相手の思いは聞かなければ分からない 話さなければわからない 自分の思い込みだけで相手の人間像を形どっている 実は真逆だったりもするだね 苦しくもなるけど心温まりボロボロ涙しました。 両親の思いのままに育った春彦 そんな春彦を羨ましく自分をみてくれない両親 やっと自分を解放できて進む道がわかったのに…

    14
    投稿日: 2025.12.06
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    どんなにボロボロな状態でも 整った空間と心のこもった料理があれば 元気を取り戻せるのものなんだよね ‪〇 . 出てくるご飯が全て美味しそうだったなぁ 、、♡ 寄り添うということの意味を思い出させてくれます

    13
    投稿日: 2025.12.05
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    友情でも愛情でもない、別の感情であり、崇高な感情だと感じた。まだ、自分はそういう感情を抱ける相手ができるのか、そんな気持ちを持てるときがくるのか、心の底でそうなりたいと願ってしまった。家事代行サービス頼みたくなった。

    3
    投稿日: 2025.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    食べ物の描写が素晴らしい。 食をテーマにした作品を読んだのが初めてだったのでハマりそう。 本当に3章までは私の中で最高だった。 不妊治療、離婚、身内の死で精神を病む薫子の気持ちが想像できる。 薫子が優しく温かいものに触れると私まで感情移入して何回も泣いてしまった。 強引で癖強のおもしろ薫子も、かっこいいせつなも、死んでしまった春彦も、ありえないキャラ設定だけど愛すべき個性で魅力的だと思う。 4章〜終章も面白かったけど、個人的には強引すぎるかなと。 別作品ですが先週朝井リョウさんのインザメガチャーチを読了し、突然押しかける行為に対して「同じようなこと誰かがしてたなあ。だけど結末は全く別だなあ。」なんて思いながら読んでしまいました。 10年来の親友とかならまだいいと思うけど、この人達出会って1ヶ月の関係ですよね? 自分の愛するべき我が子に向けられない愛情を、知り合って1ヶ月のせつなに向ける。 ラストの展開は、私の中の癖強いおもしろ姉さんが、エゴと傲慢さで狂気姉さんに変わった瞬間でした。 最近の超トレンドですね。食事とケア。みんな言ってる。 たとえば今作もLGBTQだったりセルフネグレクト、貧困など現代の問題を取り扱ってます。 なんか最近どの小説やドラマなどを見てもこの辺りがテーマとして関わってくるのが興味深いですね。 今期爆発的人気のドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」も「食事とケア」がテーマ。さらにジェンダー観や自分らしさを訴えてる。 カフネは主に食事とケアがテーマですけど、他の問題提示も多いわりに内容は浅くて、ラストは困惑しました。言いたいことはわかるけどね。 ただ本当に本当に、温かくて優しくて心がポカポカする。そんな気持ちで小説を読めることが嬉しかった。 出会えてよかった1冊になりました。4.3

    4
    投稿日: 2025.12.05
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    最近は悲しくならずイライラせずに済む本がお気に入りだったけど、 出会えて読めてよかったと思える本だった。 切ないんだけどあたたかい、心地のいい本だった。

    17
    投稿日: 2025.12.04
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    何かを作って食べさせてあげることは、『好きだよ』って伝えることなんだなって この言葉にこの本の素晴らしさが全部込められてる気がして、一番心に残った一文でした。 情景が浮かんでくる場面がたくさんあって、本を読んでいるんだけど頭の中にイメージがすごく出てきた。 言葉にならないものを伝えるように、そっと、髪に指を絡めた。とか。

    15
    投稿日: 2025.12.04
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    これは、一気に読めるライトさもあり、内容は重厚で、ラストは心地よさもあり、満たされた午後でした。ありがとうございました。本屋大賞おめでとうございます。

    7
    投稿日: 2025.12.04
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    卵味噌を作って食べてみたくなる本だった。 最初はよくあるのほほんほんわか系の物語かと思っていたら 畳み掛けるように色々な事実が発覚して胸を締め付けられたり喉の奥が苦しくなったりする本だった。最高。

    5
    投稿日: 2025.12.04
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    思い切って買ってよかった。最近重たい内容の話ばかり読んでいたから、久しぶりに心温まるような本に出会えて嬉しい。このタイミングで読めたのも、やっぱり本との出会いは然るべきタイミングと縁があるのだなと感じた。

    5
    投稿日: 2025.12.03
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    本屋大賞やっと読めた。さすが、とても良かった。おしゃれなタイトルとは打って変わって、めちゃ重たい内容やったけど、ナチュラルな伏線回収も気持ちよくてきれいなストーリーやった。親子って難しい。子どもを産むことについての考え方、何回も考えたことある。薫子の真面目で損する気持ち、めちゃわかる。せつな節も後半は心地良い感じになってた。せつな会ってみたい。最後の終わり方素敵。

    7
    投稿日: 2025.12.03
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    本屋さんで1、2行ほど読んで、「あ、好きなタイプの小説だ」と感じて速攻読み。 結果、どストライク。 子どもを産むことはいい事、と今まで思っていたが、 人によっては親のエゴかもしれないと感じられた。 普通に食べれたり、不自由なく仕事できる環境で生活できている有り難さも痛感した。

    8
    投稿日: 2025.12.03
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    さすが本屋大賞! 同性愛 片親 共働き 離婚 不妊治療 親子関係 貧困 現代の社会問題がすべてつまっている 親子や家族関係がなくても人の温もりを感じられる系の物語が流行っているのかな 

    4
    投稿日: 2025.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近読む本にはよくLGBTQを盛りこんであるので、何となくそんな気がしていた。 ただ、よくある理解して貰えないと自ら死を選ぶ話かと思いきや、そうではなかったところに希望が見えてくる。 きちんと暮らしを整えることで、人生を見直し、構築し直し、歩き始める人々に、断捨離に燃えていたあの頃を思い出した。 ダイエットと断捨離のマイブームが終わり、すっかりリバウンドして物が溢れてきたが、1度成功したもんだから、またいつかやれば出来ると自分を甘やかしてもう何年になるだろう、、、 そろそろ始めなきゃ、人生はそんなに長くない。 せめて、家事が得意だったら良かったのになーとカフネに勤める人たちを羨ましく思う。

    2
    投稿日: 2025.12.03
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    本屋大賞を受賞しただけのことはある小説である。登場人物はごく限られていて、中心は自分も含めて3名であるが、周囲の人間との関わりが強い。弟の死から始まる話で人間関係が2転3転するということで、人間関係の変化でどんどん読み進められる

    3
    投稿日: 2025.12.03
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    かなり重い内容が詰め込まれているのに、救いがある。普通に食べて、暮らすことが、どれだけ幸せなことか思い知らされる

    21
    投稿日: 2025.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    薫子とせつなが、「食」を通じて絆を深めていく物語。 不妊治療・離婚・弟の死などを乗り越えて、しっかりと生き抜いていく薫子がとても逞しかった。 とにかくクールで、料理以外は不器用なせつなとの微妙な距離感がずっともどかしくて、「早くお互い素直になれよ!」と思いながら本を読んだ。 塞ぎ込んでいたせつなの心の壁を薫子が壊すラストが秀逸。薫子とせつなが、パートナーシップor養子縁組をした後の生活もとても気になる。 とても読みやすいし、現代のマイノリティにもしっかりと光を照らす物語。多くの読者に支持されるのも納得だが、個人的にはそこまで好みの作品ではなかった。

    2
    投稿日: 2025.12.02
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    離婚、自殺、毒親、シングルマザー、不妊治療、ネグレクト、ディンクス、味覚障害など、少数派の方たちの生きづらさも伝わってくる内容です。 清掃と料理の家事代行会社のカフネですが、そんじょそこらの代行とは訳違う、こんな素晴らしい会社がほんとにあるのでしょうか。 とにかく、せつなさんが作る料理がほんとに美味しそうで、お腹が空いてきてばかり。 スタートは、せつなさんと薫子さんの仲の悪さは、遠慮なく嫌味なくストレートな掛け合いは楽しくもあります。 中盤になって薫子さんの不妊治療体験の話しはきつかったです。 段々とせつなさんと薫子さんの気持ちの変化がなんともたまりません。 男女の愛でもない、家族愛でもない、友情の愛でもない、LGBTQやノンバイナリーなどの愛でもない、この本だけの特別の愛。 ほんとに素晴らしい本でした。

    18
    投稿日: 2025.12.02
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    登場人物たちの抱える痛みや迷いを鮮やかに浮かび上がらせていく。自分が幸せになりたい、相手を幸せにさせたい、誰かを守りたい、誰かを救いたい……という思いが複雑にすれ違い、幸福の形や優しさの形が人それぞれであることを思い知らされる物語である。 意外性のある終わり方に思わず息をのんだ。 読み終えたあとも余韻が強く残り、簡単には気持ちを切り替えられないほどの深さがあった。 甘やかすのも優しさ、甘やかさないのも優しさ。登場人物たちの選択を通して静かに胸へ染み込んでくる。 人間味あふれるやり取りの中にある葛藤や願いに触れて、思い通りにならない日々の中でも、足掻きながら希望を探していこうと思えた。 読者にとっても寄り添い続けてくれるような、心強い作品である。

    3
    投稿日: 2025.12.02
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    登場人物それぞれが抱えてきた経験はどれも重いはずなのに、阿部さんの物語がそれらを温かくしてくれる。 最後の一文まで、吸い込まれる作品でした。

    12
    投稿日: 2025.12.02
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    お腹がすいていることと、寝起きする場所でくつろげないことは、だめです。子供も大人も関係なく、どんな人にとっても 無償の愛、人の温もり。大好きな人においしいご飯を作ってあげたくなるお話でした。

    11
    投稿日: 2025.12.02
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    家事代行サービスを通して救い救われるお話。 薫子さんもせっちゃんもかっこいいです。 あと、お手製おにぎりが恋しくなりました。

    3
    投稿日: 2025.12.01
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    ずっと読みたいと思っていたところをAmazonオーディオブルで出ていたので聞いてみた。 めっちゃよかった〜〜〜〜久しぶりに好きなタイプの本屋大賞だった。 暗すぎずかつほのぼのし過ぎない、瀬尾まいこさんみたいな万人に勧めたい心温まる系 人は人生を選べないという話が随所に押されていて、そこからの最後のシーンは泣けた、、、 王道だけどボロボロの主人公が徐々に立ち上がってってて最後に逆に人を助ける立場になっていく展開っていいよね。 あとご飯の描写美味しそう過ぎた〜

    13
    投稿日: 2025.12.01
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    食べ物が優しく心を癒してく、優しさばっかりの本でとっても癒されました。 せつなの悲しい記憶が本人から語られた時、いじらしくて悲しくなりました。 でも、その気持ちもしっかり受け止められて、優しくときほぐされていくのがとても嬉しかったです。 読んでいると大切な人のことが自然と頭に浮かびました。 大切な人が疲れてしまった時、美味しいものと優しさで包んであげられるように、沢山耳を傾けたいなと思いました。

    9
    投稿日: 2025.11.30
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    なるほど本屋大賞って感じの本だった。成瀬は我が道と同じような雰囲気。内容は全然違うけど。 この本はなんだか落ち着いて読んでられる。本の節目節目、そして伏線がしっかりと強調されて登場し、後から回収しますよ然で話が進む。この感じで行けば、最後バットエンド、考えさせる系で終わることもないだろうし、モヤモヤもしないだろうなーって感じ。 心穏やかな読書を得ることが出来る。この本の前が割とクレイジー系だったので、良かったのかもしれない。こんな本が続くときっと飽きてしまうだろうな。

    13
    投稿日: 2025.11.30
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    子供を産めば、子供を育てれば、全てが満たされるのだろうか。 愛されることと必要とされることは違う。 自分を尊重してもらえること、自分も相手にそう思えること、それが愛し合うと言うことなのかな

    16
    投稿日: 2025.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最愛の弟の急死を巡り、始まる物語。何故誰からも愛されていた春彦は死んだのか、つっけんどんなせつなの言動の背後に隠された過去、薫子の背景…。いろんな人が抱えるそれぞれの事情が分かって、何とも切なく悲しい気持ちになった。冷静沈着なせつながあんなに料理が上手なのはそういう理由だからか!とか、春彦が内に抱えた苦しさとか、いろんな角度から一人ひとりの姿が描かれていて、思っていた以上に少々読むのが苦しい場面があったかも。不妊治療に一人で向き合い続け、叶わなかった薫子の気持ちが分かる年代…。辛く苦しい分、考えさせられる内容ではあった。 自分でおにぎりが作れない身としては、せつなの戦闘力が上がるよ発言に軽く衝撃を受けた。笑 ある種、料理の勉強にもなった1冊でした。 薫子とせつなの関係性が最後まで曖昧だった雰囲気だけど、考察は様々ということで良いんだろうか?

    3
    投稿日: 2025.11.30
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    柔らかい表現で読みやすく、1日で読み切ってしまいました。現代の問題を描写しながらも、心が温まり、お腹も空く、良い作品でした。阿部先生の作品はこれが初めてだったけど、他も読んでみたくなりました。 「私の人生、私の命の使い道は、私だけが決められる。望みがあるなら、ぐずぐずしていてはいけない。人間はいつどうなるかわからないのだから。」

    2
    投稿日: 2025.11.30
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    阿部暁子さんの本屋大賞受賞作品。 最愛の弟を失った女性とOn my way仏頂面の女性による家事代行サービスの物語。 ミステリー、現代風刺、個性と迎合、そして愛。 それらすべての要素を孕みつつ、最後には最も大切で温かいものを気づかせてくれる、そんな名作でした。 温かい料理は人を救う。 そして人を想う心こそが真に自らを救うのだということを改めて気づかせてくれたこの作品に感謝を。 「私が救ったのではない。私は今救われたのだ。」

    5
    投稿日: 2025.11.29
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    生きていく上で切っても切り離せない、家事、そして食べること そこへフォーカスを当てながら、生活が難しくなっている家庭へご飯と綺麗な住まいを届ける、薫子とせつな ほっとするものを食べて、ほっとできる家がある それが、明日への、大きな活力になるよね わたし自身も疲れ果て、自分の生活がままならない時もあるけれど、自分のために作った簡単な温かいご飯に救われて、満たされて、落ち着いて眠れる時もある 家事の手間を金銭で買い、心身のゆとりを持てるようにすることも自分を守ることになる 誰でも(わたしでも)そういうサービスを堂々と使っても良いという認識を得られたのはもちろんのこと そこに複雑に絡んでいく、せつなと薫子を巻き込んだ人間模様も少しミステリーを孕んでいて、読む手が止まらなかった 本屋大賞になる理由がわかる本だった 心が温まりました

    8
    投稿日: 2025.11.29
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    食事や料理の描写がとても秀逸で、想像力を掻き立てられた。 主人公である姉が理解していたと思ってた弟の死後、姉が知る由もないことが出てくること、また主人公が料理をする各家庭描写も最後にまとめて伏線回収され、とても気持ちが良かった。

    2
    投稿日: 2025.11.29
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    所々にドキリとするような展開はあるが、全体的にはこの書き手さんは優しい話が得意なんだろうなと思った。 文体がまどろっこしい感じはしたが、読みやすかった。 料理の描写で美味しそうな想像が膨らむのと、普段は嫌いな掃除もやってみようかなという気になった。 最後らへんはうまくまとめた感があって好き嫌い別れそうだが、ラストシーンがとても良い。

    7
    投稿日: 2025.11.29
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    『カフネ』をオーディブルで聴き終えた。 背景の違う登場人物たちが、 食事をし、部屋を整え、暮らしを積み重ねていく。 そのささやかな変化が、生きる意欲として静かに滲んでいた。 薫子とせつな。 2人の言葉と態度には、 違う種類の強さとやさしさが同居する。 「相手を、そのまま受け入れる」ということを、 いろんな角度から見せてくれる物語。 聴き終えた今、 ていねいに暮らしたくなる余韻だけが、胸に残っている。 とても愛おしい作品でした。

    9
    投稿日: 2025.11.29
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    とても温かい良い作品に出会ったと思う、感謝 人は一生懸命生きているが、その中で生きづらさも苦しみも持つ時がある。 愛されすぎてがんじがらめになる時も、 不必要とされてると感じ、自分の存在価値を持てない時もあるけれども、ほんの少しの温かな思いやりで救われる時もあるのだ。 カフネはそんな人々を食を通して温かく包み込む話。 無機質になって、自分の価値がわからない時 温かいスープが身体を心を包む。 生きるのに疲れた時、甘いスイーツで救われる時もある。 ひとりぼっちで介護や子育てに苦しんでいるときに人の作った美味しいものが、どれだけその人に安心と喜びを与えるものか。 この作品は絶望と諦めと言う重いものを背負っている人々が、食で救われる。 毎日食べているもので、人を救える。 そんな喜びと涙に溢れた温かい作品だった。 春彦の死の先にあった未来、 薫子とせつながもつ未来が希望へとつながり、 心地よい読後感だった。

    11
    投稿日: 2025.11.29
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    魅力的な登場人物とテンポの良い会話で楽しく読み進めることができました。 正直に話しちゃえば良いじゃん!と作りものの物語には言えるけど、現実社会ではそれが出来ない場面に何度も遭遇しているので、まだるっこさもリアルに感じられます。 最後は、世間的なしがらみから抜け出せたことによる思い切った一歩を踏み出すのだけど、一気に世界が広がるような開放感があじわえました。

    5
    投稿日: 2025.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とてもよかった。 他人から幸せそうに見えたとしても、皆いろいろ抱えているよねと思いながら、泣きながらどんどん読み進められた。 楽しかった。 にしても、出会って1ヶ月で最後の展開に行けるのはある意味運命なのかも。 親子じゃなくても恋愛じゃなくても人が人を心から大切に想う。。 こんな運命の出会いがあったら幸せ だよね。これからの時代の幸せの形のひとつかもね。

    3
    投稿日: 2025.11.28
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    生きている上で、栄養を摂取することは必須です。 でも、食べることには栄養以上の効果があるんじゃないか。人の心をほぐすような力もあるんじゃないかと思いました。 この小説に出てくるご飯は本当においしそうでした。おいしいものを食べた時不幸に感じる人はいないでしょう。 ある場面は千と千尋の神隠しの名シーンを思い出しました。日常に溶け込んでいるけれど、特別なシーンにも出てくるおにぎり。日本人にとって大事な食べ物かもしれないですね。

    9
    投稿日: 2025.11.27
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    題材重いのに最後まで心地よく読めた。 薫子とせつながお互い正反対の方向にぶっ飛んでるところがよくて、バランス取れてるいいコンビだな〜と思いながら読んでた。 ひとつひとつ深く切り込んではないけど、子育て、介護、セルフネグレクトなんかの福祉の問題がたくさん出てきて考えるきっかけにもなると思う。 わたしがチケットを持ってたら誰に渡すかなって考えてみたり。 個人的に食べ物の描写がすごく好きで、卵味噌もおにぎりもピザもフライドチキンも、すっごく食べたくなった。

    7
    投稿日: 2025.11.27
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    本屋大賞になるだけあって、テンポよく面白いですが、扱ってる題材は重めです。美容室で読んでいたのですが、泣きました(笑)泣きポイント多め。素晴らしい作品です。

    6
    投稿日: 2025.11.27
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    2025年の本屋大賞受賞作。 著者の阿部暁子氏は岩手県在住で、マンガや映画のノベライズ版とか〈鎌倉香房〉シリーズとかで、作家の経験値を積んできた作家。 法務局に勤める〈きっちり女子〉の薫子(41歳)が、ごついコンバットブーツを履いた女性・せつな(29歳)と出会って、ままならない人生から脱却する物語。 薫子とせつなの関係性は、「シスターフッド」とか「擬似家族」とか、そんな使い古された概念で括れない、微妙な空気を孕んでいる。 終始口論しているし。 でもあるときから、戦友の絆みたいなものが芽生えてきて、ラストは「そうなるんかい!」と驚いた。 というか物語は、随所に驚きを用意していて、それは私たちが無意識に作り上げている先入観のせいだと気付かされる。 ジャンル的にはミステリーではないんだけど、フーダニット(誰が行ったのか?)と見まごう展開になっていて、ある種のミステリー的様相を帯びている。 そう、他人って分からないものなのだ。家族だって分からないし、ちょっと知り合った他人の境遇や抱えている想いや、ましてや心身の健康状態なんて、分からないものなのだ。 物語は、清掃と調理のボランティアを通して様々な家に赴くのだけど、そこには日本の社会に巣食う病理も見出せる。 快感も用意されていて、読者によってはグルメものとして読むだろうほど、美味しそうな食事が描写されるし、でも個人的には清掃の描写が快楽的だった。ゴミ屋敷に赴き、少しずつスペースを拡げていくカタルシス。 さあ、部屋を片付けよう! そんな想いを抱かせる小説なのだ。 そう、部屋を片付けることって、自炊と同じように、自分の疲弊しきった拠点を再構築する営みなのだ。 そういう意味で、これは「お掃除小説」なのです。たぶん。

    20
    投稿日: 2025.11.26
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    本屋大賞、ということで借りた本。とても読みやすく、読んだ後もほっこりする気持ちの良い本だった。せつなさんみたいに相手の顔色を気にせず、正直にものを言えるって、なんか憧れる。一度言ってみたいな…と思ったがINFJの自分には到底無理なのでした。

    5
    投稿日: 2025.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで主人公薫子の人となりが好きになれなかった。 彼女の行動も、世代が違うだけで彼女の両親のそれと根本的に同じだと思う。半分は自己満足で、もう半分の親切も大きなお世話になりかねない。たまたま周りにいる人たちがそういうのが大丈夫だっただけかもしれないのに、だ。 私がせつなや晴彦の立場であれば、両親の態度も薫子のそれも同様に鬱陶しく不快だ。薫子自身の加害性を可能性としてもはじめから排除し、遺産・プレゼント攻撃や周囲の証言で外堀を埋めていく様は、何故かボランティア訪問する家々がストーリーを繋げていく出来過ぎた展開、終始一人称視点で進む物語と相まって、作者の主観の押し付けを感じ、不快さを増幅させていく。 「お母さん達は旧世代だし皆が嫌っているけど、私のことはどうやら皆愛してくれている。だから私の生き方は大丈夫!私は今までどおり、どこまでも自分の行きたいところまで土足で行くわよ!」…怖いて。 カフネの"ボランティア"も気になる。知り合い伝の紹介。近しい人から助ける、命の選別。駅前の難病募金と同じで、何故その生命が優先されるかと言えば、誰か声の大きい他人の知り合いだから。私はそれが命が優先される理由とは思わない。 少なくとも、チケットだけ渡して全く助けようという気配のない良い知人を皆さんお持ちのようで。ストーリー外のそんな不干渉な社会こそ語りがいがありそうに思う。 人道支援に生涯を捧げた夫婦。彼らこそ命の選択の重みを知るはずなのに、何故2回もチケットを使う選択ができるのか。つまるところそれが"物語の都合"なのだ。 晴彦の死も、たまたま同時期に薬品が盗まれた事も、その薬品がアポトキシンよろしく死体から検出されない夢の完全犯罪ツールなのもみんな"物語の都合"。 美味い飯食わせたら、それ以上の理屈は許さねえ。 都合の山の上で自分に酔いしれ踊る中年女性は殊更グロテスクだった。

    2
    投稿日: 2025.11.25
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    温かな気持ちになれる作品。温かいご飯を作りたくなる。 優しさがあるから動けるし、キツイ言い方しててもそれも優しさがあるから。 相手のことを想いながらご飯を作るのは楽しいし、そんなご飯が美味しくないわけがない!もし自分が精神的に窮地に立たされてる状況ならば人が作ってくれたご飯はより一層、身に心に染み渡るだろうな〜って想像しながら読んでました。人の温かさに触れられる作品に出会えて嬉しいです。 記憶がおぼろげになってきたので近いうちに再読しよう。

    5
    投稿日: 2025.11.24
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    とても温かかった。 日々の美味しいを気軽に共有できる人たちが、自分のすぐ近くにいてくれることって奇跡なんだなと思った。その有り難みをちゃんと感じて、その一番身近な人たちを大切にする努力をしなきゃと思わされた。

    4
    投稿日: 2025.11.24
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    性格は違えど「カフネ」を体現できるような相手を想う心がお互いにあって、衝突し合っても支え合っている姿が温かかった。 自分はもうちょっと自炊と家事を頑張ろうと思った。

    3
    投稿日: 2025.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はやく読みたくて、平日に寝不足をおして読んでしまった。 私は小説で不幸過ぎる話って泣かそうとしてる?と思ってしまいまんまと泣きながらもさめてしまう。この本はそのギリギリのところ。弟が自死じゃなくて良かったし、別れたダンナさんも、せつなが引き取られた親戚も良い人で良かった。私としては、せつなの病気は余分かな。でも、せめて前向きな終わり方で良かった。 ところで、途中で何度もキレイに手を洗うシーンが出てきて、これはきっと何かある?と思ったけど、特に何もなく終わった。そういう勘は当たらないんだよな…

    3
    投稿日: 2025.11.24
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    家族であれ、人は自分以外の人間のことを知らない。分からない。そしてみんな何かしら抱えている。そしてごはんが美味しいことは最高の幸せ。 共感できて涙が止まりませんでした。 (主人公と地元も境遇もほぼ同じという奇跡も相まって)

    3
    投稿日: 2025.11.23
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    泣けた、、、、、、 なんとも主人公2人の掛け合いがまた面白いし、 弟が急死した、、、 え?なに?ミステリーチックな展開!? と、思いきや、 この妙齢女子2人の間に湧き起こる事件。 いや、事件でもないのかな。 子どもを持つ親としての視点で読み、 娘の視点で読み、 姉の視点で読み、 妻だったり、ママ友だったり、 なんというか、、、、 人には見えないアレコレが、ほんの些細なことで壊れたり。傷つけたり。 逆に助けられたり。 そんなことが生きているとあるよなぁ。 でも1番共感したのは、 子どもと過ごす時間の一瞬。 ふと、ものすごい幸せな瞬間っていうのが確かにあって。 今も尚継続中である私にとっては、 もっともっともっと味わって生きていかねば。 と、思わされました。 あぁ、昨日の寝顔も可愛かった。 あーなんでいつもあんなに手があったかいんだろう。 どうして、寝る瞬間にやたら元気になるんだろう。 なぜ、手の甲にまでお肉がついてムチムチしてるんだろう。 毛穴ひとつないすっべすべでモッチモチの肌。 これが、あと数年でヒゲだらけになる、、、、、 本当、今。この瞬間を大切に生きていこうと。切実に思う一冊でした。 #本 #カフネ #雑誌で紹介されてた #面白かったぁ #泣けた #買ってよかった #初めて読んだ著者 #子どもが愛おしい #ギュっとしたくなる本 #今を大切に #昨日の息子 #今日の娘

    10
    投稿日: 2025.11.22
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    12歳下の弟が急死し遺産を元カノにとの遺言を渡しに行ったところから家事専門のボランティアをすることに。自身も不妊治療から離婚を味わいながら、シングルマザーや介護などを抱えた家庭のお手伝いへと。切なさだけではなく前に進もうよと思えた。

    12
    投稿日: 2025.11.22
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    阿部暁子『カフネ』を読み終えて、胸に残ったのは、人が誰かと出会うことで静かに変わっていく、そのかすかな光だった。弟・春彦の死から止まっていた薫子の時間は、「カフネ」でせつなと出会うことで、ゆっくりと、けれど確かに動き出していく。作品を通じて、薫子が変わっていく軌跡が驚くほど繊細に描かれていて、その変化が深く心に迫った。 物語の始まりでの薫子は、表面上は大人として振る舞いながらも、心の奥には“救えなかった痛み”が沈殿している状態だった。誰かと話す言葉も、呼吸さえも、どこか慎重で、自己防衛が習慣になってしまった人の硬さがあった。そんな薫子が「カフネ」で出会うのが、せつなだ。 最初のせつなは、自分を削ってでも人に手を差し伸べてしまう危うさを纏っている。人を助けることが日常になっているのに、その奥には大きな疲労と、誰にも触れさせない影が潜んでいる。その影を、薫子だけが不思議と見抜いてしまう。この“気づき”こそが、薫子の変化の始まりだった。 せつなと働くうちに、薫子は自分の痛みを「隠す」より、「共有してもいい」と思えるようになっていく。一緒に食卓を囲んだ小さな場面では、薫子の強ばっていた心がふっと緩む。自分のために料理を作ってくれる人がいるという事実、手料理の湯気、台所に立つ気配──それらが、薫子の中の“止まっていた生活”を、ゆっくり再起動させていく。食べるという行為が、単なる栄養ではなく「誰かと生きる」という感覚を取り戻していく描写が、本当に美しかった。 また、せつなの自己犠牲的な優しさに触れたことで、薫子の価値観は揺さぶられる。「誰かを助けることは、時に自分を壊してしまう」という現実。その危うさに気づいた薫子は、せつなに“頼らせること”を覚える。助けるだけの関係ではなく、助け合う関係へ──これは薫子にとって、弟を救えなかった痛みを抱えたまま人生を続けていくための、大きな一歩だった。 せつなが崩れそうになる瞬間にも、薫子は逃げず、その痛みごと受け止めようとする。以前の彼女なら絶対にできなかった行動だ。悲しみから目をそらすために距離を取っていたはずの人が、せつなの前ではなぜか距離を詰める。その描写は、薫子の心が確実に変わっている証であり、彼女自身もまた“救われつつある”ことを知らせてくれる。 気づけばふたりは、家族よりも、友人よりも、もっと精妙な関係になっている。お互いの痛みを知り、支配するでも依存するでもなく、ただ“横に立とうとする”。この距離感の変化こそが、『カフネ』の核心のひとつだと思う。 そして“春彦”という不在の存在が、この関係の背景で静かに光り続ける。春彦を救えなかったという罪悪感が、せつなを支える薫子の行動を重くしていく一方で、せつなの存在によって“もう一度、自分を許す”という小さな芽が芽吹いていく。弟の死は、悲しみの象徴だったはずなのに、薫子にとっては“誰かと繋がるための入り口”にもなっていく。その変化が、本当に丁寧に描かれている。 読み終えたあとに残ったのは、救われたという感覚よりも、“これからの生活を共に生きていこうとする二人”の静かな強さだった。人は出会いによって変わる。まして、それが自分と似た痛みを抱える人ならなおさらだ。薫子とせつなの関係は、その奇跡をまっすぐ描いている。 『カフネ』は、人の弱さとやさしさが寄り添い合うことで、初めて“生きていく力”になることを教えてくれる物語だった。優しさだけでは立てないけれど、優しさがなければ歩き出せない──そんな当たり前のことを、非常に静かに、深く、心に刻んでくる一冊。

    53
    投稿日: 2025.11.22
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    “不確かな世界” 子どものことを想わない親はいない、わけじゃない 誰もが子どもを授かれる、わけじゃない 愛しているから別れない、わけじゃない 他人のことなんてわからないけど、自分の心はわかるから、心に正直に生きることは決して間違いじゃない、小さい子どものように 家事代行サービスでせつなが作るメニューが毎回紹介されるのが面白い 依頼主の好みと生活スタイルを的確に見抜いて、バランスの良いものだけではなく、悪魔的に甘いものもあったりする それが癒しになることもあるから この先暗い未来しか見えないかもしれないけど、卵と牛乳と砂糖があればプリンは作れる 悲観するばかりじゃない ほんとにそうだね

    9
    投稿日: 2025.11.22
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    家族だからその人のことを知った気でいるけど、案外知らないことが多いのかもしれない また料理のシーンが多くてとてもお腹が空くような本だった

    8
    投稿日: 2025.11.22
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    後半が読む手が止まらなかった。驚きや切なさや色んな感情が入り混じる本だった、、、。本屋大賞受賞で読んでみるかってなったけど読んでよかった。人におすすめした。

    3
    投稿日: 2025.11.22
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    続きが気になりすぎて 早く家に帰りたくなるタイプの本だった。 薫子の真面目さや、せつなのちょっと俯瞰した感じが ところどころ自分と重なって、「あ〜わかる…」って思いながら読んだ。 物語の中の静かな切なさもずっと響いてたけど、 いちばん心に残ったのは、最後のパートナーシップの話。 “信頼できる人と一緒に生きたい”っていう気持ちが、 自分の中にもあることがわかった。 読み終わったあとも、じわーっと余韻が続く一冊だった。

    6
    投稿日: 2025.11.21
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    旅のお供の一冊に選びました。 後半は泣きながら読んでいました(交通機関内にて)。 昨今のさまざまな社会的なテーマを盛り込んでおり、最後はきれいにまとめられている気がしました。 かと言って、現実離れをしている感じでもなく…ノンストップで読めました! 食べ物の描写もとても美味しそうでした! 『食べることは生きること』 食べられなくなるくらいメンタルダウンしたことがある方は、たくさん共感できる箇所があると思います。 そして、元気がもらえるはずです。

    4
    投稿日: 2025.11.21
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    読んでいたら、幼少期に母がよく作ってくれた味噌おにぎりを思い出した。 味や匂いを感じる不思議な感覚になる文章と、過去も現在も残酷であり愛おしいと思わせる文章に、すっかり引き込まれ、無意識に涙を流してしまう場面があった。 ふとした瞬間に懐かしさが、頭をよぎる一冊。

    4
    投稿日: 2025.11.21
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    「食べること」を通して、人とつながりを持つお話。 何かを作って食べさせてあげることは、「好きだよ」って伝えること。 自分で過去の自分を救いながら生きていくしかない。 お母さんがよく髪を触ってきた理由が分かった気がした。

    10
    投稿日: 2025.11.20
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    同僚に教えてもらった小説。いろんな出来事が重なって、非常に重い話ではあるけれど、なんだか共感できる部分もあって、不思議な読了感に包まれました。

    9
    投稿日: 2025.11.20
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    友情でも愛情でもない。 弟の元婚約者であり、不審死後、遺言書で遺産を譲りたいと記した相手。 苦手な相手ではあるが、最愛の弟の願いを叶えるため、接近 一緒にボランティアをすることになるが、今まで知らなかった 今まで気づかなかった事実が明らかになっていく中、主人公が成長しつつも芽生える感情 色々な人間模様が織りなす物語でした。

    11
    投稿日: 2025.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    明らかに不幸で人生のどん底かな?と思うような状況の主人公が、人と関わり、知らなかった事実を知るうちに回復し、他者をいたわれるようになる話。 読むと「嫌なことがあっても、乗り越えることができる。」「どこかに自分に優しくしてくれる人はいる。」「自分も回復すれば人に優しくできるようになれる」と思える。 元気がでるし、あたたかい気持ちになれる話。

    2
    投稿日: 2025.11.20