
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
天使のような笑顔を持った弟が突然死んだ。薫子の弟が遺言書を残しており、弟の元恋人せつなに会いに行った。戦闘服のような恰好をして、愛想のかけらもないせつなに激高に倒れてしまい、せつなの助けを受けてしまう。不妊治療に失敗し、夫に離婚され、そして、弟まで失ったかわいそうな薫子。家事代行をしているせつなの料理に助けられた薫子は整理整頓力で家事代行を手伝いはじめる。心がないようなせつな、幸せの塊のような弟が、かかえた心の闇に触れ、自分だけが不幸でないことに気づき始める・・・・ 僕にはそれほど強くはまりませんが、多くの方がはまるようなハートウォーミングストーリーです。
6投稿日: 2025.04.11
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母の介護で疲れ果てた男や女、シングルで小学生の娘との暮らしに疲れた母、双子の赤ん坊を抱え夫の協力を得られず奮闘する母、ネグレクトのシングルマザーと幼い妹との暮らしに耐える男子中学生、港航一は込み入っててこの小説の最大の謎である事情ですさんだ男、ADHDを患いつつひとり暮らしの大学生、夫婦とも医療団体で活動してきて現在は夫の介護をして暮らす老いた妻。それぞれの事情で生活に余裕を失った人たちの家事を手助けするうちに、自らの苦難を乗り越えて成長する二人の女を丁寧に描写する。読んでる最中に本屋大賞受賞が決まった。
6投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ「人間は自分以外の人間のことは何ひとつわからない。わかったような気がしても、それは思い込みに過ぎない。」 だから人間はなるべく素直に語り合ってお互いを理解する努力をし続けなくちゃいけないのかも。 あと小川糸さんにも繋がるけど「食べることは生きること」なんだね。 カフネ=愛する人の髪にそっと指を通す仕草 もともとは恋人同士のロマンチックな言葉みたいだけど子供のやわらかい髪に指を通す時のなんとも言えない愛が溢れるひとときは何ものにも代え難いかも。今夜、こっそり娘の髪をなでてみよう。
4投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ本屋さん大賞受賞で一気に読みました! おせっかいなほどの人と人の繋がりが誰かの心を軽くして前向きに生きていける素敵なストーリー。 薫子とせつなのやり取りがポンポン気持ちいい。 こんな2人に我が家にも来て欲しい。 せつなのご飯を食べてみたい。
17投稿日: 2025.04.10
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ストーリー展開も良く、一気に読める作品だった。 家族であっても、思っていることは言葉にしないと伝わらない。まして他人ならなおさら。 その点をひしひしと伝えられた物語。 ちなみに私はせつなや春彦と同年代だが、彼女らが抱える辛さに直面したとき、生き抜く強さを持ち合わせているだろうか。自分の中に芯はあるだろうか。そんなことも考えさせられた。 人間きっと誰しも愛情を持ち合わせていて、誰(何)に、どのくらいの熱量で、どうやって向けるかが違っている。相手を救うこともあれば、逆に苦しめることもある。薫子が、物語を通して相手(せつな、公隆、両親、出会えなかった我が子…)への愛情を見つけていったことに救われた。 だが、あんなに真面目な薫子が最後にせつなに提案した内容がぶっ飛びすぎていて、終わりにやや拍子抜けしてしまったのが−1★。 いや、真面目だからこそあの発想になるのか?もしかしたら薫子だからこそ出てきた発想なのかもしれない… 薫子とせつな、2人の未来が気になるという余韻を残された。
5投稿日: 2025.04.10
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人がいればそれだけ様々な物語があって、 幸せだったり疲弊してたり絶望してたり希望をもってたり‥ なんであれ、どんな人でも どんな境遇でも 生きることは食べること。 それに 人と支え合うことができたら最高、最強だよね。 そんなうまい話ばかりじゃないけど、困ってる人がいたらいつでも手を差し伸べてあげれる自分でいたい。 そして自分も助けて欲しいと 言える自分でいたい。 料理は得意じゃないから掃除担当で!
5投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログたまご味噌… とにかく食べたくなる。 検索してみたら、青森のソウルフードらしい。 作って食べてみたら、優しくて力強い味がした。 ご飯がすすむ…。 食べることは生きること…と、実感できる作品。 本屋大賞受賞おめでとうございます!
8投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ愛するということ、愛されるということ 子どもを産むこと、産まないこと、不妊治療をすること 生きること、死ぬこと、残された家族のこと 多様性とは 結婚すること、離婚すること 1人で子どもを育てること 健康とは 1冊の本に様々なことを考えさせられ、自分の人生と重ねて読むシーンもあり胸が熱くなる。 ただ1つだけ、41歳はもっと若々しいとおもうのだけど。
10投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログすごく温かいお話だった… 本屋大賞だと予想してたけど大当たり! 私はノミネート作品のうち『生殖記』と『恋とか愛とかやさしさなら』が好きだったから、それほどはおもしろい!とならなかったけど。 このお話で救われてる人もたくさんいるんだろうな。
11投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ薫子さんはティッシュをたくさん使う人だった。 心を削られながら読み進めた。自分の半生を思い起こしながら読み、作者に人生を諭された気がした。 ラストで髪を整えられたように心が整った。明日何が起こるか分からないけど生きていくしかない。 元気に生きていくために食事に気合を入れよう。
472投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログのっけからものすごい緊張感が張り詰めていた。とにかく小野寺せつなに圧倒された。彼女の言動は社会常識的にはあり得ない。強烈なインパクトをまずは読者に与えておいて徐々に彼女の人となりを明かしながら肩凝りをほぐしていくような定番手法ではあるものの、ストーリーは斬新であり、終始引き込まれ続けた。それほど見事なキャラクターの活かし方だった。 もちろん物語はせつなのキャラクター性だけでは成立しない。せつなと完全な対立軸である主人公の野宮薫子の存在がむしろ最も重要だ。決して幸せな状況に置かれていない彼女の度胸はすこぶる爽快であり、せつなに対して一切妥協しない芯の強さに何度も心を打たれた。 物語を作り上げるのは登場人物であり、物語を面白くさせるのは登場人物のキャラクター性であることを改めて思い知った一作だった。
9投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ奇しくも、本屋大賞受賞の日に読了。 なんですか、この小説。いやーーーーめちゃくちゃ良かった!(情けない語彙力) あまりに泣き過ぎて、家族に心配されるレベル。 色々な思いが溢れすぎると、感想何も書けない。 全員優しい。誰かのために何かをすることで自分も救われる。自分が救われたことを、また誰かのために動く、それが誰かの命に繋がる連鎖。 いやもう、これ以上書けない。 とにかく、読んで欲しい!!(リアルでソッコー3人に薦めた)
50投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ人間はとても複雑で、家族や恋人でも、どんなに長い時間一緒に過ごしていろんな面を見たとしても、自分が知っていることは相手のほんの一部でしかないんだということを、改めて考えさせられた。 友達や同僚とかもっと距離がある人はなおさら、簡単に『この人はこういう人』という風に決めつけてしまわないようにしよう。だってその行動や言動に繋がったどんな過去があるのか、何も知らないんだから。 本の中で、とても響いた言葉の一つが、 「人間なんてただでさえ行き違うものなんだから、言葉で伝えることまで放棄したら、相手にはもう何ひとつわからない。」という言葉。 他人には言えても、大切な家族だからこそ心配させたくなくて言わないことや、失望されたくなくて言えないことも確かにある。誰かに深く関わることは、傷つくことも傷つけることもあって怖いことだと思う。 でも、それでも、自分にとって大切でそばにいて欲しい人なら、自分の気持ちをしっかり伝えることを怠ったらダメで、相手の本音を少しでも話してもらえるように、踏み込んでいくことも時には大切だと感じた。 どんなに近い存在でも、すべてを理解することはできないとわかった上で、もっと知りたい、わかり合いたいという気持ちになった。 もう一つ、この本の魅力は、せつなが作る料理の描写がとにかく美味しそうで、読んでいてお腹が空いてくるところ。 『食べることを信じている』って素敵。 誰かが自分のことを思って作ってくれる料理って、言葉で伝える以上に相手を想う気持ちが込められているなと感じた。 もう一度、初めから読み返したい。登場人物たちの隠された複雑な気持ちや過去や今をすべて知った上で読んだら、全く違う捉え方をすると思う。 ★心に響いた言葉 「朝は希望ではなく絶望から始まり、夜眠る時には、自分のこれからには袋小路しかないという不安に叫び出したくなった。」 「その人が本当に困ってるか困ってないかなんて、表から見ただけじゃ分からないことですから」 「大人だって、親だって、ビビるしへこむし敵前逃亡を働くこともあります。みんなそうです。」 「仕事があり、家があり、いつか自分のもとに生まれてくる子のために貯めていたお金もあり、きっとこれからも生きていくことはできる。だけど、私はそれだけでは心をたもてない。お前はそこにいてもいいのだと、誰かに認めてもらえなければ、自分が生きることを肯定できない。」 「人間なんてただでさえ行き違うものなんだから、言葉で伝えることまで放棄したら、相手にはもう何ひとつわからない。」 ★個人的には... 薫子が公隆に離婚の理由を聞いた場面。ずっと自分が原因だと自分を責め続けて後悔していたけれど、本当は彼自身の問題で、彼女がどうしてたって離婚する結末になったことがわかった時、あぁ、こういうことかと思い、初めて自分の中の後悔がひとつ軽くなって救われたような気がした。 誰でも、自分の都合のいいように、納得ができるように話を作りあげる。そうしないと、現実を受け入れて前に進めなくなるから。でも、自分のせいで招いたと思っていた相手の行動に実は自分が全く関係なかったり、自分があの時全く違う行動をしていたとして避けられなかったことだったり、人と人との関係の中では、自分ではどうすることもできないことが沢山あるんだよなと改めて思った。相手の気持ちや考えは自分の想像の範疇を越えているし、すべてを知ることもコントロールすることもできない。
5投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログ本屋大賞受賞おめでとう御座います!!!! まだ読んでいないのですが、これをきっかけに読みたいと思います!
15投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログ薫子さんが最初少し嫌いだったけど、読み終えた後はそのおせっかいさや優しさが、好きになってた。 ラスト、電車の中なのにウルウルしながら読んでた。 そしてお腹すいた笑
11投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わってから感想を書くまでずいぶんたってしまった。あと8時間ちょっとで2025年の本屋大賞が発表される。 (具体的ネタバレは書いてませんが一応ネタバレ設定してます) 主人公の薫子と年が近い私には、アラフォー世代の息苦しさ=親世代から結婚して子どもを生んで育てるのが幸せな生き方よという押し付け、というのがすごく分かる。そして、それを「普通」とするならば、その普通を受け入れられない、普通になれない、普通を手に入れられない自分はどこか欠陥品なんじゃないかと思ってしまう。 そんな苦しさを薫子から感じながら、性格が真逆なせつなは、自分の生き方、考え方を貫くかっこよさを持ってるようにも感じた。 でも、せつなも、素直じゃないし、人に甘えるのが下手だし。だからこそ、人って、お互いのでこぼこを埋め合うために一緒にいるのだと思う。恋人でも、親友でも、夫婦でも。 名言がいっぱいあって、一気に読むには読んだけど、なんか出会う言葉ごとに本を胸にあてて、そうだなぁ、そうかぁ、そうだったんだなぁって、私自身の人生にも重ねながら、大切に大切にページをめくった本だった。 ただ、ラストはすごくびっくりして、えっ、それってせつなにとってはいきなり唐突じゃないか!?と思ってしまったけど、今の社会制度で家族以外の人が他人に介入できるのって、やっぱり入院時とかが一番融通がきかないから、なんらかの形で「家族」という同じような形をとることで解決はされるんよね。もうさ、日本もこれだけ結婚しない人が増えてきてるんやからさ、婚姻関係だけを家族として認める以外に、同性の友人関係でも家族として認めてもらえる法律作ってほしいと思う。孤立する人が減ると思うから。愛情ってさ、異性や子どもに対してだけ抱くものではないからね。 春彦の死の真相も、少しミステリー気味やったけど、セルフネグレクトっていうのがあるっていうのが府に落ちた。 家事代行を通じて、色んな環境で、声を上げることもためらう人たちがいて、そんな人たちが声をあげやすいように、敢えてグレーな形を作る。これはすごく大事やなと思った。 あらゆる視点から考えることができて、気づくことも多々ある小説だった。 本屋大賞とってほしいな。
10投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログ一気に読んでしまった。 国家公務員薫子は、41歳、不妊治療、離婚、弟の突然死に自暴自棄な生活をしていた。 弟春彦の恋人と紹介されたせつなと会い、ボランティアを共にすることで自分を取り戻していく。
18投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終えた今、心が震えて仕方がない。 ラストの一文まで大満足のいく作品は珍しい。 主人公薫子と亡くなった弟の元恋人せつなとの出会いから始まる、人生の再スタート。 年齢と毒親の元で育ったことが薫子と重なってしまい、まるで自分を見ているようで痛々しくて辛かった。 私が子どもの頃からずっと胸に抱いている「人の気持ちを計り知ることはできない。他人と100%分かり合うこともできない。だからこそ言葉で伝え合わなければいけない」という信念も著者の思いと全く重なって、怖いほどだった。 それでも作品に数多出てくるあたたかい料理と、極彩色の情景描写に心が洗われ、未来が希望に満ちた輝かしいものになっていく。 過去の自分、両親、家族を肯定し、現在の自分も肯定し、未来に希望まで持たせてもらえる素晴らしい作品に出会えた。
5投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログとても温かな気持ちになれる小説。 相手の苦しみを自分の限られた世界で想像し、押し付けることは極めて傲慢だけど、それでも想い続けたい。どうか優しさと思っているものが、胃がもたれるほどの油にならないように、愛し続けたい。 ✏今日は薄曇りだ。やさしい水色の空に粉砂糖をまいて、そっと刷毛で広げたような雲がかかっている。 ✏下心もある活動なんです。そういう善意100%じゃないところが好きです。善意って油みたいなもので、使い方と量を間違えると、相手を逆に滅入らせてしまうから ✏未来は暗いかもしれないけど、卵と牛乳と砂糖は、よっぽどのことが無い限りこの世界から消えることはない。 ✏人間なんてただでさえ行き違うものなんだから、言葉で伝えることまで放棄したら、相手にはもう何一つわからない。 ✏春彦は色んな人に愛されて、欲しがられて、それが29年間ずっと休みなく続いてて、笑っていても本当はすごく疲れてた。 ✏愛しいんです。眠っている娘たちの髪をさわりながら、忙しすぎて心を失くしかけているような人たちが、こんな時間をもてるようにする仕事がしたいと思いました。 ✏本当にどれだけ助けても、困っている人も、苦しんでいる人も、泣いている人も、いなくなりはしないから。 ✏すべての子供は親の欲望から生まれて、生まれたあとも親に虐げられる子供がたくさんいる。 ✏誰かに自分を救ってもらうことなど、できないのだ。自分で過去の自分を救いながら、なんとか生きていくしかないのだ。
22投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログいい本。出てくる人はみんな善人!それぞれ抱えた悩み、苦難に取り込まれてしまう。言葉は言葉通りじゃないと教えてくれる。
4投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ夫と離婚し、家族で唯一仲が良かった弟も亡くした四十代の女性が弟の元恋人と家事代行を毎週土曜日に行う話。 家事代行として様々な家に赴き、それぞれの事情を感じとる前半が面白く、泣きそうになった。もちろん後半の物語の本筋も良かった。 「あなたは、あなたとお母さんのプリンを、自分の力でいつだって作れる」という台詞が印象深い。 読んだあとに心があたたまり、今日を生きようと思える良作。
5投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログとても良い、好き。なんとなく読むの後回しにしてたけど早く読めばよかった。ボロボロ泣いてしまった。 薫子がとても良いキャラしてる。
5投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ2025/4/5 読了 人は生きていく、生かされているという事を感慨深く感じた小説だった。 薫子とせつなのコンビが絶妙に良くて、面白かった! 薫子のお節介おばさんが最後にはせつなに刺さったというのもなんだかジーンときた。 家族でも分かり合えない、自分が真に思う事に蓋をして、家族や他人によく思われよう、いい子でいようは結局息苦しくなってくる事、ならばp.253「自分の人生、自分の命は、自分で決められる、望みがあるなら、くずくずしてはいけない。人間はいつどうなるかわからないのだから」 最近とても思う事。 そして、生きるという事は食べる(食事)をする。 それが自炊であれ、外食であれ、食に対して楽しむ事も生きていく上で大切な事。 家事代行で訪問したお宅で、せつなが手際良く作る料理に毎度美味しそうと想像してみたり、「卵味噌」がとても気になったりと、食事の大切さを改めて考えさせられた。 自分のこれまでの人生を振り返ってみたり、これからどうしたいかということに問わて考えてみたりしながら読み進めた。 とても読み応えのある小説で素敵なお話でした。
6投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ本屋大賞にノミネートされた同郷の作者ということでぜひ読みたいと思っていた作品。 ストレス社会と言われて何年経ったかわからない昨今、自己肯定感や休息などをテーマにしたビジネス本が多く書店に並ぶほど、日々の生活に疲れた人が多いということだろう。 そんな人々に癒やしと気づきを与えてくれるような本作。 ボランティアやお節介などをする人は、満たされた人間であるという印象があるが、必ずしもそうではない。 他人を労ることには抵抗ないが、ご自愛ができない人々もいるということ。 だからこそ人に優しくされたときは、感謝をすること、その優しさを返してあげることが「フェア」な世の中をつくるのだという当たり前のようなことに気づかせてくれた。
8投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ読み終わってみて、 なんだか大賞を取りそうな話だな〜と思った すごく「今っぽいな」と思ったので…。 安易に感動した〜とは言い難い内容だけど、 多分読んでいて自分の生活、というか生き方に メスを入れたくなると感じる人は多そう。 私も色々と感じてしまってちょっと途中しんどくなった。 毒親とかネグレクト系の話も出てくるけど、 そこがメインではなくてよかった ただ割とメインのテーマなのかなと思ってた 「食事」部分が若干フックとしては弱かったな〜〜 今日は美味しいもの作るか!!!という気持ちにはなったけど。 春彦の死が、ただただ悲しいだけのものにならなくてよかった。
7投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ74ページまで。弟春彦の恋人せつな。 刹那が作る豆乳のにゅうめん、誕生日のチョコパフェ。バラのかたちのリンゴこスライス。 予約本、読書再開。老眼の私にとって、細かい文字も、だんだん慣れてきて、物語に引き込む想像力のある文章。ドラマにすれば良いのにな。オムライス食べたいな。162まで読了。
6投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログタイトルにもあるカフネについて。 本書を読む前は意味を知らなかった言葉だし、日本語にはない表現ということで、タイトルのカフネをどのように表現されるのだろうかと思いながら読んでいきました。 なんだ、カフネという家事代行サービスの会社で主人公がボランティアをしていくだけでそこまでタイトルに意味はないのかもな、、、と思いましたが、最後読み終わった時には主人公がカフネをする行動の奥に隠されている思い遣り(人との心の温かさ)を感じ取ることが出来た気がします。 本書では複雑な人間関係、生活環境の描写が細かく表されており年齢関係なく心に余裕がない人が多く出てきますが、一方的に助けるだけでなく、共に助け合うことで良い方向に向かっていくことが本書のテーマだと考えられます。 とても心が温まる良い本でした。
6投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ初めて読んだ作家さんです。 人と人の関係性 心にあたたかさが生まれる作品でした 本屋大賞ノミネート作、あと2冊残ってるけど、なんとなく大賞の予想はできました(^^)
4投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログ食事は体も心も満たしてくれる栄養だ。 その教えをあらゆる家事代行を経て教えてくれるせつなと、弟を亡くし不妊治療の末恵まれず独りになってしまった薫子。 この2人は仲が悪いようで結構馬が合うコンビだなーって微笑ましい。 弟の春彦は、自分に意思表明力がないことからグレー枠に属してると自覚してるからこそトキさんにグレーなひとがより助けを求めやすい環境を作るよう促したんだと思う。 自分より人がどう思うかを最優先に選び取ってしまう優しい子だ。 そんな彼が抗って行動を起こそうとした矢先の不慮の死。 だけど本当のことが知れて、1人ではない、支え合える仲間がいるんだということを再認識しつつ、自分がどうしたいかを最優先して生きていくことを選び取る正しさを教えてくれた。 食事についての魅力、愛の歪み方受け取り方、心に傷を負っても互いに助け合える愛情、子どもに対する想い、親に対する想い。 いろんな大切なことを再確認できる温かい物語でした。
68投稿日: 2025.04.03
powered by ブクログ真面目で努力家な薫子。その弟が突然死ぬ。 弟の元恋人せつなに弟から残された遺産を渡そうとする薫子であったが、せつなからは拒否をされる。 アルコールに依存していた薫子は、あるきっかけでせつなに助けられ「カフネ」という家事代行サービスのお手伝いをすることに。 突然死した弟は自殺だったのか、それとも。 薫子は「カフネ」を通してせつなのことを知っていく。 食を通じて、人と通じる話。 衣住食が整っていないときの人間の脆さ。メンタルが弱るから整わないのか。 薫子は手にするはずだった我が子へ向ける愛情をせつなへと向けるように変わっていく。それでいいのかな?って思ってしまった。せつなが受け入れる兆しを見せたからいいものの、ちょっとグロテスク。 真面目で自分に厳しい薫子は、努力でどうにもならないことが許せないのだろう。子供を持つこともそうだが、コミュニケーションもそうなはず。 だから物語を通して薫子が成長したとは思えない。 弟に変わる依存先を発見しただけに僕には思えてしまう。 春彦のことが後半、明らかになるところくらいからは面白かった。 それまでは、不穏な中年女性の心の内を見せられているだけだった。
3投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
救うことで救われていると気づく 愛は重圧になるとも気づかされた 主人公と共に成長だったり価値観を高めてくれる気にさせてくれた セルフネグレクトや生まれたこと死ぬことへの向き合い方を改められた
3投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ本屋大賞2025ノミネート 弟を亡くした女性と弟の元恋人との不思議な関係を描いた物語 設定、ストーリー、人物、言葉の選び方、全てがよく考えられていて素晴らしかった
4投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ最近の中ではかなり評価されている作品なので、たまにはこういった感想があっても良いかなと思うが、個人的にはほとんど感情移入するのが難しかった。 特に多くの方が気に入られている食事に関する描写は、どうもメタ的に読んでしまった。書くために書かれている感じというか、入れたくて入れられた感じというか。 そもそもプライベートにおける私の状態が良くなさすぎて、真剣に浸れていない感じがある。 ただ登場人物自体への印象の変化や彼女らの心情の変化などが美しく描かれていて、好きな方にはとっても良い作品だろうな、と思ったし、自分もこういう作品で感動していきたいとも思う。
18投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ涙無しには読めない作品だった。相手の本当の姿や相手の考えていることは相手にしか分からない。 春彦のエピソードを聞く度、春彦は無理をしてたんじゃないか、辛かったのだろうかと感じずにはいられなかった。また、自分も優しい誰かのことを利用してしまっていないだろうかと思った。 色んな人がカフネのサービスを利用することによって部屋が綺麗になったり、美味しいご飯が食べられたり出来るようになったことに心が温まった。文章を読むだけでせつなの作る料理の美味しさが伝わってきた。料理を食べるだけで人は笑顔になれるし元気にもなれる。料理の力ってすごいなと思った。 せつながおにぎりを食べながら、春彦のことを思って泣くシーンがとても印象に残った。 せつなと薫子が関わっていくうちに、せつなの不器用なところが見えてくるようになったり、薫子の考えが柔軟になったり変化して行ったことや2人の絆が深まっていったのが印象的だった。 何度も読み返したくなる本だった。
0投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025年本屋大賞4作目読了 前評判から凄い好評だった 阿部暁子:著 『カフネ』 正直、評判のいい作品は期待が大きくなりすぎて、読後はその期待を超えれないことが多い。 が、この作品は期待以上に面白かった。 感動した。と安易に言ってはいけないんだろうが、いいお話だった。 たかだか五十音順の並べ替えで、人をここまで感動させる小説家たちはやはり天才だなと常に思う。 物語は二人を中心に進んでいく。 弟である「春彦」を無くしてしまった「野宮薫子」。 そして弟の元恋人である「小野寺せつな」 12歳年の差がある二人だが、独特な関係性がこの小説のいいところである。 弟の死と離婚で心身共にズタボロの薫子。 感情が備わっていないようなせつな。 弟の死によって遺産相続を姉に任せた春彦。 それは受け取れないとせつな。 二人の言い争いは、感情論と理論のぶつかり合いがまず面白い。 僕はどちらかと言えば、せつなよりなのですごく共感ができてしまう。 ひょんなことから二人は行動を共にする機会が増え、中盤から終盤にかけてはせつなの真相に触れ始め、感動のラストになる。 子供や家族についての在り方。 それに色んな角度から触れ、作中のあらゆる家族を通して、その形が自由であり、人それぞれであることを思い知らされる。 決して形は綺麗ではないけど、幸せな人。 誰もが羨ましがるが、心が枯渇している人。 自分よがりの愛で縛り続ける人。 世界にも色んな人がいて、色んな幸せがあって、色んな形がある。 全部を受け入れれる訳ではないが、あることを否定してはいけない。 ご飯を作る描写がやけにリアルで丁寧で多くて。 正直、最初は煩わしい気持ちで読んでいた。 早くストーリー進めてほしいなと思っていた。 だが、最後にはその描写が、凄く意味のあるものに変わった。 それを感じたのは僕だけかもしれないが、あの時の○○があったから今がある。 というように、あの長く必要以上に丁寧で、時には煩わしく感じる文章が、最後に凄い深みを持って自分のもとに届いた気がした。 そしてこの小説で一番印象に残ったのは「人を知ろうとすること」 薫子もせつなも、大義名分の基に、義務的に関係を持っていた。 それが無くなれば会う必要すらなくなる。 合わない二人にとってはそっちの方がいいとすら思える。 人の悪口をいわず、長所を褒める。盗人にも五分の理をあたえる デールカーネギーが書いた本「人を動かす」の一文。 どんな嫌いな相手でも言い分ある。 それが盗人だろうが殺人鬼だろうが。 歩み寄ることの大切さを、人はやはり人の言葉に動かされることを。 あのぶっきらぼうのせつなは、不器用ながらに薫子に歩みより、薫子もまたせつなを知ろうとした。 この行動が、人間同士の在り方なのではないかなと感じた。 絶対にそうあれという訳でない。 僕はそうありたいと思ったという話だ。 人は知らないものを拒む傾向にある。 新しいことをやる時は常に批判の嵐だ。 だが世界の偉人たちはこの批判から電気を生み出し、電波に乗せ、今では片手で電話なんてものができる時代になった。 これも「知らない」時は批判だらけだったろう。 まぁ変化を嫌う人間の心理的にはそうなるので仕方はない。 相手のことも知らずに終わるのは実にもったいない。 知れば変わる何かがある。 相手を知ろうとする行動は、相手への好意、好奇心の表れだ。 人から好意を向けられて嫌な人間はそういない。 先にあげることが重要だと、色んな本に書いてある。 確かにと頭で分かっていても、やはり嫌いなやつは嫌いだ。で簡単に烙印を押し、今後二度と関わらないように徹するのが僕の常だ。 もっと人との付き合い方を前向きに考えようと思わせてくれる一作。 実にいい本だった。 個人的に「小野寺せつな」は「成瀬あかり」に匹敵するほど、興味深い人物で好きである。
13投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ私は周りの人をどれだけ理解出来ているだろう?自分は本来の姿を見せているだろうか?自分の意見を常にはっきり言える人もいれば、春彦のように周囲への優しさ故に、本心を見せずに生きる人もいるだろう。 人と人が理解し合うのは難しい。でも分かり合えた時は素直に嬉しいと思うし、窮地に陥っていたら力になりたいし、逆もまた然り。どんなに身近な人であっても言葉にしないと分からないことがある。そこに心の込もった料理があれば潤滑剤になると感じた。美味しいご飯は心と身体を緩ませ、自然と本音が出てしまうから。 春彦の本当の気持ちが分からなかった後悔を経て、せつなと真摯に向き合おうとする薫子。徐々に本来の自分らしさを取り戻し、落ち込んだ経験のある人が纏う強さと優しさを持って、せつなに寄り添う姿に胸が熱くなった。人と人が繋がるってこんなにも美しく尊い! こんな小説が読みたかった!だから本を読むことはやめられないと思った本屋大賞に相応しい作品、大賞を獲ってほしいです。
20投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログとても心温まる、素敵な1冊だった。 「食が与えてくれる幸せがいかに大事なものか」がぎっしり詰まった物語。 読んでいるだけでお腹が空いてきて美味しいものを食べたくなるような、そして一人暮らしの身としては自炊欲が高められる作品だなあと感じた。 部屋を掃除することが好きなので、薫子の気持ちに共感しながら読み進められた点もものすごくよかった。 そして物語が進むと同時に自分の視野の狭さに気づき、どんどん行動に移していく彼女のかっこよさにも憧れた。 勇気、幸福感、未来への期待、色々な感情を呼び起こさせてくれる素晴らしい1冊。 ーーー追記ーーー 元々人に借りて読んだけど、本屋大賞に選ばれてすぐ書店で購入…! 何度見ても美しい表紙で、積読本たちを読み切ったらもう一度読み直そうと思った。
7投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大人だって泣いていい。 不妊治療がうまくいかなくて、夫に捨てられて、可愛がっていた弟に急死され、誕生日には母から辛辣な言葉。死にたい。私だったら死にたくなる。 不妊治療していた身からすると、ヤバい。泣く。 心が動かされる瞬間がある。グッととらえて離さない。いちいち辛い。心当たりがありすぎて。 主人公の気持ちの変化も尊い。もう愛じゃん。 ねえ、何度も何度も泣かさないで。 2025年4月追記 本屋大賞、本当におめでとうございます。 私と同年代の方がこんなに素晴らしい作品を産み出してくれて、勝手ながら誇りに思います。 これからも素晴らしい作品を楽しみにしています。 以下は、心震わせる引用です。 「きっと人間を最後に立たせるのは、勇気でも希望でも夢でもなく、見栄だ。」 「やさしい味がしみて、痛いほどしみて、もう耐えられなかった。」 「泣いちゃだめ、大人だもの。」 「子供を得るための願掛けのように、それまでしていたこと、好きだったことを、ひとつずつ捨てていった。」 「遺書は自分の死後のために書き残すメッセージだが、遺言者は、自分の亡き後に法的効力を発動させるための強固な意思表明だ。」 「お腹がすいていることと、寝起きする場所でくつろげないことは、だめです。子供も大人も関係なく、どんな人にとっても」 「やさしい水色の空に粉砂糖を振りまいて、そっと刷毛で広げたような雲がかかっている。」 「けれど今、誰かの役に立つことができた。たったの二時間、それもたいしたことではない。それでも今、ありがとうと言ってもらえた。今、私はあの人を助けたのではなくて、助けてもらったのだ。」 「お子さん二人を育てるのは、来月や再来月に終わる話じゃないんです。これからずっと、ずっと続くことなんです。まずはあなたの体と心を守ることが、お子さんを守ることにつながります。」 「諦めることは、時として努力を続けるよりも困難だ。打ちのめされながらも治療を続けたのは、意思が強いからではなく、やめてしまうことが、自分の決断で子供を持つ可能性を断ってしまうことが怖かったからだ。」 「人間なんてただでさえ行き違うものなんだから、言葉で伝えることまで放棄したら、相手にはもう何ひとつわからない。」 「勝手に彼女は健康で若くて何ひとつ問題を抱えていない人間だと決めつけ、配慮を怠っていた。それが、苦しかった。」 「彼女に何かをしたいんです。彼女が笑ってくれたり、喜んでくれたりするようなことを、したいんです。彼女が私にしてくれたように」 「この子にとって何かを作って食べさせてあげることは、『好きだよ』って伝えるのはことなんだなって」 「僕は、一生彼をゆるさない」 「こうして彼が本音で話すことができるのも、自分がそれを受け止めることができるのも、もう、夫婦という関係が終わった他人同士だからだ。かなしかった。他人に戻ってやっと本当の話ができる自分たちたちが、とても、かなしかった。」
6投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ最初この二人はお互いを理解し合えるのか?と疑問に思うくらい個性的な薫子とせつなが「カフネ」の活動を通じて、理解を深める過程が魅力的でした。家庭の問題や貧困によって生まれる現代の孤独や家事が疎かになってしまう様子が重すぎないけど、リアルに描写されていて、食事や人との繋がりの大切さを改めて実感しました。春彦が本当にいい子で彼がどんなことを思いながら生きていのか読み終わってからも考えたいです。
19投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ「ありがとうございます。生きます。」 「あなたと一緒にいきたい。」 「私達が生きているかぎりあなたの元にくるから」 雨の日曜日、朝からこの本を読み始め、急に仕事に駆り出されて、また帰って続きを読んだ。くたびれきった身体に、優しい美味しい本。 帰って読む前にお握りと、お味噌汁ちゃんと食べたけど(笑)食べてから読まないといけないと思った。 薫子さんと、せつな。この2人の対峙に引かれるように物語は進む。この2人は弟の春彦によって繋がれる。いまは笑顔で包み込むような春彦はいない。料理を作るせつな、掃除をする 薫子。2人はよいペアになる。 人は失っても生きていかねばならない。食べなくてはならない。部屋が綺麗になるとなぜか力がでる。だからこそカフネがある。 痛切に思う。激しく辛いときは誰かに助けを求めてもいいのだと。 読了後、凄くすっきりした。色んなことが回収され、その回収の仕方が急ぎ足でもなくちゃんとしていて久しぶりにすっきりした(笑)さずが本屋大賞ノミネート作 料理は苦手だが、作るのは好きなので「卵味噌」と「豆乳素麺(トマト入り)」は作ろうと思う。 あ、むちゃくちゃ掃除は好きです(笑)部屋のすみに本は積んであるけど。ちょっと残業続くとお風呂汚いけど(笑)カフネでボランティアできないかな
41投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ2025年本屋大賞ノミネート作品 人間模様。 あらすじ 主人公(薫子)の弟が心不全で死にました。 弟の元恋人(せつな)に遺産を分配したいとの遺言書が残されていた。 せつなは遺産をいらないと簡単に拒否して困る薫子。 せつなは家事代行会社『カフネ』に勤めていてそこの毎週土曜日に行われる家事代行サービスのボランティア活動を手伝ってくれれば遺産の話を検討をすると言う。 その活動に参加して遺書によって引き合わされた2人の距離は徐々に縮まり…。 感想 本当にお腹が空いてくる作品。 おいしいご飯は明日を希望に変える! 家族でもわかったつもりでいても結局は他人だからその人の事はわからない。
4投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログこの本の画像をよく見かけるので、私も読みたくなりました。 初めての作家さんです。とてもいい・・・・ 最後の方はなんだか涙涙になって・・・・・きょうもいい読書でした。
54投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ家事は待ったなしに、感電!薫子と対照的な小野寺せつな。2人は食事と掃除で人々を助けるが、実は助けられてたってクダリが琴線を弾く。あと、繊細なのに大胆に繰り出される心理描写の連打。戦闘力上がった感じ。
32投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ最後の結末だけ、そこに着地するか!?というモヤがあるのだけれど、2人の人として繋がっていく様子はとても好ましかった。 弟を亡くした姉と、弟の元カノ。 奇縁で繋がった2人が共同作業を通して同志になっていく。2人とも清々しいくらいハッキリものをいうのが心地よかった。 私はそういうのが好き。 出てくる人たちどれも魅力がある人なのもよかった。 2025.3.29 67
15投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ「家族」の定義って、なんだろう? この本を読んでいて、私が大好きな坂元裕二のドラマを観ていていつも考えるこの問いを、またずっと考えていた。 突然亡くなった弟の恋人、という他人と主人公のバツイチ女性の関係性は、言葉にすると難しい。 でも、その人の生き方をそばで見ていたいと思えたら、それはもう「家族」なんだろう。 美味しそうな料理もこのお話の重要なアイテムなのだけど、料理単体というより、献立にグッとくる。 そうか、献立を考えるのって、より食べる人のことを考えている感じがするよね。 生きていると、悲しいことにもたくさん出会ってしまうけれど、ごはんを一緒に食べてくれる誰かがいる、自分のために献立を考えてごはんをつくってくれる人がいれば、きっと前を向いて歩いて行ける。
34投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログなんて優しい物語なのだろう。読み終わって本を閉じ、心地良い読後感に浸った。 実は私も最近、祖父を突然失ってとても辛かったから、物語が心に寄り添ってくれているかのように沁み入って来て泣いた。 本当に救われた思いがしている。 食べ物の描写が際立って素晴らしい。とてもおいしそうで読むと唾が溢れて困った。どれだけ心が落ち込んでいても、おいしい食事を摂れば途端に心も体も少し軽くなる。 辛い気持ちが消えて無くなるわけではないし、悲しい出来事を忘れることは出来ないけれど、一時でも安らぎをくれるのがおいしい食べ物の持つ力なのかもしれないと思った。 寄り添う。それが本作のテーマだろう。 他者を完全に理解するなんて無理。家族だろうが親友だろうが恋人だろうが、心の中を透視するなんて不可能だし、突き詰めていけば赤の他人なのだから当然だと思う。 だが、知りたいという想いが大事なのだと感じた。完全には分からないけれど、想いを言葉にして寄り添うことなら出来るはず。 薫子とせつなの関係を通して、私もそういう人でありたいと思った。言葉を尽くせば、伝わらぬ想いなど無いはずだから。 命と食。人と人。切っても切れないものの繋がりが愛しく思える素敵な作品だった。 この本に出逢えて良かったと心から思う。
31投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログテーマがかなり昨今話題になってるもの。 子ども食堂やネグレクト、子育てや家事の悩み、自殺やパートナーシップ制度など、多岐に亘っていた。 薫子さんが強い女すぎて、長女すぎて、すげーー!!となりました。 悩みは数値化できないし、比べるものでもない。 でも、誰かの悩みを聞くことで、自分の悩みが解決したわけじゃなくても、反省し、より自分の悩みを客観的に見て、成長することができる。と気づいた。 現実的ではないせつなさんのぶっきらぼうな振る舞いはどこかヒヤヒヤしましたが、本屋大賞候補らしい読み応えでした!
5投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログとても良かったです。評判通りに良く出来ている作品です。何より気に入ったのは、薫子とせつなの掛け合いです。ツンとして影のあるせつなだけど実際のところ優しさや人を想う気持ちが見え隠れして、、そんなせつなの本質に気付き真っ正面から向かっていく薫子、無理にキャラ設定を押し出すことなく自然なお互いのやりとりが読んでいてとても惹き込まれるし楽しかったです。2人の掛け合いのおかげもあって作品自体にもすんなり入り込める事が出来ました。内容としても、ハウスキーパーという仕事を通して、人は介護や子育て、不妊、病等様々な境遇、苦悩苦境の中で生きていて、それらの状況はまた別の第三者によって救い救われ、そして何よりも食というものの重要性、人が生きていく中で遭遇するであろう様々なテーマが本作には凝縮されているような気がしてとても良い作品だと感じました。そして読みやすい。本屋大賞ノミネート作品はまだ5冊しか読めてませんが、大賞の可能性が十分にある作品だと思いました。
79投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログ愛する弟を失ってしまった薫子。そして離婚もされてどん底にいた。弟の遺言書により、元カノの小野寺せつなに遺産を渡すために連絡をとったが…最初の印象は最悪。ある時、せつなが働いている家事ボランティア『カフネ』でバイトする事になった。ボランティアを通して生活に困っている人達と会い、少しずつ気持ちが変わっていく。弟とせつなの関係を知って一時は何も信じられなくなってしまったが、『カフネ』の斗季子の話を聞いてせつなの力になりたいと思うように。一人で生きるのは大変だけど、必ず力になってくれる人がいるという事を教えてもらえる作品だった。
22投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ薫子の弟 春彦の残した遺言。 遺産の相続人に元カノ小野寺せつなの名も…ほとんど面識のない薫子とせつな。無愛想なせつなだがアルコールに依存し、まともな食事をしていない薫子の体調を気遣い手際良く美味しい料理を作るそんなせつなに少しづつ惹かれていく薫子。 「カフネ」家事代行のボランティアに参加し生き生きとしてくる自分に気づく薫子。 育児や家事、私も手抜きをするのは悪と思っていました。頼れる人が近くに居なくて初めての子育てに疲れ行き詰まりを感じたこともしばしばありました。(旦那さんのフォローに感謝です) 負い目を感じず金銭的にも利用しやすい「カフネ」良いですね。心にも休憩は必要ですね。 せつなの過去や体調、春彦との関係後半にかけて目が離せなくなり一気読みでした。が、ラストの薫子の言葉(映画の影響?)や態度が傲慢に感じ読了後はウーン?なんだかなぁ〜(。-_-。)スッキリしない読了感
25投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ最愛の弟の突然の死をきっかけに、弟の元恋人せつなと出会う薫子。夫とも離婚し、アルコールにのめり込み自暴自棄になりかけていた薫子は、せつなに誘われ家事代行サービス会社「カフネ」のボランティア活動に参加するようになる。家事代行をきっかけに、生きる力を取り戻していく薫子。そこから先は薫子がせつなを支えていく。後半は重い展開もあるが、希望の持てる温かい結末にホッとした。
5投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ私にはまだ美味しい料理を振舞って、ただただ髪の毛をなぞって愛しさを感じるような人に出会えてないけど、いつか出逢えたらこの本を思い出して沢山言葉を交わしたい。
13投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ誰にでも優しい弟を亡くしてから始まる物語 生きていくことは素晴らしいと無条件に思っていないことがせつなと重なった 人はいつか死ぬ。死ぬまでどう生きるかにも大した意味もないけど、過程の中で支え合える人がいるのは少し助けになるんだろうと思った
6投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログカフネ――変わった題名だなと思った。後に本文で「ポルトガル語で、愛しい人の髪に指を絡める仕草」とある。本の中でカフネという名は、家事サービス代行会社の名に使われている。 ラストはカフネだ!と思った。 変わった題名の本を、読んで本当に良かった! 主人公薫子には、年の離れた弟がいた。弟の元彼女、せつなと出会う。せつなは、カフネで働いており、あることから薫子の部屋へ 訪れる。 現在、問題視されている事柄が幾つか描かれている。カフネには、助けを必要としている、そんな人々が集まっていた。 阿部暁子さん、初読み作家さんだ。この本は本屋大賞の候補作品だったと思う。この作品良いんじゃないかなぁ、と思っている! 是非、お薦め本として私の本棚で ★5つが光っている! 2025、3、25 読了 ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ 本日、4月9日 水曜 、 本屋大賞決まりました! 私はこの本がいい!思っていた! 嬉しい!阿部さんおめでとう ございます!
87投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ2025年本屋大賞 第8回 未来屋小説大賞 第1回「あの本、読みました?」大賞 「カフネ」とは、愛する人の髪にそっと指を通す仕草を表すポルトガル語だという。 愛しさが溢れるその優しい感情が、じんわりと心に沁みてくるような小説だった。 誰かと一緒に時間を過ごす。 温かい食事を食べる。 人のために働いてありがとうと言われる。 そんな積み重ねが傷ついた心を癒していくんだと思った。 私もカフネのサービスを受けてみたいなぁ。
50投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
年齢的にドンピシャだし似た経験が沢山あってかなり感情移入しながら読み進めた。 何でも努力で掴み取れてこれたけど、不妊治療だけは努力ではどうにもならない。そんな中、最愛の弟の死。 家事代行サービスのボランティアという形で様々な人と出会い、前を向いて歩いて生きていく結末なったのは良かったと思う。
4投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子を産むのは親のエゴだと言う話が何度か出てきて、子育て中の身としては正論なのに心が重くなってしまった。全ての子どもを取りこぼしなく救いたいという願いがあるのかな。 前半は出てくる料理がとても美味しそうで薫子の再生物語なんだろうなと思っていたら、中盤から物語の見え方が一気に変わって意外性があった。ごはんを作ることは好きを伝えることと言うフレーズが気に入った。ごはんを作るためのモチベーションになりそう。
4投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログ切なくて少し重めの内容だけれど、家族愛、居場所の大事さを強く感じる温かい物語。 登場人物がそれぞれに複雑な思いを抱えていて、現実味のあるものばかりなので、所々で共感。 改めて思ったけど、日常生活で疲れた時、おいしいものを食べるとちょっと気持ちが和らぐのかもしれない。久々に自炊したり手料理を食べたくなった。 本当にしんどい時が来たら、ぜひ「カフネ」を利用したいなと思った。実際にそういう居場所があったら救われる人は多いはず。
4投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログとても良い本でした。不運や社会の不足が原因で困難な状態にある人たちが、少しずつ上を向けるようになっていく、そんな小説ですが、そう仕向ける周りのサポートが非常に根源的なものであり、自らを顧みさせられます。 綺麗な部屋と美味しい食事。 生活のスタートはやっぱりそこにあるのだと思いました。部屋の乱れは心の乱れ、生活の乱れは心の乱れ、とはよく言ったものですね。そしてさらに、それを誰かから与えられたとき、それは愛情になるのだと思います。 やることが多すぎる、考えることが多すぎる、配慮することが多すぎる、しちめんどくさくて息苦しい様子もある現代社会ですが、必要なのはときに軽視されてるかもしれない当たり前なのかもしれません。 せめて手の届く範囲には、当たり前を当たり前に与えられるような自分でいたいと思いました。
62投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「自分がどんなに辛い時でも必ず自分のことを思ってくれる誰かがいる」そんなふうに思える本だった。 内容としては登場人物の皮肉の聞いたやり取りが秀逸でクスリと笑えたり、出てくる料理がどれも美味しそうで本当に食べたくなってしまったり、読んで行くうちに心から満たされていくような話だった。
5投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ引き込まれました。 美味しいって思うこと、楽しいと思うこと、嬉しいて思うことが大切なこと、自分を取り戻し大事な人のために生きる決意をした主人公が良かった。
5投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ---------------------------------- 2025年本屋大賞ノミネート 「この本の優しさに救われた!」全国の書店員さん大感動 今を生きるあなたに寄り添う、食と愛の物語。 ---------------------------------- 本屋大賞ノミネート作品では、 「禁忌の子」「小説」を読んでいまして。 個人的には「小説」で胸がいっぱいになる読書経験をしていて。 「カフネ」の表紙と帯を見て、 きっとよくあるカフェで癒される、 ヒューマンドラマなんだろうと思っていたら。 (そう思いながらも癒されたくて手に取る私。笑) ごめんなさい、全く違いました!! 最愛の弟を亡くし、 夫とも別れ、 度数の高い酎ハイで紛らわせて過ごしている薫子。 最初はこの薫子が食を通じて癒されていくハートウォーミングなストーリーかと思いきや。 薫子、まじでパワフルで、かっこよ!です。 それぞれの感情が強すぎて 上手くいかないこともあるけれど、 伝えないとわからないし、 一緒にいないとわからないこともある。 なんかわからないけど、 言葉にもできないけど、 あなたのことが好きだから一緒にいたい。 そーゆー気持ちいいなあ、と思いました。 土曜の夜中に一気読みでした。 私と同じように、 優しい物語でしょっと手を伸ばすのを躊躇している方は、 ぜひ手に取っていただきたいです!
19投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ主人公の言葉にニヤリとし、クスッと笑い、いきなり鼻がツーンとなって、瞼から溢れるものが… 人前では読むと危険⚠️ ありきたりだがそれほど感動させられた。 読み終えて、あらためて良い小説だなと思いました。
5投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ面白かったので、一気に読んだ。 主人公は努力で自分の地位を掴んできた人。完璧を見える主人公だが、弟の死と離婚でアルコール中毒一歩手前まで病んでしまう。そんな主人公に、つれない態度で接する弟の元恋人。 家事代行サービスのボランティア活動を通して、弟の元恋人の冷たそうに見える態度の裏に優しさがあることに気づいていく。 この小説を通して、人が表面で見せている姿だけで、本心はわからない。自分が成長することで、見えてくることや、しっかり相手に自分の本心を伝えることができる。そして、相手から信頼してもらえる。 また、主人公は仕事のできる完璧な人に見えるけど、めんどくさい人物エピソード?が愛嬌があっておもしろい。 オススメの1冊です。
4投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ悲しみを怒りにして、人のせいにすることで自分を保つ こんなフレーズがあって、ここに1番共感した。 そこから抜け出して前に進んだ主人公。きっかけは何でも良い。根本的に変わろうと思って行動できるか。いつまでも自分にしがみついて悪さを正当化している行動力のなさはどうすれば払拭できるのか。
3投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ人はみんな いろんな傷を抱えて生きている 想像すること 対話をして分かり合おうと努力すること それに尽きるんだろう。 子どもが寝静まったあとに やわらかい髪の毛に触るあのなんとも愛おしい感覚 いつまでも私も忘れられない。
4投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オススメの作品というより個人的に好きな作品でした。 まずキャラが良いです。真面目で生きるのが下手な野宮薫子と毒舌で無愛想だけど人を思いやることのできる小野寺せつな。この2人が最高でした!しかもキャラだけじゃなく2人の関わり方、関係も良過ぎてもうシリーズ化してください。 さらにカフネのお仕事シーンは掃除が好きな僕にとって爽快だし、料理は匂いが漂ってきそうな記述でお腹鳴りまくり…。家事代行1回2人に来て見てほしいです。 どんなに相性が良くても話しやすくても他人は他人で、相手が思っていること、考えていることを理解することは不可能だし踏み込むべきではない一線もある。けど、ごく稀にそこにズカズカ入ってくる図太いやつがいても案外心地好いのかなとか思ったり? ハッピーエンドとは言えない終わり方なのに総じて美しい!ただ、1個目のまさかの新事実発覚の所は無理矢理今の世の中に合わせたように感じてしまった。
4投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちゃんと言葉で伝えるって大事だなって感じた。 この本のしょっぱなのせつなは一見すると態度の悪い女って感じだと思う。でも薫子とせつなは対話を通してお互いに知っていって、自分の思ってることをちゃんと伝えることで最終的にはパートナーシップ制度の話ができたりとお互いに助け合ったと感じた。 何か人生にか変わるほど辛いことがあってそれを乗り越えられたとき、あと、人との出会いで人は大きく成長できるなって思う。薫子でいえば、夫との離婚、弟の死だけど、自分の中で消化していって、相手も自分も理解が深まって、成長ができるんだと思う。これから私も生きていく上で辛いことがたくさんあると思う。でも逃げずに時間をかけてもいいから向き合って、この経験は私にとってどんな意味があったのかを考えていきたい。
12投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログテーマが盛り沢山。 不妊治療、離婚、結婚、死別、家族、ジェンダー、それに加え、家事代行サービスをする家庭の環境など、どれに一番焦点を当てて描きたいのか、どのテーマもそこまで深堀せず、曖昧な感じでおわってしまい、正直私には合わなかった。 出てくる登場人物も、個性的で感情移入できず、どうせなら家事代行サービスで出てくる様々な家庭をもう少し深堀してほしかったなと思った。
6投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。 やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。 法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。 『人間は、こんなに打ちのめされている時でさえ、おいしいと感じてしまうのだ。』 『まじめでがんばり屋の人ほど、誰かの力を借りるのが苦手です。倒れる寸前か、倒れてからじゃないと助けてもらうのは怠慢みたいに感じてしまう。自分がどのくらいまいってるのか、自覚できない人も多いです。』 『諦めることは、時として努力を続けることよりも困難だ。打ちのめされながらも治療を続けたのは、意志が強いからではなく、やめてしまうことが、自分の決断で子供を持つ可能性を断ってしまうことが怖かったからだ。』 【個人的な感想】 とても素敵な作品でした。 ハッピーエンドな終わり方ではないけれど、さらっとした終わり方が好きだった
4投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログとても良かった… 他人との距離感に傷つきながらもその距離感で暖かくなれる心地いい作品で凄く自分に刺さる。 前半の何気ないフリが後半の展開に生きてくるやりとりがめちゃくちゃ好み。 言語化できないけど読後の感情はこの先も大切にしていきたいと思った。
7投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ相手を思いやることって本当に難しい。 家族でも兄弟や姉妹でも、恋人同士でも、どこまでいっても他人は他人だし、相手の感情やその人が求めていることは分からない。 前半は美味しい料理で人々を幸せにするストーリーかと思っていたけれど(それも大歓迎ですが)、冒頭から巧妙に張り巡らされた伏線回収がされ、大変読み応えのある作品でした。 人の温かさや思いやりを感じるシーンも多く、ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです。
4投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ情報量がお腹いっぱいになるぐらい多くて、新事実が次々に出てくるが、全体として共感でき、とても泣けた。 弟が死に、離婚し、ボロボロになってアルコールに溺れていた主人公。 弟の元恋人に出会い、互いに反発したりしながら、良いペアになっていく。 週末ボランティアでは、育児や介護にいっぱいになり、自分の生活すらままならない人たちに掃除や料理を提供するボランティアをする。 愛している弟が家族に見せなかった姿、せつなや元夫の本当の気持ち。話さなかったが故に分かり合えなかった事もあるけど、それに傷つくんじゃなく、前を向く糧にする主人公は強い。 旦那があてにならず、仕事に育児、家事とこなしてると、時々無性に逃げ出したくなる。そんな私に、自分を労わる大切さや、まず食事や部屋から整えることの大切さを教えてくれた本。
4投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
親子関係における親の子供への対応は 時として暴力のようなものなりえるのかもしれない。 私と息子との関係も…。 親子も、夫婦も、真に分かり合えるのは難しいですね。 薫子の、しっかりしながらもユーモラスな所が可愛いらしく素敵な人柄だなと思った。 自信を失いつつあったから離婚の理由もはっきりわかってよかった。 春彦やせつなの関係性がわかってくるあたりから物語が大きく動き始め、途中涙がうるうるしてくるシーンも。 傷つきながらも、人と人が支え合い助け合い力になろうとする優しさ、暖かさ、力強さを感じられる物語。
8投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログ人にはそれぞれの生きづらさを抱えていますが、互いを思いやって支え合えば人生は豊かにものになると感じました。 とても感動しました。 久々に心に刺さる作品に出会えた気がします。
3投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ年の離れた弟・春彦が突然なくなり、遺言を残していて、それを姉の薫子が執行するようにしていた。 そこには両親と薫子、そして小野寺せつなの名前が。 せつなはカフネという家事代行サービスで働いていて、料理を担当していました。 チケットという無料サービスでせつなは料理、薫子は掃除を担当し、それぞれの家庭との向き合い方が出てきますが、色んな家庭があり、色んな思いやりがあるんだと感じました。 ときさんが「どんな人にとっても、お腹が空いていることと、寝起きする場所でくつろげないことはダメ」と言っています。 私は、くつろげる家庭を作っていなかったんだろうな… 「家族なのだから、それがゆるされると思っていた。〜長い時間を共有していく家族だからこそ、心を配り、大切にしなければならなかった」グサッときました。 私は自分の思いを押し付け、思い通りにならないと不機嫌になります。 それでは家族を大切にできていません。 私も愛という名前で縛りつけていたかもしれません。 自分の子育て、夫との関わり方に反省させられるお話しでした。
4投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ自信を持って、誰かにすすめたい1冊。 愛は、苦しい。 愛は、切ない。 時には、息苦しくもなる。 でも、ぜったいに、地球上からは、なくならない。 序盤から惹き込まれて。 胸の奥というか、みぞおちというか。 どこかわかんないけど、奥の奥が ぎゅぎゅぎゅーって、きゅーってなる。 「うるさい小姐ね、いいから黙って顔貸しな」 私もいつか言ってみたい。
4投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ優しい気持ちになる。 家事代行で部屋をきれいにして、美味しい料理を作る。たった一日でも数時間でも、休む時間ができるだけで、心に安らぎをくれる。 そんな仕事をしていく主人公自身も依頼者さんと心が通い満たされる。 そして物語が進むと色々な事実が明らかに。 最後に主人公が決断した事は、、、 ちょっとひねくれた者同士の会話がツボ、涙が出て止まらない。
15投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ今、すごく話題になっている本だけど、オイラは単純に「どこよりも遠い場所にいる君へ」を書いた作家さんだから、読みたかった。 その作品の感想に生意気にもオイラは「長い」と書いた。 この本も約300ページあるけど、これは必要な長さだと感じた。 作者の阿部暁子さん、ごめんなさい。 一読をお勧めします。
21投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ未来屋小説大賞、あの本読みました?大賞にして、 2025年本屋大賞の候補作ということで、購入。 この本の内容を一言(2行)で書き記すならば、 「愛しい人を失った哀しみ、人生の苦難を味わっている人たちへ送る、生きることに寄り添う物語」 といったところでしょうか。 食事の描写が素晴らしく、出てくる料理を想像するとお腹が減ってきました。 身近でデリケートな問題を扱っており、カフネの活動や出会う人たちに色々と考えさせられました。
17投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ本屋大賞ノミネート作4作目読了。 弟を亡くした薫子とその弟の彼女のせつながボランティア活動を通して仲を深めていく作品。 食べ物の描写がとても上手で私も読んでいてお腹が空いてしまった。作中何度も出てくる卵味噌私も食べてみたいな。 登場人物がみんなどこかに弱さを抱えていて、とても人間らしさが感じられて良かった。最初は好きになれなかったせつなの性格も読み終わる頃には愛おしいと思えたり。笑 そして個人的にはこの本を読んで自炊をまた頑張ってみようかなと思いました!
14投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ心に残る、とても素敵なお話だった。 「食べること」を通じて、薫子と小野寺せつなが次第に心を通わせていく様子に胸が熱くなりました。 途中で思わぬ展開になったり、春彦の本当の人となりはどんな風なのだろうという疑問に引っ張られて、どんどん読み進めることができました。 ラストも良かったです。 人に決して懐かない野良ネコのようなせつなの変化が愛おしくなりました。
3投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ食って、作る相手に愛を伝えるものなんだな〜 だから、自分にも丁寧に作ってあげることは、自分を大切にすることになる。 「未来は暗いかもしれないけど、卵と牛乳と砂糖は、よっぽどのことがない限り世界から消えることはない。あなたは、あなたとお母さんのプリンを、自分の力でいつだって作れる。」-P.111 そして、相手にわかってもらうこと、相手をわかろうとすること、その努力は関係が近くなればなるほど怠りがち。近いほど、"わかったつもり"や思い込みが増える。 大切ならば、伝えあうことを惜しまないでいよう。
10投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ世の中に何の悩みも無い人なんていないよね。 分かっていても、幸せそうな人や自分には無いものを持っている人を見ると つい羨んでしまったりする。 主人公をはじめ、登場人物たちは皆何かが欠けているし割とやりたい放題だ。 そして、読み進めるうちに たとえ周りに迷惑をかけたとしても やりたいことのある幸せと、幸せそうに見えても本当にやりたいことのできない苦しさが胸に迫ってくる。 みんな何かを背負って、それでもなんとか生きているのなら、到底理解できないと思っていた相手とだって話し合えるかもしれない。 読み終えた今、そんな希望がちょっとだけ胸に宿っています。
12投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ2025/03/19 出てきた料理を作りたくなる不思議な小説でした 亡くなった弟の無愛想な元恋人・せつなにスカウトされた家事代行サービスを通して、離婚や死別によって崩れたバランスを乗り越える物語。
4投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログ評価が高かったから楽しみにしていたけれど、思ったより入り込めず残念。 最後の提案はさすがに突飛すぎる気がしてならず。 ジェンダーやら病気やら育児放棄やら、問題詰め込みだし、不幸の上乗せ感がすごくお腹いっぱいになってしまいました。 ただ、料理の描写はとても良かったです!
8投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
期待値をあげすぎてしまったのかもしれない。 1行目の「さっそく本題に突入!」って感じの書き出しに心掴まれ、その先をワクワクしながら読み始めた。 前半のテンポや薫子とせつなの対話もおもしろく、2人のカフネでの活動もどんどん読めた。 ただやはりずっと気になるのは、弟の死の真実 後半に入り、薫子が知らなかった春彦の一面が展開されていくのだが。 私は正直いろいろ詰め込みすぎでは?に思ってしまった。 それでも最後まで読んでいたが、最後の薫子の提案には共感ゼロ。 子供を望むことへの執着がせつなに向かったように感じてしまい、前半が本当によかった分ガッカリだった お互い小言を言い合いながらカフネの活動してる最後がよかったかなぁ
6投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本屋大賞ノミネート作品。 久々の阿部作品でした。 カフネ、の意味がすごく素敵でした。 読後感はいい。 読みやすくて、やめられなくて、一気に読んでしまったけど、かなりしんどい話でした。
4投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ今年の本屋大賞ノミネート作品は私の中で大当たりが続いております。“小説”“生殖記”に続き“カフネ”。どれも☆5だけど、特にカフネは大好きな一冊になりました。料理って愛ですよね。自分にも他人にも愛が減っている時って、料理が適当になり、口にするモノも適当になる経験あります。弱っている時、心がギスギスしている時に自分のために手料理作ってくれた人のことって忘れません。これからも大事な人に作っていきたいし、作ってもらいたい。 私この本入院したら、絶対持ってく。優しい気持ちになれます。また読みたい。 ”一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。” ”何度も失望し、傷つき、あんなにももう諦めようと自分に言い聞かせたのに父と母が泣いている、ただそれだけで、こんなにも胸は痛むのだ。 失望と諦めが、愛情を根こそぎ消し去ってくれたなら、いっそどんなに楽なのか。けれど、愛しさはしぶとい雑草のように胸に根付いて、毟られても、雀られても、ほんのわずかな雨さえ降れば、こうして息を吹き返す。”
37投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。 やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。 法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。 ……… なんだろう。すごく派手な展開ではないのだけれど。とても共感できる!というわけでもないのだけれど。じわじわじわじわと、過去の謎が解けていく。 人と人の間でぐちゃぐちゃに絡まっていた糸を少しずつ解いていく様が、美しかった。
27投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ生真面目な薫子と無愛想なせつなのコンビで物語面白くなるのかと思ったが、薫子がカフネで働き出してから面白くなってきた。 後半の詰め込まれた急展開に「えっ…えっ⁉︎」となりながらページをめくる手が止まらなくなり 点と点が繋がるのが面白かった。 常盤さんが会社名を「カフネ」にした理由が物語を読んでいくうちに分かってくる。 今日生きる事ばかりに囚われて自分を見失ってしまう現代社会。 「カフネ」の時間が少しでもあれば少しは心に余裕を持てるのかな。 NHKの夜ドラマにしたらさらに人気出そう。
6投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ面白くて一気に読んだ。 不妊治療経験者や、完璧主義な人、独親育ちな人は刺さると思う。 主人公の薫子の感情表現がいつも全力で、共感が気持ちいい。 最後の方に色々わかるのも、納得がいってよかったです。
3投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ強く、優しく、しっかりしているように見えても、みんな何かしらの事情やままならなさを抱えていて、その脆さにどこまで気付けるだろうと振り返るようなお話。自分事に溺れる日常のなかで、すり抜けて行ってしまう他者のしんどさに後から気づいて、取り返しの付かない絶望を感じることがあり、それでも破綻を受け止めてここから回復していく許しもある。 色々な形や量の愛に登場人物のほぼ皆んなが苦しんだり、悩んだりしていながらも、他人同士でしかない薫子さんとせつなが、それでも相手へのプリミティブな愛と想いで壁をぶち破りにいく。人の心の鎧を一枚剥がした柔らかい部分に触れるような困難と温かさ。 こうした諸々の作品のテーマが、『努力の人』薫子さんの「まっとうにへこたれては不屈のレスラーみたいに立ち上がる人」に表されていると感じた。とてもいい小説だった。
12投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログテーマが盛りだくさん。だけど内容が散らかったりはしておらず、鼻白むことなく最後まで読めた。 主人公薫子の亡くなった弟が残した遺言書には、彼の別れた彼女の名前が書いてあった。 その元カノせつなは、食事を担当する家事代行サービスをしており、薫子弟の遺言を放棄したいとの話し合いという名の喧嘩の過程で、薫子に同サービスの掃除ボランティアとして手伝いを提案する。受け入れた薫子。二人が喧嘩腰で関係性を深めていくのが可笑しかった。 料理を主軸として、そこから繋がる人々。 親の介護、ひとり親、双子赤ちゃんでのワンオペ、味覚障害、同性愛、ネグレクト、不妊治療、病気治療、子供を欲しくないと伝えられなかった夫。 多くの人々とそれぞれの悩みと、食事で、もう本当にお腹がいっぱい胸いっぱいになった。
11投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログカフネ 子供、恋人、家族など、愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ 頭をなでて眠りにつかせる、穏やかな動作 最後のカフネの描写に感動して涙しました 読み終わったあと、一点の迷いなく正直に生きていこうと想わせてくれるとても清々しい気持ちにさせてくれる作品
3投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ久しぶりに読んだ本がこの本で良かった。 そうめんの描写で、信じられないくらいに感動した。心が苦しくなってしまう描写もあるけど、それ以上に幸せな気持ちで胸をいっぱいにしてくれる。
4投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ心が温まる優しい気持ちになれる小説です。 家事育児や介護を頑張り過ぎて、心がぼろぼろになっている家族を、家事代行サービスによって癒していく話はとても感動しますし、とにかく料理の描写が素晴らしくめっちゃお腹すきます。 もっと部屋綺麗にして料理しようと思いました。
25投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
心を込めて丁寧に作る美味しい料理には、なんて大きな力があるのでしょう!! 傷付いて荒んだ心にそっと寄り添い力を注ぎ込む…そんな食べ物の力に心動かされました。 最初のせつなのイメージが読むにつれてどんどん変わりました。魅力的な彼女の弱さ。。 薫子の決断に胸が熱くなります。 人は人の力になる事で自分自身が救われるのですね(/ _ ; )
6投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ色々突き刺さった物語でした。自分も主人公と同世代で不妊治療を経験したからとても共感しながら読みました。登場人物みんな深い闇を抱えてて、現実も見えてないだけでみんな色々抱えてるんだろうなと実感。今ある幸せを噛み締めて生きて行きたい。
8投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ良かった。 根っこは似てるけど振る舞いは正反対の薫子とせつなが食事を通して心を通わせ、不器用ながらも絆を深めていく様子がよかった。 凸凹バディものが大好物な自分にとってはありがたい、、! 映像化されているところが目に浮かぶし、カフネが本屋大賞でもおかしくないな〜 今年もこれで本屋大賞ノミネート10作読了。 感想としては相変わらず多様性に関する内容が多いのと、妊娠出産に関するテーマも多かった気がする。 今年も発表が楽しみです〜、個人的にはアルプス席の母のダブル主人公(母と子)が好印象で一番良かった! 1 アルプス席の母/早見和真 2 カフネ/阿部暁子 3 人魚が逃げた/青山美智子 4 成瀬は信じた道をいく/宮島未奈 5 生殖記/朝井リョウ 6 禁忌の子/山口未桜 7 小説/野崎まど 8 恋とか愛とかやさしさなら/一穂ミチ 9 死んだ山田と教室/金子玲介 10 spring/恩田陸
13投稿日: 2025.03.15
