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総合評価

2288件)
4.4
1113
776
259
30
8
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物それぞれがかかえる、胸を掻きむしるような辛さを、私がわかった気にはなれないけど、どん底から立ち直った薫子さんがとても頼もしくて眩しかった。ひたむきに誰かのためのご飯を作り続けているせつなも。

    4
    投稿日: 2025.04.29
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    面白くって一気読み。 助けて、と言えないから苦しんでいるがたくさんいる。声をあげても、誰も拾ってくれないかもしれない。自分で解決しなければならないいけない問題だ。 でも体が動かない。そういう時の、誰かが作ってくれたご飯って、最高に嬉しい。

    8
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく良かった。久しぶりに本を読んで泣いた気がする。春彦が自殺じゃなくてよかった。 それが、薫子にもちゃんと分かったしせつなにも伝える事ができた。 悲しい話だったけど、最後は前を向ける希望がある話。改めて、人って見えているものだけが全てじゃないんだと思った。

    8
    投稿日: 2025.04.29
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    美味しそうなご飯がたくさん出てきますが、薫子さんたちはスマホで写真には撮らないんですよね。 そのかわり、せつなさんの作る料理の香り、色合い、味付けを五感をめいっぱい駆使して味わっていました。 だからこそ、それをいただく人たちが、心の底から慰められたり、励まされたり、癒されたりしていったのでしょう。 次は、せつなさんの視点でもう一度読んでみたいと思いました。

    22
    投稿日: 2025.04.29
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    主人公薫子は、離婚と、愛する弟の死から生活が荒れてしまうが、弟の元恋人せつなに美味しい料理を食べさせてもらったことをキッカケに、逞しくなっていく。 「カフネ」で取り組み始めた、自分や家族の世話が出来なくなっている人達の家事を1回お手伝いする「チケット」のボランティア活動を通じて、主人公薫子自身が変わっていく物語。 部屋を綺麗にすること、おいしいものを食べること、人を正しく愛することについて考えされさせられる物語。人は根底に他人にはわからない考えや一面を持っているものなのかもしれない。ストーリー展開も面白かったし、じんわりと深く心にメッセージが残る。こういう生き方も素敵だなと感じた。 映画化にも期待。私のイメージでは、せつな役は栗山千明さん、戸田恵梨香さん、薫子は小池栄子さん、水川あさみさん。

    4
    投稿日: 2025.04.29
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    カフネ:ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」のこと 本屋大賞受賞作品。 久しぶりに完璧な作品を読んだ。自分的にオールタイムベスト10に入るくらいに良かった。大傑作。こんなに魂を揺さぶられる作品は久しぶりだ。宝箱に入れておきたくなるくらいに、大切な作品になった。 40代バツイチ女性対ぶっきらぼうな弟の元カノ 主人公の薫子は最初はムカつくくらい嫌なやつ。法務局勤務で、杓子定規で融通が効かなくて、アルコール依存症になりつつある41歳。夫にも一方的離婚を突きつけられ、最愛の弟の春彦も突然亡くし、荒れに荒れているところ。そんな中、弟が残した遺言のことで、弟の元彼女であるせつなと待ち合わせる所から物語が始まる。ぶっきらぼうで失礼なせつなの態度。杓子定規で一方的な言い分を突きつけてくる薫子。お互いの第一印象は最悪。そんな最悪な組み合わせの2人が、とあるきっかけで、家事代行サービスの「カフネ」で働いていくことになっていく、というお話。 掃除の達人である薫子と料理の達人であるせつなの最強のタッグ。散らかりまくった部屋の掃除、片付けの見事さに、小説ながらに惚れ惚れする。それ以上にせつなの作る料理がどれも美味しそうで、惚れ惚れする。ささくれだった気持ちも、料理を食べた瞬間に「おいしい…」と言って大粒の涙をこぼすほどに。とにかく美味しそう、まずはそれ。 この小説の大きなお気に入りポイントの一つと言っていいのが、美味しそうな料理の表現だ。料理を作る見事な手際と、おいしそうな料理の見た目(文章でしか表現されてないけど、見えてくるのよ)、感動するほどの美味しさ。食べてみたくなるような表現力はとてもうまい。 世の中の人は家事に疲れている。そして、心も疲れている。 そんな疲れをほんの少しだけ癒してくれる、カフネのサービス。 反発し合いながらも少しずつお互いのことがわかってくる薫子とせつな。お掃除とお料理。いろんな家事に疲れた家庭のエピソードを挟んでいけば、無限にお話が続けられるクオリティの内容。とても面白い。 この本が完璧だと思うのは、起承転結がはっきりとしていて、そのどの場面も面白いところ。 最初に最悪な出会いから描いて、 次に、反発しながらもカフネの仕事での関係性を描いて その後にお互いのそれぞれの事実が明らかになっていって 最後にとてもとても心地よい場面が待っている。 優しい組織、優しい世界 愛されるという重荷、親という生き物。色々考えさせられるし、感じられる本。 尊い、そして尊い、お節介なくらい尊い。最初は主人公薫子の鬱陶しさと、せつなの無愛想な感じが、逆にとても愛おしく感じていく展開の仕方は見事としか言いようがない。2人の関係性の変化が、読む人の魂を揺さぶってくる。久しぶりにこんな本に出会えた。 本屋大賞ノミネート作をいくつか読んだ。どれも面白い。そこそこ面白さは担保されているのだけど、本作はレベルが違った。圧倒的に、本屋大賞。出会えて良かったと思えるとてもいい作品だった。しばらくは余韻に浸っていよう。 場面場面が、印象的なので映像化も容易かしらん。 薫子は尾野真千子か、疲れた40代なら江口のりこあたりか。 せつなは永野芽郁か杉咲花あたりだろうか。(まあ、永野芽郁は今色々とね…) トキコさんあたりは野呂佳代さんあたりでどうだろうか。 想像するだけで楽しい。 近年稀に見る大傑作(と私は思う)。読んで損はないので、いや、絶対に映像化する前に読むべき本だと思う。良本。

    24
    投稿日: 2025.04.29
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    愛しいという感覚は、親と子の間に必ず生じるものではなくて、赤の他人との間に生じないものではないのだと。 人の心の内なんて真には理解なんてできないけれど、自己満足でもいい、仮に言葉でなくともその思いを伝えることの大切さを見に沁みました。

    15
    投稿日: 2025.04.29
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    美味しそうで、でも切ない。 弟の死の理由と生きづらさ、家族とのトラウマ。 共感できる部分が多々ありました。 全てがとても良い作品でした。 本屋大賞に選ばれるようなタイプの作品ではなく、どちらかというと直木賞とかのイメージ。 阿部暁子さんは以前読んだ「金環日蝕」もとても好きな作品です。カフネを読んで阿部暁子さんの作品に興味が湧いた方はぜひこちらも読んでほしいです。

    13
    投稿日: 2025.04.29
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    (Audible版、10h31m) 法務局に努める薫子が弟の死を抱え、元恋人や周りの人と過ごし、家事代行と食事を通し全員が成長していく物語。 死因も探っていくが、謎解きは主題でないと感じた。 人との触れ合いで得られる気付きの大切さを教えてくれる作品でした。 特に「素晴らしい!」というほどの作品とは感じませんでしたが、内容がシンプルなので、ストレスがなかったので評価を4としました。(自分の中で良の意味) 自分はAudible版の朗読を聞きましたが、 登場人物が多くないので、書籍でも読み易いんじゃないかと思いました。

    12
    投稿日: 2025.04.29
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    大号泣。よくある喪失と再生の物語かと思いきや、最後までドラマチックな展開。どこか欠けている登場人物たちがいとおしい。

    9
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞ということで読み始めたカフネ。 最初の雰囲気が重々しくて読みたくないかも、、、と一瞬ひよったのだけれど、読み進めると心があったまる本でした。 思想が凝り固まっている薫子を好きになれなかった私だけど、ストーリーが進んでいくにつれてとっても素直で、まっすぐな薫子を思わず好きになってしまった。 せつなは最初から気になるな〜好きだな〜と思っていたけど、すんとした裏には小さい子どものせつながいて。 そんな年齢も性格も全く違う2人が同じ釜の飯を食べて関係を深めていく姿にいいな、と思った。

    5
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    弟が亡くなったことで繋がる2人。 2人とも素直ではないし、強いし、ひとりでも生きていけそうだけど、支え合うことを選んだ。 最後は涙無くしては読めませんでした。

    7
    投稿日: 2025.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生きるためには何かを食べること、当たり前かもしれないが、その大切さを考えさせてくれた一冊。作中に出てくるプリンとおにぎりが作りたくなって、数年振りに蒸しプリンを作ってみた。

    4
    投稿日: 2025.04.28
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    言わずもがな本屋大賞受賞作。 事前情報無しで拝読させていただきました。 冒頭、急逝した弟の元カノを呼び出し、遺言に基づいて遺産を相続してもらう等と如何にもフィクションでかつコメディぽく物語に誘われますが、知らない間に今の世の中に起きているある種の「畝り」を問題背景にして描かれてる事に気付かされます。 主人公の野宮薫子の自分に嘘をつかない孤高な気高さもさることながら、相棒?の小野寺せつなは、まさにツンデレを絵に描いたようなキャラに間違いなく推しキャラとして記憶させていただきました。三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」の迷コンビに匹敵するかも。 何処までも優しい物語で最後まで裏切る事なく温かく寄り添ってくれる本です。

    93
    投稿日: 2025.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書店でレシピの載ったフリーペーパーが配布されており「食べ物の出てくる小説」として興味をもっていた。 読み終わると、厳しく切実な内容だった。出てくる食べ物が、どれも美味しそう。美味しそうであることが、とても切ない。 家族、友人、恋人、様々な人間関係について。 これは物語の主軸ではないかもしれないけど、訪問先の兄妹や斗季子さんのお話を通して、愛していても、どうにもならないとき、そういうときに、離れること。手放すこと。それを援助を求めて立て直すための時間として、肯定的に描かれていることが、とても印象に残った。 とても、大切なことがたくさん書かれていた気がする。人と生きることの苦しさと尊さ。自分の人生を肯定していくこと、人を大切にすること。 薫子とせつなが、冗談を言うようになった場面があり、ふたりの関係性の変化が伝わってきて、とても好きだった。

    11
    投稿日: 2025.04.28
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    食べ物にまつわる本が大好きなので、本屋大賞ということもあり手に取りました。泣いたり笑ったりとっても心を動かされる内容で読んでよかったと思える一冊でした。

    6
    投稿日: 2025.04.27
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    一緒にご飯を食べて、おいしい、楽しいと思える関係は尊い。 私は気遣いとか察するとかそういうことで物事を片付けがち。だけど、本当に大切にしたい人には言葉を尽くして向き合うべきだと思った。 薫子さんの吹っ切れ具合とアグレッシブさに元気をもらえる。歳を重ねたらある種図々しい、だけど人を救えるような人になりたいな。

    9
    投稿日: 2025.04.27
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    とにかく分かりやすく、読みやすかった。 薫子とせつな、2人の抱える生きづらさみたいなものが伏線もあり色々と出てくるところに知らぬ間に読み入っていました。 本屋大賞というのも確かに納得。 とにかく気軽にも読める、内容的にもどこか優しさがある一冊。

    4
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.4.13読了。 なんて美しい物語なんだろう。 恋人でもなければ友達でもない。名前のつけられない関係性であっても、人は誰かを愛しく思い、大切にすることが出来る。 「おいしい」という気持ちを通じて、薫子さんとせつなさんが心を通わせていく過程に涙が溢れた。 他人の気持ちを全てわかることなんて出来ない。だからこそ言葉にして、互いに気持ちをぶつけ合ってそうやって自分の思いを真摯に伝え続けることで初めて、誰かと心からの関係を築けるのだと改めて気付かされた。 誰かを大切に思うことは本当に尊いことだ。 そして、薫子さんが「おいしい」という感情から再生したように、食べることは生きることなのだと改めて実感した。 社会の小さな溝にに挟まって、一見では気付くことのできない困っている人たちにそっと手を差し伸べ、誰かの力を借りてもいいんだよと寄り添ってくれる、そんなあたたかい小説だった。 苦しみは外からじゃ見えない。どんなに幸せそうに笑う人でもその内側には見えない苦しみを抱えているのかもしれない。 私の身近にも、会社にだって、きっといる。 すぐ隣にいる、苦しみを抱えている人たちの痛みに気付き、そっと寄り添えるような人になりたい。 パートナーシップ制度って、同性カップルだけじゃなくて、恋愛ではないけれど、同性で互いを心から大切に思っている人たちにも、「相手を支えることを社会的に認められた立場」を与えることができるんだね。 新たな気づきであり、新しい社会の形だとなんだか嬉しくなった。

    5
    投稿日: 2025.04.27
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    人は家族でも親友でも恋人でも誰しもが見えない部分を持っている。1番近くにいてその人のことを分かっている気になっていても,実際全然分かってあげられていないのだ。 誰もが自分の全てを誰かに話せる訳ではない。話したくても話せない人は沢山いる。1人で抱え込んで1人で戦っている人が沢山いる。 人は1人では生きていけない。誰かの支えがあってこそ生きる希望を持つことができる。人と向き合うことを諦めてはいけない。頑固強く向き合う。諦めないその先にその人の生きる希望を見い出せる。 食べることは生きること。 食べることとは生きのびるために必要な栄養を摂るだけのことではない。おいしいって思うこと,楽しいっておもうこと,うれしいって思うことがどれだけ大事かを気づかせてくれるあたたかい1冊だった。 きっとあなたの支えが誰かの生きる希望に繋がることを願って。 -良かった部分- 「でも栄養が意味ないっていうのはいただけない。死ぬまでは生きなきゃいけないし、健康じゃないと生きるのはますます苦しくなる。なるべく快適に生きるためにも栄養は必要。あとね、おにぎりを作れるようになると、人生の戦闘力が上がるよ」 ごはんを作り、食べてもらい、好きだよと伝えたいひとを失ったはずのあなたは、それでも作ることをやめなかった。真摯に、信じるように、作り続けてきた。あなたが出会った人たちのために一品一品に込めてきたものは、こうして誰かの喜びになっている。おいしいと笑顔にさせ、生きる力をもたらしている。 「彼女に何かをしたいんです。彼女が笑ってくれたり、喜んでくれたりするようなことを、したいんです。彼女が私にしてくれたように」 自分のしたいことと、まわりの人たちが自分に望むことが食い違った場合、そういう時あなたが選ぶべきはあなたの心だ。あなたの人生も、あなたの命も、あなただけのもので、あなただけが使い道を決められる。たとえ誰が何を言おうとあなたが思うようにしていい。

    9
    投稿日: 2025.04.27
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    平和なお料理小説なのかなと思ってたけど、えっ!と思わず声が出るようなシリアスな場面もあって、良い意味で裏切られた。友達でも恋人でも家族でもないけれど、ただあなたの髪を撫でたい。

    5
    投稿日: 2025.04.27
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    はじめましての作家さんでしたが、いろんなところでの評判を聞いていたので、手に取れて嬉しかったです。これまでに無い新鮮なアプローチで描かれるものもありました。お料理も美味しそう。主人公はほぼ同年齢だけれど、おばさんくさい口調が気になってしまいました。 2025/3/22読了

    4
    投稿日: 2025.04.27
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    読みやすいし面白かった 夫から離婚を通達され、弟も急に亡くした状況の主人公と、新垣結衣がやってた家事手伝いの料理をやってる弟の元カノとの話

    6
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気読みした。序盤は癇癪を起こす薫子に嫌悪感があったが、せつなに出会い、事実に向かい合いそれを乗り越えんとする彼女の強さに感動した。 春彦のように優し過ぎて損してないか、本音や愚痴を言える相手がいるのだろうか、と思う人は色んなところにいる。 表面的な付き合い、触れぬが仏が良しとされる時代に一歩踏み込んだ人間関係を後押ししてくれる一冊。 本屋大賞は裏切らない。

    5
    投稿日: 2025.04.27
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    様々な大賞を総なめにしたカフネ。 心にそっと寄り添ってくれる温かな文面と、美味しそうな料理の数々に魅了された。

    14
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よかった……思っていたよりも、すごくよかった。余韻が、すごくいい、何より、何よりも最初から最後まで、薫子とせつなの関係性が本当に良かった。よかった……。 P.84 「お腹がすいていることと、寝起きする場所でくつろげないことは、だめです。子供もと大人も関係なく、どんな人にもとっても」 P.299 「それでも、私はあなたと一緒にいたい。いざという時にあなたの力になるための努力をしたい。(中略)何でもいいの。あなたが苦しい時、あなたをひとりにせずに済むなら」

    4
    投稿日: 2025.04.27
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    せつなさんが作る料理が食べたくなります。 自炊はめんどくさい上に「もしかしたらおいしくないかも」…という思いがあるので、リスクを恐れてコンビニとかチェーン店に行ってしまいます。 せつなさんのように料理が上手だったらなー なんて、気楽に読んでいたら、あれよあれよと胸を打つ展開に… ミステリーではないですが、春彦の死を探るにつれて、傷つき、癒され、また前に進んでいく薫子さんが頼もしいです。

    16
    投稿日: 2025.04.27
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    オーディブルにて。 作品紹介にある通り、心にそっと寄り添ってくれる物語だなぁと思った。 冒頭一文目からわかるほど真面目で細かくてちゃんとしてて、だけど必死に自分を鼓舞しながら生きている薫子も、 無愛想だけどしっかり相手を想っているせつなのことも、みんな愛しく感じた。 人と向き合うってエネルギーのいることだけど、尊い。 自分が日々いろんな人から影響を受けながら生活しているように、自分も少なからず人に影響を与えているのかもしれない。 当たり前のことかもしれないけどなんだかしみじみと感じて、改めて感動した。 自分のことも周りの人たちのことも、自分らしく、大切にしたい。 絶対本でも読むぞー

    15
    投稿日: 2025.04.27
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    夫との離婚、弟の死という別れを経験した薫子。だが、弟の元恋人のせつなと再会した事により、薫子は再生への道を歩き出す。 薫子とせつなの掛け合いが面白い。また、作中で描かれる、せつなの料理も素敵。読後は、心が温かさと切なさに満たされる。

    4
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞受賞作品は必ず読みますが、数年前の大賞である『同志少女よ敵を撃て』が衝撃的すぎて他の受賞作を越えられないと思っていました。 『カフネ』は私の期待を良い意味で裏切り、私の心を穏やかにしてくれました。 側から見ると、悩みが無さそうに見えても、誰もが悩みを抱えている。 ぶっきらぼうで一見冷たく接してるようにしつつも、自分のできるやり方でせつなが薫子に寄り添う姿は、私が持っている優しさを思い出させてくれました。そして、彼女の料理の描写が私の想像力を掻き立て、食べてもないのに胃袋を満たしてくれました。 色んなタイプの小説が大賞として選ばれる本屋大賞は面白い! 来年の大賞受賞作も読みたいと思います。

    4
    投稿日: 2025.04.27
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    こういう本に出会えるから、読書という趣味はやめられない。登場人物みんな違うのに、一人一人に共感できるのは何故だろう。それでいてストーリーに奥行きもあり、してやられた感もある。映像化にも期待したい

    5
    投稿日: 2025.04.27
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    自分以外の人の気持ちはわからない、ということを理解しているつもりでも、いつの間にかそれを忘れているし、自分が思っているよりもはるかに他の人のことはわからないものなんだろうと思う。

    10
    投稿日: 2025.04.26
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    読みました。泣きました。 どんなに近くにいても、その人がどんな思いで、どんな気持ちで生きてきたのか生きていくのか、分からなすぎるし、近くにいるほど知ってるフリしてしまうのかも。ちゃんと相手と対話することが大切なんだな〜と、慮ろうと勝手に想像してばかりでは窮屈になってしまうし。 薫子さんの心情の変化が読んでいて気持ち良かったです。みんな幸せになって〜〜笑顔で愛する人とおいしいご飯食べて〜〜

    11
    投稿日: 2025.04.26
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    Audibleにて ここから書くことは本屋大賞1位により自分の中でのハードルが高くなっていたという前提において 良い話だったとは思う 序盤主人公がドン底から救われていく様子や、お手伝い先の様々な事情などの序盤中盤は良かった ただ全体を通して既視感のある内容というか、キャラクターにしても抜群に魅力がある!という人は見つからなかった。感情移入があまり出来なかったかな。 名言というか心を突き刺すような文章も読後思い浮かばなかった 非常に読みやすい(聞きやすい)内容でスルスルと楽しめたのだけどもう少し聞き応えもほしかった

    9
    投稿日: 2025.04.26
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    本屋大賞のカフネ ずっと読みたいと思ってましたが 素晴らしい作品でした! カフネの意味 「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」 なるほどと、最初はよくわからんなと思ってましたが、中盤から最後までのシナリオを絶妙に上手い! 物語は家事代行サービスの会社「カフネ」が舞台となる。 主人公の野宮薫子(頭がいいんだろうな、でも固いんだろうな、融通きかないんだろうなの)の設定がまずわかりやすい。薫子の弟の春彦が突然死んだところから物語ははじまる。 この春彦が凄く優しい好青年。いるんだよなこういう心の優しい人。そして、優し過ぎて自分を出しきれない、合わせてしまう人って。 そして、その弟の彼女(役)のせつな この人がめちゃくちゃ真っ当な主人公といってもいい、とても魅力的人で描かれている。 ツン全面の印象を出しながは、要所要所の言葉の力強さ、魅力はダントツです。 森博嗣作品の女性主人公ぐらい魅力的です 料理、食事の描写はBUTTERの柚木麻子のように凄くかった丁寧で唆る。。 子供、大人関係なく接する能力 未来を見据えた時の、生きる力を与えよう(サポートしてあげようとする心意気)とする考えは本当に素敵でした。 弟の死、以前に生活において関わっていた人に触れることで、わかってきて本当の弟の思い。。。 胸が痛くなる事実がどんどん出てくるのですが 辛さの反面、いかに人をわかってない(自分以外は他人である)かを実感させる描写は、感慨深いです 毒親の描き方も上手でした 幸せとはなんなんでしょうね 裕福な家庭、裕福じゃない家庭、話ができる家庭、話しが出来なくても心は通ってる家庭 まさしく現代の問題をわかりやすく、問題提起してるところは、その通りだよなと考えさせられました。 薫子の元夫との関係性も かなりセンシティブでしたが、私自身も不妊治療を経ての今の家族のことを考えさせられる、大変貴重な機会でした。 ※こういう苦しみ、願望が入り混じるのって本当にありえるよなと。。。(わかるって思える人が多くいると思う) そんななかで、薫子が自らの殻を破って 突き進んでいく姿は素晴らしかった 冒頭のシーンから最後のシーンまでの成長は感動ものです、良くぞ行動してくれたと! 明日の活力にもなる 現代の問題提起も多く盛り込まれておら 読む人それぞれの立場で、自分はどうするべきかを問われる非常にセンシティブな作品であると感じました セルフネグレクト 貧困 家庭環境(夫婦、親子) 社会環境 これらを、絶妙な距離感のソーシャルネットワーク内で、狭すぎず広過ぎない範囲で上手く表現し 自分は何のために?社会のために?自分のために?大切な事のために、何を行動(と影響と支援)するべきかを問う、良いテーマだなと感じました そして、私は 今もちろん家庭のために(自分のために)働いていますが、カフネのような、困っている人の為に自分は何ができるのか、考えられる事、事業(儲からなくてもいい)を、どこかのタイミングで志からやりたいなと思わせてくれる作品でした! どこかでチャレンジしようと 素晴らしい作品ありがとうございました! (こういう作品こそ、教科書や課題図書や映画やドラマなど含めて、広く知ってもらうことやった方が良いのになあと) 大満足の★5.0

    83
    投稿日: 2025.04.26
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    本屋大賞受賞&おすすめして頂き、手に取った作品。 最愛の弟を亡くした薫子は、弟の元恋人・せつなが働く家事代行サービス会社「カフネ」でボランティアをすることになりー…。 カフネでのボランティアと食事を通して距離を縮めていく薫子とせつなの空気感がとても心地よかった。 薫子とせつな、薫子と常盤さんのコミカルな掛け合いが好き。 お気に入りは昭和の女のくだり。 ギリ昭和生まれの私もすごく共感した。 カフネの依頼者に対するせつなの言葉が毎回印象的で、せつなの抱えるものが明らかになった時、彼女の言葉の数々が思い返され、胸に迫るものがあった。 薫子やカフネの依頼者たちが抱えているものと同じような経験をしたことが私にもあり、読んでいて胸が苦しくなる場面も何度かあった。 けれど、彼女たちが前を向いて生きていこうとする姿が胸にグッときたし、過去に辛いことがあったとしても今「おいしい」「楽しい」「嬉しい」を感じて日々生きていられること、そこに至るまでに寄り添ってくれた人たちに改めて感謝したいと思った。 食事の大切さ、「おいしい」と一緒に笑い合える人がいることの尊さはもちろん、他人同士分かり合えなくても支え合って生きていくこと、困った時に手を伸ばす勇気を出すことの大切さを改めて感じた。 人はひとりでは生きていけないのだから。 毎年楽しみにしている本屋大賞。 その時に聞いた阿部暁子さんのスピーチがもう素晴らしくて…! 読後、「あぁ、あの方がこの物語を執筆されたのだなぁ」としみじみ。 いろいろな物を抱えて生きている現代人に寄り添い、優しく包み込んで励ましてくれるような物語だと感じた。 素敵な作品をおすすめしてくださり、ありがとうございました(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) ✎︎____________ 信用はとり戻せるけど、健康はそうはいかないでしょう。(p.18) 醬油は大豆が作る芸術品だよ(p.23) きっと人間を最後に立たせるのは、勇気でも希望でも夢でもなく、見栄だ。(p.28) 夫婦だからって、その人の百パーセントを知るなんて無理じゃないですか?別々の頭と体を持ってる以上、完璧に理解し合うなんて人間にはできないと思いますよ(p.37) 人間は、こんなに打ちのめされている時でさえ、おいしいと感じてしまうのだ。そして、おいしいと感じた途端、体中の細胞が息を吹き返していく。(p.75) 家事は待ったなしです。いくら掃除機をかけてもまた床に埃が溜まるように、決して終わりはない。生きている限り付きまとうものです。嫌になったからといってやめられるものではないし、それなのに何らかの理由で手が回らなくなってしまうこともある。そして手が回らなくなって放置すると、もう、ひとりではどうにもできない状況に陥ってしまうこともある。(p.84) お腹がすいていることと、寝起きする場所でくつろげないことは、だめです。子供も大人も関係なく、どんな人にとっても(p.84) ほんの二、三日でも、いつもより部屋が過ごしやすくて、何も作らなくてもすでに美味しいごはんがある、そういう状況があるだけで人間は少しだけ回復できます。生きのびるために行動する気力を持てます。(pp.84~85) 善意って油みたいなもので、使い方と量を間違えると、相手を逆に滅入らせてしまう(p.94) 死ぬまでは生きなきゃいけないし、健康じゃないと生きるのはますます苦しくなる。なるべく快適に生きるためにも栄養は必要。あとね、おにぎりを作れるようになると、人生の戦闘力が上がるよ(p.108) 諦めることは、時として努力を続けるよりも困難だ。(p.127) さっき、彼女がどれだけ大変な思いをしてるか、あの部屋を見ただけでわかった。あなたのサンドイッチを泣きながら食べる彼女を見て、本当にこれ以上できないくらいがんばっていて心も体も限界なんだってわかった。それでもやっぱり私、思ってるのよ。あなたは産めたじゃない。しかも二人も授かったんだからそれくらいの苦労は当然でしょ、それなのに常盤さんにまで甘やかされてずるい。産まなきゃよかったなんて言うくらいなら、私にその子たちをちょうだいよ(pp.129~130) 子供を想わない親はいないとか言う人がいるけど、あれはたまたま良い環境に生まれて、問題なく生きてこられた運のいい人たちだから。親に痛めつけられたり捨てられたりした子供がそれを聞いたら、どれだけ爪はじきにされた気持ちになるか想像できない人間だから。耳を貸さないで。親は血がつながってるだけのただの人間だってこと、わかっておいて(p.158) この国では、子供はみんな安心してごはんを食べて勉強して生活していいの。それがすべての子供に約束された権利なの。権利であるはずのものが欠けている状態なら、あなたはその不足分を求めていいの。(p.164) 私ね、わかり合えないって切り捨てるのがすごく嫌なの。最終的にはそういう結論に行きつくとしても、それまでに言葉を尽くしてわかり合う努力をすべきだと思う(p.168) もっとも距離が近しく、長い時間を共有していく家族だからこそ、心を配り、大切にしなければならなかったのだ。自分だって両親からそう扱ってもらいたいと、ずっと望んでいたはずだ。粗雑にされるかなしみを知っていたはずなのに、公隆の穏やかさとやさしさに頼り切って努力を怠っていた自分は傲慢だった。(p.173) 家族だって、恋人だって、友達だって、同じ家に住んでたって、セックスしてたって、人間は自分以外の人間のことは何ひとつわかるわけないんだよ。わかったような気がしてもそれはただの思い込みだ(p.203) 誰だって好きで生まれてくるわけじゃない。勝手に生まれさせられて、どこでどう育つかも、どんな目に遭うかも選べない。だったら死に方は自分で選んでもいいと私は思う。命も人生もその人だけのものなんだから、それくらいはゆるされていい(p.205) あなたの人生も、あなたの命も、あなただけのもので、あなただけが使い道を決められる。たとえ誰が何を言おうとあなたが思うようにしていい(p.231) おいしいって思うことが、楽しいって思うことが、うれしいって思うことが、生きていくためにどれだけ大事か(p.257) 信じようと思ってもらえなければ、助けを求めてもらうこともできないんだ(p.273)

    108
    投稿日: 2025.04.26
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    カフネ、ポルトガル語。素敵な言葉。自分の事を気にかけてくれる人がいれば十分。大切にしたい人がいれば十分。そんな気分にしてくれる物語。重いテーマが複数散りばめられているが、救いがあるので大丈夫。

    18
    投稿日: 2025.04.26
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    人の心の内は、本人にしか分からない。 間違うし、すれ違うこともあるけど、それでも一緒にいたいと願うんだろうな。 家事やセルフネグレクトって凄く身近だし、その人が感じている目の前の大変さや辛さはその人にしか分からない。 助けて欲しいけど助けてって言えない。 家事代行は確かに刹那的な救いかもしれないけど、 その休息で救われる心も確かにある。 春彦の謎もちゃんと最後に回収していたし、 終わりの文章がすごく美しかった。 ーーーーーネタバレ注意ーーーーーー 現代社会には「個の尊重」と引き換えに、 過剰な自己責任や境界線が求められるようになった。 「助けて」と声をあげることさえ、時に重荷になるこの世界で。 カフネは、そんな”声をあげられない人”に、 そっと差し出される手の存在を描いた物語だった。 困っている人を「待つ」のではなく、 さりげない”おせっかい”から救う仕組み。 それを作った春彦自身が、本当は一番、 誰かに気づいて、救われたかったのかもしれない。 味覚障害という孤独に、たったひとり気づき、 生きる喜びをもう一度教えてくれたせつな。 彼女は、春彦にとって “与える側”ではなく”受け取る側の喜び”を教えてくれた かけがえのない存在だった。 カフネは、今ひとりで苦しんでいる誰かへ── 「あなたの痛みに気づきたい」という、静かなエールだった。

    8
    投稿日: 2025.04.26
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    キャラ設定や描写がステレオタイプで終始表層を漂う感じがピンとこないなぁ... そんな感じで読み進めていたら、最後のタイトル回収が反則レベルに素晴らしかった! 意思なくこの世に生まれた人間がめざす行きたい/生きたい場所はどこなのか?不確かな世界で過去の自分を救い未来に生きるには今日息を止めないこと。

    5
    投稿日: 2025.04.26
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    切ない物語 なかなか良い作品 痛快なセリフが心地よい 人には見えない悩みや事情があるものだ 人格を決めつけないことが肝要 だと思った

    5
    投稿日: 2025.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    薫子さん最後の方怖かったです! せつなさんのつんでれキャラは好き⭐︎ てか本屋大賞ってことはみんな共感する部分が多かったのかな。 俺はあまり共感出来なかった、、普段の生活に不安をあまり感じない鈍い人間なのかな(-_-;)

    13
    投稿日: 2025.04.26
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    愛のかたち、人との関わり、つながり、愛しいと思う気持ち、慈悲の心、 いろんなことを、考えさせられました。 自分の気持ちと重ね合わせて、ひとつひとつ確認しながら読んでいた感じがします。 誰かに手を差し伸べられる人でありたいと思いました。

    8
    投稿日: 2025.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰もが話せない秘密を抱えている。それは親でも恋人にもいけない悩みや葛藤。そういう想いを抱えた人救う為に家事代行サービスカフネを立ち上げた。掃除と料理によって人から頼られる、その想いがあらたに人を救う。考えさせられました

    64
    投稿日: 2025.04.26
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    それぞれが抱える見えない苦しさがあった 虚勢を張ってみたり、自暴自棄になったり、悔いたり、責めたり。誰かの知らなかった部分に触れる度に相手を見つけてる感じだった。

    3
    投稿日: 2025.04.26
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    いい話だった〜 薫子さんは強引で面倒な人だけど、人として間違った方向に突き進む人じゃなくて良かった。

    3
    投稿日: 2025.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞受賞おめでとうございます。 傷ついた人たち、人生に行き詰まった人たちが、生きていく力を少しだけ得られるようなお話。 12歳年下の弟、春彦がある日突然亡くなった。 春彦はなぜ死んだのか? 姉である薫子のもとに、春彦が法務局に遺言を預けていたと通知があった。 春彦の亡くなった理由については、大きなテーマの一つであるものの、読者である私はそれを知って良いのだろうか?という葛藤があった。 薫子が、せつなが、とても春彦を大切にしているから、亡くなった人のことをあれこれ詮索してはいけないような気持ちになったのだ。 結果的に、薫子とせつなはこれについて一つの結論に辿り着けるわけだが、どんなわけであっても、春彦はもういない、という悲しさだけが残る。 春彦の存在が、悲しすぎたな。 味のしないものを美味しいと言って、皆に求められて欲しがられて、太陽のような存在の春彦。でも春彦自身が目指した未来や、行きたい場所には行けなかった。 終盤、薫子が、幼い春彦とのことを夢に見て、思い出して後悔する場面なんてさ、泣けましたよ。 どんなに思い出しても、あの時ああするべきだったと後悔しても、もう彼はいないのだから。 ただ、この本を通じて遺された人たちにとっては「亡くなった理由(どうして死んだか)」はとても大事なことなのだと、改めて思った。 薫子とせつなが、「カフネ」の「チケット」の活動で料理と掃除をばーっと済ませるのは、読んでて心地よかった。私もせつなの料理食べたい。 薫子の、モーレツ努力人間であるところに救われる部分もありつつ、最後は斜め上をいかれすぎて、 「え?? そんな先走らなくても!?!」 本文中にこういう表現が出てくるのだが、「バツイチで子供を産む予定もない40代女にこわいものはない」(ニュアンス)という事なのだろうか。

    3
    投稿日: 2025.04.25
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    面白かったけどちょっと主人公の薫子の圧が強い。本人もそれをわかって行動してるのもわかるのだけど、それを嫌がるせつなの方に共感してしまう。無愛想なタサン志麻さんのようなせっちゃんのお料理食べたい。豆乳ソーメンとかいちごミルクの飴を牛乳でレンチンしてポップコーン絡めるとかやってみたくなった。圧が強くて面倒な人だけど、生きてるうちに、言葉を伝えないと伝わらない、ということを実行している主人公の行動は、見習いたいとも思った。面倒なんどけどね。

    4
    投稿日: 2025.04.25
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    家族でも夫婦でも分かりあうためには話し合いが大事だなあと思うが、どれだけ話し合っても完全に理解はできないし、逆に理解してもらえないと思う。 ただ、自分の周りにいる大切にしたいと思う人たちとは、大事にしてる考え方などは理解し合う努力をしたいと思う。

    13
    投稿日: 2025.04.25
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    薫子とせつなのそれぞれの自己主張の流れが、しみじみと伝わって感情移入しました。 この本を読んで、家事代行サービスの大変さや、 人々との繋がりの大切さを学べました。 そっと人の辛さに手を差し伸べる事が大事と思いました。食事は大事だと改めて感じさせられました。

    3
    投稿日: 2025.04.25
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    人の気持ちはその人にならない限りわからない。 そんな大前提の中で、自分の気持ちを強く出せる人、出すのが苦手で不器用な人、出したくない人、出さないことがいつの間にか当たり前になって自分の気持ちを忘れてしまった人、。 どんな人だって、コミュニケーションを取る。 その人が外に出せる"気持ち"で。 そうやって関係ができていく。 そういう意味で、真の気持ちを言い合えている、お互いの本当を知っている関係なんて、あるのだろうか。 求めるべきなのだろうか。 いや、真の気持ちを言い合えることが、本当の関係とは言えないかもしれない。 この作品の中では、そんなことを何度も訴えられました。だからこそ、周りの人を大事にしよう、と。後悔しないように、大事に、大事に生きていこうと思えました。 訴える事の壮大さに関わらず、阿部さんの物語はすごく読みやすくて温かかったです。 また、他の作品も読んでみたいなと思えました。 自分も、周りも、ただ大切にする、というよりかは、もちろん、自己満にしかならないかもしれないけど、深読みし過ぎず、ゆっくり大事にしようと思えました。

    11
    投稿日: 2025.04.25
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    2025年本屋大賞。そこまで響かなかったというのが率直な感想。主人公の薫子とせつなや家事代行で触れ合う人たちの苦悩は分かるけど共感しづらくて…。生きにくい社会だとしても、生きる価値がないとまでは思えないし、ラストの薫子とか正直引いてしまった。多様性も好みじゃない。多分だけど女性の方が共感できる作品なのかも。読みやすい本だから、娘にすすめてみようと思ってる。

    10
    投稿日: 2025.04.25
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    ストーリーの中で、薫子以外の主要登場人物の本性が、すべて後出しジャンケンのように出てくるので、ハラハラさせられる。

    8
    投稿日: 2025.04.25
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    時におせっかいは人を救うし心を掬い上げる。家事代行サービス「カフネ」の存在と優しさが、疲れ切っているのに助けを求められない誰かを救うことに繋がる。薫子もせつなも性格がきつく最初は引いたけど読む内にどんどん2人を好きになった。当たり前だけど代行に行く家がひとり親、介護、ネグレクトなどしんどい事情が多くやっぱり悲しくなる。そして、せつなが奥底に抱えるものも。薫子が両親に感じてきた事に共感できるし、だけど弟の春彦を思うとそれもまた切ない。薫子とせつなの新しい関係が明るくなる予感で嬉しく、好きだなぁと思える作品。

    21
    投稿日: 2025.04.25
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    薫子さんが自分の友人によく似ていて、本の中で顔の輪郭から表情までハッキリと想像できる作品に初めて出会えた印象深い作品 LGBTQが出てくる話は少し苦手意識があったが気にならず、本編ではそこがメインではなく恋愛、友愛、家族愛でもないが確かに愛が描かれているのが印象的

    3
    投稿日: 2025.04.25
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    オーディブルで聴きました。 家事代行業者「カフネ」を舞台にした本作は、 ただの日常小説でも、ただのお仕事小説でもなく、 深く「ケア」について描かれた一冊でした。 序盤で描かれる、主人公・薫子が来客に慌てて洗い物をしようとするも、 泡だらけの手のまま座り込んでしまうシーンがとても印象的でした。 「もう全部ダメだ」と泣きたくなるあの瞬間に、強く共感しました。 家事スキルもあるし、優秀なキャリアウーマンでもある薫子が、 それでも日常を回せなくなってしまう。 スキルがあることと、自分のためにそれを使えることは別なのだと、はっとさせられます。 本作に登場するのは、 誰かのためになら頑張れるけれど、 自分のことは後回しにしてしまう人たちばかり。 スキルや優しさがあるからこそ、 「自分のために生きることの難しさ」が浮き彫りになります。 著者が意図的にそうした人物像を描いているのが伝わってきて、 とても切実でした。 そして、人間は 「誰かが整えてくれた部屋」や 「自分を大切に思って用意されたご飯」に支えられて生きているのだなと、 改めて思わされました。 さらに本作は、ミステリ小説的な構成も見事でした。 後から思えば意味があったと気づくような違和感の積み重ねが、 終盤できれいに回収されていきます。 伏線がすべて腑に落ちて、結末に収束していく心地よさは、 まさにエンタメ小説としての完成度の高さを感じました。 その分、いわゆる“純文学的な余白”は薄れるかもしれませんが、 「届けるべき物語を届けきる」という点では、見事な選択だったと思います。 日常をなんとか回しているすべての人に読んでほしい一冊です。

    18
    投稿日: 2025.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こういう小説だいすき! . 「他人がなにを考えてるか」 そんなものわからない、知る由もないということは当たり前だけどそれを認識することの大切さというか、最近の自分の生活で考えることの多いテーマなのでその辺がよく刺さった。

    5
    投稿日: 2025.04.25
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    せつなさんのとっつきづらさに始めは戸惑ったが、話が進むにつれて薫子さんと同じようにせつなさんを愛おしいと思うようになっていた。せつなさんが可哀想とかそういう感情ではなく人として惹かれていった。 最後の1ページは読むことでより心が温かくなり、登場人物への愛が深まった。すごくいい1ページだった。 泣ける小説なんて言葉では伝わるとは到底思っていないし、泣ける小説と言われるといつもは読むのを躊躇ってしまうタイプだけれど、何度も自然に涙が溢れる温かい小説だった。 結局、みんなが勧めてくれる本は素晴らしい、そう思った。

    4
    投稿日: 2025.04.25
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    本屋大賞受賞の話題作ですが、めちゃくちゃよかった。弟が急死した野宮薫子と弟の元恋人、小野寺せつなが弟の残した遺言書をきっかけに再会し、距離を縮めていく話。 弟の謎の急死の原因、せつなの過去や病気の話などミステリーのようなところがありつつ、薫子とせつなの距離が近づいていくあたたかく、やさしい小説という絶妙のバランスを備えた傑作でした。 せつなは家事代行サービスで依頼主に料理を作る仕事をしていて、小説の中でたくさん料理を振る舞うシーンが出てくるのもとても良かった。食は心を満たすんだなーと改めて感じたりしました。

    31
    投稿日: 2025.04.24
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    薫子が好き過ぎる。 せつなの作った料理が食べてみたい。 卵味噌や骨付き肉とか特に。 これは本屋大賞獲るわ、と納得のいい小説だった。 個人的にはもっとこの先が読みたいけれど あれはあれで、丁度いい終わりなんだろうな。

    9
    投稿日: 2025.04.24
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    不思議な物語。 家事代行について取り上げているのが面白い。おかげで家事をするのが少し楽しくなった。 他人のことなんてわからない。 身近な家族や友人でさえも、その人が抱えているもの、感じていることなんてわからない。 本当にそう思って生きていった方がいい。 そう思っているだけで、相手との接し方や見え方、感じ方は変わりそう。 今ある人間関係について、改めて見つめ直すキッカケを与えてくれる本。 読了感は悪くない。

    10
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代版 葬送のフリーレン 「人間の寿命は短いってわかっていたのに……なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう……」 フリーレンがヒンメルの葬儀で涙を流しながら言った言葉。 その後、フリーレンは新たな仲間とヒンメルの足跡をたどりながら、ヒンメルと人間を理解していく。 これが葬送のフリーレンの物語。しかし現実はうまくいかない。 フリーレンは最強の魔法使いでヒンメルは最強の勇者だ。 この本の主人公、薫子はアル中でバツイチの41歳の女性。 先に亡くなった薫子の年の離れた29歳の弟、春彦は何も言わず謎の急死。 亡くなった人が生前どう思っていたかを知るのは難しい。 様々な問題に立ち向かう力は、今の薫子にはなく酒に溺れる。 最強の魔法使いであるフリーレンに比べて、疲れ切って何もできない薫子。 読むのを辞めたくなるほどの悲しい出来事の連続に、薫子を応援したくなる素晴らしい冒頭だった。 ハンバーグを作るのは、みんなが笑顔になるから ボロボロの薫子の前に現れた亡くなった春彦の元カノ せつな。 薫子を気遣って作ったせつなの料理が本当に暖かく美味しそうで、読んでてよだれが出し食べたくなる。 元気になった「息苦しいほと几帳面な薫子」と「野良猫のような不愛想のせつな」は、価値観の違いから仲良くなれず気が合わない。 しかし「困っている人を助けたい」という気持ちに同じで、話が進む毎にどんどん仲良くなる2人の会話が聞いてて楽しかった。 「困っている人を助けたい」 その助け合いが周りに幸せを与え、さらに薫子とせつなへも幸せになる。 本当に薫子もせつなも幸せになってほしい。 心からそう思える本だった。 ヒンメルならそうする。 薫子は春彦がやっていたことを行い、会っていた人に会う。 春彦はどう思っていたのだろう。春彦ならどうするだろうか。 生前何を考え、何を思い、なぜ死んだのか、徐々に核心に迫っていく。 核心に迫るにつれ、見えていなかった問題が立ちはだかってくる。 魔王を倒せば全てが解決するファンタジーとは違う。 現実には少子化、高齢化、ネグレクト、自殺、介護、病気、重たい問題が漂っている。 そんな現実でも私たちは生きないといけないし、まず健康でいないといけない。 幸せになる権利は誰にでもある。 そしておいしいご飯があれば誰でも幸せになれるんだ。 最後まで生きる希望をくれる、元気になれる最高の本だった。

    4
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    料理の話が結構あって、そこに同性愛の話が出てきて、そんな話かぁ……ちょっと退屈だった。 元気ない人に元気出してって介抱するのは良いことだと思う家事代行サービスの話でした。

    27
    投稿日: 2025.04.24
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    ずっと気になってたけど、本屋大賞1位とったタイミングですぐ購入。決して平和な話ではないんだけど、最後には暖かい気持ちになれる本。家族じゃなくても、友達じゃなくても、恋人じゃなくても、何なら知り合いじゃなくても、関係ない。血が繋がってたとしても、知らないことなんて沢山あるしね。本屋大賞1位納得です。装長もすき。

    8
    投稿日: 2025.04.24
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    最後すごい泣いてしまった。生きることについて考える本。「簡単に伝わらないのは当たり前だ。人間は自分以外の人間のことは何一つわからない。わかった気がしても、それは思い込みに過ぎない。」これに尽きると思う。だからこそ、大切にしたい人には伝えることを諦めちゃいけない。逃げられても、もう迷惑かなと思っても、伝えることは諦めないようにしたい。 最後のせっちゃんの涙と、薫子が愛おしそうに声をかけるシーンは泣かずにはいられない。そんなに思い入れないと思ったのにすごい泣いちゃうくらい素敵だった。「カフネ。愛する人の髪にそっと指を通す仕草。」本当に温かくて素敵な言葉。 せっちゃんはぶっきらぼうで、いつもツンツンしているけれど、本当はとても繊細な心をもってる不器用な子。困っている人たちにはいつも手際よく涎が出そうなお料理を作っているのに、自分のためには料理をしない。栄養ゼリーで生きてる。それを知った時のぞっとした感覚。せっちゃんに幸せになってほしいと思う。薫子節がんがんで、養子縁組とパートナーシップ制度について問いかけるのも、怖いけど温かかった。せっちゃんが逃げてしまいそうで、本当に嫌われてしまいそうで、でも薫子は諦めずに伝えることをやめなかった。すごい。 春彦は、春のように温かく、たくさんの人を幸せにしてきた。天使の笑顔で「おいしい」と言っていた彼は、小学生の頃から味覚がなかった。周りの人のために、おいしいと笑顔で言っていた。それを知った時、本当に切なくて、春彦の苦しさがわからなかったことが辛くて。でもわかるはずもなくて、だからこそ大切な人とは言葉で伝えようとし続けたいし、相手の言葉も聞きたいと思った。 「春彦は、いろんな人に愛されて、欲しがられて、それが29年間ずっと休みなく続いてて、笑っていても本当はすごく疲れてた。」これを、死んでしまった後に知った薫子、とても辛かっただろうな。 きみたかは、人を尊重する優しい人。どうして突然薫子に離婚を突きつけたのだろうと思っていたけれど、終盤で明かされてとても切なかった。子どもの頃、テストで父の求める点数に届かなくて、大好きだった犬を山に捨てられた。自分の家族をいいものと思えたことは一度もなく、家庭というものに近づきたくなかった。でも、薫子となら試してみたいと思った。不妊治療を始めてから夜に眠れなくなり、子どもをもちたくないと気づく。不妊治療をかんばる薫子に、子供はほしくないとは言えなかった。薫子が流産した時、ほっとした自分がいて、全部間違っていたと気づいた。傷つけてしまうとわかるから何も言わずに離婚を求めた。伝えることで、お互いを傷つけることもある。伝えたくても、伝えることが残酷に傷つけることもある。薫子ときみたかの場合は、離婚の時ではなく、あのタイミングで伝え合うことができて、良かったと思った。難しい。難しい。伝えるって難しい。 優しい豆乳そうめん、とっても美味しそう。私も食べたい。

    7
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    印象に残ったこと •主人公の決めたらやりきる性格が伝わってくるエピソード。苦手だったピーマンを毎朝生で齧って克服した幼稚園時代  最初は子どもに執着があったり、精神的な不安定さがあったけど、最後の場面を見ると同一人物か?と思うほどさっぱりしていた。薫子の成長を描くのが上手だなぁと感じた •最初はドロドロした気持ちになったけど、最後は暖かな気持ちになる •弟が遺書を残してた理由も最後にはすっきりわかって、その展開の持っていき方も心地よい

    4
    投稿日: 2025.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞受賞作。 オーディブルで聴いた。 登場人物の女性2人が魅力的だった。 半分くらいまで聴いてて、さすが本屋大賞!前向きになれていいな!と思った。 え?これで終わり?という終わり方だったので、続きは読者の想像に任せる感じなのかもしれないけど、もう少し続きを読みたかった。

    5
    投稿日: 2025.04.24
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    2025本屋大賞1位受賞作。弟を失った薫子と婚約者のせつな。家事代行サービスで作る料理がどれもおいしそうでほっこりする。病気の事とか親の事とか色々考えてしまった。

    3
    投稿日: 2025.04.23
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    家事代行サービスのお話。 出てくる人がみんないい人のハートフル小説。 それぞれ悩みを抱えている人達が料理を通して、 考えが整理され浄化されていく物語。 かなり重い内容のはずが、料理を通してほっこりと進んでいく。 誰もが何かしらを抱えている。 いつも笑顔のその人も、きっと何か悩みを抱えている。その考えを持てば、明日からきっと少し優しくなれる気がする。。。

    3
    投稿日: 2025.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

     せつなと薫子が亡き弟の意思に沿って仲を深めていくだけの話かと思いきや、弟が29年間押し殺してきた自分自身の思いやせつなの秘密が、物語が進むにつれ、どんどん明かされていった。本当に愛し合っていると思っていても、その人との関係がある日突然何らかの形で崩れることがある。そんなことにならないよう、大切な人の声を一つ一つ聴き取り、話し合うことが大事だとわからされた。

    3
    投稿日: 2025.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    弟を失った薫子さんが、弟の元恋人のせつなとの関わりを通して徐々に立ち上がっていく物語。 悲しいながらも温かい話で、家族のために料理をもっと頑張りたくなると思える内容でした。

    4
    投稿日: 2025.04.23
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    心が温かくもなり冷たくもなり、揺さぶられる一冊でした。喉の奥が熱くなる瞬間も多かったです。 何が正解か不正解か、はたまたそんなものはないのか。 自分以外のことは何も分からない。 また、自分のことも分かってないのではとも思う。 辛いこともあるけど、楽しいこともある人生。 いつ尽きるか分からないけど、美味しいものを食べて笑って過ごせる時間が少しでも多い時いいなと思う。

    0
    投稿日: 2025.04.23
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    本屋大賞おめでとうございます! やや現実味のない設定か、なんて読んでいたら後半部大いに盛り上がってきて面白かったです。 ラストも話が終わりそうで終わらず、最後まで描き切られていて納得感ありました。 それにしても、息苦しいまでの几帳面さでパートナーや肉親からもめんどくさいと煙たがられるバツアリ41歳。胸が痛む。わたしも似たような性格で、同じ道を歩みそう。。 料理も掃除も、家事でも他人の役に立つことができる。やっぱり人のために動くことが一番大切。心の芯でそれを持っておきたい。 そう感じさせてくれました。

    26
    投稿日: 2025.04.23
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    『カフネ』を読んで、最も印象的だったのは「どれだけ身近な人でも、完全には理解できない」というテーマだった。また「自分が本当にやりたいことを大切にするべきだ」というメッセージが強く感じられた。登場人物の春彦は、他人の期待と自分の願望の間で葛藤しながらも、支援先のおばあさんの言葉をきっかけに本当にやりたいことに向かって退職を決断する。薫子もまた、自分の生き方を貫き、結果的に「カフネ」という言葉の意味を体現し、せつなにもその思いが伝わったと感じた。他人の目を気にするのではなく、自分が本当に望む生き方や誰かのために何かをすることの大切さに気づき、自分もそうありたいと前向きな気持ちになった。

    8
    投稿日: 2025.04.23
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    読み終わった後あたたかな空気に包まれたような心地になった。コミカルな描写も、明かされていく真実も、涙もすべてが美しく、胸を締め付けられました。 本当に求めていた愛とは何か。子供を産むように愛するように意識して発生した愛の他にも、たまたま生まれた愛が放つ光について特に触れている作品です。 この本がたまらなく大好きです。宝物のような本です。

    5
    投稿日: 2025.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いつもスローペースな私が引き込まれ、一気読みしてしまった力ある作品。ちょうど読み終得たタイミングで本屋大賞の発表があり、納得の受賞だなと。 亡くなった弟の婚約者せつなと、食を通じて関わっていく主人公薫子。 読み始め当初に感じていた薫子、せつなの印象が読み進めるにつれ変わっていき、食の描写と共に引き込まれていきました。 違ったキャラクターのようで二人とも負けず嫌いで自負があり、心に傷を抱えている。 まじりあえないと思えた二人が互いの心を溶かしていく過程で登場する様々な人物からも、人は見えていない部分がいかに大きいかを思わされ、ドキリとすることも。 タイトルの意味が回収されるラストシーン。読み終わってもいつまでも余韻が残り、思い出しては涙が出てきます。 傷ついた人だからこんな風に人を愛することができる、そう思えることが癒しにもなる忘れ難い一冊になりました。

    8
    投稿日: 2025.04.22
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    さすが本屋大賞。読みやすくて2日で読み終わった!初めはう~ん、まぁ読みやすい普通の小説かな、と思ってたらどんどん引き込まれていった。ちょっと疲れた時にまた読みたい。

    6
    投稿日: 2025.04.22
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    弟が突然亡くなり、死後郵便で届いた弟からのプレゼントは普段買わないはずの指輪が。 弟の遺言書には財産を一部、弟の彼女、せつこへ譲る内容が記されていた。 食事の大事さと振る舞い、どう自分が生きるのか。 2日で読んじゃったからあんまり内容を噛み砕けていない。 幸せってなんなんだろうって考えた。

    4
    投稿日: 2025.04.22
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    書き出しから最後の一文までずーっと面白かった! 食の話と社会問題をこんなにもうまく融合させて描けるなんて。初めて読む作家さんですがすごく引きこまれました。

    17
    投稿日: 2025.04.22
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    オーディブルで! 面白かった!色んな愛の形があって、優しい物語だな、と感じた。最後のシーン、綺麗で温かくて好きだ。主人公も最初は辛い状況に置かれていたけど、そこから立ち上がっていく力強さがあって元気になれる話でもあったな〜。

    5
    投稿日: 2025.04.22
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    対話の大切さとどんなに間違ってしまっても向き合い続けてその人を知ろうとする事。 ほんのひとときと少しの勇気。 一瞬生まれた心の余裕が波のように広がっていく感覚。 全部を大切にしたいと思えました。

    12
    投稿日: 2025.04.22
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    人ってやっぱり不器用で生きづらくもあるけれど人生において食事がいかに大事かを思い知らされました。 ラストはとても芸術的でただただ感動しました。

    7
    投稿日: 2025.04.22
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    Audibleにて。 食べることは生きること。 落ち込んだときはしっかり食べよう。 と書くとなんか小学生の感想みたいだなw

    5
    投稿日: 2025.04.22
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    おいしいご飯系の小説ってストーリーがワンパターンで正直飽きていて、この作品もそうなのかなと手に取りづらかった。。 おいしいご飯系ではあるけど、メインはそこじゃなく意外と複雑な内容で深みがあっておもしろかった。

    11
    投稿日: 2025.04.22
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    食べものと涙、 おいしい、と感じるときに 揺さぶられる感情 静かに自分と向き合い、 流れていく時間 おいしい、と感じて食べることは いのちと直結する やさしくてつよいものがたり きょうもおなかがすいた

    5
    投稿日: 2025.04.21
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    最初の方はいまいち読み進めるのが億劫だったが、登場人物各々の本心が明るみになってき始めてからはあっという間だった。 読み終わればたった1ヶ月程度の時の流れの話とは思えない程、色濃いものだった。 所詮は自分以外の人間のその全てを理解する事なんて、どんなに近しい間柄の人でも不可能。それが家族でも恋人でも親友であっても… 結局はその人の事はその人以外にはわからない。勝手にわかった気になって、良かれと思って接する事が時に相手を狭い部屋に閉じ込めて追い込むことにもなりかねない。 だから、大切なのは相手に理解している事を示すのではなく、理解しようという気持ちをがある事を示して寄り添うこと。それだけで救われる人たちはたくさんいる。 理解は傲慢だ。寄り添う気持ちに謙虚さを忘れないようにしよう。

    6
    投稿日: 2025.04.21
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    いい意味で最初想像していた内容と違った。題名や本の表紙だけ見ると静かな物語が続く系統かなと思ったら、登場人物一人一人に生命力があり、自分の現状に嘆きながらも、泥臭く生きていこうという系統で大好きです。本屋などで作中のチケットを模したしおりもよかった。本屋大賞納得です。

    5
    投稿日: 2025.04.21
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    オーディブルの無料体験で聴読。全体の話がたった1か月だったのかと思うほどに、1シーン1シーンの描写が丁寧で臨場感が伝わってくる。 物語の後半に予想もしていないどんでん返しで、 すべての伏線が繋がっていく。 キーマンである主人公の弟さん、やさしすぎる…

    5
    投稿日: 2025.04.21
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    家庭環境に恵まれず、自分では結婚願望や子供を持つ願望のない20代女性と、切実に子供が欲しいけど授かることのできなかった40代女性、いずれも痛々しいくらいにリアルだなと思った。でも、そのうちに正反対の2人のやり取りがもっと見たくなってくる。そして、2人がそれぞれに抱える傷を前向きに受け止め、「どうにもならないこともたくさんあるけど、上手いことやりながら生きていく」のが良いなと思った。 何より、美味しいご飯を作って自分を生かし、大切な人に美味しいと言ってもらいたいなと思った。

    5
    投稿日: 2025.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Audibleにて。大賞を取って、この作家・小説の存在を知り興味本位で聴いた。一見バディものにあるよくある筋立てで、料理シーンの描写も特段の面白みは感じなかったが、一応物語の辻褄がきちんと合って、主役2人の絆が結束して終わるので、読後感は悪くない。ただ、主役級登場人物の人間関係に、ぎすぎす・トゲトゲ感が多く、終盤まで爽快な気分になれない。ラストで、真相がわかっても、毒親は最後まで毒親っぽいし、死んだ弟の一番の関係者の性格の悪さは離脱しそうなくらい心が痛むので、予定調和は考えてなくその意味では目新しい。

    9
    投稿日: 2025.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかった。読む人の年齢、性別によって感想がガラッと変わる本だと思う。 後半の展開があまり好きではなかった。薫子の行動いきなり過ぎる気がする。そういうキャラクターなんだろうけれど

    4
    投稿日: 2025.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    阿部暁子さん、本屋大賞受賞おめでとうございます 阿部暁子さんの「どこよりも遠い場所にいる君へ」が好きなので(「鎌倉香房メモリーズ」の1巻と、「また君と出会う未来のため」にしか読んだことないけど)、本屋大賞にノミネートされたのが嬉しくて読み始め、受賞発表後に読み終えました 薫子さんのような経験したことある人は少ないだろうけど、せつなのような経験したことある人は一定数いそうで せつなと薫子さんが訪問した先の家庭はたくさんありそう 行く先々で薫子さんが感じたこと、せつなの言葉は、本当に刺さります せつなが、指に髪を絡めて安心できる場所が出来ることを願います

    5
    投稿日: 2025.04.21
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    今年で22回目を迎える「2025年本屋大賞」。 今年「いちばん!売りたい本」と全国書店員が選んだ本は「カフネ」でした。 また、第8回未来屋小説大賞、第1回あの本、読みました?大賞も受賞しています。

    4
    投稿日: 2025.04.21
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    本屋大賞2025大賞受賞作 本屋大賞はノミネート作さえわかればよい、と思っていたが大賞作を読んでみて、大賞に選んでくれてありがとう、と思った。票に差があったと思うが、納得。 だれがどういう事情を抱えているかなんて他人にはわからない。家族だって兄弟だって、時には自分すらわかっていない、ましてや他人の事情なんてわかるわけがない。 理解できないのなんて当たり前、だからと言って拒絶する必要はなく、受け入れさえすればいい。 電車で会ったベビーカーでぐいぐい来る人だって、完璧に見える友達だってどんな事情を抱えているかはわからない。 どんな事情があるかわからないのに、ただ正論をぶつけるのは暴力以外のなにものでもない。なるべくそんな人間にはなりたくない。そんな人間とはなるべく関わりたくない。 子を作る、産むというのは、暴力という言葉がすごく身に染みた。自分自身、生れてきたかったわけじゃない、と思いながら生きてきたこともある。親になってみて、少しでも生まれてきてよかったと思ってもらえるように、あるいは生まれて来なければよかったとだけ思わないでもらえればいい、と思う。 いい本だなぁと思っているとちょいちょい言葉遣いがひっかかる。 私がいま優先すべきは家や娘のことで、そのためには仕事もおろそかにはできない。趣味もたくさんある。でも、エネルギーには余裕があるので、私にも何か活動ができないだろうか。

    11
    投稿日: 2025.04.21
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    内容としては良い話だったんだろうけど 多分自分の好みではなくて、最後まで読んだけどいまいち受け止められないような感じだった。 子供を授かる、もしくは授かりたいと思っている時やもっと大人になったときに読めばまた感じ方が違うのかな。 でも文章の書き方は素敵だと思いました 「躊躇ったのは1秒だけだった 私の人生、私の命の使い方は、私だけが決められる 望みがあるならグズグズしていてはいけない 人間はいつどうなるのか分からないのだから」 ここが1番好きです。

    17
    投稿日: 2025.04.21
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    本屋大賞受賞作ということもあり、早く読みたかったので、とても読後感スッキリです。本屋大賞の本はどうしても周りの評価が高いために、読んでみると期待外れという本も正直あるのだが、この本はとても面白かった。最初、薫子は、春彦という年の離れた弟は死んでしまうし、自分の旦那からは離婚を言い渡されるしで、散々のスタートだが、読み進めていくと色々と自分の弱さや、頑張り屋さんであるが故の周りからの嘲笑に耐えながら生きてきた様子も、ある意味ユーモラスに描かれている。せつなとの関係も、深まるにつれて本当の姿も見えてきて、とても興味深い。すごくこの二人の今後の話を知りたいと感じた。どうなるんだろうと・・・薫子の親との関係や旦那との関係も私から言わせれば、なんなんだと疑問に思うこともあるが、この状況をなんとか受け入れている薫子を応援したい気持ちが湧き上がってきた。それにしても、小さい頃、ピーマンが苦手だったので、ピーマン柄のパジャマを着ていた件には、自分の子供のことも思い出してかなりウケた。そして、せつなの生き方にもとても興味を持てた。いずれにしても、とてもイイ本でした。長くなるから、この辺にしますが、チケットで訪問したそれぞれの家庭も丁寧に描かれていて現代の色々な問題的ににもなっていた。読んでない人には、ぜひ読んでほしいと思える本でした。

    5
    投稿日: 2025.04.20
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    最愛の弟を失くした薫子が離婚&アル中一歩手前の状態で、弟の彼女だったせつなににヒステリックに捲し立てる所から始まったので、あぁ重い話だなと思っていたのですが、まさかこの二人がここまで関係を続けていくとは予想もしていなかった。誰かの優しさが繋がって、優しくされた人がまた誰かに優しさを与える循環。カフネの意味も初めて知った。なんて素敵な言葉!

    24
    投稿日: 2025.04.20
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    読み終わりから二日経ってもまだ余韻に浸っています。 おいしい料理を作りたくなる作品でした。 ーーー家事は待ったなしです。いくら掃除機をかけても、また床に埃が溜まるように、決して終わりはない。生きている限り付きまとうものです。 ーーー(常盤斗季子)

    7
    投稿日: 2025.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても良かった。 最初は薫子の堅苦しさ、せつなの無愛想なところに取っつきにくさを感じたけれど、それぞれの過去や思いを知るごとにどんどん惹かれていった。 中々素直になれないせつな。 もう後悔はしたくない薫子。 2人の気持ちに涙が止まりませんでした! 亡き弟が繋いでくれた縁だからこそ、2人が幸せになって欲しいと心から思った。 読後感はとても温かい気持ち。 本屋大賞も納得!読んで良かった。

    6
    投稿日: 2025.04.20
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    2025年の本屋大賞受賞作品。 読了しました。 せつなの人柄には、最初とっつきにくい感じがしてしまってましたが、彼女なりの人を思いやる気持ちや愛情の注ぎ方だを知った時、愛おしくなってました。 ほんとは素直になれない不器用さんだったんですね。 薫子さんの気持ちがすごくわかってしまい、泣きそうにもなりました。 不妊治療は私も経験のあることで、辛い気持ち、身籠った時の嬉しい気持ち、稽留流産だった時の悲しみ、痛いほどわかります。 私の場合、薫子さんのような道を辿ってるわけでありませんが、家族という形はありがたい存在だと気付かされました。 私は旦那と不妊治療で別れるとかもめた時もあったので、ついつい感情移入して読んでしまいました。 ただ、薫子さんの立場と違うのは、本当にお互いの気持ちが理解できる様な関係性を築けたから。 お互いが納得のいく様な話し合いをしたから。 これが答えだということはできないけど、その時その時にぶつかった問題にはお互いの話し合いで修正しながら答えを出したいなと感じた。 薫子さんは、1人の道を選んでいますが、大切な人との繋がりはこれから大事にして欲しいな。 そして、私も薫子さんのように強くありたい。 その他にもキャラクターそれぞれの背景があり、それぞれの想いが詰まった作品で読了した今、もう一度読みたい作品になりました。 心が疲れた時とか、温かい気持ちになりたい時にまた触れたくなる作品。 心温まる物語で、大満足。

    25
    投稿日: 2025.04.20
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    弟の元恋人?せつな(29)に、離婚後のどん底(アルコール依存)から救われた主人公の薫子(41)。家事代行業のせつなの作るさまざまな料理が人を立ち直らせていくのを見て、出逢った頃の無愛想で生意気な印象がどんどん変わり、せつなの力になりたいと思うようになる。二度と、弟や元夫へ感じた後悔をしたくないと、薫子はせつなへの思いを伝えるために邁進する。 この物語の登場人物は何かしらの過去を背負って生きている。いや、それはみんな同じだよね。人間生き続けていれば過去があるのは当然だ。楽しく幸せな過去だけの人っているのかな?万が一そんな人がいたならば、相当ラッキーな人だね。多くの人には、悲しかったり辛かったりの過去がひとつはあると思う。 この『カフネ』に出てくる人はもれなくかなりしんどい過去の持ち主ばかりで、読む方もつらいのだが、気持ちが落ち込んでしまわず、逆にほっこり温かい気持ちにまでさせてくれるのはなぜだろう?たぶん、みんな相手を思いやる人ばかりだからだと思う。みんな、優しいのだ。心に傷を持つ人は、相手を思いやる心を人一倍持っているよね。 それでも、他人の気持ちのすべてがわかるはずもなく、知らず知らずに相手を傷つけてしまうこともあるし、相手を知ろうとする努力を怠ったり、逆に遠慮してしまったりする。そして、どうしようもない段階にきて激しく後悔するのだ。 『カフネ』にはとても涙腺を刺激されてしまった。それはやはり、私もご多聞にもれずそれなりの過去を持っているからだろう。それを踏まえて、うまく生きていけたらいいなと思う。相手のことを決めつけず、相手のことを認めて、相手と話し合って、真摯に向き合っていけたらいいなと思う。

    5
    投稿日: 2025.04.20
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