
総合評価
(2288件)| 1113 | ||
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powered by ブクログ永く本屋大賞作品にはお世話になっておりますが、私の好きな感じ(めっちゃぼやっとしてます!)でした。人間味あふれるハートフルな話で良きです。現代テーマを盛り込んでいると思いますが、不自然さは感じませんでした。弟が実は・・・のところはちょっと盛ってるかなと思いましたが。
12投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログ多くの人が良いと言うので気になっていた本。 色々なことが次々と出てくるので(弟の突然死、遺言、不妊治療、離婚、アルコール依存、etc…)、するすると、次へ次へと時間を忘れて読んでしまう。 人間の多面性というのが全面に押し出されている。主要な2人の女性の対比然り、人は見た目だけでは分からないと強く表現しているから読者の共感を得て、多くの人に支持されるのだろう。 最初から最後まで弟の突然死の謎が有り、ミステリー要素が加わっているのが良い。全体に温かさと優しさが溢れているので、ピリッとアクセントになって読みやすくなっている。 突然死した弟は、主人公で語り手である姉の薫子と友達のせつなを引き合わせようとしていたのだなぁと思いながら読み進めていくと、想像以上の展開で、その盛り沢山ぶりに驚いた。 町田その子さんと似ている。町田さんの方が重くて暗い。阿部さんのは温かくて明るい。 お二方とも本屋大賞受賞。皆こういう御涙頂戴が好きなのだ。 最近の女性作家さんはこういう感じが多いなぁとも少し思った。たぶん時代のせい。男性は書かないだろう作品。 これでもか、というくらい様々な事が出てくるので、この先作品が書けるのだろうかと心配になる。
6投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何故 何故と感じていた伏線が回収されて、ページを捲る手が止まらない。 何回かぐっとくる箇所もあり、こんな本 好きと読み進めていくうちに、うっ少し詰め込み過ぎと感じてしまった。犬の安楽死って そして ラスト 本のタイトルの意味を込めたいのは分かるけれど、ちょっとな〜 薫子はそんな気配を感じていたけれど、せつなが手をのばすのは何とも
6投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全く対照的な性格の2人が織りなすほっこりとした人間ドラマかと思った私の期待はいい意味で裏切られた。 野宮薫子は心を開かない弟の元恋人小野寺せつなの氷対応に翻弄されながらもせつなの創る料理に次第に心惹かれる。 そして、第三章の途中からは予想だにしない真相の波状攻撃に薫子は戸惑い悩む。 そんな中で出した結論は当初の薫子では考えもしない心温まるものであった。 「心のこもった料理は人の心を温め優しくする」。。。 そんなせつな料理での薫子とせつなの会話描写がベースにあったからこその結論。 ラストのカフネシーンは読者の心にそれぞれ優しく紡がれることでしょう。 宝物に出会い多くの人に勧めたい作品でした。
5投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「25年本屋大賞」更には「第1回あの本、読みました?大賞」を受賞した話題作。法務局勤務で働くこじらせ女子・薫子。突然最愛の弟を無くし、遺言書に寄贈人として書かれていた、不愛想な弟の元カノ・せつな。ふたりの再生に焦点をあてた物語。周りをぶった切る発言を多発するせつなと薫子のお互いのツッコミ合いが面白くて笑ってしまう。家事代行サービスカフネの活動を通じて、様々な家庭を訪れ、家事や料理を手伝う中で、依頼者たちの抱える問題や葛藤に触れる。 様々な人との出会いを通して、自身の過去や人生と向き合い、少しずつ前向きな気持ちを取り戻していく。読み終わったあと清々しい気持ちになりました。
4投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログせつなと薫子の二人を繋ぐ絆の深さに心奪われる。春彦、トキさん、料理、「カフネ」、二人に関わる全てを通じてラストへと向かっていく。この関係はなんと表現すればよいのか。二人のこれからに幸多かれと願ってやみません
17投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログ2025年本屋さん大賞の阿部暁子のカフネを読んだ 読みながらカフネって何?と思っていたら本文に出てきた。 「カフネ」はポルトガル語の「cafuné」をカタカナ表記した言葉で、**「愛する人の髪を優しく撫でる仕草」や「頭を撫でて眠りにつかせる穏やかな動作」**を意味します。具体的には、恋人や家族など、愛する人の髪にそっと指をとおして撫でるような、愛情表現の一種だそうだ。 主人公は突然夫に離婚を言い渡され離婚。 愛する弟は、突然死。 弟の元恋人に弟は遺言書で遺産の一部を送るように書いてあった。 その女性が勤める家事代行の仕事をボランティアで手伝うのとに。 元恋人の料理の腕は思わず、家政婦の嶋さんを連想させてしまう。 私も料理は嫌いでは無いが、本格的に習ったわけでもないので、出来る人は羨ましい。 おにぎりの話も出てきて、おにぎりは今世界的にブームだ。 サイクリングで出掛けるときは良くコンビニでおにぎりを買うが、こだわった美味しい米のおにぎりとはやはり違う。 ピカピカに光った米のおにぎりは塩だけでも美味しい。 関西の人はやらないらしいが味噌を付けて食べるのは、小さい頃良く作った。 書いていたら、おにぎりを食べたくなってきた今日の朝飯はおにぎりにしようか。 本題に戻ると、カフネはきっと映画化されるだろう。 映画化して欲しい本だった。
35投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログ作中に登場するごはんがどれもすごくおいしそう。おいしそうだと思えるのは、ごはんを食べておいしいと感じられるのは、当たり前のことじゃない。誰かが作ってくれたごはんをおいしく食べられたら、それって奇跡みたいに幸せだ。 この作品ではごはんを作ることと、それを誰かに食べてもらうことが繰り返し描かれている。人と人は分かり合えない。でも、その分かり合えなさをおいしいごはんがちょっとだけ埋めてくれたりするんだよな。 誰かのためにごはんを作るのは祈りみたいだと思った。一人暮らしを始めてから、自分が食べるためだけのごはんをひたすら作っていたけど、誰かのためにごはんを作るのもいいなあ、という気持ちにさせてもらった。 【読んだ目的・理由】本屋大賞を受賞した本が読みたかったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.3 【一番好きな表現】自分で過去の自分を救いながら、なんとか生きていくしかないのだ。(本文から引用)
13投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ最初のせつなと薫子の関係がどんどん変わっていくのが面白い。その2人に関わる弟の存在もミステリアスだった。結局人は誰しも何かを心に秘めて生きているのだろうか。
9投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
せつなさんのことが好きで愛おしくなってしまいました。主人公の薫子さんが立ち直っていくストーリーや、美味しい料理が起こす奇跡だけでも泣けてきたのに、春彦やせつなの抱えてるものを知ってさらに泣けてきた、、、。話も綺麗にまとまってて綺麗な作品でした。映画化してほしいなあ。絶対泣くな〜。
4投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ本屋大賞も納得のおもしろさで、シリアスさもありつつ滑稽なやりとりも出てくるのがよかったです。 最近の人気小説で定番の人の死が出てくるところは残念で、その要素がなくても良い作品にできた気がしました。
5投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすが本屋大賞って感じでした。細かく描写されすぎているなと思うところもありましたが、登場人物の過去と、傷ついた心が癒やされていく過程、弟の死の真相が回収されていくなど、色々なものをまとめていくところが良かったです。金環日食を先に読んだけど、断然こっちのが途中で止まらなくて良かったです。
22投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログせつなと薫子の掛け合いがよかった!時に、くすくすと笑えて、時にグッとくるものがあって。 最期まで読む進めていく中で、薫子の心の中のもやもやしている感情が解決していく様子が感じられた。それを感じた私の心が動く瞬間があった。 読み終わって、やっぱり感じるのは美味しいご飯を食べたい。これに限る。
12投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ読んでて食べることは生きることを体現できるお話だった 作中に出てくるご飯食べたくなるし食はやっぱり大切 読んだ後は鼻水ズビズビです
14投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ2025年本屋大賞受賞作。好きな感じだった。他の作品も読んでみたいと思った。わたしの中で小野寺せつなはなぜか女性版青木マッチョみたいなイメージでずっと読んでた。 食べ物系の物語ってなんだかありふれている気がしてあまり好きではないんだけど、この作品の主題はそこではなかったと感じた。この作品の登場人物はそれぞれ種類が微妙に異なるお節介焼きだなあと思った。わたしならこのお節介で嫌な気持ちになったらどうしようとか思って動けないだろうなあ。
5投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ本屋大賞受賞の超話題作。こんなにも料理の描写で、胸が締め付けられるような感動が押し寄せた小説は初めてかもしれない。料理は唯一、日常生活で繰り広げられる魔法かもしれない。とかなんとか言いつつ、毎日の料理は読後も私にとって面倒なことには変わりないが、この物語を読んで、変わった人もいるんじゃないだろうか。ザ・本屋大賞という感じ。ぐいぐい読める!
6投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは間違いなく「愛」の物語である。 家族への愛。恋人への愛。隣人への愛。食を通して、愛が伝えられていく。それには一切の貴賤がなく、相手の力になりたい。その一心での行動である。相手を想った行動はどうにか報われてほしい。自己満足で、要らぬお節介であってもどこかに救いがあってほしい。そんな願いが本作には込められているのではないだろうか。作中ではボランティアとして薫子たちは家事代行サービスを行うが、ボランティアの本質は献身により、誰かが救われてほしいという願望である。しかし、無償の献身は他人を信じることのできない人間からすれば、気持ちの悪いものである。過去の自身の経験は未来の誰かの行いを信じさせない。プロとして対価を要求するせつながボランティアを続けているのは、ボランティアで得られる対価がせつなにとって価値のあるものなのではと考える。自分が失った愛がそこにあると傷跡を認める行為がせつなにとっての対価になるのではないだろうか。
5投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログたとえ家族であっても、他人。 その人がどのような人なのか、何を考えているのか、100%はわからない。 だからこそ、人は話し合うことが大切。 その人を知ろうとすることが大切。 身近にいる人ほど、大事に扱う。蔑ろにしない。 これからずっと一緒にいるんだから。 「おにぎりを作れるようになると、人生の戦闘力が上がるよ」
4投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログAudibleにて拝聴 読んでよかった…。 最初は、ジメっとしたヒステリックな感情丸出しのカオルコや両親の様子にイライラ。 しかし、中盤はうって変わってカオルコとセツナの爽快なやり取りにニッコニコ。 終盤は…ハルヒコやセツナはもちろん、登場人物達の背景や感情を想像し、こどもにとっての「親」の存在の大きさに恐れを抱き、切なくなりました。
23投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ食って、こんなにも人を幸せにできるんだなと改めて感じさせられた。読んでいるうちに、日々の食事へのありがたさをもっと大事にしたいと思うようになったし、せつなの遠慮のない、でも核心をついた発言には思わずうなずく場面が何度もあった。 晴彦の死の真相が明かされないままなのと、物語の終わり方には少しもやっとした気持ちも残ったけれど、それでも、本を読んで泣いたのはこれが初めてだった。誰かに合わせて生きるんじゃなくて、自分の人生をちゃんと自分で選ぶことの大切さを教えてくれる、本当に素晴らしい作品だった。
4投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ風邪気味で仕事が出来ないので読み始めたら一気に読んでしまった。 人は誰も、目に見える外見や態度、言動だけではわからない。自分の弱みを見せないように虚勢を張る事もあるし、自分を押し殺して良い人を演じる人もいる。 少しずつ距離が縮まっていくにつれ、思いもかけない人の本当の姿が見えてくる。 踏み込んではいけないところ、踏み込んで欲しくないところもあるけれど、あえてその壁を乗り越えて行った先に、お互いの魂が触れ合う時があるのかもしれない。
30投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ本屋大賞1位ということで期待し過ぎていたかも? 読んでて眠くなってしまう事も多々。 あまり登場人物たちに魅力を感じられなかったのが残念。
3投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログいいお話だったーーー、って読み終えた後に思った。 読んでたら気づいたら泣いてて、かわいそうとか悲しいとかではないんだけど、物語の一員になって読んでるような気持ちで読んでたのかも。 食べることがこんなにも気持ちを救えるなんて知らなかったな。
4投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ食べることは生きること すごく切なく、そして優しい気持ちになった。最近の小説って感じだけど、ステキなお話だった。
0投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ感情を表現する人、心にしまう人。 どちらが強くて弱いんだろう。 好き嫌いはあるかもしれないけれど、それぞれはきっとどこかで、強さと弱さのバランスをとっているんだと思う。 カフネ……「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」 強さと弱さの重なりが、この主題に凝縮されている気がしました。
6投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ前回の読書会でお借りした本、その2。 2025年本屋大賞受賞本。 大賞発表前に読んでいたノミネート本、山口未桜さんの「禁忌の子」も面白かったし、朝井リョウさんの「生殖記」にはどハマりしたので、それらを差し置いて1位になった大賞本…どんなものぞ、とか思いながら読んだ。 そりゃ1位獲るわ、これ。 そこまで多くない登場人物はみんな良い意味で角がたっていて、 物語自体ミステリ要素を交えながら進み、登場する料理も魅力的で、 …と良い面を数え上げればキリがない。 とにかく読んでいる間、なんともやさしい、あたたかい気持ちになった。 物語はかなりヘビーな状況から始まるが、読みすすめていくうちに不思議な多幸感に包まれる。 そして多幸感が上がるのと同じくらいのペースで、これまた不思議と涙腺もゆるゆるになる。 せつなのアパートへ薫子が押しかけていくシーンがわたし的にはクライマックスだと思っているんだが、あそこは嗚咽が漏れるくらい泣いた。 ところで物語のテーマには微妙にズレるかもしれないが、読んでいる最中も、読み終わった後も、妙に印象的だった一文がある。 -自分がこうして知っている彼女は、彼女の何分の1なのだろう。(146頁) 私は基本的に、自分以外の人間と完全にわかりあうことは無理だと思っている。 そして、自分自身でさえ正確には掴みきれないし、一貫した自分なんてものは幻想だとも思っている。 人や場よって態度や言動が変わるのは当たり前だと思うし、家と外、なんて簡単な2元だけの使いわけじゃない、そりゃあもう無数の私や他人がいるんだろう。 昔はその全てに整合性がないと信じられないと思っていたが、ここ最近、整合性や一貫性はどうやら幻想じゃないかと思い始めた。 本当の自分とかはなくて、その場や人に合わせた無数の自分がいる。 そんな風に今まで、思っていたのだけれど、この物語の中に置かれた、特に珍しくもない、さりげないこの一文でちょっと考え方が変わった。 数ではなく大きさの問題なのかも。 人間はすべからく多角的だ…という表現もあるけど、なにか大きな球体の、どの部分が見えてる(を見せてる)かによって出てくる自分が変わるっていうのになんだかしっくりきた。 それなら、ゆるく繋がる整合性や一貫性も幻想ではないのかもしれない。 ともあれ、しんどい自分の時も、やさぐれてる自分の時も、私にとっては読むと少し気持ちが浄化される物語だったと思う。 誰かが誰かを想う気持ちはいつでも尊いって思う面が、私にはあるんだなぁ…と、再認識した。
6投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ人に何かを伝えるのは難しいし、人の事は分からない。 自分が話をするのが苦手なので特にそう思う。 本当に悪い奴が出てこない話は好き。
35投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログこんなに今の自分とぴったり嵌るタイミングで嵌る作品に出会えたのいつぶりかな。強がりで不器用なせつなが大好き。ほんとはみんな寂しい。
8投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ身近な人でも何も分からないものなのかもしれない。 でも、伝える事は大切だしそれで救われる人もいる。 伝える手段は言葉だけではない。 まずは表現する事から始めようと思えた。
5投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ「愛されたい欲求」と「愛の束縛」の対を上手に表現しているなぁと感じました。 本音を言い合える人間関係って本当に大切で、絶対に必要だと思いました。
30投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログ冒頭の薫子とせつな、双方の話す内容や話し方にイライラする。薫子の押し付けがましい頑固な性格、せつなの高飛車な態度、解せぬ。 母に「あなたのそういうところ、息苦しい」と言われるシーン。それまでのやり取りから薫子の性格が読め、母の気持ちもすごく分かり共感してしまうけれど、言われて心が空っぽになり砕けそうになる薫子を思うと苦しい。 ストーリーはよくある内容だが、展開の仕方がとても良かった。 激辛、激甘の料理を作るところは仕返しをしたのかと思ったが、味覚障害だった弟のための忠実な再現だった事、弟が亡くなってからボランティアをしてここまで話が進むのが1ヶ月少しであったことに驚いた。 元日テレアナウンサーでアオハライド、思い思われ振り振られ、ストロボエッジの作者だったとは!脱帽。
3投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ主人公が強すぎて一歩引いて読んでいた。 死んでしまった弟と、その彼女と、元同僚の3人への親近感が勝つ。 世界にどうやって生きていくかを考えさせられた。
10投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の野宮薫子は最愛の弟・春彦の突然の死を迎える。遺言状により、春彦の元恋人で、家事代行サービス「カフネ」で料理人として働く小野寺せつなと出会うことになる。せつなが提案したボランティアで、二人は「カフネ」の活動に参加し、掃除・料理を通じて、依頼者の癒しに触れながら、自らも心を解きほぐしていく。 この作品で振舞われる料理は、依頼者それぞれの状況や心の状態に応じて提供され、単なる「栄養をとる」行為ではなく、「一緒に食べて心を通わせる」コミュニケーションで、そのささやかな時間が、命を支え、希望になる。そんな心温まる作品だった。 ちなみにカフネとはポルトガル語で「愛しい人の髪に指を絡める仕草」という意味で、眠っている子どもたちの髪を触りながら忙しすぎて心を無くしかけているような人たちが、こんな時間を持てるようにするような仕事がしたいと立ち上げられた家事代行サービスの会社である。
13投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ本作では、「食」を通して人間関係や社会問題も含めた上で“生きる”というエネルギーを伝えてくれる作品である。 私の目の前にいる人がどんな過去を経てここにいるのかという“本当の思い”や日常生活での“家事”がどれだけ人の支えになるのかを考えさせられた。 生きていく中で辛い時や苦しい時に、そっと寄り添う「カフネ」してくれるような一冊である。
14投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ本屋さんのレジ前に積んでいたこの本。一行読んで決めた本。救済。傷ついた人々が関わり進み続けている。人間は自分以外のことは何ひとつわからない。大事な人でさえ。悲しみだけではなく、ちょっとずつ進みたいと思える、そんな本でした。
9投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ久々に読書しました。心温まるお話。普通に面白かった。幸せになるために、料理、家事、って大切なんだな、と思いました。自分の人生に大切なことを教えてくれた本です。
5投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ本屋で平積みされてて、気になってた。図書館で借りて読みました。 「カフネ」ポルトガル語で、「愛する人の髪に指を通す仕草」 不妊治療がうまくいかず、離婚され、年の離れた弟が突然死してしまう。不幸の連続で自暴自棄になった主人公が、無愛想な弟の前の彼女に助けられ、カフネという家事代行業社にボランティアで参加し、活動する。そうするうちに、思っていたのと違う事実がつぎつぎと明らかになっていく。 いろいろと切なかったけど、読後感はよかったです。
4投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館でなかなか借りられなかった本。初読の作家さん。 とても感想が難しい。主人公の不妊治療や弟さんの死や離婚などなど読んでいて苦しかったけど、それでも人の役に立ちたいって思うところが凄かった。強い。一人暮らしで食事がいい加減な今日この頃の自分を反省させられる。食のことだったり、片付けのことだったり、生き方のことだったり、ちゃんとしなきゃと思うけど、毎日いっぱいいっぱいな、この本に出てくる様々な家族に共感できる部分もある。へとへとでただ生きてるだけみたいな感じもするけれど、今日は頑張って少し掃除して、久しぶりに調理もしてみました。やれることを(毎日じゃなくても)頑張ります。でもやっぱり表題のカフネ…愛する人の髪にそっと指を通す仕草…。そういう存在がそばにいてくれることが一番なんでしょうね。 そして弟さんが自殺でなかったことがわかって本当に良かった。残された人たちの人生に大きく関わることだから
6投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お腹空く本笑。 読み進めると共にせつなさんをどんどん好きになってしまう....!!!! シスターフッド的な関係性も涙でした。恋愛でも友情でもなく、そういう物語になかなか出会えなかったのでとても新しく感じて、かつ構成も伏線回収(?)も面白くて短く感じました でもどうして本当の恋人ではなくて、せつなさんに遺産を渡そうなんて思ったんだろう?ゲイカップルをバレないようにかと思うけど、だったら身内だけに相続するような遺言書でも良かったのでは? そう考えると、姉とせつなさんを植物を介してのみならず引き合わせたかった都合のいい計算か、それとも家族のいないせつなさんに対しての善意か、そして二人のとてつもない友情があったのかもしれない。 ただこの小説全体で伝わるのは、どんなに近くにいてもその人のこと全部が分からないということ。だから春彦とせつな二人の間の関係性というのは本人達にしか分からないものだったのだろう。
4投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一回り下の弟春彦が29歳の誕生日の翌日突然死し、死の直前に作成された遺言状には遺産の一部を元恋人のせつなに渡すよう記されていた。ミステリー小説なら事件の匂いしかしないようなショッキングな導入から、傷を抱えた姉薫子が家事代行サービスを通して立ち直っていく姿を描く。 不妊治療、LGBT、毒親、自死遺族、難病、シングル家庭、現代的な要素を取り込みつつ、生活環境を整え栄養のある美味しいものを食べる大切さを訴える。これ以上ない正義にあふれた小説だが、いろいろな要素がもりもりすぎてなんか疲れた。 せつなの作るお料理はどれも美味しそう。豆乳そうめん、卵味噌とか作ってみたくなった。
6投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ初めて阿部さんの作品を読みました。個人的なところですが、情景描写や喩えで使われている言葉が私に合い、内容に重いところはありますが、優しい気持ちで読み進めることができました。 帯には「今を生きるあなたに寄り添う、食と愛の物語」とありました。確かにそれらが描かれていますが、このお話をそういう物語と紹介してしまうのは、何か違うような、勿体ないような、そんな風に感じます。 日々、誰かと接する。会う、話す、様子を見る…そんなことを繰り返しているうちに、あの人はこういう人、この人はこういう人と、何となく自然とわかってくる。でもそこには、自分の知っている情報だけで相手を決めつけている部分が少なからずある。すべてを言葉にしていない部分が自分にあるように、相手にもそれがある。 そんなことを、ふと立ち止まって考えるきっかけになりました。 人と関わっていると、ちょっとしたことですれ違い、関係を保つことが面倒くさくなったり、自分のことが嫌になったりします。そんな時でも、自分の思いを見失わないようにしたいなと思いました。
4投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ主人公、薫子とは全く相いれない性格の、 逝ってしまった弟の元恋人、せつなと、家事代行の 手伝いをするうち、人と真正面から向き合うことに、 目覚めていく、いわば、再生の物語。 登場する人物は殆ど、何かしらの傷を負い、 それを癒せぬまま、過ごしている。 だが、物語が動き、人が人と交わるうちに、 皮を脱ぎ捨てるように変わっていく、 その様を見届けることは、気持ちがいい。 食べることは生きること、とよく言うが、 栄養を取り入れるだけでなく、食べるという行為、 動作が生きることに直結するということだろう。 食べることをあきらめてしまったら、生は、そこで、 終わる。 ワタシの母は、自ら食を絶ち、そして、逝ってしまった。 この作品でも、薫子も、そしてせつなも、 食べることで、そして、人とかかわっていくことで、 人間としての力を取り戻していく。 やっぱり、そういう姿は、気持ちがいい。
4投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ2025年本屋大賞受賞作、話題だったので読んでみました。 初めての作家さんの本です。 主人公、薫子とせつな、2人の関係を通して見えてくるいろいろな人間関係。 最後まですごくおもしろく読みました。 ラストの数行、タイトルに収束させるためかなと思いましたが個人的には少し違和感。それ、なくても十分伝わったのに…
7投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログほのぼの系かな、と何となく読み進める。 が、油断していたところを剣で深く刺されたような感覚。最後になるにつれ、人間の、深いところにあるものをえぐり出したような文章。ここまでも文章で表現できてしまう、その表現力に目が離せなかった。 一方で最後の薫子からせつなへの思いはちょっとリアリティなかったようにも感じる。いき過ぎているような。最近よくある多様性を描きたかったのだろうか。前半のおっとり進む所と、最後の行き過ぎた所個人的に合わなかったが、その表現力は素晴らしかった。
5投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログなんだろ、不妊治療がうまくいかない、離婚、弟の死、とテンションガタ落ちからの、自己肯定感アゲアゲにしてくれる女性と出会う、シスターフッドもの。 改めて、子供のいない人生について、考えさせられた。公隆の離婚理由、本当は子供を持ちたくなかった…。欲しい欲しくない、産む産まないも自由なはずだけどね、多様性という便利な言葉で受け入れてます的な態度は取れるけど、いざ自分の娘や息子が当事者になると別問題なのかね。野宮家両親がちょっとキツイなぁ。 子供を産む事自体、親のエゴだってせつなの考え方は、子供に恵まれた人には多分わかりにくい。第一それを言ったら多分子育てできない。 でも、↑そんな事言ったら、子を持つ人持たぬ人と分かり合えない。あーうまくいかないよねー。 せつなのレシピ、トマトツナ豆乳そうめんは絶対おいしい。作ります! 隣で眠っている子供の髪の毛に指を 入れ、カフネったよね。愛おしいって感覚を再認識。
19投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ手作りの杏ジャムといっしょにこの本を手渡された。その人は、日々の暮らしを、人と人とのつながりをとても大切にしている人だ。読みかけの本があるのになあ、とパラパラとめくった私はもう、止まらなくなってきた。愛情の形は様々、親と子、夫婦、友人、恋人、、ここに出てくる人々は誰もが人を思いやり、誰もが人を傷つけている。読み進めるほどに切なさが降り積もっていくけれど、読み進めるほどに魂が救われていく。救ってくれるのは、落ち着ける居場所とその時の胃袋にぴったりの食べ物だった。読み終わった後、切なさの余韻は残ったけど、清々しさもあった。いざ、いきめやも。 杏ジャムはヨーグルトに入れて食べてみよー。
18投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ人と人の繋がりって近い人でも 何も分かり合えてないんだ。 血縁者、家族でも他者にはわかり得ない何かを常に 抱いて生きてるんだと思わせられる。 食べることは生きることの第一歩。 読んでよかった。
4投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ溺愛していた弟の急死により悲嘆にくれていた法務局に勤めている「野宮薫子」。弟の遺言書から弟の元恋人「小野寺せつな」と出会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことになる。
4投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ身近な人が実は色々な事情を抱えている。 そんな話。 誰からも愛される弟の突然死によって、彼に関わる人々の葛藤や生き方を紡ぐ。 話の芯は姉の薫子と弟の元恋人のせつなの関わり。 弟の死がきっかけで、せつなが働いている家事代行サービス「カフネ」が土曜日に行っている「2時間家事代行」のボランティアを手伝うことになる薫子。 弟の隠された過去、父母や姉である自分との関係、 せつなの生きざま、過去の傷、「カフネ」の創業者、斗季子が会社を起こした理由、せつなとの関わり、 話が進むに連れて話が収束し最後に「カフネ」という 言葉に昇華される。 複雑な現代社会の様々な問題を拾いながら、解決することは出来ないながらも自分の道を切り拓いていくそんな登場人物達の強い意志、生きざまを感じます。 総じて強く逞しい女性たちと脆く優しい男たちの物語です。 ありそうでない女性ならではの鋭い着眼点と圧倒的な筆力に脱帽です。
10投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ年齢を重ねるに連れて助けを求める事の難易度が上がってる気がする 逆にボランティアなどの無償の奉仕をする意義が理解できる様になった 本著の主旨とは少しズレてるけどそんな事を考えた
4投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
非常に面白かったです。 『死んだ弟の元恋人は、すでに十九分遅刻している。』という衝撃的な書き出しからすぐに引き込まれました。 誰しもが誰にも理解出来ない事情や想いを抱えて、ちょっとした嘘と本当を織り交ぜて生きている。そんなメッセージを受け取った気がします。 社会的マイノリティを描く社会派小説であり、なぜ弟が死んだのかを追い求めるミステリーであり、飯テロ小説であり、幾つもの側面をもちながら一つの軸を持った非常に面白いエンタメ小説でした。 最後は、三大欲求である『食』がやっぱり大切。そんなことも考えさせられる物語でした。
4投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ知っているつもりで全然知らない。 分かってるって思い込んで全く見当外れだったり。 人と人ってそんな感じなのかも。 それでも知りたいと思うし分かり合いたいと願う。
5投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
薫子と自分に重なるところがあって泣いてしまった。最近毎日のように涙を流していることの底流が、この本にあった。 春彦の死の真相は結局不明なままだったことが、ミステリ好きとしては気になった。
4投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログご飯作る時って食べてくれる誰かを想像しながら作ってるんだなって改めて認識できました、せめてもの感謝をこめていただきますを、大切に言っていきたいですね
4投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ今年の本屋大賞作品。 実は大賞をとるまでノーマークだった作品。 これまでに阿部作品を読んだこともなかったが、この物語には冒頭から引き込まれた。 主人公の薫子は夫と離婚して荒んだ生活を送っていたが、最愛の弟を亡くして、弟の遺言により、弟の元恋人のせつなと出会う。 ぶっきらぼうで愛想もないせつなだが、具合が悪くなった薫子を介抱してくれる。 せつなが関わっている家事代行のボランティアに誘われた薫子は、そのボランティアにこれまでには感じなかったやり甲斐を見い出す。 せつなはどういう人生を歩んできたのか、弟はなぜ急に死んだのか、離婚した夫は何を思っていたのか、様々な疑問がラストまでに解き明かされる。 一見愛想がなく見えるせつなと薫子とのやりとりが面白いし、徐々に2人が心を通わせていく様子が微笑ましい。 自分としては本屋大賞には別の作品を推したくて、それは読後も変わらないのだが、この作品も読み応えのあるいい作品だと思った。
20投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
弟、弟の元フィアンセ、離婚、家事代行、 法律、料理、味覚。沢山のワードが重なりストーリーが進む。薫の熟成した考え(40代なのに60代よりも?)せつなのそっけなさ(猫のよう)私は夢中で読み進めた。子供に対する愛に近いのか?異性(同性)に対する愛に近く感じた。おもしろいストーリー。
6投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
食事に対してのポジティブな意見ばかりで新しい感覚は生まれなかったかも。新鮮味がなくて物足りなかった。薫子の性格がきつい。言い方きつい人苦手だから読むの大変だった。せつなに対して「(私の子供…?)」みたいなの、何このおばさんやばい怖いとしか思えない。 せつなのキャラ設定も刺さらなかったな。料理スキルは羨ましい。
3投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ主人公たちの背景が丁寧に少しずつ明かされていく過程で、彼らに対する愛しさが増し、自然と共感が深まり、物語の世界にどんどん引き込まれていきました。 人は外側から見ただけでは何も分からないのだということを、改めて痛感させられました。 また、さまざまな家庭環境が描かれており、ギリギリのところで介護や育児に向き合っている人たちの姿に触れることで、自分の視野が広がったように感じました
7投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ2025.06.16.audible 途中から思いもしない方向に物語が転がり出した。 面白かった。 amazon本の紹介 ☆2025年本屋大賞受賞作☆ 【第8回未来屋小説大賞】 【第1回あの本、読みました?大賞】 一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。 やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。 最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。 実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。 食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。
6投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ人間関係の再認識のきっかけになる作品。 相手の生い立ちや人生の背景を最初の視点からがらりと変えさせられるような気持ちになる。 食を通しての伏線の内容、 読み終わった後の後腐れのない構成も テンポよく読むことができ面白く読めた。
10投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ読書の意義が人生の追体験だと言うのであればまさにこの本は貴重な追体験をさせてくれたと思います。自分では一生触れることのできなかったであろう想いに触れる事ができました。普通に生きるって難しいですね。
5投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ弟の遺言書が、さまざまな人達を繋いでいく。財産分与というよりも、自分からのメッセージを紡いでいって欲しかったと思わせたエンディングでした。 また、弟と弟を取り巻く人達のキャラの濃さの対比が、ストーリーを際立たせた感じがする。
4投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ私は著者や登場人物と違い、どんなに辛い時でも“食”が現実を好転させるきっかけとなった経験が無かったので、“食”から力をもらう描写が新鮮でした。
9投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ弟を亡くした董子が、弟の元彼女であったせつなとの縁で家事代行サービスを経験し、結果的に歪んだ人間関係を清算して新しい関係を構築する話。女性向けな印象。 冒頭の董子とせつなのやり取りから始まり、登場人物にノンデリが多く、ウっとなることが多かった。40代台で10歳以上離れた弟を溺愛というのもよく考えるとちょっと…。董子は一貫して両親のことを嫌っていたが、最終的にエゴをせつなに押し付けに行く辺り、血は争えないのではなどと思った。 家事代行サービス関連の話は具体性があり、どのような仕事をしているのか、どのようなケースに使うのか辺りの話はためになった。 家族の単位が少人数化している昨今、生活がキャパオーバーした場合はどうにもならないし、いずれお世話になる機会がありそうだなと思う。
6投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログこれは、再生の物語なのかもしれない。 落としたケーキがパフェに生まれ変わるように、壊れたものも手を加えたらきちんと再生する。 自分のことを大切にできない時。 夫から、両親から、誰からも必要とされていないと感じた時。 自分から助けを求めることができない時。 心を保つことができない時。 愛する人が去った時。 少しでも過ごしやすく、すでに美味しいご飯がある。 それだけのことで、どれだけ人は救われるのか。 打ちのめされている時でさえ、おいしいと感じることで、わずかでも安堵の気持ちが芽生えることのありがたさ。 誰かの作ってくれた料理と対話が、ゆっくりと痛みを癒してくれる。 あなたがしてくれたことが、これからの私を生かすのだということを、大切な人に伝えたくなる。 料理を作って食べさせることは、「好きだよ」と言っているのと同じことだ。 おいしいと思うこと、嬉しい、楽しいと思うことが、生きていくためにどれだけ大切なことなのか。 この本は、「あなたをひとりにしない」という強いメッセージを放っている。 愛した人たちが去った時、それでも善きものが何も残されていないわけではない。 これからの自分の人生をそこからどう一歩踏み出していくのかが、本当の人生の始まりなのかもしれない。
21投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ薫子に感情移入していったら、どんどん引き込まれ、夜更かししてまで読み進めてしまった。 先が知りたくなる上手い仕掛けがされている作品だと思う。 「人の内面は多面体」というのは、ネットかどこかで読んだフレーズだ。パッと見た一面や二面だけで、人のことは理解しきれない。 私の中にも、薫子みたいな面、春彦みたいな面、はたまた双子の子育てで疲れきった母親みたいな面があって。たくさんの登場人物に共感しすぎて、読後感としては自分でも驚くほど疲弊してしまっていた。幼い頃の苦い記憶や人生における失敗を省みてしまったり。私自身の中の多面体に、マイナスな刺激としても作用してしまったようだ。 ただやはり、「食」というものの力については再確認させられた。とびきり美味しい食べ物や視覚的に美しい料理はもちろんだが、作り手の思いがこもった料理は、たとえ美味しくなかろうと(春彦が作ったお粥みたいに)、良い記憶として残るということ。 そこは、プラスの印象としてきちんと色濃く描かれていたし、私の心にも温かく残った。 人を理解するって何なのか。本当の思いやりって何なのか。小説を読み終えてもなお、考えさせられる。
14投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ主人公2人がサバサバ系?なのか必要以上にウザくならずにすっきり読めた 同僚くんのエピソードはいらん気がしたけど、弟くんのやさしい生きづらさを表すのには必要だったのかねぇ
4投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ登場人物の会話テンポや話の流れが良い。 クスッと笑えるシーンがあるかと思えば、登場人物と同じように「え?!どういうこと??」となるようなシーンもある。 本屋大賞受賞納得の1冊だった。 呼んでいるこちら側も心が救われた。
8投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ食べることの大事さ難しさ おにぎりは最強! 兄妹(姉弟)における、おそらく悪気はないと思いたい差別 母親の私への評価 わかりすぎで辛い でも読み終わると元気になって、掃除して色々やる気になれる 人生ベストワンです
4投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログブクログにおすすめされたので、読んでみました。いつも読むジャンルとは違っていたので、読み進められるか心配でしたが、どんどんのめり込んでいきました。 安らぎがあるはずの家族に傷を持つ人達ばかりが出てきており、そこから自分だけの家族を作ろうとしたり、逆に自分は家族を作らない選択をしたり、その結果周りの人たちを傷つけていったり…薫子が自分と似ている点が多すぎて、読んでいて苦しくなる事があった。でも、せつなと出会い、春彦の抱えていた想いや優しさ、願いを知りながら少しずつ弟の死を受け入れて前に進んでいく姿に、私の心も救われていく思いだった。 『一緒に食べる』『美味しいを分かち合う』を大切に、家族でいることへの最低限の配慮は忘れずにいきたいと思う作品でした。 しばらくしたら、また読みたいです。
13投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ本屋大賞作品 小野寺せつなの料理食べたい 弟(春彦)の死因を探りながら色んな人情ストーリーを感じられる作品
5投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログセツナの言葉がすごい鋭い時があって胸に刺さることが多かった。 自分の家庭は恵まれているんだなぁありがたいなぁと再確認。
4投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ人に作ってもらう料理ってなんであんなにありがたいんだろう。 目の前のやらなければいけない事でいっぱいいっぱいになっている人に少しでも余裕を作ってあげれる存在になりたい。
4投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ気になっていたので読んだ作品。 この作品から私が貰ったメッセージは、ご飯と落ち着ける場所を大切にすること。自分の生活を立て直すには、とても大事な事だと改めて気付かされた。 きっと、これができて余裕が出てくると、相手のために何事もしてあげることができるのだと思う。 そして、自分以外は他人であること。何を考えていようが、思っていようが、私には本当のことはわからない。 分かりたいからこそ、言葉や表情を使ってコミュニケーションをするのだと思う。 私が一番わかってると思ってるのはきっと驕りにすぎない。 この本を読んで自分が思ったのは、自分は他の人に目がいくほど心の余裕が無くなってた。部屋もちらかってるし、人間関係下手くそだし。 ほんとに余裕が無いんだと思った。 でも、それに気づいて少しづつだけど、自分の余裕を作って、誰かのために一生懸命行動できるように頑張ろうと思う。そして、自分の意志を持って。 他人が分からないのは当然。そのうえで私はどうしたいのか、他人はどう思っているのだろうか。ときには、受け入れ難いこともあるだろうけど、他人の考えてることなんて、自分の考えではないのだから。 他人と生きるのは本当にしんどい。正直一人で孤独でいる方がいいのかもしれない。今はせつなの気持ちにすごく近いのかなって。でも、薫子のように本気で私と向き合ってくれる人や私が本気で向き合いたい人がいたら、その機会は絶対に逃さないようにしようと思う。
17投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログみんないろいろ抱えながら、重荷になりながら、余計なお世話しながら、結局自分本位に生きていくのだけど、美味しいごはんを食べられれば、何とかなるのかも。最後は突飛だけど、薫子の真面目さが良く出た?裏目に出た?「らしさ」なのかな。 いろいろな要素盛りだくさんだったけど、あたたかさのある読後感。面白かったです。
15投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ愛するについて。愛は呪いにもなる。期待に応えないと笑顔でいないとと。最後の展開が少し突飛に感じたけど面白く読めた。読後感も良かった。
10投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ笑いと久しぶりに涙した本。自分が主人公と同じ年代の女性ということもあるのか、人間味溢れる主人公に共感できて何回でも読み返したくなる。私の中で本当久しぶりのヒット作。
5投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ盛りだくさんでした…。 不妊治療の末離婚した面倒くさいくらい真面目な野宮薫子。 その弟の元恋人⁉︎遅刻する小野寺せつな。 の、お話なのかな⁉︎ せつなの働く家事代行サービスを利用するそれぞれの家族。 薫子の家族。弟の春彦。 せつなの…。 野宮薫子彼女の選択⁉︎決意‼︎ 『おにぎりとプリン』 『ひとりにしたくない人』 〜愛情というラベルを貼った束縛〜 〜春彦がくれたアガベの花が咲く時、私はあなたと一緒にそれを見たい〜 卵味噌知らなかった…けど、作んなきゃって‼︎
6投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ良かったです。お仕事小説的なところと、心温まるところと、個性的なキャラクターと、ミステリー的な要素と、上手く織り交ぜられていますね。
4投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
令和の家庭問題詰め合わせパック。令和初期の70代、40代、20代後半、という世代間の常識格差から、令和を生きるシングル家庭や、育児に疲れ切った父母。そして介護。令和に良く見る問題がずらっと並んだ、なんとも苦しくなるし、読んでいて苛立つ話が多いのだが、これは私が薫子と同じくアラフォーバリキャリ(♂)だからだろうか(出てくる男性がことごとくダメキャラ。家庭環境がそうさせたというのが本書の主張だと思う)。 Anyways, 僕は息子と娘が産まれてからこの8年毎日カフネをしているが、今日ほどカフネを意識したことはなかった。これからも、大きくなって嫌がられてもするだろうなぁ〜笑 毒親にならないように出来るだけ頑張りつついきたい。本書の主張には反するかもしれないけど、僕には今熱中できるものがなく、今は子どもたちが僕の全て。人生が辛くなる人もいるよ(だからそもそも子どもいらないよ)という現実に対しては、僕はラッキー子育て楽しいよ側なのだろう。エゴ上等よ。誰がなんと言おうと、人間の営みは続くからね。
4投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ今の時代の多様性とかジェンダーとか話題になってるテーマを詰め込んだ感じだった… 本屋大賞だけど、楽しく読めるタイプの内容ではなかったかな…
9投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ人それぞれ大変な思いをして生きているけど希望がないわけじゃない、って感じが、本屋大賞っぽい。 いや、面白い。シスターフッド的だし、女性の生き方や人の多面性なんかも描いていて、好みの要素がたくさんあった。 薫子とせつなにはそれぞれ共感した。 全て努力で勝ち取ってきた薫子、一見投げやりだが人に対する配慮が分かりにくいだけのせつな。 最後の、パートナーシップや養子縁組の話は一足飛びすぎた感じはするけど、個人的な意見としては、2人にそうなってほしい気持ちはある。
9投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ最初は、とてもイライラしながら、そして、戸惑いながら、そして、嫌な気持ちになりながら、最後には愛しい気持ちで、いろんな感情を揺さぶりながら読み終えました。 読了直後、深いため息とともに、いろんな難問をクリアしてきて、さらにはまだ目の前にも難問があるというのに、清々しいような優しい気持ちが湧いてきて、ふっと微笑みが出ました。 表面から見たら何の問題もないように過ごしている他人の人生には、その人しか知り得ない様々があること、忘れそうなので覚えておこう。そんな人々と軽やかに関わり合える人であろう。と思わせてくれた本でした。 最高…
9投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ本屋大賞に外れなし!です。 最近犯罪小説ばかりを読んでいたので 本を読みながら優しい気持ちになれた事が久しぶりでした。 素敵な読書時間でした。
17投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ薫子さんとせつなの会話が最高に面白い。 それは言ったらあかんやろってことをしっかり言ってくれる人間らしい登場人物の魅力がたっぷりの物語。 文章だけで食べたいと思うような料理もたくさん出てきた。
4投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
淡々と事実が語られていて(複雑な比喩が少なくて)読みやすかった。でも、内容重視って感じだから何回も読みたいとは思わないかな。 最初、ヒステリックおばさん続くのが嫌で最後まで読めるか不安だったけど、我に帰ると冷静おばさんだったのでまあ、最後まで読めた。 せつなみたいな人は結構好き。不器用だけど愛情深いのかわいい。あと、ごはん美味しそうで、仕事風景とかも見られるなら見てみたいと思った。仕事を通して、自然の中に身を委ねるような、なんかストレスが解消されるような感覚になって、スッキリした。私も生活環境の改善は心を整える上で重要なのかもしれない。社長の人も好き。 弟の真実には意表をつかれた。面白いと思った。 ヒステリックおばさんの親もやっぱりやば親で、きっつ!って思った。 でも最後は全部丸くおさまってよかった。人助けの優しい話ではあるけど、やばいやつ出てきて現実的な闇な部分もあって、それを読むときは、うわーダルってなっちゃった。でも、本屋大賞なだけあるってかんじ。この人の他の本も読んでみたい! 読んだ後浸る感じにはならなかったけど…現実的だけど意表をつかれた、そして読みやすいので星4つってことにしておこっと!!
5投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ひろたかは優しい。かおる子とせっちゃんを引き合わせたところに愛を感じた。 みなとくんも強烈なキャラクター。同性愛者の悲しみがちょっとわかった。 ひろたかやかおるこの両親、みなとくんの両親は反面教師だ。親だからって結婚やこどものことに口出しするのは、深く傷つけているのかもしれない。私も気をつけよう。
0投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ★3.6 触れられることの心地よさも、触れすぎることの息苦しさも── 『カフネ』とは、ポルトガル語で「愛する人の髪に、そっと指をとおす仕草」のこと。 人と人との繊細な距離感が、寄り添うように、流れていく。 弟の急死に動揺する姉・薫子。遺言書によって弟の元恋人・せつなと出会うことになる。 ふたりは「家事代行」という形で、さまざまな人々の暮らしに関わりあいながら、弟の死の真相と、それぞれの心の奥にある傷と向き合っていく。 で、まず言いたい。 恐らくおおよその人が思ってるだろう。 ……飯食いてぇ。 この本の醍醐味の一つは、五感で味わえる丁寧な食の描写。五感で味わえるのだ、本なのに。 公式サイトでレシピが公開されるほど、登場する料理は魅力的で実在感がある。 「どうせ今日は、悪魔に何回も魂を売ることになりますから」 そんなセリフと共に、せつなが差し出す料理の数々は甘美で抗えるわけがない。 そして、描かれる“食”は単なる癒しにとどまらない。 人生を変える力を持つ、「メディア」として立ち現れるのだ。 物語の主軸は“再生とつながり”。 自分の価値を見失いかけていた薫子は、せつなが料理する姿を通して、静かに育つ小さな自己肯定の芽を見出していく。 一方で、せつな自身もまた、誰かを支える覚悟を認め、それまで押し殺してきた感情を、次第に“言葉”として解き放ち始める。 「首を絞めてたのは、愛と思っていたもの」 二人はさまざまな家事代行先で、小さな家庭の「愛」と「呪い」の形に向き合いながら、自分の輪郭を再形成していく。 その姿が、胸を打つ。 けれど、その優しさたちが、私には濃淡のない優しさに感じられてしまった瞬間があった。 “寄り添いの物語”として機能していたのはわかる。 本来、優しさであるはずなのに、癒そうとする語りが、あまりに等しく、過不足なく続くことで、どこかこちらの余白まで侵食されるような感覚があった。 ひとことで言えば、“寄り添い疲れ”を感じてしまったのだ。 それでも、「カフネ」には確かに“誰かを救うための言葉”が散りばめられている。 響く人には深く響くことも、素直に認めたい。 でも、すべての読者に届くとは限らない。 ──これは、その“届かなかった側”からの、報告書である。 余談だが、 ”カフネ”のように、言葉自体が文化を背負っているような語は、世の中にいくつもある。 トスカ(ロシア語)――焦がれるような虚無感、魂の痛みのような存在的な哀しみ。 サウダージ(ポルトガル語)――日本人になぜか馴染み深いこの言葉は、過ぎ去った人や時への郷愁、哀しみ、恋しさ。 わびさび(日本語!)――不完全さや儚さ、簡素さの中にある美。 どれも他言語では一言で訳しきれない。 言語って美しいな、と本筋と関係ないこと思ったりもしてました。 …パフェ食べに行ってきます。
78投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ最高でした…! 理不尽なことや自分の思い通りにいかない世界でも、 人と人との優しさが連鎖して暖かく包みこんでくれる、 そんな素敵な世界にいるのだなと感じました。 ストーリーの中に出てくるご飯がとにかく美味しそう!笑 誰か作ってくれる人いないかなぁ…笑
12投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ優しく朗らかな物語。 物語の最初と最後で登場人物の心情、背景を知ることで見え方が変わっていった。人と人とは近くにいても分かり合えないが生きてるからこそ分かりあおうと努力することはできる。日々を丁寧に相手のことを考えて行動していきたいと感じる読んでよかった本でした。
4投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすが本屋大賞1位といったところでしょうか。 個人的にはとっても好みの内容と出来でした。 最初はどうなるかと思った2人の関係でしたが、所々で泣かされましたね。 私的には、薫子さんとは境遇は違うけど、シンドい時の心境が重なってせつなさんにご飯を作ってもらったり、一緒に食べたりすることで共に救われているような気持ちになりました。やっぱり「美味しい」って思うこと、誰かと一緒に食べてそう言い合えることって凄く大事だし、自分も感じたことがある経験だったので、すんなり物語に入れていたと思います。 ただ泣ける話し、いい話しを書くとウンザリする時もありましたが、この話しではせつなさんと薫子さんがハッキリ言い合ってるところが良かったですね。 最近本を読む方でもLGBTQの話しが多い、しつこいと言っている方がいて、正直悲しいです。私はもっと色んな人に知ってもらいたいです。その上で何か思われるのは仕方ないです。個人の感じ方なので。でも、理解してくれる人が少しでも増えたら、と思っています。このことを書くのも、とは思ったのですが、個人の感想なのでいいか、と。 著者の他の作品も気になるので読みたいですね。
8投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ2025年本屋大賞受賞作品ですね。 読みやすかったし面白かったです。 ただ・・うーん・・ちょっと物足りないかなぁ。 意外性に欠けるというか・・好みの問題かもしれません。 全員いい人で(悪い人がいればいいというわけではないですが)、瀬尾まい子さん的な感じでした。 金環日食を読んだ時も、ちょっと思ってたのと違った・・と思ったんでした。 野﨑まどさんの『小説』が3位だったので、あれよりも上なのか!と期待しすぎたのかも。 個人的には『小説』がめちゃくちゃ好みだったので。 ビターチョコレート色の瞳 という表現、そんなに必要? とか この関係性でそんな言い方する?? とか、とにかく細かいところが気になっちゃった。
11投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ料理と家事サービスボランティアの展開に絡めて近づいていく2人の女性の描き方は巧いから誤魔化されてるけど、会って数ヶ月?の中年女性が一回り下の病気の女性へのあの制度での踏み込みラストはヤバいでしょ。本来ならそれをやるのはせつなをずっと見守ってきたトキさんでなきゃおかしい。そもそもタイトルの「カフネ」だってトキさんのものじゃん。あの授かるはずだった子供への愛情がせつなに向かう瞬間はどう読んでもサイコホラーです。 また、春彦の死の真相も、ミスリード沢山仕込んで全部たまたまでした!って…。喪失と再生の象徴としての死であれば薬が盗まれたとか港の錯乱とか雑音でしかなくて、死を曖昧にしてせつなとの本当の仲をもっと描くべきだったはず。せつながキャラクター上内面をあかさないから「なぜそこまで?」というのが見えてこないし、薫子の仲にも重ならない。それに、春彦が自分が死ぬを見越して薫子とせつなを引き合わせるために贈り物や遺言状のあれこれを駆使したって無理がある。 あとは春彦の人物造形で人間関係の幅がそれだけっておかしいし何で春彦が港を受け入れてるのかも謎。最近の小説でありがちなとってつけたようなLGBT要素…。 最後の元旦那の内面の吐露もロジックもかなりおかしい。「僕は本当は子供はほしくないことに気づいたんだ」(要約)って…。あれで話し合いもせず弁護士が一方的に離婚して元妻に物件あげちゃうの?薫子の不妊治療で苦しんだ期間と流産をぜーんぶ根本から否定した贖罪みたいな風にしてるけど、これって薫子に独り身という立場と食うに困らない環境を与える「舞台装置」のための辻褄合わせでしょ。これがあるから、最後に毒親を拒否できてせつなに踏み込めるようになってる事を踏まえると、これも物語をつくる倫理がおかしいとしか言えない。 女性作家の女性の機微の描写は解像度高いけど、男の描写のテキトーさと粗がどうも目についてしまう。あと、とってつけたようなLGBTネタ、本屋大賞はそういうの多くないですかね。
10投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ予想外の終わり方に驚きとともにジーンとしました。 こういう選択肢もあるのだと。 家事代行と家庭料理、生活上欠かせられない毎日の積み重ねの中での物語、日常ならではの視点は身近でもあり、参考にもなりました。早速、何かを作りたくなります。 終始、テンポ良く読み進めました。
33投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ読みながら、何を感じているのか... 自分でわからないのに、ずっと泣いていた。 愛には様々な形がある。
5投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログうーん…どうだろう。 難しいテーマがいくつかあったし、 切なさを感じた。 主人公の距離感が近づいていく良いお話なのだけど、最後まで素直に読み進める事ができず、感情移入出来なかった。
6投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログそれぞれの登場人物の抱く想いや背景が徐々に明らかになってくる。 疲れた心に沁みる一冊だった。 誰かを頼っていいんだ、って思わせてくれた。
11投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログ濃密な文の連なり。 途中、例文が多いと感じたが、 そんな事はない。 しっかりと連なっているのです。 登場人物名に 気になる名が出てきた。 そこに引っ張りを感じ星が1つ落ちた。
10投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログ美味しいものは生きる活力になるなぁと改めて思って食の大切さを再考させられる。その人のことを考えて真心を込めて作ったものは1人の人間を変えてしまうほどパワーがあるんだなぁと… 深夜に読むとお腹が空いて眠れなくなってしまうかもな飯テロ系小説。 家庭環境に恵まれず人生に翻弄される薫子とせつなが出会って打ち解けていく様子がとても微笑ましくて人との出会いは大切にしていかないといけないなと思った。 登場人物の境遇がしんどすぎるので、かなり重たく感じたが人の持っている優しさ、温かみも存分に感じられる作品になっているのでボロボロに泣いた。 白身魚のお刺身には淡口醤油。赤身のお刺身には、たまり醤油または濃口醤油。というせつなの一言がとても有益でメモメモ!
6投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログ心が温まるストーリーでした。生きる意味を考えされられました。自分にとって大切なものをこれからも大切にしていこうと思いました。
7投稿日: 2025.06.11
