
総合評価
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powered by ブクログ家を出た18歳の理沙と10個下の妹の律。理沙が働くことになった蕎麦屋の水車小屋に住むヨウムのネネ。そして近所に住むいろんな人たちとの関係性を描いていく。 事前情報なしだったので、最初のほうは「ネネって何だろう」と思っていたら、ヨウムだった。いろんなことが起こるけど、静かに淡々と話が進んでいく中で、人の気持ちの動きや思いが強く伝わる場面がジーンとくる。
1投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ主人公は、貧しく複雑な家庭に生まれた姉妹と、二人が人生のシェルターとして飛び込んだ先(蕎麦屋)の水車小屋に住むネネと名付けられたヨウム(オウム)。 両親の離婚、新しい父親からの虐待、モノ言わぬ母親。これは現代社会でも当たり前にある現象だが、逞しい姉妹と、彼女たちを支える周囲の人たちの人柄を知るに、実に安心して読み進める事が出来た。 内容的には変化が小さく、波乱万丈モノを好まれる読者層には物足りないと思われる。 また話の舞台が十年単位となっているため、その間の出来事は手短に説明を加えられているに過ぎなく、自分にとつては余計平坦な話だと感じた。 更に主人公心の動きや波、また周囲の情景を、私たちが一般的に使用する直喩的な表現ではなく、作家独特の隠喩で表すことに感銘を受けてきた自分にとっては、何がどうした的な構文が多いこの小説には、少し物足りなさを感じた。 とは言え、昭和を感じさせる人間関係や姉妹愛には、人の温もりを十分感じさせてくれた。
19投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ図書館にて借りる、第703弾。 (京都市図書館にて借りる、第168弾。) 2024年本屋大賞2位。 姉妹が周りの人々に支えられながら逞しくまっすぐに成長していく物語。 ただ、姉妹の近くには常にヨウムのネネがいて。本作は、ネネの存在に皆が癒され繋がるところが肝だろう。 最後までネネの存在に和む。 ただ、長い物語の割に展開に起伏が少なく、悪い奴も母親の愛人くらいしか出てこないので、退屈といえば退屈でもある。 星は3つ。3.6くらいか。
0投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログネネはとても不思議な存在です。 とても愛らしいキャラで、まるで磁石や接着剤のようにどんどん人を引き付けていきます。 もしネネがいなければ、未知の土地で新たな生活を始めた年の離れた姉妹たちの人生は、きっと変わっていたのでしょう。 ネネと過ごした40年間は、とても幸せそうに見えました。 姉妹にもネネにも、そしてその周りの人たちみんなの前途に幸あれ。
1投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ500ページ超えの長編でとりあえず長かった ヨウムとその周りの人達の半生を描いたお話。 ヨウムとても好きなので嬉しかった!ネネ賢い!偉い! 内容としては特に起伏があるわけではなく、ただただ日常を描いたような感じだったので、かなり長く感じました。 章ごとに10年飛んで、周囲の状況が色々変わって、みんなの人生を追うことができたのが良かった。 思いやりを感じた素敵なお話でした。 田舎暮らしもいいなぁと思った!
11投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ18歳の理佐が妹を連れて家を出たのは1981年の事だった。 女手一つで姉妹を育ててくれた母だったが、理佐の大学進学のためのお金を男のために使った母を許せなかったし、男が妹の律を家から閉め出すのも気に入らなかった。 行く当てはなかったが偶々入った蕎麦屋で、姉は働かせてもらうことになった。 周囲の人たちに助けられて、姉妹は生活していく。 物語はそれから10年ごとに章を変えて、1991年・2001年・2011年・2021年まで続く。 蕎麦屋の水車小屋にはネネというヨウムがいて、人の言葉を聞いて覚え、話す。 それがとても効果的だ。
5投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ主人公は理佐かと思いきや、妹のりっちゃんだった。ヨウムのネネが可愛すぎて飼いたくなった(飼えないけど笑) 普段だったら読まないジャンルだけど、本屋大賞ノミネート作品はそんな概念吹き飛ばしてくれる
12投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログ素直で健気な理佐さんとりっちゃんの姿に胸を打たれました。 人にいただいた優しさや親切を忘れずに、次は自分が誰かにその恩を還していく。人との繋がりを大切にしていきたいと強く思わせてくれる作品です。 「子供が自分の相手をしているだけじゃ前に進めない」末の子が小学校の新1年生となり、少しずつ私の手を離れていってしまうことにさみしさを感じていた今日この頃。この言葉に出会い、子どもの新しい世界が広がることをもっと喜んでいきたいと思いました。
12投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログお腹の底の方からじんわり暖かくなるお話だったな。 18歳と8歳で親元から離れた律と理佐、2人の周りの人達の40年間。人と人の繋がりや、人を思いやる心が水輪のように広がっていく。 私も今まで受け取ってきた優しさを周りに広げていきたい。 良い事ばかりじゃないし、優しくなれない日なんて、それこそ山のようにあって落ち込む日々だけど、 "自分はおそらく、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でできあがっている" 律のこの言葉を忘れないように、なるべく優しく柔らかく生きたい。そんな風に思わせてくれた1冊だった。 表紙や挿絵がとても可愛くて何度も見返してはほっこり。
3投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ水車小屋で働くヨウムのネネと、ネネに関わる人たちのお話。 小さくて賢いりっちゃんが好きだったのに、第2話でもう大きくなってしまって… でもみんなに助けられながら生きてきたりっちゃん姉妹が、他の人たちの手助けをしながら生きていく姿が感慨深かった。 ネネとケンジの問題のやり取りが好き。 賢くて可愛らしいネネのいる水車小屋、行ってみたい!
3投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ始まりの暗いイメージが、どんどん明るくなっていく。それは姉の楽観的な性格のせいか、律の賢さのせいなのかわからない。 でも、人への優しさが、人をつなげ、人に広がる。それを感じた作品でした。 2人にネネがいることで、より人と優しさがつながったのではないかと思いました。 私はりっちゃんに会ってみたくなりました。
1投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログさすが本屋大賞候補作。 優しさがつながっていく、穏やかな物語で癒された。 ヨウムがどんな鳥なのか詳しく知りたくなって色々検索したりしてしまうくらいに入り込めました。 また読みたいな〜
5投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ面白かった。序盤で結構泣きそうになった。 落ち着いたテイストで話は進むんですけど、現実は結構過酷で。 けれど、世の中も捨てたもんじゃないなと思わせてくれる。 自分を「悪意の坩堝」にするか「善意の結晶」にするかは、自分の選択次第ではあるけれども。子供のうちは選べない環境ってあるよね。というあたりをすごくしみじみと思い出した。 大人になるというのは、それだけで一つ大きな救いでもある。
2投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ私は小学生くらいの時の思い出というか記憶がもしかしたらあまりない方かもしれないと時々思っていた。でもこの本を読んで、確かに記憶は残っているってことを感じた。具体的には覚えていないけれど。8歳の時も18歳の時も真剣に何かを考えていた。ちゃんと理由があったし、思っているけど言わないでいることもあった。 田舎で生まれ育ったので、狭いコミュニティの人間関係のことは分かる方だと思う。最近はそのいざという時のつながりというか信頼関係というか強い絆?のようなものをうらやましく思うことがあるので、どう表現していいのか分からないのだけれど、この雰囲気が懐かしいような気がして、読み進めて読み終えるのがさみしい気がした。 母について、地元で生まれ育ち、同じように地元で生まれ育った父と結婚し、今もずっと暮らしている。決してお金持ちではなかったけれど、長女の私と弟と妹、3人の子どもを育ててくれた。勉強や生活で厳しくされたことはない。子どもの大好物は自分は食べずに食べさせてくれた。ブランド品もアクセサリも買うことはなくて、昔持っていたものを大事に使っていた。悩んだり怒ったりした話をするといつも「大丈夫、ガンバレ」と笑顔で言ってくれた。「お母さんは何が幸せなの」と何度も聞いたことがある。いつも「子どもががんばってるのをみること」のような答えだった。 今、自分が母になってみて、何も言わず見守ることの難しさとその思いが分かる。母は幸せだろうかと考える。 これを言ったら、ここまでしたら、迷惑かもしれない、と思って控えてしまうとがたくさんある。その境界線が難しい。と思う前に行動することが大切なのかな。大切とかそういうのでもない気もする、小さなこと、自分ができる範囲、自分のできること、今あるもの、今できること、本当に必要なもの、純粋な好奇心、助けられたり助けたり、救われて救って、そんなイメージでいっぱいになった。「親切」にしたいと思った。 優しい気持ちになる本だった。 そして、最後に。 今、鳥のことが気になっている時期なので、図書館で予約して順番がきた本がまた鳥の出てくる本だったことでますます鳥が気になっている。
2投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログ優しい心温まるストーリーで、長いなりにも面白く読み進めていた。 後半は、「これ誰が言ってるの?」だったり、大震災とコロナが発生したり、同じような言葉が何度も出てきたりで、だんだん読み辛くなってしまった。
9投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ 自分はおそらく、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でつなきあがっている 心に刺さった言葉。 読み終えたら、涙かでてきた。
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
律の、色々な人たちの良心で自分は出来上がったように感じるというような文章がとても心に残った。深夜に読み終え、思わず隣に寝ている子どもの寝顔をしばらく眺めた。この子たちもそうであったらいいな。 静かな筆致で描かれるけれど、理佐と律や聡をはじめとして多くの登場人物境遇は楽なものではなく、18歳と8歳での生活は胸がきゅっとなる瞬間が多くあった。ネネと水車小屋で過ごすことが2人を助けたし、ネネがみんなを繋いだんだなと感じた。ネネには元気で長生きしてほしい。 藤沢先生が特に心に残った。登場時の印象はあまり良くなかったけれど、生徒の人生に渡ってこんなに気にかけてくれる。一体どんな人生だったんだろう。 こんな感想単純だけど、挽きたてのそば粉でつくるお蕎麦をたべたくなった。
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ長いお話でした。主人公はネネなのかな?題名だしね。 律と理佐とネネの40年のお話。ネネは頭のいい鳥(とは言っても、現実的ではないのでファンタジー)。律と理佐は8才と18才で自立すると言う、難しい状況の中で、周りのいろいろな人に助けられて育ち、大人になってからは周りのいろいろな人を助けたいと思って過ごす日々。 物語は淡々と、事件もあまり起きずに過ぎていく。本当に良い人しか出てこないので、多幸感はあるかもしれないけど、私には物足りない感じでした。 でも私も誰かを助けられる人になりたいと思う。
14投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ『サキの忘れ物』を先に読んだことがあって。そちらの淡々とした書きぶりと少し不思議で遊び心のある内容がとても面白かったので、同じ作者だと気づいたこちらも読んでみました。 10年刻みで4つの章とエピローグで構成された物語で、「理佐」と「律」という姉妹と水車小屋で蕎麦粉を挽く石臼の番をしている鳥の「ネネ」を取り巻く人間模様とそれぞれの人生を描いたお話。 いろいろな人たちや家庭の様々な事情が絡み合いつつ、親切や心遣いをあげたり貰ったりすることで世の中や人生は回っていくことがリアルに描かれる中、鳥のネネが少しファンタジックに登場人物たちの縁を取り持っていくバランスが心地よかったです。新聞連載の小説って、ただただ長いなー!って印象があります。しかし、淡々とした群像劇のように見えながら、要所要所で鍵となるエピソードが出てくるので、飽きずに一気に読めました。 人間は、もともと何かを持っているわけではなく、自分に関わってくれる人たちのいいところが積み重なって今の自分が出来上がっている、ということが、じーんと胸に広がって実感できて、とても温かい気持ちになれる作品でした。あと、無性に蕎麦が食べたくなる。おすすめです。
3投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ世の中にいろんな境遇の人がいて、いろんな社会で生活している。決してひとりではなく、出逢った人々との関わりで良き人生を過ごせる。と、読み終わって幸せな気持ちになった。
3投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログてっきり水車小屋に住む妖精の話だと思った。子供向けのSFファンタジー。あるいは北欧に住む少女の他愛ない物語だと思った。 牧歌的な部分ではイメージ通りなのだが、ストーリーは思っていたのと180度違っていた。 虐待?貧困?孤立?後継者不足?外国人労働者?さりげなく色んな社会問題が散りばめられている。ただ悲惨な感じではない。ふんわりと人間の温かさがおおわれている。 夢を持たなくても、自分が納得できるように生きていれば何かしらやりたいことは見つけられるようだ。見つけられなくても誰かの役に立っていると思えれば幸せなんだ。それがバトンとなってまた誰かに受け継がれる。大切なことをネネがみんなに気付かせてくれた。 ページ数は多いが全く退屈しなくてスイスイ読み進めた。文句なしの良本だと思う。
5投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わって感じたことは、少々読みづらかったヵ所が幾つかあったということ。例えば主人公「律」の言動と思えるヵ所の次の行で、そのまま言葉や行動が書かれていたので、「律」が言っている、行っていると思っていたら、本当は「研司」の言動じゃあないかと思える所があった。ちょっと分かりにくいし、のめり込むことが難しかった。そのように、ある人の言動が実は別の人の言動だと思えるヵ所が幾つかあった。 そして何と言っても、この小説、殆んどが善人(と言うかお人好し)ばかり。よって主人公の「理佐」と「律」姉妹2人は、困難があっても周りの人たちが助けてくれて、何か常に順調な人生を送っているように思える。 また、インコの1種であるヨウムの「ネネ」だが、いくら頭が良いと言っても、この小説の「ネネ」ほどに人間に対応出来るのか疑問に思う。確かにWikipedia によると「2歳児の感情と5歳児の知性を持っていた」と言う学者もいるようだが、5歳児が知性的に、他人に対応出来るのだろうか。少なくともこの小説の「ネネ」は好きな人とそうでもない人との区別はついて、音楽を理解し、ダンスを踊り、行方不明の人を助けることが出来る。5歳児とは思えないのだが。 とにかく、一番気になったことは、この本は小説というより何か内容がおとぎ話のようだと感じたことだった。主人公の「理佐」と「律」の姉妹も、また「ネネ」も、そして彼女たちを取り巻く人たちもおとぎ話の登場人物たちのように感じられたことだった。 人それぞれ感じ方は違うだろうけど、少なくとも私にはそう感じられた。まあ、ある意味「ほっこり」する小説ではあるだろうが。
2投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ北澤平祐さんの装画と挿画が可愛くて、読んでいる最中にも、何度もカバーを眺めてた ちょくちょく出てくる音楽や映画の話題が楽しい! 歳をとるのって嬉しくも寂しくもあるね 人間の良さがひしひし伝わる本 あったかくて好きだった 読後、蕎麦がハマる。
3投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ結構長かったが、情緒的になりすぎない文体なのでスラスラ読めた。こういう雰囲気で人の成長を描く物語が個人的にかなり好き。 中心にいるネネの存在もアクセントになり、物語が暗くなりそうな場面でも、過度にそうならず安心して読めました。とにかくかわいいし、ヨウムの頭の良さに驚いた。会話できるんだ‥。 登場人物達がしっかり自分の人生を生きていて、(姉妹の両親以外は)読んでいてモヤモヤを抱えることも無かったのも良い。律さんが自分は色んな人の関わりがあっての今であり、自分は幸せだなってほんのりと感じる場面、理想的だよなぁと暖かい気持ちになりました。
41投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログ本屋大賞候補作ということは知っていたけれど「事前に情報とか調べずにそのまま読むといいよ」と勧められて、2日間で一気読みしました。読み終えて思ったことは、美味しいお蕎麦を食べたい、ということと、家族というものは大切だけど厄介だなぁ、ということ、それと、家族は血縁に限らず、地縁であるとか一緒に過ごした時間であるとか互いに思いやる情愛であるとかで、いろいろな角度や濃度でつながることが出来るのだな、というしみじみとした感慨でした。大変満足して読了。津村さんの作品を読むのは初めてでしたが、他の作品も是非読んでみたいと思います。
14投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログずっと気になっていた本。やっと読めた。 とてもよかった。 最初の章での姉妹の決断にも驚かされたし、まわりの人たちの温かさも身に染みた。 私は特に、姉妹の親が学校に来た時の、担任の先生の言動に涙が出た。 その後、10年ごとに場面が進んでいくけど、ネネに出会う人が救われていく様子は、読んでいてとても元気づけられた。 最後まで、人々の優しさが溢れ出ていて、でも一緒に長い年月を過ごした気になれて、とても読み応えのある本で、余韻も深い。 いい本に巡り会えてよかった。
4投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログおしゃべりヨウムのネネと、8歳の律と10歳上の理佐の姉妹、世代を超えて繋がりのある周りの人たち…。10年刻みで40年に渡って描かれた小説。人同士の触れ合いが心地よく穏やかなお話で、温かい気持ちになる。誰かを助けることの連鎖。 2024年本屋大賞2位とのことだけど結構長いw
1投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ最初手に取った時、長っ、と思ったけど読んでみたら一気に読めてしまった。ほのぼの…なのか、社会派…なのか。全体的には、この姉妹、応援するぜ!って感じ。
1投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
分厚くて読みきれるかなと不安になったけど、人の成長を見届けているようで最後まで飽きずに読めた。水車小屋でそばの臼を管理してるヨウムのネネとりさと律の姉妹、それに関わる人たちの話。10年刻みで章は進んでいて、8歳だった律は最後は48歳に。人はたくさんの人の良心に支えられているんだなと思う話だった。困っている子がいれば助けたいなとも思った。
1投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ支え合って頑張って生きている人たちの話で、面白く読みました。心温かくなりましたが、お姉さんから妹に主役が代わってからは、ちょっと読みづらくなってしまったかな。
1投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ優しさと善意で繋がった人たちの物語。 親切や良心によって立つ人々の強さを感じました。 すぐ人の悪いところを見つけて悪意でぶつけてしまう私。 良心を持って関係をつなげられる人たちは強いんだと思えました。 親切にすると関係ない人からも親切が返ってくるかもしれないと思えました。
9投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログよみはじめてから中盤までは優しい世界だなって、思いながら読み進めていたけど、後半は逆にそれがしんどかった。 時代感も移り変わるので、今どんな時代を生きてるのかな?ってたまに忘れてしまうこともあったな。
11投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ登場人物の中には、家族に人生を大きく左右されてしまった恵まれない人たちもいるのですが、水車小屋のネネを中心に人々の善意がつながっていき、みんながささやかな幸せを掴んでいく。そんな、じんわりと心が温まるお話です。 とてもページ数の多い本ですが、あっという間に読んでしまいました。 世知辛い世の中だからこそ、こういう優しい世界が描かれた小説は心が癒やされます。 何度も読みたいと思ったので★5つ。
3投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログなかなか優しい小説でよかった。 結構重くなりそうな場面もあるけれど、そこを直接描かないのも、それはそれでいい。 後半はオーディブルで読了しました。
1投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログ姉妹が過ごす日々を祈りながら、毎日を過ごしました。水車小屋にいるヨウムを取り巻く暖かい繋がりが、人の良心を紡いで広がっていく物語です。暖かい気持ちになります。
5投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1981年から40年間の姉妹のお話♩¨̮ 10年ごとに区切られている。 たくさん出てくる挿絵がとっても可愛い(*´꒳`*) 身勝手な親から逃れるため、そば屋さんで働くことになった理佐。仕事内容はそば屋の給仕と鳥の相手。 こちらのそば屋は石臼でそば粉を挽いており、水車小屋にある臼を守っているのがヨウムの「ネネ」。 音楽が好きなようでラジカセから流れてくる音を聴きながら機嫌が良くなる様子を想像すると面白い(笑)しかも歌っている(笑) そのうちCDプレーヤーに変わったりして時代の変化を感じた( ᴗˬᴗ) 母親と婚約者は置いといて、引越した先で出会う人が良い人ばかりで。なんだか凄くあたたかい気持ちになりました。 「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものです」 と、藤沢先生の言った言葉にいろいろ考えさせられた。人はやっぱり1人で生きていくことはできないし、誰かの親切で成り立っているのだなと。あと人との出会いも大切にしていきたいなと改めて思った。 分厚かったので読み終わるか不安でしたが、長さを感じさせずどんどんページを捲りたくなり読み終わることができました(*ˊ˘ˋ*)
8投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログどことなく岩波少女文庫のような題名だが、ネネは水車小屋で飼われるオウム(ヨウム)の名。 ひとり親(母)のネグレクトにあった高校卒業間際の18歳の少女が10歳下の妹とともに独立し、新たな町で生活を始める。 1981年から2021年まで10年ごとに時の流れを刻んでいく。 人々の善意に支えられて育ち、生活してきた二人が周りにも善意を還元するという話なのだが、奇想天外な展開と作者独特の文体のおかげでわざとらしさは感じない。 鳥なのにほぼ人語を解し、独立した人格(鳥格?)をもつネネや水車小屋の石臼(で挽いたそば粉で打ったそば)が人々を結びつける絆となっている。 終盤で登場人物がいう、自分の人生は周りの人の善意からできている台詞に本書のすべてが込められている。 終わりの方で垣間見えるダイバーシティ的要素は余分な気もするが、幸せな読後感が味わえる佳作。
4投稿日: 2025.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長かったあ…やっと読み終わった。 あらすじを読み「しゃべる鳥」ってファンタジーか?と敬遠していたが、2024年の本屋大賞2位で気になっていたので読んでみたら、ごくごく現実的な内容だった。 読み始めると最後まで読み終えないと気になる質なので何とか読み切ったが、正直私は面白さを見出せなかった。 人との繋がりや温かさ、時を超えて受け継がれていくものを描いたというのは分かるが、淡々とし過ぎているのとあまりにも狭い世界で話が完結していて退屈してしまった。 また、一文一文が短すぎるのか、文章のテンポが私には合わず読みづらかった。 十年ごとにストーリーが描かれているが、どの時代の誰とも世代が違ったからいまいち世界観に入り込めなかったのかもしれない。
5投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ山下理佐(やました りさ)は高校を卒業して、8歳の妹・律(りつ)を連れて家を出た。 賄いがあって、住むところがあって、という条件で就職したそば屋は、自分の水車小屋でそば粉を挽いていて、とてもおいしい。 川の音が聞こえる町。水車小屋でそば粉を挽く作業を見守るのは、ヨウムという種類のしゃべる鳥で、名前は「ネネ」という。 そば屋の給仕とネネの世話が理佐の仕事になった。 生活は綱渡りだけど、妹は本好きで賢く、そば屋の石田夫婦や、画家の杉子さん、律の担任の藤沢先生たちに助けられ、しっかり生きていく。 カバーのイラストがとても楽しい田舎の暮らしを描いていて、親とか家族に恵まれないつらい子供たちを優しく包み込むよう。 残念ながら、子供を育てるのに向いていない親というものは存在してしまう。「気持ち」というものが、本人にもどうにもできないこともある。 理佐も、聡(さとる)も、家族のせいで夢をあきらめなくてはならなかった。 しかし、後になって、何もかも投げ出さなくて本当に良かったと思えたのは、親の代わりに差し出されたたくさんの手のおかげ。 1981年から10年区切りで、2021年まで描かれていくこのお話は、「受け継がれていく物語」 たくさんの人の良心で育てられてやがて大人になった時、自分も誰かに手を差し出すことができる、人のつながりと、昔から受け継がれてきた粉挽きの技術を人の手から手へ受け継いでいくことと。古い家も手を入れながら大切に住み継いで行くことも。 ずっと続いていく、これは終わりのない素敵な物語なのだと思う。
5投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログ優しさが、人と人を繋ぎ、そして広がっていく。 本当に心が温まるお話だった。 そしていつもネネがそばにいる。 血の繋がりはなくても、どこまでも他人を助けることはできるし、そしてそれは相手を思いやるという前提を持って成り立つ。 出てくる人がみんな思いやりの心を持ち、支え合う。そして自分の足で立つ。やりたいことをやる。とても素朴に思えるかもしれない。 でもこれこそが今日この頃、失われつつあり、同時に大切にしていかなければならないもの。 自分は自分の生き方でいい。 急かすものは何もない。 支えてくれる人がすぐそばにいるというだけで、どれほど心を強く持てるだろう。 今そばにいてくれる人たちに心から感謝をしよう。 私が買った本は、カバーが二重になっており、そのことに気づいたのも、本を読み終わったまさにそのタイミングでした。 表のカバーはシンプルにネネを中心に登場人物が描かれていたものでしたが、下のカバーは理佐と律が街に降り立った始まりのシーンからの情景が時系列に、鮮やかに描かれており、そして各シーンに必ずネネがそばにいるものでした。 これを観た瞬間、物語の全てが頭を駆け抜け、同時に心が満たされるようでした。 本当に心が温かくなる一冊。出会えて良かったです。 この本は紛れもなく、私の友達です。
2投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ良すぎた。 律の話し方が綺麗で好き。 世界観が優しくて何度も涙ぐむ。 穏やかで確かな1日を過ごしたい。 周囲の人たちに親切に生きること。それだけで自分を生きていける。
6投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログ読後の温かな余韻をいつまでも味わっていたいなと思いました。 のっけから辛い生い立ちだけど悲惨でドロドロになることなく、かといってかわいそうかわいそうとなることもなく、その状況の中にあってはわりかしたんたんと少しのあたたかさと共に流れてく。そういう受け止め方っていいなと自分のこれからの生き方のお手本にしたいなと思いました。親のことは選べないけれど生まれたところで精一杯生きていればきっと手を差し伸べてくれる人々がいる。助ける側にまわる時だって助けてやるんだと肩肘張ることなくさりげなく出来ることをすればいいんだと思えました。登場人物一人一人のように優しくあたたかくいつづけたいなと思いました。
1投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログ思わず「私も仲間に入れて!」と言いたくなるような素敵な物語でした。 ネネとお喋りをしてみたいし、挽きたてのそば粉で打った蕎麦も食べてみたい。 理佐と律の暮らしぶりは貧乏生活そのものだったと思いますが、周りの人たちとの関係を少しずつ築きながら、二人で精一杯毎日を紡いでいる様子が愛おしかったです。 "出会いと別れ"が非常に丁寧に描かれており、人との関わりこそが、自分を強く優しくしてくれるんだなぁと思わされます。 あと、表紙のイラストと挿し絵がまた良いんですよね〜。みんな可愛い。みんな好き☺︎
28投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素晴らしい作品でした!「好きな本は?」って聞かれたらすぐに本書のタイトルを言いそうになるぐらい、よかったです。私の好きな本ベスト5に間違いなく入ったと思います。 遅ればせながら津村記久子さんについて、「あれ、この小説家、すごいかも」と思い始めてまだ少しで、読んだ作品もまだ本作で3冊目(たぶん)ですが、本当にすごい作家さんだと確信しました。 「エピローグ2021年」を読み終わる頃には、なぜか涙がとまりませんでした。自分でもよくわからないけれど、感動の涙だったんだと思います。 このお話は「第一話1981年」から始まります。姉の理佐が妹の律を連れて、母親の婚約者と、その婚約者が律にする虐待をとめもしない母親から独立するところから始まる40年間のお話です。 18歳の理佐を雇い、住む場所まで安く提供してくれたそば屋の守さんと浪子さん。そのそば屋のためのそばの実をひくための水車小屋で臼の番をするヨウムのネネ。絵描きの杉子さん、律と仲良くなる寛実とそのお父さんの榊原さん。そして、律の担任の藤沢先生。周りの人の当り前じゃないかというような優しさと思いやりと親切で姉妹の生活はなんとかなっていきます。自分で考えることをやめ、男に頼るようになった母親を責めるでもなく(この母親についての描写には、はっとさせられました。ニュースで見聞きするつらい事件の裏側にはこんな事情があったのかもと思ったりしました)、扇風機や冷蔵庫を買うにも切羽詰まった状況でありながら、悲観せず、イライラせず、投げやりにならない。18歳で独立を余儀なくされ、妹まで養わないといけないという状況だからこそか、妙に大人びた理佐ですが、生きていくという意味ではすごく賢いし、とても素直な人であることが、理佐の思いや言葉の端々からわかって、それと、理佐の鷹揚さが、結果的には周りを引き寄せたんじゃないかとさえ思いました。 物語の中心には水車小屋のネネがいます。驚くほど賢く、登場人物とネネの掛け合いはいつも楽しく、そこにはいつも音楽があります。周りの人が姉妹とつながるきかっけにも、触媒にも接着剤にもなるのがネネでした。 姉妹とネネと、その周りの人たちの月日は淡々と流れます。 杉子さんとの関係には涙涙でしたし、理佐は聡と出会います。守・浪子夫妻がそば屋をやめる時もきて、その時、そば屋を継げなかったことを謝る律の誠実さに感心しました。それだけでなく、律は大学へ行くようにと熱心に進めてくれ、資金の援助までもを申し出てくれる藤沢先生へも誠実に断っています(その後、一度社会に出て、大学に行くことになるのですが)。自分の思っていること、考えていることを感謝の念とともに相手に表すことって意外と難しい気がしていて、律の誠実さとともに感心しきりでした。 大きな出来事が起こるわけではありませんが、40年という月日のなかで去ってしまった人もいれば、新しく出会った人もいて、姉妹の周りはずっと「優しさ」が循環しているようでした。 たとえば、研司。出会った当初、生活力のない母親と困窮した暮らしを送っていたのですが、律だけでなく、理佐や聡、その他にも周りの人が当然のように彼を支えていきます。 確かに姉妹は周りが良い人たちばかりで、だまされたり搾取されることがなく、どうにかやってこれましたが、それを当然のことと思わず、どこかに還元しようという思いがあるのか、決して押しつけがましくなく、研司に、まるでこれまでの恩を返すように、手を差し伸べます。すると、今度は成長した研司が、震災で傷ついた東北の人々のために故郷を出発します。 藤沢先生は言います。「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」と。 誰かの親切が誰かにつながっていく、そのつながりはずっと続いていく、そんなお話でした。 できるだけ自分たちだけが多くを得て、富んで、楽をして、というような大きな経済の波に飲み込まれている私たちにとっては、理想的だけれどちょっと現実的でもなく、でもやはりうらやましいと思う素敵な世界観ではないでしょうか。ギブする心があり、それが自然とできている、あるべき社会がこの物語の中にありました。 姉妹の40年間のお話です。大きな何かがあるわけではないし、ドキドキハラハラするようなこともないので、好みはわかれるかもしれません。私にとっては、2025年で一番の(まだ2月!!)読書体験。晴らしい作品でした!
58投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログ10年ごとに語られる2人の姉妹の話 SNSで自分と幸せそうな人を比べて、どんどん辛くなっていく現代人が多いからこそ、こんな風に人生を1歩1歩歩んでいる2人の姉妹の話が沁みる。 沢山お金を稼いで楽な生活をしたり、イケメンと結婚して幸せな生活をしたり、、といった幸せではなく、周りの人の良心に触れ、自分が与えられたものをまたほかの誰かに与えようとする、人間の中で一番大事な気持ちを養える小説。 表紙に引かれて購入したけれど、小さい2人の姉妹らが人生を歩んでいく姿をみて勇気を貰えました。
1投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログ特に大きな事件はない。けど実直に人生を歩んだ姉妹とその周りの大人達とネネの日常がじんわりと温かく優しく、おしまいが来ないで欲しかった。
1投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ1981年から2021年まで40年間の物語。 とっても良かった。 最初手に取って時、本の厚さに一瞬怯んだのですが、読み始めてみたら、この世界に長くひたらせてくれる分厚さに感謝していました。 なんとなくだけど、昔赤毛のアンが好きだった人はハマるんじゃないかな。私は今も好きで本棚には全巻が並んでいます。 18歳の姉は、身勝手な母親に愛想を尽かして、ネグレクトを受けていた8歳の妹を連れて家を出ます。まるで知らない土地に飛び込んで、水車小屋のある蕎麦屋で働きはじめるんだけど、まわりの大人たち、押し付けがましさのない絶妙な距離感で2人を静かに見守っていてくれて、それがとてもいいんです。おしゃべりをする鳥のネネもかわいい。 今回は図書館で借りて読んだのですが、この本は手元に残しておきたいので、文庫が出たら忘れずに買おうと思います。
4投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
姉妹の40年間の人生を書いた本 姉妹や、周りの人々の温かさや親切さが感じられ優しい気持ちになった 長い年月の中で、大切な人達との別れや新しい出会いから物語が広がっていく所も感慨深かった ヨウムのネネが賢くて、音楽が好きで水車小屋に居る世界観が良かった
2投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よく考えたら、ネネもいくつかの別れを経験してきたのだ、ということに律は思い至った。最初にネネをもらい受けた、育ての親であるとも言える益ニ郎さんをはじめとして、杉子さんも、守さんも、ネネにとって大事な人たちだったはずだ。
1投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ1981年から始まる物語。こういう人の縁がどんどんつながっていくことって、そんなに稀なことでもなく、実は身近にあるなと感じることも。最後の終わり方にホッとしました。年末年始に読むにはちょうどよい、読み応えと、ホッとする挿絵が楽しめる、良い本でした。 2025/1/9読了
3投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ分厚くて時間かかったけれど、優しい世界にゆっくり浸れました。 生きがいのヒントになりそうな物語。 人を助けるっていいな。自分にできることって何かしらあるもんだなと思いました。 「次は自分が誰かのためになりたい」って思う気持ちが自然と高まっているような時、自分の幸福度も高まっている気がする。 そして何よりネネ(喋る鳥)がユーモラス。飼うの大変そうだけど、近い存在にいたら楽しそう♪
0投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんな内容なのか、何の情報もなく読んでみたら、まさかタイトルのネネはヨウムだったとは…! とても長い物語だったけれど、読んでいる間はなんだか終始幸せな気持ちになれて、残りページ数が段々となくなっていくのが惜しまれる、そんな作品だった。 私もこんなふうに誰かの力になれるような生き方をしたいなと思えたし、周りの人を大事に思いながら生きてこれてる?と自問してしまう。 なかなか今の時代に、この物語のように地域のコミュニティなどでこんなふうにお互いを思い合って暮らしていくって現実的には難しいかもしれないけど、実現したらそれはすごく素敵なことだと思った。
2投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログページ数を感じさせないくらいスラスラ読めた。 ふたりを取り巻く人たちが温かかった。 姉妹の関係性も大人になるにつれて 少しずつ変わるかと思ったら、根本的なところは変わらず、あぁこういう姉妹いいな〜と思ってしまった。 どなかが書いていたが、本当に朝ドラのような物語で、気持ちよく読めた。
1投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ理佐と律という姉妹と彼女たちが関わる人々そしてその人々をつなぐ喋る鳥ネネの40年にわたる物語。 互いに思いやり、支え合いながら生きていて素敵な人間関係にあふれている。姉妹だけでなく関わっているそれぞれの人たちを応援したくなる 。 心が温かくなる物語だった。
1投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ長編小説、読了出来るか不安だったけど、時の流れに乗ってスイスイ読み進めることが出来た。妹思いの姉としっかり者の賢い妹。そしてまたびっくりするほど利口なヨウムのネネ。 楽しいお話だった。
1投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログあたたかくて優しい世界に浸れる作品。家を出た18才の姉と8才の妹。お蕎麦屋さんでヨウムのネネと働きはじめた姉は周りの皆んなに助けられながら、妹を育てていきます。人との繋がりを大事に生活している2人の姿は少し昔の日本を思い出しました。1981年から2021年までを描いた500ページ弱の長編。前半はどうなるのか先が気になったけど、後半は少し単調に感じてしまって、読むのに時間がかかりました。
16投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ長編小説で、読破するのに時間がかかりそうだと思っていましたが、とても読みやすい本でした! 喋るインコとお世話をする姉妹、その日常を頭の中で想像しながら読むのが楽しかったです。 物語の中で姉妹の成長を見られたのも楽しかったです。 姉妹は周囲の人に助けられて生活して、姉妹が大人になると、誰かを助けてあげている。人の優しさや温かさが良く伝わるお話でした。
1投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログ前半の展開にはハラハラして続きが気になったけれど、後半は穏やかすぎて私には少し物足りなく感じてしまった。でも周りの人々の温かさや、助け合うことの意義深さを感じられる作品でした。
3投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログネネがとってもかわいい!こんなに会話ができるものなのかと調べてしまいました!1番賢い鳥なんですね!そして長寿!出てくる人がほぼ優しい人達でほっこりします。癒し系の本が読みたい方にはとっても良いと思います!
3投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログ良い意味でも悪い意味でも何も起こらない平凡な日常が描かれている。最初面白く読んでたけど途中から退屈した。私には良さがあまり分からなかった。
1投稿日: 2025.01.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大賞受賞作"成瀬"に続く、本屋大賞2位の作品! ページ数が多く時間がかかったが、ようやく読み終わった。 大賞選考員の書店員さん達も読むのが大変でしたね。 1981年から10年ごとに2021年までの5章あって、10年ごとの変化がわかる。 2011年では大震災、2021年ではコロナ禍の話題が出てきて、だからこの年にしたのかと思った。 正月早々に読んだ「両手にトカレフ」に似たバカ親の家に生まれた不幸な境遇の姉妹が主人公なのだが、 姉が18歳の時から物語が始まるので、それまでの様子には少ししか触れられていない。 姉が高校を卒業して、この家にはいられないと、10歳下の妹を連れて家を出る。 現実には考えにくい状況だが、周りの人たちに助けられ悲壮感はない。 水車小屋のヨウム"ネネ"の存在も雰囲気を暗くさせない要素になっている。 物語は10年ごとで40年の期間があるので、亡くなってしまう人達も出てきてしまう。 途中で、ネネも死んじゃうのかな?と心配になったが、物語の最後までなんとか生き延びさせてくれた。 動物を飼っていると、日常の生活に制約ができる。 ブク友さん達も猫好きの人が多いので、猫ちゃんのために旅行を我慢している人もいるんだろうと思った。 誰がネネの相手をするのかという観点で、いろんな人がネネを通して繋がっていく。 あまり大きな展開は無く、いつまでも平凡な暮らしが続くという、人生ってそんなもんだという物語ですかね。 本屋大賞2位の理由がよくわかりません。 まあ、誰もが一人では生きていけないのだから、助け合って生きていこうとは思いました。 相手は人だけでなく、一緒に暮らしているヨウムともね。
47投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった。 とてもやさしい物語で、とてもよい読書体験だった。 律は幼いときからとてもしっかりしていたのに、微妙な自己肯定感の低さがあって、 やはりそれはネグレクトの影響なのだろうかと思いながら読んでいた。 それでも研司クンとの交流を通じて、そして藤沢先生の支え、導きもあって、 自分なりの道を見つけて進んでいく様は、とてもよかったし、ネネではないけれど 「頑張れ!」と言いたくなった。 藤沢先生は頻繁に登場するわけではなかったけれど、律をずっと支え続けてきた人で、 とても印象に残った。 律が河岡さんと別れたあと、藤沢先生を訪ねる。その時の先生のはなし。 誰かの助けになるということを自覚することで、生き方も変わる。そのきっかけが 山下姉妹だった。良好な人間関係というのはお互いに良好なはずであって、 一方的ということはない。そういうことを、当たり前と言えば当たり前なのだが、 ふと考えた。そして、僕の存在も誰かの助けになっていれば、それは僕の幸せでも あるのだなと感じた。 律に「あの、元気でいてくださいね」と言われて噴き出すように笑う藤沢先生。 30年前、8歳だった頃から知っている自分のかつての生徒にそう言われて、 何だかおかしかったのだろう。そして、きっと、とてもうれしかったに違いないと 想像して、ほっこりした。 あと、ラスト近く、姉妹が商工会議所でコーラス会用のコサージュを作っている 場面での2人の会話がとてもよかった。律が理佐に「律はいい子だったしさ」と 言われるところ。無謀な?姉の決断から始まったこの物語。ずっと支え合ってきた 姉妹のこれまでを思って、涙腺がウルウルとうなり出してしまった。 そして、ネネ。愉快すぎるわ。 懐かしいアーティストの名前がたくさん出てきたのも個人的には楽しかった。 モグワイはよく聴いていたし、自分の人生の中でもお気に入り。 ネネは最初はボーカルパートが少なくて苦戦(笑)していたようだけど、 10年後に「ネネの好きなモグワイ」というワードがあってニンマリ。 ネネ、さすがわかってる~
3投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログあーこういう本こそ新年早々に相応しい。世の中捨てたもんじゃない。自分が無償でしてもらったあらゆる事を次の人へお返しするペイフォワード精神。あったかくて優しいが溢れていた。ネネ賢くて癒し。最初から最後まで穏やかな空間が広がっていく。
19投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ年明け一冊目に読む本は、優しい気持ちになったり感動するような話がいいなと思い、2024年本屋大賞の第2位に選ばれていたこの本を読みました。 私は1981年が一番好きなお話でした。 いつまでにお金を積み立てて冷蔵庫を買おう、次は扇風機を買おう、次はストーブを買おうなどと、二人の生活が現実的に日々少しずつ進んでいく過程がよかったです。 周りの大人たちに助けられる立場だった律が、大人になって新しい出会いがあり、自分がしてもらったように周りの人を助ける、この循環がとても優しい気持ちになりました。 全ての年代の話を通して、ネネとみんなの掛け合いが本当によかったです!!
0投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログ2025年1冊目。時間かかってしまいましたが、楽しくのんびり読み切ることができました。 不遇な姉と妹の一生を描写出来て、色々と共感できるところもあり、いい小説でした。 世間一般的には親が離婚したり散財したりして教育費や養育費が払えない家庭環境で行きたい学校にも行けなくなる事は、その時は不遇とか不幸とか考えてしまうかもしれない。 ただ本人達は今を生きて幸せと感じて、生きがいがあったり御縁があったりその環境でなければ出会えない人であったりと、何も不幸とは感じてない可能性がある。そりゃ金があった方がいいけど…金が無くても得られるものはいっぱいある。 人それぞれの価値観があり、今を一生懸命生きること、人の助けになること、感謝されることを当たり前にやってれば人生何とかなるんだろうなと思わせてくれました。良い物語でした。 ヨウム飼いたくなりました!!
15投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ高校を卒業したばかりの姉と8歳の妹が家を離れ、ある田舎の街で生活を始める。 その人生の中で関わる人々と、水車小屋のネネというヨウムとの人生の物語。 ものすごく良かった。 淡々とした文章の中に、人々の感情が押し寄せてくる。 人は誰かと支え合って生きている、そんな当たり前のことが改めて心に刺さるストーリーでした。 読み終わった時に、自分と関わる人全てにありがとうと言いたくなる、そんな気持ちにさせてくれる素敵な物語でした。
2投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ2025年最初の1冊。理佐と律という10歳違いの姉妹が独立し周りの人に助けてもらいながら生きていくお話。 帯にもあった「誰かに親切にしなきゃ人生は長く退屈なものですよ」という言葉と終盤に研司くんが律に話す言葉が胸に響いた。 姉妹の四十年が綴られた長いお話。読み通せてよかった。
2投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログおしゃべりなヨウムのネネを中心に、姉妹がいろんな人と出会い成長していく心が温かくなる物語。 人と人が助け合いながら生きていて、それってすごく大切な事だなと思いました。
31投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログネネの周りに集まる人たちの日々と成長。温かい気持ちになれる作品。でも、世の中、みんなが困難から立ち直れるわけじゃないよね。
1投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ人と人の良縁のサイクルと温かい人柄に包まれる物語でした。 自分を大切に。そして人に温かく接する心の余裕を持とうと思いました
8投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
10年毎区切りながらある田舎で暮らす姉妹を描く。大きな出来事らしいことはなく穏やかに過ぎていくけど、その中には人からもらった優しい気持ちを繋いでいくことがテーマなのかなあと感じる所がいくつか。もらうばかりでなく、こんな気持ちを繋いでいける自分でありたいよね。 作中に出てきたワードだけど「川」みたいな話だったのかも。 昔住んでいた都会について「にぎやかでなんでもあるけど川の音がないなって思う(中略)どことなく物足りなくて、ずっといる所じゃないなと思ってね」がすごく分かる。 「自分が元から持っているものはたぶん何もなくて、そうやって出会った人が分けてくれたいい部分で自分はたぶん生きてるって」
1投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もうこれ、連続テレビ小説にしたらどうですかってくらい完成度が高かった。幼い頃の2人が成長して、次世代に水車小屋とネネを引き継いでいくのが本当に心温まる。最高の人間ドラマを見せてもらった。
1投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヨウムのネネが可愛い。40年以上もともに生きて、少しずつ家族が亡くなりながら、いろいろなことを感じて生きているんだろうなぁ。仕事をしたり、九九や受験勉強の相棒になったり、人の半生を共にしてくれるなんて尊いなぁ。 この本を読み始めた私が落ち込んでしまったほどに、理不尽で辛い環境に置かれた姉妹を、助けたり気にかける人たちが現れて、また似たような環境の人を気にかける人たちが現れて、優しさと愛が循環している40年間の世界を見られてとてもうれしかった。
5投稿日: 2024.12.29
powered by ブクログボリュームありました。がんばって読みきりました。なんといっても装丁と挿絵が良い。ともすれば暗い話になってしまいがちなのに、挿絵がすくってくれます。壮大なお話でした。懐かしいような、現代的のような。楽しませてもらいました。装丁と挿絵の大勝利。
3投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ理佐18歳と律8歳の姉妹は、身勝手な親の家を出て、2人だけで生きていくことにした。 知らない町で、水車小屋に住む賢い鳥のネネやそば屋の夫婦をはじめ、周りの人達に姉妹は支えられ、そして支えながら生きていく40年の月日を温かく綴る物語。
0投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログ今年も終わりになって読み始めるたけれど、今年一の本になる。理佐と律、毒親から家を出て暮らし始める。2人の生活をする為に理佐の選んだ仕事は「蕎麦屋と鳥の世話じゃっかん」でそこにネネいた…そこから40年に渡る姉妹とネネ、そして2人を暖かく見守る人達との物語が始まった。ネネはまるで人のようで「そんなアホな」と現実離れしているようだけど、2011年の東日本大震災、2020のコロナ禍と現実の世界と乖離している物語でもない。最後にはネネが…という終わり方で無かったのも良かった。
1投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログとてもよかった。温かい気持ち。 ネネ、律(りっちゃん)、理佐、杉子さん、浪子さん、守さん、藤沢先生、聡くん、研司くん、榊原さん、寛実。たくさんの登場人物が出てくるとても長い話。 2001年くらいから加速して読み進んだ。それも、そこに辿り着くまでに起きた長い間のことを知ってるからで、どこも必要のない過去なんてないのだと思わされた。長い長い時間をかけて紡がれていく関係が素敵だった。 たくさんの人に助けられ、またその人たちが、たくさんの人を助ける人になっていく。優しくて勇気のある人たちの話。
18投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログ出会いと別れを繰り返して人は生きていく。 当たり前の事だけれどこうして数十年の時の流れを見つめているとそれを感じざるを得ない。 水車小屋、ネネ、律といった変わらずあるものたちが過ぎていく人々と重なっては離れていく繰り返しの良い対比となっているなと思った。 でもそのものもいつかは離れていくのだなと思うと長編小説だけれどまだまだ続きを読んでいたいと欲深くなってしまうのだ。
5投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログ今年読んだ中で一番よかった。 派手さはなく地道に着実に何かを積み重ねていくようなお話で、姉妹の人生の厚みを感じた。目を引くような展開はないのに読んでてなぜか泣いてしまうという… うまく言えないけど、とても高度な小説だと思う。 あと個人的にジェンダー的なアレの差し込み方が巧いというか、これを差し込みとか巧いとか言っちゃう自分が偏見まみれの人間なんだなと思わせられるくらい自然に描かれていて、世のエンタメ全部こうであれと思いました。露骨さがない。 ネネの賢さがちょっと現実離れしてたけどヨウムってほんとにこんななのかな?フンの描写とかあればもっとリアリティ感じられたかもな…
1投稿日: 2024.12.25
powered by ブクログ長い年月を書いた物語。 何でもない日常を書いているのだけれど、その中に人との関わりの温かさや、繋がっていく優しさがあって。穏やかな気持ちで読み進められた。 エピローグもとっても温かい場面が描かれていて、当たり前が幸せで涙が出そうになった。
7投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログ読み終えた、、、、達成感!!!!!! ネネって誰??て読む前は思ってたけど、 読んだらこの物語はネネなしじゃ進まないお話でした。 イラストも入ってて、表紙カラフルだな〜としか思ってなかったけれど、読んでからイラストを見るとほわぁ〜。てする♪ みんな優しい人が支え合ってるので、優しい気持ちに浸りたい方におすすめの本です♪
15投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログ仕事を辞めてこれからどうしようかと迷えるいま、出会えてよかったと思える一冊だった。 30代終盤へ向けられた「十分に大人になったと思えて、やらないといけないことをやり始めるのがそのぐらいなのかもって」「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」という一節が印象に残っている。 まだまだ私は子どもで人生は短いと感じている。あと何年かしたらそのフェーズにたどり着けるのかな。 日々の営みをつつがなく続いていくこと、身近な人と優しさを持ち寄ること、当たり前のようで簡単ではないことだと思う。私はそこから始めていきたい。
2投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログいろんな所にポツリポツリと心動かされる言葉があり、淡い色の世界だけど輪郭がハッキリしているお話 終わりの方で、今まで食べた中で一番美味しいお蕎麦がどんな風に美味しいかをたとえた言葉が好き
1投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログ2人の姉妹が知らない町にやって来て生きていく、普通の日常を描いている。何が起こるわけでもなく、淡々と時間がすぎていく。それがとても心地よく自分のなかで流れていく。誰かの役に立ちたい。その気持は時に押し付けがましくなってしまうのではないかと怖くなるが、暖かく見守るだけでいいんだと思う。自分は一人じゃないと思えることで前を向ける。
1投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログ姉妹を中心とした静かな生活を長期に渡って描いた作品。描写は丁寧だか、行間は読者に委ねられているように感じた
0投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長い。初期設定は奇抜だけれど、その後は大きなエピソードはなくて淡々と生活して淡々と時間が過ぎていく優しい人達の物語。 自分の居場所は自分で選び取っていくことの大切さ。優しい場所に人は自然と集まってくる。 自分が受けた親切を他の人に渡していくとこんなに優しい世界になるんだよっていう「世界は贈与でできている」の小説化!といった感じ。 10年毎に時間が区切られているのが新鮮だった。 みんな大人になったり年老いたり、仕事を変わったりしているけれど、だからといってそれが物語に変化をもたらしていない。物足りないようでいて、人生ってだいたいそんなもんだよねぇと思える心地よさは、やっぱりそこにいる人達の優しさのせいなのかな。 律が同性を好きな件。唯一びっくりした箇所。ほんの少ししか触れていなくて、それなのに寧ろ印象的だった。特別なことじゃないよという事かな。
0投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログすっごく良かった。穏やかな気持ちで一気に読み進めた。水車の回る音や川の音が常に聞こえてくるような、時間の流れがゆっくり過ぎるような、そんな世界だった。真剣に、誠実に生きた人たちとネネの物語。
7投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログネネが何者かも知らずに読み始めるが、それを知る前に惹き込まれるストーリー。最後まで優しい。そこまで辿り着けたイラストの存在は大きい。序盤の姉妹の苦境に、きっと文字だけでは堪えられなかったように思う。
5投稿日: 2024.12.10
powered by ブクログ5月に図書館で予約して忘れた頃に順番が来た本作。私ごとですが本を受け取った数日後からインフルにかかり、その傍ら読み切ることが出来ました。病気療養中ののんびりした時間だからこそ読めたな…という感想です。 人との関わりや登場人物の成長、とにかく読んでる間は心地良くて一緒に蕎麦屋や水車小屋にいる気分に浸れる。全体的に空気感は嫌いではなかった。 他の方も書いている通り、非常に長く日常がゆったりと流れる本作。10年ごとに区切られるのも新鮮で面白いが、長さの割には受け取るメッセージは少なめ。 私は生まれてこの方田舎に住んだことがないので全て想像になってしまうが、田舎暮しを美化しすぎと感じた。主人公姉妹の母親とその婚約者が近年稀に見るほどのクズ人物であるのにかかわらず、その後に出てくる新キャラは害のない人達ばかり。もちろん自立のために姉は奮闘したと思うけど、周りの人が良い人たちでそれに支えられたのが大きい。一言で言えばやさしいせかい。
9投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログあとがきで筆者の津村さんがコロナ禍にウイルスの脅威のない時代の本を書いていられたのは幸せたったと書かれているのが印象的。 コロナ禍で、地域の人との繋がりを絶たれて先の見えない時代になってしまった今。 人々が地域で助け合い支え合いながら暮らす風景は加速度的に減っていってしまっているのだと思う。 理佐と律の姉妹をはじめ、様々な人々が助け助けられ、また次の世代に手を差し伸べていく40年間。 こんな素晴らしい助け合いは今でも存在するのだろうか…と感動する反面寂しさも憶える。 けれども… 私の中で惹かれたのは 「山下さんのお姉さんが現れて、自分の生徒と一緒にすごく思い切った生活を始めて、本当に心配でたまらないけれどもなんとか暮らしを立ち行かせようとしているのを見て、自分がその手助けができるんだとわかった時に、私なんかの助けは誰もいらないだろうって思うのをやめたんですよ。」 という藤沢先生。 自分ができることなんて何もないとついつい思ってしまうけれど、やっぱり「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ。」という藤沢先生の言葉通りなのかもしれない。 私自身は目の前の子育てで必死な毎日。 それでも、子ども達に支え合いながら生きていくことの素晴らしさを伝えられたら…と思う。 人々を見守るヨウムのネネがなんとも可愛らしい。誰よりも人々を支えていたのはネネだったのだろう。 最近、ペットロボットが人気とのことだけれど、生きているからこそ身の回りの世話などを通して関係性が築かれるのではと思う。 お年寄りにはロボットでもいいのかもしれないけれど、子どもにはリアルの動物との関係性を学ぶ機会がたくさんあってほしいと願う。
22投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ背景はかなり重いのに、何故かほっこり暖かい気持ちになりました プロコルハルム、クリムゾン懐かしい〜けど70年代前半、81年頃は各ボーカリストはアラン・パーソンズ・プロジェクト、UKで活躍してなかったかな?とちゃちゃ入れたりしながら楽しめました
0投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まずはこの長編を読みきったことに達成感はある。人の人生を丸々詰め込んだ内容で、親に恵まれなかった姉妹の幼少期から大人になる間の描写をただ淡々と年表のように解説されたといった印象。物語にメリハリが無い為中だるみ感は否めない。人生山あり谷ありという事を思わせられる内容だった。
1投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ図書館の本70 久しぶりの長編小説。本屋大賞2024ノミネート作品ということで手に取った本。 終始穏やかな雰囲気で話は進み、苦しくなる展開はないので安心して読める。 動物×長編小説 が実現できるのは寿命が長いヨウム「ネネ」ならではだと思った。 誰かの親切で自分ができている、というのは現実の誰にでも当てはまるなと思った。 今の自分が幸せだと思えない人でも、生まれてから今まで必ず一度は親切にされたことはあるな、と。 それをどういう気持ちで受け止めるのか、それを受けて自分は人に対してどう思うかという点を深く考えるきっかけになった。 長編小説ということで読了するのに時間がかかった。 続きが読みたくなるような急展開はないので、穏やかになりたいときに少しずつ読むのに適していると感じた。
1投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログ18歳で小さな妹を連れて、田舎の蕎麦屋さんに就職した理佐とその妹の律。そこでの仕事は蕎麦屋の他に大きな鳥の世話も含まれていました。鳥に特別な能力があるわけでもないのですが、ちょっとファンタジックに思いました。 ふたりとそこで出会った人々か10年後ごとに描かれていて、理佐や律の人生をずっと見続けている気持ちになります。してもらった親切をまた次の人に返す連鎖が人々を幸せにしていく、穏やかで心安らぐお話でした。10年ごとに歳をとっていく登場人物たちを見て、人生はあっという間なんだなあとちょっとセンチメンタルな気持ちにもなったりして…。
3投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログとにかく長かった。個人的に主人公や聡の家族の話は生々しかったのに周りの人は良い人ばかりという差がハマりきれなかった。物語らしく引越し先にいい人ばかりなら家族ももう少しマイルドにして欲しかった。後半の震災のくだり以降は中だるみした気が。
3投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ家族としての在り方、いろんな人に支えられ、助けられてることを知る小説でした。明るい展開もありますが、主人公姉妹がどのように生活を営むのか、どのように成長していくのか、幸せを読みながら願っていました。悪人は出てきませんが、人間の汚さをも感じられるところもありました。 ただ、一つ残念だと感じたのが物語の中心であるオウムのネネと最期までどのように歩むのか気になってしまいました。
0投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログネネと姉妹、支える人達と一緒に過ごせたような読書。人と関わって支えたり支えられたりして、繋がり続けることの尊さを教えてもらった。
0投稿日: 2024.11.28
powered by ブクログ心が温まる、40年に渡る物語。みんな見守りあって生きてる素敵なお話です。舞台は長野でしょうか、そばが食べたくなりました。
1投稿日: 2024.11.28
powered by ブクログ18歳の理佐と10歳年下の律が、わけあって独立(自立)する事態になった。勤務先の蕎麦屋では、ヨウムのネネがおり、水車で挽かれる蕎麦を監視している。理佐と律は周りの人たちに助けられながら生きていく姿を描く。1981年から2021までの40年間を10年刻みで描くことで、その期間に出会う人々の多さに気づき、人はやはり助け合いを前提にした生き物なのだなあと再認識する。いい人に出会うのは運もあるかもしれないが、本書ではほとんどいい人だ。たくましく生きる人々とその優しさにぐっとくる物語でした。 ヨウムの寿命は50年くらいとのことで、ネネもずっと人々に寄り添っています。
6投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログこの物語は過酷な境遇から飛び出し、 縁もゆかりもない土地で周りに支えながら成長していった姉妹が、その後誰かを支えていく40年の物語だ。派手さはないが利他で満たされた至福の40年だった。 とにかく賢く、そば屋の仕事もこなし、時には家庭教師にもなり、洋楽ロックを歌うネネに癒された! すぐに人を認識して、名前を呼んでくれるフレンドリーなヨウムだ。 行き場をなくした人たちはネネに頑な心を溶かしてもらい、ネネの世話をするようになる。 その中でネネを取り巻く水車小屋のコミュニティと繋がり、支えられながら自分の居場所をみつけていく。 居場所とは単なる物理的なものではなく、 誰かの優しさに触れたり、また誰かに優しさをわけることで、自然とできあがってくるものなのかもしれない。 本作はコロナ禍に書かれたものだという。 あの頃は世界中が不安で日本でも分断が起こっていた。 こんな時にネネのような存在がいたのなら。 このささやかな理想郷は著者の願いだったのかもしれない。 「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」 なるべく損をしないように。できれば得するように。自分の幸せを望むだけの人生は虚しい。 欠けたピースをみつけた気がした読後感だった。
17投稿日: 2024.11.27
