Reader Store
水車小屋のネネ
水車小屋のネネ
津村記久子/毎日新聞出版
作品詳細ページへ戻る

総合評価

801件)
4.2
317
298
135
14
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人の優しさを感じるお話しでした。 大学進学の為のお金を母の彼氏の為に使われてしまった理佐が、妹の律を連れて新しい所で生きていくお話し。 律も母の彼氏から家を追い出されたり、母は何も言ってくれなかったりで、辛い経験をしていて、心が痛くなりました。 理佐の優しさと頑張りに応援したくなります。 出逢う人達も優しかったので、良かったです。 理佐目線での話しだったり、律だったり、聡だったりしました。皆、ネネ絡みで繋がっていました。 1981年から10年事に話が進んでいきますが、その設定に私は???となる事も。 さっきまでの人はどうなったんだろ?と出てきた人は多いけど、どうなったかわからなくなる人もいて、読み終わった時にスッキリしなかったので☆2にしました。 なんだか、作文を読んでいる感じでした。

    0
    投稿日: 2024.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実の親より他人の方が優しいとか、本来なら歪んでいるようなお話でした。 ストーリーにアップダウンは少ないものの、すーっと読むことができました。 おもしろかったです。

    0
    投稿日: 2024.08.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (2024/07/31 4h) 激しい波風の立たない、凪のような物語。 十年単位で章立てて話が進むので、主人公たちの40 年を鳥瞰するような感じ。 物語に激しさを求めるわたしには良い友人ではなかったが、温かく、誰かの癒しになる小説であると思う。

    2
    投稿日: 2024.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み応えしっかり目の長編。穏やかそうなのに生きていく上で避けられない営みを、ヨウムを取り巻く人たち中心に描かれていて、ひとつひとつ丁寧に強くなる人たちの強さに感動。

    0
    投稿日: 2024.07.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分自身結婚を控えているタイミングで読んだので、人の成長の1ページや人生の節目を上手く切り取っているこの小説は特別なものになった。 自分の人生と重ねて想像したり、振り返ったり、40年の物語は激しい展開はないけど、暖かい気持ちにさせてくれた。

    1
    投稿日: 2024.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    水車小屋で石臼の番をするヨウムのネネと、周りの人たちが交流するお話。最初は姉妹が母の婚約者に虐げられていて読むのがしんどかったけど、周りがいい人ばかりでホッとした。今の自分があるのは今まで出会った人たちの良心があったから、という考え方が素敵だなと思った。

    7
    投稿日: 2024.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んだような気になっていましたが、はじめての著者さんでした。読みたくて読みたくてようやく読めた作品なので、楽しみました。充分なページ数でしたが、そこから出るのは惜しい読後感です。ヨウムを飼っていた知人がいましたので、ネネのような鳥がいることは知っていましたが、そんなに音楽を楽しむことができるとは、驚きでした。装丁、イラスト(北澤平祐さん)を含めて、大好きな本になりました。

    4
    投稿日: 2024.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     2024年本屋大賞の第2位となった作品です。  本のタイトルからして、「アルプスの少女ハイジ」みたいな(古すぎる?)外国を舞台にした少女の物語かと勝手にイメージしてましたが、全然違ってました(笑)。  同じく第3位となった塩田武士さんの「存在のすべてを」は、物語のディティールが細かく丁寧に描かれていた印象ですが、「水車小屋のネネ」は、人とのつながりとか触れ合いがとても丁寧に温かく表現されていると感じました。  子供のことより自身の人生を優先した親に絶望した18歳と8歳の姉妹が、知らない町に飛び込んで周りの人たちに助けられながら生きていくのですが、ネネの存在が大きかったですね。もし実在していたら私も話してみたいし、仲良くなりたいです。  物語がたまに時間の経過を省略して、突然少し未来にジャンプしてしまうところも、逆に潔く思えて自分なりにその省略された時間の物語を想像しながら読むことができて良かった。これも一つの文学的な技術なのかな?  また一冊、良書と巡り会えました。  津村さん自身のあとがきの最後の一行にこのようにありました。  『本書が誰かの良い友人になることを願っています。』

    13
    投稿日: 2024.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    18歳と8歳の姉妹が自立を目指を目指して生きて行く。 40年を超える物語。 この本でヨウムを初めて知った! 出会った人たちに親切にしてもらった2人。 感謝しながら自分の周りの人たちには同じようにしていく。 連鎖していく優しさがとてもよかった。

    4
    投稿日: 2024.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「水車小屋のネネ」って童話みたいなタイトルだなと思ったが、童話みたいなお話だった。現実味がないとは思わないし、夢物語とも思わない。「ここを目指したい」というようなお話だった。 人に助けられ、人を助ける。頼る時は頼り、自分の力が使えそうな時は出し惜しみしない。助けが必要な人にそっと寄り添う。暖かく見守る。口を出すくらいなら、行動で助ける。 昔も今も家庭に不安がある子供は多い。親以外の大人が支えになれば、なんとか乗り越えられることもあるだろう。複数の大人が場面場面で手を貸せば、親に問題があってもなんとかなる。そうして大人になった子たちは、次は自分が次世代の子供の支えになる。年老いた恩人の支えになる。見本のような、目指すところを教えてくれる小説だった。 ネネが元気なままで終わって良かった。それが心配だった。 カバーの絵、いつまでも見ていたい。

    3
    投稿日: 2024.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『水車小屋のネネ』のタイトルのとおり、お喋りをするヨウムという鳥(50年も生きるらしい!)と、その周辺の優しい人々のお話。心がほっこりする作品でした。

    4
    投稿日: 2024.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ある理由から小学3年生の妹律と2人暮らしをすることになった18歳の理佐は蕎麦屋で住み込みで働くことになった。隣にある水車小屋には水車の力を利用した蕎麦の実挽きが終わり石臼が空になると「からっぽ!!」と知らせる仕事をしているおしゃべり好きなヨウムのネネがいる。 18歳と8歳の女の子は、初めてだらけの出来事にてんてこ舞いになりながら、ネネ、蕎麦屋の主人夫婦、絵描きの杉子さん、婦人会の人たち、学校の先生に助けられながらなんとかやっていく日々を描いたエッセイのような小説。 18歳の理佐/8歳の律を描いた1部、28歳の理佐/18歳の律を描いた2部と、章は10年ごとに区切られています。理佐はまだ蕎麦屋で働いているかな? 賢かった律は大学生かな? ネネは変わらず元気かな? と新章の始まりには10年間の出来事が聞けるわくわくがあり、そしてまた新たな出来事が始まります。

    0
    投稿日: 2024.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ゆったりあたたかい人情の一冊。マイルドな小川糸さん的な小説と感じました。善意のバトンがつながっていくので、人気作品「そして、バトンは渡された」がお好きな方は、おそらくお好きでしょう。10年ごとに章が進むので、一気に登場人物が成長したり、状況が変わったりする描写が少し珍しい表現かなと感じました。その一気に場面が変わるところで、守さんの死があえてサラッと含まれているところも、工夫されているのかなと思いつつ読みました。 ■好みの問題ですが、エピローグについて 後日談的な意識で読むことをおすすめします。急にでてきた感のある美咲の視点なので、ちょっと違和感を感じました。ラストの律も「マスクをつけながら」という修飾が時代的にそうなんですが、ちょっとさみしく感じてしまいました。 ■料理のアクセント 他の方の感想では、音楽や絵画についてもコメントがありますが、わたしは料理が本書のアクセントと感じました。そばはもちろん、季節の果物や杉子さんが律につくってくれたスパゲティ、そして、姉妹がやって来た当初のハムとパンだけのサンドイッチ。うれしい意味だけではないのだけれど、その時の状況を料理も引き立てていました。 ■母の婚約者が危なすぎる 他の登場人物が善人だらけなので、一層引き立ちました。金のために姉妹の家まで一人でやってくるって警察沙汰だと思うのですが。。そんな人が姉妹の母と長年うまくいっているってにわかに信じがたかったので、いつまた出てくるのかとハラハラしながら読みました。

    3
    投稿日: 2024.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山下姉妹を中心に、水車小屋でそばを挽く石臼の番をするヨウムのネネ、そして取り巻く人たちの1981年から2021年までの10年おきの物語。 周囲に助け、支えられ、またそれぞれの役割を果たしていく、そんな人間関係に生かされていることの小さな幸せが感じられた。 24-15

    0
    投稿日: 2024.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    40年間の姉妹とヨウムのネネのお話。1話2話は面白かったけど、その後は長かった。人の優しさが身に染みる心温まるお話。ネネのお世話や相手をする中で、繋がっていくのがいいなと思った。イラストも優しい絵で癒された。

    15
    投稿日: 2024.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表紙や題名、年の離れた姉妹の話というところから、メルヘンな内容かと警戒したが、そうではなかった。 律と理佐の姉妹、ヨウムのネネをとりまく人々の40年に渡る話。例えるなら北の国からのような壮大さがある。10歳差の姉妹の10年おきの話なので、次の話になると姉の年に妹が追いついているのがわかりやすく、そして面白かった。 10年ごとにそれぞれ成長し、歳をとり、状況も変わっていく。姉妹を周りで温かく支えてくれた人たちも、亡くなったり、年取ったりしていく。そして、自分が支える側に立つようになる。 悲惨な始まりだったが、懸命に粛々と生きていく姉妹が皆に支えられながら人生を切り開いていく。皆が手を差し伸べてくれるのは、姉妹の人柄によるものだろうな。 おすすめできる一冊だけど、大きな事件も起きないし長いので、読書慣れしていない人にはしんどいかもしれない。

    12
    投稿日: 2024.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ネネと関わる人達の暖かさと、ネネの楽しさに読んでホッコリしたし、十年毎にどういう展開になるのか楽しみながら読めてよかった 理沙と律の姉妹が、理沙は結婚はしたけれど、二人とも私が思ったような幸せの形にならなかったのは物足りなくも感じたけど、これは私の勝手な「幸せ」の固定観念なのだなと改めて思った

    1
    投稿日: 2024.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本を象徴する文中の一節 「自分が元から持っているものはたぶん何もなくて、そうやって出会った人が分けてくれたいい部分で自分はたぶん生きてるって。だから誰かの役に立ちたいって思うことは、始めから何でも持っている人が持っている自由からしたら制約に見えたりするのかもしれない。けれどもそのことは自分に道みたいなものを示してくれたし、幸せな事だと思います。」 優しい1冊でした。

    12
    投稿日: 2024.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本屋大賞というのに惹かれて読みました。思ったよりわたしにとっては面白くなく、、あらすじばかりが描かれていて読み進めるのに時間が掛かりました。半分くらいでやめてしまいました。ゆったりとした時間が流れている雰囲気や、登場人物の成長、ネネという鳥の存在は良いなと思いましたが読み切ることはできずでした。

    2
    投稿日: 2024.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本屋大賞2位。 小学生の律と姉の理佐が母との暮らしから離れ、ヨウムのネネのいるそば屋に佇まい、藤沢先生、杉子さん、聡、研司・・と関わりながら40年の間生活してきた話。 親子関係だとか、親切、思いやり、ネネの巧みな言葉遊び、いろいろありながら成長していく様子。 優しい空間だった。 143冊目読了。

    5
    投稿日: 2024.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    スタートは1981年。理佐18歳、律8歳。 姉妹が独立して生活し始める。 そこには水車小屋のネネがいて姉妹と心を寄せ合っていきます。 ヨームという鳥のネネは歌を歌ったり踊ったり問答したりステキな鳥です。 姉妹の成長以外にも色んな人たちの出会いや成長があり、それがとても素敵に描かれていました。

    0
    投稿日: 2024.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1981年から物語はスタートする。1981年には18歳が8歳の妹を連れて家を出て、2人で暮らしていくという事が可能かもしれない(現実問題不可能かもしれないが)と思うような社会情勢であった事に非常に驚いた。物語の最後は2022年。歴史的に見ると信じられないほど社会は変わっているのに、この本の中はまるで時間が止まったようだった。社会の変化とともに人と人の関係性が変化していく中で、大切なものは何かと言う事を改めて考えた。研司が言ったセリフ「自分が元から持っているものはたぶん何もなくて、そうやって出会った人がわけてくれたいい部分で自分はたぶん生きてるって。だから誰かの役に立ちたいって思うことは、はじめから何でも持っている人が持っている自由からしたら、制約に見えたりするのかもしれない。けれどもそのことは自分には道みたいなものを示してくれたし、幸せなことだと思います。」というセリフに非常に共感した。私は教師をしている。卒業を見送った生徒が、高校生になっても会いにきてくれて、この関係は大人になってもずっと続くんじゃないかと思う。誰かの人生の中に、自分をいれてもらえてるという幸せは、そうか、こういうことなのかなと思った。

    1
    投稿日: 2024.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ネネの存在がすごくいい。 今っぽい、血の繋がらない家族って感じの話かなと思ったり、エッセーのようでもあったりする優しい物語。

    0
    投稿日: 2024.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大きな事件は起きず、淡々とネネとの交流が描かれ癒された。ネネに会ってみたい。 人との出会いをだいじにしたくなった。

    0
    投稿日: 2024.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    穏やかで優しい物語。たくましく、賢い彼女たちの平和な日常が、どうか永く続きますように。ネネに会いたくなったな。

    2
    投稿日: 2024.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    10年毎に描かれる姉妹とネネを中心にした物語。 驚く様な何かはないが、人の優しさに触れ何かほっこりしてシアワセな気持ちになれる。

    0
    投稿日: 2024.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本を開く度に、ほっこりと癒されるストーリーでした。10年毎に描かれる姉妹や周りの温かい人たちとの関わりがとても素敵でした。 その中で、ネネの存在はとても大きく家族の一員でした。 良い本に出会えたなと思いました。 挿し絵も可愛かった。

    17
    投稿日: 2024.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    蕎麦屋の水車小屋の番をするヨウムのネネと、家を飛び出した18歳と8歳の姉妹。周囲の人々の善意に助けられた二人が大人になり、善意を伝えていく。 40年分ということで、ネネが亡くなるところまで描かれるかなとドキドキしていたが、最終章は色々と自由に想像できる描写でよかった。

    0
    投稿日: 2024.07.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    事情があって両親から独立して暮らし始めた、18歳と8歳の姉妹の物語から、だんだん周囲の人たちみんなの物語へと移っていくように感じられた。それは、まるで人生そのもの。助けられたから、自分も誰かを助けて生きることを願う。そんな姉妹と人生を共に歩むのはヨウムのネネ。50年以上生きるというヨウム。頭がいいが、それゆえ、人間にはわからないやり方で、出会いや別れを感じ取っているんだろう。全編を通して、ネネに関わる人たちの優しさと穏やかさを感じ、血縁でなくても、それに近い絆を結んでいった人たちの、小さな、それでいてドラマティックな物語でした。ネネに会いたくなりました。

    1
    投稿日: 2024.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    良かった。 こんなに長い人生を描いてるとは思ってなくて、途中からビックリした。 オウムじゃなくて、ヨウムってのも居る事も知らなかった。会ってみたい。

    1
    投稿日: 2024.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    素朴で飾り気のない文章なのになんでこんなに温かいんだろう。。 18歳の理佐は、母とその恋人の自分や妹への態度に耐えかねて、小3の妹の律を連れて家を出る。 彼女が始めたのは蕎麦屋の手伝いと思いきや、ヨウムのネネの面倒を見るという不思議な内容も含まれていて-。 ネネと周りの人々の、読んでいて心がホッとするお話でした。 ネネがかわいい。ずっとメスだと思って読んでた。別に意地悪な人も出てくるっちゃ出てくるんだけど、お話に描かれる人たちは、まっすぐで実直に生きていてすごく惹かれる。 大震災やコロナ、色んな想定外に見舞われながら私たちは生きてきたんだなと実感した。

    0
    投稿日: 2024.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    勝手にネネという外国の少女の話だと思っていましたが、ネネは人間ではないし、舞台は日本でした 古き良き時代を思い出す設定と、そのほのぼのした感じが良く‥段々と現代に近づいてくる感じが自分自身と物語の中の人達が一緒に人生を振り返っているみたいでなんとも言えない気持ちになれました なんと表現して良いのかわかりませんが、私にとって今後も大切にしたい1冊です

    21
    投稿日: 2024.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話の始まりこそ嫌な人間が出てくるけど、あとはいい人、ちゃんとした人に囲まれて、本人たちもそれを理解して感謝して話が進んでいくことにほのぼのした。 親がどうであれ、自分で自分の足で生きていかないといけないのはみんな同じ。 ネネのなんともいえない存在感もいい。 六波羅探題、墾田永年私財法からの貧窮問答歌は笑わずにはいられなかった。

    0
    投稿日: 2024.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ご近所付き合い、顔見知りの人を大切にしようと思った。日常の何気ない会話で気分転換になることってよくあるよね。

    1
    投稿日: 2024.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読む前は、本の厚さにちょっと怯んだ。 でも読み始めたら止まらなくなった。もう寝なきゃいけないのに、もっと読みたい!となったのは久しぶりな気がする。 所々にある挿絵も好き。

    0
    投稿日: 2024.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ヨウムのネネ。 なんてかわいらしい。 皮肉な部分は一切なく、美しい小さな川のほとりの町での、しっかり地に足をつけた善良な人ばかりの物語で安心して読める。 ネネと水車小屋を中心にした姉妹の1981年から10年ごとのおはなし。 その時々の音楽や映画の挿入も効果的。(作者が楽しんで書いてる感じがした。) 鳥を主人公にしたどこか童話のような読後感。(絵本を描いてるおばあさんが出てくるからかな。) 挿絵の効果もあり、児童書といってもいいくらいの本。(それを回避してるのが音楽や映画の話かな。)

    1
    投稿日: 2024.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    出会ったあらゆる人々の良心で育った姉妹が、また、他の人々に良心で関わる優しい連鎖の物語。 章ごとの10年の時の経過とネネの数々の言動が感慨深い。

    25
    投稿日: 2024.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」(藤沢先生) 「自分が元から持っているものはたぶん何もなくて、そうやって出会った人が分けてくれたいい部分で自分はたぶん生きてるって。だから誰かの役に立ちたいって思うことは、はじめからなんでも持ってる人が持ってる自由からしたら制約に見えたりするのかもしれない。けれどもそのことは自分に道みたいなものを示してくれたし、幸せなことだとおもいます」(研司) 「誰かに起こってもおかしくないことなら、自分に起こったことじゃなかったのはただの偶然でしかないんだなと思いました」(研司) いつものように、姉は楽しそうだった。この人がこんな様子なら、自分のこれからだってナントカなるだろう、と常に律に思わせてきたおおらかな姉の姿は、律が八歳だった頃と少しも変わっていなかった。

    1
    投稿日: 2024.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長かった~!姉妹の40年間の物語。女であることを選んだ母親から逃げた18歳の理佐と8歳の妹、律。あの時律を連れて家を出ていなかったら、間違いなく婚約者の男の虐待はエスカレートし取り返しがつかないことになっていたと思う。逃げた先で出会った人達がみんな温かくて、優しさを受ける側だった彼女達は、やがて成長し今度は優しさを与える側になっていく。起伏のない物語なので、言葉を話せる水車小屋に住むヨウムのネネがいいスパイスになっていた。扇風機の前で震える声を気に入って何度も「頑張れ」と言っているネネの場面がすごく好き。

    17
    投稿日: 2024.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    親と離れて小さい妹と暮らす。テーマとしては暗いのにどこかのんびりとした雰囲気になる。不思議な気分になりながら読んだ。

    6
    投稿日: 2024.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人は繋がって生きている。いろいろなことがそれぞれの身に起こる。それでも繋がった人のうちの何人かが信じられる人ならそこに灯火が灯る。そんなことを信じようと思える話でした。 誰かに親切にしないと人生は長くて退屈なもの という言葉が印象に残りました。

    2
    投稿日: 2024.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    水車小屋とネネの情景が浮かんでくる優しい時間の流れる作品で、出会った人が分けてくれたいい部分で自分は生きているって文章が素敵でそんな出会いを大切にしている人々の物語り そうして繋がって受け継がれる事の素晴らしさを感じた

    4
    投稿日: 2024.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    18歳で理不尽な親元を離れて、8歳の妹・律を静かな町で暮らし始める。 働き始めた蕎麦屋さんには、水車小屋にヨウムのネネがいて、ネネのお世話もお仕事の一つ。 姉妹は町の色々な人達に支えられて、大人になっていく。 ネネと姉妹の40年の話。 姉妹が親戚でも無い色々な人達に育てられていく様は、今の時代にはあまりない温かいものがあって、苦労もあったけど良い環境で成長できたんだなぁと思う。 本人達もそれを自覚して、恩返ししようとする感じがまた温かい。 ヨウムのネネは、賢く可愛い。 人間の子供と接するような感じで、一緒にいたら思わず微笑んでしまうだろうなぁ。 欲しくなってしまった。 自分と関わる家族やそれ以外の人達を想う話だった。

    32
    投稿日: 2024.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    回りの人々が良い人ばかりだったから優しさを繋げて行けるだと思う、平和的な話で気持ちも穏やかになりました。

    8
    投稿日: 2024.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私は、鳥か苦手なのだけど、このネネに関しては、好意的に読めた。淡々と事実が述べられるみたいな文体は、なかなか心地良かった。

    4
    投稿日: 2024.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」 子どもを大切にしてくれない母とその婚約者の元を離れ、姉妹で生きることに決めた理佐と律。8歳の妹を養うという無謀な冒険をする18歳の理佐。なのに悲壮感がない。「マヨネーズを冷やせる冷蔵庫買おうね。」とやり繰りする姉と本好きで賢い妹。そんな二人を周囲の人が親切にする。地域も学校も、静かに彼女達を支えていく。ネネというヨウムの存在にも癒される。「空っぽ」も「六波羅探題」もヨウムの得意な言葉! ヨウムが好む音楽がずっとBGMとして鳴り続ける。Let it be. ゴールドベルク変奏曲、、音楽もこの物語を潤していく。 親切と優しさの連鎖。感謝と恩返しが人の心を豊かにし、生きる意欲と意志を掘り起こす。 ドラマチックな話ではない。 自分のためだけに人生があるんじゃないと思える素敵な小説だった。

    92
    投稿日: 2024.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     最初は、いったいどこに連れて行かれるんだろうと、戸惑ってしまう。けれど、途中からこの町で暮らしていくことに、安住する気分になる。  でも、大人になった律には、別のストーリーを生きてほしかった気もするが。

    4
    投稿日: 2024.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ただ淡々と登場人物の各々の視点から水車小屋とネネとの暮らしが描かれていて良かった。お蕎麦が食べたくなった。

    4
    投稿日: 2024.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは、家族以外の人に、想いを継承していく物語だと思った。 親元を離れて二人暮らしを始める18歳の理佐と8歳の律。 新しい町で暮らし始めた二人の40年間を描く大長編。 律に虐待めいたことをする母の恋人と、それを止めない母と離れるべく、知らない土地でそば屋のホールと鳥の世話(じゃっかん)の仕事を見つけて働く理佐は、おっとりしてみえるけれど行動力や決断力がある。 本好きで物知りな律は、自分の置かれている状況をしっかり分かっていて、実の親から逃げなければならない現実を受け入れている。 そんな二人の生活を見守り、サポートする周りの人々(そば屋の夫婦や律の学校の藤沢先生、画家の杉子さんなど)。 10年ごとに区切られた章の合間に、周りの人たちとの関係は深くなったり疎遠になったり、新たな出会いがあったりするけれど、人間の営みの中で、他人との関わりはずっと続いていくんだなと思った。 たとえ今はいない亡くなった人でも、接点がなくなってしまった人に対しても、残り続けていくモノや感情、思い出がある。 律が事あるごとに、自分の境遇を「恵まれている」と考える場面では、私自身の人生も一緒に振り返っていた。そのくらい、読みながら二人の姉妹への愛着が自分の中で育っていた。 「次の世代へバトンを渡す」と聞くと、まず思い浮かぶのは自身の子どもや親戚の若い人たちだと思う。けれど、血縁関係がなくても自分の想いを受け継いでくれる人たちはいるし、自分も他人の気持ちを受け取って、大事に抱えて生きることができる。 そんな、「当たり前だけれど、特に意識しなかったこと」を、律や理佐、その周りの人たちの生き様を通して目の当たりにした。そして、改めて自分の来し方行く末を考えていきたいと思った。

    19
    投稿日: 2024.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    水車小屋にいる鳥のネネ。 8歳の律と姉の理佐は18歳、2人で支え合い 周りの人に助けられながら生きる 1981年から40年にかけての物語 登場人物もみな、優しい人ばかりだった ネネがとても可愛らしくて、一緒に長く生きている事も 凄いなと思ったけれど、みなネネと共にいたこと 素晴らしかったと思う。

    4
    投稿日: 2024.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人との心の交流がどれだけ人生に大切なものか、幸せとはそういうものなのではないのか、この本を読むとそう思えてくる。

    3
    投稿日: 2024.06.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ある姉妹と長閑で小さな町、そば屋の小屋に棲まう鳥・ネネの静かでゆったりした40年の物語でした。 まず正直な感想、全編が長すぎる………!! 長ければ長いほど嬉しいものが小説ではありますが こちらの作品はそれにしても山も谷も小さい。 それが良いところでもあれば物足りなさも感じるかな〜 私は後者だったわけですが、それでも心温まる物語で 18歳だったお姉さんが自立していく様子はよかった。 ちょっと8〜18歳のときのりっちゃんと、 28〜38歳のりっちゃんとで性格変わりすぎ問題は皆どう受け止めたか気になるけど………笑 昔は活発明るい誰に対しても親しみやすい感じだったけど大人のりっちゃん、中学生相手にも敬語で他人行儀な感じで(優しいのは変わらないけど)寂しかったな……子供の成長

    2
    投稿日: 2024.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ネネが素敵すぎる! ネネみたいな、可愛いおしゃべりな鳥がいたらなぁ〜 ネネのおかげで人生救われた人は数知れない。 自分も落ち込んだときや、イライラしちゃってるときに、ネネみたい鳥とおしゃべりできたら、嫌な気持ちも一瞬で吹き飛んじゃうんだろうな。 著者らしく、仕事とは?についても考えさせられる物語でした。 姉のリサみたいな人生もあるんだなと思う。別にお金はたくさんないけど、自分を曲げず、自分の好きなことをコツコツ続けて、それでいて、いつも誰かのために頑張ってる。 とても幸せそう。 いいな、そういうの。

    3
    投稿日: 2024.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    帯にもある誰かに親切にしなきゃ人生は長く退屈なものですよ。という言葉は重く心に響いた。これまで生きてこれたのは、誰かの良心のおかげ。この先の人生で、いただいた良心を次の世代に繋がなければ。退屈な人生にならないように。

    24
    投稿日: 2024.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ものすごく現実的な母子家庭の不幸な状況と、水車小屋のネネという、超ファンタジー的な存在が、相容れず、物語に入っていくのが大変だった。 途中から、いや物語のテーマは、血が繋がって無くても…の家族?なのかな…と思い始め、 ネネはもしかして、妖精の化身?などとラノベのような空想も抱きながら、私も、この40年を一緒に過ごした。 家族のように、家族より優しい人達。 でも主人公達(聡や研司も)が意志を持って生きようと、堕ちてしまわないようにしようとしたからこその優しさと、繋がり。 そして、その連鎖。 ネネの最期まで出て来なくてよかった。 悪人は出てこない。 敢えていうなら、テンプレート的な、理佐姉妹の母とその恋人か? 母子家庭で頑張ってきた母親には、実の子供より、恋人の方が家族になり得たということかな。 うんと、後悔してほしい!と思ってしまう。 温かい気持ちになったのに、悪人は私かも。

    2
    投稿日: 2024.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    喋って賢い鳥のネネが、題名なんだけど、実際は、ネネを取り巻く姉妹や人間達の40年の優しい物語。 挿し絵が沢山あって、イメージが共有出来てさらに良かった。

    39
    投稿日: 2024.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    優しい気持ちになれる物語。 他者とどう向き合うか、自分とどう向き合うか、その中で自分なりの幸せを見つけられるか。 40年って長そうで、短い。

    12
    投稿日: 2024.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本屋大賞2024・第2位の作品。 なぜだろう? 津村さんの作品は読んだことがあると思い込んでいたのだが 初読みだった… 初読みにして津村さんの最も長い小説で485ページ。 津村さんはインタビューの中で 「ある人に出会って救われたといった丸抱えする人間関係には疎外感を感じるんです。 複数の普通の大人がいて、 みんなができる範囲で、無理せず、ちょっとずつ親切にする。 『気ぃつけて暮らしや』と2人を適度にほったらかし、 適度に親切にする感じです」と。 (引用:https://book.asahi.com/article/14927729) 身勝手な親のもとを飛び出した18歳の理佐と8歳の律。 蕎麦屋の夫婦や周りの人々に支えられていたけれど 彼女たちもやっぱり誰かの支えにもなっていた。 1991年から2021年までの40年間という長い時間。 理佐と律にとっては決して平坦な道ではなかったのに 優しさの積み重ねの中では 彼女たちの時間さえもさざ波のように感じられるから不思議だ。 特別ではなく普通の優しさ。 誰かが助けを必要とするとき その人が素直に、負担に思いすぎずに感謝できる程度。 そんなささやかで当たり前の優しさがお互いの間を行き来できる関係が理想だ。 でも、それってなかなか難しいだろうなぁ… 親切にしてあげる人、親切にしてもらう人、 そんな関係が簡単に出来上がりそうだから…

    20
    投稿日: 2024.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    8歳の律が、18歳の姉の理佐と家を出てから、10年ごと40年間のお話。 自分という成分は自分が作っているようで、実は多くの成分は周りが作っているのだと実感出来る。とても優しい気持ちになれたし、人生を大事に生きたいと思った。ネネというのはヨウムという鳥のことで、その存在も知ったし、水車のことも少し調べた。 496頁という長編で登場人物も多いのだが、一人一人個性があってそれぞれに生き方があって、主人公は律なのだが、全員の全体の物語。 また、読みながら時々装画を見ると、その場面が描かれていることが分かり、本全体として充実度が高かった。 少しだけ文章に個性があったが、慣れるとそれが心地よく、なぜかこの感想の文体も著者に少し引きずられていると思う。まだ自分も物語の中にいるようだ。

    10
    投稿日: 2024.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人にはそれぞれ事情があって、それを飲み込んで生きてるって感じた。辛い思いをしてるから人の痛みが分かる・・・にしても、ネネが可愛い。自分も水車小屋に入りたいし、名前呼んでほしいし、掛け合いもしたいし。

    37
    投稿日: 2024.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普段何気なく生きているけれども、人は一人では生きられないし誰かに支えられ、また誰かを支えているのかもしれない、と感じることができた作品。 何気ない毎日を大切に思わせてくれる、あたたかく優しい作品。 出会えてよかった

    7
    投稿日: 2024.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    透明〜。 いや、ひどい生い立ちや、肉親以外の支えがあって自立していく姉妹の物語なんだけど、透き通るように気楽に読めて心地よかった。たとえるなら朝のNHK連ドラ。 不思議に思ったのは、ずっと文末が「だった。」で統一されていて、自然読者と距離を置いていたのが、主人公が社会人となる第三章で急に「〜と感じる。」「思う。」とか現在進行形に変わる。 しかしその後再び、「だった。」に戻る!なぜ。 私なりの解釈は、ずっと自分を犠牲にしてきた姉が救われる(伴侶と出会う)、そこをフォーカスしたのかなとハッピーに妄想して楽しむ。 喋る鳥の存在は、まあ、まやかしみたいなものか。 美しい物語を穿って読むのは、人生曲がり角を過ぎた人間の防衛本能でもある。けど、みんなが幸せになってそれでいい。いや、それがいいんだよね、ほんとは。 みんな幸せ、が説得力をもっている作品。 そこでネネが、いいシゴトしてます。

    18
    投稿日: 2024.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大きなイベントが起きるわけではないけど、ネネを介して人の繋がりが増えていく温かい話。 登場人物みんなどこかしらで繋がっている感じがとても良かった。長い話だけど長くある必要も感じた。 何よりも、主要人物が死ぬところまで書かれてお涙頂戴的な展開かな、と思ったら本当に最後まで前向きな話で終わるところが清々しくて最高だった。

    9
    投稿日: 2024.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ヨウムって鳥にあまり馴染みなく、ほんとにこんなに話す鳥がいるのかな!?と最初は訝しんで読んでいたけど、ネネを中心にいろんなコミュニティができて、姉妹がこのコミュニティの中で成長していく姿を見守れてよかった。こんなに皆が優しい世界ならいいのにな。 それにしても長かったー。睡眠時間かなり削って読んだ。笑

    0
    投稿日: 2024.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学生の律と10歳上の理佐の姉妹は、母親の元から逃げて2人で暮らし始めた。そこから姉妹の長い人生が書かれている。 章を追うごとに10歳ずつ歳を取っていく姉妹。 周りの人も同様に歳を取り、別れや出会いがある。 大きな出来事が起こる訳でもなく、ただそこに皆の人生がある。 最初は自分のことを全て後回しにして律のために働く理佐を不憫に思ったが、段々と彼女は不憫なのではなく、人生を選択してきただけなのだと思うようになった。 理佐視点から律視点に物語は変わっていくに連れ、律の成長を嬉しく思った。 いつの間にか姉妹の成長を見守っているような不思議な気分になっていた。ネネも同じ気持ちなのだろうか。 昔の私だったら、本書を読んでも特に何も思わなかっただろう。むしろ、何事もなく、つまらなかったとすら思うかもしれない。 今、この本に出会えて良かった。

    8
    投稿日: 2024.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    18歳と8歳で親から離れて暮らすことを選んだ姉妹の40年が描かれた長編小説。 1981年、1991年、2001年、2011年、2021年と物語は進んでいく。 周囲の大人に手を差し伸べられ、良心に包まれて暮らすことのできた姉妹は幸せだ。 描かれない部分に苦労はあるのだろうけれど… 淡々と描かれる日々に優しさ温かさを感じ、ホッコリさせられた。 手を差し伸べられた人が差し伸べる人になっていく… 優しさのループって素敵だ。 良い本に出会えた、と思えた。

    3
    投稿日: 2024.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     そよ風のような物語だった。顔に当たる風が気持ちよくて、そのままそこにいたくなるような感じ。  大事件が起こるわけでもなく、たまにちょっとした出来事があるくらい。それでも482ページの中には40年もの年月が流れている壮大な物語。  この物語を読んで、人それぞれ感じることは違うと思うが、私は理佐と律の親がどうしようもなく嫌いだ。恋愛に走ったり、男に頼りたくなる気持ちもわからないではないが、子どもをそういう扱いすべきではないし、相手の男も許せない。きっと津村さんもこの親のことは許せなかったんだろうな。最後まで姉妹が親に心を許すことはなかった。  作者の津村さんはこういう静かな物語の中で、何気に色んな問題を取り上げていることに気づく。  それにしてもネネが可愛い。可愛いし、賢いし、愛おしい。鳥が苦手な私でもネネみたいな鳥なら飼ってみたいと思った。

    27
    投稿日: 2024.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実家から独立した姉妹と、そば屋さんの水車小屋にいるネネ、姉妹を取り巻く人々の物語。 日常の何気ない、些細な温かさ。 人と人とが繋がり、思いやる温かさ。 それを丁寧に描いていて、自分にもそれは与えられているんじゃないだろうかと思った。 藤沢先生の「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」という言葉がじわり胸に残った。 淡々と話が進んでいきもっと起伏があってもいいかもと思いつつ、でも、丁寧に描いているからこその良さもあって、人によってはじれったいかもしれない。 また歳を重ねてから、もう一度出会いたい。 ☆3.7

    3
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語に次々に出てくる登場人物と、 時間の経過とともに変容していく風景を、 自分自身のことと当て嵌めて考えてみたくなる 私にとっての浪子さんはあの人だな 私にとっての杉子さんはあの人かな あの人にとっての理佐だったかな あの人にとっての藤沢先生になれていたら嬉しいな この先、私がおばあちゃんになっていったら、次は私が、誰かの浪子さんや、杉子さんになりたいな。

    4
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルの「ネネ」が人だと勝手に思ってたので鳥だということに少し驚いたものの、ネネをはじめ、山下姉妹をとりまく人たち(杉子さんや藤沢先生、研司くんなど)の温かさに、家族を超えた繫がりが良い方向へ進めていくところがよかった。 個人的には律や藤沢先生、杉子さんといったひとりで生きてる女性に共感することが多かった。 (理佐お姉ちゃんもよかったけれど) 理佐が聡さんに心を開いていく過程も良かった。 いわゆる生殖家族を作らなくてよいのか?みたいなところもあるのかもしれないけれど、理佐と聡夫婦や律みたいにゆるく他人と自分をつなげていくことがこれからの幸せの形の一つではないか。 シングルペアレントの榊原さんや園山さんしかり、多様な家族や繋がりの形があることの素晴らしさが丁寧に描かれている傑作だと思う。

    7
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まず装丁が素敵です。周りの人達への感謝を忘れない律は本当に良い子に育ったと思う。それは同時に理佐も立派で、出会った人達にも恵まれていて、環境が人を育てるってこのことだ。

    38
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新キャラが登場する度に山下姉妹に悪いこと起きるなよと思いながら読んだ 助けることがテーマかなと考えた 助けられた側だけじゃなくて助けた側もいい影響があるのは面白かった 暇だから助けるみたいなことを言っていたがそうかも

    3
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    令和5年谷崎潤一郎賞 2024年本屋大賞2位 キノベス2024 3位 ほか 石引きの臼、編み物、しゃべるヨウム(オウム)。懐かしさと優しい気持ちになりたいときに、また読みたい本だと思った。 主人公よりも短大の入学金を使い込んだ己の婚約者を守る母を見限り、妹と一緒に18歳で新天地で生きていく決意ができた姉は、いい意味で頑固だと思う。 10年区切りで話が展開する本書、視点が変わるせいか文章自体は単調がちだが、やさしさのバトンという一貫したテーマがとても心地よい。 2011年の震災、2020年頃のパンデミックなど、地名同様くわしい単語は出さないが、物語を身近に感じる出来事を入れるのがうまいと思った。 個人的に、藤沢先生が大好き。 「もっと粘ったら話を聞いた、というのはどういう意味で?子どもが親に『お願いします大学の費用を出してください』と泣いて縋るとか?」 と言った後に母親が黙ったのは少しスカッとした。 「誰かに親切にしなきゃ、人生は退屈なものですよ」も良い。 そば屋の夫婦、画家の杉子さん、藤沢先生などから気にかけてもらいつつ生活が成り立っている理佐(姉妹)。 姉の理佐に居心地の良い家を与えられた妹の律、律に居場所をもらった研司君、その彼が最後に被災地の東北へ旅立つのがやさしくて良かった。 「出会った人が分けてくれた良い部分で、自分はたぶん生きてる。」 そう考えられるのが素敵。 動物や優しいお年寄りが出てくる話は悲しい別れを身構えてしまいますが、ネネが元気なイメージのまま読み終えられたのも良かったです。

    9
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    壮絶な姉妹の人生にもか変わらず、悲壮感は全くなく優しさと感謝に溢れた作品でした。 ほんわかとした空気感や水車や川の音まで聞こえて来るような感覚で、大きな盛り上がりがあるわけでもなく、とても長い期間をゆっくりと描く物語ですが、退屈することなく空気感を楽しむことが出来ました。

    7
    投稿日: 2024.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても好きなお話でした。どこまでもさりげなくて優しい文体で語られる物語と、温かみのある表紙や挿絵のイラスト、全体をまとめて手元にあるこの一冊の「本」そのものが宝物のように感じられる作品。 身勝手な母親とその内縁の夫から、まだ8歳の妹・律を連れて高校卒業と同時に家を出た理佐。こう紹介されると意志の強い女の子なのだろうと思ったりするけれど、読んでみるとそういうわけでもなく、よく悩みよく迷う。でも人に頼るところは頼り、自分にできることを引き受けていく中でよい仕事と配偶者に出会っていくのだから、やはり強いのか。「柳に雪折れなし」というけれど、そういった感じ。 理佐や律だけでなく、過酷な背景をもった登場人物はほかにも出てきますが、文体のさりげなさによるところが大きいのか、読んでいて辛くならないし悲しくならない。読者を泣かせようとする意図をまったく感じさせない、本当に淡々とした文章なのに、読みながら何度も泣いてしまった。といっても、それは登場人物たちの優しさにほっとしてつい出てきた温かい涙でした。 登場人物はみんな優しくて素敵な人たちだけど、理佐に連れられて家を出た律が転校して、最初の担任だった藤沢先生が特に私は好き。先生が律に言った「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」という言葉は短くてもとても印象的。この言葉のあと、先生の家からの帰り道で律が生きていることについて「明確な対象はなくとも、『愛している』と言ってもいいような心持ち」と気がついた、というシーンは、この物語の象徴のようだと感じます。 それから愛すべきヨウムのネネ。 この本の最後で参考文献として紹介されている『アレックスと私』を以前読んで、ヨウムは言葉を話すだけでなく、知的能力もかなり高いことに驚きました。アレックスはちょっと気難しい一面をもっていましたが、ネネはとにかくチャーミング。何度も笑わせてくれました。 この本は買ってよかった。これからも、本棚にこの本があるだけで良心を保っていかれそうな気がしています。

    17
    投稿日: 2024.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長かったです。ある人の人生の半分を追いかけるって壮大ですね。色んな課題に晒されながらも強く生きている人たちの姿が浮かびます。

    3
    投稿日: 2024.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんなにじっくりと一人の子供が大人に育っていくところを描いた作品を読んだのは初めてです。 途中途中で、律のまわりで大変な事が起きるけれども、まわりの人達の優しさに支えられがら、生きていく。そして今度は、律がそのまわりの人達の貰った優しさを、色々な複雑な事情を抱えた人達に分け与えていく。 読んでいて、優しい気持ちになる作品でした。

    2
    投稿日: 2024.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ファンタジーかと思って読み始めたら、ファンタジーじゃなかった。 姉妹の成長を描いた話。 でも読み終えたら、あぁ、ファンタジーだなという感想。優しすぎて、ファンタジー。 私の人生だと、リアリティがあったのは姉妹のお母さん。 この物語が優しいのは、きっとネネが優しい人を引き寄せていたのだろう。 藤沢先生の 「誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ」 この言葉が今の私を元気にさせる。 個人的には、淡々としながらも強く心が揺さぶられるような本が好みなので評価4だけれど、優しさにひたりたい人にはとてもお勧め。

    37
    投稿日: 2024.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    母親の彼氏に入学金を使われて、短大入学が果たせず失意の時、小学生の妹が夜遅くに締め出されているのを知り、家出を計画的に決行。 悲惨な話かと思いきや、ヨウムや雇い主など周囲の人々が優しく暖かく、ほんわかと読めた。 良かった。 途中、母親の再婚相手が現れるあたり、とても緊張した。

    11
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    SNS上だとみんな他人に厳しくて、生きづらい世の中だなと感じていたけど、現実はこの本の登場人物のように優しい人がたくさんいるよなと思い出せた。 別に秀でたものを持っていなくても、ただ人に親切にできる自分でいたいと思った。素敵な物語だった。

    12
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話しは1981年の第1話から始まり10年ごとのエピソードで第4話まで主人公を含めて取り巻く人々が皆心優しくて心温まる方ばかりそしてオウム?それともヨウム?喋る鳥のネネとの話しは実に面白かった。安心して読み終えた。

    9
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の章、辛すぎて読み進められず。 未成年の姉妹が親に見捨てられ、二人で生きていくことを決意するくだりに、どうしても自分の生い立ちを考えずにはいられず手が止まる。 スーパーヒーローでもなく、ダメ人間でもない、強さも迷いもありながら、根拠のないどうにかなる精神と、周囲の人々のおせっかいで生きていく姿は生き生きしている。 昔ってこういうおせっかいな大人たちが何人かいて、貧困や不幸に喘ぐ子どもたちを見守り救い出していたよねって思う。 私自身は救われなかったけど。 この本の良いところは劇的な展開がないこと。 ある種の定点観察。 人々は時間経過と共に変わっていくけれど、それは人生のよくある流れであって、特別ではない。 それ故に後半は間延びした感覚もある。 この人生の長さを楽しめない人はこの本を読めないと思う。 人生においてグッとくる言葉も所々散りばめられながら、それでも淡々と進む。 不思議な本。

    1
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    終わりが来るのが怖くなってしまう。それぐらい物語の中に入り込んでしまう作品だった。 人間の一生を幼少期から追いかける作品はあるが、とある動物の時間軸で追いかけていくのはなかなかないのではないだろうか。それこそ、吾輩は猫であるぐらいか。 小学生だったりっちゃんがいつの間にか自分の年齢を越していたり、50年という長い寿命を持っていると言われている、ネネの寿命の終わりが見えてきたりと、こちらも月日の流れの儚さに胸が痛くなることもあった。 りっちゃんが自分の境遇に対して何度も何度も感謝をしている場面が印象的だった。個人的にはりっちゃんには特に幸せになって欲しかった。幼い頃から聡明で、たくさんの本とネネと時間を過ごしている、良い子。どこかで崩れてしまうのではないかという、脆さを感じることもあったが、ずっと周りの人に恵まれていて、こちらまでほっとした。 決して良い境遇とは言えない、姉妹だった。それでも自分たちが大人になる中で、自分と似たような境遇の子供に手を差し伸ばし、ずっと良い関係性を築いていく。 一昔前の家族って地域ってこんな感じなのかなと思う作品だった。

    1
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『水車小屋のネネ』— 表紙のような優しい世界観に包まれた希望と再生の物語 津村記久子氏の『水車小屋のネネ』は、心温まる優しい世界観の中で、勇気と再生を描いた感動的な物語です。身勝手な親から逃れ、新たな人生を切り開こうとする18歳の理佐と8歳の律。彼女たちは、未知の町で出会ったしゃべる鳥〈ネネ〉に見守られながら、新しい生活を始めます。 表紙が示す通り、この物語は終始優しい雰囲気に包まれており、読者は自然と理佐と律のことを応援したくなるでしょう。不遇な環境にも負けず、自分たちの力で生きていこうとする姉妹の姿は、誰の心にも響きます。彼女たちの勇気と行動力が、周囲の大人たちの心を動かし、彼らの支援を受ける姿がとても感動的です。 しゃべる鳥ネネは、タイトル通り物語の重要な存在であり、理佐と律の心の支えとなります。ネネがもたらす不思議な力と温かさが、二人の成長と再生を見守り、導いていく様子が心に残ります。 津村記久子氏の丁寧な描写と心に響くストーリーテリングが、登場人物たちの内面と成長をリアルに描き出しています。読む者は、理佐と律の旅路を通じて、自分自身の勇気や行動力についても考えさせられるでしょう。 『水車小屋のネネ』は、優しい世界観に包まれた心温まる一冊です。理佐と律の成長と再生の物語に深く感動し、彼女たちを応援したくなること間違いありません。津村記久子氏の優れた筆致が、この物語をさらに魅力的なものにしています。

    18
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「自分が元から持っているものは多分何もなくて、そうやって出会った人が分けてくれたいい部分で自分はたぶん生きてるって。だから誰かの役に立ちたいって思うことは、はじめから何でも持ってる人が持っている自由からしたら制約に見えたりするかもしれない。けれどもそのことは自分に道みたいなものを示してくれたし、幸せなことだと思います」 「誰かが誰かの心に生きているというありふれた物言いを実感した。むしろ彼らや、ここにいる人たちの良心の集合こそが自分なのだという気がした」 =========================== 自分の仕事とリンクして読んだ。入社当初は、社会人としてのスキルやマナー、仕事でかかわる業界の知識がなくて未熟だったけど、会社のメンバーやお客さんからいろんな経験をさせてもらって、「これやりたい」「こうありたい」ができてきた。それこそ「良心の集合」。周りの人たちを大切にしていきたい。 お話の構成は、特に刺激的なことはなくて、淡々と日常が書かれている印象。そのため、ちょっと物足りなかった。

    1
    投稿日: 2024.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生まれる親は自分で選べないけれど,助けになってくれるはいる。その人たちに助けられたことに感謝しながら,その次の世代に受け取った優しさを繋ぎ,託していく。人間並の寿命を持つ鳥のヨウムであるネネは,そういう人々との出会いと別れを経験する。 生きることに孤独に感じたら読むべき。ほっとする本。

    2
    投稿日: 2024.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんとも心が穏やかになるストーリー。 18歳と10歳の姉妹が、親を見限って家を出る冒頭はどうなることかと思ったけど、その後は周囲の人々に助けられ、そして自分たちも誰かを支えて。。。 10年ごとに章立てされているのも良かった。 姉妹とそして主人公と言っても良い「ネネ」との関わり方、成長を楽しみながら読み進めることができた。 大きな起伏がある物語ではないけれど、全体を通してトゲがなく、クスッと笑ったり、別れに涙をしながら楽しむことができた。 読書中は、新鮮で美味しいお蕎麦を食べたくなりますw あと、ネネにも会ってみたい。

    4
    投稿日: 2024.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    山下姉妹とヨウムのネネ、まわりの人達との日常のお話。入学金を彼氏に使ってしまった母親の元を幼い妹を連れて出ていくところから始まり、よくある毒親の話かぁ~と思いましたが全然! 優しさが素敵なコミュニティとなり、親切の連鎖につながる。みんな良い人!よかったなぁ~優しい気持ちになれました。 誰かが誰かを思って生きている。人はいなくなっても誰かの心の中で生き続けることができる。いつまでも忘れられない存在でいたいですね。最高の作品、本屋大賞はこっちでしょ!

    54
    投稿日: 2024.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まさかの40年間に渡るヨウムのネネが中心にいる、大河小説。(鳥の長生きなのにもビックリ) 章ごとに語り手となる人物は違うし、それぞれの生活も変わり成長もするけれど、ネネの声色はほとんど変わらない。しかも考察も加えつつ場をほのぼのとさせてくれる賢くて優しい(たぶんそう)主人公のヨウムのネネに、慰められ続けている。 1981年の姉妹の貧困と義父からの逃亡場面がやはり心痛い印象だけど、ずっと川の水の流れる音と美味しそうな蕎麦への憧れとで読み進められたのは何より。

    15
    投稿日: 2024.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初から波乱の展開ではあるけど、語り口のせいか淡々と優しく進んでいくように感じます。 淡々としていて退屈するかなーと思いきや、読む手が止まらない。 すてきな描写がたくさん散りばめられていて、 聡はマヨネーズを好きでも嫌いでもなかったけれども、思い出すとおいしいもののような気がしてきた。(254ページ) みたいな文でほんのりと相手への好意?優しい気持ち?言葉にする前の気持ち?のようなものが表されてません?!これ?!と勝手に想像してウキウキほっこりしながら読み進めた。 なにげないキラキラがたくさんあった本でした。 本屋大賞2位も納得。

    11
    投稿日: 2024.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    18歳の理佐と8歳律の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉 ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生―― 理佐は母親にアルバイトで貯めた貯金を使われ大学に入学出来ず律も母親が付き合っている男の人に虐待されている事を知り律を連れて行ける仕事先を探す。ヨウムのネネの世話をしながらお蕎麦屋さんの夫婦町の人々色んな人の温かい人情に触れ合いながら30年という月日を過ごす。もう一度読み返しながら楽しむ事にします。

    11
    投稿日: 2024.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    他人に親切でいたいなと思わせてくれる作品。 他人の優しさは素直に受け取り感謝することで、自分もまた他人に優しくできる。そんなふうに繋がることで優しい世界が広がっていく、この本の世界に住めたらいいなと思う。 他人に優しくすることも大事だけど、同じぐらい他人の親切を素直に受け取ることも大事だなあと。

    9
    投稿日: 2024.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    18歳の理佐と8歳の律と、2人を見守る大人たちと、ネネとの日常。 水車小屋で蕎麦粉を引くのを見張ってくれるネネ、賢い!! ケンジくんとの勉強のやり取りが笑ってしまった!ネネがいたら勉強がはかどるなぁ。 登場人物みんながいい!(お母さんとその彼氏以外)優しい、安心する場所にいるような気持ちにさせてくれる一冊。 挿絵もほんわかしていてかわいらしかった。

    2
    投稿日: 2024.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んで良かった! もう一度読もう! と思える作品にまた会えたことがうれしい。 津村さんの「やりたいことは二度寝だけ」というエッセイを 読ませていただき面白い人だなぁ。と思ったのが この本を手に取ったきっかけです。 「誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なもの」 「自分はこの人たちの良心の一部でできている」 単なるフレーズに聞こえるこの言葉だけど、 「頑張ってるから、やさしくしてくれても」と考えがちで、 当たり前の優しさが懐かしく感じる いまの私にはグッとくるものがあった。 この物語は個性的な人物が登場したり、 周囲に大きな事件が起こるわけではないけれど、 2人の歳の離れた姉妹を大人が優しく見守り、 成長した姉妹が今度は他人を気にかけ、 その輪が40年という年月に少しづつ大きくなって、 みんながネネと水車小屋のもとに集まって。 これからの自分はこの輪の中にいられるような人生でありたいと思った。 2024年本屋大賞2位ということで、本当におめでとうございます。 共感している人が沢山おられるということが本当に嬉しい。

    18
    投稿日: 2024.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    18歳と8歳の姉妹が2人だけで暮らしていくなんて、今の世の中は許さないだろうと思う。 この物語の根底にあるそばに寄り添うという事が、辛い時期の子供たちをも真っ直ぐに育んでいたのかと思う。そしてネネの誰にも開かれた優しさが暖かい。

    5
    投稿日: 2024.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本屋大賞第二位で読んでみた。 文章がきれいで、石臼が目に浮かびます。 そばが食べたくなります。 成瀬と甲乙付けがたいです!

    4
    投稿日: 2024.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いつまでもこの話を読んでいたくなるような一冊でした。ネネがいるだけで、こんなに物語が豊かになるとは。 みんなネネがダイスキになると思います。「六波羅探題!」と叫んでいるシーンを想像すると笑ってしまいました。 500ページに近い内容でしたが、エピローグの話をもっと書いてほしかった!(欲を言えば) 読み終わってからは、思わず美味しいお蕎麦が食べたくなりました。

    60
    投稿日: 2024.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し読み進めては余韻に浸るのをくりかえしていたら、普段の読書の何倍も読了までに時間がかかったけれど、多幸感が持続したので、よい。 作者の本は数冊読んでおり、職業感覚や金銭感覚に卓越している、共感以上の何かを覚える部分があると思っていて。表紙とタイトルを眺めた時に「あれ?今回はファンタジー的な?」と思ったがそうでなく、ページを開くとわたしの読みたい津村作品がそこにあって、なんとヨウムまでもがお仕事を暮らしに組み込んでいるのだった。

    7
    投稿日: 2024.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    姉の理佐と妹の律、ヨウムのネネを中心に書かれたお話。 特別大きな事件が起きたりということはないけど、話に引き込まれてどんどん読み進めることができました。 最初は理佐と律の母親の彼に邪険にされたり、お金を使い込まれたり。それに対して母親も助けようとしない。なんだか重たい話かなぁ?と思っていましたが読み終わる頃にはほっこりした気分になれました。 第一章から第四章、エピローグまで10年単位で話が進んでいきます。 40年分のお話なので、親しい人との別れもありました。 杉子さんが亡くなったときは、読みながら涙が... しかし、悲しい別れだけでなく各章では新たな出会いがありました。 それぞれの人物が、幸せそうな人生を歩んでいて読んでいてこちらも幸せな気分になりました。

    2
    投稿日: 2024.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっとずっとこの物語の中に居たくなるような とても素敵な温かい作品で 私にとって大切な1冊になりました。 この作品に心打たれる私も きっと今まで出会った人たちの 優しさでできているから この作品の中で生きている人たちのように 私も生きていきたいです。

    1
    投稿日: 2024.05.15
1
...
456
...
9