
総合評価
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powered by ブクログ命ってなんだろう、看取りってどうすればいいんだろう、と考えさせられた。 単純に治すことだけが仕事からではない、お医者さんの仕事の奥深さがわかる。 大学病院にいたマチ先生が町のお医者さんとなった後、患者さんのタイプが違うことへの折り合いへのつけ方が重みがあった。 自分の親や、自分自身のこともついつい考えてしまう。 若い時にはあまり理解できないし(南先生みたいに)、今読むからこそ胸に響くと思った。
6投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログマチ先生の存在感が凄い。甘いものが好きでほんわかとしているのに凄腕なのが最高。ライバルでもあり、友である花垣との関係性も熱いし、病院内の先生達も個性的で魅力的。生と死に関する哲学的な話しも良い。
7投稿日: 2024.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
泣いた。辻さんが好きだった。免許証の裏はずるい。 31 までには、無論それなりの波乱と混乱と決断とがあった。 59 だが、いい仕事はしたいと思っているはずだ。 野心はなくても矜持はある。そうだろ? 151 病気が治ることが幸福だという考え方では、どうしても行き詰まることがある。つまり病気が治らない人はみんな不幸なままなのかとね。 153 彼女自身、辛くなかったはずはないけれど、残された時間を、少しでも楽しい思い出にしたいと思ったのかもしれない。実際その思い出に私はとても救われている。
2投稿日: 2024.07.09
powered by ブクログのんびり! 主人公は大学病院で高く評価され、将来を嘱望されていた。 机には哲学書が積まれており、とても医者の机とは思えない。 妹の死があり、甥と共同生活をはじめ、舞台となる病院へ移動する。 診療、回診、訪問医療、熱心な若い医者の研修、大学の親友からの誘い。 生活の中で透けて見えるものは主人公の哲学だった。 この本読んでスピノザの本を読む人増えそう(笑)
3投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログ本屋大賞4位。 町中にある古びた原田病院に勤める哲郎。 患者さんとのやりとりが思いやりがあって優しく、いざ急変した容態の前では鋭い観察眼と穏やかで的確な采配、安心感のある手術。 医療というものに期待するのではなく寄り添う診療。 阿闍梨餅は美味しいよなぁ〜 136冊目読了。
11投稿日: 2024.07.06
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妹の死を契機に甥っ子を引き取り、最先端医療の現場を離れて小さな病院の町医者になる。 幸せとは何なのか。世界の中で自分1人なんてちっぽけなもので世界を変えることなんてできるわけでもなく、頑張っても大した変化を起こすことはできない。なら頑張ることは無駄なのか?諦めるのが正しいのか?というとそうではなく、ほんの少しでも動かす気持ちを持って頑張るべきなのだ。 やっぱり自分の周りで関わりのある人に何か少しでもプラスになるような生き方をしていきたいし、そういうモチベーションは大切だとやと思う。 しばらくお餅と金平糖を食べてスピノザの勉強をしよう。
3投稿日: 2024.07.06
powered by ブクログ京都の街の情景描写が美しく風情が感じられ 何度も読み返したくなる言葉がたくさんあった。 じんわりと様々な思いが胸に去来して、これまで見送った祖父母や両親の事を考えた。 決して悲壮感が漂うわけではなく人の最期に向き合う医師の姿を見せてもらった。
3投稿日: 2024.07.06
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めちゃくちゃ良かった。 神様のカルテをちゃんと読んだ記憶ないけど、この本もとても良かった。 妹を亡くしてその子の面倒を見ることになった内科医が主人公で、大学病院から地方の病院に転職して医療を行う話。 内視鏡の技術がすごくて、大学病院時代の同僚からよく頼りにされる。 最近の医療の分業体制とか、症例じゃなくて患者に目を向けるとか、そういうことに対して重きが置かれていた。 スピノザは哲学者で、努力をしようがしまいが、結果は変わらない。だからこそ、人間は努力をすべきなのだ、という意見を持つ。 スピノザの本を読んでみようかなと思いました。 おもしろかったー。
3投稿日: 2024.07.06
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凄腕内視鏡医師の診療物語。 とくに重くなることも無くさらりとした読み心地。 社会問題が、難しい症例が、ロマンスが、あるような無いような。 「病気が治ることが幸福だと言う考え方ではどうしても行き詰まることがある」という指摘は私もそう思う。 老いを病とするならば、人類みな不治の病だし、病であっても幸福は得られるものだと考えている。 「糖・尿・病に・なっ・ちゃう・よ!!(堺雅人風に)」みんなマチ先生の身体を大事に!(笑)
8投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログ2024年に読んだこれまでの作品の中で、一番良かったかも。 医療小説ではあるけれど、難しさ硬さは全くなく、心が温かくなるストーリーでした。 全ての患者を救うことはできないし、それを望まない患者もいる。 主人公の飄々としたキャラクターと、それに似つかわしくない医療技術、そして真摯に患者に向き合う姿勢。 何度もじんわり涙しました。 いや、最高の一作。 ありがとうございます。
5投稿日: 2024.07.05
powered by ブクログ医療従事者でいることを思いとどまらせてくれるような1冊だった。技術、それはとても大切なことだけど、人にとって大切なのは「安心」を与えられること。一緒に頑張ってくれる人がいる、自分のことを考えてくれる人がいると思うだけで勇気づけられる。なんとかしてあげたいって気持ちが重要。夏川先生の本を読破したいと思った。
17投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログ医療の大変さを実感しつつ、人生の向き合い方を教えてくれる。仕事や人生の葛藤、その向き合い方は、すごく共感できながら読むことができた。
7投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログ京都の小さな地域病院で働く内科医の雄町哲郎が、様々な患者の病と、その命と向き合いながら、医療の意味や、人間を助けるという営みについて考え、迷いながら、行動することで、まわりの人たちのからだやこころを救ってゆく物語。 映画化&シリーズ化、間違いなしの傑作。 現役医師であり、医療の最前線で命と向き合い続けている著者だから描ける、人が人を救うということの意味を突き詰めた、医療哲学エンターテインメント小説。 医療は病を治すためにあるが、病が治れば人は幸せなのか。 だとすれば、治らない病を抱えた人は、一生不幸なままなのか。 不治の病に冒された患者に、医者が幸せを届けることはできないのか-。 医療にたいした期待も希望も持たず、そんな医療の限界と人を救うことの境界線で思索し、もがきながら、それでも患者の生に明かりを灯そうとする哲郎の実直な姿は、人間を諦観しながらそれでも努力の意味を肯定した哲学者スピノザと時空を越えて重なる。 読み終えた後、自分の現実と向き合ってゆくためのあたたかな勇気が、胸の奥から静かに湧いてくるのを感じる。 ----- 「地位も名誉も金銭も、それが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。人間はね、一人で幸福になれる生き物ではないんだよ」 p.35 うなずいてから妻の方に、震える顔を向け、小さく笑ってみせた。 かすかな挙動であったのに、暗闇にひらめいた火花のように鮮やかであった。その火花の中に、万感の思いが込められていた。 p.62 単に優しいのではない。思慮深く、冷静だというだけでもない。とても大きいという、それ以上の表現は、かえってこの人物を型に嵌めてしまうのだということが、南にも見え始めていた。当初、つかみ所のない人だと南が感じたのは、この指導医が、南の考える医師という枠にとどまらない人物であったからに過ぎない。その大きすぎる輪郭を、捉え切れていなかっただけなのだ。 p.153 辻の要求はどこからどう眺めても不合理であった。もとより合理を載せる器を、辻はもうどこかに片付けてきてしまったようであったが、さりとて、自暴自棄の騒がしさとも無縁であった。 深い諦観があったが、暗い絶望は見えなかった。 人生の終着駅で、あの世行きの列車の到着をのんびりと待っているような、のどかな旅人の風情であった。 p.181 最先端の医療の世界は、誰も踏み込んでいない未知の領域を切り開いていく驚きと発見に溢れた道だ。顧みて、今哲郎が向き合っている世界には、発見も驚きもないかと言えば、そんなことはない。ここにも、最先端と同じくらい、多くの医療者が踏み込んでいない未知の領域があるのだと思う。むしろ医療のニ字にとどまらない広大で果てのない人間の領域だ。 p.210 理屈の複雑さは、思想の脆弱さの裏返しでしかない。突き詰めれば「生きる」とは、思索することではなく行動することなのである。 p.210 「間違えてはいけないよ、先生。医療がどれほど進歩しても、人間が強くなるわけじゃない。技術には、人の哀しみを克服する力はない。勇気や安心を、薬局で処方できるようになるわけでもない。そんなものを夢見ている間に、手元にあったはずの幸せはあっというまに世界に呑まれて消えていってしまう。私たちにできることは、もっと別のことなんだ。うまくは言えないけれど、きっとそれは......」 哲郎は、また空を見上げる。 「暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげることなんだよ」 p.277
7投稿日: 2024.07.03
powered by ブクログ元来、夏が得意ではないものの、夏の暑さや日本独自のありふれた風景も風情があっていいじゃないかと感じることができた作品。 情景描写で一気に物語の世界に入り込めた。 哲学も医学も難解で全てを理解することはできずとも、『これは今大切なことに触れている』と感覚的に自分に入ってくるものがあった。 もう少し人生経験を積んだ後で再読したら、きっと見え方が変わるはず。それがとても楽しみ。 穏やかな凪のような世界の中で、きらりと光る金言を見逃さないよう拾い集めるのが心地良い時間だった。
6投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ本屋大賞にノミネートされていて、夏川草介さんの作品を読んでみたいと思っていたので手にとりました。 読み終わって、作者の欄を見たら医学部卒業と書いてあり、さらに現役医師と書いてあってびっくりしました。医師をしながら小説家って、どれだけすごい人なんだろうかと…マチ先生が魅力的なのは作者の思いが重なるからなのかと思いました。 難しい言葉がたくさん出てきて、まだまだ知らない言葉がたくさんあるなぁと思いました。語彙が増えます(笑) 京都の街並みとかお菓子とかそういうところもすごく良かったです。 花垣先生とマチ先生の信頼関係に脱帽です。
7投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ子供が寝ついた深夜に読了。 哲学的なセリフやフレーズが印象的だった。心の奥に刺さるようなことばたちが散りばめられていた。文章からみずみずしい情景が浮かび上がってくる。 華やかな舞台で活躍する医師と地道な市井に根付く医師。一見対照的なふたりが、同じベクトルを持っている。 賞賛が成功を支えるのではない。自分がどうありたいのかを貫く姿勢が魅力的だと感じた。 購入したい小説。
25投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ雄町哲郎は京都市の地域病院で働く内科医である。数年前までは大学病院で難しい手術をいくつも成功させた医師だった。最愛の妹が亡くなり、その遺児が残されたので哲郎が引き取って一緒に暮らすために大学病院を退職したのだ。医局長だったのに医局を辞めたため、教授は怒り心頭だったようだ。京都の町中が描写されている。昔、仕事で京都に通ったことがあるので町の名前がとても懐かしい。それと、哲郎が甘いもの好きで、京都で有名な和菓子の餅が登場する。市中の病院なので高齢者が多く、大学病院とは違って最先端医学は出てこないが、毎日患者の死との対面をする哲郎たちであった。
6投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ京都の四季折々の植物と、京菓子が、生と死の重いテーマの緩衝材となっている。 死について語っているけど、なぜだか清々しい。 親友、戦友の花垣先生、元精神科医の秋鹿先生など、登場人物も魅力的。 読んでるとふたばの豆餅が食べたくなる。
8投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ妹の死により、身寄りのない甥の面倒を見るため、最先端医療の大学病院から町医者として地域医療に携わることになった主人公。様々な事情を抱える患者や、在宅で終末医療を受ける患者、そしてその家族、まさに顔の見える医療がそこにはあった。 何がその患者にとってベストなのか、正解のない医療現場を、スピノザをモチーフにすることで、医療と哲学を融合させ、幸せとは何なのかを浮き彫りにしている。 『神様のカルテ』とはまた違う、自分を顧みることができる沁みる物語。 「野心はないけど矜持はある」という言葉がとても印象的だった。
23投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログすべての医療者に ぜひ読んでいただきたい作品です。 【以下ネタバレ】 277頁引用 『間違えてはいけないよ、先生。医療がどれほど進歩しても、人間が強くなるわけじゃない。技術には、人の哀しみを克服する力はない。勇気や安心を、薬局で処方できるようになるわけでもない。そんなものを夢見ている間に、手元にあったはずの幸せはあっというまに世界に呑まれて消えていってしまう。私たちにできることは、もっと別のことなんだ。うまく言えないけれど、きっとそれは…』哲郎は、また空を見上げる。 『暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげることなんだよ』
5投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログ#スピノザの診察室 #読了 医療がただ人を生かせば良いだけではないことが一貫して伝わってくる 雄町先生のような人に診てもらえるなら死を自然体で受け入れられそう あと、甘いお菓子たくさん教えてくれそう
3投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログこの本を手にしたとき、皆が思うだろう。「なぜこの本のタイトルはスピノザなんだろう?」哲学者のような人格者の医師が主人公なんだろうな、、 そんな感じで読み進める。それだけだったら、他にも似たような設定の小説や映画もある、なぜ今この時期にこのテーマなんだろう? と考えながら読んでいく。なぜ、セネカやデカルト、ニーチェではなく、わざわざスピノザなんだろう?そもそも「エチカ」は難書すぎて、ますます良く分からん、、読者を分からない哲学の迷子にするのが作者の企みなのだろうか? 物語の中盤でその期待?はきっぱりと裏切られた。主人公、雄町哲郎の盟友 花垣の言葉である。「マチ(哲郎のこと)が尋常じゃないのは、一流の科学者でありながら、哲学者としても凡庸でない点だ」そう、そこからこの本における「スピノザ」の重要さが見えてきた。結論は物語の終盤で語られる。そこに辿り着くのを楽しみにこの本の中にあるスピノザを見つけて欲しい。それはきっと、読者自身にとっての目標になるから、哲郎に対する憧れになるから、、 物事を俯瞰して語っている人が多いこの時代、目の前のことに向かって行動することの大切さを学んだ本だ。
22投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログ面白かった。心地よくゆったりと話が流れていく小説だった。死生観、幸せに対する哲学を考えさせられた。主人公ほど達観した人間になれる気はしない。
16投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログ「神様のカルテ」とは、また一味違ったおもしろさがあった。著者である医師、夏川草介さんが「年を重ね、行き着いた境地のようなものを書きたかった」と、ラジオで話されていた。旅立つ患者さんにかける「お疲れ様」という言葉は、患者に寄り添った医師だけが言える素敵な言葉だと思った。
17投稿日: 2024.06.25
powered by ブクログ訪問診療に携わっている先生の死生観の物語。 町のお医者さんと地域医療に関わる皆さんの ありがたさがしみじみ伝わってきました。 スピノザ 読みます。
5投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログエピソード ★★★★☆ 読後感 ★★★★☆ 読みやすさ ★★★☆☆ どんでん返し ★★★☆☆ 人生への影響★★★★☆
13投稿日: 2024.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評判の良さから図書館に予約してようやく読むことができました。評判通り、良い読書ができました。夏川草介の本は独特の空気感がいいですね。このストーリーならば続編もありじゃないですか⁈もんな好感の持てるキャラクターばかりでした。 哲学の方向に振りきれた医者は、現場じゃ使い物にならない。せいぜい教会でお祈りをするか、現場から遠く離れた書斎で小説でも書いているだろうさ。マチが尋常じゃないのは、一流の科学者でありながら、哲学者としても凡庸でない点だ。そういう医者を俺は見たことがない こんな主治医に出会いたいものです。
5投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ久々の星5つの良本!! 書名にある哲学者:スピノザは全く知ら無いが、読むに連れ主人公の循環器内科医マチ先生事、雄町哲郎の医師としての指針てなっている事での書名と理解出来た。人の生死に立合う医師は哲学的考えを持っての生業なんだろうなっと考えさせられ、雄町の生き方/考え方に心惹かれて一気読み。 雄町は、洛都大学附属病院で将来有望な循環器医師だったが、妹の死を機に孤児となって龍之介の面倒を見るため多少融通のきくまち医療機関である原田病院に転職する。大学病院とは違う患者に近い原田病院で医師仲間、元大学病院の先輩/後輩からの厚い信頼の元患者と向き合うマチ先生の生き様に感銘を受ける。 ・原田病院(現勤務) 外科医-鍋島、中将亜矢 循環器内科医-雄町哲郎、秋鹿 ・洛都大学附属病院(元勤務) 循環器内科医-花垣准教授、天吹、南 等から信頼を受け、卓越した医療技術を持ちながら患者に寄り添った京都の地域医療に従事する。女医の南との今後も気になる。 ・人が死ぬと言うことは大変な事で有る生から死への移行はどうしても苦痛の谷を越えなければならない ・たとえ病気が治らなくても、残された時間が短くても人は幸せに過ごす事ができる ・医療がどれほど進歩しても、人間が強くなるわけではなく、技術には人の哀しみを克服力は無い。。 暗闇に凍える隣人に、外套遠かけてあげる事
5投稿日: 2024.06.21
powered by ブクログ大学病院から地域の病院へ移動して人と向き合う主人公。その背景も明かされながら病人や死と向き合い。 こうやって市民、研修医とちゃんとコミュニケーションするお医者さんは貴重なんだろうか。それとも皆さんそうなのか?ちょっと疑問に思った。もちろん後者であって欲しい。
3投稿日: 2024.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何度も胸が熱くなる作品です。 もう幾許かの命と分かっていても逝ってしまうシーンは家族やマチ先生の優しさに涙が溢れます。 『人の幸せはどこから来るのか…』 マチ先生の最大の関心ごと。 『たとえ病が治らなくても、仮に残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことができる。できるはずだ。』 妹さんや辻さんの最期がその答えのような気がします。 お互いを認め合い信頼し助け合っていても、会うと軽口を叩きあう花垣先生と雄町先生の関係も素敵過ぎです✨ マチ先生と茉莉ちゃんの行く末も気になります。幸せな思いやり溢れるカップルになるのでは! (*´꒳`*) そして…ERCP… 私も受けたことがあるのでより感情移入した作品となりました。。
6投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログ登場する人物のキャラがたっていたし、物語の展開もリズム良く読みやすい♪ 読後感も良い。 台詞の端々にハッとするような一文がある。
3投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログ病気を治すことだけが、人を幸せにするのではない。病気とどう向き合って、対処していくのかを患者やその家族の心情に寄り添って考えることが、医師として人を幸せにできる行為なのだ。 そんな考えを持って医療現場に立つマチ先生はかっこいい。 そして、この姿勢はマチ先生だけが特別なわけではなく、きっと現実に周りにいる医師たちの中にも、マチ先生と同じ志を持った人たちがたくさんいると思うのだ。 それは、この本の刊行にあたって夏川さんが書いたコメントが示している。 ------------------------- 今は、先の見えない苦しい時代です。 けれど苦しいからといって、怒声を上げ、拳を振り回せば道が開けるというものでもないでしょう。 少なくとも私の心に残る患者たちは、そして現場を支える心ある医師たちは、困難に対してそういう戦い方を選びませんでした。 彼らの選んだ方法はもっとシンプルなものです。 すなわち、勇気と誇りと優しさを持つこと、そして、どんな時にも希望を忘れないこと。 本書を通じて、そんな人々の姿が少しでも伝われば、これに勝る喜びはありません。 ------------------------- 夏川さんの意図にまんまとハマり、どんな時でも希望を持ち続けること、与え続けることの尊さを感じた。 どこか飄々としている原田病院の4人の医師たちや看護士チーム、オンとオフの切り替えの空気感がスパッとしていて気持ちよく、お仕事小説としても楽しめた。
18投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログ先進的医療も大切だけれど 皆が皆助かるわけではない 患者一人一人の気持ちに寄り添うのは並大抵のことではないと思うが、マチ先生のようなお医者さんにかかりたいなぁ 京都の美味しい和菓子もたくさん出てきてワクワクした
2投稿日: 2024.06.18
powered by ブクログふらっと本屋で見つけた本。 なんでだろう。すぐに世界観に惹き込まれてずっと話に入ってきました。良作。 全然気づかなかったんだけど神様のカルテの作者さんなのね。それは納得でした。 これはシリーズ化されるんじゃなかろうか。 1人で幸せになれるほど人間強くないんだな。
6投稿日: 2024.06.17
powered by ブクログ病棟や訪問のこと、看取りのこと、体験してないと書けないような心の機微も描かれてるなぁとおもったら、著者の夏川さんは地域医療に従事されていたとのことで納得。 人生の最期をどう過ごすか、患者・家族の願いを大切に取り入れながらの投薬の調整もこんな風にすすめてくれるっていいなぁ。 スピノザの哲学書、読んでみたくなった。
25投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログ2024年第21回本屋大賞第4位の作品です。大賞を受賞した宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」にも勝るとも劣らない作品だと思います。 この上にまだ第2位となった、津村記久子さんの「水車小屋のネネ」と、第3位の塩田武士さんの「存在のすべてを」がありますので是非読んでみたいと思います。自分なりにこの順位が妥当かどうか検証しないと(笑)。 原田病院みたいな病院が家族の近くに存在しているとすごく安心できます。信頼する先生やスタッフがいる行きつけの病院ががあるということはすごく心強いし幸せなことなんでしょうね。
15投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コウノドリやDr.コトー診療所を思い出しました。 こんな先生近くにいたらいいのに。 ただ、内容はドラマや漫画などでよくあるような展開が続き真新しさがなかった。
55投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ医者ってすごいなぁ、と思える本だった。命という大きなものを扱う仕事なのに正解がないって、精神的負担が大きすぎる。 哲学がそういう人の支えになってるんだと思うと、哲学に少し興味が湧いた。 夏川さんが医者だからこそ、説得力のある作品になっている。
15投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ生きたい人生を生きるために治療を受ける。 治療だけが正解じゃない。治ることだけがすべてじゃない。そんなことを教えてもらった素敵なお話でした。 ありがとうございます。
2投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログピンと張り詰める時、緩やかな時 真剣になったり、安心したり 先進医療と日頃の医療 助ける前提や看取る前提 考えさせられました。 続きが読みたい。
3投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログ大学病院の凄腕医師が理由があって地域の病院に。作者が描く人間模様や医師としての矜持、クライマックスの緊迫感ある場面、熱くなる展開でした。
17投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログゆっくり、じっくり、読んだ作品。 マイペースで穏やかなマチ先生を中心に、周りの人たちのテンポいい会話やあれこれが、くるくる回って、心地よかった。 阿闍梨餅、仕事帰りとかに寄って買えるの羨ましい。長五郎餅と矢来餅、食べなきゃ。
7投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログ人間に真摯に向き合う医師の物語。 生死に携わる仕事の大変さは想像をはるかに超えているんだろうと思いながら読む。 優しさとは?と考えさせられ、哲学者スピノザに興味がわいた。 マチ先生のような医師がいるのであれば患者は救われる。 光さす温かな物語だった。
2投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログ高齢の母と暮らし始め、地域医療の大切さを痛感しています。 こんなお医者様がいたら人生の最後の時を穏やかに迎えられるのかなと思いました。 現実ではなかなか難しいでしょうが、今の私にはしっくりとくる本でした。
2投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログ正解のない医療現場で、誰よりも深く患者と死に向き合うマチ先生。死を望む患者に「急がなくていい」と言ったシーンが印象に残った。変に希望や期待はさせない、だからといって諦めはしない。その静かな優しさが患者とその家族、周りの医師たちまでも救う。
7投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ地域医療に根ざしたお医者様達! 読んでいて心がホッコリしました。こんなお医者様達ばかりでは無い事も… 誰もがこういうお医者様を望んでいると思います。
5投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログう〜ん。 どうも、やけに優しい文章がダメになってきた。 いい人ばかりの登場人物もいい加減無理に… 1話でリタイヤ。
1投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ私は将来看護師を目指しています。 医師や看護師の仕事は患者さんが完全に復帰させる仕事だと思っていましたが治らない患者さん治すことを希望しない患者さんまたはその家族への接し方を学びました。 医療の在り方は1つではなく無限にあるのだと思いました。
3投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ読んで良かったです。 ぽろぽろ涙が溢れてきました。 夕飯の支度をしながらもしばらく泣いていたため、子供達に玉ねぎ目に染みるの?とか言われていました。 夫の闘病〜看取りまで、大学病院や地域病院の往診の先生等、沢山の方にお世話になった事を鮮明に思い出しました。マチ先生のような強く優しい先生方でした。 タイトルの「スピノザ」、恥ずかしながら初めてその哲学者の名前を知りました。 著書『エチカ』…挑戦してみようかな…!
28投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ夏川草介、ホント良い!! 本屋大賞なんていらない。好きな人は絶対読むから! 優しい。言葉選びが秀逸。 こんな医者がいたら良いな、と毎回思うが、今回はまさに。そしてたびたび出てくる京都の銘菓がまたたまらない! 死ぬまでに絶対食べておくべき美味いもの3つ! 『矢来餅やきもち、阿闍梨餅、長五郎餅』 「全部餅じゃないですか!」と突っ込む甥の龍之介 シングルマザーの妹が病死の末に残した甥を引き取り、大学病院から町医者に移った、雄町哲郎。 3ヶ月ほどの間に起きる諸々の患者にまつわる話に、笑いあり、涙ありでとても善き。ぱっと読めるくらいの活字量だが、ゆっくり読みたい。 スピノザを愛し、最先端の内視鏡医療から町医者へ。原田病院に勤める他の勤務医もたまらなく会いたい! 人の死に触れ哲学的に幸せとは?と考える1人の医師。スピノザを読んでみたい。 患者の顔が見えるということは、共感するということ。共感というのは、心にとってはなかなかの重労働でしてね。とくにかなしみや苦しみに共感するときには、十分に注意が必要。度がすぎると、心の器にヒビが入ることがあります。ヒビだけなら涙がこぼれるのみですが、割れてしまえば、簡単なひ元に戻りません。それを、精神科医の世界では発表と鄭義づけるのです。 p.63 スピノザは、著作の先鋭さゆえ生涯にわたって多くの非難や迫害にさらされる。哲学の表舞台に出てくることはなく、亡くなる直前まで執筆活動。民家の片隅でレンズ磨きの仕事をしながら… 一つの命に最期まで寄り添い、見送ったら物の気格というものであろう。 p.83 これでよかったのか… そんな問いかけはしないように。突き詰めれば結果論、結果から見れば読み間違えることもあり、力の及ばなかったことも目に見えてくる。「お疲れ様でした」 それが、旅立った者に送る唯一の言葉である。p.84 狂気も死も、人間という存在が、成立するぎりぎりの外縁に漂う宇宙ですよ。迂闊に近づけば、戻って来られなくなる。いや、戻って来る意味さえ見失います。p.193 患者を看取るたびに思う。彼らが何をみていたのか、もっと知りたいと。もっと死について見えてくれば、最期の時間が近づいた患者に、自信を持って声をかけ、安心させてやれるのではないか。『怖がらなくてもいいんだ』と。 p.194 世界史には、慈悲も慈愛も存在しない。努力も忍耐も役に立たない。むすうの歯車ががっちり組み合って、延々と果てしなく回りつづけているような冷たい空間が広がっているだけだと p.204 人間は無力な存在だから、互いに手を取り合わないと、たちまち無慈悲な世界に飲み込まれてしまう。手を取り合っても、世界を変えられるわけではないけれど、少しだけは景色はかわる。真っ暗なやみのなかにつかの間、小さな明かりがともるんだ。その明かりは、きっと同じように暗闇で震えている誰かを勇気付けてくれる。そんな風にして生み出されたささやかな勇気と安心のことを、人は、『幸せ』と呼ぶんじゃないだろうか p. 276 暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげること 筐体/ 厭世家/ 亀谷友永『小松松露』 パティスリー菓欒からん『西賀茂チーズ』 村上開新堂『マドレーヌ』 緑寿庵清水 季節限定『焼栗の金平糖』
16投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログこんな先生が居てくれたらなぁ、と思わずにはいられない。 劇的な励ましの言葉などではない、日常を普段通り過ごすように、静かに、でも心強く寄り添ってくれる。 マチ先生の職場仲間もみんな良いキャラクターで、緊張感のある病院内でも、明るさを失わない雰囲気が心和みました。 かつての勤務病院での優秀な仲間達もいい距離感でマチ先生を慕っているのが伝わりました。 ところどころ登場する京都の和菓子が美味しそうですね。 京都の街中の景色も目に浮かぶようでした。
5投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ2024年本屋大賞4位 夏川さん久しぶりだったけど、やっぱりじんわりと良い。 変な人は多いけど、基本的に嫌な人は出てこない。 チームワークというのはピタッとハマるとすごく気持ちよくて、ただ自分はあまりそういったことには向いていない気がしてだからこそ羨ましい。 舞台は京都の町病院。主人公は大学病院の消化器内科の第一線で活躍していた甘党のマチ先生。周りの先生たちも、患者さんたちも、大学病院の人たちも素敵な人ばかり。 マチ先生が慕われているのは技術があるから、だけでなく人間性なんだろうな。 私は思考回路が好みな人が出てきたりする小説がすごく好きで、マチ先生の思考回路もすごく好き。しゃべり方・考え方が。 相手を気遣うときに相手に気を使わせては元も子もない。私は気遣っていると気づいてほしがってしまうので、相手に気を遣わせてしまうが、マチ先生のようにそれが当たり前だから、自分がそうしたいから、という風にできるといいんだろうな。
2投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ読んだのではなく、(Amazon Audibleで)聴いたので、読後の感想と言えるのかと心配になるが、この小説と主人公の温かさ、(聴いただけなのに)自分が人間的に成長した感じがすること、(こう言っても読んでない人には決して伝わらないだろうが)できれば2人がせめて食事に行ってほしかったと思っていることについて、僕はみんなに伝えたい。ぜひ読んでみることをお勧めする。
3投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ夏川草介さんの作品を読むのは初めてですが、とても良かった。京都の街中の病院の医師が関わる医師仲間や患者たちとの素敵な関係性に、最後まで心温かく、じんわりとした気持ちで読み終えることができました。 後半の1つの手術の場面の緊張感溢れる盛り上がりは素晴らしすぎます。 現実社会でもこんなお医者さんと関われたら良い一生が送れるに違いないですね。
7投稿日: 2024.06.04
powered by ブクログ医師としてのずば抜けた実力と、人間としてのあたたかさをも持ち合わせているマチ先生の生き様に、一読者として魅力を感じずにはいられなかった。「人間はどうやったら幸せに生きていけるか」という壮大なテーマを、医療の現場と哲学者スピノザの教えを通して、読書に問いかけてかいく。どうにもならないことの中でも、できることを見つければ良いんだ、というスピノザの教えに希望を感じた。
3投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログ夏川さんの本は多くが死を取り扱っているのにこんなに安心して温かい気持ちになれる不思議な本です。 今回も類に違わぬ心地よい本でした。 スピノザという哲学者を初めて知りましたが、 人間はとても無力な生き物だけれども、だからこそ努力するべき。 限界があるからこそ頑張れるってその通りだなと思いました。 死ぬ時にこの人生でよかったと、恥じることのない人生を歩めるように頑張ろうと思わせてくれる良書でした!
3投稿日: 2024.06.02
powered by ブクログ久しぶりに星5つ!静かに物語は進みますが、救命とは違う命の現場の最前線の話。雄町哲郎という人物の底深さに感銘を受けた。3種類のお餅も調べてメモ。京都行ったなら絶対食べないと。
91投稿日: 2024.06.02
powered by ブクログ清潔で美しく澄み切ったような文章だった。 自分の哲学をしっかり持った上で人生を送っている人の放つ言葉や行動は説得力が増す。 この物語では特に医療分野の哲学が語られるが、そこにはもちろん決まった答えはなく、ただ、テツロウの言葉にはそれこそ説得力があり、ほとんどそれが答えのように思えてしまった。 自分は最近、自分が死ぬ時のことを考えるのだけれど、そこには何を成し遂げたいとかいう達成感のようなものではなくて、純粋に自分の近くの自分が愛する人に愛されながら死にたいと思うであろうことに気づいた。この本の主人公のテツロウの哲学と似た部分があり、少し目が潤んだ。 人がどのように死にたいかという点に着目して、人を回復させるという医者の目指すべき理想像に反する自分の哲学に葛藤しながらも、それでも貫き通そうとするテツロウに共感する人は多いと思う。
11投稿日: 2024.06.01
powered by ブクログオーディブルで読了? 人の生死を優しく描かれている。 町の小さい病院。この作者の世界観好きです。 中々、続きが読みたくなっても、すぐ開けないのがオーディブル。 ご飯作りに聴くのはいいが、タイミングが合わず止めるのも少し悲しい。 紙の本で再読したい。 和菓子が食べたい
22投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ終末期との向き合い方は考えさせられる 近くの人間が同じようになった経験があるのでその時の感情も相まって深く考えてしまったと思う 確かに終末期だと医療がどうこうと言うよりは哲学に助けられる場面は多くなりそう
8投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログとても良かった。一流の大学病院から町の病院へ。患者への接し方が淡々とスピノザのような哲学的な雰囲気があって独特。京都ならではの町の様子や行事、お店や菓子などの描写も自然でよい。一流の医療技術から自宅での看取りの現場まで。さりげなく上手い。 これからの展開も気になる。続編待ってます。
27投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ最先端の医療技術を持ちながら、町中の小さな病院で地域医療に従事するマチ先生。 命を看取っていく中で、本当の幸せとは何かを問いかけられる物語。 人間の幸福とはどこからやってくるのか。少しでも幸せに過ごせるようになるには何ができるのか。あらためて、人の生き方を考えさせられる作品でした。
49投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログ哲学を学びたくなった。 医療の先に何があるか? 自分事に置き換えると、今の私の仕事の先に何があるか?死? それを想像してまで働けていなかった。 哲学を学び、自分の哲学が生じ、それに基づき人生を定めていく。 そんなまっすぐな主人公が眩しかった。
13投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログとても心が洗われるお話でした。マチ先生の一人一人の患者さんへの向き合い方や、同僚、後輩、甥への接し方、考え方にとても考えさせられるものがありました。 言葉もとてもきれいで、静かで穏やかな雰囲気がとても好きです。 最後の辻さんの言葉にほろっとしました。また読み返したくなる物語でした。
3投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログすてきな話だった。やっぱり医療の話は好き。人の命を救うって本当にすごいお仕事。それと同時に苦しいお仕事だなとも思う。 人と真摯に向き合うお医者さんが増えてほしいとは思うけれど、お医者さん自身が壊れてしまうようなことがないように、いい意味で力を抜いてほしいなとも思う。といっても現実はいろいろと難しいんだろうな。
14投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログ生きるとは 看取るとは 考えさせられる本でした 今川さんのお話 頑張らなくていい 急いだらもったいない 深いなあと思った
3投稿日: 2024.05.28
powered by ブクログスピノザって初めて聞いたけどオランダの哲学者で、「人間はとても無力で、大きな世界の流れは、人間の意思では何も変えられない。だからこそ努力が必要だ」と考えた人。 ちょっと難しいけど、そんなお医者さんが、患者の命と向き合う、心温まる物語でした。
48投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログあぁ京都でしか出来ないことを もっと広く深くしておくべきだったのに 若き日に スピノザ 診療室 響きがいいよね
11投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ京都の情景を思い浮かべて行きたくなるような表現と、マチ先生の人柄が伝わるすごく心地のいい本。 最近出産をして病院にお世話になったっていうのもあって、医療従事者に改めて敬意を持った。
7投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ素晴らしい本でした。文句なく星5。 非常に難しいテーマにも関わらず、マチ先生のキャラクターと読みやすい文章で、一気読みでした。 「お医者さん」と聞くと、「どうやって病気を治すか」を考えるていると思ってましたが、この考えを改めさせられました。 この一冊の中に、マチ先生の名言が随所に溢れていて、その言葉に触れれただけでもこの本を読んで良かったです。 続きが気になるので、是非、続編を書いてほしい。 追伸 あまりに美味しそうに食べている「阿闍梨餅」と「長五郎餅」が、どんな食べ物なのかは、思わず調べちゃいました。
66投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ生きていることそのものが、地獄のように感じる人々がいる。 それでも生きていくなかで、小さな希望が、ちょっとしたきっかけが幸せと感じられる瞬間はあるはず。 世界にはどうにもならない事が山のようにあふれているけれど、それでもできることはある。
16投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ『スピノザの診察室』素敵な本でした。 人はいつも死や病と向かい合わせで、今は健康だがこの先どうなっていくのかわからない。どういう風に病と向き合っていくのか、途方もなく怖い。 マチ先生の医療に向き合う姿、また、周りの先生たちもあたたかくて素晴らしい。 辻さんの『おおきに、先生』にうるうる。 京都のお菓子も食べてみたいのでメモしておきました。 こんな先生が近くにいてくれたら心強いと思いました。 医療がどれほど進歩しても、人間が強くなるわけじゃない。技術には、人の哀しみを克服する力はない。 医療の力は本当にわずかなもので、でも、無力感にとらわれてはいけない。互いに手を取り合わないとたちまち無慈悲な世界に飲み込まれる。手を取り合っても世界を変えられるわけではないが、真っ暗な闇の中につかの間の小さな明かりがともる。それを人は幸せと呼ぶのでないか。
20投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ『神様のカルテ』より断然好き。優しさと清々しさが詰まっている心に響く本。人の幸せって何なんだろうと生命と向かいあいながら考え続ける。芯のしっかりした生き方が大事。次回作を期待する。
11投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ読んでいて心が落ち着くというか豊かになるというか、いい本だなぁと思いました。文章も読みやすいんですよね。星5つ!
2投稿日: 2024.05.24
powered by ブクログ#スピノザの診察室 #夏川草介 23/10/27出版 https://amzn.to/4bR5dlU ●なぜ気になったか 2024年度本屋大賞ノミネート、結構好きな「人の幸せ」系の小説らしい、前作『神様のカルテ』がベストセラー、これだけの条件が揃ったのであれば読まないことはありえない ●読了感想 作品への評価が高まる、「情景が現実的に思い浮かぶ」「心を動かされる展開やフレーズが適度にある」、だったし、ちょっとできすぎな主人公の人柄にも好感が持てて、心地よい読後感を楽しめた #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き
20投稿日: 2024.05.24
powered by ブクログねこさんにお薦めされ 拝読しました。 この物語は例えるなら 風鈴です。 やさしく澄んだ音色に 浸ってるうちに、 汗もほてりもすっかり ひいて、 とても穏やかな気持ち に。 日常の喧騒から離れて 自分の来し方行く末に 思いを馳せました。 マチ先生の言葉が本当 に素敵♡ 涼やかな風鈴の音色の ように、 余韻をいつまでも残し ます。
180投稿日: 2024.05.24
powered by ブクログ確かな医療知識に裏付けされた人間ドラマが素晴らしかった。医学者とは科学と哲学を併せ持った存在である。
15投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログ作者の夏川草介さんは現役の医師。神様のカルテも書いている人。 長野の大学出身らしく神様のカルテは長野が拠点。 京都に住んでいたこともあったようで本作は京都が拠点。 町並みや京の和菓子のお店など、実在するものも含めて描写されていて、情景が目に浮かぶ。京都に詳しいとより楽しめるんだろうなーなんて思った。 全てAudible完結で読了したが、ナレーターの方もすごくうまく、死を扱う小説でありながらもなにか爽やかさを感じる読後感で、出てくる人物の温かさにもほっこりする本だった。 素晴らしい医療技術を持っているが、俗世的な欲望からは距離を置いて飄々と自分の世界を生きている、眼の前の患者を見ている哲郎がすごく魅力的。 自分の哲学を持つこと、自分らしく生き方を見つけて貫くってかっこいい。 スピノザの本にも興味が湧いた。人生は、運命は決定されているというある種諦念の感がある考え方だが、ネガティブな感じでもないというニュアンスらしい?
2投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログ出てくる登場人物がみんな素敵で、嫌な人が一人もいなくて、温かい気持ちになりました。医療現場が舞台なので辛い場面もあるけれど、一人一人が出来ることを精一杯やって、1つの目的に向かう様に勇気と感動を覚えました。命を救いたい、安らかな死を、正反対にも思えることが繋がっている。分業しすぎて、たらい回しになるなんてこと、医療だけじゃなく全てに当てはまること。この人・場所があれば大丈夫という安心感があれば、穏やかに生きていけるだろうな。優しい気持ちになれて、幸せでした。 あと、京都に行って甘いものを食べたくなりますね。
3投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログあたたかい小説、という印象。医師のお話しなので内容は病気や死が絡んでいるのに、あたたかいなと感じた。 スピノザは初めて聞いた哲学者だけど、ちょっと興味が湧いている。京都の美味しそうな和菓子や風景も、この物語に良い味を出している。マチ先生をはじめ登場人物も良い人ばかりで心地よい。 「神様のカルテ」も良かった。 私は医師ではないが、暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげられる人になりたいと思う。 マチ先生と南先生、ちょっと気になるけど。続編あるかな。
36投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログ大満足!! タイトルにあるスピノザはオランダの哲学者。 哲学的なやりとりもあり、とても興味深かった! 研究を重ねて医療の進歩を目指す大学病院と患者さん一人ひとりに寄り添い、最期を見届ける地方病院。医療世界の裏側を垣間見れた気がしたのも評価ポイント。
17投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2023/12/04予約 96 神様のカルテを書いた方と知らずに読み始めた。 主人公の雄町哲郎は、若くして亡くなった妹の息子を育てるため、将来を期待されていた大学病院を去り小規模病院へ行く。 話の所々で、大学病院のかつての先輩、後輩から請われ、もしかして気持ちが揺れ動いてるのかと感じたが、芯が通っているからこそ、どちらに動いても自分のいるべき場所にきちんと戻れる自信があるのかと思った。 病気って、終わりがない、治らない、ずっと付き合っていかなくてはならないものもある。もう頑張れない、という患者に対し、頑張らなくても良い、ただあまり急いでもいけないと、いうマチ先生。 心に留めておきたいいい言葉だと思う。 医療の力なんて本当に僅かなものだ…私たちにできることは 「暗闇で凍える隣人に外套をかけてあげること」 こんな先生がいたらかかりつけ医になってほしいと心から思う。 デパ地下スイーツ売場で働いていた事もあるので、甘いものは私も大好き。 出町ふたば豆餅 死ぬまでに絶対に食べておくべき、矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅 赤福本店、梅ヶ枝餅 とらや【夜の梅】 亀屋友永【小丸松露】パティスリーからん【西加茂チーズ】村上開新堂【マドレーヌ】 緑寿庵清水【焼栗の金平糖】 読んでるだけで食べたくなる。 からんの西加茂チーズだけ食べたことない、なんとかして食べてみたい。 登場人物に嫌な人がいないので、気持ちよく読了。
5投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログ京都の光景や四季とともに紡がれるマチ先生の穏やかで力強い言葉が印象的な作品。 医師である著者だからこそ描ける世界と言葉だと感じた。 マチ先生のような医師ばかりだったら、きっとこの世を去るときにあたたかで穏やかな気持ちでいられると思う。 自分だったら死を目の当たりにしたときに、こんなに穏やかでいられるだろうかと思う登場人物が何人もおり、それもマチ先生の、言葉は少ないけれどまっすぐであたたかい言葉や雰囲気・態度がそうさせるのだろうと思った。 号泣する作品ではないけれど、読みながら静かに涙が頬をつたう作品だった。 『おおきに 先生』
3投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログ娘に感謝!娘の学校の図書館を活用しよう! 第3弾は『スピノザの診察室』です 娘「パパ、これ」 父「ん?」 娘「この前、言ってた本」 父「おっ!学校にあったの?」 娘「うん。だから借りてきてあげたよ」 「感謝してよ!」 父「感謝するする!ありがとう」 ということで、我が図書館では予約数23件で借りるのを諦めていた本を、娘の学校の図書館を利用して手に入れました( ̄ー ̄)ニヤリ やさしく心温まる物語 それはやはりマチ先生の存在が大きいからだろう いつも穏やかな姿で優しそうにも見えるが、頼りなくも見える 実直な印象もあるかと思えば、怠惰に映ることもある 甘いモノを差し出せば、厄介な症例でもあっさり片付けてくれるぐらい医者としての腕は一流 いや、ピカ一だろう しかし、その技術もさることながらマチ先生の本当に凄いところはひとつひとつ選ぶように紡ぎだしていく言葉だろう マチ先生が語る言葉には温かさがある その言葉が患者、患者の家族、周りの人たちに優しさや安心感、心地良さを与えているのだろう 素敵な本、素敵なマチ先生に出会えて良かった 娘に感謝です! 「おおきに、娘」
69投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログaudible 。白い巨塔の対極にあるまちの病院で働く医師の物語。腕があって人としても優れている主人公の日常を患者や仲間の医療者との関わりを通して描いていく。スッキリした読後感はこの作者の作品に共通する。 こんな医者に診てもらいたいものだ。
6投稿日: 2024.05.19
powered by ブクログ夏川草介さん初読み。 京都の情景が目に浮かび、京都に行きたくなった。銘菓の数々、美味しそう!ついつい検索してしまった笑 哲郎の雰囲気のおかげか、ゆったりとじんわりと優しい気持ちで読むことができた。 【意思疎通もできない寝たきり患者に、胃瘻をつくってもとの施設に送り返すことが、正しいことか間違っていることか、明確な答えは示せない。】 ハッとさせられた。正解はわからない、この本の中にはそういった症例がいくつかあったように思う。医療の現場で現役で活躍されている夏川さんが描いたからこそリアルに感じられた気がする。 医学部教育で繰り返し提示されるスローガンだという、『病気を診るのではない。人間を診るのだ』という言葉も胸に刺さった。 事務的に診てもらうのではなく、患者に寄り添ってくれる先生に診てもらいたい。もちろん、大学病院で最先端の医療を切り拓いていくような花垣のような先生も必要。でもでも、やっぱり哲郎のような先生がたくさんいてほしいなと思ってしまうのはワガママだろうか。 全体を通して、生きるとは、医療現場での尊厳とは、終末期医療について、貧困と医療、最初から最後まで考えさせられることが多かった。 【医療がどれほど進歩しても、人間が強くなるわけじゃない。私たちにできることは、もっと別のことなんだ。 うまくは言えないけれど、きっとそれは・・・・暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげることなんだよ】
5投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ図書館で借りようかなと思っていたら本屋大賞にノミネートされ、急いで予約したけど、すでに何十人待ちで、やっと借りて読むことができた。 医療現場には二種類あって、大学病院などの最先端医療と地域密着の町医者。どちらもなくてはならない存在であって、ここに出てくるマチ先生はそのどちらにも必要とする人間。 これくらい腕があり、人徳者な医師が地元にいてくれたら、みんな安心だよね。 『おおきに 先生』って書き置きした辻さん。どんな気持ちで書いたんだろう。 しかし、ここに出てくる京都のスイーツが魅力的で食べたくなった。 これは続編が出てくるかもね。 マチ先生と南先生のこともちょっと気になるな。
49投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ腕が立つのに名誉欲なし。患者に寄り添う素朴な内科医、雄町哲郎。皆に安心と信頼を与えるマチ先生は、稀少な存在だ。辻新次郎が、マチ先生に遺した免許証の裏に書かれた『おおきに 先生』の六文字。初診の時から、マチ先生は彼に『暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげ』たのだ。登場する人も和菓子も魅力的。
10投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後まで、ワクワクしながら次へ次へと、一気に読んでしまいました。こんなお医者さんたちが、看護師さんたちがいてくれる。こんな病院に出会いたいものです。どんな人だって弱さを持っていると思います。だからこそ、誰かに何かに支えて欲しいと思い、また支えてあげることもできるのではと、思います。最後まで、主人公だけでなくすべての登場する人達が、温かく、優しいそんな作品でした。もう一度、今度は京都の町並みと美味しいものを味わいながら、じっくり読み直そうと思います。
6投稿日: 2024.05.17
powered by ブクログ働く上で何を大切にするかを考えてしまった。医師として、病気に向き合うことがよいのか患者に向き合うことがよいのかという正解はもちろんない。ただ、どちらも冷静に思案しながら取り組む主人公、雄町がとにかく眩しかった。大学病院から町の病院に移ってきた雄町は、患者の顔がよく見えると言っていた。自分の働きが誰かの心を動かせたら素敵だと感じた。
3投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログ久しぶりに著者の作品を読んだ。 本当にいつも心温まる素敵な物語を書く。 とにかく登場人物がみんな気持ちいい人たちばかり。 本書を読みながら天才について考えた。 卓越した技術を身につけるには、対象に対する無尽蔵の興味がないと無理だろう。 飽きることなく、諦めることなく、止むことなく突き進む。それも、気づいたら突き進んでいた…くらいの一心不乱な勢いが必要だ。 主人公の先生は天才だ。 人を少しだけでも笑顔にするために自分ができることを考えてる。常に考えている。 素敵だ。
5投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログAmazonオーディブルで聴いた。 とても面白かったけど、主人公が有能すぎて、ヒーローヒーローしてて(性格は異様に落ち着いてるけど)、少し引いてしまった…。 大学病院の医局を背負って立つことを期待された凄腕の消化器内科医が、家庭の事情で医局長の地位をあっさり捨て、無欲恬淡とした人と思いきや、甘いものに目がないお茶目、みたいな設定に、ちょっと盛りすぎ…と思ってしまう(特に甘いもの好きなところがわざとらしい)。 雄町と花垣の信頼関係はイイネ。 ERCPをやるところは盛り上がったな! オーディブルにある池井戸潤全作を聴き終え、神様のカルテ、泣くな研修医シリーズを聴き終えて、スピノザの診察室も聴いて、次は何を聴けばいいのか…。 同じものを聴き直すか。
16投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ京都の街並みが丁寧に書かれていて 死生観について考えさせられた作品 医学は日々進歩しているけど 人によって生き方や死に方の理想は違う 根本的なことだけど、言語化するのは難しいことを 優しく丁寧に教えてくれる作品でした 個人的に2023年の本屋大賞の中で1番好きです
3投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ星3.5〜4の間くらい。哲学者スピノザをこよなく愛する医師が主人公。医療モノだけど、ダイナミックな手術シーンや推理ドラマさながらの診察があるようなエンタメ医療作品ではない。もっと淡々と、死生観や人生哲学について問いかけるような、メッセージ性をもった一冊になっている。将来を嘱望される優秀な頭脳の持ち主でありながら、大学の医局を辞めて京都の町医者として働いている変わり者の主人公。地域の人たちとの関わりや、臨床の最前線につきまとうやりがいや葛藤を、丁寧な描写をつうじて追体験できるのが良かった。特に印象に残ったのは「幸せとはなにか」について考えるシーン。「少しでも多くの人たちが幸せに過ごせるように、自分には何ができるのか…(中略)…病気が治れば患者は幸せになるんだから、そこに力を尽くせば良い。以前はずっとそう思っていた。でも、病気が治ることが幸福だという考え方では、どうしても行き詰まることがある。つまり病気が治らない人はみんな不幸なままなのかとね。治らない病気の人や、余命が限られている人が幸せに日々を過ごすことはできないのかと」というセリフ。これは深い。かなり感銘を受けた。ちなみにこれ、「たとえ病が治らなくても、仮に残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことができるはずだというのが私なりの哲学でね。そのために自分ができることは何かと、ずっと考え続けているんだ」と続きます。こういう主人公のように世の中を見つめたいなあと思った。
14投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログ医者の世界や医師の思想、理念に触れられ、とても興味深く読みました。心温まりつつ、京都の風景や和菓子たちに懐かしさを感じながら一気読み。めっちゃ良かった!!
5投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログ本屋大賞ノミネート作全部読む企画(個人的に)8作目。なかなか魅力的な登場人物が多く、語られないままの出来事もあり、続編出るといいなぁ。
35投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログオーディブル読了 好き。マチ先生がとても脳裏に浮かぶ作品だった。 銘菓に対する熱意と好きの溢れた表情、 カテーテルを操作する熟練医師の手元、 龍之介の作ったご飯を運ぶ口元、 医師たちからの賛辞を受け流す態度、 癖のある患者辻さんと対峙する時の目、 南の車に乗って必要以上に喋ってしまう空気。 大きな見せ場のない淡々としたストーリーが余計に良かった。ほっこりじんわり。 お菓子食べたい。
14投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログ古都の町並みや季節の移ろいや古から続く行事とあいまって、人生の後ろの方を支える医療現場の医師の営みがしっとりと描かれる。 読み応えのある一冊。
7投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログ主人公は、京都の原田病院で働く内科医の「マチ先生」こと雄町哲郎38歳。将来を嘱望された凄腕の医師だったが、シングルマザーだった妹が亡くなり、甥の龍之介を引き取るため大学病院を辞めて町医者となった。 夏川草介さんはずっと読みたいと思っていた作家さんだったので、やっと読めて嬉しい。マチ先生はもちろんのこと、大学病院の准教授・花垣や原田病院の院長・鍋島を筆頭とする個性的な医師たちがすごく魅力的でした。後半にはちょっとしたハラハラもあれば、温かい涙もあり、ほのかな恋の予感?もあり、期待どおりすごくよかったです。 まだまだ語られていないことがいろいろありそうなので、これはもしかして続編が期待できるかな?楽しみにしています。夏川さんの他の作品もぜひ読みたいです。 甘党のマチ先生曰く「この世の中にはぜひ味わうべき三つの食べ物がある」そうで、それは以下です。 ・ゑびす屋加兵衛の矢来餅(やきもち) ・京菓子司満月の阿闍梨餅(あじゃりもち) ・長五郎餅本舗の長五郎餅(ちょうごろうもち) 阿闍梨餅は食べたことありますが、残り2つは知らなかったので、ぜひ食べてみたい。 *** 「地位も名誉も金銭も、それが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。人間はね、一人で幸福になれる生き物ではないんだよ」(35頁) 「願ってもどうにもならないことが、世界には溢れている。意思や祈りや願いでは、世界は変えられない。そのことは、絶望なのではなく、希望なのである」(219頁)
18投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログ医療の目的は、病気や怪我の治療をし、心身を元気にすること。でも、それだけじゃなくて、根底にはもっともっと大切なことがある。 特に在宅医はそう。不治の病、老衰、最期をどう迎えるか。どう寄り添うか。正解がない分、難しい。 だから、まち先生のような、哲学をもつ人って素敵だと思う。すご腕で患者の心に寄り添える先生って理想だな。 そして、すごいのにすごいと思わせない素朴な人柄。周りの人たちも、まち先生をよく理解している感じが、その関係性を語っていて、あたたかな気持ちになる。 余命あとわずかであっても、どんな状況においても、この瞬間を大切にすること。勇気と優しさ、そして生きる希望を感じさせてくれる素敵なお話だった。
63投稿日: 2024.05.10
