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ある行旅死亡人の物語
ある行旅死亡人の物語
武田惇志、伊藤亜衣/毎日新聞出版
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総合評価

386件)
3.8
78
151
97
22
4
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    多額の現金を残して孤独死した女性についての物語。ネットニュースで記事を読んだことがあり、興味を惹かれて読んだ。警察でも探偵でも明かせなかった事実を、全てではないが、記者が足を使って解明されていく事実に頁を繰る手が止まらなかった。謎のままのことも多かったが。 幼少の頃の友人が、女性を覚えていた。人知れず亡くなってしまった行旅死亡人と呼ばれた女性、誰かが覚えてくれていることだって、生きた証だよね。

    0
    投稿日: 2026.02.08
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    ノンフィクションをあまり読むことはありませんできたが、面白かったです。 1人の死者の生活史を調査する大変さやもどかしさ、事実がつながった時の喜びなどが丁寧に描かれていました。 随所に記者の思いが記載されているのも、生きている者の暖かみを感じました。

    0
    投稿日: 2026.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    行旅死亡人-病気や行き倒れ、自殺などで亡くなり、名前や住所など身元が判明せず引き取り人が不明の死者を示す法律用語- 本書は、3000万円という大金とともに孤独死したある女性を、共同通信社の記者がその人生を取材をもとにたどるルポ。 身元を証明するものを一才もたず、保険にも加入しないまま、3400万円という大金を現金で保管したまま。40年にわたり住んでいたアパートも内縁の夫(?)名義、右手の指を全損。夫らしき男性も、職場さえ虚偽の賃貸契約書。 彼女はいったい何者なのか、どのような経緯があってこのような最期をとげたのか。 警察や探偵もあきらめた身元の捜索、残された印鑑の苗字から舞台は大阪から広島へ広がり、ついに親類をつきとめる…。広島で生まれた彼女は…。 一人の女性が、なぜ故郷を離れ、身を隠すように40年も生きたのか。 身元は判明しても、その理由だけは最後までわからなかった。 親族と関係を断つほどの出来事が何だったのか、 そして彼女が幸せだったのかどうかも、結局はわからない。 けれどそれは、第三者が安易に決めてよいことではないのだと思う。 SNSでは何でも白黒をつけたがるけれど、人の人生はもっと曖昧で、グラデーションに満ちている。 時間の流れの中、人の人生は泡のように消えていく中、この女性の人生は本という形で偶然後世に残ることになる。 結局、人の人生ってどんな意味があったのかそれを決められるのは自分だけなのだなという感覚だけが、静かに心に残る。

    0
    投稿日: 2026.02.08
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    ノンフィクションの事件を追う作品は初めて読んだ。 死者の人生を追うこと。 不審な死を遂げた死者の人生を解明して表に公表することで、報われるのか干渉すべきではないのか。 故人の意思は今となっては分からないままだけど、関わってきた人の思い出話に出てくるならそれはそれで必ず報われるはずだと思う。 人間の生きた痕跡は必ずどこかに残る。 自分が死ぬとき、そばに誰か居てくれるだろうか。 誰かの心に残っているのだろうか。

    42
    投稿日: 2026.02.05
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    ある身元不明の遺体の告知をもとに、その人物がどのような人物であったかを調査する内容。 警察、家庭裁判所、弁護士、役所、探偵と、日本における正攻法での探し方をしたが対象者は絞り込めず、マスコミであった著者の方が特殊な苗字の判子に目を付け、草の根的に情報を集めていく内容になっている。 この本のすごい所は実話であることに尽きる。 故人の情報のカケラを持つ人物たちを探し出し、集めた情報をつなぎ合わせ、人物の情報を補完、特定していく辺りは最高にエンタメしている。 確実に運もあったとは思うが、本では省かれている大量の調査があったんだろうなというのを感じた。 人間一人が社会で生きるというのは膨大な情報を社会に残していくことに他ならないが、死んでしまえばほとんどの人の情報は生きている人の情報に埋もれ、忘れ去られる。故人は死んでしまってるので知ったことはないだろうが、身元不明のままになっているたくさんの人々に比べれば、幸運なことなんだろうかと思った。 この本にはマスコミとしては当たり前の作法がいくつも載っているが、感覚的に受け入れられない「当たり前」も多い。 特に初動の役所、弁護士、著者の方に情報が渡るまでの流れがかなり酷かったので、墓荒らしという単語が思い浮かぶ。 しかし、そういったベクトルからアプローチしないとできないこともあるんだろうなとも思った。

    2
    投稿日: 2026.01.29
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    現金3,400万円を残して亡くなった正体不明の女性の正体を、わずかな遺品を頼りに記者たちが執念で辿っていくノンフィクション。調査が進むにつれて彼女が歩んできた人生が断片的に浮き彫りになり、たとえ本人が孤独を感じていたとしても、人はただ生きているだけで誰かの記憶や記録に確かな足跡を残しているのだと強く実感させられた。最後まで明かされない謎の数々に、彼女の秘密や心境にまで想像が膨らみ、一人の人間の尊厳について深く考えさせられる物語だった。

    14
    投稿日: 2026.01.27
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    身元不明で孤独死した女性の生き様を追うノンフィクション作品。3400万円もの現金を持っていた彼女の人生、本当の名前は。新聞記者の取材力の高さに驚いた。多方面から彼女の半生をにたどり着いていく。テンポも良く進んでいくし分かりやすいのでサクサク読める。小説と違って驚愕の結末とはならないけれど、それがリアルな彼女の人生を浮かび上がらせる。面白かった。

    1
    投稿日: 2026.01.25
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    行旅死亡人という言葉を初めて知った。病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語なのだそうだ。死亡人の身体的特徴や発見時の状況、所持品などを官報に公告して引き取り手を待つらしいが、それで引き取り手が現れるケースはどれくらいあるのだろうか。 ある記者が偶然目にした死亡記事を発端に、孤独死した身元不明の女性の謎に迫ってゆく過程に引き込まれた。実際に調べた人の言葉だと思うと、「人間の足跡、生きた痕跡は、必ずどこかに残る。」という文にも重みを感じる。 明らかになったこともあるが、謎のまま残ったこともある。なんだかそこには、亡くなった女性の意思が働いているように思えてならない。家族の元に帰してくれてありがとう。でも、これ以上はどうか、そっとしておいて下さい、と。

    1
    投稿日: 2026.01.24
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    行旅死亡人(こうりょしぼうにん)と言う言葉をこの本を通して初めて知りました。 行旅死亡人とは本来、旅の途上に倒れた者を指す言葉だったとのことですが住所・氏名が不明で、かつ引き取り手(親族など)がいない遺体を指す法律用語だそうです。 1人の死者の人生を丁寧に追うこの本の作者であり記者のお二人の奮闘が垣間見れました。

    1
    投稿日: 2026.01.23
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    ミステリー小説だと思って読み進めていた!写真もあってずいぶん本格的だなーと。が、途中で著者の名と記者の名が同じでびっくりした。 前半進みが遅く(小説と思って読んでいたからかも…。)感じられたが、後半からは一気読み。記者魂アッパレ!

    1
    投稿日: 2026.01.20
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    ノンフィクションの本ってあまり読んだことがなかったけど、これは面白い。謎は残るが、ここまで1人の人生を明らかにできることは、記者の力を感じる。惜しい点としては、武田さんが書いた文と伊藤さんが書いた文の判別がつきづらいこと。

    2
    投稿日: 2026.01.16
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    始まりは1人の遊軍記者が見つけた行旅死亡人の記事だった。 行旅死亡人(こうりょしぼうにん) 病気や行き倒れ、自殺などで亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語。 2020年4月、兵庫県尼崎市のアパートで手元に現金3,400万円を残して亡くなった身長133cmの右手指を欠損した女性。 40年以上住んでいたアパートは「田中竜次(仮名)」名義で契約されていた。しかし下の階に住む93歳の大家は、男性の姿を見かけたことはなく女性は1人暮らしだったと証言する。 タナカチヅコと名乗っていたその女性の部屋から「沖宗」という珍しい姓の印鑑が見つかったことを手がかりに2人の記者が奮闘の末、彼女が沖宗千津子さんであることが判明した。 なぜ彼女はタナカと名乗っていたのか。 なぜ彼女は手指切断で受けれたはずの労災保険を自ら断ったのか。 なぜ彼女は10歳も年齢のサバをよんでいたのか。 なぜ彼女は身内に一切連絡を取らなかったのか。 なぜ彼女は故郷に帰らなかったのか。 なぜなぜなぜ。 私の中で沖宗千津子さんへのなぜが頭の中で1ヶ月以上たった今も飛び交っている。寝る前に見知らぬ彼女のことをふと考えている自分がいる。 アパートの契約者「田中竜次さん」と千津子さんは内縁関係だったのか、若しくは籍を入れることのできない事情があったのかもしれない。竜次さんには家庭があり、週末にこっそりとこのアパートに通っていたのだろうか。 2人で一緒に写った写真は無いものの、温泉地で2人別々に撮った写真は見つかっている。 竜次さんから生活費をもらっていたのだとしてもそれ程の大金が残るのかは疑問だ。彼女は住民票がなく年金すら受けていない。 竜次さんが犯罪に手を染めて得たお金を千津子さんに渡したのかもしれない。それで身元がバレないように年齢や名前を偽っていたのだろうか。ならば、下の名前も改名するのではないか。 はたまた竜次さんはどこかの国のスパイで、千津子さん自身もスパイとして何かしら関わっていたのかもしれない。だとしたら3,400万円もの大金を手にし、名前や年齢を偽り家族とも一切連絡を取らなかったことも説明がつく。 彼女がそうしたかったのではなく、そうせざるを得なくなったのでは無いか。 私は彼女の人生を勝手に想像し、それは想像の域を超え妄想へと化している。 名前も年齢も偽り孤独死を遂げた見ず知らずの女性にどうして興味を抱き、むしろそれを通り越し好意と言っても過言では無い感情を抱いているのだろう。 なぜだか自分でよく分かっている。それは彼女の境遇と本の中にあった3枚の写真のせいだ。 彼女は故郷を離れ尼崎で、男性の影はあったものの籍は入れずに1人でアパートに暮らしていた。 私がこのままパートナーと籍を入れず年老いて1人残され孤独死をしたら。そう考えると他人事とは思えない。 子供もいない私が高齢で生き延びたとすれば、私の親族は従兄弟の子供くらいしかいない。そんな従兄弟の子供とはもう15年以上は会っていない。従兄弟の子供は私とすれ違ったって私だと気がつかないだろう。身元の確認と言われても顔も知らない老婆と対面させられても迷惑でしかないだろう。 そう思うと早く死んでしまった方がいいのではないか、などと考えてしまう。これはシングルで子供のいない人にしか分からない気持ちなのかも知れない。 自分が死んでしまえば自分は分からないのだから何も心配する必要はない。それでも私は年々死が近づくことを意識しこんなことを考えては心配している。 そして私の目に焼きついて離れない3枚の写真。 1枚目は千津子さんが亡くなった後に撮られた彼女の部屋の写真。ベビーベッドの上に体長50cm程の色褪せた大きな犬のぬいぐるみが置かれている。 もう1枚はその大きな犬のぬいぐるみを抱いて笑顔で映る千津子さん。 (その犬のぬいぐるみには「たなか たんくん」と名前が付けられていた) 3枚目はベビーチェアに座る たんくん。たんくんにはクマのポシェットが下げられ、横には飛行機の模型と小さなサッカーボールが置かれている。 この写真を見るだけで私は涙が出てしまう。 子供のいなかった(いたかも知れないが何かで失ったのかも知れない)千津子さんにとって、きっと たんくんは我が子だったのだろう。少なくとも1985年から亡くなる2020年までベビーベッドの上でたんくんは千津子さんと共に過ごしていた。 たんくんと千津子さんの写真を撮ったのはおそらく竜次さん。そんな竜次さんのなき後もたんくんと過ごした千津子さん。たんくんを見るたび竜次さんを思い出していたのだろうか。 ボロボロになってもなお、千津子さんのいない部屋のベビーベッドの上に大切に置かれていた たんくんの姿が、悲しそうで仕方がない。 いや、竜次さんの思い出とたんくんがそばに居たからこそ、褪せない思い出を糧に生きていけたのかもしれない。 子供がいない私は千津子さんの気持ちを過剰に想像し、自分と重ね合わせ、たんくんと2人で過ごしていた彼女の晩年を思い、涙を流さずにはいられないのだった。 行旅死亡人は年間600人〜700人で推移している。 その中のどの人にも今回の千津子さんのような物語がある。 テレビや映画、本の中だけがドラマティックな物語なのではない。 行旅死亡人でなくとも、あなたも私も、友人も、パートナーも、道ですれ違うおじさんも、駅で毎日見るあの人も、電車で隣の席に座った人も、みんなみんな、それぞれの物語を作っている。 どの人生もかけがえのない唯一無二の物語。 「沖宗さん」 この苗字を目にしたり、誰かがその苗字を呼ぶ声が聞こえたなら、私は真っ先に沖宗千津子さんを思い出すだろう。

    1
    投稿日: 2026.01.14
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    どうやっても死亡人の身元は判明しないだろうというところから、よくぞここまで解き明かしたと思った。 ノンフィクションなのに、まるでフィクションみたいな設定と謎の難易度だから、ミステリーとして読めるかも

    6
    投稿日: 2026.01.13
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    こんなことがあるんだぁー。へー。記者の人たちすごい!謎は謎のままなところもあるけど、それもまたリアル!

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    ノンフィクションなのにフィクションみたいな面白さがある。けれども、謎はすべて解けないところは、やはりノンフィクション。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    行旅死亡人という言葉を初めて知った。また記者は取材をこうやって進めていくのかというのもリアルにわかっておもしろかった。ひとつ社会勉強になった。

    8
    投稿日: 2026.01.09
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    『行旅死亡人』として処理された、身元不明の女性の死。 本来なら記録の片隅で終わるはずの存在を、多額の現金が残された金庫、色褪せた古い写真、わずかな遺留品。その断片を拾い集め、記者たちは膨大な労力をかけ粘り強く追いかけていく。 読み進めるうちに、彼らが抱える「この物語を世に送り出したい」というプロ特有の強い自負が、静かに伝わってくる。それは単なる使命感というより、書くことを生業とする者が持つ、抗いようのない「業」のようなものかもしれない。 彼女が守り通した秘密を、記者の執念が解き明かしていく。その過程にある一種の危うさも含め、書き手の「読ませたい」という熱量がこの物語を形作っているのだと感じた。

    19
    投稿日: 2026.01.08
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    この超大作がノンフィクションなことに驚く。記者の調査力と粘りに脱帽。 調査対象者の夫とは?なぜここまで隠れた暮らしをしていたのか? 究明しきれない部分は多くあるものの、これが返って真実だよなと実感できていい。

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    面白そうな事件だけど、ちょっと書き手さんが入れ替わるので「今どっちが話してるんだろう?」が気になってしまってちょっと読みづらかったです。

    0
    投稿日: 2026.01.03
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    とても面白かった。 スッキリしない終わり方だったが、ノンフィクションってそういうもんよね。 意外と日本人も暖かい。捨てたもんじゃないわ。

    0
    投稿日: 2025.12.27
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    記者の人はすごいなぁ。警察や探偵が分からなかったことを調べ上げるのだから。 こうして調べてもらって昔関わりのあった人に思い出してもらった千津子さんは幸せだったんじゃないかな。 多額の現金、人目をしのんだ生活とまだ謎は残るが、それもまたリアル。

    3
    投稿日: 2025.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても面白かった。 小説ではなく記事の加筆修正をまとめた"実話"だということがとても信じられなく、1人の人間の生と死とを実感することが出来た。本書にも似たような事が綴られていたが、駅や街ですれ違う人ひとりひとりにその人だけの人生があり関わりを持つ大勢の人がいるということが身に染みた。普段意識することができてないないが自分は今どのような人に支えられ、どのような人と関係を持っていて、それは今後どのように変化していくのかを考えさせられた。 千津子さんの晩年の生活や大金の謎、男性との関係など不可解な点は多く残されたが、最初は名前が本当かすら不明であった女性の出生から家族構成など多くのことが明らかになったことには、記者の執念、熱量はもちろんのこと取材を受け入れてくれた人たちとの巡り合わせや時期的な奇跡もあり、とてもフィクションのような事実だった。この一連の出来事がたったの4年前に行われていたのはとても信じられないし、身近な所にも謎がある、人は人完全に断絶して生きていくことは出来ないのだなと思った。 とても良い本だったや。(2025/12/21 21:34:57)

    2
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    謎を追うことにグイグイ引き込まれていくが、初めは陰謀的な話かと思いきや、だんだんと人の人情や哀愁で物悲しく切なくなる作品だった。 ぬいぐるみを子供の様に大切にしている事がわかる実際の写真に、胸が苦しくなった。 彼女の人生の謎は本当の事は結局はわからないが、不幸せか幸せかは、他人が判断することは出来ない。 考えさせられる本だった。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    人を追っていくという意味では面白かった。本人の身元が分かり、遺族にきちんとつながった探偵的な動きも非常の面白かった。だが、当の本人がなぜこのような人生の終わり方をしたのかがさっぱり見えてこず、もやもやっとした。

    1
    投稿日: 2025.12.15
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    装丁に惹かれて購入。 少しずつ読もうかと思ったけど、寝る前に一気に読了。 現金3400万円を遺して誰とも関わらず孤独死した女性の死から、記者2人がわずかな手がかりを辿って、探偵も警察も解明できなかった真実へ。 人生や死を伝えるにはまだ若いであろう記者が、わずかに残る人と人との関わりを辿りながらその女性の死を、素性を、人生を解明していく、まるでミステリーのようなドキュメンタリー。 実話だからこそのラストも余韻を残す一冊。

    1
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このご遺体は、ほぼプロだと思う。「誰にも見つからないように注意して生活していました」という素人レベルではない。 闇の歯医者を選び、歯の治療痕を残していない。仕事中に指を寸断し労災が下りるにもかかわらず、年金支給を自ら打ち切っている。アパートは男性名義で借りており、その男性を見かけた人はいない。さらにその男性は住民登録がない。女性一人で風呂なしの安いアパートに長年住み続け、3400万円の現金を抱いたまま亡くなった。ドアに後付けのチェーン2本、室内に後付けされた警報アラーム。ビニール袋に包まれた千ウォン札、星型のマークがついたロケットペンダント。それらの遺品から「北朝鮮の工作員説」が出てくるのは自然な流れだと思うし、私もそうではないかと予想していた。 ご遺体の素性や親族は、遺産相続のため弁護士が雇った探偵でも見つけられなかった。それを著者が見つけ出したのだからすごい。残された印鑑の名字「沖宗」の希少性に着目し、インターネットで見つけた「沖宗性のルーツを探る」ブログの筆者へコンタクトを取るという、記者らしい発想と粘り強さ。警察や探偵が行う正攻法ではなく、独自視点の追跡力が本書の見どころの1つである。 彼女の過去に近づくほど、幼少期の同級生や同郷人の話に集結していく。そこで幼少期の写真や様子を聞くうち、彼女の生前について知ったようなつもりになってくるが、成人してからの彼女の様子はほぼなにもわかっていない。大人になってから隠れるように暮らし、3400万円を残して孤独死した彼女の真実には誰も辿り着けていない。 彼女は明らかに一人ではなかった。誰かの入れ知恵か支援があったのではないかと思う。1つのぬいぐるみを長年愛して子ども服で着せ替えしていたことなどから、子どもを失っている可能性が高い。考えすぎかもしれないが、残された大金は、止むを得ない事情により子どもを売って得たお金か、誘拐の口止め料として渡されたお金ではないかとさえ思ってしまった。 成人後はどのような暮らしをしていたのか。真実はなにも解明されないまま本書は終わる。人の数だけこのようなドラマがあると思うと、人を見る目も少し変わってくる。生きている間に、もっと興味を持って相手を知りたいと思える本だった。

    2
    投稿日: 2025.12.09
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    「行旅死亡人」と言う言葉は初めて耳にしました 数千万円の大金を現金で自宅に残した状態で孤独死という形で発見された身元不明の女性にまつわるノンフィクション 読書関係のYouTubeでいろんな方が「面白い」とオススメされていたので読んでみました 警察も弁護士も探偵も突き止められなかった正体を、記者の執念で突き止め、その女性が辿った人生をあらゆる手段を使って繋ぎ合わせていく過程はとても感心させられました、マスコミに対するイメージはあまり良くないのですが、偉そうな言い方かもですが見直しました 身元不明の女性が辿った人生も、私の解釈ですが、彼女の過ごし方からするとそれなりに訳アリのような気もしますが、そんなに特殊事情を抱えられていたような気もせず、全てではないにせよ、自分に置き換えても有り得た部分もありそうな感じがしました(あまり言うとネタバレなのでボヤッとになりますが)、誰しもやましいことの一つや二つ抱えて人生過ごしてるはずと思います 色々考えさせられる内容で、あとどれくらいあるかわからない自分の人生の過ごし方、読了後の感覚として、ちょっとくらい隠し事しながら過ごしてちょうどええのかも、と思ってしまうようになりました

    15
    投稿日: 2025.12.04
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    行旅死亡人とは身元不明の死者の意味。尼崎で亡くなった謎多き老女がどんな人生を送ったのか、記者が迫った記録がこの本だ。 あまり期待せずに読み始めたが、冒頭から引き込まれて大変おもしろかった。探偵モノとか、推理サスペンスの趣。謎自体が興味深いのは確かだが、書き手の力量を感じる。情報の過不足なくスルスル読めて、上手さを感じさせない上手さがある。記者二人が交互に章を書く構成も違和感がなかった。 変わった名字、という点を中心にしてここまで迫れたのはすごい。家系図を作っている人等、出会いの運も感じた。ただ、多くの謎が謎のままなのは残念なところ。読み進むに連れて残りページが少なくなり、これは謎のままかな、と思ってはいたが。星型ペンダントと謎の数字は?なぜ3400万円もお金があるのに困窮に近い生活をしてたのか?なぜ自ら孤立する生活を選んだのか?子供は?連れは?もし続きがあるなら読みたい。

    0
    投稿日: 2025.11.29
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     多額の現金を残して死んだある身元不明死者についてその身元を調査する物語なのであるが、その当時起こった有名な事件と関係しているのではないかというミステリー。ストーリーは淡々としていてあまりドラマチックではないのだが、いかにも自分たちの身の回りにもありそうなので、妙に面白い。

    81
    投稿日: 2025.11.27
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    尼崎市のアパートで見つかった70代女性、身元不明の遺体。行旅死亡人のデータベースで、右手指を欠損し、3400万円もの現金を残して亡くなった彼女のことを知った新聞記者が、記事になるのではと目を付け、身元捜しに乗り出す。幸い、遺産の相続先がわからないため、弁護士の協力も得られる。弁護士はそれ以前に、探偵に調査を依頼していた。 全国に数十人しかいない珍しい苗字の印鑑から、家系図を辿り、広島に行って聞き込みを行い、警察も探偵も見つけられなかった女性の遺族を見つけることができた。が、年齢を一回りもさばを読んでいたことがわかり、労災年金の受け取りを拒否していた理由もわからない。アパートの契約人である男(事実婚の夫?)の素性は、いくら探っても知れない(北朝鮮の工作員ではないかと疑われるほどに)。謎は依然謎のまま残る。 赤ちゃんほどの大きさの犬のぬいぐるみを、着せ替えて、何十年もかわいがっていた女性の孤独死。広島の仲良し四姉妹だった彼女が、どうしてそういう暮らしになったのか、そのストーリーは全く明らかにならなかったが、現実はそんなものなんだろうか。新聞記者の仕事が覗けた点が面白かった。

    1
    投稿日: 2025.11.27
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    ルポルタージュ的な本を読むのは初めてでしたが、知りたい部分があえて追求しきられていない(または描かれていない)ところに、小説にはない新鮮な感覚を覚えました。 記者の思いが最後の一行に詰まっており、胸に残る(いい意味で)気持ちのまま読み終えることができました。

    1
    投稿日: 2025.11.26
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    タイトル、カバー絵等からサスペンス小説を想像するが、この作品はノンフィクションである。 官報に掲載された一人の「行旅死亡人」に興味を抱いた共同通信の記者二人が約2年をかけて取材を続けた一人の女性の人生を記す。 まるでサスペンス小説のように、少しずつこの女性の姿が鮮明になっていく。そこには、女性の苗字が珍しいものであったこと、取材先の方々の好意等偶然と必然が積み重なって完成していく物語でもある。 記者という仕事の大変さ、頭脳、体力、気力、その事項に関する好奇心等が合わさって成り立つものであること、またほとんど初対面の人物にも受け入れてもらえる人間性も必要であろうことも知ることができる。 ネット社会、PCで簡単に検索できる現代だからこそ、短時間で細かいところまで調べることができたということもわかる。 そして、現代社会ではこのように一人でひっそりと亡くなっていく人が、そしてその素性がわからずに亡くなっていく人が、多くなっていくのかもしれない。 へたなサスペンス小説よりも興味深く、面白い作品に出会えた。

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    タイトルの通り、人生は旅なんだな。そしてその旅の途中に生きていた証を否応がなしに残していくんだな。こんなに個人情報を探って晒して何になるんだ?と思ったけど、その過程で彼女を思い出して笑顔になる人もいる。期待していたほどにドラマチックな展開は無かったが、とても面白くていっきに読んでしまった。 人間は「死んだら全部おしまい」では無い。

    0
    投稿日: 2025.11.19
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    尼崎のアパートの1室で死亡した状態で発見された身元不詳の女性。多額の現金を持っていたにも関わらず風呂なしのアパートに住み続けた女性を追ったルポルタージュ。記者が書いた書籍だが、表現がやや劇場的で、できればもう少し落ち着いた筆致がいいなと思った。

    0
    投稿日: 2025.11.14
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    【故人の半生を追う記者ドキュメンタリーの本】 身元のわからない仏様のことを行旅死亡人と呼ぶ。 尼崎市で起きた特異な行旅死亡人「タナカチズコ」。出生がわからず、戸籍にも記されていない不可解な行旅死亡人を巡る記者の武田と伊藤。 大田弁護士を通して、そして旧姓の「沖宗」という珍しい苗字を手がかりに、広島や愛媛まで取材に赴く。沖宗の家系図を作り上げ、さらに事件に迫っていく。 愛媛で会った沖宗正明さんの証言から、自分の叔母であることが判明する。身元がわかったことにより、記者の興味は、なぜ今まで戸籍を隠しながら陰のように生きてきたのか、沖宗千津子さんの半生に移っていく。 尼崎、広島、小用とかつて住んでいた町で沖宗千津子さんの面影を追っていくが、手掛かりや証言はそう多くはない。しかし、その中で出会った人たちの温もりを感じ、千津子さんがそこで生きていた証を見つけることができた。 現JTのタバコ工場で働いていたことを知り、かつての給料帳を調べると、そこには確かに「沖宗千津子」の名前があった。 取材を続けていく二人だったが、結局のところは、写真の中で千津子さんと一緒に写っていた田中竜次さんは誰なのか、北朝鮮のスパイ疑惑があったのではないか、所持していた3400万円の謎は解き明かされぬまま物語は終わる。 しかし、確かに沖宗千津子さんの身元を明らかにすることができ、生きてきた足跡を辿ることができた。 ------ ゆかりのある尼崎という土地の話ということでこの本を手に取ろうと思った。 「行旅死亡人」という言葉があることを初めて知り、また記者がどのようなプロセスで取材を行なっていくのかを知ることができた。 ドキュメンタリーを見ているような気持ちで、次の展開はどうなるのか、沖宗千津子さんは一体何者なのか、謎がいつ明かされるのか、ページを捲る手が止まらず、読了までの時間は短かった。 取材が空振りに終わったり、謎は謎のままになったり、上手く行きすぎないのもリアル感があってよい。 取材を続けていく中で、その土地の温かみを感じ、人の良さに助けられるのは、優しい気持ちになった。千津子さんがいなければ、存在しなかったご縁である。 いずれ訪れる自分の死と向き合いながら、誰かが思い出してくれるように。楔を打ちながら、痕跡のある人生を歩みたいと思った。

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    現実にあったことなんだよな、実際に生きていた人間の話なんだよな、と思うと読み進めるほどしんどくなってしまったというか、この人の人生に興味を持っている、つまりおもしろがっている自分が嫌になってしまった。 18ページに書かれている「亡くなった方は個人情報保護法の関係もなく、守秘義務も発生しない」という事実に救われる反面、死んでしまったらそういうセンシティブさはなくなるのだ、という恐怖もある。 でも名誉毀損的な書き方じゃなかったし、むしろ敬意があった。最後の「沖宗千津子さん。あなたに一目、会ってみたかった。」という誠意が全てだと思う。 私は一人暮らしのこの部屋で死んだら何日後に発見されるのだろうか。 寒くなってきたし、ヒートショックとかで急に死ぬこともあるかもしれない。部屋はなるべく綺麗にしておかなければ、と思った。

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    2025.10.31 読了。 ある女性が行旅死亡人となった。 そのアパートには3,400万円もの遺産があった。 この女性は誰なのか、このお金はなんなのか、記者は手を尽くして探すが、結局のところ、最後の最後は分からずじまい。 なんだか肩透かしを食ったような気もするが、ここまで女性の身元を調べ上げたことに敬服する。

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある行旅死亡人の物語という題名だが 実際のところは一本の記事ができるまで記者がどう考えてどうやって動いたかという感じの話がメイン。 最初に表紙を見て行旅死亡人の謎が次々に解き明かされるんだろうと思った筋とは違って謎は身元以外ほぼ不明なまま終わる。まぁそのあたりはノンフィクションとしてはリアルと言えるかな。 結局のところ一番の引きである3400万円の現金の謎について全くわからなかったところがうーんというところ。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    3400万円を残して孤独死をした、右手指が無く住民票も無い女性。残されていた遺品からこの人は誰でどんな人生だったのかを新聞記者が探っていく。人生を重ねる事とは何を残していく事なのか、今を生きることは何に向かっていく事なのか。以前に夜景を見た時、あの灯りひとつ毎に人生があり自分一人のちっぽけさを感じた事を思い出した。それでもどこかに足跡は残っているんだ。誰かは知ってくれているんだと感じられ救われた気がする。

    1
    投稿日: 2025.10.18
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    私も職場で官報を見てたので「行旅死亡人」の欄は不謹慎ながら興味深いと思ってました。 人知れず亡くなる人ってこんなにいるんだな、と。 それもあるし、こんなでっかい帯にビッシリ推薦文が書いてあるし、めっちゃ期待膨らませてしまった。 たまたま官報で見つけたある行旅死亡人に引っかかった著者。記者である強みをフル稼働して真相に迫っていきます。 亡くなった状況に謎が多くて初っ端から引き込まれたのはそうなんですが、うーん… 広げた風呂敷をそっとたたんで「人生いろいろでした〜おわり〜」みたいな。そこは読む前から予想できてた。「物語」ってその事だったのかな。 ひねくれ者の私には、「ウケそう!」って調べ始めてひっかき回したわりに撮れ高ないねって、必殺いい話風で終わらせたように思えてしまいました。 あと、途中から著者が2人になるんですが、地味に毎回「今どっちの?」となってました。

    9
    投稿日: 2025.10.17
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    身元の分からない死亡人のことを行旅死亡人と言うのだと初めて知りました(一年間に600〜700人もいるというのがびっくりでした)。 尼崎のとあるアパートで亡くなった行旅死亡人の女性は、右手の指が全部欠損し住民登録もなく、金庫に3000万以上の現金を持っていました。 謎だらけの女性の身元を新聞記者である2人が探っていくドキュメンタリーです。 全国に100人ほどしかいない沖宗という珍しい名字から行旅死亡人の身元に辿り着くのですが、記者の方の執念と地道な聞き込みで、警察も探偵も辿り着けなかった身元をつきとめたのは本当にすごいなぁと思います。 結局高額の現金の謎が分からないままだったのは残念でしたが、犯罪とか北朝鮮のスパイとかではなく、現実はありきたりな理由だったのかもしれないなぁと思ったり。 ただ、あとがきに「生きてる千津子さんに会いたかった」と書いているのは、あまりにわざとらしいような…そもそも、謎の身元不明遺体だったから記事に出来そうだと思って筆者は興味をもった訳だし…。 そして、身元を隠してひっそりと暮らしていた人の正体を日本中に明らかにしてしまうことの暴力性も感じてしまいました(実際、そういう批判があったという記述も作中にありました)。

    3
    投稿日: 2025.10.12
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    孤独死した身元不明の高齢女性はどこの誰でどんな人生を歩んできたのか。 僅かな手掛かりから地道な調査で、そして幸運にも助けられて、徐々に女性の人生が姿を現していく。 記者の取材というのはどんなふうに行うのか、という意味でも面白かったですし、推理小説を読むような展開でもありましたし、何より名もなく孤独に亡くなった女性がどんな人生を送ってきたか、片りんなりと明らかになっていくことが喜ばしく思われました。 著者の若い記者さんがあとがきに書かれていた、「人はいつか」ではなく「私はいつか」必ず死ぬ、という言葉が印象に残り、そのことを考えないようにしている自分に思い至りました。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    記録に残らずとも誰かの記憶に残る人生 行旅死亡人である田中(沖宗)さんについて、結局分からずじまいだったことも多かったが、記者の熱意(或は執念)は凄まじく、単純にその気概に脱帽した。 「本を出版するに至るほどの結末が待っているはずだ」と思って本書を読み始めたのだが、多くのことは闇に包まれたままでありながらも、丁寧に細い糸を辿って、誰かの記憶の片隅にいる田中さんを掬い上げていく様は興味深く、勢いよく読み進めていった。 田中さんの生きてきた時代に比べて、現代の方がインターネット、SNS、様々な媒体から故人の「記録」を辿りやすくなっているかもしれないが、その人と関わりを持った一人一人の記憶の中に生きる故人はデータで見ることのできない暖かみや質感があるものだと感じた。

    2
    投稿日: 2025.10.06
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    警察も探偵もわからなかった行旅死亡人の身元を探していく二人の記者に感動しました。 フィクションではないので数々の謎を残したままになりますが、ひとまず身元がわかったことは良かったと思います。

    0
    投稿日: 2025.10.06
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     この本は47NEWS 2020に前後編で配信されたものを書籍化されたものだという。行旅死亡人の物語というより、記者たちが身元を探り出すまでの奮闘記という内容だった。ヤフーニュースで検索1位になったこともあるようなので、多くの人の興味を引いたのだろう。でも結局彼女がなぜ人目を避けるように生きてきたのか、なぜ彼女が40年生きてきた界隈で何の糸口も見つけられなかったのか、という一番の疑問点が解けないままなので、読み終えてもモヤモヤしたままだった

    6
    投稿日: 2025.10.04
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    1人の行旅死亡人から2人の記者によって謎がひとつひとつ解明されていく…。読み進めていくうちに、本当は触れてはいけないものなんじゃ…と、緊迫感もあり一気に読めた。 なんとなく、チヅコさんはこの2人に自分を見つけて欲しかったのかな。だから、遠い小さな町での聴き込みや調べることも、わりとするりと事が運んだのかな…とか、読んでいくうちに1人の人間の物語に血が通ってきた感じがした。 伊藤記者が時折チヅコさんに情を寄せている描写も暖かな感じがして良かった。

    6
    投稿日: 2025.10.04
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    初めは不気味な1人の女性の話だなと思ったけど、身辺が少しずつ明らかになるにつれて、興味と切なさが湧いてきた 謎のままの部分も多いけど「普通に生きてきただけなら変な事件にも巻き込まれないでしょ」っていうのもリアリティがあった 人は生きていれば、どこかに必ず痕跡を残す フィクションからは得られない栄養が取れた

    0
    投稿日: 2025.09.29
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    記者にとって、「未解決」という言葉が持つ謎の引力は、とても大きい。 僕がある地方都市で働いていた時には、30年ほど前の未解決事件を追いかけようとしていた。職場に残されていた過去の資料を読み漁り、現場にも足を運んだ。でも、何もわからなかった。 今でも、もっと本気で取り組んでいたら、と思うことがある。 この本では、著者のそんな記者魂を感じた。 結果がどうであれ、ここまで情熱的に取材に打ち込める胆力は、尊敬する!!!

    9
    投稿日: 2025.09.28
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    行旅死亡人という言葉を初めて知った。行旅死亡人の過去を調査するドキュメンタリー。どういう結末になるか期待して読み進めたが結局不明のまま。消化不良

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    投稿日: 2025.09.23
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    行旅死亡人という言葉を初めて知りました。謎が多く最後は想像するしかなかったけど、身元が分かって良かったです。自力でここまで調べられることにびっくりしました。記者さんすごいです。ぬいぐるみが印象的でした。ぬいぐるみを自分の子どもと重ねて一緒に過ごしてきたのかな。不完全燃焼ではあるけどこれがノンフィクションなんだと新鮮な気持ちになりました。

    2
    投稿日: 2025.09.23
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    珍しくノンフィクション!なんで図書館で借りたんかなー?と思いつつ…あー!これニュースで読んで気になってた話!そして誰かわかったのね…すごっ 取材力もだけど、この亡くなった方の世の中から隠れようとした生き方がすさまじい。 人となりをここまで探っても、この方のこうなった経緯はさすがにわからんかったほど (20250810)

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    知らないことばかり! 『エレベーターのボタンを全部押さないで…』にチラッと出てくるこの本に興味があったので読んでみた。 大正解! なんて本だ!! ミステリーよりミステリー まず実話だからの読者の共感性がとても高くなるのか?また分からないことを探求していく記者の発想力や行動力にも脱帽、そしてわかった真実 またそこからの想像がもし本当ならとんでもないことに!いゃ〜読めてよかった。もっと広く知られていい本かと… 行旅死亡人こうりょしぼうにん 病気や行き倒れ、自殺などで亡くなり、身元不明の引き取り人不明の死者を表す法律用語。 行旅病人及行旅死亡人取扱法により、死亡場所を管轄する自治体が火葬。身体的特徴や発見時の、状況、所持品を官報に公告し、引取り手を待つ 沖宗名字は、全国に100名程度 ルーツのブログ発信者、沖宗生郎/おきむねいきろう氏が家系図を製作していることを知り連絡を取りだいぶことが進む。広島に多い名前とのこと。 よど号事件の沖宗陽子も話題に。大阪から広島、東京と情報を集め真実に辿り着く。 田中千津子と田中竜二、沖宗の印鑑、数枚の写真、3400万の現金… そして千津子さんはきれいな人と記憶に残る… 職場や住所を辿って広島県呉市市川尻街小用、こんな港街も初めて知った… 死者の人生を追うこと。 だからこそ、死者の人となりを記者が原稿にする際は、必ず何かしらの「エピソード」が求められる。証言者にとって死者は生前、どんな人物だったのか。もし「社交的」な人物だったとすれば、社交性を示すどんな具体的な逸話があるのか。そうしたエピソードが積み重なることで、初めてその人物の像が結ばれる。そして、それらのエピソード一つひとつが、死者が生きた固有の時間や、証言者との固有の結びつきを示しているのだ。 「コミ」とは事件・事故の関係者や目撃情報などを、限られた情報を手がかりに様々な人に聞いて回ること。マスコミで使う「聞き込み」の略、関東では「地取り」と呼ぶ警察用語 現代において、高齢者の孤独死や無縁死は珍しくない現象である。その数は年間3万人に上ると推計されており、今後増加することはあっても減少することはないだろう。なお、行旅死亡人は年間六〇〇~七〇〇人ほどが官報に掲載されている。

    1
    投稿日: 2025.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3000万の大金を部屋に残して亡くなった片方の指のがない80代女性。その女性は一体誰なのか。2人の記者が探っていくノンフィクション。 桐野夏生さんの帯が 死者の物語をいくら紡ごうとしても、真実は死者が持ち去ってしまって、もうそこにはない。 とても魅力的。 亡くなった孤独な女性がぬいぐるみを子供のように可愛がっていた写真が残っていた。 生きている間に会ってどんな人だったのか、気持ちを交わしたかったという感情が湧いてきた本。

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    身元不明のご遺体の謎に迫るノンフィクション。読みやすくてあっという間に読み終わっちゃったのに満足度高い。 わからない事があるまま終わるのがリアルで、またノンフィクションジャンル読みたいなと思ってしまう。

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    実際に起きたある出来事がもとに、記者たちが 真実に迫るノンフィクション作品です。 兵庫県尼崎市のあるアパートで、孤独死した 女性の遺体が見つかった。 その女性の部屋からは、クマのぬいぐるみと、数枚の写真と、所持金3400万が発見された。 一人暮らしの高齢女性の所持金としては、高額な 金額が残されている。 そこから疑問が生まれ、共同通信の記者である武田は、興味が深まりこの謎を追いかける。 一人の死体から、伸びていく真実。 舞台は尼崎から広島に移っていく。 記者としての矜持や、真実を追う執念が読んでいてうちに伝わっていきました。

    44
    投稿日: 2025.09.14
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    実際の話と知らずに読み始めたから途中驚いた 大阪、兵庫で過ごした時間の詳しいことはわからなかったけど、親戚まで辿り着けたのはすごい 続きが気になってサクサク読めた 年齢が違ったのは被爆者であることを隠すためなのかな分からないけど時代に翻弄されたことは確かだろうな パートナー?とはどう過ごしたのか息子は本当にいたのか等他にも気になることはあったけど 幸せな人生であったと思えていたらいいなと思った

    0
    投稿日: 2025.09.13
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    記者が書かれたノンフィクション作品。 今日もどこかで起こっているような非日常を見るような感じ。 話の展開が記者視点で新鮮でした。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    身元不明の女性の遺体が誰なのかを探るドキュメンタリー。死というものは本人からすれば、それで終わりなのかもしれない。 今後の日本でも同様のことは今後起こり得るし、自分が死んでからどのように周囲に伝わるのか想像させる内容だった。

    1
    投稿日: 2025.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    背表紙に引き込まれたのと、YouTubeで誰かが紹介してたのを思い出して購入した。 ノンフィクションは初めてで、記者の人の書く文章を本でしっかり読むのも初めてだったけれど、こんなにも面白くて引き込まれるものなの?と驚いた。 最後はやっぱり小説ほどうまく伏線回収はされないのか、、と残念だったけれど。 筆者の推測に過ぎないものは書かれていないけれど、筆者もあの謎の男は工作員だと思ってるっていう認識で大丈夫なのかな?笑 それと息子はどこに行った?

    2
    投稿日: 2025.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    えー結局そんなかんじなの? というのが正直なところ もちろん小説じゃないからいいんだけど さすが記者さんだから 事実の並べ方とか、読ませ方は すごくスムーズで 物語とは違った読み口できもちいいなあ なんて思っていたのがほとんどなのだけれど ときたま趣のある、感じの文章が出てくると ちょっとだけ余計なものを感じたりしました

    1
    投稿日: 2025.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    序盤で提示される謎は興味深いが明かされる人生は特殊なものではない。ただ一人の女性が生きて、生きていた、それが何とも言えない気持ちになる。 読みやすく面白かった。

    7
    投稿日: 2025.08.24
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    ノンフィクションではあるのだけど、、この本に漂う独特な雰囲気をどう表現して良いのか迷っていたら、高橋ユキの「つけびの村」に似てると思った。記者が限界集落のような慣れない土地にまで足を運び、謎を探っていく様子をハラハラしながら追体験できる内容。小説のような大きな展開や謎解きミステリーのような後味スッキリ感はないけど、本作の醍醐味はそこではないと思う(逆にそれを求めるとモヤモヤが残ると思った) 事件ものノンフィクションのように大きな出来事はないけど、だからこそ謎が多い。ノンフィクションの醍醐味は分かりやすい展開ではなく、むしろ人間って奥が深くて難しいなあと考えさせてくれる部分だと思っているので、そんな自分としては満足のいく内容だった。

    5
    投稿日: 2025.08.22
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    人に歴史あり 生と死 生きざま たまたま本にならなくてもさまざまな生き方がある それぞれの生老病死 1日1日を大切にしたいと思える本

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    友達からおすすめされたので読んでみた! 記者だよ!官報見てたら気になった人について調べてみるぜ!な作品。 ノンフィクションだからミステリーじゃないのに謎が多くてミステリーみたいだし、事実は小説よりも奇なりって感じ。 きちんとわからないことはわからないと明言されているのも、主役である故人の尊厳を想像で冒涜しないのもよかった。 色んな場所に足を運んで直接人から話を聞かせてもらう。熱意や誠意が伝わって教えてくれる人、親切心で他の人に繋げてくれる人。 いい意味で「人」を感じられる作品だった。 お友達だったおばあちゃんや、心配していたおばあちゃん。人は誰しも本当の1人ではないんだな〜と思った。読んでよかったすぎる!まんぞく!!!

    2
    投稿日: 2025.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田中千津子さんが幸せだったならそれで良い。 確かに存在した方で、何か事情があったのかもしれない。 身元がわかった、それだけで十分だと思う。 あとは本人だけが分かっていれば良い。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    調査して分かった結果と推測をあくまで分けて書いてあるところに、故人へのリスペクトと記者たる所以を感じた。 死に方は選べないが、生き方は選べる。どんな死に方をしたいかを考えさせられた。

    0
    投稿日: 2025.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自宅で亡くなったのに身元不明になっている女性を追うルポタージュ。 記者ふたりの地道な取材でやがて女性の地元と知人友人たちが探し出され、女性の若き日々が浮き上がってくる。 まさに、事実は小説より奇なり。 それでも謎は謎のまま。「だれ」なのかが判明しても、「なぜ」隠れるようにして、「どんな風に」生きてきたのかはわからない。 気になる、もっと知りたい、と思う一方で、 隠すことを貫いた彼女の尊厳が守られた形になったのかもしれないとも思う。 彼女のことを心配していた人々の思いを汲んで、心動かされる記者ふたりの姿も人間味があって好感。 一緒に取材の旅をしているような感覚。よかった。

    10
    投稿日: 2025.08.09
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    事実は小説より奇なり、とはこのことか、って感じの話し。すべての謎が解明されたわけではないけれど、ひょんなことから関わるようになった記者が真実を追っていく様子は引き込まれる。警察や役所や弁護士が見つけられなかった身内にたどり着けたところもすごいなと思うし。確かにいろいろ不思議に思うところは残されたけれど、真相を知りたいけど、犯罪絡みじゃないのならもういいんだろうな。

    3
    投稿日: 2025.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    沖宗という苗字が珍しかったというのが、取材が進んだ一番の要因ではないだろうか。それ以外の謎は結構残った。広島出てからの軌跡が不明過ぎる。田中竜二どこ行った。

    1
    投稿日: 2025.08.08
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    素性不明の死者のルーツを探る取材記者。 うーん。記者が数少ない手がかりを使って少しずつ行旅死亡人の素性に迫っていく展開なのだけど、どうも引き込まれる面白さがない。 小説というエンタメ世界でのよくできたストーリー展開に慣れているせいか、こちら(現実)のそれは正直地味で進展も少なく、記者の努力と展開が見合わない。まあ、そりゃそうですよね。これは小説に慣らされてるこちら側の問題。 そんなわけで、せめて早めに話を進めてほしいのに、ところどころ入る記者の内情というか自身の語りみたいなのが悪いけど邪魔で…自己陶酔もいいけどどうなったの?と思いながら読み進めました。 何よりがっかりしたのは読み始めて一番知りたいと思ったところは結局明らかにならないまま終わったこと。調べてがんばってわからないんだからそりゃあ仕方がないんだけど。

    3
    投稿日: 2025.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田中(沖宗)千津子さん、あなたは一体何者だったのでしょうか…どんな人生を歩まれていたのでしょうか。 私がこの話に出会ったのは、ネット記事。行旅死亡人(コウリョシボウニン)という慣れない言葉と共に、孤独死は去ることながら、本当に身寄りがいなくて、どこの誰かも全くわからない。何か裏の理由が潜んでいるような、不気味な感じしかしなかった。 ネット記事の書き方だと、北朝鮮のスパイを漂わせる感じで、きっと千津子さんはそういう人なんだろうという私の見立てだったが、どうやら本書を読む限りそうでもないらしい。 それにしても不気味な点は多すぎて、なんだかホラーな感じもした。 住民票もない、戸籍をたどったら存在するはず。でも実体不明な人って千津子さんだけじゃなく、日本各地にいるんだろうな。 そんな人にも、一人一人人生はある。 一人の人間の生き方、人生を深く考えさせられた話だった。 そして、どんなに孤独でも、どこかで人は繋がってるんだと思った。

    0
    投稿日: 2025.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    …………………………え? 結局、何? という感想でした。 ルポルタージュっていうのか。 記者がいろいろ調べるやつです。 もちろんノンフィクション。 /⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\アワ~~~ン!! 尼崎市のアパートで亡くなった推定75歳の女性。 人目を忍ぶように粗末なアパートで40年を過ごした彼女は何者だったのか。 身元を示すものは少なく、保険証も住民票もなく、工場の事故で右手指を全て欠損しているにもかかわらず見舞金のたぐいも断り、歯医者は10割負担で済まし、アパートの契約をしたのは田中竜次なる謎の男で、部屋の金庫には3400万円の現金が残されていた。 不思議ですな~。 これに目を付けた記者が謎を追います。 手掛かりはタナカチズコという名前と「沖宗」という珍しい印鑑。 広島に100人程度しかいないこの名前を総当たり的に探していき、ついにタナカチズコさんの姉妹を見つけて身元を明らかにします。 さあこれで全ての謎が解き明かされるぞ!! と、思いきや現実はそう簡単にはいきません。 ここで手詰まりになります。 結局わかったのは沖宗(田中)千津子さんの身元だけ。 なぜ、あのような生き方をしていたのか。田中竜次なる男は何者なのか。 全てはわかりませんでしたで終わりです。 /⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\ソレハナイヤロー だってさ。身元が分かったのは素晴らしいけど、そこはまだ謎のスタート地点じゃん。 長い助走が終わってさあ離陸かと思いきや後はわかりませんって……。 いくらなんでも尻すぼみすぎんかぁ~!? 分かってないことの方が圧倒的に多いだろ。 /⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\ヨクコンナンデショセキカシタモンダヨ まあ、おそらく担当の弁護士さんの予想通りじゃないかな~、とは思った。 北朝鮮スパイ絡み! おそらくはその田中竜次なる男が北朝鮮のスパイで千津子さんはその内縁の妻状態だったのだろう。 星型のマークが付いたロケットの中に二桁の謎の数字(何かの識別番号か)とビニール袋に大事そうに入れられていた1000ウォン札。 部屋の中にはあるはずの部屋のカギはなく、奇妙な警報アラーム装置が設置されていたことなどを考えるとそうとしか思えなくなってくる。 おそらくおそらく千津子さんは田中竜次が迎えに来てくれるのをずっと待っていたのだろう。40年間。 北朝鮮に一緒に行く日を夢見ていたのでできるだけ痕跡を残さないように生きていたのだろう。男が来たらすぐに出れるように。 接点がそのアパートだけだったので引っ越したくてもできなかったのだろう。 金庫に残されていたのは男の残した活動資金かもしれない。新札か旧札かは書かれてなかったがおそらく旧札ではなかったのか。 哀れだ。 でも存外それも幸せな人生だったのかもしれない。 なにが人の幸せかなんてわかりはしない。 北朝鮮にでも行ってたらどんなことになったのかも知れない。 ★1にしたのはあまりにも尻すぼみすぎるし、そんなんで本にするなとも思ったし、なにより著者である記者が存在感出し過ぎて前に出過ぎなのが鼻に付いた。 ルポルタージュってものはそういうものかもしれないが、全然記者自身には興味も関心も持てなかったんだよな~。 /⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\/⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\/⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\/⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\/⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\/⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\/⁠ᐠ⁠。⁠ꞈ⁠。⁠ᐟ⁠\ アワンカッタトシカイイヨウガナイ

    36
    投稿日: 2025.08.01
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    記事としてモノになるかも分からないのに、これだけ亡くなった方を追いかける記者魂がすごい。警察や探偵でも分からなかったものを追っていくのはかなりの労力を費やしたと思われる。 一方で、限界があるとわかりつつも、本にしたからにはもう少しこの女性の謎を解いてほしかった。なぜ年齢詐称していたのか、なぜこんなにも人との関わりを絶っていたのか、、、未だに謎が多すぎてモヤモヤする。

    8
    投稿日: 2025.07.18
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    事実は小説よりも奇なり。 名もなき市井の実在の人物を浮き彫りにしていくドキュメンタリー。 明かされる事実とは別に、眠ったままの謎たち。 ミステリーだとオチをつけて解決だけど、解かれず終わるのもまた現実。

    4
    投稿日: 2025.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前47NEWSで読んだのですが、加筆して書籍化されてたので改めて。 著者が記者ということもあり文脈は事実を辿りながら淡々と進んでいくのですが、それが一気読みさせる一因なのかも。 なぜ行旅死亡人の彼女は大金を遺したのか?子どもの写真を大切に保管していたのか?どうして勤務中の不慮の事故ゆえの労災を拒否したのかはわからないままなのですが、ラストの著者あとがきで、そんな燻る気持ちはどうでも良くなったのでした。 手に取った書籍は16刷(驚) 読み応えのあるルポタージュでした。

    0
    投稿日: 2025.07.13
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     正に『事実は小説よりも奇なり』 全ての指が欠損した状態で見つかった高齢女性、3000万円以上の所持金、身元不明、住民票や戸籍も不明、賃貸契約も不明、自宅には手紙や買い物の形跡がほとんどない、星印のペンダントと数字のメモなど、こんなに謎だらけの実話ってあるのだろうか。それを、印鑑や写真など、数少ない手がかりから、記者が凡その身元を突きとめる過程が、実に面白かった。この若き記者さんたち、本当にすごいと思う。

    13
    投稿日: 2025.07.12
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    老婦人の行旅死亡人の事を知った記者が、警察や探偵も探せなかった、身元について調査し、本人の情報を明らかにしていくルポルタージュ。 身元不明で情報も少ないが、残された大金や装飾品からミステリー的な謎があり、興味をかきたてられる。 後半少しダレルが、このコンテンツで、ここまで読者を引っ張る文章を作るとは、と著者の力量を感じさせられる。記者の調査とは取材とはどの様に行われるのかを知れることも興味深かった。 行旅死亡人:旅行中に死亡し、身元が不明な人や、遺体の引き取り手がない人を指す。

    8
    投稿日: 2025.07.12
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    ミステリーを読んでいるような気分になった。 残された写真、ぬいぐるみ、ペンダントの文字、どんな思いでそれまでの生活を捨て、亡くなるまでその部屋で過ごしてきたのか… 一人の女性の生涯を考えさせられた。 これを読んだあと行旅死亡人データベースをみてみた。若い人も結構いて何故という思いとともにどんな経緯でこのような事になったのかと思うと胸が痛んだ。 もっと他人の事をしっかり考えたい気持ちになった。

    0
    投稿日: 2025.07.11
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    話題の本を読む。真相への探求の点では消化不良があり、期待を上回るということはなかった。ただ、ひとりひとりの人生には物語があるのだという途方もなさを実感させてくれる一点で十分に価値がある。 著者らは作家ではないためか、本としての文章としては若干読みづらさを感じた。ほかに、本筋とは関係ないが、新聞記者のリアルな仕事振りを知ることができ、興味深く読んだ。

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    兵庫県尼崎市のアパートで孤独死した高齢女性が発見されるのだが、身元不明で引き取り手がいないので"行旅死亡人"として扱われる。 こういう孤独死した遺体を行旅死亡人というのを初めて知ったと共に今後の日本を考えたら、他人事とは思えない題材だった。 記者の武田さんと同僚の伊藤さんの執念のたまもの。 警察や探偵も調べられなかったことをわずかな手がかりを元に捜索する過程で、単なる他人の遺体がまるで親戚の生涯を知っていくような感覚になった。 断片的な情報が一つ一つ繋がっていく、ミステリー的要素よりも、社会的な孤立について課題を投げかけるような内容だ。 どんな人にも間違いなく過去があり、生きた証は他人の記憶によって現れるのだと感じた。

    0
    投稿日: 2025.06.27
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    行旅死亡人という言葉を初めて知った。官報に掲載された孤独死した女性を記者が独自の取材で突き止めようと奮闘する物語。 記者による興味から始まり、一人の女性の人生をたどるべく根気よく取材を続ける記者の仕事にも感銘を受ける。私たちが受け取る情報はこんなにも丁寧に調べ尽くされて提供されるものなのか、と別の視点でも受け取ることができた。

    10
    投稿日: 2025.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    YouTube 本ツイ!で、伊藤亜和さんが興味を持っていらっしゃり、あらすじに惹かれてすぐに読んだ。 行旅死亡人データベースで見つけた、ある孤独死した女性の存在・生き様を確かめるために、遺品から謎を紐解いていく記者2人の奮闘の記録で、ノンフィクション。 法律上、行旅死亡人とされる田中千津子さんという女性は、何者だったのか? なぜこんな暮らしを送っていたのか…? とにかく謎しかない、千津子さんの生きた痕跡を頼りに、彼女の人生を辿る。 部屋に残された現金3400万、星マークのネックレスに謎の数字、ウォン紙幣とドル、謎の男性と千津子さんが写るわかりし頃の写真… 他にも残っていたのものは、明らかに世間と関わらないように意識してしていた形跡ばかり。 刑事や探偵でさえ最後まで突き詰められなかった真相に挑戦する2人の記者は、彼女の部屋に残される数少ない証拠から辿り、最終的に彼女のルーツに辿り着く。すごい…!! (とはいっても、何故彼女があのような暮らしをしていたのか、理由は結局分からず仕舞い) 故郷の知り合いや、甥っ子さん、妹さん、かつての勤務先の人も見つかるけれど、結局、彼女の晩年や暮らし方の真相を知る者は誰ひとりいなかった。 千津子さん、一体何があったんだろう。 行旅死亡人自体は珍しくないけれど、彼女の場合は謎めきのレベルが高く、相続財産管理人の弁護士も、長年のキャリアでも見ないタイプの事件だと。 確かに、戸籍、住民票を持たず、労災も受け取り拒否し、部屋に取り付けた謎のサイレン、追加で玄関に取り付けられてちいたチェーンキー、名札をつけた熊のぬいぐるみ、ベビーベッド、金庫の大金、使われてない電話…そして、アパートの賃貸借契約書に記載があった会社に実在しなかった謎の契約者… 確実なのは、どうしてもそうしないと生きていけない理由があったということで、それはもう誰も知る由がない。 にしてもこの2人の記者のやる気と逞しさがすごい。 単なる業務としての調査ではなくて、個人の熱意と関心があって進める調査だからこその推進力だろうし、記者という職業柄、鍛えあげられた諦めない心と粘り強さ、聞き込み力があってこそだったのだろうな、と感じる。 刑事や探偵ではないし、彼らがしてここまでやる理由というのは様々だと思うけれど、記者の目線だからこそ追求できることってあるし、解決して終わり!ではなくて、それを世に伝えるという役割があるのかなと思そうので、そんなことも考えながら読んだ。 熱く取材に立ち向かう感じが、小説にありそうだなって思った。 でも、文章が少し独特で読みやすくはなかった。 記者さんのクセ?みたいなものなのかな? 題材にして、映画や小説にもできそう。

    5
    投稿日: 2025.06.21
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    不気味なタイトルだけど実話。自宅の玄関で死亡していた女性は住民票なし、3,400万円の遺産有り。記者は相続人を探すために取材を重ねるが何もわからなかった。

    0
    投稿日: 2025.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星型のペンダントも謎のまま。 身元を証明する書類がなかったのも謎のまま。 田中竜次さんも謎のまま。 もし本人が生きていたら「ああ、それはね…」 と答えてくれるだろうか。いや、答えてくれないだろうな。 謎は謎のまま永遠に残されたが、 確かに沖宗千津子さんという人が存在し、 子供の頃を地元で過ごし、 働いていたという事実が 確認されただけで十分だろう。 人は、人のことを一つ残らず知ることなんてできないんだから。 1990年生まれの記者2人による著書。 記者として立派な仕事をされたと思う。 あとがきの最後の言葉。 「沖宗千津子さん。 あなたに一目、会ってみたかった。」 この一行に尽きるだろう。

    0
    投稿日: 2025.06.17
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    ノンフィクションと知って手に取りました。 最初は、読み進める度に変な想像が膨らみ、更に写真を見るとホラーとはまた違う怖さが襲ってきました。徐々に内容が具体化され思ってたより現実的な内容で疑問も解決されすっきり読み終わることができました。

    8
    投稿日: 2025.06.15
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    Yahooニュースでこの事件が取り上げられており、謎めいた事件に興味を惹かれ本書を購入。 でも期待はずれというか、ニュースが全てだった。小説風に仕立てているけれど、筆者(記者)のナルシズムが透けて見えて、読み進めるのがキツかった。 行旅死亡人と呼ばれるが1人の人間、しっかりと人生がある。それが本書を通してわかることだと思うが、記者の自己実現というか自己顕示欲に行旅死亡人が利用されているように感じてしまった。だって、この事件を題材に記事を書けばそれで良いものを小説風に仕立て上げ、利益を得て、名前を売ったのだから。

    2
    投稿日: 2025.06.15
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    うーん実際の出来事でとても興味深い事実なんだけど、それを徹底した客観的なドキュメントとして読みたかった。作家気取りの新聞記者の文章がこの世でいちばんしょーもない駄文だということを全新聞社は採用時研修とかで入社者へ理解させてほしい。この本ではとくに女性の方の文章が酷かった。感想はまだしも、叙情記述はマジで不要なんだよ。。。

    2
    投稿日: 2025.06.15
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    わずがな手がかりをたどる小説ならではのハラハラ展開が、まさかノンフィクションで読めるとは思わなかった!

    0
    投稿日: 2025.06.14
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    「事実は小説より奇なり」と聞きますが、この本を読んでまさにこの諺が当てはまると思いました。ミステリーの真髄を読んだ気がしました。たぶんこれは一生印象に残ると思います。

    1
    投稿日: 2025.06.13
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    行旅死亡人の氏名、素性を明らかにすることはなぜ素性を隠して暮らさなければならなかったのかを明らかにする中間ポイントだと思っていたが前段を明らかにした後尻すぼみになって終わってしまった。 取材を続けるうちに本人に情が湧いてきて内縁の夫とかの周辺調査はあっさり終わらせることにした感じがある。 住民票が職権消除されているということは少なくともその住所に転入してきて確実にある時期までは住んでいたのに、何かの折に役所が居住実態が無いことを確認し、その後また住み始めたが何かの理由で住民票を復活させなかったということになるはずだから、消除の時期に彼女に何があったのかを探ればもう少しその辺りを明らかにできるような気がする。

    1
    投稿日: 2025.06.08
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    とても興味深い内容で、ノンフィクションの中にミステリーを彷彿させ、結末まで気になりイッキ読みした。記者さんが書いているので文章も読みやすかったが、ここの描写いる?という所がたまに出てきて、作者の自己を出さずに淡々と調べて出てきたことを書いてくれたら、もう少しのめり込めたのかなぁと感じた。全体的には面白かった。

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    面白すぎて半日で読み終えてしまった。 事実は小説より奇なり。写真が出てきた時はゾッとした。あ、フィクションじゃないんだと突きつけられる感覚。全部はっきりしないあたりもまた現実。 ルポタージュ初めて読んだけどハマりそうです。

    0
    投稿日: 2025.06.04
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    導入はワクワクしたけど尻すぼみ感は否めない。特に後半は大した成果はないけどこんなに頑張ったんだよ的な自己満足のどうでもいい情報が続き読むのがしんどくなった。 真相はわからないのはノンフィクションだから仕方ないけど、社会保険を放棄していたり、人目を避けるように古くて狭いアパートに住んでいたり、諸々の謎について著者なりに一本筋を通した仮説を提示してほしかった。

    1
    投稿日: 2025.05.30
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    ノンフィクションだから最後モヤるので、色んな人の考察が聞きたいし、、なんなら小説化か映画化して1つのオチをつけたストーリーで見てみたいとも思ってしまった。こういう形式の本は初めて読んだが、話題の書というだけあり面白かった。

    1
    投稿日: 2025.05.29
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    「人はいつかではなく、私はいつか必ず死ぬ。」「死ぬ時、隣にいてくれる人はいるか、どれほど自分のことを思い出してくれるだろう。」 あとがきに書かれたこの言葉が、読み終わった今深く刺さっている。 単純に身元を探す旅かと思い読み始めたが、人が生きた足跡がどう残るのかを知ることができた一冊だった。 ノンフィクションだということをつい忘れてしまうくらい、謎に満ち溢れて探求していく過程にすごく吸い込まれた。 現代は社会との繋がりが薄いと言われてはいるが、それでもやはり痕跡を完全に消すことはできない。私自身が深く記憶してなくても、関わったことのある誰かは覚えてくれる。 誰も何も知らないのっぺらぼうな人間はいないし出来ないということを感じることが出来、なんだか安心できた

    0
    投稿日: 2025.05.29
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    イヤッイヤ イヤ!!!めっちゃ面白かった!! まさしく一気読みでした 記者魂が凄くてこんなに行動するなんて 探偵より仕事してるよ 私には絶対に向かないなと思いました 北朝鮮の工作員か?はたまたグリコ森永事件に関係ある人物か?というワードでどんどん引き込まれるのよ

    5
    投稿日: 2025.05.27
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    読みやすくて1日で読了。小説のように疑問が解決して終わりではないところに生々しさを感じた。この事件、調査は2人の記者人生に影響を与えただろう。私も丁寧な仕事をする姿勢に初心を思い出した。

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    2020年4月、 尼崎市のアパートに独居する高齢女性が亡くなった。 だが、その部屋には 当人の身元を確認できる証明書などがなく、 賃貸契約の書類も古く杜撰な面があって、 そこで死んだのが本当に部屋を借りていた当人なのか?  と疑問符が付くことに。 室内には小型の金庫があり、 中には3400万円もの現金が入っていた…… という官報の一次情報に接した共同通信の記者が 同僚とタッグを組んで 故人について調べていった記録を整理した本。 不謹慎な言い方になってしまうが 非常にスリリングで興味深い読み物だった。 彼女がどこの誰だったのかが明らかになり、 落ち着くべきところへ落ち着いてめでたしめでたし…… ではあるものの、いくつかの謎は残されたままで、 そのことに思いを致すと何となく背筋が寒くなる、 というおまけ付き。 個人的に一番不気味だったのは 遺品の一つであるロケットペンダントの中身が 写真ではなく手書きのメモで、 しかもそれが数字の羅列だったこと――。 ともあれ、故人のご冥福をお祈り申し上げます。 ※後でブログにもう少し何か書くかもしれません。  https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/

    0
    投稿日: 2025.05.16
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    結局はっきりしてないことも多くて、フィクションじゃないんだなと思った 忘れられたときが2度目の死ってリメンバー・ミーであったけど、誰も自分を覚えてないのはそんなにさみしいことなのか分からなくなった

    1
    投稿日: 2025.05.15
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    個人的に面白く一気読みしてしまった。 自分も行旅死亡人になる可能性があるので、他人事ではないなと思う。 読んでいて、もしそうなっても誰かに見つけてもらいたい、誰かに覚えていてもらいたいと切に願っている自分に気付かされました。

    9
    投稿日: 2025.05.11